JP3033742U - 歯ブラシのくっつけ具 - Google Patents

歯ブラシのくっつけ具

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯ブラシをつり下げるとき、柄を握る手がふ
るえたり目視個所がぼやけても、容易に歯ブラシをつり
下げることができ、なおかついざのとき、自他の歯ブラ
シを容易に識別することのできる歯ブラシのくっつけ具
を提供する。 【構成】 布製面ファスナーの一方または他方の布製面
ファスナー(2)を、柄(4)の所要個所にとりつけた
歯ブラシのくっつけ具。 このくっつけ具(1)は、歯
ブラシホルダー(B)に着脱自在になるようにくっつけ
て、歯ブラシ(A)を空気中につり下げることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 [産業上の利用分野] 本考案は、布製面ファスナーの一方または他方の布製面ファスナーを、柄の所 要個所にとりつけて歯ブラシのくっつけ具にしたものである。 このくっつけ具は、このくっつけ具に合う布製面ファスナーの一方または他方 の布製面ファスナーで構成して成る歯ブラシホルダーに着脱自在になるようにく っつけて、歯ブラシを空気中につり下げておくことができる。
【0002】 [従来の技術] 従来、空気中につり下げることのできる歯ブラシの柄の後端附近には、つり孔 を設けたり、鉤部を設ける等して、そのつり孔や鉤部を、洗面所なとに設けられ たフックなどに引っ掛けて、使用後水洗いした歯ブラシを空気中につり下げて、 水分を含んだ歯ブラシの植毛の乾燥を容易にし、人体に有害な菌類が植毛等に発 生するのを防止すると共に、歯ブラシの整理個所を一定に保っていた。
【0003】 [考案が解決しようとする課題】 しかし、歯ブラシの利用者は視力のよい眼鏡不要者のみに限らず、眼鏡の使用 を必要とする近視眼者や乱視眼者、遠視眼者、その他腕力が衰えて手のふるえが ちな高齢者、同じく手のふるえがちな身体障害者や視覚障害者等にも普通に使用 されているのである。 然るに、一般家庭等で歯を磨くときは、特に朝起きて顔を洗う直前の場合が多 く、歯を磨くとき眼鏡は不要であり、眼鏡使用の状態で顔は洗えない。 このため、眼鏡の使用を必要とする近視眼者や乱視眼者および遠視眼者等であ っても、朝起きて歯を磨くときは、眼鏡不使用の状態で歯を磨き、使用後の歯ブ ラシを水洗いして、歯ブラシの柄の後端附近に設けられているつり孔や鉤部等を フック等に引っ掛けていたが、眼鏡の使用を必要とする近視眼者や乱視眼者、お よび遠視眼者等が、眼鏡不使用の状態で、上記つり孔とか鉤部をフック等に引っ 掛けようとすると、そのつり孔とか鉤部が、ぼやーっとかすんだ状態にしか目視 することができず、また、フック等は、上記つり孔や鉤部を引っ掛けることので きる太さと適度の長さのものでなければならないためきわめて小さく、よって、 フック等も、上記つり孔や、鉤部と同じように、ぼやーっとかすんだ状態にしか 目視する事ができないため、上記つり孔や鉤部は、フック等に引っ掛け難く、実 用性に欠けていた。 また、上記つり孔や鉤部、その他フック等を目視可能な眼鏡不要者であっても 、腕力が衰えて手のふるえがちな高齢者や、同じく手のふるえがちな身体障害者 等の場合は、手指で握っている歯ブラシの柄に設けられているつり孔とか鉤部を フック等に引っ掛けるとき、柄を握っている手がちょっとふらついただけで、つ り孔や鉤部はフックの右や左にふらふらそれるため、なかなかフック等に引っ掛 けることができず、困ることが多かった。 また、視覚障害者の場合は、手指で握っている歯ブラシの柄に設けられたつり 孔とか鉤部を、フック等に引っ掛けるにあたって、手探りでフック等を探ると、 フック等は上述したようにきわめて小さいため、探しあてるのに時間を要し、ま た、探しあてたフック等に他者の歯ブラシがつり下がっていると、その歯ブラシ に自分の歯ブラシを重さねて掛けることになり、その結果、自他の歯ブラシの植 毛と植毛が重さなると、両者の歯ブラシの植毛が乾燥し難くなるし、さきに引っ 掛けた歯ブラシが必要なとき、あとから引っ掛けた歯ブラシをとりはずさないこ とにはとりはずすことができない等、いろいろ不便なことが多かった。
【0004】 [課題を解決するための手段] 従来のものがもつ以上のような問題点を解決するために、本考案に係る歯ブラ シのくっつけ具は、次のような構成とした。 すなわち、布製面ファスナーの一方または他方の布製面ファスナー(2)を柄 (4)の所要個所にとりつけて歯ブラシのくっつけ具にしたものである。
【0005】 [作用] 本考案のくっつけ具(1)は、そのくっつけ具に合う布製面ファスナーの一方 または他方の布製面ファスナー(6)で構成して成る歯ブラシホルダー(B)に 着脱自在になるようにくっつけて、歯ブラシ(A)を空気中につり下げておくこ とができる。
【0006】 [実施例] 以下、本考案に関するいろいろな実施例を、図面を参照しながら詳しく説明す る。 (イ)第1実施例 図1は、本考案の第1実施例のくっつけ具を示す斜視図、図2は同じ第1実施 例のくっつけ具を歯ブラシの柄にとりつけた附近の状態を示す斜視図、図3は同 じ第1実施例のくっつけ具をとりつけた一使用例を示す斜視図である。 布製面ファスナーの一方または他方の布製面ファスナー(2)の形を、任意長 さと幅をもつ紐(2a)状に形成し、その紐(2a)の両端附近を、柄(4)の 後端附近にとりつけて歯ブラシのくっつけ具としている。 なお、図2に示す(3)は、紐(2a)を柄(4)に縛りつけた糸である。 紐(2a)を、柄(4)にとりつけることのできるものであれば糸(3)に限 らず、針金、その他強力な接着剤等てとりつけてもよい。 また、図示の(5)は、紐(2a)の両端附近を、柄(4)の後端附近にとり つけたことにより紐(2a)の内側に形成された孔部で、その孔部(5)の大き さは、従来のフック等を自在に挿通することのできる大きさにしている。 布製面ファスナーの一方または他方の布製面ファスナー(6)の所要個所に伸 縮自在の輪形ゴム紐をとりつけて成る歯ブラシホルダーを別に構成する。 なお、図3に示す(6a)、(6a)…(6a)は布製面ファスナー(6)の 周辺に設けた貫通孔である。 布製面ファスナー(6)の一端附近の貫通孔(6a)に、輪形ゴム紐(7)の 一方を挿通し、その貫通孔(6a)から突き出た輪形ゴム紐(7)の内側に、そ の輪形ゴム紐(7)の他方を挿通して強く引き、布製面ファスナー(6)の一端 附近に輪形ゴム紐(7)を着脱自在になるようにとりつけている。 また、上記布製面ファスナー(6)の他端附近にも、上記と同じ方法で輪形ゴ ム紐(7)を着脱自在になるようにとりつけている。 また、布製面ファスナー(6)は、任意長さと幅をもつテープ(6a)状のも のとしてあり、その表部には、上記布製面ファスナー(2)の表部を着脱自在に なるようにくっつけることのできる布製面ファスナーとしている。 本考案第1実施例のものでは、以上のように構成しているので、これを使用す るにあたっては次の如く行う。 洗面所などに設けられている水道管の任意個所に、布製面ファスナー(6)の 一端附近を巻き、その上から片一方の輪形ゴム紐(7)を伸縮作用を利用した状 態に巻きつけ、水道管に布製面ファスナー(6)の一端附近を固定する。 その布製面ファスナー(6)を、水道管の周囲にぐるぐるとらせん状に巻きつ け、その他端附近の上から、他方の輪形ゴム紐(7)を伸縮作用を利用した状態 に巻きつけて、水道管に布製面ファスナー(6)の他端附近を固定する。 上記布製面ファスナー(6)は、その裏面を内側になる状態にして、水道管の 周囲任意個所の外面に着脱自在になるようにとりつけている。 この布製面ファスナー(6)の表部任意個所(例えば図3に示すように中間附 近)に、布製面ファスナー(2)の表部任意個所を着脱自在になるようにくっつ けて、歯ブラシを空気中につり下げることになる。 歯ブラシが必要なときは、柄(4)を手指で握り、その柄(4)を下方向、ま たは上方向、あるいは手前方向等に、少し力を加えて引けば、布製面ファスナー (2)の表部は、布製面ファスナー(6)の表部からから容易にはずれるので、 ひいては、歯ブラシ(A)を、布製面ファスナー(6)からとりはずすことがで きる。 また、歯ブラシ(A)を空気中につり下げるときは、柄(4)を手指で握り、 布製面ファスナー(2)の表部任意個所を、布製面ファスナー(6)の表部任意 個所(例えば、図3に示すように中間附近)に、少し力を加えて、手指で、また は柄(4)の後端附近を押しつければ、布製面ファスナー(2)の表部任意個所 を、布製面ファスナー(6)の表部任意個所に容易にかつ着脱自在になるように くっつけて、歯ブラシ(A)を空気中につり下げることができる。 これにより、布製面ファスナー(2)は、歯ブラシのくっつけ具(1)として 有効利用することがてきるし、また、布製面ファスナー(6)は、歯ブラシホル ダー(B)として便利に活用することができるのである。 本考案第1実施例のものによると、歯ブラシを空気中につり下げるにあたって は、歯ブラシのくっつけ具(1)を、歯ブラシホルダー(B)の任意個所に、少 し力を加えて単に押しつけるのみでことたりる。 また、歯ブラシホルダー(B)の大きさは、任意長さと幅をもつテープ(6b )状のものとしてあり、その裏面を内側にして、水道管の周囲任意個所にとりつ けてあるので、その外見は、目分量で従来のフック等(図示せず)と比較して計 測してみても容易に推測可能なように、従来のフック等の数拾倍(または数拾倍 以上の大きさの歯ブラシホルダーでも容易につくって用意することが可能)の大 きさである。 したがって、くっつけ具(1)を、歯ブラシホルダー(B)の任意個所(例え ば図3に示すように歯ブラシホルダー(B)の中間附近)に着脱自在になるよう にくっつけるとき、柄(4)を握っている手がちょっとくらいふらついたり、あ るいは、ふるえたりするようなことがあっても、くっつけ具(1)は、歯ブラシ ホルダー(B)の上記任意個所以外の別の個所(例えば図3に示すくっつけ具( 1)がくっついている上記中間附近を任意個所とした場合、その個所の左側とか 右側、あるいは、上下等の空いた個所)に、容易に、且つ着脱自在になるように くっつけることができることになる。 また、眼鏡不使用の近視眼者や乱視眼者、および遠視眼者等の場合は、手指に 握っている歯ブラシの柄にとりつけたくっつけ具(1)を、歯ブラシホルダー( B)の上記任意個所に着脱自在になるようにくっつけるとき、そのくっつけ具( 1)および歯ブラシホルダー(B)の任意個所が、ぼやーっとかすんだ状態にし か目視することができず焦点が定まらなくても、歯ブラシホルダー(B)の大き さは、上記のようにきわめて大なる倍率の大きさであるから、上記任意個所以外 の個所もくっつけ具(1)を着脱自在になるようにくっつけることのできる目標 個所としての対象となるので、くっつけ具(1)を、着脱自在になるようにくっ つける目標として焦点が定まり難いというような小さな外見ではない。 したがって、くっつけ具(1)が小さくても、またぼやーっとかすんだ状態に しか目視することができなくても、そのくっつけ具(1)の表部であれば何所の 個所でも自在に且つ着脱自在になるようにくっつけることができるのである。 また、視覚障害者の場合は、上記のような、きわめて大なる倍率の大きさをし た歯ブラシホルダー(B)を手探りで探すことになるので、探し易さも、上記倍 率に相応することになるし、また、探しあてた歯ブラシホルダー(B)にくっつ け具(1)を着脱自在になるようにくっつけるときも、くっつけ具(1)の表部 であれば何所でも自在に、歯ブラシホルダー(B)の表部の何所にでも、単に、 ちょっと力を加えて押しつけるのみでことたりる。 また、他者の歯ブラシのくっつけ具が歯ブラシホルダーにくっついていても、 そのくっつけ具に、視覚障害者のくっつけ具が重さなった状態にくっつく筈もな いので、歯ブラシの植毛と植毛が重さなるというようなこともないし、上記空い た個所に、ちょっと力を加えて押しつければよいので、きわめて便利である。 これにより、本考案第1実施例のくっつけ具では、上記倍率に相応した効果を 得ることができるので、従来のものがもつ問題点を、まとめて解決することがで きたのである。 しかし、万一歯ブラシホルダー(1)の用意ができていないときは、用意がで きるまでの間、従来のフック等を、孔部(5)に挿通させてくっつけ具(1)を 引っ掛ければ、このくっつけ具(1)で、歯ブラシ(A)を空気中につり下げる ことができるので、本考案第1実施例のくっつけ具は、歯ブラシ(A)のつり紐 (2b)としても兼用することが可能である。 さらに上記くっつけ具(1)は、図示の歯ブラシの柄(4)に限らず他の歯ブ ラシの柄の後端附近に、その両端附近をとりつけても同じ効果を得ることができ る。 また、本考案第1実施例のくっつけ具は、布製面ファスナー(2)の形を、任 意長さと幅をもつ紐(2a)状に形成しているので、上記歯ブラシの柄以外の、 例えばコップ洗いブラシ(製造元株式会社亀の子束子西尾商店)の柄の後端附近 、その他ジャンプ(製造元同上商店)の柄の後端附近等、任意品物類の柄の後端 附近に両端附近をとりつけても、歯ブラシの柄にとりつけた場合と同じ効果を得 ることができるし、柄を設けていない、例えばネットクリーナー(発売元株式会 社ダイエー)の周縁附近に両端附近を縫いつけても、歯ブラシの柄にとりつけた 場合と同じように、つり紐兼用のくっつけ具としての効果を得ることができる。 したがって、本考案第1実施例のくっつけ具は、従来のフック等に引っ掛ける ことのみを目的として、いろいろな品物類等に設けられている単なるつり孔、ま たは単なるつり輪、或は単なるつり紐等に替えて応用してもよいことはいうまで もない。 また、歯ブラシホルダー(B)を応用し得る範囲も、上記にくっつけ具を応用 し得る範囲に該当することはもちろん、輪形ゴム紐(7)、(7)の伸縮作用を 利用すれば、歯ブラシホルダー(B)を水道管からとり外すことができるし、歯 ブラシホルダー(B)は布製であるから、これを小さく折り畳めば嵩張ることも ないので、旅行等のとき、歯ブラシと一緒にカバンの中等に入れて携帯し得る利 点がある。 また歯ブラシホルダーを使っているうちに古くなった輪形ゴム紐(7)、(7 )が切れたりあるいは伸縮性がなくなったときは、貫通孔(6a)、(6a)か ら、その輪形ゴム紐(7)、(7)をとりつけたときの逆を行ってとり外せば、 その貫通孔(6a)、(6a)、または別の貫通孔に、新たに用意した輪形ゴム 紐を、上述したようにとりつけることができるので、歯ブラシホルダー(B)を 廃棄することもなくリサイクリングすることができるので、経済的効果は、きわ めて大である。 (ロ)第2実施例 図4は、本考案第2実施例のくっつけ具を示す斜視図、図5は同じ第2実施例 のくっつけ具ととりつけ部附近の状態を示す斜視図、図6は同じ第2実施例のく つけ具を歯ブラシの柄にとりつけた一使用例を示す正面図である。 第1実施例のものでは、布製面ファスナー(2)の形を、紐(2a)状に形成 し、その両端附近を柄(4)の後端附近にとりつけて歯ブラシのくっつけ具とし ている。 このため、くっつけ具(1)の両端附近間内側に、孔部(5)が存在する。 くっつけ具(1)の内側に孔部が存在すると、例えば、その歯ブラシを視覚障 害者が使用した場合、くっつけ具(1)を歯ブラシホルダー(B)にくっつける とき、そのくっつけ具(1)を手指で接触確認すると、どうしても孔部(5)の 存在を認識することになる。 孔部(5)の存在を認識すると、そのくっつけ具(1)は布製であるため、そ れを単なるつり紐と思い込み、ひいては従来のフック等を手探りで探すことにな るので、歯ブラシホルダー(B)を利用できなくなるおそれがある。 また、事前に他者から上記くっつけ具(1)は、つり紐(2b)を兼ねたもの であると知らされていたとしても、視覚障害者は、歯ブラシのデザインや色、そ の他くっつけ具(1)の色等を目視することができない。 したがって、一個の歯ブラシホルダー(B)に、例えば家族の歯ブラシが複数 、視覚障害者専用の歯ブラシと一緒につり下っていると、いざのとき、どの歯ブ ラシが自分専用の歯ブラシなのか、識別することができなくて困ることになる。 第2実施例のものでは、第1実施例のものに相当する紐(2a)の裏面片方を 、同裏面の他方に固着して両面表部状紐(2c)を構成し、その両面表部状紐( 2c)の一端附近を柄(4)の所要個所にとりつけて歯ブラシのくっつけ具とし ている。 なお、図示の(8)は、紐(2a)の裏面片方を、同裏面他方に固着するため に、二ツ折りにした紐(2a)を縫った糸である。 上記糸(8)の替わりに強力な接着剤を紐(2a)の裏面にぬり、その裏面片 方を、同裏面他方に接着してもよいことはもちろんである。 また、図示の(3)は、上記両面表部状紐(2c)に構成した布製面ファスナ ー(2)を柄(4)の後端附近にしばりつけた糸で、その糸(3)は第1実施例 のものに相当するものとしている。 第1実施例のものに相当する布製面ファスナー(6)の両端附近に、止め片( 9a)、(9a)を設け、その止め片(9a)、(9a)を、布製面ファスナー (6)の両端附近に着脱自在になるようにしたことを特徴とする歯ブラシホルダ ーを別につくって用意する。 なお、布製面ファスナー(6)を、任意長さと幅をもつテープ(6b)状のも のとしてあることは第1実施例のものに相当するものとしている。 テープ(6b)の両端は斜め方向に切断して、互いに平行する斜辺(6c)、 (6c)を設けている。 それぞれの斜辺(6c)、(6c)の先端附近表部には、任意形の止め片(9 a)、(9a)の端部附近表部をとりつけている。 図示の(10)、(10)は、止め片(9a)、(9a)を、テープ(6c) にとりつけている縫い糸である。 止め片(9a)、(9a)は、いずれもその表部を、上記布製面ファスナー( 6)の表部に着脱自在になるようにくっつけることのできる布製面ファスナーの 一方または他方の布製面ファスナー(9)、(9)としている。 第2実施例のものでは、以上のように構成してあるので、これを使用するにあ たっては次の如く行う。 洗面所に設けられている水道管またはタオル掛け用棒等、任意の棒の任意個所 に布製面ファスナー(6)を、裏面が内側になる状態にしてぐるぐるとらせん状 に巻きつける。 その布製面ファスナー(6)の両端附近表部に、止め片(9a)、9a)の表 部を着脱自在になるようにくっつける。 上記布製面ファスナー(6)の表部任意個所に、両面表部状紐(2c)の任意 の面を着脱自在になるようにくっつけて、歯ブラシ(A)を空気中につり下げて 視覚障害者専用の歯ブラシとする。 その状態は、図6にあらわしている。 このようにすると、視覚障害者は歯ブラシが必要なとき、歯ブラシホルダー( B)に、例え第1実施例に示すつり紐(2b)を兼ねたくっつけ具(1)を柄 (4)の後端附近にとりつけた他者の歯ブラシが複数つり下がっていても、孔部 (5)が存在していない両面表部状紐(2c)のくっつけ具(1)は、手指で容 易に接触して確認することができるので、自他の歯ブラシを識別することができ なくて困るというようなことはない。 また、使用後に於ける上記両面表部状紐(2c)のくっつけ具(1)を歯ブラ シホルダー(B)に着脱自在になるようにくっつけるにあたって、そのくっつ け具(1)を手指で接触確認すると、くっつけ具(1)のどこにも孔部は存在し ていないので、そのくっつけ具(1)を、従来のフック等に引っ掛けるつり紐等 として認識するというようなことはない。 したがって、何のためらいもなく、両面表部状紐(2c)のくっつけ具(1) の任意表部を歯ブラシホルダー(B)に着脱自在になるようにくっつけて、歯 ブラシ(A)を空気中につり下げることができるのである。 また、図4に示す両面表部状紐(2c)の一方または他方の形を花、円盤等、 任意形にデザインし、デザインしていない方の一端附近を柄(4)の後端附近に とりつければ、使用上の効果のみでなく、歯ブラシの外観上にも新鮮さを表現す ることができる。 さらに、上記デザインの相違点を、自他の歯ブラシを識別するための目印とし て応用すれば、視覚障害者用としてのみに限らず、視覚障害者以外の誰が利用す るというようなことになっても、なんらさしつかえないし、一個の歯ブラシホル ダー(B)を、視覚障害者を含む複数の家族全員て共用することができるので 好都合である。 また、本考案第2実施例のくっつけ具は、従来のフック等に引っ掛けることが できない点を除けば、第1実施例のものと同じ効果を得ることはもちろん、種種 の品物等にとりつけて、応用範囲を拡大してもよいことはいうまでもない。 また歯ブラシホルダー(B)も上記歯ブラシのくっつけ具に相当する応用範 囲を拡大し得ることはもちろん、止め片(9a)、(9a)の形を花、虫等、任 意形にデザインすれば、使用上の効果のみでなく、歯ブラシホルダー(B)の 外観上にも、装飾効果、または趣味的効果等を得ることができる。 さらに、止め片(9a)、(9a)の一方は、布製面ファスナー(6)に着脱 自在になるようにくっつけてあるので、そのくっついている部分の端部を手指で つまんで引き剥がせば、歯ブラシホルダー(B)を、着脱自在になるようにと りつけている水道管、あるいは、タオル掛け用棒等からとり外すことができるの で、それを小さく折り畳めば、第1実施例に示した歯ブラシホルダーと同じよう に、旅行等のとき歯ブラシと一緒に携帯することができるし、水道管、その他タ オル掛け用棒等に限らず、布製面ファスナー(6)を、ぐるぐるとらせん状に巻 くことのてきるものであればとのようなものにでも、止め片(9a)、(9a) を使って自在に、且つ着脱自在になるようにとりつけて利用し得る利点がある。 (ハ)第3実施例 図7、図8および図9は、本考案第3実施例のくっつけ具を示す斜視図、図1 0は同じ第3実施例のくっつけ具とりつけ部附近の状態を示す正面図である。 本考案第1実施例および第2実施例のものでは、いずれも布製面ファスナー( 2)を、歯ブラシの柄(4)に糸(3)て縛りつけて歯ブラシのくっつけ具とし ている。 このため、歯を磨いているうちに歯ブラシの植毛が大きく変形して、ついに歯 ブラシが使用不能となり、その歯ブラシを廃棄するとき、使用可能なくっつけ具 (1)を、柄(4)から容易にとり外すことができない。 糸(3)をナイフで切断すれば、柄(4)からくっつけ具(1)をとり外すこ とはできるが、糸(3)をナイフで切断するとき、くっつけ具(1)をナイフで 損傷するおそれがあるし、たとえ損傷することがなかったとしても、新たな糸を 用意する必要があるし、その糸を用いて、くっつけ具(1)を柄(4)に、もと のようにしばりつけるのはたいへん手数を要し、きわめて不便である。 したがって、使用可能なくっつけ具(1)を柄(4)にとりつけた状態のまま 歯ブラシを廃棄することになる。 これはたいへん非経済的であるばかりでなく、廃棄物の量の減少をめざす目的 に反することにもなる。 本考案第3実施例のものでは、本考案第1実施例のものに相当する布製面ファ スナー(2)を、任意大きさの紐の輪(2d)状に構成して、その紐の輪(2d )を、柄(4)の所要個所に着脱自在になるようにしたことを特徴とする歯ブラ シのくっつけ具としている。 なお、図7に示すくっつけ具(1)は、第1実施例のものに相当する布製面フ ァスナー(2)製の紐(2a)の一端附近を他端附近に糸(10)でぬいつけて 紐の輪(2d)を構成したものとしている。 紐の輪(2d)の一方を、一本の紐状になるように折り曲げて、その折り曲げ た部分を、歯ブラシの柄(4)に設けられている従来のつり孔(4b)に挿通さ せ、そのつり孔(4b)から突出した上記紐の輪(2d)の内側に、上記紐の輪 (2d)の他方を挿通させ、それを強く引くと、紐の輪(2d)を、柄(4)に 着脱自在になるようにとりつけることができる。 その状態は図10にあらわしている。 歯を磨いているうちに歯ブラシの植毛が大きく変形して歯ブラシが使用不能と なり、その歯ブラシを廃棄するときは、紐の輪(2d)を、つり孔(4b)にと りつけたときの逆を行えば、紐の輪(2d)は、つり孔(4b)から外れるので 、くっつけ具(1)を、柄(4)からとり外すことができる。 くっつけ具(1)を、新たな歯ブラシの柄に着脱自在になるようにとりつける にあたっては、例えば図10で述べたように行えば、くっつけ具(1)をリサイ クリンクすることができるので、経済的効果はきわめて大である。 また、紐の輪(2d)は歯ブラシの柄に設けられているつり孔(4b)、また は鉤部(図示せず)等に限らず、例えばジャンプ(製造元株式会社亀の子束子西 尾商店)の柄に設けられている既存のつり孔、または亀の子束子1号(製造元同 上商店)の側縁に設けられているつり輪、あるいはネットクリーナー(製造元株 式会社ダイエー)の任意網目、その他任意品物類がもつ、つり孔、またはつり輪 、あるいは網目等に、紐の輪(2d)を、上述したように着脱自在になるように とりつけて応用してもよいことはいうまでもない。 また、図8に示す本考案第3実施例のくっつけ具(1)は、第2実施例のもの に相当する両面表部状紐(2c)の、糸(8)で縫った範囲を少なくして、紐( 2a)の中間附近に任意大きさの紐の輪(2d)を構成したものとしている。 このようにすると、図7のものと同じように、例えば図10に示した如くに、 歯ブラシの柄(4)に設けられている従来のつり孔(4b)等に、図7のものと 同じ方法て紐の輪(2d)を着脱自在になるようにとりつけることができるし、 図7のものと同じように、くっつけ具(1)をリサイクリングし得ることはもち ろん、図7のものと同じように、いろいろな品物類に設けられているつり孔、ま たはつり輪、あるいは網目等に着脱自在になるようにとりつけて応用することが できるのである。 また、紐の輪(2d)の部分を除いた両面表部状紐(2c)の形を花、円盤等 任意形にデザインしてもよいことはいうまでもない。 また、図9に示す本考案第3実施例のくっつけ具(1)は、本考案第2実施例 のものに相当する両面表部状紐(2c)の寸法を、倍程度の長さに構成したもの としている。 そして、上記両面表部状紐(2c)の中間附近を輪形に曲げ、その曲げた部分 を紐の輪(2d)としている。 このようにすると、図7のものと同じように、紐の輪(2d)の部分を、例え ば図10に示すように、歯ブラシの柄(4)に設けられているつり孔(4b)に 着脱自在になるようにとりつけて歯ブラシのくっつけ具とすることができるし、 図7のものと同じようにリサイクリングし得ることはもちろん、図7のものと同 じように、いろいろな品物類に設けられているつり孔、またはつり輪、あるいは 網目等に着脱自在になるようにとりつけて応用することができるのである。 また、紐の輪(2d)(輪形に曲げた部分)を除いた、両面表部状紐(2c) 、(2c)の一方または両方の形を花、円盤等、任意形にデザインすれば、使用 上の効果のみでなく第2実施例のものと同じ効果を得ることができる。 (ニ)第4実施例 図11、図12、図13は、本考案第4実施例の歯ブラシのくっつけ具を示す 斜視図、図14は同じ第4実施例のくっつけ具とりつけ部附近の状態を示す正面 図である。 第3実施例のものでは、本考案第1実施例のものに相当する布製面ファスナー (2)を任意大きさの紐の輪(2d)状に構成し、その紐の輪(2d)の一方を 柄(4)に設けられているつり孔(4b)に挿通し、そのつり孔(4b)から突 出した紐の輪(2d)の内側に、上記紐の輪(2d)の他方を挿通して強く引き 、布製面ファスナー(2)を柄(4)に着脱自在になるようにとりつけて歯ブラ シのくっつけ具としている。 しかし、歯ブラシの柄(4)は、つり孔(4b)や鉤部等が設けられているも のばかりが存在するとは限らない。 柄(4)に、つり孔(4b)や鉤部の設けられていない種類の歯ブラシも多く 市販されている。 つり孔(4b)や鉤部等の設けられていない歯ブラシの柄には、紐の輪(2d )を着脱自在になるようにとりつけることができないため困ることになる。 第4実施例のものでは、本考案第3実施例のものに相当する紐の輪(2d)に 伸縮自在の輪形ゴム紐(11)をとりつけ、その輪形ゴム紐(11)てもって布 製面ファスナー(2)を柄(4)の所要個所に着脱自在になるようにしたことを 特徴とする歯ブラシのくっつけ具としている。 それを図面を参照しながら詳しく説明すると、図14に示すように、布製面フ ァスナー(2)における紐の輪(2d)の任意表面を、歯ブラシの柄(4)の後 端附近に密着させ、両者(2d)、(4)に輪形ゴム(11)を着脱自在になる ように巻きつける。 歯ブラシを使っているうちに、その歯ブラシの植毛が大きく変形して歯ブラシ が使用不能となり、その歯ブラシを廃棄するときは、輪形ゴム紐(11)の伸縮 作用を利用して巻きもどせば、くっつけ具(1)を、柄(4)から容易にとり外 すことができる。 くっつけ具(1)を、新たな歯ブラシの柄の所要個所に着脱自在になるように とりつけるにあたっては、例えば図14に示したように行えばよいので、歯ブラ シの柄(4)に、つり孔(4b)等が設けられていなくても、輪形ゴム紐(11 )を用いて、くっつけ具(1)を歯ブラシの柄(4)に容易に、且つ着脱自在に なるようにとりつけてリサイクリングすることができるのである。 また、図11、図12に示すように輪形ゴム紐(11)は、紐の輪(2d)の 内側に挿通した状態にとりつけてあるため、くっつけ具(1)を柄(4)からと り外したとき、紐の輪から輪形ゴム紐(11)が外れて脱落するおそれがない。 また、くっつけ具(1)を、何回もくり返してリサイクリングしているうちに 輪形ゴム(11)がのびてしまって伸縮作用がなくなったり切れる等して使用不 能になったときは、新たな輪形ゴム紐を任意に用意すれば、例えば図13に示す ように、その輪形ゴム紐(11)の一方を、紐の輪(2d)の内側に挿通し、そ の紐の輪(2d)から突出した上記一方の輪形ゴム紐(11)の内側に他方を挿 通して強く引けば、紐の輪(2d)に輪形ゴム紐(11)を容易にとりつけて、 さらにくっつけ具(1)をリサイクリングすることができるし、新たな輪形ゴム 紐を別に用意することができないときは、第3実施例のものと同等の効果を得る ことができる。 さらに、本考案第4実施例のくっつけ具(1)は、歯ブラシの柄(4)に限ら ず、例えば頭髪用くしの柄、またはシュミテクト(発売元小林製薬株式会社)、 あるいは任意の品物類であっても、輪形ゴム紐(11)を巻きつけることのでき るものであれば、くっつけ具(1)を着脱自在になるようにとりつけて自在に応 用し得る利点がある。 (ホ)第5実施例 図15は、本考案第5実施例のくっつけ具を示す斜視図、図16、図17は、 同じ第5実施例の他の実施例を示す斜視図、図18は同じ第5実施例のくっつけ 具をとりつけた一使用例を示す斜視図である。 第1実施例〜第4実施例のものでは、いずれも任意の紐状に構成した布製面フ ァスナー(2)の一端附近または両端附近を歯ブラシの柄(4)の後端附近にと りつけて歯ブラシのくっつけ具としている。 このようにすると、くっつけ具(1)を歯ブラシホルダーに着脱自在になるよ うにくっつけて歯ブラシを空気中につり下げたとき、空気中につり下がった歯ブ ラシの植毛(4a)、(4a)…(4a)は、歯ブラシの下端附近に位置した状 態となる。 しかし、歯を磨いて水洗いした歯ブラシの水切りが、いつも十分に成されると は限らない。朝の忙がしい時等、不十分になることが多い。 水切りが不十分のまま歯ブラシを空気中につり下げると、柄(4)に付着して いる水分が、柄を伝わって下方向へ移動し、その水分は植毛に付着して止どまる ことになる。 植毛に水分が付着したまま止どまると、植毛の乾燥する時間が長引くので、歯 ブラシを空気中につり下げて、植毛の乾燥を容易にするという目的が半減するし 、空気中につり下がった歯ブラシの外観も、従来のものと同じであるため、新鮮 さに欠ける。 本考案第5実施例のものでは、本考案第1実施例のものに相当する布製面ファ スナー(2)の形を、任意長さと太さの筒(2e)状に構成し、その筒(2e) 内に柄(4)を挿入し、筒(2e)を、柄(4)に着脱自在になるようにしたこ とを特徴とする歯ブラシのくっつけ具としている。 なお、図15に示す(12)は、任意大きさの方形状に形成した布製面ファス ナー(2)の一方側縁附近を他方側縁附近にぬいつけた糸である。 筒(2e)の内面は、布製面ファスナー(2)の裏面になるようにしている。 その裏面は、柄(4)の任意周壁面にぴったりと密着して合う状態にしてあり 且つ筒(2e)は柄(4)と着脱自在になるようにしている。 その状態は、図18の、一使用例と共にあらわしている。 第1実施例のものに相当する歯ブラシホルダー(B)を別に用意し、任意の貫 通孔(6a)、(6a)…(6a)に、洗面所等に設けられている既存の例えば コーナーフック(発売元レック株式会社)のフック(C)、(C)…(C)を挿 通し、輪形ゴム紐(7)を、その伸縮作用を利用しながら、上記コーナーフック の背部から、それぞれのフックと貫通孔に交互に引っ掛けて、歯ブラシホルダー (B)を、上記コーナーフックに装着している。 布製面ファスナー(6)の裏面は、上記コーナーフックの正面に密着した状態 にしている。 その歯ブラシホルダー(B)の表部任意個所に、筒(2e)の表部任意個所を 着脱自在になるようにくっつけている。 これにより、植毛(4a)、(4a)…(4a)を、図18に示すように歯ブ ラシの上端附近に位置する状態にして、歯ブラシ(A)を空気中に止どめておく ことができるので、使用後水洗した歯ブラシの水切りが不十分であっても、柄( 4)に付着した水分は、その柄を伝わって下方に移動するため、歯ブラシの上端 附近に位置する植毛に、柄(4)に付着していた水分が付着する等というような ことはない。 したがって、植毛の乾燥時間が長引くというようなことはないし、空気中に止 どまった歯ブラシ(A)の外観にも、今までにない新鮮さを表現することができ る。 また歯を磨いているうちに植毛が大きく変形して、歯ブラシが使用不能となり その歯ブラシを廃棄するときは、片方の手指で筒(2e)をぎゅっと握り、他方 の手指で柄(4)を握って、筒(2e)を柄(4)の後端方向へ強く引くと、柄 (4)から筒(2e)を容易にとり外すことができる。 そこで新たに用意した歯ブラシの柄を、後端部分から筒(2e)内にぎゅっと 力を加えて挿入して、例えば図18に示すように、その歯ブラシで歯を磨くとき 最も力を入れて手指て握る柄(4)の所要個所に着脱自在になるように装着すれ ばくっつけ具(1)を、使えなくなった古い歯ブラシにとりつけたまま廃棄する ことなくリサイクリングすることがてきるので、経済的効果はきわめて大である 。 また、筒(2e)の表部構造がループの場合、ループはきわめて弾力性のある 形状であるから、歯を磨くとき筒(2e)を手指で握れば、手指の表皮が筒(2 e)の表部に、しなやかにくい込んだ状態となるので、柄(4)を握る手指が滑 るのを防止できるし、また手指が滑らないと、柄を握る手指に要する力も少なく て済むので歯磨きがきはめて楽である。 また、筒(2e)の表部構造が鉤型、またはキノコの傘型の場合は、いずれも ブツブツした突起状であるから、その筒(2e)を手指で握ると、上記ブツブツ が手指の表皮に少し凹凸状にくい込むので、ループのものと同じ利点がある。 したがって、筒(2e)状に構成したくっつけ具(1)は、使用上、その他上 述した効果のみでなく、歯ブラシの滑り止め(2f)としての効果も得ることが できる。 また、市販されている布製面ファスナーは赤色、白色その他黒色、桃色等とい ったように、いろいろな種類の色のものが多く市販されているので、筒(2e) も、種類異った色のものを多く取り揃えれば、その色の相違点を自他の歯ブラシ を識別する目印としても応用することができる。 なお、本考案第1実施例のくっつけ具から同じ第4実施例のくっつけ具も、こ れに該当する。 さらに筒(2e)状に構成されたくっつけ具(1)は、筒(2e)の内周の大 きさにぴったりと合う太さのものであれば歯ブラシの柄(4)のみに限らず、例 えばボールペンの軸、またはシャープペンシルの軸といったように、いろいろな 筆記用具の軸や柄等に着脱自在になるようにとりつけて応用してもよいことはも ちろんである。 また、図16に示す筒(2e)状に構成されたくっつけ具(1)は、本考案第 1実施例のものに相当する布製面ファスナー(2)を、任意大きさの方形状に形 成し、その一方側縁附近に、任意大きさの方形状に形成した伸縮自在のゴム片( 13)の一方側縁附近をとりつけ、その他方側縁附近を上記布製面ファスナー( 2)の他方側縁附近にとりつけたものとしている。 図示の(14)は、いずれも布製面ファスナー(2)にゴム片(13)をぬい つけた糸である。 このようにすると、図15に示す筒(2e)と同じ効果を得ることもできるが 、ゴム片(13)の伸縮作用を利用すれば、ゴム片(13)付き筒(2e)の内 周の大きさより、さらに大なる例えば電動歯ブラシの柄、または筆記用具の軸等 に着脱自在になるようにとりつけてリサイクリングし得る利点がある。 また、図17に示す筒(2e)状に構成されたくっつけ具(1)は、本考案第 1実施例のものに相当する布製面ファスナー(2)を、任意大きさの方形状に形 成し、その両側縁附近に任意数の貫通孔(2g)、(2g)…(2g)を設け、 その貫通孔(2g)、(2g)…(2g)に伸縮自在のゴム紐(15)を挿通し た状態にしてとりつけている。 このようにすると、図15、または図16に示す筒(2e)のものと同じ効果 を得ることもできるが、筒(2e)をくり返しリサイクリングしているうちに、 ゴム紐(15)が古くなって伸縮作用が不能になったり、あるいは切れたりした とき、貫通孔からそのゴム紐(15)をとり除けば、手もとにある、または市販 の新たなゴム紐を用意しさえすれば、そのゴム紐を、上記貫通孔に、ごく簡単に とりつけて、くっつけ具(1)を、さらにリサイクリングすることができる。
【0007】 [考案の効果] 本考案に係る歯ブラシのくっつけ具(1)は、従来の細くて形の小さいフック などを挿通したり引っ掛けたりする必要はなく、従来の、上記フックなどの大き さの数拾倍、または、それ以上の倍率の歯ブラシホルダー(B)の任意個所に、 少し力を加えて単に押しつけるのみで、くっつけ具(1)を歯ブラシホルダー( B)に着脱自在になるようにくっつけて、歯ブラシ(A)を空気中につり下げる ことができる。 したがって、歯ブラシの柄(4)を握っている手がふるえがちな高齢者、同じ く手のふるえがちな身体障害者、その他くっつけ具(1)および歯ブラシホルダ ー(B)の任意個所等が、ぼやーっとかすんだ状態にしか目視することのできな い眼鏡不使用の近視眼者や乱視眼者、老視眼者、あるいは目の不自由な視覚障害 者等であっても、上記倍率に相応した効果を得ることができるので、きわめて容 易にくっつけ具(1)を歯ブラシホルダー(B)に着脱自在になるようにくっつ けて、歯ブラシを空気中につり下げることができ、きわめて便利である。 さらに、歯ブラシホルダー(B)の用意ができないときは、用意できるまでの 間、孔部(5)に、従来のフック等を挿通させれば、くっつけ具(1)は、歯ブ ラシのつり紐(2b)として応用することができるし、また、くっつけ具(1) がもつ色の相違点を、自他の歯ブラシを識別する目印として応用すれば、互いに 同色、同デザインの歯ブラシの利用を望む仲好し家族にとっては好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の歯ブラシのくっつけ具を示
す斜視図。
【図2】本考案第1実施例のくっつけ具とりつけ部附近
の状態を示す斜視図。
【図3】本考案第1実施例のくっつけ具をとりつけた一
使用例図。
【図4】本考案第2実施例の歯ブラシのくっつけ具を示
す斜視図。
【図5】本考案第2実施例のくっつけ具とりつけ部附近
の状態を示す斜視図。
【図6】本考案第2実施例のくっつけ具をとりつけた一
使用例図。
【図7】本考案第3実施例の歯ブラシのくっつけ具を示
す斜視図。
【図8】本考案第3実施例の歯ブラシのくっつけ具を示
す斜視図。
【図9】本考案第3実施例の歯ブラシのくっつけ具を示
す斜視図。
【図10】本考案第3実施例のくっつけ具とりつけ部附
近の状態を示す正面図。
【図11】本考案第4実施例の歯ブラシのくっつけ具を
示す斜図。
【図12】本考案第4実施例の歯ブラシのくっつけ具を
示す斜視図。
【図13】本考案第4実施例の歯ブラシのくっつけ具を
示す斜視図。
【図14】本考案第4実施例のくっつけ具とりつけ部附
近の状態を示す正面図。
【図15】本考案第5実施例の歯ブラシのくっつけ具を
示す斜視図。
【図16】本考案第5実施例の歯ブラシのくっつけ具を
示す斜視図。
【図17】本考案第5実施例の歯ブラシのくっつけ具を
示す斜視図。
【図18】本考案第5実施例のくっつけ具をとりつけた
一使用例を示す斜視図。
【符号の説明】
A 歯ブラシ B 歯ブラシホルダー B 歯ブラシホルダー 1 歯ブラシのくっつけ具 2 布製面ファスナー 2a 紐 2b つり紐 2c 両面表部状紐 2d 紐の輪 2e 筒 2f 滑り止め 2g 貫通孔 3 糸 4 歯ブラシの柄 4a 植毛 4b つり孔 5 孔部 6 布製面ファスナー 6a 貫通孔 6b テープ 7 輪形ゴム紐 8 糸 9 布製面ファスナー 9a 止め片 10 糸 11 輪形ゴム紐 12 糸 13 ゴム片 14 糸 15 ゴム紐
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図10】
【図14】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図12】
【図13】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布製面ファスナーの一方または他方の布
    製面ファスナー(2)を柄(4)の所要個所にとりつけ
    た歯ブラシのくっつけ具。
JP1995014879U 1995-12-31 1995-12-31 歯ブラシのくっつけ具 Expired - Lifetime JP3033742U (ja)

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