JP4241554B2 - 情報検索システム、情報入出力装置およびプログラム - Google Patents

Description

本発明は、個人のスケジュールの内容に基づいて、当該スケジュールに適合した情報を検索する情報検索システムに関する。

従来、コンピュータ等を利用して、ユーザのスケジュールをデータベース化して管理し、そのデータベースに基づいて各ユーザ向けにスケジュールを印刷あるいは表示する機能を備えたシステムが知られている。また、最近のコンピュータはネットワークに接続されることが多いことから、ネットワークを介してサービス提供者から情報がユーザへ配信されるようにも構成されている。

例えば、サーバでユーザのスケジュール情報を管理し、ネットワークを介してこのサーバと接続している複数の端末からこのスケジュール情報を更新あるいは閲覧したり、互いに許可したユーザ間で互いのスケジュール情報を更新あるいは閲覧したり、ユーザが予め登録した趣味や興味に関するキーワードに基づいて、サービス提供者からの商品広告やイベント情報等のサービス情報の配信を行うシステムが知られている（非特許文献１）。
"pim・point.com"、［online］、株式会社アイフェイス、［平成１６年７月２６日検索］、インターネット＜ＵＲＬ：http://www.pim-point.com/service/index.html＞

しかしながら、上述のような従来技術では、ユーザに配信される情報は、ユーザが予め登録したキーワードのみを加味して選択される情報であり、配信する情報を選択する際にユーザのスケジュールを加味していない。したがって、従来技術ではスケジュールならではの「何時、何処で、何をする」等といったスケジュールの目的に適合する有用な情報を自動的に入手することができない。

例えば、ビジネスにおける出張やプライベートな旅行の際の交通機関や宿泊施設の予約情報、現地で行われるイベント情報やその土地ならではの有益な情報等の、ユーザのスケジュールに適合する有用な情報を入手するためには、情報検索サービス等を用いてユーザ自ら情報を探す必要があるので手間がかかる。

また、頻繁に会えない人と会おうとしても、その人のスケジュールをいちいち検索して自分のスケジュールと適合するか否かを確認することは面倒である。
本発明は、このような問題を鑑みなされており、スケジュール情報等のユーザのみが知り得る情報に基づいて、ユーザのスケジュールに適合する有益な情報を自動的に検索し、ユーザに提供する情報検索システム等を提供することを目的とする。

上述のような課題を解決するためになされた請求項１に記載の情報検索システムは、ユーザのスケジュールに関する情報として、少なくともスケジュールの種別を含む情報を一単位とするスケジュール情報を、複数のユーザの各個毎にそれぞれ複数記憶するスケジュール情報記憶手段と、ユーザの個人属性に関する情報として、このユーザと関連のある人物を特定する人脈情報を少なくとも含む個人属性情報を、複数のユーザの各個毎にそれぞれ記憶し、かつ、人脈情報をスケジュールの種別毎に対応させて記憶する個人属性情報記憶手段と、スケジュール情報記憶手段に記憶されている、一のユーザのスケジュール情報の中のスケジュールの種別に対応する一のユーザの人脈情報により特定される他のユーザのスケジュール情報の中から、一のユーザのスケジュール情報のスケジュールの種別に適合する適合スケジュール情報を検索する検索手段と、検索手段による検索の結果、適合する他のユーザの適合スケジュール情報が存在する場合、その旨を一のユーザに通知するための情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする。

このように構成された請求項１に記載の情報検索システムによれば、ユーザにしか特定できない情報であるユーザのスケジュール情報を管理しておくだけで、そのスケジュール情報に適した他のユーザのスケジュール情報を自動的に検索する情報検索システムを実現できる。

従来、ユーザのスケジュールを考慮してそのスケジュールに適合する情報を検索する検索システムはなかった。したがって、ビジネスパートナーや友人との会合機会を持とうとした場合、その人のスケジュールをいちいち調べて自分のスケジュールと適合するか否かを確認しなければならなかった。

しかしながら、本発明に係る情報検索システムによれば、ユーザは自分のスケジュールに適合した他のユーザのスケジュールに関する情報を自ら探す必要がなく、最小限の労力で自分のスケジュール情報に適合した他のユーザのスケジュールに関する情報を取得することができるので、会合機会を調整するのにかかる手間が大幅に省略される。そして、ビジネスマッチングの設定や友人との友好関係を高めるのに役立ち便利である。例えば、同一企業内等の限られた範囲で本発明に係る情報検索システムを運用した場合、複数の従業員が同一の会議等に出席するために出張するようなとき、自分と同じ会議に出席する人物を事前に知ることができる。

さらに、請求項１に記載の情報検索システムによれば、スケジュール情報のスケジュールの種別に基づいて一のユーザのスケジュール情報適合する他のユーザのスケジュール情報を検索する。したがって、スケジュールならではの「何時、何処で、何をする」等といったスケジュールの目的に適合する他のユーザのスケジュールに関する情報を配信することができるので、会合機会の調整等により役立つ。また、人脈情報によってユーザの関心相手を特定し、その関心相手のスケジュール情報を検索することで、検索対象をユーザの関心相手（例えばビジネスパートナー、友人）のスケジュール情報に絞って検索することができる。

さらに、請求項１に記載のように、人脈情報をスケジュールの種別（例えばビジネス、プライベート）毎に対応させて記憶しておき、ユーザのスケジュール情報のスケジュールの種別に対応した他のユーザのスケジュール情報を検索することで、そのスケジュールの種別に相応しい相手のスケジュールに関する情報を提供できる。したがって、ユーザにとってはスケジュールの種別に相応しい相手との会合機会の調整等に役立ち便利である。

さらに、請求項２に記載の情報検索システムのように、個人属性情報は、さらに、当該ユーザに関する一以上のキーワードを含み、検索手段は、一のユーザのスケジュール情報のスケジュールの種別に適合し、かつ、前記一のユーザの個人属性情報のキーワードに適合するキーワードを個人属性情報に含む他のユーザのスケジュール情報を検索するように構成してもよい。

このように、ユーザに関するキーワードを記憶しておき、このキーワードをも考慮して他のユーザのスケジュール情報を検索することで、ユーザの興味等が適合した相手のスケジュールに関する情報をユーザに提供できる情報検索システムを実現できる。

キーワードとしては、上述のように個人の趣味や興味に関する情報あるいは仕事に関する情報等が挙げられる。このようなキーワードを考慮してサービス情報を検索することで、ユーザと趣味や興味、仕事の目的や内容等が適合する相手のスケジュールに関する情報を自動的にユーザに配信することができるので便利である。

また、請求項３に記載のように、個人属性情報のキーワードは、スケジュールの種別毎に対応して記憶されており、検索手段は、一のユーザのスケジュール情報のスケジュールの種別に適合し、かつ、一のユーザの当該スケジュールの種別に対応するキーワードに適合する当該スケジュールの種別に対応するキーワードを個人属性情報に含む他のユーザのスケジュール情報を検索するように構成してもよい。

このように、ユーザに関するキーワードをスケジュールの種別に対応させて記憶しておき、検索の対象となるスケジュール情報に対応したキーワードを加味して他のユーザのスケジュール情報を検索することで、スケジュールの種別毎にキーワードを絞り込んで検索することができる。したがって、スケジュールの種別毎に対応したユーザのニーズに相応しい他のユーザのスケジュールに関する情報を提供することができる。

また、請求項４に記載の情報検索システムにおいては、スケジュール情報は、さらに、当該スケジュール情報の公開の可否を設定する公開可否情報を含み、検索手段は、スケジュール情報記憶手段に記憶されているスケジュール情報のうち、公開可否情報によって公開可に設定されたスケジュール情報の中から、一のユーザのスケジュール情報に対して適合する他のユーザの適合スケジュール情報を検索することを特徴とする。

このように、スケジュール情報に公開の可否を設定し、検索手段は公開可に設定されたスケジュール情報を参照するように構成されているので、ユーザにとって公開したくないスケジュール情報は非公開と設定することで検索の対象から外すことができる。したがって、ユーザのプライバシーに配慮した検索システムを実現することができる。

一方、請求項５に記載の情報検索システムは、ユーザがスケジュール情報および個人属性情報を入力するための入力手段と、入力手段を介してユーザが入力したスケジュール情報および個人属性情報を、それぞれスケジュール情報記憶手段および個人属性情報記憶手段に登録する入力情報登録手段と、検索手段が検索を実行することを所定のタイミングで要求する情報要求手段と、情報要求手段の要求による検索手段の検索の結果に基づいて出力手段が出力した情報を受信する情報受信手段と、情報受信手段が受信した情報を所定の記憶場所に登録する受信情報登録手段と、登録された情報に基づいて画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、登録された情報に基づいて画像を表示する表示手段とを有する情報入出力装置を備えることを特徴とする。

請求項５に記載の情報検索システムにおける情報入出力装置は、本発明に係る情報検索システムにおけるユーザインターフェースとして機能を有する。情報入出力装置はユーザインターフェースとして、ユーザが情報を入力ための入力手段と、入力情報登録手段、情報要求手段、情報受信手段、受信情報登録手段、画像を記録媒体に形成する画像形成手段（例えばプリンタ機構）と、画像を表示する表示手段（例えばディスプレイ）等を備えている。したがって、この情報入出力装置によれば、ユーザはこの情報入出力装置を用いてスケジュールの管理を行うと共に、サービスやスケジュールに関する情報を取得することができ、さらにスケジュールや受信した検索結果に関する情報を印刷したり画面に表示したりして情報を確認することができるので、ユーザにとって利便性の高い情報検索システムを実現できる。

また、請求項６に記載の情報検索システムのように、情報要求手段は、入力手段を介してスケジュール情報が入力または更新されて入力情報登録手段によってスケジュール情報記憶手段に登録された時に、登録されたスケジュール情報に対して検索手段が検索を実行することを要求するように構成されるとよい。

このように、ユーザによってスケジュール情報が入力または更新された都度、そのスケジュール情報に適合する情報の検索を実行し、検索結果に基づいて情報の出力を行うことで、ユーザにとって適切なタイミングで自動的に情報の検索が行われるので便利である。

さらに、請求項７に掲載の情報検索システムのように、情報要求手段における所定のタイミングは、一のユーザのスケジュール情報が入力手段を介して入力または更新され、入力情報登録手段によってスケジュール情報記憶手段に登録された時であり、このタイミングにおける要求に対して検索手段は、各自の人脈情報によって一のユーザを関連がある人物と特定している他のユーザのスケジュール情報の中から、適合するスケジュール情報を検索し、このタイミングにおける要求に対する検索の結果、適合する他のユーザのスケジュール情報が存在する場合、出力手段は、その旨を他のユーザに通知するための情報を出力するように構成されるとよい。なお、この場合、一のユーザによって入力または更新されたスケジュール情報に公開の可否が設定されている場合、公開可に設定されているスケジュール情報に対してのみ検索を実行し、公開否に設定されているスケジュール情報に対しては検索を行わないように構成してもよい。そうすれば、ユーザのプライバシーを配慮した検索システムを実現することができる。

このような構成の情報検索システムによれば、例えば、ユーザＡが人脈情報で関連付けているユーザＢのスケジュール情報が入力または更新された場合、この入力または更新されたユーザＢのスケジュール情報と適合するユーザＡのスケジュール情報を検索し、ユーザＡのスケジュールに適合するユーザＢのスケジュールが存在することをＡユーザに通知する旨の情報を提供することができる。即ち、自分のスケジュール情報を入力または更新した時だけなく、自分に関連する他のユーザのスケジュール情報が入力または更新されたときにも検索が行われる。したがって、ユーザにとってより適切なタイミングで自動的に情報の検索が行われるので便利である。

また、請求項８に記載の情報検索システムにおいては、受信情報登録手段は、受信した情報を当該スケジュール情報に対応付けてスケジュール情報記憶手段に登録することを特徴とする。ここでいう受信した情報をスケジュール情報に対応付けて記憶するとは、例えば、受信した情報を当該スケジュール情報のレコード内の１フィールドとして記憶する等の対応が考えられる。

このように、受信した情報を当該スケジュール情報に対応付けて記憶することで、ユーザは、自分のスケジュールに対応付けられた状態でサービスやスケジュールに関する情報を取得することができ、これらの情報を確認する際に便利である。

また、請求項９に記載の情報検索システムのように、受信情報登録手段によって情報が登録された時に、画像形成手段よって自動的に画像形成をするか否かを予め設定可能であり、自動的に画像形成すると設定されている場合、画像形成手段は、登録された情報に基づいて自動的に画像を形成するように構成するとよい。

このように構成される情報検索システムによれば、受信した情報に基づいて自動的に画像を形成（例えばプリンタならば印刷）することで、ユーザは情報を受信したことを速やかに知ることができ、さらにその情報の内容をすぐに確認することができるので便利である。

また、請求項１０に記載の情報検索システムのように、情報入出力装置が、登録された情報を所定の転送先へ通信回線を介して転送する転送手段を備えるように構成されるとよい。

このように構成される情報検索システムによれば、例えばユーザの外出時にも、外出先等で検索結果の情報を確認することができるので便利である。検索結果の情報を転送する態様としては、例えばファクシミリ、電子メール、電話等、種々の方法が挙げられる。

また、請求項１１に記載のように、上記情報検索システムのユーザインターフェースとしての情報入出力装置を実現することで、情報入出力装置を用いてスケジュールの管理を行うと共に、サービス情報やスケジュール情報の取得をすることができ、さらにスケジュールや検索結果に関する情報を印刷したり画面に表示したりして情報を確認することができるのでユーザにとって利便性が高い。

ところで、請求項１２に記載のような、情報処理システムにおける検索手段および出力手段として機能させるためのプログラムをコンピュータで実行するようになっているとよい。このようなプログラムは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ハードディスク、ＲＯＭ、ＲＡＭ等のコンピュータが読取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードして実行したり、ネットワークを介してロードして実行したりすることにより、上述の検索手段および出力手段としての機能を実現できる。

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
［情報検索システム１の構成］
図１は、本発明の一実施形態である情報検索システム１の概略構成を示すブロック図である。

情報検索システム１は、複数の複合機１０ａ，１０ｂ，１０ｃ（以下、代表して説明する場合は単に１０と表す）と、情報検索サーバ２０と、複数のサービス情報サーバ３０ａ，３０ｂ，３０ｃ（以下、代表して説明する場合は単に３０と表す）とが、通信回路網４０に接続されることで構成されている。

複合機１０は、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能等を有する多機能周辺装置であり、さらに、本発明の情報入出力装置、スケジュール情報記憶手段および個人属性情報記憶手段としての機能も有する。そして、この複合機１０は主に、記録部１１，読取部１２，操作部１３，表示部１４，通信部１５，記憶部１６および制御部１７を備えている。

記録部１１は、制御部１７からの指令に基づき、レーザー転写方式、インクジェット方式等の画像記録方式によって、紙媒体に画像を形成するいわゆるプリンタとして機能する構成となっており、本発明の画像形成手段としての機能を有する。

読取部１２は、コピー機能、ファクシミリ機能およびスキャナ機能等を使用する際に、原稿を読取るためのものである。即ち、読取部１２は、制御部１７からの指令に基づき、ＣＣＤ等の読取機能を有する素子によって紙媒体に記録された画像を読取り、読取り結果としての画像データを制御部１７へ出力する。

操作部１３は、ユーザが様々な指示を入力のものであり、後述する個人属性情報およびスケジュール情報等をユーザが入力する際にも使用され、本発明の入力手段としての機能を有する。図２に示すように、操作部１３は主に、複合機１０の機能をユーザが選択する為のファンクションキー１３ａ，テンキー１３ｂ，実行／停止キー１３ｃおよびカーソルキー１３ｄ等で構成される。ファンクションキー１３ａの「コピー」、「ファックス」、「スキャン」の各キーはそれぞれ、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能を利用する際に押下する。また、「スケジュール」キーは、後述するスケジュール情報を登録する際、既に登録してあるスケジュール情報を閲覧する際および情報検索サーバ２０から送信された検索結果に基づく情報を閲覧する際などに押下する。また、「設定」キーは、複合機１０に関する各種設定を行う際や、後述する個人属性情報を入力することで複合機１０に対してユーザ登録を行う際に押下する。

なお、操作部１３は、これらのメカニカルなキーの他に、表示部１４の表示面と一体に形成されるタッチパネルによって構成してもよい。
表示部１４は、液晶ディスプレイ、有機ＥＬディスプレイ等から構成され、制御部１７からの指令に基づいて各種情報を表示する。

なお、操作部１３および表示部１４は、図２に示すような複合機１０の操作パネル１９を形成している。また、操作パネル１９には、操作部１３，表示部１４のほかに、点滅することによってユーザに情報の有無を報知するための報知用ライト１８も配置されている。

通信部１５は、ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク），ＷＡＮ（広域ネットワーク、例：インターネット）およびＰＳＴＮ（公衆交換電話網）等からなる通信回路網４０に接続されており、通信回線網４０に接続された様々な機器との通信を行う。

記憶部１６は、本発明のスケジュール情報記憶手段および個人属性情報記憶手段としての機能を有し、ユーザによって入力された所定の態様のスケジュール情報、個人属性情報および後述する検索結果をユーザ毎に記憶する他、各種情報を記憶する記憶装置である。記憶部１６には、磁気記憶装置、光ディスク、半導体記憶装置（フラッシュメモリ等）等、適当な記憶装置が用いられる。

制御部１７は、ＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ，ＳＲＡＭ，Ｉ／Ｏおよびこれらの装置を接続するバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ＲＯＭに記憶されたプログラムに基づいて上記各部を統括的に制御して各種制御を実行する。また、制御部１７は、本発明の入力情報登録手段、情報要求手段、受信情報登録手段および転送手段としての機能を有する。

情報検索サーバ２０は、周知のコンピュータ等で構成され、本発明の検索手段および出力手段としての機能を有する。情報検索サーバ２０は、通信回路網４０を介してこの通信回路網４０に接続された様々な機器と通信可能に構成されており、複合機１０から送信されたユーザのスケジュール情報および個人属性情報に基づいて、このスケジュール情報に適合するサービス情報および他のユーザのスケジュール情報をサービス情報サーバ３０および複合機１０から検索する。そして、その検索にヒットした適合する情報に基づく所定の検索結果のデータを、検索結果の通知対象となるユーザが登録されている複合機１０へ送信する。

サービス情報サーバ３０は、本発明のサービス情報記憶手段としての機能を有する。このサービス情報サーバ３０は、周知のコンピュータ等で構成されており、ハードディスク等の適宜な記憶装置を備え、そこに後述するサービス情報を記憶する。また、サービス情報サーバ３０は、通信回路網４０を介してこの通信回路網４０に接続された様々な機器と通信可能に構成されている。

なお、サービス情報サーバ３０に記憶されているサービス情報は、種々のサービス提供者（例：旅行代理店、鉄道会社、航空会社、ホテル、娯楽施設、スポーツクラブ等）から提供される情報であり、サービス提供者が管理するＷｅｂサーバ等の情報端末（図示なし）から通信回路網４０を介して送信されたもの、あるいは、サービス情報サーバ３０が備える入力装置によって直接入力されたものであり、サービス提供者がユーザに提供可能なサービスに関する情報が情報検索サーバ２０による上述の検索を行うのに適当な所定の態様で記憶されている。

［各情報レコードの説明］
次に、図３〜６に示す各情報のレコードの説明図を用いて、スケジュール情報、個人属性情報、サービス情報、検索結果のレコードおよびこれらのレコードのフィールドについて説明する。

図３は、スケジュール情報のレコードの説明図である。スケジュール情報は、ユーザのスケジュールに関する情報であり、特許請求の範囲における日時の情報としての「開始日時」および「終了日時」、スケジュールの種別としての「種別」、「場所」、「公開可否」、「相手」、「コメント」、「検索結果」の各フィールドを持つレコードの連続で構成されている。

なお、スケジュール情報の各フィールドについての説明は図３の「説明」の欄を参照されたい（以下、各情報のフィールドの説明についても同様）。
ところで、本実施形態の情報検索システム１においては、「種別」として、ビジネスまたはプライベートの２種類のうちどちらかを選択可能に構成されている。したがって、ユーザはスケジュール情報を入力する際に、スケジュールの「種別」をビジネスおよびプライベートの２種類からどちらかを選択して入力することになる。なお、「種別」は、ビジネスまたはプライベートという大別的な種別以外にも出張、会議、講習、休暇等といった具体的な内容の種別を選択あるいは入力可能に構成してもよい。

図４（ａ）は、個人属性情報のレコードの説明図である。個人属性情報は、ユーザ個人の属性に関する情報であり、「名前」、「パスワード」、「住所」、特許請求の範囲におけるユーザキーワードおよびキーワードとしての「ビジネス関心キーワード」および「プライベート関心キーワード」、人脈情報としての「ビジネス関心相手」および「プライベート関心相手」、「報知用ライト点灯色」、「自動印刷」、「自動転送」の各フィールドを持つレコードで構成されている。なお、本実施形態では、「種別」としてビジネスまたはプライベートが選択可能に構成されている。したがって、キーワードおよび人脈情報はそれぞれビジネスおよびプライベート毎に分類されることで「種別」に対応しており、それぞれ「ビジネス関心キーワード」、「プライベート関心キーワード」、「ビジネス関心相手」、「プライベート関心相手」の各フィールドが構成されている。

また、図４（ｂ）は、個人属性情報の「ビジネス関心相手」および「プライベート関心相手」フィールド内の関心相手リストのレコードを説明するための図である。関心相手リストは、「名前」、「場所範囲」の各フィールドを持つレコードの連続である。

図５は、サービス情報のレコードの説明図である。サービス情報は、サービス提供者がユーザに提供するサービスに関する情報であり、「開始日時」、「終了日時」、「種別」、「場所」、特許請求の範囲におけるサービスキーワードとしての「キーワード」、「実行プログラムアドレス」、「タイトル」、「カテゴリ」のフィールドを持つレコードの連続である。

図６は、検索結果のレコードの説明図である。検索結果は、サービス情報検索サーバ２０による検索にヒットしたサービス情報およびスケジュール情報に基づいてサービス情報検索サーバ２０から出力される情報であり、「開始日時」、「終了日時」、「タイトル」、「実行プログラム」、「カテゴリ」、「状態」の各フィールドを持つレコードの連続である。

［複合機操作処理］
次に、図７の複合機操作処理を示すフローチャートに基づいて、本実施形態の情報検索システム１におけるユーザインターフェースとして複合機１０の制御部１７が実行する処理について説明する。

ステップ１０（以下、単にＳ１０と表す。他のステップについても同様）は、操作部１３等による所定の指示入力が行われるのを待つ入力待ちのステップである。この入力待ちの状態で、ユーザによってファンクションキー１３ａの「設定」キーが押下される等してユーザ登録機能が選択された場合（Ｓ１０：Ｙｅｓ，Ｓ２０：Ｙｅｓ）、Ｓ３０のユーザ登録処理へと移行する。

Ｓ３０では、表示装置１４に表示される入力画面に沿ってユーザから入力された情報を図４に示すような個人属性情報として記憶部１６へ登録し、再びＳ１０へ移行する。なお、Ｓ３０のユーザ登録処理についての詳細な説明は後述する。

また、Ｓ１０において、ファンクションキー１３ａの「スケジュール」キーが押下され、さらに所定の操作によりスケジュールの登録機能が選択された場合（Ｓ１０：Ｙｅｓ，Ｓ２０：Ｎｏ，Ｓ４０，Ｙｅｓ）、Ｓ５０のスケジュール入力処理へ移行する。

Ｓ５０では、表示装置１４に表示される入力画面に沿ってユーザから入力された情報を図３に示すようなスケジュール情報として当該ユーザに対応させて記憶部１６へ登録し、Ｓ６０の検索処理へ移行する。また、Ｓ５０のスケジュール情報入力処理では、ユーザはスケジュール情報を新規に入力する他に、既に登録されているスケジュール情報を更新することもできる。なお、Ｓ５０のスケジュール入力処理についての詳細な説明は後述する。

Ｓ６０では、まず、Ｓ５０で入力または更新されたスケジュール情報および当該ユーザの個人属性情報の中の所定の情報を情報検索サーバ２０へ送信する。次に、情報検索サーバ２０では、複合機１０から送信されたスケジュール情報に適合する適合サービス情報および他のユーザの適合スケジュール情報を検索し、検索された適合する情報に基づいて取得した図６に示すような検索結果を通知対象となるユーザが登録されている複合機１０へ送信する。そして、複合機１０では、情報検索サーバ２０から受信した検索結果を、この検索結果に適合するスケジュール情報レコードの「検索結果」のフィールド（図３参照）に記憶してＳ７０の報知処理へ移行する。なお、Ｓ６０の検索処理についての詳細な説明は後述する。

Ｓ７０では、情報検索サーバ２０から受信した新規の検索結果がある場合、この検索結果を通知する対象となるユーザの個人属性情報における自動印刷および自動転送の有無、報知用ライト点灯色等の各設定に基づいて、このユーザに検索結果を報知する処理を行い、再びＳ１０へ移行する。なお、Ｓ７０の報知処理についての詳細な説明は後述する。

また、Ｓ１０において、ファンクションキー１３ａの「スケジュール」キーが押下され、さらに所定の操作によりスケジュールの閲覧機能が選択された場合（Ｓ１０：Ｙｅｓ，Ｓ２０：Ｎｏ，Ｓ４０：Ｎｏ，Ｓ８０：Ｙｅｓ）、Ｓ９０のスケジュール閲覧処理へ移行する。

Ｓ９０では、ユーザが操作部１３を操作することにより所望の日付を指定することで、その日付に対応するこのユーザのスケジュール情報の内容を表示部１４に表示させる。このスケジュール閲覧処理においては、ユーザは、表示されたスケジュールを確認することで自分のスケジュールを管理することができる。そして、ユーザによるスケジュールの閲覧が終了したら再びＳ１０へ移行する。なお、Ｓ９０のスケジュール閲覧処理についての詳細な説明は後述する。

また、Ｓ１０において、ファンクションキー１３ａの「スケジュール」キーが押下され、さらに所定の操作によりサービスの閲覧機能が選択された場合（Ｓ１０：Ｙｅｓ，Ｓ２０：Ｎｏ，Ｓ４０：Ｎｏ，Ｓ８０：Ｎｏ，Ｓ１００：Ｙｅｓ）、Ｓ１１０のサービス閲覧処理へ移行する。

Ｓ１１０では、検索結果のタイトルの一覧を表示部１４に表示し、その一覧からの中からユーザによって所望の情報のタイトルが選択された場合、選択されたタイトルに対応する検索結果のレコード内の実行プログラムを起動し、そのプログラムに従ってユーザがサービスを利用するための後述する様々な処理が実行される。なお、Ｓ１１０のサービス閲覧処理についての詳細な説明は後述する。

一方、Ｓ１０において、ファンクションキー１３ａの「コピー」、「ファックス」または「スキャン」キーが押下された場合（Ｓ１０：Ｙｅｓ，Ｓ２０：Ｎｏ，Ｓ４０：Ｎｏ，Ｓ８０：Ｎｏ，Ｓ１００：Ｎｏ，Ｓ１２０：Ｙｅｓ）、Ｓ１３０の文書処理へ移行する。

Ｓ１３０では、選択された機能に応じて、読取部１２で読取った原稿の画像データに基づいて、記録部１１によって紙媒体に画像を記録したり（コピー機能）、同じく読取った画像データをファクシミリ規格に準じたデータに変換して通信回路網４０に接続された図示しないファクシミリ装置へ送信したり（ファクシミリ機能）、同じく読取った画像データを図示しないパーソナルコンピュータへ送信したりする（スキャナ機能）等の各種文書処理を行う。

なお、通信回路網４０に接続されているパーソナルコンピュータやファクシミリ装置等の他の機器（図示なし）から送信された印刷データやファクシミリデータ等を受信した場合にも、受信したデータに基づいて、記録部１１によって紙媒体に画像を記録する。

［ユーザ登録処理の説明］
図８は、ユーザ登録時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。この図８を用いて、図７のＳ３０のユーザ登録処理について説明する。

ユーザによってファンクションキー１３ａの「設定」キーが押下される等してユーザ登録機能が選択された場合、まず、システム上で個人を特定するためのユーザ名（「名前」：対応する個人属性情報レコードのフィールド名を括弧内に記載する。以下、同様）と本人確認のためのパスワードを登録するための画面１１０を表示する。ユーザは操作部１３を操作して各項目に情報を入力し、実行／停止キー１３ｃの実行キーを押下して入力を確定する。

次に、場所（「住所」）入力を入力するための画面１２０を表示する。ここでは、ユーザは自分の住所や勤務先等を画面１２０の入力フォームに従って、国、県／州、市、町、番地、といった具合に入力し、確定する。

続いて、ビジネスにおけるキーワード（「ビジネス関心キーワード」）を入力するための画面１３０を表示する。ここでは、ユーザは、ビジネス時における関心事項を入力する。例えば、出張、旅行等のようにビジネス時の行動に関するキーワードや、ＩＴ、ソフトウェア等のようにビジネスの種類に関するキーワードを入力するとよい。ここで入力されたキーワードは、スケジュールの種別がビジネスの場合の検索処理の際に適用される。

次に、プライベートにおけるキーワード（「プライベート関心キーワード」）を入力するための画面１４０を表示する。ここでは、ユーザは、プライベートにおける関心事項を入力する。例えば、旅行、野球、音楽のようなユーザの趣味・嗜好に関するキーワードを入力するとよい。ここで入力されたキーワードは、スケジュールの種別がプライベートの場合における検索処理の際に適用される。

なお、上記の出張、旅行、ＩＴ、野球、音楽…といったキーワードをユーザが一文字ずつ入力してもよいが、予めキーワード候補群のデータベースを記憶部１６等に記憶しておき、ユーザはそのデータベースの中から所望のキーワードを選択するように構成してもよい。

続いて、ビジネスパートナ（「ビジネス関心相手」）を入力するための画面１５０を表示する。ここでは、ユーザは、ビジネスにおける関心相手を入力する。例えば、取引先の担当者、クライアント等といった人物を登録しておくとよい。ここで入力された関心相手はスケジュールの種別がビジネスの場合における検索処理の際に適用される。

次に、友人（「プライベート関心相手」）を入力するための画面１６０を表示する。ここでは、ユーザは、プライベートにおける関心相手を入力する。例えば、遠方に暮らしていてなかなか会う機会のない友人や知人等といった人物を登録しておくとよい。ここで入力された関心相手はスケジュールの種別がプライベートの場合における検索処理の際に適用される。

なお、画面１５０，１６０においてユーザが関心相手を登録する際、検索処理において互いのスケジュールを照合するときの場所の適合を判断する範囲である「場所範囲」も入力する。この「場所範囲」を例えば「市」と登録すれば、後述するスケジュール照合処理の際、互いのスケジュール情報の場所が「市」まで一致した場合に場所が適合すると判断する。画面１５０，１６０では、一例として、関心相手を表す情報の後の括弧内の情報で「場所範囲」が表わされている。

また、画面１５０，１６０においてユーザが関心相手を入力するのに、ユーザが関心相手の名前を一文字ずつ入力してもよいが、情報検索システム１内の全ての複合機１０に登録されているユーザの名前を予め抽出してデータベース化したものを記憶部１６等に記憶しておき、ユーザはこのデータベースの中から関心相手を選択するように構成してもよい。

以上、図８に示すような入力画面に従って入力された情報は、個人属性情報として図４（ａ）に示すような態様で記憶部１６に登録されて、ユーザ登録処理が終了する。
［スケジュール入力処理の説明］
図９は、スケジュール入力時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。この図９を用いて、Ｓ５０のスケジュール入力処理について説明する。

ユーザによってファンクションキー１３ａの「スケジュール」キーが押下され、さらに、ユーザ名およびパスワードが入力されるなどしてユーザがシステムにログインすると、カレンダー画面２１０を表示する。この画面２１０において、ユーザがカーソルキー１３ｄを操作し、画面２１０上のカーソルを「登録」アイコン上に移動させ、実行キーを押下すると、スケジュール入力処理へ移行し、画面２２０を表示する。

画面２２０は、スケジュールの日時（「イベントの開始日時」、「イベントの終了日時」：対応するスケジュール情報レコードのフィールド名を括弧内に記載する。以下、同様）を入力するための画面である。ここでは、ユーザは、操作部１３を操作してスケジュールの開始日時および終了日時を入力する。

次に、種別を入力するための画面２３０を表示する。ユーザは、スケジュールの種別としてビジネスまたはプライベートの何れか一方を選択して入力する。
続いて、場所を入力するための画面２４０を表示する。ここでは、ユーザは出張先、旅行先、会議の場所等を画面２４０の入力フォームに従って、国、県／州、市、場所名称、といった具合に入力し、確定する。

画面２５０は、相手を入力するための画面である。この項目には、当該スケジュールにおける面会相手等を入力する。また、画面２６０は、コメントを入力するための画面である。この項目には、イベントの説明等の任意の情報を入力してメモ代わりに利用するなどするとよい。

そして、画面２７０は、スケジュールを公開するか否か（「公開可否」）を設定するための画面である。スケジュールの公開可否が設定されることにより、一のユーザのスケジュールに適合する他のユーザのスケジュールを検索するスケジュール検索処理を情報検索サーバ２０が実行する際、公開可に設定されたスケジュール情報のみが検索の対象とされ、公開否に設定されたスケジュールは検索の対象から外される。即ち、ユーザは、他人に通知してもよいスケジュールを公開可に設定し、他人に通知したくないスケジュールを公開否に設定する。

以上、図９に示すような入力画面に従って入力された情報は、スケジュール情報として図３に示すような態様でユーザ毎に対応付けられて記憶部１６に登録され、スケジュール入力処理が終了する。

［サービス情報登録の説明］
図１０は、サービス情報サーバ３０にサービス情報を登録する際の、これを登録するための情報端末（図示なし）等の表示画面の一例を示す説明図である。この図１０を用いてサービス情報の登録について説明する。

サービス情報は、サービス提供者が管理するＷｅｂサーバ等の情報端末（図示なし）、あるいは、サービス情報サーバ３０の画面に表示される入力画面３００に沿って入力される。即ち、日時（「開始日時」、「終了日時」：対応するサービスレコードのフィールド名を括弧内に記載する。以下、同様）、種別、場所、キーワード、プログラムアドレス（「実行プログラムアドレス」）、タイトル、カテゴリの各項目の情報を入力する。

なお、種別については、提供するサービスがビジネスでもプライベートでも利用可能である場合は、「種別なし」を選択することで、ユーザのスケジュールの種別がビジネスまたはプライベートの何れの場合でもこのサービス情報が検索の対象に適用されるようにすることができる。

また、キーワードは、例えば提供するサービスが交通機関の予約に関するものであれば、旅行、交通、予約、出張といったキーワードを入力すればよいし、宿泊施設の予約に関するサービスであれば、旅行、ホテル、旅館、予約といったキーワードを入力すればよい。

また、プログラムアドレスは、検索処理においてサービス情報がユーザのスケジュール情報に適合すると判定された場合に実行されるプログラムのアドレス（ＵＲＬ等）である。このアドレスのリンク先は、サービス提供者が管理するＷｅｂサーバ等の情報端末（図示なし）等に記憶されているプログラムである。

タイトルは、提供するサービスの内容をユーザに提示するための情報である。また、カテゴリは、サービス情報の検索結果が複数ある場合等に、検索結果をカテゴリよって分類してユーザに提示するための情報である。

以上、図１０に示すような入力画面３００に従って入力された情報は、サービス情報として図５に示すような態様でサービス情報サーバ３０に登録される。
［検索処理の説明］
図７のＳ６０の検索処理について、図１１〜１５のフローチャートを用いて説明する。

図１１は、Ｓ５０において複合機１０にユーザのスケジュールが入力／更新された場合に、この入力／更新されたスケジュールに対してこの複合機１０の制御部１７および情報検索サーバ２０で実行される検索処理（Ｓ６０）を示すフローチャートである。

まず、制御部１７は入力／更新された最初のスケジュール情報のレコード（以下、スケジュールレコードと表す。）をセットし（Ｓ２１０）、未検索の入力／更新スケジュールレコードが存在するか否かを判定する（Ｓ２２０）。未検索の入力／更新スケジュールレコードが存在する場合（Ｓ２２０：Ｙｅｓ）、セットされている入力／更新スケジュールレコードおよびこのユーザの個人属性情報のキーワード、関心相手等を情報検索サーバ２０へ送信する（Ｓ２３０）。

Ｓ２３０で複合機１０から送信された入力／更新スケジュールレコードおよびキーワード、関心相手を受信した情報検索サーバ２０は、この入力／更新スケジュールレコードに適合するサービス情報のレコード（以下、サービスレコードと表す）の検索を実行する（Ｓ２４０）。

図１２は、Ｓ２４０において、入力／更新スケジュールレコードに適合するサービスレコードを検索するサービス情報検索処理を示すフローチャートである。
まず、各サービス情報サーバ３０に記憶されているサービスレコードの先頭のレコードをセットする（Ｓ３１０）。続いて、受信した入力／更新スケジュールレコードとセットしたサービスレコードとで、日時、種別、場所およびキーワードが適合するか否かを判定する（Ｓ３２０〜３５０）。これらの判断ステップのおける判定について、図８、図９および図１０に示す入力例で入力された個人属性情報とスケジュール情報とサービス情報とを例にして説明する。

日時適合の判定（Ｓ３２０）については、入力したスケジュール（図９）の日時が示す期間をサービス情報（図１０）の日時が示す期間が包含しているので、適合すると判定する（Ｓ３２０：Ｙｅｓ）。種別適合の判定（Ｓ３３０）については、スケジュールの種別が「ビジネス」であることに対して、サービス情報が「種別なし」であるので適合すると判定する（Ｓ３３０：Ｙｅｓ）。場所適合の判定（Ｓ３４０）については、スケジュール情報の場所に対して、サービス情報の場所（日本、愛知、名古屋）が全て一致するので適合すると判定する（Ｓ３４０：Ｙｅｓ）。キーワード適合の判定（Ｓ３５０）については、個人属性情報（図８）のビジネスのキーワードとサービス情報のキーワードとを参照して、「旅行」と「出張」が一致するので適合すると判定する（Ｓ３５０：Ｙｅｓ）。

上記のように、Ｓ３２０〜３５０の全てステップで適合すると判定した場合（Ｓ３２０〜３５０：Ｙｅｓ）、セットされているサービスレコードがスケジュールレコードに適合するものとしてＳ３６０へ移行する。また、Ｓ３２０〜３５０のステップのうち何れか一つで適合しないと判定した場合（Ｓ３２０〜３５０のうち何れか一つでＮｏ）、セットされているサービスレコードがスケジュールレコードに適合しないものとしてＳ３８０へ移行する。

Ｓ３６０では、Ｓ３２０〜３５０で適合すると判定したサービスレコードの「実行プログラムアドレス」のリンク先のプログラムへアクセスし、入力／更新スケジュールの日時、場所、種別等の情報を渡して、このプログラムを実行させる。このような仕組みは、例えば、プログラムがインターネットに接続されたＷｅｂサーバ内等にある場合は、ＣＧＩ（Common Gateway Interface）等の適宜なシステムを利用してプログラムを実行させればよい。そして、この実行プログラムの出力を取得し、情報検索サーバ２０のメモリに保存して（Ｓ３７０）、Ｓ３８０へ移行する。

なお、このプログラムの出力は検索結果として情報検索サーバ２０から複合機１０へ送信される（後述のＳ２６０）情報であるが、この検索結果は図６に示すような態様のレコードである。このうち、実行プログラムは、ユーザが検索結果に対応する情報を閲覧する際に実行されるプログラムである。このプログラムは、例えば、表示部１４への表示、キー操作や情報入力等のインターフェイス、情報変換、データ保存、サービス提供者が管理するサーバ（図示なし）等へのデータ通信を定義する。サーバへのデータ通信の定義には、このサーバのデータのロケーション情報またはロケーション情報にユーザのスケジュール情報の日時、場所、種別等を引数として結合したＵＲＬ等が用いられる。また、Ｓ３７０において、プログラムを実行した結果、ユーザに対して有用なサービスが提供できない場合（例えば、宿泊予約で指定日に空室がない場合等）、プログラムの出力に基づき、情報をメモリに保存しないという処理を加えてもよい。この処理により、不要な情報をユーザに通知しなくて済むので、ユーザにとってより使い易いシステムを構築できる。

続いて、各サービス情報サーバ３０に記憶されている全てのサービス情報について、入力／更新スケジュール情報に適合するかをチェックしたか否かを判定し（Ｓ３８０）、全てのサービス情報についてチェックしていないと判定した場合（Ｓ３８０：Ｎｏ）、次のサービスレコードをセットして（Ｓ３９０）、再びＳ３２０へ移行する。また、Ｓ３８０で全てのサービス情報についてチェックしたと判定した場合（Ｓ３８０：Ｙｅｓ）、Ｓ２５０へ移行する。

図１３は、Ｓ２５０において、入力／更新スケジュールレコードに適合する他のユーザのスケジュールレコードを検索する処理（スケジュール検索１処理）を示すフローチャートである。

まず、入力／更新スケジュールレコードの種別がビジネスであるか否かを判定する（Ｓ４１０）。種別がビジネスである場合（Ｓ４１０：Ｙｅｓ）、このユーザのビジネス関心相手を読み出す（Ｓ４２０）。または、種別がビジネスでない（即ち、種別がプライベート）場合（Ｓ４１０：Ｎｏ）、このユーザの個人属性情報のプライベート関心相手を読み出す（Ｓ４３０）。次に、Ｓ４２０またはＳ４３０で読み出した最初の関心相手をセットし（Ｓ４４０）、読み込んだ関心相手のうち未処理の関心相手が存在するか否かを判定する（Ｓ４５０）。未処理の関心相手が存在する場合（Ｓ４５０：Ｙｅｓ）、セットした関心相手のスケジュールレコードおよびキーワードをその関心相手が登録されている複合機１０から読み出し、最初のスケジュールレコードをセットして（Ｓ４６０）、Ｓ４７０のスケジュール照合処理へ移行する。

図１４は、図１３のＳ４７０（および後述のＳ６８０）における、入力／更新スケジュールレコードと他のユーザのスケジュールレコードとを照合するスケジュール照合処理を示すフローチャートである。

まず、セットされている関心相手スケジュールレコードが公開可であるか否かを判定し（Ｓ５１０）、公開可である場合（Ｓ５１０：Ｙｅｓ）、Ｓ５２０へ移行する。あるいは、関心相手スケジュールレコードが公開否である場合（Ｓ５１０：Ｎｏ）、スケジュール照合修理を終了してＳ４８０へ移行する。なお、Ｓ５１０においては、入力／更新スケジュールレコードおよび関心相手スケジュールレコードの両方が公開可に設定されている場合のみＳ５２０へ移行する（Ｓ５１０：ＹＥＳ）ように構成してもよい。

続いて、Ｓ５２０〜５５０のステップについては、先述のＳ３２０〜３５０と同様に受信した入力／更新スケジュールレコードとセットされている関心相手スケジュールレコードとで、日時、種別、場所およびキーワードが適合するか否かを判定する。なお、キーワード適合判定（Ｓ５５０）の際には、入力／更新スケジュールの種別に対応したキーワード同士を照合して判定を行う。

Ｓ５２０〜５５０の全てステップで適合すると判定した場合（Ｓ５２０〜５５０：Ｙｅｓ）、セットされているスケジュールレコードが入力／更新スケジュールレコードに適合するものとしてＳ５６０へ移行する。また、Ｓ５２０〜５５０のステップのうち何れか一つで適合しないと判定した場合（Ｓ５２０〜５５０のうち何れか一つでＮｏ）、セットされているスケジュールレコードが入力／更新スケジュールレコードに適合しないものとしてＳ４８０へ移行する。

Ｓ５６０では、ユーザへの通知情報として、入力／更新スケジュールレコードおよびそれに適合するスケジュールレコードに基づいて図６に示すような態様の検索結果レコードを作成し、メモリに保存した後、Ｓ４８０へ移行する。なお、スケジュール検索１処理の際に作成される検索結果のタイトルは、関心相手とスケジュールが合う旨のコメントや、後述する関心相手への約束要求に対する返答のコメントである。また、検索結果のカテゴリは、「人脈」に設定される。

再び図１３の説明に戻る。Ｓ４８０において、セットされている関心相手の全てのスケジュールレコードについて照合したか否かを判定し、全てのスケジュールレコードについて照合していないと判定した場合（Ｓ４８０：Ｎｏ）、次のスケジュールレコードをセットし（Ｓ４９０）、再びＳ４７０のスケジュール照合処理へ移行する。全てのスケジュールレコードについて照合したと判定した場合（Ｓ４８０：Ｙｅｓ）、次の関心相手をセットし（Ｓ５００）、再びＳ４５０へ移行する。そして、Ｓ４５０において、未処理の関心相手が存在しないと判定した場合（Ｓ４５０：Ｎｏ）、スケジュール検索１処理を終了してＳ２６０へ移行する。

そして、Ｓ２６０（図１１参照）では、Ｓ２４０およびＳ２５０で情報検索サーバ２０が取得しメモリ等に記憶した検索結果を入力／更新スケジュールが登録された複合機１０へ送信し、Ｓ２７０へ移行する。なお、サービス情報検索処理に由来する検索結果を情報検索サーバが送信する際、例えば、その検索結果がホテル等の予約に関する情報であって、かつ、空室がなくユーザが利用できない情報等である場合、即ち、サービスレコードの実行プログラムからの出力が、ユーザが利用できないサービスに関する情報である場合、この検索結果を複合機１０へ送信しないように構成してもよい。

図１５は、Ｓ２７０における検索対象ユーザ（即ち、入力／更新スケジュールを登録したユーザ）を関心相手設定している他のユーザ（以下、関心ユーザと称する）のスケジュールレコードを検索する処理（スケジュール検索２処理）を示すフローチャートである。なお、図１５の説明では便宜上、入力／更新スケジュールを登録したユーザをユーザＡと称する。

まず、 入力／更新スケジュールレコードの種別がビジネスであるか否かを判定する（Ｓ６１０）。種別がビジネスである場合（Ｓ６１０：Ｙｅｓ）、ユーザＡをビジネス関心相手に設定している関心ユーザを読み出す（Ｓ６２０）。または、種別がビジネスでない（即ち、種別がプライベートである）場合（Ｓ６１０：Ｎｏ）、ユーザＡをプライベート関心相手に設定している関心ユーザを読み出す（Ｓ６３０）。次に、Ｓ６２０またはＳ６３０で読み出した最初の関心ユーザをセットし（Ｓ６４０）、読み込んだ関心ユーザのうち未処理の関心ユーザが存在するか否かを判定する（Ｓ６５０）。未処理の関心ユーザが存在する場合（Ｓ６５０：Ｙｅｓ）、セットされた関心ユーザがユーザＡの関心相手（スケジュールの種別に対応した関心相手）であるか否かを判定する（Ｓ６６０）。セットされた関心ユーザがユーザＡの関心相手であると判定した場合（Ｓ６６０：Ｙｅｓ）、Ｓ６７０へ移行し、ユーザＡの関心相手でないと判定した場合（Ｓ６６０：Ｎｏ）、Ｓ７１０へ移行する。

Ｓ６７０では、セットした関心ユーザのスケジュールレコードおよびキーワードをその関心ユーザが登録されている複合機１０から読み出し、最初のスケジュールレコードをセットして（Ｓ６７０）、Ｓ６８０のスケジュール照合処理へ移行する。Ｓ６８０のスケジュール照合処理を図１４のフローチャートを用いて説明する。まず、入力／更新スケジュールレコードが公開可であるか否かを判定し（Ｓ５１０）、公開可である場合（Ｓ５１０：Ｙｅｓ）、Ｓ５２０へ移行する。あるいは、入力／更新スケジュールレコードが公開否である場合（Ｓ５１０：Ｎｏ）、スケジュール照合修理を終了してＳ６９０へ移行する。なお、Ｓ５１０においては、入力／更新スケジュールレコードおよび関心ユーザのスケジュールレコードの両方が公開可に設定されている場合のみＳ５２０へ移行する（Ｓ５１０：ＹＥＳ）ように構成してもよい。そして、Ｓ５２０以降の処理は、先に説明したＳ４７０（図１３参照）のスケジュール照合処理のときと同様の処理が実行され、その後Ｓ６９０へ移行する。

そして、セットされている関心ユーザの全てのスケジュールレコードについて照合したか否かを判定し（Ｓ６９０）、全てのスケジュールレコードについて照合していないと判定した場合（Ｓ６９０：Ｎｏ）、次のスケジュールレコードをセットし（Ｓ７００）、再びＳ６８０のスケジュール照合処理へ移行する。全てのスケジュールレコードについて照合したと判定した場合（Ｓ６９０：Ｙｅｓ）、次の関心ユーザをセットし（Ｓ７１０）、再びＳ６５０へ移行する。そして、Ｓ６５０において、未処理の関心ユーザが存在しないと判定した場合（Ｓ６５０：Ｎｏ）、スケジュール検索２処理を終了してＳ２８０へ移行する。

再び図１１の説明に戻る。Ｓ２８０では、Ｓ２７０で情報検索サーバ２０が取得した検索結果を、入力／更新スケジュールに適合する各スケジュールの関心ユーザが登録された複合機１０へ送信する。そして、制御部１７は、次の入力／更新スケジュールをセットし（Ｓ２９０）、再びＳ２２０へ移行する。Ｓ２２０で未検索の入力／更新スケジュールレコードが存在しないと判定した場合（Ｓ２２０：Ｎｏ）、検索処理を終了する。そして各複合機１０では、情報検索サーバ２０から受信した検索結果を、この検索結果に対応するスケジュール情報レコードの「検索結果」のフィールドに記憶して報知処理（図７のＳ７０）へ移行する。

［報知処理の説明］
Ｓ７０の報知処理について、図１６のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部１７は、情報検索サーバ２０から受信した検索結果の情報が存在するか否かを判定する（Ｓ８１０）。情報が存在しないと判定した場合（Ｓ８１０：Ｎｏ）、そのまま処理を終了する。情報が存在する場合（Ｓ８１０：Ｙｅｓ）、検索結果の通知対象となるユーザ（即ち、この検索結果をフィールドに持つスケジュールレコードのユーザ）の個人属性情報における自動印刷の設定がＯＮかＯＦＦかを判定する（Ｓ８２０）。設定がＯＮであると判定した場合（Ｓ８２０：Ｙｅｓ）、この届いた検索結果の情報を印刷データに変換し（Ｓ８３０）、この印刷データに基づいて記録部１１で紙媒体に画像を印刷（Ｓ８４０）して、Ｓ８５０へ移行する。自動印刷の設定がＯＦＦであると判断した場合（Ｓ８２０：Ｎｏ）は、印刷を実行せずにＳ８５０へ移行する。

次に、このユーザの個人属性情報における自動転送の転送先が設定されているか否かを判定する（Ｓ８５０）。転送先が設定されていると判定した場合（Ｓ８５０：Ｙｅｓ）、この届いた検索結果の情報を設定されている転送先に応じて変換（例：音声データ／ファクシミリデータ／電子メールデータ）し（Ｓ８６０）、通信部１５を介して変換したデータを設定された転送先へ送信（Ｓ８７０）してＳ８８０へ移行する。転送先が設定されていない場合（Ｓ８５０：Ｎｏ）は、転送を実行せずにＳ８８０へ移行する。

そして、このユーザの個人属性情報における報知用ライト点灯色の設定に基づく点灯色で報知用ライト１８を点灯させて（Ｓ８８０）報知処理を終了する。
［スケジュール閲覧処理の説明］
図１７は、スケジュール閲覧時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。この図１７を用いて、Ｓ９０のスケジュール閲覧処理について説明する。

ユーザによってファンクションキー１３ａ（図２参照）の「スケジュール」キーが押下され、さらに、ユーザ名およびパスワードが入力されるなどしてユーザがシステムにログインすると、カレンダー画面３００を表示する。この画面３００には、一週間毎のカレンダーが表示されている。このカレンダーは、年月および日付の左右にそれぞれ配置されている矢印アイコンにカーソルを移動させて実行キーを押下することで、年月および日付の表示を前後に送ることができる。また、ユーザによってスケジュールが登録されている日付には下線が付してある。ユーザが、スケジュールを閲覧したい日付にカーソルを合わせ、実行キーを押下することで、先にユーザによって登録されたその日のスケジュールが表示部１４に表示される。表示されるスケジュールは、スケジュール入力時と同様に、日時、種別、場所、相手、コメントの順に表示される。なお、サービス情報や他のユーザのスケジュールの検索結果が存在するスケジュールの日付には、上記の下線以外の情報（例えば、太線）を表示し、認知し易くしてもよい。

また、選択したスケジュール適合するサービス情報等が存在する場合、即ち、情報検索サーバから受信した検索結果が選択したスケジュールのレコードにおける検索結果フィールドに記憶されている場合、この検索結果のタイトルを表示する（画面３３０）。そして、表示されているタイトルをユーザが選択し、実行キーを押下することで、後述のサービス閲覧処理へ移行する。

［サービス閲覧処理の説明］
図１８および図１９は、サービス閲覧時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。これらの図を用いて、Ｓ１１０のサービス閲覧処理について説明する。

まず、ユーザによってファンクションキー１３ａの「スケジュール」キーが押下され、さらに、ユーザ名およびパスワードが入力されるなどしてユーザがシステムにログインすると、カレンダー画面３１０（図１８参照）を表示する。この画面３１０において、ユーザがカーソルキー１３ｄを操作し、画面３１０上のカーソルを「サービス一覧」アイコン上に移動させ、実行キーを押下すると、スケジュール閲覧処理へ移行し、カテゴリ選択画面３２０を表示する。

情報検索サーバ２０から送信される検索結果はカテゴリよって分類されており、画面３２０にはそのカテゴリの一覧が表示されている。ユーザによって所望のカテゴリがカーソルによって選択（ここでは「交通」を選択）され、実行キーが押下されると、選択されたカテゴリに分類されたサービスのタイトル一覧を表示する（画面３３０）。この画面３３０上において、ユーザによって所望のサービスのタイトルが選択され実行キーが押下されると、選択されたタイトルに対応する検索結果の実行プログラムを起動し、起動したプログラムに沿った各種処理を実行する。例えば、画面３４０のようなチケットの予約申し込み画面を表示し、ユーザからの予約を受付けた場合、画面３５０を表示し、さらに記録部１１によって予約証明を紙媒体に印刷する。

ところで、カテゴリのうち「人脈」カテゴリには、スケジュール検索処理に由来する検索結果が分類されている。即ち、自分の関心相手とのスケジュールのマッチングを行う際には、この「人脈」を選択する。カテゴリ選択画面３２０において、ユーザによって「人脈」カテゴリが選択された場合（図１９参照）、スケジュール検索処理に由来する検索結果および、検索結果の実行プログラムによる約束申し込み等の処理に由来する情報のタイトル一覧を表示する（画面４１０）。

画面４１０中の、タイトル「２００４／３／１２ａａａさんと予定が合います。」は、検索処理の結果、ユーザのスケジュールにａａａさんのスケジュールが適合する場合の検索結果のタイトルであり、ユーザがこのタイトルを選択すると、検索結果の実行プログラムによりａａａさんに対して約束申し込みを行う処理が実行される（画面４２０参照）。この画面４２０おいて、「はい」が選択されると、約束申し込みに関する情報をａａａさん宛てに送信する。

また、タイトル「２００４／３／１０ｂｂｂさんからの連絡。」は、ｂｂｂさんからの約束申し込みに関する情報を受信した場合に表示されるタイトルであり、ユーザがこのタイトルを選択すると、ｂｂｂさんからの約束申し込みに対する回答を行う処理が実行される（画面４３０参照）。この画面４２０おいて、「はい」または「いいえ」が選択されると、約束申し込みに対する回答に関する情報をｂｂｂさん宛てに送信する。

また、タイトル「２００４／３／９ｃｃｃさんへの約束が受理されました」は、ｃｃｃさんへの約束申し込みに対するｃｃｃさんからの回答に関する情報を受信した場合に表示されるタイトルであり、ユーザがこのタイトルを選択すると、約束申し込みに対する回答閲覧する処理が実行される（画面４４０、４５０参照）。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り様々な態様にて実施することが可能である。

例えば、本実施形態の情報検索システム１では、複合機１０、情報検索サーバ２０、サービス情報サーバ３０がそれぞれ別の機器で構成されているが、本発明の各構成要素をどの機器が備えるかについては限定しない。即ち、本発明の構成要素を全て備える機器で本発明の情報検索システムを実現してもよい。

また、本実施形態では、入力／更新スケジュールレコードに対して各レコードが適合するか否かを判断する際、図１２および図１４におけるＳ３２０〜３５０およびＳ５２０〜５５０の様に、全てのステップで適合すると判定した場合（即ち、日時、種別、場所およびキーワードが適合する場合）に、各レコードが適合するものと判断する。一方、このような判断方法以外にも、日時、種別、場所の少なくとも何れか一つおよびキーワードが適合する場合に各レコードが適合すると判断する等といった具合に、上述の本実施形態の判断方法と異なる判断方法を適宜採用してもよい。このような場合、適合しなければならない項目を予め設定可能に構成するとよい。

本実施形態の情報検索システム１の概略構成を示すブロック図である。 複合機１０の操作パネル１９の説明図である。 スケジュール情報のレコードの説明図である。 （ａ）は、個人属性情報のレコードの説明図である。（ｂ）は、個人属性情報の「ビジネス関心相手」および「プライベート関心相手」フィールド内の関心相手リストのレコードを説明するための図である。 サービス情報のレコードの説明図である。 検索結果のレコードの説明図である。 情報検索システム１において、主に複合機１０で実行される複合機操作処理を示すフローチャートである。 ユーザ登録時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。 スケジュール入力時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。 サービス情報サーバ３０にサービス情報を登録する際の、表示画面の一例を示す説明図である。 複合機１０および情報検索サーバ２０で実行される検索処理を示すフローチャートである。 情報検索サーバ２０で実行されるサービス情報検索処理を示すフローチャートである。 情報検索サーバ２０で実行されるスケジュール検索１処理を示すフローチャートである。 情報検索サーバ２０で実行されるスケジュール照合処理を示すフローチャートである。 情報検索サーバ２０で実行されるスケジュール検索２処理を示すフローチャートである。 複合機１０で実行される報知処理を示すフローチャートである。 スケジュール閲覧時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。 サービス閲覧時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。 サービス閲覧時の表示部１４の画面の遷移例を示す説明図である。

符号の説明

１…情報検索システム、１０ａ，１０ｂ，１０ｃ…複合機、１１…記録部、１２…読取部、１３…操作部、１３ａ…ファンクションキー、１３ｂ…テンキー、１３ｃ…実行／停止キー、１３ｄ…カーソルキー、１４…表示部、１５…通信部、１６…記憶部、１７…制御部、１８…報知用ライト、１９…操作パネル、２０…情報検索サーバ、３０ａ，３０ｂ，３０ｃ…サービス情報サーバ、４０…通信回路網

Claims (12)

1. 情報を検索する情報検索システムであって、
   ユーザのスケジュールに関する情報として、少なくともスケジュールの種別を含む情報を一単位とするスケジュール情報を、複数のユーザの各個毎にそれぞれ複数記憶するスケジュール情報記憶手段と、
   前記ユーザの個人属性に関する情報として、このユーザと関連のある人物を特定する人脈情報を少なくとも含む個人属性情報を、前記複数のユーザの各個毎にそれぞれ記憶し、かつ、前記人脈情報をスケジュールの種別毎に対応させて記憶する個人属性情報記憶手段と、
   前記スケジュール情報記憶手段に記憶されている、一のユーザのスケジュール情報の中のスケジュールの種別に対応する前記一のユーザの人脈情報により特定される他のユーザのスケジュール情報の中から、前記一のユーザのスケジュール情報のスケジュールの種別に適合する適合スケジュール情報を検索する検索手段と、
   前記検索手段による検索の結果、前記適合する他のユーザの適合スケジュール情報が存在する場合、その旨を前記一のユーザに通知するための情報を出力する出力手段を備えること
   を特徴とする情報検索システム。
2. 請求項１に記載の情報検索システムにおいて、
   前記個人属性情報は、さらに、当該ユーザに関する一以上のキーワードを含み、
   前記検索手段は、前記一のユーザのスケジュール情報のスケジュールの種別に適合し、かつ、前記一のユーザの個人属性情報のキーワードに適合するキーワードを個人属性情報に含む他のユーザのスケジュール情報を検索すること
   を特徴とする情報検索システム。
3. 請求項２に記載の情報検索システムにおいて、
   前記個人属性情報のキーワードは、スケジュールの種別毎に対応して記憶されており、
   前記検索手段は、前記一のユーザのスケジュール情報のスケジュールの種別に適合し、かつ、前記一のユーザの当該スケジュールの種別に対応するキーワードに適合する当該スケジュールの種別に対応するキーワードを個人属性情報に含む他のユーザのスケジュール情報を検索すること
   を特徴とする情報検索システム。
4. 請求項１乃至請求項３の何れかに記載の情報検索システムにおいて、
   前記スケジュール情報は、さらに、当該スケジュール情報の公開の可否を設定する公開可否情報を含み、
   前記検索手段は、前記スケジュール情報記憶手段に記憶されているスケジュール情報のうち、前記公開可否情報によって公開可に設定されたスケジュール情報の中から、前記一のユーザのスケジュール情報に対して前記適合する他のユーザの適合スケジュール情報を検索すること
   を特徴とする情報検索システム。
5. 請求項１乃至請求項４の何れかに記載の情報検索システムにおいて、
   ユーザが前記スケジュール情報および前記個人属性情報を入力するための入力手段と、
   前記入力手段を介してユーザが入力した前記スケジュール情報および前記個人属性情報を、それぞれ前記スケジュール情報記憶手段および前記個人属性情報記憶手段に登録する入力情報登録手段と、
   前記検索手段が前記検索を実行することを所定のタイミングで要求する情報要求手段と、
   前記情報要求手段の要求による前記検索手段の検索の結果に基づいて前記出力手段が出力した情報を受信する情報受信手段と、
   前記情報受信手段が受信した情報を所定の記憶場所に登録する受信情報登録手段と、
   前記登録された情報に基づいて画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
   前記登録された情報に基づいて画像を表示する表示手段と
   を有する情報入出力装置を備えること
   を特徴とする情報検索システム。
6. 請求項５に記載の情報検索システムにおいて、
   前記情報要求手段は、前記入力手段を介してスケジュール情報が入力または更新されて前記入力情報登録手段によって前記スケジュール情報記憶手段に登録された時に、前記登録されたスケジュール情報に対して前記検索手段が前記検索を実行することを要求すること
   を特徴とする情報検索システム。
7. 請求項５に記載の情報検索システムにおいて、
   前記情報要求手段における前記所定のタイミングは、一のユーザのスケジュール情報が前記入力手段を介して入力または更新され、前記入力情報登録手段によって前記スケジュール情報記憶手段に登録された時であり、
   前記タイミングにおける要求に対して前記検索手段は、各自の人脈情報によって前記一のユーザを関連がある人物と特定している他のユーザのスケジュール情報の中から、前記適合するスケジュール情報を検索し、
   前記タイミングにおける要求に対する検索の結果、前記適合する他のユーザのスケジュール情報が存在する場合、前記出力手段は、その旨を前記他のユーザに通知するための情報を出力すること
   を特徴とする情報検索システム。
8. 請求項５乃至請求項７の何れかに記載の情報検索システムにおいて、
   前記受信情報登録手段は、前記受信した情報を当該スケジュール情報に対応付けて前記スケジュール情報記憶手段に登録すること
   を特徴とする情報検索システム。
9. 請求項５乃至請求項８の何れかに記載の情報検索システムにおいて、
   前記受信情報登録手段によって前記情報が登録された時に、画像形成手段よって自動的に画像形成をするか否かを予め設定可能であり、
   自動的に画像形成すると設定されている場合、前記画像形成手段は、前記登録された情報に基づいて自動的に画像を形成すること
   を特徴とする情報検索システム。
10. 請求項５乃至請求項９の何れかに記載の情報検索システムにおいて、
    前記情報入出力装置は、前記登録された情報を所定の転送先へ通信回線を介して転送する転送手段を備えること
    を特徴とする情報検索システム。
11. 請求項５乃至請求項１０の何れかに記載の情報検索システムが備える情報入出力装置。
12. コンピュータを、請求項１乃至請求項１０の何れかに記載の情報検索システムにおける検索手段および出力手段として機能させるためのプログラム。

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