JP4244488B2 - シャシダイナモメータ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシャシダイナモメータ装置に関し、カバーの構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】
屋内で自動車の走行試験を行なうのにシャシダイナモメータ装置が用いられる。シャシダイナモメータ装置はローラ上に駆動輪を載せ、ローラが回転することにより自動車が移動することなく走行試験を行なえるようにしたものである。
【0003】
シャシダイナモメータ装置の構造を図2(a)〜(c)に基づいて簡単に説明する。図は四輪駆動用のものである。ベース1の上面板2に一対のローラ用孔3が形成され、夫々のローラ用孔3の真下に前輪を載せるためのローラ4が回転自在に設けらる。夫々のローラ用孔3の図中の左側には図中の左右方向へ長い移動用孔5が形成され、移動用孔5には左右方向へ移動自在に移動枠6が設けられる。移動枠6の上移動板7にはローラ用孔8が形成され、その下には後輪を載せるためのローラ9が回転自在に設けられている。移動用孔5のうち上移動板7のない空間部分を塞ぐため、上移動板7の左右にはキャタピラ状のカバー18の基端部が連結される。ローラ4,9上に載せた自動車を固定するために上面板2には取付孔10が4つ設けられ、危険防止のため車輪の外側を覆う差込式の安全柵11が4つ設けられる。図中12はベース1内へ空気を取り入れる空気取入口、14はサイドローラ、16は取外し蓋、17はホイルベースを設定するためのスケールである。
【0004】
図3に示すように、上移動板7の左右に連結されたカバー18は回転自在な小ローラ19,20に支持され、その先端は下方へ垂れ下がる。
【0005】
ローラ9の移動に伴って移動するカバー18を構成するカバー片18aのうちの最端部のものは、図4(b)に示すようにチェーン21を介して吊り下げられ、保持部材22に保持されている。
【0006】
保持部材22は略L字形に設けられており、カバー片18aが図4中の右方へ移動すると、チェーン21に近い方のカバー片18aから順に保持部材22上に載ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図4(b)のA部でカバー片18aどうしのなす角度が鋭角に屈曲するため、カバー18の引き込みと送り出しが円滑に行なわれず、上移動板7がスムーズに動かない。
【0008】
そこで本発明は、斯かる課題を解決したシャシダイナモメータ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための請求項1に係るシャシダイナモメータ装置の構成は、自動車を載せるベースの内部にローラを設け、該ベースの上面板に移動用孔を形成し、該移動用孔に自動車の前後方向へ移動自在な上移動板を設け、該上移動板にローラを露出させるためのローラ用孔を形成し、上移動板の前後に複数のカバー片を連結してなるカバーを設け、最端部のカバー片を固定部に結合するとともにカバー片を保持する保持部材を設けたシャシダイナモメータ装置において、
前記カバー片を、四角形の板状のベース部と、該ベース部に結合された四角形の板状の連結部と、該連結部に隣接して前記ベース部の両側に設けられると共に両側に斜面を有する角度設定部とにより構成し、前記連結部の隅部どうしをヒンジを介して回動自在に連結して前記カバーを構成し、断面形状が台形に形成されるとともに両側面が前記斜面に当接して前記カバー片どうしのなす角度が小さくなるのを防止する拘束部材を、少なくとも前記カバー片が巻き取られる部分の前記ベース部の両側の前記ヒンジに、回動自在に設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるシャシダイナモメータ装置の実施の形態を説明する。なお、この実施の形態は従来のシャシダイナモメータ装置の一部を改良したものなので、従来と異なる部分のみを説明する。
【0011】
本発明は、複数のカバー片を連結してなるカバーを改良したものである。図1(a)に示すように、カバー24はカバー片25を複数連結して構成されている。
【0012】
図1(a)におけるB部の拡大図を図1(b)に示す。カバー片25は、四角形の板状のベース部25aと、ベース部25aの両側に設けられた四角形の板状の一対の連結部25bと、一対の連結部25bの夫々の外側に隣接して設けられるとともに二等辺三角形の形状の角度設定部25cとで形成されている。そして、隣り合うカバー片25の一対の連結部25bの隅部どうしをヒンジ26を介して回動自在に連結することにより、カバー24が構成されている。
【0013】
隣り合うカバー片25どうしのなす角度が一定の値よりも小さくなるのを防止するため、拘束部材27が夫々の角度設定部25cと対応する位置に配置されるとともにヒンジ26に回動自在に取り付けられている。拘束部材27は、前記角度設定部25cの斜面に当接してカバー片25どうしのなす角度が小さくなるのを拘束するために、両側の斜面の長さが等しい等辺台形の形状を有する。
【0014】
次に、斯かるシャシダイナモメータ装置の作用を説明する。上移動板7とともにカバー24が図1(a)中の右方へ移動すると、カバー片25が順に保持部材22上に載る。このとき、隣り合うカバー片25どうしのなす角度が小さくなろうとするが、隣り合うカバー片25どうしの間に位置する拘束部材27の側面が角度設定部25cの斜面に当接した状態よりもカバー片25どうしのなす角度が小さくなることはなく、カバー24が描く円弧の半径寸法は一定の値よりも小さくなることはない。換言すればカバー片25どうしのなす角度が小さくなろうとしても、拘束部材27の存在により拘束される。このため、カバー24の巻き取り及び送り出しの動きが円滑に行なわれる。
【0015】
なお、拘束部材はカバーの全体に亘って隣り合うカバー片どうしの間に設けてもよく、あるいはカバーの巻き取り及び送り出しの動きが円滑に行なわれにくくなる部分のみに設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、請求項1に係るシャシダイナモメータ装置によれば、隣り合うカバー片どうしのなす角度が一定の値より小さくなるのを拘束する拘束部材をカバー片どうしの間に設けたので、カバー片を連結して形成されるカバーの描く円弧の半径が一定の値より小さくなることはない。従って、カバーの巻き取り及び巻き戻しが円滑に行なえる。また、カバーを斜めに収納できるため、カバーが他の構造物に干渉しないように設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャシダイナモメータ装置の実施の形態に係り、(a)は要部の構成図、(b)は(a)におけるB部の拡大図。
【図2】従来のシャシダイナモメータ装置に係り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。
【図3】図2(a)のc−c矢視図。
【図4】従来のシャシダイナモメータ装置における要部の改良案に係り、(a)は平面図、(b)は正面図。
【符号の説明】
1・・・ベース
2・・・上面板
5・・・移動用孔
7・・・上移動板
8・・・ローラ用孔
9・・・ローラ
21・・・チェーン(固定部)
22・・・保持部材
24・・・カバー
25・・・カバー片
25a・・・ベース部
25b・・・連結部
25c・・・角度設定部
26・・・ヒンジ
27・・・拘束部材
Claims (1)
- 自動車を載せるベースの内部にローラを設け、該ベースの上面板に移動用孔を形成し、該移動用孔に自動車の前後方向へ移動自在な上移動板を設け、該上移動板にローラを露出させるためのローラ用孔を形成し、上移動板の前後に複数のカバー片を連結してなるカバーを設け、最端部のカバー片を固定部に結合するとともにカバー片を保持する保持部材を設けたシャシダイナモメータ装置において、
前記カバー片を、四角形の板状のベース部と、該ベース部に結合された四角形の板状の連結部と、該連結部に隣接して前記ベース部の両側に設けられると共に両側に斜面を有する角度設定部とにより構成し、
前記連結部の隅部どうしをヒンジを介して回動自在に連結して前記カバーを構成し、
断面形状が台形に形成されるとともに両側面が前記斜面に当接して前記カバー片どうしのなす角度が小さくなるのを防止する拘束部材を、少なくとも前記カバー片が巻き取られる部分の前記ベース部の両側の前記ヒンジに、回動自在に設けたことを特徴とするシャシダイナモメータ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000075507A JP4244488B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | シャシダイナモメータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075507A JP4244488B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | シャシダイナモメータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001264217A JP2001264217A (ja) | 2001-09-26 |
JP4244488B2 true JP4244488B2 (ja) | 2009-03-25 |
Family
ID=18593390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000075507A Expired - Fee Related JP4244488B2 (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | シャシダイナモメータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4244488B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7766356B2 (en) | 2007-09-17 | 2010-08-03 | Macneil Ip Llc | Vehicle mud flap with fastening tab |
US7914046B2 (en) | 2008-03-19 | 2011-03-29 | Macneil Ip Llc | Vehicle mud flap with wheel liner attachment tab |
WO2014196025A1 (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-11 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | ピットカバーシステム |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000075507A patent/JP4244488B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7914046B2 (en) | 2008-03-19 | 2011-03-29 | Macneil Ip Llc | Vehicle mud flap with wheel liner attachment tab |
WO2014196025A1 (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-11 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | ピットカバーシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001264217A (ja) | 2001-09-26 |
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