JP2003331013A - 車両の相乗り仲介システム及び装置並びに仲介方法 - Google Patents

車両の相乗り仲介システム及び装置並びに仲介方法

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JP2003331013A
JP2003331013A JP2002142533A JP2002142533A JP2003331013A JP 2003331013 A JP2003331013 A JP 2003331013A JP 2002142533 A JP2002142533 A JP 2002142533A JP 2002142533 A JP2002142533 A JP 2002142533A JP 2003331013 A JP2003331013 A JP 2003331013A
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carpooling
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Masashi Ikuta
将史 生田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】面識の無い者同士における仲介に適した車両の
相乗り仲介システム及び装置並びに仲介方法の提供 【解決手段】ネットワークを介して車両の相乗り仲介希
望者の端末１からのアクセスを受け付ける相乗り仲介セ
ンタ端末３において、行程情報及び個人の属性、嗜好等
の個人データからなる仲介希望データの登録機能と、自
己の希望条件を満たす仲介希望データの検索機能と、を
備える。希望条件に適合する仲介希望データが存在する
場合は、相乗り仲介センタ端末３は、連絡先情報を隠蔽
した検索結果を端末１に対して送出する。端末１の操作
者に、該検索結果に含まれる行程情報及び個人の属性、
嗜好等を参照させた後に、仲介希望データを選択して、
端末１から連絡先の要求がなされると、相乗り仲介セン
タ端末３は、該仲介希望データの登録者の連絡先を応答
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の相乗り仲介
システム及び装置並びに仲介方法に関し、特に、面識の
無い者同士における仲介に適した車両の相乗り仲介シス
テム及び装置並びに仲介方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】都市の混雑、迷惑駐車、環境破壊といっ
た問題を解決する手法として、相乗り（１人乗り車両規
制）に代表される自動車の効率的利用を義務付ける手法
が知られている。また、公共交通機関等が充実していな
い地域においては、車を運転することができない者にと
って、相乗りは依然重要な移動手段である。また、若年
層を中心として、ヒッチハイクによる個人旅行や見知ら
ぬ者同士のグループ旅行に対する関心が高まりつつあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
相乗りには、次のような課題があり、広く普及するに到
っていない。まず、第１に、相乗り乗車を希望する側及
び空席の提供を希望する側双方にとって、効率良く相乗
り希望者を探す方法が無いことである。相乗りをさせて
くれる車両を路上で直接探すことや、走行中に相乗りを
希望する者を発見することは、非効率的であって、時間
に余裕がある場合を除いて、現実的な手法ではない。
【０００４】第２に、相乗り乗車を希望する側及び空席
の提供を希望する側双方のニーズが、完全に一致するこ
とは稀であり、目的地や時間が異なっていることの方が
多い。このために、相乗りを断念したり、遠回りをする
必要が生じるなどの不便があった。また、仮に相乗りを
行ったとしても、上記ニーズが一致しない状況では、い
ずれか一方が、不都合を強いられることとなる。
【０００５】第３に、相乗り乗車を希望する側及び空席
の提供を希望する側が、互いに他人である場合、乗車す
る（させる）ことに抵抗感があることは否めないことで
ある。上記ニーズが一致する場合であっても、実際に相
乗りをするまで嗜好等の相手に関する情報について一切
知り得ず、不快な思いをしたり、トラブルの原因となり
うる。
【０００６】本発明は、上記各問題点を解決すべくなさ
れたものであって、その目的とするところは、面識の無
い者同士における仲介に適した車両の相乗り仲介システ
ム及び装置並びに仲介方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段を提供する本発明の第１の視点によれば、車両の
相乗りの仲介の希望者の端末からのアクセスを受け付け
て、車両の相乗りの仲介を行う相乗り仲介システムの相
乗り仲介センタ端末であって、仲介希望データの登録を
要求する前記仲介希望者の端末から、相乗り乗車を希望
する旨又は空席の提供を希望する旨のいずれかの指定を
含む行程情報と、連絡先情報を含む個人属性情報と、か
らなる仲介希望データの登録を受け付けて記憶保持する
データ登録手段と、前記仲介希望データの検索を要求す
る仲介希望者の端末から、少なくとも相乗り乗車を希望
する旨又は空席の提供を希望する旨のいずれかの指定
と、前記仲介希望データに含まれる項目の希望条件が付
された検索要求を受け付け、前記記憶保持した仲介希望
データの検索を行い、少なくとも前記連絡先情報を隠蔽
した検索結果を送信するデータ検索手段と、前記検索結
果を受信した仲介希望者の端末から、希望する仲介希望
データを指定してなる該連絡先情報の要求を受け付けた
場合に、前記指定がなされた仲介希望データの連絡先情
報を送信する仲介情報提供手段と、を備えたこと、を特
徴とする相乗り仲介センタ端末が提供される。
【０００８】また、上記した相乗り仲介センタ端末にお
いて、前記仲介情報提供手段に代えて、前記検索結果を
受信した仲介希望者の端末から、希望する仲介希望デー
タを指定して該連絡先情報の要求を受け付けた場合に、
更に、該仲介希望データの登録主に対するメッセージを
要求し、前記指定がなされた仲介希望データの連絡先に
対して、前記メッセージを送信する手段を備えることと
してもよい。
【０００９】また、仲介希望データの鮮度を維持する観
点等から、上記した相乗り仲介センタ端末において、更
に、予め定められた間隔で、前記仲介希望データの行程
情報に含まれる出発日時情報が経過している仲介希望デ
ータを削除する手段、若しくは、前記仲介希望データの
有効期間情報を受け付けて、前記有効期間が経過した仲
介希望データを削除する有効期間管理手段を、備えるこ
ととしてもよい。
【００１０】また、上記した相乗り仲介センタ端末にお
いて、更に、前記各仲介希望データ毎に、連絡先情報の
送信を行った回数を計数する手段を含み、前記回数情報
を含んだ検索結果を送信するものとしてもよい。
【００１１】また、上記した相乗り仲介センタ端末の前
記行程情報には、出発地情報及び目的地情報に加え、更
に、出発地域情報と、目的方面情報とが含まれており、
少なくとも出発地域又は目的方面いずれかを指定して、
適合するデータの検索を可能としたことで、検索条件を
より好ましく設定できる相乗り仲介センタ端末が提供さ
れる。
【００１２】また、上記した相乗り仲介センタ端末は、
アクセスを試みる端末に対して、識別情報と認証情報を
要求し、正しく入力された端末に対して、アクセスを許
可する利用者認証手段を備えて、端末の所有者や所在に
関わらず、アクセスを受け付けることができるよう構成
されていることが好ましい。
【００１３】また、本発明の第２の視点によれば、一の
操作で、請求項１乃至７いずれか一に記載の相乗り仲介
センタ端末にアクセスするスイッチ機構を備えた仲介希
望者用端末が提供される。
【００１４】また、本発明の第３の視点によれば、前記
各相乗り仲介センタ端末と、仲介希望者の端末とを、接
続してなる相乗り仲介システムが提供される。
【００１５】また、本発明の第４の視点によれば、前記
各相乗り仲介センタ端末を用いて行う、車両の相乗り希
望者の仲介方法が提供される。
【００１６】
【発明の実施の形態】続いて、本発明の第１の実施の形
態について、図面を参照して詳細に説明する。図１は、
本発明の第１の実施の形態の全体構成を表した図であ
る。図１を参照すると、車両の仲介希望者の端末１と、
相乗り仲介センタ端末３と、をインターネット等のネッ
トワーク２を介して相互に接続してなる車両の相乗り仲
介システムが示されている。
【００１７】端末１は、車両の相乗りの相手の求める者
（以下、仲介希望者という）が操作する、パーソナルコ
ンピュータ、携帯電話、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄ
ｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、車載型情報端末
等の情報処理機器であって、仲介センタ端末３に対する
情報の送受信手段として、ブラウザを備えている。
【００１８】相乗りセンタ端末３は、ワークステーショ
ン、サーバ等の情報処理機器である。相乗りセンタ端末
３は、データ登録手段３１と、データ検索手段３２と、
仲介情報提供手段３３と、登録データ管理手段３４と、
利用者認証手段３５と、記憶装置３６とを備えている。
【００１９】データ登録手段３１は、仲介希望データの
登録を要求する者が操作する端末１から、仲介希望デー
タの登録フォーマットを介して、相乗り乗車を希望する
旨又は空席の提供を希望する旨のいずれかの指定を含む
行程情報と、連絡先情報を含む個人属性情報と、からな
る仲介希望データの登録を受け付けて、記憶装置３６に
記憶保持する手段である。
【００２０】データ検索手段３２は、仲介希望データの
検索を要求する者の端末１から、検索フォーマットを介
して、少なくとも相乗り乗車を希望する旨又は空席の提
供を希望する旨のいずれかの指定と、前記仲介希望デー
タに含まれる項目の希望条件が付された検索要求を受け
付け、記憶装置３６に記憶保持された仲介希望データの
検索を行い、前記連絡先情報を隠蔽した検索結果を送信
する手段である。
【００２１】仲介情報提供手段３３は、前記検索結果を
受信した者の端末１から、希望する仲介希望データを指
定／選択して該連絡先情報の要求を受け付けた場合に、
前記指定／選択がなされた仲介希望データの連絡先情報
を送信する手段である。
【００２２】登録データ管理手段３４は、記憶装置３６
に記憶保持された仲介希望データの管理を行う手段であ
って、予め定められた間隔で、仲介希望データの行程情
報に含まれる出発日時情報が経過している仲介希望デー
タを削除する処理を行う。
【００２３】利用者認証手段３５は、アクセスを試みる
端末に対して、識別情報（ログイン名）と認証情報（パ
スワード）を要求し、記憶装置３６に記憶保持された利
用者認証データに照らして、正しく入力された端末に対
して、アクセスを許可する手段である。
【００２４】記憶装置３６は、前記仲介希望データと、
識別情報（ログイン名）と認証情報（パスワード）とを
関連付けてなる利用者認証データとを記憶保持する磁気
ディスク装置等である。
【００２５】続いて、本実施の形態の動作について、図
面を参照して、説明する。まず、図２及び図３と図４を
適宜参照して、登録処理について説明する。図２は、仲
介希望データの登録処理における動作の一例を表したフ
ローチャートである。図２を参照すると、まず、仲介希
望者が、自らの端末１を用いて、相乗り仲介センタ端末
３にアクセスすると、相乗り仲介センタ端末３は、利用
者認証手段３５を起動して、ログイン画面をユーザ端末
１に送出する（ステップＳ００１）。
【００２６】図３は、利用者認証手段３５が送出するロ
グイン画面の一例である。端末１より、識別情報（ログ
イン名）１０１及び認証情報（パスワード）１０２を入
力し、更に、メニュー選択欄１０３に「登録」を選択し
て入力し、送信することで、利用者認証処理が開始され
る。相乗り仲介センタ端末３の利用者認証手段３５は、
端末１から送信された、識別情報（ログイン名）１０１
及び認証情報（パスワード）１０２を、記憶装置３６に
記憶保持された利用者認証データと照合し、アクセスを
試みた者の正当性を確認する。
【００２７】上記利用者認証手段３５により、仲介希望
者の正当性が確認されると、続いて、相乗り仲介センタ
端末３は、データ登録手段３１を起動して、仲介希望デ
ータの登録フォーマットを送出する（ステップＳ００
２）。
【００２８】図４は、データ登録手段３１より送出され
る仲介希望データの登録フォーマットの一例である。図
４を参照すると、登録フォーマットには、相乗り乗車を
希望する旨又は空席の提供を希望する旨のいずれかを選
択する仲介区分２０１と、登録者の出発地域２０２と、
登録者の出発地２０３と、登録者の目的方面２０４と、
登録者の目的地２０５と、登録者の経由地２０６と、登
録者の出発日時２０７と、目的地への到着予定日時２０
８と、登録者の希望する希望負担額２０９と、登録者側
の総人数２１０と、からなる行程情報と、喫煙の有無等
の登録者の嗜好２１１と、登録者の性別２１２と、登録
者の年代２１３、登録者の電話番号２１４と、登録者の
電子メールアドレス２１５と、登録者の氏名２１６と、
からなる登録者データからなっている。なお、登録者デ
ータのうち登録者の電話番号２１４、メールアドレス２
１５及び氏名２１６は、連絡先情報である。
【００２９】仲介希望者が、図４に例示される登録フォ
ーマットの各項目に入力し、「登録」ボタンを起動する
と、端末１から前記入力内容が仲介希望データとして、
相乗り仲介センタ端末３に対して送信される（ステップ
Ｓ００３）。
【００３０】前記仲介希望データを受け取った相乗り仲
介センタ端末３のデータ登録手段３１は、前記仲介希望
データの内容に不備があるか否かを検査する（ステップ
Ｓ００４）。前記検査の結果、入力すべき項目中に、入
力洩れ、文字数過多、入力規則違反が存在する場合に
は、その旨を通知し、再度登録フォーマットの送信を行
う（ステップＳ００３）。
【００３１】一方、前記仲介希望データの内容に不備が
存在しない場合には、相乗り仲介センタ端末３は、該登
録希望データを記憶装置３６に登録する（ステップＳ０
０５）。
【００３２】このようにして、相乗り仲介センタ端末３
は、仲介希望者からその端末１を介して、仲介希望デー
タの入力を受け付けて、記憶装置３６への登録を行う。
【００３３】続いて、図５及び図６乃至図８を適宜参照
して、検索処理について説明する。図５は、仲介希望デ
ータの検索処理における動作の一例を表したフローチャ
ートである。図５を参照すると、まず、仲介希望者が、
自らの端末１を用いて、相乗り仲介センタ端末３にアク
セスすると、相乗り仲介センタ端末３は、利用者認証手
段３５を起動して、ログイン画面をユーザ端末１に送出
する（ステップＳ１０１）。ここで、端末１より、識別
情報（ログイン名）１０１及び認証情報（パスワード）
１０２を入力し、更に、メニュー選択欄１０３に「検
索」を選択して入力し、送信することで、利用者認証処
理が開始される（図３参照）。
【００３４】上記利用者認証手段３５により、仲介希望
者の正当性が確認されると、続いて、相乗り仲介センタ
端末３は、データ検索手段３２を起動して、仲介希望デ
ータの検索フォーマットを送出する（ステップＳ１０
２）。
【００３５】図６は、データ検索手段３２より送出され
る仲介希望データの検索フォーマットに検索条件を入力
した状態を示した図である。図６を参照すると、検索フ
ォーマットには、相乗り乗車を希望する旨又は空席の提
供を希望する旨のいずれかを選択する仲介区分３０１
と、出発地域３０２と、出発地３０３と、目的方面３０
４と、目的地３０５と、経由地３０６と、出発日時３０
７と、到着予定日時３０８と、希望負担額３０９と、総
人数３１０と、からなる行程による検索条件入力欄と、
喫煙の有無等の嗜好３１１と、性別３１２と、年代３１
３と、からなる登録者の属性、嗜好よる検索条件入力欄
とからなっている。そして、各項目の初期値は、「特に
指定しない」のものとなっており、仲介希望者から入力
された項目のみが、検索条件として、送信されるものと
なっている。
【００３６】また、図６において、入力された検索条件
を参照すると、仲介区分３０１として、「相乗りさせて
あげる」（空席提供）が選択されており、空席提供側の
仲介希望データを検索する条件が指定されている。ま
た、行程による検索条件には、出発地域３０２は、「都
内２３区」、目的方面３０４は、「大阪府」、出発日時
「２００２／３／１ １３：００〜１８：００」、希望
負担額は、「５０００円〜６０００円」がそれぞれ入力
され、個人の属性、嗜好による検索条件には、嗜好１
（喫煙）３１１は、「禁煙」、性別３１２は、「男
性」、年代３１３は、「２０代」がそれぞれ入力されて
いる。
【００３７】仲介希望者が、図６に例示される検索条件
を入力し、「検索」ボタンを起動すると、端末１から前
記検索条件が、相乗り仲介センタ端末３に対して送信さ
れる（ステップＳ１０３）。
【００３８】前記検索条件を受け取った相乗り仲介セン
タ端末３のデータ検索手段３２は、記憶装置３６に登録
された仲介希望データの検索を行って（ステップＳ１０
４）、前記検索条件に適合する仲介希望データをリスト
化して、端末１に対して、送出する（ステップＳ１０
５）。
【００３９】図７は、図６の検索条件を指定した場合
の、相乗り仲介センタ端末３から送出される検索結果の
一例である。図７を参照すると、出発地域４０２と、出
発地４０３と、目的方面４０４と、目的地４０５と、経
由地４０６と、出発日時４０７と、到着予定日時４０８
と、希望負担額４０９と、総人数４１０と、からなる行
程に係る情報と、喫煙の有無等の嗜好４１１と、性別４
１２と、年代４１３と、からなる仲介希望データ登録者
の個人属性や嗜好に係る情報とが、リスト出力されてい
る一方で、各仲介希望データの電話番号２１４、メール
アドレス２１５及び氏名２１６等の連絡先情報は、隠蔽
されたものとなっている。
【００４０】仲介希望者は、前記検索結果を参照して、
自らの希望に適った仲介希望データが存在する場合（ス
テップＳ１０６のＹｅｓ）、仲介希望者が、前記検索結
果に含まれる仲介希望データを指定／選択するためのボ
タン等を起動すると、端末１は、相乗り仲介センタ端末
３に対して、前記指定／選択がなされた仲介希望データ
の送信要求を行う（ステップＳ１０７）。なお、前記検
索結果に自らの希望に適った仲介希望データが存在しな
い、ヒット件数が多すぎる場合等に、検索条件の再入力
や絞込み等を行うことが可能である（ステップＳ１１
０）。
【００４１】前記指定／選択がなされた仲介希望データ
の送信要求を受けた相乗り仲介センタ端末３は、仲介情
報提供手段３３を起動して、該仲介希望データの連絡先
情報を記憶装置３６から取り出して、端末１に対して、
送信する（ステップＳ１０８）。
【００４２】図８は、相乗り仲介センタ端末３から送信
される連絡先情報の一例である。図８を参照すると、該
仲介希望データの氏名５０１、電話番号５０２及びメー
ルアドレス５０３が連絡先情報として、示されている。
仲介希望者は、この連絡先情報に基いて、各仲介データ
の登録主に連絡を行うことで、車両の相乗りについての
交渉を開始することができる。
【００４３】一方、相乗り仲介センタ端末３は、記憶装
置３６に記憶保持された該仲介希望データの更新を行う
（ステップＳ１０９）。ここでの更新内容は、特に定め
るものではないが、例えば、仲介希望データの人数が複
数存在する場合には、該人数情報を減ずる処理、該仲介
希望データを「交渉中」と表示できるよう更新する処理
等を実行させればよい。
【００４４】また、相乗り仲介センタ端末３の登録デー
タ管理手段３４は、記憶装置３６に記憶保持された仲介
希望データについて、予め定められた間隔で、仲介希望
データの行程情報に含まれる出発日時情報が経過してい
る仲介希望データを削除する処理を行う。このため、検
索結果として表示される仲介希望データの鮮度は、保た
れたものとなっている。
【００４５】上記の通り、相乗り乗車を希望する者或い
は空席の提供を希望する者は、時間的に余裕がある場合
は、自ら仲介希望データを登録する方法により、また、
時間的に余裕の無い場合は、検索のみを行う等して、効
率良く、かつ、相手の嗜好等を参酌しながら、自らの希
望に適った相手を求めることができる。特に、仲介希望
データの行程情報には、出発地情報及び目的地情報に加
え、更に、その上位概念としての出発地域情報と、目的
方面情報とが含まれているため、長距離移動者やヒッチ
ハイクを行う者等、厳密な目的地を問わない仲介希望者
にとっても、適合する仲介希望データが求めやすいもの
となっている。
【００４６】また、端末１の使用者については、相乗り
仲介センタ端末３の利用者認証手段３５により、その認
証を行うこととしているので、適正な者のみに、ログオ
ン名（識別情報）及びパスワード（認証情報）を発行す
る体制を整えることで、事故やトラブルの発生を未然に
防止することができるものとなっている。もちろん、前
記ログオン名（識別情報）及びパスワード（認証情報）
に代えて、端末１の固有の識別情報を用いることや、使
用者によって、仲介希望データの登録又は検索のいずれ
かを制限すること等も、好ましい変形である。
【００４７】また、複数の相乗りの約束（予約）をして
おくことによって、車両を乗りついて、自らの最終目的
地に到達すると行った用法や、遠距離を移動する間に、
多数の短距離移動希望者を入れ替わり乗車させる用法等
も実現できることとなる。
【００４８】続いて、連絡先情報を仲介希望データ検索
者に対して直接提供せずに、相手との仲介を可能とする
本発明の第２の実施の形態について説明する。本実施の
形態の構成及び動作は、上記した第１の実施の形態と、
略同様であるため、省略し、その相違点のみを説明す
る。
【００４９】本実施の形態においては、相乗り仲介セン
タ端末３の仲介情報提供手段３３は、指定／選択がなさ
れた仲介希望データの連絡先情報を送信するのではな
く、端末１に対して、該仲介希望データの登録者に対す
るメッセージの入力を受け付けて、記憶装置３６に別途
設けたメッセージ保存領域に記憶保持し、該仲介希望デ
ータの連絡先情報として入力されたメールアドレスに対
してその旨を通知する処理と、該通知を受け取った者か
らのメッセージ参照要求を受け付けて送信する処理とを
行う。
【００５０】図９は、本実施の形態における仲介希望デ
ータの検索処理の動作を表したフローチャートである。
図９を参照すると、ステップＳ１０７までの動作は、上
記した第１の実施の形態の動作と同様である。そして、
ステップＳ１０７において、仲介希望データの指定／選
択を受け付けた相乗り仲介センタ端末３は、仲介情報提
供手段３３を起動して、端末１に対して、該仲介希望デ
ータの登録者に対するメッセージの入力を行わせるべ
く、メッセージ送信フォーマットを送出する（ステップ
Ｓ１０８）。
【００５１】図１０は、上記したメッセージ送信フォー
マットと、入力されたメッセージの一例を示した図であ
る。図１０を参照すると、登録者に対するメッセージ６
０１と、電話番号６０２及びメールアドレス６０３と
が、入力されている。
【００５２】仲介希望者が、図１０に例示される登録者
宛てのメッセージを入力し、「送信」ボタンを起動する
と、端末１から前記メッセージ等が、相乗り仲介センタ
端末３に対して送信される（ステップＳ１０９）。相乗
り仲介センタ端末３は、前記メッセージを記憶装置３６
に記憶保持し、更に、該仲介希望データの連絡先情報の
メールアドレスに対して、メッセージを預かっている旨
の通知を行う（ステップＳ１１０）。
【００５３】爾後、前記通知を受け取った仲介希望者
が、相乗り仲介センタ端末３にアクセスして、前記メッ
セージの参照要求を行った場合は、相乗り仲介センタ端
末３は、利用者認証手段３５を起動して、仲介希望者を
確認した後に、該メッセージを送信する。
【００５４】本実施の形態によれば、仲介希望データを
登録した者の個人情報を秘匿することができるため、連
絡先情報が不正に使用される等の事態を回避できる。ま
た、登録を行った側においても、より条件のよい相手を
選択する機会が与えられる。
【００５５】上記した実施の形態では、相乗り仲介セン
タ端末３が、メッセージを預かり、要求に応じて送信す
る方式を採用しているが、相乗り仲介センタ端末３が、
メッセージを記憶装置３６に記憶保持せずに、電子メー
ルを生成して、そのまま転送する方式を採用してもよ
い。
【００５６】続いて、連絡先情報の送信を行った回数を
計数し、検索結果とともに提供する本発明の第３の実施
の形態について説明する。本実施の形態の構成及び動作
は、上記した第１、第２の実施の形態と、略同様である
ため、省略し、その相違点のみを説明する。
【００５７】本実施の形態においては、更に、相乗り仲
介センタ端末３の登録データ管理手段３４は、前記各仲
介希望データ毎に、連絡先情報の送信或いはメッセージ
の提供／転送を行った回数を計数して、仲介希望データ
に書き込む処理を行う。
【００５８】図１１は、本実施の形態における相乗り仲
介センタ端末３から送出される検索結果の一例である。
図１１を参照すると、その右端にアクセス累計の表示欄
７０１が存在しており、各仲介希望データ毎の連絡先情
報を送信した回数が表示されるものとなっている。
【００５９】本実施の形態によれば、仲介希望データの
検索を行った者は、前記アクセス累計欄の数値を参照し
て、該仲介希望データの登録を行った者にアクセスを行
うか否かを判断することができる。該アクセス件数の多
寡は、他の仲介希望者からの引き合い多寡を示している
からである。
【００６０】上記した各実施の形態において、仲介希望
者の端末１は、特に限定されないものとして説明した
が、携帯電話や車載型端末において、特定のスイッチの
起動直後に、相乗り仲介センタ端末３にアクセスできる
機構を備えたものを用意してもよい。相乗りを中心とし
て移動を続けるヒッチハイク嗜好者や、移動費用の節約
を希望する車両運転者は、該端末を利用して、速やかに
相乗りの相手を求めることが可能となる。
【００６１】以上、本発明の各実施の形態を、図面を参
照して、説明したが、上記各実施の形態として記載した
事項及び図面の内容は、本発明の技術的範囲を限定する
ものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で、当業
者であれば、なし得るであろう各種変形、修正を含むこ
とはもちろんである。例えば、図４に例示した仲介希望
データとして登録する項目、図６に例示した検索条件の
項目は、説明のために例示したものに過ぎない。例え
ば、仲介希望データの項目に、該仲介希望データの有効
期間を含めて、該期間の経過後は、例え出発日時以前で
あっても、データ検索手段３２は、検索の対象として取
り扱わない、或いは、データ管理手段３４が削除処理を
行う等の変形を加えてもよい。
【００６２】
【発明の効果】本発明によれば、相乗り乗車を希望する
側及び空席の提供を希望する側双方が、効率的に、自己
の希望条件に合った相手を探すことが可能となる。その
理由は、経路のほか、相乗りの相手の選別要素となりう
る個人の嗜好等を好ましく提供する構成を採用したこと
にある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態の全体構成を表した
図である。
【図２】仲介希望データの登録処理における動作の一例
を表したフローチャートである。
【図３】ログイン画面の一例である。
【図４】仲介希望データの登録フォーマットの一例であ
る。
【図５】仲介希望データの検索処理における動作の一例
を表したフローチャートである。
【図６】仲介希望データの検索フォーマットに検索条件
を入力した状態を示した図である。
【図７】相乗り仲介センタ端末から送出される検索結果
の一例である。
【図８】相乗り仲介センタ端末から送信される連絡先情
報の一例である。
【図９】本発明の第２の実施の形態における仲介希望デ
ータの検索処理の動作を表したフローチャートである。
【図１０】メッセージ送信フォーマットと、入力された
メッセージの一例を示した図である。
【図１１】相乗り仲介センタ端末から送出される検索結
果の別の例である。
【符号の説明】
１ 端末 ２ ネットワーク ３ 相乗り仲介センタ端末 ３１ データ登録手段 ３２ データ検索手段 ３３ 仲介情報提供手段 ３４ 登録データ管理手段 ３５ 利用者認証手段 ３６ 記憶装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】車両の相乗りの仲介の希望者の端末からの
    アクセスを受け付けて、車両の相乗りの仲介を行う相乗
    り仲介システムの相乗り仲介センタ端末であって、 仲介希望データの登録を要求する前記仲介希望者の端末
    から、相乗り乗車を希望する旨又は空席の提供を希望す
    る旨のいずれかの指定を含む行程情報と、連絡先情報を
    含む個人属性情報と、からなる仲介希望データの登録を
    受け付けて記憶保持するデータ登録手段と、 前記仲介希望データの検索を要求する仲介希望者の端末
    から、少なくとも相乗り乗車を希望する旨又は空席の提
    供を希望する旨のいずれかの指定と、前記仲介希望デー
    タに含まれる項目の希望条件が付された検索要求を受け
    付け、前記記憶保持した仲介希望データの検索を行い、
    少なくとも前記連絡先情報を隠蔽した検索結果を送信す
    るデータ検索手段と、 前記検索結果を受信した仲介希望者の端末から、希望す
    る仲介希望データを指定してなる該連絡先情報の要求を
    受け付けた場合に、前記指定がなされた仲介希望データ
    の連絡先情報を送信する仲介情報提供手段と、を備えた
    こと、 を特徴とする相乗り仲介センタ端末。
  2. 【請求項２】請求項１に記載の相乗り仲介センタ端末で
    あって、 前記仲介情報提供手段に代えて、 前記検索結果を受信した仲介希望者の端末から、希望す
    る仲介希望データを指定して該連絡先情報の要求を受け
    付けた場合に、更に、該仲介希望データの登録主に対す
    るメッセージを要求し、前記指定がなされた仲介希望デ
    ータの連絡先に対して、前記メッセージを送信する手段
    を備えたこと、 を特徴とする相乗り仲介センタ端末。
  3. 【請求項３】請求項１又は２に記載の相乗り仲介センタ
    端末であって、更に、 予め定められた間隔で、前記仲介希望データの行程情報
    に含まれる出発日時情報が経過している仲介希望データ
    を削除する手段を、備えたこと、 を特徴とする相乗り仲介センタ端末。
  4. 【請求項４】請求項１乃至３いずれか一に記載の相乗り
    仲介センタ端末であって、更に、 前記各仲介希望データ毎に、連絡先情報の送信を行った
    回数を計数する手段を含み、 前記回数情報を含んだ検索結果を送信すること、 を特徴とする相乗り仲介センタ端末。
  5. 【請求項５】請求項１乃至４いずれか一に記載の相乗り
    仲介センタ端末であって、 前記行程情報には、出発地情報及び目的地情報に加え、
    更に、 出発地域情報と、目的方面情報とが含まれており、 少なくとも出発地域又は目的方面いずれかを指定して、
    適合するデータの検索を可能としたこと、 を特徴とする相乗り仲介センタ端末。
  6. 【請求項６】請求項１乃至５いずれか一に記載の相乗り
    仲介センタ端末であって、更に、 前記仲介希望データの有効期間情報を受け付けて、前記
    有効期間が経過した仲介希望データを削除する有効期間
    管理手段を、備えたこと、 を特徴とする相乗り仲介センタ端末。
  7. 【請求項７】請求項１乃至６いずれか一に記載の相乗り
    仲介センタ端末であって、更に、 アクセスを試みる端末に対して、識別情報と認証情報を
    要求し、正しく入力された端末に対して、アクセスを許
    可する利用者認証手段を備えたこと、 を特徴とする相乗り仲介センタ端末。
  8. 【請求項８】一の操作で、請求項１乃至７いずれか一に
    記載の相乗り仲介センタ端末にアクセスするスイッチ機
    構を備えたこと、 を特徴とする仲介希望者用端末。
  9. 【請求項９】請求項１乃至８に記載の相乗り仲介センタ
    端末と、 仲介希望者の端末とを、接続してなる相乗り仲介システ
    ム。
  10. 【請求項１０】車両の相乗りの仲介の希望者の端末と、
    相乗り仲介センタ端末とを接続してなる仲介システムに
    おける車両の相乗り希望者の仲介方法であって、 前記相乗り仲介センタ端末が、 仲介希望データの登録を要求する前記仲介希望者の端末
    から、相乗り乗車を希望する旨又は空席の提供を希望す
    る旨のいずれかの指定を含む行程情報と、連絡先情報を
    含む個人属性情報と、からなる仲介希望データの登録を
    受け付けて記憶保持する工程と、 前記仲介希望データの検索を要求する仲介希望者の端末
    から、少なくとも相乗り乗車を希望する旨又は空席の提
    供を希望する旨のいずれかの指定と、前記仲介希望デー
    タに含まれる項目の希望条件が付された検索要求を受け
    付け、前記記憶保持した仲介希望データの検索を行い、
    少なくとも前記連絡先情報を隠蔽した検索結果を送信す
    る工程と、 前記検索結果を受信した仲介希望者の端末から、希望す
    る仲介希望データを指定してなる該連絡先情報の要求を
    受け付けて、前記指定がなされた仲介希望データの連絡
    先情報を送信する工程と、を含むこと、 を特徴とする車両の相乗り希望者の仲介方法。
  11. 【請求項１１】請求項１０に記載の車両の相乗り希望者
    の仲介方法であって、 前記相乗り仲介センタ端末が、仲介希望データの登録を
    要求する前記仲介希望者の端末から、相乗り乗車を希望
    する旨又は空席の提供を希望する旨のいずれかの指定を
    含む行程情報と、連絡先情報を含む個人属性情報と、か
    らなる仲介希望データの登録を受け付けて記憶保持する
    工程に代えて、 前記相乗り仲介センタ端末が、 前記検索結果を受信した仲介希望者の端末から、希望す
    る仲介希望データを指定して該連絡先情報の要求を受け
    付けた場合に、更に、該仲介希望データの登録主に対す
    るメッセージを要求する工程と、 前記指定がなされた仲介希望データの連絡先に対して、
    前記メッセージを送信する工程とを、含むこと、を特徴
    とする車両の相乗り希望者の仲介方法。
  12. 【請求項１２】請求項１０又は１１に記載の車両の相乗
    り希望者の仲介方法であって、更に、 前記相乗り仲介センタ端末が、 予め定められた間隔で、前記仲介希望データの行程情報
    に含まれる出発日時情報が経過している仲介希望データ
    を削除する工程を、含むこと、 を特徴とする車両の相乗り希望者の仲介方法。
  13. 【請求項１３】請求項１０乃至１２いずれか一に記載の
    車両の相乗り希望者の仲介方法であって、更に、 前記相乗り仲介センタ端末が、前記各仲介希望データ毎
    に、連絡先情報の送信を行った回数を計数する工程を含
    み、 前記相乗り仲介センタ端末は、前記検索結果とともに前
    記回数情報を送信すること、 を特徴とする車両の相乗り希望者の仲介方法。
  14. 【請求項１４】請求項１０乃至１３いずれか一に記載の
    車両の相乗り希望者の仲介方法であって、更に、 前記相乗り仲介センタ端末が、仲介希望データの登録を
    要求する前記仲介希望者の端末から、行程情報として、
    出発地域情報と、目的方面情報とを受け付ける工程を、
    含むこと、 を特徴とする車両の相乗り希望者の仲介方法。
  15. 【請求項１５】請求項１０乃至１４いずれか一に記載の
    車両の相乗り希望者の仲介方法であって、更に、 前記相乗り仲介センタ端末が、 前記仲介希望データの有効期間情報を受け付ける工程
    と、 前記有効期間が経過した仲介希望データを削除する工程
    と、を含むこと、 を特徴とする車両の相乗り希望者の仲介方法。
  16. 【請求項１６】請求項１０乃至１５いずれか一に記載の
    車両の相乗り希望者の仲介方法であって、更に、 前記相乗り仲介センタ端末が、 アクセスを試みる端末に対して、識別情報と認証情報を
    要求する工程と、 正しく識別情報と認証情報と送信した端末に対して、ア
    クセスを許可する工程と、 を特徴とする車両の相乗り希望者の仲介方法。
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