JP4229180B2 - 受信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

受信装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、制御方法、及びプログラムに関し、特に、例えば、搬送波を、様々な変調方式でディジタル変調した変調信号を受信する受信装置の性能を向上させることができるようにする受信装置、制御方法、及びプログラムに関する。
BS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送では、搬送波をディジタル変調する変調方式として、例えば、BPSK(Binary PSK(Phase Shift Keying)),QPSK(Quadrature PSK)、又は8PSKを動的に選択することがきる。
したがって、BSディジタル放送では、搬送波を、送信の対象のデータにしたがい、BPSK,QPSK、又は8PSKのうちのいずれかで変調した変調信号が送信される。
また、BSディジタル放送では、スーパフレームと呼ばれる単位で、データが送信される。
図1は、BSディジタル放送を受信する受信装置で受信されるスーパフレームの変調信号のフォーマットを示している。
スーパフレームは、8つのフレーム#1,#2,#3,#4,#5,#6,#7,#8からなる。
フレーム#i(i=1,2,・・・,8)は、その先頭から、ユニークなデータW1の32シンボル、TMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)の128シンボル、ユニークなデータW2又はW3の32シンボル、4×48セットの、主信号の203シンボルとバースト信号の4シンボルとのセットが順次配置されて構成されており、したがって、39936(=32+128+32+(203+4)×4×48)シンボルからなる。
データW1,W2、及びW3のシンボルは、ユニークで既知の、BPSK変調されるシンボルであり、受信装置において、フレーム同期を確立するのに用いられる。
なお、フレーム#iにおいて、データW1のシンボルと、データW2又はW3のシンボルとは、TMCCのシンボルを挟むように配置されるが、スーパフレームを構成する8つのフレーム#1ないし#8のうちの、フレーム#1には、データW1のシンボルと、データW2のシンボルとが配置され、他のフレーム#2ないし#8には、データW1のシンボルと、データW3のシンボルとが配置される。
ここで、以下、適宜、データW1,W2,W3のシンボルを、それぞれ、ユニークシンボルW1,W2,W3という。また、ユニークシンボルW2又はW3の一方を、以下、適宜、ユニークシンボルW2/W3という。
TMCCは、変調信号における主信号の変調方式や符号化方式等を含む制御情報であり、TMCCのシンボルは、BPSK変調される。
ここで、ディジタル変調を含む変調では、搬送波を、送信の対象のデータにしたがって変調することにより、変調信号が得られるのであるが、本明細書では、説明の便宜上、搬送波を、送信の対象のデータにしたがって変調することを、送信の対象のデータを変調するともいう。
TMCCのシンボルは、1フレーム単位で復号することができ、受信装置では、TMCCのシンボルの復号によって得られるTMCCにより、変調信号における主信号の変調方式を認識して、その主信号を復調することができる。
なお、受信装置では、1スーパフレーム分のTMCCをリードソロモン復号することで、その後の変調信号における主信号の変調方式を認識する。
主信号は、画像データをMPEG符号化した符号化データ等の、送信すべき本来の情報であり、主信号のシンボルは、BPSK,QPSK、又は8PSKのうちのいずかの変調方式で変調される。
なお、主信号のシンボルの変調方式は、バースト信号のシンボルどうし、又は、ユニークシンボルW2/W3と、バースト信号のシンボルとで挟まれる主信号の203シンボルの単位で指定することができる。
バースト信号は、フレーム周期のPRBS(Pseudo Random Bit Sequence)(Pseudo Random Binary Sequence)系列であり、バースト信号のシンボルは、BPSK変調される、既知のシンボルである。
ここで、バースト信号のシンボルを、以下、適宜、バーストシンボルという。
バーストシンボルは、受信装置において、低C/N(Carrier to Noise Ratio)であっても、搬送波同期を確立することができるように、変調信号に、間欠的に配置される。
すなわち、受信装置では、変調信号に、搬送波を乗算することにより、変調信号を、搬送波と同相のI成分と、搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調するが、受信装置で用いられる搬送波と、変調信号を送信してくる送信装置で用いられる搬送波との間には、一般に、誤差があり、その誤差に起因して、受信装置で得られる復調信号のシンボルは、I成分を表すI軸と、Q成分を表すQ軸とで規定されるIQ平面において回転する。
受信装置では、以上のような復調信号のシンボルの回転を補償するために、搬送波同期が確立される。
具体的には、例えば、受信装置では、NCO(Numerically controlled oscillator)(数値制御発振器)が出力する所定の位相の信号と、復調信号のシンボルとの位相誤差が検出され、その位相誤差がループフィルタでフィルタリングされる。そして、ループフィルタのフィルタリングの結果に応じて、NCOが制御される一方、復調信号のシンボルの位相が、位相誤差に応じて、その位相誤差を是正するように回転される。
以上のように、搬送波同期を確立する場合において、シンボルが、IQ平面上の信号点どうしの距離が比較的近いQPSK変調、又は8PSK変調をされているときには、C/Nが低いと、搬送波同期を確立することが困難になることがある。
そこで、変調信号には、図1に示したように、既知のシンボルで、しかも、信号点どうしの距離が遠いBPSK変調がされたバーストシンボルが、間欠的に配置され、このバーストシンボルにより、C/Nが低くても、受信装置において、搬送波同期を確立することができるようになっている。
ここで、特許文献1には、搬送波同期の確立に用いられるループフィルタのゲインを、復調信号の位相方向と振幅方向の平均誤差の比に応じて変化させることが記載されている。
また、特許文献2には、アンテナの位相雑音特性に基づき、搬送波同期の確立に用いられるループフィルタのフィルタ係数を設定することが記載されている。
特許第3205313号 特許第3646010号
上述したように、変調信号における主信号のシンボルは、BPSK,QPSK、又は8PSKのうちのいずかの変調方式で変調されるが、従来においては、搬送波同期の確立に用いられるループフィルタのゲインは、変調方式に関係なく設定されるため、変調信号のC/Nや位相雑音特性によっては、例えば、搬送波同期の確立に失敗することや、搬送波同期を確立する回路が誤動作すること、サイクルスリップが生じること等の、受信装置の性能が低下することがあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、搬送波を、様々な変調方式でディジタル変調した変調信号を受信する受信装置の性能を向上させることができるようにするものである。
本発明の一側面の受信装置は、搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置であり、前記変調信号を、前記搬送波と同相のI成分と、前記搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調する復調部と、所定の位相の信号を発生する数値制御発振部と、前記復調信号のシンボルの位相と、前記所定の位相の信号の位相との位相誤差を検出する位相誤差検出部と、前記復調信号のシンボルの位相を、前記位相誤差に応じて回転する位相回転部と、前記位相誤差をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、前記数値制御発振部を制御するループフィルタと、前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御するゲイン制御部とを備える。
本発明の一側面の制御方法、又はプログラムは、搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置を制御する制御方法、又は制御処理を、コンピュータに実行させるプログラムであり、前記受信装置には、前記変調信号を、前記搬送波と同相のI成分と、前記搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調する復調部と、所定の位相の信号を発生する数値制御発振部と、前記復調信号のシンボルの位相と、前記所定の位相の信号の位相との位相誤差を検出する位相誤差検出部と、前記復調信号のシンボルの位相を、前記位相誤差に応じて回転する位相回転部と、前記位相誤差をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、前記数値制御発振部を制御するループフィルタとが設けられており、前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御するステップを含む。
本発明の一側面においては、前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインが制御される。
なお、プログラムは、伝送媒体を介して伝送すること、又は記録媒体に記録することにより配布することができる。
本発明の一側面によれば、受信装置の性能を向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の受信装置は、
搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置(例えば、図2の受信装置)であり、
前記変調信号を、前記搬送波と同相のI成分と、前記搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調する復調部(例えば、図2の復調部11)と、
所定の位相の信号を発生する数値制御発振部(例えば、図3のNCO37)と、
前記復調信号のシンボルの位相と、前記所定の位相の信号の位相との位相誤差を検出する位相誤差検出部(例えば、図3の位相誤差検出部32)と、
前記復調信号のシンボルの位相を、前記位相誤差に応じて回転する位相回転部(例えば、図3の位相回転部33)と、
前記位相誤差をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、前記数値制御発振部を制御するループフィルタ(例えば、図3のループフィルタ36)と、
前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御するゲイン制御部(例えば、図3のゲイン制御部38)と
を備える。
一側面の受信装置には、
前記復調信号から、前記変調信号の変調方式を含む制御情報を検出する制御情報検出部(例えば、図2のTMCC検出部17)をさらに設け、
前記ゲイン制御部には、前記制御情報から認識される変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御させることができる。
一側面の受信装置には、
複数の変調方式それぞれ用のゲインを記憶するゲイン記憶部(例えば、図3のゲイン記憶部72)をさらに設け、
前記ゲイン制御部には、前記ループフィルタのゲインを、前記制御情報から認識される変調方式用のゲインに制御させることができる。
一側面の受信装置には、
前記変調信号のC/N(Carrier to Noise Ratio)を検出するC/N検出部(例えば、図6のC/N検出部81)をさらに設け、
前記ゲイン制御部には、さらに、前記C/Nに基づいて、前記ゲイン記憶部に記憶されるゲインを調整させることができる。
一側面の受信装置には、
前記変調信号の位相雑音特性を検出する位相雑音特性検出部(例えば、図7の位相雑音特性検出部91)をさらに設け、
前記ゲイン制御部には、さらに、前記位相雑音特性に基づいて、前記ゲイン記憶部に記憶されるゲインを調整させることができる。
一側面の制御方法、又はプログラムは、
搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置(例えば、図2の受信装置)を制御する制御方法、又は制御処理を、コンピュータに実行させるプログラムであり、
前記受信装置は、
前記変調信号を、前記搬送波と同相のI成分と、前記搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調する復調部(例えば、図2の復調部11)と、
所定の位相の信号を発生する数値制御発振部(例えば、図3のNCO37)と、
前記復調信号のシンボルの位相と、前記所定の位相の信号の位相との位相誤差を検出する位相誤差検出部(例えば、図3の位相誤差検出部32)と、
前記復調信号のシンボルの位相を、前記位相誤差に応じて回転する位相回転部(例えば、図3の位相回転部33)と、
前記位相誤差をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、前記数値制御発振部を制御するループフィルタ(例えば、図3のループフィルタ36)と
を備え、
前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御するステップ(例えば、図4のステップS11)を含む。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成例を示している。
図2において、受信装置は、復調部11、A/D変換部12、フレーム同期部13、搬送波同期部14、復号部15、デコーダ16、及びTMCC検出部17等から構成される。
例えば、BSディジタル放送の放送波が、図示せぬアンテナで受信され、IF(Intermediate Frequency)信号となった変調信号、すなわち、BSディジタル放送を行う放送局において、搬送波をディジタル変調した、図1に示した変調信号のIF信号が復調部11に供給される。
復調部11は、いわゆるチューナであり、そこに供給される変調信号のIF信号に、搬送波を乗算することにより、変調信号のIF信号を、搬送波と同相のI成分と、搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調して、その復調信号を、A/D(Analog/Digital)変換部12に供給する。
A/D変換部12は、復調部11から供給されるアナログの復調信号をA/D変換し、その結果得られるディジタルの復調信号を、フレーム同期部13、及び搬送波同期部14に供給する。
フレーム同期部13は、A/D変換部12から供給される復調信号に基づき、いわゆるタイミング同期を確立し、さらに、復調信号から、既知のシンボルであるユニークシンボルW1,W2/W3を検出することにより、いわゆるフレーム同期を確立する。また、フレーム同期部13は、復調信号における既知のシンボルであるユニークシンボルW1,W2,W3のタイミングと、バーストシンボルのタイミングとを表す既知シンボル情報を、搬送波同期部14に供給する。
搬送波同期部14は、A/D変換部12から供給される復調信号につき、フレーム同期部13から供給される既知シンボル情報や、TMCC検出部17から供給されるTMCCを、必要に応じて用いて、搬送波同期を確立し、これにより、前述したように、シンボルの回転を是正した復調信号を得て、復号部15に供給する。
復号部15は、搬送波同期部14から供給される復調信号に対して、ビタビ復号、及びリードソロモン復号等の復号処理を施し、その結果得られる復号データを、デコーダ16とTMCC検出部17に供給する。
デコーダ16は、復号部15から供給される復号データにおける主信号としての、例えば、MPEG符号化された符号化データをMPEG復号し、その結果得られる画像データや音声データ等のコンテンツのデータを出力する。
TMCC検出部17は、復号部15から供給される復号データから、主信号の変調方式を含む制御情報としてのTMCCを検出し、搬送波同期部14に供給する。
図3は、図2の搬送波同期部14の構成例を示している。
搬送波同期部14は、位相検出部31、位相誤差検出部32、位相回転部33、位相判定部34、演算部35、ループフィルタ36,NCO37、及びゲイン制御部38等から構成される。
位相検出部31には、A/D変換部12(図2)からの復調信号が供給される。
位相検出部31は、A/D変換部12からの復調信号のシンボルの位相θを検出し、位相誤差検出部32に供給する。
位相誤差検出部32は、例えば、位相検出部31からのシンボルの位相θから、NCO37から供給される信号の位相θ’を減算することにより、シンボルの位相θの位相誤差△θを検出し、位相回転部33、及び演算部35に供給する。
位相回転部33には、上述したように、位相誤差検出部32からの位相誤差△θが供給される他、A/D変換部12(図2)からの復調信号が供給される。
位相回転部33は、位相誤差検出部32からの位相誤差△θに応じて、その位相誤差△θを是正するように、A/D変換部12からの復調信号のシンボルの位相を回転し、その位相の回転後のシンボルを、位相判定部34、及び復号部15(図2)に供給する。
位相判定部34には、上述したように、位相回転部33から、位相誤差△θが是正されたシンボルが供給される他、フレーム同期部13(図2)からの既知シンボル情報が供給される。
位相判定部34は、フレーム同期部13から既知シンボル情報が供給された場合には、その既知シンボル情報がタイミングを表すユニークシンボルW1,W2,W3、又はバーストシンボルの位相ψを、演算部35に供給する。
ここで、ユニークシンボルW1,W2,W3、及びバーストシンボルは、いずれも、BPSK変調された既知のシンボルであり、その位相ψは、例えば、0又はπ[ラジアン]のうちのいずれかである。
また、位相判定部34は、フレーム同期部13から既知シンボル情報が供給されてない場合、つまり、位相検出部31、及び位相回転部33に対して、ユニークシンボルW1,W2,W3、及びバーストシンボル以外のシンボルが供給されるタイミングである場合、位相回転部33から供給されるシンボルを硬判定し、その硬判定の結果としての、IQ平面上の信号点の位相ψを、演算部35に供給する。
演算部35は、位相誤差検出部32からの位相誤差△θから、位相判定部34から供給される位相ψを減算することにより、位相誤差△θを、位相ψを基準とする位相誤差△θ’に変換し、ループフィルタ36に供給する。
ループフィルタ36は、アンプ51,52、演算器53、遅延回路54、演算器55から構成され、演算部35からの位相誤差△θ’をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、NCO37を制御する。
すなわち、ループフィルタ36では、演算部35からの位相誤差△θ’が、アンプ51に供給される。
アンプ51は、演算部35からの位相誤差△θ’をゲインg1倍に増幅し、アンプ52及び演算器55に供給する。
アンプ52は、アンプ51の出力をゲインg2倍に増幅し、演算器53に供給する。
演算器53は、アンプ52の出力と、遅延回路54の出力とを加算し、遅延回路54及び演算器55に供給する。
遅延回路54は、演算器53の出力を、1シンボル分の時間だけ遅延して、演算器53に供給する。
演算器55は、アンプ51の出力と、演算器53の出力とを加算し、その加算値を、位相誤差△θ’のフィルタリングの結果として、NCO37に供給する。
NCO37は、演算器61及び遅延回路62から構成され、ループフィルタ36の出力に応じて、所定の位相θ’の信号を発生し、位相検出部31で位相θが検出されるシンボルのIQ平面上の本来の信号点(IQ平面上の座標)に対応する信号として、位相誤差検出部32に供給する。
すなわち、NCO37において、演算器61は、ループフィルタ36の演算器55の出力と、遅延回路62の出力とを加算し、遅延回路62に供給する。
遅延回路62は、演算器61の出力を、1シンボル分の時間だけ遅延し、演算器61に供給するとともに、所定の位相θ’の信号として、位相誤差検出部32に供給する。
ゲイン制御部38は、制御部71、ゲイン記憶部72、及びセレクタ73から構成され、変調信号の変調方式に基づいて、ループフィルタ36のループゲインを制御する。
すなわち、制御部71は、CPU(Central Processing Unit)71A、及びメモリ71B等で構成され、CPU71Aが、メモリ71Bに記憶されているプログラムを実行することにより、ゲイン記憶部72の記憶内容の変更や、セレクタ73の制御等の各種の処理を行う。
具体的には、制御部71は、ユーザによる図示せぬ操作部の操作に応じて、ゲイン記憶部72に記憶された初期ゲイン、既知シンボルゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、又は8PSK用ゲインを変更する。
また、制御部71には、フレーム同期部13(図2)からの既知シンボル情報と、TMCC検出部17(図2)からのTMCCとが供給されるようになっており、制御部71は、その既知シンボル情報やTMCCに応じて、セレクタ73を制御し、これにより、セレクタ73に、ゲイン記憶部72に記憶された初期ゲイン、既知シンボルゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、又は8PSK用ゲインのうちのいずれかを選択させる。
ゲイン記憶部72は、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1として、主信号のシンボルの変調に用いられる複数の変調方式それぞれ用のゲインを記憶する。
すなわち、ゲイン記憶部72は、主信号のシンボルの変調に用いられる複数の変調方式それぞれ用のゲインとして、BPSK用のゲインであるBPSK用ゲイン、QPSK用のゲインであるQPSK用ゲイン、及び、8PSK用のゲインである8PSK用ゲインを記憶している。
さらに、ゲイン記憶部72は、初期ゲイン、及び既知シンボルゲインも記憶している。
ここで、初期ゲインは、フレーム同期が確立されていない状態で、アンプ51のゲインg1として使用される。
既知シンボルゲインは、フレーム同期の確立後、搬送波同期部14において、既知のシンボルであるユニークシンボルW1,W2,W3、及びバーストシンボルを処理するときに、アンプ51のゲインg1として使用される。
BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、又は、8PSK用のゲインは、フレーム同期が確立され、TMCCが検出された後、主信号のシンボルが、BPSK変調、QPSK変調、又は、8PSK変調されているときに、それぞれ、アンプ51のゲインg1として使用される。
ゲイン記憶部72には、例えば、受信装置を製造する工場等において、初期ゲイン、既知シンボルゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び、8PSK用ゲインの初期値が記憶される。
初期ゲインの初期値としては、例えば、フレーム同期が確立されていない状態で、搬送波同期部14が不安定な動作をしないような値が、シミュレーション等によって求められる。また、既知シンボルゲインの初期値としては、例えば、搬送波同期部14において、既知のシンボルであるユニークシンボルW1,W2,W3、及びバーストシンボルが処理されるときに、その処理に適切な値が、シミュレーション等によって求められる。
さらに、BPSK用ゲインの初期値としては、例えば、搬送波同期部14において、主信号のシンボルのうちの、BPSK変調されたシンボルが処理されるときに、その処理に適切な値が、シミュレーション等によって求められる。
QPSK用ゲインの初期値、又は8PSK用ゲインの初期値としても、例えば、搬送波同期部14において、主信号のシンボルのうちの、QPSK変調、又は8PSK変調されたシンボルが処理されるときに、その処理に適切な値が、それぞれ、シミュレーション等によって求められる。
なお、例えば、IQ平面上の信号点どうしの距離が比較的大のBPSK変調されたシンボルに用いられるBPSK用ゲインの初期値は、例えば、NCO37が発生する信号の位相θ’が、位相誤差△θに敏感に反応するように、QPSK用ゲインの初期値や、8PSK用ゲインの初期値と比較して大の値とされる。
また、例えば、IQ平面上の信号点どうしの距離が比較的小の8PSK変調されたシンボルに用いられる8PSK用ゲインの初期値は、例えば、NCO37が発生する信号の位相θ’が、位相誤差△θにあまり敏感に反応しないように、BPSK用のゲインの初期値や、QPSK用ゲインの初期値と比較して小の値とされる。
セレクタ73は、制御部71の制御にしたがい、ゲイン記憶部72に記憶された初期ゲイン、既知シンボルゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、又は、8PSK用ゲインを選択し、ループフィルタ36のアンプ51に供給して、そのアンプ51のゲインg1として設定する。
以上のように構成される搬送波同期部14では、A/D変換部12(図2)から供給される復調信号につき、搬送波同期を確立する搬送波同期確立処理が、フレーム同期部13から供給される既知シンボル情報や、TMCC検出部17において、後述するTMCC検出処理が開始されることにより供給されるTMCCを、必要に応じて用いて行われる。
すなわち、搬送波同期部14において、位相検出部31及び位相回転部33には、A/D変換部12(図2)から、復調信号が供給される。
また、ゲイン制御部38の制御部71には、フレーム同期部13(図2)において、フレーム同期が確立されると、既知シンボル情報が供給され、さらに、TMCC検出部17において、TMCCが検出されると、そのTMCCが供給される。
ゲイン制御部38では、制御部71が、そこに供給される既知シンボル情報やTMCC等に応じて、セレクタ73を制御し、これにより、セレクタ73に、ゲイン記憶部72に記憶された初期ゲイン、既知シンボルゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、又は8PSK用ゲインのうちのいずれかを選択させ、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1として設定させるゲイン制御処理が行われる。
また、位相検出部31では、A/D変換部12(図2)から供給される復調信号のシンボルの位相θが検出され、位相誤差検出部32に供給される。
位相誤差検出部32は、位相検出部31からのシンボルの位相θと、NCO37からの信号の位相θ’との位相誤差△θを検出し、位相回転部33、及び演算部35に供給する。
一方、位相判定部34は、フレーム同期部13から既知シンボル情報が供給された場合には、その既知シンボル情報がタイミングを表すユニークシンボルW1,W2,W3、又はバーストシンボルの位相ψを、演算部35に供給する。
また、位相判定部34は、フレーム同期部13から既知シンボル情報が供給されてない場合には、位相回転部33から供給されるシンボルを硬判定し、その硬判定の結果としての、IQ平面上の信号点の位相ψを、演算部35に供給する。
演算部35は、位相誤差検出部32からの位相誤差△θから、位相判定部34から供給される位相ψを減算することにより、位相誤差△θを、位相ψを基準とする位相誤差△θ’に変換し、ループフィルタ36に供給する。
ループフィルタ36は、演算部35からの位相誤差△θ’をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、NCO37を制御し、NCO37は、ループフィルタ36の制御に応じて、所定の位相θ’の信号を発生し、位相誤差検出部32に供給する。
位相誤差検出部32では、上述したように、位相検出部31からのシンボルの位相θと、NCO37からの信号の位相θ’との位相誤差△θが検出され、位相回転部33、及び演算部35に供給される。
そして、位相回転部33では、位相誤差検出部32からの位相誤差△θに応じて、その位相誤差△θを是正するように、A/D変換部12からの復調信号のシンボルの位相が回転され、その位相の回転後のシンボルが、位相判定部34、及び復号部15(図2)に供給される。
ここで、図3の搬送波同期部14において、位相検出部31、位相誤差検出部32、演算部35、ループフィルタ36、及びNCO37は、いわゆるPLL(Phase Lock Loop)を構成している。
次に、図4のフローチャートを参照して、図2の受信装置の動作について説明する。
BSディジタル放送の放送波が、アンテナで受信され、IF信号となった変調信号が復調部11に供給されると、復調部11は、その変調信号を、I成分とQ成分とからなる復調信号に復調して、その復調信号を、A/D変換部12を介して、フレーム同期部13と搬送波同期部14に供給する。
搬送波同期部14は、復調信号が供給されると、ステップS11において、ループフィルタ36(図3)のアンプ51のゲインg1を制御するゲイン制御処理を開始して、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12では、フレーム同期部13が、そこに供給される復調信号から、ユニークシンボルW1,W2/W3を検出することにより、フレーム同期を確立することと、復調信号における既知のシンボルであるユニークシンボルW1,W2,W3のタイミング、及びバーストシンボルのタイミングを表す既知シンボル情報を、搬送波同期部14に供給することを行うフレーム同期確立処理を開始して、処理は、ステップS13に進む。
ステップS13では、搬送波同期部14が、そこに供給される復調信号につき、搬送波同期を確立する、図3で説明した搬送波同期確立処理を開始し、処理は、ステップS14に進む。
以上のように、ステップS13において、搬送波同期部14が、搬送波同期確立処理を開始すると、搬送波同期部14からは、シンボルの回転を是正した復調信号が、復号部15に供給される。
そして、復号部15では、搬送波同期部14からの復調信号に対して、ビタビ復号、及びリードソロモン復号が施され、その結果得られる復号データが、デコーダ16とTMCC検出部17に供給される。
デコーダ16では、復号部15からの復号データにおける主信号としての、MPEG符号化された符号化データがMPEG復号され、その結果得られる画像データや音声データ等のコンテンツのデータが出力される。
一方、TMCC検出部17では、ステップS14において、復号部15から供給される復号データから、主信号の変調方式を含む制御情報としてのTMCCを検出し、搬送波同期部14に供給するTMCC検出処理が開始される。
次に、図5のフローチャートを参照して、搬送波同期部14(図3)において、図4のステップS11で開始されるゲイン制御処理について説明する。
ゲイン制御処理では、ステップS31において、搬送波同期部14のゲイン制御部38が、初期ゲインを、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1として設定し、処理は、ステップS32に進む。
ステップS32では、ゲイン制御部38が、フレーム同期部13(図2)から供給される既知シンボル情報に基づき、A/D変換部12から搬送波同期部14に、既知のシンボルであるユニークシンボルW1,W2,W3、又はバーストシンボルが供給されるタイミングであるかどうかを判定する。
ステップS32において、既知のシンボルが供給されるタイミングでないと判定された場合、処理は、ステップS33をスキップして、ステップS34に進む。
また、ステップS32において、既知のシンボルが供給されるタイミングであると判定された場合、処理は、ステップS33に進み、ゲイン制御部38は、既知シンボル用ゲインを、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1として設定し、処理は、ステップS34に進む。
ここで、図4のステップS12において、フレーム同期確立処理が開始されて、フレーム同期部13から搬送波同期部14のゲイン制御部38に対して、既知シンボル情報の供給が開始されるまでは、ステップS32及びS33の処理は、スキップされる。
ステップS34では、ゲイン制御部38が、TMCC検出部17から供給されるTMCCに基づき、A/D変換部12から搬送波同期部14に、BPSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングであるかどうかを判定する。
ステップS34において、BPSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングでないと判定された場合、処理は、ステップS35をスキップして、ステップS36に進む。
また、ステップS34において、BPSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングであると判定された場合、処理は、ステップS35に進み、搬送波同期部14のゲイン制御部38が、BPSK用のゲインを、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1として設定し、処理は、ステップS36に進む。
ステップS36では、ゲイン制御部38が、TMCC検出部17から供給されるTMCCに基づき、A/D変換部12から搬送波同期部14に、QPSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングであるかどうかを判定する。
ステップS36において、QPSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングでないと判定された場合、処理は、ステップS37をスキップして、ステップS38に進む。
また、ステップS36において、QPSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングであると判定された場合、処理は、ステップS37に進み、搬送波同期部14のゲイン制御部38が、QPSK用のゲインを、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1として設定し、処理は、ステップS38に進む。
ステップS38では、ゲイン制御部38が、TMCC検出部17から供給されるTMCCに基づき、A/D変換部12から搬送波同期部14に、8PSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングであるかどうかを判定する。
ステップS38において、8PSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングでないと判定された場合、処理は、ステップS39をスキップして、ステップS40に進む。
また、ステップS38において、8PSK変調がされた主信号のシンボルが供給されるタイミングであると判定された場合、処理は、ステップS39に進み、搬送波同期部14のゲイン制御部38が、QPSK用のゲインを、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1として設定し、処理は、ステップS40に進む。
ここで、図4のステップS14において、TMCC検出処理が開始されて、TMCC検出部17から搬送波同期部14のゲイン制御部38に対して、TMCCの供給が開始されるまでは、ステップS34ないしS39の処理は、スキップされる。
ステップS40では、ゲイン制御部38が、フレーム同期がとれているかどうかを判定する。
ステップS40において、フレーム同期がとれていると判定された場合、すなわち、フレーム同期部13からゲイン制御部38に対して、既知シンボル情報が供給され続けている場合、処理は、ステップS32に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS40において、フレーム同期がとれていないと判定された場合、すなわち、フレーム同期部13からゲイン制御部38に対して、既知シンボル情報が供給されなくなった場合、処理は、ステップS31に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
以上のように、変調信号の変調方式に基づいて、ループフィルタ36のゲインg1を制御するので、すなわち、BPSK変調がされている主信号のシンボルについては、そのシンボルに適切なBPSK用ゲインを、QPSK変調がされている主信号のシンボルについては、そのシンボルに適切なQPSK用ゲインを、8PSK変調がされている主信号のシンボルについては、そのシンボルに適切な8PSK用ゲインを、それぞれ、ループフィルタ36のゲインg1として用いて、搬送波同期確立処理を行うので、例えば、BPSK,QPSK、及び8PSKのすべての変調方式について、変調方式に関係がない値の同一のゲインを、ループフィルタ36のゲインg1として用いる場合や、一部の変調方式については、変調方式に関係がない所定の値のゲインを、ループフィルタ36のゲインg1とし、かつ、残りの変調方式については、やはり変調方式に関係がない値の0を、ループフィルタ36のゲインg1とする場合等に比較して、受信装置の性能を向上させることができる。
すなわち、例えば、搬送波同期が可能な搬送波の周波数の誤差の範囲を広くすることや、搬送波同期に要する時間を短縮すること、誤った搬送波同期を生じにくくすること、サイクルスリップを生じにくくすること等ができ、その結果、ビット誤りの少ない安定した受信が可能となる。
次に、図6は、図2の搬送波同期部14の他の構成例を示している。
なお、図中、図3の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
すなわち、図6の搬送波同期部14は、位相検出部31、位相誤差検出部32、位相回転部33、位相判定部34、演算部35、ループフィルタ36,NCO37、及びゲイン制御部38が設けられている点で、図3の場合と一致し、C/N検出部81が新たに設けられている点で、図3の場合と相違している。
C/N検出部81は、例えば、チューナである復調部11が内蔵する図示せぬAGC(Automatic Gain Control)のゲインに基づき、変調信号のC/Nを推定することにより検出し、ゲイン制御部38の制御部71に供給する。
制御部71は、C/N検出部81からのC/Nに基づいて、ゲイン記憶部72に記憶される初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインを調整する。
すなわち、制御部71は、例えば、複数のC/Nと、そのC/Nにおいて、搬送波同期を確立するのに適切な初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインとを対応付けたC/Nテーブルを記憶しており、ゲイン記憶部72の記憶値を、C/Nテーブルにおいて、C/N検出部81からのC/Nに対応付けられている初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインに変更する。
以上のように、制御部71において、C/N検出部81からのC/Nに基づいて、ゲイン記憶部72に記憶される初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインを調整することにより、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1を、変調方式ごとに、変調信号のC/Nに適切な値に制御することができる。
次に、図7は、図2の搬送波同期部14のさらに他の構成例を示している。
なお、図中、図3の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
すなわち、図7の搬送波同期部14は、位相検出部31、位相誤差検出部32、位相回転部33、位相判定部34、演算部35、ループフィルタ36,NCO37、及びゲイン制御部38が設けられている点で、図3の場合と一致し、位相雑音特性検出部91が新たに設けられている点で、図3の場合と相違している。
位相雑音特性検出部91は、例えば、復号部15(図2)でのビタビ復号やリードソロモン復号による誤り訂正が短時間あたりにされた回数から、ビット誤り率を推定し、さらに、そのビット誤り率から、変調信号の位相雑音特性を推定することにより検出して、ゲイン制御部38の制御部71に供給する。
制御部71は、位相雑音特性検出部91からの位相雑音特性に基づいて、ゲイン記憶部72に記憶される初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインを調整する。
すなわち、制御部71は、例えば、複数の位相雑音特性と、その位相雑音特性において、搬送波同期を確立するのに適切な初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインとを対応付けた位相雑音特性テーブルを記憶しており、ゲイン記憶部72の記憶値を、位相雑音特性テーブルにおいて、位相雑音特性検出部91からの位相雑音特性に対応付けられている初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインに変更する。
以上のように、制御部71において、位相雑音特性検出部91からの位相雑音特性に基づいて、ゲイン記憶部72に記憶される初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインを調整することにより、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1を、変調方式ごとに、変調信号の位相雑音特性に適切な値に制御することができる。
なお、搬送波同期部14には、図6のC/N検出部81と、図7の位相雑音特性検出部91との両方を設け、制御部71では、C/Nと位相雑音特性との両方に基づいて、ゲイン記憶部72に記憶される初期ゲイン、既知シンボル用ゲイン、BPSK用ゲイン、QPSK用ゲイン、及び8PSK用ゲインを調整することができる。
この場合、ループフィルタ36のアンプ51のゲインg1を、C/Nと位相雑音特性との両方に適切な値に制御することができる。
なお、本発明は、BS放送の変調信号を受信する受信装置の他、CS(Communication Satellite)放送その他の、搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置に適用可能である。
また、制御部71のCPU71Aに実行させるプログラムは、あらかじめメモリ71Bにインストールしておく他、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体からインストールすることができる。
また、プログラムは、ダウンロードサイトから、無線又は有線のネットワークを介してダウンロードしてインストールすることができる。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
スーパフレームのフォーマットを示す図である。 本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 搬送波同期部14の構成例を示すブロック図である。 受信装置の動作を説明するフローチャートである。 ゲイン制御処理を説明するフローチャートである。 搬送波同期部14の他の構成例を示すブロック図である。 搬送波同期部14のさらに他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 復調部, 12 A/D変換部, 13 フレーム同期部, 14 搬送波同期部, 15 復号部, 16 デコーダ, 17 TMCC検出部, 31 位相検出部, 32 位相誤差検出部, 33 位相回転部, 34 位相判定部, 35 演算部, 36 ループフィルタ, 37 NCO, 38 ゲイン制御部, 51,52 アンプ, 53 演算器, 54 遅延回路, 55,61 演算器, 62 遅延回路, 71 制御部, 72 ゲイン記憶部, 73 セレクタ, 81 C/N検出部, 91 位相雑音特性検出部

Claims (7)

  1. 搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置において、
    前記変調信号を、前記搬送波と同相のI成分と、前記搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調する復調部と、
    所定の位相の信号を発生する数値制御発振部と、
    前記復調信号のシンボルの位相と、前記所定の位相の信号の位相との位相誤差を検出する位相誤差検出部と、
    前記復調信号のシンボルの位相を、前記位相誤差に応じて回転する位相回転部と、
    前記位相誤差をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、前記数値制御発振部を制御するループフィルタと、
    前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御するゲイン制御部と
    を備える受信装置。
  2. 前記復調信号から、前記変調信号の変調方式を含む制御情報を検出する制御情報検出部をさらに備え、
    前記ゲイン制御部は、前記制御情報から認識される変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 複数の変調方式それぞれ用のゲインを記憶するゲイン記憶部をさらに備え、
    前記ゲイン制御部は、前記ループフィルタのゲインを、前記制御情報から認識される変調方式用のゲインに制御する
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記変調信号のC/N(Carrier to Noise Ratio)を検出するC/N検出部をさらに備え、
    前記ゲイン制御部は、さらに、前記C/Nに基づいて、前記ゲイン記憶部に記憶されるゲインを調整する
    請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記変調信号の位相雑音特性を検出する位相雑音特性検出部をさらに備え、
    前記ゲイン制御部は、さらに、前記位相雑音特性に基づいて、前記ゲイン記憶部に記憶されるゲインを調整する
    請求項3に記載の受信装置。
  6. 搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置を制御する制御方法において、
    前記受信装置は、
    前記変調信号を、前記搬送波と同相のI成分と、前記搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調する復調部と、
    所定の位相の信号を発生する数値制御発振部と、
    前記復調信号のシンボルの位相と、前記所定の位相の信号の位相との位相誤差を検出する位相誤差検出部と、
    前記復調信号のシンボルの位相を、前記位相誤差に応じて回転する位相回転部と、
    前記位相誤差をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、前記数値制御発振部を制御するループフィルタと
    を備え、
    前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御するステップを含む制御方法。
  7. 搬送波をディジタル変調した変調信号を受信する受信装置を制御する制御処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記受信装置は、
    前記変調信号を、前記搬送波と同相のI成分と、前記搬送波と直交するQ成分とからなる復調信号に復調する復調部と、
    所定の位相の信号を発生する数値制御発振部と、
    前記復調信号のシンボルの位相と、前記所定の位相の信号の位相との位相誤差を検出する位相誤差検出部と、
    前記復調信号のシンボルの位相を、前記位相誤差に応じて回転する位相回転部と、
    前記位相誤差をフィルタリングし、そのフィルタリングの結果に応じて、前記数値制御発振部を制御するループフィルタと
    を備え、
    前記変調信号の変調方式に基づいて、前記ループフィルタのゲインを制御するステップを含む制御処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
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