JP5105057B2 - 計器装置 - Google Patents

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本発明は、たとえば車両用などの計器装置に関し、特にアナログ式計器と液晶やELなどの表示装置を備えた計器装置に関するものである。
この種の計器装置、たとえば自動車やオートバイをはじめとする各種車両や船舶、建設機械などに搭載される計器装置には、下記特許文献1などに開示されているように、車両情報などを表示する周知な指針式のアナログ式計器および車両情報を表示する液晶やELなどの表示素子を用いた表示装置(フラットディスプレイパネル)とを併設した計器装置が種々提案されている。
従来の計器装置を図10および図11を用いて説明する。たとえば自動車に搭載されるコンビネーションメータである計器装置としては、外装部材であるケース1の内部に速度計(スピードメータ)、エンジン回転計(タコメータ)、燃料計、水温計などの情報を表示する表示部材である周知な指針式の計器からなるアナログ式の指示計器M1が収納固定され、この指示計器M1の計器本体2(ムーブメント)の前面側には表示板3が取付固定され、計器本体2の回転軸4に組み付けられた指針5の指示を表示板3に施した目盛や文字などの表示部3Aと対比判読するようにしている。
またケース1の内部側において、たとえば中央に位置した速度計(スピードメータ)の指示計器M1の下部側に走行距離計(ODO,TRIP)からなる車両情報を表示するフラットディスプレイパネルとなる液晶表示装置M2による表示部材が配置されるとともに、右側に位置した燃料計、水温計などの下部側においても同様に、時計(時刻表示)や車両などの異常時たとえば燃料切れなどを表示したり、エンジンの水温が正常値を超えたりした場合などにその車両情報を警報表示する液晶表示装置M2による表示部材が配置されており、それぞれの表示部材が硬質の回路基板6上に実装され、外装部材であるケース1内に組み付け固定されている。
この場合、フラットディスプレイパネルからなる液晶表示装置M2にあっては、表示板3に設けた透視窓部や切り欠き窓部などからなる表示窓部3Bを介して視認することができるように構成されている。
また液晶表示装置M2は、略矩形状からなる液晶表示素子7が樹脂製のホルダー8によって固定保持され、このホルダー8を回路基板6に組み付け固定するように構成している。またホルダー8の下端部側には発光ダイオードからなる光源9が配置されるとともに、この光源9が回路基板6上に実装されている。
ところで、従来および特許文献1による計器装置にあっては、燃料計、水温計などの下部側に配置された液晶表示装置M2を例にして説明すると、液晶表示素子7の表示面に時計機能である時刻を示す文字や数字からなる表示部7Aがそれぞれ電極として形成されるとともに、この表示部7Aの上側に併設するように燃料の残量が所定値以下になったことを知らせるための警報マークからなる警報表示部7Bがセグメントとして電極にて形成されている。すなわち、液晶表示素子7の表示面には複数の異なる種類からなる表示部7A,7Bが設けられているため、集中した箇所にてそれぞれの表示内容を読み取ることができるように形成されている。なお、警報表示部7Bとして、サイドブレーキを掛けたときに表示する警報マークやエンジンの水温が正常値を超えたりした時に表示する警報マークなどがそれぞれセグメントとして電極にて形成されている。
従って、時計機能としては車両に電源が供給されると同時あるいは常時通電されることによって文字や数字からなる表示部7A(時刻表示)を即座に判読することができる。また、車両自体に異常が発生したり、あるいは正常な値を超えた場合にのみ警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されることによって表示(警報マーク)箇所を即座に読み取ることができ、警報内容を容易に判別することができるというメリットがある。加えて、液晶表示素子7の表示面に複数の異なる種類からなる表示部7A,7Bが設けられているため、集中した箇所にてそれぞれの表示内容を読み取ることができるというメリットがある。
特開平11−108700号公報
しかしながら、従来および特許文献1による計器装置にあっては、計器装置の表示板の地色部として一般的に濃い色合いである黒色系などが背景色として用いられている。これに対し、液晶表示素子7の表示面の色合いは灰色系であり、前述した時計などのように時刻を示す文字や数字からなる表示部7Aが常時通電表示されている状態であればさほど支障はないが、警報表示部のように異常時などのみ警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されることによって警報表示部7Bの警報マークが現出する場合であったり、図示はしないが燃費計あるいは外気温度などを見たいときにのみスイッチの切り替えによって切り換え表示するものであったりする場合にあっては、図9の下側に示した図のように、液晶表示装置M2に形成される液晶表示素子7の表示面の上側箇所が表示がない状態にて灰色系の色合いにてそのまま見えてしまい、結果として、表示板の背景色である黒色系の色合いに対して液晶表示素子7の表示面の灰色系の色合いが平坦的にブランク状態となって目立ってしまうため違和感が生じてしまうという問題があり、デザイン性に乏しいといった問題点を有している。なお、液晶などの表示素子7には、その表示面の色合いが灰色系の他に黒色系の色合いからなる背景色にて構成されているものもあるが、表示板の地色部と表示素子7の背景色との光沢の差異などにおいて同様にして違和感が生じてしまうことがある。
本発明は前述した問題点に着目し、アナログ式計器と表示装置とを併設してなる計器装置において、表示装置の表示部による違和感を緩和し、質感を高めることができる表示装置を含む計器装置を提供することを目的とする。
本発明は前述した課題を解決するため、請求項1では、計器本体の前面側に表示板を配設するとともに、前記計器本体の作動に応じて回動する指針を配設してなるアナログ式計器と、前記アナログ式計器と並設され、前記表示板の表示窓部を介して表示素子の表示部を視認可能とする表示装置と、を備えてなる計器装置において、前記表示素子は、複数の異なる種類からなる表示部が設けられるとともに、前記表示部の領域を第1の表示領域と第2の表示領域とに区分けし、前記表示板の地色部の色合いと同系色からなる着色フィルターを前記第1の表示領域または第2の表示領域のうち一方の表示領域に対応した前記表示素子の前面側に配設してなることを特徴とする計器装置である。
このように構成することにより、表示板の地色部の色合いと同系色からなる着色フィルターを前記一方の表示領域に対応した前記表示素子の前面側に配設することによって、表示素子の背景色である表示面が着色フィルターによって目隠しされて目立たなくなるものであり、これにより表示装置の表示部による違和感が緩和され、質感を高めることができる表示装置を含んだ計器装置を提供することができる。
また、請求項1に記載の計器装置において、請求項2では、前記第1の表示領域の表示部と前記第2の表示領域の表示部とをそれぞれ独立して照明する光源を設けてなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、光源からの照射光線によって照明表示する際に、第1の表示領域に対応した表示部箇所が着色フィルタを介して透過照明によって浮き上がって見えるものであり、質感を高めることができる表示装置を含む計器装置を提供することができる。
また請求項3では、計器本体の前面側に表示板を配設するとともに、前記計器本体の作動に応じて回動する指針を配設してなるアナログ式計器と、前記アナログ式計器と並設され、前記表示板の表示窓部を介して表示素子の表示部を視認可能とする表示装置と、を備えてなる計器装置において、前記表示素子は、複数の異なる種類からなる表示部が設けられるとともに、前記表示部の領域を第1の表示領域と第2の表示領域とに区分けし、前記表示板は合成樹脂材料による透光性基板によって形成され、前記透光性基板には、前記表示素子の表示領域以外に地色からなる遮蔽層が設けられるとともに、前記表示窓部の領域において前記一方の前記表示領域に合わせてスモーク層が施され、他方の前記表示領域に合わせて前記表示素子を直接透視可能に設けてなることを特徴とする計器装置である。
このように構成することにより、一方の表示領域に合わせてスモーク層の色合いにて一方の表示領域を覆ってなることにより、表示素子の背景色である表示面がスモーク層によって目隠しされて目立たなくなるものであり、これにより表示板の表示窓部を介して視認される表示装置の違和感が緩和され、質感を高めることができる表示装置を含んだ計器装置を提供することができる。
また請求項3に記載の計器装置において、請求項4では、前記第1の表示領域の表示部と前記第2の表示領域の表示部とをそれぞれ独立して照明する光源を設けてなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、光源からの照射光線によって照明表示する際に、第1の表示領域に対応した表示部箇所がスモーク層を介して透過照明によって浮き上がって見えるものであり、質感を高めることができる表示装置を含む計器装置を提供することができる。
また請求項3または請求項4に記載の計器装置において、請求項5では、前記表示板の前記表示窓部の領域において、前記第2の表示領域に合わせて切欠窓部が形成されていることを特徴とするものである。
このように構成することにより、表示素子の一方の表示領域においては、表示板に設けられたスモーク層を介して表示素子の第1の表示領域を覗き見ることができるものであり、また表示素子の他方の表示領域は切欠窓部からなる表示窓部を介してそのまま素通しにて表示素子の表示部を判読することができる。この際、一方の表示領域は表示板に設けられたスモーク層を介して覗き見るものであるため、表示素子の表示面が目立たなくなるものであり、これにより表示板の表示窓部を介して視認される表示装置の違和感が緩和され、質感を高めることができる表示装置を含んだ計器装置を提供することができる。
また請求項3または請求項4に記載の計器装置において、請求項6では、前記表示板の前記表示窓部の領域において、前記第2の表示領域に合わせて透視窓部が形成されていることを特徴とするものである。
このように構成することにより、表示素子の一方の表示領域においては、表示板に設けられたスモーク層を介して表示素子の一方の表示領域を覗き見ることができるものであり、また表示素子の他方の表示領域は透視窓部からなる表示窓部を介してそのまま素通しにて表示素子の表示部を判読することができる。この際、一方の表示領域は表示板に設けられたスモーク層を介して覗き見るものであるため、表示素子の表示面が目立たなくなるものであり、これにより表示板の表示窓部を介して視認される表示装置の違和感が緩和され、質感を高めることができる表示装置を含んだ計器装置を提供することができる。
本発明では、計器本体の前面側に表示板を配設するとともに、前記計器本体の作動に応じて回動する指針を配設してなるアナログ式計器と、前記アナログ式計器と並設され、前記表示板の表示窓部を介して表示素子の表示部を視認可能とする表示装置と、を備えてなる計器装置において、前記表示素子は、複数の異なる種類からなる表示部が設けられるとともに、前記表示部の領域を第1の表示領域と第2の表示領域とに区分けし、前記表示板の地色部の色合いと同系色からなる着色フィルターを前記第1の表示領域または第2の表示領域のうち一方の表示領域に対応した前記表示素子の前面側に配設してなることを特徴とする計器装置であるため、表示板の地色部の色合いと同系色からなる着色フィルターを前記一方の表示領域に対応した前記表示素子の前面側に配設することによって表示素子の表示面が目立たなくなるものであり、表示装置の表示部による違和感を緩和し、質感を高めることができる表示装置を含んだ計器装置を提供することができるものであり、所期の目的を達成することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を適用した計器装置の実施形態を説明する。
図1から図3は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は車両用計器に搭載されるアナログ式計器と液晶による表示装置とを示す正面図、図2は図1の要部箇所を示す断面図、図3は図1における表示板と液晶による表示装置とを示す要部の分解斜視図であり、前述した従来例と同一部分、均等箇所については同一符号を付して説明する。
本実施形態による計器装置は、たとえば自動車のダッシュボードに搭載されるコンビネーションメータからなるもので、図1に示すように、外装部材であるケース1の内部に速度計(スピードメータ)、エンジン回転計(タコメータ)、燃料計、水温計などの情報を表示する表示部材である周知な指針式の計器からなるアナログ式の指示計器M1が収納固定され、この指示計器M1の計器本体2(ムーブメント)の前面側には表示板3が取付固定され、計器本体2の回転軸4に組み付けられた指針5の指示を表示板3に施した目盛や文字などの表示部3Aと対比判読するようにしている。
またケース1の内部側において、たとえば中央に位置した速度計(スピードメータ)の指示計器M1の下部側に走行距離計(ODO,TRIP)からなる車両情報を表示するフラットディスプレイパネルとなる液晶表示装置M2による表示部材が配置されるとともに、右側に位置した燃料計、水温計などの下部側においても同様に、時計(時刻表示)や車両などの異常時たとえば燃料切れなどを表示したり、エンジンの水温が正常値を超えたりした場合などにその車両情報を警報表示する液晶表示装置M2(フラットディスプレイパネル)による表示部材が配置されており、それぞれの表示部材が硬質の回路基板6上に実装され、外装部材であるケース1内に組み付け固定されている。
この場合、フラットディスプレイパネルからなる液晶表示装置M2にあっては、一般的に表示板3に設けた透視窓部や切欠窓部などからなる表示窓部3Bを介して視認することができるように構成しているが、この第1の実施形態では透視窓部30からなる表示窓部3Bによって形成しており、その表示窓部3B(透視窓部30)の領域を除く表示板3のほぼ全領域に表示板3の背景色となる黒色系のインクによって地色部3Cを印刷などの手段によって形成している。
また液晶表示装置M2は、略矩形状からなる液晶表示素子7が樹脂製のホルダー8によって固定保持され、このホルダー8を回路基板6に組み付け固定するように構成している。またホルダー8の下端部側には発光ダイオードからなる光源9が配置されるとともに、この光源9が回路基板6上に実装されている。
第1の実施形態にあっては、前述したようにケース1の内部側において、右側に位置した燃料計、水温計などの指示計器M1と隣接した箇所に車両情報を警報表示する液晶表示装置M2(フラットディスプレイパネル)による表示部材が配置されている。
液晶表示素子7の表示面に車両情報である時計機能である時刻を示す文字や数字からならなる表示部7Aがそれぞれセグメント電極として形成されるとともに、この表示部7Aの上側に併設するように燃料の残量が所定置以下になったことを知らせるための警報マークからなる警報表示部7Bがセグメントとして電極にて形成されている。この場合、警報表示部7Bとして、サイドブレーキの操作時に表示する警報マークやエンジンの水温が正常値を超えたりした時に表示する警報マークなどがそれぞれセグメントとして電極にて形成されている。
第1の実施形態では、液晶表示装置M2の比較的広いガラス基板からなる液晶表示素子7においては、警報表示のように異常時などのみ警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されることによって警報表示部7Bの警報マークが現出する場合であったり、図示はしないが燃費計あるいは外気温度などを見たいときにのみスイッチの切り替えによって切り換え表示するものであったりする場合にあっては、液晶表示素子7の表示面の色合い(灰色系)箇所が表示窓部3Bを介してそのままブランク状態(無表示)にて見えてしまう表示領域700(第1の表示領域)と、時計機能としては車両に電源が供給されると同時あるいは常時通電されることによって文字や数字などからなる表示部7A(時刻表示)がいつでも現出している表示領域701(第2の表示領域)とに区分けされている。
そこで、この第1実施形態にあっては、液晶表示素子7の表示面の色合い(灰色系)箇所が表示窓部3Bを介してそのまま見えてしまう表示領域700(第1の表示領域)に対応する表示板3の背面側、すなわち液晶表示素子7の前面側には表示板3の地色部3Cの色合いと同系色からなるたとえば黒色系の着色フィルター710を配設している。その際、着色フィルター710の色合いを表示板3と合わせると同時に着色フィルター710表面の光沢なども細かいシボ加工などを施し表示板3表面(地色部3C)に合わせると最良である。
このように構成された第1の実施形態における計器装置では、表示板3の背後側に設けられる液晶表示素子7の時計の時刻表示にあっては、表示板3の表示窓部3Bを介して常に表示部7Aが表示領域701(第2の表示領域)にて読み取れるものであり、また夜間などにおいては、発光ダイオードからなる光源9の点灯によって表示部7Aが表示領域701(第2の表示領域)にて透過照明される。なお、場合によっては、昼夜関係なく光源9を常時点灯し表示部7Aを透過照明するようにしても良い。
また警報マークからなる警報表示部7Bが設けられた液晶表示素子7の表示領域700(第1の表示領域)においては、警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されていない場合では、液晶表示素子7の表示領域700(第1の表示領域)の前面側に配設された表示板3の地色部3Cの色合いである黒色系と同系色にて形成した着色フィルター710によって表示領域700(第1の表示領域)が目隠しされて目立たなくなり、これにより表示板3の表示窓部3Bを介して視認される液晶表示装置M2の違和感が緩和され、質感を高めることができる液晶表示装置M2を含んだ計器装置を提供することができる。
また警報表示部7Bのセグメントの電極に通電された時においては、表示領域700(第1の表示領域)が黒色系の着色フィルター710の色合いを背景にして警報マークからなる警報表示部7Bが浮かび上がって見える。この際、警報表示部7Bのセグメントの電極に通電すると同時に、光源9を点灯し警報表示部7Bを透過照明することにより(警報マーク)箇所を即座に読み取ることができ、警報内容を容易に判別することができる。また、光源9自体の発光色を任意に設定することによって警報表示領域のみを黒色系の着色フィルター710を背景にして任意の発光色にて透過照明することもできる。
図4から図6は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、図4は、本発明の第2の実施形態である計器装置を示す正面図、図5は図4の要部箇所を示す断面図、図6は図4における表示板と液晶表示装置とを示す要部の分解斜視図であり、前述した第1の実施形態と同一部分、均等箇所については同一符号を付して説明する。
この第2の実施形態にあっては、前述した第1の実施形態と同様にして、ケース1の内部側において、たとえば中央に位置したアナログ式計器からなる速度計(スピードメータ)の指示計器M1の下部側に走行距離計(ODO,TRIP)からなる車両情報を表示する液晶表示装置M2による表示部材が配置されるとともに、右側に位置したアナログ式計器からなる燃料計、水温計などの下部側においても同様に、時計(時刻表示)や車両などの異常時にたとえば燃料切れなどを表示したり、エンジンの水温が正常値を超えたりした場合などにその車両情報を警報表示する液晶表示装置M2(フラットディスプレイパネル)による表示部材が配置されており、それぞれの表示部材が硬質の回路基板6上に実装され、外装部材であるケース1内に組み付け固定されている。
また液晶表示装置M2は、略矩形状からなる液晶表示素子7が樹脂製のホルダー8によって固定保持され、このホルダー8を回路基板6に組み付け固定するように構成している。またホルダー8の下端部側には発光ダイオードからなる光源9が配置されるとともに、この光源9が回路基板6上に実装されている。
液晶表示素子7の表示面に車両情報である時計機能である時刻を示す文字や数字からならなる表示部7Aがそれぞれセグメント電極として形成されるとともに、この表示部7Aの上側に併設するように燃料の残量が所定値以下になったことを知らせるための警報マークからなる警報表示部7Bがセグメントとして電極にて形成されている。この場合、警報表示部7Bとして、サイドブレーキを掛けたときに表示する警報マークやエンジンの水温が正常値を超えたりした時に表示する警報マークなどがそれぞれセグメントとして電極にて形成されている。
また第2の実施形態では、第1の実施形態と同様にして、液晶表示装置M2の比較的広いガラス基板からなる液晶表示素子7において、警報表示のように異常時などのみ警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されることによって警報表示部7Bの警報マークが現出する場合であったり、図示はしないが燃費計あるいは外気温度などを見たいときにのみスイッチの切り替えによって切り換え表示するものであったりする場合にあっては、液晶表示素子7の表示面の色合い(灰色系)箇所が表示窓部3Bを介してそのままブランク状態(無表示)にて見えてしまう表示領域700(第1の表示領域)と、時計機能としては車両に電源が供給されると同時あるいは常時通電されることによって文字や数字などからなる表示部7A(時刻表示)がいつでも現出している表示領域701(第2の表示領域)とに区分けされている。
この第2の実施形態にあっては、表示板3に設けた透視窓部30からなる表示窓部3Bを介して液晶表示素子7の表示部7A,7Bを視認することができるように構成しているが、表示窓部3B(透視窓部30)の領域を除く表示板3のほぼ全領域に表示板3の背景色となる黒色系のインクによって地色部3Cを印刷などの手段によって形成している。加えて、液晶表示素子7の表示面である地色の色合い(灰色系)箇所が表示窓部3Bを介してそのまま見えてしまう表示領域700(第1の表示領域)に対応する表示板3箇所については、その表示領域700(第1の表示領域)に合わせてスモーク層720が印刷などの手段によって施され、その他の表示領域701(第2の表示領域)については印刷層を施さない素通しの透視窓部30が形成されている。
このように構成された第2の実施形態における計器装置では、時計の時刻表示にあっては、表示板3の表示窓部3Bに設けられた透視窓部30箇所を介して常に表示部7Aが表示領域701(第2の表示領域)にて読み取れるものであり、また夜間などにおいては、第1の実施形態と同様にして発光ダイオードからなる光源9の点灯によって表示部7Aが表示領域701(第2の表示領域)にて透過照明される。
また警報マークからなる警報表示部7Bが設けられた液晶表示素子7の表示領域700(第1の表示領域)においては、警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されていない場合では、表示板3の地色部3Cの色合いと近似しているスモーク層720によって表示領域700(第1の表示領域)が目隠しされて目立たなくなり、これにより表示板3の表示窓部3Bを介して視認される液晶表示装置M2の違和感が緩和され、質感を高めることができる液晶表示装置M2を含んだ計器装置を提供することができる。
また警報表示部7Bのセグメントの電極に通電された時においては、表示領域700(第1の表示領域)がスモーク層720の色合いを背景にして警報マークからなる警報表示部7Bが浮かび上がって見える。この際、警報表示部7Bのセグメントの電極に通電すると同時に、光源9を点灯し警報表示部7Bを透過照明することにより(警報マーク)箇所を即座に読み取ることができ、警報内容を容易に判別することができるものであり、前述した第1の実施形態と同様にして、光源9自体の発光色を任意に設定することによって警報表示領域のみをスモーク層720の色合いを背景にして任意の発光色にて透過照明することができる。
図7から図9は、本発明の第3の実施形態を示すものであり、図7は、本発明の第3の実施形態である計器装置の正面図、図8は図7の要部箇所を示す断面図、図9は図7における表示板と液晶表示装置とを示す要部の分解斜視図である。
この第3の実施形態にあっては、前述した第2の実施形態とほぼ同じ構成からなるものであって、その相違点のみを詳述する。
この第3の実施形態にあっては、表示板3に設けた透視窓部30と切欠窓部31からなる表示窓部3Bを介して液晶表示素子7の表示部7A,7Bを視認することができるように構成している。
この場合、表示窓部3Bの透視窓部30と切欠窓部31の領域を除く表示板3のほぼ全領域に表示板3の背景色となる濃紺の色合いからなるインクによって地色部3Cを印刷などの手段によって形成している。加えて、液晶表示素子7の表示面である地色の色合い(灰色系)箇所が表示窓部3Bを介してそのまま見えてしまう表示領域700(第1の表示領域)に対応する表示板3箇所については、その表示領域700(第1の表示領域)に合わせて濃紺の顔料を含むスモーク層720が印刷などの手段によって形成され、表示領域701(第2の表示領域)については前述した切欠窓部31を介して時刻表示などの表示部7Aが直接読み取れるように形成されている。なお、場合によっては地色部3Cの色合い(濃紺からなる背景色)と近似する濃い色合いである黒色系の顔料を含んだ色合いからなるスモーク層720にて表示領域700(第1の表示領域)を印刷するようにしても良い。
このように構成された第3の実施形態における計器装置では、時計の時刻表示にあっては、表示板3の表示窓部3Bに設けられた切欠窓部31箇所を介して表示領域701(第2の表示領域)に設けられた表示部7Aが常時読み取れるものであり、また夜間などにおいては、第1あるいは第2の実施形態と同様にして発光ダイオードからなる光源9の点灯によって表示部7Aが透過照明される。
また警報マークからなる警報表示部7Bが設けられた液晶表示素子7の表示領域700(第1の表示領域)においては、前述した第2の実施形態と同様にして警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されていない場合では、表示板3の地色部3Cの色合いと同系色あるいは近似している色合いからなるスモーク層720によって表示領域700(第1の表示領域)が目隠しされて目立たなくなり、これにより表示板3の表示窓部3Bを介して視認される液晶表示装置M2の違和感が緩和され、質感を高めることができる液晶表示装置M2を含んだ計器装置を提供することができる。
また警報表示部7Bのセグメントの電極に通電された時においては、表示領域700(第1の表示領域)がスモーク層720の色合いを背景にして警報マークからなる警報表示部7Bが浮かび上がって見える。この際、警報表示部7Bのセグメントの電極に通電すると同時に、光源9を点灯し警報表示部7Bを透過照明することにより(警報マーク)箇所を即座に読み取ることができ、警報内容を容易に判別することができるものであり、前述した第2の実施形態と同様にして、光源9自体の発光色を任意に設定することによって警報表示領域のみをスモーク層720の色合い(この実施形態にあっては濃紺色)を背景にして任意の発光色にて透過照明することができる。
また、警報表示部7Bのセグメントの電極に通電されることによって表示(警報マーク)箇所が即座に読み取ることができ、警報内容を容易に判別することができるものであり、加えて、液晶表示素子7の表示面には複数の異なる種類からなる表示部7A,7Bが設けられているため、集中した箇所にてそれぞれの表示内容を読み取ることができるという効果がある。
また、第2の実施形態と第3の実施形態においては、表示板3の表面側において地色部3Cと同一表面上にスモーク層720を設けることによって段差もなく形成できるため、表示板3の表示窓部3Bを介して視認される液晶表示装置M2の違和感が緩和されものであり、質感を高めることができる液晶表示装置M2を含んだ計器装置を提供することができる。
本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば、第1から第3の実施形態においては、液晶表示素子7を光源9からの照射光線を直接的に背後から照らし出して透過照明するようにしていたが、光源9と液晶表示素子7との間に導光体を介在して照射光線を均一的に導くように構成しても良いものであり、また液晶表示素子7の表示部7Bの発光色を光源9自体の発光色にて任意に設定するように構成していたが、光源9と液晶表示素子7との間にカラーフィルターを介して透過照明するようにしても良い。また車両の電源投入時(イグニッションSWのON)に液晶表示素子7に設けられた各表示領域700,701の表示部7A,7Bの全てのセグメント電極を通電することによって全体の表示内容を確認することができるようにし、次いで常時表示する箇所のみのセグメント電極に通電を持続して表示内容を継続するようにしても良いものである。また、第2の実施形態と第3の実施形態においては、表示板3の表面側において地色部3Cと同一表面上にスモーク層720を設けていたが、スモーク層720を表示板3の背面側に設けても良いものであり、さらに表示板3の背面側において地色部3Cとスモーク層720とを設けて構成しても同様な効果を得ることができるものである。また、各実施形態においては表示素子として液晶表示素子7を例にして説明していたが、ELなどの表示素子や他の表示素子においても同様な効果を得ることが可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態である車両用計器に搭載されるアナログ式計器と液晶による表示装置とを示す計器装置の正面図。 図2は、図1の要部箇所を示す計器装置の断面図。 図3は、図1における表示板と液晶による表示装置とを示す要部の分解斜視図。 図4は、本発明の第2の実施形態である計器装置を示す正面図。 図5は、図4の要部箇所を示す計器装置の断面図。 図6は、図4における表示板と液晶による表示装置とを示す要部の分解斜視図。 図7は、本発明の第3の実施形態である計器装置を示す正面図。 図8は、図7の要部箇所を示す計器装置の断面図。 図9は、図7における表示板と液晶による表示装置とを示す要部の分解斜視図。 図10は、従来の車両用計器に搭載された計器装置を示す正面図。 図11は、図10の要部箇所を示す計器装置の断面図。
符号の説明
1 ケース(外装部材)
2 計器本体(ムーブメント)
3 表示板
3A 表示部
3B 表示窓部
3C 地色部
5 指針
6 回路基板
7 液晶表示素子
7A 表示部
7B 警報表示部
8 ホルダー
9 光源(発光ダイオード)
30 透視窓部
31 切欠窓部
700 表示領域(第1の表示領域)
701 表示領域(第2の表示領域)
710 着色フィルタ
720 スモーク層
M1 指示計器(アナログ式計器)
M2 液晶表示装置

Claims (6)

  1. 計器本体の前面側に表示板を配設するとともに、前記計器本体の作動に応じて回動する指針を配設してなるアナログ式計器と、前記アナログ式計器と並設され、前記表示板の表示窓部を介して表示素子の表示部を視認可能とする表示装置と、を備えてなる計器装置において、前記表示素子は、複数の異なる種類からなる表示部が設けられるとともに、前記表示部の領域を第1の表示領域と第2の表示領域とに区分けし、前記表示板の地色部の色合いと同系色からなる着色フィルターを前記第1の表示領域または第2の表示領域のうち一方の表示領域に対応した前記表示素子の前面側に配設してなることを特徴とする計器装置。
  2. 前記第1の表示領域の表示部と前記第2の表示領域の表示部とをそれぞれ独立して照明する光源を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 計器本体の前面側に表示板を配設するとともに、前記計器本体の作動に応じて回動する指針を配設してなるアナログ式計器と、前記アナログ式計器と並設され、前記表示板の表示窓部を介して表示素子の表示部を視認可能とする表示装置と、を備えてなる計器装置において、前記表示素子は、複数の異なる種類からなる表示部が設けられるとともに、前記表示部の領域を第1の表示領域と第2の表示領域とに区分けされ、前記表示板は合成樹脂材料による透光性基板によって形成され、前記透光性基板には、前記表示素子の表示領域以外に地色からなる遮蔽層が設けられるとともに、前記表示窓部の領域において前記第1の表示領域に合わせてスモーク層が施され、前記第2の表示領域に合わせて前記表示素子が直接透視可能に設けてなることを特徴とする計器装置。
  4. 前記第1の表示領域の表示部と前記第2の表示領域の表示部とをそれぞれ独立して照明する光源を設けてなることを特徴とする請求項3に記載の計器装置。
  5. 前記表示板の前記表示窓部の領域において、前記第2の表示領域に合わせて切欠窓部が形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の計器装置。
  6. 前記表示板の前記表示窓部の領域において、前記第2の表示領域に合わせて透視窓部が形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の計器装置。
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