JP3119024U - タオル - Google Patents
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Abstract
【課題】握力が不十分な子供や女性や高齢者や身障者であっても、容易にタオルを使用して背中を洗ったり水分を拭き取ったりすることができるタオルであって、簡単且つ安価に構成することができるタオルを提供する。
【解決手段】タオル1の両端付近に使用者の左右夫々の指又は手2を入れて引っ掛けた状態にすることができる開口部3、3を形成したものであり、前記タオル1がバスタオル1Bの場合、該バスタオル1Bの中央に使用者の頭部7を挿入することができる開口部3を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】タオル1の両端付近に使用者の左右夫々の指又は手2を入れて引っ掛けた状態にすることができる開口部3、3を形成したものであり、前記タオル1がバスタオル1Bの場合、該バスタオル1Bの中央に使用者の頭部7を挿入することができる開口部3を形成する。
【選択図】図1
Description
本考案は、子供や女性、或いは高齢者や身障者のように握力の弱い者でも容易に扱えるようにしたタオルに関する。
従来のタオルは、周知の通り、幅を有する長尺の長方形状に形成されているため、背中を洗ったり、水分を拭き取ったりする際には、左右の手でタオルの両端を握ることによって使用するものである。従って、そのようにタオルの両端を握るには、ある程度の握力が必要であり、子供や女性や高齢者や身障者等のなかには、握力が不十分であるために、タオルを自由に扱うことが困難である場合があった。
ところで、子供や女性や高齢者や身障者等が容易に使用することができるタオルの従来例としては、特許文献1に記載された「リングタオル」がある。これは、少なくともタオル用素材と異質の素材とを交互に繋いでリング状に形成したものであり、従来のタオルとは異なる形状であって、構成が簡単ではなく、コストが高くなるという欠点があった。
実開平5−34994号公報
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、握力が不十分な子供や女性や高齢者や身障者等であっても、容易に使用して背中を洗ったり水分を拭き取ったりすることができるタオルであって、簡単且つ安価に構成することができるタオルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案の請求項1のタオルは、タオルの両端付近に使用者の左右夫々の指又は手を入れて引っ掛けた状態にすることができる開口部を形成したことを特徴とする。
また、本考案の請求項2のタオルは、請求項1において、前記タオルがバスタオルの場合、該バスタオルの中央に使用者の頭部を挿入することができる開口部を形成したことを特徴とする。
また、本考案の請求項3のタオルは、請求項1又は2において、前記開口部は、タオルの布地に形成した穴形状であることを特徴とする。
さらに、本考案の請求項4のタオルは、請求項1又は2において、前記開口部は、タオルの布地に形成した切開形状であることを特徴とする。
本考案によるタオルは、タオルの両端付近に使用者の左右夫々の指又は手を入れて引っ掛けることができる開口部を形成してあるため、簡単且つ安価に構成することができ、しかも、従来のタオルのように両端を握って使用するというように強い握力が要求されることがなく、握力が不十分な子供や女性や高齢者や身障者等であっても、このタオルを使用して、容易に背中を洗ったり水分を拭き取ったりすることが可能となる。
また、タオルがバスタオルの場合、該バスタオルの中央に使用者の頭部を挿入することができる開口部を形成したことによって、身体を洗った後に、このタオルの開口部に頭部を入れることにより、タオルを両肩に引っ掛けて身体を覆うように垂らし、この状態でタオルを軽く叩いたりすることによって、容易に身体の水分を拭き取ることが可能となる。
また、本考案のタオルにおいて、開口部を穴形状とし、または切開形状とすることにより、タオルに開口部を容易に形成することができる。
さらに、このようにタオルに開口部を形成すると、タオルを干したりする場合、フック等に開口部を引っ掛けた状態にしてタオルを吊り下げておくことができ、風に吹かれた場合等でも落ちずに吊り下げた状態を保つことができる。
また、本考案のタオルにおいては、両端付近に開口部を形成してあるため、このタオルを首にかけた状態で一方の端部を他方の開口部に挿入することによって、タオルを首に結ばなくても、タオルを首にかけた状態を止めた状態にすることが可能となる。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
本考案によるタオル1は、図1(a)〜(c)に示すように、タオル1の両端付近に使用者の左右夫々の指又は手2を入れて引っ掛けた状態にすることができる開口部3を形成した構成を有するものである。
このような構成について詳細に述べると、図1(a)〜(c)に示すタオル1は、通常の形状である長尺の長方形に図示してあるが、このような形状に限定されず、角にアールを形成した形状、全体が楕円形に形成された形状、さらにその他の形状であっても本考案のタオル1として適用可能である。
また、本考案のタオル1は、従来のタオル1を構成している綿素材のほかに、肌を洗う際に使用する垢すり用の材料としてナイロン等の合成樹脂によって形成したものを使用してもよい。
いずれの形状或いは素材においても、タオル1の両端付近に形成した開口部3は、使用者の左右夫々の指又は手2を入れて引っ掛けた状態にすることができる径とする。このような開口部3の形状の例としては、図1(a)に示すように楕円形や図1(b)に示す長方形等による穴形状4、さらには図1(c)に示す線状の切開形状5によって形成することができる。
また、その開口部3の径の大きさは、上記したように指又は手2を入れて引っ掛けた状態にすることができる径であって、幅30センチのタオル1であれば、穴形状4の長径側又は切開形状5の長さが約20センチ程度のものが好ましいが、このような開口部3の長さは特に限定されるものではない。
また、上記のように開口部3を穴形状4に形成した場合、楕円形や長方形のほかに、他の四角形や円形や三角形等の形状としてもよい。いずれにしても、開口部3の周囲は糸がほぐれないように縫製6を施しておくのが好ましい。
上記のタオル1を使用する場合、図2(a)又は(b)に示すように、タオル1の両端付近の開口部3に使用者の左右夫々の指又は手2を入れて引っ掛けた状態にしてタオル1を使用する。このような使用方法によって、従来のタオル1のように両端を握って使用するというような握力が要求されることがなく、握力が不十分な子供や女性や高齢者や身障者等であっても、このタオル1を使用して、容易に背中を洗ったり水分を拭き取ったりすることが可能となる。
さらに、上記のようにタオル1に開口部3を形成すると、このタオル1を干したりする場合、フック等に開口部3を引っ掛けた状態にしてタオル1を吊り下げておくことができ、風に吹かれた場合でも落ちずに吊り下げた状態を保つことができる。
また、タオル1がバスタオルの場合、図3(a)又は(b)に示すように、バスタオル1Bの中央に使用者の頭部7を挿入することができる開口部3を形成した構成とする。このような構成においては、図3(a)又は(b)に示すような円形の開口部3のほかに、楕円形、四角形、線状の切開形状等によって形成することが可能である。
上記の構成とすることにより、図4に示すように、身体を洗った後に、このバスタオル1Bの開口部3に使用者の頭部7を入れることによってタオル1を両肩に引っ掛けて使用者の身体8を覆うように垂らし、この状態でタオル1を軽く叩いたりすることによって、身体の水分を容易に拭き取ることが可能となる。
なお、図3(b)においては、バスタオル1Bの中央に開口部3を形成したほか、両端付近に開口部3として切開形状5を形成してあり、図示は省略するが、この開口部3を上記のように楕円形や長方形のほかに、他の四角形や円形や三角形等の様々な形状の穴形状4(図1(a)又は(b)参照)とし、その周囲に縫製6を施した構成としてもよい。
さらに、本考案のタオル1によれば、両端付近に開口部3を形成してあるため、図5に示すように、このタオル1を使用者の首9にかけた状態で一方の端部を他方の開口部3に挿入することによって、タオル1を首9に結ばなくても、タオル1を首9にかけた状態を止めた状態にすることが可能となる。
本考案のタオルは、握力が不十分な子供や女性や高齢者や身障者等が、タオルの両端付近の開口部に使用者の左右夫々の指又は手を入れて引っ掛けた状態にしてタオルを使用することによって、容易に背中を洗ったり水分を拭き取ったりすることができるタオルとして利用することが可能となる。
1 タオル
1B バスタオル
2 使用者の指又は手
3 開口部
4 穴形状
5 切開形状
6 縫製
7 使用者の頭部
8 使用者の身体
9 使用者の首
1B バスタオル
2 使用者の指又は手
3 開口部
4 穴形状
5 切開形状
6 縫製
7 使用者の頭部
8 使用者の身体
9 使用者の首
Claims (4)
- タオルの両端付近に使用者の左右夫々の指又は手を入れて引っ掛けた状態にすることができる開口部を形成したことを特徴とするタオル。
- 前記タオルがバスタオルの場合、該バスタオルの中央に使用者の頭部を挿入することができる開口部を形成したことを特徴とする請求項1記載のタオル。
- 前記開口部は、タオルの布地に形成した穴形状であることを特徴とする請求項1又は2記載のタオル。
- 前記開口部は、タオルの布地に形成した切開形状であることを特徴とする請求項1又は2記載のタオル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007568U JP3119024U (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | タオル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005007568U JP3119024U (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | タオル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3119024U true JP3119024U (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=43469276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005007568U Expired - Fee Related JP3119024U (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | タオル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119024U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05228586A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Nippon Steel Corp | 双ドラム式薄板連続鋳造装置及びその鋳造方法 |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005007568U patent/JP3119024U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05228586A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Nippon Steel Corp | 双ドラム式薄板連続鋳造装置及びその鋳造方法 |
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