JP3971084B2 - キャリア再生回路とデジタル信号受信装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタル衛星放送等のように変調方式の異なる複数のデジタル変調波が時分割多重された変調波を受信するデジタル信号受信装置と、このデジタル信号受信装置に用いて好適なキャリア再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、デジタル信号伝送方式にあっては、伝送ビットレートを高くするためには多値直交変調や多値位相変調が有利であるが、低C/N(キャリア対雑音電力)においての伝送には向いていない。このため、従来では、伝送ビットレートと低C/N特性を両立させる方法として、例えば8PSKとBPSKのように、互いに異なる複数の多相変調波を時分割多重して伝送する方法が案出されている。
【0003】
この方法は、高C/N時には両方の変調方式で伝送されてくるシンボルを復号し、低C/NではBPSKで伝送されてくるシンボルのみを復号するというもので、高C/Nでの伝送ビットレートよりは低くなるが、低C/Nでも伝送シンボルの復号が可能であることを利用している。
【0004】
ところで、デジタル信号を受信する場合、キャリア再生が不可欠であり、受信信号から各キャリアの位相誤差を検出し、この位相誤差からキャリア再生を行っている。これに対し、上記のような従来の伝送ビットレートと低C/N特性を両立させる方法を適用すると、高C/N時には多相変調波からキャリア位相誤差を正しく検出することができるものの、低C/N時には正しくキャリア位相誤差の検出ができなくなる。このため、低C/N時には正しくキャリア再生ができなくなり、実用上問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、デジタル信号の伝送において、低C/N時でも伝送シンボルの復号が可能なように、互いに異なる多相変調波を時分割多重すると、低C/N時には正しくキャリア再生できなくなるという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題点を解消し、低C/N時でも伝送シンボルの復号が可能なように、互いに異なる多相変調波が時分割多重されている場合でも、各変調波について良好なキャリア再生を可能とするキャリア再生回路を提供すると共に、このキャリア再生技術を用いたデジタル信号受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、変調方式の異なる複数のデジタル変調波が時分割多重された変調波を受信し復調するデジタル信号受信装置に用いられ、受信信号の同期検波出力からキャリア再生を行って前記複数のデジタル変調波を復調するキャリア再生回路において、前記受信信号の同期検波出力から受信キャリア対雑音電力を検出する受信キャリア対雑音電力検出手段と、前記受信信号の同期検波出力の位相を検出する位相検出手段と、前記受信信号中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式を検出する変調方式検出手段と、前記受信信号中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式に対応して設けられ、前記変調方式検出手段の検出結果に基づいて前記位相検出手段の出力から該当する変調方式のデジタル変調波のキャリア位相誤差量を検出する複数のキャリア位相誤差検出手段と、前記複数のキャリア位相誤差検出手段それぞれの位相誤差量検出出力を互いに独立して調整する複数の位相誤差量調整手段と、前記複数の位相誤差量調整手段の出力に基づいて前記受信信号の同期検波出力の位相を補正する位相補正手段とを具備し、前記受信キャリア対雑音電力検出手段の検出結果に基づいて前記複数の位相誤差量調整手段により前記複数のキャリア位相誤差検出手段から出力される各変調方式の位相誤差量を調整するようにした。
【0008】
このように各変調方式に対応した複数のキャリア位相誤差検出結果から受信キャリア対雑音電力に応じてキャリア再生に使用する位相誤差信号を制御することにより、低C/Nでも安定したキャリア再生を行うことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
尚、ここでは、近時、運用開始が予定されているデジタルBS放送波を受信する場合を例とする。図7に、デジタルBS放送の変調波を示す。主信号は8PSK、QPSKおよびBPSKのいずれかの変調方式で伝送される。TMCC、フレーム同期信号及び位相基準バースト信号はBPSK変調で伝送される。位相基準バースト信号はTMCC部を除いて203シンボル間隔で伝送され、TMCC及びフレーム同期信号はフレーム周期で伝送される。1フレームには、主信号と位相基準バーストが(203+4)×48シンボル存在する。また、TMCCには伝送されてくる主信号の変調方式を表す情報が含まれている。
【0011】
図1は上記デジタルBS放送波受信装置に用いられる、本発明に係るキャリア再生回路を含むデジタル復調装置の構成を示すものである。図1において、入力端子101に入力されたデジタルBS放送波は、同期検波回路102、103に供給される。同期検波回路102には局部発振器107の出力が固定キャリアとして供給され、同期検波回路103には局部発振器107の出力が90°移相器106により90°位相回転された後、固定キャリアとして供給される。同期検波回路102、103の出力は低域フィルタ104、105を介して準同期検波出力I、QとしてA/Dコンバータ108、109に供給されてデジタルデータに変換され、複素乗算器110を通過し正確に同期検波された後、ロールオフフィルタ111、112にて波形整形され、111の出力はI1として、112の出力はQ1として、それぞれ位相検出回路113に入力される。
【0012】
位相検出回路113から得られた位相情報は、8PSK部キャリア位相誤差検出回路121とQPSK部キャリア位相誤差検出回路122とBPSK部キャリア位相誤差検出回路123とTMCC部キャリア位相誤差検出回路119とバースト部キャリア位相誤差検出回路120と変調方式検出回路118に供給される。8PSK部キャリア位相誤差検出回路121とQPSK部キャリア位相誤差検出回路122とBPSK部キャリア位相誤差検出回路123とTMCC部キャリア位相誤差検出回路119とバースト部キャリア位相誤差検出回路120から出力される位相誤差信号は、それぞれ対応して設けられたゲイン調整回路124、125、126、127、128にて適宜ゲイン調整された後、ループフィルタ115に供給される。
【0013】
このループフィルタ115は、キャリア再生のために、各キャリア位相誤差検出出力を積分して周波数制御信号を生成するもので、その制御信号は数値制御発振器116に送られ、その発振周波数及び位相の制御に供される。数値制御発振器116の出力はデータ変換回路117に供給され、サイン及びコサイン特性の信号に変換されて複素乗算器110に戻る。この一巡のループは完全デジタル構成のPLLであり、ループフィルタ115に完全積分系を有する回路が含まれていれば、PLLの周波数引き込み範囲は原理的に無限大であり、PLLとして理想的な動作が期待できる。尚、このPLL回路構成については、特開平6−78009号公報における従来の技術の項目において、図5を参照して説明されている。
【0014】
上記変調方式検出回路118は、伝送されてくるシンボル系列からフレーム同期を検出し、このフレーム同期のタイミングからTMCCを復号して、伝送されてくる主信号の変調方式を検出する。また、フレーム同期タイミングから、BPSK伝送されてくる位相基準バーストのタイミングを再生する。これにより、時間的に変化する変調方式の伝送されてくるタイミングを検出することができる。ここで得られた変調方式の変化を示すタイミング信号は、8PSK部キャリア位相誤差検出回路121とQPSK部キャリア位相誤差検出回路122とBPSK部キャリア位相誤差検出回路123とTMCC部キャリア位相誤差検出回路119とバースト部キャリア位相誤差検出回路120に供給される。
【0015】
8PSK部キャリア位相誤差検出回路121には位相検出回路113からシンボル位相信号と変調方式検出回路118から変調方式を表すタイミング信号が供給されている。8PSK部キャリア位相誤差検出回路121は変調方式を表すタイミング信号に示される8PSK変調されている期間にシンボル位相信号からキャリア位相誤差を検出する。検出した位相誤差信号はゲイン調整回路124を介してループフィルタ115に供給される。
【0016】
QPSK部キャリア位相誤差検出回路122には位相検出回路113からシンボル位相信号と変調方式検出回路118から変調方式を表すタイミング信号が供給されている。QPSK部キャリア位相誤差検出回路122は変調方式を表すタイミング信号に示されるQPSK変調されている期間にシンボル位相信号からキャリア位相誤差を検出する。検出した位相誤差信号はゲイン調整回路125を介してループフィルタ115に供給される。
【0017】
BPSK部キャリア位相誤差検出回路123には位相検出回路113からシンボル位相信号と変調方式検出回路118から変調方式を表すタイミング信号が供給されている。BPSK部キャリア位相誤差検出回路123は変調方式を表すタイミング信号に示されるBPSK変調されている期間にシンボル位相信号からキャリア位相誤差を検出する。検出した位相誤差信号はゲイン調整回路126を介してループフィルタ115に供給される。
【0018】
TMCC部キャリア位相誤差検出回路119には位相検出回路113からシンボル位相信号と変調方式検出回路118から変調方式を表すタイミング信号が供給されている。TMCC部キャリア位相誤差検出回路119は変調方式を表すタイミング信号に示されるTMCC伝送されている期間にシンボル位相信号からキャリア位相誤差を検出する。検出した位相誤差信号はゲイン調整回路127を介してループフィルタ115に供給される。
【0019】
バースト部キャリア位相誤差検出回路120には位相検出回路113からシンボル位相信号と変調方式検出回路118から変調方式を表すタイミング信号が供給されている。バースト部キャリア位相誤差検出回路120は変調方式を表すタイミング信号に示されるバースト伝送されている期間にシンボル位相信号からキャリア位相誤差を検出する。検出した位相誤差信号はゲイン調整回路128を介してループフィルタ115に供給される。
【0020】
ここにおいて、高C/N時には各キャリア位相誤差検出回路119〜123で正しくキャリア位相誤差を検出することができるが、低C/N時には多相の変調方式のキャリア位相誤差検出回路で正しくキャリア位相誤差の検出ができなくなる。そのため、低C/N時には正しくキャリア再生ができなくなり、実用上問題がある。
【0021】
そこで、本発明では、ロールオフフィルタ111、112の各I1、Q1出力をC/N検出回路129に入力して受信シンボルのC/Nを検出し、そのC/N検出値に基づいてゲイン調整回路124〜128のゲインを調整するようにしている。
【0022】
上記構成において、以下、その処理動作について説明する。
【0023】
図2は、その動作説明図で、主信号が8PSKおよびQPSKで変調されている場合である。同図(a)は受信C/Nが10dBと良い場合のゲイン調整回路124,125,127,128のゲインを示している。C/N=10dBでは8PSKおよびQPSK変調された主信号から正しい位相誤差信号が得られるため、ゲイン調整回路124,125,127,128は所定のゲインで位相制御信号を出力する。
【0024】
同図(b)は受信C/Nが5dBの時で、8PSKで変調された主信号からは正しい位相誤差信号が得られない場合である。正しい位相誤差信号が得られない8PSKで変調された期間は、ゲイン調整回路124のゲインがゼロとなるように動作するため、位相制御信号は出力されない。この時、PLLのループゲインが下がって正常なキャリア再生ができなくならないように、正しい位相誤差信号が検出できているQPSK変調された主信号期間(ゲイン調整回路125)、TMCC期間(ゲイン調整回路127)及び位相基準バースト期間(ゲイン調整回路128)のゲインが増大する。ゲインの増加分は、正しい位相誤差信号が検出できる期間の長さに応じて決められる。例えば、正しい位相誤差信号が検出できる期間が長い場合はゲインの増加分を少なくし、正しい位相誤差信号が検出できる期間が短い場合はゲインの増加分を多くすることによってループゲインを最適に調整できる。
【0025】
同図(c)は受信C/Nが0dBと悪く、8PSK及びQPSK変調された主信号から正しい位相誤差信号が得られない場合である。この場合、正しい位相誤差信号が得られない8PSKで変調された期間のゲイン調整回路124のゲインと、QPSKで変調された期間のゲイン調整回路125のゲインとがゼロとなるように動作するため、位相制御信号は出力されない。また同図(b)と同様に、正しい位相誤差信号が検出できている、TMCC期間(ゲイン調整回路127)及び位相基準バースト期間(ゲイン調整回路128)のゲインがさらに増大する。このように、受信C/Nに応じて正しく検出された位相誤差信号のみを使用して位相制御を行い、キャリア再生が正常に行えるようにループゲインの調整も行っている。
【0026】
図3は、受信C/Nに応じてゲイン調整回路124〜128のゲインを調整する動作を示すものである。受信C/Nが8dB以上の時には、8PSK変調された主信号、QPSK変調された主信号、及びBPSK変調された主信号、TMCC及び位相基準バースト信号は、全て所定のゲインで動作する。受信C/Nが7dBより下がると、8PSK変調された主信号のゲインはゼロとなり、QPSKおよびBPSK変調された期間のゲインが増大する。受信C/Nがさらに下がり2dBより悪くなると、QPSK変調された期間のゲインもゼロとなり、BPSK変調された期間のゲインはさらに増大する。受信C/Nが上がって行く場合は、ゲインの切替ポイントを、受信C/Nが下がって行く場合とはずらしてヒステリシスを持たせる。これにより、復調動作の安定化を図ることができる。
【0027】
以上の処理により、低C/Nでも正しくキャリア再生を行うことができる。
【0028】
図4は、受信C/Nに応じてゲイン調整回路124〜128のゲインを調整する別の動作を示すものである。受信C/Nが10dB以上の時には、8PSK変調された主信号、QPSK変調された主信号及びBPSK変調された主信号、TMCC及び位相基準バースト信号は、全て所定のゲインで動作する。受信C/Nが8dBより下がると、8PSK変調された主信号のゲインはC/Nに応じて減少していく。また、QPSKおよびBPSK変調された期間のゲインはC/Nの劣化に伴い増大する。受信C/Nがさらに下がり5dBより悪くなると、QPSK変調された期間のゲインもC/Nに応じて減少し、BPSK変調された期間のゲインはさらに増大する。
【0029】
上記方法によっても先の実施形態と同様、低C/Nでも正しくキャリア再生を行うことができる。
【0030】
図5は、図1の別の動作説明図である。
【0031】
図5(a)は図2(a)と同じである。
【0032】
図5(b)は受信C/Nが5dBの時で、8PSKで変調された主信号からは正しい位相誤差信号が得られない場合である。正しい位相誤差信号が得られない8PSKで変調された期間は、ゲイン調整回路124のゲインがゼロとなるように動作するため、位相制御信号は出力されない。この時、PLLのループゲインが下がって正常なキャリア再生ができなくならないように、8PSK変調された期間の直後の位相基準バースト期間(ゲイン調整回路128)のゲインを増加させる。
【0033】
図5(c)は受信C/Nが0dBと悪く、8PSK及びQPSK変調された主信号から正しい位相誤差信号が得られない場合である。正しい位相誤差信号が得られない8PSKで変調された期間のゲイン調整回路124のゲインと、QPSKで変調された期間のゲイン調整回路125のゲインとがゼロとなるように動作するため、位相制御信号は出力されない。また同図(b)と同様に、正しい位相誤差信号が検出できない期間の直後の位相基準バースト期間(ゲイン調整回路128)のゲインを増加させる。
【0034】
図6は、図1に示す実施形態の変形例である。
【0035】
誤り訂正回路130にはロールオフフィルタ111、112から出力されるI1、Q1が供給され、復調後のシンボルの誤りを訂正する。誤りが除去されたシンボルはI2,Q2信号として出力される。また、誤り訂正回路130では、復調後におけるシンボルの誤り量を検出する。ここで検出された誤り量を表す信号はC/N検出回路131に供給される。C/N検出回路131には、変調方式検出回路118から変調方式を表すタイミング信号も供給されている。誤り訂正回路130で検出される復調後のシンボルの誤り量は変調方式によって異なるが、変調方式がわかれば受信C/Nを検出することができる。C/N検出回路131では受信C/Nを検出し、検出されたC/Nを表す信号はゲイン調整回路124,125,126,127,128のそれぞれに供給される。
【0036】
以下、図1に示した実施形態と同様、低C/Nでも正しくキャリア再生を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のキャリア再生回路を用いることで、低C/Nでもキャリア再生が可能となり、デジタルBS放送を良好に受信できるようになる。
【0038】
したがって、本発明によれば、低C/N時でも伝送シンボルの復号が可能なように、互いに異なる多相変調波が時分割多重されている場合でも、各変調波について良好なキャリア再生を可能とするキャリア再生回路を提供することができ、さらにこのキャリア再生技術を用いたデジタル信号受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるキャリア再生回路を含むデジタル復調装置の構成を示すブロック図。
【図2】 同実施形態におけるゲイン調整回路の動作を示す図。
【図3】 同実施形態におけるゲイン調整回路の動作を示す図。
【図4】 同実施形態におけるゲイン調整回路の別の動作を示す図。
【図5】 同実施形態におけるゲイン調整回路のさらに別の動作を示す図。
【図6】 同実施形態の変形例を示すブロック図。
【図7】 デジタルBS放送の変調波構成を示す図。
【符号の説明】
101…入力端子、102、103…同期検波回路、104、105…低域フィルタ、106…90°移相器、107…局部発振器、108、109…A/Dコンバータ、110…複素乗算器、111、112…ロールオフフィルタ、113…位相検出器、115…ループフィルタ、116…数値制御発振器、117…データ変換回路、118…変調方式検出回路、119…TMCC部キャリア位相誤差検出回路、120…バースト部キャリア位相誤差検出回路、121…8PSK部位相誤差検出回路、122…QPSK部位相誤差検出回路、123…BPSK部位相誤差検出回路、124〜128…ゲイン調整回路、129…C/N検出回路、130…誤り訂正回路。

Claims (7)

  1. 変調方式の異なる複数のデジタル変調波が時分割多重された変調波を受信し復調するデジタル信号受信装置に用いられ、受信信号の同期検波出力からキャリア再生を行って前記複数のデジタル変調波を復調するキャリア再生回路において、
    前記受信信号の同期検波出力から受信キャリア対雑音電力を検出する受信キャリア対雑音電力検出手段と、
    前記受信信号の同期検波出力の位相を検出する位相検出手段と、
    前記受信信号中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式を検出する変調方式検出手段と、
    前記受信信号中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式に対応して設けられ、前記変調方式検出手段の検出結果に基づいて前記位相検出手段の出力から該当する変調方式のデジタル変調波のキャリア位相誤差量を検出する複数のキャリア位相誤差検出手段と、
    前記複数のキャリア位相誤差検出手段それぞれの位相誤差量検出出力を互いに独立して調整する複数の位相誤差量調整手段と、
    前記複数の位相誤差量調整手段の出力に基づいて前記受信信号の同期検波出力の位相を補正する位相補正手段とを具備し、
    前記位相誤差量調整手段は、前記受信キャリア対雑音電力検出手段の検出結果に基づいて前記複数のキャリア位相誤差検出手段から出力される各変調方式の位相誤差量を調整するようにし、相数の多い変調方式から検出した位相誤差量を小さくするときに、総数の少ない変調方式から検出した位相誤差量を大きくすることを特徴とするキャリア再生回路。
  2. 変調方式の異なる複数のデジタル変調波が時分割多重された変調波を受信し復調するデジタル信号受信装置に用いられ、受信信号の同期検波出力からキャリア再生を行って前記複数のデジタル変調波を復調するキャリア再生回路において、
    前記受信信号の同期検波出力から受信キャリア対雑音電力を検出する受信キャリア対雑音電力検出手段と、
    前記受信信号の同期検波出力の位相を検出する位相検出手段と、
    前記受信信号中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式を検出する変調方式検出手段と、
    前記受信信号中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式に対応して設けられ、前記変調方式検出手段の検出結果に基づいて前記位相検出手段の出力から該当する変調方式のデジタル変調波のキャリア位相誤差量を検出する複数のキャリア位相誤差検出手段と、
    前記複数のキャリア位相誤差検出手段それぞれの位相誤差量検出出力を互いに独立して調整する複数の位相誤差量調整手段と、
    前記複数の位相誤差量調整手段の出力に基づいて前記受信信号の同期検波出力の位相を補正する位相補正手段とを具備し、
    前記位相誤差量調整手段は、前記受信キャリア対雑音電力検出手段の検出結果に基づいて前記複数のキャリア位相誤差検出手段から出力される各変調方式の位相誤差量を調整するようにし、相数の多い変調方式から検出した位相誤差量を小さくするときに、特定の変調方式から検出した位相誤差量を大きくすることを特徴とするキャリア再生回路。
  3. 前記位相誤差量調整手段は、位相誤差量の調整を前記受信キャリア対雑音電力検出手段の検出結果に連動して連続的に調整することを特徴とする請求項1または2に記載のキャリア再生回路。
  4. 前記デジタル信号受信装置が前記受信信号の復調出力について誤り訂正を施す誤り訂正手段を備えるとき、
    前記受信キャリア対雑音電力検出手段は前記誤り訂正手段の誤り訂正量から前記同期検波出力の受信キャリア対雑音電力を検出することを特徴とする請求項1または2に記載のキャリア再生回路。
  5. それぞれ変調方式の異なる複数のデジタル変調波が時分割多重された複数チャンネルの変調波受信信号から任意のチャンネルの変調波を取り出す選局手段と、
    この選局手段で取り出された変調波受信信号を同期検波する同期検波手段と、
    この同期検波手段の出力のキャリア再生を行って、前記複数のデジタル変調波を復調するキャリア再生手段とを備え、
    前記キャリア再生手段は、
    前記同期検波手段の出力から受信キャリア対雑音電力を検出する受信キャリア対雑音電力検出手段と、
    前記同期検波手段の出力の位相を検出する位相検出手段と、
    前記同期検波手段の出力中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式を検出する変調方式検出手段と、
    前記同期検波手段の出力中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式に対応して設けられ、前記変調方式検出手段の検出結果に基づいて前記位相検出手段の出力から該当する変調方式のデジタル変調波のキャリア位相誤差量を検出する複数のキャリア位相誤差検出手段と、
    前記複数のキャリア位相誤差検出手段それぞれの位相誤差量検出出力を互いに独立して調整する複数の位相誤差量調整手段と、
    前記複数の位相誤差量調整手段の出力に基づいて前記受信信号の位相を補正する位相補正手段とを備え、
    前記位相誤差量調整手段は、前記受信キャリア対雑音電力検出手段の検出結果に基づいて前記複数のキャリア位相誤差検出手段から出力される各変調方式の位相誤差量を調整するようにし、相数の多い変調方式から検出した位相誤差量を小さくするときに、相数の少ない変調方式から検出した位相誤差量を大きくすることを特徴とするデジタル信号受信装置。
  6. それぞれ変調方式の異なる複数のデジタル変調波が時分割多重された複数チャンネルの変調波受信信号から任意のチャンネルの変調波を取り出す選局手段と、
    この選局手段で取り出された変調波受信信号を同期検波する同期検波手段と、
    この同期検波手段の出力のキャリア再生を行って、前記複数のデジタル変調波を復調するキャリア再生手段とを備え、
    前記キャリア再生手段は、
    前記同期検波手段の出力から受信キャリア対雑音電力を検出する受信キャリア対雑音電力検出手段と、
    前記同期検波手段の出力の位相を検出する位相検出手段と、
    前記同期検波手段の出力中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式を検出する変調方式検出手段と、
    前記同期検波手段の出力中の時分割多重されている複数のデジタル変調波それぞれの変調方式に対応して設けられ、前記変調方式検出手段の検出結果に基づいて前記位相検出手段の出力から該当する変調方式のデジタル変調波のキャリア位相誤差量を検出する複数のキャリア位相誤差検出手段と、
    前記複数のキャリア位相誤差検出手段それぞれの位相誤差量検出出力を互いに独立して調整する複数の位相誤差量調整手段と、
    前記複数の位相誤差量調整手段の出力に基づいて前記受信信号の位相を補正する位相補正手段とを備え、
    前記位相誤差量調整手段は、前記受信キャリア対雑音電力検出手段の検出結果に基づいて前記複数のキャリア位相誤差検出手段から出力される各変調方式の位相誤差量を調整す るようにし、相数の多い変調方式から検出した位相誤差量を小さくするときに、特定の変調方式から検出した位相誤差量を大きくすることを特徴とするデジタル信号受信装置。
  7. 前記キャリア再生手段の復調出力について誤り訂正を施す誤り訂正手段を備えるとき、
    前記受信キャリア対雑音電力検出手段は前記誤り訂正手段の誤り訂正量から前記同期検波出力の受信キャリア対雑音電力を検出することを特徴とする請求項5または6に記載のデジタル信号受信装置。
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