JP4232393B2 - Pos端末およびインターフェース装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷データに基づいてレシートに印刷を行う印刷装置を有し、入力情報に基づいてレシート印刷情報を生成するPOS端末およびインターフェース装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スーパーやコンビニエンス・ストア等の小売業において用いられるPOSシステム(販売時点情報管理システム)では、購入商品並びにその金額に関するいわゆる商品情報に、商品広告やイベント告知などの広告情報を付加してレシート上に印刷可能な印刷装置を備えたPOS端末が広く利用されている。また、近年では広告情報だけでなく、クーポン券や抽選券としての情報が付加される場合もあり、販売促進に有効な広告手段となっている。
【0003】
ところで、この種のPOS端末は、通常、複数の端末を統括制御するPOSサーバと接続されており、商品に付されたバーコードをスキャニングするなどして入力した入力情報をPOS端末からPOSサーバに送信する。POSサーバは、この入力情報に基づいて、商品の金額等を含む商品データを生成し、これをPOS端末に送信する。そして、POS端末は、POSサーバから送信された商品データに広告情報を付加して印刷データを生成し、付設された印刷装置によって印刷データをレシートに印刷し、オペレータがこれを顧客に手渡すことにより広告情報の提供を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような広告情報を付加し得る機能を有しない既存のPOSシステム(購入商品並びにその金額に関する商品情報のみが印刷されたレシートしか発行し得ないPOSシステム)に、広告情報を付加する機能を追加する場合、既存のPOSサーバやPOS端末の大幅な改造が必須となり、多額の投資が必要となってしまう。このため、非常に効果的な広告手段であるにも関わらず、その利用を断念せざるを得ない小売業が多かった。
【0005】
本発明は、既存のシステムに大幅な改造を加えることなく、最小限の投資で広告情報を付加する機能を有するPOS端末およびインターフェース装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のPOS端末は、印刷データに基づいてレシートに印刷を行う印刷装置と、印刷装置の基板スロットに入れ替え可能に装着され、印刷データを生成するインターフェース装置と、ユーザによって入力された入力情報に基づいてレシート印刷情報を生成し、インターフェース装置に出力する端末装置と、を有するPOS端末であって、インターフェース装置は、当該インターフェース装置に着脱自在に装着されると共に、付加上限回数とレシート印刷情報に含まれるデータ列を指定する条件一致データ列とを示す付加条件情報が関連付けられた広告情報を記憶した記憶媒体と、端末装置から取得したレシート印刷情報から、条件一致データ列を検出するデータ列検出手段と、レシート印刷情報に、記憶媒体から読み出した広告情報を付加条件情報に応じて付加することにより、印刷データを生成する印刷データ生成手段と、広告情報の付加回数をカウントする付加回数カウント手段と、を備え、印刷データ生成手段は、データ列検出手段により条件一致データ列を検出し、且つ広告情報の付加回数が付加上限回数未満の場合、レシート印刷情報に広告情報を付加して印刷データを生成することを特徴とする。
上記に記載のPOS端末において、印刷データ生成手段は、広告情報の付加回数が付加上限回数以上となった場合、広告情報の付加を中止し、レシート印刷情報のみに基づいて印刷データを生成することが好ましい。
上記に記載のPOS端末において、印刷データ生成手段は、条件一致データ列を含むレシート印刷情報の最後、若しくは当該条件一致データ列の前または後に広告情報を挿入することが好ましい。
上記に記載のPOS端末において、印刷データ生成手段は、レシート印刷情報に含まれる条件一致データ列の数だけ広告情報を付加することが好ましい。
上記に記載のPOS端末において、付加回数に関する情報は、記憶媒体に記憶されることが好ましい。
上記に記載のPOS端末においてインターフェース装置は、ネットワークと接続可能なインターフェースを備えており、ネットワークを介して広告情報を取得することが好ましい。
上記に記載のPOS端末において、印刷装置はカラー印刷が可能であり、
広告情報には、カラー情報が含まれると共に、印刷データは、当該カラー情報に基づいて生成されることが好ましい。
本発明のインターフェース装置は、上記に記載のPOS端末に適用されることを特徴とする。
なお、以下の構成としても良い。
本発明のPOSシステムは、印刷データに基づいてレシートに印刷を行う印刷装置と、ユーザによって入力された入力情報を取得すると共に、入力情報に基づいてレシート印刷情報を生成する端末装置とを有するPOS端末と、ネットワークを介してPOS端末と相互に接続され、当該POS端末を管理するPOSサーバと、広告情報を提供する広告情報提供手段と、端末装置から取得したレシート印刷情報に、広告情報提供手段によって提供された広告情報を付加して、印刷データを生成する印刷データ生成手段と、を備えたPOSシステムであって、印刷データ生成手段は、印刷装置の基板スロットに装着したインターフェース装置によって構成され、広告情報提供手段は、インターフェース装置に着脱自在に装着されると共に、広告情報を記憶した記憶媒体によって構成されていることを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、印刷装置の基板スロットに装着したインターフェース装置に記憶媒体を装着することで、広告情報を読み出し、端末装置から取得したレシート印刷情報にこれを付加することで印刷データを生成するため、既存のPOSサーバや端末装置に大幅な改造を加えることなく、広告情報を付加し得るPOSシステムを構築することができる。また、広告情報は記憶媒体に記憶されているため、これを入れ替えることで、容易に広告情報を変更させることができ、ひいてはタイムリーな広告を顧客に提供することができる。
【0008】
なお、「広告情報」とは、ユーザによって入力された入力情報に基づいて生成されるレシート印刷情報など本来レシート上に掲載すべき内容以外の情報を指すものであり、具体的には商品広告やイベント告知などの広告情報の他、クーポン券や抽選券としての情報を言うものである。また、「レシート」とは、POSシステムにおいて発行される紙片を指すものであり、具体的には、小売店などで発行されるレシートに限らず、キヨスク端末などで発行される伝票、チケット発券所などで発行されるチケット、銀行のATMで発行される取引明細書、ロッタリーチケット等をも含む概念を言うものである。
【0009】
この場合、レシート印刷情報が、広告情報を付加するための付加条件を満足するときに、レシート印刷情報への広告情報の付加を決定する広告付加決定手段を更に備えたことが好ましい。
【0010】
この構成によれば、広告情報の付加を、レシート印刷情報が付加条件を満足するときに限定することができる。これにより、広告内容や広告方法の多様化を図ることができる。
【0011】
この場合、広告付加決定手段は、インターフェース装置に組み込まれていることが好ましい。
【0012】
この構成によれば、インターフェース装置によって広告情報の付加を限定することができるため、既存のPOSサーバや端末装置に大幅な改造を加えることなく、広告内容や広告方法の多様化を図ることができる。
【0013】
これらの場合、広告付加決定手段は、付加条件に関する付加条件情報を、広告情報提供手段から取得することが好ましい。
【0014】
この構成によれば、記憶媒体から広告情報と付加条件情報とを同時に取得することができる。一方、広告を提供する側にとっても、記憶媒体に広告情報と付加条件情報とを記憶させ、同時に提供することができるため、無駄な手間を省くことができる。
【0015】
この場合、レシート印刷情報は、商品販売に関する入力情報に基づくものであり、付加条件情報には、商品の種別に関する情報が含まれることが好ましい。
【0016】
この構成によれば、商品の種別(商品分類、商品名、商品コード、販売会社、輸入国など)に関する情報によって、広告情報を付加するか否かを決定することができる。このため、例えば小売店などで、商品が文房具類であれば広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0017】
この場合、レシート印刷情報は、商品販売に関する入力情報に基づくものであり、付加条件情報には、所定額以上の商品の合計金額に関する情報が含まれることが好ましい。
【0018】
この構成によれば、所定額以上の商品の合計金額に関する情報によって、広告情報を付加するか否かを決定することができる。このため、例えば小売店などで、合計金額が千円以上であれば広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0019】
この場合、付加条件情報には、広告付加期間に関する情報が含まれることが好ましい。
【0020】
この構成によれば、広告付加期間に関する情報によって、広告情報を付加するか否かを決定することができる。このため、例えばチケット発券所などで、あるイベントの催事期間だけ広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0021】
この場合、レシートの発行回数をカウントする発行回数カウント手段を更に備え、付加条件情報には、発行回数に関する情報が含まれることが好ましい。
【0022】
この構成によれば、レシートの発行回数に関する情報によって、広告情報を付加するか否かを決定することができる。このため、例えば抽選券の発行装置において、発行回数の下2桁が「00」となるときに、当たり券を発行するなどとして利用することができる。
【0023】
この場合、入力情報およびレシート印刷情報には、顧客情報が含まれており、付加条件情報には、顧客の種別に関する情報が含まれることが好ましい。
【0024】
この構成によれば、顧客の種別(性別、年齢、国籍、職業、会員など)に関する情報によって、広告情報を付加するか否かを決定することができる。このため、例えば男性に対してや成年者に対してのみ広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0025】
この場合、付加条件情報には、印刷装置を制御するコマンドに関する情報が含まれることが好ましい。
【0026】
この構成によれば、レシート印刷情報から得られる、印刷装置を制御するコマンドに関する情報によって、広告情報を付加するか否かを決定することができる。このため、例えばレシートを切断するコマンドに対して広告情報を付加させることで、定位置(この場合はレシートの最下段)に広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0027】
この場合、レシート印刷情報には、店舗情報が含まれており、付加条件情報には、店舗に関する情報が含まれることが好ましい。
【0028】
この構成によれば、店舗に関する情報によって、広告情報を付加するか否かを決定することができる。このため、例えば△△店の店舗名に対してのみ広告情報(この場合、△△店の電話番号や住所など)を付加するなどとして利用することができる。
【0029】
これらの場合、記憶媒体には、複数の広告情報が記憶されており、各広告情報には付加条件情報が関連づけられて記憶されていることが好ましい。
【0030】
この構成によれば、複数の広告情報の中から付加条件情報に関連する広告情報を付加することができるため、例えば、男性に対しては「広告情報A」を付加し、女性に対しては「広告情報B」を付加するなどとして利用することができる。
【0031】
この場合、広告情報の付加回数をカウントする付加回数カウント手段を更に備え、付加回数が広告情報を付加するための付加条件を満足するときに、レシート印刷情報への広告情報の付加を決定することが好ましい。
【0032】
この構成によれば、付加回数が広告情報を付加するための付加条件を満足するときに、広告情報の付加を決定することができる。このため、例えば付加回数が500回を超えたときには、広告情報を付加しないなどとして利用することができる。
【0033】
この場合、付加回数に関する情報は、記憶媒体に記憶されることが好ましい。
【0034】
この構成によれば、広告情報の付加回数が記憶媒体に記憶されるため、使用済みの記憶媒体から付加回数を取得することができる。
【0035】
これらの場合、インターフェース装置は、ネットワークと接続可能なインターフェースを備えており、ネットワークを介して広告情報を提供する第2広告情報提供手段を更に備えたことが好ましい。
【0036】
この構成によれば、記憶媒体からだけではなく第2広告情報提供手段からも。広告情報を取得することができる。すなわち、記憶媒体に不備があった場合や、記憶媒体からの情報読み取り装置に故障が生じた場合などにも迅速に対応することができる。
【0037】
これらの場合、記憶媒体は、メモリカード、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスク、フレキシブルディスクのいずれかであることが好ましい。
【0038】
この構成によれば、記憶媒体として、メモリカード、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスク、フレキシブルディスクを利用することができる。すなわち、携帯および広告情報の変更を容易に行うことができる。なお、メモリカードとしては、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等が含まれる。
【0039】
これらの場合、印刷装置はカラー印刷が可能であり、広告情報には、カラー情報が含まれると共に、印刷データは、当該カラー情報に基づいて生成されることが好ましい。
【0040】
この構成によれば、広告情報をカラー印刷することができるため、顧客に対して広告を強く印象づけることができる。また、インターフェース装置により印刷データを生成するため、端末装置がモノクロ印刷にしか対応できない場合(すなわち、レシート印刷情報にカラー情報を含む構成となっていない場合)であっても、広告情報部分をカラーで印刷することができる。
【0041】
本発明のインターフェース装置は、上記のいずれかに記載の印刷データ生成手段として機能するプログラムを記憶していることを特徴とする。
【0042】
この構成によれば、インターフェース装置を印刷装置の基板スロットに装着するだけで、既存のPOSサーバや端末装置に大幅な改造を加えることなく、広告情報を付加し得るPOSシステムを構築することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るPOS端末およびインターフェース装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、レシートに印刷を行う印刷装置を有するPOS端末と、当該POS端末を管理するPOSサーバとにより構成された既存のPOSシステム(販売時点情報管理システム)において、印刷装置のインターフェース装置を入れ替えるだけで、広告情報を付加したレシート(図6参照)を発行し得るPOSシステムを容易に構築できるものである。また、広告情報をメモリカード等の記憶媒体に記憶させ、これをインターフェース装置に着脱可能に構成することにより、広告情報の提供を容易に行い得るものである。そこで、以下、スーパーやコンビニエンス・ストア等の店舗にて利用され、オペレータによって入力された商品販売に関する入力情報に基づいてレシートを発行するPOSシステムを例に挙げて説明する。
【0044】
図1に示すように、本発明のPOSシステム10は、オペレータ(ユーザ)によって、主に商品に付されたバーコードが読みとられることにより入力情報を取得する複数のPOS端末20(1つのみ図示)と、ネットワークを介して当該POS端末20と相互に接続され、POS端末20に入力された入力情報の管理を行うPOSサーバ30とによって構成されている。
【0045】
POSサーバ30は、制御装置(CPU31)の他、ROM32やRAM33等のメモリを有し、ROM32内に記憶された制御プログラムにしたがって、RAM33内のバッファ39等に記憶された情報の処理を行う。特にRAM33内には、商品コードブロック35、商品名ブロック36、金額ブロック37、在庫ブロック38を有しており、CPU31は、POS端末20より送信された入力情報に基づいて、これらから商品コード、商品名、金額に関する情報を抽出し、レシート61への印刷およびPOS端末20のディスプレイ42の表示に用いる商品データを生成する。なお、「商品データ」とは、レシート61上に印刷する商品情報の元となるデータを指すものである。
【0046】
一方、POS端末20は、POSサーバ30から送信される商品データや入力情報に基づいてレシート印刷情報を生成する端末装置40と、レシート印刷情報に基づいてレシート61に印刷を行う印刷装置50(レシートプリンタ)とを備え、互いにコネクタ46,53を介して接続されている。端末装置40は、キーボード43による入力またはバーコードリーダ44によるバーコードの読みとりによって商品に関する情報(商品情報)や顧客に関する情報(顧客情報)などの入力情報を取得する。また、カードリーダ45によって顧客60のクレジットカードや会員カードを読みとり、クレジット清算に関する情報や会員番号等の会員に関する情報を取得する。さらに、POSサーバ30から送信された商品データを元に生成した商品情報を表示するディスプレイ42を有し、顧客60に対して購入商品の金額等を提示する。
【0047】
印刷装置50は、広告情報を記憶したメモリカード52を脱着可能なインターフェース装置51が装着されており、当該インターフェース装置51によってレシート61に印刷する印刷データの生成を行う。後で詳述するが、印刷データの生成は、端末装置40によって生成されるレシート印刷情報にメモリカード52から取得した広告情報を付加することによって行われる。そしてこれにより、広告情報を掲載した広告付レシート61が発行され、顧客60に対して広告提供が為される。
【0048】
また、印刷装置50は、モノクロ印刷およびカラー印刷が可能であり、印刷装置50に備えられたディップスイッチ等によりいずれかのモード設定が可能となっている。そして、このモード設定に関する情報をインターフェース装置51が取得し、生成する印刷データにカラー情報を含ませるか否かを判断することができる。したがって、カラー印刷モードに設定されている場合であって、且つ印刷データにカラー情報が含まれる場合(例えば広告情報にカラー情報が含まれる場合)は、これに基づきレシート上に2色若しくは多色刷りの印刷を行うことが可能である。
【0049】
なお、印刷装置50がモノクロ印刷のみ、又はカラー印刷のみに対応する場合にも、その印刷装置50の情報をインターフェース装置51が取得し、印刷装置に適応した印刷データを生成することができる。このように、本発明では、インターフェース装置51により印刷データを生成するため、端末装置40がモノクロ印刷にしか対応できない場合(すなわち、レシート印刷情報にカラー情報を含む構成となっていない場合)であっても、広告情報部分をカラーで印刷することができる。
【0050】
一方、メモリカード52には、複数の広告情報(文字列(テキストデータ)、コマンド、グラフィックス(画像)データ、バーコード、2次元シンボル等で構成されるものも含まれる)が記憶され、さらに各広告情報は広告情報を付加する条件である付加条件情報と関連づけられて記憶されている。したがって、メモリカード52に記憶されている複数の広告情報のうち、いずれの広告情報を付加するかは、取得したレシート印刷情報がいずれの付加条件を満足するかによって決定される。なお、メモリカード52の配布・回収方法(配布・回収システム100;図8参照)については後述する。
【0051】
次に、POS端末20の装置構成について、図2を参照して説明する。同図(a)は、POS端末20をオペレータによる操作側から見た正面斜視図であり、同図(b)は、これを顧客側から見た背面斜視図である。両図に示すように、POS端末20は、箱形の本体ケース48によってその主体部を成す端末装置40と、本体ケース48の後部左側に配置される印刷装置50とによって構成されている。なお、印刷装置50は、本体ケース48とケーブル接続されているため、この配置に限らず、ケーブル長が許す範囲で任意の場所に配置可能となっている。
【0052】
端末装置40は、本体ケース48の前部上面にオペレータが商品情報や顧客情報などの情報を入力するキーボード43と、その後部右側にオペレータが入力情報を確認するオペレータ用ディスプレイ42aとを配置し、本体ケース48内にはキャッシュドロア49が収納さている。また、本体ケース48の右側側面には商品に貼付若しくは印刷されたバーコードを読みとるためのバーコードリーダ44、左側側面には印刷装置50と接続するための本体側インターフェース47を備え、キーボード43の右側には、顧客から提示されたクレジットカードを読みとるためのカードリーダ用スロット45が形成されている。さらに、本体ケース48の背面側には、顧客が商品情報等を確認するための顧客用ディスプレイ42bが配置されている。
【0053】
一方、印刷装置50は、その前面側のインターフェース基板装着スロット(基板スロット)59に、メモリカード52を脱着可能なインターフェース装置51が装着されており、インターフェース装置51と端末装置40とは、コネクタ46,53を介して接続されている。また、印刷装置50の上面には、印刷済みのレシート61が排出されるレシート排出口64が形成されている。
【0054】
図3に示すとおり、インターフェース装置51は、その前面側に動作表示ランプ55と、端末装置用インターフェース54と、メモリカード装着スロット56とが配置されており、端末装置用インターフェース54と、端末装置40に備えられた本体側インターフェース47とはケーブル63によって接続されている(図2(b)参照)。また、インターフェース装置51は、中央部にCPU91の他、ROM92、RAM93等のメモリを有する制御基板57(図5参照)を備え、後部に印刷装置用インターフェース58を備えている。そして、端末装置用インターフェース54と、印刷装置用インターフェース58と、動作表示ランプ55と、ROM92と、RAM93とが、CPU91とバス接続されている。
【0055】
なお、端末装置用インターフェース54および印刷装置用インターフェース58は、RS−232規格などのシリアルデータ転送、セントロニクス規格などのパラレルデータ転送、イーサネット(登録商標)の10Base−Tなどのネットワーク接続、若しくはUSBなどのデータ転送規格に対応したものを採用することができる。
【0056】
また、インターフェース装置51の内部TTL(Transistor Transistor Logic)と、端末装置40や印刷装置50の内部との駆動電圧レベルが異なる場合には、端末装置用インターフェース54および印刷装置用インターフェース58にレベル変換を行うドライバ回路を備えることが好ましい。この構成によれば、信号レベルを容易に変換することができる。
【0057】
次に、インターフェース装置51の制御構成について、図4の機能ブロック図を参照して説明する。インターフェース装置51の制御部57は、メモリカード52に記憶された広告情報および付加条件情報を読み出し、付加条件情報を満足するレシート印刷情報を検出した場合、当該付加条件情報に関連づけられた広告情報の付加を決定する「広告情報付加決定部81」と、広告情報付加決定部81によって付加することが決定された広告情報を、レシート印刷情報に付加して印刷データを生成する「印刷データ生成部82」と、印刷データ生成部82によって広告情報が付加された回数をカウントする「広告情報付加回数カウント部83」とを備え、これらは主にCPU91によって構成されている。
【0058】
図5の制御ブロック図に示すように、制御部57は、CPU91、ROM92、RAM93を有し、互いに内部バス94により接続されている。ROM92は、CPU91で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック92aの他、各種テーブルを含む制御データを記憶する制御データブロック92bを有している。
【0059】
RAM93は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック95の他、端末装置40から送られたレシート印刷情報を記憶するレシート印刷情報ブロック96と、メモリカード52から読み出した広告情報および付加条件情報を記憶する広告情報・付加条件情報ブロック97と、生成した印刷データを記憶する印刷データブロック98と、広告情報の付加回数に関する情報を記憶する付加回数ブロック99とを有し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0060】
また、内部バス94は、端末装置用インターフェース54、印刷装置用インターフェース58およびメモリカード装着スロット56とも接続され、入力データ(レシート印刷情報、広告情報、付加条件情報など)を取り込むと共に、CPU91等から出力されたデータ(印刷データなど)や制御信号を、印刷装置用インターフェース58を介して印刷部84(図4参照)等に出力する。
【0061】
そして、CPU91は、上記の構成により、ROM92内の制御プログラムに基づいて、インターフェース装置51内の各部から各種信号・データ等を入力し、RAM93内の各種データ等を処理すると共に、各部に各種信号・データ等を出力することにより、印刷データの生成や、広告付加回数のカウントを行うなど、インターフェース装置51全体を制御している。
【0062】
ここで、レシート印刷情報とは、端末装置40によって生成された情報であり、図6に示すように、レシート61上の定位置に必ず印刷される店舗名およびロゴに関する情報、レシート61の発行回数をカウントした発行番号に関する情報、POSサーバ30若しくは端末装置40内のタイマーにより計時された日付および時間情報の他、顧客60が購入した商品名およびその単価、並びに合計金額に関する商品情報、および会員番号など顧客60を特定するための顧客情報が含まれる。また、印刷データ生成部82(図4参照)によって付加される広告情報とは、上記のレシート印刷情報以外の情報であり、図6に示すように例えば商品広告やイベント告知などの広告情報が含まれる。
【0063】
ところで、上記の通り、「広告情報付加決定部」(図4参照)では、端末装置40から送られるレシート印刷情報が付加条件情報を満足する場合、当該付加条件情報に関連づけられた広告情報の付加を決定するが、その付加条件とこれを満足したときの広告情報の付加処理について、幾つかの例を挙げて説明する。
【0064】
(例1)付加条件情報が、「商品の種別に関する情報」である場合、レシート印刷情報にその種別(商品分類、商品名、商品コード、販売会社、輸入国など)に関する情報が含まれるか否かによって広告情報の付加を決定することができる。すなわち、例えば商品が○○社の製品であればその製品に関連する広告を付加するなどとして利用することができる。
【0065】
(例2)付加条件情報が、「所定額以上の商品の合計金額に関する情報」である場合、レシート印刷情報の合計金額を検出し、その合計金額が所定額以上の場合、広告情報の付加を決定することができる。すなわち、例えば合計金額が千円以上であれば広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0066】
(例3)付加条件情報が、「広告付加期間に関する情報」である場合、レシート印刷情報の日付および時間に関する情報を検出し、その日時によって広告情報の付加を決定することができる。すなわち、例えば午後3時から5時の間だけ、若しくは4月・5月のみ広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0067】
(例4)付加条件情報が、「レシートの発行回数に関する情報」である場合、レシート印刷情報の発行番号に関する情報を検出し、その番号によって広告情報の付加を決定することができる。すなわち、例えば抽選券としての機能を有するレシートを発行する場合、発行回数の下2桁が「00」となるときに、当たり券を発行するなどとして利用することができる。なお、この場合、端末装置内に、レシートの発行回数をカウントする手段が設けられていても良い。
【0068】
(例5)付加条件情報が、「顧客の種別に関する情報」である場合、レシート印刷情報の顧客情報を検出し、その顧客60の種別(性別、年齢、国籍、職業、会員など)に関する情報によって広告情報の付加を決定することができる。すなわち、例えば顧客60を特定する会員番号から、男性であることが特定できる場合のみ広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0069】
(例6)付加条件情報が、「印刷装置を制御するコマンドに関する情報」である場合、レシート印刷情報内に含まれるコマンドを検出し、そのコマンドによって広告情報の付加を決定することができる。すなわち、”頭出しのための紙送りとオートカット”を指示するコマンドに対して広告情報を付加させることで、全てのレシート61の定位置(例えば、「コマンドの前に広告情報を挿入する。」のアクションが行われる場合はレシート61の最下段;詳細については後述する)に広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0070】
(例7)付加条件情報が、「店舗に関する情報」である場合、レシート印刷情報の店舗15に関する情報(店舗名、店舗コードなど)を検出し、この店名情報によって広告情報の付加を決定することができる。また、この場合、広告情報をグラフィックデータ等で表されるロゴマークとすることも可能である。すなわち、例えば店舗名を検出したとき、その店のロゴマークを付加するなどとして利用することができる。また、店舗名を検出したとき、ロゴマークと置き換えることも可能である(「店舗名と広告情報(ロゴマーク)を入れ替える。」のアクションが行われる場合)。このように、ロゴマークをレシート上に印刷することで、顧客60に対するイメージアップを図ることができる。また、この場合、ロゴマークをカラー印刷することで、より強く印象づけることができる。
【0071】
以上、幾つかの例を挙げたが、これらの例は幾つか組み合わせて使用されても良い。例えば、付加条件情報が、「商品の種別に関する情報」と「広告付加期間に関する情報」とを兼ねている場合、レシート印刷情報から、6、7および8月中(広告付加期間に関する情報)にかき氷関連の商品(商品の種別に関する情報)を購入した情報を検出した場合、広告情報を付加するなどとして利用することができる。
【0072】
このように、付加条件情報と広告情報とは互いに関連づけられており、付加条件1を満足した場合は広告情報1を、付加条件2を満足した場合は広告情報2を、付加条件nを満足した場合は広告情報nをといった具合に、満足する付加条件に応じて付加する広告情報を決定することができる。
【0073】
ここで、広告情報を付加する場合の、付加条件に対するアクションについて簡単に説明する。端末装置40から送られるレシート印刷情報が付加条件情報を満足する場合、つまりレシート印刷情報の中から付加条件情報と一致する条件一致データ列を検出した場合、広告情報を表す広告データを付加(挿入)することになるが、この場合、「条件一致データ列nの前に広告データnを挿入する。」、「条件一致データ列nの後に広告データnを挿入する。」、「条件一致データ列nと広告データnを入れ替える。」、「条件一致データ列(コマンド)nおよびそれに続くパラメータと、広告データnを入れ替える。」、「条件一致データ列nを含むレシート印刷情報の最後(トランザクション終了時)に広告データnを挿入する。」などのアクションが実行可能であり、いずれのアクションを適用しても構わない。
【0074】
また、1つの条件一致データ列に対し、複数のアクションが実行されるような構成も可能である。さらに、1つのレシート印刷情報の中に、複数の条件一致データ列が含まれるような場合は、複数の広告情報が掲載されたレシートを発行することも可能である。なお、本実施形態においては、説明を容易にするため、1つのレシート印刷情報の中に、複数の条件一致データ列が含まれないものとし、「レシート印刷情報内に条件一致データ列nを含む場合、レシート印刷情報の最後に広告データnを挿入する。」のアクションが実行されるものとする。
【0075】
また、条件一致データ列の検出、特に日付等に関するデータ列の検出には、ワイルドカードを利用して検出を行うようにしても良い。この構成によれば、容易且つ確実に条件一致データ列の検出を行うことができる。
【0076】
また、フラグを利用して広告情報を付加するようにしても良い。すなわち、付加条件情報が「条件一致データ列の検出」および「フラグ1のセット」である場合、アクション1として「条件一致データ列nを検出したらフラグ1をセットする。」を実行し、アクション2として「条件一致データ列nと広告データnを入れ替える。またフラグ1をリセットする。」といったような処理を行うことも可能である。
【0077】
ところで、本実施形態の場合、付加条件情報として、「広告情報の付加回数に関する情報」が含まれる。この「広告情報の付加回数に関する情報」は、端末装置40から送られるレシート印刷情報の中から検出するものではなく、印刷データ生成部82(図4参照)で広告情報が付加された回数を広告情報付加カウント部83においてカウントした結果に基づいて、広告情報の付加を決定するものである。したがって、この「付加回数に関する条件」は、予めインターフェース装置51の中に記憶されており、本実施形態においては、常に広告回数が所定回数に達した場合は広告情報の付加を中止するように設定されている。すなわち、この場合の処理は、印刷データ生成部82で広告情報が付加された回数を、広告情報付加回数カウント部83でカウントし、そのカウント回数が付加条件を満たす場合(所定回数に満たない場合)、広告情報の付加を決定することができる。
【0078】
また、広告情報付加回数カウント部83(図4参照)における付加回数のカウント結果である「広告情報の付加回数に関する情報」は、メモリカード52に記憶され、使用済みのメモリカード52から付加回数を取得することができる。この取得された付加回数から、広告主110(メーカなど)が支払うべき広告料金が算出されるが、詳細については後述する。
【0079】
なお、「付加回数に関する条件」として、付加回数の上限だけでなく、付加回数の範囲において設定されるように構成しても良い。すなわち、付加回数101回目から200回目においては、広告情報を付加するなどして利用可能である。
【0080】
また、レシート印刷情報の中から条件一致データ列を検出する場合と同様に、この「付加回数に関する条件」が、メモリカード52の中に付加条件情報として記憶されるような構成としても良い。
【0081】
また、付加回数のカウントは、広告情報毎に行われても良いし、複数の広告情報の合計付加数をカウントするようにしても良い。
【0082】
また、上記(例4)として示した付加条件情報「レシートの発行回数に関する情報」も、「広告情報の付加回数に関する情報」と同様に、メモリカード52の中から読み出すのではなく、予めインターフェース装置51の中に記憶されている構成としても良い。また、この場合、インターフェース装置51内に、レシートの発行回数をカウントする手段が設けられていても良い。
【0083】
ここで、商品情報および顧客情報の入力から広告情報の付加までの一連の処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、POS端末20のオペレータが、端末装置40のバーコードリーダ44、カードリーダ45およびキーボード43を用いて、商品情報および顧客情報を入力する(入力情報取得;S11)。入力された情報は、POSサーバ30に送られ(入力情報取得;S12)、POSサーバ30では、入力情報に基づいて商品コード、商品名、金額に関する情報を抽出し、レシート61への印刷およびディスプレイ42の表示に用いる商品情報の元となる商品データを生成する(S13)。そして、生成した商品データを、端末装置40に送信する(商品データ取得;S15)。また、POSサーバ30は、この生成した商品データに基づいて、RAM33内の在庫ブロック38の在庫を減らすなどの商品データ管理を行う(S14)。
【0084】
端末装置40は、入力情報および送信された商品データに基づき、オペレータ用ディスプレイ42aおよび顧客用ディスプレイ42bに商品情報等を表示する(S16)と共に、レシート印刷情報を生成する(S17)。生成したレシート印刷情報は印刷装置50(インターフェース装置51)に送られ、インターフェース装置51はこれを取得する(レシート印刷情報取得;S19)。
【0085】
一方、インターフェース装置51は、メモリカード52から広告情報および付加条件情報を読み出し(S18)、送信されてきたレシート印刷情報内に、付加条件を満足する情報があるか否かを判別し、それに応じて広告情報を付加するか否かを決定する(S20)。広告情報を付加する場合(すなわち、レシート印刷情報が付加条件を満足すると共に、広告回数が所定の回数に満たない場合)(S20:Yes)は、付加回数をカウントし(S21)、これをメモリカード52に随時記憶する(S22)。これにより、使用済みのメモリカード52から広告付加回数が確認できるようになっている。
【0086】
そして、付加条件を満足した付加条件情報に関連づけられた広告情報を、レシート印刷情報の最後に付加して印刷データを生成し(S23)、印刷装置50は、この印刷データに基づいてレシートに印刷を行う(S24)。一方、広告情報を付加しない場合(すなわち、レシート印刷情報が付加条件を満足しない場合、又は広告回数が所定の回数に達した場合のいずれか若しくはこれら両方の場合)、広告情報を付加せずに印刷データを生成し(レシート印刷情報をそのまま印刷データとし)(S25)、これに基づいてレシートに印刷を行う(S24)。
【0087】
ところで、上記のとおり、付加回数に関する情報は、メモリカード52に記憶され(S25)、使用済みのメモリカード52から広告付加回数が確認できるようになっている。そこで、以下、メモリカード52の配布・回収方法(配布・回収システム100)について、図8を参照して説明する。
【0088】
配布・回収システム100では、まず、メーカ等の広告主110が、広告代理店120に対し、広告依頼を行う。広告代理店120は、その依頼に基づき、インターフェース装置・メモリカード制作会社130へメモリカード52の制作を依頼する。インターフェース装置・メモリカード制作会社130は、依頼内容に基づいて広告情報および付加条件情報を生成し、これを格納したメモリカード52を制作する。その後、インターフェース装置・メモリカード制作会社130は、直接、若しくは広告代理店120を介してメモリカード配布・回収会社160へ、制作したメモリカード52の配布依頼を行う。
【0089】
メモリカード配布・回収会社160は、このメモリカード52をPOS端末20を備えた店舗15へ配布し、予めPOS端末20(印刷装置50)に装着されているインターフェース装置51にこれを装着する。ここで、予めPOS端末20にインターフェース装置51が装着されていない場合は、インターフェース装置・メモリカード制作会社130がインターフェース装置51を製作し、これをPOS端末20(印刷装置50)に装着する。なお、インターフェース装置51の装着も、メモリカード配布・回収会社160が行うようにしても良い。
【0090】
インターフェース装置51に装着され、使用された使用済みのメモリカード52には、上記の通り付加回数のカウント数に関する情報が記憶されているが、この使用済みメモリカード52は、一定期間毎、若しくは予め定められた期間終了時に、メモリカード配布・回収会社160によって回収され、インターフェース装置・メモリカード制作会社130に戻される。インターフェース装置・メモリカード制作会社130は、使用済みのメモリカード52から広告付加回数を読み出し、その付加回数を元に、広告代理店120において算出されたロイヤリティを受け取る。また、広告代理店120は、広告主110から広告代金を徴収すると共に、メモリカード配布・回収会社160に対して、配布・回収代金を、また、POS端末20を有する店舗15に対し、広告媒体使用料を支払う。
【0091】
このように、広告情報をメモリカード52を用いて提供することで、その配布・回収を容易に行うことができる。また、POS端末20を有する店舗15にとっても、インターフェース装置51の交換のみで、既存のPOSシステム10を大幅に変更する必要がないため、最小限の投資で、広告情報を付加し得るPOSシステム10を構築することができ、これにより広告媒体使用料を得ることができる。
【0092】
なお、メモリカード配布・回収会社160は、店舗15に頻繁に赴く業者、例えば店舗15がスーパーやコンビニエンス・ストアであれば、宅配業者や物流業者などであっても良い。この構成によれば、宅配荷物の集荷や商品の納入の際に、配布・回収を行えばよいため、メモリカード52の配布・回収のためだけにわざわざ店舗15に赴く必要が無い。したがって、メモリカード配布・回収会社160は、効率よく配布・回収代金を得ることができる。
【0093】
また、使用済みメモリカード52には、付加回数のカウント数に関する情報が記憶されるが、印刷装置50に表示器を設け、このカウント数を表示器に表示されるようにしても良い。この構成によれば、店舗15側においても、カウント数を確認することができる。
【0094】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記の実施形態では、広告情報は、メモリカード52から提供されるものとしたが、本実施形態では、メモリカード52(252)に加え、ネットワークを介して配信された広告情報の取得が可能である。そこで、第1実施形態と異なる点のみを簡単に説明する。
【0095】
図9に示すように、インターフェース装置251は、その前面側(図示手前側)に動作表示ランプ255と、ネットワーク接続可能な入出力ポート(ネットワークインターフェース)250と、端末装置用インターフェース254と、メモリカード装着スロット256とが配置されており、入出力ポート250には、LANケーブル等のネットワークケーブルが接続可能となっている。
【0096】
また、この入出力ポート250を介して広告情報を取得することが可能であり、メモリカード252の補助的な役割を果たす。これにより、メモリカード252に不備があった場合や、メモリカード252からの情報読み取り装置に故障が生じた場合などにも迅速に対応することができる。
【0097】
なお、この場合、付加条件情報も、入出力ポート250を介して取得可能に構成されることが好ましい。この構成によれば、メモリカード252と同様の情報提供を行うことができ、不測の事態にさらに対応可能となる。また、メモリカード装着スロット256を設けず、全ての広告情報および付加条件情報を、入出力ポート250を介して取得するように構成することも可能である。
【0098】
以上、説明したとおり、本発明のPOSシステム10およびインターフェース装置51によれば、印刷装置50の基板スロット59に装着したインターフェース装置51にメモリカード52を装着することで、広告情報を読み出し、端末装置から取得したレシート印刷情報にこれを付加することで印刷データを生成するため、既存のPOSサーバ30や端末装置40に大幅な改造を加えることなく、広告情報を付加し得るPOSシステム10を構築することができる。また、広告情報はメモリカード52に記憶されているため、これを入れ替えることで、容易に広告情報を変更させることができ、ひいてはタイムリーな広告を顧客60に提供することができる。
【0099】
また、メモリカード52には、広告情報を付加する条件(付加条件情報)も記憶されているため、種々の条件設定により、広告情報の付加を限定することができ、これにより、広告内容や広告方法の多様化を図ることができる。また、メモリカード52に広告情報と付加条件情報とを記憶させ、同時に提供することができるため、無駄な手間を省くことができる。
【0100】
また、広告情報の付加回数をカウントし、その情報がメモリカード52に記憶されるため、使用済みのメモリカード52から付加回数を取得し、これに基づいて広告代金、ロイヤリティおよび広告媒体使用料を算出することができる。これにより、新たな広告システムを構築することができる。
【0101】
なお、上記の実施形態では、インターフェース装置51により、レシート印刷情報を取得して、これに基づき広告情報を付加するか否かの決定を行ったが、オペレータによって入力された入力情報(商品情報および入力情報)を直接取得して、これに基づき広告情報を付加するか否かの決定を行う構成としても良い。この構成によれば、バーコードリーダやカードリーダによる読みとり、またはキーボード入力等による、比較的簡単なデータ構造の入力情報に基づいて、広告情報を付加するか否かを決定することができるため、比較的複雑なデータ構造のレシート印刷情報に基づいて判別を行う場合と比較して、広告情報を付加するか否かの判別が容易となる。また、バーコードリーダ等によって、商品情報と顧客情報とを同時に取得できる場合は、レシート印刷情報から顧客情報を抽出する場合と比較して、顧客情報の取り出しを容易に行うことができる。
【0102】
また、上記の例では、記憶媒体としてメモリカード52を使用した場合を例に挙げたが、この他、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。また、メモリカードとしては、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等の既存のメモリカードが用いられることが好ましい。
【0103】
また、上述した実施例によらず、例えばシステム構成や装置構成等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【0104】
【発明の効果】
上述のように、本発明のPOS端末およびインターフェース装置によれば、既存のPOSサーバや端末装置に大幅な改造を加えることなく、広告情報を付加し得るPOSシステムを最小限の投資で構築することができる。また、広告情報は携帯可能な記憶媒体に記憶されているため、これを入れ替えることで容易に広告情報を変更可能であり、ひいてはタイムリーな広告を顧客に提供することができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPOSシステムの一例を示す構成図である。
【図2】本発明のPOSシステムを構成するPOS端末の外観斜視図である。
【図3】本発明のインターフェース装置の外観斜視図である。
【図4】本発明のインターフェース装置の機能ブロック図である。
【図5】本発明のインターフェース装置の制御ブロック図である。
【図6】本発明のPOSシステムによって発行される広告付レシートの一例を示す図である。
【図7】本発明のPOSシステムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明のPOSシステムに利用されるメモリカードの配布・回収システムの一例を示す構成図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るインターフェース装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
10 POSシステム
15 店舗
20 POS端末
30 POSサーバ
40 端末装置
50 印刷装置
51 インターフェース装置
52 メモリカード
54 端末装置用インターフェース
56 メモリカード装着スロット
58 印刷装置用インターフェース
59 インターフェース基板装着スロット
60 顧客
61 広告付レシート
81 広告情報付加決定部
82 印刷データ生成部
83 広告情報付加回数カウント部
84 印刷部
91 CPU
92 ROM
93 RAM
94 内部バス
100 配布・回収システム
110 広告主
120 広告代理店
130 インターフェース装置・メモリカード制作会社
160 メモリカード配布・回収会社

Claims (8)

  1. 印刷データに基づいてレシートに印刷を行う印刷装置と、
    前記印刷装置の基板スロットに入れ替え可能に装着され、前記印刷データを生成するインターフェース装置と、
    ユーザによって入力された入力情報に基づいてレシート印刷情報を生成し、前記インターフェース装置に出力する端末装置と、を有するPOS端末であって、
    前記インターフェース装置は、
    当該インターフェース装置に着脱自在に装着されると共に、付加上限回数と前記レシート印刷情報に含まれるデータ列を指定する条件一致データ列とを示す付加条件情報が関連付けられた広告情報を記憶した記憶媒体と、
    前記端末装置から取得した前記レシート印刷情報から、前記条件一致データ列を検出するデータ列検出手段と、
    前記レシート印刷情報に、前記記憶媒体から読み出した前記広告情報を前記付加条件情報に応じて付加することにより、前記印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記広告情報の付加回数をカウントする付加回数カウント手段と、を備え、
    前記印刷データ生成手段は、前記データ列検出手段により前記条件一致データ列を検出し、且つ前記広告情報の付加回数が前記付加上限回数未満の場合、前記レシート印刷情報に前記広告情報を付加して前記印刷データを生成することを特徴とするPOS端末。
  2. 前記印刷データ生成手段は、前記広告情報の付加回数が前記付加上限回数以上となった場合、前記広告情報の付加を中止し、前記レシート印刷情報のみに基づいて前記印刷データを生成することを特徴とする請求項1に記載のPOS端末。
  3. 前記印刷データ生成手段は、前記条件一致データ列を含む前記レシート印刷情報の最後、若しくは当該条件一致データ列の前または後に前記広告情報を挿入することを特徴とする請求項1または2に記載のPOS端末。
  4. 前記印刷データ生成手段は、前記レシート印刷情報に含まれる前記条件一致データ列の数だけ前記広告情報を付加することを特徴とする請求項1または2に記載のPOS端末。
  5. 前記付加回数に関する情報は、前記記憶媒体に記憶されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のPOS端末。
  6. 前記インターフェース装置は、ネットワークと接続可能なインターフェースを備えており、
    前記ネットワークを介して前記広告情報を取得することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項のいずれかに記載のPOS端末。
  7. 前記印刷装置はカラー印刷が可能であり、
    前記広告情報には、カラー情報が含まれると共に、前記印刷データは、当該カラー情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のPOS端末。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のPOS端末に適用されるインターフェース装置。
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