JP3161706U - 組立式家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 棚板及び側板を容易かつ強固に内部で固定するとともに家具としての美観も高い組立式家具を提供する。【解決手段】 組立式家具は、互いの板体面が対向して複数配設される側板1と、側板1の内部を板体面の直交方向に貫通する側板取付孔11と、対向する側板1間の直交方向に挟まれて側板1間の上下複数段に配設される棚板2と、棚板2内を板体面に平行に貫通する棚板支持孔22と、棚板2内を板体面の直交方向に貫通する棚板取付孔21と、棚板支持孔22の内部に挿入できる棒状体から成り、棒状体の両端に雌螺子部31を持つパイプ3と、中間の棚板2の棚板取付孔21に挿通され、雌螺子部31に螺合する雄螺子部41を両端に持つ中間ネジ4と、側端の側板の棚板取付孔21に挿通され、雌螺子部31に螺合する雄螺子部51を一端に、側端の棚板2と係止する係止部52を他端に持つ側端ネジ5とを備え、中間ネジ4が棚板取付孔21に挿通され、棚板支持孔22に内挿されたパイプ3同士を螺合して連携させ、棚板2を同一平面上に接合する。【選択図】図1
Description
本考案は、棚板と側板とから組み立てられる組立式家具に関し、特に棚板と側板とを容易かつ強固に組み立てることができる組立式家具に関する。
棚板と側板とから組み立てられる組立式家具は、家庭用、業務用を問わず広い用途で用いられている。組立式家具は、その棚板と側板を固定する際に螺子(ネジ)が主に使用されるが、この螺子が家具の外部に露出することで、家具の美観を損なうことやその固定力が経時的に弱くなるという問題がある。この問題を解決するために、棚板や側板の内部で螺子を固定する組立式家具が考えられている。
従来の組立式家具としては、棚板を上下複数段に横設すると共に、それら棚板の最上段に天板を横設し、上下の前記棚板の間及び前記天板とこの天板の下段の棚板との間に縦方向の側板と仕切り板とを設ける組立式家具であって、各段の前記側板と中段の前記棚板とを貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に連結棒を挿入し、この連結棒の上下を前記天板と最下段の前記棚板に固定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の組立式家具としては、棚板を上下複数段に横設すると共に、それら棚板の最上段に天板を横設し、上下の前記棚板の間及び前記天板とこの天板の下段の棚板との間に縦方向の側板を設け、各段の前記側板と中段の前記棚板とを貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に連結棒を挿入し、この連結棒の下端を最下段の前記棚板に螺着すると共に、該連結棒の上端を前記天板に固定する組立式家具であって、前記連結棒の上部には、前記貫通孔に係合する回止め係合部を設けたものもある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来の組立式家具は、連結棒を連結孔(縦孔)に挿入することで、棚板及び側板を内部で固定することができるが、固定長の連結棒を使用する場合には、組立式家具の大きさが異なれば、組立式家具の大きさごとに長さの異なる連結棒が必要となり、コストが高くつくという課題がある。また、従来の組立式家具は、連結棒の両端の形状を雄螺子及び雌螺子とした場合には、連結棒同士を連結することができるものの、連結棒の形状が複雑化してしまうことから、連結棒の部材としての汎用性が低く、連結棒の製造コストも高くついてしまうという課題がある。
本考案は、上記課題を解決するために、棚板及び側板を容易かつ強固に内部で固定するとともに家具としての美観も高い組立式家具を提供することを目的とする。
本願に開示する組立式家具は、互いの板体面が対向して複数配設される側板と、当該対向する側板間に直交する方向に挟まれて当該側板間の上下複数段に配設される棚板とを備える組立式家具において、前記側板又は棚板の内部を板体面に平行に貫通する支持孔と、前記側板又は棚板の内部を板体面に直交する方向に貫通する取付孔と、前記支持孔の内部
に挿入可能な横断面を有する棒状体から形成され、当該棒状体の両端部に雌螺子部を有する連結棒と、前記複数の側板又は棚板のうち中間の側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記連結棒の雌螺子部に螺合する雄螺子部を両端に有する中間雄螺子体と、前記複数の側板又は棚板のうち側端の側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記連結棒の雌螺子部に螺合する雄螺子部を一の端部に有し、当該側端の側板又は棚板と係止する係止部を他の端部に有する側端雄螺子体とを備え、前記中間雄螺子体が、前記側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記側板又は棚板の前記支持孔の内部に挿入された前記連結棒同士を螺合して連携させ、前記側板又は棚板を同一平面上に接合するものである。
に挿入可能な横断面を有する棒状体から形成され、当該棒状体の両端部に雌螺子部を有する連結棒と、前記複数の側板又は棚板のうち中間の側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記連結棒の雌螺子部に螺合する雄螺子部を両端に有する中間雄螺子体と、前記複数の側板又は棚板のうち側端の側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記連結棒の雌螺子部に螺合する雄螺子部を一の端部に有し、当該側端の側板又は棚板と係止する係止部を他の端部に有する側端雄螺子体とを備え、前記中間雄螺子体が、前記側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記側板又は棚板の前記支持孔の内部に挿入された前記連結棒同士を螺合して連携させ、前記側板又は棚板を同一平面上に接合するものである。
このように、本願に開示する組立式家具は、連結棒の雌螺子部に螺合する雄螺子部を両端に有する雄螺子体とを備えることから、当該雄螺子体を用いて連結棒同士を連結する際に、雄螺子及び雌螺子を組み合せた各種形状の連結棒を作成する必要がなく、連結棒を共通部材化できることとなり、材料の汎用化及びコストの抑制を行うことができる。
また、本願に開示する組立式家具は必要に応じて、前記連結棒が、外周面に、互いに平行する2つの面を備えるものである。このように、本願に開示する組立式家具は、前記連結棒が、外周面に、互いに平行する2つの面を備えることから、スパナを用いて連結棒を回転できることとなり、作業負荷を抑えることを可能とし、力の弱い人でも組立作業を行うことができる。
また、本願に開示する組立式家具は必要に応じて、前記連結棒が、長手方向と直交する方向に内部を貫通する棒内貫通孔を備えるものである。このように、本願に開示する組立式家具は、前記連結棒が、長手方向と直交する方向に内部を貫通する棒内貫通孔を備えることから、六角レンチや棒状の工具を用いて連結棒を回転できることとなり、作業負荷を抑えることを可能とし、力の弱い人でも組立作業を行うことができる。
以下、本考案の実施の形態を説明する。本考案は多くの異なる形態で実施可能である。従って、本実施形態の記載内容のみで本考案を解釈すべきではない。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
(本考案の第1の実施形態)
以下、本考案の第1の実施形態に係る組立式家具を、図1から図4に基づいて説明する。
図1は本考案の第1の実施形態に係る組立式家具の構成図、図2はこの図1に記載された組立式家具の端部の棚板固定に関する説明図、図3はこの図1に記載された組立式家具の中間部の棚板固定に関する説明図、図4はこの図1に記載された組立式家具のパイプの変形例を示す説明図である。
以下、本考案の第1の実施形態に係る組立式家具を、図1から図4に基づいて説明する。
図1は本考案の第1の実施形態に係る組立式家具の構成図、図2はこの図1に記載された組立式家具の端部の棚板固定に関する説明図、図3はこの図1に記載された組立式家具の中間部の棚板固定に関する説明図、図4はこの図1に記載された組立式家具のパイプの変形例を示す説明図である。
図1において本実施形態に係る組立式家具は、互いの板体面が対向して複数配設される側板1と、この側板1の内部を板体面に直交する方向に貫通する側板取付孔11と、この対向する側板1間に直交する方向に挟まれてこの側板1間の上下複数段に配設される棚板2と、この棚板2の内部を板体面に平行に貫通する棚板支持孔22と、この棚板2の内部を板体面に直交する方向に貫通する棚板取付孔21と、この棚板支持孔22の内部に挿入可能な横断面を有する棒状体から形成され、この棒状体の両端部に雌螺子部31を有するパイプ3と、この複数の棚板2のうち中間の棚板2の棚板取付孔21に挿通され、このパイプ3の雌螺子部31に螺合する雄螺子部41を両端に有する中間ネジ4と、この複数の側板のうち側端の側板の棚板取付孔21に挿通され、このパイプ3の雌螺子部31に螺合する雄螺子部51を一の端部に有し、この側端の棚板2と係止する係止部52を他の端部に有する側端ネジ5とを備え、この中間ネジ4が、この棚板2の棚板取付孔21に挿通され、この棚板2の棚板支持孔22の内部に挿入されたこのパイプ3同士を螺合して連携させ、この棚板2を同一平面上に接合する構成である。
側板1及び棚板2は、木材チップ材を原料とする中質繊維板(MDF;Medium Density Fiberboard)、パーティクルボード及び配向性ストランドボード (OSB;Oriented Strand Board) 等の化粧板から構成される。棚板支持孔22は、円柱形状であり、その直径は、好ましくは10mm〜20mmであり、より好ましくは10mm〜15mmであり、より好ましくは12mmである。この棚板取付孔21は、円形形状であり、その直径は、好ましくは10mm〜20mmであり、より好ましくは10mm〜15mmであり、さらに好ましくは12mmである。
パイプ3は、円柱形状を有し、内部がくり貫かれた中空構造を有する。このパイプ3は、その円柱形状における外周円の直径が、好ましくは10mm〜20mmであり、より好ましくは10mm〜15mmであり、より好ましくは12mmである。また、内部の中空構造は、円柱形状を有しており、その直径は、好ましくは3mm〜10mmであり、より好ましくは5mm〜6mmであり、さらに好ましくは5.3mmである。
このパイプ3は、アルミダイキャストにより鋳造されることが好ましい。アルミダイキャストを用いることにより、高精度かつ薄肉構造のパイプを大量生産することができる。このパイプ3は、両端の雌螺子部31において、その長手方向におけるネジ長さが、好ましくは10mm〜15mmであり、より好ましくは10mmである。
中間ネジ4は、一般に寸切ボルトや長ネジと呼ばれるもので、黄銅(真鍮)製であり、ニッケルやクロムによりメッキ加工が施されていてもよい。雄螺子部41は、パイプ3の雌螺子部31に螺合する形状及び大きさであり、その長手方向におけるネジ長さが、好ましくは10mm〜15mmであり、より好ましくは10mmである。
側端ネジ5は、黄銅(真鍮)製であり、ニッケルやクロムによりメッキ加工が施されてもよい。雄螺子部51は、パイプ3の雌螺子部31に螺合する形状及び大きさであり、その長手方向におけるネジ長さが、好ましくは10mm〜15mmであり、より好ましくは10mmである。側端ネジ5の係止部52は、このパイプ3の長手方向に対する断面と同じ大きさであることが好ましく、その外周円の直径が、好ましくは10mm〜20mmであり、より好ましくは10mm〜15mmであり、より好ましくは12mmである。
以下、前記構成に基づく本実施形態の具体的な組立について説明する。
以下、前記構成に基づく本実施形態の具体的な組立について説明する。
(側端部の側板の固定)
本実施形態は、図2(a)に示すように、まず側板取付孔11と棚板取付孔21とを向かい合わせて、側板1及び棚板2を直交する方向に置く。同図(b)に示すように、棚板取付孔21からパイプ3を棚板支持孔22の内部に差し込み、側板取付孔11に側端ネジ5をねじ込む。このねじ込みにより、この側端ネジ5は、同図(c)に示すように、棚板取付孔21に差し込まれたパイプ3の側板1側の雌螺子部31を螺合する。この螺合により、側板1及び棚板2を固定することができる。
本実施形態は、図2(a)に示すように、まず側板取付孔11と棚板取付孔21とを向かい合わせて、側板1及び棚板2を直交する方向に置く。同図(b)に示すように、棚板取付孔21からパイプ3を棚板支持孔22の内部に差し込み、側板取付孔11に側端ネジ5をねじ込む。このねじ込みにより、この側端ネジ5は、同図(c)に示すように、棚板取付孔21に差し込まれたパイプ3の側板1側の雌螺子部31を螺合する。この螺合により、側板1及び棚板2を固定することができる。
(中間部の側板の固定)
次に、図3(a)に示すように、まず側板取付孔11と棚板取付孔21とを向かい合わせて、側板1及び棚板2を直交する方向に置く。同図(b)に示すように、棚板取付孔21からパイプ3を棚板支持孔22の内部に差し込み、側板取付孔11に中間ネジ4をねじ込む。このねじ込みにより、この中間ネジ4は、同図(c)に示すように、棚板取付孔21に差し込まれたパイプ3の側板1側の雌螺子部31を螺合する。この螺合により、側板1及び棚板2を固定することができる。
次に、図3(a)に示すように、まず側板取付孔11と棚板取付孔21とを向かい合わせて、側板1及び棚板2を直交する方向に置く。同図(b)に示すように、棚板取付孔21からパイプ3を棚板支持孔22の内部に差し込み、側板取付孔11に中間ネジ4をねじ込む。このねじ込みにより、この中間ネジ4は、同図(c)に示すように、棚板取付孔21に差し込まれたパイプ3の側板1側の雌螺子部31を螺合する。この螺合により、側板1及び棚板2を固定することができる。
さらに、中間ネジ4は、同図(d)に示すように、この側板1に固定した棚板2から、この側板1の裏側に突起する。この中間ネジ4は、同図(e)に示すように、もう1枚の棚板2も螺合して、2つの棚板2を同一平面状に固定する。このように、この中間ネジ4を用いてパイプ3同士を連結する際に、雄螺子及び雌螺子を組み合せた各種形状のパイプ3を作成する必要がなく、パイプ3を共通部材化できることとなり、材料の汎用化及びコストの抑制を行うことができる。このように、シンプルな構造の中間ネジ4及び側端ネジ5を用いてパイプ3を連結することにより、前記図1のような側板1及び棚板2から成る組立式家具を作成することができる。本組立式家具は、中間ネジ4によるパイプ3の連結数を変化させるのみで、中間ネジ4及びパイプ3の部材構造はそのままで、異なる幅の側板1から成るものを自在かつ容易に作成することができる。
なお、パイプ3は、図4(a)に示すように、その外周面に、互いに平行する2つの水平面32を備える構成とすることができる。このように、本組立式家具は、この水平面32により、スパナを用いてパイプ3を回転できることとなり、作業負荷を抑えることを可能とし、力の弱い人でも組立作業を行うことができる。
また、パイプ3は、図4(b)に示すように、その長手方向と直交する方向に内部を貫通するパイプ内貫通孔33を備える構成とすることができる。このパイプ内貫通孔33は、市販の六角レンチや棒状の工具を差し込みできる大きさを有する。このように、本組立式家具は、パイプ内貫通孔33により、六角レンチや棒状の工具を用いて連結棒を回転できることとなり、作業負荷を抑えることを可能とし、力の弱い人でも組立作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、棚板取付孔21、棚板支持孔22及びパイプ3は、1枚の棚板2につき2つとしたが、この数に限定されず、例えば、3つ、5つ、及び7つでもよい。この数が増えるほど、家具全体の強度を高めることができる。この数が少ないほど、家具
の製造コスト抑制、取扱いの容易性、及び軽量化を図ることができる。
の製造コスト抑制、取扱いの容易性、及び軽量化を図ることができる。
(本考案の第2の実施形態)
以下、本考案の第2の実施形態に係る組立式家具を、図5に基づいて説明する。図5は、本考案の第2の実施形態に係る組立式家具の構成図である。
本実施形態は、上記の第1の実施形態ではパイプ3を棚板2の内部に挿入して棚板2同士を連携させたが、その変形例として、パイプ3を棚板2ではなく側板1の内部に挿入して側板1同士を連携させるものである。
以下、本考案の第2の実施形態に係る組立式家具を、図5に基づいて説明する。図5は、本考案の第2の実施形態に係る組立式家具の構成図である。
本実施形態は、上記の第1の実施形態ではパイプ3を棚板2の内部に挿入して棚板2同士を連携させたが、その変形例として、パイプ3を棚板2ではなく側板1の内部に挿入して側板1同士を連携させるものである。
本実施形態に係る組立式家具は、図5に示すように、互いの板体面が対向して複数配設される棚板2と、この棚板2の内部を板体面に直交する方向に貫通する棚板取付孔21と、この対向する棚板2間に直交する方向に挟まれてこの棚板2間の左右複数段に配設される側板1と、この側板1の内部を板体面に平行に貫通する側板支持孔12と、この側板1の内部を板体面に直交する方向に貫通する側板取付孔11と、この側板支持孔12の内部に挿入可能な横断面を有する棒状体から形成され、この棒状体の両端部に雌螺子部31を有するパイプ3と、この複数の棚板2のうち中間の棚板2の棚板取付孔21に挿通され、このパイプ3の雌螺子部31に螺合する雄螺子部41を両端に有する中間ネジ4と、この複数の棚板のうち側端の棚板のこの棚板取付孔21に挿通され、このパイプ3の雌螺子部31に螺合する雄螺子部51を一の端部に有し、この側端の棚板2と係止する係止部52を他の端部に有する側端ネジ5とを備え、この中間ネジ4が、この側板1の側板取付孔11に挿通され、この側板1の棚板支持孔22の内部に挿入されたこのパイプ3同士を螺合して連携させ、この側板1を同一平面上に接合する構成である。
本実施形態に係る組立式家具は、図2及び図3の各図を90度回転させ、側板1、側板取付孔11及び棚板取付孔21を、それぞれ、棚板2、棚板取付孔21及び側板取付孔11と読み替えたものと同等である。本組立式家具は、中間ネジ4によるパイプ3の連結数を変化させるのみで、中間ネジ4及びパイプ3の部材構造はそのままで、異なる高さの棚板2から成るものを自在かつ容易に作成することができる。
(本考案の第3の実施形態)
以下、本考案の第3の実施形態に係る組立式家具を、図6及び図7に基づいて説明する。
図6は本考案の第3の実施形態に係る組立式家具の構成図、図7はこの図6に記載された組立式家具の背板を設置する構成図である。
以下、本考案の第3の実施形態に係る組立式家具を、図6及び図7に基づいて説明する。
図6は本考案の第3の実施形態に係る組立式家具の構成図、図7はこの図6に記載された組立式家具の背板を設置する構成図である。
本実施形態は、図6に示すように、上記の第2の実施形態において、側板1を省略した構成である。本実施形態に係る組立式家具は、パイプ3が外部に剥き出しとなることから、家具としての強度を維持しつつ、開放的なデザインが得られる。さらに、家具を軽量化できることとなり、容易に持ち運ぶことができる。
さらに、本実施形態は、図7に示すように、棚板2間の背面部に配設される背板6を備える構成とすることもできる。この背板6は、上記の側板1と同様に、この側板1の内部を板体面に平行に貫通する棚板支持孔22と、この側板1の内部を板体面に直交する方向に貫通する側板取付孔11とを備えるものであり、上記のパイプ3を用いて、中間ネジ4又は側端ネジ5により棚板2間に固定される。この背板6により、このパイプ3が外部に露出する開放的なデザインを維持しつつ、背面部の固定により支持構造を強化することができ、特に組立式家具の横揺れに対する強度を高めることができる。なお、この背板6は、同図に示すように、組立式家具の背面部の一部を被う形状とすることもできるが、この背面部の全体を被う形状とすることもでき、組立式家具に自在なデザインを施すことができる。
なお、上記の実施形態では、側板支持孔12及び/又は棚板支持孔22は、1枚の側板1及び/又は棚板2につき2つとしたが、この数に限定されず、例えば、この数が3つ、5つ、及び7つでもよい。この数が増えるほど、家具全体の強度を高めることができる。また、この数が少ないほど、家具の製造コスト抑制、取扱いの容易性、及び軽量化を図ることができる。
(本考案のその他の実施形態)
本考案のその他の実施形態を、図8ないし図10に基づいて説明する。
図8は本考案のその他の実施形態に係る組立式家具の棚板を移動棚とする構成図、図9はこの図8に記載された組立式家具の引き出しを使用する場合の説明図、図10はこの図8に記載された組立式家具の留め具を使用する場合の説明図である。
本考案のその他の実施形態を、図8ないし図10に基づいて説明する。
図8は本考案のその他の実施形態に係る組立式家具の棚板を移動棚とする構成図、図9はこの図8に記載された組立式家具の引き出しを使用する場合の説明図、図10はこの図8に記載された組立式家具の留め具を使用する場合の説明図である。
本考案のその他の実施形態としては、図8に示すように、棚板2を、上記の第1の実施形態と同様に、この棚板2の内部を板体面に平行に貫通する棚板支持孔22と、この棚板2の内部を板体面に直交する方向に貫通する棚板取付孔21とを備える構成とし、さらに、この棚板支持孔22の内部に挿入可能な差込部71と、パイプ3の外周部を嵌め合わせるパイプ嵌合部72と、このパイプ嵌合部72とパイプ3を固定する固定ネジ73を有するクランプ部材7を備える構成である。
このクランプ部材7の差込部71が、棚板支持孔22の内部に挿入された棚板2は、パイプ嵌合部72によりパイプ3に沿って上下にスライドさせることができ、ユーザーの好みの位置で固定ネジ73を締めて固定することで、スライド自在な移動棚として機能することができる。例えば、この移動棚を低い位置で固定することにより、背の低い収納物を、美観を損なうことなく効率的に収納することができる。このように、移動棚として、上下の高さ調整が容易にできることから、様々な高さの収納物も効率的に収納することができる。
また、図9(a)に示すように、棚板2の裏側面に突起形状を有する棚板突起部23を備えることもできる。例えば、図中の引き出し100を本組立家具の棚板2間に挿入し、この棚板突起部23を設置することにより、引き出しの落下を防止することができる。また、この引き出し100を本組立家具に収納する場合にも、棚板突起部23に当たることで、奥に入り過ぎることなく適切に収納することができる。
また、このような引き出し100は、例えば、図9(b)に示すような平面状の化粧板101から作成することができる。この化粧板101は、この化粧板101を長手方向に4等分する位置でV字型の90°(垂直面に対して45°)でカットされた3つのV字カット部102と、両端に配設された斜面状のテーパー部103とを備える。この化粧板101を、各V字カット部102が折り畳み角度90°となるように折り畳み、この折り畳まれた4つの角部を、ボンド等の接着剤を用いて接着固定することにより、この引き出し100を作成することができる。この化粧板101の構造により、この化粧板101を曲げ構造のみにより、この化粧板101の両端を加工する必要なく、美観に優れる化粧状態の引き出し100を作成することができる。また、側板1を棚板2よりも下に長くする(例えば、3mm程度)ことにより、床の凹凸の影響を抑えた設置を行うことができる。また、底側に位置する側端ネジ5の係止部52を、樹脂から成るキャップで被うことにより、床面、特にフローリングに対して傷が入りにくくすることができる。
また、図10(a)に示すように、樹脂から成り、側板取付孔11に差し込み可能な断面積を有する留め具8を、前記側板取付孔11に取り付けることもできる。また、同図(b)は、下面(裏面)から眺めた前記棚板2を示しており、前記棚板2に、この留め具8
が収納できる断面積を有する窪み形状の棚板凹部24を備える構成とすることができる。
が収納できる断面積を有する窪み形状の棚板凹部24を備える構成とすることができる。
この棚板2の棚板凹部24を、留め具8に差し込んで固定することにより、棚板凹部24を差し込む留め具8を複数のうちから選べることとなり、ユーザーの好みの高さで棚板2を設置することができる。
以上の前記各実施形態により本考案を説明したが、本考案の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。このように変更又は改良を加えた実施の形態も本考案の技術的範囲に含まれる。このことは、実用新案請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
1 側板
11 側板取付孔
12 側板支持孔
2 棚板
21 棚板取付孔
22 棚板支持孔
23 棚板突起部
24 棚板凹部
3 パイプ
31 雌螺子部
32 水平面
33 パイプ内貫通孔
4 中間ネジ
41 雄螺子部
5 側端ネジ
51 雄螺子部
52 係止部
6 背板
7 クランプ部材
71 差込部
72 パイプ固定部
73 固定ネジ
8 留め具
100 引き出し
101 化粧板
102 V字カット部
103 テーパー部
11 側板取付孔
12 側板支持孔
2 棚板
21 棚板取付孔
22 棚板支持孔
23 棚板突起部
24 棚板凹部
3 パイプ
31 雌螺子部
32 水平面
33 パイプ内貫通孔
4 中間ネジ
41 雄螺子部
5 側端ネジ
51 雄螺子部
52 係止部
6 背板
7 クランプ部材
71 差込部
72 パイプ固定部
73 固定ネジ
8 留め具
100 引き出し
101 化粧板
102 V字カット部
103 テーパー部
Claims (3)
- 互いの板体面が対向して複数配設される側板と、当該対向する側板間に直交する方向に挟まれて当該側板間の上下複数段に配設される棚板とを備える組立式家具において、
前記側板又は棚板の内部を板体面に平行に貫通する支持孔と、
前記側板又は棚板の内部を板体面に直交する方向に貫通する取付孔と、
前記支持孔の内部に挿入可能な横断面を有する棒状体から形成され、当該棒状体の両端部に雌螺子部を有する連結棒と、
前記複数の側板又は棚板のうち中間の側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記連結棒の雌螺子部に螺合する雄螺子部を両端に有する中間雄螺子体と、
前記複数の側板又は棚板のうち側端の側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記連結棒の雌螺子部に螺合する雄螺子部を一の端部に有し、当該側端の側板又は棚板と係止する係止部を他の端部に有する側端雄螺子体とを備え、
前記中間雄螺子体が、前記側板又は棚板の前記取付孔に挿通され、前記側板又は棚板の前記支持孔の内部に挿入された前記連結棒同士を螺合して連携させ、前記側板又は棚板を同一平面上に接合することを特徴とする
組立式家具。 - 請求項1に記載の組立式家具において、
前記連結棒が、外周面に、互いに平行する2つの面を備えることを
特徴とする
組立式家具。 - 請求項1又は請求項2に記載の組立式家具において、
前記連結棒が、長手方向と直交する方向に内部を貫通する棒内貫通孔を備えることを
特徴とする
組立式家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010003562U JP3161706U (ja) | 2010-05-27 | 2010-05-27 | 組立式家具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010003562U JP3161706U (ja) | 2010-05-27 | 2010-05-27 | 組立式家具 |
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JP3161706U true JP3161706U (ja) | 2010-08-05 |
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JP (1) | JP3161706U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114468574A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-05-13 | 苏州金螳螂软装艺术有限公司 | 一种活动家具预埋式安装方法及结构 |
-
2010
- 2010-05-27 JP JP2010003562U patent/JP3161706U/ja not_active Expired - Fee Related
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