JPH05228586A - 双ドラム式薄板連続鋳造装置及びその鋳造方法 - Google Patents

双ドラム式薄板連続鋳造装置及びその鋳造方法

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JPH05228586A
JPH05228586A JP3518092A JP3518092A JPH05228586A JP H05228586 A JPH05228586 A JP H05228586A JP 3518092 A JP3518092 A JP 3518092A JP 3518092 A JP3518092 A JP 3518092A JP H05228586 A JPH05228586 A JP H05228586A
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drums
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Yuji Yoshimura
裕二 吉村
Yasuhiro Yamagami
靖博 山上
Hidetaka Oka
秀毅 岡
Yoichi Wakiyama
洋一 脇山
Hidenori Hattori
英則 服部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双ドラム式薄板連続鋳造装置において起動を
円滑にし、鋳片がシェル洗いによる弱点で破断するのを
防止すると共に、厚さが一定の鋳片を得る。 【構成】 起動の時点から鋳片の瘤が一対のドラムの最
も狭い間隙を通過するまでの第1ステップにおいては、
アキュムレータ31を有する第2の油圧供給系統32に
より、ポンプ25から低圧の圧油を油圧シリンダ9に供
給し、軸受7から一方のドラムに弾力的に弱い圧下力を
与える。ドラムの回転が上昇してシェル洗いが発生しな
くなるまでの第2ステップでは、やはりアキュムレータ
31を使い弾力的により強い圧下力を与え、ドラムの追
従性を高めて冷却不良を防ぐ。定常的な第3ステップで
は、第1の油圧供給系統30に切り換えてアキュムレー
タ31を遮断し、一方のドラムが他方のドラムに対して
平行となるように圧下制御を行って鋳片の厚さを一定に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属溶湯から薄板を連
続鋳造する双ドラム式薄板連続鋳造装置、及び、その連
続鋳造装置を使用する連続鋳造方法に関するもので、特
に、双ドラム式薄板連続鋳造装置のスタートアップ(起
動)時の圧下制御方法に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平1−166863号公報には、双
ドラム式薄板連続鋳造装置の圧下制御方法及び装置に関
する一つの従来技術が記載されている。この技術は、一
方のドラムが他方のドラムに対して傾斜して2つのドラ
ムが平行でなくなったときに、鋳片の幅方向に板厚差
(ウエッジ)が生じると共に、ドラムの傾斜によりドラ
ム端面とサイド堰との間に隙間が生じて、溶湯に対する
シール性が低下するのを防止するため、一方のドラムの
両端の軸受における押付力を検出して、2つの検出値の
和の値を算出し、その和の値が所定の値になるように、
また、2つのドラムが常に互いに平行状態を保つよう
に、他方のドラムの両端を支持している軸受の位置を、
フィードバック制御が可能な油圧シリンダシステムによ
って調整しながら鋳片への圧下を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、連続
鋳造の主として定常状態における問題を解決するための
ものであって、スタートアップ時のような過渡状態にお
ける圧下制御方法に関するものではないから、スタート
アップ時にも前記従来技術の方法によって圧下を行うと
すれば次のように様々の問題が生じる。
【0004】(1) 位置決めを行うことができる油圧シリ
ンダを用いて、一方のドラムを他方のドラムに対して平
行状態を保ちながら移動させて圧下制御を行うので、未
だ安定した定常的連続鋳造の状態になっていないスター
トアップ時において、鋳片には著しく厚さの増大した瘤
が形成される。この瘤が一対のドラムの最も狭い間隙を
通過するとき、ドラムが駆動不能に陥ったり、ドラムが
駆動機構に損傷を与えることがある。また、鋳片の幅方
向にシェル厚の偏差が発生すると、部分的に圧下のかか
らない部位が生じ、その部位の冷却が遅れて鋳片強度が
その部位において低下する。また、鋳造方向にシェル厚
が急変するときにも、油圧シリンダの応答速度には限界
があるため、油圧シリンダが鋳片の厚さの変動に追従す
ることができず、圧下のかからない部位が生じ、やはり
鋳片の強度がその部位で低下することになる。 (2) 連続鋳造のスタートアップ時にはドラムの速度が低
いため、一旦生成した凝固シェルの一部が、後から供給
される溶湯の熱を受けることによって再溶解して、所謂
「シェル洗い」を発生する確率が高くなり、凝固シェル
厚の偏差がきわめて多くなる。 (3) ダミーシートを使うスタートアップ方法では、鋳片
とダミーシートを接合する部分に取り付けられる針金や
金属板の影響で、凝固シェル厚の偏差が更に大きくな
る。 (4) 以上のような原因により、従来技術の圧下制御方法
によってスタートアップ時の圧下制御をも行う場合に
は、鋳片の先端付近のボトム部に強度の低い部位が生じ
やすくなり、鋳片がドラムの間隙から出てコイラの方へ
導かれるときに作用する張力によって、鋳片が弱点にお
いて破断することにより、連続鋳造の作業が中断に追い
込まれるだけでなく、多大な時間と資材を浪費する修復
作業を必要とする非常に面倒なトラブルを引き起こす確
率が高くなる。
【0005】本発明は、双ドラム式薄板連続鋳造装置の
従来技術におけるスタートアップ時の圧下制御の諸問題
を解決し、円滑に定常運転状態への移行を可能にする手
段を提供することを、発明が解決しようとする課題とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決する手段として、内部を循環する水のような冷却媒体
によって冷却され、同じ回転速度で互いに反対向きに回
転駆動されると共に、それらの間隙の上部に金属の溶湯
を供給される湯溜まり部を形成する一対のドラムと、前
記一対のドラムの軸の両端をそれぞれ回転自由に支持す
る軸受と、前記軸受を支持する共通のフレームと、一方
の前記ドラムの軸の両端をそれぞれ支持している前記軸
受と前記フレームとの間に設けられて、前記一方のドラ
ムの他方の前記ドラムに対する位置を定める一対の油圧
シリンダと、前記油圧シリンダとそれに圧油を供給する
油圧ポンプとを結ぶ第1の油圧供給系統と、前記第1の
油圧供給系統に対して並列関係に、且つそれと切り換え
可能に、アキュムレータを有する第2の油圧供給系統を
備えていることを特徴とする双ドラム式薄板連続鋳造装
置を提供すると共に、前記双ドラム式薄板連続鋳造装置
を使用し、起動の時点から鋳片の瘤が前記一対のドラム
の最も狭い間隙を通過するまでの第1ステップにおいて
は、前記第2の油圧供給系統により前記アキュムレータ
の介在の下に比較的低圧の圧油を前記油圧シリンダに供
給して、前記一方のドラムに弾力的に比較的弱い圧下力
を与え、前記第1ステップが終了した後、前記ドラムの
回転速度が上昇してシェル洗いが発生しなくなるまでの
第2ステップにおいては、前記第2の油圧供給系統によ
り前記アキュムレータの介在の下に比較的高圧の圧油を
前記油圧シリンダに供給して、前記一方のドラムに弾力
的に比較的強い圧下力を与え、前記第2ステップが終了
した後の定常的な連続鋳造の状態である第3ステップに
おいては、前記第2の油圧供給系統を前記第1の油圧供
給系統に切り換えて、前記アキュムレータを遮断し、前
記一対の油圧シリンダに調整された圧油を供給して、前
記一方のドラムが他方の前記ドラムに対して平行となる
ように圧下制御を行うことを特徴とする双ドラム薄板連
続鋳造方法を提供する。
【0007】
【作用】双ドラム式薄板連続鋳造装置の起動直後の鋳片
には著しく厚みの増大した瘤が形成されるが、本発明で
はその範囲を第1ステップとして、油圧シリンダと油圧
ポンプとをアキュムレータを備えている第2の油圧供給
系統により接続し、比較的低圧の圧油を油圧シリンダに
供給して、一方のドラムに弾力的に比較的弱い圧下力を
与えるので、鋳片の瘤の部分が一対のドラムの狭い間隙
を通過するとき、ドラムの一方は容易に後退して間隙を
開き、鋳片の瘤を無理なく通過させる。従って、双ドラ
ム式薄板連続鋳造装置の起動が円滑に行われ、装置が起
動不能に陥るようなことがないし、ドラムや駆動機構そ
の他に損傷を与える恐れもない。
【0008】第1ステップが終了した後、シェル洗いが
発生しなくなるまでの第2ステップにおいても、第2の
油圧供給系統によりアキュムレータの介在の下に圧油を
油圧シリンダに供給するが、このステップではその圧油
を比較的高圧とするので、ドラムは追従性よく凝固シェ
ルに圧接され、弾力的に比較的強い圧下力を与えるの
で、鋳片の一部にシェル洗いが起こっても、その部分で
鋳片の冷却が遅れることがなく、鋳片に冷却不良の弱点
ができないから、鋳片が導かれる途中で張力により破断
してトラブルを生じるような恐れがない。ドラムの回転
速度が上昇するとシェル洗いが殆ど起こらなくなる。
【0009】シェル洗いが発生しなくなったとき、アキ
ュムレータに連通する第2の油圧供給系統は遮断され、
油圧ポンプと油圧シリンダは第1の油圧供給系統によっ
て接続されて、定常的な連続鋳造の状態になる。この状
態では、一対の油圧シリンダに圧力を調整された圧油が
供給され、一方のドラムが他方のドラムに対して平行と
なるように圧下制御が行われる。このときドラムの回転
速度は十分高くなっているため、シェル洗いは殆ど起こ
らないので、ウエッジ量を低位に抑えて厚さが一定の優
れた鋳片が得られる。
【0010】
【実施例】図2は本発明を実施する双ドラム式薄板(こ
の例では鋼板)連続鋳造装置1を例示したもので、その
主体をなす一対のドラム2及び3は、内部を循環する水
のような冷却媒体によって冷却されていると共に、図示
しない駆動機構によって同じ回転速度で互いに反対向き
(矢印の方向)に回転駆動される。双ドラム式薄板連続
鋳造装置1は、ドラム2及び3の軸4及び5の両端をそ
れぞれ回転自由に支持する各一対の軸受6、6及び7、
7(図1は軸4及び5の各一端側の軸受6及び7のみを
示している。以下同様)と、それらの軸受6、6及び
7、7を支持する共通のフレーム8(仮想線によって示
している)と、軸受7、7とフレーム8との間にそれぞ
れ設けられて、ドラム3の軸受7、7の、ドラム2の軸
受4、4に対する位置をそれぞれ定める油圧シリンダ
9、9と、軸受6、6に作用する荷重(反力)を検出す
るためフレーム8との間に設けられた荷重検出器(ロー
ドセル)10、10とを備えている。
【0011】ドラム2及び3の間隔は油圧シリンダ9、
9によって定められる軸受7、7の位置によって決まる
が、その間隔が連続鋳造される鋳片の厚さを決定する主
たる要因となる。ドラム2及び3の間隙の上部には図示
しないサイド堰によって側面を仕切られた湯溜まり部1
1が形成され、やはり図示しないタンディシュのノズル
が湯溜まり部11内に伸びていて、そのノズルによって
溶鋼(一般的には金属の溶湯)が湯溜まり部11内に供
給される。湯溜まり部11内に供給された溶鋼は、ドラ
ム2及び3の表面に接しているところで冷却され、凝固
してシェル12を形成し、ドラム2及び3が矢印の方向
に回転駆動されることによってドラム2及び3の間の最
も狭い間隙を通過し、圧下力を受けることによって帯板
状の鋳片13となり、連続的に下方へ送り出される。送
り出された鋳片13は、図示しないピンチローラ等によ
って案内される間に更に冷却されて、最後にコイラに巻
き取られる。連続鋳造が行われる際、ドラム3は油圧シ
リンダ9、9によってドラム2に向かって押圧されて支
持されるが、それによってドラム2及び3に挟まれた鋳
片13(シェル12)には圧下力が作用し、それに対応
する大きさの反力が荷重検出器10、10において検出
される。
【0012】図2に示された双ドラム式薄板連続鋳造装
置1の要部が、簡略化されて図3に示されている。湯溜
まり部11の底部では溶鋼が凝固してシェル12を形成
しているので、双ドラム式薄板連続鋳造装置1のスター
トアップ(起動)時に、ドラム2及び3の回転速度が0
から次第に増加して行く過程において、スタート直後の
回転速度が未だ低い間に送り出される鋳片13の先端1
4の付近では、単位体積の溶鋼を冷却する時間が比較的
長くなるため、シェル12の厚さが一時的に大きくな
り、鋳片13の先端(最ボトム部)14の近くに、図4
に示すような瘤15が形成される。従って、起動直後の
ドラム2及び3はそれらの間に形成された狭い間隙から
瘤15を押し出さなければならない。瘤15があまりに
大きくなると、従来の双ドラム式薄板連続鋳造装置1で
は、ドラムの支持機構に弾力性がないので、瘤15を通
過させることができなくなって起動不能となる。
【0013】図5は、ドラムの直径が1200mmの双
ドラム式薄板連続鋳造装置1による連続鋳造において、
瘤15のピークが出現する位置の頻度を実際に測定して
縦軸にとり、その位置を直接に鋳片13上の長さ(鋳造
長)で表す代わりに、鋳造長に対応しているドラム2又
は3の円弧の角度(弧角)θに換算したものを横軸にと
って示したものである。図5から判るように、瘤15は
弧角θが5度〜10度の範囲で出現し、その中間位置で
頻度の最大値を示す。
【0014】双ドラム式薄板連続鋳造装置1のスタート
アップ時に形成される鋳片13のボトム部の厚さを変動
させる他の要因として、前述のように湯溜まり部11の
底部に一旦形成されたシェル12が、後続の溶鋼によっ
て部分的に再溶解されることにより、鋳片13上に幅方
向に、或いは縦の縞状に「シェル洗い」が生じた場合に
も、シェル洗いの部分では他の部分に比べてドラム2及
び3による冷却が遅れる結果、その部分の厚さが減少す
る。シェル洗いは、一旦形成されたシェル12の一部が
後続の溶鋼の熱を受けて再溶解することによって起こる
から、ドラム2及び3の回転速度が低いとき、つまりド
ラム2及び3の表面が湯溜まり部11の溶鋼に長時間接
触しているときに起こり易くなる。
【0015】そこで、ドラム2又は3の表面の任意の一
点が湯溜まり部11の表面に没入してから出るまでの時
間、即ち図3に示す角度(弧角)αを通過するのに要す
る時間を溶鋼接触時間(一般的にいえば溶湯接触時間)
と呼ぶことにし、溶鋼接触時間に対するシェル洗いの発
生頻度を実測して、溶鋼接触時間を横軸に、シェル洗い
の発生頻度を縦軸にとって示したものが図6である。な
お、シェル洗いの発生の有無は鋳片の断面におけるデン
ドライトの厚さの変化によって判定した。図6から、溶
鋼接触時間が0.8秒以上になるとシェル洗いが発生し
はじめ、更に溶鋼接触時間が長くなるほどシェル洗いの
発生頻度が高くなることが判る。もっとも、定常状態に
おける連続鋳造の速度によれば、溶鋼接触時間は0.8
秒よりも短かくなるので、スタートアップ時にできるだ
け早く、ドラム2及び3の回転速度を定常状態にまで高
めるようにすれば、それ以後はシェル洗いの発生はな
く、シェル洗いによる鋳片13の弱点において鋳片が破
断する恐れもなくなる。
【0016】このように、スタートアップ時に鋳片13
の先端に近いボトム部に現れる厚さの変動の要因である
瘤15とシェル洗いの問題を解決することができれば、
起動困難や、鋳片の破断の恐れがなく、双ドラム式薄板
連続鋳造装置1を円滑に定常的な連続鋳造状態に移行さ
せることができる。
【0017】そこで、本発明に従い、図1に例示するよ
うな油圧システムをとり、起動を従来のように第3ステ
ップから始めるのではなく、その前に第1ステップ及び
第2ステップのような手順を置くことによって、双ドラ
ム式薄板連続鋳造装置1を円滑に起動させ、前記の問題
を解決することができる。
【0018】図1に例示した油圧システムは、前述のド
ラム3の位置を定めると共に、鋳片13に必要な圧下力
を与えるために、軸受7、7に取り付けられた油圧シリ
ンダ9、9へ圧油を供給する油圧回路からなっている。
油圧シリンダ9は複動式のもので、そのピストンの前後
の第1室20及び第2室21は、サーボ弁22及び電磁
式切換弁24を介して油圧ポンプ25に接続され、電磁
式切換弁24が開弁したときに、サーボ弁22によって
それぞれ細かく圧力が調整された圧油の供給を受けるよ
うになっている。油圧シリンダ9の第1室20と第2室
21は、電磁式切換弁26が開弁したときには連通され
る。第2室21は電磁式切換弁27及びリリーフ弁28
を介してリザーブタンク29へ圧油を放出することがで
き、それによって第2室21を設定油圧に保つことがで
きる。サーボ弁22と、電磁式切換弁24、26、及び
27は、いずれも図示しない制御装置によって開閉制御
される。サーボ弁22としては、デューティ比制御が可
能な応答性の高い電磁弁、又は同等のものを使用する。
【0019】電磁式切換弁24とサーボ弁22を介して
圧油を供給する第1の油圧供給系統30とは別に、本発
明により、系統30と並列にアキュムレータ31を含む
第2の油圧供給系統32が設けられる。第2の油圧供給
系統32は、電磁式切換弁33と電磁式切換弁34を直
列に接続して油圧ポンプ25と油圧シリンダ9の第1室
20とを結び、電磁式切換弁33及び34の間にアキュ
ムレータ31を接続している。アキュムレータ自体はシ
ョックアブソーバとも呼ばれ、油圧回路等の流体回路に
使用するものとして公知であり、その内部に形成された
空気室或いは弾性体を圧縮して、第2の油圧供給系統3
2に作用する油圧を一時的に蓄える蓄圧機能によって、
急激な油圧の上昇を和らげる緩衝機能を有する。電磁式
切換弁33及び34も、やはり図示しない制御装置によ
って開閉制御される。油圧シリンダ9はドラム3の2つ
の軸受7、7のそれぞれに設けられ、それを駆動する油
圧回路も2個の油圧シリンダ9にそれぞれ設けられる
が、例えば油圧ポンプ25等は、2つの油圧回路の間で
共用することもできる。
【0020】本発明の特徴に対応して、図1の実施例で
は、図示しない制御装置により、図1の中に表として示
されたようなタイミングで電磁式切換弁24、26、2
7、33、及び34をそれぞれ開閉制御することによ
り、双ドラム式薄板連続鋳造装置1のスタートアップ時
に第1ステップ及び第2ステップを経た後、第3ステッ
プの定常的な連続鋳造状態に移行させることができる。
【0021】第1ステップは、ドラム2及び3が静止状
態から回転を始めて、図4に示した鋳片13の瘤15の
ピークがドラム2及び3の間の最も狭い間隙を通過する
までの非常に短い時間に対応しており、この時間は鋳片
13の先端(最ボトム部)14からの長さxに対応す
る。この間に鋳片13の瘤15が比較的抵抗なくドラム
2及び3の間隙を通過することができれば、双ドラム式
薄板連続鋳造装置1の起動が不能になることはない。瘤
15が出現する弧角θは、ドラムの冷却能や鋳造する金
属の種類に応じて変動する。このため、第1ステップは
予め図5の関係を求めておき、弧角θに対応する時間か
ら決めることができる。
【0022】図1の表に示した第1ステップでは、電磁
式切換弁24と電磁式切換弁27が閉弁(OFF)され
て、第1の油圧供給系統30とリリーフ弁28によるリ
リーフ回路が遮断され、電磁式切換弁33及び34が開
弁(ON)されて、第2の油圧供給系統32から油圧ポ
ンプ25の圧油が油圧シリンダ9の第1室20に供給さ
れる。このときには電磁式切換弁26も開弁するので、
第1室20と第2室21は連通して第2室21にも同時
に圧油が供給されるが、油圧シリンダ9のピストン35
の表裏の有効面積は、ピストンロッド36の断面積の分
だけ第1室20側が第2室21側よりも大きいので、そ
の面積の差に作用する第1室20側の油圧が発生する比
較的小さい力によって、軸受7及び軸5は図1において
左方へ押圧される。この場合、鋳片13の瘤15の部分
は強固であってシェル洗いも問題にならないので、圧下
力はドラム軸方向の長さ1mmあたり1kg程度(直径
1200mm、幅800mmのドラムであれば800k
g)以上あればよく、また上限値については、ドラムの
起動に支障を来さない圧下力であればよいので、ドラム
のサイズ及び駆動モータのパワーによって決まるもので
ある。
【0023】第1ステップにおいて、図4に示すような
鋳片13の先端14に近い位置にある瘤15がドラム2
及び3の間隙を通過するとき、瘤15のピークの通過に
よって各軸受に作用する反力、及びそれに対応する第2
の油圧供給系統32の油圧も急上昇しようとするが、ド
ラム3をドラム2に向かって押圧する力は前述のように
比較的小さくなっているだけでなく、第2の油圧供給系
統32にはアキュムレータ31が設けられているので、
瘤15がドラム2及び3の間隙の狭い部分を通過する際
に生じる油圧の急激な上昇は、アキュムレータ31によ
って吸収されることになり、ドラム2及び3の間隙は大
きな抵抗もなく開いて、鋳片13の瘤15を容易に通過
させる。従って、双ドラム式薄板連続鋳造装置1のスタ
ートアップ時に鋳片13にできる瘤15によって装置が
起動不能になったり、ドラム2及び3や駆動機構等が損
傷したりする恐れがない。
【0024】鋳片13の瘤15がドラム2と3の最も狭
い間隙を通過した時点で、図示しない制御装置は第1ス
テップを終了させ、第2ステップの制御を行う。第2ス
テップは、第1ステップが終了したのち、ドラムの回転
速度が上昇してシェル洗いが発生しなくなるまでの間で
あるが、シェル洗いが発生しなくなる時期は、ノズルの
形状、溶湯の流速などによって変動する。このため、第
2ステップは、予め図6の関係を求めておいて溶鋼接触
時間から決めるか、又はオンラインで鋳片13の温度偏
差を測定し、この温度偏差が急に低下するまでの時間か
ら決めることができる。第2ステップでも電磁式切換弁
24は閉弁したままであり、また電磁式切換弁33及び
34は開弁したままに置かれるが、電磁式切換弁26は
閉弁され、電磁式切換弁27は開弁される。その結果、
油圧シリンダ9の第2室21の油圧はリリーフ弁28に
よって設定された低圧となり、第1室20には第1ステ
ップと同様に第2の油圧供給系統32からの油圧が作用
するから、油圧シリンダ9ではピストン35の両側の油
圧に比較的大きな差が生じて、軸受7を介してドラム3
を左方へ押圧する力、即ち、鋳片13に作用する圧下力
が増大する。
【0025】第2ステップに入ったときでも、ドラム2
及び3の回転速度は未だ十分に上昇しておらず、シェル
洗いが発生することによって鋳片13の厚さの変動が大
きいので、第1ステップの場合よりも増大した圧下力に
よってシェルを圧下すると共に、第1ステップと同様
に、増大した第2の油圧供給系統32の油圧をアキュム
レータ31によって弾力的に維持して、鋳片13の厚さ
の変動があっても油圧の変動を比較的小幅に抑える。そ
れによって、ドラム3が鋳片13の厚さの変動によく追
従して動き、機敏にドラム2との間隔を増減したり、ド
ラム3が傾斜したりして、ドラム2及び3とシェル12
との圧着が十分に行われ、凝固シェル12の全面が十分
に冷却されるので、鋳片13の厚さの変動はあっても、
途中で破断するような強度の低い部分が生じない。この
場合、第2ステップにおける圧下力はドラム軸方向の長
さ(幅)当たり5〜25kg/mm程度であるが、鋼種
(一般的には金属の種類)によって最適のレベルがあ
る。なお、第1ステップと第2ステップに対応する鋳片
の一部は、本発明によって破断の恐れはないものの、厚
さに偏差があって製品とするのに適さないから、最後の
工程で切断する。
【0026】第2ステップは、ドラム2及び3の回転速
度が上昇してシェル洗いが発生しない溶鋼接触時間にな
ったときに制御装置は第2ステップを終了させ、第3ス
テップの制御に切り換える。これは前述のように、ドラ
ム2及び3の回転速度が十分高くなると、シェル洗いの
発生がきわめて少なくなってシェル厚の偏差も小さくな
るためで、以後は従来の双ドラム式薄板連続鋳造装置と
同様に、高速で回転するドラム2及び3によって定常的
な連続鋳造が行われる。第3ステップにおいては、ウエ
ッジ量を低位に抑えるため、ドラム3の軸5の両端をそ
れぞれ軸受7を介して支持する一対の油圧シリンダ9が
揃って動き、ドラム2及び3が平行となる状態を保つこ
とによって、鋳片13の厚さが幅方向に同じ値になるよ
うに圧下力が制御される。
【0027】第3ステップの制御は従来技術の場合と実
質的に同じであるが、図1の表に示すように、制御装置
は電磁式切換弁24を開弁させると同時に、電磁式切換
弁27、33、及び34を閉弁させて、第2の油圧供給
系統32にあるアキュムレータ31への連通を遮断する
と共に第1の油圧供給系統30を導通させる。この状態
で制御装置はサーボ弁22を細かく制御して、油圧シリ
ンダ9の第1室20及び第2室21の油圧を微調整し、
軸受7を介してドラム3の位置をドラム2に対して平行
な状態を保ちながら微細に前後に移動させて、鋳片13
の厚さを調整する。
【0028】次に示す表1には、本発明の実施例(ケー
スA)として、第1ステップではアキュムレータ31を
1トンの油圧で作動させ、第2ステップではアキュムレ
ータ31を5トンの油圧で作動させた場合と、比較のた
めに、第1ステップ又は第2ステップについてアキュム
レータ31を使用したり、或いは使用しなかったり、使
用する場合でも作動圧力を大小に変化させた4つの比較
例、、、(ケースB〜E)について、実験的に
連続鋳造を実施して確認した鋳片13の状況が示されて
いる。共通の実験条件としては、ドラム2及び3につい
て、ドラム径を1200mm,ドラム幅を800mm、
鋳造速度を80m/min、鋳片13の厚さを2.5m
mとしている。この実験結果から、第1ステップ及び第
2ステップにおいてアキュムレータ31を利用し、第1
ステップに対して第2ステップの作動圧力を高めた本発
明の実施例によれば、他の比較例に比べて起動が円滑
で、鋳片13の破断によるトラブルがなく、性状の優れ
た鋳片13が得られることが確認された。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、双ドラム式薄板連続鋳
造装置のスタートアップ時において、鋳片に形成される
厚さの著しく大きい瘤を容易に通過させることができる
ので、瘤によって装置が起動不能に陥るようなことがな
く、またドラムや駆動機構等に損傷を受ける恐れがな
い。また、ドラムの回転速度が十分高くなる前に、鋳片
の一部にシェル洗いによる厚さの変動が生じても、ドラ
ムが鋳片によく追従して移動することによって、鋳片の
冷却が十分に行われるため、帯状の鋳片がコイラの方へ
導かれる途中で張力によりシェル洗いの部分で破断して
トラブルを起こす恐れもない。ドラムの回転速度が十分
高くなった後は、一対のドラムを平行に保って圧下制御
を行うので、ウエッジ量の少ない厚さが一定の優れた鋳
片が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双ドラム式薄板連続鋳造装置に使用さ
れる油圧システムの実施例を示す回路図である。
【図2】双ドラム式薄板連続鋳造装置の要部を示す正面
図である。
【図3】双ドラム式薄板連続鋳造装置の要部を概念的に
示す正面図である。
【図4】始動時の鋳片を示す断面図である。
【図5】鋳片に瘤が現れる頻度を示すグラフである。
【図6】鋳片にシェル洗いが生じる頻度を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1…双ドラム式薄板連続鋳造装置 2、3…ドラム 4、5…軸 6、7…軸受 8…フレーム 9…油圧シリンダ 10…荷重検出器 11…湯溜まり部 12…シェル 13…鋳片 14…鋳片の先端(最ボトム部) 15…瘤 20…第1室 21…第2室 22…サーボ弁 24、26、27、33、34…電磁式切換弁 25…油圧ポンプ 28…リリーフ弁 29…リザーブタンク 30…第1の油圧供給系統 31…アキュムレータ 32…第2の油圧供給系統 35…ピストン 36…ピストンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山上 靖博 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 岡 秀毅 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 脇山 洋一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 服部 英則 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を循環する水のような冷却媒体によ
    って冷却され、同じ回転速度で互いに反対向きに回転駆
    動されると共に、それらの間隙の上部に金属の溶湯を供
    給される湯溜まり部を形成する一対のドラムと、前記一
    対のドラムの軸の両端をそれぞれ回転自由に支持する軸
    受と、前記軸受を支持する共通のフレームと、一方の前
    記ドラムの軸の両端をそれぞれ支持している前記軸受と
    前記フレームとの間に設けられて、前記一方のドラムの
    他方の前記ドラムに対する位置を定める一対の油圧シリ
    ンダと、前記油圧シリンダとそれに圧油を供給する油圧
    ポンプとを結ぶ第1の油圧供給系統と、前記第1の油圧
    供給系統に対して並列関係に、且つそれと切り換え可能
    に、アキュムレータを有する第2の油圧供給系統を備え
    ていることを特徴とする双ドラム式薄板連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の双ドラム式薄板連続鋳造装置
    を使用し、起動の時点から鋳片の瘤が前記一対のドラム
    の最も狭い間隙を通過するまでの第1ステップにおいて
    は、前記第2の油圧供給系統により前記アキュムレータ
    の介在の下に比較的低圧の圧油を前記油圧シリンダに供
    給して、前記一方のドラムに弾力的に比較的弱い圧下力
    を与え、前記第1ステップが終了した後、前記ドラムの
    回転速度が上昇してシェル洗いが発生しなくなるまでの
    第2ステップにおいては、前記第2の油圧供給系統によ
    り前記アキュムレータの介在の下に比較的高圧の圧油を
    前記油圧シリンダに供給して、前記一方のドラムに弾力
    的に比較的強い圧下力を与え、前記第2ステップが終了
    した後の定常的な連続鋳造の状態である第3ステップに
    おいては、前記第2の油圧供給系統を前記第1の油圧供
    給系統に切り換えて、前記アキュムレータを遮断し、前
    記一対の油圧シリンダに圧力を調整された圧油を供給し
    て、前記一方のドラムが他方の前記ドラムに対して平行
    となるように圧下制御を行うことを特徴とする双ドラム
    薄板連続鋳造方法。
  3. 【請求項3】 内部を循環する水のような冷却媒体によ
    って冷却され、同じ回転速度で互いに反対向きに回転駆
    動されると共に、それらの間隙の上部に金属の溶湯を供
    給される湯溜まり部を形成する一対のドラムと、前記一
    対のドラムの軸の両端をそれぞれ回転自由に支持する軸
    受と、前記軸受を支持する共通のフレームと、一方の前
    記ドラムの軸の両端をそれぞれ支持している前記軸受と
    前記フレームとの間に設けられて、前記一方のドラムの
    位置を定める一対の油圧シリンダと、前記油圧シリンダ
    とそれに圧油を供給する油圧ポンプとを結ぶ第1の油圧
    供給系統とを備えている双ドラム式薄板連続鋳造装置に
    おいて、前記第1の油圧供給系統に対して並列関係に、
    且つそれと切り換え可能に、アキュムレータを備えた第
    2の油圧供給系統を設けると共に、起動の時点から鋳片
    の瘤が前記一対のドラムの最も狭い間隙を通過するまで
    の第1ステップにおいては、前記第2の油圧供給系統に
    より前記アキュムレータの介在の下に比較的低圧の圧油
    を前記油圧シリンダに供給して、前記一方のドラムに弾
    力的に比較的弱い圧下力を与え、前記第1ステップが終
    了した後、前記ドラムの回転速度が上昇してシェル洗い
    が発生しなくなるまでの第2ステップにおいては、前記
    第2の油圧供給系統により前記アキュムレータの介在の
    下に比較的高圧の圧油を前記油圧シリンダに供給して、
    前記一方のドラムに弾力的に比較的強い圧下力を与え、
    前記第2ステップが終了した後の定常的な連続鋳造の状
    態である第3ステップにおいては、前記第2の油圧供給
    系統を前記第1の油圧供給系統に切り換えて、前記アキ
    ュムレータを遮断し、前記一対の油圧シリンダに圧力を
    調整された圧油を供給して、前記一方のドラムが他方の
    前記ドラムに対して平行となるように圧下制御を行うこ
    とを特徴とする双ドラム薄板連続鋳造方法。
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