JP4250016B2 - アナログディジタル混載メータ及びこれに用いられるディジタル表示装置 - Google Patents

アナログディジタル混載メータ及びこれに用いられるディジタル表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字板に形成された所定の意匠を回動する指針にて指示することにより所定のアナログ表示を行うアナログ表示部と、所定の表示セグメントに電気信号を与えることによりこの表示セグメントが点灯して所定のディジタル表示を行うディジタル表示部とを備えたアナログディジタル混載メータ及びこれに用いられるディジタル表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ほとんどの車載メータ等においては、文字板に形成されたスピード等を示す意匠を指針にて指示することによりスピード等のアナログ表示を行うアナログ表示部と、数字を示す表示セグメントを駆動させて走行距離等のディジタル表示を行う平板状のディジタル表示部とを備えたアナログディジタル混載メータが採用されている。
【0003】
例えば、図6の正面図に示すように、上記アナログディジタル混載メータとしての車載メータのスピード部90では、黒色ベースの文字板901に形成されたスピードを示す意匠や目盛り(不図示)が、指針901aにて指示されることにより、現在のスピードがアナログ表示される。また、文字板901が一部切り欠かれて形成された文字板窓の背面に配置された液晶表示装置902の表示セグメントにより、走行距離が数字や文字等にてディジタル表示される。なお、このようなアナログディジタル混載メータは、下記特許文献1及び特許文献2でも示されるように周知である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−108700号公報
【特許文献2】
実開平3−52620号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のアナログディジタル混載メータでは、一般的に、文字板901は黒色系で印刷されているのに対して、液晶表示装置902の表面は灰色系である。このため、アナログディジタル混載メータ中で、液晶表示装置902等で構成されるディジタル表示部が目立って違和感が生じる。また、アナログ表示部は回動する指針901aにより立体感があるが、平板状の液晶表示装置902等で構成されるディジタル表示部は立体感に乏しく、この差異により、ディジタル表示部が目立って、更に違和感が生じる。このため、従来のアナログディジタル混載メータは、高級感に欠けるものであった。
【0006】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、アナログディジタル混載メータ中のディジタル表示部による違和感を除去し、高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のアナログディジタル混載メータは、文字板と、この文字板に形成された所定の意匠を回動する指針にて指示することにより所定のアナログ表示を行うアナログ表示部と、所定の表示セグメントに電気信号を与えることによりこの表示セグメントが点灯して所定のディジタル表示を行う平板状のディジタル表示部と、を備えたアナログディジタル混載メータであって、前記ディジタル表示部の背景色前記文字板の色と同系色とされ、前記文字板には、前記バー意匠を臨む中抜意匠が形成され、そして、前記ディジタル表示部には、この表示部の背面に配置された光源からの光を前記中抜意匠に向けて透過させる透過窓が設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、アナログディジタル混載メータに含まれるディジタル表示部の背景色を文字板の色と同系色にしたので、平板状のディジタル表示部がメータ中で目立ちにくくなる。
【0009】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載のアナログディジタル混載メータは、請求項1記載のアナログディジタル混載メータにおいて、前記ディジタル表示部の背景色及び前記文字板は共に、黒色系であり、前記ディジタル表示部及び前記文字板の前面には、表ガラスとしての黒色系のスモークガラスが覆設されている、ことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、ディジタル表示部の背景色及び文字板は共に、黒色系であり、ディジタル表示部及び文字板の前面には、表ガラスとしての黒色系のスモークガラスが覆設されるので、ブラックフェース化されて、平板状のディジタル表示部が一層目立ちにくくなる。
【0011】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載のアナログディジタル混載メータは、請求項1又は2記載のアナログディジタル混載メータにおいて、前記ディジタル表示部は、非点灯時は前記背景色と同系色であるが、点灯時には前記背景色とは異系色で発光する、前記表示セグメントとしてのバー意匠を有する、ことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、ディジタル表示部は、非点灯時は背景色と同系色であるが、点灯時には背景色とは異系色で発光するバー意匠を有するので、バー意匠非点灯時には上記のようにディジタル表示部が目立ちにくくなる共に、バー意匠点灯時にはディジタル表示部にもアナログ表示部と同様の立体感が生じて違和感を与えることがなくなる。
【0014】
請求項記載の発明によれば、文字板にはバー意匠を臨む中抜意匠が形成され、ディジタル表示部にはこの表示部の背面に配置された光源からの光を中抜意匠に向けて透過させる透過窓が設けられているので、バー意匠に関連する中抜意匠にも立体感が生じる。
【0015】
上記課題を解決するためになされた請求項記載のアナログディジタル混載メータは、請求項1に記載のアナログディジタル混載メータにおいて、前記文字板と前記ディジタル表示部の表面との間には、わずかな隙間が形成されている、ことを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明によれば、文字板とディジタル表示部の表面との間には、わずかな隙間が形成されているので、表示セグメント及び中抜意匠により顕著に立体感が生じる。
【0017】
上記課題を解決するためになされた請求項記載のディジタル表示装置は、請求項1に記載のアナログディジタル混載メータに用いられるディジタル表示装置であって、前記メータに含まれる文字板と同系色の背景色を有するガラス基板と、非点灯時には前記文字板の背景色と同系色であるが、所定の電気信号に応答して点灯した時には前記文字板とは異系色で発光する表示セグメントと、前記文字板に形成された中抜意匠に向けて所定の光源からの光を透過させる、前記ガラス基板の一部に形成された透過窓と、を有することを特徴とする。
【0018】
請求項記載の発明によれば、アナログディジタル混載メータに含まれる文字板と同系色の背景色を有するガラス基板により、混載メータ中でディジタル表示装置を目立ちにくくさせる。また、文字板とは異系色で発光する表示セグメントと、文字板に形成された中抜意匠に向けて所定の光源からの光を透過させる透過窓とにより、ディジタル表示部にもアナログ表示部と同様の立体感を生じさせる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のアナログディジタル混載メータの一例としてのコンビネーションメータの分解斜視図である。コンビネーションメータは、車載され、図1に示すように、メータ本体1、導光板2、拡散板3、LCD(Liquid Crystal Display)4、文字板5、見返し6、指針7及び表ガラス8を含んで構成される。上記メータ本体1には、まず導光板2及び拡散板3が装着された後、その上からLCD4が取り付けられる。更にその上に、文字板5、見返し6及び表ガラス8がこの順に取り付けられる。この際、指針7は図示しないムーブメントの回転軸に取り付けられる。
【0020】
メータ本体1は、例えば、樹脂製であり、横長の皿状をしている。このメータ本体1の前面には、スピード部10、LCD収容部11、12、及びAT部13等が形成されている。スピード部10は、楕円形の皿状をしており、その中央部には筒状部14が形成されている。このスピード部10は、請求項中のアナログ表示部に対応する。図示しないが、筒状部14の背面には、指針を回動させるムーブメントが配置されおり、その回転軸が筒状部14に覆われている。この筒状部14を周回するように複数のLED(Light Emitting Diode)10aが配列されると共にリング状の壁10bが立設されている。
【0021】
メータ本体1のLCD収容部11、12、及びAT部13はいずれも、これらに収容されるLCD41、42及び導光板2の形状に応じた四角形状又はかぎ型形状をしている。メータ本体1の周縁部或いは側面部には、見返し6や表ガラス8が取り付けられるときに使用される嵌合部16やこのメータがインストルメントパネルに取り付けられるときに利用される取付片15、17が設けられている。なお、メータ本体1の背面には、ここでは図示しないムーブメントや電子部品類を実装した基板が取り付けられている。更に、その背面には、裏カバーが覆設されている。LCD収容部11については、図2において再度説明を加える。
【0022】
導光板2は、「P」、「R」、「N」、「D」、「S」、「B」等で表されるギアポジションに対応して、かぎ型をしている。導光板2は、例えば、導光性のあるアクリル樹脂製である。この導光板2は、基板状に配列された図示しないLEDからの光を導光して、右側文字板52に形成されたポジション意匠52bを背面から照明する。
【0023】
拡散板3は、LEDからの出射光により、文字板50、51、52やLCD41、42を背面から効果的に照明するためのもので、例えば、白濁色の樹脂製である。拡散板3は、中央文字板50の形状に対応した拡散板中央部30、並びにLCD41及び42の形状にそれぞれ対応した拡散板左部及び拡散板右部が連結されたような形状をしている。拡散板中央部30の中央部には、上記筒上部14に対応した中央孔30aが穿設されている。
【0024】
LCD4は、液晶表示デバイスであり、詳しくは、正方形に近いLCD41及び矩形のLCD42から構成される。LCD41には燃費や燃料残量が表示され、LCD42には累積走行距離等が表示される。これらLCD4の背景色は、文字板51〜52の色と同系色である黒色をしている。LCD4については、図2以降でLCD41を用いて説明を加える。
【0025】
文字板5は、例えば、透明生地の薄板状のポリカーボネイト製であり、中央文字板50、それぞれ分離形成された左側文字板51及び右側文字板52から構成されている。中央文字板50は、アナログタイプであり、その中央部には、指針の回転軸部が挿通される中央孔50aが穿設され、その周辺部には、スピードを数字や目盛りで示す意匠50bが形成されている。また、左側文字板51は、LCD41の燃費や燃料残量の表示エレメントに対応した形状の開口部51a、文字やマーク等が形成された意匠51bが形成されている。そして、右側文字板52には、LCD42の表示エレメントに対応した形状の開口部52a、各ギアポジションを示す「P」、「R」、「N」、「D」、「S」、「B」等の意匠が形成されている。各文字板50、51、52は、上記それぞれの意匠を中抜きにして、黒色印刷が施されている。文字板5については、図2以降で文字板51を用いて説明を加える。
【0026】
見返し6は、例えば、黒色系の樹脂製であり、文字板50、51、52の形状にそれぞれ対応した開口部60、61、62を有する横長の筒状をしている。また、この見返し6の側面部には、上記メータ本体1の取付片15、17と共にこのメータがインストルメントパネルに取り付けられるときに利用される取付片64や嵌合部16に嵌合される嵌合爪65が設けられている。
【0027】
指針7は、その指針軸部が上記ムーブメントの回転軸に挿通されて、ムーブメントの回転軸の回転にともなって、中央文字板50に形成された所定の意匠50bを指示する。
【0028】
表ガラス8は、例えば、横長の樹脂製の黒色系のスモークガラスである。表ガラス8は、このメータの前面をブラックフェース化して高級感を高めるのにも役立つ。また、この表ガラス8の側面部には、見返し6に取り付けられるときに利用される複数のロック片86が設けられている。
【0029】
次に、図2〜図4を用いて、本発明のアナログディジタル混載メータ及びディジタル表示装置の構成を説明する。本発明は、例えば、図1のコンビネーションメータのメータ左側部に適用されているものとする。図2は、図1のコンビネーションメータのメータ左側部の分解斜視図である。図3は、図1のコンビネーションメータのメータ左側部の正面図である。図4は、図3のXX線断面図である。なお、図2の斜視図においては、LCD41の下側に取り付けられる拡散板3及び文字板51の上側に取り付けられる見返し6は省略しており、図3の正面図においては、見返し6及び表ガラス8は省略している。また、図2〜図4中、共通する部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0030】
図2〜図4に示すように、メータ本体1のメータ左側部には、LCD41を収容するための、四角形皿状のLCD収容部11が形成されている。LCD収容部11の底面には、基板101上に配列されたLEDL1〜L8にそれぞれ対応するLED窓が穿設されている。LCD収容部11の側壁は、図4中上方に向かって徐々に開口するような傾斜壁になっている。
【0031】
上記LEDL1は透過部41a及び中抜意匠51aに対応し、LEDL8は透過部41b及び中抜意匠51bに対応するように配置されている。また、LEDL3、L2、L4及びL6はバー意匠41cに対応し、LEDL5及びL7はバー意匠41dに対応するように配置されている。これらLEDL1〜L8は、LCD41のバックライトとして機能するものである。
【0032】
LCD収容部11の一開口辺(図2中、下側開口辺)近傍にはLCD41のオス端子41eが挿入されるメス端子11d(図4参照)が設けられており、LCD収容部11の他開口辺(図2中、上側及び左側開口辺)近傍にはこの収容部11に取り付けられるLCD41の二辺に係合する複数のロック片11e1、11e2が設けられている。また、メータ本体1の前面には、文字板51に形成されたここでは図示しない各意匠を照明するための各LEDを収容するLED収容部12a、12bが形成されている。
【0033】
また、LCD41は、正方形に近い形状をした平板状の液晶表示デバイスである。LCD41の表示原理は周知のデバイスと同様であるが、このLCD41は上記文字板51等と同系色の背景色、例えば、透過率の低い黒色の背景色を有する2枚のガラス基板(特に、図4参照)にて形作られている点は特有である。2枚のガラス基板には、バー意匠41c、41dを形成する複数の表示セグメントが挟持されている。表示セグメントは、オス端子41eに電気接続されており、このオス端子41eに供給される所定の電気信号に応答して点灯又は発光する。すなわち、所定の電気信号に応答して、バー意匠41c、41dを構成する表示セグメントが連続的に点灯又は発光して、所定の値を示す。バー意匠41c、41dは、非点灯時はガラス基板と同系色であるが、点灯時には背景色とは異系色、例えば、薄白色や薄青色で発光する。
【0034】
LCD41には、文字板51に形成された中抜意匠51a及び51bに向けてそれぞれ、拡散板3を介して与えられるLEDL1及びL8からの出射光を透過させる透過窓41a及び41bも形成されている。透過窓41a及び41bは、中抜意匠51a及び51bに対応した形状をしている。透過窓41a及び41bの黒色系であるが、ガラス基板上の他の部位よりも透過率が高くなっている。このような構成のLCD41をアナログディジタル混載メータに用いることにより、メータ中でディジタル表示部が目立ちにくくなると共に、ディジタル表示部にもアナログ表示部と同様の立体感が生じさせることが可能になる。したがって、このLCD41を用いることにより、非常に高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供することが可能となる。なお、LCD41は、請求項中のディジタル表示装置に対応する。ディジタル表示装置としては、LCDに替えて、周知のVFD(蛍光表示管)を採用してもよい。
【0035】
また、文字板51は、透明生地のポリカーボネイト製シートの中抜意匠51a、51bに相当する部分が薄く着色又は中抜きされたうえで全体が黒色印刷されている。中抜意匠51aは上記バー意匠41cに関連し、中抜意匠51bは上記バー意匠41dに関連するものである。文字板51の中央部には、上記バー意匠41c、41dを同時に囲むような、四分の一円状の開口部51cも形成されている。この文字板51がメータ本体1に取り付けられた際には、文字板51とLCD41との間には、図4に示すような隙間Sが形成される。この隙間Sは、中抜意匠51a、51bやバー意匠41b、41dによる立体感をより顕著するために役立つ。なお、文字板51には、方向指示や各種ワーニング等の意匠も形成されているが、ここでは説明を省略する。また、この文字板51の前面に覆設される表ガラス8も黒色系のスモークガラスである。
【0036】
更に、図5を用いると共に再度図4を参照しつつ、本発明のアナログディジタル混載メータの作用効果について説明する。図4は上述の通りであり、図5はイグニッションオン後のメータ左側部の状態を示す正面図である。
【0037】
まず、イグニッションスイッチがオンされる前には、全LEDは未点灯であるので、メータ前面はブラックフェース化されて視認される。特に、文字板51は黒色ベースであり、LCD41の背景色も黒色であり、更に表ガラス8がスモーク化されているので、LCD41が配置されていることは全くわからない。したがって、メータ中のディジタル表示部による違和感が除去される。なお、ここでは図示しないスピード部等のLCDが配置されていない他の部位の前面もブラックフェース化されて視認される。
【0038】
また、イグニッションスイッチがオンされた後には、図4に示すように、LEDL3、L5及びL8等が点灯する。例えば、LEDL3及びL5からの出射光R3及びR5はそれぞれ、拡散板3にて適度に拡散された後、LCD41上のバー意匠41c及び41dの背面付近を照明する。バー意匠41cは、未走行中であれば未点灯であり、走行中であれば瞬時燃費に対応するバーが上記色で点灯する。バー意匠41dは、走行中又は未走行中に拘わらず、燃料残量に対応するバーが上記色で点灯する。これら点灯光は表ガラス8を通過して、図4の上方に位置するドライバ等のアイレンジに向かう。また、LEDL8からの出射光R8は、拡散板3にて適度に拡散された後、LCD41上の透過部41bを透過して、文字板5上の中抜意匠51bを背面から照明する。この照明光もまた表ガラス8を通過して、同様にドライバ等のアイレンジに向かう。なお、ここに図示していない他のLEDからの出射光も同様の作用を呈する。そうすると、図5に示すように、黒色の中で光輝するバー意匠41c、41dや中抜意匠51a、51bは、ここには図示しないアナログ表示部において光輝する指針と同様の立体感を呈する。すなわち、ディジタル表示部にもアナログ表示部と同様の立体感が生じる。勿論、光輝している部位以外は黒色系であるので、図5に示すように、ディジタル表示部による違和感は全くない。
【0039】
このように、本発明の実施形態によれば、アナログディジタル混載メータ中のディジタル表示部による違和感を除去し、高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供することができるようになる。
【0040】
なお、上記実施形態ではメータ左側部を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明はメータ右側部にも同様に適用可能であるし、その他の部位にも同様に適用可能である。また、本発明はメータ中で一カ所のみならず、複数箇所にも同時に適用可能である。また、本発明は上記実施形態で示したようなコンビネーションメータ以外のメータや、車載されないメータにも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、アナログディジタル混載メータに含まれるディジタル表示部の背景色を文字板の色と同系色にしたので、平板状のディジタル表示部がメータ中で目立ちにくくなる。したがって、混載メータ中のディジタル表示部による違和感が除去され、高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供できる。
【0042】
請求項2記載の発明によれば、ディジタル表示部の背景色及び文字板は共に、黒色系であり、ディジタル表示部及び文字板の前面には、表ガラスとしての黒色系のスモークガラスが覆設されるので、ブラックフェース化されて、平板状のディジタル表示部が一層目立ちにくくなる。したがって、より高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供できる。
【0043】
請求項3記載の発明によれば、ディジタル表示部は、非点灯時は背景色と同系色であるが、点灯時には背景色とは異系色で発光するバー意匠を有するので、バー意匠非点灯時には上記のようにディジタル表示部が目立ちにくくなる共に、バー意匠点灯時にはディジタル表示部にもアナログ表示部と同様の立体感が生じて違和感を与えることがなくなる。したがって、より高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供できる。
【0044】
請求項記載の発明によれば、文字板にはバー意匠を臨む中抜意匠が形成され、ディジタル表示部にはこの表示部の背面に配置された光源からの光を中抜意匠に向けて透過させる透過窓が設けられているので、バー意匠を臨む中抜意匠にも立体感が生じる。したがって、更に高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供できる。
【0045】
請求項記載の発明によれば、文字板とディジタル表示部の表面との間には、わずかな隙間が形成されているので、表示セグメント及び中抜意匠により顕著に立体感が生じる。したがって、更に一層高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供できる。
【0046】
請求項記載の発明によれば、アナログディジタル混載メータに含まれる文字板と同系色の背景色を有するガラス基板により、混載メータ中でディジタル表示装置を目立ちにくくさせる。また、文字板とは異系色で発光する表示セグメントと、文字板に形成された中抜意匠に向けて所定の光源からの光を透過させる透過窓とにより、ディジタル表示部にもアナログ表示部と同様の立体感を生じさせる。これらにより、非常に高級感のあるアナログディジタル混載メータを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアナログディジタル混載メータの一例としてのコンビネーションメータの分解斜視図である。
【図2】図1のコンビネーションメータのメータ左側部の分解斜視図である。
【図3】図1のコンビネーションメータのメータ左側部の正面図である。
【図4】図3のXX線断面図である。
【図5】イグニッションオン後のメータ左側部の状態を示す正面図である。
【図6】従来のアナログディジタル混載メータの正面図である。
【符号の説明】
1 メータ本体
2 導光板
3 拡散板
4 LCD
5 文字板
6 見返し
7 指針
8 表ガラス
11 LCD収容部
41 LCD(ディジタル表示部)
51 左側文字板(文字板)
41a、41b 透過部
41c、41d バー意匠
51a、51b 中抜意匠
51c 開口部
L1〜L8 LED

Claims (5)

  1. 文字板と、この文字板に形成された所定の意匠を回動する指針にて指示することにより所定のアナログ表示を行うアナログ表示部と、所定の表示セグメントに電気信号を与えることによりこの表示セグメントが点灯して所定のディジタル表示を行う平板状のディジタル表示部と、を備えたアナログディジタル混載メータであって、
    前記ディジタル表示部の背景色前記文字板の色と同系色とされ、
    前記文字板には、前記バー意匠を臨む中抜意匠が形成され、そして、
    前記ディジタル表示部には、この表示部の背面に配置された光源からの光を前記中抜意匠に向けて透過させる透過窓が設けられている
    ことを特徴とするアナログディジタル混載メータ。
  2. 請求項1記載のアナログディジタル混載メータにおいて、
    前記ディジタル表示部の背景色及び前記文字板は共に、黒色系であり、
    前記ディジタル表示部及び前記文字板の前面には、表ガラスとしての黒色系のスモークガラスが覆設されてい
    ことを特徴とするアナログディジタル混載メータ。
  3. 請求項1又は2記載のアナログディジタル混載メータにおいて、
    前記ディジタル表示部は、非点灯時は前記背景色と同系色であるが、点灯時には前記背景色とは異系色で発光する、前記表示セグメントとしてのバー意匠を有す
    ことを特徴とするアナログディジタル混載メータ。
  4. 請求項3記載のアナログディジタル混載メータにおいて、
    前記文字板と前記ディジタル表示部の表面との間には、わずかな隙間が形成されてい
    ことを特徴とするアナログディジタル混載メータ。
  5. 請求項1に記載のアナログディジタル混載メータに用いられるディジタル表示装置であって、
    前記メータに含まれる文字板と同系色の背景色を有するガラス基板と、
    非点灯時には前記文字板の背景色と同系色であるが、所定の電気信号に応答して点灯した時には前記文字板とは異系色で発光する表示セグメントと、
    前記文字板に形成された中抜意匠に向けて所定の光源からの光を透過させる、前記ガラス基板の一部に形成された透過窓と、
    を有することを特徴とするディジタル表示装置。
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