JP2015103058A - アプリケーション制御装置およびアプリケーション制御方法 - Google Patents

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秀明 保泉
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Abstract

【課題】車両に複数のユーザが同乗している場合でも、各ユーザがアプリケーションを適切に使用することが可能なアプリケーション制御装置を提供する。【解決手段】車両に同乗する複数のユーザが使用するアプリケーションの実行を制御するアプリケーション制御装置であって、車両に同乗する複数のユーザを取得する識別情報取得手段310と、車両に同乗するユーザと該ユーザが使用権限を有するアプリケーションとが関連付けられたライセンス情報を取得するライセンス情報取得手段310と、車両に同乗する複数のユーザのライセンス情報に基づいて、車両で使用可能なアプリケーションを決定する決定手段310と、車両に同乗する各ユーザが決定手段310により決定されたアプリケーションを使用できるように、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの使用の可否を設定する設定手段310と、を備えることを特徴とするアプリケーション制御装置。【選択図】図1

Description

本発明は、アプリケーション制御装置およびアプリケーション制御方法に関するものである。
車両に乗車したユーザを識別し、該ユーザが使用可能なアプリケーションをユーザに提供する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特願2012−79109号公報
しかしながら、従来技術では、たとえば、2以上のユーザ(たとえばユーザAとユーザB)が車両に同乗している場合において、ユーザAが認証を行った場合には、ユーザAが使用権限を有するアプリケーションしか使用できず、もし、同乗するユーザBが、ユーザBが使用権限を有するアプリケーションを使用したい場合には、一度、ユーザAのログアウトを行い、その後、ユーザBの認証を行わないと、ユーザBが使用権限を有するアプリケーションを使用することができないという問題があった。
本発明の課題は、車両に複数のユーザが同乗している場合でも、各ユーザがアプリケーションを適切に使用可能なアプリケーション制御装置を提供することである。
本発明は、車両に同乗する複数のユーザを識別し、車両に同乗するユーザと該ユーザが使用権限を有するアプリケーションとが関連付けられたライセンス情報を取得し、車両に同乗する複数のユーザのライセンス情報に基づいて、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションを特定し、特定した各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの中から、車両で使用可能なアプリケーションを決定し、車両に同乗する各ユーザが、決定したアプリケーションを使用できるように、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの使用の可否を設定することで、上記課題を解決する。
本発明によれば、車両に複数のユーザが同乗している場合でも、各ユーザにアプリケーションを適切に使用させることができる。
本実施形態に係るアプリケーション制御システムの構成図である。 第1実施形態において、ライセンス情報管理サーバーが管理するライセンス情報の一例を示す図である。 第1実施形態において、アプリケーション管理サーバーが管理するアプリケーションデータの一例を示す図である。 第1実施形態に係るアプリケーション管理テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態に係るアプリケーション管理テーブルの一例を示す図である。 車両で使用可能なアプリケーションの決定方法を説明するための図である。 第1実施形態に係るアプリケーション管理処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るアプリケーション実行処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るデータベース型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るSNS型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る情報消去処理を示すフローチャートである。 第2実施形態において、ライセンス情報管理サーバーが管理するライセンス情報の一例を示す図である。 第2実施形態において、アプリケーション管理サーバーが管理するアプリケーションデータの一例を示す図である。 第2実施形態に係るアプリケーション管理テーブルの一例を示す図である。 第2実施形態に係るアプリケーション実行処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るデータベース型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るSNS型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。
《第1実施形態》
図1は、本実施形態に係るアプリケーション制御システムのブロック構成図である。図1に示すように、本実施形態に係るアプリケーション制御システムは、ライセンス情報管理サーバー100と、アプリケーション管理サーバー200と、車載装置300とから構成される。車載装置300とライセンス情報管理サーバー100、および、車載装置300とアプリケーション管理サーバー200は、インターネット回線や電話通信回線などを介して、互いに情報の授受が可能となっている。
まず、ライセンス情報管理サーバー100について説明する。ライセンス情報管理サーバー100は、ユーザが使用権限を有するアプリケーションのライセンス情報を管理し、必要に応じて、車載装置300にユーザのライセンス情報を送信する。ライセンス情報管理サーバー100は、図1に示すように、ライセンス情報管理データベース110、第1通信装置120、およびライセンス情報管理装置130から構成される。
ライセンス情報管理データベース110には、図2に示すように、アプリケーション制御システムを利用する各ユーザを識別するための識別情報と、該ユーザのユーザ名と、該ユーザが使用権限を有するアプリケーションを示すライセンス情報とが記憶されている。以下に、各情報について説明する。なお、図2は、ライセンス情報管理データベース110に格納されているライセンス情報の一例を示す図である。
図2に示すように、識別情報は、ユーザを識別するための情報であり、たとえば、ユーザが保有する車両の鍵ID、NFC(Near Field Communication)カードの固有ID、免許証ID、携帯電話の固有ID、スマートフォンの固有IDなどが挙げられる。また、識別情報として、ユーザの顔画像や、虹彩や指紋などの生体情報なども含めることができる。
ライセンス情報は、ユーザが使用権限を有するアプリケーションに関する情報であり、アプリケーションごとに固有のアプリケーション識別子と、サーバーにログインするためのID、パスワードなどのログイン情報と、アプリケーションの種別情報とを含む。なお、後述するが、本実施形態では、アプリケーションの種別情報として、データベース型アプリケーション、ソーシャルネットワーク型アプリケーション、および、その他のアプリケーションの3つの種別がある。
そして、ライセンス情報管理データベース110は、図2に示すように、ユーザごとに、識別情報と、ユーザ名と、ライセンス情報とを関連付けて記憶している。これにより、どのユーザが、どのアプリケーションの使用権限を有するか否かを把握することができる。なお、ログインの必要の無いアプリケーションのログイン情報は、空白(NULL)とすることができる。
ライセンス情報管理装置130は、第1通信装置120を介して車載装置300から受信したユーザの識別情報と、ライセンス情報管理データベース110に記憶されている識別情報とを照合することで、ユーザの認証を行い、ユーザのユーザ名およびライセンス情報を、ライセンス情報管理データベース110から抽出する。そして、ライセンス情報管理装置130は、第1通信装置120を介して、抽出したユーザのユーザ名およびライセンス情報を、車載装置300に送信する。
次に、アプリケーション管理サーバー200について説明する。アプリケーション管理サーバー200は、後述するアプリケーションデータを管理しており、必要に応じて、アプリケーションデータを車載装置300に送信する。アプリケーション管理サーバー200は、図1に示すように、アプリケーション管理データベース210、第2通信装置220、およびアプリケーション管理装置230から構成される。
アプリケーション管理データベース210には、図3に示すように、このアプリケーション制御システムを利用する各ユーザを認証するためのログイン情報と、該ユーザのユーザ名と、該ユーザが実行可能なアプリケーションの識別子と、後述するアプリケーションデータとが格納されている。以下に、アプリケーション管理データベース210が格納する各情報について説明する。なお、図3は、アプリケーション管理データベース210に格納されているアプリケーションデータの一例を示す図である。
図3に示すように、アプリケーション管理データベース210には、ユーザ名やログイン情報に関連付けて、ユーザがアプリケーションを実行する際に用いられるアプリケーションデータが記憶されている。たとえば、ユーザの音楽データを管理、再生する音楽アプリケーションについては、ユーザが使用権限を有する音楽データが、アプリケーションデータとして記憶されている。また、ユーザのお気に入りの場所などを登録地として記憶し利用する地図アプリケーションについては、ユーザが登録した場所情報が、アプリケーションデータとして記憶されている。さらに、ユーザが入力したメールアドレスを管理し、このメールアドレスを用いてメールの送受信を行うアプリケーションについては、ユーザが入力したメールアドレスが、アプリケーションデータとして記憶されている。加えて、ユーザが入力した電話番号などを管理し、この電話番号などを用いて、電話の発信および受信ができるアプリケーションについては、ユーザが入力した電話番号が、アプリケーションデータとして記憶されている。
アプリケーション管理装置230は、第2通信装置220を介して、車載装置300から受信したユーザのログイン情報に基づいて、該ユーザの認証を行い、認証されたユーザのアプリケーションデータを、アプリケーション管理データベース210から抽出する。そして、アプリケーション管理装置230は、第2通信装置220を介して、抽出したアプリケーションデータを、車載装置300に送信する。
次に、車載装置300について説明する。車載装置300は、たとえば、車両に搭載されたナビゲーション装置であり、車両に同乗する複数のユーザに、これらのユーザが使用可能なアプリケーションを提示し、これにより、ユーザにより任意のアプリケーションの実行が指示された場合には、実行が指示されたアプリケーションを実行する。車載装置300は、図1に示すように、車載制御装置310と、車載入力装置320と、自車位置検出装置330と、識別情報検出装置340と、記憶装置350と、車載通信装置360と、提示装置370とを備える。
車載入力装置320は、たとえば、ユーザの手操作による入力が可能なディスプレイ画面上に配置されるタッチパネルまたはジョイスティック、あるいは、ユーザの音声による入力が可能なマイクなどの装置である。車載入力装置320により入力された情報は、車載制御装置310に送信される。
自車位置検出装置330は、GPSユニット、ジャイロセンサー、および車速センサーなどから構成されており、GPSユニットにより複数の衛星通信から送信される電波を検出して、自車両の位置情報を周期的に取得するとともに、取得した自車両の位置情報と、ジャイロセンサーから取得した角度変化情報と、車速センサーから取得した車速とに基づいて、自車両の現在位置を検出する。自車位置検出装置330により検出された自車両の位置情報は、車載制御装置310に送信される。
識別情報検出装置340は、車両に乗車したユーザを識別するための識別情報を検出する。このような識別情報検出装置340としては、たとえば、ユーザの顔を撮像することで、撮像したユーザの顔画像をユーザの識別情報として検出する車室内カメラや、ステアリングに設置され、ユーザの指紋を検出することで、ユーザの指紋情報をユーザの識別情報として検出する指紋センサーや、Bluetooth(登録商標)などの無線通信により、車両の鍵、携帯電話、スマートフォンなどから固有のIDを検出する受信機や、免許証やNFCカードなどに記憶された固有のIDを読み取るデバイスなどが挙げられる。
記憶装置350は、車載通信装置360を介して、アプリケーション管理サーバー200からダウンロードされたアプリケーションを記憶する。記憶装置350が記憶するアプリケーションは、データベース型アプリケーションと、ソーシャルネットワーク型のアプリケーション(以下、SNS型アプリケーションともいう。)と、その他のアプリケーションの3つの種別に分類される。
データベース型アプリケーションとは、上述した音楽アプリケーションのように、ユーザがデータベースに予め登録したデータを用いて、所定の機能を実現するアプリケーションである。本実施形態では、データベース型アプリケーションに用いられるアプリケーションデータが、アプリケーション管理サーバー200のアプリケーション管理データベース210に予め登録されており、データベース型アプリケーションに用いるアプリケーションデータも、アプリケーション管理サーバー200からダウンロードされて、記憶装置350に記憶される。
上述したように、データベース型アプリケーションとしては、音楽データをアプリケーションデータとして管理することで、音楽の再生を行う音楽アプリケーション、ユーザが登録したお気に入りの場所をアプリケーションデータとして管理することで、ユーザが登録したお気に入りの場所を地図データ上に表示する地図アプリケーション、ユーザが登録したメールアドレスをアプリケーションデータとして管理することで、ユーザが登録したメールアドレスを用いて、メールの送受信を行うメールアプリケーション、ユーザが入力した電話番号をアプリケーションデータとして管理することで、ユーザが入力した電話番号を用いて、電話の発着信を行う電話アプリケーション、および、各ユーザがアプリケーションデータとして登録した各ユーザが好むニュースのジャンルに従って、ニュースを配信するニュースアプリケーションなどが挙げられる。
また、SNS型アプリケーションとは、ユーザが何をしているか、どこにいるのか、ユーザが何を思ったか、ユーザが何を感じたかなどをユーザが入力し、ユーザが入力した情報(書き込み情報)を、アプリケーション管理サーバー200に送信することで、ユーザの書き込み情報を他のユーザに発信し、他のユーザとコミュニケーションを図るアプリケーションである。
また、その他のアプリケーションとは、データベース型アプリケーションおよびSNS型アプリケーション以外のアプリケーションであり、たとえば、時計を表示するアプリケーションや、天気予報を表示するアプリケーション、あるいは、車両の状態を表示するアプリケーションなどが挙げられる。
さらに、記憶装置350は、車両で使用可能なアプリケーションを管理するためのアプリケーション管理テーブルも記憶している。なお、アプリケーション管理テーブルの詳細については後述する。
車載通信装置360は、車載制御装置310からユーザの識別情報を取得し、取得したユーザの識別情報をライセンス情報管理サーバー100に送信する。また、車載通信装置360は、ライセンス情報管理サーバー100からユーザのライセンス情報を受信し、受信したユーザのライセンス情報を車載制御装置310に出力する。さらに、車載通信装置360は、アプリケーション管理サーバー200にログインするための各ユーザのログイン情報を車載制御装置310から取得し、取得したログイン情報をアプリケーション管理サーバー200に送信する。また、車載通信装置360は、ユーザのアプリケーションデータをアプリケーション管理サーバー200から受信し、受信したアプリケーションデータを車載制御装置310に出力する。
次に、車載制御装置310について説明する。車載制御装置310は、各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)と、を備えている。
そして、車載制御装置310は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、識別情報取得機能と、アプリケーション管理機能と、アプリケーション実行機能と、情報消去機能とを実現する。以下に、車載装置300の車載制御装置310が実現する各機能について説明する。
車載制御装置310の識別情報取得機能は、車両に同乗している複数のユーザを識別するための識別情報を取得する。具体的には、識別情報取得機能は、識別情報検出装置340にユーザの識別情報の検出を行わせ、検出されたユーザの識別情報を識別情報検出装置340から取得する。
車載制御装置310のアプリケーション管理機能は、車両で使用可能なアプリケーションを管理する。本実施形態では、記憶装置350に、車両で使用可能なアプリケーションを管理するためのアプリケーション管理テーブルが予め記憶されており、アプリケーション管理機能は、このアプリケーション管理テーブルを用いて、車両で使用可能なアプリケーションを管理する。
ここで、図4は、アプリケーション管理テーブルの一例を示す図である。図4に示すように、アプリケーション管理テーブルは、乗員番号、ユーザの識別情報、ユーザ名、および、ユーザが使用可能なアプリケーションを示すライセンス情報から構成される。なお、アプリケーション管理テーブルの乗員番号は、車両の乗車定員数分の番号が予め割り当てられている。
アプリケーション管理機能は、識別情報取得機能により車両に同乗する各ユーザの識別情報が取得された場合に、図4に示すように、車両に同乗する各ユーザの識別情報をアプリケーション管理テーブルに格納する。たとえば、図4に示す例では、ユーザAとユーザBとが車両に同乗しており、ユーザAの車両の鍵ID、および、ユーザBのNFC(Near Field Communication)カードのカードIDが、それぞれ、ユーザAおよびユーザBの識別情報として取得されている。この場合、アプリケーション管理機能は、図4に示すように、乗員番号「No.1」の識別情報として、ユーザAの車両の鍵IDを格納し、乗員番号「No.2」の識別情報として、ユーザBのNFCカードのカードIDを格納する。
次いで、アプリケーション管理機能は、各ユーザの識別情報を、車載通信装置360を介して、ライセンス情報管理サーバー100に送信することで、ライセンス情報管理サーバー100から、各ユーザのユーザ名と、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションのライセンス情報とを取得する。そして、アプリケーション管理機能は、取得したユーザ名およびライセンス情報を、ユーザごとに、アプリケーション管理テーブルに格納する。
ここで、図5は、アプリケーション情報を格納したアプリケーション管理テーブルの一例を示す図である。たとえば、図2に示すように、ライセンス情報管理サーバー100のライセンス情報管理データベース110に、ユーザAおよびユーザBのユーザ名およびライセンス情報が記憶されている場合には、アプリケーション管理機能は、図5に示すように、アプリケーション管理テーブルに、ライセンス情報管理サーバー100から取得したユーザAおよびユーザBのユーザ名およびライセンス情報を格納する。
なお、アプリケーション管理機能は、ユーザが使用権限を有するアプリケーションが記憶装置350に記憶されていない場合には、車載通信装置360を介して、アプリケーション管理サーバー200からアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションを記憶装置350に記憶する。
次に、車載制御装置310のアプリケーション実行機能について説明する。アプリケーション実行機能は、車両で使用可能なアプリケーションをユーザに提示し、これにより、ユーザが実行を指示したアプリケーションを実行する。
具体的には、アプリケーション実行機能は、まず、記憶装置350に記憶したアプリケーション管理テーブルに基づいて、車両で使用可能なアプリケーションを決定する。図6は、車両で使用可能なアプリケーションの決定方法を説明するための図である。
図6に示す例では、アプリケーション管理テーブルにおいて、ユーザAが使用可能なアプリケーションとして、「アプリケーション1」、「アプリケーション2」、「アプリケーション3」が記憶されており、ユーザBが使用可能なアプリケーションとして、「アプリケーション1」、「アプリケーション3」、「アプリケーション5」、「アプリケーション7」が記憶されている。この場合、アプリケーション実行機能は、図6に示すように、ユーザAまたはユーザBの少なくとも一方が使用権限を有するアプリケーションを、ユーザAおよびユーザBが、車両で使用可能なアプリケーションとして決定し、決定したアプリケーションのリストをアプリケーションリストとして作成する。
そして、アプリケーション実行機能は、作成したアプリケーションリストに基づいて、車両で使用可能なアプリケーションを示す情報、たとえば、アプリケーションを実行するためのアイコンやボタンを、提示装置370が備えるディスプレイに表示する。これにより、車両に同乗する各ユーザが使用権限を有するアプリケーションを、各ユーザが自由に使用できる状態に設定することができる。
さらに、アプリケーション実行機能は、車両に乗車するユーザにより、ユーザが使用できる状態に設定されたアプリケーションの実行が指示された場合には、実行が指示されたアプリケーションを実行する。なお、アプリケーション実行機能によるアプリケーションの実行方法については後述する。
車載制御装置310の情報消去機能は、レンタカーやカーシェアリングなどの車両返却位置において、車両に同乗する各ユーザが使用権限を有するアプリケーションのライセンス情報を、アプリケーション管理テーブルから消去する。なお、情報消去機能によるライセンス情報の消去方法についても後述する。
続いて、図7を参照して、第1実施形態に係るアプリケーション管理処理について説明する。図7は、第1実施形態に係るアプリケーション管理処理を示すフローチャートである。なお、図7に示すアプリケーション管理処理は、たとえば、イグニッションがオンとなった場合に、車載制御装置310により実行される。
まず、ステップS101では、識別情報取得機能により、車両に同乗している複数のユーザの識別情報が取得される。たとえば、識別情報取得機能は、識別情報検出装置340にユーザの識別情報の検出を行わせ、検出されたユーザの識別情報を識別情報検出装置340から取得する。たとえば、識別情報取得機能は、車両にユーザAとユーザBとが同乗している場合に、ユーザAのキーIDと、ユーザBのNFCのカードIDとなどを識別情報として取得する。
ステップS102では、アプリケーション管理機能により、新たなユーザ(以下、新規ユーザともいう。)が乗車したか否かの判断が行われる。たとえば、アプリケーション管理機能は、車載入力装置320を介して、新規ユーザが乗車した旨の情報が入力された場合に、新規ユーザが乗車したと判断することができる。また、アプリケーション管理機能は、前回処理時のユーザの識別情報と今回処理時のユーザの識別情報とを比較することで、新規ユーザが乗車したか否かを判断してもよいし、あるいは、車室内カメラの画像から、新規ユーザが乗車したか否かを判断してもよい。新規ユーザが乗車したと判断された場合には、ステップS103に進み、一方、新規ユーザが乗車していないと判断された場合には、ステップS107に進む。たとえば、ユーザAとユーザBとが車両に乗車した際に、ユーザAおよびユーザBが新規ユーザとして判断され、ステップS103に進む。
ステップS103では、アプリケーション管理機能により、ステップS101で取得された新規ユーザの識別情報が、図4に示すように、記憶装置350のアプリケーション管理テーブルに格納される。そして、ステップS104では、アプリケーション管理機能により、新規ユーザのライセンス情報の取得が行われる。具体的には、アプリケーション管理機能は、まず、アプリケーション管理テーブルに格納された新規ユーザの識別情報を、車載通信装置360を介して、ライセンス情報管理サーバー100に送信する。これにより、ライセンス情報管理サーバー100のライセンス情報管理装置130により、新規ユーザのユーザ名と、新規ユーザが使用権限を有するアプリケーションのライセンス情報が抽出され、抽出されたユーザ名およびライセンス情報が、車載装置300に送信される。そして、アプリケーション管理機能は、車載通信装置360を介して、ライセンス情報管理サーバー100から送信された新規ユーザのユーザ名およびアプリケーション情報を取得することができる。
そして、ステップS105では、アプリケーション管理機能により、ステップS104で取得されたユーザのライセンス情報が、図5に示すように、記憶装置350のアプリケーション管理テーブルに格納される。
たとえば、図5に示す例では、ユーザAの識別情報に基づいて、ライセンス情報管理サーバー100からユーザAのユーザ名およびライセンス情報が抽出され、抽出されたユーザAのユーザ名およびライセンス情報が、アプリケーション管理テーブルに格納される。その後、ユーザBの識別情報に基づいて、ライセンス情報管理サーバー100からユーザBのユーザ名およびライセンス情報が抽出され、抽出されたユーザBのユーザ名およびライセンス情報が、アプリケーション管理テーブルに格納される。
ステップS106では、アプリケーション管理機能により、アプリケーション管理テーブルの更新が完了したことの報知が行われる。たとえば、アプリケーション管理機能は、アプリケーション管理テーブルの更新が完了した旨のメッセージをディスプレイに表示することで、あるいは、アプリケーション管理テーブルの更新が完了した旨の音声をスピーカで出力することで、アプリケーション管理テーブルの更新が完了したことをユーザに報知することができる。
ステップS107では、アプリケーション管理機能により、ユーザが車両から降車したか否かの判断が行われる。たとえば、アプリケーション管理機能は、車載入力装置320を介して、ユーザが車両から降車した旨の情報が入力された場合に、ユーザが車両から降車したと判断することができる。また、アプリケーション管理機能は、識別情報取得機能にユーザの識別情報を再度取得させ、前回処理時のユーザの識別情報と今回処理時のユーザの識別情報とを比較することで、ユーザが車両から降車したか否かを判断することができる。さらに、アプリケーション管理機能は、たとえば車室内カメラの画像からユーザが降車したか否かを判定する構成としてもよい。ユーザが車両から降車したと判断された場合には、ステップS108に進み、ユーザが車両から降車していないと判断された場合には、ステップS110に進む。
ステップS108では、車両から降車したユーザがいると判断されているため、アプリケーション管理機能により、降車したユーザのライセンス情報が、アプリケーション管理テーブルから削除される。そして、ステップS109では、ステップS106と同様に、アプリケーション管理機能により、アプリケーション管理テーブルの更新が完了したことの報知が行われる。
ステップS110では、アプリケーション管理機能により、イグニッションがオフにされたか否かの判断が行われる。イグニッションがオンである場合には、ステップS101に戻り、図7に示すアプリケーション管理処理が繰り返される。一方、イグニッションがオフにされた場合には、このアプリケーション管理処理が終了される。
このように、本実施形態では、イグニッションがオンの間、図7に示すアプリケーション管理処理を繰り返し、ユーザが車両に乗車した場合や、ユーザが車両から降車した場合に、これらのユーザのライセンス情報に基づいて、アプリケーション管理テーブルを逐次更新することができる。
また、イグニッションがオンの間、図7に示すアプリケーション管理処理を繰り返す構成に代えて、たとえば、ドアの開閉が行われた場合、車速が0km/hとなった場合、あるいは、パーキングブレーキがオフとなった場合など、ユーザが乗車または降車を行うことが可能な場合に、図7に示すアプリケーション管理処理を一定時間だけ実行する構成としてもよい。この場合、このアプリケーション管理処理による電力消費量を抑制することができる。
次いで、図8を参照して、第1実施形態に係るアプリケーション実行処理について説明する。アプリケーション実行処理は、ユーザの指示により、車両で使用可能なアプリケーションリストをユーザに提示し、提示したアプリケーションの中から、ユーザが指示したアプリケーションを実行する処理である。図8は、第1実施形態に係るアプリケーション実行処理を示すフローチャートである。なお、図8に示すアプリケーション実行処理は、車載制御装置310により実行される。
まず、ステップS201では、アプリケーション実行機能により、車載入力装置320を介して、ユーザにより車両で使用可能なアプリケーションの提示が指示されたか否かの判断が行われる。車両で使用可能なアプリケーションの提示が指示された場合には、ステップS202に進み、車両で使用可能なアプリケーションの提示が指示されていない場合には、ステップS211に進む。
ステップS202では、アプリケーション実行機能により、アプリケーション管理テーブルを参照して、車両に乗車している各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの識別子の取得が行われる。そして、ステップS203では、アプリケーション実行機能により、ステップS202で取得したアプリケーションの識別子に基づいて、ユーザに提示するためのアプリケーションリストが作成される。具体的には、アプリケーション実行機能は、ステップS202で取得したアプリケーションの識別子に基づいて、図6に示すように、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションを統合し、さらに、重複しているアプリケーションを削除して、アプリケーションリストを作成する。
たとえば、図5に示すように、ユーザAが識別子「000000001」、「000103051」、および「030503458」の3つのアプリケーションの使用権限を有しており、ユーザBが識別子「000000001」、「000103051」、「030504598」、および「03050900」の4つのアプリケーションの使用権限を有している場合、「000000001」と「000103051」とは重複しているため、その重複分が削除され、その結果、識別子「000000001」、「000103051」、「030503458」、「030504598」、および「03050900」の5つのアプリケーションが、プリケーションリストにリストアップされることとなる。
そして、ステップS204では、アプリケーション実行機能により、ステップS203で作成されたアプリケーションリストのアプリケーションを示す情報が、ユーザに提示される。たとえば、アプリケーション実行機能は、アプリケーションリストのアプリケーションを実行するためのアイコンやボタンを、提示装置370が備える画面上に表示する。これにより、車両に同乗する各ユーザは、アプリケーションリストの各アプリケーションを実行することが可能となる。
なお、アプリケーションリストのアプリケーションを示す情報をユーザに提示している際に、ユーザの乗車、降車が行われた場合には、図7に示すアプリケーション管理処理により、アプリケーション管理テーブルの更新が行われ、更新されたアプリケーション管理テーブルに基づいて、アプリケーションリストの更新も行われる。
そして、ステップS205では、アプリケーション実行機能により、ユーザがアプリケーションの実行を指示したか否かの判断が行われる。具体的には、アプリケーション実行機能は、車載入力装置320を介して、ユーザによりアプリケーションの実行の指示が入力された場合には、ユーザがアプリケーションの実行を指示したものと判断し、ステップS206に進み、一方、ユーザがアプリケーションの実行を指示していない場合には、ステップS211に進む。
ステップS206では、アプリケーション実行機能により、実行が指示されたアプリケーションの種別がデータベース型アプリケーションであるか否かの判断が行われる。データベース型アプリケーションではない場合には、ステップS208に進み、一方、データベース型アプリケーションである場合には、ステップS207のデータベース型アプリケーション実行処理が実行される。
ここで、図9は、ステップS207に示すデータベース型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。以下においては、図9を参照して、ステップS207に示すデータベース型アプリケーション実行処理を説明する。なお、データベース型アプリケーション実行処理は、アプリケーション実行機能により実行される。
まず、ステップS301では、ユーザが実行を指示したアプリケーションのアプリケーション識別子が、アプリケーション管理テーブルから取得される。たとえば、音楽アプリケーションを実行する指示を受けた場合には、音楽アプリケーションの識別子の取得が行われる。
そして、ステップS302〜S306では、車両に同乗しているユーザごとに処理が行われる。具体的には、まず、ステップS302において、ステップS302〜S306の処理を行うためのユーザが、対象ユーザとして選択される。
そして、ステップS303では、ステップS302で選択された対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有しているか否かの判断が行われる。たとえば、アプリケーション実行機能は、アプリケーション管理テーブルを参照することで、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有しているか否かを判断することができる。対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有している場合には、ステップS304に進み、一方、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有していない場合には、ステップS307に進む。
ステップS304では、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有していると判断されているため、実行が指示されたアプリケーションについての対象ユーザのログイン情報が取得される。たとえば、アプリケーション実行機能は、アプリケーション管理テーブルを参照することで、実行が指示されたアプリケーションについての対象ユーザのログイン情報を取得することができる。
そして、ステップS305では、ステップS304で取得された対象ユーザのログイン情報に基づいて、アプリケーション管理サーバー200へのログインが行われ、ステップS306では、実行が指示されたアプリケーションについての対象ユーザのアプリケーションデータが取得される。本実施形態では、対象ユーザのログイン情報を用いてアプリケーション管理サーバー200にログインすると、アプリケーション管理装置230は、対象ユーザの認証を行い、アプリケーション管理データベース210から、対象ユーザが使用権限を有するアプリケーションデータを抽出し、抽出したアプリケーションデータを、車載装置300に送信する。これにより、アプリケーション実行機能は、実行が指示されたアプリケーションについての対象ユーザのアプリケーションデータを取得することができる。
ステップS307では、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS302〜S306の処理が行われた否かの判断が行われる。車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS302〜S306の処理が行われた場合には、ステップS308に進み、一方、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS302〜S306の処理が行われていない場合には、ステップS302に戻り、ステップS302〜S306の処理が行われていないユーザについて、ステップS302〜S306の処理が行われる。
ステップS308では、ステップS306で取得した全てのユーザのアプリケーションデータの統合が行われる。そして、ステップS309では、ステップS308で統合したアプリケーションデータを用いて、アプリケーションの実行が行われる。
たとえば、車両にユーザAとユーザBとが同乗している場合において、データベース型アプリケーションとして、音楽アプリケーションの実行が指示された場合には、アプリケーション実行機能は、ユーザAが使用権限を有する音楽データと、ユーザBが使用権限を有する音楽データとをアプリケーション管理サーバー200から受信し、受信した音楽データをユーザAおよびユーザBに提示する。そして、ユーザAまたはユーザBにより音楽データの再生が指示された場合に、指示された音楽データを音楽アプリケーションにより再生する。また、この場合に、たとえば、ユーザAのみが音楽アプリケーションを実行可能な場合には、ユーザAが使用権限を有する音楽データをユーザAおよびユーザBに提示し、ユーザAまたはユーザBが、ユーザAが使用権限を有する音楽データの再生を指示した場合に、指示された音楽データを音楽アプリケーションにより再生する。
このように、第1実施形態に係るデータベース型アプリケーション実行処理が行われる。そして、図9に示すデータベース型アプリケーション実行処理が終了した後は、図8に戻り、ステップS211に進む。
一方、図8のステップS206において、実行が指示されたアプリケーションの種別がデータベース型アプリケーションではないと判断された場合には、ステップS208に進む。ステップS208では、実行が指示されたアプリケーションの種別がSNS型アプリケーションであるか否かの判断が行われる。SNS型アプリケーションでない場合には、ステップS210に進み、一方、SNS型アプリケーションである場合には、ステップS209のSNS型アプリケーション実行処理が実行される。
ここで、図10は、SNS型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。以下においては、図10を参照して、SNS型アプリケーション実行処理を説明する。なお、SNS型アプリケーション実行処理は、アプリケーション実行機能により実行される。
まず、ステップS401では、自車両の現在位置が、自車位置検出装置330から取得される。そして、ステップS402では、車載入力装置320を介して、ユーザにより入力された書き込み情報の取得が行われる。すなわち、ユーザが、車載入力装置320を介して、ユーザがどのようなことをし、どのようなことを思い、どのようなことを感じたかなどの書き込み情報を入力することで、アプリケーション実行機能は、ユーザにより入力された書き込み情報を、ステップS401で取得した自車両の位置情報と関連付けて取得する。
ステップS403では、ユーザにより書き込み情報の送信が指示されたか否かの判断が行われる。ユーザにより書き込み情報の送信が指示された場合には、ステップS404に進み、実行が指示されたアプリケーションの識別子が取得される。一方、ユーザにより書き込み情報の送信が指示されていない場合には、ステップS401に戻る。
ステップS405〜S409では、車両に同乗しているユーザごとに処理が行われる。具体的には、まず、ステップS405において、ステップS405〜409の処理を行うためのユーザが、対象ユーザとして選択される。
ステップS406では、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有しているか否かの判断が行われる。対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有している場合には、ステップS407に進み、一方、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有していない場合には、ステップS410に進む。
ステップS407では、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有していると判断されているため、実行が指示されたアプリケーションについての対象ユーザのログイン情報が取得される。アプリケーション実行機能は、アプリケーション管理テーブルを参照することで、実行が指示されたアプリケーションについての対象ユーザのログイン情報を取得することができる。
ステップS408では、ステップS406で取得された対象ユーザのログイン情報に基づいて、アプリケーション管理サーバー200へのログインが行われ、ユーザの認証が行われる。そして、ステップS409では、ステップS401で取得した位置情報と、ステップS402で取得したユーザの書き込み情報とが、対象ユーザのアカウントに送信される。
たとえば、車両にユーザAとユーザBとが同乗しており、ユーザAおよびユーザBがともにSNS型アプリケーションの使用権限を有している場合において、ユーザBが書き込み情報を入力した場合には、アプリケーション実行機能は、まず、ユーザAを対象ユーザとして、ユーザAのアカウントに、ユーザBが入力した書き込み情報および位置情報を送信することで、ユーザAのアカウントに、ユーザBが入力した書き込み情報および位置情報を書き込む。また、アプリケーション実行機能は、ユーザBが対象ユーザである場合に、ユーザBのアカウントに、ユーザBが入力した書き込み情報および位置情報を送信することで、ユーザBのアカウントで、ユーザBが入力した書き込み情報および位置情報を書き込む。このように、本実施形態では、車両に乗車する1のユーザが書き込んだ情報を、書き込み情報を入力したユーザのみならず、車両に同乗する他のユーザのアカウントに書き込むことができる。
ステップS410では、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS405〜S409の処理が行われた否かの判断が行われる。車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS405〜S409の処理が行われた場合には、図10に示すSNS型アプリケーション実行処理を終了する。一方、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS405〜S409の処理が行われていない場合には、ステップS405に戻り、ステップS405〜S409の処理が行われていないユーザについて、ステップS405〜S409の処理が行われる。
このように、第1実施形態に係るSNS型アプリケーション実行処理が行われる。そして、図10に示すSNS型アプリケーション実行処理が終了した後は、図8に戻り、ステップS211に進む。
一方、図8に示すステップS208において、実行が指示されたアプリケーションの種別がSNS型アプリケーションではないと判断された場合には、ステップS210に進む。ステップS210では、アプリケーション実行機能により、その他のアプリケーションの実行が行われる。
そして、ステップS211では、イグニッションがオフか否かの判断が行われる。イグニッションがオフの場合には、ステップS212に進み、一方、イグニッションがオフではない場合には、ステップS201に戻り、図8に示すアプリケーション実行処理が繰り返される。
ステップS212では、情報消去機能により、情報消去処理が行われる。この情報消去処理は、たとえば、レンタカーやカーシェアリングなどで車両を利用した場合に、車両返却場所などにおいて、車両に同乗していた全てのユーザのライセンス情報を消去する処理である。以下においては、図11を参照して、ステップS212の情報消去処理について説明する。なお、図11は、ステップS212の情報消去処理を示すフローチャートである。
具体的には、まず、ステップS501において、情報消去位置情報の取得が行われる。情報消去位置情報とは、車両に乗車しているユーザのライセンス情報の消去を行うために予め設定された位置であり、たとえば、レンタカーやカーシェアリングでの車両返却場所などが、情報消去位置として記憶装置350に予め記憶されている。そのため、情報消去機能は、情報消去位置情報を記憶装置350から取得することができる。
ステップS502では、自車両の現在位置情報の取得が行われる。そして、ステップS503では、ステップS502で取得した自車両の現在位置が、ステップS501で取得した情報消去位置であるか否かの判断が行われる。自車両の現在位置が情報消去位置である場合には、ステップS504に進み、一方、自車両の現在位置が情報消去位置ではない場合には、図11に示す情報消去処理を終了する。なお、情報消去位置に設置されたBluetoothやWiFiなどのアクセスポイントの通信エリア内に車両が進入した場合に、自車両の現在位置が情報消去位置であると判断する構成としてもよい。
ステップS504では、自車両の現在位置が情報消去位置であると判断されているため、アプリケーション管理テーブルに格納されているユーザ全員のライセンス情報の消去が行われる。また、記憶装置350に、車両に同乗していたユーザのアプリケーションデータが記憶されている場合には、これらのアプリケーションデータの消去も行われる。
以上のように、図11に示す情報消去処理が行われる。そして、この情報消去処理が終了すると、図8に示すアプリケーション実行処理が終了する。
このように、第1実施形態では、車両に同乗している複数のユーザのライセンス情報に基づいて、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションを、車両で使用可能なアプリケーションとして決定することで、車両に複数のユーザが同乗している場合でも、各ユーザは認証をやり直すことなく、ユーザが使用権限を有するアプリケーションを車内で自由に使用することができる。
さらに、第1実施形態では、実行が指示されたアプリケーションの種別がデータベース型アプリケーションである場合には、車両に同乗する複数のユーザのうち、このデータベース型アプリケーションの使用権限を有する各ユーザのアプリケーションデータを、車両で使用可能なアプリケーションデータとして設定することで、各ユーザのアプリケーションデータを、車両に同乗する複数のユーザで共有することができる。
また、実行が指示されたアプリケーションがSNS型アプリケーションである場合には、車両に同乗する複数のユーザのうち、このSNS型アプリケーションの使用権限を有する1のユーザが書き込んだ情報を、このSNS型アプリケーションの使用権限を有する他のユーザのアカウントにも書き込むことで、車両に乗車するユーザの書き込み情報を、車両に同乗する他のユーザと共有することができるとともに、SNS型アプリケーションを使用する際の利便性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、新規ユーザが車両に乗車した場合、あるいは、ユーザが車両から降車した場合には、車両に乗車した新規ユーザのライセンス情報、あるいは、車両から降車したユーザのライセンス情報に基づいて、アプリケーション管理テーブルを更新することで、車両で使用可能なアプリケーションを適切に決定することができる。
加えて、本実施形態では、レンタカーやカーシェアリングの車両返却場所などの情報消去位置で、イグニッションをオフにした場合に、アプリケーション管理テーブルに登録したユーザ全員のライセンス情報を消去することで、不特定多数のユーザが使用する車両においても、アプリケーションを適切に管理することが可能となる。また、情報消去位置以外ではライセンス情報は消去されないため、ユーザがコンビニエンスストアや買い物などに立ち寄った場合でも、再度、ユーザを認証し、アプリケーションを使用可能な状態に設定してしまうことを有効に防止することができる。
《第2実施形態》
続いて、第2実施形態に係るアプリケーション制御システムについて説明する。第2実施形態に係るアプリケーション制御システムは、図1に示すアプリケーション制御システムと同様の構成を備え、以下に説明するように動作すること以外は、第1実施形態に係るアプリケーション制御システムと同様である。
具体的には、第2実施形態に係るアプリケーション制御システムでは、各ユーザが、アプリケーションおよびアプリケーションデータを、どのユーザと共有することを許可するかを示す共有許可情報を用いて、車両で使用可能なアプリケーションを決定するものである。
具体的には、第2実施形態に係るライセンス情報管理サーバー100は、図12に示すように、ライセンス情報管理データベース110に、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの共有許可情報を有している。たとえば、図12に示す例では、ユーザAは、ユーザAの識別番号「000000001」のアプリケーションについて、ユーザB、ユーザC、ユーザF、およびユーザUと、このアプリケーションを共有することを許可する旨の共有許可情報を有している。言い換えれば、ユーザAは、ユーザB、ユーザC、ユーザF、およびユーザU以外の他のユーザとは、このアプリケーションを共有することを禁止する旨の共有許可情報を有しているともいえる。なお、図12は、第2実施形態において、ライセンス情報管理サーバー100が管理するライセンス情報の一例を示す図である。
また、図12に示すように、共有許可情報には、全てのユーザに共有を許可しない「NULL」や、全てのユーザに共有を許可する「ALL」なども含まれる。また、友達リストのように、特定のユーザを所定のグループとして登録しておき、共有許可情報として、このようなグループを設定することで、このグループに所属するユーザとアプリケーションを共有することを許可することもできる。
また、第2実施形態に係るアプリケーション管理サーバー200は、図13に示すように、アプリケーション管理データベース210に、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションデータの共有許可情報を有している。たとえば、図13に示す例では、ユーザAは、識別番号「000000001」のアプリケーションについて、アプリケーションデータ「AAAAA」,「BBBBB」,「CCCCC」の使用権限を有している。これらのアプリケーションデータのうち、たとえば、アプリケーションデータ「AAAAA」について、ユーザAは、ユーザB、ユーザC,ユーザF,およびユーザUと、このアプリケーションデータを共有することを許可する旨の共有許可情報を有している。同様に、アプリケーションデータ「BBBBB」についてはユーザBと共有を許可し、アプリケーションデータ「CCCCC」については、全てのユーザと共有を許可しない旨の共有許可情報を有している。なお、図13は、第2実施形態において、アプリケーション管理サーバー200が管理するアプリケーションデータの一例を示す図である。
第2実施形態に係る車載制御装置310のアプリケーション管理機能は、アプリケーション管理サーバー200から、車両に同乗する複数のユーザのライセンス情報を取得し、取得したライセンス情報を、アプリケーション管理テーブルに格納する。上述したように、第2実施形態では、ユーザのライセンス情報に、各ユーザがアプリケーションの共有を許可するユーザを示す共有許可情報が含まれており、アプリケーション管理機能は、図14に示すように、共有許可情報を含めたライセンス情報を、アプリケーション管理テーブルに格納する。なお、図14は、第2実施形態に係るアプリケーション管理テーブルの一例を示す図である。
第2実施形態に係る車載制御装置310のアプリケーション実行機能は、共有許可情報を含むライセンス情報が格納されたアプリケーション管理テーブルを参照して、車両で使用可能なアプリケーションを決定し、決定したアプリケーションを実行する。なお、第2実施形態に係るアプリケーション実行機能によるアプリケーションの決定方法については後述する。
次いで、図15を参照して、第2実施形態に係るアプリケーション実行処理について説明する。図15は、第2実施形態に係るアプリケーション実行処理を示すフローチャートである。なお、第2実施形態に係るアプリケーション実行処理も、第1実施形態と同様に、車載制御装置310により実行される。
まず、ステップS601では、第1実施形態のステップS201と同様に、車両で使用可能なアプリケーションの表示がユーザに指示されたか否かの判断が行われ、車両で使用可能なアプリケーションの表示が指示されていない場合には、ステップS612に進み、車両で使用可能なアプリケーションの表示が指示された場合には、ステップS602に進む。
ステップS602では、アプリケーション管理テーブルを参照して、車両に乗車しているユーザ全員のユーザ名の取得が行われる。たとえば、車両にユーザAとユーザBとが同乗している場合には、アプリケーション実行機能は、アプリケーション管理テーブルに基づいて、ユーザAとユーザBのユーザ名を取得する。
そして、ステップS603では、アプリケーション管理テーブルの共有許可情報と、ステップS602で取得したユーザ名とに基づいて、車両に乗車している各ユーザが、同乗者である他のユーザ全員に共有を許可しているアプリケーションの識別子が取得される。
たとえば、図14に示す例では、ユーザAが使用権限を有するアプリケーションのうち、「000000001」および「000103051」が、ユーザBとの共有を許可しているアプリケーションであり、ユーザBが使用権限を有するアプリケーションのうち、「000000001」、「030504598」、および「030509002」が、ユーザAとの共有を許可しているアプリケーションである。この場合、アプリケーション実行機能は、ユーザAが車両に同乗している他のユーザ全員(すなわち、ユーザB)と共有を許可しているアプリケーションの識別子「000000001」および「000103051」と、ユーザBが車両に同乗している他のユーザ全員(すなわち、ユーザA)と共有を許可しているアプリケーションの識別子「000000001」、「030504598」、および「030509002」とを取得する。
ステップS604では、第1実施形態のステップS203と同様に、ステップS603で取得したアプリケーション識別子の重複分を削除して、アプリケーションリストの生成が行われる。たとえば、図14に示す例では、識別子「000000001」のアプリケーションが、ユーザAおよびユーザBにより互いに共有が許可されている。そのため、アプリケーション実行機能は、ステップS603で取得したアプリケーション識別子のうち、識別子「000000001」については重複分を削除して、アプリケーションリストの生成を行う。そして、続くステップS605において、第1実施形態のステップS204と同様に、ステップS604で生成されたアプリケーションリストのアプリケーションを示す情報が、ユーザに提示される。
ステップS606では、第1実施形態のステップS205と同様に、ユーザによりアプリケーションの実行が指示されたか否かの判断が行われ、アプリケーションの実行が指示された場合には、ステップS607に進み、一方、アプリケーションの実行が指示されていない場合には、ステップS612に進む。
ステップS607では、実行が指示されたアプリケーションの種別がデータベース型アプリケーションであるか否かの判断が行われる。実行が指示されたアプリケーションの種別がデータベース型アプリケーションではない場合には、ステップS609に進み、一方、データベース型アプリケーションである場合には、ステップS608のデータベース型アプリケーション実行処理を実行する。
ここで、図16は、第2実施形態に係るデータベース型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。第2実施形態に係るデータベース型アプリケーション実行処理では、アプリケーションデータごとに関連付けられた共有許可情報に基づいて、車両で使用可能なアプリケーションデータを決定し、決定したアプリケーションデータを用いて、アプリケーションを実行する。
まず、ステップS701では、ユーザが実行を指示したアプリケーションのアプリケーション識別子が、アプリケーション管理テーブルから取得される。たとえば、ユーザにより音楽アプリケーションの実行が指示された場合には、音楽アプリケーションの識別子の取得が行われる。
そして、ステップS702〜S707では、車両に乗車しているユーザごとに処理が行われる。具体的には、まず、ステップS702において、ステップS702〜S707の処理を行うためのユーザが、対象ユーザとして選択される。
ステップS703では、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有しているか否かの判断が行われ、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有している場合には、ステップS704に進み、一方、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有していない場合には、ステップS708に進む。たとえば、図14に示す例において、対象ユーザがユーザAであり、実行が指示されたアプリケーションが識別子「000000001」のアプリケーションである場合には、アプリケーション実行機能は、アプリケーション管理テーブルに基づいて、対象ユーザであるユーザAが、このアプリケーションの使用権限を有していると判断することができる。
ステップS704では、実行が指示されたアプリケーションについて、対象ユーザが、車両に同乗する他のユーザ全員に共有を許可しているか否かの判断が行われる。たとえば、図14に示す例において、対象ユーザがユーザAであり、実行が指示されたアプリケーションが識別子「000000001」のアプリケーションである場合に、アプリケーション実行機能は、アプリケーション管理テーブルを参照して、実行が指示された識別子「000000001」のアプリケーションのユーザAの共有許可情報において、ユーザBとの共有が許可されているため、ユーザAは、識別子「000000001」のアプリケーションを、車両に同乗する全てのユーザ(図14に示す例ではユーザB)に共有が許可していると判断することができる。そして、実行が指示されたアプリケーションが、車両に同乗する他のユーザ全員に共有が許可されていると判断された場合には、ステップS705に進み、実行が指示されたアプリケーションに関する対象ユーザのログイン情報の取得が行われる。一方、車両に同乗する他のユーザ全員に共有が許可されていないと判断された場合には、ステップS708に進む。
ステップS706では、ステップS705で取得された対象ユーザのログイン情報に基づいて、アプリケーション管理サーバー200へのログインが行われる。そして、ステップS707では、実行が指示されたアプリケーションについての対象ユーザのアプリケーションデータが取得される。本実施形態では、対象ユーザのログイン情報を用いてアプリケーション管理サーバー200にログインすると、アプリケーション管理装置230により、対象ユーザのログイン情報に基づいて、対象ユーザの認証が行われる。そして、アプリケーション管理装置230は、アプリケーション管理データベース210の共有許可情報に基づいて、対象ユーザが車両に同乗する他のユーザ全員に共有を許可しているアプリケーションデータを、アプリケーション管理データベース210から抽出し、抽出したアプリケーションデータを、車載装置300に送信する。これにより、アプリケーション実行機能は、対象ユーザが使用権限を有するアプリケーションデータのうち、対象ユーザが車両に同乗する他のユーザ全員に共有を許可したアプリケーションデータを取得することができる。
たとえば、図13に示す例において、対象ユーザがユーザAであり、実行が指示されたアプリケーションが識別子「000000001」のアプリケーションである場合には、ユーザAが使用権限を有するアプリケーションデータ「AAAA」,「BBBBB」,「CCCCC」のうち、車両に同乗するユーザ全員(すなわち、ユーザB)に共有が許可されているアプリケーションデータ「AAAAA」,「BBBBB」の取得が行われる。
ステップS708では、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS702〜S707の処理が行われた否かの判断が行われる。車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS702〜S707の処理が行われた場合には、ステップS709に進み、一方、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS702〜S707の処理が行われていない場合には、ステップS702に戻り、ステップS702〜S707の処理が行われていないユーザについて、ステップS702〜S707の処理が行われる。
そして、ステップS709では、ステップS707で取得した全てのユーザのアプリケーションデータの統合が行われる。そして、ステップS710では、ステップS709で統合したアプリケーションデータを用いて、データベース型アプリケーションが実行される。具体的には、アプリケーション実行機能は、ステップS709で統合したアプリケーションデータのリストを、提示装置370を介してユーザに提示する。そして、車載入力装置320を介して、ユーザが任意のアプリケーションデータを用いてデータベース型アプリケーションを実行することを指示した場合に、アプリケーション実行機能は、実行が指示されたアプリケーションデータを用いて、このデータベース型アプリケーションを実行する。
たとえば、車両にユーザAとユーザBとが同乗しており、データベース型アプリケーションとして、音楽アプリケーションの実行が指示された場合には、アプリケーション実行機能は、ユーザAがユーザBに共有を許可する音楽データと、ユーザBがユーザAに共有を許可する音楽データとを取得し、取得した音楽データを、ユーザAおよびユーザBに提示する。そして、ユーザAまたはユーザBが任意の音楽データの再生を指示した場合には、再生が指示された音楽データを音楽アプリケーションにより再生する。
このように、第2実施形態に係るデータベース型アプリケーション実行処理が行われる。そして、図16に示すデータベース型アプリケーション実行処理が終了した後は、図15に戻り、ステップS612に進む。
一方、図15に示すステップS607において、実行が指示されたアプリケーションの種別がデータベース型アプリケーションではないと判断された場合には、ステップS609に進む。ステップS609では、実行が指示されたアプリケーションの種別がSNS型アプリケーションであるか否かの判断が行われる。SNS型アプリケーションでない場合には、ステップS611に進み、一方、SNS型アプリケーションである場合には、ステップS610のSNS型アプリケーション実行処理が実行される。
ここで、図17は、第2実施形態に係るSNS型アプリケーション実行処理を示すフローチャートである。第2実施形態に係るSNS型アプリケーション実行処理では、書き込み情報を入力したユーザのアカウントに、該ユーザが入力した書き込み情報を書き込むことに加えて、書き込み情報を入力したユーザが共有を許可した他のユーザのアカウントにも書き込み情報を書き込む。
まず、ステップS801〜S806では、第1実施形態のステップS401〜S406と同様に、自車両の現在位置が取得され(ステップS801)、ユーザにより入力された書き込み情報が取得される(ステップS802)。そして、ユーザにより書き込みの送信が指示された場合には(ステップS803=Yes)、実行が指示されたアプリケーションのアプリケーション識別子の取得が行われ(ステップS804)、一方、ユーザにより書き込みの送信が指示されていない場合には(ステップS803=No)、ステップS801に戻る。
そして、ステップS805では、対象ユーザが選択され、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有しているか否かの判断が行われる(ステップS806)。対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有している場合には、ステップS807に進み、一方、対象ユーザが、実行が指示されたアプリケーションの使用権限を有していない場合には、ステップS811に進む。
ステップS807では、アプリケーション管理テーブルのランセンス情報を参照して、書き込み情報を入力したユーザが、実行が指示されたアプリケーションを、対象ユーザと共有することを許可しているか否かの判断が行われる。書き込み情報を入力したユーザが、実行が指示されたアプリケーションについて対象ユーザとの共有を許可している場合には、ステップS808に進み、一方、書き込み情報を入力したユーザが、実行が指示されたアプリケーションについて対象ユーザとの共有を許可していない場合には、ステップS811に進む。
たとえば、図14に示す例において、識別子「000103051」のSNS型アプリケーションの実行が指示されている場合には、ユーザAは車両に同乗しているユーザBに、このアプリケーションの共有を許可しているが、ユーザBは車両に同乗しているユーザAに、このアプリケーションの共有を許可していない。そのため、たとえば、ユーザAが書き込み情報を入力した場合には、ユーザAがユーザBとの共有を許可しているため、ユーザAが入力した書き込み情報が、ユーザBのアカウントに書き込まれることとなる。一方、たとえば、ユーザBが書き込み情報を入力した場合には、ユーザBがユーザAとの共有を許可していないため、ユーザBが入力した書き込み情報は、ユーザAのアカウントに書き込まれないこととなる。
そして、ステップS811では、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS805〜S810の処理が行われた否かの判断が行われる。車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS805〜S810の処理が行われた場合には、図17に示すSNS型アプリケーション実行処理を終了する。一方、車両に同乗しているユーザ全員について、ステップS805〜S810の処理が行われていない場合には、ステップS805に戻り、ステップS805〜S810の処理が行われていないユーザについて、ステップS805〜S810の処理が行われる。
このように、第2実施形態に係るSNS型アプリケーション実行処理が行われる。そして、図17に示すSNS型アプリケーション実行処理が終了した後は、図15に戻り、ステップS612に進む。
一方、図15に示すステップS609において、実行が指示されたアプリケーションの種別がSNS型アプリケーションではないと判断された場合には、ステップS611に進む。ステップS611では、第1実施形態のステップS210と同様に、アプリケーション実行機能により、その他のアプリケーションの実行が行われる。
そして、ステップS612では、イグニッションがオフか否かの判断が行われる。イグニッションがオフの場合には、ステップS613に進み、第1実施形態のステップS212と同様に、情報消去処理が行われる。一方、イグニッションがオフではない場合には、ステップS601に戻り、図15に示すアプリケーション実行処理が繰り返される。
以上のように、第2実施形態では、各ユーザが、アプリケーションおよびアプリケーションデータを共有することを許可する他のユーザを示す情報を、共有許可情報として取得することで、各ユーザが、車両に同乗する他のユーザ全員に共有を許可しているアプリケーションを、車両で使用可能なアプリケーションとして決定する。これにより、第2実施形態では、たとえば、車両に家族が同乗している場合には、会社の人間との共有を許可している仕事に関するアプリケーションやアプリケーションデータを、家族が閲覧・使用してしまうことを防止することができるなど、車両内でユーザがアプリケーションを使用する際の利便性を向上することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述した実施形態では、実行が指示されたアプリケーションがSNS型アプリケーションである場合には、車両の位置情報およびユーザが入力した書き込み情報を、アプリケーション管理サーバー200に送信する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、車両の位置情報およびユーザが入力した書き込み情報のうち、いずれか一方のみを、アプリケーション管理サーバー200に送信する構成としてもよい。
また、上述した第2実施形態では、1のユーザが入力した書き込み情報を、実行が指示されたSNS型アプリケーションの使用権限を有し、かつ、書き込み情報を入力したユーザが共有を許可する他のユーザのアカウントに書き込む構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、1のユーザが入力した書き込み情報を、該ユーザに共有が許可されており、かつ、実行が指示されたSNS型アプリケーションの使用権限を有する他のユーザのアカウント、および、実行が指示されていないSNS型アプリケーションの使用権限を有する他のユーザのアカウントに書き込む構成としてもよい。すなわち、ユーザAとユーザBとが車両に同乗している場合に、ユーザAがSNS型アプリケーションXの使用権限を有しており、ユーザBがSNS型アプリケーションYの使用権限を有している場合に、ユーザAがユーザBに共有を許可している場合には、ユーザAがSNS型アプリケーションXに入力した書き込み情報を、ユーザBのSNS型アプリケーションYのアカウントに書き込む構成としてもよい。
さらに、上述した第2実施形態のデータベース型アプリケーション実行処理では、対象ユーザーが、車両に同乗している他のユーザ全員に共有を許可しているアプリケーションデータを抽出し、車載装置300に送信する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、対象ユーザが使用権限を有するアプリケーションデータと、該アプリケーションデータの共有可能情報とをアプリケーション管理サーバー200から取得し、車載装置300において、対象ユーザーが、車両に同乗している他のユーザ全員に共有を許可しているアプリケーションデータを選択する構成としてもよい。
なお、上述した実施形態の車載制御装置310の識別情報取得機能は本発明の識別情報取得手段に、車載制御装置310のアプリケーション管理機能は本発明のライセンス情報取得手段に、アプリケーション実行機能は本発明の決定手段、設定手段、および実行手段に、記憶装置350は本発明の記憶手段に、自車位置検出装置330は本発明の位置情報取得手段に、車載制御装置310の情報消去機能は本発明の消去手段に、それぞれ対応する。
100…ライセンス情報管理サーバー
110…ライセンス情報管理データベース
120…第1通信装置
130…ライセンス情報管理装置
200…アプリケーション管理サーバー
210…アプリケーション管理データベース
220…第2通信装置
230…アプリケーション管理装置
300…車載装置
310…車載制御装置
320…車載入力装置
330…自車位置検出装置
340…識別情報検出装置
350…記憶装置
360…車載通信装置
370…提示装置

Claims (12)

  1. 車両に同乗する複数のユーザが使用するアプリケーションの実行を制御するアプリケーション制御装置であって、
    前記車両に同乗する複数のユーザの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記ユーザの識別情報に基づいて、前記車両に同乗するユーザと、該ユーザが使用権限を有するアプリケーションとが関連付けられたライセンス情報を取得するライセンス情報取得手段と、
    前記複数のユーザのライセンス情報に基づいて、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションを特定し、特定した前記各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの中から、前記車両で使用可能なアプリケーションを決定する決定手段と、
    前記車両に同乗する各ユーザが前記決定手段により決定されたアプリケーションを使用できるように、前記各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの使用の可否を設定する設定手段と、を備えることを特徴とするアプリケーション制御装置。
  2. 請求項1に記載のアプリケーション制御装置において、
    前記決定手段は、前記複数のユーザのライセンス情報に基づいて、該複数のユーザのうち、いずれかのユーザが使用権限を有するアプリケーションを、前記車両で使用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のアプリケーション制御装置において、
    前記設定手段は、前記アプリケーションが、ユーザが予め登録したアプリケーションデータを用いて、所定の機能を実現するデータベース型アプリケーションである場合において、前記車両に同乗する2以上のユーザが前記データベース型アプリケーションの使用権限を有する場合には、各ユーザが使用権限を有する前記データベース型アプリケーションのアプリケーションデータを、前記車両で使用可能なアプリケーションデータとして設定することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のアプリケーション制御装置において、
    前記アプリケーションが、ユーザが入力した書き込み情報を発信することで、前記書き込み情報を他のユーザと共有するソーシャルネットワーク型アプリケーションである場合において、前記車両に同乗する2以上のユーザが前記ソーシャルネットワーク型アプリケーションの使用権限を有する場合には、前記車両に同乗する1のユーザが入力した前記書き込み情報を、該ユーザのアカウントを用いて発信するとともに、前記車両に同乗しており、かつ、前記ソーシャルネットワーク型アプリケーションの使用権限を有する他のユーザのアカウントを用いても発信する実行手段を、さらに備えることを特徴とするアプリケーション制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のアプリケーション制御装置において、
    前記決定手段は、前記ユーザの識別情報に基づいて、新たなユーザが前記車両に乗車したか否かを判断し、新たなユーザが前記車両に乗車したと判断した場合には、前記新たなユーザが使用権限を有するアプリケーションのライセンス情報を加味して、前記車両で使用可能なアプリケーションを決定することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のアプリケーション制御装置において、
    前記決定手段は、前記ユーザの識別情報に基づいて、前記車両に乗車していたユーザが前記車両にから降車したか否かを判断し、前記ユーザが前記車両から降車した場合には、前記降車したユーザのライセンス情報を除いた、前記車両に現在乗車しているユーザのライセンス情報に基づいて、前記車両で使用可能なアプリケーションを決定することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  7. 請求項5または6に記載のアプリケーション制御装置において、
    前記決定手段は、ドアの開閉、駐停車、およびパーキングブレーキのオフのうち、いずれかの動作が行われた場合に、新たなユーザが前記車両に乗車したか否か、または、前記ユーザが前記車両から降車したか否かを判断することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のアプリケーション制御装置において、
    前記取得手段により取得された前記ライセンス情報を記憶する記憶手段と、
    前記車両の現在の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記車両の現在位置が、前記ライセンス情報の消去を行う所定の情報消去位置であるか否かを判断し、前記車両の現在位置が前記情報消去位置であり、かつ、イグニッションがオフとなった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記ライセンス情報を消去する消去手段と、をさらに備えることを特徴とするアプリケーション制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のアプリケーション制御装置において、
    前記ライセンス情報は、前記ユーザがアプリケーションの共有を許可する他のユーザを示す情報を共有許可情報として有しており、
    前記決定手段は、前記共有許可情報に基づいて、前記車両に同乗する前記複数のユーザが互いに共有を許可するアプリケーションを、前記車両で使用可能なアプリケーションとして決定することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  10. 請求項9に記載のアプリケーション制御装置において、
    前記設定手段は、前記アプリケーションが、ユーザが予め登録したアプリケーションデータを用いて、所定の機能を実現するデータベース型アプリケーションである場合には、前記共有許可情報に基づいて、前記車両に同乗するユーザ全員が互いに共有を許可するアプリケーションデータを、前記車両で使用できるように設定することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  11. 請求項9に記載のアプリケーション制御装置において、
    前記アプリケーションが、ユーザが入力した書き込み情報を他のユーザに発信するソーシャルネットワーク型アプリケーションである場合には、前記車両に同乗する1のユーザが入力した前記書き込み情報を、該ユーザのアカウントを用いて発信するとともに、該ユーザが前記アプリケーションの共有を許可する他のユーザのアカウントを用いても発信する実行手段を、さらに備えることを特徴とするアプリケーション制御装置。
  12. 車両に同乗する複数のユーザが使用するアプリケーションの実行を制御するアプリケーション制御方法であって、
    前記車両に同乗する複数のユーザを識別し、前記車両に同乗するユーザと当該ユーザが使用権限を有するアプリケーションとが関連付けられたライセンス情報を取得し、前記車両に同乗する複数のユーザのライセンス情報に基づいて、各ユーザが使用権限を有するアプリケーションを特定し、特定した前記各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの中から、前記車両で使用可能なアプリケーションを決定し、前記車両に同乗する各ユーザが前記決定したアプリケーションを使用できるように、前記各ユーザが使用権限を有するアプリケーションの使用の可否を設定することを特徴とするアプリケーション制御方法。
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