JP3826905B2 - デジタル放送受信装置および受信方法 - Google Patents

デジタル放送受信装置および受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3826905B2
JP3826905B2 JP2003272434A JP2003272434A JP3826905B2 JP 3826905 B2 JP3826905 B2 JP 3826905B2 JP 2003272434 A JP2003272434 A JP 2003272434A JP 2003272434 A JP2003272434 A JP 2003272434A JP 3826905 B2 JP3826905 B2 JP 3826905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
noise
mode
damping factor
bit error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003272434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005033652A (ja
Inventor
直準 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2003272434A priority Critical patent/JP3826905B2/ja
Priority to TW093120506A priority patent/TWI252687B/zh
Priority to PCT/JP2004/009827 priority patent/WO2005006695A1/ja
Priority to EP04747295A priority patent/EP1643706A1/en
Priority to KR1020067000341A priority patent/KR20060054288A/ko
Priority to US10/563,617 priority patent/US7561212B2/en
Priority to CNB2004800186096A priority patent/CN100531171C/zh
Publication of JP2005033652A publication Critical patent/JP2005033652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3826905B2 publication Critical patent/JP3826905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/20Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector
    • H04L1/206Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector for modulated signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/015High-definition television systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/426Internal components of the client ; Characteristics thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/438Interfacing the downstream path of the transmission network originating from a server, e.g. retrieving encoded video stream packets from an IP network
    • H04N21/4382Demodulation or channel decoding, e.g. QPSK demodulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

この発明に係るデジタル放送受信装置は、アンテナを介して衛星デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置および受信方法に関する。詳しくは、受信特性が劣化した際に、キャリア・ノイズ比、フェーズノイズ量、及び復調手段を所定の値にした際のビットエラーレートに基づき受信特性劣化の要因を判断し、復調手段の雑音帯域幅及びダンピングファクタを適切なモードに設定する制御手段を備えることにより、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発振器のフェーズノイズおよび寄生発振による受信特性劣化を自動的に改善することができるようにしたデジタル放送受信装置および受信方法に係るものである。
従来、テレビジョン放送受信機は、例えば地上波のVHF/UHF放送、放送衛星を利用したBS(BroadCast Satellite)放送等のアナログ放送を受信できる。近年、放送衛星を利用したBS(BroadCast Satellite)デジタル放送、CS(Communication Satellite)デジタル放送を受信できるテレビジョン放送受信機が実用化されている。このようなテレビジョン放送受信機を使用する場合、従来のBSアナログ放送で使用していたアンテナはそのままBSデジタル放送の受信に使用される場合がある。
従来のBSアンテナ放送では、変調方式がFMであったことからFM残留ノイズに対して耐性が強く、ローカル発振のフェーズノイズ(位相雑音)を多く含むアンテナでも正常に受信することができた。従来のBSアナログ放送で使用していたアンテナはそのままBSデジタル放送で使用することが可能であるが、上述したフェーズノイズを多く含むアンテナをBSデジタル放送で使用した場合には、BSデジタル放送の変調方式が8PSK(Phase Shift Keying)であるため、BSアナログ放送に比べてその耐性が弱く、受信特性が劣化することがある。
図3は、8PSK変調によるベースバンド信号点の配置を示す図である。8PSKでは、八つの位相点を使い、1シンボルで3ビットの情報を伝送する。PSKの位相が増えると1シンボルあたりの情報量が増えるが、一方で雑音の影響などにより誤って隣接する信号点として受信される確率が高くなる。
実際には、ローカル発振器正常に発振する場合でも、ランダムノイズによりベースバンド信号は信号点から広がりをもち、そのため、キャリア・ノイズ比(C/N:Carrier to Noise ratio)が低くなる。図4は、ローカル発振器正常発振時の発振スペクトルを示す図である。図5は、ランダムノイズ発生する場合の信号点の状態を示す図である。
C/N値が低下すると、復調IC出力のトランスポートストリームのエラー量が多くなるため、ビットエラーレートが悪化し、最終的には画面にブロックノイズが出る等の受信性能劣化につながる。
図6は、高フェーズノイズの場合の発振スペクトルを示す図である。図7は、フェーズノイズ発生時の信号点の状態を示す図である。上述したフェーズノイズを多く含むアンテナを使用する際に、図6に示すようにローカル発振器のフェーズノイズが大きい場合には、受信信号にそのままこのフェーズノイズが重畳するが、フェーズノイズは周波数成分に偏りのあるノイズを含んでいるため、ベースバンド信号の位相マッピング信号点は図7に示すように、円周方向に広がってくる。この場合、ベースバンド信号の各信号点間の距離が短いため、復調器は隣接している信号点と誤って判断する確率が高くなり、結果的に出力トランスポートストリーム(TS)のエラーが増大するためである。
近年、ローカル発振器のフェーズノイズが悪化した場合のコンスタレーションについて検討され、ベースバンド信号の位相マッピング信号点は円周方向に広がることが報告された(例えば、非特許文献1参照)。
一方、アンテナの購入当初は正常にコンバータのローカル発振器が動作していたはずのものが、長年外気にさらされているうちに、防水効果が劣化するなどして湿気が入ったり、温度変化を繰り返すうちにグランドなどの接触が悪くなったりするなどの経年変化により、ローカル発振器の発振特性が劣化し、図8に示すような寄生発振を起こすことがある。図8は、寄生発振が起こっている場合の発振スペクトルである。実験結果により、ベースバンド信号の位相マッピング信号点は図9のように、半径方向に広がってくることが分かった。この場合も上述と同じ理由から、受信特性が劣化する要因となる。
David A. Bryan、"QAM FOR TERRESTRIAL AND CABLE TRANSMISSION"IEEE Trans. On Consumer Electronics, Vol.41, No.3, Aug. 1995.(p.385,386、Figure 4)
しかし、上述した従来の衛星デジタル受信装置では、受信特性劣化の要因を自動的に判断する方法がなく、これらの特性劣化を自動的に改善する最適な対策を行うことができなかった。
そこで従来は、サービスマンによる個別対応で対策するしか方法がなかった。この場合、サービスマンが操作できる特殊モード(サービスモード)を利用して復調器のレジスタの値を調整することにより受信特性劣化を改善することができるが、サービスマンの個別対応による費用等の点で問題があった。
また、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発振器のフェーズノイズおよび寄生発振が原因で受信特性劣化起こった場合には、その多くがアンテナ買い替えによ対応することができるが、費用がかかったり、共聴システムのように簡単に交換できなかったりするなどの問題がある。
そこで、この発明は、アンテナにより受信特性劣化の要因を自動的に判断することができ、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発振器のフェーズノイズおよび寄生発振による受信特性劣化を自動的に改善することができるようにしたデジタル放送受信装置および受信方法を提供することを目的とする。
この発明に係るデジタル放送受信装置は、アンテナを介して衛星デジタル放送を受信することが可能なデジタル放送受信装置において、アンテナから伝送された受信信号をベースバンド信号に直交検波する検波手段と、検波手段により得られたベースバンド信号の位相マッピング信号点の半径方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のキャリア・ノイズ比を算出するC/N値算出手段と、ベースバンド信号の位相マッピング信号点の円周方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のフェーズノイズ量を算出するフェーズノイズ量算出手段と、ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調する復調手段と、トランスポートストリームのビットエラーレートを計測するビットエラーレート計測手段と、復調手段の雑音帯域及びダンピングファクタを所定のモードに設定する設定手段と、設定手段による復調手段の設定を制御する制御手段とを備え、設定手段は、復調手段を、雑音帯域幅の値を所定の第1雑音帯域幅とし、ダンピングファクタの値を所定の第1ダンピングファクタとする第1のモードと、雑音帯域幅の値を第1雑音帯域幅より大きい第2雑音帯域幅とし、ダンピングファクタの値を第1ダンピングファクタより大きい第2ダンピングファクタとする第2のモードと、雑音帯域幅の値を第2雑音帯域幅以上である第3雑音帯域幅とし、ダンピングファクタの値を第2ダンピングファクタより大きい第3ダンピングファクタとする第3のモードとに設定し、制御手段は、C/N値算出手段により算出したキャリア・ノイズ比が所定の値以下である場合、又は、C/N値算出手段により算出したキャリア・ノイズ比が所定の値より大きく且つフェーズノイズ量算出手段により算出したフェーズノイズ量が所定の値以下である場合に、復調手段を第1のモードに設定し、復調手段を第1のモードに設定してビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーレートが所定の値より大きく、且つ、復調手段を第3のモードに設定してビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーが所定の値以下である場合に、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発信器に寄生発振が発生していると判断して、復調手段を第3のモードに設定し、復調手段を第1のモードに設定してビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合、又は、復調手段を第3のモードに設定してビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーレートが所定の値より大きい場合に、キャリア・ノイズ比が低下していると判断して、復調手段を第1のモードに設定し、C/N値算出手段により算出したキャリア・ノイズ比が所定の値より大きく、且つ、フェーズノイズ量算出手段により算出したフェーズノイズ量が所定の値より大きい場合に、ローカル発信器にフェーズノイズが発生していると判断して、復調手段を第2のモードに設定することを特徴とするデジタル放送受信装置。
また、この発明に係る受信放送は、アンテナから伝送された受信信号をベースバンド信号に直交検波し、ベースバンド信号の位相マッピング信号点の半径方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のキャリア・ノイズ比を算出し、ベースバンド信号の位相マッピング信号点の円周方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のフェーズノイズ量を算出し、ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調し、トランスポートストリームのビットエラーレートを計測し、ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調するための雑音帯域幅及びダンピングファクタを所定のモードに設定する、衛星デジタル放送を受信することが可能なデジタル放送受信装置における受信方法であって、雑音帯域幅の値を所定の第1雑音帯域幅とし、ダンピングファクタの値を所定の第1ダンピングファクタとする第1のモードと、雑音帯域幅の値を第1雑音帯域幅より大きい第2雑音帯域幅とし、ダンピングファクタの値を第1ダンピングファクタより大きい第2ダンピングファクタとする第2のモードと、雑音帯域幅の値を第2雑音帯域幅以上である第3雑音帯域幅とし、ダンピングファクタの値を第2ダンピングファクタより大きい第3ダンピングファクタとする第3のモードとが設定され、キャリア・ノイズ比が所定の値以下である場合、又は、キャリア・ノイズ比が所定の値より大きく且つフェーズノイズ量が所定の値以下である場合は、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第1のモードに設定し、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第1のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値より大きく、且つ、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第3のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合は、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発信器に寄生発振が発生していると判断して、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第3のモードに設定し、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第1のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合、又は、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第3のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値より大きい場合は、キャリア・ノイズ比が低下していると判断して、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第1のモードに設定し、キャリア・ノイズ比が所定の値より大きく、且つ、フェーズノイズ量が所定の値より大きい場合は、ローカル発信器にフェーズノイズが発生していると判断して、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第2のモードに設定することを特徴とするものである。
この発明においては受信する際に、アンテナから伝送された受信信号をベースバンド信号に直交検波し、得られたベースバンド信号の位相マッピング信号点の半径方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のキャリア・ノイズ比を算出し、またベースバンド信号の位相マッピング信号点の円周方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のフェーズノイズ量を算出しベースバンド信号を復調して得られたトランスポートストリームのビットエラーレートを計測し、受信特性が劣化した際に、ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調するための雑音帯域幅及びダンピングファクタを設定する
また、この発明においては、ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調するための雑音帯域幅及びダンピングファクタは、雑音帯域幅の値が第1雑音帯域幅となりダンピングファクタの値が第1ダンピングファクタとなる第1のモードと、雑音帯域幅の値が第2雑音帯域幅となりダンピングファクタの値が第2ダンピングファクタとなる第2のモードと、雑音帯域幅の値が第3雑音帯域幅となりダンピングファクタの値が第3ダンピングファクタとなる第3のモードとに設定される。ここで、第2雑音帯域幅は第1雑音大域幅より大きい値であり、第3雑音帯域幅は第2雑音帯域幅以上の値である。また、第2ダンピングファクタは第1ダンピングファクタより大きい値であり、第3ダンピングファクタは第2ダンピングファクタより大きい値である。
更に、この発明においては、キャリア・ノイズ比が所定の値以下である場合、又は、キャリア・ノイズ比が所定の値より大きく且つフェーズノイズ量が所定の値以下である場合は、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値は第1のモードに設定される。また、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第1のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値より大きく、且つ、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第3のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合は、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発信器の寄生発振により受信特性が劣化していると判断され、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値は第3のモードに設定される。これにより、受信特性が改善される。
また、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第1のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合、又は、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値を第3のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値より大きい場合は、キャリア・ノイズ比の低下により受信特性が劣化していると判断され、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値は第1のモードに設定される。
更に、キャリア・ノイズ比が所定の値より大きく、且つ、フェーズノイズ量が所定の値より大きい場合は、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発信器のフェーズノイズの発生により受信特性が劣化していると判断され、雑音帯域幅の値及びダンピングファクタの値は第2のモードに設定される。これにより、受信特性が改善される。
この発明によれば、受信特性が劣化した際に、キャリア・ノイズ比の低下、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発信器の寄生発振又はフェーズノイズの発生が自動で判断される。また、ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調するための雑音帯域幅及びダンピングファクタは、キャリア・ノイズ比の低下、寄生発振の発生、及びフェーズノイズの発生に応じて、適切なモードに自動で設定される。
これにより、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発振器のフェーズノイズおよび寄生発振による受信性能劣化を自動的に改善することができる。
また、アンテナの周波数コンバータのフェーズノイズおよび寄生発振対策を自動で行うことが出来るため、サービスマンによる個別対応を行う必要がなくなる。
また、アンテナの周波数コンバータのフェーズノイズおよび寄生発振が原因で受信不良が起こった場合には、アンテナの買い替えで対応する必要が無くなる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の実施の形態としてのデジタル放送受信装置100の構成を示している。このデジタル放送受信装置100はBSデジタル放送を受信するための受信装置である。
図1に示すように、デジタル放送受信装置100は、フロントエンド部と、バックエンド部と、制御部とから構成されている。フロントエンド部は、チューナー回路11と、復調回路12と、誤り訂正回路13とを備える。また、バックエンド部は、デスクランブラ14と、デマルチプレクサ15と、MPEGデコーダ16とを備える。制御部はマイクロコンピュータ17から構成されている。
チューナー回路11は、周波数コンバータ(LNB)10を介してアンテナ1から送られてきた放送信号(BS−IF信号)から目的の放送信号を選択し、さらに増幅処理などを行ってベースバンド信号(I、Q)に変換する回路である。
復調回路12は、チューナ11より出力されるベースバンド信号の復調処理を行ってトランスポートストリーム(TS)を得る回路である。この復調回路12は、例えば、TC8PSK(Trellis Coded 8 Phase Shift Keying)デコーダ等の周知の回路系を含む。
また、この復調回路12には、チューナ11により得られたベースバンド信号の位相マッピング信号点の半径方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のC/N値を算出するC/N値算出手段12Aと、ベースバンド信号の位相マッピング信号点の円周方向の信号の振れ幅の平均値を計測して受信信号のフェーズノイズ量を算出するフェーズノイズ量算出手段12Bとが設けられている。
誤り訂正回路13は、信号伝送中に発生したトランスポートストリームの誤りを訂正する回路である。誤り訂正回路13の処理によって、受信C/N比(Carrier to Noise ratio)が低い状態でも安定な受信が可能となる。
また、この誤り訂正回路13には、ベースバンド信号を復調して得られたトランスポートストリームのビットエラーレートを計測するビットエラーレート計測手段13Aが設けられている。
デスクランブラ14は、スクランブルをかけられた信号スクランブルを解除する回路である。デマルチプレクサ15は、トランスポートストリームから、MPEG形式でエンコーされた映像信号や音声信号を分離し、コンテンツ信号として、MPEGデコーダ16に供給する。
MPEGデコーダ16は、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式でエンコードされているコンテンツ信号(映像信号および音声信号)のデコード処理を行うものである。MPEGデコーダ16で得られた映像信号および音声信号はそれぞれ映像出力端子18および音声出力端子19に供給され、モニタ装置で映像信号による画像が画面上に表示される。
マイクロコンピュータ17は、周知のようにCPU、ROM、RAMを有している(図示せず)。CPUは、システムバス20に接続されており、ROMに記憶された制御プログラム情報に従って、RAMをワークエリアとして使用しながら、デジタル放送受信装置100の全体の動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ17は、上述したC/N値算出手段12A、フェーズノイズ量算出手段12Bの算出結果およびビットエラーレート計測手段12Cの計測結果に基づいて、アンテナ1の性能不良の要因を判断する判断手段、およびこの判断手段の判断結果に基づいて、所定の対策モードを設定する対策モード設定手段としても機能する。
BSデジタル放送を受信する際に、まず、BS衛星から送られてくる12GHz帯の電波をアンテナ1で受信し、アンテナ1に付属の周波数コンバータ10により受信信号がLバンド帯(1GHz〜2GHz)にダウンコンバートされる。このダウンコンバートされた信号はデジタル放送受信装置100に送られる。
デジタル放送受信装置100では、まず、フロントエンド部のチューナー回路11によりLバンド帯の信号のうち希望のトランスポンダー信号を取り出して、それをベースバンドに周波数変換する。次に、得られたベースバンド信号(I、Q)が復調回路12に入力され、復調回路12で復調(8PSK)処理を行う。復調された信号は、誤り訂正回路13に供給され、誤り訂正回路13で信号伝送中に発生したトランスポートストリームの誤りを訂正する。誤り訂正された信号は、トランスポートストリーム(TS)としてバックエンド部に送られる。
バックエンド部では、デスクランブラ14、デマルチプレクサ15、MPEGデコーダ16により映像信号と音声信号が再生され、出力される。なお、受信する際の各デバイスの制御は、マイクロコンピュータ17により行われる。
このように受信する際に、ベースバンド信号は上述した図5に示すように信号点から広がりをもち、復調回路12内に設けられたC/N値算出手段12Aにより信号点からの半径方向の振れ幅の平均値を計測することによりC/N値を求めることができる(これを示す復調回路(復調IC)12のレジスタをCNレジスタと呼ぶことにし、この値が大きいほどC/N値が大きいものとする)。
このC/N値が低下すると、フロントエンド部から出力されるトランスポートストリーム(TS)のエラー量が多くなるため、ビットエラーレート(BER)が悪化し、最終的には画面にブロックノイズが出る等の受信特性劣化につながる(この状態をC/NLowモードと呼ぶことにする)。
C/N値を求める方法は、熱雑音のように雑音が正規分布に従うランダムノイズの場合を仮定しており、この熱雑音増加によるC/N値の低下は、ベースバンド信号の位相マッピング信号点で見た場合には、図3の信号点を中心に真円の形で広がっていく(図5参照)。そして具体的には、図3に示す位相マッピングの円の半径方向の振れ幅を計測することにより、CNレジスタ値を求めている。ここで、振れ幅の平均値の計測は、例えば数msec単位で行うようになされる。
しかし、実際には、このほかのノイズが信号に重畳される場合も存在し、その場合にはC/N値だけでノイズを評価してはいけないことがわかっている。例えば、図6に示すように周波数コンバータ10のローカル発振器のフェーズノイズが大きい場合には、デジタル放送受信装置100の受信信号にそのままこのフェーズノイズが重畳するが、フェーズノイズは周波数成分に偏りのあるノイズを含んでいるため、ベースバンド信号の位相マッピング信号点は図7のように、円周方向に広がってくることがわかっている。この場合、上述のCNレジスタでは、円周方向の振れ幅の平均値を計測しているわけではないのでCNレジスタ値は変わらないにもかかわらず、トランスポートストリームのビットエラーレートが悪化するという不都合が生じる。
この場合、フェーズノイズ量増大を正しく検出することができないため、円周方向の偏りの状態を計測する方法が必要になってくる。そこで、この円周方向の振れ幅の平均値を計測することによりフェーズノイズ量を求めることができる(これを示すレジスタを「PNレジスタ」と呼ぶことにし、値が大きいほどフェーズノイズ量が大きいものとする)。ここで、振れ幅の平均値の計測は、例えば数100msec単位で行うようになされる。
上述したように、フェーズノイズ量が大きくなると、トランスポートストリームのビットエラーレートが悪化し、受信特性劣化につながる(この状態をフェーズノイズモードと呼ぶことにする)。
また、周波数コンバータ10のローカル発振器に寄生発振が起こっている場合、例えば上述した図8に示すように希望発振のサイドに多数の発振が現れることがある。この場合にも、デジタル放送受信装置100の受信信号にノイズとして影響を与え、受信特性劣化につながるが、復調器のPNレジスタは悪化せず、C/NLowモードと似たような症状を示す(受信C/N値が低下する)。この場合、CNレジスタだけではC/NLowモードと区別することができないため、別途検出方法が必要になる(この状態を寄生発振モードと呼ぶことにする)。
上述したC/NLowモードは受信特性劣化を改善することが出来ないが、フェーズノイズモードおよび寄生発振モードでは、復調回路12のキャリアトラッキングループの定数、例えば、雑音帯域幅とダンピングファクタを変更することにより、受信特性を改善することができる。具体的には、雑音帯域幅を広くし、ダンピングファクタを大きくすることにより、受信特性を改善することができる。
しかし、これらの定数変更をすることにより、副作用が発生することがわかっており、これらの値を大きくすればするほど受信C/Nに対する耐性が弱くなる。すなわち、C/NLowモードのときにこの定数変更をしてしまうとさらに状況が悪化してしまうため、この場合にはむやみに定数変更をしてはいけず、デフォルトの設定にとどめる(この設定を「対策モード1」とする)。この場合、例えば、雑音帯域幅をA1とし、ダンピングファクタをB1とする。
また、寄生発振モードのときには、フェーズノイズモードよりもこれらの値を大きくしなければ効果がないことがわかっており、場合分けをする必要がある(フェーズノイズモード時の対策設定を「対策モード2」とする。この場合、例えば、雑音帯域幅をA2(A2>A1)とし、ダンピングファクタをB2(B2>B1)とする。寄生発振モード時の対策設定を「対策モード3」とする。この場合、例えば、雑音帯域幅をA3(A3≧A2)とし、ダンピングファクタをB3(B3>B2)とする。
次に、本発明のデジタル放送受信装置100の動作について、図2を参照しながら説明する。図2は、デジタル放送受信装置100の動作例を示すフローチャートである。ここで、デジタル放送受信装置100において、受信する際に受信特性劣化が発生するモード(C/NLowモード、フェーズノイズモード、寄生発振モード)を判断し、それに対応した対策モードを設定する本発明の動作例である。
受信する際に、まず、ステップS1で、マイクロコンピュータ17により、復調回路12から出力されるトランスポートストリーム(TS)のビットエラーレート(BER)を計測するBERレジスタの値を調べ、BERレジスタの値が予め設定された所定値(BER_THR)以上だったら、受信特性劣化と判断し、モード判定ルーチンに入る。
次に、モード判定ルーチンでは、まず、ステップS2で、CNレジスタに基づくC/N値が予め設定された所定値(CN_THR)以上であるか否かを判断する。C/N値が所定値(CN_THR)以上の場合、雑音帯域幅およびダンピングファクタ変更の副作用による影響が無いとみなしてフェーズノイズモード判定ルーチンに入り、即ちステップS3へ進む。なお、C/N値が所定値(CN_THR)以上でない場合には、寄生発振モード判定ルーチンに入り、即ちステップS5へ進む。
フェーズノイズモード判定ルーチンでは、まず、ステップS3でPNレジスタが予め設定された所定値(PN_THR)以上であるか否かを判断する。PNレジスタが所定値(PN_THR)以上の場合、フェーズノイズによる受信特性劣化とみなしてステップS4へ進む。ステップS4で、対策モード2に設定し、動作を終了する。なお、ステップS3で、PNレジスタが所定値(PN_THR)以上でないと判断された場合、寄生発振モード判定ルーチンに入り、即ちステップS5へ進む。
寄生発振モード判定ルーチンでは、CNレジスタおよびPNレジスタを見ただけでは、現在C/NLowモードなのか寄生発振モードなのかを判断することができない。そこで、まずステップS5で、対策モード1(C/NLowモードの対策)に設定する。次に、ステップS6で、BERレジスタが予め設定された所定値(BER_THR)以上であるか否かを判断する。BERレジスタが所定値(BER_THR)より低いであると判断された場合、即ちBERレジスタがBER_THR以下に改善された場合には、ステップS5での設定でOKとなりそのまま動作を終了する。
なお、ステップS6で、BERレジスタが所定値(BER_THR)以上であると判断された場合には、ステップS7で、対策モード3(寄生発振モードの対策)に設定する。
そして、ステップS8で、再度BERレジスタが予め設定された所定値(BER_THR)以上であるか否かを判断する。BERレジスタが所定値(BER_THR)以上であると判断された場合には、寄生発振モードではなくC/Nがかなり低いために起こる受信特性劣化と判断して、ステップS9で、対策モード1(C/NLowモードの対策)に設定して、動作を終了する。なお、ステップS8で、BERレジスタが所定値(BER_THR)より低いであると判断された場合には、BERレジスタ値がBER_THR以下に改善され、寄生発振による受信特性劣化として処理を終了する。
以上のような動作により、3つのモードを自動的に判定することができ、フェーズノイズモードと寄生発振モードでの受信特性劣化を自動的に改善することができる。
なお、上述のステップS3で、PNレジスタが所定値(PN_THR)以上でないと判断された場合、寄生発振モード判定ルーチンに入り、即ちステップS5へ進む方法について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ステップS3で、PNレジスタが所定値(PN_THR)以上でないと判断された場合、そのまま動作を終了するようにしてもよい。
このように本実施の形態においては、デジタル放送受信装置100、C/N値算出手段12Aと、フェーズノイズ量算出手段12Bと、ビットエラーレート計測手段13A備え、受信する際に、アンテナ1から伝送された受信信号をベースバンド信号に直交検波し、得られたベースバンド信号の位相マッピングの半径方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のC/N値を算出し、またベースバンド信号の位相マッピング信号点の円周方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のフェーズノイズ量を算出し、さらにベースバンド信号を復調して得られたトランスポートストリームのビットエラーレートを計測し、これらの結果に基づいて、アンテナ1の性能不良の要因を判断して、この判断結果に基づいて、所定の対策モードを設定する。

これにより、アンテナ1により受信特性劣化の要因を自動的に判断することができ、アンテナ1に付属する周波数コンバータ10のローカル発振器のフェーズノイズおよび寄生発振による受信特性劣化を自動的に改善することができる
また、周波数コンバータ10のフェーズノイズおよび寄生発振対策を自動で行うことが出来るため、サービスマンによる個別対応を行う必要がなくなる。
また、周波数コンバータ10のフェーズノイズおよび寄生発振が原因で受信不良が起こった場合には、アンテナの買い替えで対応する必要が無くなる。
なお、上述実施の形態においては、デジタル放送受信装置100はBSデジタル放送用受信装置であるが、CSデジタル放送にもこの発明を適用できる。
また、上述実施の形態においては、8PSKの信号の変調方式について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、QPSK等の信号の変調方式にもこの発明を適用できる。
アンテナにより受信特性劣化の要因を自動的に判断し、アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発振器のフェーズノイズおよび寄生発振による受信特性劣化を自動的に改善することによって、BS、CSデジタル放送に係わるデジタル放送受信装置および受信方法に適用できる。
実施の形態としてのデジタル放送受信装置の構成を示す図である。 デジタル放送受信装置100の動作例を示すフローチャートである。 ベースバンド信号の位相マッピング信号点の配置を示す図である。 ローカル発振器の正常発振時の発振スペクトルを示す図である。 ランダムノイズ発生時の信号点の状態を示す図である。 高フェーズノイズ発振時の発振スペクトルを示す図である。 フェーズノイズ発生時の信号点の状態を示す図である。 寄生発振発生時の発振スペクトルを示す図である。 寄生発振発生時の信号点の状態を示す図である。
符号の説明
1・・・アンテナ、10・・・周波数コンバータ、11・・・チューナ回路、12・・・復調回路、12A・・・C/N値算出手段、12B・・・フェーズノイズ量算出手段、13・・・誤り訂正回路、13A・・・ビットエラーレート計測手段、14・・・デスクランブラ15・・・デマルチプレクサ、16・・・MPEGエンコーダ、17・・・マイクロコンピュータ、18・・・映像出力端子、19・・・音声出力端子、100・・・デジタル放送受信装置

Claims (2)

  1. アンテナを介して衛星デジタル放送を受信することが可能なデジタル放送受信装置において、
    アンテナから伝送された受信信号をベースバンド信号に直交検波する検波手段と、
    上記検波手段により得られたベースバンド信号の位相マッピング信号点の半径方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のキャリア・ノイズ比を算出するC/N値算出手段と、
    上記ベースバンド信号の位相マッピング信号点の円周方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のフェーズノイズ量を算出するフェーズノイズ量算出手段と、
    上記ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調する復調手段と、
    上記トランスポートストリームのビットエラーレートを計測するビットエラーレート計測手段と、
    上記復調手段の雑音帯域及びダンピングファクタを所定のモードに設定する設定手段と、
    上記設定手段による上記復調手段の設定を制御する制御手段とを備え、
    上記設定手段は、上記復調手段を、
    上記雑音帯域幅の値を所定の第1雑音帯域幅とし、上記ダンピングファクタの値を所定の第1ダンピングファクタとする第1のモードと、
    上記雑音帯域幅の値を上記第1雑音帯域幅より大きい第2雑音帯域幅とし、上記ダンピングファクタの値を上記第1ダンピングファクタより大きい第2ダンピングファクタとする第2のモードと、
    上記雑音帯域幅の値を上記第2雑音帯域幅以上である第3雑音帯域幅とし、上記ダンピングファクタの値を上記第2ダンピングファクタより大きい第3ダンピングファクタとする第3のモードとに設定し、
    上記制御手段は、
    上記C/N値算出手段により算出したキャリア・ノイズ比が所定の値以下である場合、又は、上記C/N値算出手段により算出したキャリア・ノイズ比が所定の値より大きく且つ上記フェーズノイズ量算出手段により算出したフェーズノイズ量が所定の値以下である場合に、上記復調手段を上記第1のモードに設定し、
    上記復調手段を上記第1のモードに設定して上記ビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーレートが所定の値より大きく、且つ、上記復調手段を上記第3のモードに設定して上記ビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーが所定の値以下である場合に、上記アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発信器に寄生発振が発生していると判断して、上記復調手段を上記第3のモードに設定し、
    上記復調手段を上記第1のモードに設定して上記ビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合、又は、上記復調手段を上記第3のモードに設定して上記ビットエラーレート計測手段により計測したビットエラーレートが所定の値より大きい場合に、キャリア・ノイズ比が低下していると判断して、上記復調手段を上記第1のモードに設定し、
    上記C/N値算出手段により算出したキャリア・ノイズ比が所定の値より大きく、且つ、上記フェーズノイズ量算出手段により算出したフェーズノイズ量が所定の値より大きい場合に、上記ローカル発信器にフェーズノイズが発生していると判断して、上記復調手段を上記第2のモードに設定する
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. アンテナから伝送された受信信号をベースバンド信号に直交検波し、
    上記ベースバンド信号の位相マッピング信号点の半径方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のキャリア・ノイズ比を算出し、
    上記ベースバンド信号の位相マッピング信号点の円周方向の振れ幅の平均値を計測して受信信号のフェーズノイズ量を算出し、
    上記ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調し、
    上記トランスポートストリームのビットエラーレートを計測し、
    上記ベースバンド信号をトランスポートストリームに復調するための雑音帯域幅及びダンピングファクタを所定のモードに設定する、衛星デジタル放送を受信することが可能なデジタル放送受信装置における受信方法であって、
    上記雑音帯域幅の値を所定の第1雑音帯域幅とし、上記ダンピングファクタの値を所定の第1ダンピングファクタとする第1のモードと、
    上記雑音帯域幅の値を上記第1雑音帯域幅より大きい第2雑音帯域幅とし、上記ダンピングファクタの値を上記第1ダンピングファクタより大きい第2ダンピングファクタとする第2のモードと、
    上記雑音帯域幅の値を上記第2雑音帯域幅以上である第3雑音帯域幅とし、上記ダンピングファクタの値を上記第2ダンピングファクタより大きい第3ダンピングファクタとする第3のモードとが設定され、
    上記キャリア・ノイズ比が所定の値以下である場合、又は、上記キャリア・ノイズ比が所定の値より大きく且つ上記フェーズノイズ量が所定の値以下である場合は、上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第1のモードに設定し、
    上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第1のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値より大きく、且つ、上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第3のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合は、上記アンテナに付属する周波数コンバータのローカル発信器に寄生発振が発生していると判断して、上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第3のモードに設定し、
    上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第1のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値以下である場合、又は、上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第3のモードに設定して計測したビットエラーレートが所定の値より大きい場合は、キャリア・ノイズ比が低下していると判断して、上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第1のモードに設定し、
    上記キャリア・ノイズ比が所定の値より大きく、且つ、上記フェーズノイズ量が所定の値より大きい場合は、上記ローカル発信器にフェーズノイズが発生していると判断して、上記雑音帯域幅の値及び上記ダンピングファクタの値を上記第2のモードに設定する
    ことを特徴とする受信方法。
JP2003272434A 2003-07-09 2003-07-09 デジタル放送受信装置および受信方法 Expired - Fee Related JP3826905B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003272434A JP3826905B2 (ja) 2003-07-09 2003-07-09 デジタル放送受信装置および受信方法
TW093120506A TWI252687B (en) 2003-07-09 2004-07-08 Digital broadcast receiving apparatus and receiving method
EP04747295A EP1643706A1 (en) 2003-07-09 2004-07-09 Digital broadcast receiving apparatus and receiving method
KR1020067000341A KR20060054288A (ko) 2003-07-09 2004-07-09 디지털 방송 수신 장치 및 수신 방법
PCT/JP2004/009827 WO2005006695A1 (ja) 2003-07-09 2004-07-09 デジタル放送受信装置および受信方法
US10/563,617 US7561212B2 (en) 2003-07-09 2004-07-09 Digital broadcast receiving apparatus and receiving method
CNB2004800186096A CN100531171C (zh) 2003-07-09 2004-07-09 用于接收数字广播信号的设备和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003272434A JP3826905B2 (ja) 2003-07-09 2003-07-09 デジタル放送受信装置および受信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005033652A JP2005033652A (ja) 2005-02-03
JP3826905B2 true JP3826905B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=34055975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003272434A Expired - Fee Related JP3826905B2 (ja) 2003-07-09 2003-07-09 デジタル放送受信装置および受信方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7561212B2 (ja)
EP (1) EP1643706A1 (ja)
JP (1) JP3826905B2 (ja)
KR (1) KR20060054288A (ja)
CN (1) CN100531171C (ja)
TW (1) TWI252687B (ja)
WO (1) WO2005006695A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100735918B1 (ko) * 2004-12-22 2007-07-06 삼성전자주식회사 디스플레이 장치 및 그 영상 처리 방법
US7876845B2 (en) * 2005-06-22 2011-01-25 Eices Research, Inc. Wireless communications systems and/or methods providing low interference, high privacy and/or cognitive flexibility
WO2007001707A2 (en) * 2005-06-22 2007-01-04 Eices Research, Inc. Systems, methods, devices and/or computer program products for providing communications devoid of cyclostationary features
US8670493B2 (en) 2005-06-22 2014-03-11 Eices Research, Inc. Systems and/or methods of increased privacy wireless communications
USRE47633E1 (en) 2005-06-22 2019-10-01 Odyssey Wireless Inc. Systems/methods of conducting a financial transaction using a smartphone
US8233554B2 (en) 2010-03-29 2012-07-31 Eices Research, Inc. Increased capacity communications for OFDM-based wireless communications systems/methods/devices
KR100739778B1 (ko) * 2005-12-23 2007-07-13 삼성전자주식회사 전력 소모를 최적화하기 위한 디지털 방송 수신기 및 방법
KR101469639B1 (ko) * 2008-06-26 2014-12-08 엘지이노텍 주식회사 튜너의 채널 최적의 프리퀀시 교정 방법
US9374746B1 (en) 2008-07-07 2016-06-21 Odyssey Wireless, Inc. Systems/methods of spatial multiplexing
US9806790B2 (en) 2010-03-29 2017-10-31 Odyssey Wireless, Inc. Systems/methods of spectrally efficient communications
CN107615689B (zh) 2015-04-09 2020-04-14 艾比奎蒂数字公司 自动检测数字无线电广播信号中的信号质量的系统和方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6472650A (en) * 1987-09-14 1989-03-17 Nec Corp System for monitoring data transmission quality
JP2766267B2 (ja) 1988-08-08 1998-06-18 株式会社東芝 位相同期回路
JP3153188B2 (ja) * 1997-09-19 2001-04-03 松下電器産業株式会社 変調・復調装置および方法
JP3205313B2 (ja) 1998-08-27 2001-09-04 松下電器産業株式会社 Psk復調器及びpsk復調方法並びに位相雑音検出方法
JP3646010B2 (ja) 1998-09-18 2005-05-11 株式会社ケンウッド デジタル衛星放送受信機
JP3634187B2 (ja) * 1999-04-23 2005-03-30 株式会社ケンウッド Bsデジタル放送受信機。
JP4579458B2 (ja) * 2001-07-03 2010-11-10 富士通セミコンダクター株式会社 復調装置、放送システム及び半導体デバイス
JP3888292B2 (ja) * 2002-11-26 2007-02-28 ソニー株式会社 受信装置及び受信装置のc/n比表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005006695A1 (ja) 2005-01-20
US7561212B2 (en) 2009-07-14
TW200515812A (en) 2005-05-01
KR20060054288A (ko) 2006-05-22
JP2005033652A (ja) 2005-02-03
CN100531171C (zh) 2009-08-19
EP1643706A1 (en) 2006-04-05
US20070060184A1 (en) 2007-03-15
TWI252687B (en) 2006-04-01
CN1817016A (zh) 2006-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3826905B2 (ja) デジタル放送受信装置および受信方法
US20090137212A1 (en) Non-Linear Signal Distortion Detection Using Multiple Signal to Noise Ratio Measurement Sources
US20090284662A1 (en) Method and Apparatus for Providing Robust Reception in a Wireless Communications System
US6771318B1 (en) Digital broadcasting demodulation apparatus with a direction adjustment indicator for the receiving antenna
US6982745B2 (en) Antenna level display device and method, and receiving apparatus
KR100719116B1 (ko) 노이즈신호를 여파 처리하는 방송수신장치 및 그 방법
JP3888292B2 (ja) 受信装置及び受信装置のc/n比表示方法
US6822696B2 (en) Receiver
JP7195842B2 (ja) 無線通信装置
WO2010114066A1 (ja) レベルチェッカ
JP3565218B2 (ja) アンテナレベル表示装置及び方法、並びに、受信装置
JP5092282B2 (ja) 受信装置
JP3722719B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP2002009854A (ja) 階層変調サービス受信方法及び受信装置
JP3959761B2 (ja) 衛星放送の受信装置
JP2007295236A (ja) 受信装置、デジタル放送のチャンネルプリセット方法およびデジタル放送のチャンネルプリセットプログラム
JPH11355220A (ja) 衛星放送受信機
JPH114431A (ja) デジタル衛星放送用チューナ
JP3898908B2 (ja) ダイレクトコンバージョン受信機
JP2005244530A (ja) 移動体用デジタルテレビ放送受信装置
JP2009100255A (ja) 受信装置及び受信方法
JP2006087091A (ja) 表示制御装置
JP2002027006A (ja) デジタル放送用受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060522

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060626

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees