JP2005071162A - 情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】 通常の印刷用紙への合紙及びインデックス紙両方の挿入処理を可能とし、印刷物のページ識別を容易にする。
【解決手段】 ホストコンピュータ３０００は、通常の印刷用紙に対する印刷処理の設定とともに、合紙とインデックス紙の当該印刷用紙に対する挿入位置を設定し、その設定内容をプリンタ３００１に対して送信する。プリンタ３００１は、ホストコンピュータ３０００から受信した当該設定内容に従って合紙及びインデックス紙を印刷用紙に挿入して印刷処理を実行する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関し、特に、第１の記録媒体に当該第１記録媒体とは異なる複数種の記録媒体を挿入して印刷処理を実行するための技術に関するものである。

例えば、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に印刷を行うプリンタが広く使用されている。

近年はプリンタの多機能化が進み、印刷だけでなくスキャナ、ファクシミリ、及びコピーの機能を併せ持った、いわゆる複合機が数多く提案されている。また、このような複合機は、コピーや印刷だけでなく、ソーティングや折り曲げ、ステイプル止め等の仕上げ（フィニッシング）に係る機能を有するものもある。

このようなプリンタのフィニッシング処理として、複数枚からなる文書データを印刷する際に、その文書の内容区分が容易に識別できるように、目次や章立て等の区別すべきページに対して、例えば色の異なる用紙を用いて、またはインデックス紙を用いて見出し効果を持たせる、合紙やインデックス紙の挿入と呼ばれる処理が知られている。（特許文献１）

従来、ホストコンピュータ上で動作するアプリケーションで作成された文書に対して、プリンタドライバから合紙及びインデックス紙の挿入を指定しようとし、印刷を実行した場合の出力結果は、以下のいずれかとなる。

（１）合紙の挿入は設定できるが、インデックス紙の挿入の設定が行えないため、合紙のみ挿入した印刷が行われ、合紙及びインデックス紙を挿入した印刷が行われない。

（２）インデックス紙の挿入は設定できるが、合紙の挿入の設定が行えないため、インデックス紙のみ挿入した印刷が行われ、合紙及びインデックス紙を挿入した印刷が行われない。

特開２００３−２０２９７７号公報

しかしながら、ユーザが挿入紙処理を実行するのは、上述のように目次や章立て付録等の区別すべきページの識別を容易にするためであるので、ユーザは、色の異なる用紙を合紙として挿入し、且つインデックス紙を挿入した印刷を所望する場合が多い。

ところが、従来のプリンタでの挿入紙処理では、このような処理を行えず、ユーザにとって満足できるものではない。すなわち、上記（１）の場合には、インデックス紙の挿入印刷が出来ないので、ユーザはマニュアルで市販のインデックスに記入し印刷物に付け加える必要があるので、ユーザにとって手間がかかり効率が悪い。

また、上記（２）の場合には、合紙と他のページとをそれぞれ異なった印刷設定で別々に印刷した後に、ユーザがマニュアルで合紙を挿入してまとめるなどの作業を行う必要があり、ユーザにとって手間がかかり効率が悪い。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、通常の印刷用紙への合紙及びインデックス紙両方の挿入処理を可能とし、印刷物のページ識別を容易にすることを目的とする。

斯かる目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、接続された印刷装置の印刷処理を制御するためのプリンタドライバを備えた情報処理装置であって、第１の記録媒体に対する印刷処理の設定とともに、前記第１の記録媒体とは異なる複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入処理の設定が可能な設定手段と、前記設定手段による設定内容を前記印刷装置に対して送信する設定情報送信手段とを有することを特徴とする。

また、本発明の印刷システムは、印刷装置と、前記印刷装置の印刷処理を制御するためのプリンタドライバを備えた情報処理装置とを通信可能に接続した印刷システムであって、前記情報処理装置は、第１の記録媒体に対する印刷処理の設定とともに、前記第１の記録媒体とは異なる複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入処理の設定が可能な設定手段と、前記設定手段による設定内容を前記印刷装置に対して送信する設定情報送信手段とを有し、前記印刷装置は、前記情報処理装置から受信した前記設定内容に従って前記複数種の記録媒体を前記第１の記録媒体に挿入して印刷処理を実行することを特徴とする。

また、本発明の情報処理装置の制御方法は、接続された印刷装置の印刷処理を制御するためのプリンタドライバを備えた情報処理装置の制御方法であって、第１の記録媒体に対する印刷処理の設定とともに、前記第１の記録媒体とは異なる複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入処理の設定を設定する設定ステップと、前記設定ステップによる設定内容を前記印刷装置に対して送信する設定情報送信ステップとを含むことを特徴とする。

また、本発明のプログラムは、前記情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。さらに、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。

本発明によれば、第１の記録媒体とは異なる複数種の記録媒体の当該第１の記録媒体に対する挿入処理を設定し、その設定内容を印刷装置に送信するように構成したので、印刷装置は、情報処理装置から受信した設定内容に従って第１の記録媒体に複数種の記録媒体を挿入させることが可能となる。従って、例えば、第１の記録媒体として通常の印刷用紙間に第２及び第３の記録媒体としての合紙及びインデックス紙両方を挿入させることが可能となり、印刷物のページ識別が容易となる。

以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。

＜第１の実施形態＞
先ず、本発明の第１の実施形態について説明する。
図１は、本発明の第１の実施形態及び後述する他の実施形態に適用される印刷システムの構成を示したブロック図である。なお、以下では、ホスト機器として働くコンピュータと印刷装置としてのプリンタとからなる印刷システムを例に挙げて説明するが、特に断らない限り、本発明の機能が実行可能な構成であれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであってもよく、ＬＡＮやＷＡＮ等のネットワークを介して機器間の接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。

図１において、３０００はホストコンピュータであり、ＲＯＭ３のプログラムＲＯＭあるいは外部メモリ１３に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表（表計算等を含む）等が混在した文書処理を実行するＣＰＵ１を備え、システムバス４に接続される各デバイスをＣＰＵ１が総括的に制御する。

また、このＲＯＭ３のプログラムＲＯＭあるいは外部メモリ１３には、ＣＰＵ１の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム（ＯＳ）等が記憶され、ＲＯＭ３のフォント用ＲＯＭあるいは外部メモリ１３には、上記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶され、ＲＯＭ３のデータ用ＲＯＭあるいは外部メモリ１３には上記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶されている。

２はＲＡＭであり、ＣＰＵ１の主メモリ、ワークエリア等として機能する。５はキーボードコントローラ（キーボードＣＴＬ）であり、キーボード１０からのキー入力を制御する。６はマウスコントローラ（マウスＣＴＬ）であり、ポインティングデバイスであるマウス１１からの入力を制御する。７はＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣＴＬ）であり、ＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）１２の表示を制御する。８はディスクコントローラ（ＤＩＳＫＣＴＬ）であり、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム（プリンタドライバ）等を記憶するハードディスク（ＨＤ）、コンパクトディスク（ＣＤ）、フレキシブルディスク（ＦＤ）等の外部メモリ１３とのアクセスを制御する。

９はプリンタコントローラ（ＰＲＩＮＴＥＲＣＴＬ）であり、所定の双方向インタフェース（インタフェース）３１を介してプリンタ３００１に接続されて、プリンタ３００１との通信制御を実行する。

また、ここではコンピュータ３０００の構成を簡略化して示しているが、上記プリンタとのインタフェースとしては、パラレルＩ／Ｏ（米国セントロニクス社仕様のパラレルインタフェース；ＩＥＥＥ１２８４）、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）Ｉ／Ｏ、ＩＥＥＥ１３９４やＬＡＮ、ＷＡＮ等のネットワークを介しての接続が考えられるがこれらに限る必要はなく、種々の接続形態を採ることが可能で今後開発されるインタフェースによる接続においても同様である。

なお、ＣＰＵ１は、例えばＲＡＭ２上に設定された表示情報のアウトラインフォントの展開（ラスタライズ）処理を実行し、カーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウの制御や管理を行う。

これら１〜９がホストコンピュータ３０００のマザーボード２０００上に搭載されており、１０〜１３はケーブル等でマザーボード２０００の対応するコネクタと接続されている。

また、ＲＯＭ３のプログラムＲＯＭ又は外部メモリ１３には、プリンタ３００１に対する制御を行うプリンタドライバのプログラムが記憶されており、ユーザはプリンタドライバを起動することにより、プリンタに対する種々の設定や、印刷モードやフィニッシング処理の選択を含む印刷設定を行える。

プリンタ３００１において、２１はプリンタのＣＰＵであり、ＲＯＭ２３のプログラムＲＯＭに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ２９に記憶された制御プログラムに基づいて、システムバス２４に接続される印刷部（プリンタエンジン）３０に出力情報としての画像信号を出力する。また、このＲＯＭ２３のプログラムＲＯＭには、ＣＰＵ２１の制御プログラム等が記憶されている。

ＲＯＭ２３のフォント用ＲＯＭには、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶されており、ＲＯＭ２３のデータ用ＲＯＭにはハードディスク等の外部メモリ２９がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。

ＣＰＵ２１は、入力部２５を介してホストコンピュータ３０００との双方向通信が可能になっており、上述のように印刷するデータを受信すると共にプリンタ内の情報等をホストコンピュータ３０００に送信可能に構成されている。

２２はＣＰＵ２１の主メモリ、ワークエリア等として機能するＲＡＭであり、図示しない増設ソケットに接続されるオプションＲＡＭによりメモリ容量を拡張することが出来るように構成されている。なお、ＲＡＭ２２は、出力情報展開領域、展開データ格納領域、設定データの記憶等に用いられる。

前述したハードディスク（ＨＤ）、ＩＣカード等の外部メモリ２９は、ディスクコントローラ（ＤＩＳＫＣＴＬ）２６によりアクセスを制御される。この外部メモリ２９は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等が記憶されている。

また、２８は操作パネル（操作部）であり、ユーザによる操作のためのタッチパネルやスイッチとＬＥＤ等の表示器が配されている。また、前述した外部メモリの数は１個に限られず、少なくとも１個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムが記憶された外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示しないＮＶＲＡＭを有し、操作パネル２８から入力された又はホストコンピュータ３０００から送信されたプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。

これらプリンタ３００１の構成要素２１〜２７はマザーボード２００１上に搭載されており、２８〜３０とは各種ケーブル等で接続されている。

なお、プリンタ３００１は、給紙の手段として複数の給紙トレイと手差し給紙用のシートフィーダとを備えており、例えば、複数種類の用紙をそれぞれ異なった供給経路を介して供給することができ、種類の異なる用紙を用いた挿入紙印刷が可能である。

図２は、図１に示した印刷システムにおいて印刷を実行する際の処理の流れを示す図である。
図中のアプリケーション２０１、グラフィックエンジン２０２、プリンタドライバ２０３、およびシステムスプーラ２０４は、外部メモリ１３に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にＯＳやそのモジュールを利用するモジュールによってＲＡＭ２にロードされて実行されるプログラムモジュールである。

また、アプリケーション２０１およびプリンタドライバ２０３は、ＦＤやＣＤなどの記憶媒体、あるいは不図示のネットワークを経由して外部メモリ１３のＨＤなどの記憶場所への追加、書き換えが可能となっている。

上述のように、外部メモリ１３に保存されているアプリケーション２０１はＲＡＭ２にロードされて実行されるが、このアプリケーション２０１の実行中にプリンタ３００１に対して印刷を行う際には、同様にＲＡＭ２にロードされており実行可能な状態のグラフィックエンジン２０２を利用してデータの出力（描画）を行う。

グラフィックエンジン２０２は、接続されたプリンタ３００１に対応したプリンタドライバ２０３を同様に外部メモリ１３からＲＡＭ２にロードし、アプリケーション２０１から出力されたデータをプリンタドライバ２０３を用いてプリンタ３００１の制御コマンドに変換する。

変換されたプリンタ制御コマンドは、ＯＳによってＲＡＭ２にロードされたシステムスプーラ２０４を経て、インタフェース３１経由でプリンタ３００１へ出力され、プリンタ３００１による印刷が行われる。

図３は、本実施形態においてアプリケーションからの印刷が実行可能となった状態の、ホストコンピュータ３０００のＲＡＭ２のメモリマップの例を示している。

図示されたように、先頭アドレスからはアプリケーション３０１がロードされ、最終アドレスからはＢＩＯＳ３０６、ＯＳ３０５、印刷関連プログラム３０４、関連データ３０３がロードされている。なお、ここで印刷関連プログラム３０４として示しているのは、図２でグラフィックエンジン２０２、プリンタドライバ２０３、システムスプーラ２０４として示した部分を含んでいる。

本実施形態では、他のページに対する印刷設定とは別に、合紙及びインデックス紙の挿入紙に対する印刷設定が行えるように構成されている。アプリケーション３０１からユーザが印刷を指定すると、プリンタドライバ２０３が起動されホストコンピュータ３０００のＣＲＴにプリンタドライバ２０３の現在の設定を示す画面（不図示）が表示される。

この画面で印刷設定を行うべく、対応するボタンをクリックすると、図１０に一例を示す印刷設定画面１０００が表示される。印刷設定には、ページの設定（Page Setup）、フィニッシング処理の設定（Finishing）、給紙の設定（Paper Source）、印刷品質の設定（Quality）があり、それぞれ対応した見出しボタン１００１〜１００４が設けられている。なお、この図では給紙の設定に対応した表示を示している。

この画面が表示された状態で、１００５の給紙指定方法の選択、１００６の挿入紙の有無の選択、１００８の給紙段の選択、１００９のカバーページの設定が、ユーザがマウス等のポインティングデバイスで選択することによりできる。１０１０はイメージ描画領域であり、現在のプリンタ構成の状態や、ページ設定の状態が画像で表示される。

また、１０１１のVeiw Settingsボタンは、設定された情報を表示させるためのボタンである。１０１２のデフォルト設定ボタンは、Paper Sourceに関する設定を工場出荷時のデフォルトに戻すボタンである。また、１０１３は設定を有効にして処理を終了するＯＫボタン、１０１４は設定を無効にして処理を終了するキャンセルボタン、１０１５は現在の設定を有効にして更に設定を行う場合に押すボタン、１０１６は詳細な設定方法に関する情報を表示させるヘルプボタンである。

ここで、１００６で挿入印刷処理を行うように設定すると、１００７の挿入印刷処理の設定ボタンが有効となり、このボタンをクリックすることにより、図１１に一例を示す挿入印刷処理の設定画面１１００が表示される。

図４は、挿入紙設定に対するユーザインタフェースとしての画面４００の比較例を示しており、図中４０１は合紙とインデックス紙とのどちらの用紙を挿入するかを選択するためのラジオボタン、４０２は挿入する用紙の印刷面を選択するためのプルダウンメニュー、４０３は挿入用紙を供給するトレイを選択するためのプルダウンメニュー、４０４は何枚目に挿入する用紙に対する位置を設定するのかを指定するためのリストボックス、４０５は４０４で指定された挿入用紙のページ位置を選択するためのスピンボックス、４０６は４０５で選択されたページ位置を有効にするためのボタン、４０７は設定を有効にして処理を終了するＯＫボタン、４０８は設定を無効にして処理を終了するキャンセルボタン、４０９は詳細な設定方法に関する情報を表示させるヘルプボタンである。

図示された設定では、合紙の両面に印刷が行われ、カセット１から給紙され、２ページ目、９ページ目と２０ページ目に合紙が挿入される。この図４に示すような挿入紙設定に対するユーザインタフェースとしての画面では、合紙とインデックス紙の挿入を同時には設定できない。本実施形態は、このような挿入する用紙の種類に関して、合紙とインデックス紙の両方を設定できるインタフェースを提供し、ユーザの負担を軽減するものである。

図１１は、本実施形態における合紙及びやインデックス紙の挿入の設定画面１１００を示す図である。１１０１は合紙への印刷設定を選択するための領域であり、例えば、表面、裏面、両面及び印刷しないのいずれかがプルダウンメニューによって選択可能である。１１０２は挿入する合紙を供給するトレイを選択するための領域であり、例えば、現在装着されているカセット１、カセット２と手差し給紙用のシートフィーダ（Drawer）からプルダウンメニューによって選択可能である。１１０３は挿入する合紙が何枚目かを指定するためのリストボックス、１１０４は１１０３で挿入が指定された合紙のページ位置を選択するためのスピンボックス、１１０５は１１０４で選択されたページ位置を有効にするためのボタンである。図示された設定では、合紙の表面のみに印刷が行われ、カセット１から給紙され、２ページ目、５ページ目と８ページ目に合紙が挿入される。

また、１１０６はインデックス紙への印刷設定を選択するための領域であり、例えば、表面、裏面、両面及び印刷しないのいずれかがプルダウンメニューによって選択可能である。１１０７は挿入するインデックス紙を供給するトレイを選択するための領域であり、例えば、現在装着されているカセット１、カセット２と手差し給紙用のシートフィーダ（Drawer）からプルダウンメニューによって選択可能である。１１０８は挿入するインデックス紙が何枚目かを指定するためのリストボックス、１１０９は１１０８で挿入が指定されたインデックス紙のページ位置を選択するためのスピンボックス、１１１０は１１０９で選択されたページ位置を有効にするためのボタン、１１１１はインデックス紙に印刷するときの画像のシフト量の単位を選択するためのボタン、１１１２はインデックス紙に印刷するときの画像のシフト量を選択するためのスピンボックスである。図示された設定では、インデックス紙の表面のみに印刷が行われ、カセット２から給紙され、１ページ目と７ページ目に１０ｍｍ画像がシフトされて印刷されたインデックス紙が挿入される。

また、１１１３は設定を有効にして処理を終了するＯＫボタン、１１１４は設定を無効にして処理を終了するキャンセルボタン、１１１５は詳細な設定方法に関する情報を表示させるヘルプボタンである。

なお、ここでの表示は、図１０の給紙指定方法の選択欄１００５で、給紙段による設定が選択された場合であり、用紙タイプによる設定が選択された場合には、１１０２の領域では合紙の用紙タイプを選択することになり、１１０７の領域では用紙タイプとしてインデックス紙のみが表示されていることとなる。

以下、上記のようにしてプリンタドライバ２０３のユーザインタフェースで合紙の挿入用紙に対する設定が行われたときの、ホストコンピュータ３０００での処理について図１４に示すフローチャートを中心にして詳細に説明する。

ユーザが上記で説明した手順で合紙の挿入用紙に対する設定を行い、１１０５のボタンを押下すると、先ずユーザが入力した挿入するページ番号の情報をスピンボックス１１０４に設定された数字から読み取る（ステップＳ１４０１）。次に、設定された数字が０（ゼロ）であるかどうかを判定する（ステップＳ１４０２）。

設定された数字が０（ゼロ）である場合には、その値を設定情報として格納するとともに、この設定情報をプリンタドライバの設定画面１１００のリストボックス１１０３にフィードバックして表示する（ステップＳ１４１５）。例えば図１１のリストボックス１１０３で第１枚目（First）が選択された状態において、スピンボックス１１０４に０が設定され、１１０５のボタンが押下されると、第１枚目の合紙を挿入するページを示すリストボックス１１０３の「First」の行に「In Front of Page 0」と表示される。

このように、一旦設定した数字が誤りであると判明したら、ユーザは対応する挿入するページ番号をリストボックス１１０３で選択してスピンボックスで「０」を設定することにより、その設定を取り消すことができる。なお、本実施形態では、図１４の第１から第６の挿入用紙に対する挿入するページ番号の設定が、リストボックス１１０３に「２，５，８，０，０，０」の順に示されているが、表示方法としてはこれに限定されるものではない。例えば、挿入しないことを意味する「０」が設定された挿入するページ番号に対する情報を前に詰めないで、「０，２，０，９，０，２０」のように表示してもよい。

一方、ステップＳ１４０２で、設定された数字が０でないと判定された場合には、この数字に対応する挿入位置が既に他の挿入用紙、すなわちインデックス紙を挿入するページを示すリストボックス１１０８において設定済みであるかどうかを判定する（ステップＳ１４０３）。設定された数字が既に設定済みである場合には、重複入力エラーメッセージを表示し（ステップＳ１４１３）、ユーザが確認してＯＫボタンを押下するのを読み取る（ステップＳ１４１４）。

そして、ステップＳ１４０３で、他の挿入用紙、すなわちインデックス紙を挿入するページを示すリストボックス１１０８において設定された数字でないと判定された場合には、この数字に対応する挿入位置が既に合紙を挿入するページを示すリストボックス１１０３で設定済みであるかどうかを判定する（ステップＳ１４０４）。設定された数字が既に設定済みである場合には、重複入力エラーメッセージを表示し（ステップＳ１４１３）、ユーザが確認してＯＫボタンを押下するのを読み取る（ステップＳ１４１４）。

ステップＳ１４０４で、ユーザが設定した数字が挿入位置として設定されていない場合には、この数字が既に設定された値に対して昇順で入力されているかどうかをチェックする（ステップＳ１４０５）。昇順で入力されているならその値を設定情報として格納するとともに、この設定情報をプリンタドライバの設定画面１１００のリストボックス１１０３にフィードバックして表示する（ステップＳ１４１２）。更に、次の挿入するページ番号に対する設定を促すべく、スピンボックス１１０４の表示を「０」にリセットする（ステップＳ１４１１）。

ステップＳ１４０５で、昇順で入力されていないと判定した場合には、ユーザが故意に入力したのか間違って入力したのかをユーザに判断させるために、故意に昇順ではない入力をしたことを示すボタンと誤って入力したことを示すボタンを有する確認要求メッセージを表示する（ステップＳ１４０６）。

その後、ユーザの入力を読み取り（ステップＳ１４０７）、ユーザが故意に昇順で入力しなかったかどうかを、押下されたボタンから判定する（ステップＳ１４０８）。間違って入力したことを示すボタンが押下された場合には、このデータを格納せずにスピンボックス１１０４の表示を「０」にリセットする（ステップＳ１４１１）。

ステップＳ１４０８で、故意に昇順で入力しなかったことを示すボタンが押下された場合には、ユーザが入力を忘れたり、一旦誤って入力したのを訂正したことを意味するので、入力された値を昇順にソートして（ステップＳ１４０９）、設定情報として格納するとともに、ソートされ格納された設定情報をプリンタドライバの設定画面１１００のリストボックス１１０３にフィードバックして表示する（ステップＳ１４１０）。そして、次の挿入するページ番号に対する設定を促すべく、スピンボックス１１０４の表示を「０」にリセットする（ステップＳ１４１１）。

以下、上記のようにしてプリンタドライバ２０３のユーザインタフェースでインデックス紙の挿入用紙に対する設定が行われたときの、ホストコンピュータ３０００での処理について図１４に示すフローチャートを中心にして詳細に説明する。

ユーザが上記で説明した手順でインデックス紙の挿入用紙に対する設定を行い、１１１０のボタンを押下すると、先ずユーザが入力した挿入するページ番号の情報をスピンボックス１１０９に設定された数字から読み取る（ステップＳ１４０１）。次に、設定された数字が０（ゼロ）であるかどうかを判定する（ステップＳ１４０２）。

設定された数字が０（ゼロ）である場合には、その値を設定情報として格納するとともに、この設定情報をプリンタドライバの設定画面１１００のリストボックス１１０８にフィードバックして表示する（ステップＳ１４１５）。例えば図１１のリストボックス１１０８で第１枚目（First）が選択された状態において、スピンボックス１１０９に０が設定され、１１１０のボタンが押下されると、第１枚目のインデックス紙を挿入するページを示すリストボックス１１０８の「First」の行に「In Front of Page 0」と表示される。

このように、一旦設定した数字が誤りであると判明したら、ユーザは対応する挿入するページ番号をリストボックス１１０８で選択してスピンボックスで「０」を設定することにより、その設定を取り消すことができる。なお、本実施形態では、図１４の第１から第６の挿入用紙に対する挿入するページ番号の設定が、リストボックス１１０８に「１，７，０，０，０，０」の順に示されているが、表示方法としてはこれに限定されるものではない。例えば、挿入しないことを意味する「０」が設定された挿入するページ番号に対する情報を前に詰めないで、「０，１，０，０，７，０」のように表示してもよい。

一方、ステップＳ１４０２で、設定された数字が０でないと判定された場合には、この数字に対応する挿入位置が既に他の挿入用紙、すなわち合紙を挿入するページを示すリストボックス１１０３において設定済みであるかどうかを判定する（ステップＳ１４０３）。設定された数字が既に設定済みである場合には、重複入力エラーメッセージを表示し（ステップＳ１４１３）、ユーザが確認してＯＫボタンを押下するのを読み取る（ステップＳ１４１４）。

そして、ステップＳ１４０３で、他の挿入用紙、すなわち合紙を挿入するページを示すリストボックス１１０３において設定された数字でないと判定された場合には、この数字に対応する挿入位置が既にインデックス紙を挿入するページを示すリストボックス１１０８で設定済みであるかどうかを判定する（ステップＳ１４０４）。設定された数字が既に設定済みである場合には、重複入力エラーメッセージを表示し（ステップＳ１４１３）、ユーザが確認してＯＫボタンを押下するのを読み取る（ステップＳ１４１４）。

ステップＳ１４０４で、ユーザが設定した数字が挿入位置として設定されていない場合には、この数字が既に設定された値に対して昇順で入力されているかどうかをチェックする（ステップＳ１４０５）。昇順で入力されているならその値を設定情報として格納するとともに、この設定情報をプリンタドライバの設定画面１１００のリストボックス１１０８にフィードバックして表示する（ステップＳ１４１２）。更に、次の挿入するページ番号に対する設定を促すべく、スピンボックス１１０９の表示を「０」にリセットする（ステップＳ１４１１）。

ステップＳ１４０５で、昇順で入力されていないと判定した場合には、ユーザが故意に入力したのか間違って入力したのかをユーザに判断させるために、故意に昇順ではない入力をしたことを示すボタンと誤って入力したことを示すボタンを有する確認要求メッセージを表示する（ステップＳ１４０６）。

その後、ユーザの入力を読み取り（ステップＳ１４０７）、ユーザが故意に昇順で入力しなかったかどうかを、押下されたボタンから判定する（ステップＳ１４０８）。間違って入力したことを示すボタンが押下された場合には、このデータを格納せずにスピンボックス１１０９の表示を「０」にリセットする（ステップＳ１４１１）。

ステップＳ１４０８で、故意に昇順で入力しなかったことを示すボタンが押下された場合には、ユーザが入力を忘れたり、一旦誤って入力したのを訂正したことを意味するので、入力された値を昇順にソートして（ステップＳ１４０９）、設定情報として格納するとともに、ソートされ格納された設定情報をプリンタドライバの設定画面１１００のリストボックス１１０８にフィードバックして表示する（ステップＳ１４１０）。そして、次の挿入するページ番号に対する設定を促すべく、スピンボックス１１０９の表示を「０」にリセットする（ステップＳ１４１１）。

このように、本実施形態では、ユーザの意思により昇順でない入力が行われた場合に、全ての挿入用紙に対する設定を昇順でソートして設定情報を格納するとともに、この設定情報をプリンタドライバのユーザインタフェースにフィードバックして表示する。これにより、ユーザの入力忘れや誤入力に対する修正や訂正が容易に行える。また、本実施形態では１０キーなどにより数字を直接入力する操作をなくし、全てマウス等のポインティングデバイスだけで操作が行えるので、使い勝手の良いユーザインタフェースとなっている。

なお、本実施形態ではステップ１４０８でユーザが故意に昇順での入力を行わなかったのかどうかを確認して、故意に昇順で入力しなかったことを示すボタンが押下された場合にソートを行っているが、勿論、このチェックを行わずに自動的にソートを行ってもよい。

次に、本実施形態で生成される印刷データについて、合紙及びインデックス紙の挿入を行わない場合と、合紙及びインデックス紙の挿入を行う場合とについて説明する。

図５は、合紙挿入をしない通常時に生成される印刷データの内容の例を、ページ記述言語で示す図であり、５０１はジョブ初期化コマンド群、５０２は印刷データ群、５０３はジョブ終了処理コマンド群である。ここでは論理ページ１０のデータを片面１ｕｐで印刷するように設定されており、印刷データ群５０２において、印刷データがページ毎に順に配置されている。

図６は、合紙挿入設定時に生成される印刷データの内容の例を、ページ記述言語で示す図である。ここでも図５と同様に、論理ページ１０のデータを１ｕｐで印刷するよう設定されているが、加えて、合紙の挿入するページ番号として２ページ目、５ページ目と８ページ目が指定され、合紙への印刷は表面のみに設定されている。また、インデックス紙の挿入するページ番号として１ページ目と７ページ目が指定され、インデックス紙への印刷は表面のみに設定されている。

この合紙の挿入に対応して、２ページ目の印刷データ６０７と５ページ目の印刷データ６１１と８ページ目の印刷データ６１７の前後（６０６及び６０８、６１０及び６１２、６１６及び６１８）に、合紙の挿入処理をＯＮ／ＯＦＦするためのコマンド群が追加されている。また、インデックス紙の挿入に対応して、１ページ目の印刷データ６０４と７ページ目の印刷データ６１４の前後（６０３及び６０５、６１３及び６１５）に、インデックス紙の挿入処理をＯＮ／ＯＦＦするためのコマンド群が追加されている。なお、後述するが、図６の印刷データの出力結果は、図７（ｂ）に示すようになる。

図７は、本実施形態におけるホストコンピュータによって生成される印刷データとプリンタでの出力結果の例を示す図である。図７において、図７（ａ）は２ページ目、５ページ目と８ページ目に合紙を挿入する設定をし、１ページ目と７ページ目にインデックス紙を挿入する設定をした場合の、ホストコンピュータから送信された印刷データ、図７（ｂ）は、図７（ａ）の印刷データをプリンタで出力した場合の印刷結果で、上記の図６に示した印刷データに対応している。

以下、図８、図９及び図１２に示すフローチャートを参照して、本実施形態の動作を詳しく説明する。図８は、本実施形態におけるホストコンピュータで行われる印刷処理の流れを示したフローチャートであり、図９は、図８の印刷データ生成処理（ステップＳ８０２）の流れを示したフローチャートであり、図１２はプリンタで行われる印刷処理の流れを示したフローチャートである。

本実施形態における印刷処理は、上述のようにユーザがホストコンピュータ３０００で実行中のアプリケーション上において、キーボードやマウス等の入力手段により、出力先としてプリンタ３００１を指定して印刷の実行を命令することで開始される。この場合、プリンタドライバによる印刷設定はしてもしなくても良く、印刷設定をしない場合にはデフォルトの設定値もしくは以前に設定された印刷設定を有効として、以降の印刷処理が実行される。

また、印刷処理は、図８に示すホストコンピュータ３０００上での印刷データの生成と、図１２に示すプリンタ３００１上での印刷の実行処理とに大別されるが、最初に図８を参照してホストコンピュータ３０００上での印刷データの生成について説明する。

アプリケーションからの印刷実行が命令されると、ステップＳ８０１に示すジョブ初期化処理を行う。ここでは印刷設定の情報に基づいて、図５及び図６に示したジョブ初期化コマンド郡５０１、６０１に示すような一連のジョブ初期化コマンド群が生成される。

続いて、ステップＳ８０２で実際に描画される印刷データを生成する。処理の詳細は後述するが、それぞれの論理ページの印刷データを生成すると共に、合紙及びインデックス紙挿入の有無に応じて合紙及びインデックス紙が挿入されるページの印刷データの前後に送信する追加コマンドを生成する。ここで生成されるデータの例は、図５の５０２や図６の６０３〜６１９である。

最後に、ステップＳ８０３でジョブ終了処理を行う。ここでは図５の５０３や図６の６２０に示されるような一連のジョブ終了コマンド群を生成する。

次に、図８の印刷データ生成処理（ステップＳ８０２）で行われる処理について、図９のフローチャートを参照して詳細に説明する。
ステップＳ８０１のジョブ初期化処理が終了すると、印刷データ生成処理に移るが、ここでまず全ての印刷データの作成を終了したか否かを判断する（ステップＳ９０１）。

全ての印刷データの作成を終了していないと判断すると、続いて、合紙を挿入する位置（ページ）であるかどうかの判断を行う（ステップＳ９０２）。合紙の挿入位置は、上述のように、図１１に示す合紙の設定画面１１００の合紙を付ける位置を指定する領域１１０３への設定によって指定される。合紙挿入位置でない場合、インデックス紙を挿入する位置（ページ）であるかどうかの判断を行う（ステップＳ９０７）。

合紙挿入が設定がされている位置である場合には、まず最初に、図６に追加したコマンド６０６として示されている合紙挿入命令及び給紙口指定命令を設定情報に従って生成する（ステップＳ９０３）。図６に示す例では、「@PJL SET INSERTING−AISHI = ON」が合紙挿入命令であり、「@PJL SET INSERTING−AISHI−DRAW = 1」（図６の６０２）が給紙口指定命令である。

次に合紙に対する印刷設定がされているかどうかを判定する（ステップＳ９０４）。印刷設定がされていない場合には、図６の追加したコマンド６０８として示されている合紙挿入解除命令を発行する（ステップＳ９０６）。図６に示す例では、「@PJL SET INSERTING−AISHI = OFF」が合紙挿入解除命令である。

一方、合紙に対する印刷が設定されている場合には、図６に６０７として示しているような論理ページの１画像分の印刷データを作成した後（ステップＳ９０５）、図６の６０８に示す合紙挿入解除命令を発行する（ステップＳ９０６）。そして、再度ステップＳ９０１に戻り、全ての印刷データの作成が終了したかどうかを判定する。

インデックス紙挿入が設定がされている位置である場合には、まず最初に、図６に追加したコマンド郡６０３として示されているインデックス紙挿入命令及び給紙口指定命令を設定情報に従って生成する（ステップＳ９０８）。図６に示す例では、「@PJL SET INSERTING−INDEX = ON」がインデックス紙挿入命令であり、「@PJL SET INSERTING−INDEXSHI−DRAW = 2」（図６の６０２）が給紙口指定命令である。

次にインデックス紙に対する印刷設定がされているかどうかを判定する（ステップＳ９０９）。印刷設定がされていない場合には、図６の追加したコマンド６０５として示されているインデックス紙挿入解除命令を発行する（ステップＳ９１１）。図６に示す例では、「@PJL SET INSERTING−INDEX = OFF」がインデックス紙挿入解除命令である。

一方、インデックス紙に対する印刷が設定されている場合には、図６に６０４として示しているような論理ページの１画像分の印刷データを作成した後（ステップＳ９１０）、インデックス紙挿入解除命令を発行する（ステップＳ９１１）。そして、再度ステップＳ９０１に戻り、全ての印刷データの作成が終了したかどうかを判定する。

ステップＳ９０１で全ての印刷データの作成が終了したと判定されたら、印刷データ生成処理を終え、ジョブ終了処理（ステップＳ８０３）を行う。

以上の処理によりホストコンピュータ３０００上で生成された印刷データは、図１の３１で示すインタフェースを介してプリンタ３００１に送られる。もちろんホストコンピュータ３０００とプリンタ３００１とが一体的に構成されていて、インタフェース３１の代わりに内部バスで送信されてもよい。また、インタフェースの種類は、上述のようにパラレルインタフェース（米国セントロニクス社仕様のセントロインタフェース）、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）インタフェース、ＩＥＥＥ１３９４、ＬＡＮやＷＡＮ等のネットワークや今後開発されるインタフェースであっても構わない。

また、この状態でアプリケーションからの命令に対応したホストコンピュータにおける印刷処理は全て終了しており、図３に示した印刷関連プログラムや関連データはＲＡＭ２からＯＳにより消去される。

続いて、プリンタ３００１で行われる印刷処理について、図１２のフローチャートを参照して説明する。始めにホストコンピュータ３０００より送付された印刷データを解析し、まずジョブ初期化コマンド郡を実行し（ステップＳ１２０１）、次に印刷データに従って印刷イメージを生成して印刷を実行し（ステップＳ１２０２）、最後にジョブ終了コマンド郡を実行する（ステップＳ１２０３）。

以上の処理により印刷処理全体が終了し、ユーザがプリンタドライバ２０３で設定した合紙及びインデックス紙に対する設定に応じて印刷出力がされる。

以上説明したように本実施形態によれば、ユーザは１回の簡単な操作で合紙及びインデックス紙両方の挿入処理を行うことが可能となり、合紙部分およびインデックス紙部分を識別が容易でかつ以降のページに対する見出し効果を持たせたものとすることができる。従って、１回の印刷処理で合紙とインデックス紙とその他のページとに対して、ユーザが所望する設定で印刷された出力を得ることが可能となる。

＜第２の実施形態＞
上記第１の実施形態では、ホストコンピュータ３０００で合紙の挿入ページの位置とインデックス紙の挿入ページの位置が重複しているかどうかをチェックをしているが、プリンタドライバ２０３では重複をチェックせず、ホストコンピュータ３０００で重複した挿入位置を含む印刷データを作成し、印刷データを受信したプリンタ３００１が、プリンタ３００１のファームウェアの設定値、または、プリンタ３００１の操作部２８で設定された値に従い、合紙またはインデックス紙のどちらかの挿入を無効とし、合紙またはインデックス紙のどちらかのみを印刷するように構成することもできる。

＜第３の実施形態＞
上記実施形態では、ホストコンピュータ３０００では、各論理ページに対応して１つの画像を含む印刷データを作成し、レイアウト（Ｎｕｐ）情報と印刷面情報とインデックス紙の画像シフト量と共にプリンタ３００１に送信し、これを受信したプリンタ３００１でレイアウト（Ｎｕｐ）情報と印刷面情報とインデックス紙の画像シフト量を解析し、ユーザが設定したレイアウト（Ｎｕｐ）、印刷面、インデックス紙の画像シフト量の処理を行うものとしたが、ホストコンピュータ３０００でユーザが設定したレイアウト（Ｎｕｐ）、印刷面、インデックス紙の画像シフト量を反映した、印刷出力結果と同じページ単位の印刷データを作成し、プリンタ３００１では送信された印刷データに従ってページ毎に印刷するように構成することもできる。

＜第４の実施形態＞
図１１では、合紙、インデックス紙別に挿入するページ位置を設定するユーザインタフェースを備えている。この他に図１３のように、合紙、インデックス紙を挿入するページ位置を設定するユーザインタフェースを一つのみとし、そのただ一つのユーザインタフェースにおいて、挿入するのが合紙かインデックス紙かを設定しても良い。

本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。

なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム（本実施形態では図８、図９及び図１２に示すフローチャートに対応したプログラム）を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、本発明の実施形態としてプログラムである必要はない。

従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。

その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、ＯＳに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。

プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＭＯ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ、ＤＶＤ（ＤＶＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ−Ｒ）などがある。

その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるＷＷＷサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。

また、本発明のプログラムを暗号化してＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。

また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。

さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。

本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示したブロック図である。 図１の印刷システムにおいて印刷を実行する際の処理の流れを示した図である。 アプリケーションからの印刷が実行可能となった状態におけるホストコンピュータのＲＡＭのメモリマップの例を示した図である。 挿入紙設定に対するユーザインタフェースとしての画面の比較例を示した図である。 合紙挿入をしない通常時に生成される印刷データの内容例をページ記述言語で示した図である。 合紙挿入設定時に生成されている印刷データの内容例をページ記述言語で示した図である。 ホストコンピュータによって生成される印刷データとプリンタでの出力結果の例を示した図である。 ホストコンピュータで行われる印刷処理の流れを示したフローチャートである。 図８の印刷データ生成処理の流れを示したフローチャートである。 印刷設定画面の一表示例を示した図である。 挿入印刷処理の設定画面の一表示例を示した図である。 プリンタで行われる印刷処理の流れを示したフローチャートである。 挿入印刷処理の設定画面の他の表示例を示した図である。 合紙の挿入用紙に対する設定がなされた際のホストコンピュータでの処理の流れを示したフローチャートである。

符号の説明

１、２１ ＣＰＵ
２、２２ ＲＡＭ
３、２３ ＲＯＭ
４、２４ システムバス
５ キーボードコントローラ
６ マウスコントローラ
７ ＣＲＴコントローラ
８、２６ ディスクコントローラ
９ プリンタコントローラ
１０ キーボード
１１ マウス
１２ ＣＲＴ
１３、２９ 外部メモリ
３１ 双方向インタフェース
２５ 入力部
２７ 印刷部インタフェース
２８ 操作部
３０ 印刷部
１１００ 挿入印刷処理設定画面
１１０１ 合紙印刷設定選択領域
１１０２ 挿入紙用トレイ選択画面
１１０３ 合紙挿入位置指定リストボックス
１１０４ 合紙挿入位置選択スピンボックス
１１０５、１１１０ 有効ボタン
１１０６ インデックス紙印刷設定選択画面
１１０７ インデックス紙用トレイ選択画面
１１０８ インデックス紙挿入位置指定リストボックス
１１０９ インデックス紙挿入位置選択スピンボックス
１１１１ 画像シフト量単位選択ボタン
１１１２ 画像シフト量選択スピンボックス
１１１３ ＯＫボタン
１１１４ キャンセルボタン
１１１５ ヘルプボタン
２０００、２００１ マザーボード
３０００ ホストコンピュータ
３００１ プリンタ

Claims (13)

1. 接続された印刷装置の印刷処理を制御するためのプリンタドライバを備えた情報処理装置であって、
   第１の記録媒体に対する印刷処理の設定とともに、前記第１の記録媒体とは異なる複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入処理の設定が可能な設定手段と、
   前記設定手段による設定内容を前記印刷装置に対して送信する設定情報送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
2. 前記設定手段は、前記複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入位置を前記第１の記録媒体のページ番号で設定することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
3. 前記設定手段は、更に、前記複数種の記録媒体に対する印刷処理の設定を可能とすることを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
4. 前記設定手段は、前記複数種の記録媒体に対する印刷処理の設定として、前記複数種の記録媒体における印刷面を設定することを特徴とする請求項３に記載の情報処理装置。
5. 前記設定手段は、前記複数種の記録媒体に対する印刷処理の設定として、前記複数種の記録媒体における印刷レイアウトを設定することを特徴とする請求項３に記載の情報処理装置。
6. 前記設定手段は、更に、前記印刷装置における前記複数種の記録媒体夫々の供給経路の設定を可能とすることを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
7. 前記複数種の記録媒体の種別毎に前記第１の記録媒体に対する挿入処理をユーザに設定させるために、前記複数種の記録媒体の種別毎に前記挿入処理の設定に係るユーザインタフェースを表示手段上で表示させる表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項１又は２に記載の情報処理装置。
8. 前記複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入処理をまとめて設定可能な単一のユーザインタフェースを表示手段上で表示させる表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項１又は２に記載の情報処理装置。
9. 前記設定手段は、前記複数種の記録媒体のうちの複数の記録媒体について前記第１の記録媒体の同一ページへの挿入指示があった場合、前記複数の記録媒体のうちの何れか一つの当該ページへの挿入設定を有効とし、他の記録媒体の当該ページへの挿入設定を無効とすることを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
10. 印刷装置と、前記印刷装置の印刷処理を制御するためのプリンタドライバを備えた情報処理装置とを通信可能に接続した印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、
    第１の記録媒体に対する印刷処理の設定とともに、前記第１の記録媒体とは異なる複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入処理の設定が可能な設定手段と、
    前記設定手段による設定内容を前記印刷装置に対して送信する設定情報送信手段とを有し、
    前記印刷装置は、
    前記情報処理装置から受信した前記設定内容に従って前記複数種の記録媒体を前記第１の記録媒体に挿入して印刷処理を実行することを特徴とする印刷システム。
11. 接続された印刷装置の印刷処理を制御するためのプリンタドライバを備えた情報処理装置の制御方法であって、
    第１の記録媒体に対する印刷処理の設定とともに、前記第１の記録媒体とは異なる複数種の記録媒体の前記第１の記録媒体に対する挿入処理の設定を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップによる設定内容を前記印刷装置に対して送信する設定情報送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
12. 請求項１１に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
13. 請求項１２に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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