JP4250427B2 - 印刷制御装置、印刷制御方法、及び印刷制御プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムに関し、特に、タブ用紙のタブ部にインデックス情報を印刷できる印刷装置でインデックス情報を印刷させる際に、インデックス情報をタブ部の所定位置に正確に印刷させるよう制御する印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タブ用紙のタブ部にインデックス情報を印刷する機能(タブ用紙印刷機能)を有する印刷装置が知られているが、このような印刷装置は、印刷装置の製造メーカが指定した用紙メーカの特定タブ用紙に対してのみ、インデックス情報の正確な印刷が保証されている。
【0003】
このような印刷装置の印字制御は印刷装置に設けられた、印刷装置の制御を行う印刷制御装置や、あるいは、印刷装置で印刷する印刷データを生成し、印刷装置と通信可能に接続されたコンピュータとしての印刷制御装置(情報処理装置)によって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザは、印刷装置で印刷可能なタブ用紙ではない、汎用のタブ用紙を無作為に購入する場合がある。ユーザが購入したタブ用紙が印刷装置製造メーカの保証するタブ用紙ではなかった場合、タブ部の形状やサイズがメーカ指定のものと異なると、インデックス情報を印字した場合に印字ズレが発生してしまう可能性が大きい。そのため、普通紙と比較して高価なタブ用紙をインデックス情報の印字ズレで無駄にしてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、タブ用紙のタブ部にインデックス情報を印字する際に、複数種のタブ用紙のタブ部に正確にインデックス情報を印字できるように印刷装置を制御する印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の印刷制御装置は、以下の構成を有する。すなわち、複数のタブ用紙のタブ部への印字が可能な印刷装置を制御する印刷制御装置であって、前記タブ部の位置情報を設定する第1の設定手段と、前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置を設定する第2の設定手段と、前記第1の設定手段で設定された前記タブ部の位置情報と、前記第2の設定手段で設定された前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置とに基づいて、前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のガイド線と前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のインデックスの情報とを含む1ページ分のテスト印刷データを生成するテスト印刷データ生成手段と、前記テスト印刷データ生成手段によって生成された前記テスト印刷データに基づいて、1枚の用紙からなる試し刷りシートを印刷するテスト印刷手段と、を有し、前記試し刷りシートは、前記タブ用紙と比較することによって、印字ズレ量を得るために使用されることを特徴とする。
【0007】
ここで、例えば、前記テスト印刷データ生成手段は、前記第1の設定手段で設定される前記タブ部の位置情報に基づいて、前記タブ部の印字領域を示すガイド線を印字するための印刷データを生成することがことが好ましい。また、前記テスト印刷データ生成手段が生成するガイド線は、前記全てのタブ部の領域を含むように印刷されて、前記インデックス印字データの印字位置の調整量を計測するための詳細調整用測定目盛りを含むことが好ましい。また、前記テスト印刷データ生成手段で生成されたテスト印刷データを前記テスト印刷手段で印字後、前記第1の設定手段で前記タブ部の位置情報の再設定および前記第2の設定手段で前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置の再設定の少なくともいずれかが可能であるすることが好ましい。
【0009】
ここで、例えば、前記第2の設定手段では、前記インデックス印字データの印字位置をタブ用紙の長手方向および短手方向に調整可能であることが好ましい。
ここで、例えば、前記第2の設定手段は、前記インデックス印字データの印字位置を所望のタブ部毎に調整可能であることが好ましい。
【0010】
ここで、例えば、前記第2の設定手段は、前記タブ部の両面への印字が指定されている場合に前記タブ部の一方の面へのインデックス印字データの印字位置設定に基づいて、もう一方の面に印字するインデックス印字データの印字位置を設定することが好ましい。
【0011】
ここで、例えば、前記第1の設定手段で設定される前記タブ部の位置情報は少なくともタブ用紙枚数と見開き方向とを含むことが好ましい。
【0012】
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の印刷制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、複数のタブ用紙のタブ部への印字が可能な印刷装置の印刷制御方法であって、前記タブ部の位置情報を設定する第1の設定工程と、前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置を設定する第2の設定工程と、前記第1の設定工程で設定された前記タブ部の位置情報と、前記第2の設定工程で設定された前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置とに基づいて、前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のガイド線と前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のインデックスの情報とを含む1ページ分のテスト印刷データを生成するテスト印刷データ生成工程と、前記テスト印刷データ生成工程で生成された前記テスト印刷データに基づいて、1枚の用紙からなる試し刷りシートを印刷するテスト印刷工程と、を有し、前記試し刷りシートは、前記タブ用紙と比較することによって、印字ズレ量を得るために使用されることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の印刷制御プログラムは、以下の構成を有する。すなわち、複数のタブ用紙のタブ部への印字が可能な印刷装置の印刷制御方法をコンピュータに実行させるための印刷制御プログラムであって、前記タブ部の位置情報を設定する第1の設定工程と、前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置を設定する第2の設定工程と、前記第1の設定工程で設定された前記タブ部の位置情報と、前記第2の設定工程で設定された前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置とに基づいて、前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のガイド線と前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のインデックスの情報とを含む1ページ分のテスト印刷データを生成するテスト印刷データ生成工程と、前記テスト印刷データ生成工程で生成された前記テスト印刷データに基づいて、前記タブ用紙と比較することによって印字ズレ量を得るために使用される、1枚の用紙からなる試し刷りシートを印刷するテスト印刷工程と、をコンピュータに実行させる。
【0014】
上記の印刷制御プログラムを記憶したコンピュータで読取り可能な記憶媒体を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
以下、本発明の実施の形態を印刷制御装置と印刷装置で構成される印刷システムについて図面を参照して説明する。なお以下の説明では、印刷制御装置として印刷制御を行うために情報処理装置(ホストコンピュータ)、また、印刷装置としてレーザビームプリンタを一例として説明するが、本発明を記載例に限定する趣旨ではない。
【0022】
また、本発明の機能が実現されるのであれば、ホストコンピュータとプリンタとからなる印刷システムに限定するものでない。たとえば、印刷装置のコントローラで本発明を実現する制御を行うように構成してもよい。またLAN、WAN等のネットワークを介して接続され処理が行われるシステムであってもよい。
【0023】
またタブ用紙とは、インデックス情報を記入するタブ部を有する用紙(例えば、図3A参照)のことであり、タブ用紙は、複数頁の書類の間に挿入して、書類の記載内容の分類・仕分けを直感的に認識することを可能にするものである。またタブ用紙は通常、タブ部の位置が異なるタブ用紙を複数枚重ねて1セット(タブ用紙セット)として構成されている。
【0024】
[第1の実施形態の概要]
以下に示す第1の実施形態の説明では、上記印刷システムを用いて、正確にインデックス情報をタブ用紙に印字する方法について説明する。
【0025】
すなわち、第1の実施形態では、インデックス情報を印字するための印字領域の情報を設定し、この印字領域の情報に基づいて各タブ用紙のタブ部にインデックス情報を印刷する前に、予め1枚の試し刷りシート(普通紙などの不透明用紙)に各タブ用紙に印字する全てのインデックス情報とインデックス領域の印字領域を示す境界線を印字するためのテスト印刷データを生成し、テスト印刷を実行する。
【0026】
そして、この試し刷りシート(普通紙などの不透明用紙)をタブ用紙に重ねることにより、実際のタブ用紙セットに印刷する際に発生する印字ズレ量を目測し、その目測値を用いてインデックス情報の印字領域を調整(再設定)する。
【0027】
最後に、再設定されたインデックス印字データの情報に基づいて印刷データを作成し、タブ用紙のタブ部にインデックス情報を印刷する。このようにして、正確にインデックス情報をタブ用紙に印字することができるので、普通紙と比較して高価なタブ用紙を印字ズレで無駄にすることがなくなる。
【0028】
[印刷システムの構成:図1]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図であり、ホストコンピュータ3000にレーザビームプリンタ1500が接続された構成となっている。
【0029】
図1において、ホストコンピュータ3000は、フォント用ROM3a、プログラム用ROM3b及びフォントデータ用ROM3cからなるROM3を有する。ホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROM3bあるいはハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等の外部メモリ(HD、FD)11に記憶された文書処理プログラムに基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0030】
また、このROM3のプログラム用ROM3bあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下、「OS」と記す)等が記憶され、ROM3のフォント用ROM3aあるいは外部メモリ11には、上記文書処理の際に使用されるフォントデータが記憶され、ROM3のデータ用ROM3cあるいは外部メモリ11には、上記文書処理等の際に使用される各種データ、例えば各種ページ記述言語のプログラムやフォントのラスタライズ用データ等が記憶されている。
【0031】
2はオプションRAM等により拡張可能なRAMであり、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。
【0032】
6はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ(CRT)10の表示制御を行う。7はディスクコントローラ(DKC)であり、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下、「プリンタドライバ」という)等を記憶する外部メモリ11とのアクセスを制御する。8はプリンタコントローラ(PRTC)であり、所定の双方向インターフェイス21を介してプリンタ1500に接続され、プリンタ1500との間の通信制御処理を実行する。
【0033】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAM領域へのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYG(What You See Is What You Get)、すなわち、コンピュータのソフトウエアで作成した文書や図形などがディスプレイに表示された通りにプリンタで印刷できることを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等により指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0034】
ユーザは、印刷を実行させる際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
【0035】
プリンタ1500はプリンタCPU12によって制御される。プリンタCPU12は、フォント用ROM13a、プログラム用ROM13b及びデータ用ROM13cからなるROM13を有し、プログラムROM13bに記憶された制御プログラム等あるいはハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスクやICカード等の外部メモリ(HD、FD)14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インターフェイス(I/F)16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に対して出力情報としての画像信号を出力する。
【0036】
なお、プログラム用ROM13bには、プリンタCPU12が実行可能な制御プログラム等が記憶され、フォント用ROM13aには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ(アウトラインフォントデータを含む)等が記憶され、データ用ROM13cにはプリンタ1500がハードディスク等の外部メモリがないプリンタである場合にはホストコンピュータ3000上で利用される情報等が記憶される。
【0037】
操作部1501は、操作パネルであり、操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配置されている(不図示)。プリンタCPU12は入力部18を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知することができる。
【0038】
19はRAMであり、主としてプリンタCPU12の主メモリやワークエリアとして機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによってメモリ量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。外部メモリ14は、ディスクコントローラ(DKC)20によってアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続されるものであって、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
【0039】
また、上述した外部メモリは、1個に限られるものではなく、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示しないNVRAMを有し、操作部1501からのプリンタモード設定情報をユーザ別、グループ別等のように記憶するようにしてもよい。
【0040】
[印刷システムの機能ブロック:図2]
図2は、本印刷システムの主要な機能ブロックを示す図である。
【0041】
ホストコンピュータ3000におけるアプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203及びシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされ実行されるプログラムモジュールである。
【0042】
アプリケーション201及びプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROMあるいは不図示のネットワークを経由して外部メモリ11のHDに追加することが可能になっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201は、RAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行わせる際には、同様にRAM2にロードされて実行されるグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。グラフィックエンジン202は、印刷装置毎に用意されたプリンタドライバ203を、同様に外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力を、プリンタドライバ203を用いてプリンタ制御コマンドに変換する。変換されたプリンタ制御コマンドはOSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインターフェイス21経由でプリンタ1500に出力される仕組みとなっている。
【0043】
[タブ用紙およびタブ用紙セット:図3A〜3C]
図3A〜3Cは、タブ用紙セット300の一例を示す図である。
【0044】
タブ用紙とは、例えば、図3Aに示すようなタブ部301a〜eを有する用紙300a〜eであり、タブ用紙セット300とは、タブ部301a〜eの位置が異なるタブ用紙300a〜eを複数枚重ねて1セット(例えば、5枚)としたものである。また、タブ用紙は、複数頁の書類(ドキュメント)の間にインデックス情報を記入したタブ用紙300a〜eをそれぞれ挿入することによって、書類の記載内容の分類を直感的に認識することを可能にするものである。
【0045】
各タブ部301a〜eの内部には、それぞれ図3Cに一例を示すような各タブ用紙のインデックス情報を記入(印字)するインデックス領域303a〜eがあり、タブ用紙セット300では、各タブ用紙のタブ部301a〜eが重ならないように配置されている。
【0046】
なおインデックス領域303a〜eを除いた各タブ用紙300a〜eのサイズは同じであり、例えば、レターやA4用紙といった標準的なサイズである。
図3Bは、5枚構成のタブ用紙セットの1枚目と2枚目のタブ用紙300a、300bの形状を示している。市販されているタブ用紙セットの枚数は5枚とは限らないが、以下の説明では、5枚構成のタブ用紙セット300を一例に説明する。
【0047】
なお、図3Aは、左開き文書に挿入するタブ用紙としてあらかじめ並べられたタブ用紙セット300の場合を例示している。市販されているタブ用紙セットは左開き用のみとは限らないが、以下の説明では、左開き用で5枚構成のタブ用紙セット300を一例として、説明する。
【0048】
図3Cは、図3Bの部分拡大図であり、1枚目のインデックス領域303aに「No.01」というインデックス情報が印字された場合を示している。尚、図3Cではインデックス情報「No.01」が横書きの場合を一例として示しているが、印字の方向は縦書きの場合も可能である。
【0049】
[インデックス情報の印刷:図4]
図4は、本実施形態の印刷システムを用いた場合のタブ用紙タブ用紙セット300のタブ部301a〜eにインデックス情報を印刷する前およびインデックス情報を印刷した後の一例を示しており、インデックス領域に何も印字していない状態のタブ用紙セットが重ねられた場合(インデックス情報印刷前)と、各タブ用紙300a〜eにそれぞれインデックス領域を印刷した後に全枚を重ねてタブ用紙セット300とした場合(インデックス情報印刷後)を示している。
【0050】
[従来システムによるインデックス情報の印字:図5A、B]
まず、上記説明した本実施形態における印刷システムを用いたインデックス情報の印字位置の調整方法を説明する前に、従来の印刷システムにおける問題点について、より詳細に説明する。
【0051】
図5A、Bは、比較例として、従来のインデックス領域に対するインデックス情報印字位置の調整機能を持たない印刷システムを用いた場合におけるインデックス領域を印刷した後の一例を示したものである。
【0052】
図5Aは、インデックス情報の印字位置が各枚のインデックス領域からずれて印字された一例を示しており、図5Bは、1枚目のタブ用紙に印刷されたインデックス情報のズレを部分拡大した図である。
【0053】
図5Bの実線はタブ用紙301aの輪郭を示し、破線で囲まれた領域はインデックス情報の印字が可能なインデックス印字領域303aを示している。図5Bは1枚目のインデックス情報である「Section 1」の印字がタブ用紙に対して右側にずれた場合を例示している。
【0054】
図5Bの場合には、インデックス情報の印字位置が各枚のインデックス領域からずれて印字されて印字欠けが発生するため、インデックス情報の全容が読み取れない印字結果となり、実質的にはタブ用紙としては意味をなさない。
【0055】
このように、インデックス情報印字位置の調整機能及びテスト印字機能を持たない従来のタブ用紙印刷システムを用いて、各種のタブ用紙にインデックス情報を印字する場合、インデックス情報の印字ズレが発生し普通紙と比べて高価なタブ用紙が無駄となるおそれがあった。
【0056】
[インデックス情報の印字位置の設定]
次に、本実施形態における印刷システムについて説明する。以下の説明では、上記説明した印刷システムを用いて、印字ズレが発生しないようにタブ用紙のタブ部(インデックス領域)にインデックス情報を印字する場合の設定について説明する。
【0057】
[タブ部の位置情報設定:図6]
図6は、本実施形態におけるタブ用紙セット300の各タブ部にインデックス情報を印字する基本位置の設定を行うユーザインターフェイスであるタブ部基本設定画面600である。図6のタブ部基本設定画面600では、本システムのユーザによって、下記の指定が行われる。
【0058】
すなわち、タブ用紙セットを構成するタブ用紙枚数の指定(「タブ用紙枚数」601)、タブ用紙を挿入するドキュメントの見開き方向(左開き、右開き)の指定(「見開き方向」602ドロップダウンリストコントロール)、インデックス領域の横幅の指定(「幅」603)、インデックス領域の高さの指定(「高さ」605)、各インデックス領域間の間隔の指定(「間隔」606)、1枚目のタブ用紙の上端からインデックス領域上端までのオフセット値の指定(「上マージン」604)、および最終枚のタブ用紙の下端からインデックス領域下端までのオフセット値の指定(「下マージン」607)である。
【0059】
[インデックス情報の印字位置の設定:図7]
以上説明したタブ部基本設定画面600における入力が終了すると、本システムのユーザによって、「印字位置調整」609が選択され、図7の印字位置詳細調整画面700に遷移する。
【0060】
図7では、ユーザは、図6のタブ部基本設定画面600で基本設定されたインデックス情報の印字の位置を、後述する試し刷りシートへの試し刷り結果に基づいて得られるズレ量ΔLに基づいて調整する。なお、図7の印字位置詳細調整画面700において、本システムのユーザが「タブ部基本設定」608を選択すると図6のタブ部基本設定画面600に戻ることができる。
【0061】
図7の印字位置詳細調整画面700では、本システムのユーザによって、インデックス情報印字位置の横方向(タブ用紙における短手方向)のシフト量の指定(「横方向詳細調整」701)、およびインデックス情報印字位置の縦方向(タブ用紙における長手方向)のシフト量の指定(「縦方向詳細調整」702)が行われる。
【0062】
図7に示した例では、横方向詳細調整701で正の値(例+0.1)を指定した場合にインデックス情報の印字位置が水平方向右にシフトされ、横方向詳細調整701で負の値を指定した場合にインデックス情報の印字位置が水平方向左にシフトされる。
【0063】
同様に、図7に示した例では、縦方向詳細調整702で正の値を指定した場合にインデックス情報の印字位置が垂直方向下方にシフトされ、縦方向詳細調整で負の値(例−0.1)を指定した場合にインデックス情報の印字位置が垂直方向上方にシフトされる。
【0064】
なお、図6および図7のユーザインターフェイスの下端に配置された「試し刷り」ボタン610、「OK」ボタン611、および「キャンセル」ボタン612がそれぞれ押下されると、試し刷り印刷の実行、タブ用紙印刷の実行、およびタブ印刷の中止がそれぞれ実行されるように制御されている。なお、「試し刷り」ボタン610、「OK」ボタン611、および「キャンセル」ボタン612の詳細は後述する。
【0065】
[インデックス情報印字位置の調整処理:図8]
図8は、本実施の形態におけるインデックス情報印字位置の調整処理のフローチャートを示す。
【0066】
なお、詳細な説明は省略するが、本処理フローの前段では、各タブ用紙に印字するインデックス印字データとしての各インデックス情報の内容(例えば、図4の「Section1」〜「Section5」など)、およびインデックス情報の文字列の方向(縦書き、横書き、横書き180°回転等)ならびに改行位置、印字する色の設定、インデックス情報を印字する印字領域の大きさに合わせた文字サイズの設定などが不図示のユーザインターフェイス画面により行われているものとする。尚、文字サイズの設定に付随して、前記インデックス情報の内容および前記文字列の方向ならびに改行位置によって決定される印字領域がインデックス領域内に収まらない場合にインデックス領域内に収まるように文字サイズの自動調整を指定することを可能とする。
【0067】
図8のステップS801において、まず、ユーザは、タブ部基本設定画面600で、購入したタブ部の位置情報を含むタブ用紙セットに関する基本情報(タブ用紙枚数601、見開き方向602、インデックス領域の横幅603、インデックス領域の高さ605、インデックス領域の間隔606、上マージン604、および下マージン607)を設定する。
【0068】
見開き方向602以外の各設定項目は、図6で説明したので、ここでの説明は省略し、「見開き方向」602について、図9A〜図11Bを用いて説明する。
【0069】
[見開き方向の設定:図9A〜図11B]
図9A、9Bは、タブ用紙を挿入する文書が「左開き」の場合の一例を示す。図9Aに示すように、ここで述べる「左開き」文書とは、文書の閲覧時に左頁から右頁の順に読み進んでいく文書を指し、図9Bは、「左開き」文書の挿入するタブ用紙の一例を示している。この場合の綴じ位置(左側)901aは、同図に塗り潰し矩形として示したようにインデックス領域の左側に位置する。
【0070】
図10A、10Bは、タブ用紙を挿入する文書が「右開き」の場合の一例を示す。図10Aに示したように、ここで述べる「右開き」文書とは、文書の閲覧時に右頁から左頁の順に読み進んでいくものを指し、図10Bは、「右開き」文書の挿入するタブ用紙の一例を示している。この場合の綴じ位置(右側)901bは、同図に塗り潰し矩形として示したように示したようにインデックス領域の右側に位置する。
【0071】
図11Aおよび11Bは、図9Bおよび図10Bを、タブ用紙の右側にインデックス領域が位置するように並べ替えた図である。
【0072】
図11Aは、「右開き」の場合を例示し、図11Bは、左開きの場合を例示している。図11Aおよび11Bの右側の矢印は、インデックス情報(「Section 1」、「Section 2」、「Section 3」、 「Section 4」、「Section 5」)の順序を示している。
【0073】
図11Aの場合は、インデックス情報の1番目にくる「Section 1」が下端に位置するタブ用紙320a、即ち最後に出力機器に給紙されるタブ用紙に印字され、インデックス情報の5番目にくる「Section 5」が上端に位置するタブ用紙320e、即ち最初に出力機器に給紙されるタブ用紙に印字されている。
【0074】
同様に、図11Bの場合は、インデックス情報の1番目にくる「Section 1」が上端に位置するタブ用紙301a、即ち最初に出力機器に給紙されるタブ用紙に印字され、インデックス情報の5番目にくる「Section 5」が下端に位置するタブ用紙301e、即ち最後に出力機器に給紙されるタブ用紙に印字されている。
【0075】
このように、インデックス情報の順序は、タブ用紙を挿入する文書の見開き方向によって切り替える必要があり、図8のステップS801において、この見開き方向の指定を行う。
【0076】
なお以下の説明では、タブ用紙セット300を用いた場合を一例として説明する。
【0077】
次に、ユーザは、ステップS801のタブ部基本設定画面600(図6)において、タブ用紙の基本設定を終え「印字位置調整」609が選択されると、ステップS802に進む。
【0078】
次にステップS802では、印字位置詳細調整画面700(図7)において、インデックス情報の印字位置の調整値(横方向詳細調整701および縦方向詳細調整702)を設定する。各設定項目は、図7で説明したので、ここでの説明は省略する。
【0079】
尚、ステップS801において、図6の「印字位置調整」609が選択されない場合、および図7の印字位置詳細調整画面700において、インデックス情報の印字位置詳細調整値(横方向詳細調整701および縦方向詳細調整702)がユーザによって設定されない場合には、横方向詳細調整701および縦方向詳細調整702の値が「0.0 mm」と設定されたものとして処理される。
【0080】
次に、ステップS802において、印字位置詳細調整画面700(図7)の下端に並ぶ各種ボタン610〜612のいずれかが押下、もしくはステップS801において、タブ部基本設定画面600(図6)の下端に並ぶ各種ボタン610〜612のいずれかが押下されたのを検知するとステップS803に進む。
【0081】
次にステップS803では、ステップS802で押下された印字位置詳細調整画面700(図7)のボタンが「試し刷り」610であったか否かを判断し、「試し刷り」610が押下された場合は、ステップS804に進む。一方、印字位置詳細調整画面700(図7)で押下されたボタンが「試し刷り」610以外のボタン、すなわち「OK」ボタン611、もしくは「キャンセル」ボタン612の場合は、ステップS806に進む。
【0082】
次に、ステップS804では、ステップS801のタブ部基本設定画面600で設定されたタブ用紙枚数601、見開き方向602、インデックス領域の横幅603、インデックス領域の高さ605、インデックス領域の間隔606、上マージン604、および下マージン607、およびステップS802の印字位置詳細調整画面700で設定された横方向詳細調整701および縦方向詳細調整702の設定情報に基づいて、試し刷り印刷ジョブの生成処理を行った後にステップS805に進む。
【0083】
[試し刷り(テスト)印刷]
ここで、試し刷り(テスト)印刷について説明する。試し刷り印刷とは、タブ用紙への印刷を行う前に、タブ用紙を挿入するドキュメントの用紙サイズと同サイズの不透明用紙に対して、試し刷りを行うことにより、印字されたインデックス情報の印字位置を調整するための調整量の目安を得るための処理である。
【0084】
試し刷り印刷ジョブは、全てのインデックス情報と、印字位置の詳細調整時の調整量の目安を得るためのガイド線を1枚の不透明用紙に印刷するためのデータで構成される。不透明用紙への試し刷り印刷ジョブデータの詳細は後述する。
【0085】
次に、ステップS805では、ステップS804で生成した、試し刷り印刷ジョブデータを試し刷りシート(不透明用紙)に対して出力する処理を行った後に、ステップS801に戻る。
【0086】
次に、ユーザが、試し刷り印刷の結果から前回のステップS801のタブ部基本設定画面600(図6)で設定した内容に著しく誤った設定(例えば、タブ用紙枚数601の誤り、見開き方向602の誤り等)は認められないと判断し、その旨を示す「印字位置調整」609の押下を検知した場合は、ステップS802に進む。
【0087】
[試し刷りシート(不透明用紙)による印字ズレ量の目測手順(図12)]
図12A〜12Cは、ステップS805で試し刷りシート310に出力した試し刷り印刷の結果を示したものである。
【0088】
図12Aは、インデックス情報の印字を行うタブ用紙セット300を示し、図12Bは、1枚の試し刷りシート310に、印字された全インデックス情報と、印字位置詳細調整時の調整量の目安を得るためのガイド線を出力した結果を示しており、図12Cは、ユーザが、印字位置詳細調整の調整量の目安として、インデックス情報の印字を行うタブ用紙セット300の上に試し刷りシート310を重ね、縦および横方向の印字ズレ量を目測する手順を示したものである。また、ガイド線はタブ部の位置情報等を設定するタブ部基本設定画面608で入力された情報に基づいて印刷される。以下詳細に説明する。
【0089】
[横方向の印字位置の詳細調整:図13A、13B]
図13A、13Bは、横方向の印字位置詳細調整を行う手順を示している。
【0090】
図13Aにおいて、実線(L1)は、試し刷りシート310のタブ部(インデックス領域)に印刷されたインデックス情報の上部境界線を示している。すなわち、図13Aでは、インデックス情報「Section1」が印字されるタブ部のインデックス情報印字領域の上部境界線を示している。
【0091】
同様に、実線(L1)は、試し刷りシート310のインデックス領域に印刷されたインデックス情報「Section2」、「Section3」、「Section4」、および「Section5」が印字されるインデックス情報印字領域の上部境界線を示している。
【0092】
また図13Aにおいて、実線(L2)は、試し刷りシート310のインデックス領域に印刷されたインデックス領域の右側境界線を示しており、実線(L3)は、試し刷りシート310のインデックス領域に印刷されたインデックス情報印字領域の左境界線を示している。
【0093】
また、図13Aにおいて、タブ用紙セット300は、インデックス情報の印字を行う前のタブ用紙を重ねたものであり、破線(i)は、タブ用紙セット300のインデックス領域の左端を示しており、破線(iii)は、タブ用紙セット300のインデックス領域の右端を示している。
【0094】
図13Aにおいて、横方向の印字位置の詳細調整量を目測する際には、図13Bに示す手順で行う。すなわち、まず、実線(L2)(試し刷りシート310に印刷されたインデックス領域の右側境界線)と破線(iii)(タブ用紙セット300のインデックス領域の右端)が重なるように、タブ用紙セット300と試し刷りシート310を揃え、次に、試し刷りシート310上の実線(L3)の延長線を示した破線(ii)と、破線(i)(タブ用紙セット300のインデックス領域の左端)との間の距離であるズレ量(ΔL)を目測する。
【0095】
図13Aでは、破線(ii)が破線(i)と破線(iii)の間に位置した場合を一例として示したが、例えば破線(ii)が破線(i)の左側に位置する場合には、インデックス情報の印字欠けが発生する可能性がある。これは、ステップS801のタブ部基本設定画面600(図6)で設定したインデックス領域の横幅の指定(「幅」603)において、実際のインデックス領域の横幅よりも大きい値を設定しまったためである。この場合には、破線(ii)と破線(i)の距離であるズレ量(ΔL)を目測し、ステップS801のタブ部基本設定画面600(図6)で設定したインデックス領域の横幅の指定(「幅」603)を目測した調整量だけ減らすか、もしくはステップS802の印字位置詳細調整画面700の横方向詳細調整701設定値を目測した調整量だけ減らしてインデックス情報印字領域、即ちインデックス印字データの印字位置を左方向にシフトさせる。
【0096】
また、印字欠けが発生する可能性がない場合、すなわち、破線(ii)が破線(iii)と破線(i)の間に位置する場合であっても、ステップS802で印字位置詳細調整画面700(図7)の横方向詳細調整701の設定を増減することで、インデックス情報印字領域を左右方向にシフトし、見栄えを調整してもよい。
【0097】
図13A、13Bは、実線(L2)(試し刷りシート310に印刷されたインデックス領域の右側境界線)と破線(iii)(タブ用紙セット300のインデックス領域の右端)が重なるように、タブ用紙セット300と試し刷りシート310を揃えたが、実線(L3)(試し刷りシート310に印刷されたインデックス領域の左側境界線)と破線(i)(タブ用紙セット300のインデックス領域の左端)が重なるように、タブ用紙セット300と試し刷りシート310を揃え、次に、試し刷りシート310上の実線(L2)の延長線と、破線(iii)(タブ用紙セット300のインデックス領域の右端)との間の距離であるズレ量を目測して詳細調整をおこなってもよい。
【0098】
[縦方向の印字位置詳細調整:図14A、14B]
図14A、14Bは、縦方向の印字位置詳細調整を行う手順を示している。
【0099】
図13Aと同様に、図14Aの実線(L1)は、試し刷りシート310のインデックス領域に印刷されたインデックス情報の上部境界線を示している。すなわち、図13Aでは、インデックス情報「Section1」が印字されるインデックス情報印字領域の上部境界線を示している。
【0100】
同様に、実線(L1)は、試し刷りシート310のインデックス領域に印刷されたインデックス情報「Section2」、「Section3」、「Section4」、および「Section5」が印字されるインデックス情報印字領域の上部境界線を示している。
【0101】
また図14Aにおいて、実線(L2)は、試し刷りシート310のインデックス領域に印刷されたインデックス領域の右側境界線を示しており、実線(L3)は、試し刷りシート310のインデックス領域に印刷されたインデックス情報印字領域の左境界線を示している。
【0102】
また、図14Aにおいて、タブ用紙セット300は、インデックス情報の印字を行う前のタブ用紙を重ねたものであり、破線(i)は、タブ用紙セット300のインデックス領域の左端を示しており、破線(iv)は、タブ用紙セット300のインデックス領域の上端を示しおり、破線(v)は、タブ用紙セット300のインデックス領域の下端を示している。
【0103】
図14Aにおいて、縦方向の印字位置詳細調整量を目測する際には、図14Bに示す手順で行う。すなわち、まず、試し刷りシート310の上端と、タブ紙用紙セット300の上端、及び試し刷りシートの右端と破線(i)(タブ用紙セット300のインデックス領域の左端)のそれぞれが重なるように、タブ用紙セット300と試し刷りシート310を揃え、次に、試し刷りシート310上の実線(L1)と破線(iv)(タブ用紙セット300のインデックス領域の上端)との間の距離であるズレ量(ΔL)を目測する。
【0104】
図14Aでは実線(L1)と破線(iv)がほぼ延長線上に位置する場合を例示したが、実線(L1)と破線(iv)がずれている場合は、インデックス情報の印字欠けが発生する可能性がある。この場合、実線(L1)と破線(iv)との間の距離であるズレ量(ΔL)を目測し、ステップS802で印字位置詳細調整画面700(図7)の縦方向詳細調整設定702を、目測した調整量を増減してインデックス情報印字領域、即ちインデックス印字データの印字位置を上下方向にシフトする。
【0105】
また、印字欠けが発生する可能性がない場合であっても、ステップS802で印字位置詳細調整画面700(図7)の縦方向詳細調整設定702を増減することで、インデックス情報印字領域を上下方向にシフトし、見栄えを調整してもよい。
【0106】
試し刷り印刷結果からステップS801およびS802でインデックス情報の印字位置詳細調整を設定した後にタブ用紙セット300への実際のタブ用紙印刷処理を指定してもよい。この場合、タブ部基本設定画面600(図6)もしくは印字位置詳細調整画面700(図7)の下端に位置する「OK」ボタン611を押下し、前記ステップS803を経てステップS806に進む。
【0107】
また、試し刷り印刷結果からステップS801およびS802でインデックス情報の印字位置詳細調整を設定した後に、再度試し刷り印刷を行ってもよい。この場合は、タブ部基本設定画面600(図6)もしくは印字位置詳細調整画面700(図7)の下端に位置する「試し刷り」ボタン610を押下する。
【0108】
このようにステップS801、ステップS802、ステップS803、ステップS804、ステップS805を繰り返して、試し刷り印刷結果からインデックス情報の印字位置詳細調整設定を十分に行った後に、タブ用紙セットへの実際のタブ用紙印刷処理を指定してもよい。この場合、タブ部基本設定画面600(図6)もしくは印字位置詳細調整画面700(図7)の下端に位置する「OK」ボタン611を押下し、ステップS803を経てステップS806に進む。
【0109】
ステップS806では、ステップS801のタブ部基本設定画面600(図6)、もしくはステップS802の印字位置詳細調整画面700(図7)で押下したボタンが、「OK」ボタン611である場合は、ステップS807に進み、「キャンセル」ボタン612であった場合は、インデックス情報印字位置調整処理を終了する。
【0110】
ステップS807では、ステップS801で設定されたタブ用紙基本設定(タブ用紙枚数601、見開き方向602、インデックス領域の横幅603、インデックス領域の高さ605、インデックス領域の間隔606、上マージン604、および下マージン607)、およびステップS802で設定された印字位置詳細調整(横方向詳細調整701および縦方向詳細調整702)の設定情報を基に、実際のタブ用紙セット300へのインデックス印刷のためのジョブの生成処理を行った後にステップS808に進む。
【0111】
ステップS808では、ステップS807で生成したインデックス情報印刷ジョブデータを実際のタブ用紙セット300に対して出力する処理を行った後に、インデックス情報印字位置調整処理を終了する。
【0112】
本実施の形態によれば、まずタブ用紙セット300(例:5枚)の各タブ部にインデックス情報(Section1〜5)を印字する位置を設定する。この設定値に基づいて1枚の試し刷りシート310(不透明紙)上に、インデックス情報を各インデックス領域の境界線である印字位置目測用ガイドライン(L1〜3)とともに印刷する。
【0113】
次に、試し刷りシート310をタブ用紙セット300(例:5枚)に重ねて、横方向の印字位置の印字ズレ量を計測する。
【0114】
次に、計測された印字ズレ量を用いて、各タブ部に印字するインデックス情報(Section1〜5)の設定値を再設定(詳細調整)する。この再設定値に基づいてタブ用紙セット300上の各タブ部にインデックス情報(Section1〜5)を正しく印刷することができる。
【0115】
従って、実際のタブ用紙セットへのインデックス情報印刷を行う前に、試し刷りとインデックス情報の印字位置詳細調整処理を可能にすることで、印字ズレによってタブ用紙セットを無駄にすることを解消することができる。これは、普通紙と比べて比較的高価なタブ用紙においては特に効果が大きい。
【0116】
<第2の実施形態>
[第2の実施形態の概要]
第1の実施形態では、タブ部の位置情報及びインデックス情報を印字するための印字領域の情報を設定し、この印字領域の情報に基づいて各タブ用紙のタブ部にインデックス情報を印刷する前に、予め1枚の試し刷りシート(普通紙などの不透明用紙)に各タブ用紙に印字する全てのインデックス情報とインデックス領域を示す境界線(印字位置の目測用ガイドライン)を印字した。そして、この試し刷りシートをタブ用紙に重ねることにより、実際のタブ用紙セットに印刷した際に発生する印字ズレ幅を目測し、その目測値を用いてインデックス情報の印字位置を調整(再設定)した。
【0117】
第2の実施形態では、第1の実施形態で用いた試し刷りシートの代わりにOHP紙などの透明な試し刷りシートを用いて試し刷りを行うことにより、より精度良くインデックス情報の印字位置を調整(再設定)する方法について、以下説明する。
【0118】
すなわち、透明な試し刷りシートをタブ用紙に重ねることにより、実際のタブ用紙セットに印刷した際に発生する印字ズレ量を、透明な試し刷りシート上に印字された目盛りで正確に測定する。次に、印字ズレ量の測定値を用いてインデックス情報の印字位置をより正確に調整(再設定)することにより、より精度良くインデックス情報を印字する方法について以下説明する。
【0119】
なお、第2の実施形態では、試し刷りシート(OHP紙などの透明用紙)以外の印刷システムの構成は、第1の実施形態で説明した印刷システムと全く同じである。そのため以下に述べる第2の実施形態の説明では、第1の実施形態で説明した図1〜図11までの説明は重複するので省略し、第1の実施形態と異なる点である、試し刷りシートを用いた印字ズレ量の計測方法についてのみ図8のフローチャートを参照しながら説明するものとする。
【0120】
[試し刷りシートによる印字ズレ量の計測手順:図15A〜16B]
図15A,15Bは、図8のステップS805で、試し刷りシート(OHP用紙などの透明用紙)1310に出力した試し刷り印刷の結果を例示したものである。
【0121】
図15Aは、インデックス情報の印字を行うタブ用紙セット300を示し、図15Bは、1枚の試し刷りシート1310(OHP用紙)に、印字された、全インデックス情報と、印字位置詳細調整時の調整量の目安を得るためのガイド線(L1〜L4)を出力した結果を例示している。
【0122】
印字位置の詳細な調整量の目安を得る際には、図16Aおよび図16Bに示すように、インデックス情報の印字を行うタブ用紙セット300の上に試し刷りシート1310を重ねて縦および横方向の調整量(印字ズレ量)を計測する。
【0123】
図17Aは、横方向の印字位置の詳細な調整(印字ズレ量の計測)を行う手順を例示している。
【0124】
図17Aの実線(L1)は、試し刷りシート1310に印刷された上端のインデックス領域のインデックス情報印字領域上部境界線を表現しており、同図の場合は、インデックス情報「Section1」が印字されるインデックス情報印字領域の上部境界線を示している。
【0125】
同様に、インデックス情報「Section1」、「Section2」、「Section3」、「Section4」、および「Section5」が印字されるインデックス情報印字領域の上部境界線についても同一の試し刷りシート1310上に印刷している。
【0126】
また、同図の実線(L4)は、試し刷りシート1310に印刷された上端(タブ部301a)のインデックス領域のインデックス情報印字領域の下部境界線を表現しており、同図の場合は、インデックス情報「Section1」が印字されるインデックス情報印字領域の下部境界線を示している。
【0127】
同様に、インデックス情報「Section1」、「Section2」、「Section3」、「Section4」、および「Section5」が印字されるインデックス情報印字領域の下部境界線についても同一の試し刷りシート1310上に印刷している。
【0128】
また、同図の実線(L3)は、試し刷りシート1310に印刷されたインデックス領域左側の境界線を表現し、同図の実線(L2)は、試し刷りシート1310に印刷されたインデックス情報印字領域の右境界線を表現している。
【0129】
なお同図の実線(L1)、実線(L2)、実線(L3)、および実線(L4)で囲まれる矩形領域1311は、同図のインデックス情報「Section1」が印字される領域を示しており、同様に、同図のインデックス情報「Section2」、「Section3」、「Section4」、および「Section5」を囲む各矩形領域も、各インデックス情報が印字される領域を示している。
【0130】
また同図に示したように、試し刷りシート1310には、印字位置の調整量を計測するための詳細調整値測定用目盛り1312が全インデックス領域を含むように印刷されている。インデックス情報の印字位置の詳細な調整量を計測する際には、実際にインデックス情報の印刷を行うタブ用紙セット300のインデックス領域の右端(iii)(図16A参照)と試し刷りシートの実線(L2)及びタブ用紙セット300の上端と試し刷りシートの上端とが完全に重なるように揃える(図17A)。この際、試し刷りシート1310がOHP用紙等の透明用紙であることから、その表面を通して、下に重ねられたタブ用紙セット300の形状を完全に確認することができる。
【0131】
図17Bは、インデックス情報の印字領域における調整量を計測する方法を例示している。同図の実線(L1〜L4)は、図17Aと同じであり、同図の実線(L1)、実線(L2)、実線(L3)、および実線(L4)で囲まれる矩形領域1311は、同図のインデックス情報「Section1」が印字される領域を示している。
【0132】
同図の破線は、OHP用紙等の透明な試し刷りシート1310の表面を通して目視できるタブ用紙セット300の上端(タブ部301a)のインデックス領域303aの輪郭を示している。
【0133】
インデックス情報の印字領域の調整量の計測は、同図の実線(L1)、実線(L2)、実線(L3)、および実線(L4)で囲まれる矩形領域1311と、インデックス領域303aの輪郭のズレ量を確認し、縦方向、および横方向のズレ量を試し刷りシート1310に印刷された詳細調整値測定用目盛り1312の目盛りで計測する。
【0134】
同図に例示した場合は、実線の矩形領域1311が破線のインデックス領域303aと比較して、左方向におよそ1目盛り、下方向におよそ1目盛りずれている一例を示したものである。尚、同図に例示した例のガイドパターンの1目盛りは1.0mmの距離に対応している。左方向におよそ1目盛りずれている原因は、ステップS801のタブ部基本設定画面600(図6)で設定したインデックス領域の横幅の指定(「幅」603)において、実際のインデックス領域の横幅よりも大きい値を設定しまったためである。この場合、ステップS801のタブ部基本設定画面600(図6)で設定したインデックス領域の横幅の指定(「幅」603)を1.0mm減らすか、もしくはステップS802で印字位置詳細調整画面(図7)の横方向詳細調整設定を1.0mm減らしてインデックス情報印字領域を左方向に1.0mmシフトすればよい。
【0135】
そこで、ステップS802で印字位置詳細調整画面(図7)の縦方向詳細調整設定を1.0mm減らしインデックス情報印字領域を上方向に1.0mmシフトすればよい。また、印字欠けが発生する可能性がない場合、すなわち、同図のインデックス情報「Section1」および不図示のインデックス情報が印字される領域を示しており、同様に、同図のインデックス情報「Section2」、「Section3」、「Section4」、および「Section5」の印字が、各インデックス情報の印字先となるタブ用紙の各インデックス領域からはみ出していない場合であっても、ステップS802で印字位置詳細調整画面(図7)の縦方向詳細調整設定および横方向詳細調整設定を増減することで、インデックス情報印字領域を上下左右方向にシフトし、見栄えを調整してもよい。
【0136】
試し刷り印刷結果からステップS801およびステップS802でインデックス情報の印字位置詳細調整を設定した後にタプ紙セットヘの実際のタブ紙印刷処理を指定してもよい。この場合、タブ部基本設定画面(図6)もしくは印字位置詳細調整画面(図7)の下端に位置する「OK」ボタン611を押下し、ステップS803を経てステップS806に進む。
【0137】
また、試し刷り印刷結果からステップS801およびステップS802でインデックス情報の印字位置の詳細な調整をした後に、再度試し刷り印刷を行ってもよい。
【0138】
この場合は、タブ部基本設定画面(図6)もしくは印字位置詳細調整画面(図7)の下端に位置する「試し刷り」ボタン610を押下する。このようにステップS801、ステップS802、ステップS803、ステップS804、ステップS805を繰り返して、試し刷り印刷結果からインデックス情報の印字位置の調整設定を十分に行った後に、タブ用紙セットヘの実際のタブ紙印刷処理を指定してもよい。この場合、タブ部基本設定画面(図6)もしくは印字位置詳細調整画面(図7)の下端に位置する「OK」ボタン611を押下し、ステップS803を経てステップS806に進む。
【0139】
ステップS806では、ステップS801のタブ部基本設定画面(図6)、もしくはステップS802の印字位置詳細調整画面(図7)で押下したボタンが、「OK」ボタン611である場合は、ステップS807に進み、「キャンセル」ボタン612であった場合は、インデックス情報の印字位置調整処理を終了する。
【0140】
ステップS807では、 ステップS801で設定されたタブ用紙基本設定(タブ用紙数601、見開き方向602、インデックス領域の横幅603、インデックス領域の高さ605、インデックス領域の間隔606、上マージン604、および下マージン607)、およびステップS802で設定された印字位置詳細調整(横方向詳細調整701および縦方向詳細調整702)の設定情報を基に、実際のタブ用紙セット300へのインデックス印刷のためのジョブの生成処理を行った後にステップS808に進む。
【0141】
ステップS808では、ステップS807で生成したインデックス情報印刷ジョブデータを実際のタブ用紙セット300に対して出力する処理を行った後に、インデックス情報の印字位置調整処理を終了する。
【0142】
本実施の形態によれば、タブ用紙のインデックス領域に対するインデックス情報印字位置を設定する際、単一のOHP用紙等の透明用紙に対して、全てのインデックス情報と印字位置調整量目測用のガイドライン付きで印刷した試し刷り結果から、実際のタブ用紙セットに印刷した際に発生するズレ幅を測定可能にし、その目測値をインデックス情報印字位置の調整値として再設定することを可能にした。従って、実際のタブ用紙セットへのインデックス情報印刷を行う前に、試し刷りとインデックス情報印字位置の詳細な調整処理を可能にすることで、印字ズレによってタブ用紙セットを無駄にすることを解消することができる。これは、普通紙と比べて比較的高価なタブ用紙においては特に効果が大きい。
【0143】
<第3の実施形態>
[第3の実施形態の概要]
第3の実施形態では、第1および第2の実施形態で行ったインデックス情報全体に対する印字位置の詳細な調整設定の代わりに、個々のインデックス情報に対する印字位置の設定を行うことにより、より精度良くインデックス情報の印字位置を調整(再設定)する方法について、以下説明する。
【0144】
すなわち、タブ用紙セットを構成する個々のタブ用紙のタブ部(インデックス領域)に対する印字位置調整を可能とすることにより、さらに精度良くインデックス情報を印字する方法について以下説明する。
【0145】
なお、第3の実施形態では、印字位置の調整画面以外の印刷システムの構成は、第1の実施例で説明した印刷システムと同じである。また、試し刷りシートの種類(不透明用紙、透明用紙)に依らず適応可能であるため第2の実施形態で説明した印刷システムとも同じである。そのため以下に述べる第3の実施形態の説明では、第1の実施形態で説明した図1〜図6と図8〜図11B、および第2の実施形態で説明した図12A〜図17Bまでは重複するので省略し、第1および第2の実施形態と異なる点である、印字位置詳細調整画面を用いた個々のタブ用紙のインデックス領域に対する印字位置調整方法についてのみ図18の印字位置詳細調整画面を参照しながら説明するものとする。
【0146】
[個々のインデックス情報に対する印字位置の詳細調整:図18]
前記タブ部基本設定画面600における入力が終了すると、本システムのユーザによって、「印字位置詳細調整」609が選択され、図18の印字位置詳細調整画面1700に遷移する。
【0147】
図18では、ユーザは、図6のタブ部基本設定画面600で基本設定されたインデックス情報の印字の位置を、前述した試し刷りシートへの試し刷り結果に基づいて得られるズレ量ΔLに基づいて、さらに詳細に調整する。なお、図18の印字位置詳細調整画面1700において、本システムのユーザが「タブ部基本設定」608を選択すると図6のタブ部基本設定画面600に戻ることができる。
【0148】
図18の印字位置詳細調整画面1700では、本システムのユーザによって、タブ用紙セットを構成する個々のインデックス領域の中から指定されたインデックス領域(「調整の対象」1801)に対するインデックス情報印字位置の横方向のシフト量の指定(「横方向詳細調整」701)、およびインデックス情報印字位置の縦方向のシフト量の指定(「縦方向詳細調整」702)が行われる。
【0149】
調整の対象1801を用いて、縦方向/横方向詳細調整の対象となるインデックス領域を指定する場合、指定可能な値は1(最上位のタブ用紙のインデックス領域)から図6のタブ部基本設定画面600で基本設定された、タブ用紙セットを構成するタブ用紙枚数(「タブ用紙枚数」601)の値までとなる。尚、インデックス領域1の下に続くインデックス領域は2,3と指定されるものとする。
【0150】
図18に示した例では、調整の対象1801で1、すなわち最上位のインデックス領域が指定され、このインデックス領域に対して、横方向詳細調整(+0.1)、すなわちインデックス情報の印字位置を水平方向右に0.1mmシフトすることを意味している。
【0151】
また、図18に示した例では、調整の対象1801で1、すなわち最上位のインデックス領域が指定され、このインデックス領域に対して、縦方向詳細調整(−0.1)、すなわちインデックス情報の印字位置を垂直方向上方に0.1mmシフトすることを意味している。
【0152】
このように、縦方向/横方向の詳細調整を行うタブ部を調整の対象1801で切り替え、個々のインデックス領域に対する詳細な印字位置調整を行うことが可能である。
【0153】
なお、図6および図18のユーザインターフェイスの下端に配置された「試し刷り」ボタン610、「OK」ボタン611、および「キャンセル」ボタン612がそれぞれ押下されると、試し刷り印刷の実行、タブ用紙印刷の実行、およびタブ印刷の中止がそれぞれ実行されるように制御されている。なお、「試し刷り」ボタン610、「OK」ボタン611、および「キャンセル」ボタン612の詳細は前述した通りである。
【0154】
本実施の形態によれば、タブ用紙のインデックス領域に対するインデックス情報印字位置を設定する際、単一の普通紙等の不透明用紙あるいは単一のOHP用紙等の透明用紙に対して、全てのインデックス情報と印字位置調整量目測用のガイドライン付きで印刷した試し刷り結果から、実際のタブ用紙セットに印刷した際に発生するズレ幅を測定可能にし、その目測値を元に、個々のインデックス情報領域に対する印字位置の調整を可能にした。従って、実際のタブ用紙セットへのインデックス情報印刷を行う前に、試し刷りとインデックス情報印字位置の詳細調整処理を行い、印字ズレによってタブ用紙セットを無駄にすることを解消することができる。これは、普通紙あるいはOHP用紙と比べて比較的高価なタブ用紙においては特に効果が大きい。
【0155】
<第4の実施形態>
[第4の実施形態の概要]
第4の実施形態では、第1、第2、第3の実施形態で行った片面印刷時のインデックス情報印字位置の詳細調整設定の他に、両面印刷時の一方の面(表面)に対してインデックス情報印字位置の詳細な調整設定を行うことにより、もう一方の面(裏面)のインデックス情報印字位置の調整設定を自動的に行う方法について説明する。
【0156】
すなわち、タブ用紙表面のインデックス領域に対する印字位置調整に伴って、タブ用紙裏面のインデックス領域に対する印字位置の自動調整を可能とすることにより、さらに効率良くインデックス情報を印字する方法について以下説明する。
【0157】
なお、第4の実施形態では、タブ用紙裏面のインデックス領域に対する印字位置の自動調整以外の印刷システムの構成は、第1の実施形態で説明した印刷システムと同じである。また、試し刷りシートの種類(不透明用紙、透明用紙)に依らず適応可能であるため第2の実施形態で説明した印刷システムとも同じである。さらに、個々のインデックス情報に対する印字位置の詳細調整処理も適用可能であるため、第3の実施形態で説明した印刷システムとも同じである。そのため以下に述べる第4の実施形態の説明では、第1の実施形態で説明した図1〜図11、および第2の実施形態で説明した図12A〜図17B、さらに第3の実施形態で説明した図18までは重複するので省略し、第1〜第3の実施形態と異なる点である、タブ用紙裏面のインデックス領域に対する印字位置の自動調整方法についてのみ図8のフローチャートを参照しながら説明するものとする。
【0158】
[タブ用紙裏面のインデックス領域に対する印字位置の自動調整:図19]
図19Aは、図8のステップS808で、タブ用紙に300aに出力した印刷の結果を例示したものであり、図19Bは図19Aを裏返し、且つ綴じ位置を図19Aと同じく左側に揃えた図である。
【0159】
図19Bのタブ部1301aは図19Aのタブ部301aの裏面であることから、図19Bの下マージン607は図19Aの上マージン604と等しいことが分かる。また、インデックス領域の高さ605およびインデックス領域の幅603は当然ながら等しくなる。即ち、図8のステップS801で設定した、タブ用紙表面に対するインデックス領域の横幅の指定(「幅」603)、インデックス領域の高さの指定(「高さ」605)、各インデックス領域間の間隔の指定(「間隔」606)のみならず、1枚目のタブ用紙の上端からインデックス領域上端までのオフセット値の指定(「上マージン」604)、および最終枚のタブ用紙の下端からインデックス領域下端までのオフセット値の指定(「下マージン」607)についても、タブ部の印字位置を特定することができるため、タブ用紙裏面に対しても適用可能である。
【0160】
図8のステップS802についても、前記マージン(「上マージン」604および「下マージン」607)の変換方法と同様に、タブ用紙表面の調整値からタブ用紙裏面の調整値を決定することが可能である。
【0161】
すなわち、図7の横方向詳細調整701で正の値(例+0.1)を指定した場合、タブ用紙の表裏面(両面)ともにインデックス情報の印字位置が水平方向右にシフトされる。あるいは、横方向詳細調整701で負の値を指定した場合、タブ用紙両面のインデックス情報の印字位置が水平方向左にシフトされる。
【0162】
また、図7の縦方向詳細調整702で正の値を指定した場合、タブ用紙表面のインデックス情報の印字位置が垂直方向下方にシフトされ、タブ用紙裏面のインデックス情報の印字位置が垂直方向上方にシフトされる。あるいは、縦方向詳細調整で負の値(例−0.1)を指定した場合、タブ用紙表面のインデックス情報の印字位置が垂直方向上方にシフトされ、タブ用紙裏面のインデックス情報の印字位置は垂直方向下方にシフトされる。
【0163】
ステップS805の試し刷り印刷結果からステップS801およびステップS802でインデックス情報の印字位置の詳細調整をした後にタブ紙セットヘの実際のタブ紙印刷処理を指定してもよい。この場合、タブ部基本設定画面(図6)もしくは印字位置詳細調整画面(図7)の下端に位置する「OK」ボタン611を押下し、ステップS803を経てステップS806に進む。
【0164】
また、試し刷り印刷結果からステップS801およびステップS802でインデックス情報の印字位置の詳細調整をした後に、再度試し刷り印刷を行ってもよい。
【0165】
この場合は、タブ部基本設定画面(図6)もしくは印字位置詳細調整画面(図7)の下端に位置する「試し刷り」ボタン610を押下する。このようにステップS801、ステップS802、ステップS803、ステップS804、ステップS805を繰り返して、試し刷り印刷結果からインデックス情報の印字位置の詳細調整設定を十分に行った後に、タブ用紙セットヘの実際のタブ紙印刷処理を指定してもよい。この場合、タブ部基本設定画面(図6)もしくは印字位置詳細調整画面(図7)の下端に位置する「OK」ボタン611を押下し、ステップS803を経てステップS806に進む。
【0166】
ステップS806では、ステップS801のタブ部基本設定画面(図6)、もしくはステップS802の印字位置詳細調整画面(図7)で押下したボタンが、「OK」ボタン611である場合は、ステップS807に進み、「キャンセル」ボタン612であった場合は、インデックス情報の印字位置調整処理を終了する。
【0167】
ステップS807では、 ステップS801で設定されたタブ用紙基本設定(タブ用紙数601、見開き方向602、インデックス領域の横幅603、インデックス領域の高さ605、インデックス領域の間隔606、上マージン604、および下マージン607)、およびステップS802で設定された印字位置の詳細調整(横方向詳細調整701および縦方向詳細調整702)の設定情報を基に、実際のタブ用紙セット300へのインデックス印刷のための両面印刷ジョブの生成処理を行った後にステップS808に進む。
【0168】
ステップS808では、ステップS807で生成したインデックス情報印刷ジョブデータを実際のタブ用紙セット300に対して両面出力する処理を行った後に、インデックス情報の印字位置調整処理を終了する。
【0169】
本実施の形態によれば、タブ用紙のインデックス領域に対するインデックス情報印字位置を設定する際、単一の普通紙等の不透明用紙あるいは単一のOHP用紙等の透明用紙に対して、全てのインデックス情報と印字位置調整量目測用のガイドライン付きで印刷した試し刷り結果から、実際のタブ用紙セットに印刷した際に発生するズレ幅を測定可能にし、その目測値を個々の、あるいは全てのインデックス情報領域に対する印字位置の調整値として再設定することを可能にした。加えて、両面印刷時に調整値の再設定がタブ用紙のもう一方の面(裏面)に対して自動適用することを可能にした。従って、実際のタブ用紙セットへのインデックス情報の両面印刷を行う前に、試し刷りとインデックス情報印字位置の詳細調整処理を可能にすることで、印字ズレによってタブ用紙セットを無駄にすることを解消することができる。これは、普通紙あるいはOHP用紙と比べて比較的高価なタブ用紙においては特に効果が大きい。
【0170】
【他の実施形態】
本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用してもよい。また、1つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
【0171】
なお、上記実施の形態では、テキストの見出し情報を例示して説明したが、タブ用紙の見出し位置に付加される情報であればバーコードやイメージの情報の印字位置調整にも適用可能である。
【0172】
なお、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を印刷制御装置やシステムに供給し、その印刷制御装置等のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることはいうまでもない。
【0173】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0174】
プログラムコードを供給するための記憶媒体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0175】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより上述した各実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0176】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0177】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のタブ用紙の全てのタブ部のガイド線と前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のインデックスの情報とを含む1枚の用紙からなる試し刷りシートを印刷することで、タブ用紙のタブ部にインデックス情報を印字する際に、複数種のタブ用紙に対しても正確にインデックス情報をタブ部に印字でき、印字ミスによるタブ用紙の無駄を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】印刷システムの主要な機能ブロックを示す図である。
【図3A】タブ用紙セットの一例(例5枚セット)を示す図である。
【図3B】タブ用紙セットの一例(例5枚セット)を示す図である。
【図3C】図3Aのタブ用紙のタブ部付近の部分拡大図である。
【図4】本発明の印刷システムを用いてタブ用紙セットの各タブ部にそれぞれインデックス情報を印刷する一例を示す図である。
【図5A】従来のインデックス情報の印字位置を調整できない印刷システム用いて、タブ用紙セットの各タブ部にそれぞれインデックス情報を印刷した一例を示す図である。
【図5B】図5Aのタブ用紙のタブ部付近の部分拡大図である。
【図6】ユーザがタブ用紙及びタブ部の基本設定値を入力するタブ用紙基本設定画面である。
【図7】ユーザがインデックス情報の印字位置の詳細な調整値を入力する印字位置詳細調整設定画面である。
【図8】インデックス情報の印字位置の調整処理を示すフローチャートである。
【図9A】左開き文書に挿入して使用するタブ用紙セットの一例を示す図である。
【図9B】左開き文書に挿入して使用するタブ用紙セットの一例を示す図である。
【図10A】右開き文書に挿入して使用するタブ用紙セットの一例を示す図である。
【図10B】右開き文書に挿入して使用するタブ用紙セットの一例を示す図である。
【図11A】左開き文書に挿入するタブ用紙セットのインデックス情報の順序を比較する図である。
【図11B】右開き文書に挿入するタブ用紙セットのインデックス情報の順序を比較する図である。
【図12A】タブ用紙セットの一例を示す図である。
【図12B】インデックス情報を印刷した試し刷りシート(不透明用紙)の一例を示す図である。
【図12C】印刷ズレを調べるために図12Aの試し刷りシート(不透明用紙)をタブ用紙セットに重ねる方法を説明する図である。
【図13A】試し刷りシート(不透明)をタブ用紙セットに重ねてインデックス情報の横方向の印字位置ズレ量ΔLの計測方法を説明する図である。
【図13B】図13Aを用いた横方向の印字位置ズレ量ΔLの計測手順方法を説明する図である。
【図14A】試し刷りシート(不透明)をタブ用紙セットに重ねてインデックス情報の縦方向の印字位置ズレ量ΔLの計測方法を説明する図である。
【図14B】図14Aを用いた縦方向の印字位置ズレ量ΔLの計測手順方法を説明する図である。
【図15A】タブ用紙セットの一例を示す図である。
【図15B】インデックス情報を印刷した試し刷りシート(透明用紙)の一例を示す図である。
【図16A】インデックス情報を印刷した試し刷りシート(透明用紙)をタブ用紙セットに重ねる手順の一例を示す図である。
【図16B】インデックス情報を印刷した試し刷りシート(透明用紙)をタブ用紙セットに重ねる手順の一例を示す図である。
【図17A】試し刷りシート(透明用紙)をタブ用紙セットに重ねて、インデックス情報の縦方向および横方向の印字位置ズレ量ΔLの計測方法を説明する図である。
【図17B】図17A部分拡大図である。
【図18】ユーザが個々のインデックス情報の印字位置の詳細な調整値を入力する印字位置詳細調整設定画面である。
【図19A】タブ用紙表面のインデックス領域に対する印字位置の自動調整を説明する図である。
【図19B】タブ用紙裏面のインデックス領域に対する印字位置の自動調整を説明する図である。
【符号の説明】
1CPU
8プリンタコントローラ(PRTC)
17印刷部(プリンタエンジン)
201アプリケーション
202グラフィックエンジン
203プリンタドライバ
204システムスプーラ
1500プリンタ
3000ホストコンピュータ
Claims (18)
- 複数のタブ用紙のタブ部への印字が可能な印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
前記タブ部の位置情報を設定する第1の設定手段と、
前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置を設定する第2の設定手段と、
前記第1の設定手段で設定された前記タブ部の位置情報と、前記第2の設定手段で設定された前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置とに基づいて、前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のガイド線と前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のインデックスの情報とを含む1ページ分のテスト印刷データを生成するテスト印刷データ生成手段と、
前記テスト印刷データ生成手段によって生成された前記テスト印刷データに基づいて、1枚の用紙からなる試し刷りシートを印刷するテスト印刷手段と、を有し、
前記試し刷りシートは、前記タブ用紙と比較することによって、印字ズレ量を得るために使用されることを特徴とする印刷制御装置。 - 前記テスト印刷データ生成手段は、前記第1の設定手段で設定される前記タブ部の位置情報に基づいて、前記タブ部の印字領域を示すガイド線を印字するための印刷データを生成することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- 前記テスト印刷データ生成手段が生成するガイド線は、前記全てのタブ部の領域を含むように印刷されて、前記インデックス印字データの印字位置の調整量を計測するための詳細調整用測定目盛りを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
- 前記テスト印刷データ生成手段で生成されたテスト印刷データを前記テスト印刷手段で印字後、前記第1の設定手段で前記タブ部の位置情報の再設定および前記第2の設定手段で前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置の再設定の少なくともいずれかが可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
- 前記第2の設定手段では、前記インデックス印字データの印字位置をタブ用紙の長手方向および短手方向に調整可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
- 前記第2の設定手段は、前記インデックス印字データの印字位置を所望のタブ部毎に調整可能であることを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
- 前記第2の設定手段は、前記タブ部の両面への印字が指定されている場合に、前記タブ部の一方の面へのインデックス印字データの印字位置設定に基づいて、もう一方の面に印字するインデックス印字データの印字位置を設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
- 前記第1の設定手段で設定される前記タブ部の位置情報は、少なくともタブ用紙枚数と見開き方向とを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
- 複数のタブ用紙のタブ部への印字が可能な印刷装置の印刷制御方法であって、
前記タブ部の位置情報を設定する第1の設定工程と、
前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置を設定する第2の設定工程と、
前記第1の設定工程で設定された前記タブ部の位置情報と、前記第2の設定工程で設定された前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置とに基づいて、前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のガイド線と前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のインデック スの情報とを含む1ページ分のテスト印刷データを生成するテスト印刷データ生成工程と、
前記テスト印刷データ生成工程で生成された前記テスト印刷データに基づいて、1枚の用紙からなる試し刷りシートを印刷するテスト印刷工程と、を有し、
前記試し刷りシートは、前記タブ用紙と比較することによって、印字ズレ量を得るために使用されることを特徴とする印刷制御方法。 - 前記テスト印刷データ生成工程では、前記第1の設定工程で設定される前記タブ部の位置情報に基づいて、前記タブ部の印字領域を示すガイド線を印字するための印刷データを生成することを特徴とする請求項9に記載の印刷制御方法。
- 前記テスト印刷データ生成工程で生成するガイド線は、前記全てのタブ部の領域を含むように印刷されて、前記インデックス印字データの印字位置の調整量を計測するための詳細調整用測定目盛りを含むことを特徴とする請求項9または10に記載の印刷制御方法。
- 前記テスト印刷データ生成工程で生成されたテスト印刷データを前記テスト印刷工程で印字後、前記第1の設定工程で前記タブ部の位置情報の再設定および前記第2の設定工程で前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置の再設定の少なくともいずれかが可能であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
- 前記第2の設定工程では、前記インデックス印字データの印字位置をタブ用紙の長手方向および短手方向に調整可能であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
- 前記第2の設定工程では、前記インデックス印字データの印字位置を所望のタブ部毎に調整可能であることを特徴とする請求項13に記載の印刷制御方法。
- 前記第2の設定工程では、前記タブ部の両面への印字が指定されている場合に、前記タブ部の一方の面へのインデックス印字データの印字位置設定に基づいて、もう一方の面に印字するインデックス印字データの印字位置を設定することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
- 前記第1の設定手段で設定される前記タブ部の位置情報は、少なくともタブ用紙枚数と見開き方向とを含むことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
- 複数のタブ用紙のタブ部への印字が可能な印刷装置の印刷制御方法をコンピュータに実行させるための印刷制御プログラムであって、
前記タブ部の位置情報を設定する第1の設定工程と、
前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置を設定する第2の設定工程と、
前記第1の設定工程で設定された前記タブ部の位置情報と、前記第2の設定工程で設定された前記タブ部に印字するインデックス印字データの印字位置とに基づいて、前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のガイド線と前記複数のタブ用紙の全てのタブ部のインデックスの情報とを含む1ページ分のテスト印刷データを生成するテスト印刷データ生成工程と、
前記テスト印刷データ生成工程で生成された前記テスト印刷データに基づいて、前記タブ用紙と比較することによって印字ズレ量を得るために使用される、1枚の用紙からなる試し刷りシートを印刷するテスト印刷工程と、をコンピュータに実行させるための印刷制御プログラム。 - 請求項17に記載の印刷制御プログラムを記憶したコンピュータで読取り可能な記憶媒体。
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