JP4238101B2 - 机 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP4238101B2
JP4238101B2 JP2003321017A JP2003321017A JP4238101B2 JP 4238101 B2 JP4238101 B2 JP 4238101B2 JP 2003321017 A JP2003321017 A JP 2003321017A JP 2003321017 A JP2003321017 A JP 2003321017A JP 4238101 B2 JP4238101 B2 JP 4238101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
pair
fixed
desk
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003321017A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005087244A (ja
Inventor
崇爾 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Corp
Original Assignee
Itoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Corp filed Critical Itoki Corp
Priority to JP2003321017A priority Critical patent/JP4238101B2/ja
Publication of JP2005087244A publication Critical patent/JP2005087244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4238101B2 publication Critical patent/JP4238101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
  • Furniture Connections (AREA)

Description

本発明は、筆記又はコンピュータ操作等のような各種のデスクワークを行う事務等に使用される机の構造に関するものである。
従来から、この種の机の構造は、例えば、特許文献1等に開示されているように、前記左右の脚体の相互間を、アルミ押出材からなる横方向に延びるビーム部材にて連結するか、このビーム部材を介して連結することに加えて、前記ビーム部材の側面に形成された横長溝にブラケットの基端部を嵌入させ、該ブラケットの先端側取付け部を横方向に延長させ、該平坦状の取付け部の下面側から机天板の下面に向かってネジ止めした構成や、特許文献2のように、脚体における支柱部の上面に横長のブラケットを上方からネジ止めし、このブラケットの下面側から挿通させたネジを机天板の下面に止着する構成が知られている。
また、ビーム部材を使用しない構成としては、特許文献3に開示されているように、ダイキャスト製の側面視L字状の天板取付け部材における垂直状の支柱取付け部を、筒状の支柱脚の上方から筒内に嵌入し、支柱脚の外側面から横向きにねじ込むねじにて、前記支柱取付け部を抜け不能とし、前記天板取付け部材における水平状の平板部の下方からのネジにて机天板の下面に止着することが知られている。
特開2000−124号公報 特許第2636495号公報 特開平5−285013号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示の机では、ビーム部材及びそれに取付くブラケットを介して机天板を固定されており、特許文献2の構成でも、脚体の軸線から離れた平板部のみで机天板と固定されているから、鉛直荷重が机天板の中途部に作用したとき、脚体に対して偏心荷重となるので、脚体の上端に対して机天板の下面が開くように撓み変形し易くなる。また、前記特許文献1に開示の机では、一対の脚体間の距離が大きい場合には、ビーム部材の長さも長くなり、その中途部に取付けられたフランジを介して机天板を固定するので、ビーム部材の撓みが発生すると、机天板の取付け強度が損なわれるという問題があった。
他方、前記特許文献3のように、脚体の上端面とブラケットとを垂直のネジで固定しない場合には、机天板に水平荷重等の側方荷重が作用したとき、机天板の下面と脚体の上端面との間が開くように脚体の上端が撓み易くなり、その側方強度に対する抵抗力(机天板と脚体との固定強度)が弱いという問題があった。また、脚体の側面にブラケットとの取付けねじの頭が露出して意匠の美観が悪くなるという問題があった。
本発明は、これらの問題を解消することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、机天板と、この机天板を支持する複数の脚体と、この各脚体と机天板とを連結するための連結体とを有する机において、前記連結体を所定高さに形成し、前記各脚体における上端水平部材の上面に対して前記複数の連結体を適宜隔てて配置し、各連結体の上面からボルトにて上端水平部材に固定し、且つ前記各連結体を机天板の下面にボルトにて固定することにより、前記各脚体の上端水平部材と机天板との間に所定高さの隙間を形成したものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の机において、前記机天板の下面には、前記机天板の下面には、固定用ブロック体をボルトにて固定し、前記連結体の基部には、前記固定用ブロック体が上方から嵌入可能な取付け凹所と、前記固定用ブロック体における一対の対向する縦側面の当接部に当接する一対のサポートピンが嵌入可能な横穴とを形成し、前記一対のサポートピンを横方向に離間接近可能にする締着ボルトにて連結したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の机において、前記固定用ブロック体における一対の対向する当接部は截頭円錐状に形成されており、前記一対のサポートピンの対向する頭部が前記当接部に当接する截頭円錐状に形成されているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の机において、前記連結体には、その基部から水平に延びるアーム部が一体的に形成され、該アーム部と机天板の下面とをボルトにて固定するように構成したものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の机において、前記相対向する連結体同士を連結するための横ビーム材の端部は、前記各連結体におけるアーム部の下面側とその下方の補助アーム体とにより挟持固定されているものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の机において、前記脚体の上端水平部材に対して前記一対の連結体を背中合わせの状態にて固定するに際して、各基部を上端水平部材の幅方向の中心線を挟んで対抗配置してボルトにて固定したものである。
以上のように、請求項1の発明によれば、前記連結体を所定高さに形成し、前記各脚体における上端水平部材の上面に対して前記複数の連結体を適宜隔てて配置し、各連結体の上面からボルトにて上端水平部材に固定し、且つ前記各連結体を机天板の下面にボルトにて固定することにより、脚体における上端水平部材の水平面に対して連結手段である複数の連結体をそれぞれその上方向からの垂直方向のボルトにて直接締結固定することになるので、机天板に水平荷重等の側方荷重が作用したとき、机天板の下面が開くように脚体の上端が撓むことがなく、その側方強度に対する抵抗力(机天板と脚体との固定強度)が強くなり、机全体の剛性が高まる。また、脚体の側面に連結体との取付けねじの頭が露出しないから、机の意匠の美観が向上するという効果を奏する。
しかも、脚体と机天板の下面との間に前記連結体の高さによる大きな隙間が形成できるので、その隙間を利用して、机上への部品の取付けスタンド等の基部を固定する等の用途が発生する。
請求項2に記載の発明によれば、机天板の下面に予めボルト固定して突設させた固定用ブロック体を、脚体の上端水平部材に予め取付け固定した連結体の基部における上方開放状の取付け凹所に嵌入し、一対のサポートピンと締着ボルトとで、基部の縦側面の横孔から挿入し、固定用ブロック体における一対の当接部に押圧当接するように締着することで、机天板と脚体とを強固に固定でき、且つその取付け作業も脚体の上方から及び基部の横方向から行うから作業性が向上する。連結体及び固定用ブロック体の脚体及び机天板に対する位置決め作業も行い易いという効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、固定用ブロック体における一対の当接部及び対応する一対のサポートピンにおける頭部が共に截頭円錐形状であるから、締着ボルトにより、一対のサポートピンの頭部の間隔が接近するにつれて、固定用ブロック体における一対の当接部に対する位置合わせが正確となると共に机天板と連設体との固定強度が一層強固になるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、連結体には基部から水平に延びるアーム部が一体的に形成されており,そのアーム部と机天板の下面とをボルトにて連結するから、取付け強度がさらに高くなるという効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、相対向する脚体の剛性を高めるために連結する横ビーム部材の端部は、連結体におけるアーム部と補助アーム体とにより、挟持するので横ビーム部材の連結作業が至極容易にできるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、1つの脚体の上端水平部材に隣接する机天板の端部を背中合わせにして支持するときに、同じ形状の連結体の基部を背中合わせ状に配置固定擦れば良いから、部品の共通化と取付け作業の向上が図れるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図11は第1実施例を示し、図1(a)は第1実施例の机1の全体平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は側面図である。図2は図1(a)のII−II線矢視の一部切欠き要部拡大正面図、図3は図1(a)の線矢視の一部切欠き要部拡大側断面図、図4は連結手段の各部品の斜視図である。
第1実施例における机1は、平面視略矩形状の机天板2と側面視で「ロ」字状の一対の脚体3と、各脚体3と机天板2とを連結するための連結手段Aとからなる。机天板2は木製である。
脚体3は、同じ中空断面形状の一対の縦部材(支柱部材)3a,3aと、別の同じ中空断面形状の上端及び下端の水平部材3b,3bと、これら縦部材3aと水平部材3bとのコーナ部を繋ぐ継手部材4とを有し、縦部材3a及び水平部材3bはアルミ押出材であり、図3に示す継手部材4はアルミ製ダイキャストである。
連結手段Aは、所定高さH1の連結体5と、所定高さH2の台座体6と、机天板2の下面に固定する固定用ブロック体7と、一対のサポートピン9,9と複数のボルト等から構成されている。アルミダイキャスト製の台座体6は、図5(a)及び図5(b)に示すように、平面視略四角状の偏平状であって、台座体6の中央部には前記脚体3における上端水平部材3b等に螺着する皿ネジ(皿ビス)10のための座ぐり孔6bが形成されており、その四方外周には、後述する連結体5を上方から止着(固定)するための六角穴付きボルト11の挿通孔6bが穿設され、台座体6の上面には、前記各挿通孔6bの外周ボス部6が上向きに突出するように形成され、さらに、台座体6の下面には、一対の位置決めダボ6cが一体的に突設形成されている。
アルミダイキャスト製の固定用ブロック体7は、図3、図4及び図6に示すように、平面視略矩形状の本体7aとその上端に一体的に連設された取付け板部7bとからなる。取付け板部7bの上面には、机天板2の下面に形成された位置決め凹所12に嵌入できる一対の位置決め用ボス7cが形成されている。
前記本体7aには、その下部側に下向きに開放された大径孔13aが穿設されており、この大径孔13aの上端に連通して小径のボルト取付け孔13bが上面にまで貫通形成されている。前記大径孔13aから上向きに挿入した固定用ボルト20の雄ねじ部はボルト取付け孔13bを貫通して上向きに突出し、机天板2の下面に予め埋め込まれた筒ネジ(鬼目ナット)35に螺着する。また、本体7aの外側の一対の対向する縦側面には後述する一対のサポートピン9、9の截頭円錐状の各頭部9aが当接し得る截頭円錐状の当接部14、14が前記大径13aに連通するように凹み形成されている。
アルミダイキャスト製の連結体5は、図2〜図4、図7、図8に示すように、基部5aと、該基部5aから上面が水平に延びるアーム部5bとからなる。前記基部5aの上面には、前記固定用ブロック体7の取付け板部7bが嵌まる凹所15と、これに連通し、前記本体7aが嵌入可能な四角状の取付け凹所16とが形成されており、さらに、前記一対のサポートピン9、9がそれぞれ水平方向に嵌入可能な横孔17、17が前記取付け凹所16に連通するように穿設形成されている。なお、前記取付け凹所16は基部5aを上下に貫通するように形成されていても良い。また、各横孔17の外周には、前記各サポートピン9の横向き円柱状の胴部9bの外周にて軸線方向に延びるように形成された突条9cが嵌まるような回止め溝18が複数箇所に形成されている。なお、前記一方のサポートピン9の円柱状の胴部9bの中心線に沿った貫通孔9cに締着ボルト(六角穴付きボルト)8の軸部及び頭部を回動自在に支持させる。他方のサポートピン9の円柱状の胴部9b及び截頭円錐状の頭部9aの中心線に沿って前記締着ボルト8の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている(図3参照)。
前記凹所15の底面から各横孔17の軸線17aまでの高さ方向の寸法H3(図8(a)及び図8(b)参照)は、前記固定用ブロック体7の取付け板部7b下面から当接部14の軸線14aまでの高さ方向の寸法H4(図6(b)及び図8(c)参照)よりも若干大きく設定されている。
また、前記基部5aには、前記凹所15よりも外周寄り部位に上下に貫通する4個のボルト孔19が前記取付け凹所16の縦方向中心軸線16aを点対称とするように形成されている(図7(a)参照)。
前記連結体5におけるアーム部5bの上面は基部5aの上面と同一平面上にあり、またアーム部5bの下面は前記基部5aに近い側の上下寸法が大きく、先端(自由端)に行くに従って上下高さ寸法が小さくなるように正面視で略三角形状に形成されている(図2、図8(a)参照)。そして、アーム部5bの先端寄り部位には、机天板2の下面に固定するボルト21の軸部が挿通できる軸孔22が上下に貫通するように穿設されている(図8(a)参照)。後述する横ビーム材23を使用しないとき、机天板2の下面と脚体3の内側とで囲まれる下肢領域空間をより広くするため前述のように、アーム部5bの先端寄り部位の高さ寸法が小さく形成されている。
なお、図1及び図2の実施例では、机1の左右両側に相対峙して配置される一対の脚体3、3の上部間を連結するため、横ビーム材23の長手方向の端部を前記各連結体5のアーム部5bとその下方に配置する補助アーム体24とで挟持固定する。その場合、図11に示すように、アルミ押出材である横ビーム材23の断面は、上下方向に複数の突条部分23a〜23bを有し、且つ複数の断面中空部23c〜23dが形成された長手方向軸線回りで点対称形状をなす。この横ビーム材23の端部を前記アーム部5bと補助アーム体24とできっちりと挟持するために、前記アーム部5bの下面及び補助アーム体24の上面に前記突条部分23a〜23bの外周に対応する嵌合溝25、26が形成されている。また、前記アーム部5bと補助アーム体24とを挟持固定するためのボルト27の軸部が上下に挿通する軸孔28がアーム部5b及び補助アーム体24の幅方向の両側に穿設されており、且つ補助アーム体24の下部側に雌ねじ部29が形成されている(図11参照)。なお、アーム部5bの幅方向の下面及び補助アーム体24の幅方向の上面に突出形成されているボス部30、31は、前記横ビーム材23の端部に穿設された位置決め用の孔に嵌合して位置決めするためのものである。補助アーム体24側から前記アーム部5bを介して机天板2の下面側に埋め込まれた鬼目ナット36に締着固定する場合のボルト21の長さは前記アーム部5bだけの場合よりも長い(図2及び図12参照)。
前記一対の縦部材3aと上下水平部材3bとのコーナ部を継手部材4でつなぎ、脚体3を正面視でロの字状に形成する。前記各縦部材3aは略矩形状の中空筒部40を有し、その外周部材41の寸法W1は、内周部材42の幅寸法W2より若干大きいように形成されている。前記中空部40の内部には、雄ねじ51、52が螺着できるΩ部40a,40bが一体的に形成されている。また、前記各水平部材3bは略T字状の中空筒部43を有し、その外周部材44の寸法W1は、内周部材45の幅寸法W2より若干大きいように形成されている(図13(a)及び図13(b)参照)。
図3及び図14に示すように、アルミダイキャスト製の継手部材4は、縦部材3aの上下端部から前記中空筒部40内に嵌まる縦片46と、水平部材3bの前後端から前記中空筒部43内に嵌まる横片47と、縦片46と横片47との間に45度の角度で脚体3の表裏面に突出する鍔片48とが一体的に形成されているものである。脚体3の組立に際しては、縦片46を中空筒部40内に嵌入し、雄ねじ51、52を前記Ω部40a,40bに螺着し、次いで、各横片47を上下水平部材3bの略T字状の中空筒部43に嵌入し、雄ねじ(皿ネジ、皿ビス)53、54を上端水平部材3bの下面、下水平部材3bの下面から螺着して、それぞれ固定するのである。なお、図14に示すように、アジャスタボルト55は下水平部材3bの下面側から横片47に螺着する。
上記の構成において、前記予め組立られたロ字状の脚体3に対して机天板2を固定するには、固定用ブロック体7の下面側から大径孔13a及びボルト取付け孔13bを介して固定用ボルト20を嵌挿し、机天板2の下面の所定位置の鬼目ナット35の箇所に所定の向きで締着固定する。所定の向きとは、固定用ブロック体7における対向する一対の截頭円錐状の当接部14、14の軸線と連結体5の基部5aにおける一対の横孔17の軸線とが平行状になる向きである。そのために、机天板2の下面の所定位置には、固定用ブロック体7における取付け板7bの上面の2つの位置決め用ボス7cが嵌まる位置決め凹所12が凹み形成されている。
次に、図14のように、上端水平部材3bの上面の所定位置に台座体6のダボ6cを嵌合させ、台座体6の上面から皿ネジ(皿ビス)10にて前記上端水平部材3b及び継手部材4に取付け固定する。次いで、連結体5におけるアーム部5bが前記上端水平部材3bの上面の幅方向に向かうようにして、基部5aの下面の凹所を前記台座体6の上面の4つの位置決め用ボス7cに嵌め入れる。その状態で、前記基部5aの上面から複数本(実施例では4本)のボルト11をボルト孔19に挿通して、台座体6 及び前記上端水平部材3bの上面側を貫通して継手部材4の横片47の雌ねじ部に螺着固定する(図2、図3及び図4参照)。
次いで、机天板2の下面の固定用ブロック体7における矩形状の本体7aを前記基部5aにおける取付け凹所16に上方から嵌入する。その後、基部5aの一対の縦側面における横孔17、17にサポートピン9、9を頭部9aから嵌め入れ、ついで一方のサポートピン9の外から横方向に締着ボルト8を差込み、他方のサポートピン9の雌ねじ部に螺合し、締着する(図3参照)。
この場合、前述したように、横孔17の外周には、前記各サポートピン9の横向き円柱状の胴部9bの外周にて軸線方向に延びるように形成された突条9cが嵌まるような回止め溝18が複数箇所に形成されているから、締着ボルト8の観点に拘らず、一対のサポートピン9、9は回転することなく、両者間の距離が縮まり、各サポートピン9の截頭円錐状の頭部9aが前記基部5aにおける横孔17の截頭円錐状の当接部14に当接する。そのとき、前記凹所15の底面から各横孔17の軸線17aまでの高さ方向の寸法H3(図8(a)及び図8(b)参照)が、前記固定用ブロック体7の取付け板部7b下面から当接部14の軸線14aまでの高さ方向の寸法H4(図6(b)及び図8(c)参照)よりも若干大きく設定されているので、一対のサポートピン9、9の頭部9a、9aの距離が縮まるにつれて、前記固定用ブロック体7の本体7aを基部5aの下方に引き込む。従って、机天板2の下面が連結体5の基部5aの上面に強く圧接されるようになり、机天板2は連結体5に対して強固に固定できるのである。
横ビーム材23をアーム部5bに固定するには、前記固定用ブロック体7の本体7aを基部5aに嵌め入れるに先立ち、前記アーム部5bの下面の嵌合溝25と補助アーム体24の上面の嵌合溝26との間に横ビーム材23の端部を嵌め入れ、前記アーム部5bの上面から2つの軸孔28にボルト27を挿入し、補助アーム体24における雌ねじ部29に締着(締結)するのである。
また、横ビーム材23を連結した場合には、図2に示すように、補助アーム体24の下面側からアーム部25を貫通させて机天板2の下面の鬼目ナット36にボルト21を締着(締結)する。他方、横ビーム材23を連結しない場合には、図12に示すように、アーム部25下面側から貫通させて机天板2の下面の鬼目ナット36にボルト21を締着(締結)するのである。
図15〜図17は第2実施例を示し、平面視略L字状の机天板60の下面両端部を、正面視で横向き略H字状の一対の脚体62、62とで支持し、机天板60の奥側コーナ部の下面を支柱状の補助脚体61で支持する。その場合、脚体62は支柱部材(縦部材)62aとその上下端に連結されている上下端の水平部材62b,62cとからなり、支柱部材(縦部材)62a及び補助脚体61はアルミ押出材にて構成され、上下の水平部材62bはアルミダイカストにて構成されている。支柱部材62aの上下端に、前記上下端の水平部材62b,62cを重ねて、複数本の六角孔付き連結ボルト63を水平部材62b,62cの厚さ方向に貫通させ、支柱部材62aの上下端部分に締着させる(図17参照)。前記一対の脚体62における上端水平部材62bの上面両端部には、前記第1実施例と同様の構成の連結手段A、即ち、台座体6を位置決めして皿ネジ10にて締結固定し、その上に連結体5の基部5aの上面から水平部材62bの上面にねじ止めし、さらに、机天板2の下面に突設した前記固定用ブロック体7を前記基部5aの上面開放状の取付け凹所16に嵌入し、一対のサポートピン9、9及び締着ボルト8を介して横孔17に横方向から締着(締結)固定するものである(図17参照)。
なお、上記の2つの実施例の台座体6を省略して、連結体5の基部5aの下面を直接上端水平部材3a(62b)の水平面に対して当接させてボルト固定しても良い。いずれにしても、上記の2つの実施例のような構成にすれば、脚体における上端水平部材3a(62b)の水平面に対して連結手段である連結体をその上方向からの垂直方向のボルトにて直接締結固定するので、机天板2に水平荷重等の側方荷重が作用したとき、机天板2の下面が開くように脚体3(62)の上端が撓むことがなく、その側方強度に対する抵抗力(机天板2と脚体3(62)との固定強度)が強くなり、机全体の剛性が高まる。また、脚体3(62)の側面に連結体5との取付けねじの頭が露出しないから、机の意匠の美観が向上するという効果を奏する。
また、図18〜図20に示すのは、補助脚体61と机天板2との連結手段であって、中空部を有する断面略H字状の補助脚体61に沿って延びる筒状支持部61aの上端に対して、アルミダイカストにて構成された別の連結体64の基部64aの平面視中心位置でその上面からボルト65にて締結する一方、前記基部64aから水平に延びる平面視略円板状のアーム部64bの下面側から別のボルト66にて机天板2の下面に埋め込まれた鬼目ナット68に締結する。なお、前記アーム部64bの円周縁に沿って水平方向の取付け角度が可変にできるビームブラケット67を複数それぞれ取付けボルト69にて締結固定する。実施例では、2つのビームブラケット67は平面視で延びる方向が90度になっている。
前記ビームブラケット67の上面とその上方から挟持する補助ブラケット70の下面とには、前記横ビーム材23における上下方向に複数の突条部分23a〜23bの外周に嵌まる嵌合溝が形成されているので、前記補助ブラケット70の下面の嵌合溝とビームブラケット67の上面の嵌合溝との間に横ビーム材23の端部を嵌め入れ、前記補助ブラケット70の上面から3つの軸孔71にボルト72を挿入し、ビームブラケット67における雌ねじ部73に締着(締結)するのである(図20参照)。この状態で、ビームブラケット67の下方から挿通する取付けボルト74を机天板60の下面に埋め込んだ鬼目ナット75に締結するのである(図19参照)。
なお、机天板2、60の下面の前縁寄りに図15に示すように、天板下の偏平な抽斗76を配置するときには、邪魔にならないように前記の前縁寄りに、横ビーム部材23を取付けない。また、机天板2、60の脚体3、62に対する支持間隔(スパン)が長い場合には、スペーサ77における係合爪77a,77aを、横ビーム部材23の長手方向の中途部上面側の幅方向内側の一対の突条部分23b,23bの間の溝に係合させ、スペーサ77の上面にて、机天板2、60の中途部を支持して撓むのを防止している(図21参照)。
次に、図22は、袖抽斗78の上面に前記連結手段Aを介して机天板2を固定する場合であって、袖抽斗78の天板78aの上面に前記台座体6と連結体5とをその基部5aの上面からねじ止め固定し、机天板2の下面に突設した固定用ブロック体7を連結体5の基部5aの上面開放状の取付け凹所16に嵌入し、一対のサポートピン9、9及び締着ボルト8を介して横孔17に横方向から締着(締結)固定するのである。なお、袖抽斗78の天板78aの平面視面積は広いので、別体の補助スペーサ体(図示せず)を机天板2の下面と天板77aとの間に介挿して固定しても良いし、連結体5のアーム部5bと補助アーム体24とで前記横ビーム部材23を挟持し、この横ビーム部材23と天板78aとの間に別の補助スペーサ体79を介挿して六角孔付きボルト80a及びナット80bにより天板78aに固定しても良い(図23(a)参照)。その場合、横ビーム部材23の長手方向の下面側の幅方向内側の一対の突条部分23b,23bの間の溝に係合させる位置決め突起79aを偏平な補助スペーサ体79の上面に一体的に形成する(図23(a)及び図23(b)参照)。
図24及び図25は、隣接する2つの机天板2(60)の端部を1つの脚体3(62)にて支持する実施例である。脚体3(62)における上端水平部材3b(62b)の上面に前記台座体6を皿ネジ10にて固定するに際して、皿ネジ10(座ぐり孔6a)の軸線を点対称形状の台座体6を上端水平部材3b(62b)の上面の幅方向の中心線上に配置する。そして、台座体6における4つの外周ボス部6d及び挿通孔6bが前記幅方向の中心線を挟んで左右対称位置になるように配置する。2つの連結体5、5はその各基部5a,5aを背中合わせに配置し、1つの台座体6の一方の並列させた2つの挿通孔6b,6bを使って、基部5aの上方からボルト11を挿通し、前記上端水平部材3b内の継手部材4における横片47もしくは上端水平部材62bに螺着締結するのである。机天板2(60)の下面に突出させた固定用ブロック体7と各連結体5との取付けの構造及びアーム部5b、横ビーム部材23の取付け構造等は前記の実施例と同じであるので詳細な説明は省略する。
このように、共通の形状の連結体5を利用して、隣接する2つの机天板を1つの脚体に跨いで取付けすることが至極簡単にできる。また、点対称形状の台座体6を利用すれば、2つの連結体を対称状に取付けする作業がさらに容易にできる。
なお、横ビーム部材23には、後膜板や机上目隠しパネル(図示せず)などのオプション部品を取付けすることができ、また、脚体3(62)と机天板2の下面との間に前記連結体5や台座体6の高さによる大きな隙間が形成できるので、その隙間を利用して、机上への部品の取付けスタンド等の基部を固定する等の用途が発生する。
(a)は本発明の実施の形態による事務用机の平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 図1のII−II線矢視一部切欠き拡大正面図である。 図1の III−III 線矢視一部切欠き拡大断面図である。 本発明の連結手段の各部品の斜視図である。 (a)は台座体の下面図、(b)はVb−Vb線矢視断面図である。 (a)は固定用ブロック体の平面図、(b)は図6(a)のVIb −VIb 線一部切欠き側面図、(c)は正面図である。 (a)は連結体の平面図、(b)は図7(a)の左側面図、(c)は図7(a)のVIIc−VIIc線断面図、(d)は図7(a)のVIId−VIId線断面図である。 (a)は図7(a)の VIIIa−VIIIa 線断面図、(b)は図7(a)のVIIIb −VIIIb 線断面図、(c)は図7(a)のVIIIc −VIIc線断面図である。 (a)は補助アーム体の平面図、(b)は正面図、(c)は下面図である。 (a)は図9(a)のXa-Xa 線矢視断面図、(b)は図9(a)のXb-Xb 線矢視一部切欠き側面図である。 図4のXI−XI視拡大断面図である。 横ビーム部材を連結しない実施例の一部切欠き正面図である。 (a)は縦部材の断面図、(b)は水平部材の断面図である。 脚体のコーナ部の一部切欠き拡大断面図である。 第2実施例の机の平面図である。 (a)は机の正面図、(b)は右側面図である。 連結手段の要部一部切欠き側断面図である。 補助脚体上の連結手段の平面図である。 図18のXIX-XIX 線矢視拡大断面図である。 (a)は図18のXXa-XXa 線矢視拡大断面図、(b)は図18のXXb-XXb 線矢視拡大断面図である。 横ビーム部材上のスペーサの断面図である。 袖抽斗上に机天板を連結した実施例の側面図である。 (a)は袖抽斗上の補助スペーサ体と横ビーム部材との位置関係を示す断面図、(b)は補助スペーサ体の平面図である。 2つの机天板の縁部を背中合わせにして連結する実施例の一部切欠き平面図である。 図24のXXV-XXV 線矢視拡大断面図である。
符号の説明
1 机
2 机天板
3、62 脚体
4 継手部材
5 連結体
5a 基部
5b アーム部
6 台座体
7 固定用ブロック体
8 締着ボルト
9、9 一対のサポートピン
10 皿ネジ
11、21、27 ボルト
13a 大径孔
13b ボルト取付け孔
14 当接部
15 凹所
16 取付け凹所
17 横孔
19 ボルト孔
20 固定用ボルト
23 横ビーム部材
24 補助アーム体

Claims (6)

  1. 机天板と、この机天板を支持する複数の脚体と、この各脚体と机天板とを連結するための連結体とを有する机において、
    前記連結体を所定高さに形成し、前記各脚体における上端水平部材の上面に対して前記複数の連結体を適宜隔てて配置し、各連結体の上面からボルトにて上端水平部材に固定し、且つ前記各連結体を机天板の下面にボルトにて固定することにより、前記各脚体の上端水平部材と机天板との間に所定高さの隙間を形成したことを特徴とする机。
  2. 前記机天板の下面には、固定用ブロック体をボルトにて固定し、
    前記連結体の基部には、前記固定用ブロック体が上方から嵌入可能な取付け凹所と、前記固定用ブロック体における一対の対向する縦側面の当接部に当接する一対のサポートピンが嵌入可能な横穴とを形成し、
    前記一対のサポートピンを横方向に離間接近可能にする締着ボルトにて連結したことを特徴とする請求項1に記載の机。
  3. 前記固定用ブロック体における一対の対向する当接部は截頭円錐状に形成されており、 前記一対のサポートピンの対向する頭部が前記当接部に当接する截頭円錐状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の机。
  4. 前記連結体には、その基部から水平に延びるアーム部が一体的に形成され、該アーム部と机天板の下面とをボルトにて固定するように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の机。
  5. 前記相対向する連結体同士を連結するための横ビーム材の端部は、前記各連結体におけるアーム部の下面側とその下方の補助アーム体とにより挟持固定されていることを特徴とする請求項4に記載の机。
  6. 前記脚体の上端水平部材に対して前記一対の連結体を背中合わせの状態にて固定するに際して、各基部を上端水平部材の幅方向の中心線を挟んで対向配置してボルトにて固定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の机。
JP2003321017A 2003-09-12 2003-09-12 Expired - Fee Related JP4238101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003321017A JP4238101B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003321017A JP4238101B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005087244A JP2005087244A (ja) 2005-04-07
JP4238101B2 true JP4238101B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=34452815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003321017A Expired - Fee Related JP4238101B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4238101B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11969081B2 (en) 2020-10-28 2024-04-30 Quint Workspaces Llc Connection assembly for connecting a support member to a work surface and corresponding method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005087244A (ja) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010094396A (ja) テーブルの脚取付構造
JP4238101B2 (ja)
JP4285739B2 (ja) 机天板の支持装置
JP3347089B2 (ja)
JP4437377B2 (ja) オプション取付構造
JP4238102B2 (ja) 机の脚体用の枠装置
WO2014061721A1 (ja) フラップ天板付家具
JP5849653B2 (ja) テーブル
JP5366760B2 (ja) 金属製棚及び金属製ワゴン
JP6595214B2 (ja) 天板付き什器
WO2014061720A1 (ja) フラップ天板付家具
JP2846597B2 (ja) テーブル用脚の取付具及びテーブル
JP2720719B2 (ja) 天板および脚柱の連結構造
JP6233239B2 (ja) フラップ天板付家具
KR101900054B1 (ko) 가구용 프레임시스템
JP4565104B2 (ja) 脚要素の取付構造及び家具
JP4307940B2 (ja)
JP3138591U (ja) 取付用金具、家具脚部の構造、フレーム、及び、テーブル
KR20130005638A (ko) 조립식 프레임 구성물
JP4768511B2 (ja) テーブル
JP4201501B2 (ja) フレーム部材接続装置
JP2000073447A (ja) 筋かい接合金具
TWM602951U (zh) 工具架之支撐座結構
JP6749579B2 (ja) 壁パネルの連結構造
JP6595213B2 (ja) 天板付き什器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4238101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees