JP3106908U - 組立式の棚モジュールとその棚モジュールを用いた組立式の収納棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】同様構造の組立式の棚モジュールを自由なレイアウトで積み重ねたり連結させることのできる組立式の収納棚を提供する。
【解決手段】横断面がコの字形である一対の覆体(1A,1B)と、前記2つ覆体の側壁端部を対向させた状態で保持する固定具とを少なくとも備えた組立式の棚モジュールであって、前記固定具は、前記覆体両側壁と同等の長さを有し、前記各覆体の側壁端部と係合可能な係合溝(20a〜d)が長手方向に沿って90度ピッチで4箇所設けられた2本の棒状部材(2A,2B)と、前記各棒状部材の何れかの係合溝に前記覆体の端部を係合させた状態で、前記棒状部材の両端部に係合されて前記覆体の端部を締め付けて固定する締付具(例えば、オーリング4とスクリューネジ5)とから構成される。
【選択図】 図1

Description

本考案は、各種商品や物品を載置して展示する陳列棚等として使用できる収納棚に関し、特に同様構造の棚モジュールを自由なレイアウトで積み重ねたり連結することのできる組立式の収納棚に関する。
従来から組立式の収納棚として、多数の製品が存在している。
収納棚の組立方式は多種多様であるが、例えば図17に示すようなものがある。
図17に示す組立式の収納棚Tは、キューブ型の棚モジュールMを複数個、積み上げたり、並設して構成されるものである。
ところで、従来の棚モジュールMは、工場出荷時点でキューブ型に成形あるいは組立されているため輸送効率が悪く、コスト高になるという問題があった。
また、特に棚モジュールMをアクリル樹脂の一体成形品とした場合には、加工が難しく、製造コストが高騰するという問題もあった。
また、棚モジュールMは単に積み上げられるだけであり、不安定であるという不都合もあった。
さらにまた、棚モジュールMの上面または下面が直に接触するため、表面にキズがつき易く、美観を損なうという問題もあった。
本考案は、上記問題点を解決すべく案出されたものであり、輸送コストを抑えることができ、同様構造の組立式の棚モジュールを自由なレイアウトで安定して積み重ねたり連結させることのできる組立式の収納棚を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案は、横断面がコの字形である一対の覆体(1A,1B)と、前記2つ覆体の側壁端部を対向させた状態で保持する固定具とを少なくとも備えた組立式の棚モジュールであって、前記固定具は、前記覆体両側壁と同等の長さを有し、前記各覆体の側壁端部と係合可能な係合溝(20a〜d)が長手方向に沿って90度ピッチで4箇所設けられた2本の棒状部材(2A,2B)と、前記各棒状部材の何れかの係合溝に前記覆体の端部を係合させた状態で、前記棒状部材の両端部に係合されて前記覆体の端部を締め付けて固定する締付具(例えば、オーリング4とスクリューネジ5)とから構成されるようにした。
また、前記棒状部材の両端部と前記各覆体の両側端部には、当該棒状部材の前記係合溝に前記覆体の端部を係合させた際に、連続した環状の溝を形成する窪み部がそれぞれ形成され、前記締付具は前記連続した環状の溝に嵌合可能な環状突起を有する嵌合部材を備え、該嵌合部材が前記環状の溝に嵌合されることで覆体の端部が棒状部材の係合溝から抜け出ないように固定されるようにできる。
また、前記棒状部材の両端面にはネジ穴が穿設され、前記締付具は前記連続した環状の溝に嵌合可能な環状突起を有する嵌合部材と、前記ネジ穴に螺合可能なネジ部材を備え、前記嵌合部材は該ネジ部材の頭部と前記棒状部材の端面との間に介在されるようにできる。
また、前記嵌合部材は、ゴムまたは樹脂製のオーリングで構成することができる。
また、前記嵌合部材は、前記ネジ部材の頭部の前記棒状部材と対向する面に一体的に形成されるようにしてもよい。
また、少なくとも一方の前記覆体の上面または下面には、他の棚モジュールを載置可能な載置部あるいは脚部を形成する台座部材が取り付けられるようにできる。
また、前記台座部材は、前記覆体の上面または下面において所定の間隔を置いて前記棒状部材と平行に配設される一対のレール状部材と、当該各レール状部材の両端部と前記覆体の両側端部とに係合されて固定する固定具とから構成されるようにできる。
また、前記2本の棒状部材の対向する内側の係合溝に両側端が係合され分離棚を構成する棚板部材を備えるようにしてもよい。
また、組み立てた状態の上記棚モジュールを2個以上積み重ねて、各モジュール間を固定具によって固定して収納棚を形成することができる。
また、垂直方向に前記棚モジュールを積み重ねた状態の複数の棚間において、各棚のモジュールの対向する側部にて前記覆体の外側に露出している係合溝に、板状の接合部材の端部をそれぞれ係合させて、前記複数の棚モジュールを水平方向に連結させることもできる。
また、前記板状の接合部材は、前記棚板部材で構成されるようにしてもよい。
請求項1に記載の考案によれば、容易に例えば正立方体(キューブ型)の棚モジュールを容易に組み立てることができる。また、例えば、各覆体をアクリル板で構成する場合において、同形状の棚モジュールを1枚のアクリル板で一体的に構成する場合に比して、半分以下のコストに抑えることができる。
また、請求項2に記載の考案によれば、前記棒状部材の両端部と前記各覆体の両側端部の窪み部によって、棒状部材の前記係合溝に前記覆体の端部を係合させた際に、連続した環状の溝を形成するがそれぞれ形成されるので、この溝に環状の嵌合部材を係合させることによって確実に固定することが可能となる。
また、請求項3に記載の考案によれば、環状突起を有する嵌合部材を前記連続した環状の溝に嵌合させて、ネジ部材を棒状部材のネジ穴に螺合させるだけの簡単な作業で覆体を固定することができる。
また、請求項4に記載の考案によれば、嵌合部材をゴムまたは樹脂製のオーリングで構成したことから締付具のコストを低廉化することができる。
また、請求項5に記載の考案によれば、締付部材が前記ネジ部材の頭部の前記棒状部材と対向する面に環状の突起部を一体的に形成して構成されているので、部品点数を減らすことができ、また締め付け作業を簡易化することができる。
また、請求項6に記載の考案によれば、台座部材が取り付けられることにより、覆体にキズを付けることなく、床上に載置したり、他の棚モジュールを積み重ねて載せることができる。
また、請求項7に記載の考案によれば、固定具により一対のレール状部材を覆体に固定することにより台座部材を容易に設けることができる。
また、請求項8に記載の考案によれば、棚板部材により内部に分離棚を備えた棚モジュールを構成することができる。
また、請求項9に記載の考案によれば、棚モジュールを2個以上積み重ねて固定することにより所望の高さの収納棚を容易に組み立てることができる。
また、請求項10に記載の考案によれば、棚モジュールを板状の接合部材を介して水平方向に所望数だけ連結させたレイアウトの収納棚を容易に組み立てることができる。
また、請求項11に記載の考案によれば、棚板部材を介して棚モジュールを水平方向に接続できるので、レイアウトの自由度が広がると共に、棚モジュール内の収納部に加えて、棚板部材の上に物品を載置することができるので収納性を向上させることもできる。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は実施形態に係る棚モジュールの構成を示す分解斜視図、図2は要部の組立状態を示す拡大斜視図、図3は組み立てられた棚モジュールの外観を示す斜視図、図4はその側面図、図5は正面図である。
図1において、1A,1Bは、断面形状がコ字状の覆体であり、透明あるいは半透明のアクリル板等で構成される。なお、本実施形態において、覆体1A,1Bの端部同士を合わせた状態の寸法は、幅,奥行き,高さともに略同じ長さとされている。したがって、棚モジュールC(C1,C2)は、組立後において、略正立方体(キューブ型)の外観を呈することとなる。
また、覆体1A,1Bの両端部(下端部あるは上端部)の側方には、後述するオーリング4の側面部を係合可能な溝100が穿設されている。
また、符号2A,2Bは、アルミ材等を切削加工して形成される円柱形の棒状部材であり、前記各覆体1A,1Bの端部を係合するための4つの係合溝20a,20b,20c,20dが円周方向に90度ずつ変位させた長手方向にされている。なお、棒状部材2A,2Bの長さは覆体1A,1Bの側部の長さと同等とされている。
棒状部材2A,2Bの両端面には、後述するスクリューネジ5が螺合されるネジ穴40が穿設されている。
また、棒状部材2A,2Bの両端面には、後述するオーリング4の側面部を係合可能な環状の溝30が穿設されている。
図1中、符号3は、覆体1A,1Bと同質のアクリル板等で構成される棚板部材である。この棚板部材3の端部にも、覆体1A,1Bと同様の溝102が穿設されている。
そして、図2(a)のようにして、棒状部材2A,2Bの係合溝20aと20cに係合される覆体1A,1Bの端部と、棒状部材2A,2B間の対向する係合溝(図1では、2A側の20bと2B側の20d)に係合される棚板部材3の端部は、当該端部を締め付けて固定する締付具によって固定される。
本実施形態において、上記締付具は、ゴムまたは樹脂製のオーリング4と、スクリューネジ5によって構成されている。
そして、図2(b)に示すように、覆体1A,1Bの端部の溝100および棒状部材2A,2Bの端部の溝30によって形成される環状溝にオーリング4の側部を填め込み、スクリューネジ5を棒状部材2A,2Bのネジ穴40に螺合させて締め付けることにより、覆体1A,1Bおよび棚板部材3を棒状部材2A,2Bに確実に固定することができる。
なお、用途や好みによって、棚板部材3を設けない仕様としてもよい(図5(b)参照)。
このようにして組み立てられた状態においても、単体として収納具として機能するが、後述するように棚モジュールC(C1,C2)を複数個にわたって積み重ねたり、並設させて収納棚を構成するために、台座部材8がオプションとして付加される。
即ち、図1に示すように、覆体1Bの底面には脚部を形成する台座部材8が、覆体1Aの上面には他の棚モジュールC(C1,C2)を載置可能な載置部を形成する台座部材8が、所定の間隔を置いて前記棒状部材2A,2Bと平行に配設される。
台座部材8は、例えばアルミ材等を切削加工して形成されるレール状部材で構成され、覆体1A,1Bの側部の長さと同等の長さとされる。
台座部材8の両端部には、固定部材6,7の係合部6a,7aと係合可能な凸部が形成されている。また、台座部材8の両端面には、スクリューネジ5が螺合されるネジ穴8aが穿設されている。
固定部材6には、覆体1Bの端部と係合する係合溝6bが設けられている。
また、固定部材7には、覆体1Aの端部と係合する係合溝7bに加えて、棚モジュールC(C1,C2)の覆体1B’の端部と係合する係合溝7cが設けられている。
そして、各固定部材6,7を覆体1A,1Bの端部と台座部材8の端部に係合させた状態で、スクリューネジ5を螺合させることにより、台座部材8が固定される。
また、覆体1Bの底面にあって脚部を形成する台座部材8の底部には、高さ調節可能(ガタツキ防止可能)なアジャスターボルト101が螺合される。
以上の組立作業により、図3,図4および図5(a)に示すように、外観的に正立方体(キューブ型)を呈する棚モジュールC1が構成される。この棚モジュールC1では、覆体1Bの上面および棚板部材(分離棚)3の上に物品を載置して収納することができる。
また、前述したように棚板部材3を省略した場合には、図5(b)に示すような棚モジュールC2を構成することができ、棚モジュールC2に比して、大きな物品を載置することが可能となる。
次に、図6と図7を参照して、上記棚モジュールC1およびC2を適宜組み合わせた収納棚の構成例について述べる。
図6(a)に示す収納棚T1は、左側から1段の棚モジュールC2、2段重ねの棚モジュールC1、3段重ねの棚モジュールC2とC1の組み合わせを並設して構成されている。この収納棚T1は、階段状という斬新な外観を呈するため、商品等の陳列や展示においてユニークさを演出することができる。特に、覆体1A,1Bや棚板部材3を種々の色合いのアクリル板等で構成することによりカラフルな状態を演出することが期待できる。
図6(b)に示す収納棚T2は、例えば棚モジュールC1とC2を適宜組み合わせた3段重ねの棚を並設した構成となっている。この収納棚T2は、正面から見た場合に、正四角形状の棚モジュールC1,C2の組み合わせで、全体的に正四角形状の収納棚T2を形成する斬新な外観を呈するため、商品等の陳列や展示においてユニークさを演出することができる。また、収納棚T1と同様に、覆体1A,1Bや棚板部材3を種々の色合いのアクリル板等で構成することによりカラフルな状態を演出することが期待できる。
図7に示す収納棚T3は、例えば棚モジュールC1とC2を適宜組み合わせた4段重ねの棚の左右に、棚板部材3を介して棚モジュールC1とC2を適宜組み合わせた3段重ねの棚を連結したものである。棚板部材3は、対向する棒状部材2Aあるいは2Bの係合溝に棚板部材3の端部を係合させて固定される。
このようにして構成される収納棚T3は、従来の一般的な収納棚にはないユニークな外観を呈すると共に、棚モジュールC1,C2内に加えて、接続に用いられる各棚板部材3の上にも物品を載置できるので、収納性を向上させることができる。
以上本考案者によってなされた考案を実施形態に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、締付具をオーリング4とスクリューネジ5で構成する場合について説明したが、これに代えて、図8,図9に示すような締付具を用いることも考えられる。
図8に示す締付具は、スクリューネジ5と、ゴムや樹脂によって構成される環状部材300の一方の面に環状の突起部300bを設け、中心にネジ挿通孔300cを有する嵌合部材300とを組み合わせたものである。
この締付具は、前出の図2(b)において、嵌合部材300がオーリング4の代わりに用いられる。本実施例では、嵌合部材300の突起部300bを棒状部材2A(2B)側の環状の溝30に嵌合させた状態で、鍔状部300aを指で押さえるだけで仮保持することができるため、スクリューネジ5を螺合させる作業を行い易くすることができるという効果がある。
また、図9に示す締付部材は、スクリューネジ400の頭部400aの棒状部材2A(2B)と対向する面に、環状の突起部400cを一体的に設けたものである。
前出の図2(b)において、この締付部材300をオーリング4とスクリューネジ5の代わりに用いた場合には、スクリューネジ400の雄ネジ部400bを棒状部材2A(2B)のネジ穴40に螺合させるだけで、突起部400cが環状の溝30に嵌合される。したがって、部品点数を減らすことができると共に、覆体1A,1Bの固定作業を容易且つ迅速に行うことができる。
また、上記実施形態では、台座部材8を2本のレール部材を並設して構成する場合について述べたがこれに限らず、例えば図10,図11に示すような十字形の台座部材500を用いるようにしてもよい。この場合、台座部材500の前後の端部500aを各1個の固定部材7とスクリューネジ5によって覆体1Aに固定する。この台座部材500を用いることにより、取付作業がより容易になると共に、当該台座部材500に載置される他の棚モジュールC3の安定性を高めることができる。また、図11の正面図(a)および側面図(b)に示すように、台座部材500を用いた棚モジュールC3を積み上げて収納棚T4を構成した場合に、前記棚モジュールC1,C2を組み合わせた収納棚(図6,図7)とは若干異なる外観を呈し、デザイン性を多様化させることができる。
また、十字形の台座部材500に代えて、図12に示すようなH字形の台座部材501を用いることも考えられる。
なお、台座部材500、501はアルミ等の金属のほか、アクリル樹脂等で成型することもできる。
また、覆体1A,1Bや棚板3はアクリル樹脂に限らず他のプラスチックやアルミ等の金属或いは木材で構成することも考えられる。
また、図13に示すように、覆体1Bの底面に配設される4箇所の台座部材8のアジャスターボルト101に代えて、転動自在なキャスター102を設けるようにしてもよい。
また、図14(a),(b)に示すように、覆体1A,1Bとの間に、接続用板部材103を棒状部材2A,オーリング4およびスクリューネジ5を用いて所望枚数(図14では左右に1枚ずつ)介装、固定させて棚モジュールM1を構成することも考えられる。これにより、棚モジュールをキューブ形以外とすることも可能となり、収納棚の構成のバリエーションをより一層多様化させることができる。
また、図15に示すように、4隅に棒状部材2A(2B)を用い、各棒状部材2A(2B)間の係合溝に棚板部材3を係合させて、キューブ型の棚モジュールC4を構成することもできる。
さらに、図16に示すように、上記棚モジュールC4を積み上げたり、水平方向に接続させることにより収納棚T5を形成することもできる。この際に、棒状部材2A(2B)をモジュール間で共有させて棚板部材3を係合溝に係合させることにより、各棚モジュールC4間を固定することができる。
また、図6,図7,図10に示した棚モジュールC1,C2,C3や棚板部材3を組み合わせた収納棚T1〜T5等は、単なる例示であり、用途に応じて自由にレイアウトした収納棚を構成することができることはいうまでもない。
また、図示は省略するが、棚板部材3に代えて、より幅の狭い板状の接合部材に用い、その接合部材を隣接する棒状部材2A,2Bの係合溝20bまたは20dに係合させることにより、図6(a),(b)に示すようなレイアウトを維持しつつ水平方向の固定を行うことができる。
実施形態に係る棚モジュールの構成を示す分解斜視図である。 要部の組立状態を示す拡大斜視図である。 組み立てられた棚モジュールの外観を示す斜視図である。 組み立てられた棚モジュールの側面図である。 組み立てられた棚モジュールの正面図である。 複数の棚モジュールを組み合わせて構成した収納棚の例を示す正面図である。 複数の棚モジュールと棚板部材を組み合わせて構成した収納棚の例を示す正面図である。 締付部材の他の構成例を示す斜視図(a)と断面図(b)である。 締付部材の他の構成例を示す断面図である。 他の実施形態に係る棚モジュールの構成を示す分解斜視図である。 他の実施形態に係る棚モジュールを組み合わせて構成した収納棚の例を示す正面図および側面図である。 他の台座部材を示す平面図(a)と正面図(b)である。 組み立てられた他の棚モジュールの側面図である。 組み立てられた他の棚モジュールの正面図(a)および側面図(b)である。 組み立てられた他の棚モジュールを示す斜視図である。 他の収納棚の例を示す正面図である。 従来の組立式収納棚の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
C1,C2,C3,C4 棚モジュール
1A,1B 覆体
2A,2B 棒状部材
3 棚板部材
4 オーリング
5 スクリューネジ
6,7 固定部材
8 台座部材(レール状部材)
8a ネジ穴
20a〜20d 係合溝
30 オーリングの係合溝
40 ネジ穴
100,102 係合溝
101 アジャスターボルト
102 キャスター
103 接続用板部材
300 締付部材
300a 鍔状部
300b 環状の突起部
300c ネジ挿通孔
400 スクリューネジ
400c 環状の突起部
500 十字形の台座部材
501 H字形の台座部材
T1〜T5 収納棚

Claims (11)

  1. 横断面がコの字形である一対の覆体と、前記2つ覆体の側壁端部を対向させた状態で保持する固定具とを少なくとも備えた組立式の棚モジュールであって、
    前記固定具は、
    前記覆体両側壁と同等の長さを有し、前記各覆体の側壁端部と係合可能な係合溝が長手方向に沿って90度ピッチで4箇所設けられた2本の棒状部材と、
    前記各棒状部材の何れかの係合溝に前記覆体の端部を係合させた状態で、前記棒状部材の両端部に係合されて前記覆体の端部を締め付けて固定する締付具と、
    から構成されていることを特徴とする組立式の棚モジュール。
  2. 前記棒状部材の両端部と前記各覆体の両側端部には、当該棒状部材の前記係合溝に前記覆体の端部を係合させた際に、連続した環状の溝を形成する窪み部がそれぞれ形成され、前記締付具は前記連続した環状の溝に嵌合可能な環状突起を有する嵌合部材を備え、該嵌合部材が前記環状の溝に嵌合されることで覆体の端部が棒状部材の係合溝から抜け出ないように固定されることを特徴とする請求項1に記載の組立式の棚モジュール。
  3. 前記棒状部材の両端面にはネジ穴が穿設され、
    前記締付具は前記連続した環状の溝に嵌合可能な環状突起を有する嵌合部材と、前記ネジ穴に螺合可能なネジ部材を備え、前記嵌合部材は該ネジ部材の頭部と前記棒状部材の端面との間に介在されることを特徴とする請求項2に記載の組立式の棚モジュール。
  4. 前記嵌合部材は、ゴムまたは樹脂製のオーリングで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の組立式の棚モジュール。
  5. 前記締付具は、前記ネジ部材の頭部の前記棒状部材と対向する面に環状の突起を一体的に形成して構成されていることを特徴とする請求項2に記載の組立式の棚モジュール。
  6. 少なくとも一方の前記覆体の上面または下面には、他の棚モジュールを載置可能な載置部あるいは脚部を形成する台座部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の組立式の棚モジュール。
  7. 前記台座部材は、前記覆体の上面または下面において所定の間隔を置いて前記棒状部材と平行に配設される一対のレール状部材と、当該各レール状部材の両端部と前記覆体の両側端部とに係合されて固定する固定具とから構成されていることを特徴とする請求項6に記載の組立式の棚モジュール。
  8. 前記2本の棒状部材の対向する内側の係合溝に両側端が係合され分離棚を構成する棚板部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の組立式の棚モジュール。
  9. 請求項1から請求項8の何れかに記載の組み立てた状態の棚モジュールを2個以上積み重ねて、各モジュール間を固定具によって固定したことを特徴とする組立式の収納棚。
  10. 垂直方向に前記棚モジュールを積み重ねた状態の複数の棚間において、各棚のモジュールの対向する側部にて前記覆体の外側に露出している係合溝に、板状の接合部材の端部をそれぞれ係合させて、前記複数の棚モジュールを水平方向に連結させたことを特徴とする請求項9に記載の組立式の収納棚。
  11. 前記板状の接合部材は、前記棚板部材で構成されることを特徴とする請求項10に記載の組立式の収納棚。
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