JP6516060B1 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所定の空間を共用したユーザ間の情報交換を好適に仲介することができる技術を提供する。【解決手段】本発明の情報処理装置は、第1ユーザが使用する端末である第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の第1ユーザへ提供を要求する第1情報を受信した場合に、前記連絡先情報の第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって、且つ前記第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、第2ユーザが使用する端末である第2ユーザ端末へ送信するものである。そして、第2ユーザは、第1ユーザと所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つユーザである。【選択図】図12A

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
各端末の位置情報に基づいて、それらの端末の所有者が同一の車両に相乗り中であるか否かを判断し、その判定結果に基づいてCO排出量や燃料の消費量といった環境負荷を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−237842号公報
近年、複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態や、複数のユーザが同一のワークスペース等で作業する形態等のように、所定の空間を複数のユーザが共用する形態が普及してきている。
本発明は、所定の空間を共用したユーザ間の情報交換を好適に仲介することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、
第1ユーザが使用する端末である第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を要求する情報である第1情報を受信することと、
前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって、且つ前記第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、前記第2ユーザが使用する端末である第2ユーザ端末へ送信することと、
を実行する制御部を備え、
前記第2ユーザは、前記第1ユーザと所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つユーザである。
また、本発明は、情報処理方法として捉えることもできる。その場合、本発明に係る情報処理方法は、
第1ユーザが使用する端末である第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を要求する情報である第1情報を受信するステップと、
前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって、且つ前記第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、前記第2ユーザが使用する端末である第2ユーザ端末へ送信するステップと、
をコンピュータが実行するものであって、前記第2ユーザは、前記第1ユーザと所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つユーザであるようにしてもよい。
また、本発明は、情報処理プログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明に係る情報処理プログラムは、
第1ユーザが使用する端末である第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を要求する情報である第1情報を受信するステップと、
前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって、且つ前
記第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、前記第2ユーザが使用する端末である第2ユーザ端末へ送信するステップと、
を、コンピュータに実行させるものであって、前記第2ユーザは、前記第1ユーザと所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つユーザであるようにしてもよい。
本発明によれば、所定の空間を共用したユーザ間の情報交換を好適に仲介することができる。
ライドシェアの概要を説明するための図である。 ライドシェアシステムの概略構成を示す図である。 第1の実施形態におけるユーザ端末及びサーバ装置のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 走行スケジュール情報テーブルの構成例を示す図である。 移動スケジュール情報テーブルの構成例を示す図である。 予約情報テーブルの構成例を示す図である。 予約情報テーブルの他の構成例を示す図である。 会員情報テーブルの構成例を示す図である。 第1の実施形態における第1情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。 第1の実施形態における第2情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。 第1の実施形態における第3情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。 第1の実施形態におけるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において第1ユーザが連絡先情報を要求した場合に、ライドシェアシステムの各構成要素間で送受信されるデータの流れ及び各構成要素で行われる処理の流れの概略を示すフロー図である。 第1の実施形態において第1情報を受信した際のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 第1の実施形態において第3情報を受信した際のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 第1の実施形態の変形例1において、第2ユーザ端末上に表示される、第1ユーザへ提供可能な連絡先情報を選択するための画面の一例を示す図である。 第1の実施形態の変形例1における第3情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。 第1の実施形態の変形例1において第3情報を受信した際のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 第1の実施形態の変形例2における会員情報テーブルの構成例を示す図である。 第1の実施形態の変形例2において第3情報を受信した際のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 第1の実施形態の変形例3において第1情報を受信した際のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 第1の実施形態の変形例4における会員情報テーブルの構成例を示す図である。 第1の実施形態の変形例4において第1情報を受信した際のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 スペースシェアシステムの概略構成を示す図である。 第2の実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 ワークスペース情報テーブルの構成例を示す図である。 貸出情報テーブルの構成例を示す図である。 会員情報テーブルの構成例を示す図である。 第2の実施形態における第1情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。 第2の実施形態におけるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。
本発明は、所定の空間を共用したユーザ間の情報交換を仲介するための情報処理装置である。ここで、所定の空間を複数のユーザが共用した場合に、あるユーザ(第1ユーザ)が、他のユーザ(第2ユーザ)と情報交換することを望む可能性がある。ところで、第1ユーザが上記所定の空間の提供者等に第2ユーザの連絡先を示す情報(連絡先情報)の提供を要求した場合に、上記提供者等が、第2ユーザの同意を得ずに連絡先情報を第1ユーザに提供してしまうと、第2ユーザの意思に反して、第1ユーザから第2ユーザへ連絡が為される可能性がある。
これに対し、本発明に係る情報処理装置では、第1ユーザと第2ユーザとが所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ場合において、第1ユーザの使用する第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を要求する情報である第1情報を受信すると、制御部が、連絡先情報の第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって且つ第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、第2ユーザの使用する第2ユーザ端末へ送信する。この場合、上記第2情報に含まれる、第1ユーザを特定可能な情報に基づいて、第2ユーザが、連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可すべきか又は不許可とすべきかの判断を行うことができる。つまり、連絡先情報の第1ユーザへの提供について許可すべきか又は不許可とすべきかの判断を、第2ユーザに行わせることができる。これにより、第2ユーザの意思に反して、第1ユーザから第2ユーザへ連絡が為されることが抑制される。よって、所定の空間を共用したユーザ間における情報交換を好適に仲介することができる。
なお、ここでいう「所定の空間」は、特定の目的を持つ複数のユーザによって共用される空間であり、例えば、移動を目的とする複数のユーザが相乗りするための車両の乗車空間や、作業を目的とする複数のユーザが各々の作業を行うための作業空間等である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
本実施形態では、移動を目的とする複数のユーザが同一の車両に相乗りする形態(以下、「ライドシェア」と記す場合もある。)において、本発明を実施する例について述べる。なお、移動を目的とする複数のユーザが相乗りすることができる車両としては、自動車や電車等を使用することができるが、本実施形態では、自動車を対象とする例について述べる。
(ライドシェアの概要)
先ず、ライドシェアの概要について図1に基づいて説明する。図1に示す例では、ユーザAは出発地点dから目的地点eまで移動し、ユーザBは出発地点fから目的地点gまで移動し、ユーザCは出発地点hから目的地点eまで移動するものとする。
ここで、仮にユーザA〜Cが各々の車両で別々に移動すると、3台の車両が必要となる。これに対して、ユーザA〜Cが相乗りを行うと、1台の車両で各目的地までの移動が可能となる。図1に示す例では、ユーザA自身が車両を運転して地点dから地点eまで移動する。このとき、ユーザAは、地点fにおいて、自身が運転する車両にユーザBを同乗させ、地点hにおいて、自身が運転する車両にユーザCを同乗させる。そして、ユーザAは、自身とユーザCの目的地である地点eまで車両を移動させる途中で地点gを経由し、地点gでユーザBを降車させることで、ユーザBを出発地点fから目的地点gまで移動させることができる。その後、ユーザAは、車両を地点gから地点eまで移動させることで、ユーザCを出発地点hから目的地点eまで移動させるとともに、ユーザA自身の移動を達成することもできる。
このようなライドシェアでは、道路を走行する車両の台数を削減することができるため、交通渋滞を抑制することができる。また、例えば、車両の移動に要する交通費(燃料代等)を該車両に相乗りした複数のユーザで分担することで、各ユーザが個別の車両で移動する場合と比較して、ユーザ1人あたりの交通費を軽減することもできる。
なお、図1に示したライドシェアの態様はあくまで一例であり、1台の車両に相乗りするユーザの組み合わせは、周知の技術を用いて行うことができる。
ここで、上記したようなライドシェアでは、互いの連絡先を知らないユーザ同士が1台の車両に相乗りする場合も発生し得る。そのような場合においては、あるユーザ(第1ユーザ)が、該第1ユーザと同じ車両に相乗り中又は相乗りした経歴を持つ他のユーザ(第2ユーザ)との情報交換を望む可能性がある。これに対し、本実施形態では、第1ユーザが、自身のユーザ端末を使用することで、ライドシェアサービスの提供者に対して、第2ユーザの連絡先を示す情報(連絡先情報)の提供を要求することができるようにした。ただし、その場合に、上記提供者が、第2ユーザの同意を得ずに上記連絡先情報を第1ユーザに提供してしまうと、第2ユーザの意思に反して、第1ユーザから第2ユーザへ連絡が為される可能性がある。そこで、本実施形態では、ライドシェアサービスの運用及び管理に関わる情報処理を行うためのサーバ装置が、上記連絡先情報の提供を要求する情報を受信した場合に、上記要求に応じることを許可するか又は不許可とするかを第2ユーザに問い合わせ、第2ユーザの許可が得られれば上記要求に応じるようにした。
(システム構成)
図2は、ライドシェアサービスの提供を行うためのシステム(以下、「ライドシェアシステム」と記す場合もある。)の一構成例を示す図である。図2に示す例では、ライドシェアシステムは、相乗りに使用される車両10、該車両10に相乗りするユーザが使用するユーザ端末200、及びサーバ装置300を含んで構成される。ユーザ端末200とサーバ装置300とは、ネットワークN1によって相互に接続可能である。ネットワークN1には、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網であるWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等
の電話通信網、WiFi等の無線通信網を含んでもよい。
なお、図2に示す例では、相乗りに使用される車両として、1台の車両10のみが図示されているが、当該ライドシェアサービスで利用可能な車両として登録されている台数分の車両がライドシェアシステムに含まれるものとする。また、図2に示す例では、ユーザ端末200として、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末200Aと、該第1ユーザと同じ車両10に相乗り中又は相乗りした経歴を持つ第2ユーザが使用する第2ユーザ端末200Bとの2台のみが図示されているが、当該ライドシェアサービスを利用可能な会員として登録されているユーザ数に応じた台数のユーザ端末がライドシェアシステムに含まれ
るものとする。ここでいう「第1ユーザ」と「第2ユーザ」は、一方のユーザが車両10の運転者であってもよく、又は双方のユーザが車両10の同乗者(第1ユーザ及び第2ユーザ以外の者が運転する車両10に乗せてもらう者)であってもよい。
ユーザ端末200には、ライドシェアサービスを利用するための所定のアプリケーションがインストールされている。ユーザ端末200のユーザは、自身のユーザ端末200に上記所定のアプリケーションを実行させることで、相乗りを行う際の条件等に関する情報(以下、「リクエスト情報」と記す場合もある。)を、サーバ装置300に登録することができる。例えば、ユーザが車両10の同乗者となる場合には、該ユーザは、ユーザ端末200に上記所定のアプリケーションを実行させることで、自身の希望する同乗区間や同乗日時等に関する情報を、リクエスト情報としてサーバ装置300に登録することができる。また、ユーザが車両10の運転者となる場合には、該ユーザは、ユーザ端末200に上記所定のアプリケーションを実行させることで、自身の予定する車両10の走行区間や走行日時等に関する情報を、リクエスト情報としてサーバ装置300に登録することができる。なお、ユーザ端末200の詳細について後述する。
サーバ装置300は、車両10の運転者となるユーザ(以下、「運転ユーザ」と記す場合もある。)からのリクエスト情報、及び車両10の同乗者となるユーザ(以下、「同乗ユーザ」と記す場合もある。)からのリクエスト情報を受け付ける。そして、サーバ装置300は、運転ユーザからのリクエスト情報と同乗ユーザからのリクエスト情報とに基づいて、運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組み合わせを決定する。サーバ装置300は、上記した暫定的な組み合わせにおける運転ユーザと同乗ユーザとの各々のユーザ端末200に対して、相乗りの条件を示す情報を送信する。そして、運転ユーザと同乗ユーザとの各々のユーザ端末200から相乗りの条件に承諾する情報を受信すると、サーバ装置300が、上記した暫定的な組み合わせを正式な組み合わせに確定する。以下では、上記した手順でサーバ装置300が運転ユーザと同乗ユーザとの組み合わせを確定する処理を、「マッチング処理」と称する。
また、本実施形態におけるサーバ装置300は、上記したマッチング処理を行う機能に加え、同一の車両10に相乗り中又は相乗りした経歴を持つユーザ間の情報交換を仲介する機能も有している。ここで、互いの連絡先を知らない第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗りした場合においては、第1ユーザが第2ユーザとの情報交換を望む可能性がある。つまり、第2ユーザと情報交換を行う上で必要となる情報(第2ユーザの連絡先を示す情報である連絡先情報)の提供を、第1ユーザが望む可能性がある。そこで、本実施形態では、第1ユーザ端末200Aから送信される、上記連絡先情報の提供を要求するための情報(第1情報)をサーバ装置300が受信した場合に、該サーバ装置300が、上記連絡先情報の第1ユーザへの提供について許可を求める情報(第2情報)を、第2ユーザ端末200Bへ送信する。そして、上記第2情報に応答する形で第2ユーザ端末200Bから送信される、上記連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可又は不許可する情報(第3情報)を、サーバ装置300が受信した場合に、該第3情報が連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可する情報であれば、サーバ装置300が、上記連絡先情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する。一方、該第3情報が連絡先情報報の第1ユーザへの提供を不許可とする情報であれば、サーバ装置300は、上記連絡先情報を第1ユーザ端末200Aへ送信せずに、連絡先情報の提供について許可を得られなかったことを示す情報(不許可情報)を第1ユーザ端末200Aへ送信する。なお、本実施形態においては、同一の車両10に相乗り中又は相乗りした経歴を持つユーザ間の情報交換を仲介する機能を有するサーバ装置300が、本発明に係る「情報処理装置」に相当する。
(ハードウェア構成)
図3は、ユーザ端末200、及びサーバ装置300の各々のハードウェア構成を例示す
る図である。なお、前述の図2に示した第1ユーザ端末200Aと第2ユーザ端末200Bは、図3中のユーザ端末200と同様のハードウェア構成を含むものとする。
サーバ装置300は、一般的なコンピュータの構成を有している。すなわち、サーバ装置300は、プロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303、通信部304を有する。これらは、互いにバスによって接続されている。主記憶部302及び補助記憶部303は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構成は、図3に示す例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
サーバ装置300は、プロセッサ301が記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶部302の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各機能構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現する。
プロセッサ301は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital
Signal Processor)である。プロセッサ301は、サーバ装置300を制御し、様々な
情報処理の演算を行う。主記憶部302は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶部303は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive :HDD)である。ま
た、補助記憶部303は、リムーバブルメディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリや、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等のようなディスク記録媒体である。
補助記憶部303は、各種のプログラム、各種のデータ及び各種のテーブルを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部303には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。なお、これらの情報の一部又は全部は、主記憶部302に格納されてもよい。また、主記憶部302に格納される情報は、補助記憶部303に格納されてもよい。
通信部304は、外部の装置とサーバ装置300との間における情報の送受信を行う。通信部304は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、ネットワークN1に接続される。
上記したように構成されるサーバ装置300で実行される一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
次に、ユーザ端末200は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)等のように、ユーザが携帯可能な小型のコンピュータである。なお、ユーザ端末200は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークN1を介してサーバ装置300に接続される、パーソナルコンピュータ(Personal Computer :PC)であってもよい。
ユーザ端末200は、プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203、表示部204、入力部205、通信部206を有する。プロセッサ201、主記憶部202、補助記憶部203については、サーバ装置300のプロセッサ301、主記憶部302、補助記憶部303と同様であるため、説明は省略される。表示部204は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パネル等である。入力部2
05は、例えば、文字等の記号を入力可能なタッチパネルや押しボタン、音声を入力可能なマイクロフォン、動画像や静止画像を撮像可能なカメラ等を含む。通信部206は、例
えば、移動体通信サービス(携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信)を利用してネットワークN1にアクセスし、サーバ装置300等とデータ通信をするための通信回路である。
(サーバ装置の機能構成)
ここで、サーバ装置300の機能構成について、図4に基づいて説明する。図4に示すように、本実施形態のサーバ装置300は、その機能構成要素として、マッチング処理部F310、情報交換処理部F320、走行スケジュール管理データベースD310、移動スケジュール管理データベースD320、及び予約管理データベースD330を含む。ここで、マッチング処理部F310及び情報交換処理部F320は、サーバ装置300のプロセッサ301が主記憶部302上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。なお、マッチング処理部F310と情報交換処理部F320のいずれか、又はその一部がハードウェア回路により形成されてもよい。
走行スケジュール管理データベースD310、移動スケジュール管理データベースD320、予約管理データベースD330、及び会員情報管理データベースD340は、サーバ装置300のプロセッサ301によって実行されるデータベース管理システム(Database Management System :DBMS)のプログラムが、補助記憶部303に記憶されているデータを管理することで構築される。これら走行スケジュール管理データベースD310、移動スケジュール管理データベースD320、予約管理データベースD330、及び会員情報管理データベースD340は、例えば、リレーショナルデータベースである。
なお、サーバ装置300の各機能構成要素のいずれか、又はその処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。例えば、マッチング処理部F310に含まれる各処理と、情報交換処理部F320に含まれる各処理とは、別々のコンピュータにより実行されてもよい。
走行スケジュール管理データベースD310は、各車両10の走行スケジュールが格納されており、そこでは車両10の運転ユーザの識別情報と車両10の走行スケジュールとの紐付けが行われている。ここで、走行スケジュール管理データベースD310に格納される走行スケジュール情報の一構成例について、図5に基づいて説明する。図5は、走行スケジュール情報のテーブル構成を例示する図である。なお、走行スケジュール情報テーブルに登録される情報は、図5に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図5に示す走行スケジュール情報テーブルは、車両ID、運転ユーザID、出発地、出発予定日時、目的地、到着予定日時、及びステータス等の各フィールドを有する。車両IDフィールドには、相乗りに利用可能な各車両10を識別するための情報である車両IDが登録される。ここでいう車両IDは、各車両10の運転ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行う際に、後述のユーザIDとともに付与される情報であり、個々の車両10を識別するための情報である。運転ユーザIDフィールドには、相乗りに利用可能な各車両10の運転ユーザを識別するための情報であるユーザIDが登録される。ユーザIDは、相乗りに利用可能な車両10の運転ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行う際に付与される情報である。出発地フィールドには、各運転ユーザが相乗りに利用可能な車両10の出発地を示す情報が登録される。なお、ここでいう出発地は、運転ユーザが車両10による移動を開始する場所に限定されず、運転ユーザが自身の都合等に応じて適宜に変更することができる。例えば、運転ユーザが自身の運転する車両10で目的地まで移動する途中で経由する場所を、当該出発地に設定することも可能である。出発予定日時フィールドには、運転ユーザが自身の運転する車両10で上記出発地を出発する予定日時を示す情報が登録される。目的地フィールドには、運転ユーザが相乗りに利用可能な車両1
0で向かう目的地を示す情報が登録される。なお、ここでいう目的地は、運転ユーザが車両10による移動を終了する場所に限定されず、運転ユーザが自身の都合等に応じて適宜に変更することができる。例えば、運転ユーザが車両10による移動を終了する場所へ向かう途中で経由する場所を、当該目的地に設定することも可能である。到着予定日時フィールドには、運転ユーザが自身の運転する車両10で上記目的地に到着する予定日時を示す情報が登録される。ステータスフィールドには、運転ユーザによる車両10の移動状況を示す情報が登録される。例えば、運転ユーザの運転によって車両10が目的地に既に到着している場合には、「到着済」と登録され、運転ユーザの運転によって車両10が出発地から目的地へ移動中である場合には、「移動中」と登録され、運転ユーザの運転によって車両10が出発地から未だ出発していない場合には、「出発前」と登録される。なお、上記ステータスフィールドに「移動中」と登録される車両10については、該車両10の現在位置に関する情報も当該ステータスフィールドに登録されるようにしてもよい。その場合における車両10の現在位置は、サーバ装置300が運転ユーザのユーザ端末200と通信することで取得されてもよく、又は車両10に搭載されている通信可能な機器とサーバ装置300が通信することで取得されてもよい。
移動スケジュール管理データベースD320は、任意の車両10への相乗りを希望する同乗ユーザの移動スケジュールが格納されており、そこでは同乗ユーザの識別情報と移動スケジュールとの紐付けが行われている。ここで、移動スケジュール管理データベースD320に格納される移動スケジュール情報の一構成例について、図6に基づいて説明する。図6は、移動スケジュール情報のテーブル構成を例示する図である。なお、移動スケジュール情報テーブルに登録される情報は、図6に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図6に示す移動スケジュール情報テーブルは、同乗ユーザID、乗車地、乗車希望日時、降車地、降車希望日時、及びステータス等の各フィールドを有する。同乗ユーザIDフィールドには、各同乗ユーザを識別するためのユーザIDが登録される。同乗ユーザのユーザIDは、前述した運転ユーザIDと同様に、同乗ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行う際に付与される情報である。乗車地フィールドには、各同乗ユーザが相乗りに利用可能な車両10への乗車を希望する場所を示す情報が登録される。乗車希望日時フィールドには、各同乗ユーザが上記乗車地において相乗り可能な車両10への乗車を希望する日時を示す情報が登録される。降車地フィールドには、各同乗者が相乗りに利用可能な車両10からの降車を希望する場所を示す情報が登録される。降車希望日時フィールドには、各同乗ユーザが上記降車地において相乗り可能な車両10からの降車を希望する日時を示す情報が登録される。ステータスフィールドには、同乗ユーザの移動状況を示す情報が登録される。例えば、同乗ユーザが上記降車地で相乗り可能な車両10から既に降車している場合には、「降車済み」と登録され、同乗ユーザと組み合わせる運転ユーザが確定しているが、その運転ユーザの運転する車両10に該同乗ユーザが乗車する前の段階にある場合には、「予約中」と登録され、該同乗ユーザと組み合わせる運転ユーザが確定していない段階にある場合には、「マッチング中」と登録される。
予約管理データベースD330は、ライドシェアサービスの予約情報が格納されており、そこでは運転ユーザに関する情報と該運転ユーザの運転する車両10に相乗り予定の同乗ユーザに関する情報との紐付けが行われている。ここで、予約管理データベースD330に格納される予約情報の一構成例について、図7に基づいて説明する。図7は、予約情報のテーブル構成を例示する図である。なお、予約情報テーブルに登録される情報は、図7に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図7に示す予約情報テーブルは、予約ID、運転ユーザID、車両情報、同乗ユーザID、乗車地、乗車予定日時、降車地、降車予定日時、座席、及びステータス等の各フィー
ルドを有する。予約IDフィールドには、個々の予約情報を識別するための情報である予約IDが登録される。この予約IDは、例えば、各ユーザが予約内容について確認や変更等を行う場合に使用される。運転ユーザIDフィールドには、相乗り可能な車両10を運転する運転ユーザのユーザIDが登録される。車両情報フィールドには、各運転ユーザが運転する車両10を、該車両10に相乗りする同乗ユーザが識別するために必要な情報が登録される。例えば、車両情報フィールドには、車種、自動車登録番号(ナンバープレートに標記された番号)、車体色等の情報が登録される。同乗ユーザIDフィールドには、各運転ユーザの運転する車両10に相乗りする予定の同乗ユーザのユーザIDが登録される。乗車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる場所を示す情報が登録される。乗車予定日時フィールドには、上記乗車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10に同乗ユーザを乗車させる予定日時を示す情報が登録される。降車地フィールドには、各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる場所を示す情報が登録される。降車予定日時フィールドには、上記降車地において各運転ユーザが自身の運転する車両10から同乗ユーザを降車させる予定日時を示す情報が登録される。座席フィールドには、相乗りに利用される各車両10において同乗ユーザが座る座席の位置を示す情報が登録される。同乗ユーザの座席位置は、マッチング処理による運転ユーザと同乗ユーザとの組み合わせが確定した時点で決定されてもよい。また、同乗ユーザの座席位置は、同乗ユーザが相乗りに利用される車両10へ乗車した時点で決定されてもよい。その場合、上記座席フィールドに登録される情報は、同乗ユーザの座席位置が決定した時点で運転ユーザ又は同乗ユーザのユーザ端末200からサーバ装置300へ送信されるようにすればよい。ステータスフィールドには、各車両10の相乗り状況を示す情報が登録される。例えば、同乗ユーザが上記降車地で車両10から既に降車している場合には、「降車済み」と登録され、同乗ユーザが車両10に相乗り中である場合には、「乗車中」と登録され、同乗ユーザが車両10に乗車する前の段階にある場合には、「乗車前」と登録される。
なお、図7の予約情報テーブルは、各運転ユーザの運転する車両10に1人の同乗ユーザが相乗りする場合のテーブル構成例を示しているが、各運転ユーザの運転する車両10に相乗りする同乗ユーザの人数は2人以上であってもよい。その場合は、図8に示すように、1つの運転ユーザIDに対して、複数の同乗ユーザの情報が紐付けられればよい。
会員情報管理データベースD340は、ライドシェアサービスに会員登録されているユーザの情報(会員情報)が格納されている。ここで、会員情報管理データベースD340に格納される会員情報の一構成例について、図9に基づいて説明する。図9は、会員情報のテーブル構成を例示する図である。なお、会員情報テーブルに登録される情報は、図9に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図9に示す会員情報テーブルは、ユーザID、連絡先、属性、認証、及び車両ID等の各フィールドを有する。ユーザIDフィールドには、各ユーザがライドシェアサービスの会員登録を行った際に付与されるユーザIDが登録される。連絡先フィールドには、各ユーザの連絡先を示す情報(例えば、電子メールアドレスや電話番号等であり、少なくとも各ユーザが使用するユーザ端末200の電子メールアドレスを含む)が登録される。属性フィールドには、各ユーザの属性を示す情報(例えば、氏名、ニックネーム、年齢、性別、職業、勤務先(通学先)、趣味、特技等)が登録される。認証フィールドには、前述のリクエスト情報をサーバ装置300に登録する場合や、前述の予約情報を確認する場合等における認証に必要となるパスワード等を示す情報が登録される。車両IDフィールドには、各ユーザが相乗りに利用可能な車両10の車両IDが登録される。なお、相乗りに利用可能な車両10を所有していないユーザについては、例えば、車両IDフィールドに「無」と登録される。
次に、マッチング処理部F310は、運転ユーザや同乗ユーザからのリクエスト情報に基づいて、マッチング処理を行う。詳細には、運転ユーザのユーザ端末200から送信されるリクエスト情報をサーバ装置300が受信した場合に、マッチング処理部F310は、該リクエスト情報に基づいて、前述の図5に示したような走行スケジュール情報テーブルを生成し、生成された走行スケジュール情報テーブルを走行スケジュール管理データベースD310に格納する。また、同乗ユーザのユーザ端末200から送信されるリクエスト情報をサーバ装置300が受信した場合に、マッチング処理部F310は、該リクエスト情報に基づいて、前述の図6に示したような移動スケジュール情報テーブルを生成し、生成された移動スケジュール情報テーブルを移動スケジュール管理データベースD320に格納する。そして、マッチング処理部F310は、走行スケジュール管理データベースD310に格納されている走行スケジュール情報テーブルと、移動スケジュール管理データベースD320に格納されている移動スケジュール情報テーブルとを比較して、各同乗ユーザの移動スケジュールに適合する走行スケジュールを抽出する。続いて、マッチング処理部F310は、抽出された走行スケジュールに紐づけられている運転ユーザを上記同乗ユーザと暫定的に組み合わせる。上記した手順で運転ユーザと同乗ユーザとの暫定的な組み合わせが決定されると、マッチング処理部F310は、上記した暫定的な組み合わせにおける運転ユーザと同乗ユーザとの各々のユーザ端末200に対して、相乗りの条件を示す情報(例えば、同乗ユーザの乗車地、同乗ユーザの乗車予定日時、同乗ユーザの降車地、同乗ユーザの降車予定日時、車両10の種類等)を送信する。これに対し、運転ユーザ及び同乗ユーザの双方のユーザ端末200から上記した相乗りの条件に承諾する情報が返信されてくると、マッチング処理部F310は、上記した暫定的な組み合わせを正式な組み合わせに確定する。これに伴い、マッチング処理部F310は、上記した正式な組み合わせに基づいて、前述の図7に示したような予約情報テーブルを生成し、生成された予約情報テーブルを予約管理データベースD330に格納する。なお、マッチング処理部F310によるマッチング処理の実行方法は、上記した方法に限られるものではなく、周知の技術を用いる他の方法でマッチング処理が行われてもよい。
情報交換処理部F320は、ライドシェアサービスを利用したユーザ(第1ユーザ)のユーザ端末(第1ユーザ端末200A)から送信される第1情報をサーバ装置300が受信した場合に、所定の情報交換処理を実行する。
本実施形態における第1情報は、前述したように、連絡先情報(第1ユーザと同じ車両10に相乗り中又は相乗り経歴を持つ他のユーザ(第2ユーザ)の連絡先を示す情報)の提供を要求する情報である。ここで、本実施形態における第1情報のデータ構成例について、図10Aに基づいて説明する。図10Aは、第1情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。本実施形態における第1情報は、基本的には、連絡先要求情報と、予約IDと、乗車位置情報と、を含んで構成される。連絡先要求情報は、該連絡先要求情報と予約IDと乗車位置情報とから構成される情報が第1情報(すなわち、連絡先情報の提供を要求する情報)であることを識別するため情報である。なお、サーバ装置300に対して複数の第1情報が送信されることも想定し得るため、個々の第1情報を識別可能となるように該連絡先要求情報が形成されてもよい。予約IDは、第1ユーザと第2ユーザとが相乗りした際の予約IDであり、本発明に係る「空間識別情報」に相当する。乗車位置情報は、第1ユーザと第2ユーザとが相乗りした車両10における第2ユーザの乗車位置を示す情報であり、本発明に係る「第2ユーザ識別情報」に相当する。本例においては、乗車位置情報として、第2ユーザの座席位置が使用される。なお、第1情報に含まれる空間識別情報は、図10Aに示したような予約IDに限定されるものではなく、第1ユーザと第2ユーザとが相乗り中又は相乗りした車両10の車両情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの乗車地を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの乗車予定日時を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗
りした際の第1ユーザの降車地を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの降車予定日時を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの座席位置を示す情報とのうち、少なくとも1つを用いることもできる。要するに、第1情報に含まれる空間識別情報は、第1ユーザと第2ユーザとが相乗り中又は相乗りした車両10を特定することができる情報であればよい。また、第1情報に含まれる第2ユーザ識別情報は、図10Aに示したような乗車位置情報に限定されるものではなく、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第2ユーザの乗車地又は降車地を示す情報を用いることもできる。また、第1情報には、外観画像情報が添付されてもよい。ここでいう外観画像情報は、後述するユーザ端末200において、第1ユーザの外観を撮像した静止画像情報又は動画像情報である。
本実施形態における所定の情報交換処理は、上記連絡先情報の第1ユーザへの提供について該第2ユーザの同意が得られた場合に限り、上記連絡先情報を第1ユーザへ提供する処理である。以下では、本実施形態における所定の情報交換処理について述べる。
本実施形態における所定の情報交換処理では、情報交換処理部F320は、先ず、第2ユーザの使用する第2ユーザ端末200Bと通信するために必要な情報を取得すべく、第2ユーザを特定する処理を行う。具体的には、情報交換処理部F320は、第1情報に含まれる予約IDを引数として予約管理データベースD330へアクセスすることで、該予約IDに対応する予約情報テーブルを特定する。これにより、第1ユーザと第2ユーザとが相乗り中又は相乗りした車両10が特定される。なお、予約IDに代わりに、第1ユーザと第2ユーザとが相乗り中又は相乗りした車両10の車両情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの乗車地を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの乗車予定日時を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの降車地を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの降車予定日時を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中又は相乗りした際の第1ユーザの座席位置を示す情報とのうちの少なくとも1つが、空間識別情報として第1情報に含まれている場合には、情報交換処理部F320は、予約管理データベースD330に格納されている予約情報テーブルのうち、上記空間識別情報と一致する情報が登録されている予約情報テーブルを特定すればよい。続いて、情報交換処理部F320は、特定された予約情報テーブルにおいて第1情報に含まれる乗車位置情報(座席位置情報)と一致する座席に座ったユーザのユーザIDを抽出する。その際、第1情報に含まれる乗車位置情報が車両10の運転席を示す情報である場合には、情報交換処理部F320は、上記予約情報テーブルの運転ユーザIDフィールドに登録されているユーザIDを抽出すればよい。また、第1情報に含まれる乗車位置情報が車両10の運転席以外の座席を示す情報である場合には、情報交換処理部F320は、上記予約情報テーブルに登録されている同乗ユーザのうち、該乗車位置情報と一致する座席位置情報が座席フィールドに登録されている同乗ユーザの同乗ユーザIDフィールドに登録されているユーザIDを抽出すればよい。なお、第2ユーザの乗車位置を示す情報の代わりに、第2ユーザの乗車地又は降車地を示す情報が第1情報に含まれている場合には、予約情報テーブルに登録されている同乗ユーザのうち、第1情報に含まれる乗車地又は降車地を示す情報と一致する情報が乗車地フィールド又は降車地フィールドに登録されている同乗ユーザのユーザIDが抽出されればよい。斯様にして第2ユーザのユーザIDが抽出されると、情報交換処理部F320は、抽出されたユーザIDを引数として会員情報管理データベースD340にアクセスすることで、該ユーザIDに対応する会員情報テーブルを特定する。これにより、第1ユーザと同一の車両10に相乗り中又は相乗りした経歴を持つ第2ユーザが特定される。
上記した手順で第2ユーザが特定されると、情報交換処理部F320は、連絡先情報の第1ユーザへの提供について、第2ユーザに許可を求める処理を行う。具体的には、情報交換処理部F320は、先ず、第2ユーザの会員情報テーブルにおける連絡先フィールドから、第2ユーザ端末200Bと通信するために必要な情報(例えば、第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレス)を取得する。次いで、情報交換処理部F320は、取得された電子メールアドレス宛に第2情報を送信する。
本実施形態における第2情報は、前述したように、上記連絡先情報の第1ユーザへの提供について許可を求める情報である。ここで、本実施形態における第2情報のデータ構成例について、図10Bに基づいて説明する。図10Bは、第2情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。本実施形態における第2情報は、許可要求情報と、ユーザ特定情報と、含んで構成される。許可要求情報は、該許可要求情報とユーザ特定情報とから構成される情報が第2情報(すなわち、第1ユーザに対する連絡先情報の提供について許可を求める情報)であることを、ユーザ端末200に識別させるための情報である。なお、第2ユーザ端末200Bに対して複数の第2情報が送信されることも想定し得るため、個々の第2情報を識別可能となるように該許可要求情報が形成されてもよい。ユーザ特定情報は、連絡先情報の提供先となる第1ユーザを、第2ユーザが特定可能にするための情報である。ユーザ特定情報は、例えば、第1ユーザの属性情報と、第1ユーザと第2ユーザとが相乗りした車両10における第1ユーザの乗車位置を示す情報と、第1ユーザの外観画像情報とのうち、少なくとも1つを含んで形成される。なお、第1ユーザの属性情報は、第1ユーザの会員情報テーブルにおける属性フィールドに登録されている情報(氏名、ニックネーム、年齢、性別、職業、勤務先(通学先)、趣味、特技等)の一部又は全部を含む情報である。第1ユーザと第2ユーザとが相乗りした車両10における第1ユーザの乗車位置を示す情報は、第1情報に含まれる予約IDに対応する予約情報テーブルにおいて、第1ユーザの座席フィールドに登録されている座席位置を示す情報である。第1ユーザの外観画像情報は、第1ユーザ端末200Aから受信した第1情報に添付されている外観画像情報である。
上記したように構成される第2情報がサーバ装置300から第2ユーザ端末200Bへ送信された後に、該第2情報に応答する形で第2ユーザ端末200Bから送信される第3情報をサーバ装置300が受信すると、情報交換処理部F320は、該第3情報に基づいて、第1ユーザ端末200Aに対する連絡先情報の送信可否を判別する。
本実施形態における第3情報は、連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可するか又は不許可するかを示す情報である。ここで、本実施形態における第3情報のデータ構成例について、図10Cに基づいて説明する。図10Cは、第3情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。本実施例における第3情報は、回答情報と、回答種別情報と、含んで構成される。回答情報は、該回答情報と回答種別情報とを含む情報が第3情報(すなわち、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可又は不許可とする情報)であることを、サーバ装置300が識別するための情報である。なお、サーバ装置300に対して複数の第3情報が送信されることも想定し得るため、個々の第3情報を識別可能となるように該回答情報が形成されてもよい。回答種別情報は、第2情報に対する回答の種別、すなわち、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可するか又は不許可とするかを区別するための情報である。
上記したように構成される第3情報をサーバ装置300が受信すると、情報交換処理部F320は、該第3情報に含まれる回答種別情報に基づいて、第1ユーザ端末200Aに対する連絡先情報の送信可否を判別する。ここで、上記回答種別情報が第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可する情報であれば、情報交換処理部F320は、上記連絡先情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する。ここで、上記連絡先情報がサーバ装置300か
ら第1ユーザ端末200Aへ送信される際には、第2ユーザの呼び名(氏名、又はニックネーム等)を示す情報も、サーバ装置300から第1ユーザ端末200Aへ送信されるようにしてもよい。一方、上記回答種別情報が第1ユーザに対する連絡先情報の提供を不許可とする情報であれば、情報交換処理部F320は、上記連絡先情報を第1ユーザ端末200Aへ送信しない。その場合、情報交換処理部F320は、連絡先情報の提供について許可を得られなかった旨を示す不許可情報を、第1ユーザ端末200Aへ送信する。
(ユーザ端末の機能構成)
図11は、ユーザ端末200の機能構成を例示する図である。ユーザ端末200は、機能構成要素として、予約登録部F210、連絡先要求部F220、承諾処理部F230を備える。これら予約登録部F210、連絡先要求部F220、承諾処理部F230は、ユーザ端末200のプロセッサ201が主記憶部202上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。なお、上記した機能構成要素のいずれか、又はその処理の一部がハードウェア回路により実行されてもよい。
予約登録部F210は、ユーザによる入力部205へのリクエスト情報の入力を受け付け、入力されたリクエスト情報をサーバ装置300へ送信する。そして、上記リクエスト情報に応答する形で、暫定的な運転ユーザと同乗ユーザとの組み合わせにおける相乗り条件を示す情報が、サーバ装置300からユーザ端末200へ送信されてくると、予約登録部F210は、暫定的な組み合わせにおける相乗りの条件を示す情報を表示部204に表示する。その際、予約登録部F210は、上記相乗りの条件を示す情報について承諾するか否かの選択をユーザに促す処理(例えば、相乗りの条件に承諾するか否かを選択するためのボタンをタッチパネル等の入力部205に表示させる処理)を行う。ユーザが上記相乗りの条件を示す情報について承諾することを選択すると、予約登録部F210が、その選択結果を示す情報をサーバ装置300へ送信する。斯様な情報が運転ユーザのユーザ端末200と同乗ユーザのユーザ端末200との双方からサーバ装置300へ送信されると、前述したように、サーバ装置300におけるマッチング処理によって正式な運転ユーザと同乗ユーザとの組み合わせが確定される。これに伴い、正式な運転ユーザと同乗ユーザとの組み合わせに応じた予約情報が、サーバ装置300からユーザ端末200へ送信される。その場合、予約登録部F210は、該予約情報を表示部204に表示する。これにより、ユーザ端末200のユーザが予約情報を確認することができる。なお、予約登録部F210による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
ここで、各ユーザが上記リクエスト情報をサーバ装置300に登録する方法は、ユーザ端末200を利用した方法に限定されるものではなく、例えば、ネットワークN1に接続可能な任意の端末(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ等)やパーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)を利用して、上記リクエスト情報をサーバ装置300に登録してもよい。
連絡先要求部F220は、該ユーザ端末200のユーザが上記第1ユーザの立場に立った場合に、ユーザによる入力部205への上記第1情報の入力を受け付け、入力された第1情報をサーバ装置300へ送信する。ユーザが上記第1情報を入力するにあたり、連絡先要求部F220は、ユーザがこれまでに行った予約に対応する予約情報の履歴を表示部204に表示するようにしてもよい。その場合、ユーザ端末200のユーザが、表示部204に表示された予約情報の履歴の中から、該第1ユーザと第2ユーザとが相乗りした予約情報を選択するとともに、該選択された予約情報における第2ユーザの座席位置(又は、乗車地若しくは降車地)を選択することができる。そして、連絡先要求部F220は、ユーザによって選択された予約情報の予約IDと座席位置情報とに基づいて、前述の図10Aに示したような第1情報を生成し、生成された第1情報をサーバ装置300へ送信すればよい。
ここで、上記第1情報がサーバ装置300へ送信される際に、連絡先要求部F220は、ユーザの外観画像情報を第1情報に添付してもよい。その場合、連絡先要求部F220は、例えば、第1情報の入力を受け付けた際に、外観画像情報を第1情報に添付するか否かの選択をユーザに促す処理(例えば、ユーザの外観画像情報を添付するか否かを選択するためのボタンをタッチパネル等の入力部205に表示させる処理)を行えばよい。そして、外観画像情報を第1情報に添付することをユーザが選択した場合には、連絡先要求部F220は、該ユーザ端末200に搭載されているカメラを起動させることで、ユーザの外観画像を撮像し、撮像された外観画像情報を第1情報に添付すればよい。
なお、連絡先要求部F220による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
承諾処理部F230は、該ユーザ端末200のユーザが上記第2ユーザの立場に立った場合において、サーバ装置300から送信される上記第2情報を該ユーザ端末200が受信した際に、該第2情報を表示部204に表示させるとともに、第1ユーザへの連絡先情報の提供を許可するか又は不許可とするかの選択を促す処理(例えば、連絡先情報の提供を許可するか否かを選択するためのボタンをタッチパネル等の入力部205に表示させる処理)を行う。そして、上記連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可するか又は不許可とするかの選択を第2ユーザが行うと、承諾処理部F230が、その選択結果に基づいて、前述の図10Cに示したような第3情報を生成し、生成された第3情報をサーバ装置300へ送信する。なお、承諾処理部F230による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
(システムの動作)
第1ユーザが連絡先情報を要求する場合におけるライドシェアシステムの動作について図12A〜図12Cに基づいて説明する。図12Aは、各構成要素間で送受信されるデータの流れ、及び各構成要素が行う処理の流れの概略を示すフロー図である。図12Bは、第1情報を受信した際のサーバ装置300の動作を示すフロー図である。図12Cは、第3情報を受信した際のサーバ装置300の動作を示すフロー図である。なお、図12Aに示すフローでは、第1ユーザと第2ユーザとは、同一の車両10に相乗り中又は相乗りした経歴を有するものとする。
図12Aにおいて、第1ユーザ端末200Aが第1ユーザによる第1情報の入力を受け付けると(ステップS11)、第1ユーザ端末200Aの連絡先要求部F220が、該第1ユーザ端末200Aに入力された第1情報をサーバ装置300へ送信する(ステップS12)。ここでいう第1情報は、前述の図10Aに示したように、連絡先要求情報と予約IDと乗車位置情報(又は、第2ユーザの乗車地情報若しくは降車地情報)を含んで構成される。
第1ユーザ端末200Aから送信された第1情報がサーバ装置300によって受信されると、該サーバ装置300の情報交換処理部F320が、第2情報を生成する処理(ステップS13)と、生成された第2情報を第2ユーザ端末200Bへ送信する処理(ステップS14)とを行う。これらの処理は、図12Bに示すような処理フローに基づいて行われる。
図12Bにおいては、第1ユーザ端末200Aからの第1情報をサーバ装置300が受信すると(ステップS101)、該サーバ装置300の情報交換処理部F320が、第2ユーザを特定するための処理を行う(ステップS102)。具体的には、情報交換処理部F320は、前述したように、上記第1情報に含まれる予約ID及び乗車位置情報(又は
、乗車地情報若しくは降車地情報)を引数として予約管理データベースD330へアクセスすることで、第2ユーザのユーザIDを抽出する。続いて、情報交換処理部F320は、抽出されたユーザIDを引数として会員情報管理データベースD340にアクセスすることで、第2ユーザの会員情報テーブルを特定する。
上記ステップS102で第2ユーザが特定されると、情報交換処理部F320が、第2情報を生成する(ステップS103)。ここでいう第2情報は、前述の図10Bに示したように、許可要求情報と、ユーザ特定情報と、含むように生成される。続いて、情報交換処理部F320は、ステップS103で生成された第2情報を第2ユーザ端末200Bへ送信する(ステップS104)。その際、情報交換処理部F320は、ステップS102で特定された第2ユーザの会員情報テーブルから、第2ユーザ端末200Bと通信するために必要な情報(第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレス)を取得して、取得された電子メールアドレス宛にステップS103で生成された第2情報を送信する。
ここで、図12Aに戻り、サーバ装置300から送信された第2情報が第2ユーザ端末200Bによって受信されると、該第2ユーザ端末200Bの承諾処理部F230が、第2情報に含まれるユーザ特定情報を表示部204に表示させつつ、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可するか又は不許可とするかの選択を促す処理(選択処理)を実行する(ステップS15)。これにより、第2ユーザは、第1ユーザに関するユーザ特定情報を参考にして、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可するか又は不許可とするかを判断することができる。その際、第1ユーザの外観画像情報がユーザ特定情報に含まれていれば、第2ユーザは、自身と同一の車両10に相乗りしたユーザのうち、いずれのユーザが第1ユーザであるかの判断を、より正確に行うこともできる。そして、第2ユーザ端末200B上において、第1ユーザへの連絡先情報の提供を許可するか又は不許可とするかの選択が第2ユーザによって行われると、承諾処理部F230が、その選択結果に基づいて、前述の図10Cに示したような第3情報を生成する。そして、承諾処理部F230は、生成された第3情報をサーバ装置300へ送信する(ステップS16)。
第2ユーザ端末200Bから送信された第3情報がサーバ装置300によって受信されると、該サーバ装置300の情報交換処理部F320が、第3情報に基づいて、第1ユーザ端末200Aに対する連絡先情報の送信可否(第1ユーザに対する連絡先情報の提供可否)を判別する処理(ステップS17)、及びステップS17の判別結果に応じた情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する処理(ステップS18)を実行する。これらの処理は、図12Cに示す処理フローに基づいて行われる。
図12Cにおいては、第2ユーザ端末200Bから送信された第3情報をサーバ装置300が受信すると(ステップS201)、該サーバ装置300の情報交換処理部F320は、上記第3情報に含まれる回答種別情報に基づいて、該第3情報が第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可する情報であるか否かを判別する(ステップS202)。
ここで、上記第3情報が、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可する情報であれば(ステップS202で肯定判定)、情報交換処理部F320は、連絡先情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する(ステップS203)。その際の連絡先情報には、第2ユーザの呼び名を示す情報が付加されてもよい。斯様な連絡先情報が第1ユーザ端末200Aへ送信されると、第1ユーザは、該連絡先情報に基づいて第2ユーザに連絡することで、第2ユーザとの情報交換を行うことができる。
一方、上記第3情報が、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を不許可とする情報であれば(ステップS202で否定判定)、情報交換処理部F320は、連絡先情報を第1ユーザ端末200Aへ送信せずに、不許可情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する(ステ
ップS204)。この場合、第2ユーザの意思に反して、第1ユーザから第2ユーザへの連絡が為されることが抑制される。
以上述べた処理フローによれば、第1ユーザが、該第1ユーザと相乗り中又は相乗りした経歴を持つ第2ユーザの連絡先を示す情報(連絡先情報)の提供を要求した場合に、サーバ装置300は、第2ユーザの同意が得られたことを条件として、上記連絡先情報を第1ユーザへ提供することになる。つまり、第2ユーザの同意が得られなければ、サーバ装置300は、上記連絡先情報を第1ユーザに提供しないことになる。これにより、第2ユーザの意思に反して、第1ユーザから第2ユーザへ連絡が為されることが抑制される。その結果、同一の車両10に相乗り中又は相乗りした経歴を持つユーザ間の情報交換を好適に仲介することができる。
<第1実施形態の変形例1>
次に、前述した第1の実施形態の変形例1について説明する。なお、本変形例において、第1の実施形態と実質的に同一の構成、実質的に同一の制御処理については、その詳細な説明を省略する。
前述した第1の実施形態では、第2ユーザの同意が得られた場合に、サーバ装置300から第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類は、基本的に1種類のみである。これに対し、本変形例では、サーバ装置300から第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類を、第2ユーザが任意に選択することができるようにした。その場合、第1ユーザへ提供可能な連絡先情報の種類を指定する情報を、第2ユーザ端末200Bからサーバ装置300へ送信される第3情報に含めるようにすればよい。そして、連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可する第3情報をサーバ装置300が受信した場合に、該サーバ装置300は、該第3情報で指定されている種類の連絡先情報を、第1ユーザ端末200Aへ送信すればよい。
ここで、第2ユーザ端末200Bからサーバ装置300へ第3情報を送信するにあたり、第2ユーザ端末200Bの承諾処理部F230は、第1ユーザへ提供可能な連絡先情報の種類を第2ユーザに選択させる処理を実行する。例えば、承諾処理部F230は、入力部205が備えるタッチパネル250A上に、図13に示すような画面を表示させる。図13は、第1ユーザへ提供可能な連絡先情報を選択するための画面の一例である。図13に示す例では、タッチパネル250A上に、「電子メールアドレスとニックネームの提供を許可する」ことを選択するためのボタンB1、「電子メールアドレスと氏名の提供を許可する」ことを選択するためのボタンB2、「電子メールアドレスと氏名と電話番号の提供を許可する」ことを選択するためのボタンB3、及び「連絡先情報の提供を許可しない」ことを選択するためのボタンB4が表示されるとともに、それら4つのボタンB1〜B4のうちのいずれか1つの選択を促すための文字情報が表示されている。
図13に示すような画面において、B1〜B3のいずれかのボタンが第2ユーザによって選択された場合に、承諾処理部F230は、第2ユーザによって選択されたボタンに応じた種類の連絡先情報の提供を許可することを示す第3情報を生成すればよい。ここで、本変形例における第3情報のデータ構成例について図14に基づいて説明する。図14は、本変形例における第3情報のデータ構成の一例を示す図である。本変形例における第3情報は、回答情報と、回答種別情報と、連絡先種別情報と、含んで構成される。回答情報と回答種別情報は、前述の図10Cに示した第3情報と同様である。なお、回答種別情報は、前述の図13中のボタンB1〜B3が選択された場合には、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可することを示すように形成され、前述の図13中のボタンB4が選択された場合には、第1ユーザに対する連絡先情報の提供を不許可とすることを示すように形成される。また、連絡先種別情報は、第1ユーザに対する連絡先情報の提供が許可され
る場合(図13中のボタンB1〜B3のいずれかが選択された場合)に、第1ユーザに提供可能な連絡先情報の種類を指定する情報である。例えば、前述の図13中におけるボタンB1が選択された場合には、連絡先種別情報は、「電子メールアドレスとニックネームの提供を許可する」ことを指定するように形成される。前述の図13中におけるボタンB2が選択された場合には、連絡先種別情報は、「電子メールアドレスと氏名の提供を許可する」ことを指定するように形成される。前述の図13中におけるボタンB3が選択された場合には、連絡先種別情報は、「電子メールアドレスと氏名と電話番号の提供を許可する」ことを指定するように形成される。なお、第1ユーザに対する連絡先情報の提供が不許可とされる場合には、連絡先種別情報が無効な情報となるように形成されてもよく、又は上記した回答情報と回答種別情報のみを含むように第3情報が構成されてもよい。
次に、上記したように構成される第3情報を受信した際のサーバ装置300の動作について図15に基づいて説明する。図15中において、前述の図12Cと同様の処理には同一の符号を付している。
図15の処理フローでは、ステップS202で肯定判定された場合に、サーバ装置300の情報交換処理部F320が、前述の図12C中におけるステップS203の代わりに、ステップS2031、及びステップS2032の処理を実行する。
ステップS2031では、情報交換処理部F320は、第3情報に含まれる連絡先種別情報に応じた連絡先情報を生成する。例えば、上記連絡先種別情報が「電子メールアドレスとニックネームの提供を許可する」ことを指定する情報であれば、情報交換処理部F320は、第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレスと第2ユーザのニックネームとを第2ユーザの会員情報テーブルから抽出して、それらの情報を含む連絡先情報を生成する。上記連絡先種別情報が「電子メールアドレスと氏名の提供を許可する」ことを指定する情報であれば、情報交換処理部F320は、第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレスと第2ユーザの氏名とを第2ユーザの会員情報テーブルから抽出して、それらの情報を含む連絡先情報を生成する。上記連絡先種別情報が「電子メールアドレスと氏名と電話番号の提供を許可する」ことを指定する情報であれば、情報交換処理部F320は、第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレスと第2ユーザの氏名と第2ユーザの電話番号とを第2ユーザの会員情報テーブルから抽出して、それらの情報を含む連絡先情報を生成する。
ステップS2032では、情報交換処理部F320は、上記ステップS2031で生成された連絡情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する。
本変形例によれば、第2ユーザが第1ユーザのユーザ特定情報から受けた印象等に応じて、第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類を変更することができる。
<第1実施形態の変形例2>
前述した第1の実施形態の変形例1では、第1ユーザに対する連絡先情報の提供が許可された場合に、第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類を第2ユーザが指定する例について述べたが、本変形例では、サーバ装置300が、第1ユーザに対する評価に関する情報に基づいて、第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類を変更する例について述べる。
図16は、本変形例における会員情報テーブルの構成例を示す図である。図16に示す例では、会員情報テーブルは、ユーザIDフィールド、連絡先フィールド、属性フィールド、認証フィールド、及び車両IDフィールドに加え、評価フィールドを備えている。なお、図15の会員情報テーブルにおけるユーザIDフィールド、連絡先フィールド、属性フィールド、認証フィールド、及び車両IDフィールドの各フィールドに登録される情報
は、前述の図9に示す会員情報テーブルと同様である。そして、評価フィールドには、各ユーザと相乗り中又は相乗りした経歴を持つ他のユーザによる当該ユーザの評価に関する情報が登録される。例えば、各ユーザに対する他のユーザによる評価が「良い」であれば「A」と登録され、「普通」であれば「B」と登録され、「悪い」であれば「C」と登録される。斯様な評価情報は、各ユーザと相乗り中又は相乗りした経歴を持つ他のユーザのユーザ端末200からサーバ装置300へ送信される評価情報の集計結果を、周知のアルゴリズムに従って解析することで導出される。その際のアルゴリズムの典型的な例としては、各ユーザに対する評価情報の集計結果において最も数の多い評価を導出するアルゴリズム、又は上記集計結果の平均的な評価を導出するアルゴリズムを例示することができる。
次に、本変形例において、第3情報を受信した際のサーバ装置300の動作について図17に基づいて説明する。図17中において、前述の図12Cと同様の処理には同一の符号を付している。
図17の処理フローでは、ステップS202で肯定判定された場合に、サーバ装置300の情報交換処理部F320が、前述の図12C中におけるステップS203の代わりに、ステップS2033、及びステップS2034の処理を実行する。
ステップS2033では、情報交換処理部F320は、第1ユーザの評価情報に応じた連絡先情報を生成する。例えば、第1ユーザの会員情報テーブルにおける評価フィールドに登録されている評価情報が「C」であれば、情報交換処理部F320は、第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレスと第2ユーザのニックネームとを第2ユーザの会員情報テーブルから抽出して、それらの情報を含む連絡先情報を生成する。第1ユーザの会員情報テーブルにおける評価フィールドに登録されている評価情報が「B」であれば、情報交換処理部F320は、第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレスと第2ユーザの氏名とを第2ユーザの会員情報テーブルから抽出して、それらの情報を含む連絡先情報を生成する。第1ユーザの会員情報テーブルにおける評価フィールドに登録されている評価情報が「A」であれば、情報交換処理部F320は、第2ユーザ端末200Bの電子メールアドレスと第2ユーザの氏名と第2ユーザの電話番号とを第2ユーザの会員情報テーブルから抽出して、それらの情報を含む連絡先情報を生成する。なお、第1ユーザの評価情報に応じて連絡先情報の種類を変更する処理の実行方法は、上記した方法に限られるものではなく、例えば、第1ユーザの評価が高い(良好である)ほど、連絡先情報に含まれる情報量が多くなるようにしてもよい。
ステップS2034では、情報交換処理部F320は、上記ステップS2033で生成された連絡情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する。
本変形例によれば、第1ユーザと相乗り中又は相乗りした経歴を持つ他のユーザによる第1ユーザの評価に関する情報に基づいて、第1ユーザに提供される連絡先情報の種類を変更することができる。
<第1実施形態の変形例3>
次に、前述した第1の実施形態の変形例3について説明する。なお、本変形例において、第1の実施形態と実質的に同一の構成、実質的に同一の制御処理については、その詳細な説明を省略する。
前述した第1の実施形態では、第1ユーザ端末200Aから送信される第1情報がサーバ装置300によって受信されると、該サーバ装置300が、第2情報を生成し、生成された第2情報を直ちに第2ユーザ端末200Bへ送信する例について述べた。これに対し
、本変形例では、サーバ装置300は、第1ユーザと第2ユーザとの相乗りが終了しているタイミングで、第2情報を第2ユーザ端末200Bへ送信するようにした。つまり、サーバ装置300が第1情報を受信した時点で、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中であれば、該サーバ装置300は、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗りしていない状態(第1ユーザと第2ユーザとのうち、少なくとも一方のユーザが車両10から降車した状態)になるまで、上記第2情報の送信を遅らせるようにした。
ここで、本変形例において、第1情報を受信した際のサーバ装置300の動作について図18に基づいて説明する。図18中において、前述の図12Bと同様の処理には同一の符号を付している。
図18の処理フローでは、ステップS103の処理が終了した後に、サーバ装置300の情報交換処理部F320が、前述の図12B中におけるステップS104の代わりに、ステップS1041、及びステップS1042の処理を実行する。
ステップS1041では、情報交換処理部F320は、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中であるか否かを判別する。例えば、情報交換処理部F320は、第1情報に含まれる予約IDに対応する予約情報テーブル(前述の図7、図8を参照。)におけるステータスフィールドに登録されている情報に基づいて、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中であるか否かを判別する。ここで、第1ユーザと第2ユーザの双方が同乗ユーザである場合においては、第1ユーザのステータスフィールドと第2ユーザのステータスフィールドとの双方に「乗車中」と登録されていれば、情報交換処理部F320は、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中であると判定する。また、第1ユーザと第2ユーザとの一方が運転ユーザである場合においては、同乗ユーザのステータスフィールドに「乗車中」と登録されていれば、情報交換処理部F320は、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中であると判定する。上記した方法でステップS1041の処理が実行された場合に、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中である判定されると(ステップS1041で肯定判定)、情報交換処理部F320は、ステップS1041の処理を再度実行する。その際、ステップS1041の処理が再度実行されるタイミングは、例えば、予約情報テーブルにおける第1ユーザの降車予定日時およびまたは第2ユーザの降車予定日時より後に設定されてもよい。一方、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中ではないと判定されると(ステップS1041で否定判定)、情報交換処理部F320は、ステップS1042へ進む。ステップS1042では、情報交換処理部F320は、上記ステップS103で生成された第2情報を第2ユーザ端末200Bに送信する。
本変形例によれば、第1ユーザと第2ユーザとが同一の車両10に相乗り中であるときに、第1ユーザ端末200Aからサーバ装置300へ第1情報が送信されても、サーバ装置300から第2ユーザ端末200Bへ第2情報が送信されるタイミングは、第1ユーザと第2ユーザとの少なくとも一方が該車両10から降車した後のタイミングになる。これにより、仮に第1ユーザに対する連絡先情報の提供を第2ユーザが望んでいない場合であっても、第2ユーザが煩わしさや気まずさを覚え難くなる。
<第1実施形態の変形例4>
次に、前述した第1の実施形態の変形例4について説明する。なお、本変形例において、第1の実施形態と実質的に同一の構成、実質的に同一の制御処理については、その詳細な説明を省略する。
前述した第1の実施形態では、第1ユーザ端末200Aから送信される第1情報がサー
バ装置300によって受信された場合に、連絡先情報の第1ユーザへの提供について第2ユーザが過去に不許可とした履歴があるか否かに関わらず、サーバ装置300が、第2情報を第2ユーザ端末200Bへ送信する例について述べた。これに対し、本変形例では、連絡先情報の第1ユーザへの提供について第2ユーザが過去に不許可とした履歴がある場合には、サーバ装置300が、第2情報を第2ユーザ端末200Bへ送信することなく、不許可情報を第1ユーザ端末200Aへ送信するようにした。つまり、連絡先情報の提供について過去に不許可とされた第1ユーザが、再び第2ユーザの連絡先情報の提供を要求してきた場合には、連絡先情報の第1ユーザへの提供について第2ユーザへ許可を求める処理を行わずに、サーバ装置300側で不許可とするようにした。
ここで、本変形例において、会員情報管理データベースD340に格納される会員情報の一構成例について、図19に基づいて説明する。図19は、本変形例における会員情報のテーブル構成を例示する図である。
図19に示す会員情報テーブルは、ユーザID、連絡先、属性、認証、及び車両IDの各フィールドに加え、不許可ユーザフィールドを有する。不許可ユーザフィールドは、各ユーザが自身の連絡先情報の提供について過去に不許可としたことがある他のユーザのユーザIDが登録される。斯様なユーザIDの登録は、連絡先情報の他のユーザへの提供を不許可とする第3情報がサーバ装置300によって受信されたときに、情報交換処理部F320によって行われる。なお、連絡先情報の他のユーザへの提供を不許可とした履歴を持たないユーザについては、例えば、不許可ユーザフィールドに「無」と登録される。
次に、本変形例において、第1情報を受信した際のサーバ装置300の動作について図20に基づいて説明する。図20中において、前述の図12Bと同様の処理には同一の符号を付している。
図20の処理フローでは、ステップS102の処理が終了した後に、サーバ装置300の情報交換処理部F320が、前述の図12B中におけるステップS103の代わりに、ステップS1031の処理と、ステップS1032又はステップS1033の処理と、を実行する。
ステップS1031の処理では、情報交換処理部F320は、ステップS102で特定された第2ユーザの会員情報テーブルへアクセスし、該会員情報テーブルにおける不許可ユーザフィールドに第1ユーザのユーザIDが登録済みであるかを判別する。ここで、第1ユーザのユーザIDが上記会員情報テーブルにおける不許可ユーザフィールドに未登録であれば(ステップ1031で否定判定)、情報交換処理部F320は、ステップS1032へ進んで、第2情報を生成する。そして、ステップS1032で生成された第2情報は、第2ユーザ端末200Bへ送信される(ステップS104)。一方、第1ユーザのユーザIDが上記会員情報テーブルの不許可ユーザフィールドに登録済みであれば(ステップS1031で肯定判定)、情報交換処理部F320は、上記したS1032及びS104の処理を実行せずに、不許可情報を第1ユーザ端末200Aへ送信する(ステップS1033)。
本変形例によれば、連絡先情報の提供について過去に不許可とされた第1ユーザが、再び第2ユーザの連絡先情報の提供を要求してきた場合に、連絡先情報の第1ユーザへの提供について第2ユーザへ許可を求めることなく、不許可情報が第1ユーザ端末200Aへ送信される。これにより、第2ユーザの煩わしさを低減することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、前述し
た第1の実施形態と実質的に同一の構成、実質的に同一の制御処理については、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、作業を目的とする複数のユーザが同一の作業空間を共用する形態において、本発明を実施する例について述べる。具体的には、複数のユーザが同一のワークスペースで作業を行う形態(以下では、「スペースシェア」と記す場合もある。)において、本発明を実施する例について述べる。
(システム構成)
図21は、スペースシェアサービスの提供を行うためのシステム(以下、「スペースシェアシステム」と記す場合もある。)の一構成例を示す図である。図21に示す例では、スペースシェアシステムは、複数のユーザが共用可能な作業スペースとして使用されるワークスペース50、該ワークスペース50を利用するユーザが使用するユーザ端末600、及びサーバ装置700を含んで構成される。ユーザ端末600とサーバ装置700とは、ネットワークN2によって相互に接続可能である。ネットワークN2の構成は、前述した第1の実施形態におけるネットワークN1と同様である。
なお、図21に示す例では、作業スペースとして使用されるワークスペースとして、1つのワークスペース50のみが図示されているが、当該スペースシェアサービスで利用可能なスペースとして登録されている数と同数のワークスペースがスペースシェアシステムに含まれるものとする。また、図21に示す例では、ユーザ端末600として、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末600Aと、該第1ユーザと同じワークスペースを共用中又は共用した経歴を持つ第2ユーザが使用する第2ユーザ端末600Bとの2台のみが図示されているが、当該スペースシェアサービスを利用可能な会員として登録されているユーザ数に応じた台数のユーザ端末600がスペースシェアシステムに含まれるものとする。
ユーザ端末600には、スペースシェアサービスを利用するための所定のアプリケーションがインストールされている。各ユーザ端末600のユーザは、自身の持つユーザ端末600に上記所定のアプリケーションを実行させることで、ワークスペースを利用する際の条件等に関する情報(リクエスト情報)を、サーバ装置700に登録することができる。例えば、各ユーザは、自身のユーザ端末600に上記所定のアプリケーションを実行させることで、自身の希望するワークスペースの所在地域や貸出期間等に関する情報を、リクエスト情報としてサーバ装置700に登録することができる。なお、ユーザ端末600の詳細については後述する。
サーバ装置700は、各ユーザからのリクエスト情報を受け付ける。そして、サーバ装置700は、各ユーザからのリクエスト情報に基づいて、各ユーザに対するワークスペースの貸出処理を行う。例えば、サーバ装置700は、各ユーザからのリクエスト情報に基づいて、各ユーザが希望する条件に適合するワークスペースを暫定的に決定する。サーバ装置700は、暫定的に決定されたワークスペースの利用条件に関する情報を、ユーザ端末600へ送信する。そして、ユーザ端末600からワークスペースの利用条件に承諾する情報を受信すると、サーバ装置700は、暫定的に決定されたワークスペースを、正式に貸し出すワークスペースとして確定する。
また、本実施形態におけるサーバ装置700は、上記した貸出処理を行う機能に加え、同一のワークスペースを共用中又は共用した経歴を持つユーザ間の情報交換を仲介する機能も有している。ここで、互いの連絡先を知らない第1ユーザと第2ユーザとが同一のワークスペースを共用した場合においては、第1ユーザが第2ユーザとの情報交換を望む可能性がある。つまり、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を、第1ユーザが望む可能性がある。そこで、本実施形態では、第1ユーザ端末600Aから送信される、連絡
先情報の提供を要求するための情報(第1情報)を、サーバ装置700が受信した場合に、該サーバ装置700が、連絡先情報の第1ユーザへの提供について許可を求める情報(第2情報)を、第2ユーザ端末600Bへ送信する。そして、上記第2情報に応答する形で第2ユーザ端末600Bから送信される、連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可又は不許可する情報(第3情報)を、サーバ装置700が受信した場合に、該第3情報が連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可する情報であれば、該サーバ装置700が、連絡先情報を第1ユーザ端末600Aへ送信する。一方、該第3情報が連絡先情報の第1ユーザへの提供を不許可とする情報であれば、サーバ装置700は、連絡先情報を第1ユーザ端末600Aへ送信せずに、不許可情報を第1ユーザ端末600Aへ送信する。本実施形態においては、同一のワークスペースを共用中又は共用した経歴を持つユーザ間の情報交換を仲介する機能を有するサーバ装置700が、本発明に係る「情報処理装置」に相当する。
なお、本実施例におけるユーザ端末600、及びサーバ装置700の各々のハードウェア構成は、前述した第1の実施形態におけるユーザ端末200、及びサーバ装置300の各々のハードウェア構成と同様であるため、説明を省略する。
(サーバ装置の機能構成)
ここで、本実施形態におけるサーバ装置700の機能構成について、図22に基づいて説明する。図22に示すように、本実施形態のサーバ装置700は、その機能構成要素として、貸出処理部F710、情報交換処理部F720、ワークスペース管理データベースD710、貸出管理データベースD720、及び会員情報管理データベースD730含む。ここで、貸出処理部F710及び情報交換処理部F720は、サーバ装置700のプロセッサが主記憶部上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。それら貸出処理部F710と情報交換処理部F720のいずれか、又はその一部がハードウェア回路により形成されてもよい。
ワークスペース管理データベースD710、貸出管理データベースD720、及び会員情報管理データベースD730は、サーバ装置700のプロセッサによって実行されるデータベース管理システムのプログラムが、補助記憶部に記憶されるデータを管理することで構築される。これらワークスペース管理データベースD710、貸出管理データベースD720、及び会員情報管理データベースD730は、例えば、リレーショナルデータベースである。
なお、サーバ装置700の各機能構成要素のいずれか、又はその処理の一部は、ネットワークN2に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。例えば、貸出処理部F710に含まれる各処理と、情報交換処理部F720に含まれる各処理とは、別々のコンピュータにより実行されてもよい。
ワークスペース管理データベースD710は、スペースシェアサービスで利用可能なワークスペースに関する情報が格納されており、そこでは各ワークスペースの識別情報と各ワークスペースの属性を示す情報との紐付けが行われている。ワークスペース管理データベースD710に格納されるワークスペース情報の一構成例について、図23に基づいて説明する。図23は、ワークスペース情報のテーブル構成を例示する図である。なお、ワークスペース情報テーブルに登録される情報は、図23に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図23に示すワークスペース情報テーブルは、スペースID、所在地、貸出可能期間、及びステータス等の各フィールドを有する。スペースIDには、スペースシェアに利用可能な各ワークスペースを識別するための情報であるスペースIDが登録される。ここでいうスペースIDは、スペースシェアサービスの提供者がスペースシェアサービスに利用可
能なワークスペースの登録を行う際に付与される情報である。所在地フィールドには、各ワークスペースの所在地を示す情報が登録される。貸出可能期間フィールドには、各ワークスペースを貸出可能な期間を示す情報が登録される。ステータスフィールドには、各ワークスペースの貸出状況を示す情報が登録される。例えば、貸出期間が終了したワークスペースについては「終了」と登録され、貸出期間の最中にあるワークスペースについて「貸出中」と登録され、貸出期間前の段階にあるワークスペースについては「予約中」と登録される。ステータスフィールドに登録される情報は、スペースシェアサービスの提供者によって逐次更新される。
貸出管理データベースD720は、任意のワークスペースの貸出を希望するユーザに対する貸出情報が格納されており、そこでは各ユーザと各ユーザに貸出予定のワークスペースに関する情報との紐付けが行われている。貸出管理データベースD720に格納される貸出情報の一構成例について、図24に基づいて説明する。図24は、貸出情報のテーブル構成を例示する図である。なお、貸出情報テーブルに登録される情報は、図24に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図24に示す貸出情報テーブルは、貸出ID、ユーザID、スペースID、貸出期間、利用者識別情報、及びステータス等の各フィールドを有する。貸出IDフィールドには、個々の貸出情報を識別するための情報である貸出IDが登録される。この貸出IDは、各ユーザが予約済みの貸出情報について確認や変更等を行う場合に使用される。ユーザIDフィールドには、各ワークスペースの貸出予約を行ったユーザのユーザIDが登録される。スペースIDフィールドには、各ユーザに貸出予定のワークスペースのスペースIDが登録される。貸出期間フィールドには、各ユーザにワークスペースを貸し出す期間を示す情報が登録される。利用者識別情報フィールドには、各ユーザがワークスペースを利用する際に、ワークスペースの提供者等から各ユーザに付与される識別情報が登録される。斯様な識別情報は、ワークスペースの提供者や他のユーザが各ユーザを識別するために必要となる情報であって、例えば、各ユーザがワークスペースを利用する際に提供される識別証等に記載の番号や記号、又は座席位置を示す情報である。ステータスフィールドには、各貸出情報の状況を示す情報が登録される。例えば、ユーザに対するワークスペースの貸出期間が終了している場合には「終了」と登録され、ユーザに対してワークスペースを貸出中である場合には「貸出中」と登録され、ユーザに対するワークスペースの貸出期間前の段階にある場合は「予約中」と登録される。
会員情報管理データベースD730は、スペースシェアサービスに会員登録されているユーザの情報(会員情報)が格納されている。会員情報管理データベースD730に格納される会員情報の一構成例について、図25に基づいて説明する。図25は、会員情報のテーブル構成を例示する図である。なお、会員情報テーブルに登録される情報は、図25に示す例に限られず、適宜フィールドの追加、変更、削除が可能である。
図25に示す会員情報テーブルは、ユーザID、連絡先、属性、及び認証等の各フィールドを有する。ユーザIDフィールドには、各ユーザがスペースシェアサービスの会員登録を行った際に付与されるユーザIDが登録される。なお、連絡先フィールド、属性フィールド、及び認証フィールドに登録される情報は、前述した第1の実施形態における会員情報テーブル(前述の図9を参照)と実質的に同一である。
次に、貸出処理部F710は、スペースシェアサービスに会員登録しているユーザからのリクエスト情報を受け付け、該リクエスト情報に適合するワークスペースの貸出処理を行う。詳細には、ユーザ端末600から送信されるリクエスト情報をサーバ装置700が受信した場合に、貸出処理部F710は、ワークスペース管理データベースD710にアクセスして、上記リクエスト情報に適合するワークスペースの貸出処理を行う。例えば、
貸出処理部F710は、先ず、ワークスペース管理データベースD710に登録されている複数のワークスペースの中から、上記リクエスト情報によって指定される所在地域に在り、且つ上記リクエスト情報によって指定される貸出期間に貸出可能なワークスペースを抽出する。斯様な手順で抽出されたワークスペースの利用条件に関する情報(例えば、ネットワーク環境、利用可能な備品、ワークスペースの利用規則等)は、上記リクエスト情報に返信する形でサーバ装置700からユーザ端末600へ送信される。そして、上記したワークスペースの利用条件に承諾する情報を、ユーザ端末600から受信すると、貸出処理部F710は、上記手順で抽出されたワークスペースについて、前述の図24に示したような貸出情報テーブルを生成して、生成された貸出情報テーブルを貸出管理データベースD720に格納するとともに、生成された貸出情報テーブルの貸出IDをユーザ端末600へ送信する。なお、貸出処理部F710による貸出処理の実行方法は、上記した方法に限られるものではなく、周知の技術を用いた他の方法で貸出処理が行われてもよい。
また、情報交換処理部F720は、スペースシェアサービスを利用したユーザ(第1ユーザ)のユーザ端末(第1ユーザ端末600A)から送信される第1情報をサーバ装置700が受信した場合に、所定の情報交換処理を実行する。
本実施形態における第1情報は、前述したように、連絡先情報(第1ユーザと同じワークスペースを共用中又は共用した経歴を持つ他のユーザ(第2ユーザ)の連絡先を示す情報)の提供を要求する情報である。ここで、本実施形態における第1情報のデータ構成について、図26に基づいて説明する。図26は、第1情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。本実施形態における第1情報は、基本的には、連絡先要求情報と、貸出IDと、利用者識別情報と、を含んで構成され、必要に応じて外観画像情報を付加可能に構成されている。なお、連絡先要求情報と外観画像情報は、前記した第1の実施例における第1情報(前述の図10Aを参照)と実質的に同一である。また、貸出IDは、第1ユーザが第2ユーザと共用したワークスペースの貸出IDであり、本発明に係る「空間識別情報」に相当する。利用者識別情報は、第1ユーザと第2ユーザとが同一のワークスペースを共用した際における第2ユーザの利用者識別情報であり、本発明に係る「第2ユーザ識別情報」に相当する。なお、第1情報に含まれる空間識別情報は、図26に示したような貸出IDに限定されるものではなく、第1ユーザと第2ユーザとが共用中又は共用したワークスペースのスペースIDと、第1ユーザと第2ユーザとが同じワークスペースを共用中又は共用した際の第1ユーザの貸出期間を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同じワークスペースを共用中又は共用した際の第1ユーザの利用者識別情報とのうち、少なくとも1つを用いることもできる。要するに、第1情報に含まれる空間識別情報は、第1ユーザと第2ユーザとが共用中又は共用したワークスペースを特定することができる情報であればよい。
また、本実施形態における所定の情報交換処理は、上記連絡先情報の第1ユーザへの提供について該第2ユーザの同意が得られた場合に限り、上記連絡先情報を第1ユーザへ提供する処理である。以下では、本実施形態における所定の情報交換処理について述べる。
本実施形態における上記所定の情報交換処理では、情報交換処理部F720は、先ず、第2ユーザを特定する処理を行う。具体的には、情報交換処理部F720は、第1情報に含まれる貸出IDを引数として貸出管理データベースD720へアクセスすることで、該貸出IDに対応する貸出情報テーブルを特定する。これにより、第1ユーザと第2ユーザとが共用中又は共用したワークスペースが特定される。なお、貸出IDに代わりに、第1ユーザと第2ユーザとが共用中又は共用したワークスペースのスペースIDと、第1ユーザと第2ユーザとがワークスペースを共用中又は共用した際の第1ユーザの貸出期間を示す情報と、第1ユーザと第2ユーザとがワークスペースを共用中又は共用した際の第1ユーザの利用者識別情報とのうちの少なくとも1つが、空間識別情報として第1情報に含ま
れている場合には、貸出管理データベースD720に格納されている貸出情報テーブルのうち、上記空間識別情報と一致する情報が登録されている貸出情報テーブルを特定すればよい。続いて、情報交換処理部F720は、特定された貸出情報テーブルのスペースIDに登録されているスペースIDを抽出する。次に、情報交換処理部F720は、貸出管理データベースD720に格納されている複数の貸出情報テーブルの中から、上記で抽出されたスペースIDと同一のIDがスペースIDフィールドに登録されており、且つ第1情報に含まれる利用者識別情報と同一の情報が利用者識別情報フィールドに登録されている、貸出情報テーブルを特定する。続いて、情報交換処理部F720は、特定された貸出情報テーブルのユーザIDフィールドに登録されているユーザIDを抽出する。そして、情報交換処理部F720は、抽出されたユーザIDを引数として会員情報管理データベースD730へアクセスすることで、該ユーザIDに対応する会員情報テーブルを特定する。これにより、第1ユーザと同じワークスペースを共用中又は共用した経歴を持つ第2ユーザが特定される。
上記した手順で第2ユーザが特定されると、情報交換処理部F720は、連絡先情報の第1ユーザへの提供について、第2ユーザに許可を求める処理を行う。先ず、情報交換処理部F720は、第2ユーザの会員情報テーブルにおける連絡先フィールドに登録されている情報から、第2ユーザ端末600Bと通信するために必要な情報(例えば、第2ユーザ端末600Bの電子メールアドレス)を取得する。次いで、情報交換処理部F720は、取得された電子メールアドレス宛に第2情報を送信する。ここでいう「第2情報」は、上記連絡先情報の第1ユーザへの提供について許可を求める情報であり、前述した第1の実施形態における第2情報(前述の図10Bを参照)と同様に、許可要求情報とユーザ特定情報とを含んで構成される。ただし、本実施形態におけるユーザ特定情報は、第1ユーザの属性情報と、第1ユーザと第2ユーザとが同一のワークスペースを共用した際における第1ユーザの利用者識別情報と、第1ユーザの外観画像情報とのうち、少なくとも1つを含んで形成される。第1ユーザと第2ユーザとが同一のワークスペースを共用した際における第1ユーザの利用者識別情報は、第1情報中の貸出IDに対応する貸出情報テーブルから抽出される。
上記したように構成される第2情報がサーバ装置700から第2ユーザ端末600Bへ送信された後に、該第2情報に応答する形で第2ユーザ端末600Bから送信される第3情報をサーバ装置700が受信すると、情報交換処理部F720は、該第3情報に基づいて、第1ユーザ端末600Aに対する連絡先情報の送信可否を判別する。なお、ここでいう「第3情報」は、連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可又は不許可する情報であり、前述した第1の実施形態における第3情報(前述の図10Cを参照)と実質的に同一である。そのため、本実施形態においても、情報交換処理部F720は、該第3情報に含まれる回答種別情報に基づいて、第1ユーザ端末600Aに対する連絡先情報の送信可否を判別する。そして、上記回答種別情報が第1ユーザに対する連絡先情報の提供を許可する情報であれば、情報交換処理部F720は、上記連絡先情報を第1ユーザ端末600Aへ送信する。一方、上記回答種別情報が第1ユーザに対する連絡先情報の提供を不許可とする情報であれば、情報交換処理部F720は、上記連絡先情報を第1ユーザ端末600Aへ送信せずに、不許可情報を第1ユーザ端末600Aへ送信する。
(ユーザ端末の機能構成)
図27は、ユーザ端末600の機能構成を例示する図である。ユーザ端末600は、機能構成要素として、予約登録部F610、連絡先要求部F620、承諾処理部F630を備える。これら予約登録部F610、連絡先要求部F620、承諾処理部F630は、ユーザ端末600のプロセッサが主記憶部上のコンピュータプログラムを実行することにより形成される。なお、上記した機能構成要素のいずれか、又はその処理の一部がハードウェア回路により実行されてもよい。
予約登録部F610は、ユーザによるリクエスト情報の入力を受け付け、入力されたリクエスト情報をサーバ装置700へ送信する。本例では、ワークスペースの所在地域や貸出期間等を指定する情報がリクエスト情報として入力される。そして、上記リクエスト情報に応答する形で、暫定的に決定されたワークスペースの利用条件に関する情報が、サーバ装置700からユーザ端末600へ送信されてくると、予約登録部F610は、上記した利用条件に関する情報を該ユーザ端末600の表示部に表示する。そして、ユーザ端末600上において上記利用条件に承諾する操作がユーザによって行われると、予約登録部F610が、上記利用条件に承諾することを示す情報をサーバ装置700へ送信する。なお、予約登録部F610による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
連絡先要求部F620は、該ユーザ端末600のユーザが上記第1ユーザの立場に立った場合に、ユーザによる上記第1情報の入力を受け付け、入力された第1情報をサーバ装置700へ送信する。その際、連絡先要求部F620は、ユーザの外観画像情報を第1情報に添付してもよい。なお、連絡先要求部F620による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
承諾処理部F630は、該ユーザ端末600のユーザが上記第2ユーザの立場に立った場合において、サーバ装置700から送信される上記第2情報を該ユーザ端末600が受信した際に、該第2情報を表示部に表示させるとともに、第1ユーザへの連絡先情報の提供を許可するか又は不許可とするかの選択を促す処理を行う。そして、連絡先情報の第1ユーザへの提供を許可するか又は不許可とするかを選択する操作がユーザ端末600上で行われると、承諾処理部F630が、その選択結果に応じた第3情報を生成して、生成された第3情報をサーバ装置700へ送信する。なお、承諾処理部F630による上記した機能は、上記所定のアプリケーションによって実現される。
第1ユーザが連絡先情報を要求する場合におけるスペースシェアシステムの動作、及びサーバ装置700の動作は、前述した第1の実施形態におけるライドシェアシステムの動作(前述の図12A〜図12Cを参照)と実質的に同一である。よって、第1ユーザが、該第1ユーザと同じワークスペースを共用中又は共用した経歴を持つ第2ユーザの連絡先を示す情報(連絡先情報)の提供を要求した場合に、サーバ装置700は、第2ユーザの同意が得られたことを条件として、上記連絡先情報を第1ユーザへ提供することになる。つまり、第2ユーザの同意が得られなければ、サーバ装置700は、上記連絡先情報を第1ユーザに提供しないことになる。これにより、第2ユーザの意思に反して、第1ユーザから第2ユーザへ連絡が為されることが抑制される。その結果、同じワークスペースを共用中又は共用した経歴を持つユーザ間の情報交換を好適に仲介することができる。
<第2実施形態の変形例1>
前述した第2の実施形態では、第2ユーザの同意が得られた場合に、サーバ装置700から第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類は、基本的に1種類のみであるが、前述した第1の実施形態の変形例1で述べたように、第2ユーザが任意に指定した種類の連絡先情報が第1ユーザへ提供されてもよい。その場合、第2ユーザが第1ユーザを特定するための情報から受けた印象等に応じて、第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類を変更することができる。
<第2実施形態の変形例2>
前述した第2の実施形態では、第2ユーザの同意が得られた場合に、サーバ装置700から第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類は、基本的に1種類のみであるが、前述した第1の実施形態の変形例2で述べたように、第1ユーザと同じワークスペースを共用中
又は共用した経歴を持つ他のユーザによる該第1ユーザの評価に関する情報に基づいて、サーバ装置700が、第1ユーザへ提供される連絡先情報の種類を変更してもよい。
<第2実施形態の変形例3>
前述した第2の実施形態では、第1ユーザ端末600Aから送信される第1情報がサーバ装置700によって受信されると、該サーバ装置700が、第2情報を生成し、生成された第2情報を直ちに第2ユーザ端末600Bへ送信する例について述べた。これに対し、サーバ装置700は、第1ユーザと第2ユーザとによるワークスペースの共用が終了しているタイミングで、第2情報を第2ユーザ端末600Bへ送信してもよい。つまり、サーバ装置700が第1情報を受信した時点で、第1ユーザと第2ユーザとが同一のワークスペースを共用中であれば、該サーバ装置700は、第1ユーザと第2ユーザとによる同一のワークスペースの共用が終了するまで、上記第2情報の送信を遅らせてもよい。その場合、サーバ装置700は、第1ユーザに対応する貸出情報テーブルのステータスフィールド、及び第2ユーザに対応する貸出情報テーブルのステータスフィールドに各々登録されている情報に基づいて、第1ユーザと第2ユーザとが同一のワークスペースを共用中であるか否かの判別を行えばよい。
<第2実施形態の変形例4>
前述した第2の実施形態では、第1ユーザ端末600Aから送信される第1情報がサーバ装置700よって受信された場合に、連絡先情報の第1ユーザへの提供について第2ユーザが過去に不許可とした履歴があるか否かに関わらず、サーバ装置700が、第2情報を第2ユーザ端末600Bへ送信する例について述べた。これに対し、前述した第1の実施形態の変形例4で述べたように、連絡先情報の第1ユーザへの提供について第2ユーザが過去に不許可とした履歴がある場合には、サーバ装置700が、第2情報を第2ユーザ端末600Bへ送信することなく、不許可情報を第1ユーザ端末600Aへ送信するようにしてもよい。
<第2実施形態の変形例5>
前述した第2の実施形態では、作業を目的とする複数のユーザが同一のワークスペースを共用する形態において、スペースシェアサービスを提供する者が管理するサーバ装置に本発明を適用する例について述べたが、聴講を目的とする複数のユーザが同一の講演会場を共用する形態、勉強を目的とする複数のユーザが同一の勉強会場を共用する形態等においても、各会の運営者等が管理するサーバ装置に本発明を適用することもできる。
<その他>
上記した実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
また、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。さらに、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成で実現するかは柔軟に変更可能である。
また、本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供され
てもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、又は化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体であり、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、SSD(Solid State Drive)等の媒体である。
1:ライドシェアシステム
5:スペースシェアシステム
10:車両
50:ワークスペース
200A、600A:第1ユーザ端末
200B、600b:第2ユーザ端末
300、700:サーバ装置
301:プロセッサ
F320、F720:情報交換処理部

Claims (13)

  1. 第1ユーザが使用する端末である第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を要求する情報である第1情報を受信することと、
    前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって、且つ前記第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、前記第2ユーザが使用する端末である第2ユーザ端末へ送信することと、
    を実行する、制御部を備えるとともに、
    前記第1ユーザと所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ他のユーザに関する情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1情報を受信したときに、前記記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記第1ユーザと前記所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ前記第2ユーザを特定する、
    情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、前記所定の空間において前記第1ユーザが該所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ他のユーザを識別するための情報であるユーザ識別情報と、前記第1ユーザと前記所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ他のユーザに関する情報とを、前記所定の空間を識別するための情報である空間識別情報に紐付けて記憶しており、
    前記第1情報は、前記空間識別情報と前記第2ユーザの前記ユーザ識別情報である第2ユーザ識別情報と、を含み、
    前記制御部は、前記第1情報に含まれる前記空間識別情報及び前記第2ユーザ識別情報に基づいて前記記憶部にアクセスすることで、前記第2ユーザを特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部は、
    前記他のユーザの前記ユーザ識別情報と、前記他のユーザを前記情報処理装置が識別するための情報であるユーザIDとを、前記空間識別情報に紐付けて格納する第1データベースと、
    前記他のユーザの使用する端末であるユーザ端末と通信するために必要な情報が前記ユーザIDに紐付けられて登録されるテーブルを、前記ユーザID毎に格納する第2データ
    ベースと、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記第1情報に含まれる前記空間識別情報と前記第2ユーザ識別情報とに基づいて前記第1データベースへアクセスすることで、前記第2ユーザの前記ユーザIDを取得することと、
    前記第2ユーザのユーザIDに基づいて前記第2データベースへアクセスすることで、前記第2ユーザ端末と通信するために必要な情報が登録されているテーブルを特定することと、
    を実行することにより、前記第2ユーザを特定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第2情報に応答する形で前記第2ユーザ端末から送信される、前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供を許可又は不許可する情報である第3情報を、前記第2ユーザ端末から受信することと、
    前記第3情報が前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供を許可する情報であれば、前記連絡先情報を前記第1ユーザ端末へ送信する一方で、該第3情報が前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供を不許可とする情報であれば、前記連絡先情報の提供について許可を得られなかったことを示す情報である不許可情報を前記第1ユーザ端末へ送信することと、
    を更に実行する、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1ユーザ端末から送信される前記第1情報を受信した時点で、前記第1ユーザと前記第2ユーザとが前記所定の空間を共用中であれば、前記制御部は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとによる前記所定の空間の共用が終了した後に、前記第2情報を前記第2ユーザ端末へ送信する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定の空間は、移動を目的とする複数のユーザが相乗りするための車両の乗車空間であり、
    前記空間識別情報は、前記第1ユーザが前記車両を識別するための情報であり、
    前記第2ユーザ識別情報は、前記車両における前記第2ユーザの乗車位置を示す情報であり、
    前記第1ユーザ端末から送信される前記第1情報を受信した場合に、前記制御部は、該第1情報に含まれる前記空間識別情報及び前記第2ユーザ識別情報に基づいて前記記憶部にアクセスして前記第2ユーザを特定することで、該第2ユーザの使用する前記第2ユーザ端末と通信するために必要な情報を取得し、該取得された情報を用いて前記第2ユーザ端末へ前記第2情報を送信する、
    請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記所定の空間は、作業を目的とする複数のユーザが共用するための作業空間であり、
    前記空間識別情報は、前記第1ユーザが前記作業空間を識別するための情報であり、
    前記第2ユーザ識別情報は、前記作業空間の提供者から前記第2ユーザへ付与された識別情報であり、
    前記第1ユーザ端末から送信される前記第1情報を受信した場合に、前記制御部は、該第1情報に含まれる前記空間識別情報及び前記第2ユーザ識別情報に基づいて前記記憶部にアクセスして前記第2ユーザを特定することで、該第2ユーザの使用する前記第2ユーザ端末と通信するために必要な情報を取得し、該取得された情報を用いて前記第2ユーザ
    端末へ前記第2情報を送信する、
    請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2情報に含まれる、前記第1ユーザを特定可能な情報は、前記第1ユーザの属性情報と、前記第1ユーザの外観を撮像した画像情報と、の少なくとも1つを含む、
    請求項4から7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第3情報が前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供を許可する情報である場合に、該第3情報は、前記第1ユーザへ提供される前記連絡先情報の種類を指定する情報を更に含み、
    前記制御部は、前記第3情報に含まれる、前記第1ユーザへ提供される前記連絡先情報の種類を指定する情報に応じて、前記第1ユーザへ提供される前記連絡先情報の種類を変更する、
    請求項4から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第3情報が前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供を許可する情報である場合に、前記制御部は、前記第1ユーザ以外のユーザによる該第1ユーザの評価に関する情報に基づいて、前記第1ユーザへ提供される前記連絡先情報の種類を変更する、
    請求項4から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記不許可情報を前記第1ユーザ端末へ送信した後に、前記第1ユーザ端末から前記第1情報を再び受信した場合に、前記制御部は、前記第2情報を前記第2ユーザ端末へ送信せずに、前記不許可情報を前記第1ユーザ端末へ送信する、
    請求項4から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが、
    第1ユーザが使用する端末である第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を要求する情報である第1情報を受信するステップと、
    前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって、且つ前記第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、前記第2ユーザが使用する端末である第2ユーザ端末へ送信するステップと、
    を実行する、情報処理方法であって、
    前記第1ユーザと所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ他のユーザに関する情報を記憶する記憶部が前記コンピュータに設けられ、
    前記コンピュータが、前記第1情報を受信したときに、前記記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記第1ユーザと前記所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ前記第2ユーザを特定するステップを実行する、
    情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    第1ユーザが使用する端末である第1ユーザ端末から送信される、第2ユーザの連絡先を示す連絡先情報の提供を要求する情報である第1情報を受信するステップと、
    前記連絡先情報の前記第1ユーザへの提供について許可を求める情報であって、且つ前記第1ユーザを特定可能な情報を含む第2情報を、前記第2ユーザが使用する端末である第2ユーザ端末へ送信するステップと、
    を実行させる、情報処理プログラムであって、
    前記第1ユーザと所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ他のユーザに関する情報を記憶する記憶部が前記コンピュータに設けられ、
    前記コンピュータに、前記第1情報を受信したときに、前記記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記第1ユーザと前記所定の空間を共用中又は共用した経歴を持つ前記第
    2ユーザを特定するステップを実行させる、
    情報処理プログラム。
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