JP3138591U - 取付用金具、家具脚部の構造、フレーム、及び、テーブル - Google Patents

取付用金具、家具脚部の構造、フレーム、及び、テーブル Download PDF

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Abstract

【課題】デザインの要請から受ける制約の中で、家具本体の外観を損なうことなく脚部付属品を取り付け可能な取付用金具などを提供することを目的とする。
【解決手段】取付用金具7では、アジャスタ取付部8が、アジャスタボルトを螺合可能な取付用孔8aを有し、このアジャスタ取付部8と一体に設けられた固定部9が、取付用孔8aの軸方向に対して直交する向きに穿設された固定用孔9aを有している。このため、取付用金具7は、下端面に対して垂直な接合面を有する一対の脚片体を組み合わせたときに当該取付用金具7を収納させるための収納用孔が形成されるように、両方の脚片体の接合面に凹部が設けられていれば、固定部9を介して一方の脚片体の接合面に固設することができる。
【選択図】図6

Description

本考案は、アジャスタやキャスタ等を取り付けるための取付用金具、この取付用金具を備える家具脚部の構造、この家具脚部の構造を有するフレーム、及び、このフレームと天板とからなるテーブルに関する。
従来より、テーブルや机、カウンタ、椅子、整理棚、ラック等の家具の脚部(以下、家具脚部という)において、この家具脚部の下端部分に、アジャスタやキャスタ等の脚部付属品を取り付けるための取付用金具が設けられたものが知られている。
この種の取付用金具としては、一般的に、ネジ孔を内部に有して脚部付属品を螺合するための付属品取付部と、付属品取付部の一方の端部から外方へ張出すフランジ部と、フランジ部に設けられて付属品取付部の他方の端部へ向く方向に延びる複数の爪部とを備える爪付きTナットが用いられている(例えば、特許文献1参照)。つまり、フランジ部が家具脚部の下端面に打ち込まれることにより、爪部が下端面を挟持して、付属品取付部が家具脚部の内部に固設されるように構成されている。
このように構成された取付用金具は、例えば、接地面を有するアジャスタボルトを付属品取付部に螺合させれば、アジャスタボルトと付属品取付部とのねじ込み量が調節されることにより、家具本体の水平度の調節が可能となる。
ところで、家具は、輸送コストを抑制するために、分解および組み立て可能となる設計上の要請があると共に、近年では、デザインを損なわないようにするために、家具を構成するパーツの形状や組み立て方法に工夫がなされたものが提案されている。具体的には、家具脚部を含む脚本体が他のパーツと一体化したものや、この脚本体が複数のパーツの接合により組み立てられるものが考案されている。
このような脚本体の一例としては、家具の特徴的なデザイン(例えば、継目のライン)を考慮して、脚部付属品の取付面に対して垂直な接合面を有する二つの脚片体を組み付けることにより形成されるものがある。
特開2004−245234号公報
しかし、従来の取付用金具では、脚部付属品の取付面に対して垂直な接合面を有する二つの脚片体からなる脚本体に、予め固設しておくことが困難であるという問題があった。
具体的に言うと、取付用金具として一般的に用いられている爪付きTナットは、脚本体における取付面に打ち込まれるように構成されているため、付属品取付部を両方の脚片体に同時に埋め込む必要があり、予め一方の脚片体に固定させておくことが困難であった。
このような事態を回避するために、付属品取付部を脚本体と同様に分割したものを、両方の脚片体の接合面に予め埋設しておくことが考えられるが、この場合、脚本体を組み付けた際にネジ孔がずれてしまうことがあるため、例えばアジャスタボルトを螺合できなくなる可能性が大きい。
本考案は、上記問題点を解決するために、デザインの要請から受ける制約の中で、家具本体の外観を損なうことなく脚部付属品を取り付け可能な取付用金具、この取付用金具を備える家具脚部の構造、この家具脚部の構造を有するフレーム、及び、このフレームと天板とからなるテーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の取付用金具は、家具の脚部(以下、家具脚部という)に埋設され、この家具脚部の下端に脚部付属品(即ち、アジャスタ,キャスタ,継ぎ脚など)を取り付けるためのものであり、特に、下端面が二分されるように竹割り状に分割された一対の脚片体の接合面を合致させることで形成される家具脚部に用いられるものである。
具体的に言うと、本考案の取付用金具では、付属品取付部が、脚部付属品に設けられたボルトを螺合可能なネジ孔(以下、取付用孔という)を有し、この付属品取付部と一体に設けられた固定部が、取付用孔の軸方向に対して直交する向きに穿設されてネジ又は釘を挿通させるための固定用孔を有している。
つまり、本考案の取付用金具は、一対の脚片体を組み合わせたときに当該取付用金具を収納させるための空間(以下、収納用孔という)が形成されるように、両方の脚片体の接合面に凹部が設けられていれば、固定部を介して一方の脚片体の接合面に固設することにより、組立前であっても一方の脚片体と一体化した状態を保持させておくことが可能となるように構成されている。
さらに言えば、本考案の取付用金具は、取付用孔と固定用孔との軸方向が直交しているため、固定部が一方の凹部に固定されることにより、付属品取付部における取付用孔の軸方向を家具脚部の下端面に対して垂直に保持させることが可能となるように構成されている。
したがって、本考案の取付用金具によれば、一対の脚片体を組み合わせたときには家具脚部の内部に埋設されるため、ひいては、デザインの要請から受ける制約の中で、家具本体の外観を損なうことなく脚部付属品を取り付けることができる。
また、請求項2に記載のように、固定部における固定用孔は、ネジ又は釘の頭部が前記付属品取付部の外周面に対して内側に保持される径および深さの保持溝を有することが望ましい。
このように構成された取付用金具によれば、脚片体の凹部を、付属品取付部の外周面から突出する部分を考慮せずに単純な形状とすることが可能となるため、脚片体の接続面を容易に加工することができ、ひいては、製造コストを抑制することができる。
次に、第二の発明である請求項3に記載の家具脚部の構造は、当該家具脚部の下端面に対して垂直な接合面を有する一対の脚片体で構成されており、一対の脚片体を組み合わせたときに取付用金具を収納させるための収納用孔を形成する凹部が接合面に設けられている。なお、凹部は、接合面上で下端面から垂直方向に配設されている。
したがって、本考案の家具脚部の構造によれば、一対の脚片体を組み合わせたときに請求項1または請求項2に記載の取付用金具が収納用孔に収納され、ひいては、この取付用金具と組み合わせることにより、家具本体の外観を損なうことなく脚部付属品を取り付けることができる。
なお、請求項4に記載のように、当該家具脚部における収納用孔を形成する一方の凹部(即ち、一方の脚片体)に、予め取付用金具を固定しておくことにより、使用者の組み立て負担を軽減させることができる。
また、請求項5に記載のように、当該家具脚部における収納用孔は、取付用金具を遊嵌する形状を有していることが望ましい。但し、脚片体の接合面における凹部は、収納用孔が一対の脚片体の接合面に対して対称に分割された形状(即ち、収納用孔が二等分された形状)を有しているものとする。
このように構成された家具脚部の構造によれば、一対の凹部からなる収納用孔と取付用金具との間に、凹部および取付用金具における加工上の微少な誤差を吸収するアロアンスが確保され、一対の脚片体の接合面を合致させたときに、一方の脚片体側の凹部に固定された取付用金具によって、その接合面が浮いてしまうことを確実に防止することができる。
ところで、請求項6に記載のように、家具脚部を構成する一方の脚片体の接合面(以下、第一接合面という)にスライドヘッドが設けられ、家具脚部を構成する他方の脚片体の接合面(以下、第二接合面という)にスライドレールが設けられていることが望ましい。
なお、スライドレールは、スライドヘッドを遊嵌するための遊嵌孔と、スライドヘッドを接合面に対して水平方向に一対の脚片体の下端面が面一となる位置まで移動させるガイド部とを備えている。
このように構成された家具脚部の構造によれば、スライドヘッド及びスライドレールによって、一対の脚片体を容易に組み合わせることができる。
そして、請求項7に記載のように、スライドレールにおけるガイド部は、一対の脚片体の下端面が面一となる位置にスライドヘッドを固持するように、遊嵌孔から移動するにつれてスライドヘッドとの密着度が高まるテーパ状に形成されていることが望ましい。
このように構成された家具脚部の構造によれば、テーパ状に形成されたガイド部にスライドヘッドが固持されることによって、二つの脚片体の接合強度をさらに向上させることができる。
次に、第三の発明である請求項8に記載のフレームでは、接合面を有するコの字型に形成された四つのコの字型部材を組み合わせることにより、請求項3ないし請求項7のいずれかに記載の家具脚部の構造を有する四本の脚本体が形成されている。
具体的には、本考案のフレームは、第一接合面を有する二つの脚片体が幕板によって互いに連結された二つの第一コの字型部材と、第二接合面を有する二つの脚片体が幕板によって互いに連結された二つの第二コの字型部材とを備えている。
このように構成されたフレームによれば、第一コの字型部材および第二コの字型部材の接合面を合致させることにより表れる継目の位置が特定され、ひいては、予め継目の位置を計算してデザインを設計することができる。
次に、第四の発明である請求項9に記載のテーブルは、天板と請求項8に記載のフレームとから形成され、このフレームを構成するコの字型部材の幕板に、天板の端辺部に裏側から固定するための固定部材が、フレームの内側方向に突設されている。
このように構成されたテーブルによれば、フレームの内側方向に突設された固設部材によって、テーブル本体の外観を損なうことなくフレームと天板とを容易かつ確実に固定させることができる。
そして、請求項10に記載のように、当該テーブルでは、第一コの字型部材および第二コの字型部材の幕板と天板とが、三面に孔のあいた隅金具により、天板の裏面における四隅で内側から連結されていることが望ましい。
このように構成されたテーブルによれば、第一コの字型部材および第二コの字型部材の幕板と天板とで形成される三面で隅金具をボルトにより締結した場合に、テーブル本体の外観を損なうことなくフレームと天板との接合強度をさらに向上させることができる。
<テーブルの構成>
図1は、本考案を適用したテーブルの外観を表すと共にテーブルの構成を示す正面斜視図である。
図1に示すように、テーブル1は、長方形の板材からなる天板2と、天板2を支持するための四本の脚本体3および幕板4からなるフレーム5と、テーブル1を設置する床面に応じて天板2の水平度を調節するためのアジャスタ6と、アジャスタ6を取り付けるために脚本体3の下端部分に埋設された取付用金具7とを備えている。
このうち、脚本体3は、図2に示すように、正方形状の下端面3aを有し、この対角線に沿って下端面3aに対する垂直方向に二分された(即ち、竹割り状に分割された)一対の脚片体16で構成され、この分割された面を接合面11として一対の脚片体16を組み合わせることにより形成されている。
また、アジャスタ6は、取付用金具7に螺合するためのネジ山を有するアジャスタボルト6aと、床面に接地するための円板状の接地部材6bとからなる周知のものである。
<フレームの構成>
次に、図3は、テーブル1が組み立てられる様子を表すと共にフレーム5の構成を示す背面斜視図である。
なお、以下では、説明の便宜上、天板2の四辺を囲む部分を端辺部20、この端辺部20のうち、短手方向に沿った部分を短辺部21、長手方向に沿った部分を長辺部22として、四本の幕板4のうち、短辺部21に組み付けられるものを短幕板4a、長辺部22に組み付けられるものを長幕板4bとする。
また、脚本体3を構成する一方の脚片体16の接合面11を第一接合面12、脚本体3を構成する他方の脚片体16の接合面11を第二接合面13とする。
図3に示すように、フレーム5は、コの字型に形成された四つのコの字型部材10を組み合わせることにより四本の脚本体3および幕板4を形成するように構成されている。
具体的に、これらのコの字型部材10は、第一接合面12を有する二本の脚片体16が短幕板4aによって互いに連結された二つの短コの字型部材10aと、第二接合面13を有する二本の脚片体16が長幕板4bによって互いに連結された二つの長コの字型部材10bとから構成されている。なお、本実施形態では、幕板4(短幕板4a又は長幕板4b)と二本の脚片体16との繋ぎ目が、周知のフィンガージョイントにより連結されている。
このうち、短コの字型部材10aには、第一接合面12における予め設定された位置に複数(本実施形態では二つ)のスライドヘッド(例えば、組み込みネジの頭部)25がそれぞれ突設されている。
一方、長コの字型部材10bの第二接合面13には、第一接合面12におけるスライドヘッド25の位置に対応して、このスライドヘッド25を摺動可能な複数(本実施形態では二つ)のスライドレール26が設けられている。なお、スライドレール26は、下端面3a側からスライドヘッド25を差し込むように配設されている。
但し、図4(a)に示すように、長コの字型部材10bの第二接合面13には、スライドレール26が収納される収納溝13aが形成されている。また、この収納溝13aは、短コの字型部材10aと長コの字型部材10bとを組み合わせたときに、図4(b)に示すように、スライドヘッド25を収納すると共に接合面11が合致する深さに設定されている。
なお、スライドレール26は、図5に示すように、スライドヘッド25を遊嵌する(即ち、差し込む)ための遊嵌孔23と、スライドヘッド25を接合面11(第一接合面12及び第二接合面13)に対して水平方向に、脚本体3(短コの字型部材10a及び長コの字型部材10b)の下端面3aが面一となる位置まで移動させるガイド部24とを備えている。
また、ガイド部24は、遊嵌孔23から離れるにつれて、スライドヘッド25の移動方向に直交する向きの幅(即ち、横幅)が短くなるテーパ状に形成されている。つまり、ガイド部24は、下端面3aが面一となる位置にスライドヘッド25を固持するために、遊嵌孔23から移動するにつれてスライドヘッド25との密着度が高まるように形成されている。
図3に戻り、短コの字型部材10a及び長コの字型部材10bの幕板4(短幕板4a及び長幕板4b)には、天板2に固定するための複数(本実施形態では三つ)の固定部材31が、これらのコの字型部材10を組み合わせて形成されるフレーム5の内側方向に突設されている。
但し、固定部材31は、ボルトを挿通するための挿通孔を有する直方体状に形成されており、ボルトの挿通方向の長さが幕板4の内側面(フレーム5の内側方向の面)における短手方向の長さに比べて小さくなるように設定され、天板2に当接可能となる位置に配置されている。なお、天板2には、短幕板4a及び長幕板4bに設けられた固定部材31の挿通孔の位置に対応して、ボルトを螺合可能な複数(本実施形態では12箇所)のネジ孔が設けられている。
さらに、短コの字型部材10a及び長コの字型部材10bの接合面11(第一接合面12及び第二接合面13)には、一対の脚片体16(短コの字型部材10a及び長コの字型部材10b)を組み合わせたときに、脚本体3の下端部分に取付用金具7を収納するための収納用孔3bを形成する凹部14が設けられている。なお、取付用金具7は、短コの字型部材10aの凹部14に予め固定されている。
<取付用金具の構成および固設構造>
ここで、取付用金具7の構成、及び、取付用金具7が脚本体3の下端部分に固設される構造について詳しく説明する。
まず、図6は、取付用金具7の構成を示す概略図である。
図6に示すように、取付用金具7は、円筒の端部に丸みを帯びた砲弾状に形成されており、アジャスタボルト6aを螺合可能なネジ孔(以下、取付用孔という)8aを内部に有して円筒状に形成されたアジャスタ取付部8と、アジャスタ取付部8と一体に設けられて取付用孔8aの軸方向に対して直交する向きに穿設された固定用孔9aを有する固定部9とを備えている。
また、取付用金具7では、固定部9における固定用孔9aに、ネジを挿通させるための挿通孔と共に、ネジの頭部(例えば、直径:7mm,高さ:2.5mm)がアジャスタ取付部8の外周面に対して内側に保持される径および深さ(例えば、直径:8mm,深さ:3mm)の保持溝が形成されている。つまり、取付用金具7は、固定用孔9aにネジを挿通させたときに、ネジの頭部が突出することのないように形成されている。
次に、図7は、脚本体3における下端面3aに平行な断面図である。
図7に示すように、コの字型部材10の凹部14は、収納用孔3bが下端面3aに対して垂直に二等分された形状を有すると共に、取付用金具7における取付用孔8aの軸方向に直交する面(即ち、断面)の半径(例えば、5mm)に比べて大きい深さ(例えば、5.5mm)を有している。
このようにして、コの字型部材10の凹部14には、収納用孔3bと取付用金具7との間に、加工上の微少な誤差を吸収するためのアロアンスが確保されている。つまり、コの字型部材10の凹部14は、図8に示すように、一対の脚片体16のうち一方に固定部9を介してネジで取付用金具7が予め固定されている場合であっても、短コの字型部材10a及び長コの字型部材10bの接合面11を合致させたときに、接合面11が浮いてしまうことがないように設計されている。
<テーブルの組み立て方法>
図3に戻り、このように構成されたテーブル1を組み立てる際には、一方の短コの字型部材10aに設けられたスライドヘッド25を、一対の長コの字型部材10bに設けられたスライドレール26に嵌合させ、短コの字型部材10aを下端面3aが面一となる位置までスライドさせる。
他方のコの字型部材10aについても同様の作業を行うことによりフレーム5が組み立てられる。そして、このフレーム5(短コの字型部材10a及び長コの字型部材10b)に設けられた複数の固定部材31にワッシャーW1を介してボルトB1で天板2に締結させる。
最後に、図9に示すように、天板2の裏面における四隅で内側から、三面に孔(以下、三面孔という)のあいた隅金具32を設置し、ワッシャーW2を介してボルトB2で締結させることによって、フレーム5の幕板4(短幕板4a及び長幕板4b)と天板2との接続強度を上げる。なお、短幕板4a、長幕板4b、及び天板2は、隅金具32が設置される際の三面孔に対応する箇所にそれぞれネジ孔が設けられている。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、取付用金具7では、アジャスタ取付部8が、アジャスタボルト6aを螺合可能な取付用孔8aを有し、このアジャスタ取付部8と一体に設けられた固定部9が、取付用孔8aの軸方向に対して直交する向きに穿設された固定用孔9aを有している。
このため、取付用金具7は、下端面3aに対して垂直な接合面11を有する一対の脚片体16を組み合わせたときに当該取付用金具7を収納させるための収納用孔3bが形成されるように、両方の脚片体16の接合面11に凹部14が設けられていれば、固定部9を介して一方の脚片体16の接合面11に固設することができる。
したがって、取付用金具7によれば、組立前であっても一方の脚片体16と一体化した状態を保持させておくことが可能となるため、一対の脚片体16を組み合わせたときには脚本体3の内部に埋設され、ひいては、デザインの要請から受ける中で、家具本体の外観を損なうことなくアジャスタ6を取り付けることができる。
また、テーブル1によれば、四つのコの字型部材10と天板2とに分解(及び組立)可能な構成を有し、幕板4と二本の脚片体16との繋ぎ目がフィンガージョイントにより連結されているため、接合強度を落とさずに済むと共に輸送コストを抑制することができる。
さらに、脚本体3によれば、正方形状の下端面3aの対角線に沿って垂直方向に二分された一対の脚片体16で構成されるため、この一対の脚片体16を組み合わせることにより、二本の脚片体16の継目がコーナーに形成され、視認性に優れたフレーム5を提供することができる。
[他の実施形態]
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、取付用金具7がテーブル1のフレーム5で構成される脚本体3に適用されているが、テーブル1の他にも、机,カウンタ,椅子,整理棚,ラック等の家具の脚部であっても用いることができる。
また、取付用金具7によって取り付けられるものとしては、アジャスタ6に限らず、キャスタや継ぎ脚などであっても構わない。
さらに、上記実施形態の取付用金具7は、円筒の端部に丸みを帯びた砲弾状に形成されているが、その外周面はこれに限らず、断面が多角形を有する形状であっても構わない。
そして、取付用金具7における固定用孔9aには、ネジの頭部がアジャスタ取付部8の外周面に対して内側に保持される径および深さの保持溝が形成されているが必ずしも必要なことではない。
例えば、一方の脚片体16の凹部14に、取付用金具7から突設されたネジの頭部を埋設するための溝を設けておけば、脚本体3における取付用金具7の接合強度を向上させることができる。
また、スライドレール26におけるガイド部24は、必ずしもスライドヘッド25を固持するようにテーパ状に形成されている必要はなく、スライドヘッド25の移動方向に沿って等間隔の横幅を有するものであってもよい。この場合、使用者にフレーム5の分解作業を容易に行わせることができる。
本考案を適用したテーブルの外観を表すと共にその構成を示す正面斜視図。 フレーム5における脚本体3の構成を示す概略図。 テーブル1が組み立てられる様子を表すと共に、本考案を適用したフレームの構成を示す背面斜視図。 短コの字型部材10aと長コの字型部材10bとが組み合わされる状態を示す説明図。 スライドレール26の構成を示す概略図。 本考案を適用した取付用金具の構成を示す概略図。 脚本体3を下端面3a側から眺めた概略図。 取付用金具7がコの字型部材10の凹部14に固定される状態を示す説明図。 フレーム5と天板2とが隅金具32によって連結される状態を示す説明図。
符号の説明
1・・・テーブル、2・・・天板、3・・・脚本体、3a・・・下端面、3b・・・収納用孔、4・・・幕板、5・・・フレーム、6・・・アジャスタ、6a・・・アジャスタボルト、7・・・取付用金具、8・・・アジャスタ取付部、8a・・・取付用孔、9・・・固定部、9a・・・固定用孔、10・・・コの字型部材、11・・・接合面、14・・・凹部、16・・・脚片体、23・・・遊嵌孔、24・・・ガイド部、25・・・スライドヘッド、26・・・スライドレール、31・・・固定部材、32・・・隅金具。

Claims (10)

  1. 下端面が二分されるように竹割り状に分割された一対の脚片体で構成される家具脚部に埋設され、該家具脚部の下端に脚部付属品を取り付けるための取付用金具であって、
    前記脚部付属品に設けられたボルトを螺合可能なネジ孔を有する付属品取付部と、
    前記付属品取付部と一体に設けられ、ネジ又は釘を挿通させるために、前記ネジ孔の軸方向に対して直交する向きに穿設された固定用孔を有する固定部と、
    を備えることを特徴とする取付用金具。
  2. 前記固定用孔は、前記ネジ又は釘の頭部が前記付属品取付部の外周面に対して内側に保持される径および深さの保持溝を有することを特徴とする請求項1に記載の取付用金具。
  3. 下端面に対して垂直な接合面を有する一対の脚片体で構成される家具脚部の構造であって、
    前記接合面に、一対の前記脚片体を組み合わせたときに請求項1または請求項2に記載の取付用金具を収納させるために、前記下端面に開口を有した収納用孔を形成する凹部が設けられていることを特徴とする家具脚部の構造。
  4. 前記取付用金具は、前記収納用孔を形成する一方の前記凹部に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の家具脚部の構造。
  5. 前記収納用孔は、前記取付用金具を遊嵌する形状を有し、
    前記凹部は、前記収納用孔が二等分された形状を有していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の家具脚部の構造。
  6. 前記家具脚部を構成する一方の前記脚片体の前記接合面を第一接合面、前記脚本体を構成する他方の前記脚片体の前記接合面を第二接合面として、
    前記第一接合面に設けられたスライドヘッドと、
    前記第二接合面に設けられ、前記スライドヘッドを遊嵌するための遊嵌孔、及び、該スライドヘッドを前記接合面に対して水平方向に一対の前記脚片体の下端面が面一となる位置まで移動させるガイド部を有するスライドレールと、
    を備えることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の家具脚部の構造。
  7. 前記ガイド部は、一対の前記脚片体の下端面が面一となる位置に前記スライドヘッドを固持するように、前記遊嵌孔から移動するにつれて前記スライドヘッドとの密着度が高まるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の家具脚部の構造。
  8. 前記接合面を有するコの字型に形成された四つのコの字型部材を組み合わせることにより、請求項3ないし請求項7のいずれかに記載の家具脚部の構造を有する四本の脚本体が形成されるフレームであって、
    前記家具脚部を構成する一方の前記脚片体の前記接合面を第一接合面、前記脚本体を構成する他方の前記脚片体の前記接合面を第二接合面として、
    前記第一接合面を有する二つの前記脚片体が幕板によって互いに連結された二つの第一コの字型部材と、
    前記第二接合面を有する二つの前記脚片体が幕板によって互いに連結された二つの第二コの字型部材と、
    から形成されることを特徴とするフレーム。
  9. 請求項8に記載のフレームと天板とからなるテーブルであって、
    前記コの字型部材の幕板には、前記天板の端辺部に裏側から固定するための固定部材が、前記フレームの内側方向に突設されていることを特徴とするテーブル。
  10. 前記第一コの字型部材および前記第二コの字型部材の幕板と前記天板とが、三面に孔のあいた隅金具により、前記天板の裏面における四隅で内側から連結されていることを特徴とする請求項9に記載のテーブル。
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JP2018068855A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社内田洋行 テーブル、およびテーブル用脚

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