JP2002078517A - 腕疲労軽減の傘 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】傘を使用する際は傘の重さや雨風の強さに応じ
た握力と腕力を必要とし、特に長時間の使用時は疲労で
腕等が痛くなり、傘を正しく安定支持することができな
い。また、年配者や幼児などは握力と腕力が弱い為、傘
を正しく安定して使用できるという効果が特にある。 【解決手段】傘のとって１に首や肩又は腰に掛けるヒモ
３の接続凸部1Ａと安定支持を行うシャフト２のグリッ
プ４を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【発明が属する技術分野】この発明は、傘を使用する際
の腕の疲労を軽減し、容易に正しく支持することができ
る傘に関する。

【0002】

【従来の技術】従来の傘のとっては、シャフトの最端に
設けられたものであり、使用する際は片手でとってを握
る。

【0003】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術によれば、使用時は傘の重さや雨風の強さに応
じた握力と腕力を必要とし、特に長時間の使用時は疲労
で腕等が痛くなり、傘を正しく安定支持することができ
ない。そこで、この発明は、腕等の疲労の軽減と傘を正
しく安定支持できる傘を提供することを課題とする。

【0004】

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項１の発明は、首や肩又は腰に掛けるヒモの
脱着可能な接続部を設けたことを特徴とする傘のとって
である。請求項２の発明は、疲労軽減を行うことを特徴
とする請求項１記載の関連の接続品である。請求項３の
発明は、安定支持を行うことを特徴とする傘のシャフト
のグリップである。また、請求項４の発明は、請求項１
記載と請求項２記載を設けたことを特徴とする傘であ
り、請求項５の発明は、請求項１記載と請求項２記載と
請求項３記載を設けたことを特徴とする傘である。

【0005】

【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を、図１に
示す。

【0006】図２に示すとって１は接続凸部１Ａを設けてい
る。

【0007】図３に示すとって１の接続凸部１Ａにヒモ３の
接続品３Ａをはめることができるようになっている。

【0008】図３に示すヒモ３を使用した場合にとって1の
接地面1Ｂが腹部(図６)に接するため従来の丸形とって
(図７)より痛くないように幅広くしてある。

【0009】図２に示すとって１のツメ１Ｃは傘の保管時に
他の物に引っ掛けることができる。

【0010】図１に示すとって１は従来の片手握りでの使用
方法も可能。

【0011】図３に示すヒモ３の接続品３Ａは伸縮材ででき
ており、ヒモ３を身体に掛けている時に張りが弱くなっ
ても接続部１Ａから外れる事はなく、強風などで傘が飛
ばされるような危険な状態になった場合は接続部１Ａか
ら操作なしに外れる。

【0012】図３に示すヒモ３の長さ調節は長さ調節品３Ｂ
にて行うことができる。

【0013】図４に示すグリップ４はジョイント５と左右回
転操作と上下操作を行う事により脱着可能で、グリップ
４は使用状況に応じて任意の位置へ上下に動かすことが
できるようになっている。また、未使用時はジョイント
５と接合している。

【0014】図４に示すばね４Ａはグリップ４の切り欠き部
４Ｃとジョイント５の凸部５Ａが回転や振動で外れない
ように使用している。

【0015】図４に示すグリップ４の表面は複数の凸部と凹
部が設けられており、すべりにくい形状になっている。

【0016】図５に示すグリップ４は傘の開閉ツメ６が引掛
かる開口部４Ｂを設けている。

【0017】

【実施例】この実施形態によれば、とって１にヒモ３と
接続品３Ａを使用し、シャフト２にグリップ４を用いる
ことにより傘を支える力を分散して負荷することができ
る。したがって、腕などの疲労を軽減させることができ
る。

【0018】「他の実施形態」図４に示すグリップ４の表面
は複数の凸部と凹部であったが、他の実施形態では、タ
テ・ヨコ方向に走る溝のすべりどめでも良い。

【0019】図４に示すばね４Ａはグリップ４の切り欠き部
４Ｃとジョイント５の凸部５Ａが回転や振動で外れない
ように使用しているであったが、他の実施形態では、弾
力性のものでも良い。

【0020】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、雨や風が使用者の握力や腕力以上の力が必要とされ
る場合にシャフト２のグリップ４を使用することによ
り、傘を容易に支持することができ、とって1にヒモ３
と接続品３Ａを使用することにより、長時間の使用時で
は疲労で腕などが痛くなるのを軽減でき、特に年配者や
幼児などは握力と腕力が弱い為、傘を正しく安定して使
用できるという効果がある。

【0021】

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態を示す斜視図である。

【図２】とって1の構成を示す斜視図である。

【図３】とって1とヒモ３の取付け状態を示す斜視図で
ある。

【図４】グリップ４とジョイント５を示す斜視図であ
る。

【図５】グリップ４と開閉ツメ６を示す斜視図である。

【図６】ヒモ３を首に掛けた時の使用状態を示す斜視図
である。

【図７】従来技術のとってを示す斜視図である。

【符号の説明】

１ とって １Ａ 接続凸部 １Ｂ 接地面 １Ｃ ツメ ２ シャフト ３ ヒモ ３Ａ 接続品 ３Ｂ 長さ調節品 ４ グリップ ４Ａ ばね ４Ｂ 開口部 ４Ｃ 切り欠き部 ５ ジョイント ５Ａ 凸部 ６ 開閉ツメ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】首や肩又は腰に掛けるヒモの脱着可能な接
   続部を設けたことを特徴とする傘のとって。
2. 【請求項２】疲労軽減を行うことを特徴とする請求項１
   記載の関連の接続品。
3. 【請求項３】安定支持を行うことを特徴とする傘のシャ
   フトのグリップ。
4. 【請求項４】請求項１記載と請求項２記載を設けたこと
   を特徴とする傘。
5. 【請求項５】請求項１記載及び請求項２記載と請求項３
   記載を設けたことを特徴とする傘。