JP4231933B2 - ベビー歩行器のシートを掛止するための締結具 - Google Patents

ベビー歩行器のシートを掛止するための締結具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種の機器もしくは装置等において部材を支持あるいは装着する軸部品とその固定部品並びにこれらを組み合わせて成る締結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、軸を固定する場合、ナット、ピンあるいは止め輪等を用いている。たとえば装置構成部材を支持する支軸の場合、その構成部材に支軸を挿通させる。そして、その支軸の端部にナットを螺着し、あるいは止め輪もしくはEリング等を装着することで支軸を固定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の例のようにナット、ピンあるいは止め輪等によって軸を固定する場合、確実に固定しないとこれらの固定部品が軸から外れることがある。このため安全上、止め輪の軸への固定作業は細心の注意を払うことが必要であるが、これらの締結部品を手指で頻繁に着脱するのはなかなか困難であり、通常、専用の工具を必要としていた。
【0004】
この発明は以上の点に鑑み、簡単にしかも確実に手指で着脱可能であり、取扱性に優れた軸部品とその固定部品並びにこれらを組み合わせた締結具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のベビー歩行器のシートを掛止するための締結具は、端部付近の外周に沿って凹溝を有しており、この凹溝よりも先端部側をテーパ状に形成する軸部品と、線材を湾曲または折曲成形して成っていて、弾発的に拡開可能な輪状の係合部とこの係合部を拡開させる把持部とを有する軸固定部品とを備え、軸部品がベビー歩行器の保護枠の軸受け部に支持され、軸部品にベビー歩行器の座部の先端部が巻回された状態で、係合部が上記凹溝に係合することで、座部を保護枠に掛止することを特徴とする
【0006】
軸部品において、好ましくは、前記凹溝における前記先端部とは反対側をテーパ状に形成することができる。さらに、上記先端部側のテーパ形状は、好ましくは、当該先端に向かって縮径して形成される。或いは、このテーパ形状を当該先端に向かって拡径して形成するようにしてもよい。
【0007】
軸固定部品は、線材を湾曲または折曲成形して成っていて、弾発的に拡開可能な輪状の係合部とこの係合部を拡開させる把持部とを有するよう構成されている。また、この発明の軸固定部品において、好ましくは、前記係合部を軸部品の端部に係合するように装着することによりその軸部品を固定することができる。上記締結具において、好ましくは、前記係合部の径は、これを装着すべき軸部品の軸径よりも小径に構成される。また、この締結具において、好ましくは、前記係合部の径は、軸部品の凹溝部の径よりも小径に構成される。
【0008】
この発明によれば、軸固定部品の両端の把持部を手指で挟むことにより、その係合部の径を大きくし、この状態で軸部品に簡単に通すことができる。
軸部品に軸固定部品を通す際、軸部品の先端部側のテーパ形状が先端に向かって縮径して形成されている場合は、もし軸部品の固定位置である凹溝に到達しないときはテーパ状の先端部に沿って抜け落ちる。逆に、軸部品の先端部側のテーパ形状が先端に向かって拡径して形成されている場合は、軸固定部品は正規位置まで滑動して凹溝内に嵌まり込む。
また、凹溝を通り越した場合には、反対側がテーパ状に形成されていればこのテーパに沿って凹溝へと戻されることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明による軸部品およびその固定部品の好適な実施の形態を説明する。
図1は、この実施形態において本発明を適用したベビー歩行器を示している。図において、1はリング状のベースであり、下面に設けた複数のキャスタ2を有し、これにより歩行器が床上等を自在に移動可能にしている。3はXリンクを構成する脚、4は保護枠、5は保護枠4の内側に支持されたシートである。
【0010】
シート5は、保護枠4の後部側に固定される背部5aと、背部5aから垂下延設され、その先端部が保護枠4の前部側に掛止される座部5bを有する。座部5bの先端部は、図1の点線で示すように保護枠4の前部下面に掛止されるようになっている。
【0011】
図2はこの発明の締結具10によってシート5の座部5bを掛止する様子を示している。この締結具10は、保護枠4の軸受部6によって支持されるとともに座部5bの先端部が巻回される軸部品としてのシャフト11と、このシャフト11を固定する軸固定部品としてのクリップ12とを含んでいる。
【0012】
軸部品としてのシャフト11は、図3に示すように一方の端部に形成したヘッド11aと他方の端部付近(図3、A部)の外周に沿って形成された凹溝11bとを有する。そして、本実施態様では、この凹溝11bよりも先端部側が、テーパ状に形成されている(第1のテーパ部11c)。この第1のテーパ部11cの形状はシャフト11の当該先端部側に向かって先細になるよう、徐々に縮径していく形状に形成されている。また、図4に示すように凹溝11bにおける先端部とは反対側も、テーパ状に形成されている(第2のテーパ部11d)が、この第2のテーパ部11dの形状はヘッド11a側に向かって先太になるよう、徐々に拡径していく形状に形成されている。図3及び図4に示す実施の形態では、先端部側に形成した第1のテーパ部11cの基端側、すなわち凹溝11bに連接する側の径はシャフト11の軸径と同径に設定してある。
【0013】
さらに、締結具10を構成する軸固定部品としてのクリップ12は、図5に示すように鋼製線材を湾曲または折曲成形してなり、弾発的に拡開可能な輪状の係合部12aとこの係合部12aを拡開させる把持部12bとを有している。係合部12aは、ヘアピン状の弾性部12cから連続しており、図示のように把持部12bおよび弾性部12cと交差するかたちで形成されている。
【0014】
ここで係合部12aの径D(図5参照)はその自由状態で、少なくともこれを装着すべきシャフト11の軸径d1 (図4参照)よりも小径であり、より好ましくはシャフト11の凹溝部11bの径d2 よりも小径である。
【0015】
上記構成において、本発明の締結具10によりシート5の座部5bを掛止する場合、図4のように座部5bの先端部が巻回されたシャフト11にクリップ12を装着する。この発明によれば、クリップ12の両端の把持部12bを手指で挟むことによりその係合部12aの径を大きくし、この状態でシャフト11に簡単に通すことができる。そして、所定位置でその把持部12bを放すことにより、シャフト11を固定することができる。
【0016】
上記のようにクリップ12をシャフト11に通す際、もし、クリップ12がシャフト11の凹溝11bに到達する前に、クリップ12の把持部12bを挟んでいた手指を離した場合には、クリップ12は第1のテーパ部11cに沿って抜け落ちることになる。この場合には再度、クリップ12を凹溝11bに嵌まるまで装着することでシャフト11を固定することができる。また、クリップ12が凹溝11bを通り越した場合には、反対側の第2のテーパ部11dに沿って凹溝11bへと戻される。
【0017】
このようにクリップ12が凹溝11bに装着されない限り、抜け落ち、あるいは凹溝11bへ戻されるようにしたことで、クリップ12の誤装着を確実に防止し、つねに正規位置に装着することができる。また、一旦装着したクリップ12を外す場合には、把持部12bを手指で挟んで係合部12aの径を大きくすることで簡単にシャフト11から取り外すことができる。
【0018】
上述のようにクリップ12を手指で挟むだけの簡単な操作で、シャフト11に適正に装着することができ、各種の機器や装置類にシャフト11を確実に固定することができる。従来のナット、ピンあるいは止め輪等によって軸を固定する場合とは異なり、専用の工具がもはや必要でなくなり、手軽な操作で確実な作業を行うことができる。
【0019】
上記実施形態において、ベビー歩行器のシート5を掛止する場合に本発明の締結具10を適用する例を説明したが、この発明はその他の種々の機器もしくは装置等において部材を支持あるいは装着する軸部品を固定する場合に対しても同様に適用可能であり、上記と同様な作用効果を得ることができる。
【0020】
また、この発明では、シャフト11も種々の構造とすることができる。例えば、図4に示したような第2のテーパ部11dを設けることなく、凹溝11bに連接した部分を図7に示すような垂直面11eとして形成してもよい。
また、シャフト11の第1のテーパ部11cは、図4に示す実施形態とテーパ形状が逆の構造になるようにしてもよい。例えば、図8に示すように、第1のテーパ部11fが先端側に向かって先太になるよう、徐々に拡径していく形状とすることができる。この場合は、クリップ12を凹溝11bまで装着せずに第1のテーパ部11fの途中で手指を外したとしても、クリップ12が抜け落ちる方向に戻ることなくそのまま凹溝11b内へ嵌まり込むよう滑動する。従って、この例の場合もクリップ12の誤装着を確実に防止し、つねに正規位置に装着することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、特別な工具等を用いることなくクリップを着脱するだけで、軸部品の装着、取外しを簡単に行なうことができ、使用性および取扱性等に極めて優れている。とくに、誤装着時には、その旨を容易に判別することができ、誤装着を確実に防止することができる。しかも構成が簡素であるため、製造、製品コストがかからない等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の締結具をベビー歩行器に適用した例を示す斜視図である。
【図2】この発明の締結具によってシートを掛止する様子を示す図である。
【図3】この発明に係る軸部品としてのシャフトを示す図である。
【図4】図3のA部拡大図である。
【図5】この発明に係る軸固定部品としてのクリップを示す図である。
【図6】この発明の締結具におけるクリップ装着時の状態を示す図である。
【図7】この発明に係る軸部品としてのシャフトの他の例を示す図である。
【図8】この発明に係る軸部品としてのシャフトのさらに別の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 キャスタ
3 脚
4 保護枠
5 シート
5a 背部
5b 座部
6 軸受部
10 締結具
11 シャフト
11a ヘッド
11b 凹溝
11c 第1のテーパ部
11d 第2のテーパ部
12 クリップ
12a 係合部
12b 把持部
12c 弾性部

Claims (7)

  1. 端部付近の外周に沿って凹溝を有し、この凹溝よりも先端部側をテーパ状に形成した軸部品と
    線材を湾曲または折曲成形してなり、弾発的に拡開可能な輪状の係合部とこの係合部を拡開させる把持部とを有する軸固定部品と、を備え、
    上記軸部品がベビー歩行器の保護枠の軸受け部に支持され、上記軸部品にベビー歩行器の座部の先端部が巻回された状態で、上記係合部が上記凹溝に係合することで、上記座部を上記保護枠に掛止することを特徴とする、ベビー歩行器のシートを掛止するための締結具
  2. 前記凹溝における前記先端部とは反対側をテーパ状に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の締結具
  3. 前記先端部側のテーパ形状が、当該先端に向かって縮径するように形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の締結具
  4. 前記先端部側のテーパ形状が、当該先端に向かって拡径するように形成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の締結具
  5. 前記係合部が軸部品の端部に係合するように装着され、その軸部品を固定することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の締結具
  6. 前記係合部の径は、これを装着すべき前記軸部品の軸径よりも小径であることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の締結具。
  7. 前記係合部の径は、前記軸部品の凹溝部の径よりも小径であること特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の締結具。
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