JP4248210B2 - 基板処理装置及びそのスケジュール作成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体ウエハや液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に基板と称する)等の基板に対して処理を施す基板処理装置及びそのスケジュール作成方法に係り、特に、特にタイムテーブルでリソースの使用タイミングを決定するスケジューリング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として、基板に対して処理を施す複数個のリソースを備え、これらのリソースを使用しながらロットを処理するのに先だって、各リソースを使用するタイミングをタイムテーブルで決定し、このタイムテーブルに基づいて各ロットに対して実際に処理を施すものがある(例えば、特開2000−277401号公報)。
【0003】
この装置では、ユーザへの装置の納品設置時等において処理に必要な各動作を実測する等して、予め各動作に要する「動作所要時間」が記憶されており、各リソースを使用する際の動作に応じた動作所要時間を参照してタイムテーブルが決定されてゆく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置では、タイムテーブルにしたがって実際に処理を行う際に、エアシリンダの圧力変動や、ギヤの摩耗等に起因して、予め決められている所要動作時間よりも実際の動作に要する時間が長くなる等の経時変化による影響を受けやすい。すると、各処理が次第にスケジューリングされたタイムテーブルからずれてゆき、スケジュール通りに処理が実行できなくなったり、空き時間が多くなって効率の悪い処理となったり、異常状態となって処理が中断されたりという問題が生じる。
【0005】
上記の問題点について、図7を参照して詳細に説明する。なお、図7は、従来例の説明に供する図であり、(a)はスケジュールされたタイムチャートを示し、(b)は実際の処理状態を示す模式図である。
【0006】
処理工程Aと処理工程Bを含むレシピを実行する場合、処理工程Aでは動作A−Pre−1が1分、動作A−Main−1が1分、動作A−Main−2が3分、動作A−Main−3が1分、動作A−Post−1が1分として動作所要時間が設定されているものとする。この場合には、図7(a)に示すようなタイムテーブルが作成される。
【0007】
ここで、動作A−Main−1の動作が遅れた場合、例えば、1分の設定であるにもかかわらず実際の処理に2分を要した場合は、図7(b)に示すように動作A−Main−1の動作完了がタイムテーブルから遅れることになる。その結果、この動作に続く動作A−Main−2,A−Main−3,A−Post−1が全て遅れ、さらに処理工程Aに続く処理工程Bまで遅れることになる。特に、処理工程Bには、処理工程AのA−Main−3が完了するT時点で処理が移る予定になっているが、実際にはT´時点に遅れるため処理をうまく引き渡すことができない。したがって、装置が異常状態となって処理を中断しなければならなくなる。また、この異常状態による処理の中断は、動作A−Main−1を実行するたびに生じることになり、その結果、頻繁に異常状態を生じることとなる。
【0008】
そこで、上記の異常状態による処理の中断等の問題が生じた場合にはメンテナンスを行う必要があるが、装置のリモコンから各動作の実行を指示すると同時にストップウォッチを動作させ、動作の完了に要する時間を計測することになる。したがって、メンテナンスによる装置の調整が非常に煩雑であり、しかも人間が手動によって計測するので、バラツキが大きいという問題がある。
【0009】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、自動的に測定した実動作所要時間をスケジュールに反映させることにより、経時変化によるスケジュールへの悪影響を防止することができる基板処理装置及びそのスケジュール作成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板に対して処理を施す複数個のリソースを使用しながらロットを処理する基板処理装置において、各動作に要する時間を動作ごとに動作所要時間として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている動作所要時間を参照して、各リソースを使用するタイミングを規定するタイムテーブルを決定するスケジュール作成手段と、タイムテーブルにしたがって各リソースを使用しながら各動作を行ってロットに実際の処理を施す際に、各動作に要した実動作所要時間を計測する計測手段と、前記計測手段によって計測された実動作所要時間で、前記記憶手段に記憶されている動作所要時間を更新する更新手段と、前記計測手段による実動作所要時間と第1の閾値及び第1の閾値よりも大きい第2の閾値とに基づいて実動作所要時間の妥当性を判断する判断手段と、動作所要時間が変動したことを報知する報知手段と、を備え、前記判断手段は、前記計測手段による実動作所要時間が前記第2の閾値を越える場合には、前記報知手段に異常アラームを報知させ、前記計測手段による実動作所要時間が前記第2の閾値は越えていないが前記第1の閾値を越える場合には、前記報知手段に予備警報を報知させることを特徴とするものである。
【0011】
(作用・効果)記憶手段に予め記憶されている動作所要時間を参照しながら、スケジュール作成手段がタイムテーブルを決定する。このタイムテーブルにしたがって実際の処理を行う際に、計測手段が各動作の実動作所要時間を計測し、更新手段が実動作所要時間で、記憶手段に記憶されている当該動作の動作所要時間を更新する。したがって、経時変化により変動している動作所要時間が実所要動作時間に置換され、次のスケジューリング時に更新された動作所要時間によってスケジュール作成手段がタイムテーブルを作成することができる。その結果、経時変化によるスケジュールへの悪影響を防止することができる。
【0012】
(削除)
【0013】
また、実動作所要時間と閾値との比較の結果、例えば、実動作所要時間が閾値を越えた場合には、判断手段が妥当性を判断し、動作所要時間が変動したことを報知手段によって報知する。これにより、オペレータに対して装置に何らかの異常が生じつつある又は生じたことを知らせることができる。
【0014】
(削除)
【0015】
また、請求項2に記載の発明は、メンテナンス時に各動作を行わせる指示手段を備え、前記指示手段による動作の際に、前記判断手段および前記計測手段による実動作所要時間を計測させ、前記判断手段および前記更新手段を動作させることを特徴とするものである。
【0016】
(作用・効果)指示手段により任意の動作を行わせ、その際に計測手段による実動作所要時間を計測させ、判断手段で妥当性を判断するとともに動作所要時間を更新することにより、任意の動作調整を容易に実施することが可能となる。
【0017】
また、請求項3に記載の発明は、基板に対して処理を施す複数個のリソースを使用しながらロットを処理する基板処理装置のスケジュール作成方法において、予め記憶されている各動作に要する動作所要時間を参照しつつ、各リソースを使用するタイミングを規定するタイムテーブルを作成する過程と、タイムテーブルにしたがって各リソースを使用しながら各動作を行ってロットに実際の処理を施す際に、各動作に要した実動作所要時間を計測する過程と、前記計測された実動作所要時間で当該動作の動作所要時間を更新する過程と、前記計測する過程または前記更新する過程の後に、実動作所要時間と第1の閾値及び 第1の閾値よりも大きい第2の閾値とに基づいて実動作所要時間の妥当性を判断する過程と、前記妥当性を判断する過程において、前記実動作所要時間が前記第2の閾値を越えている場合は、異常アラームを報知し、前記実動作所要時間が前記第2の閾値を越えていないが前記第1の閾値を越えている場合は、予備警報を報知する報知過程と、を実施することものである。
【0018】
(作用・効果)予め記憶されている動作所要時間を参照しながらタイムテーブルを決定し、このタイムテーブルにしたがって実際の処理を行う際に、各動作の実動作所要時間を計測し、このときの実動作所要時間で、当該動作の動作所要時間を更新する。したがって、経時変化により変動している動作所要時間が実所要動作時間に置換され、次のスケジューリング時に更新された動作所要時間によってタイムテーブルを作成することができる。その結果、経時変化によるスケジュールへの悪影響を防止することができる。
【0019】
また、実動作所要時間と閾値との比較の結果、例えば、実動作所要時間が閾値を越えた場合には妥当性を判断し、動作所要時間が変動したことを報知する。これにより、オペレータに対して装置に何らかの異常が生じつつある又は生じたことを知らせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
図1及び図2はこの発明の一実施例に係り、図1は基板処理装置の概略構成を示す平面図であり、図2はその概略構成を示すブロック図である。
【0021】
この基板処理装置は、例えば、基板Wに対して薬液処理及び洗浄処理並びに乾燥処理を施すための装置である。基板Wは複数枚(例えば25枚)がカセット1に対して起立姿勢で収納されている。未処理の基板Wを収納したカセット1は、投入部3に載置される。投入部3は、カセット1を載置される載置台5を二つ備えている。基板処理装置の中央部を挟んだ投入部3の反対側には、払出部7が配備されている。この払出部7は、処理済みの基板Wをカセット1に収納してカセット1ごと払い出す。このように機能する払出部7は、投入部3と同様に、カセット1を載置するための二つの載置台9を備えている。
【0022】
投入部3と払出部7に沿う位置には、これらの間を移動可能に構成された第1搬送機構11が配置されている。第1搬送機構11は、投入部3に載置されたカセット1ごと複数枚の基板Wを第2搬送機構13に対して搬送する。
【0023】
第2搬送機構13は、収納されている全ての基板Wをカセット1から取り出した後、第3搬送機構15に対して全ての基板Wを搬送する。また、第3搬送機構15から処理済みの基板Wを受け取った後に、基板Wをカセット1に収容して第1搬送機構11に搬送する。第3搬送機構15は、基板処理装置の長手方向に向けて移動可能に構成されている。
【0024】
上記第3搬送機構15の移動方向における最も手前側には、複数枚の基板Wを低圧のチャンバ内に収納して乾燥させるための乾燥処理部17が配備されている。
【0025】
第3搬送機構15の移動方向であって上記乾燥処理部17に隣接する位置には、第1処理部19が配備されている。この第1処理部19は、複数枚の基板Wに対して純水洗浄処理を施すための純水洗浄処理部21を備えているとともに、複数枚の基板Wに対して処理液によって薬液処理を施すための薬液処理部23を備えている。また、これらの間で基板Wを搬送する第1副搬送機構25を備えている。この第1副搬送機構25は、第1処理部19内での基板搬送の他に、第3搬送機構15との間で基板Wを受け渡しする。
【0026】
第1処理部19に隣接した位置には、第2処理部27が配備されている。この第2処理部27は、上述した第1処理部19と同様の構成である。
【0027】
第2搬送機構13に付設されているカセット洗浄部35は、上述した第2搬送機構13が全ての基板Wを取り出した後、空になったカセット1を洗浄する機能を有する。
【0028】
上記のように構成されている基板処理装置は、図2のブロック図に示すように制御部37によって統括的に制御される。
【0029】
制御部37はCPUなどを含み、スケジューリング機能部39と、処理実行指示部41と、実動作所要時間計測機能部43と、動作所要時間データ更新機能部45と、データ妥当性チェック機能部47とを備えている。これらの各部は、以下に説明する制御プログラムに相当する手順に基づき動作する。
【0030】
スケジューリング機能部39は、後述するようなレシピに応じて上述した各構成のリソースの使用タイミングを予めタイムテーブルで決定するため、実際に処理を開始する前にタイムテーブルにロットを予め配置するスケジューリングの処理を実行する。スケジュールされたタイムテーブルは、必要に応じて表示部49に表示される。また、この表示部49には、後述する異常時等の表示がなされる。
【0031】
なお、上記のスケジューリング機能部39が本発明におけるスケジュール作成手段に相当し、表示部49が本発明における報知手段に相当する。
【0032】
ここでレシピは、例えば、表1に示すように、一部の処理工程を複数回行う7つの処理工程から構成されている。表1の例では、5種類の処理工程A,B,C,D,Eを、処理工程A,B,C,B,D,B,Eの順序で実施するように規定している。
【0033】
【表1】
【0034】
また、各処理工程A〜Eは、それぞれ前作業、本作業、後作業に分けられる。その一例を、次の表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】
No.1〜3の処理は、第1搬送機構11が投入部3側からカセット1を取り出し、第2搬送機構13がそのカセット1からロット(複数枚の基板W)を取り出し、第1処理部19の薬液処理部23がそのロットを薬液処理してから純水洗浄処理部21に至るまでの処理である。なお、その間に実行されるカセット洗浄部35による空のカセット1の洗浄処理については省略してある。
【0037】
詳細には、第1搬送機構11が投入部3のカセット1を取り込んで第2搬送機構13に渡し、第2搬送機構13がカセット1からロットを構成する複数枚の基板Wを取り出すまでが処理工程Aであり、ロットを第3搬送機構15が受け取って所定位置で待機するまでが処理工程Bであり、第3搬送機構15からロットを受け取り、このロットを純水洗浄処理部21で純水洗浄し、副搬送機構25によりロットを薬液処理部23に搬送して薬液処理し、その後、再び副搬送機構25を経て純水洗浄処理部21に搬送して純水洗浄処理を終えるまでが処理工程Cである。なお、表中の数字は前作業、本作業、後作業に要する時間(分)の一例を示している。
【0038】
No.4,5の処理は、第3搬送機構15が純水洗浄処理部21から処理済みのロットを取り出し、乾燥処理部17に搬送して乾燥処理を終えるまでの処理である。
【0039】
詳細には、純水洗浄処理されたロットを第3搬送機構15が受け取って所定位置で待機するまでが処理工程Bであり、ロットを乾燥処理部17に搬送して乾燥処理を終えるまでが処理工程Dである。
【0040】
No.6,7の処理は、第3搬送機構15が乾燥処理されたロットを取り出し、第2搬送機構13がカセット1にロットを収納した後、カセット1ごと第1搬送機構11が払出部7に搬送するまでの処理である。
【0041】
詳細には、乾燥処理されたロットを第3搬送機構15が受け取って所定位置で待機するまでが処理工程Bであり、第2搬送機構13がロットを受け取り、複数枚の基板Wをカセット1に収納するとともにカセット1ごと第1搬送機構11に渡して払出部7に払い出しするまでが処理工程Eである。
【0042】
また、上記の各処理工程A〜Eは、上述したいずれかのリソースを使用する複数の動作を含む。各動作には、いずれかのリソースを使用するにあたり、その動作に要する時間として予め「動作所要時間」が設定されている。
【0043】
例えば、処理工程Aの各動作は、使用するリソースに応じて、次の表3に示すように前作業にあたる動作A−Pre−1が1分に、本作業にあたる動作A−Main−1が1分に、本作業にあたる動作A−Main−2が3分に、本作業に当たる動作A−Main−3が1分に、後作業にあたる動作A−Post−1が1分に設定されている。これらの設定は、各リソースを個別に指定して動作させる指示を行うためのリモコン操作部51を操作したり、キーボード53やマウス55を操作したりすることによって行うことができる。設定された値は「処理データ」として、上記のレシピと、作成されたタイムテーブルとともに記憶部57に記憶される。
【0044】
【表3】
【0045】
処理実行指示部41は、記憶部57に記憶されているタイムテーブルに基づき、各リソースに対して順次に動作に係わる指令を行ってロットに対して処理を施す。
【0046】
本発明における計測手段に相当する実動作所要時間計測機能部43は、計時機能を備えており、処理実行指示部41によってロットに対して実際に処理が施されている際に、各処理工程における各動作に実際に要した時間を「実動作所要時間」として計測する。
【0047】
更新手段に相当する動作所要時間データ更新機能部45は、実動作所要時間計測機能部43が測定した実動作所要時間で、記憶部57に記憶されている処理データのうちの、対応する動作の動作所要時間を更新する。具体的には、元の動作所要時間を実動作所要時間で置換する。
【0048】
判断手段に相当するデータ妥当性チェック機能部47は、実動作所要時間計測機能部43によって計測された実動作所要時間の妥当性をチェックする機能を有する。例えば、次の表4に示すように、動作ごとに閾値1および閾値2を予め記憶しており、これらの閾値1および閾値2を実動作所要時間が越えているか否かによって妥当性を判断する。
【0049】
なお、閾値1が本発明における第1の閾値に相当し、閾値2が本発明における第2の閾値に相当する。
【0050】
また、実動作所要時間計測部43と、動作所要時間データ更新機構部45と、データ妥当性チェック機能部47は、オペレータによってリモコン操作部51が操作され、メンテナンスモードが指示された場合にも動作する(詳細後述)。なお、リモコン操作部51が本発明における指示手段に相当する。
【0051】
【表4】
【0052】
この表4においては、表2および表3の「分」表示とは異なり、実動作所要時間および閾値1,2を「秒」で表示している。また、この表4では、理解を容易にするために実動作所要時間を動作に対応付けて記載してあるが、この例では、記憶部57の処理データの中から動作に対応する、更新された動作所要時間(実動作所要時間)を参照して閾値1,2と比較する。閾値2は、閾値1よりも大きな値に設定されている。したがって、実動作所要時間が閾値2を越える場合には、閾値1を越えて閾値2以内である場合に比較して深刻な問題であることを示す。
【0053】
なお、閾値1,2は、上記のように絶対値ではなく、相対値で設定するようにしてもよい。例えば、10%といったように設定するようにしてもよい。
【0054】
次に、図3から5を参照して、上述した基板処理装置の動作について説明する。なお、図3は、動作を示すフローチャートであり、図4はスケジュールされたタイムテーブルを示し、図5はタイムテーブルの一部を示し、(a)はスケジュールされたものであり、(b)は実際の処理状態である。
【0055】
以下の説明においては、説明の理解を容易にするために、一つのロットだけをあるレシピで処理する場合を例に採って説明する。なお、それぞれ異なるレシピで複数のロットを並行して処理してゆく等の場合であっても、同様に処理することができる。
【0056】
ステップS1
ロットを搬入する。
オペレータは、処理対象であるロットを載置台5に載置する。そして、キーボード53やマウス55を操作してレシピを指示するとともに、処理の開始を指示する。
【0057】
ステップS2
ロットの処理データを読み込む。
制御部37のスケジューリング機能部39は、搬入されたロットと、その際に指示されたレシピとを関連付け、記憶部57からレシピと、処理データのうちレシピに関連する動作について全ての動作所要時間を読み込む。
【0058】
ステップS3
スケジューリング機能部39は、レシピを構成する各処理工程について時間計算を行う。レシピを構成している処理工程がわかっており、各処理工程を構成している動作についての「動作所要時間」も記憶部57の処理データからわかっているので、これらに基づいて時間を求める。
【0059】
ステップS4
レシピを構成している各処理工程の時間計算に基づき、どのように各処理工程を配置すればロットの処理が行えるかをスケジューリング機能部39が各種の処理工程配置組み合わせを考慮しながら決定する。その結果、例えば、当該ロットについて図4に示すようなタイムテーブルが作成されたものとする。なお、この図4では、処理工程Aについてだけ各動作を示し、他の処理工程については詳細な動作内容については省略して図示してある。このようにして作成されたタイムテーブルは、記憶部57に記憶される。
【0060】
なお、このステップS4が本発明におけるタイムテーブルを作成する過程に相当する。
【0061】
ステップS5
処理実行指示部41は、ステップS4において作成されたタイムテーブルを参照し、規定されたタイミングでロットの処理を開始する。具体的には、図5(a)に示すように、規定のタイミングで各動作を順次に実行させようと試みる。
【0062】
すなわち、動作A−Pre−1を開始時点から時間Ta1で実行し、続いて動作A−Main−1を時間Ta2で実行し、同様に動作A−Main−2を時間Ta3で実行し、動作A−Main−3を時間Ta4で実行し、動作A−Post−1を時間Ta5で順次に実行しようとする。上記の説明から明らかなように、上記各動作の時間Ta1〜Ta5は、記憶部57の処理データ(動作所要時間)に基づいて決められている。
【0063】
ステップS6
処理実行指示部41は、参照しているタイムテーブルに応じて、ロットの処理に必要な各リソースの動作を規定のタイミングで動作させようとする。
【0064】
ステップS7
動作を行わせる際には、実動作所要時間計測機能部43が実際の動作時間を計測する。
【0065】
なお、このステップS7が本発明における実動作所要時間を計測する過程に相当する。
【0066】
ステップS8(動作所要時間を更新する過程に相当する)
このようにして計測された実動作所要時間は、記憶部57に反映される。
具体的には、記憶部57に記憶されている、計測した動作に対応する動作所要時間を動作所要時間データ更新機能部45が置き換える。
【0067】
ここでは、ステップS14まで実行され、再びステップS6に戻り、次に動作A−Main−1の指令がなされたとする。図5(b)に示すように、例えば、経時変化等に起因して装置の一部に問題が生じ、処理工程Aの動作A−Main−1の実動作所要時間Ta2´が、スケジューリング時に参照された動作所要時間Ta2よりも長くなったとする。すると、これに起因して、スケジュール上では動作A−Main−3の完了時点Tで処理工程Bに移る予定であったが、この時点Tでは処理工程Aの動作A−Main−3の動作が完了しておらず、処理を移行するができないという問題が生じることになる。
【0068】
ステップS9
データ妥当性チェック機能部47は、計測した当該動作A−Main−1の実動作所要時間について、妥当性をチェックする。具体的には、まず、動作の実動作所要時間と、動作に対応して設定されている閾値2と比較して処理を分岐する。次の表5に、計測された実動作所要時間が閾値2を越えている場合の例を示す。
【0069】
【表5】
【0070】
ステップS10
その結果、閾値2を越えている場合には、ステップS9からステップS10に分岐し、表示部49に異常発生を知らせる表示を行って異常アラームを報知する。これにより装置のオペレータは、装置に深刻な問題が生じたことを知ることができる。
【0071】
ステップS11
さらに、この場合には、次に続く処理工程B等を行うことが困難となる等の深刻な問題であるので、ステップS11にてそのロットを退避させた後に、ステップS4に戻って再スケジューリングを行う。このとき、動作所要時間は既に実際に即した時間に更新されている。
【0072】
ステップS12
ステップS9において実動作所要時間が閾値2を越えていない場合であっても、閾値1を越えているか否かを判断して処理を分岐する。この場合の具体例を、次の表6に示す。
【0073】
【表6】
【0074】
ステップS13
実動作所要時間が閾値1を越えている場合には、ステップS12からステップS13に移行し、表示部49に予備警報を報知する。この場合は動作所要時間に変動が生じているものの、処理を継続するのに大きな支障が生じない程度であるので処理を停止させる必要はない。但し、何らかの変動が生じているので、報知によってオペレータに対して、装置に何らかの軽微な問題が生じつつあること等を知らせるようにする。
【0075】
ステップS14
処理実行指示部41は、タイムテーブルを参照して、次に指令すべき処理があるか否かを判断する。これにより処理を終了するか、再びステップS6に戻って上述した処理を繰り返すかが決定される。
【0076】
このように、スケジューリング機能部39がタイムテーブルを決定し、このタイムテーブルにしたがって実際の処理を行う際に、実動作所要時間計測機能部43が各動作の実動作所要時間を計測し、動作所要時間データ更新機能部45が実動作所要時間で、記憶部57に記憶されている動作の動作所要時間を更新する。したがって、経時変化により変動している動作所要時間が実所要動作時間に自動的にフィードバックされるので、次のスケジューリング時に、更新された動作所要時間によってスケジューリング機能部39がタイムテーブルを作成することになる。その結果、経時変化によるスケジュールへの悪影響を防止することができる。
【0077】
具体的には、スケジュール結果であるタイムテーブルが図5(a)であって、実際に処理した際に図5(b)のタイムテーブルに示すようになった場合、再度スケジュールを行うと、図5(b)のように処理工程Aが配置され、それに合わせて処理工程B(図5(b)中の点線矩形)が右にずれて配置されたタイムテーブルが作成されることになる。
【0078】
また、ステップS9,S12にて実動作所要時間と閾値1,2とを比較し、その結果に基づいてステップS11,S13(報知する過程)において報知することにより、オペレータに対して装置に何らかの異常が生じつつある又は生じたことを知らせることができる。
【0079】
次に、図6のフローチャートを参照する。なお、図6は、調整処理時の動作を示すフローチャートである。
【0080】
オペレータによってリモコン操作部51が操作され、「メンテナンスモード」が指示された場合は、以下に説明するような調整処理に移行する。この場合には、例えば、製品の基板Wとは相違するダミーの基板W等を使って処理工程を構成する動作が擬似的に実施されることになる。
【0081】
ステップS21
所望の動作について調整を行うために、調整者は、例えば、アクチュエータやエアバルブ等の調整を行う。通常は、上述した処理によって異常アラームや予備警報の対象となった動作を調節する。
【0082】
ステップS22
調整を行った所望の動作について実動作所要時間を計測する。
具体的には、リモコン操作部51を介して処理実行を指示すると、処理実行指示部41がその動作を指示し、指定の動作が行われる。その際に、実動作所要時間計測機能部43が動作に要する時間を計測する。
【0083】
ステップS23
上記のステップS22で計測された実動作所要時間が妥当か否かを判断する。この判断は、上述したステップS9,S12と同様にして行う。
【0084】
計測された実動作所要時間が「妥当である場合」には、ステップS24に移行して、計測した実動作所要時間を反映させる。一方、計測された実動作所要時間が「妥当でない場合」には、ステップS25に移行して、異常アラームまたは予備警報を報知し、調整者に対して再調整を促す。
【0085】
上記の一連の処理によって、基板処理装置の動作についての調整処理が行われ、動作所要時間が自動的に更新される。このように任意の動作を行わせ、その際に実動作所要時間を計測させ、これで動作所要時間を更新することにより、任意の動作調整を容易に実施することができる。
【0086】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下のように変形実施が可能である。
【0087】
(1)実施例に挙げた基板処理装置は基板に薬液処理と、水洗処理と、乾燥処理とを順に施す装置であるが、これ以外の処理を施す基板処理装置であっても本発明を適用することができる。例えば、基板にフォトレジスト液を塗布し、回転処理によって薄膜化し、ベーク処理によって被膜を形成する装置等が挙げられる。
【0088】
(削除)
【0089】
(2)実動作所要時間の妥当性判断(ステップS9,S12)と、報知(ステップS11,S13)とを更新(ステップS8)の後に行うのではなく、計測(ステップS7)の直後に行うようにしてもよい。これにより、迅速に妥当性判断および報知が可能となる。また、異常アラームで処理を中断する必要がある場合に、動作所要時間の更新処理を行う必要がなくなる。
【0090】
(3)閾値1,2は、動作が遅くなった場合の判断のために実動作所要時間の上限値を規定しているが、この他にさらに下限値を規定するようにしてもよい。
【0091】
例えば、閾値3,4を設定しておき、実動作所要時間がこれを下回るか否かの判断を追加するようにしてもよい。これにより、例えば、クリーンルームのユーティリティである気体源からの気体供給によって動作するアクチュエータが、気体源の圧力上昇に起因してその作動が速くなったこと等に起因して装置が異常状態となって処理を中断しなければならなくなるといった問題を回避することができる。
【0092】
(4)表示部49を報知手段として利用しているが、例えば、ブザーやランプ等をこれに代えて用いるあるいは併用するようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、記憶手段に予め記憶されている動作所要時間を参照しながら、スケジュール作成手段がタイムテーブルを決定し、このタイムテーブルにしたがって実際の処理を行う際に、計測手段が各動作の実動作所要時間を計測し、更新手段が実動作所要時間で、記憶手段に記憶されている当該動作の動作所要時間を更新する。したがって、経時変化により変動している動作所要時間が実所要動作時間に置換され、次のスケジューリング時に更新された動作所要時間によってスケジュール作成手段がタイムテーブルを作成できる。その結果、経時変化によるスケジュールへの悪影響を防止できる。また、実動作所要時間と閾値との比較の結果、例えば、実動作所要時間が閾値を越えた場合には、判断手段が妥当性を判断し、動作所要時間が変動したことを報知手段によって報知する。これにより、オペレータに対して装置に何らかの異常が生じつつある又は生じたことを知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基板処理装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】 基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 基板処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 スケジュールされたタイムテーブルを示す。
【図5】 タイムテーブルの一部を示し、(a)はスケジュールされたものであり、(b)は実際の処理状態を示す。
【図6】 調整処理時の動作を示すフローチャートである。
【図7】 従来技術の説明に供する図であり、(a)はスケジュールされたタイムテーブルを示し、(b)は実際の処理状態を示すタイムテーブルである。
【符号の説明】
W … 基板
1 … カセット
37 … 制御部
39 … スケジューリング機能部39(スケジュール作成手段)
41 … 処理実行指示部
43 … 実動作所要時間計測機能部(計測手段)
45 … 動作所要時間データ更新機能部(更新手段)
47 … データ妥当性チェック機能部(判断手段)
49 … 表示部
51 … リモコン操作部(指示手段)
53 … キーボード
55 … マウス
57 … 記憶部(記憶手段)
Claims (3)
- 基板に対して処理を施す複数個のリソースを使用しながらロットを処理する基板処理装置において、
各動作に要する時間を動作ごとに動作所要時間として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている動作所要時間を参照して、各リソースを使用するタイミングを規定するタイムテーブルを決定するスケジュール作成手段と、
タイムテーブルにしたがって各リソースを使用しながら各動作を行ってロットに実際の処理を施す際に、各動作に要した実動作所要時間を計測する計測手段と、
前記計測手段によって計測された実動作所要時間で、前記記憶手段に記憶されている動作所要時間を更新する更新手段と、
前記計測手段による実動作所要時間と第1の閾値及び第1の閾値よりも大きい第2の閾値とに基づいて実動作所要時間の妥当性を判断する判断手段と、
動作所要時間が変動したことを報知する報知手段と、
を備え、
前記判断手段は、前記計測手段による実動作所要時間が前記第2の閾値を越える場合には、前記報知手段に異常アラームを報知させ、前記計測手段による実動作所要時間が前記第2の閾値は越えていないが前記第1の閾値を越える場合には、前記報知手段に予備警報を報知させることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置において、
メンテナンス時に各動作を行わせる指示手段を備え、
前記指示手段による動作の際に、前記計測手段による実動作所要時間を計測させ、前記判断手段および前記更新手段を動作させることを特徴とする基板処理装置。 - 基板に対して処理を施す複数個のリソースを使用しながらロットを処理する基板処理装置のスケジュール作成方法において、
予め記憶されている各動作に要する動作所要時間を参照しつつ、各リソースを使用するタイミングを規定するタイムテーブルを作成する過程と、
タイムテーブルにしたがって各リソースを使用しながら各動作を行ってロットに実際の処理を施す際に、各動作に要した実動作所要時間を計測する過程と、
前記計測された実動作所要時間で当該動作の動作所要時間を更新する過程と、
前記計測する過程または前記更新する過程の後に、実動作所要時間と第1の閾値及び第1の閾値よりも大きい第2の閾値とに基づいて実動作所要時間の妥当性を判断する過程と、
前記妥当性を判断する過程において、前記実動作所要時間が前記第2の閾値を越えている場合は、異常アラームを報知し、前記実動作所要時間が前記第2の閾値を越えていないが前記第1の閾値を越えている場合は、予備警報を報知する報知過程と、
を実施することを特徴とする基板処理装置のスケジュール作成方法。
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