JP2000193498A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2000193498A
JP2000193498A JP10369384A JP36938498A JP2000193498A JP 2000193498 A JP2000193498 A JP 2000193498A JP 10369384 A JP10369384 A JP 10369384A JP 36938498 A JP36938498 A JP 36938498A JP 2000193498 A JP2000193498 A JP 2000193498A
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instruction
display means
power supply
lighting
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JP10369384A
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Hitoshi Nonomura
均 野々村
Noriaki Baba
紀明 馬場
Mitsuru Kiyozuka
満 清塚
Minoru Takebe
実 竹部
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キースイッチ投入直後の不安定で不正確な指
示をなす指示部を見せにくくあるいは視認できないよう
にし、品位が高く誤判読を引き起こすことのない車両用
表示装置を提供する。 【解決手段】 回動する指示部12の指示により情報を
表示するようにした表示手段4と、表示手段4の指示部
12を照明する照明手段5と、表示手段4及び照明手段
5と電源7とを接続するスイッチ手段8と、スイッチ手
段8の投入により表示手段4と照明手段5に電力が供給
される際に、表示手段4への電力供給時期に対して所定
時間経過後に照明手段5への電力供給を許可する制御手
段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動する指示部の
指示により各種情報を表示するようにした車両用表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、目盛や数字や文字等の表示を
有する表示板を設け、この表示板上に回動可能な指針を
配設し、この表示板上の表示と指針の指示との対比判読
によって所定の物理量や測定量や車両の状態等の各種情
報を表示するようにした車両用表示装置がある。
【0003】この車両用表示装置として、例えば速度
計、エンジン回転計、水温計等がある。この3つの車両
用表示装置についてキースイッチを投入してからの指針
の表示状態をそれぞれ説明する。
【0004】速度計は、キースイッチ投入直後において
は一般に車両は停止しているので指針は表示板の0(ゼ
ロ)位置を表示する。速度計にあってはキースイッチ投
入前においても指針は表示板の0(ゼロ)位置を表示し
ているのでキースイッチ投入後には指針は動作しないの
で特に違和感はない。
【0005】エンジン回転計は、キースイッチ投入直後
においてはエンジンの回転が始まることにより0(ゼ
ロ)指示状態から所定のアイドリング状態に相当する回
転数を指示するべく変化する。エンジン回転計にあって
はキースイッチ投入前には表示板の0(ゼロ)位置を表
示しており、キースイッチの投入によって所定の指示値
を示すべく指針が振れ、ドライバーはエンジンの始動を
確認できるのでこの指針の動作は自然な表示といえる。
【0006】水温計は、キースイッチ投入前にはラジエ
ター水温が低いことを示すC(COLD)の表示を指示
しておりエンジン投入直後には同様にエンジン始動によ
り徐々に暖まってくるエンジン温度の上昇に応じてH
(HI)の表示に向けて指針の指示がゆっくり上昇して
くるものであり、ドライバーはエンジンの温まり具合を
確認できるためこれも自然な表示といえる。
【0007】つまり、上述したような車両用表示装置
は、キースイッチを投入する前と直後とで指針の指示に
変化の無いもの、あるいは、キースイッチ投入直後の指
針の指示の変化にある所定の意味を有するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、例えば下
記に示すような方位計、正圧計、燃料計等からなる車両
用表示装置は、キースイッチの投入により所定の指示を
なすべく指示が変化し、かつ、所定の指示値に到達する
までの指示変化に意味を成さない若しくは不正確な指示
を成すものである。
【0009】つまり、方位計の指針にあっては、キース
イッチ投入前には所定の復帰位置に付勢されるべく任意
の方位を指示しており、キースイッチが投入されること
により復帰位置から所定の方位を指示するべく指示が変
化することになる。この場合、表示情報である方位は、
この変化する途中にあっては全く意味を成さない表示情
報であり、指針が不安定に作動しかつ不正確な方位を指
しているに過ぎないものである。
【0010】また、正圧計の指針は、ターボチャージャ
ー付きの車両に取付けられ、ターボが作動したときにそ
の正圧を表示するものであるが、この正圧計からなる表
示装置は測定圧力が負圧の時には常に0(ゼロ)を表示
するのみであり、正圧になった時のみ指針がふれて所定
の指示値を指示するものであり、通常の負圧状態におい
ては特に意味を成さない表示装置であるといえる。そこ
で、ターボが作動して圧力が正圧となった時、つまり、
所定の値以上になった必要時のみ表示装置として目を誘
い、所定の圧力値を正圧として表示させたいといった要
望がある。
【0011】また、燃料計の指針は、キースイッチ投入
前には所定の復帰位置に付勢されるべくE(EMPT
Y)の表示付近、あるいは、ダンパー機能を有する場合
には実際の値より低い値を指示しており、キースイッチ
が投入されることにより復帰位置もしくはスイッチ投入
前の低い値から所定の燃料量を指示するべくF(FUL
L)側に向けて指示が変化することになる。この場合、
表示情報である燃料量はこの変化する途中にあっては全
く意味を成さない不安定なものであり、また、指針が安
定するまでの指示は不正確な燃料量を指しているに過ぎ
ないものである。
【0012】これらの車両用表示装置は例えばボビン式
本体によって駆動され、キースイッチ投入前(電源OF
F時)においては、戻し磁石あるいは戻しバネ等の復帰
手段により付勢されてなるそれぞれ所定の復帰位置を有
しており、キースイッチ投入後(電源ON後)にあって
は、指針がこの復帰位置から所定の指示位置まで移動す
るために所定の時間を必要とするものである。
【0013】この場合、ドライバーは、この指針の移動
過程において不安定な指示、あるいは、不正確な指示を
視認してしまうこととなり見苦しいといった問題、ある
いは誤った判読をしてしまうおそれがあるという問題が
ある。
【0014】本発明は、キースイッチ投入直後の不安定
で不正確な指示をなす指示部を見せにくくあるいは視認
できないようにし、指示部の指示が安定した状態になっ
てから指示部を視認可能に照明することで正確な指示の
みがドライバーに提供されるようにし、品位が高く誤判
読を引き起こすことのない車両用表示装置を提供するこ
とを第1の目的とするものである。
【0015】また、表示器として必要の無い時は表示を
行なわず必要性のあるときのみ表示を行ない判別を良好
に行ない得る車両用表示装置を提供することを第2の目
的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、回動する指示部の指示により情報を表示す
るようにした表示手段と、前記表示手段の前記指示部を
照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手段と
電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ手段の
投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が供給さ
れる際に、前記表示手段への電力供給時期に対して所定
時間経過後に前記照明手段への電力供給を許可する制御
手段と、を設けたものである。
【0017】また、回動する指示部の指示により情報を
表示するようにした表示手段と、前記表示手段の指示部
を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手段
と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ手段
の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が供給
される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、前記
表示手段による指示部の指示が安定した後に前記照明手
段への電力供給を許可する制御手段と、を設けたもので
ある。
【0018】また、回動する指示部の指示により情報を
表示するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指
示部を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明
手段と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ
手段の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が
供給される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、
前記表示手段による指示部の指示が所定の指示値に達し
た時に前記照明手段への電力供給を許可する制御手段
と、を設けたものである。
【0019】また、回動する指示部の指示により情報を
表示するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指
示部を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明
手段と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ
手段の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が
供給される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、
前記表示手段による指示部の指示が所定の指示値に達す
るまでは前記照明手段を点滅状態とし、前記表示手段に
よる指示部の指示が所定の指示値に達した後は前記照明
手段を連続点灯状態とする制御手段と、を設けたもので
ある。
【0020】また、回動する指示部の指示により情報を
表示するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指
示部を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明
手段と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ
手段の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が
供給される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、
前記表示手段による指示部の指示が安定するまでは前記
照明手段を点滅状態とし、前記表示手段による指示部の
指示が安定した後は前記照明手段を連続点灯状態とする
制御手段と、を設けたものである。
【0021】また、前記表示手段は、前記照明手段の点
灯時には視認可能となり、前記照明手段の消灯時には視
認できないよう構成した前記指示部を有するものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】回動する指示部の指示により情報
を表示するようにした表示手段と、前記表示手段の指示
部を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手
段と電源とを接続するキースイッチからなるスイッチ手
段と、前記スイッチ手段の投入により前記表示手段と前
記照明手段に電力が供給される際に、前記表示手段への
電力供給が行われ、前記表示手段による指示部の指示が
安定した後に前記照明手段への電力供給を開始するべく
電力供給を許可する制御手段と、を設けたことにより、
スイッチ手段をオンしてからの所定時間は、表示手段の
少なくとも指示部を見せにくくあるいは見せないように
することで、不安定あるいは不正確な指示部の回動を見
せないようにすることで、指示部の指示が安定した状態
になってから指示部を視認可能に照明することで正確な
指示のみがドライバーに提供されることになり、品位が
高く誤った判別を行なうことのない車両用表示装置を提
供できるものとなる。
【0023】また、回動する指示部の指示により情報を
表示するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指
示部を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明
手段と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ
手段の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が
供給される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、
前記表示手段による指示部の指示が所定の指示値に達し
た時に前記照明手段への電力供給を許可する制御手段
と、を設けたことにより、表示装置として必要の無い時
は表示を行なわず必要性のある所定値以上若しくは所定
値以下になったときのみ表示を行なうことにより、判読
を良好に行ない得る車両用表示装置を提供できるものと
なる。
【0024】この際、表示手段の指示部の指示が安定す
るまでの間、もしくは、指示部の指示が所定の指示値に
達するまでの間は照明手段を点滅状態とし、表示手段の
指示部の指示が安定した後、もしくは、指示部の指示が
所定の指示値に達した後は照明手段を連続点灯状態と
し、表示状態を演出することもできる。
【0025】また、前記表示手段は、前記照明手段の点
灯時には前記指示部が視認可能となり、前記照明手段の
消灯時には前記指示部が視認できないよう構成すること
で表示の必要性の度合いをより明確にすることもでき
る。
【0026】
【実施例】以下、図1から図9の図面を基にして本発明
の実施例を説明する。図1から図5は本発明の第1実施
例を示すものであり、車両用表示装置の例として方位計
について説明する。
【0027】図1は、車両用表示装置である方位計の回
路構成を示すものである。方位計は、被測定対象である
方位を検出するセンサ1と、方位に応じた状態信号をセ
ンサ1により入力し所定の演算処理を行なうことによっ
て所定の車両情報を求める制御手段2と、この制御手段
2により所定の演算を行なった後、ドライバ3を介して
信号を入力し方位を表示する表示手段4と、この表示手
段4を照明する照明手段5とから構成される。
【0028】照明手段5は、電力供給手段6を介して制
御手段2に接続され、表示手段4への表示信号が出力さ
れた後、後述する所定のタイミングで点灯し表示手段4
を照明表示するものである。
【0029】電力供給手段6は、例えばリレーからな
り、制御手段2から出力される許可信号を受けると照明
手段5に所定の電力を供給するものである。
【0030】また、制御手段2には、車両のバッテリー
からなる電源7がキースイッチからなるスイッチ手段8
を介して接続され、スイッチ手段8が投入されることに
より表示手段4及び照明手段5に電力が供給されるよう
になっている。
【0031】この際、スイッチ手段8が投入されると表
示装置4への電源供給が行なわれるが、照明手段5にあ
っては、制御手段2からの電源供給を許可する信号を受
けないと電力供給手段6による照明手段5への電源供給
は開始されず点灯しないようになっている。
【0032】方位計からなる表示手段4は、図2,図3
に示すように、常時上方を向いた車両の図柄及び矢印か
らなる指標部9を透明基板に印刷してなる前面ガラス1
0と、この前面ガラス10の下方に配置されボビン式本
体11によって回動可能に設けられた円板状の指示部1
2とからなり、前面ガラス10の指標部9と前面ガラス
10越しに見える指示部12の対比判読によって車両の
進行方位を指示するものである。円板状の指示部12
は、透明基板の裏面に遮光性の黒色印刷13を施し、こ
の抜き部となる位置に光が透過可能な着色体14を印刷
してN,S,W,Eからなる方位表示15を形成し、透
明基板の表面側に暗色系のスモーク印刷16を施してな
るものである。
【0033】照明手段5は、例えば白熱電球からなる光
源を指示部12の背面側のケース17内に設けたもので
あり、この照明手段5の点灯により表示手段4の指示部
12に形成されるN,S,W,Eからなる方位表示15
が透過照明されて指示部12が表示されるようになって
いる。この際、照明手段5を消灯すると指示部12の前
面側に設けられたスモーク印刷16の効果によって指示
部12の方位表示15は視認されず、前面ガラス10の
指標部9のみが視認されるものとなる。
【0034】かかる構成により本実施例の制御手段の動
作について説明する。例えば車両のキースイッチからな
るスイッチ手段8が投入されることにより、制御手段2
は、まずセンサ1により方位を検出しこのセンサ1から
の入力に対応する表示信号をドライバ3に出力すること
により表示手段4を駆動するが、この表示手段4は回動
する指示部12の指示により方位を表示するようにした
ものであるので、この表示手段4に表示信号が入力され
てから所定の指示値に安定するまでは所定の時間を必要
とすることになる。
【0035】そこで本発明の制御手段2の働きを図4を
もとに説明すると、スイッチ手段8の投入により方位計
からなる表示手段4と照明手段5に電力が供給される際
に、表示手段4への電力供給が行われ、表示手段4によ
る指示部12の指示が安定したかどうか(所定値に達し
たかどうか)を所定の判定回路により判断し、指示が安
定したと判断した後に照明手段5への電力供給を許可す
る信号を電力供給手段6に出力し、電力供給手段6は照
明手段5に電力を供給する。つまり、照明手段5への電
力供給を方位計の指示が安定するまでの所定時間遅らせ
て行なうことにより、スイッチ手段8を投入してからの
所定時間は、表示手段4の少なくとも指示部12を見せ
ないようにすることで、不安定あるいは不正確な指示部
12の回動を見せずに、指示部12の指示が安定した状
態になってから指示部12を視認可能に照明することで
正確な指示のみがドライバーに提供されることになり、
品位が高く誤判別を引き起こすことのない車両用表示装
置を提供できるものとなる。
【0036】この表示形態としては、図5に示すよう
に、スイッチ手段8を投入してからの所定時間は、照明
手段5である光源が点灯しないので指示部12の方位表
示15は視認されず、スイッチ手段8を投入する前と同
様に前面ガラス10の指標部9のみが表示された状態と
なっている(a)。
【0037】そして、表示手段4への電力供給が行わ
れ、表示手段4による指示部12の指示が安定した後に
は照明手段8への電力供給が許可されるので、照明手段
8である光源が点灯し指示部12の方位表示15が透過
照明されて表示されるようになる(b)。
【0038】このように指示部12の指示が安定した状
態になってから指示部12を視認可能に照明することで
正確な指示のみがドライバーに提供されることになる。
【0039】また、この際、表示手段4の指示部12の
指示が安定となったかどうかを制御手段2の判定回路に
より判断せずに、指示が安定すると思われる所定の時
間、たとえば2秒といったように、表示手段4への信号
出力から照明手段5への信号出力までの時間を設定し照
明手段5への電力供給を遅延させることにより照明手段
5の点灯タイミングを遅らせるようにしてもよい。この
遅延手段としては、例えばタイマーからなる手段によっ
て構成することもできる。
【0040】また、図示しないが例として燃料計にあっ
ても本発明の第1実施例に示す技術思想を採用すること
ができる。すなわち、燃料計は、スイッチ手段投入前に
は所定の復帰位置に付勢されるべくE(EMPTY)の
表示付近を指示しており、スイッチ手段が投入されるこ
とにより復帰位置もしくはスイッチ投入前の低い値から
所定の燃料量を指示するべくF(FULL)側に向けて
指示が変化し所定時間経過後に安定した指示値を示すも
のである。この場合、表示情報である燃料量の指示はこ
の変化する途中にあっては全く意味を成さない不安定な
ものであり、また、指針が安定するまでの指示は不正確
な燃料量を指しているに過ぎないものである。
【0041】そこで、この燃料計に、方位計として説明
した本発明の第1実施例の技術思想を適用することによ
り、スイッチ手段の投入により表示手段である燃料計と
照明手段に電力が供給される際に、燃料計への電力供給
が行われ、燃料計による指示部の指示が安定したかどう
かを所定の判定回路により判断し、指示が安定したと判
断した後に前記照明手段への電力供給を許可する信号を
電力供給手段に出力し、電力供給手段6は、照明手段5
に電力を供給する。つまり、照明手段への電力供給を燃
料計の指示が安定するまでの所定時間遅らせて行なうこ
とにより、スイッチ手段を投入してからの所定時間は、
表示手段の少なくとも指示部を見せにくくあるいは見せ
ないようにすることで、不安定あるいは不正確な指示部
の回動を見せずに、指示値が安定若しくは正確な値とな
った時点で表示手段を視認可能状態とすることにより、
品位が高く誤判別を引き起こすことのない車両用表示装
置を提供できるものとなる。
【0042】図6から図9は本発明の第2実施例を示す
ものであり車両用表示装置の例として正圧計について説
明する。この正圧計はターボ車に取付けられ、ターボが
作動してエンジンへの吸入圧力が正圧になった時に指針
を回動させてドライバーに知らせるものである。
【0043】車両用表示装置である正圧計の回路構成は
前述した第1実施例の場合と同様であるので図1をもと
にして説明することにする。正圧計は、被測定対象であ
るエンジン吸入時の圧力を検出するセンサ1と、圧力に
応じた状態信号をセンサ1により入力し所定の演算処理
を行なうことによって所定の車両情報を求める制御手段
2と、この制御手段2により所定の演算を行なった後、
ドライバ3を介して信号を入力し圧力を表示する表示手
段4と、この表示手段4を照明する照明手段5とから構
成される。
【0044】照明手段5は、電力供給手段6を介して制
御手段2に接続され、表示手段4への表示信号が出力さ
れた後、後述する所定のタイミングで光源を点灯し表示
手段4を照明表示するものである。
【0045】電力供給手段6は、例えばリレーからな
り、制御手段2から出力される許可信号を受けると照明
手段5に所定の電力を供給するものである。
【0046】また、制御手段2には、車両のバッテリー
からなる電源7がキースイッチからなるスイッチ手段8
を介して接続され、スイッチ手段8が投入されることに
より表示手段4及び照明手段5に電力が供給されるよう
になっている。
【0047】この際、スイッチ手段8が投入されると表
示手段4への電力供給が行なわれるが、照明手段5にあ
っては、制御手段2からの電源供給を許可する信号を受
けないと電力供給手段6による照明手段5への電源供給
は開始されず照明手段5は点灯しないようになってい
る。
【0048】正圧計からなる表示手段4は、図6,図7
に示すように、透明基板の前面に遮光性印刷18を施
し、この遮光性印刷18の抜き部を表示として0,1,
2,3からなる圧力値表示19を形成してなる文字板2
0と、この文字板20の上方に配置されボビン式本体2
1によって回動可能に設けられた指針からなる指示部2
2とからなり、圧力値表示19を有する文字板20とこ
の文字板20上を回動する指示部22との対比判読によ
って圧力を指示するものである。また、文字板20及び
指示部22の前方側(ドライバー側)には暗色系に着色
されたスモークガラス23が配設されている。
【0049】照明手段5は、例えば白熱電球からなる光
源を文字板20の背面側のケース24内に設けたもので
あり、この照明手段5の点灯により指示部22が発光す
るとともに、文字板20の圧力値表示19が透過照明さ
れ、表示手段4が照明表示されるようになっている。こ
の際、照明手段5を消灯すると前方側に設けられたスモ
ークガラス23の効果によって指示部22及び文字板2
0の圧力値表示19は視認できないものとなる。
【0050】かかる構成により本実施例の制御手段2の
動作について説明する。たとえばキースイッチからなる
スイッチ手段8が投入されることにより、制御手段2
は、まずセンサ1によりエンジン吸気圧力を検出しこの
センサ1からの入力に対応する表示信号をドライバ3に
出力することにより表示手段4である正圧計の指示部2
2を駆動するが、この指示部22の指示が所定の指示値
に達しない以上この指示値はドライバーにとって不必要
な情報となる。この正圧計にあってはターボが作動して
圧力が正圧にならない以上表示させる必要はない。
【0051】そこで本発明の制御手段の働きを図8をも
とに説明すると、スイッチ手段8の投入により正圧計か
らなる表示手段4と照明手段5に電力が供給される際
に、表示手段4への電力供給が行われ、表示手段4によ
る指示値が所定の指示値に達したかどうかを所定の判定
回路により判断し、所定の指示値に達したことを判断し
た後に照明手段5への電力供給を許可する信号を電力供
給手段6に出力し、照明手段5への電力供給が行なわれ
るよう動作させることにより、ドライバーにとって不必
要である情報は、表示手段4の少なくとも指示部22を
見せないようにし、情報が必要となった時点でドライバ
ーに情報を提供できるものとなる。
【0052】この正圧計にあっては、正圧計による指示
値が所定の指示値である正圧(0以上)の値に達したか
どうかを所定の判定回路により判断し、所定の指示値に
達したことを判断した後に照明手段5への電力供給を許
可する信号を電力供給手段6に出力し、照明手段5への
電力供給が行なわれるよう動作させるようにしている。
【0053】この実施例で説明する正圧計にあっては、
最小目盛が0(ゼロ)であるので指示部22が回動を始
めた時に照明手段5が点灯して指示部22及び文字板2
0が照明され、ドライバーが視認可能な状態となる。
【0054】この表示形態としては、図9に示すよう
に、スイッチ手段8を投入し、指示部22の指示が所定
値に達しない時には、照明手段5が点灯しないので指示
部22及び文字板20は視認されない(a)。
【0055】そして、表示手段4への電力供給が行わ
れ、表示手段4による指示部22の指示が所定値に達す
ると、照明手段5への電力供給が許可されるので、照明
手段5が点灯し指示部22及び文字板20の圧力値表示
19が照明され表示が行われる(b)。
【0056】このように指示部22の指示が所定値に達
した状態になってから指示部22を視認可能に照明する
ことで表示情報である圧力情報が必要になった時点でド
ライバーに情報が提供されることになる。
【0057】こうすることにより、表示器として必要の
無い時は表示を行なわず必要性のあるときのみ表示を行
ない判別を良好に行ない得る車両用表示装置を提供でき
ることとなる。
【0058】また、本発明の照明手段の他の制御方法と
しては、制御手段若しくは電力供給手段のどちらか一方
に、例えば「点滅モード」と「連続点灯モード」といっ
たように2種類の点灯モードを用意しておくことで、制
御手段の入力信号に基づき、前記表示手段による指示部
の指示が安定するまでは前記照明手段を点滅状態(点滅
モード)とし、前記表示手段による指示部の指示が所定
の指示値に達した後は前記照明手段を連続点灯状態(連
続点灯モード)とすることもできる。
【0059】こうすることよって、指示が不安定状態で
あるか安定状態であるかを明確に報知することができ、
表示形態を演出することができる。特に不安定状態にお
ける点滅表示は、常時指示部の表示を視認できないよう
にする作用から、不安定状態を表現するに効果的であ
る。
【0060】また、同様に前記表示手段による指示部の
指示が所定の指示値に達するまでは前記照明手段を点滅
状態とし、前記表示手段による指示部の指示が所定の指
示値に達した後は前記照明手段を連続点灯状態とするこ
ともできる。
【0061】なお、本発明の表示装置は単一のものであ
ってもよいし、他の表示装置と組み合わされた複合式の
表示装置であってもよい。
【0062】また、センサの応答性をも考慮して表示手
段の駆動に対する点灯タイミング遅延時間若しくは点滅
継続時間を設定することにより、不正確な指示情報を表
示させることを防ぐようにしてもよい。
【0063】また、実施例で示した表示装置の他、従来
例で説明した速度計、エンジン回転計、水温計について
も本発明を採用することもでき、例えば所定の指示値、
若しくは、指示値以上または以下になった時のみ表示手
段の指示部を表示することにより、ドライバーに必要な
情報を提供したり警報手段として用いてもよい。
【0064】また、上述した実施例では照明手段の点灯
により表示手段の指示部が視認可能となり、照明手段の
消灯により表示手段の指示部を視認できないように構成
し、照明手段の消灯時と点灯時とで表示手段の表示部を
見せるか見せないか極端に区別し表示の必要性の度合い
をより明確していたが、スイッチ手段をONしたときに
照明手段を暗く点灯させておき表示手段の表示部を薄暗
く照明しておき、その後、所定の遅れを持たせて若しく
は所定のタイミングで照明手段を明るく点灯させる(こ
のように明確に視認できる点灯レベルを得られる電力の
供給タイミングを制御する)ことで表示部を明確に照明
してもよい。この場合、前述した制御手段または電力供
給手段のどちらか一方に「暗点灯モード」と「明点灯モ
ード」からなる2つの点灯モードを設定しておけば容易
に現実化できるものとなる。
【0065】また、本実施例では指示部を回転駆動する
駆動装置としてボビン式本体を用いたが、ステッピング
モータやサーボモータ等他の駆動装置からなるものであ
ってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上本発明によれば、キースイッチ投入
直後の不安定で不正確な指示をなす指示部を見せにくく
あるいは視認できないようにし、指示部の指示が安定し
た状態になってから指示部を視認可能に照明することで
正確な指示のみがドライバーに提供されることになり、
品位が高く誤判読を引き起こすことのない車両用表示装
置を提供することができるものである。
【0067】また、表示器として必要の無い時は表示を
行なわず必要性のあるときのみ表示を行ない判別を良好
に行ない得る車両用表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御手段を説明するブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例における照明手段の動作タ
イミングを示す図である。
【図5】本発明の第1実施例における照明手段の点灯/
非点灯状態を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例における照明手段の動作タ
イミングを示す図である。
【図9】本発明の第2実施例における照明手段の点灯/
非点灯状態を示す図である。
【符号の説明】
1 センサ 2 制御手段 3 ドライバ 4 表示手段 5 照明手段 6 電力供給手段 7 電源 8 スイッチ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹部 実 新潟県長岡市藤橋1丁目190番地1 日本 精機株式会社アールアンドデイセンター内 Fターム(参考) 2F074 AA02 DD03 EE03 FF01 GG09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動する指示部の指示により情報を表示
    するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指示部
    を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手段
    と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ手段
    の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が供給
    される際に、前記表示手段への電力供給時期に対して所
    定時間経過後に前記照明手段への電力供給を許可する制
    御手段と、を設けた車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 回動する指示部の指示により情報を表示
    するようにした表示手段と、前記表示手段の指示部を照
    明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手段と電
    源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ手段の投
    入により前記表示手段と前記照明手段に電力が供給され
    る際に、前記表示手段への電力供給が行われ、前記表示
    手段による指示部の指示が安定した後に前記照明手段へ
    の電力供給を許可する制御手段と、を設けた車両用表示
    装置。
  3. 【請求項3】 回動する指示部の指示により情報を表示
    するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指示部
    を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手段
    と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ手段
    の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が供給
    される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、前記
    表示手段による指示部の指示が所定の指示値に達した時
    に前記照明手段への電力供給を許可する制御手段と、を
    設けた車両用表示装置。
  4. 【請求項4】 回動する指示部の指示により情報を表示
    するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指示部
    を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手段
    と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ手段
    の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が供給
    される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、前記
    表示手段による指示部の指示が所定の指示値に達するま
    では前記照明手段を点滅状態とし、前記表示手段による
    指示部の指示が所定の指示値に達した後は前記照明手段
    を連続点灯状態とする制御手段と、を設けた車両用表示
    装置。
  5. 【請求項5】 回動する指示部の指示により情報を表示
    するようにした表示手段と、前記表示手段の前記指示部
    を照明する照明手段と、前記表示手段及び前記照明手段
    と電源とを接続するスイッチ手段と、前記スイッチ手段
    の投入により前記表示手段と前記照明手段に電力が供給
    される際に、前記表示手段への電力供給が行われ、前記
    表示手段による指示部の指示が安定するまでは前記照明
    手段を点滅状態とし、前記表示手段による指示部の指示
    が安定した後は前記照明手段を連続点灯状態とする制御
    手段と、を設けた車両用表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記照明手段の点灯時
    には視認可能となり、前記照明手段の消灯時には視認で
    きないよう構成した前記指示部を有する請求項1から請
    求項5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004333362A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Yazaki Corp アナログディジタル混載メータ及びこれに用いられるディジタル表示装置
WO2009116350A1 (ja) * 2008-03-21 2009-09-24 日本精機株式会社 車両用計器

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