JP4244008B2 - モータ用集中配電部材 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ用集中配電部材に関する。
近年、超高燃費ハイブリッドカーの開発が進められている。特に最近では、エンジンを主動力とし加速時等にエンジンをDCブラシレスモータでアシストする補助動力機構(モータアシスト機構)を備えたハイブリッドカーが提案されている。
モータアシスト機構に用いられるブラシレスモータは、例えば下記特許文献1に示すように、エンジンのクランクシャフトに直結されたロータと、そのロータを包囲するリング状のステータとを備えている。また、ステータは、コアに巻線を施すことにより形成された多数の磁極と、この磁極を収容するステータホルダと、巻線に集中的に配電を行うための集中配電部材等によって構成されている。
特開2001−275328公報
ところで、3相DCブラシレスモータに用いられる集中配電部材には、例えば、図15に示すように、各相に対応した3層に積み上げられたリング状のバスバー1を備えたものがある。各バスバー1は、リング状本体2と、そのリング状本体2の外周側から突出する端子部3と、リング状本体2の内周側から突出するタブ4とを備えている。端子部3は電線を介してバッテリに電気的に接続され、タブ4は各巻線の一端に電気的に接続される。従って、3つのバスバー1に通電をすると、U相、V相、W相に対応する巻線にそれぞれ集中的に電流が供給される結果、モータが回転駆動するようになっている。
ここで、3つのバスバー1は互いに接触しないように離間した状態で保持する必要がある。このために、本願の出願人は、3条の収容溝を高さ方向に一定ピッチ間隔で形成した間隔保持部材5を複数個用い、これらをバスバー1に対して周方向へ等角度間隔毎に配してゆく方法を講じてきた。従って、集中配電部材の組立て段階において、1つ1つ間隔保持部材5を装着する必要があり、組立て作業に手間がかかるとともに、部品点数が多いという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数が少なく、容易に組立て作業を行うことが可能なモータ用集中配電部材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、バッテリ側に接続される端子部と、ステータの巻線に接続されるタブとを有する導電性の環状部材が、複数個、互いの中心が同軸上に位置しかつ同一面上に並べられ、或いは、互いの中心が同軸上に位置しかつ当該同軸方向に沿って並べられるように設けられるとともに、これら複数個の環状部材を互いに離間した状態で保持する保持部材を備えて、前記巻線に対して集中的に配電可能なモータ用集中配電部材において、前記保持部材は、前記環状部材の環状形状に沿って湾曲可能な単一の可撓性の帯状部材であって、前記帯状部材のうち前記環状部材と対向する面には、前記複数個の環状部材のそれぞれを周方向に沿って収容可能で、かつ、前記複数個の環状部材の並び方向において間隔をもって並設された複数の収容溝が前記帯状部材の全長に亘って形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記複数個の環状部材を、前記帯状部材の装着前に予め離間した状態で仮保持する仮保持手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記複数個の環状部材は、互いの中心が同軸上に位置しかつ当該同軸方向に沿って並べられ、前記帯状部材は、前記複数個の環状部材の外周側にそれぞれの環状部材を前記各収容溝に収容した状態で装着されるようになっていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載のものにおいて、前記複数個の環状部材は、それぞれの前記端子部が前記環状部材群のうちその周方向に沿った一部領域において集められるように配置され、前記帯状部材は、前記各端子部が配置された領域を除いた部分を覆うようにして前記環状部材に装着可能としてあり、かつ、前記帯状部材の両端は、前記複数の端子部のいずれかに係止可能な係止手段によって固定されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記複数個の環状部材は、互いの中心が同軸上に位置しかつ当該同軸方向に沿って並べられ、前記帯状部材は、前記複数個の環状部材の内周側にそれぞれの環状部材を前記各収容溝に収容した状態で装着されるようになっていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5記載のものにおいて、前記タブは、前記複数個の環状部材の内周側に突設されており、前記帯状部材には、前記タブを挿通可能な挿通孔が貫通形成されていることを特徴とする。
<請求項1、3の発明>
本構成によれば、保持部材として1つの帯状部材を、湾曲させて各収容溝に複数個の環状部材それぞれを収容させるように装着することで、複数個の環状部材を互いに離間した状態で保持できる。従って、環状部材において等角度間隔毎に複数個の間隔保持部材をそれぞれ個別に装着する構成に比べて、モータ用配電部材の組立ての作業性を向上できるとともに、部品点数を減少できるという効果がある。
<請求項2の発明>
本構成によれば、複数個の環状部材は、帯状部材の装着前に予め離間した状態で仮保持されるから、帯状部材を装着する際、この複数の収容溝内に、対応する各環状部材を一括で収容することができ、組立ての作業性の更なる向上を図ることができる。
<請求項4の発明>
帯状部材を環状部材の外周側に装着するものにおいて、本構成によれば、係止手段によって湾曲状態の帯状部材の両端を端子部に係止することで、帯状部材の復元変形を規制し、環状部材への装着状態を維持できる。
<請求項5、6の発明>
請求項5の構成によれば、帯状部材を環状部材の内周側に装着する構成なので、帯状部材を湾曲させつつ環状部材の内周側に装着すれば、帯状部材はその復元力によって環状部材の内周面を付勢するように当接する。従って、比較的簡単な構成で帯状部材の装着状態を維持することができる。
さらに、請求項6の構成によれば、帯状部材には、環状部材の内周側に突設されたタブを挿通可能な挿通孔が貫通形成されているから、上記タブと挿通孔内壁との当接によって環状部材の周方向における移動を規制できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について、例えばハイブリッド自動車に使用される3相の薄型DCブラシレスモータを例に挙げて、図1ないし図10を参照しつつ説明する。
1.薄型DCブラシレスモータ周辺の構成
ハイブリッド自動車に使用される3相の薄型DCブラシレスモータ(以下、「モータ10」)は、図1に示すように、エンジン11とトランスミッション12との間に配置されている。モータ10は、エンジン11のクランクシャフトに直結されたロータ13と、そのロータ13を包囲するリング状のステータ14とを備えている。ステータ14は、コアに巻線15を施すことにより形成された多数の磁極と、この磁極を収容するステータホルダと、巻線15に配電を行うための円環状の集中配電部材20(モータ用集中配電部材)等によって構成されている。
図2には、ステータ14の模式図が示されている。各相(U相、V相、W相)の巻線15は、その一端が集中配電部材20に設けられた円環状部材21(バスリング)に接続され、他端が図示しないリング状の導電部材に接続されている。
2.集中配電部材20の構成
集中配電部材20は、図3に示すように、モータ10の各相に対応して設けられた3つの円環状部材21と、その3つの円環状部材21を互いに離間させた状態で保持する帯状部材30とを備えて構成されている。
(1)円環状部材の構成
3つの円環状部材21は、互いに同一形態のものとされている。各円環状部材21は、全体として、円環状をなし、バッテリ(図示せず)側に接続される端子部22と、ステータ14の巻線15側に接続される複数(本実施形態では8つ)のタブ23とを有している。より具体的には、各円環状部材21は、図4に示すように、1本の銅線(金属製の棒状部材)を全体として円環状に湾曲しつつ、両端部分を径方向外側に屈曲させて重ね合わせ、更に、その重ね合わせた部分をL字状に屈曲し、その先端に外部端子金具24が巻き付くようにして溶着により固定されている(図9も参照)。これにより、上記端子部22が形成されている。
また、各円環状部材21は、環状部分のうち互いに所定間隔隔てた8つの部位が径方向内側に突出するようにU字状に屈曲されて、上記8つのタブ23が形成されている。換言すれば、8つのタブ23は、上記環状形状の中心を原点として、45度の角度間隔の位置に設けられている。なお、円環状部材21の断面形状は、真円形、楕円形、長円形、方形、台形などの任意の形状とすることができる。
(2)円環状部材21の仮保持構成
3つの円環状部材21は、図5に示すように、端子部22同士が周方向に15度の角度ずつずれた状態で、かつ、同心状に配置された状態で中心軸方向(同図において紙面奥行き方向)に沿って並べられる。なお、同図には、3つの円環状部材21の1つが現れたおり、それ以外の2つの円環状部材21は、タブ23のみが現れている。これにより、3つの円環状部材21の24個のタブ23が、その環状形状の中心を原点として15度の角度間隔の位置に配されることになる。
そして、各端子部22の形成部分には、3つの円環状部材21を離間させた状態で保持する結束部材25が装着されている。
具体的には、この結束部材25は、各円環状部材21と略同径の3つの溝が所定間隔隔てて形成された保持部26と、その保持部26のうち3つの溝が形成された面を覆うカバー部27とを備えて構成されている。保持部26とカバー部27とは互いの一端側が連結されて開閉可能となっており、その一端側と平行をなす他端側には係止部28と被係止部29とが設けられ、保持部26に対してカバー部27を閉じた状態で係止できるようになっている(図10参照)。
また、カバー部27は、図9に示すように、円環状部材21の端子部22を挿通可能な挿通口27aが貫通形成されており、ここに端子部22を通した後に、保持部26の各溝に対応する各円環状部材21を嵌め込み、その後、カバー部27を閉じて係止するようになっている。更に、カバー部27上面には、突起27bが形成されている。なお、この突起27bは、後述するように、円環状部材21に装着した帯状部材30を固定するために使用される。
このような結束部材25を各端子部22の形成部分にそれぞれ装着することで、次述する帯状部材30を装着する前において、予め、3つの円環状部材21を所定間隔だけ離間した状態で仮保持できるのである。つまり、本実施形態では、結束部材25が、本発明の「仮保持手段」に相当する。
(3)帯状部材30
帯状部材30は、図6にも示すように、全体として長方形状のゴム製プレートであって、円環状部材21の外周側に巻き付けた状態で両端が、上記結束部材25に近接する長さになっている(図3参照)。また、帯状部材30は、円環状部材21への装着の際、その外周面に対向する面(同図では上面)に、長手方向に延び、かつ所定間隔隔てて形成された3つの収容溝31が帯状部材30の全長にわたって形成されている。
なお、この収容溝31は、図7,8に示すように、溝の底側が円環状部材21の外径とほぼ同一寸法の幅となっており、開口側がそれよりもやや狭い幅となっている。従って、収容溝31の開口側を開き変形させつつ円環状部材21を底側に押し込むことで、上記開口側が復元変更し、これにより円環状部材21がある程度抜け止めされるようになる。
また、帯状部材30の両端には、1対の突出部32,32が延設され、その先端側には、上記結束部材25に設けた突起27bを挿入可能な係止孔33が形成されている。なお、この突起27bと係止孔33とが本発明の「係止手段」に相当する。
3.集中配電部材20の組立て方法
まず、前述したように、3つの円環状部材21を、各端子部22同士が周方向に15度の角度ずつずれた状態で、かつ、同心状に配置された状態で中心軸方向に沿って並べ、各端子部22の形成部分にそれぞれ結束部材25を装着する。これにより、3つの円環状部材21が中心軸方向に沿って互いに所定間隔離間した状態で仮保持される。
次いで、例えば、図3に示すように、帯状部材30の各収容溝31の中央部分に、3つの円環状部材21の下部をそれぞれ押し込む。そして、帯状部材30を3つの円環状部材21の外周側に沿わせるように徐々に湾曲させていく。それに伴って、各円環状部材21が下部から上部にかけて、収容溝31に案内されるように徐々に収容されていく。
そして、帯状部材30両端の1対の突出部32,32に形成された係止孔33に、それに近接する結束部材25の突起27bを嵌入させる。これにより、帯状部材30の復元変形が規制され、もって帯状部材30は3つの円環状部材21を所定間隔離間しつつ保持した姿勢を維持した状態で装着される。
4.本実施形態の効果
本実施形態によれば、一部材の帯状部材30で、3つの円環状部材21を所定間隔だけ離間させつつ一括で保持できる構成であるから、3つの円環状部材21に対して所定間隔毎に複数の保持部材を装着する従来構成のものに比べて、集中配電部材20の組立ての作業性を向上させることができるとともに、部品点数の軽減を図ることができる。
しかも、帯状部材30は、可撓性を有するゴム製プレートで形成されているから、例えば円環状部材21が多少歪んだ環状形状であっても、その形状に応じて帯状部材30を変形させつつ装着することができる。
また、本実施形態では、帯状部材30の装着前において予め、結束部材25によって3つの円環状部材21が所定間隔離間した状態で仮保持できる構成であるから、帯状部材30の挿着際、円環状部材21を3つまとめて同時に装着することができ、更に組立ての作業性向上を図ることができる。
更に、帯状部材30両端に、係止孔33が形成された1対の突出部32,32を設けて、この突出部32,32の係止孔33に、端子部22の形成部分に装着した結束部材25の突起27bを嵌入する構成としたから、帯状部材30の復元変形を規制して、3つの円環状部材21への確実な装着状態を維持できる。
また、帯状部材30に形成された3つの収容溝31は、帯状部材30の全長に亘って連続的に形成されているから、これらの収容溝31の一部(上記説明では中央部分)に円環状部材21下部を収容すれば、後はその収容溝31に案内されるように環状部材の略全体を収容することができ、帯状部材30の装着が比較的簡単にできる。
<実施形態2>
図11から14は(請求項5,6の発明に対応する)実施形態2を示す。上記実施形態1では、帯状部材30を円環状部材21の外周側から装着する構成であったが、本実施形態では、円環状部材21の内周側から装着する構成である点で相違し、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本実施形態の帯状部材40は、やはり長方形板状のゴム製プレートで3つの円環状部材21に対応して収容溝41が全長に亘って形成されたものであるが、突出部32,32が設けられていない点で上記実施形態1の帯状部材30と相違する。また、図12に示すように、帯状部材40の各収容溝41には、それぞれに収容される円環状部材21のタブ23に対応する位置に、そのタブ23を挿通可能な挿通孔42が貫通形成されている。なお、図12は、タブ23と挿通孔42とを位置関係をわかり易くするために、円環状部材21も直線状に図示してある。これにより、図11にも示すように、帯状部材40を装着した状態で、3つの円環状部材21の各タブ23が帯状部材40の内周面から突出することになる。
さて、上記帯状部材40を3つの円環状部材21に装着するには、帯状部材40を収容溝41形成面が外側を向くように湾曲させつつ3つ円環状部材21の内側に配して、例えば、収容溝41の中央部分に各円環状部材21の下部をそれぞれ押し込む。この際、図13に示すように、本実施形態でも、上記実施形態1と同様、収容溝41は、底側が円環状部材21と同径となっており、その底側から開口端に向かう途中が円環状部材21の径より小さい幅になった径小部となっている。従って、収容溝41の開口側を開き変形させつつ円環状部材21を底側に押し込むことで、上記開口側が復元変更し、これにより円環状部材21がある程度抜け止めされるようになる。
後は、図14に示すように、円環状部材21の形状に沿わせるように下部から上部にかけて収容溝31に収容させ、かつ、各挿通孔42に対応するタブ23を順次挿通させつつ帯状部材40を復元変形させていく。これにより集中配電部材の組立てが終了する。
このような構成であれば、帯状部材40の復元変形による付勢力でもって円環状部材21への帯状部材40の装着状態が維持されるため、上記実施形態1のような係止手段を設けない構成も可能となる。
また、帯状部材40の装着過程において、各タブ23が挿通孔42に形成されるため、円環状部材21に対する帯状部材40の周方向への相対的な移動が規制され、挿着作業がやり易くなる。また、装着後においても、複数のタブ23と複数の挿通孔42との係止によって円環状部材21への帯状部材40の装着をより確実なものとすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記各実施形態では、3相モータを例に挙げて説明したが、これに限らず、単相、2相、4相...などのモータで環状部材が3つ以外の数だけ備えているものであっても、それに応じた数の収容溝を備えた帯状部材を使用することおで本発明を適用することができる。
(2)モータ用集中配電部材が、ステータの内側に配されるタイプの場合には、タブ23が径方向外側に突設された構成となる。この場合、上記実施形態1に対して、帯状部材30の各収容溝に、各タブに対応してそのタブを挿通可能な挿通孔を設けることになる。
(3)上記実施形態では、複数の環状部材は、互いの径が同一で、互いの中心が同軸上に位置しかつ当該同軸方向に沿って並べられた構成であったが、互いに径が異なる複数の環状部材が、互いの中心が同軸上に位置し(同心状)かつ同一面上に並べられた構成のものであっても本発明の適用により同様の効果を得ることができる。なお、この構成の場合、単一の可撓性の帯状部材を湾曲させつつ上記複数の環状部材の側方から(上記同軸方向に沿って)宛がって、各環状部材を、それに対向する帯状部材の対向面に形成された各収容溝内にそれぞれ収容させるように装着することになる。
(4)上記各実施形態では、帯状部材30,40は、自然状態(外力が加わっていない状態)で直線状をなすものであったが、これに限らず、自然状態である程度湾曲したものであってもよい。要するに、可撓性を有し環状部材の環状形状に沿うように変形できればよいのである。
(5)上記実施形態1において、結束部材25を設けない構成であってもよい。この場合、帯状部材30の突出部32,32同士を係合可能な構成として、帯状部材30の復元変形を規制するようにするのが望ましい。
(6)上記実施形態1において、仮保持手段は、帯状部材30の装着後に取り外しできる構成としてもよい。
本発明の実施形態1に係る薄型DCブラシレスモータ周辺の構成図 ステータの模式図 モータ用集中配電部材の全体構成図 円環状部材の全体図 仮保持状態の3つの円環状部材を示した全体図 帯状部材の全体を示した斜視図 帯状部材の断面形状を示した図(円環状部材収容前) 帯状部材の断面形状を示した図(円環状部材収容後) 係止手段、仮保持手段に相当する構成を示した拡大図(その1) 係止手段、仮保持手段に相当する構成を示した拡大図(その2) 実施形態2のモータ用集中配電部材の全体構成を示す斜視図 帯状部材の全体を示した斜視図 帯状部材の断面形状を示した図(円環状部材収容後) 帯状部材の装着過程を示したモータ用集中配電部材の全体図 従来のモータ用集中配電部材の構成図
符号の説明
10…モータ
14…ステータ
15…巻線
20…集中配電部材(モータ用集中配電部材)
21…円環状部材(環状部材)
22…端子部
23…タブ
25…結束部材(仮保持手段)
27b…突起(係止手段)
30,40…帯状部材
31,41…収容溝
33…係止孔(係止手段)
42…挿通孔

Claims (6)

  1. バッテリ側に接続される端子部と、ステータの巻線に接続されるタブとを有する導電性の環状部材が、複数個、互いの中心が同軸上に位置しかつ同一面上に並べられ、或いは、互いの中心が同軸上に位置しかつ当該同軸方向に沿って並べられるように設けられるとともに、これら複数個の環状部材を互いに離間した状態で保持する保持部材を備えて、前記巻線に対して集中的に配電可能なモータ用集中配電部材において、
    前記保持部材は、前記環状部材の環状形状に沿って湾曲可能な単一の可撓性の帯状部材であって、
    前記帯状部材のうち前記環状部材と対向する面には、前記複数個の環状部材のそれぞれを周方向に沿って収容可能で、かつ、前記複数個の環状部材の並び方向において間隔をもって並設された複数の収容溝が前記帯状部材の全長に亘って形成されていることを特徴とするモータ用集中配電部材。
  2. 前記複数個の環状部材を、前記帯状部材の装着前に予め離間した状態で仮保持する仮保持手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のモータ用集中配電部材。
  3. 前記複数個の環状部材は、互いの中心が同軸上に位置しかつ当該同軸方向に沿って並べられ、前記帯状部材は、前記複数個の環状部材の外周側にそれぞれの環状部材を前記各収容溝に収容した状態で装着されるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のモータ用集中配電部材。
  4. 前記複数個の環状部材は、それぞれの前記端子部が前記環状部材群のうちその周方向に沿った一部領域において集められるように配置され、前記帯状部材は、前記各端子部が配置された領域を除いた部分を覆うようにして前記環状部材に装着可能としてあり、かつ、
    前記帯状部材の両端は、前記複数の端子部のいずれかに係止可能な係止手段によって固定されることを特徴とする請求項3記載のモータ用集中配電部材。
  5. 前記複数個の環状部材は、互いの中心が同軸上に位置しかつ当該同軸方向に沿って並べられ、前記帯状部材は、前記複数個の環状部材の内周側にそれぞれの環状部材を前記各収容溝に収容した状態で装着されるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のモータ用集中配電部材。
  6. 前記タブは、前記複数個の環状部材の内周側に突設されており、前記帯状部材には、前記タブを挿通可能な挿通孔が貫通形成されていることを特徴とする請求項5記載のモータ用集中配電部材。
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