JP3646010B2 - デジタル衛星放送受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル衛星放送受信機に関し、さらに詳細にはある受信C/N(以下、CNRとも記す)時のビットエラー率によってキャリア再生ループの特性を変更するデジタル衛星放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
西暦2000年に放送開始予定のデジタル衛星放送受信機は、現行のアナログ衛星放送を受信するためのアンテナ本体とアンテナ本体からの出力を受けBS−IFに周波数変換を行うダウンコンバータとを利用してデジタル衛星放送を受信することが想定されている。アンテナ本体とダウンコンバータは、一般的には、屋外に設置されていてアウトドアユニットと呼ばれている。以下、アウトドアユニットをODUとも記す。
【0003】
デジタル衛星放送を受信するための受信システム、例えばCS放送の受信システムは、専用のODUに用いられるローカル発振器の望ましい位相雑音特性は位相雑音(θrms)が4度以内と規定されていて、位相雑音(θrms)が4度以内のときには受信機の受信性能にほとんど影響を与えない。
【0004】
一方、デジタル衛星放送、例えばデジタルBS放送の受信システムでは、既存のアナログ衛星放送用のODUが使用できることになっており、既存のODUは一般的に性能はよくない。電波産業会(ARIB)がサンプル調査した既存のアンテナのローカル発振器の位相雑音特性分布は図4に示す如くであった。
【0005】
新規のシステムとして企画されるものの位相雑音に関する規格は現在では存在しない。しかし、上記CS放送受信システムのものと同程度の位相雑音特性になると見込まれ、位相雑音が4度以下のときは受信機の受信性能に影響は与えず、問題はない。しかし、既存のODU、特にローカル発振器の位相雑音(θrms)が大きいものは受信機の受信性能に大きなダメージを与える。
【0006】
図5にバーストシンボル受信における8PSK(トレリス符号化8PSK)変調信号に対するローカル発振器の位相雑音(θrms)による限界C/N特性を示す。ここで、間歇的に送信されてくるバーストシンボル信号と呼ばれるBPSK変調信号のみを受信する方式をここでバーストシンボル受信と称している。図6に連続受信における8PSK変調信号に対する(ローカル発振器の)位相雑音(θrms)による限界C/N特性を示す。
【0007】
図5では、キャリア再生ループの特性を3種の特性a、b、c別に限界CNRで示し、図5の特性aでは雑音帯域幅を狭く想定した場合の限界C/Nであり、位相雑音が15度を超えるようになると受信ができなる。図5の特性cでは雑音帯域幅を広く想定した場合の限界C/Nであり、位相雑音が30度程度でも受信が可能であるが位相雑音が10度未満程度のときの固定劣化が図5の特性aに比較して大きくなる。図5の特性bは雑音帯域幅を図5のaの場合と図5の特性cの場合との中間に想定した場合の限界C/Nである。
【0008】
図5の(a)と図6とを比較してみればわかるように、明らかに、バーストシンボル受信ではキャリア再生ループの特性によっては位相雑音が大きくなると受信性能が著しく悪化するのに対し、連続受信の場合は、図5の特性aの雑音帯域幅でも固定劣化が少なく受信性能が向上する。
【0009】
ここで、デジタルBS放送受信機の受信方式について述べる。デジタルBS放送方式では、変調方式に8PSK変調、QPSK変調、BPSK変調が採用されていて、この変調波が図7に示すように時分割多重されて伝送されてくる。
【0010】
図7(a)は1スーパーフレーム分の構成を示し、1スーパーフレームは8フレームからなる。各フレームにおいて最初の斜線で示すBPSK変調されたフレーム同期パターン(32シンボル)、伝送多重構成識別のためのBPSK変調されたTMCCパターン(128シンボル)、次の斜線で示すBPSK変調されたスーパフレーム識別パターン(32シンボル)、203シンボルの主信号、クロスの斜線で示すBPSK変調されたバーストシンボル信号(4シンボル)、次いで主信号、バーストシンボル信号とが繰り返されて、39936シンボルで1フレームを構成している。主信号は図7(b)に示すように、8PSK/QPSK/BPSKの信号である。
【0011】
このように8PSK/QPSK/BPSK変調信号のように位相数が8、4、2と異なって所要C/Nが異なる変調方式による変調波が時分割多重されてくるので、特に低C/N時に、位相数の多い変調方式が受信困難な場合のキャリア再生特性をカバーするために特定周期(主に203シンボル毎)で4シンボルのBPSK変調信号が埋め込まれている。この4シンボルのBPSK変調信号をバーストシンボル信号と称し、そのバーストシンボル信号と呼ばれるBPSK変調信号のみを受信する方式をここでバーストシンボル受信と呼ぶこと前記のとおりである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、位相雑音が少ないところではバーストシンボル受信の場合でも連続受信の場合でも受信性能(限界CNR)が殆ど変わらず問題はないが、位相雑音が多いところではバーストシンボル受信と連続受信の限界CNRが異なるという問題点がある。
【0013】
この問題点についてさらに詳細に説明する。キャリア再生ループ中に挿入されているAFC回路によってキャリア周波数をスキャンニングして、フレーム同期が確立しバーストシンボル受信によってキャリア再生が行なわれると主信号のリードソロモンエラーがチェックできる。受信CNRがよければリードソロモンエラーがなく受信方式がバーストシンボル受信から連続受信に切り替えられる。
【0014】
ところが、キャリア再生ループの特性に図5の特性aを選択した場合、位相雑音が大きい場合には、リードソロモンエラーが発生し連続受信に状態を切り替えられないのでいつまで経っても主信号を再生できないことになる。ちなみに、図5と図6に示した限界CNRとは、トレリス符号デコード後の誤り率が2×10の(−4)乗でその後にデコードをするリードソロモン復号後がエラーフリーとなる限界値のことである。
【0015】
またキャリア再生ループの特性を図5の特性cにした場合には、位相雑音が大きくても受信CNRがよければリードソロモンエラーがなくなるので連続受信に切り替えることができるが、一方で位相雑音特性にほぼ関わりなく連続受信との限界CNRが異なり、図5の特性cと図6の特性とを比較すれば明らかなように、受信方式の切り替えにヒステリシスを発生させてしまう。
【0016】
しかしながら、結局どのようなODUを使用するのかは不明の状態で、どのような受信システムでも基本的な受信を可能にしようとすれば、キャリア再生ループの特性に後者、すなわち図5の(c)を採用せざるを得ない。従って、折角デジタル専用、あるいは既存の高性能のODUを使用しても性能が上がらないという問題が発生する。
【0017】
本発明は、専用のODUが接続されたときに最適な受信が期待できるデジタル衛星放送受信機を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるデジタル衛星放送受信機は、バーストシンボル受信時においてデジタル衛星放送受信機に接続された状態におけるアンテナの位相雑音特性を実質的に検出する検出手段と、検出したアンテナの位相雑音特性に基づきキャリア再生ループの特性を設定する特性設定手段とを備え、検出手段はバーストシンボル受信中において受信CNRが予め定めた値以上のときにおける8PSK信号のビット誤り率に基づいてアンテナの位相雑音特性の良否を検出する手段であることを特徴とする。
【0019】
本発明にかかるデジタル衛星放送受信機によれば、バーストシンボル受信時においてデジタル衛星放送受信機に接続された状態におけるアンテナの位相雑音特性が検出手段によって実質的に検出され、検出されたアンテナの位相雑音特性に基づくキャリア再生ループの特性に特性設定手段によって設定されるため、新規のODUが接続されても最適な受信が期待できることになる。
【0020】
検出手段はバーストシンボル受信中において受信CNRが予め定めた値以上のときにおける8PSK信号のビット誤り率に基づいてアンテナの位相雑音特性の良否を検出する手段であってもよく、特性設定手段はキャリア再生ループ中に挿入されたループフィルタのフィルタ係数を設定するフィルタ係数設定手段であってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるデジタル衛星放送受信機を実施の形態によって説明する。
【0022】
図1は本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放送受信機におけるキャリア再生部の構成を示すブロック図である。
【0023】
チューナ部において直交検波されA/D変換されたベースバンド信号I、Qが複素演算回路1に入力され、ベースバンド信号I、Qと数値制御発振器2から出力される実質的に再生キャリアデータである正弦波データsinθと、余弦波データcosθとが複素演算回路1にてIr(=Icosθ+Qsinθ)の演算およびQr(=Isinθ+Qcosθ)の演算が行なわれて所謂準同期検波され、ベースバンド信号Ir、Qrが複素演算回路1から出力される。
【0024】
複素演算回路1から出力されるベースバンド信号Ir、Qrはそれぞれデジタルフィルタからなる帯域制限フィルタ3−1、3−2に供給されて帯域制限される。帯域制限フィルタ3−1、3−2にて帯域制限されたベースバンド信号Id、Qdはデコーダ4、CNR測定回路5および位相誤差検出回路6に供給される。デコーダ4はフレーム同期パターン、TMCCパターンのデコードを行ない、デコード結果による8PSK信号をトレリスデコーダ7へ送出すると共に、8PSK、QPSK、BPSKであるかの変調識別データをマイクロコンピュータからなる制御回路8へ送出し、イネーブル信号をループフィルタ9へ送出する。
【0025】
CNR測定回路5は入力されたベースバンド信号Id、Qdによるベクトルの分布に基づきCNRを測定しCNRに基づくCNRデータを制御回路8へ送出する。位相誤差検出回路6は実質的にルックアップテーブルであって、入力されたベースバンド信号Id、Qdからなる受信点と受信信号が収束するべき点との位相差である位相誤差データを制御回路8へ送出する。トレリスデコーダ7は8PSK信号をトレリスデコードし、8PSK区間における伝送路のビット誤り率データ(BER)を制御回路8へ送出する。
【0026】
一方、位相誤差検出回路6において検出された位相誤差データはデジタルフィルタからなるループフィルタ9へ送出される。ループフィルタ9にてフィルト処理されたループフィルタ9の出力は自動周波数制御回路10へ送出され、自動周波数制御回路10からの出力は数値制御発振器2へ送出されて、数値制御発振器2は自動周波数制御回路10からの出力に基づきsinθのデータ、cosθのデータを出力し、複素演算回路1に供給する。
【0027】
固定周波数発振器からの発振出力を受けて直交検波されて固定周波数発振器の発振周波数と実際のキャリア周波数との差の周波数で回転しているベースバンド信号I、Qと数値制御発振器2から出力されるsinθのデータ、cosθのデータとを複素演算回路1で演算して、前記回転と逆回転させて同期したベースバンド信号Ir、Qrを生成して出力する。
【0028】
制御回路8は通常受信状態であることを示す通常受信状態信号をデコーダ4へ送出し、デコーダ4から出力される変調識別データ、CNR測定回路5から出力されるCNRデータ、位相誤差検出回路6から出力される位相誤差データおよびトレリスデコーダから出力されるビット誤り率データを受けて、通常受信状態でないときにバーストシンボル受信に制御し、バーストシンボル受信中デコーダ4からイネーブル信号をループフィルタ9に供給させてループフィルタ9をイネーブル状態に制御する。
【0029】
さらに、制御回路8は、変調識別データ、CNRデータ、位相誤差データおよびビット誤り率データを受けて、通常受信状態でないときにバーストシンボル受信に制御すると共に、CNRデータおよびビット誤り率データに基づいて実質的にODUの位相雑音特性を検出する検出手段と、検出したODUの位相雑音特性に基づくループフィルタ9のフィルタ係数を制御してキャリア再生ループの特性に設定する特性設定手段を機能的に備え、ループフィルタ9のフィルタ特性をODUの位相雑音特性に基づくフィルタ特性に設定する。また、制御回路8は自動周波数制御回路10へコントロール信号を送出し、キャリア周波数をスキャンニングする。
【0030】
次に、CNRが15dBのときのバーストシンボル受信における8PSK信号の位相雑音によるビット誤り率特性は図3に示すごとくであって、図3における特性a、b、cは図5の特性a、b、cにそれぞれ設定した場合のビット誤り率であって、図3における特性aは図5の特性aの場合に対応し、図3における特性bは図5の特性bの場合に対応し、図3における特性cは図5の特性cの場合に対応している。
【0031】
次に本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放送受信機の作用を図2に基づいて説明する。
【0032】
初期状態、すなわち通常受信状態でないとき受信状態がバーストシンボル受信状態に制御され、ループフィルタ9がイネーブル状態に制御され、次いでキャリア再生ループの特性が図5の特性cに対応する特性にループフィルタ9のフィルタ係数が設定される(ステップS1)。ステップS1に続いて受信CNRがCNRデータから判定され、判定されたCNRが例えば15dB以上になるのを待ち、CNRが15dB以上となると(ステップS2)、TMCCパターンがデコードされて(ステップS3)、8PSK信号が存在することが確認される(ステップS4)。
【0033】
次に、8PSK信号をバースト受信しそのビット誤り率データが検出される(ステップS5)。このビット誤り率データは伝送路の裸のビット誤り率であって、トレリスデコーダ7により取得することができる。受信CNRに対してビット誤り率が受信CNRによって予め定めたビット誤り率よりも良いか否かがチェックされる(ステップS6)。この場合はキャリア再生ループの特性は特性cに設定されている場合であって、例えば検出ビット誤り率が6.8×10の(−3)乗以下か否かがチェックされる。
【0034】
ステップS6において、受信CNRに対して検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりも良いと判別されたとき、すなわち例えばビット誤り率が6.8×10の(−3)乗以下であると判別されたときには、受信機に接続されているODUの位相雑音特性が良いと判断されて、キャリア再生ループの特性が図5の特性bに対応する特性にループフィルタ9のフィルタ係数が設定され、再度8PSK信号がバースト受信され、そのビット誤り率が検出され(ステップS7)、検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりも良いか否かがチェックされる(ステップS8)。この場合はキャリア再生ループの特性は特性bに設定されている場合であって、例えば検出ビット誤り率が5.5×10の(−3)乗以下か否かがチェックされる。
【0035】
ステップS6において、受信CNRに対して検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりも良くないと判別されたとき、すなわち例えば検出ビット誤り率が6.8×10の(−3)乗を超えていると判別されたときには、受信機に接続されているODUの位相雑音特性が良くないと判断されて、キャリア再生ループ特性が図5の特性cに設定されたままにしてバースト受信モードが解除され通常受信モードが実行されて、通常受信が行なわれる(ステップS13)。
【0036】
ステップS8において、受信CNRに対して検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりも良いと判別されたとき、すなわち例えば検出ビット誤り率が5.5×10の(−3)乗以下であると判別されたときには、受信機に接続されているODUの位相雑音特性が良いと判断されて、キャリア再生ループの特性が図5の特性aに対応する特性にループフィルタ9のフィルタ係数が設定され、再度8PSK信号をバースト受信しそのビット誤り率が検出され(ステップS9)、検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりもよいか否かがチェックされる(ステップS10)。この場合はキャリア再生ループの特性は特性aに設定されている場合であって、例えば検出ビット誤り率が4.5×10の(−3)乗以下か否かがチェックされる。
【0037】
ステップS8において、受信CNRに対して検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりも良くないと判別されたとき、すなわち例えば検出ビット誤り率が5.5×10の(−3)乗を超えていると判別されたときには、受信機に接続されているODUの位相雑音特性が良くないと判断されて、キャリア再生ループの特性が図5の特性cの設定に戻されて(ステップS11)、バースト受信モードが解除され通常受信モードが実行されて、通常受信が行なわれる(ステップS13)。
【0038】
ステップS10において、受信CNRに対して検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりも良いと判別されたとき、すなわち例えば検出ビット誤り率が4.5×10の(−3)乗以下であると判別されたときには、その受信機に接続されているODUの位相雑音特性が良いと判断されて、キャリア再生ループ特性が図5の特性aに設定されたままにしてバースト受信モードが解除され通常受信モードが実行されて、通常受信が行なわれる(ステップS13)。
【0039】
ステップS10において、受信CNRに対して検出ビット誤り率が予め定めたビット誤り率よりも良くないと判別されたとき、すなわち例えば検出ビット誤り率が4.5×10の(−3)乗を超えていると判別されたときには、その受信機に接続されているODUの性能が良くないと判断されて、キャリア再生ループの特性が図5の特性bの設定に戻されて(ステップS12)、バースト受信モードが解除され通常受信モードが実行されて、通常受信が行なわれる(ステップS13)。
【0040】
上記したように本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放送受信機によれば、受信条件のよい場合(高CNR)のみ8PSK信号をバースト受信しそのビット誤り率を測定して受信機に接続されているODUの位相雑音を実質的に求めるので、測定した位相雑音に信頼性があり、デジタル専用、あるいは既存の高性能のODUを使用した場合に最適なキャリア再生ループの特性に設定できて、受信限界CNRが下がり受信確率が向上する。また、受信中であっても限界CNRを超えるようなキャリア再生ループの特性には設定されないので、受信中に位相雑音測定を行っても問題はない。したがって、ODUの位相雑音特性がよい場合、同一受信条件下の受信方式の違い(バースト、連続)によるビット誤り率特性のばらつきを最小限にとどめることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にかかるデジタル衛星放送受信機によれば、ODUの位相雑音特性が実質的に検出され、検出されたODUの位相雑音特性に最適なキャリア再生ループ特性に設定されて、受信限界CNRが下がり受信確率が向上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放送受信機におけるキャリア再生部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放送受信機の作用の説明に供するフローチャートである。
【図3】本発明の実施の一形態にかかるデジタル衛星放送受信機のバーストシンボル受信における8PSK信号の位相雑音によるビット誤り率を示す特性図である。
【図4】ODUの位相雑音特性の分布図である。
【図5】バーストシンボル受信における8PSK信号の位相雑音による限界CNRを示す特性図である。
【図6】連続受信における8PSK信号の位相雑音による限界CNRを示す特性図である。
【図7】デジタルBS放送における変調信号列を示す模式図である。
【符号の説明】
1 複素演算回路
2 数値制御発振器
3−1および3−2 帯域制限フィルタ
4 デコーダ
5 CNR測定回路
6 位相誤差検出回路
7 トレリスデコーダ
8 制御回路
9 ループフィルタ
10 自動周波数制御回路

Claims (2)

  1. バーストシンボル受信時においてデジタル衛星放送受信機に接続された状態におけるアンテナの位相雑音特性を実質的に検出する検出手段と、検出したアンテナの位相雑音特性に基づきキャリア再生ループの特性を設定する特性設定手段とを備え、
    上記検出手段はバーストシンボル受信中において受信CNRが予め定めた値以上のときにおける8PSK信号のビット誤り率に基づいてアンテナの位相雑音特性の良否を検出する手段であることを特徴とするデジタル衛星放送受信機。
  2. 請求項1記載のデジタル衛星放送受信機において、特性設定手段はキャリア再生ループ中に挿入されたループフィルタのフィルタ係数を設定するフィルタ係数設定手段であることを特徴とするデジタル衛星放送受信機。
JP28204698A 1998-09-18 1998-09-18 デジタル衛星放送受信機 Expired - Fee Related JP3646010B2 (ja)

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