JP7013090B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
(1-1)冷却水温が-20℃の状態で停止している内燃機関を冷間始動し、高負荷運転を行い冷却水温が20℃まで上昇した後に燃料カットを実行し、その燃料カットから復帰するとき
(1-2)冷却水温が20℃の状態で停止している内燃機関を冷間始動した直後に燃料カットを実行し、その燃料カットから復帰するとき
では、たとえ冷却水温及び燃料カット期間の長さが同等であったとしても、気筒の燃焼室内温度は大きく異なる。(1-1)のケースでは、ある程度以上内燃機関の暖機運転が行われた後の燃料カットなので、燃焼室内温度が高い。それに対して、(1-2)のケースでは、内燃機関が常温に近い状態での燃料カットなので、燃焼室内温度が低い。そして、後者のケースの方が燃焼が不安定化しやすい。にもかかわらず、双方のケースで同量の燃料を噴射すると、前者のケースで燃料の量が過剰となって燃費及びエミッションの悪化に繋がる可能性があり、あるいは後者のケースで燃料の量が不十分となって燃焼の不安定ないしは失火を招きかねない。
(2-1)内燃機関の始動後、短期間燃料カットを実行し、その燃料カットから復帰するとき
(2-2)内燃機関の始動後、長期間燃料カットを実行してから燃料噴射を再開し、その後再度短期間の燃料カットを実行して、その燃料カットから復帰するとき
でも、気筒の燃焼室内温度が大きく異なり得る。(2-1)のケースよりも(2-2)のケースの方が、燃料カットに起因する燃焼室内温度の低下の度合いが大きく、そしてやはり燃焼が不安定化しやすい。
燃料噴射量=(燃料カットからの復帰に必要な基本量)×(増量補正係数)+(燃料カット期間の長さに応じたポートウェット分の増量)
として算定する。上式の右辺第一項の基本量は、燃料カットから復帰する際に気筒1に吸入される吸気量に対する空燃比が理論空燃比若しくはその近傍の目標空燃比となり、またはその目標空燃比よりも小さいリッチとなるような燃料の量とする。当然ながら、吸気量が多いほどこの基本量は多くなる。上式の右辺第二項の増量は、インジェクタ11から噴射した燃料が液化した状態で吸気ポートに付着するポートウェットとなって気筒1に吸引されない分の燃料を補うもので、燃料カット期間が長いほど多くなる。
1…気筒
11…インジェクタ
3…吸気通路
32…スロットルバルブ
b…クランク角信号
c…アクセル開度信号
d…吸気温・吸気圧信号
e…冷却水温信号
j…燃料噴射信号
k…開度操作信号
Claims (2)
- 少なくともアクセルペダルの踏込量が0または0に近い閾値以下となりかつエンジン回転数が燃料カット許可回転数以上あることを条件として気筒に対する燃料噴射を一時的に中断する燃料カットを実行し、その後アクセルペダルの踏込量が閾値を上回ったかまたはエンジン回転数が燃料カット復帰回転数まで低下したことを条件として当該燃料カットから復帰する際に行う燃料噴射における燃料の噴射量を決定するものであり、
燃料を噴射しその燃焼を実施している間の気筒の燃焼室内温度の上昇の度合いと、燃料カットを実施している間の気筒の燃焼室内温度の低下の度合いとをそれぞれ求め、
燃料カットを実施している間の気筒の燃焼室内温度の低下の度合いについて、単位時間または単位サイクル回数毎に反復的に、そのときの吸気量及び冷却水温に応じた、単位時間または単位サイクル回数あたりの燃焼室内温度の低下量を得、直近の過去の演算機会に算出した燃焼室内温度の値にその低下量を加算することで、現在の気筒の燃焼室内温度を推測し、
燃料カットから復帰する際の気筒の燃焼室内温度の高低に応じて、燃料カットから復帰する際に噴射する燃料の量を調整する内燃機関の制御装置。 - 気筒に対する燃料噴射を一時的に中断する燃料カットから復帰する際に行う燃料噴射における燃料の噴射量を決定するものであり、
燃料を噴射しその燃焼を実施している間の気筒の燃焼室内温度の上昇の度合いと、燃料カットを実施している間の気筒の燃焼室内温度の低下の度合いとをそれぞれ求め、
それら両者を基に推測される、燃料カットから復帰する際の気筒の燃焼室内温度の高低に応じて、燃料カットから復帰する際に噴射する燃料の量を調整する内燃機関の制御装置であって、
燃料を噴射しその燃焼を実施している間の気筒の燃焼室内温度の上昇の度合いと、燃料カットを実施している間の気筒の燃焼室内温度の低下の度合いとはそれぞれ、そのときの吸気温に応じて補正を行い、
その上で、過去に推測した気筒の燃焼室内温度に、その後の燃料を噴射しその燃焼を実施している間の気筒の燃焼室内温度の上昇の度合いと、その後の燃料カットを実施している間の気筒の燃焼室内温度の低下の度合いとを合算することで、現在の気筒の燃焼室内温度を推測するとともに、
気筒の燃焼室内温度に対する上限値を予め設けておき、推測される現在の気筒の燃焼室内温度が当該上限値を超える場合には、現在の気筒の燃焼室内温度を当該上限値にクリップし、
なおかつ、燃料カットから復帰する際に噴射する燃料の量を決定するにあたり、現在の気筒の燃焼室内温度が所定値から前記上限値までの範囲内にある場合の燃料の噴射量を、現在の気筒の燃焼室内温度がその範囲未満である場合の燃料の噴射量よりも減じることとし、
内燃機関の始動時の気筒の燃焼室内温度については、その始動前の内燃機関の停止中の冷却水温若しくは潤滑油温の低下量を求め、その低下量が大きいほど内燃機関の停止時に推測された燃焼室内温度の値を大きく減算して推測する、または、内燃機関の停止中の冷却水温若しくは潤滑油温の低下量が大きいほど始動時の燃焼室内温度の初期値を低く設定する内燃機関の制御装置。
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