JP2000071810A - 表示システム - Google Patents

表示システム

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JP2000071810A
JP2000071810A JP10243702A JP24370298A JP2000071810A JP 2000071810 A JP2000071810 A JP 2000071810A JP 10243702 A JP10243702 A JP 10243702A JP 24370298 A JP24370298 A JP 24370298A JP 2000071810 A JP2000071810 A JP 2000071810A
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panel
dial
gauge
cathode tube
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JP10243702A
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Hiroshi Tominaga
弘 富永
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の表示情報を二つの表示器により重畳的
に表示する重畳的表示装置を含む複数の表示装置を備え
た表示システムにおいて、重畳的表示装置でもって他の
表示装置の異常時に当該表示装置で表示すべき表示情報
をも表示する。 【解決手段】 ゲージGがその異常により表示不能であ
っても、ELパネル60のディジタル表示でもって、車
速と共に、水温、燃料の残量及びエンジンの回転数が表
示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や船舶等に採
用するに適した表示システムに係り、特に、複数の表示
装置を備えた表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示システムとして、例
えば、特開平9−207625号公報にて示すようなも
のがある。この表示システムは、車速を指示表示するス
ピードメータ、エンジンの回転数を指示表示するタコメ
ータ、燃料の残量を指示表示するゲージ及びエンジン冷
却系統の水温を指示表示するゲージからなるコンビネー
ションメータとして構成されている。
【0003】ここで、スピードメータは、文字盤と、駆
動装置を備えている。この駆動装置は、文字盤の裏面側
に配設した装置本体と、この装置本体から文字盤を通し
て回動可能に延出する指針軸とにより構成されている。
また、指針がその回動基部にて指針軸の先端部に同軸的
に支持されており、この指針は、駆動装置により駆動さ
れて文字盤の表面に沿い回動しスピード等の入力量を指
示表示する。
【0004】また、環状の見返し板は文字盤上に配設さ
れており、この見返し板の開口部にはフロントパネルが
装着されている。ここで、このフロントパネルはエレク
トロルミネッセンスパネルからなるもので、当該フロン
トパネルは上記入力量を表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記表示シス
テムでは、タコメータ及び各ゲージによりその各指示表
示内容を視認できるのは勿論のこと、スピードメータで
は、フロントパネルが文字盤及び指針の上方に位置して
いるため、フロントパネルによる表示と文字盤及び指針
による表示とが重畳された状態で視認される。
【0006】しかし、このような表示システムによって
は、例えば、タコメータがその異常により表示不能とな
った場合には、回転数を視認することはできないという
不具合がある。そこで、本発明は、このようなことに対
処するため、同一の表示情報を二つの表示器により重畳
的に表示する重畳的表示装置を含む複数の表示装置を備
えた表示システムにおいて、重畳的表示装置でもって、
他の表示装置の異常時に当該表示装置で表示すべき表示
情報をも表示するようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明によれば、同一の表示情報を
二つの表示器(20、30、40、60)により選択的
に或いは重畳的に表示する選択・重畳的表示装置(18
0、S)を含む複数の表示装置(R、S、G、W)を備
えた表示システムであって、選択・重畳的表示装置の二
つの表示器の一方(60)が他方の表示器の表示面側に
位置しており、この一方の表示器が、その非作動時には
透明となり、その作動時には前記情報を表示するように
なっており、選択・重畳的表示装置以外のいずれかの表
示装置の異常時には、この表示装置の表示すべき情報が
前記選択・重畳的表示装置の一方の表示器によりこの表
示器による表示情報と共に表示されるようにした表示シ
ステムが提供される。
【0008】このように、選択・重畳的表示装置以外の
いずれかの表示装置に異常があっても、一方の表示器の
表示でもって、当該一方の表示器で表示すべき表示情報
と共に、異常となった表示装置の表示情報が表示され
る。このことは、選択・重畳的表示装置以外のいずれか
の表示装置に異常があっても、一方の表示器の活用でも
って、異常となった表示装置の表示情報を視認でき、便
利であることを意味する。
【0009】ここで、請求項2に記載の発明のように、
請求項2に記載の表示システムにおいて、一方の表示器
に沿いその表面側に設けられたスモーク材料からなるフ
ロントパネルを有するようにしてもよい。これにより、
請求項1に記載の発明の作用効果を確保しつつ、表示シ
ステムとしての表示を良好にし得る。
【0010】また、請求項3に記載の発明のように、請
求項1又は2に記載の表示システムにおいて、一方の表
示器は、マトリクス駆動型或いはセグメント駆動型であ
ってもよい。また、請求項4に記載の発明のように、請
求項1乃至3のいずれか一つに記載の表示システムにお
いて、一方の表示器は、ELパネルであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図9に基づいて説明する。図1乃至図3は本発明に
係る車両用表示装置の一例を示している。本実施形態で
は、当該表示装置はコンビネーションメータとして用い
られている。この表示装置は、スピードメータS、タコ
メータR、ゲージG及び警告装置Wを備えており、これ
らのスピードメータS、タコメータR、ゲージG及び警
告装置Wは、ケーシング10内に収容されている。
【0012】スピードメータSは、図2にて示すごと
く、駆動装置20を備えており、この駆動装置20は、
その装置本体21にて、ケーシング10の底壁に装着さ
れている。また、駆動装置20は、指針軸(図示しな
い)を備えており、この指針軸は装置本体21の上壁か
ら回動可能に延出している。また、スピードメータS
は、文字盤30、指針40及び冷陰極管50を備えてお
り、文字盤30は、ケーシング10の開口部内にて装置
本体21の直上に支持されている。冷陰極管50は、ケ
ーシング10内にて、文字盤30の裏面に沿い設けた導
光板(図示しない)の直下に配設されており、この冷陰
極管50はその点灯により上記導光板を通して文字盤3
0を照明する。
【0013】指針40は、その回動基部にて、文字盤3
0の貫通孔部を通り延出する装置本体21の指針軸の先
端部に同軸的に支持されており、この指針40は、上記
導光板を介する冷陰極管50による照明のもと、駆動装
置20により文字盤30の表面に沿い回動されて当該車
両の車速をアナログ的に指示表示する。また、スピード
メータSは、エレクトロルミネッセンスパネル60(以
下、ELパネル60という)を備えており、このELパ
ネル60は、環状の見返し板70内にて文字盤30に並
行にその直上にて支持されている。当該ELパネル60
は、マトリクス駆動されて、当該車両の車速を文字盤3
0の円弧状目盛り部31(図1参照)の内周側にてディ
ジタル表示する。また、ELパネル60は、その非駆動
時には、透明となる。
【0014】タコメータRは、スピードメータSの図1
にて図示左側に位置している。このタコメータRは図2
にて示すごとく駆動装置80を備えており、この駆動装
置80は、その装置本体81にて、ケーシング10の底
壁に装着されている。また、駆動装置80は、指針軸
(図示しない)を備えており、この指針軸は装置本体8
1の上壁から回動可能に延出している。
【0015】また、タコメータRは、文字盤90、指針
100、及びゲージGと共に共用する冷陰極管110を
備えており、文字盤90は、ケーシング10の開口部内
にて装置本体81の直上に支持されている。冷陰極管1
10は、ケーシング10内にて、文字盤90の裏面に沿
い設けた導光板(図示しない)の端面に沿い配設されて
おり、この冷陰極管110は、その点灯により、その図
1にて図示左側部にて、文字盤90の裏面に設けた上記
導光板を通して文字盤90を照明する。
【0016】指針100は、その回動基部にて、文字盤
90の貫通孔部を通り延出する装置本体81の指針軸の
先端部に同軸的に支持されており、この指針100は、
文字盤90の裏面に設けた上記導光板を介する冷陰極管
110の左側部による照明のもと、駆動装置80により
文字盤90の表面に沿い回動されて当該車両のエンジン
の回転数をアナログ的に指示表示する。
【0017】ゲージGは、スピードメータSの図1にて
図示右側に位置している。このゲージGは両駆動装置1
20(図2では一方の駆動装置120を示す)を備えて
おり、これら各駆動装置120は、その各装置本体12
1にて、ケーシング10の底壁に装着されている。ま
た、各駆動装置120は、指針軸(図示しない)を備え
ており、これら各指針軸は各装置本体121の上壁から
回動可能に延出している。
【0018】また、ゲージGは、文字盤130、両指針
140a、140b、及びタコメータRと共に共用する
上記冷陰極管110を備えており、文字盤130は、ケ
ーシング10の開口部内にて各装置本体121の直上に
支持されている。また、文字盤130の左側部には、燃
料の残量を表す円弧状目盛り部131が形成されてお
り、一方、文字盤130の右側部には、当該車両のエン
ジン冷却系統の水温を表す円弧状目盛り部132が形成
されている(図1参照)。
【0019】冷陰極管110は、その右側部にて、文字
盤130の裏面に沿い設けた導光板(図示しない)の端
面に沿い配設されており、この冷陰極管110は、その
点灯により、その右側部にて、文字盤130の裏面に設
けた上記導光板を通して文字盤130を照明する。両指
針140a、140bは、その各回動基部にて、文字盤
130の各貫通孔部を通り延出する各装置本体121の
指針軸の先端部に同軸的に支持されており、これら各指
針140a、140bは、文字盤130の裏面に設けた
上記導光板を介する冷陰極管110の右側部による照明
のもと、各駆動装置120により文字盤130の表面に
沿い回動されて燃料の残量及び水温をアナログ的に指示
表示する。なお、冷陰極管110の中央部には、スピー
ドメータSの文字盤30の裏面に設けた導光板に光を入
射しないように遮光膜111(図1参照)が遮光塗料等
により形成されている。
【0020】警告装置Wは、スピードメータSの図1に
て図示下側に位置している。この警告装置Wは、パター
ン表示パネル190aと、警告ランプグループ190b
(図3参照)とを備えている。パターン表示パネル19
0aは、ブレーキ表示パターン191等の複数の投光性
表示パターンを有している。また、警告ランプグループ
190bはパターン表示パネル190aの直下に配設さ
れており、この警告ランプグループ190bは、パター
ン表示パネル190aの各表示パターンにそれぞれ対向
するランプを備えている。
【0021】ここで、警告ランプグループ190bの各
ランプのうち当該車両のパーキングブレーキを踏んだ時
に点灯するランプ(以下、ブレーキランプという)は、
ブレーキ表示パターン191に対向している。これによ
り、警告ランプグループ190bにおいてはそのブレー
キランプが、その点灯により、ブレーキ表示パターン1
91を発光させる。
【0022】上述した環状の見返し板70は、その下端
開口部にて、ケーシング10の開口部に組み付けられて
おり、この見返し板70内には、隔壁板150が、EL
パネル60の直上にて、各文字盤30、90、130に
並行に支持されている。この隔壁板150は、ELパネ
ル60、文字盤90及び文字盤130にそれぞれ対向す
る各開口部151(図2では、ELパネル60及び文字
盤90にそれぞれ対向する各開口部151のみを示す)
及びパターン表示パネル190aに対向する開口部15
2を備えている。
【0023】フロントパネル160は、見返し板70の
上端開口部に装着されており、このフロントパネル16
0は、その枠体161内にブラックフェースとしてのス
モークガラス162をはめ込んで構成されている。ここ
で、スモークガラス162の透光率は、冷陰極管50の
消灯時に当該スモークガラス162を通して文字盤30
を見ることができないように、例えば、約25%となっ
ている。
【0024】次に、表示装置の電気回路構成につき図3
を参照して説明する。センサグループ170は、当該車
両の車速、エンジンの回転数、エンジン冷却系統の水温
及び燃料の残量を検出する。切り換えスイッチ180
は、文字盤30によるアナログ表示及びELパネル60
によるディジタル表示の双方或いは一方の表示にすると
き、切り換え操作されるもので、この切り換えスイッチ
180は、第1乃至第3の切り換え位置のいずれかに切
り換え投入するようになっている。
【0025】本実施形態では、切り換えスイッチ180
の第1切り換え位置への切り換え投入が上記ディジタル
表示及びアナログ表示の双方に対応し、切り換えスイッ
チ180の第2切り換え位置への切り換え投入が上記デ
ィジタル表示に対応し、また、切り換えスイッチ180
の第3切り換え位置への切り換え投入が上記アナログ表
示に対応する。
【0026】マイクロコンピュータ190は、図4及び
図5にて示すフローチャートに従い、コンピュータプロ
グラムを実行する。この実行中において、マイクロコン
ピュータ190は、センサグループ170の各検出出力
及び切り換えスイッチ180の切り換え位置に応じて両
冷陰極管50、110、各駆動装置20、80、120
及びEL駆動回路200の少なくともいずれかを駆動す
るように処理し、警告装置Wによる警告処理を行うとと
もにゲージGや警告装置Wの異常時の処理を行う。
【0027】なお、マイクロコンピュータ190は当該
車両のイグニッションスイッチIGを介しバッテリBa
から給電されて作動する。また、上記コンピュータプロ
グラムはマイクロコンピュータ190のROMに予め記
憶されている。また、EL駆動回路200はフレキシブ
ルプリント基板201(図2参照)を介しELパネル6
0に接続されている。
【0028】ここで、マイクロコンピュータ190の処
理のもと、駆動装置20は、センサグループ170の検
出車速に応じて指針40を回動し、駆動装置80は、セ
ンサグループ170の検出回転数に応じて指針100を
回動し、また、両駆動装置120は、センサグループ1
70の検出残量及び検出水温に応じて両指針140a、
140bを回動する。
【0029】また、冷陰極管50は切り換えスイッチ1
80の第1又は第3の切り換え位置への切り換え投入に
より点灯する。EL駆動回路200は、切り換えスイッ
チ180の第1切り換え位置への切り換え投入により、
ELパネル60をマトリクス駆動する。また、EL駆動
回路200は、切り換えスイッチ180の第1切り換え
位置以外の切り換え位置への切り換え投入により、EL
パネル60を透明にする。なお、冷陰極管110は、切
り換えスイッチ180が第1乃至第3の各切り換え位置
のいずれかへの切り換え投入により点灯する。
【0030】また、警告装置Wの警告ランプグループ1
90bは、当該車両のパーキングブレーキ等の操作等に
応じて対応のランプを点灯する。このように構成した本
実施形態において、イグニッションスイッチIGがオン
されると、マイクロコンピュータ190はその作動によ
り図4及び図5にて示すフローチャートに従いコンピュ
ータプログラムの実行を開始する。なお、当該車両は走
行状態におかれるものとする。
【0031】コンピュータプログラムが表示ルーチン3
00に進むと、この表示ルーチン300では、当該車両
のパーキングブレーキ等の操作、センサグループ170
の各検出出力及び切り換えスイッチ180の切り換え投
入位置に応じて次のような表示処理がなされる。例え
ば、当該車両のパーキングブレーキが踏み込まれると、
警告装置Wにおいて、ブレーキランプの点灯処理がなさ
れる。このため、当該ブレーキランプが点灯しブレーキ
表示パターン191を発光させる。
【0032】これにより、当該車両の乗員は、隔壁板1
50の開口部152及びスモークガラス162を通し
て、ブレーキ表示パターン191を視認することができ
る。ここで、切り換えスイッチ180が第1乃至第3の
いずれかの切り換え位置に切り換え投入されると、冷陰
極管110の点灯処理及びセンサグループ170により
検出されたエンジンの回転数、燃料の残量及びエンジン
冷却系統の水温に応じてタコメータRの駆動装置80及
びゲージGの両駆動装置120の駆動処理がなされる。
【0033】これに伴い、タコメータRでは、文字盤9
0がその導光板を介し冷陰極管110の左側部により照
明され、指針100が、駆動装置80による駆動のも
と、文字盤90上にてエンジンの回転数をアナログ的に
指示表示する。また、これとともに、ゲージGでは、文
字盤130がその導光板を介し冷陰極管110の右側部
により照明され、各指針140a、140bが、各駆動
装置120による駆動のもと、文字盤130上にて燃料
の残量及びエンジン冷却系統の水温をアナログ的に指示
表示する。
【0034】これにより、乗員は、燃料の残量及びエン
ジン冷却系統の水温を、隔壁板150の各文字盤90、
130に対向する各開口部151及びスモークガラス1
62を通してアナログ表示として視認できる。ここで、
切り換えスイッチ180の上記切り換え投入が第1切り
換え位置への切り換え投入である場合には、冷陰極管5
0の点灯処理及びセンサグループ170の検出車速に基
づくEL駆動装置200の駆動処理がなされる。
【0035】これに伴い、スピードメータSでは、文字
盤30がその裏面の導光板を介し冷陰極管50により照
明され、指針40がセンサグループ170の検出車速に
応じて駆動装置20により回動されて文字盤30上にて
当該検出車速をアナログ的に指示表示する。これに合わ
せて、ELパネル60は、EL駆動装置200によるマ
トリクス駆動のもと、目盛り板30の目盛り部31の内
周側にて、センサグループ170の検出車速をディジタ
ル表示する(図6参照)。
【0036】これにより、当該車両の乗員は、上述のよ
うな警告装置W、タコメータR及びゲージGによる表示
の視認に合わせて、当該車両の車速を、隔壁板50のE
Lパネル60に対応する開口部51及びスモークガラス
162を通して、ELパネル60によるディジタル表示
と文字盤30及び指針40によるアナログ表示との双方
により重畳的に視認できる。
【0037】また、切り換えスイッチ180の上記切り
換え投入が第2切り換え位置への切り換え投入である場
合には、冷陰極管50の消灯処理及びEL駆動装置20
0の駆動処理がなされる。このため、スピードメータS
では、冷陰極管50の消灯のもと、ELパネル60が、
EL駆動装置200によるマトリクス駆動のもと、セン
サグループ170の検出車速をディジタル表示する(図
7参照)。
【0038】これにより、当該車両の乗員は、上述のよ
うなタコメータR及びゲージGによる表示の視認に合わ
せて、当該車両の車速を、ELパネル60のディジタル
表示でもって、隔壁板50のELパネル60に対向する
開口部51及びスモークガラス162を通して視認でき
る。この場合、スモークガラス162の透光率は上述の
ように選定してあるので、文字盤30や指針40がスモ
ークガラス162を通して視認されることはない。従っ
て、ELパネル60のディジタル表示による車速を良好
に視認できる。
【0039】また、切り換えスイッチ180の上記切り
換え投入が第3切り換え位置への切り換え投入である場
合には、冷陰極管50の点灯処理及びEL駆動装置20
0の駆動停止処理がなされる。このため、スピードメー
タSでは、ELパネル60の透明のもと、文字盤30が
その裏面の導光板を介し冷陰極管50により照明され、
指針40がセンサグループ170の検出車速に応じて駆
動装置20により回動されて文字盤30上にて当該検出
車速をアナログ的に指示表示する(図8参照)。
【0040】これにより、当該車両の乗員は、上述のよ
うなタコメータR及びゲージGによる表示の視認に合わ
せて、当該車両の車速を、透明なELパネル60、これ
に対向する隔壁板50の開口部51及びスモークガラス
162を通して、文字盤30上の指針40によるアナロ
グ的指示表示でもって視認できる。以上説明したよう
に、本実施形態では、警告装置W、タコメータR及びゲ
ージGによる各表示に合わせて、スピードメータSが、
切り換えスイッチ180の第1切り換え位置への切り換
え投入でもって、車速を、ELパネル60によるディジ
タル表示と文字盤30及び指針40によるアナログ表示
との双方でもって重畳的に表示し、切り換えスイッチ1
80の第2切り換え位置への切り換え投入でもって、車
速を、ELパネル60によるディジタル表示でもって表
示し、また、切り換えスイッチ180の第3切り換え位
置への切り換え投入でもって、車速を、文字盤30及び
指針40によるアナログ表示でもって表示する。
【0041】このように乗員の好みに応じた切り換えス
イッチ180の切り換え投入により、車速を、ディジタ
ル表示、アナログ表示或いはディジタル表示及びアナロ
グ表示による重畳的表示でもって、タコメータR及びゲ
ージGによる各表示に合わせて、表示できる。従って、
乗員は、ブレーキ系統等の状態、エンジンの回転数、燃
料の残量及び水温のアナログ表示による把握に合わせ
て、車速をアナログ表示では感覚的に把握でき、車速を
ディジタル表示では実際の数値でもって表示できるため
当該車速の正確な把握が可能となり、また、上記重畳的
表示では、アナログ表示及びディジタル表示の双方の効
果を達成できる。
【0042】上述のような切り換えスイッチ180の切
り換え位置のいずれかへの切り換え投入に伴い処理後、
コンピュータプログラムが図4のステップ310に進む
と、ゲージGの異常の有無がゲージGの主要箇所からの
信号に基づき判定される。ここで、ゲージGに異常があ
る場合には、ステップ310における判定がYESとな
り、ステップ320において、冷陰極管110の点灯の
有無が冷陰極管110の端子入力に基づき判定される。
【0043】現段階にて、冷陰極管110が点灯してお
れば、ステップ320における判定がYESとなりステ
ップ330において各駆動装置120の作動の有無が判
定される。この判定がYESとなる場合には、ゲージG
には支障を来すような異常は発生していないとの判定に
より、表示ルーチン300の処理がなされる。一方、ス
テップ330における判定がNOとなる場合には、ゲー
ジGには支障を来すような異常が発生しているとの判定
により、ステップ331にて、冷陰極管110の消灯処
理がなされる。これに伴い、冷陰極管110が消灯す
る。
【0044】このように冷陰極管110が消灯した後、
或いはステップ320における判定がNOとなった後
は、ステップ340において、冷陰極管50の消灯処理
がなされる。これに伴い、冷陰極管50は消灯するか消
灯状態を維持する。その後、ステップ350において、
ELパネル60でもって、車速と共に、水温、燃料の残
量及びエンジンの回転数を表示する処理がなされる。
【0045】これにより、ELパネル60の活用でもっ
て、EL駆動回路200によるマトリクス駆動のもと、
図9にて実線により示すごとく、車速と共に、水温、燃
料の残量及びエンジンの回転数をディジタル表示する。
なお、ゲージGはその異常により表示不能となってい
る。このように、ゲージGがその異常により表示不能で
あっても、当該車両の乗員は、ELパネル60のディジ
タル表示でもって、隔壁板50のELパネル60に対向
する開口部51及びスモークガラス162を通して、車
速と共に、水温、燃料の残量及びエンジンの回転数を視
認できる。このことは、ゲージGがその異常により表示
不能であっても、ELパネル60の活用でもって、ゲー
ジGの表示内容を視認できることを意味する。
【0046】上記ステップ310における判定がNOと
なる場合には、図5のステップ360において、当該ブ
レーキ系統の異常の有無が判定される。ここで、当該ブ
レーキ系統に支障を来すような異常がなければ、ステッ
プ360における判定がYESとなる。一方、ステップ
360における判定がNOとなる場合には、上記ブレー
キ系統に支障を来すような異常があるとの判定に基づ
き、ステップ370にて、上記ブレーキランプは正常か
否かが判定される。
【0047】ここで、当該ブレーキランプが正常であれ
ば、ステップ370におけるYESとの判定後、ステッ
プ371にて、ブレーキランプの消灯処理がなされる。
これにより、警告装置Wは、そのブレーキランプの消灯
により上記ブレーキ系統が正常である旨知らせる。一
方、ステップ370における判定がNOとなる場合に
は、上記ブレーキ系統に支障を来す異常があるとの判定
のもと、ステップ372において、冷陰極管50の消灯
処理がなされる。ついで、ステップ380にて、ELパ
ネル60でもって、ブレーキ表示パターン191を車速
と共に表示する処理がなされる。
【0048】これにより、ELパネル60が、EL駆動
回路200による駆動処理のもと、ブレーキ表示パター
ン191(図9にて図示破線参照)を車速のディジタル
表示と共に表示する。このように、上記ブレーキ系統に
異常があるときには、当該車両の乗員は、ELパネル6
0の表示でもって、隔壁板50のELパネル60に対向
する開口部51及びスモークガラス162を通して、車
速と共に、ブレーキ表示パターン191を視認できる。
【0049】なお、上記実施形態では、スピードメータ
SのみにELパネル60を設けるようにしたが、これに
限らず、タコメータRやゲージGに、スピードメータS
と同様にしてELパネル60を設けるようにしてもよ
い。これにより、タコメータRやゲージGにおいても、
スピードメータSについて上記実施形態にて述べた作用
効果と同様の作用効果を達成できる。
【0050】また、本発明の実施にあたり、タコメータ
R及びゲージGの各文字盤の裏面に設けた各導光板の直
下に、冷陰極管50と同様に、それぞれ、図10にて示
すU字状の冷陰極管50a、50bを設けてもよい。こ
れにより冷陰極管110が不要となる。また、本発明の
実施にあたり、上記実施形態にて述べた冷陰極管110
に代えて、図11にて示すごとく、各冷陰極管110
a、110b、110cを、ケーシング10内にて、各
文字盤30、90、130の端面に沿いそれぞれ配設し
てもよい。
【0051】また、本発明の実施にあたり、ステップ3
31における冷陰極管110を消灯することなく点灯し
たままとし、ステップ350における回転数のELパネ
ル60により表示を止めてもよい。また、本発明の実施
にあたり、車両用表示装置に限ることなく、例えば、船
舶等や一般産業機器に用いる表示装置に本発明を適用し
てもよい。
【0052】また、本発明の実施にあたり、コンビネー
ションメータとしての表示装置に限ることなく、スピー
ドメータS単体としての表示装置に本発明を適用しても
よい。また、本発明の実施にあたり、冷陰極管50、1
10に代えて、ランプや発光ダイオードを採用してもよ
い。
【0053】また、本発明の実施にあたり、ELパネル
60に代えて、非駆動時に透明となり駆動時にマトリク
ス表示する液晶パネル等の表示パネルを採用して実施し
てもよい。また、本発明の実施にあたり、ELパネル6
0は、マトリクス駆動型のものに限ることなく、7セグ
メントによる複数の電極パターンを有するものであって
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用表示装置の一実施形態を示
す部分破断正面図である。
【図2】図1の表示装置の部分破断分解斜視図である。
【図3】図1の表示装置の電気回路構成図である。
【図4】図3のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートの一部である。
【図5】上記フローチャートの残りの部分である。
【図6】スピードメータSでディジタル表示及びアナロ
グ表示を重畳的に行う場合の部分破断正面図である。
【図7】スピードメータSでディジタル表示を行う場合
の部分破断正面図である。
【図8】スピードメータSでアナログ表示を行う場合の
部分破断正面図である。
【図9】ゲージGがその異常による表示不能となった場
合の表示例を示す部分破断正面図である。
【図10】上記実施形態の変形例を示す部分破断正面図
である。
【図11】上記実施形態の他の変形例を示す部分破断正
面図である。
【符号の説明】
R…タコメータ、S…スピードメータ、G…ゲージ、W
…警告装置、20…駆動装置、30…文字盤、40…指
針、50…冷陰極管、60…ELパネル、180…切り
換えスイッチ、190…マイクロコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F041 BA03 BA04 BA06 BA07 CA05 EA02 2F074 AA02 BB07 DD03 EE03 GG02 3D044 BA00 BA26 BB01 BD02 BD13 5G435 AA00 BB05 CC04 CC05 CC09 CC13 DD01 EE13 EE27 EE30 FF08 GG24 HH02 LL17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の表示情報を二つの表示器(20、
    30、40、60)により選択的に或いは重畳的に表示
    する選択・重畳的表示装置(180、S)を含む複数の
    表示装置(R、S、G、W)を備えた表示システムであ
    って、 前記選択・重畳的表示装置の二つの表示器の一方(6
    0)が他方の表示器の表示面側に位置しており、この一
    方の表示器が、その非作動時には透明となり、その作動
    時には前記情報を表示するようになっており、 前記選択・重畳的表示装置以外のいずれかの表示装置の
    異常時には、この表示装置の表示すべき情報が前記選択
    ・重畳的表示装置の一方の表示器によりこの表示器によ
    る表示情報と共に表示されるようにした表示システム。
  2. 【請求項2】 前記一方の表示器に沿いその表面側に設
    けられたスモーク材料からなるフロントパネルを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示システム。
  3. 【請求項3】 前記一方の表示器は、マトリクス駆動型
    或いはセグメント駆動型であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の表示システム。
  4. 【請求項4】 前記一方の表示器は、ELパネルである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載
    の表示システム。
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