JP4247674B2 - 半導体素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子、特に耐圧値が安定した半導体素子及びその製法に属する。
従来のプレーナ構造のダイオードは、保護膜を形成後に、P型の不純物源をN−型領域に拡散するため、横方向の拡散により保護膜とN−型領域との間にPN接合領域の端部が入り込み、端部が露出しないため、付着物の影響を殆ど受けず、ダイオードの耐圧変動が生じ難い。しかしながら、曲率半径が小さいPN接合領域の曲率部ほど、局所的な電界集中が発生して容易に臨界電界に達するため、プレーナ構造のダイオードは、ダイオードに比べて降伏電圧が低く、高耐圧値を達成できない。また、理論的に算定される耐圧が得られ難いため、素子の設計が難しい問題もある。
そこで、本発明は、降伏電圧が変動せず安定した耐圧値を有する半導体素子及びその製法を提供することを目的とする。また、本発明は、理論的な降伏電圧値に近似し、所望する耐圧が安定して得られ且つ素子設計も容易な半導体素子及びその製法を提供することを目的とする。
本発明の半導体素子は、第1の半導体領域(1)と、第1の半導体領域(1)とは異なる導電型を有し且つ第1の半導体領域(1)の一方の主面上に形成された第2の半導体領域(2)と、第1の半導体領域(1)と第2の半導体領域(2)との間に配置され且つ第1の半導体領域(1)及び第2の半導体領域(2)よりも不純物濃度の低い第3の半導体領域(3)と、第2の半導体領域(2)の一方の主面全体に形成される第1の電極(6)と、第1の半導体領域(1)の他方の主面に形成される第2の電極(5)とを備え、第1の電極(6)の主面に窪み(6a)を有する半導体素子において、第2の半導体領域(2)は、第1の半導体領域(1)の内側に形成された皿状凹部(1a)に直接接合されて第1のPN接合(8)を形成する円形の平坦な底面(2a)と、底面(2a)よりも外側を包囲し且つ第3の半導体領域(3)の平坦面(3b)に沿って外端部(9a)まで形成されて第3の半導体領域(3)と直接接合される外周底面(2c)とを有し、環状の第3の半導体領域(3)は、第2の半導体領域(2)の底面(2a)を外側で包囲して且つ第2の半導体領域(2)の外周底面(2c)に対して接合される第2のPN接合(9)を形成し、第1のPN接合(8)は、第2のPN接合(9)の内側に形成され且つ第2のPN接合(9)よりも第1の半導体領域(1)の他方の主面側に配置され、第3の半導体領域(3)の上面に形成される第2の半導体領域(2)の厚さ(t2)は、第1の半導体領域(1)の皿状凹部(1a)の上面に形成される第2の半導体領域(2)の厚さ(t1)よりも相対的に厚く形成され、第2のPN接合(9)から広がる空乏層は、第1のPN接合(8)から広がる空乏層よりも幅広に且つ第3の半導体領域(3)側に広く形成される。本発明による半導体素子は、第1の半導体領域(1)と、第1の半導体領域(1)とは異なる導電型を有し且つ第1の半導体領域(1)に対向して配置された第2の半導体領域(2)と、第1の半導体領域(1)と第2の半導体領域(2)との間に配置され且つ第2の半導体領域(2)より低濃度の不純物を含む第3の半導体領域(3)とを備えている。第3の半導体領域(3)より何れも不純物濃度の高い第1の半導体領域(1)と第2の半導体領域(2)は、互いに直接接合され且つ電界集中点(ブレークダウンポイント)となる第1のPN接合(8)を形成する。また、第3の半導体領域(3)は、第1のPN接合(8)を包囲して環状に形成され且つ第1の半導体領域(1)又は第2の半導体領域(2)に対して接合される第2のPN接合(9)を形成し、第2のPN接合(9)には幅広の空乏層が形成されるため、逆方向のバイアスが印加されたとき電界集中が生じ難く、第2のPN接合(9)に不純物が付着しても降伏(ブレークダウン)電圧の変動を生じない。
図8に示す従来のメサ構造のダイオード40は、カソード領域のN+型領域21及びN−型領域23と、N−型領域23上に形成されたアノード領域のP+型領域22とから成る半導体基板24を備え、半導体基板24の下面及び上面に一対の電極25、26が形成される。N−型領域23は、N+型領域21及びP+型領域22に比べて低濃度の不純物を含有する。図8のダイオード40では、P+型領域22とN−型領域23との間のPN接合領域28が平面状に形成され、半導体基板24の下面から上方に向けて末広がりとなる傾斜側面にPN接合領域28の端部28aが形成される。半導体基板24が傾斜側面を有するメサ構造のダイオード40では、図示しないがN型半導体領域とP型半導体領域との間に形成される空乏層が、P+型領域22とN−型領域23とのPN接合領域28から半導体基板24の端部28a付近で幅広く広がる。このため、図8のダイオード40では、平面PN接合を構成するP+型領域22及びN−型領域23の不純物濃度から理論的に算定される値と同等の耐圧値が得られ、高耐圧化が達成される。
本発明の第1の実施の形態を示す図1及び図2のダイオード10は、第1の半導体領域のN+型領域1と、N+型領域1に対向して形成され且つN+型領域1と導電型の異なる第2の半導体領域のP+型領域2と、N+型領域1とP+型領域2との間に配置され且つN+型及びP+型領域1、2より低濃度の不純物を含む第3の半導体領域のN−型領域3とを半導体基板4に備え、N+型領域1及びP+型領域2の各外面に一対の電極5、6が形成され電極6の略中央に窪み6aを有するツェナダイオードを示す。
図9に示す従来のプレーナ構造のダイオード50は、図8のダイオード40と同様に、N+型領域21、N−型領域23及びP+型領域22が形成された半導体基板34と、N+型領域21及びP+型領域22の外面にそれぞれ形成された一対の電極25、26とを備え、上面を除きN−型領域23によってP+型領域22を包囲する。P+型及びN−型領域22、23間のPN接合領域38は、半導体基板34の上面に形成され且つ保護膜37により被覆された端部38aと、PN接合が湾曲する曲率部(スリフェリカル部)38bとを備える。図9のダイオード50を製造する際に、N−型領域23の上面全体を酸化して二酸化ケイ素(SiO2)の保護膜37を形成し、保護膜37を部分的にエッチング除去してN−型領域23の露出した部分に拡散によりP+型領域22を形成するため、製造中及び製造後も常に保護膜37によって端部38aが被覆され、付着物による耐圧変動が無く信頼性の高いダイオードを得ることができる。
図8に示すメサ構造のダイオード40では、前記のように理論的に算出される高耐圧値が得られるが、PN接合領域28の端部28aが露出するため、半導体基板24の側面に付着したナトリウム等の有害物質によって降伏(ブレークダウン)電圧が変動し易い。図8に示すように、保護膜27により端部28aを被覆しても、保護膜27の形成前の製造時に不純物が端部28aに付着して耐圧性能が劣化し、信頼性の高いダイオードを得ることができない。
これに対し、図9に示すプレーナ構造のダイオード50は、保護膜37を形成後に、P型の不純物源をN−型領域23に拡散するため、横方向の拡散により保護膜37とN−型領域23との間にPN接合領域38の端部38aが入り込み、端部38aが露出しないため、付着物の影響を殆ど受けず、ダイオードの耐圧変動が生じ難い。しかしながら、曲率半径が小さいPN接合領域38の曲率部38bほど、局所的な電界集中が発生して容易に臨界電界に達するため、図9のプレーナ構造のダイオード50は、図8のダイオード40に比べて降伏電圧が低く、高耐圧値を達成できない。また、理論的に算定される耐圧が得られ難いため、素子の設計が難しくなる問題もある。
本実施の形態では、N+型領域1及びN−型領域3の不純物にリンを用い、P+型領域2の不純物にホウ素を用いる。ダイオード10の上面に形成された凹部7に沿って、P+型領域2がN+型領域1上に略均一な厚さで形成され、半導体基板4の内部略中央には、P+型領域2の平坦な底面2a及び湾曲状の傾斜面2bと、N+型領域1の内側に形成された皿状凹部1aとが直接PN接合する第1のPN接合(内側接合領域)8を備える。内側接合領域8は、N−型領域3より高濃度の不純物を含むN+型領域1とP+型領域2とが直接接合されて平面PN接合を形成するため、N+型領域1及びP+型領域2の不純物濃度から算定される所望の耐圧が得られる。
N−型領域3は、内側接合領域8を包囲して環状に形成され且つP+型領域2に対して直接接合される第2のPN接合(外側接合領域)9をP+型領域2と共に形成する。また、N−型領域3は、N+型領域1の皿状凹部1aに向かって先細となる図2の点線で示す環状の傾斜面3aと、傾斜面3aを包囲する水平な平坦面3bとを備え、傾斜面3a及び平坦面3bがP+型領域2にPN接合する。外側接合領域9は、半導体基板4の側面から露出した外端部9aを備える。図1に示すように、P+型領域2は、N−型領域3の平坦面(3b)に沿って外端部(9a)まで形成されてN−型領域3と直接接合される外周底面(2c)を有する。高濃度の不純物を含むP+型領域2と低濃度の不純物を含むN−型領域3との間に形成された外側接合領域9から広がる空乏層は幅広く形成され、特に低濃度の不純物を含むN−型領域3側に広く形成される。このため、逆方向のバイアスが印加されたとき、外側接合領域9の外端部9aに有害物が付着しても降伏(ブレークダウン)電圧が発生しない。また、本実施の形態では、N−型領域3の傾斜面3a及びP+型領域2の傾斜面2bを設けて、外端部9aから内側接合領域8までの距離を長くし、付着物による耐圧変動を抑制する。
図3に示すように、ダイオード10を製造する際に、最初に、高濃度のリンを含むN+型領域1が形成された半導体基板4を準備し、N+型領域1上にN−型領域3を成長させるか又はN−型領域3の底部に不純物を拡散してN+型領域1を形成することによって、N+型領域1上にN−型領域3を設ける。図3(a)では、エピタキシャル成長法によって、高濃度の不純物を含むN+型領域1上に低濃度の不純物を含むN−型領域3を薄く積層させる。半導体基板上に結晶性を維持して別の結晶層を成長させるエピタキシャル成長法では、成長過程に不純物をドーピングできる。本実施の形態では、図示しない反応容器内にN+型領域1を有する半導体基板4を配置し、1100〜1200℃の高温下でモノシラン(SiH4)ガス及び水素ガスを流入して、半導体基板4の下地シリコンの結晶格子に倣いシリコン原子を連続的に積層する。同時に、フォスフィン(PH3)等の不純物のリンを含むドーパンドガスを混合し、N+型領域1上にN−型領域3を積層する。
次に、半導体基板4の上面に形成されたN−型領域3の内側表面をエッチングにより除去して、図3(b)に示すように、N+型領域1に達する凹部7を図2の示すようにN−型領域3の内側に円形状に形成する。凹部7の最下部7aをN+型領域1とN−型領域3との接合面より上方及び下方の何れに設けてもよいが、本実施の形態では、P+型領域2がN+型領域1に確実に接するように、N+型領域1内に最下部7aを設ける。凹部7の側面を曲率半径の大きい緩やかな曲面状に形成し、凹部7の側面を円形の内縁を有するN−型領域3によって包囲する。
続いて、N+型領域1が露出する凹部7上及び凹部7を包囲するN−型領域3上にN+型領域1とは導電型の異なる高濃度の不純物、例えばホウ素を拡散させて、高濃度のホウ素を含むP+型領域2を図3(c)に示すように形成し、第2の半導体領域2とN+型領域1とを直接接合させて内側接合領域8を形成すると共に、P+型領域2とN−型領域3とを直接接合させて内側接合領域8を包囲する外側接合領域9を形成する。ホウ素の拡散は、例えば不純物源のホウ素を含む固体薄膜をN−型領域3及び凹部7に形成して加熱処理する固体拡散法等によって行われる。N−型領域3及び凹部7に沿ってP+型領域2が形成され、凹部7の最下部7aに沿ったP+型領域2の平坦な底面2aをN+型領域1に直接接合させる。P+型領域2を形成することによって、N+型領域1とP+型領域2との間に、内側接合領域8を包囲してN−型領域3が配置され、N−型領域3の傾斜面3a及び平坦面3bとP+型領域2とがPN接合する。拡散によって形成されたP+型領域2の厚さは、N+型領域1とN−型領域3との不純物濃度が相違するため、N−型領域3で相対的に深く形成され、P+型領域2の傾斜面2bとN−型領域3の傾斜面3aとの間に若干の段差が生じる。これにより、図1に示すように、N−型領域3の上面に形成されるP+型領域2の厚さ(t2)は、N+型領域1の上面に形成されるP+型領域2の厚さ(t1)よりも相対的に厚く形成される。
最後に、N+型領域1の下面に平坦な電極5を接続すると共に、P+型領域2の上面に窪み6aを有する電極6を接続して、図1に示すダイオード10を形成する。更に、一対の電極5、6に導線を結合し樹脂等で封止することにより製品となる。
ダイオード10では、内側接合領域8に空乏層が狭く形成され、外側接合領域9に空乏層が幅広く形成される。このため、前記ダイオード10に逆方向の電圧を印加し、電圧がN+型及びP+型領域1、2の不純物濃度等によって定まる理論耐圧を超えると、内側接合領域8において急激に逆方向の電流が流れる降伏(ブレークダウン)を生じる。図9に示すプレーナ構造の半導体素子50では、曲率部38bに電界が局所的に集中し、この部分で降伏が生じるのに対し、本実施の形態では、不純物濃度の高いN+型領域1とP+型領域2との間の平面状の内側接合領域8に電界を集中させるため、理論値に近似する降伏電圧を得ることができる。このため、ダイオード10の設計を容易に行える。一方、外側接合領域9では幅広く形成された空乏層が電界集中を緩和し、ブレークダウンを生じない。このため、露出した外端部9aに有害物が付着してもブレークダウンを生じない。PN接合の露出する外端部9aから離間してダイオード10の略中央に、ブレークダウンを生じる内側接合領域8を設けるため、図8のメサ構造のダイオード40と異なり、半導体基板4側面の付着物等による影響を受けず降伏電圧が変動しない。
本発明では、前記実施の形態に限定されず、図4〜図7に示すように種々の変更が可能である。図4〜図7に示す第2〜第7の実施の形態では、図1に示す第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果が得られる。
図4に示す第2の実施の形態は、図1に比べて第3の半導体領域3を厚く形成すると共に、第3の半導体領域3の傾斜面3aの断面を平坦に形成したダイオード30を示す。図4に示すダイオード20の製法は、最初に、低濃度のリンを含む半導体基板の下面にリンを拡散させて、図5(a)に示すように、第3の半導体領域のN−型領域3の底部に部分的に、リンを高濃度含む第1の半導体領域のN+型領域1を形成する。次に、図5(b)に示すようにN−型領域3の内側をエッチングにより除去して凹部7を形成する。本実施の形態では凹部7の最下部7aをN+型領域1とN−型領域3との接合面より上方に形成する。続いて、N−型領域3及び凹部7に、N+型領域1と導電型が異なる不純物のホウ素を拡散させて、高濃度の不純物を含む第2の半導体領域のP+型領域2を半導体基板14の上面に形成する。これにより、図5(c)に示すように、半導体基板14の略中央でN+型領域1とP+型領域2とが直接接合する平坦な内側接合領域8と、内側接合領域8を包囲してP+及びN−型領域2、3間に接合する外側接合領域9とが形成される。P+型領域2の形成後は、前記ダイオード10と同様に電極5、6を形成することによって、図4に示すダイオード20が得られる。
また、図6(a)〜(c)に示す第3〜第5の実施の形態では、半導体領域の導電型の配置を変更した各ダイオード20a、20b、20cを示す。ダイオード20aの第1、第2及び第3の半導体領域1、2、3には、N+型、P+型及びP−型の半導体領域が各々形成され、ダイオード20bの第1、第2及び第3の半導体領域1、2、3には、P+型、N+型及びP−型の半導体領域が各々形成され、ダイオード20cの第1、第2及び第3の半導体領域1、2、3には、P+型、N+型及びN−型の半導体領域が各々形成される。図6(a)及び(c)に示す各ダイオード20a、20cは、内側接合領域8と外側接合領域9とが略連続した平面状に形成されるため、高耐圧化が容易なダイオードを得ることができる。
図7(a)に示す第6の実施の形態は、図4のダイオード20に対し、第2及び第3の半導体領域2、3間の外側接合領域9の形状を変更したダイオード30aを示す。また、図7(b)に示す第7の実施の形態は、図6(b)のダイオード20bに対し、第1及び第3の半導体領域1、3間の接合面の形状を変更したダイオード30bを示す。
以上のように本発明では、降伏電圧が理論値に近似する理想的な耐圧が得られると共に、付着物等の影響による降伏を防止して、耐圧変動が抑制され信頼性の高い半導体素子を形成することができる。
半導体素子をダイオードに適用した本発明による実施の形態を下記図面について以下説明する。
図1は、本発明による第1の実施の形態のダイオードを示す断面図
図2は、図1に示すダイオードの平面図
図3は、図1に示すダイオードの製法を示す工程断面図
図4は、本発明による第2の実施の形態のダイオードを示す断面図
図5は、図4に示すダイオードの製法を示す工程断面図
図6は、本発明による第3、第4及び第5の実施の形態のダイオードを示す断面図
図7は、本発明による第6及び第7の実施の形態を示すダイオードの断面図
図8は、従来のメサ構造のダイオードを示す断面図
図9は、従来のプレーナ構造のダイオードを示す断面図
符号の説明
1・・第1の半導体領域、 1a・・皿状凹部、 2・・第2の半導体領域、 2a・・平坦な底面、 2b・・傾斜面、 2c・・外周底面、 3・・第3の半導体領域、 3b・・平坦面、 5・・第2の電極、 6・・第1の電極、 6a・・窪み、 8・・第1のPN接合(内側接合領域)、 9・・第2のPN接合(外側接合領域)

Claims (1)

  1. 第1の半導体領域と、該第1の半導体領域とは異なる導電型を有し且つ前記第1の半導体領域の一方の主面上に形成された第2の半導体領域と、前記第1の半導体領域と第2の半導体領域との間に配置され且つ前記第1の半導体領域及び第2の半導体領域よりも不純物濃度の低い第3の半導体領域と、前記第2の半導体領域の一方の主面全体に形成される第1の電極と、前記第1の半導体領域の他方の主面に形成される第2の電極とを備え、前記第1の電極の主面に窪みを有する半導体素子において、
    前記第2の半導体領域は、前記第1の半導体領域の内側に形成された皿状凹部に直接接合されて第1のPN接合を形成する円形の平坦な底面と、該底面よりも外側を包囲し且つ前記第3の半導体領域の平坦面に沿って外端部まで形成されて前記第3の半導体領域と直接接合される外周底面とを有し、
    環状の前記第3の半導体領域は、前記第2の半導体領域の底面を外側で包囲して且つ前記第2の半導体領域の外周底面に対して接合される第2のPN接合を形成し、
    前記第1のPN接合は、前記第2のPN接合の内側に形成され且つ前記第2のPN接合よりも前記第1の半導体領域の他方の主面側に配置され、
    前記第3の半導体領域の上面に形成される前記第2の半導体領域の厚さは、前記第1の半導体領域の皿状凹部の上面に形成される前記第2の半導体領域の厚さよりも相対的に厚く形成され、
    前記第2のPN接合から広がる空乏層は、前記第1のPN接合から広がる空乏層よりも幅広に且つ第3の半導体領域側に広く形成されることを特徴とする半導体素子。
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