JP4246211B2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は燃料噴射弁に燃料を圧送するための燃料ポンプを備えた内燃機関の燃料供給装置に関し、特に燃圧(燃料配管内の燃料の圧力)の検出値に応じた燃料ポンプのフィードバック制御技術の改良に関するものである。
従来から、燃圧センサによる燃圧の検出値に応じて燃料ポンプの吐出量をフィードバック制御し、燃圧を目標燃圧に一致させる内燃機関の燃料供給装置はよく知られている。
この種の従来装置として、燃料カット時にはフィードバック制御用の積分操作量を停止させ、燃料カット中にはフィードバック制御の積分操作量を燃圧の減圧方向(つまり、燃料ポンプの吐出量を減少させる方向)に補正して、無駄な燃料の蓄積を回避する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術において、燃料ポンプと蓄圧室との間には逆止弁が設けられており、逆止弁の下流側の蓄圧室の端には燃圧センサが設置されており、逆止弁と燃圧センサとの間には、蓄圧室から燃料噴射弁への分岐通路が設けられている。
この場合、燃料カット中に燃圧が目標燃圧を超えて、燃料カット復帰(燃料カット時から通常時に復帰)すると、燃圧を目標燃圧に一致させるようにフィードバック制御の積分操作量は停止した値から燃料ポンプの吐出量を減少方向に蓄積するとともに燃料噴射が再開される。
しかし、蓄圧室から燃料噴射弁までの間に燃料戻り流路が存在せず、上昇した蓄圧室内の燃圧を低減させるためには燃料噴射弁からの燃料噴射のみとなるため、燃圧が目標燃圧を超えていると、計算される燃料噴射量よりも多い燃料を燃料噴射弁から噴射してしまい、燃料カット復帰時の空燃比がリッチになる可能性がある。
そこで、スロットルバルブの開放動作で燃料ポンプの駆動を行うようにした技術も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示された技術においては、燃料カット時に燃料ポンプを停止させ、燃料カット復帰時での燃料噴射に先駆けて内燃機関の回転速度に応じて燃料ポンプを先に駆動させるとともに、燃料カット中にスロットルバルブが開放動作された場合に燃料ポンプを作動させるようになっている。
しかし、スロットルバルブが開放動作することは、同時に燃料カットから復帰して燃料噴射が再開されるときなので、スロットルバルブの開放動作と同時に燃料ポンプを再駆動させると、燃料ポンプから吐出される燃料が燃料噴射弁まで到達する時間に遅れが生じる。この結果、燃料の輸送遅れが発生して、燃料カット復帰後に燃圧が不足して空燃比がリーン化する可能性がある。
特開2000−205018号公報 特開平6−74120号公報
従来の内燃機関の燃料供給装置では、特許文献1の場合、蓄圧室から燃料噴射弁の間に燃料戻り流路が存在しないので、燃料カット中に燃圧が目標燃圧を超えて上昇した場合に、計算される燃料噴射量よりも多い燃料を燃料噴射弁から噴射してしまい、燃料カット復帰時の空燃比がリッチになる可能性があるという課題があった。
また、特許文献2の場合には、スロットルバルブの開放動作と同時に燃料ポンプを再駆動させると燃料ポンプから吐出される燃料が燃料噴射弁まで到達する時間に遅れ(燃料の輸送遅れ)が生じるので、燃料カット復帰後に燃圧が不足して空燃比がリーン化する可能性があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、燃料カット中の燃料配管内での燃圧の上昇を抑制し、かつ燃料カット復帰後の燃料配管内の燃圧を目標燃圧に一致させるように適切に制御することにより、燃料カット復帰後の空燃比が過度のリッチ化またはリーン化を回避した内燃機関の燃料供給装置を得ることを目的とする。
この発明による内燃機関の燃料供給装置は、内燃機関の運転状態を検出する各種センサと、燃料タンク内の燃料を燃料噴射弁に供給するための燃料配管と、燃料タンク内の燃料を燃料配管に圧送する燃料ポンプと、燃料配管内の燃料の圧力を燃圧として検出する燃圧センサと、燃料ポンプへの供給電圧を調整する燃料ポンプ駆動装置と、燃料ポンプ駆動装置を制御する燃料ポンプフィードバック制御手段とを備え、燃料ポンプフィードバック制御手段は、内燃機関の運転状態と燃圧の検出値とに応じた積分演算を行い、燃料配管内の燃圧が目標燃圧と一致するように、燃料ポンプ駆動装置を駆動して燃料ポンプへの供給電圧を制御する内燃機関の燃料供給装置において、燃料ポンプフィードバック制御手段は、内燃機関の燃料カット時に燃料カット用積分補正係数を算出する燃料カット用積分器と、内燃機関の燃料カット以外の通常時に通常用積分補正係数を算出する通常用積分器とを有し、内燃機関の燃料カット制御が実行された場合には、通常用積分器で演算された通常用積分補正係数を保持した状態で、通常用積分器から燃料カット用積分器に切り替えて、燃料カット用積分器で演算された燃料カット用積分補正係数を用い、燃料カット制御が終了して通常復帰した場合には、燃料カット用積分器から通常用積分器に切り替えて、通常用積分器で演算された通常用積分補正係数を用いて、燃料ポンプ駆動装置に対する駆動信号を補正し、燃料カット用積分補正係数は、通常用積分補正係数よりも小さい値に設定されたものである。
また、この発明による内燃機関の燃料供給装置は、燃料ポンプフィードバック制御手段は、燃料ポンプ供給電圧増量制御手段を有し、燃料ポンプ供給電圧増量制御手段は、内燃機関の燃料カット復帰時における燃圧の検出値に応じて、燃料カット復帰時での燃料ポンプへの供給電圧を一時的に増大させるものである。
この発明によれば、燃料カットによらず、燃料配管内の燃圧を目標燃圧に一致するように燃料ポンプフィードバック制御ができるので、燃料配管内の燃圧が目標燃圧に対してオーバーシュートまたはアンダーシュートすることがなく、燃料カット復帰時の燃料配管内の燃圧を適正化することができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る内燃機関の燃料供給装置を概略的に示すブロック構成図である。
図1において、内燃機関(以下、「エンジン」という)1は、たとえば4気筒のうちの1気筒のみに関して代表的に示されている。
エンジン1の燃焼室には、吸気弁を介して吸気管5が連通されており、エアフィルタ(図示せず)でごみが取り除かれた空気が、吸気管5を介して吸入される。
吸気管5には、吸気管圧力を検出する吸気圧センサ2と、エンジン1に供給する空気量を調整するスロットルバルブ3と、デリバリパイプ14から供給された燃料を噴射する燃料噴射弁13とが設けられている。
スロットルバルブ3には、スロットル開度を検出するスロットル開度センサが内蔵されている。
デリバリパイプ14には、燃圧Fpを検出する燃圧センサ15が設けられるとともに、燃料流路12が連通されている。
デリバリパイプ14および燃料流路12は、燃料を燃料噴射弁13に供給するための燃料配管を構成している。
燃料流路12は、燃料フィルタ8、燃料ポンプ10およびストレーナ11を介して、燃料タンク9に接続されている。
これにより、燃料タンク内の燃料は、燃料ポンプ10から吐出されて燃料流路12に圧送され、デリバリパイプ14を介して燃料噴射弁13に供給される。
エンジン1のクランク軸には、クランク角度およびエンジン1の回転速度を検出するクランク角センサ4が設置されている。
また、エンジン1には、燃焼室内の混合気を爆発させるための点火プラグ17が設けられるとともに、排気弁を介して排気ガスを排出するための排気管18が連通されている。
エンジン1への供給燃料が貯留された燃料タンク9内には、燃料を吐出する燃料ポンプ10と、ストレーナ11とが付設されている。
燃料ポンプ10には、直流モータにより回転駆動される羽根車(図示せず)が内蔵されており、燃料ポンプ10に通電が開始されると、直流モータが駆動して羽根車が回転し、燃料タンク9内に貯留された燃料がストレーナ11を介して燃料タンク9から吐出されるようになっている。
燃料ポンプ10は、バッテリ6からの給電により燃料ポンプ10への供給電圧を調整する燃料ポンプ駆動装置7によって駆動される。
燃料ポンプ10から吐出される燃料量は、直流モータに印加される電圧、つまり直流モータにより回転駆動される羽根車の回転速度によって決定される。
また、燃料ポンプ10から吐出される燃料量と、燃料噴射弁13から噴射される噴射燃料量Qfとの差分により、デリバリパイプ14内の燃圧Fpが決定される。
燃料ポンプ10の駆動によって燃料タンク9から吐出された燃料は、燃料フィルタ8を介して燃料中のごみが取り除かれた後、燃料流路12に圧送されて、燃料流路12の一端からデリバリパイプ14に送られる。
デリバリパイプ14内に圧送された燃料は、エンジン1の燃焼室に指向して設置された燃料噴射弁13の開放時に、噴射されてエンジン1に供給される。
エンジン1の燃焼室に送られた空気と燃料の混合ガスは、点火プラグ17の放電火花により着火燃焼し、排気ガスとなって排気管18から排出される。
吸気圧センサ2、スロットルバルブ3内のスロットル開度センサ、クランク角センサ4、燃圧センサ15および他のセンサ(図示せず)は、エンジン1の運転状態を検出するための各種センサを構成しており、各種センサの検出情報(運転状態)は、エンジン制御ユニット(以下、「ECU」という)16に入力されている。
なお、図示しないセンサとしては、たとえば、吸気管5内の吸気量を検出するエアフローセンサやエンジン1の冷却水温を検出する水温センサなどがあげられる。
また、燃料ポンプ駆動装置7、燃料噴射弁13、点火プラグおよび他のアクチュエータは、エンジン1を駆動するための各種アクチュエータを構成しており、各種アクチュエータは、ECU16の制御下で駆動される。
ECU16は、各種センサ信号(運転状態)に応じて各種の制御演算を実行するCPU(マイクロプロセッサ)20と、CPU20での演算結果を一時的に格納するRAM21と、CPU20の演算用プログラムおよび各種定数が格納されたROM22と、各種センサ信号を取り込むとともに各種アクチュエータの駆動信号を出力する入出力インターフェース23と、燃料噴射弁13の駆動信号などを出力する駆動回路24とを備えている。
なお、ROM22には、燃料ポンプ10への印加電圧を制御する燃料ポンプ駆動装置7に対する制御プログラムおよび定数が、あらかじめ格納されている。
ECU16内のCPU20は、入出力インターフェース23を介して入力された各種センサ信号に基づく演算処理によりエンジン1の運転状態を判別し、エアフローセンサや水温センサなど(図示せず)の検出信号に基づく各種定数をROM22から読み出するともに、演算中の各種演算結果をRAM21から読み出して、たとえば燃料噴射弁13の開弁時間を演算する。
CPU20の演算結果に基づく駆動信号は、駆動回路24を介して出力され、燃料噴射弁13を駆動させるなどの制御に寄与する。
また、CPU20は、デリバリパイプ14の一端に設けられた燃圧センサ15で検出された燃圧Fpに応じて、燃料ポンプ駆動装置7に対する制御デューティ信号を、入出力インターフェース23を介して出力する。
燃料ポンプ駆動装置7は、ECU16から入力された制御デューティ信号に基づき、燃料ポンプ10に対する供給電圧を決定し、燃料ポンプ10を駆動させる。
燃料ポンプ駆動装置7は、ECU16からの制御デューティ信号にしたがって、バッテリ6から供給される電圧をデューティ駆動することにより、燃料ポンプ10に対する供給電圧を制御する。
この結果、燃料ポンプ10の駆動力が調整されて、燃料ポンプ10からの吐出燃料量が制御されることにより、デリバリパイプ14内の燃圧Fpは目標燃圧Fpobjに制御される。
ECU16は、燃圧Fpが目標燃圧Fpobjと一致するように燃料ポンプ駆動装置7を制御するために、燃料ポンプフィードバック制御手段を備えている。
燃料ポンプフィードバック制御手段は、エンジン1の運転状態と燃圧Fpの検出値とに応じた積分演算を行い、デリバリパイプ14(燃料配管)内の燃圧Fpが目標燃圧Fpobjと一致するように、燃料ポンプ駆動装置7を駆動して、燃料ポンプ10への供給電圧を制御する。
次に、図2〜図4を参照しながら、この発明の実施の形態1による燃料ポンプフィードバック制御手段について詳細に説明する。
図2はECU16内の燃料ポンプフィードバック制御手段の具体的な構成例を示す機能ブロック図である。
図3は図2内の基本デューティ演算部31で用いられるマップデータを示す説明図であり、噴射燃料流量Qfと基本デューティ値Duty_Bとの関係を示している。
図3のマップデータは、ECU16内のROM22にあらかじめ格納されている。
また、図4はこの発明の実施の形態1による燃料ポンプフィードバック制御手段の動作を示すタイミングチャートである。
図2において、燃料ポンプフィードバック制御手段は、噴射燃料流量演算部30と、基本デューティ演算部31と、目標燃圧設定部32と、減算器33と、比例器34と、スイッチ35および38と、通常用積分器36と、燃料カット用積分器37と、加算器39とを備えている。
スイッチ35、38、通常用積分器36および燃料カット用積分器37は、燃料ポンプ10に対するフィードバック制御用の積分補正係数FPKIを算出する積分手段を構成している。
噴射燃料流量演算部30は、エアフローセンサなどの検出信号から、燃料噴射幅(燃料噴射弁13の作動遅れ時間を除いた燃料噴射弁13の開弁時間)を算出するとともに、クランク角センサ4の検出信号に基づくエンジン1の回転速度から、燃料噴射弁13から噴射される噴射燃料流量Qfを算出する。
基本デューティ演算部31は、図3のマップデータを参照して、噴射燃料流量Qfに応じた基本デューティ値Duty_Bを算出する。
目標燃圧設定部32は、既知の各種条件に基づいて、燃料噴射弁13に対する目標燃圧Fpobjを設定する。
減算器33は、目標燃圧Fpobjと燃圧センサ15で検出された燃圧Fpとの圧力差ΔFpを算出する。
比例器34は、圧力差ΔFpに基づく比例演算を行い、比例補正係数FPKPを算出する。
前段のスイッチ35は、燃料カットの有無に応じて切り替えられ、圧力差ΔFpを通常用積分器36または燃料カット用積分器37のいずれか一方に入力する。
通常用積分器36は、燃料カット以外の通常時において、圧力差ΔFpに基づく積分演算を行い、通常用積分補正係数FPIstを算出する。
一方、燃料カット用積分器37は、燃料カット時において、圧力差ΔFpに基づく積分演算を行い、燃料カット用積分補正係数FPIfc(<FPIst)を算出する。
後段のスイッチ38は、燃料カットの有無に応じて、スイッチ35と連動して切り替えられ、通常用積分器36または燃料カット用積分器37のいずれか一方の算出結果を、最終的な積分補正係数FPKIとして出力する。
積分補正係数FPKIは、比例補正係数FPKPとともに、燃料ポンプ10に対するフィードバック制御用の補正係数となる。
加算器39は、噴射燃料流量Qfに応じた基本デューティ値Duty_Bと、比例補正係数FPKPと、積分補正係数FPKIとを加算して、燃料ポンプ駆動装置7に対する制御デューティ値Duty_Rを算出する。
すなわち、基本デューティ値Duty_Bは、比例補正係数FPKPおよび積分補正係数FPKIにより補正されて、最終的な制御デューティ値Duty_Rとなる。
以下、燃料ポンプ駆動装置7は、ECU16からの制御デューティ値Duty_Rに応じて、燃料ポンプ10への供給電圧をデューティ制御することにより調整する。
これにより、燃料ポンプ10の吐出量が制御されて、デリバリパイプ14内の燃圧Fpが目標燃圧Fpobjに一致するように制御される。
このとき、燃料ポンプフィードバック制御用の積分器として、通常用積分器36および燃料カット用積分器37を有しており、スイッチ35、38による各積分器36、37の切り替えは、燃料カット時か、または燃料カット以外の通常時かに応じて、以下のように行われる。
まず、上記の通り、目標燃圧Fpobjとデリバリパイプ14内の燃圧Fpとの圧力差ΔFpが算出されると、圧力差ΔFpに基づく燃料ポンプフィードバック制御用の補正係数として、比例器34では比例補正係数FPKPが演算され、積分手段では積分補正係数FPKIが演算される。
このとき、積分手段においては、積分補正係数FPKIを演算するために、エンジン1が燃料カット中であるか否かに応じて、通常用積分器36または燃料カット積分器37のいずれかが、スイッチ35、38の切り替えにより選択される。
これにより、燃料カット中は、圧力差ΔFpがスイッチ35を介して燃料カット用積分器37に入力されるので、通常用積分器36で演算された通常用積分補正係数FPIstが保持される。
一方、燃料カット以外の通常時には、圧力差ΔFpがスイッチ35を介して通常用積分器36に入力されるので、燃料カット用積分器37で演算された積分補正係数FPIfcが保持される。
すなわち、エンジン1の運転状態に応じて、燃料カット以外の通常時には通常用積分器36により通常用積分補正係数FPIstが演算され、燃料カット時には燃料カット用積分器37により燃料カット用積分補正係数FPIfcが演算される。
そして、演算された積分補正係数FPIst、FPIfcのいずれか一方が、スイッチ38を介して、燃料ポンプフィードバック制御用の最終的な積分補正係数FPKIとして出力される。
以下、積分補正係数FPKIは、加算器39により、比例積分補正係数FPKPとともに基本デューティ値Duty_Bに加算され、制御デューティ値Duty_Rとして燃料ポンプ駆動装置7へと出力される。
このように、エンジン1の運転状態が、燃料カット中であるか、または燃料カット以外の通常時であるかに応じて、積分手段で使用する積分器36、37を切り替えることにより、デリバリパイプ14内の燃圧Fpが常に目標燃圧Fpobjと一致するように、燃料ポンプ10に対するフィードバック制御を実現することができ、燃料カット復帰後での空燃比A/Fの過度なリッチ化を回避することができる。
次に、図4のタイミングチャートを参照しながら、図2に示したこの発明の実施の形態1による燃料ポンプフィードバック制御手段の動作について、さらに具体的に説明する。
図4においては、燃料カット判定フラグCFLG、燃料ポンプ制御フラグPFLG、空燃比A/F、噴射燃料流量Qf、制御デューティ値Duty_R、燃圧Fp、通常用積分補正係数FPIst、燃料カット用積分補正係数FPIfc、および、最終的な積分補正係数FPKIの各時間変化が、相互関係とともに示されている。
図4において、燃料ポンプ制御フラグPFLGは、常に「1」にセットされており、燃料カット中でも燃料ポンプ10は制御される。
まず、時刻0から時刻T1までの燃料カットがない通常運転状態においては、燃料ポンプフィードバック制御により、燃料ポンプ10に最適な電圧が供給され、デリバリパイプ14内の燃圧Fpが目標燃圧Fpobjと一致するように、燃料ポンプ10からの吐出量が制御される。
次に、時刻T1において、燃料カット制御が行われると、燃料カット判定フラグCFLGが「1」にセットされ、燃料噴射弁13からの噴射燃料量Qfが「0」となる。
このとき、燃料ポンプ駆動装置7に対する制御デューティ値Duty_Rは、通常とりうる制御デューティ値よりも低い値(たとえば、30[%])に設定する。
なお、時刻T1において、制御デューティ値Duty_Rを通常値よりも低減設定する理由は、燃料カット中では燃料噴射弁13からの噴射燃料流量Qfが「0」となることから、燃料カット以外の通常時での制御デューティ値で燃料ポンプ10を駆動させると、燃圧Fpを低下させる要因がなくなって、燃圧Fpが目標燃圧Fpobjを超えてしまい、燃料カット復帰時にECU16で演算した噴射燃料量Qf以上の燃料を燃料噴射弁13からエンジン1に供給し、空燃比A/Fがリッチ化する可能性があるので、これを回避するためである。
また、時刻T1において、制御デューティ値Duty_Rを「0」に設定して燃料ポンプ10を停止させると、燃料カット復帰時に燃料の輸送遅れの原因となって、燃料カット復帰後の空燃比A/Fのリーン化を招くので、図4に示すように、制御デューティ値Duty_Rは、通常値よりも低減されるものの「0」よりは大きい値に設定される。
また、燃料カット制御が実行された時刻T1の直後において、燃料ポンプフィードバック制御の積分補正係数FPKIは、通常用積分補正係数FPIstの値から、前回の燃料カット中に演算された燃料カット用積分補正係数FPIfcの値に切り替わる。
そして、時刻T1(燃料カット)の直後の燃料ポンプフィードバック制御ルーチンの1回目は、前回の燃料カット復帰直前の燃料ポンプフィードバック制御ルーチンで演算した燃料カット用積分補正係数FPIfcを初期値として実行される。
また、時刻T1(燃料カット)の直前の燃料ポンプフィードバック制御ルーチンで演算された通常用積分補正係数FPIstは、燃料カットから通常復帰する時刻T2まで保持される。
時刻T1から時刻T2までの燃料カット中の期間においては、燃料カット用積分補正係数FPIfcが、燃料ポンプフィードバック制御の積分補正係数FPKIとして燃料ポンプ10に対するフィードバック制御の補正に用いられる。
次に、時刻T2において、燃料カットから通常復帰すると、燃料カット判定フラグCFLGが「0」にリセットされ、燃料噴射弁13からの燃料噴射が再開されるとともに、使用積分器は、燃料カット用積分器37から通常用積分器36に切り替わる。
これにより、最終的な積分補正係数FPKIは、燃料カット用積分補正係数FPIfcから、時刻T1から保持されている通常用積分補正係数FPIstに切り替わる。
このように、積分補正係数FPKIが切り替わることにより、燃料カット復帰直前に演算された燃料カット用積分補正係数FPIfcは、時刻T2から次に使用される時刻T3まで更新されずに保持される。
また、燃料カット復帰した時刻T2の後の燃圧Fpは、急激な変動することがなく、目標燃圧Fpobj(図4内の燃圧Fpと重なった破線参照)と一致するように制御される。
次に、時刻T3において再び燃料カットが行われると、上述と同様に、積分補正係数FPKIを演算する積分器が通常用積分器36から燃料カット用積分器37に切り替わり、積分補正係数FPKIは、通常用積分補正係数FPIstから、時刻T2から保持されていた燃料カット用積分補正係数FPIfcに更新され、燃料カット直後の燃料ポンプフィードバック制御ルーチンが実行される。
また、時刻T3(燃料カット)の直前の燃料ポンプフィードバック制御ルーチンで演算された通常用積分補正係数FPIstは、燃料カットから通常復帰する時刻T4まで保持される。
次に、時刻T4において、燃料カットから通常復帰すると、上述と同様に、燃料噴射弁13からの燃料噴射が再開されるとともに、燃料ポンプフィードバック制御の積分補正係数FPKIは、燃料カット用積分補正係数FPIfcから通常用積分補正係数FPIstに切り替わる。
このように、燃料カット時と燃料カット以外の通常時とで、燃料ポンプフィードバック制御の積分補正係数FPKIが切り替わることにより、デリバリパイプ14内の燃圧Fpは、目標燃圧Fpobjに対して、オーバーシュートやアンダーシュートを起こすことなく、確実に目標燃圧Fpobjと一致するように制御することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、燃圧Fpの検出値と目標燃圧Fpobjとの圧力差ΔFpに応じて燃料タンク9の燃料ポンプ10への供給電圧を制御し、燃料ポンプ10の吐出量を少なくとも積分演算を用いてフィードバック制御する装置において、燃料カット時と燃料カット以外の通常時とに応じて、燃料ポンプフィードバック制御の積分補正係数FPKIを算出するために、少なくとも2つの積分器36、37を設けたので、燃料カット中の燃圧Fpが上昇することを抑制することができ、燃料カット復帰後の空燃比A/Fを過度にリッチ化することもない。
また、燃料カット時と燃料カット以外の通常時との運転状態の違いによらず、燃圧Fpが目標燃圧Fpobjと一致するように燃料ポンプフィードバック制御を行うことから、デリバリパイプ14内の燃圧Fpと目標燃圧Fpobjとの圧力差ΔFpを抑制することができる。
また、この結果、燃料カット復帰時において、燃料ポンプフィードバック制御の補正係数FPKP、FPKIにより、デリバリパイプ14内の燃圧Fpを減少させる方向または増加させる方向への過度の補正を回避することができる。
上記実施の形態1(図2)では、ECU16内の燃料ポンプフィードバック制御手段に2つの積分器36、37を設け、燃料カット中でも燃料ポンプ10を制御して燃圧Fpを目標燃圧Fpobjに維持させたが、図5のように、燃料ポンプフィードバック制御手段に、増量デューティ値演算部42(燃料ポンプ供給電圧増量制御手段)を設け、燃料カット中は燃料ポンプ10の制御を停止し、燃料カット復帰時に一時的に供給電圧を増大させて燃圧を目標燃圧に復帰させてもよい。
以下、図1および図3とともに、図5〜図7を参照しながら、この発明に関連した参考例1による燃料ポンプフィードバック制御手段について詳細に説明する。
なお、参考例1に係る内燃機関の燃料供給装置の全体構成は、図1に示した通りであり、CPU20の一部機能すなわちROM22内のプログラムの一部が変更されているのみである。
図5は参考例1に係るECU16内の燃料ポンプフィードバック制御手段の構成例を示す機能ブロック図であり、前述(図2参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。
図6は図5内の増量デューティ値演算部42で用いられるマップデータを示す説明図であり、燃圧差△Fpと増量デューティ値△Dutyとの関係を示している。
図6のマップデータは、ECU16内のROM22にあらかじめ格納されている。
また、図7は参考例1による燃料ポンプフィードバック制御手段の動作を示すタイミングチャートである。
図5において、ECU16内の燃料ポンプフィードバック制御手段は、前述の積分手段に代えて、積分器40と、スイッチ41と、増量デューティ値演算部42と、加算器43とを備えている。
積分器40は、切り替え機能を有しておらず、運転状態とは無関係に、燃圧差ΔFpに基づいて算出した積分補正係数FPKIを加算器39に入力する。
スイッチ41は、燃料カット復帰直後のみに接点(ON)されて、燃圧差ΔFpを増量デューティ値演算部42に入力する。
増量デューティ値演算部42は、スイッチ41のON時のみに、燃圧差ΔFpに基づいて増量デューティ値ΔDutyを算出し、加算器43に入力する。
加算器43は、加算器39の出力側に挿入されており、比例補正係数FPKPおよび積分補正係数FPKIで補正された基本デューティDuty_Bに対して、さらに増量デューティ値ΔDutyによる補正を加えて、最終的な制御デューティ値Duty_Rとして燃料ポンプ駆動装置7に出力する。
図5に示す燃料ポンプ供給電圧増量制御手段は、エンジン1の燃料カット復帰時における燃圧Fpの検出値に応じて、燃料カット復帰時での燃料ポンプ10への供給電圧を一時的に増大させて、燃圧Fpを目標燃圧Fpobjに復帰させるようになっている。
以下、燃料カット復帰時での、燃圧差ΔFpに基づく増量デューティ値ΔDutyの演算と、増量デューティ値ΔDutyによる制御デューティ値Duty_Rを増加補正につて説明する。
まず、燃料ポンプフィードバック制御手段の基本的な処理動作は、前述の実施の形態1の場合と同様である。
すなわち、目標燃圧Fpobjとデリバリパイプ14内の燃圧Fpとの圧力差ΔFpを算出し、圧力差ΔFpに基づく比例器34および積分器40での演算により、比例補正係数FPKPおよび積分補正係数FPKIを算出する。
また、エアフローセンサなどの検出信号に基づき、燃料噴射弁13の燃料噴射幅(作動遅れ時間を除いた燃料噴射弁13の開弁時間)を算出するとともに、クランク角センサ4の検出信号(エンジン1の回転速度)に基づき、燃料噴射弁13で噴射される噴射燃料流量Qfを算出する。
さらに、図3に示したマップデータを用いて、噴射燃料流量Qfに応じた基本デューティ値Duty_Bを算出する。
以下、燃料カット以外の通常時においては、スイッチ41がOFF状態で増量デューティ値演算部42が機能していないので、基本デューティDutyに比例補正係数FPKPおよび積分補正係数FPKIを加算した値が、そのまま燃料ポンプ駆動装置7に対する制御デューティ値Duty_Rとして算出され、前述と同様の燃料ポンプフィードバック制御が行われる。
一方、燃料カット時においては、図5の燃料ポンプフィードバック制御手段が機能せず、制御デューティ値Duty_Rは「0」となり、燃料ポンプ10は停止状態となる。
その後、燃料カットから通常復帰直後においては、スイッチ41が接点(ON)作動して増量デューティ値演算部42が機能し、制御デューティ値Duty_Rを一時的に増大補正するための増量デューティ値ΔDutyの演算が行われる。
このとき、増量デューティ値ΔDutyは、燃料カット復帰時に燃圧Fpを素早く目標燃圧Fpobjに復帰させるための補正値であり、燃料カット復帰時の燃圧差ΔFpの大きさ応じて、制御デューティ値Duty_Rも増大させるようになっている。
すなわち、増量デューティ値演算部42は、図6のマップデータから燃圧差ΔFpに応じた増量デューティ値ΔDutyを算出する。
図6において、増量デューティ値ΔDutyは、燃圧差ΔFpの小さい領域では「0」に設定されている。
なぜなら、燃料カット復帰時の燃圧差ΔFpが小さい領域では、燃料カット復帰後の燃料噴射の再開においても、燃圧Fpが過度に低下することがなく、逆に、増量デューティ値ΔDutyを加算することによって目標燃圧Fpobj以上になり、ECU16で演算される噴射燃料流量Qfよりも多量に燃料噴射される可能性があるので、これを回避するためである。
こうして算出した増量デューティ値ΔDutyは、加算器43において、比例補正係数FPKPおよび積分補正係数FPKIと同様に、基本デューティ値Duty_Bに加算される。
これにより、最終的な制御デューティ値Duty_Rが算出され、ECU16から燃料ポンプ駆動装置7に出力される。
以上のように、燃料カット復帰時の直後において、燃圧差ΔFpに応じた増量デューティ値ΔDutyで補正した制御デューティ値Duty_Rを設定することにより、燃料カット中にデリバリパイプ14内の燃圧Fpが低下した場合でも、燃料カット復帰時に燃圧Fpを目標燃圧Fpobjに素早く追従させることができる。
次に、図7のタイミングチャートを参照しながら、図5に示した参考例1による燃料ポンプフィードバック制御手段の動作について、さらに具体的に説明する。
図7においては、燃料カット判定フラグCFLG、燃料ポンプ制御フラグPFLG、空燃比A/F、噴射燃料流量Qf、制御デューティ値Duty_R、燃圧Fpの各時間変化が、相互関係とともに示されている。
図7において、燃料ポンプ制御フラグPFLGは、燃料カット以外の通常時には「1」にセットされ、燃料カット中では「0」にリセットされて燃料ポンプ10を停止状態とする。
まず、時刻0から時刻T1までの通常運転状態においては、燃料ポンプフィードバック制御によって、燃料ポンプ10の駆動力が最適に制御される。
時刻T1において燃料カットが始まると、燃料ポンプ制御フラグPFLGが「0」にリセットされ、燃料ポンプフィードバック制御が停止するとともに、燃料ポンプ10の駆動力が「0」となる。
したがって、時刻T1から時刻T2までの燃料カット中においては、燃料ポンプ10の駆動力がなくなるので、デリバリパイプ14内の燃圧Fpが徐々に低下していく。
次に、時刻T2において燃料カットから通常復帰すると、燃料ポンプ制御フラグPFLGが「1」にセットされ、燃料ポンプフィードバック制御が再開されるとともに、図6のマップデータから、燃料カット復帰直後の圧力差ΔFpに応じた増量デューティ値ΔDutyが算出され、増量デューティ値ΔDutyを加算した制御デューティ値Duty_Rが算出される。
すなわち、燃料カット復帰時の時刻T2からT22までの期間において、一時的に制御デューティ値Duty_Rを増量させ(図7内のハッチング部参照)、燃料ポンプ10の供給電圧を増大させる。
以上のように、参考例1によれば、燃料カット復帰時のデリバリパイプ14内の燃圧Fpに応じて、燃料カット復帰時の制御デューティ値Duty_Rを増大させて燃料ポンプ10への供給電圧を増大させるので、燃料カット中にデリバリパイプ14内の燃圧Fpが低下していても、低下した燃圧Fpを素早く目標燃圧Fpobjに復帰させることができる。
したがって、燃料カット復帰後の燃料噴射弁13からの燃料噴射流量が不足することがなく、デリバリパイプ14内の燃圧不足に起因した空燃比A/Fのリーン化を招くこともないので、適正な燃料ポンプフィードバック制御を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る内燃機関の燃料供給装置を概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1による燃料ポンプフィードバック制御手段の具体的構成例を示す機能ブロック図である。 図2内の基本デューティ演算部で用いられる噴射燃料流量と基本デューティ値との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による燃料ポンプフィードバック制御手段の動作を示すタイミングチャートである。 この発明に関連した参考例1による燃料ポンプフィードバック制御手段の具体的構成例を示す機能ブロック図である。 図5内の増量デューティ値演算部で用いられる燃圧差と増量デューティ値との関係を示す説明図である。 参考例1による燃料ポンプフィードバック制御手段の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)、2 吸気圧センサ、3 スロットルバルブ、4 クランク角センサ、5 吸気管、6 バッテリ、7 燃料ポンプ駆動装置、9 燃料タンク、10 燃料ポンプ、12 燃料流路(燃料配管)、13 燃料噴射弁、14 デリバリパイプ(燃料配管)、15 燃圧センサ、16 ECU、20 CPU、22 ROM、30 噴射燃料流量演算部、31 基本デューティ演算部、32 目標燃圧設定部、33 減算器、35、38、41 スイッチ、36 通常用積分器、37 燃料カット用積分器、39、43 加算器、40 積分器、42 増量デューティ値演算部、Duty_B 基本デューティ、Duty_R 制御デューティ値、ΔDuty 増量デューティ値、Fp 燃圧、Fpobj 目標燃圧、ΔFp 燃圧差、FPIfc 燃料カット用積分補正係数、FPIst 通常用積分補正係数、FPKI 積分補正係数、Qf 噴射燃料流量。

Claims (1)

  1. 内燃機関の運転状態を検出する各種センサと、
    燃料タンク内の燃料を燃料噴射弁に供給するための燃料配管と、
    前記燃料タンク内の燃料を前記燃料配管に圧送する燃料ポンプと、
    前記燃料配管内の燃料の圧力を燃圧として検出する燃圧センサと、
    前記燃料ポンプへの供給電圧を調整する燃料ポンプ駆動装置と、
    前記燃料ポンプ駆動装置を制御する燃料ポンプフィードバック制御手段とを備え、
    前記燃料ポンプフィードバック制御手段は、前記内燃機関の運転状態と前記燃圧の検出値とに応じた積分演算を行い、前記燃料配管内の燃圧が目標燃圧と一致するように、前記燃料ポンプ駆動装置を駆動して前記燃料ポンプへの供給電圧を制御する内燃機関の燃料供給装置において、
    前記燃料ポンプフィードバック制御手段は、
    前記内燃機関の燃料カット時に燃料カット用積分補正係数を算出する燃料カット用積分器と、
    前記内燃機関の燃料カット以外の通常時に通常用積分補正係数を算出する通常用積分器とを有し、
    前記内燃機関の燃料カット制御が実行された場合には、前記通常用積分器で演算された通常用積分補正係数を保持した状態で、前記通常用積分器から前記燃料カット用積分器に切り替えて、前記燃料カット用積分器で演算された燃料カット用積分補正係数を用い、
    前記燃料カット制御が終了して通常復帰した場合には、前記燃料カット用積分器から前記通常用積分器に切り替えて、前記通常用積分器で演算された通常用積分補正係数を用いて、前記燃料ポンプ駆動装置に対する駆動信号を補正し、
    前記燃料カット用積分補正係数は、前記通常用積分補正係数よりも小さい値に設定されたことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
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