JPH0643720Y2 - シャシダイナモメータ装置 - Google Patents
シャシダイナモメータ装置Info
- Publication number
- JPH0643720Y2 JPH0643720Y2 JP13624789U JP13624789U JPH0643720Y2 JP H0643720 Y2 JPH0643720 Y2 JP H0643720Y2 JP 13624789 U JP13624789 U JP 13624789U JP 13624789 U JP13624789 U JP 13624789U JP H0643720 Y2 JPH0643720 Y2 JP H0643720Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- cover
- moving
- base
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Of Engines (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、屋内で自動車の走行試験を行うためのシャシ
ダイナモメータ装置に関する。
ダイナモメータ装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、ローラを有する移動枠をベースの移動用孔に
移動用自在に設け、移動用孔の空間を塞ぐキャタピラ式
のカバーの基端部を移動枠の両端に連結し先端部を移動
用孔の両端で支持して垂下させたシャシダイナモメータ
装置において、 カバーの先端部が垂下しないように保持するホルダを移
動用孔の両端下方に設け、あるいはカバーが従来よりも
大きな屈曲角度で屈曲するように設定することにより、 四輪駆動用のシャシダイナモメータ装置における前輪用
のローラと後輪用のローラとの間隔を小さくし、ホイー
ルベースの小さい自動車にも対応できるようにしたもの
である。
移動用自在に設け、移動用孔の空間を塞ぐキャタピラ式
のカバーの基端部を移動枠の両端に連結し先端部を移動
用孔の両端で支持して垂下させたシャシダイナモメータ
装置において、 カバーの先端部が垂下しないように保持するホルダを移
動用孔の両端下方に設け、あるいはカバーが従来よりも
大きな屈曲角度で屈曲するように設定することにより、 四輪駆動用のシャシダイナモメータ装置における前輪用
のローラと後輪用のローラとの間隔を小さくし、ホイー
ルベースの小さい自動車にも対応できるようにしたもの
である。
C.従来の技術 屋内で自動車の走行試験を行うのにシャシダイナモメー
タ装置が用いられる。
タ装置が用いられる。
シャシダイナモメータ装置はローラ上に駆動輪を載せ、
ローラが回転することにより自動車が移動することなく
走行試験を行えるようにしたものである。
ローラが回転することにより自動車が移動することなく
走行試験を行えるようにしたものである。
シャシダイナモメータ装置の構造を第３図（ａ）〜
（ｃ）に基づいて簡単に説明する。図は四輪駆動用のも
のである。ベース１の上面板２に一対のローラ用孔３が
形成され、夫々のローラ用孔３の真下に前輪を載せるた
めのローラ４が回転自在に設けられる。夫々のローラ用
孔３の図中の左側には図中の左右方向へ長い移動用孔５
が形成され、移動用孔５には左右方向へ移動自在に移動
枠６が設けられる。移動枠６の上移動板７にはローラ用
孔８が形成され、その下には後輪を載せるためのローラ
９が回転自在に移動枠６に支持される。移動用孔５のう
ち上移動板７のない空間部分を塞ぐため、上移動板７の
左右にはキャタピラ式のカバー18の基端部が連結され
る。ローラ4,9上に載せた自動車を固定するために上面
板２には固定装置用の取付孔10が４つ設けられ、危険防
止のため車輪の外側を覆う差込式の安全棚11が４つ設け
られる。
（ｃ）に基づいて簡単に説明する。図は四輪駆動用のも
のである。ベース１の上面板２に一対のローラ用孔３が
形成され、夫々のローラ用孔３の真下に前輪を載せるた
めのローラ４が回転自在に設けられる。夫々のローラ用
孔３の図中の左側には図中の左右方向へ長い移動用孔５
が形成され、移動用孔５には左右方向へ移動自在に移動
枠６が設けられる。移動枠６の上移動板７にはローラ用
孔８が形成され、その下には後輪を載せるためのローラ
９が回転自在に移動枠６に支持される。移動用孔５のう
ち上移動板７のない空間部分を塞ぐため、上移動板７の
左右にはキャタピラ式のカバー18の基端部が連結され
る。ローラ4,9上に載せた自動車を固定するために上面
板２には固定装置用の取付孔10が４つ設けられ、危険防
止のため車輪の外側を覆う差込式の安全棚11が４つ設け
られる。
図中12はベース１内へ空気を取り入れる空気取入口、13
は吸排気ダクト用スペース、14はサイドローラ、15は風
誘導板、16は取外し蓋、17はホイルベースを設定するた
めのスケールである。
は吸排気ダクト用スペース、14はサイドローラ、15は風
誘導板、16は取外し蓋、17はホイルベースを設定するた
めのスケールである。
第４図に示すように、上移動板７の左右に連結されたキ
ャタピラ式のカバー18は回転自在な小ローラ19,20に支
持され、その先端は下方へ垂れ下がる。
ャタピラ式のカバー18は回転自在な小ローラ19,20に支
持され、その先端は下方へ垂れ下がる。
D.考案が解決しようとする課題 ところが、ローラ９とローラ４との間隔を相互に当接す
る位まで小さくしたい場合や小ローラ19,20の下に機器
等を配置しなければならない場合には、垂下したカバー
18が多くの空間を占めることになると設計が困難にな
る。
る位まで小さくしたい場合や小ローラ19,20の下に機器
等を配置しなければならない場合には、垂下したカバー
18が多くの空間を占めることになると設計が困難にな
る。
そこで本考案は、斯かる課題を解決したシャシダイナモ
メータ装置を提供することを目的とする。
メータ装置を提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するめたの本考案の構成は、ベースの
内部に一定方向へ移動自在に移動枠を設けるとともに移
動枠に回転自在にローラを具え、ベースの上面板に移動
用孔を形成するとともに移動用孔内で一定方向へ移動自
在な上移動板を上面板と略同一高さで移動枠に設けると
ともに自動車の駆動輪をローラ上に載せるためのローラ
用孔を上移動板に形成し、上移動板の前後にキャタピラ
式のカバーの基端部を連結する一方、先端部は移動用孔
の両端に設けられた小ローラに支持させて垂下させたシ
ャシダイナモメータ装置において、カバーの先端部が垂
下しないように保持する断面が略Ｕ字形のホルダを小ロ
ーラの近傍の真下に設けたことを特徴とし、あるいはキ
ャタピラ式のカバーの全部又は先端部を構成するカバー
片が略Ｔ字形の横断面形状のカバー本体とカバー本体ど
うしを回動自在に連結する連結部とで構成されることを
特徴とする。
内部に一定方向へ移動自在に移動枠を設けるとともに移
動枠に回転自在にローラを具え、ベースの上面板に移動
用孔を形成するとともに移動用孔内で一定方向へ移動自
在な上移動板を上面板と略同一高さで移動枠に設けると
ともに自動車の駆動輪をローラ上に載せるためのローラ
用孔を上移動板に形成し、上移動板の前後にキャタピラ
式のカバーの基端部を連結する一方、先端部は移動用孔
の両端に設けられた小ローラに支持させて垂下させたシ
ャシダイナモメータ装置において、カバーの先端部が垂
下しないように保持する断面が略Ｕ字形のホルダを小ロ
ーラの近傍の真下に設けたことを特徴とし、あるいはキ
ャタピラ式のカバーの全部又は先端部を構成するカバー
片が略Ｔ字形の横断面形状のカバー本体とカバー本体ど
うしを回動自在に連結する連結部とで構成されることを
特徴とする。
F.作用 小ローラの下にホルダを有することから、カバーの先端
部は小ローラから下方へ下がり、屈曲した状態でホルダ
上に支持される。カバーが下まで垂下しないので、前輪
用のローラと後輪用のローラとを当接するまで近接させ
ることも可能となる。
部は小ローラから下方へ下がり、屈曲した状態でホルダ
上に支持される。カバーが下まで垂下しないので、前輪
用のローラと後輪用のローラとを当接するまで近接させ
ることも可能となる。
また、カバー片を構成するカバー本体の横断面形状を略
Ｔ字形にしたことから、カバーの屈曲角度が大きく、狭
い空間に多くの長さにわたってカバーを収容できる。従
ってカバーの収容に多くのスペースを必要としない。
Ｔ字形にしたことから、カバーの屈曲角度が大きく、狭
い空間に多くの長さにわたってカバーを収容できる。従
ってカバーの収容に多くのスペースを必要としない。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のシャシダイナモメータ装
置の一部を改良したものなので、従来と同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
する。なお、本実施例は従来のシャシダイナモメータ装
置の一部を改良したものなので、従来と同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
（ａ）第一実施例 本考案によるシャシダイナモメータ装置の第一実施例
を、第１図に基づいて説明する。
を、第１図に基づいて説明する。
図のように、ローラ４とローラ９との間であって小ロー
ラ20の近傍の真下にベース１に固定してホルダ21が設け
られる。ホルダ21は横断面形状を略Ｕ字形に形成したも
ので、その一端がベース１にボルト取付あるいは溶接し
て取り付けられるとともに両側もベース１に結合され
る。他方のカバー18を支持する小ローラ19の下方にはホ
ルダは設けられない。これは、小ローラ19の下方に余分
なスペースが残っているからである。
ラ20の近傍の真下にベース１に固定してホルダ21が設け
られる。ホルダ21は横断面形状を略Ｕ字形に形成したも
ので、その一端がベース１にボルト取付あるいは溶接し
て取り付けられるとともに両側もベース１に結合され
る。他方のカバー18を支持する小ローラ19の下方にはホ
ルダは設けられない。これは、小ローラ19の下方に余分
なスペースが残っているからである。
斯かる構成であることから、ローラ４にローラ９を接近
させると、小ローラ20から降下するカバー18はホルダ21
に沿ってＵ字形に屈曲し、下方へ垂れ下がることはな
い。従って、ローラ４に当接するまでローラ９を接近さ
せることができる。
させると、小ローラ20から降下するカバー18はホルダ21
に沿ってＵ字形に屈曲し、下方へ垂れ下がることはな
い。従って、ローラ４に当接するまでローラ９を接近さ
せることができる。
（ｂ）第二実施例 次に、シャシダイナモメータ装置の第二実施例を第２図
（ａ），（ｂ）に基づいて説明する。
（ａ），（ｂ）に基づいて説明する。
第２図（ａ）に示すようにキャタピラ式のカバー22は、
カバー本体23と一対の連結部24とからなるカバー片26を
連結して構成される。カバー本体23は横断面形状がＴ字
形であって下方へ伸びる脚23aを有し、連結部24はカバ
ー本体23の上部両側に形成される。連結部24は連結孔24
aを有し、連結孔24aに連結棒25を挿通することでカバー
片26どうしが連結される。斯かるカバー22は直接に上移
動板に取り付けてもよく、基端部側には従来のカバー18
を取り付け、収容される部分である先端部側のみカバー
22を取り付けるようにしてもよい。
カバー本体23と一対の連結部24とからなるカバー片26を
連結して構成される。カバー本体23は横断面形状がＴ字
形であって下方へ伸びる脚23aを有し、連結部24はカバ
ー本体23の上部両側に形成される。連結部24は連結孔24
aを有し、連結孔24aに連結棒25を挿通することでカバー
片26どうしが連結される。斯かるカバー22は直接に上移
動板に取り付けてもよく、基端部側には従来のカバー18
を取り付け、収容される部分である先端部側のみカバー
22を取り付けるようにしてもよい。
斯かるカバー22を用いると、第２図（ｂ）に示すような
幅の狭い小さな収容室26を小ローラ19又は20の下方に設
けておくことにより、カバー22の先端部を収容すること
ができる。これは、従来のカバー18に比べてカバー22の
屈曲角度が大きいためである。
幅の狭い小さな収容室26を小ローラ19又は20の下方に設
けておくことにより、カバー22の先端部を収容すること
ができる。これは、従来のカバー18に比べてカバー22の
屈曲角度が大きいためである。
H.考案の効果 以上の説明からわかるように、本考案によるシャシダイ
ナモメータ装置によれば以下の効果がある。
ナモメータ装置によれば以下の効果がある。
（ａ）小ローラの近傍の下方に横断面形状が略Ｕ字形の
ホルダを設けたので、キャタピラ式のカバーは屈曲して
ホルダの上に保持される。従って、前輪用と後輪用のロ
ーラを相互に当接するまで接近させることができ、ホイ
ールベースの小さい自動車にも対応できる。
ホルダを設けたので、キャタピラ式のカバーは屈曲して
ホルダの上に保持される。従って、前輪用と後輪用のロ
ーラを相互に当接するまで接近させることができ、ホイ
ールベースの小さい自動車にも対応できる。
（ｂ）カバー片をＴ字形の横断面形状を有するカバー本
体とその両側に形成された連結部とで構成したので、カ
バーの屈曲角度が従来よりも大きく、小さな収容空間を
形成するだけでカバーの先端部を収容できる。従って、
この場合にもローラどうしを相互に当接するまで接近さ
せることができる。
体とその両側に形成された連結部とで構成したので、カ
バーの屈曲角度が従来よりも大きく、小さな収容空間を
形成するだけでカバーの先端部を収容できる。従って、
この場合にもローラどうしを相互に当接するまで接近さ
せることができる。
第１図〜第２図は本考案によるシャシダイナモメータ装
置の実施例に係り、第１図は第一実施例を示す要部断面
図、第２図は第二実施例を示すカバーに係り、第２図
（ａ）は、カバーの構成図、第２図（ｂ）はカバーの作
用説明図、第３図は従来のシャシダイナモメータ装置に
係り、第３図（ａ），（ｂ），（ｃ）は順に平面図，正
面図．右側面図、第４図は第３図（ａ）のＩ−Ｉ矢視図
である。 １…ベース、２…上面板、3,8…ローラ用孔、4,9…ロー
ラ、５…移動用孔、６…移動枠、７…上移動板、18,22
…カバー、19,20…小ローラ、21…ホルダ、23…カバー
本体、24…連結部、26…カバー片。
置の実施例に係り、第１図は第一実施例を示す要部断面
図、第２図は第二実施例を示すカバーに係り、第２図
（ａ）は、カバーの構成図、第２図（ｂ）はカバーの作
用説明図、第３図は従来のシャシダイナモメータ装置に
係り、第３図（ａ），（ｂ），（ｃ）は順に平面図，正
面図．右側面図、第４図は第３図（ａ）のＩ−Ｉ矢視図
である。 １…ベース、２…上面板、3,8…ローラ用孔、4,9…ロー
ラ、５…移動用孔、６…移動枠、７…上移動板、18,22
…カバー、19,20…小ローラ、21…ホルダ、23…カバー
本体、24…連結部、26…カバー片。
Claims (2)
- 【請求項１】ベースの内部に一定方向へ移動自在に移動
枠を設けるとともに移動枠に回転自在にローラを具え、
ベースの上面板に移動用孔を形成するとともに移動用孔
内で一定方向へ移動自在な上移動板を上面板と略同一高
さで移動枠に設けるとともに自動車の駆動輪をローラ上
に載せるためのローラ用孔を上移動板に形成し、上移動
板の前後にキャタピラ式のカバーの基端部を連結する一
方、先端部は移動用孔の両端に設けられた小ローラに支
持させて垂下させたシャシダイナモメータ装置におい
て、 カバーの先端部が垂下しないように保持する断面が略Ｕ
字形のホルダを小ローラの近傍の真下に設けたことを特
徴とするシャシダイナモメータ装置。 - 【請求項２】ベースの内部に一定方向へ移動自在に移動
枠を設けるとともに移動枠に回転自在にローラを具え、
ベースの上面板に移動用孔を形成するとともに移動用孔
内で一定方向へ移動自在な上移動板を上面板と略同一高
さで移動枠に設けるとともに自動車の駆動輪をローラ上
に載せるためのローラ用孔を上移動板に形成し、上移動
板の前後にキャタピラ式のカバーの基端部を連結する一
方、先端部は移動用孔の両端に設けられた小ローラに支
持させて垂下させたシャシダイナモメータ装置におい
て、 キャタピラ式のカバーの全部又は先端部を構成するカバ
ー片が略Ｔ字形の横断面形状のカバー本体とカバー本体
どうしを回動自在に連結する連結部とで構成されること
を特徴とするシャシダイナモメータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13624789U JPH0643720Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | シャシダイナモメータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13624789U JPH0643720Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | シャシダイナモメータ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0374342U JPH0374342U (ja) | 1991-07-25 |
| JPH0643720Y2 true JPH0643720Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31683465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13624789U Expired - Lifetime JPH0643720Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | シャシダイナモメータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643720Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP13624789U patent/JPH0643720Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0374342U (ja) | 1991-07-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |