JPH10190643A - ディジタル音声放送受信機およびその自動位相制御方法 - Google Patents
ディジタル音声放送受信機およびその自動位相制御方法Info
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- JPH10190643A JPH10190643A JP9007766A JP776697A JPH10190643A JP H10190643 A JPH10190643 A JP H10190643A JP 9007766 A JP9007766 A JP 9007766A JP 776697 A JP776697 A JP 776697A JP H10190643 A JPH10190643 A JP H10190643A
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタル音声放送受信機の信号復調時の位
相同期(APC)擬似ロックの解除動作を的確に行うこ
とによって、音切れのない受信を行うことができるディ
ジタル音声放送受信機を得る。 【解決手段】 ディジタル音声放送局からの電波を受信
してチューナ部2でベースバンド信号とし、信号処理部
3〜8で信号の復調、誤り検出、および誤り訂正を施し
たディジタルデータを音声回路部に入力し、音声やデー
タとして出力するディジタル音声放送受信機において、
信号復調時のAPC擬似ロックの解除動作を、高速情報
チャンネル(FIC)の誤り検出符号(CRC)の誤り
率の確率に基づいてAPC擬似ロック状態か否かを判断
し、APC擬似ロック状態の解除動作を制御するFIC
のCRC誤り率検出器13を設けた。
相同期(APC)擬似ロックの解除動作を的確に行うこ
とによって、音切れのない受信を行うことができるディ
ジタル音声放送受信機を得る。 【解決手段】 ディジタル音声放送局からの電波を受信
してチューナ部2でベースバンド信号とし、信号処理部
3〜8で信号の復調、誤り検出、および誤り訂正を施し
たディジタルデータを音声回路部に入力し、音声やデー
タとして出力するディジタル音声放送受信機において、
信号復調時のAPC擬似ロックの解除動作を、高速情報
チャンネル(FIC)の誤り検出符号(CRC)の誤り
率の確率に基づいてAPC擬似ロック状態か否かを判断
し、APC擬似ロック状態の解除動作を制御するFIC
のCRC誤り率検出器13を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレーム内に固
定パターンの同期信号を送出する、各キャリアが位相変
調された直交周波数分割多重変調(以下、「OFDM」
という)ディジタル放送方式に対応するディジタル音声
放送受信機に関する。
定パターンの同期信号を送出する、各キャリアが位相変
調された直交周波数分割多重変調(以下、「OFDM」
という)ディジタル放送方式に対応するディジタル音声
放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のディジタル音声放送受信
機の構成を示すブロック回路図であり、1はアンテナ、
2は周波数ダウンコンバータ、3はA/D変換器、4は
IQ信号発生器、5は高速フーリエ変換(FFT)器ま
たは離散フーリエ変換(DFT)器(以下、「FFT処
理器」という)、6はデインターリーブ処理器、7はビ
タビ復号によりデータの誤り訂正を行う誤り訂正器、8
はオーディオデコーダ、9はディジタルオーディオ出力
端子、10は温度補償付き電圧制御発振器(以下、「T
CVCXO」という)、11は同期制御器である。
機の構成を示すブロック回路図であり、1はアンテナ、
2は周波数ダウンコンバータ、3はA/D変換器、4は
IQ信号発生器、5は高速フーリエ変換(FFT)器ま
たは離散フーリエ変換(DFT)器(以下、「FFT処
理器」という)、6はデインターリーブ処理器、7はビ
タビ復号によりデータの誤り訂正を行う誤り訂正器、8
はオーディオデコーダ、9はディジタルオーディオ出力
端子、10は温度補償付き電圧制御発振器(以下、「T
CVCXO」という)、11は同期制御器である。
【0003】各キャリアが位相変調されたOFDMディ
ジタル放送方式においては、図10に示すように、アン
テナ1から入力されたRF周波数帯域のOFDM信号
は、周波数ダウンコンバータ2において中間周波数信号
にダウンコンバートされ、A/D変換器3においてディ
ジタル信号に変換され、IQ信号発生器4において同相
信号成分(以下、「I信号成分」という)と直交信号成
分(以下、「Q信号成分」という)に分けられる。この
I信号成分およびQ信号成分はFFT処理器5において
周波数領域の複素数データに変換され、デインターリー
ブ処理器6において送信側で施されたインターリーブ処
理が解除され、誤り訂正器7において誤り訂正された高
能率符号化データとなってオーディオデコーダ8に入力
され、オーディオデコーダ8においてディジタルオーデ
ィオビット列に復元されてディジタルオーディオ出力端
子9から出力される。
ジタル放送方式においては、図10に示すように、アン
テナ1から入力されたRF周波数帯域のOFDM信号
は、周波数ダウンコンバータ2において中間周波数信号
にダウンコンバートされ、A/D変換器3においてディ
ジタル信号に変換され、IQ信号発生器4において同相
信号成分(以下、「I信号成分」という)と直交信号成
分(以下、「Q信号成分」という)に分けられる。この
I信号成分およびQ信号成分はFFT処理器5において
周波数領域の複素数データに変換され、デインターリー
ブ処理器6において送信側で施されたインターリーブ処
理が解除され、誤り訂正器7において誤り訂正された高
能率符号化データとなってオーディオデコーダ8に入力
され、オーディオデコーダ8においてディジタルオーデ
ィオビット列に復元されてディジタルオーディオ出力端
子9から出力される。
【0004】他方、FFT処理器5から出力される周波
数領域の複素数データは同期制御器11にも入力され
る。同期制御器11はこの入力データに基づいてTCV
CXO10の発振周波数を制御し、このTCVCXO1
0の出力信号が周波数ダウンコンバータ2へ入力されて
周波数ダウンコンバータ2から出力される中間周波数信
号の中心周波数が決定されるように構成されている。
数領域の複素数データは同期制御器11にも入力され
る。同期制御器11はこの入力データに基づいてTCV
CXO10の発振周波数を制御し、このTCVCXO1
0の出力信号が周波数ダウンコンバータ2へ入力されて
周波数ダウンコンバータ2から出力される中間周波数信
号の中心周波数が決定されるように構成されている。
【0005】ここに図11は同期制御器11の構成を示
すブロック構成図であり、100は信号入力端子、10
1は制御信号出力端子、102は位相誤差検出器、10
3は第1の周波数誤差検出器、104は第2の周波数誤
差検出器、105は加算器である。各キャリアが位相変
調されたOFDM信号では、周波数ダウンコンバータ2
から出力される中間周波数信号の中心周波数が理想的な
場合には、FFT処理器5から出力されるデータはいく
つかの特定の位相点に集中し、例えば4相位相変調(Q
PSK)の場合にはπ/4,3π/4,−π/4,−3
π/4の4点に集中する。しかし、実際にFFT処理器
5から出力されるデータの位相は、本来集中すべき点か
らずれていることが多い。位相誤差検出器102はこの
FFT処理器5から入力されるデータに含まれる位相誤
差を検出するものである。同期制御器11は加算器10
5を通し、この位相誤差検出器102の出力に基づいて
TCVCXO10の発振周波数を微妙に調整し、FFT
処理器5から出力される各周波数のデータが本来集中し
ているべき位相点の付近に集中するように、自動位相制
御(以下、「APC」という)を行っている。
すブロック構成図であり、100は信号入力端子、10
1は制御信号出力端子、102は位相誤差検出器、10
3は第1の周波数誤差検出器、104は第2の周波数誤
差検出器、105は加算器である。各キャリアが位相変
調されたOFDM信号では、周波数ダウンコンバータ2
から出力される中間周波数信号の中心周波数が理想的な
場合には、FFT処理器5から出力されるデータはいく
つかの特定の位相点に集中し、例えば4相位相変調(Q
PSK)の場合にはπ/4,3π/4,−π/4,−3
π/4の4点に集中する。しかし、実際にFFT処理器
5から出力されるデータの位相は、本来集中すべき点か
らずれていることが多い。位相誤差検出器102はこの
FFT処理器5から入力されるデータに含まれる位相誤
差を検出するものである。同期制御器11は加算器10
5を通し、この位相誤差検出器102の出力に基づいて
TCVCXO10の発振周波数を微妙に調整し、FFT
処理器5から出力される各周波数のデータが本来集中し
ているべき位相点の付近に集中するように、自動位相制
御(以下、「APC」という)を行っている。
【0006】しかし、例えば4相位相変調(QPSK)
の場合でFFT処理器5から入力されるデータのうち、
本来は位相π/4となるはずの信号が位相0付近のデー
タとして受信された場合には位相−π/4付近となるよ
うに補正されてその位置でAPC処理がロックしてしま
う、つまり本来の位相よりも−π/2ずれた位相でロッ
クされてしまう場合があり、同様に、本来の位相よりも
+π/2ずれた場合や、±πずれた場合も生じる。以
下、このような正常でないAPCロックの状態を「AP
C疑似ロック」と呼ぶ。前記のように、FFT処理器5
から出力される周波数領域の複素数データの各データフ
レーム内には同期用の固定パターンが含まれている。第
2の周波数誤差検出器104は、この部分の出力データ
をあらかじめ保持しているパターンと比較することでA
PC擬似ロック状態か否かを周波数誤差に対応する信号
として出力する。同期制御器11は、加算器105を通
し、この第2の周波数誤差検出器104の出力に基づい
てTCVCXO10の発振周波数を調整することでAP
C擬似ロック状態を解除して新たなAPCロックに移行
させることで正しい位相点にロックするように制御して
いる。また、第1の周波数誤差検出器103は、前記F
FT処理器5から出力される同期用の固定パターンデー
タをあらかじめ保持しているパターンと比較すること
で、キャリア周波数間隔毎のより大きな周波数誤差を検
出するものであり、同期制御器11は加算器105を通
し、この第1の周波数誤差検出器103の出力に基づい
てTCVCXO10の発振周波数を調整することで中間
周波数信号にキャリア周波数間隔以上の大きな周波数誤
差がある場合にもこれを検出して補正することで正確に
周波数同調を行うように制御している。
の場合でFFT処理器5から入力されるデータのうち、
本来は位相π/4となるはずの信号が位相0付近のデー
タとして受信された場合には位相−π/4付近となるよ
うに補正されてその位置でAPC処理がロックしてしま
う、つまり本来の位相よりも−π/2ずれた位相でロッ
クされてしまう場合があり、同様に、本来の位相よりも
+π/2ずれた場合や、±πずれた場合も生じる。以
下、このような正常でないAPCロックの状態を「AP
C疑似ロック」と呼ぶ。前記のように、FFT処理器5
から出力される周波数領域の複素数データの各データフ
レーム内には同期用の固定パターンが含まれている。第
2の周波数誤差検出器104は、この部分の出力データ
をあらかじめ保持しているパターンと比較することでA
PC擬似ロック状態か否かを周波数誤差に対応する信号
として出力する。同期制御器11は、加算器105を通
し、この第2の周波数誤差検出器104の出力に基づい
てTCVCXO10の発振周波数を調整することでAP
C擬似ロック状態を解除して新たなAPCロックに移行
させることで正しい位相点にロックするように制御して
いる。また、第1の周波数誤差検出器103は、前記F
FT処理器5から出力される同期用の固定パターンデー
タをあらかじめ保持しているパターンと比較すること
で、キャリア周波数間隔毎のより大きな周波数誤差を検
出するものであり、同期制御器11は加算器105を通
し、この第1の周波数誤差検出器103の出力に基づい
てTCVCXO10の発振周波数を調整することで中間
周波数信号にキャリア周波数間隔以上の大きな周波数誤
差がある場合にもこれを検出して補正することで正確に
周波数同調を行うように制御している。
【0007】図12は以上の同期制御器11による周波
数制御動作の説明図である。図において、周波数軸上の
“○”印は正確に同調が行われた場合のOFDM信号の
各キャリア周波数を示す。fn-2 〜fn+4 の各周波数の
添字n−2〜n+4はキャリア番号を表す。また周波数
軸上の“×”印は前記のAPC擬似ロックにより各キャ
リアが引き込まれる可能性のある周波数を示す。図中の
矢印は受信されたOFDM信号の各キャリアを示してお
り、それぞれにキャリア番号(n−4〜n+4)を付し
ている。
数制御動作の説明図である。図において、周波数軸上の
“○”印は正確に同調が行われた場合のOFDM信号の
各キャリア周波数を示す。fn-2 〜fn+4 の各周波数の
添字n−2〜n+4はキャリア番号を表す。また周波数
軸上の“×”印は前記のAPC擬似ロックにより各キャ
リアが引き込まれる可能性のある周波数を示す。図中の
矢印は受信されたOFDM信号の各キャリアを示してお
り、それぞれにキャリア番号(n−4〜n+4)を付し
ている。
【0008】同期制御器11による周波数制御動作は例
えば以下のように行われる。OFDM信号の各キャリア
周波数が本来の値より2キャリア周波数間隔以上ずれて
いた場合、はじめに位相誤差検出器102の出力に基づ
くAPC処理が行われると、各キャリアは図12(a)
に示すように、周波数軸上の“○”もしくは“×”印の
ある点に引き込まれる。例ではAPC擬似ロック状態に
はいるものとしている。次に同期制御器11により、第
1の周波数誤差検出器103の出力に基づく周波数同調
処理が行われることにより、各キャリア周波数は図12
(b)に示すとおり本来の周波数に対し、ほぼ±1/2
キャリア周波数間隔の範囲に制御される。この時点でも
位相誤差検出器102の出力に基づくAPC処理は継続
して行われるため各キャリア周波数は周波数軸上の
“○”もしくは“×”印のある点に引き込まれる。最後
に同期制御器11により、第2の周波数誤差検出器10
4の出力に基づく周波数同調処理が行われることによ
り、各キャリア周波数は図12(c)に示すとおり本来
の周波数に引き込まれることとなる。
えば以下のように行われる。OFDM信号の各キャリア
周波数が本来の値より2キャリア周波数間隔以上ずれて
いた場合、はじめに位相誤差検出器102の出力に基づ
くAPC処理が行われると、各キャリアは図12(a)
に示すように、周波数軸上の“○”もしくは“×”印の
ある点に引き込まれる。例ではAPC擬似ロック状態に
はいるものとしている。次に同期制御器11により、第
1の周波数誤差検出器103の出力に基づく周波数同調
処理が行われることにより、各キャリア周波数は図12
(b)に示すとおり本来の周波数に対し、ほぼ±1/2
キャリア周波数間隔の範囲に制御される。この時点でも
位相誤差検出器102の出力に基づくAPC処理は継続
して行われるため各キャリア周波数は周波数軸上の
“○”もしくは“×”印のある点に引き込まれる。最後
に同期制御器11により、第2の周波数誤差検出器10
4の出力に基づく周波数同調処理が行われることによ
り、各キャリア周波数は図12(c)に示すとおり本来
の周波数に引き込まれることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の同期制
御器11によるAPC処理では、正常なAPCロック状
態であって正常な音声が出力されている場合でも、入力
信号の変動などによって誤ってAPCロック解除動作を
行うため、正常なAPCロック状態からAPC擬似ロッ
ク状態に移行して音声がとぎれてしまうことがあるとい
う問題点があった。
御器11によるAPC処理では、正常なAPCロック状
態であって正常な音声が出力されている場合でも、入力
信号の変動などによって誤ってAPCロック解除動作を
行うため、正常なAPCロック状態からAPC擬似ロッ
ク状態に移行して音声がとぎれてしまうことがあるとい
う問題点があった。
【0010】この発明は、上記のような問題点の解消を
目的としてなされたもので、現在のAPCロックの状態
が、正常なAPCロック状態であるか否かを判断してA
PC擬似ロックの解除動作を的確に行うことによって音
切れのない受信ができるディジタル音声放送受信機を得
ることを目的とする。
目的としてなされたもので、現在のAPCロックの状態
が、正常なAPCロック状態であるか否かを判断してA
PC擬似ロックの解除動作を的確に行うことによって音
切れのない受信ができるディジタル音声放送受信機を得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル音声放送受信機は、受信したディジタル音声放送信号
に多重された付加情報(FIC)のデータの誤り検出を
行うための誤り検出符号(CRC)の誤り率(以下、
「FICのCRC誤り率」という)を検出し、この検出
された誤り率が基準値を超えていないときは上記ディジ
タル音声放送信号の復調信号の位相に基づいて当該復調
信号に対する自動位相制御(APC)を行う同期制御手
段のAPC擬似ロック解除動作を停止させる手段を備え
たものである。
ル音声放送受信機は、受信したディジタル音声放送信号
に多重された付加情報(FIC)のデータの誤り検出を
行うための誤り検出符号(CRC)の誤り率(以下、
「FICのCRC誤り率」という)を検出し、この検出
された誤り率が基準値を超えていないときは上記ディジ
タル音声放送信号の復調信号の位相に基づいて当該復調
信号に対する自動位相制御(APC)を行う同期制御手
段のAPC擬似ロック解除動作を停止させる手段を備え
たものである。
【0012】また、受信したディジタル音声放送信号の
音声データのビット誤り信号の誤り率を検出し、この検
出された誤り率が基準値を超えていないときは前記同期
制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させる手段
を備えたものである。
音声データのビット誤り信号の誤り率を検出し、この検
出された誤り率が基準値を超えていないときは前記同期
制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させる手段
を備えたものである。
【0013】また、受信したディジタル音声放送信号の
オーディオフレームのスケールファクタ(ScF)の誤
り検出符号(CRC)の誤り率(以下、「ScFのCR
C誤り率」という)を検出し、この検出された誤り率が
基準値を超えていないときは前記同期制御手段のAPC
擬似位相ロック解除動作を停止させる手段を備えたもの
である。
オーディオフレームのスケールファクタ(ScF)の誤
り検出符号(CRC)の誤り率(以下、「ScFのCR
C誤り率」という)を検出し、この検出された誤り率が
基準値を超えていないときは前記同期制御手段のAPC
擬似位相ロック解除動作を停止させる手段を備えたもの
である。
【0014】また、FICのCRC誤り率と、音声デー
タのビット誤り信号の誤り率とを検出し、この検出され
た2つの誤り率がそれぞれの基準値を超えていないとき
は前記同期制御手段のAPC擬似位相ロック解除動作を
停止させる手段を備えたものである。
タのビット誤り信号の誤り率とを検出し、この検出され
た2つの誤り率がそれぞれの基準値を超えていないとき
は前記同期制御手段のAPC擬似位相ロック解除動作を
停止させる手段を備えたものである。
【0015】また、音声データのビット誤り信号の誤り
率と、オーディオフレームのScFのCRC誤り率とを
検出し、この検出された2つの誤り率がそれぞれの基準
値を超えていないときは前記同期制御手段のAPC擬似
位相ロック解除動作を停止させる手段を備えたものであ
る。
率と、オーディオフレームのScFのCRC誤り率とを
検出し、この検出された2つの誤り率がそれぞれの基準
値を超えていないときは前記同期制御手段のAPC擬似
位相ロック解除動作を停止させる手段を備えたものであ
る。
【0016】また、FICデータのCRC誤り率と、オ
ーディオフレームのScFのCRCの誤り率とを検出
し、この検出された2つの誤り率がそれぞれの基準値を
超えていないときは前記同期制御手段のAPC擬似位相
ロック解除動作を停止させる手段を備えたものである。
ーディオフレームのScFのCRCの誤り率とを検出
し、この検出された2つの誤り率がそれぞれの基準値を
超えていないときは前記同期制御手段のAPC擬似位相
ロック解除動作を停止させる手段を備えたものである。
【0017】また、FICデータのCRC誤り率と、音
声データのビット誤り信号の誤り率と、オーディオフレ
ームのScFのCRCの誤り率とを検出し、この検出さ
れた3つの誤り率がそれぞれの基準値を超えていないと
きは前記同期制御手段のAPC擬似位相ロック解除動作
を停止させる手段を備えたものである。
声データのビット誤り信号の誤り率と、オーディオフレ
ームのScFのCRCの誤り率とを検出し、この検出さ
れた3つの誤り率がそれぞれの基準値を超えていないと
きは前記同期制御手段のAPC擬似位相ロック解除動作
を停止させる手段を備えたものである。
【0018】また、前記FICデータのCRC誤り率の
基準値を、50%としたものである。
基準値を、50%としたものである。
【0019】また、前記音声データのビット誤り信号の
誤り率の基準値を、20%としたものである。
誤り率の基準値を、20%としたものである。
【0020】また、前記オーディオフレームのScFの
CRCの誤り率の基準値を、50%としたものである。
CRCの誤り率の基準値を、50%としたものである。
【0021】また、この発明に係るディジタル音声放送
受信機の自動位相制御方法は、受信したデータの誤り率
を検出し、この検出された誤り率が予め定めた基準値を
超えていないときは、当該復調信号の自動位相制御を行
う位相制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させ
るようにしたものである。
受信機の自動位相制御方法は、受信したデータの誤り率
を検出し、この検出された誤り率が予め定めた基準値を
超えていないときは、当該復調信号の自動位相制御を行
う位相制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させ
るようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明に係るディジタル音声放
送受信機においては、FICデータのCRCの誤り率を
検出し、この誤り率が50%を超えないときは同期制御
手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させるので、正
常なAPCロック状態を解除することが少なくなる。
送受信機においては、FICデータのCRCの誤り率を
検出し、この誤り率が50%を超えないときは同期制御
手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させるので、正
常なAPCロック状態を解除することが少なくなる。
【0023】また、受信した音声データのビット誤り信
号の誤り率を検出し、この誤り率が20%を超えないと
きは同期制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止さ
せるので、正常なAPCロック状態を解除することが少
なくなる。
号の誤り率を検出し、この誤り率が20%を超えないと
きは同期制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止さ
せるので、正常なAPCロック状態を解除することが少
なくなる。
【0024】また、オーディオフレームのスケールファ
クタ(ScF)の誤り検出符号(CRC)の誤り率を検
出し、この誤り率が50%を超えないときは同期制御手
段のAPC擬似ロック解除動作を停止させるので、正常
なAPCロック状態を解除することが少なくなる。
クタ(ScF)の誤り検出符号(CRC)の誤り率を検
出し、この誤り率が50%を超えないときは同期制御手
段のAPC擬似ロック解除動作を停止させるので、正常
なAPCロック状態を解除することが少なくなる。
【0025】また、FICデータのCRCの誤り率と、
音声データのビット誤り信号の誤り率とを検出し、FI
Cデータの誤り率が50%を超えないとともに音声デー
タのビット誤り信号の誤り率が20%を超えないときは
同期制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させる
ので、正常なAPCロック状態を解除することが少なく
なる。
音声データのビット誤り信号の誤り率とを検出し、FI
Cデータの誤り率が50%を超えないとともに音声デー
タのビット誤り信号の誤り率が20%を超えないときは
同期制御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させる
ので、正常なAPCロック状態を解除することが少なく
なる。
【0026】また、音声データのビット誤り信号の誤り
率と、オーディオフレームのScFのCRC誤り率とを
検出し、音声データのビット誤り信号の誤り率が20%
を超えないとともにオーディオフレームのScFのCR
C誤り率が50%を超えないときは同期制御手段のAP
C擬似ロック解除動作を停止させるので、正常なAPC
ロック状態を解除することが少なくなる。
率と、オーディオフレームのScFのCRC誤り率とを
検出し、音声データのビット誤り信号の誤り率が20%
を超えないとともにオーディオフレームのScFのCR
C誤り率が50%を超えないときは同期制御手段のAP
C擬似ロック解除動作を停止させるので、正常なAPC
ロック状態を解除することが少なくなる。
【0027】また、FICデータのCRC誤り率と、オ
ーディオフレームのScFのCRC誤り率とを検出し、
FICデータの誤り率が50%を超えないとともにオー
ディオフレームのScFのCRC誤り率が50%を超え
ないときは同期制御手段のAPC擬似ロック解除動作を
停止させるので、正常なAPCロック状態を解除するこ
とが少なくなる。
ーディオフレームのScFのCRC誤り率とを検出し、
FICデータの誤り率が50%を超えないとともにオー
ディオフレームのScFのCRC誤り率が50%を超え
ないときは同期制御手段のAPC擬似ロック解除動作を
停止させるので、正常なAPCロック状態を解除するこ
とが少なくなる。
【0028】また、FICデータのCRCの誤り率と、
音声データのビット誤り信号の誤り率と、オーディオフ
レームのScFのCRC誤り率とを検出し、FICデー
タの誤り率が50%を超えず、音声データのビット誤り
信号の誤り率が20%を超えず、オーディオフレームの
ScFのCRC誤り率が50%を超えないときは同期制
御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させるので、
正常なAPCロック状態を解除することが少なくなる。
音声データのビット誤り信号の誤り率と、オーディオフ
レームのScFのCRC誤り率とを検出し、FICデー
タの誤り率が50%を超えず、音声データのビット誤り
信号の誤り率が20%を超えず、オーディオフレームの
ScFのCRC誤り率が50%を超えないときは同期制
御手段のAPC擬似ロック解除動作を停止させるので、
正常なAPCロック状態を解除することが少なくなる。
【0029】この発明におけるディジタル音声放送受信
機の自動位相制御方法においては、受信したデータの誤
り率を検出し、この検出された誤り率が予め定めた基準
値を超えていないときは上記位相制御手段による自動位
相制御ロック状態の解除動作を停止させるようにしたの
で、正常なAPCロック状態を解除することが少なくな
る。
機の自動位相制御方法においては、受信したデータの誤
り率を検出し、この検出された誤り率が予め定めた基準
値を超えていないときは上記位相制御手段による自動位
相制御ロック状態の解除動作を停止させるようにしたの
で、正常なAPCロック状態を解除することが少なくな
る。
【0030】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1のディ
ジタル音声放送受信機の構成を示すブロック回路図であ
り、1はアンテナ、2は周波数ダウンコンバータ、3は
A/D変換器、4はIQ信号発生器、5はFFT処理
器、6はデインターリーブ処理器、7はビタビ復号によ
りデータの誤り訂正を行う誤り訂正器、8はオーディオ
デコーダ、9はディジタルオーディオ出力端子、10は
TCVCXO、12は同期制御器A、13は受信信号に
多重された付加情報である高速情報チャンネル(FI
C)データのビット誤り検出符号(CRC)の誤り率検
出器(以下、「FICのCRC誤り率検出器」という)
である。
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1のディ
ジタル音声放送受信機の構成を示すブロック回路図であ
り、1はアンテナ、2は周波数ダウンコンバータ、3は
A/D変換器、4はIQ信号発生器、5はFFT処理
器、6はデインターリーブ処理器、7はビタビ復号によ
りデータの誤り訂正を行う誤り訂正器、8はオーディオ
デコーダ、9はディジタルオーディオ出力端子、10は
TCVCXO、12は同期制御器A、13は受信信号に
多重された付加情報である高速情報チャンネル(FI
C)データのビット誤り検出符号(CRC)の誤り率検
出器(以下、「FICのCRC誤り率検出器」という)
である。
【0031】図2は、ディジタル音声放送局から送信さ
れる伝送フレームの構成を表した図で、20は伝送フレ
ームの同期信号、21は付加情報であるFIC、22は
メインサービスチャンネル(MSC)で、MSC22に
は実際の音声情報が伝送され、FIC21はいくつかの
高速情報ブロック(FIB)23で構成され、現在のサ
ービス状況、プログラムタイプ、プログラム番号などの
付加情報が伝送される。FIB23は詳細な説明は省く
がいくつかの高速情報グループ(FIG)が集まって構
成され、音声データ以外の付加情報が伝送できるように
構成されている。24はデータフィールド、25はCR
Cで、CRC25のチェックがOKであればそのFIB
23のデータフィールド24の内容が有効であることを
示し、NGであればそのFIB23のデータフィールド
24の内容が無効であることを示す。
れる伝送フレームの構成を表した図で、20は伝送フレ
ームの同期信号、21は付加情報であるFIC、22は
メインサービスチャンネル(MSC)で、MSC22に
は実際の音声情報が伝送され、FIC21はいくつかの
高速情報ブロック(FIB)23で構成され、現在のサ
ービス状況、プログラムタイプ、プログラム番号などの
付加情報が伝送される。FIB23は詳細な説明は省く
がいくつかの高速情報グループ(FIG)が集まって構
成され、音声データ以外の付加情報が伝送できるように
構成されている。24はデータフィールド、25はCR
Cで、CRC25のチェックがOKであればそのFIB
23のデータフィールド24の内容が有効であることを
示し、NGであればそのFIB23のデータフィールド
24の内容が無効であることを示す。
【0032】次に図1、図2を用いて実施の形態1の動
作を説明する。アンテナ1から入力されたRF周波数帯
域のOFDM信号は、周波数ダウンコンバータ2におい
て中間周波数信号にダウンコンバートされ、A/D変換
器3においてディジタル信号に変換され、IQ信号発生
器4において同相信号成分(以下、「I信号成分」とい
う)と直交信号成分(以下、「Q信号成分」という)に
分けられる。このI信号成分およびQ信号成分はFFT
処理器5において周波数領域の複素数データに変換さ
れ、デインターリーブ処理器6において送信側で施され
たインターリーブ処理が解除され、誤り訂正器7におい
て誤り訂正された高能率符号化データとなってオーディ
オデコーダ8に入力され、オーディオデコーダ8におい
てディジタルオーディオビット列に復元されてディジタ
ルオーディオ出力端子9から出力される。
作を説明する。アンテナ1から入力されたRF周波数帯
域のOFDM信号は、周波数ダウンコンバータ2におい
て中間周波数信号にダウンコンバートされ、A/D変換
器3においてディジタル信号に変換され、IQ信号発生
器4において同相信号成分(以下、「I信号成分」とい
う)と直交信号成分(以下、「Q信号成分」という)に
分けられる。このI信号成分およびQ信号成分はFFT
処理器5において周波数領域の複素数データに変換さ
れ、デインターリーブ処理器6において送信側で施され
たインターリーブ処理が解除され、誤り訂正器7におい
て誤り訂正された高能率符号化データとなってオーディ
オデコーダ8に入力され、オーディオデコーダ8におい
てディジタルオーディオビット列に復元されてディジタ
ルオーディオ出力端子9から出力される。
【0033】他方、FFT処理器5から出力される周波
数領域の複素数データは同期制御器A12にも入力され
る。同期制御器A12は、この入力データに基づいてT
CVCXO10の発振周波数を制御し、このTCVCX
O10の出力信号が周波数ダウンコンバータ2へ入力さ
れて周波数ダウンコンバータ2から出力される中間周波
数信号の中心周波数が決定されるように構成されてい
る。
数領域の複素数データは同期制御器A12にも入力され
る。同期制御器A12は、この入力データに基づいてT
CVCXO10の発振周波数を制御し、このTCVCX
O10の出力信号が周波数ダウンコンバータ2へ入力さ
れて周波数ダウンコンバータ2から出力される中間周波
数信号の中心周波数が決定されるように構成されてい
る。
【0034】ここに図9は同期制御器A12の構成を示
すブロック構成図であり、100は信号入力端子、10
1は制御信号出力端子、102は位相誤差検出器、10
3は第1の周波数誤差検出器、104は第2の周波数誤
差検出器、105は加算器、106は制御信号入力端
子、107はスイッチ手段である。図において100〜
105は従来の同期制御器11と同様である。スイッチ
手段107は制御信号入力端子106を通しFICデー
タのCRC誤り率検出器13の出力により制御されるも
のであり、第2の周波数誤差検出器104の出力に基づ
くAPC擬似ロック状態の解除処理の実行および停止の
状態切り替えを行うものである。正常なAPCロック状
態においては、FIC21は誤り訂正器7において問題
なく取り込まれ、その情報は図示していないシステムコ
ントローラが受け取り、必要であれば図示していない表
示器に表示するように構成されている。
すブロック構成図であり、100は信号入力端子、10
1は制御信号出力端子、102は位相誤差検出器、10
3は第1の周波数誤差検出器、104は第2の周波数誤
差検出器、105は加算器、106は制御信号入力端
子、107はスイッチ手段である。図において100〜
105は従来の同期制御器11と同様である。スイッチ
手段107は制御信号入力端子106を通しFICデー
タのCRC誤り率検出器13の出力により制御されるも
のであり、第2の周波数誤差検出器104の出力に基づ
くAPC擬似ロック状態の解除処理の実行および停止の
状態切り替えを行うものである。正常なAPCロック状
態においては、FIC21は誤り訂正器7において問題
なく取り込まれ、その情報は図示していないシステムコ
ントローラが受け取り、必要であれば図示していない表
示器に表示するように構成されている。
【0035】すなわち、取り込めるFIC21の情報
は、CRC25がOKの場合のFIB23のデータフィ
ールド24の内容であって、入力信号の変動によって正
常な出力データが得られない場合は、CRC25が時々
NGとなる。他方、APC擬似ロック状態では、もとも
とデータの復調が正常に行われないので、音声データは
もとより、正常なFIC21のデータも得られ無いの
で、FIB23のデータフィールド24のCRC25は
ほとんどNGとなる。このため、FICデータのCRC
誤り率は、受信機の動作状態(電界レベルなど)によ
り、正常なAPCロック状態においても、ほぼ0%〜1
00%近くまで幅広く変化する。
は、CRC25がOKの場合のFIB23のデータフィ
ールド24の内容であって、入力信号の変動によって正
常な出力データが得られない場合は、CRC25が時々
NGとなる。他方、APC擬似ロック状態では、もとも
とデータの復調が正常に行われないので、音声データは
もとより、正常なFIC21のデータも得られ無いの
で、FIB23のデータフィールド24のCRC25は
ほとんどNGとなる。このため、FICデータのCRC
誤り率は、受信機の動作状態(電界レベルなど)によ
り、正常なAPCロック状態においても、ほぼ0%〜1
00%近くまで幅広く変化する。
【0036】FICデータのCRC誤り率検出器13
は、FIB23のCRC25のNG率が例えば50%を
超えないときは正常なAPCロック状態と判断して同期
制御器A12にAPC擬似ロック解除動作を停止する指
示を送出し、この指示を受けた同期制御器A12は、F
FT処理器5からの入力データに基づいてAPC擬似ロ
ック状態と判断しても、APCロック解除動作を行わな
い。ここで、誤り率50%を判断基準値としたのは、正
常なAPCロック状態におけるCRC誤り率変動範囲の
ほぼ半分であること、および経験的にFICデータのC
RC誤り率が50%を超える状態では音声の再生が困難
となり音声出力はミュートされるため同期制御器A12
によるAPC擬似ロック解除の誤動作が発生しても問題
とならないためである。また既に説明のとおりAPC擬
似ロック状態ではFICデータのCRC誤り率はほぼ1
00%となるため、誤り率50%を判断基準とすること
でAPC擬似ロック状態であるにも関わらず、その解除
動作が行われないといった問題も発生しない。
は、FIB23のCRC25のNG率が例えば50%を
超えないときは正常なAPCロック状態と判断して同期
制御器A12にAPC擬似ロック解除動作を停止する指
示を送出し、この指示を受けた同期制御器A12は、F
FT処理器5からの入力データに基づいてAPC擬似ロ
ック状態と判断しても、APCロック解除動作を行わな
い。ここで、誤り率50%を判断基準値としたのは、正
常なAPCロック状態におけるCRC誤り率変動範囲の
ほぼ半分であること、および経験的にFICデータのC
RC誤り率が50%を超える状態では音声の再生が困難
となり音声出力はミュートされるため同期制御器A12
によるAPC擬似ロック解除の誤動作が発生しても問題
とならないためである。また既に説明のとおりAPC擬
似ロック状態ではFICデータのCRC誤り率はほぼ1
00%となるため、誤り率50%を判断基準とすること
でAPC擬似ロック状態であるにも関わらず、その解除
動作が行われないといった問題も発生しない。
【0037】他方、FICデータのCRC誤り率検出器
13は、前記CRC25のNG率が50%を超えるとき
は同期制御器A12にAPC擬似ロック解除動作停止指
示を送出しない。したがって同期制御器A12は、FF
T処理器5から入力されるデータに基づいてAPC擬似
ロックと判断したときは現在のAPCロック状態を解除
し、FFT処理器5から入力される新たなデータに基づ
いてTCVCXO10の発振周波数を制御して新たなA
PCロック状態に移行する。FICデータのCRC誤り
率検出器13はこの新たなAPCロック状態における誤
り率を検出し、誤り率が50%を超えなくなるまでAP
C擬似ロック解除動作を停止させないので、やがて正常
なAPCロック状態となり、正常な音声出力が得られ
る。
13は、前記CRC25のNG率が50%を超えるとき
は同期制御器A12にAPC擬似ロック解除動作停止指
示を送出しない。したがって同期制御器A12は、FF
T処理器5から入力されるデータに基づいてAPC擬似
ロックと判断したときは現在のAPCロック状態を解除
し、FFT処理器5から入力される新たなデータに基づ
いてTCVCXO10の発振周波数を制御して新たなA
PCロック状態に移行する。FICデータのCRC誤り
率検出器13はこの新たなAPCロック状態における誤
り率を検出し、誤り率が50%を超えなくなるまでAP
C擬似ロック解除動作を停止させないので、やがて正常
なAPCロック状態となり、正常な音声出力が得られ
る。
【0038】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロック
回路図で、図1と同一符号はそれぞれ同一部分または相
当部分を示しており、14は受信した音声データの誤り
訂正器7におけるビット誤り信号の誤り率検出器であ
る。
態2のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロック
回路図で、図1と同一符号はそれぞれ同一部分または相
当部分を示しており、14は受信した音声データの誤り
訂正器7におけるビット誤り信号の誤り率検出器であ
る。
【0039】図3において、図1と同一構成部分は、そ
れぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略し、ビット
誤り信号の誤り率検出器14の動作を説明する。
れぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略し、ビット
誤り信号の誤り率検出器14の動作を説明する。
【0040】誤り訂正器7は、受信した音声データを復
号してデータの誤り訂正を行うとともに、ビット誤り信
号を出力する。このビット誤り率は受信機の動作状態
(電界レベルなど)により、正常なAPCロック状態に
おいても、ほぼ0%〜50%近くまで幅広く変化する。
ビット誤り信号の誤り率検出器14は、ビット誤り信号
の誤り率が例えば20%を超えないときは正常なAPC
ロック状態と判断して同期制御器A12にAPC擬似ロ
ック解除動作を停止させる指示を送出する。ここで、誤
り率20%を判断基準値としたのは、ビット誤り率の変
動範囲のほぼ半分であること、経験的にビット誤り率が
10〜20%になると再生される音声が非常に聞きづら
くなるため、音声出力がミュートされ、同期制御器A1
2によるAPC擬似ロック解除の誤動作が発生しても問
題とならないからである。
号してデータの誤り訂正を行うとともに、ビット誤り信
号を出力する。このビット誤り率は受信機の動作状態
(電界レベルなど)により、正常なAPCロック状態に
おいても、ほぼ0%〜50%近くまで幅広く変化する。
ビット誤り信号の誤り率検出器14は、ビット誤り信号
の誤り率が例えば20%を超えないときは正常なAPC
ロック状態と判断して同期制御器A12にAPC擬似ロ
ック解除動作を停止させる指示を送出する。ここで、誤
り率20%を判断基準値としたのは、ビット誤り率の変
動範囲のほぼ半分であること、経験的にビット誤り率が
10〜20%になると再生される音声が非常に聞きづら
くなるため、音声出力がミュートされ、同期制御器A1
2によるAPC擬似ロック解除の誤動作が発生しても問
題とならないからである。
【0041】他方、ビット誤り率が20%を超えるとき
は、同期制御器A12に前記APC擬似ロック解除動作
停止指示を送出しない。このため、同期制御器B12は
自己の判断に基づいてAPC擬似ロック解除動作を行う
ので、やがて正常なAPCロック状態に移行して正常な
音声出力が得られる。
は、同期制御器A12に前記APC擬似ロック解除動作
停止指示を送出しない。このため、同期制御器B12は
自己の判断に基づいてAPC擬似ロック解除動作を行う
ので、やがて正常なAPCロック状態に移行して正常な
音声出力が得られる。
【0042】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1と同一符号はそれぞれ同一部分または
相当部分を示しており、15はオーディオフレームのス
ケールファクタ(ScF)の誤り検出符号(CRC)誤
り率検出器(以下、「ScFのCRC誤り率検出器」と
いう)である。
形態3のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1と同一符号はそれぞれ同一部分または
相当部分を示しており、15はオーディオフレームのス
ケールファクタ(ScF)の誤り検出符号(CRC)誤
り率検出器(以下、「ScFのCRC誤り率検出器」と
いう)である。
【0043】図4において、図1と同一構成部分は、そ
れぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略し、ScF
のCRC誤り率検出器15の動作を説明する。
れぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略し、ScF
のCRC誤り率検出器15の動作を説明する。
【0044】オーディオデコーダ8からは、ScFのC
RC誤り率を検出することができる。このScFのCR
C誤り率は、データの復調が正常に行われる場合は通常
0〜数%の低い値となり、逆にデータの復調が正常に行
われない場合はほぼ100%、受信状態が悪化した場合
はまれに数十%の値となる。
RC誤り率を検出することができる。このScFのCR
C誤り率は、データの復調が正常に行われる場合は通常
0〜数%の低い値となり、逆にデータの復調が正常に行
われない場合はほぼ100%、受信状態が悪化した場合
はまれに数十%の値となる。
【0045】ScFのCRC誤り率検出器15は、例え
ばScFのCRC誤り率が50%を超えないときは正常
なAPCロック状態と判断して同期制御器A12にAP
C擬似ロック解除動作を停止させる指示を送出する。こ
こで誤り率50%を判断基準値としたのは、正常なAP
Cロック状態におけるCRC誤り率変動範囲のほぼ半分
であること、および経験的にScFのCRC誤り率が5
0%を超える状態では音声の再生が困難となり音声出力
はミュートされるため同期制御器A12によるAPC擬
似ロック解除の誤動作が発生しても問題とならないため
である。また既に説明のとおりAPC擬似ロック状態で
はScFのCRC誤り率はほぼ100%となるため、誤
り率50%を判断基準とすることでAPC擬似ロック状
態であるにも関わらず、その解除動作が行われないとい
った問題も発生しない。他方、同期制御器A12は、誤
り率が50%を超えるときは自己の判断に基づいてAP
C擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常なAPC
ロック状態となって正常な音声出力が得られる。
ばScFのCRC誤り率が50%を超えないときは正常
なAPCロック状態と判断して同期制御器A12にAP
C擬似ロック解除動作を停止させる指示を送出する。こ
こで誤り率50%を判断基準値としたのは、正常なAP
Cロック状態におけるCRC誤り率変動範囲のほぼ半分
であること、および経験的にScFのCRC誤り率が5
0%を超える状態では音声の再生が困難となり音声出力
はミュートされるため同期制御器A12によるAPC擬
似ロック解除の誤動作が発生しても問題とならないため
である。また既に説明のとおりAPC擬似ロック状態で
はScFのCRC誤り率はほぼ100%となるため、誤
り率50%を判断基準とすることでAPC擬似ロック状
態であるにも関わらず、その解除動作が行われないとい
った問題も発生しない。他方、同期制御器A12は、誤
り率が50%を超えるときは自己の判断に基づいてAP
C擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常なAPC
ロック状態となって正常な音声出力が得られる。
【0046】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1および図3と同一符号はそれぞれ同一
部分または相当部分を示しており、16は同期制御器B
である。
形態4のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1および図3と同一符号はそれぞれ同一
部分または相当部分を示しており、16は同期制御器B
である。
【0047】図5において、図1および図3と同一構成
部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略
し、同期制御器B16の動作を説明する。
部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略
し、同期制御器B16の動作を説明する。
【0048】誤り訂正器7は実施の形態1および実施の
形態2で説明したように、CRC25のNG数ととも
に、受信した音声データの誤り訂正を行ったときのビッ
ト誤り信号を出力する。FICデータのCRC誤り率検
出器13は、FIB23のCRC25のNG率が例えば
50%を超えないときは正常なAPCロック状態と判断
して同期制御器B16にAPC擬似ロック解除動作を停
止させる指示を送出する。他方、ビット誤り信号の誤り
率検出器14は、ビット誤り信号の誤り率が例えば20
%を超えないときは同期制御器B16にAPC擬似ロッ
ク解除動作を停止させる指示を送出する。同期制御器B
16は、FICデータのCRC誤り率検出器13、およ
びビット誤り信号の誤り率検出器14の双方からAPC
疑似ロック解除動作停止指示が入力されたときAPC擬
似ロック状態の解除を行わない。
形態2で説明したように、CRC25のNG数ととも
に、受信した音声データの誤り訂正を行ったときのビッ
ト誤り信号を出力する。FICデータのCRC誤り率検
出器13は、FIB23のCRC25のNG率が例えば
50%を超えないときは正常なAPCロック状態と判断
して同期制御器B16にAPC擬似ロック解除動作を停
止させる指示を送出する。他方、ビット誤り信号の誤り
率検出器14は、ビット誤り信号の誤り率が例えば20
%を超えないときは同期制御器B16にAPC擬似ロッ
ク解除動作を停止させる指示を送出する。同期制御器B
16は、FICデータのCRC誤り率検出器13、およ
びビット誤り信号の誤り率検出器14の双方からAPC
疑似ロック解除動作停止指示が入力されたときAPC擬
似ロック状態の解除を行わない。
【0049】他方、同期制御器B16は、FICデータ
のCRC誤り率検出器13およびビット誤り信号の誤り
率検出器14の双方からAPC疑似ロック解除動作停止
指示が入力されないときは自己の判断に基づいてAPC
擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常なAPCロ
ック状態となって正常な音声出力が得られる。
のCRC誤り率検出器13およびビット誤り信号の誤り
率検出器14の双方からAPC疑似ロック解除動作停止
指示が入力されないときは自己の判断に基づいてAPC
擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常なAPCロ
ック状態となって正常な音声出力が得られる。
【0050】ところで、FICデータのCRCの誤りと
ビット誤りでは、データフレームの内で見ているタイミ
ングが異なる(ここでビット誤りはMSC22の部分で
伝送されるデータに対するものと考える)。また、FI
Cには時間インターリーブが施されないのに対し、ビッ
ト誤りは時間インターリーブを経た信号に対するものと
なる。このため、FICデータのCRCの誤りの方が時
間的に集中して発生する可能性が高い。したがって、A
PCのロック状態を監視するのに、FICデータのCR
C誤り率とビット誤り率という2つの手段を用いた場
合、正しいAPCロック状態であるにも関わらず、受信
条件の悪化などによりAPC疑似ロック状態であると判
断する場合の条件・タイミングは各々異なってくると考
えられる。
ビット誤りでは、データフレームの内で見ているタイミ
ングが異なる(ここでビット誤りはMSC22の部分で
伝送されるデータに対するものと考える)。また、FI
Cには時間インターリーブが施されないのに対し、ビッ
ト誤りは時間インターリーブを経た信号に対するものと
なる。このため、FICデータのCRCの誤りの方が時
間的に集中して発生する可能性が高い。したがって、A
PCのロック状態を監視するのに、FICデータのCR
C誤り率とビット誤り率という2つの手段を用いた場
合、正しいAPCロック状態であるにも関わらず、受信
条件の悪化などによりAPC疑似ロック状態であると判
断する場合の条件・タイミングは各々異なってくると考
えられる。
【0051】APCの疑似ロック状態を検出するには、
基本的にはビット誤り率を監視すればよいと考えられる
が、ビット誤り率は誤り訂正器7の入力データに含まれ
る誤りを表しており、訂正後に残る誤りを示すものでは
ない。誤り訂正器7での訂正能力は誤り保護の程度(符
号化率)により異なる。ディジタル音声放送の符号化率
は番組により可変とすることができるため、符号化率が
小さく誤り保護が強力な場合にはビット誤り率が比較的
高くても訂正後の誤りが十分小さく音声の再生ができて
いる可能性もある。この点、ScFのCRCは誤り訂正
器7で訂正後の音声データに含まれる誤りを表してお
り、音声信号の再生品質に直結しているので誤動作の可
能性のあるAPC疑似ロック解除動作に入っても良いか
どうかという判断に使用するにはより適している。
基本的にはビット誤り率を監視すればよいと考えられる
が、ビット誤り率は誤り訂正器7の入力データに含まれ
る誤りを表しており、訂正後に残る誤りを示すものでは
ない。誤り訂正器7での訂正能力は誤り保護の程度(符
号化率)により異なる。ディジタル音声放送の符号化率
は番組により可変とすることができるため、符号化率が
小さく誤り保護が強力な場合にはビット誤り率が比較的
高くても訂正後の誤りが十分小さく音声の再生ができて
いる可能性もある。この点、ScFのCRCは誤り訂正
器7で訂正後の音声データに含まれる誤りを表してお
り、音声信号の再生品質に直結しているので誤動作の可
能性のあるAPC疑似ロック解除動作に入っても良いか
どうかという判断に使用するにはより適している。
【0052】ところが逆に誤り保護の程度が弱い場合に
はビット誤り率が比較的低く、一時的な悪化であった場
合でもScFのCRCの誤りが大きくなり、これのみを
見ている場合には不必要なAPC疑似ロック解除動作に
よる誤動作の危険を増すこととなる。よって上記2つの
手段によってAPCのロック状態を監視するので、正し
いAPCロック状態を誤ってAPC疑似ロック状態と判
断する危険を軽減することができる。
はビット誤り率が比較的低く、一時的な悪化であった場
合でもScFのCRCの誤りが大きくなり、これのみを
見ている場合には不必要なAPC疑似ロック解除動作に
よる誤動作の危険を増すこととなる。よって上記2つの
手段によってAPCのロック状態を監視するので、正し
いAPCロック状態を誤ってAPC疑似ロック状態と判
断する危険を軽減することができる。
【0053】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロック
回路図で、図3および図4と同一符号はそれぞれ同一ま
たは相当部分を示しており、14はビット誤り信号の誤
り率検出器、15はオーディオフレームのScFのCR
C誤り率検出器、16は同期制御器Bである。
態5のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロック
回路図で、図3および図4と同一符号はそれぞれ同一ま
たは相当部分を示しており、14はビット誤り信号の誤
り率検出器、15はオーディオフレームのScFのCR
C誤り率検出器、16は同期制御器Bである。
【0054】図6において、図3および図4と同一構成
部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略
し、同期制御器B16の動作を説明する。
部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略
し、同期制御器B16の動作を説明する。
【0055】ビット誤り信号の誤り率検出器14は、ビ
ット誤り信号の誤り率が例えば20%を超えないときは
正常なAPCロック状態と判断して同期制御器B16に
APC疑似ロック解除動作を停止させる指示を送出し、
ScFのCRC誤り率検出器15は、例えばScFのC
RC誤り率が50%を超えないときは正常なAPCロッ
ク状態と判断して同期制御器B16にAPC疑似ロック
解除動作を停止する指示を送出する。
ット誤り信号の誤り率が例えば20%を超えないときは
正常なAPCロック状態と判断して同期制御器B16に
APC疑似ロック解除動作を停止させる指示を送出し、
ScFのCRC誤り率検出器15は、例えばScFのC
RC誤り率が50%を超えないときは正常なAPCロッ
ク状態と判断して同期制御器B16にAPC疑似ロック
解除動作を停止する指示を送出する。
【0056】同期制御器B16は、ビット誤り信号の誤
り率検出器14およびScFのCRC誤り率検出器15
の双方からAPCロック状態解除動作停止指示が入力さ
れたときAPC疑似ロック解除動作を行わない。他方、
ビット誤り信号の誤り率検出器14およびScFのCR
C誤り率検出器15の双方からAPC疑似ロック解除動
作停止指示が入力されないときは、自己の判断に基づい
てAPC擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常な
APCロック状態となって正常な音声出力が得られる。
り率検出器14およびScFのCRC誤り率検出器15
の双方からAPCロック状態解除動作停止指示が入力さ
れたときAPC疑似ロック解除動作を行わない。他方、
ビット誤り信号の誤り率検出器14およびScFのCR
C誤り率検出器15の双方からAPC疑似ロック解除動
作停止指示が入力されないときは、自己の判断に基づい
てAPC擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常な
APCロック状態となって正常な音声出力が得られる。
【0057】この実施の形態5によれば、ビット誤り信
号の誤り率、およびScFのCRC誤り率の2つによっ
てAPCのロック状態を監視するので、正しいAPCロ
ック状態を誤ってAPC擬似ロック状態と判断する危険
を軽減することができる。
号の誤り率、およびScFのCRC誤り率の2つによっ
てAPCのロック状態を監視するので、正しいAPCロ
ック状態を誤ってAPC擬似ロック状態と判断する危険
を軽減することができる。
【0058】実施の形態6.図7は、この発明の実施の
形態6のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1および図4と同一符号はそれぞれ同一
または相当部分を示しており、13はFICデータのC
RC誤り率検出器、15はScFのCRC誤り率検出
器、16は同期制御器Bである。
形態6のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1および図4と同一符号はそれぞれ同一
または相当部分を示しており、13はFICデータのC
RC誤り率検出器、15はScFのCRC誤り率検出
器、16は同期制御器Bである。
【0059】図7において、図1および図4と同一構成
部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略
し、同期制御器B16の動作を説明する。
部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明を省略
し、同期制御器B16の動作を説明する。
【0060】FICデータのCRC誤り率検出器13
は、FIB23のCRC25のNG率が例えば50%を
超えないときは正常なAPCロック状態と判断して同期
制御器B16にAPC擬似ロック解除動作を停止する指
示を送出し、ScFのCRC誤り率検出器15は、例え
ばScFのCRC誤り率が50%を超えないときは正常
なAPCロック状態と判断して同期制御器B16にAP
C擬似ロック解除動作を停止する指示を送出する。
は、FIB23のCRC25のNG率が例えば50%を
超えないときは正常なAPCロック状態と判断して同期
制御器B16にAPC擬似ロック解除動作を停止する指
示を送出し、ScFのCRC誤り率検出器15は、例え
ばScFのCRC誤り率が50%を超えないときは正常
なAPCロック状態と判断して同期制御器B16にAP
C擬似ロック解除動作を停止する指示を送出する。
【0061】同期制御器B16は、FICデータのCR
C誤り率検出器13およびScFのCRC誤り率検出器
15の双方からAPC疑似ロック解除動作停止指示が入
力されたときはAPC疑似ロック解除動作を停止する。
他方、FICデータのCRC誤り率検出器13およびS
cFのCRC誤り率検出器15の双方からAPC疑似ロ
ック解除動作停止指示が入力されないときは、自己の判
断に基づいてAPC擬似ロック解除動作を行うので、や
がて正常なAPCロック状態となって正常な音声出力が
得られる。
C誤り率検出器13およびScFのCRC誤り率検出器
15の双方からAPC疑似ロック解除動作停止指示が入
力されたときはAPC疑似ロック解除動作を停止する。
他方、FICデータのCRC誤り率検出器13およびS
cFのCRC誤り率検出器15の双方からAPC疑似ロ
ック解除動作停止指示が入力されないときは、自己の判
断に基づいてAPC擬似ロック解除動作を行うので、や
がて正常なAPCロック状態となって正常な音声出力が
得られる。
【0062】この実施の形態6によれば、FICデータ
のCRC誤り率およびScFのCRC誤り率の2つによ
ってAPC疑似ロック状態を監視するので、正しいAP
Cロック状態を誤ってAPC擬似ロック状態と判断する
危険を軽減することができる。
のCRC誤り率およびScFのCRC誤り率の2つによ
ってAPC疑似ロック状態を監視するので、正しいAP
Cロック状態を誤ってAPC擬似ロック状態と判断する
危険を軽減することができる。
【0063】実施の形態7.図8は、この発明の実施の
形態7のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1,図3および図4と同一符号はそれぞ
れ同一または相当部分を示しており、13はFICデー
タのCRC誤り率検出器、14はビット誤り信号の誤り
率検出器、15はオーディオフレームのScFのCRC
誤り率検出器、17は同期制御器Cである。
形態7のディジタル音声放送受信機の構成を示すブロッ
ク回路図で、図1,図3および図4と同一符号はそれぞ
れ同一または相当部分を示しており、13はFICデー
タのCRC誤り率検出器、14はビット誤り信号の誤り
率検出器、15はオーディオフレームのScFのCRC
誤り率検出器、17は同期制御器Cである。
【0064】図8において、図1、図3および図4と同
一構成部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明
を省略し、同期制御器C17の動作を説明する。
一構成部分は、それぞれ同様に動作するので詳細な説明
を省略し、同期制御器C17の動作を説明する。
【0065】FICデータのCRC誤り率検出器13
は、FIB23のCRC25のNG率が例えば50%を
超えないときは正常なAPCロック状態と判断して同期
制御器C17にAPC擬似ロック解除動作を停止する指
示を送出し、ビット誤り信号の誤り率検出器14は、ビ
ット誤り信号の誤り率が例えば20%を超えないときは
正常なAPCロック状態と判断して同期制御器C17に
APC擬似ロック解除動作を停止する指示を送出し、S
cFのCRC誤り率検出器15は、例えばScFのCR
C誤り率が50%を超えないときは正常なAPCロック
状態と判断して同期制御器C17にAPC擬似ロック解
除動作を停止する指示を送出する。
は、FIB23のCRC25のNG率が例えば50%を
超えないときは正常なAPCロック状態と判断して同期
制御器C17にAPC擬似ロック解除動作を停止する指
示を送出し、ビット誤り信号の誤り率検出器14は、ビ
ット誤り信号の誤り率が例えば20%を超えないときは
正常なAPCロック状態と判断して同期制御器C17に
APC擬似ロック解除動作を停止する指示を送出し、S
cFのCRC誤り率検出器15は、例えばScFのCR
C誤り率が50%を超えないときは正常なAPCロック
状態と判断して同期制御器C17にAPC擬似ロック解
除動作を停止する指示を送出する。
【0066】同期制御器C17は、FICデータのCR
C誤り率検出器13、ビット誤り信号の誤り率検出器1
4およびScFのCRC誤り率検出器15の3つからA
PC疑似ロック解除動作停止指示が入力されたときはA
PC疑似ロック解除動作を停止する。他方、同期制御器
C17は、FICデータのCRC誤り率検出器13、ビ
ット誤り信号の誤り率検出器14およびScFのCRC
誤り率検出器15からAPC疑似ロック解除動作停止指
示が入力されないときは、自己の判断に基づいてAPC
擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常なAPCロ
ック状態となって正常な音声出力が得られる。
C誤り率検出器13、ビット誤り信号の誤り率検出器1
4およびScFのCRC誤り率検出器15の3つからA
PC疑似ロック解除動作停止指示が入力されたときはA
PC疑似ロック解除動作を停止する。他方、同期制御器
C17は、FICデータのCRC誤り率検出器13、ビ
ット誤り信号の誤り率検出器14およびScFのCRC
誤り率検出器15からAPC疑似ロック解除動作停止指
示が入力されないときは、自己の判断に基づいてAPC
擬似ロック解除動作を行うので、やがて正常なAPCロ
ック状態となって正常な音声出力が得られる。
【0067】この実施の形態7によれば、FICデータ
のCRC誤り率、ビット誤り率およびScFのCRC誤
り率の3つによってAPC疑似ロック状態を監視するの
で、正しいAPCロック状態を誤ってAPC擬似ロック
状態と判断する危険をさらに軽減することができる。
のCRC誤り率、ビット誤り率およびScFのCRC誤
り率の3つによってAPC疑似ロック状態を監視するの
で、正しいAPCロック状態を誤ってAPC擬似ロック
状態と判断する危険をさらに軽減することができる。
【0068】なお、実施の形態4において、同期制御器
B16は、FICデータのCRC誤り率検出器13とビ
ット誤り信号の誤り率検出器14の双方からAPC擬似
ロック解除動作停止指示を受けたとき、APC擬似ロッ
ク解除動作を行わないようにしたが、どちらか一方から
指示を受けたときAPC擬似ロック解除動作を行わない
ようにしてもよい。
B16は、FICデータのCRC誤り率検出器13とビ
ット誤り信号の誤り率検出器14の双方からAPC擬似
ロック解除動作停止指示を受けたとき、APC擬似ロッ
ク解除動作を行わないようにしたが、どちらか一方から
指示を受けたときAPC擬似ロック解除動作を行わない
ようにしてもよい。
【0069】また、実施の形態5において、同期制御器
B16は、ビット誤り信号の誤り率検出器14とScF
のCRC誤り率検出器15の双方からAPC擬似ロック
解除動作停止指示を受けたとき、APC擬似ロック解除
動作を行わないようにしたが、どちらか一方から指示を
受けたときAPC擬似ロック解除動作を行わないように
してもよい。
B16は、ビット誤り信号の誤り率検出器14とScF
のCRC誤り率検出器15の双方からAPC擬似ロック
解除動作停止指示を受けたとき、APC擬似ロック解除
動作を行わないようにしたが、どちらか一方から指示を
受けたときAPC擬似ロック解除動作を行わないように
してもよい。
【0070】また、実施の形態6において、同期制御器
B16は、FICデータのCRC誤り率検出器13とS
cFのCRC誤り率検出器15の双方からAPC擬似ロ
ック解除動作停止指示を受けたとき、APC擬似ロック
解除動作を行わないようにしたが、どちらか一方から指
示を受けたときAPC擬似ロック解除動作を行わないよ
うにしてもよい。
B16は、FICデータのCRC誤り率検出器13とS
cFのCRC誤り率検出器15の双方からAPC擬似ロ
ック解除動作停止指示を受けたとき、APC擬似ロック
解除動作を行わないようにしたが、どちらか一方から指
示を受けたときAPC擬似ロック解除動作を行わないよ
うにしてもよい。
【0071】さらにまた、実施の形態7において、同期
制御器C17は、FICデータのCRC誤り率検出器1
3とビット誤り信号の誤り率検出器14とScFのCR
C誤り率検出器15の3つからAPC擬似ロック解除動
作停止指示を受けたとき、APC擬似ロック解除動作を
行わないようにしたが、いずれか1つから指示を受けた
ときAPC擬似ロック解除動作を行わないようにしても
よい。
制御器C17は、FICデータのCRC誤り率検出器1
3とビット誤り信号の誤り率検出器14とScFのCR
C誤り率検出器15の3つからAPC擬似ロック解除動
作停止指示を受けたとき、APC擬似ロック解除動作を
行わないようにしたが、いずれか1つから指示を受けた
ときAPC擬似ロック解除動作を行わないようにしても
よい。
【0072】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、高速
情報チャンネル(FIC)の誤り検出符号(CRC)の
誤り率、音声データのビット誤り信号の誤り率、または
オーディオフレームのスケールファクタ(ScF)の誤
り検出符号(CRC)の誤り率に基づいてディジタル音
声放送受信機の信号復調時のAPCのロック状態が正し
いAPCロック状態であるか否かを判断し、正しいAP
Cロック状態と判断したときは同期制御器におけるAP
C擬似ロックの解除動作を停止させるようにしたもので
あるから、位相制御器におけるAPC擬似ロック解除動
作を的確に行うことができるディジタル音声放送受信機
が得られる効果がある。
情報チャンネル(FIC)の誤り検出符号(CRC)の
誤り率、音声データのビット誤り信号の誤り率、または
オーディオフレームのスケールファクタ(ScF)の誤
り検出符号(CRC)の誤り率に基づいてディジタル音
声放送受信機の信号復調時のAPCのロック状態が正し
いAPCロック状態であるか否かを判断し、正しいAP
Cロック状態と判断したときは同期制御器におけるAP
C擬似ロックの解除動作を停止させるようにしたもので
あるから、位相制御器におけるAPC擬似ロック解除動
作を的確に行うことができるディジタル音声放送受信機
が得られる効果がある。
【0073】また、FICデータのCRC誤り率、音声
データのビット誤り信号の誤り率、およびオーディオフ
レームのScFのCRC誤り率のうちいずれか2つ、ま
たはこれらの全てに基づいてディジタル音声放送受信機
の信号復調時のAPCのロック状態が正しいAPCロッ
ク状態であるか否かを判断し、正しいAPCロック状態
と判断したときは同期制御器におけるAPC擬似ロック
の解除動作を停止させるようにしたものであるから、位
相制御器におけるAPC擬似ロック解除動作をさらに的
確に行うことができるディジタル音声放送受信機が得ら
れる効果がある。
データのビット誤り信号の誤り率、およびオーディオフ
レームのScFのCRC誤り率のうちいずれか2つ、ま
たはこれらの全てに基づいてディジタル音声放送受信機
の信号復調時のAPCのロック状態が正しいAPCロッ
ク状態であるか否かを判断し、正しいAPCロック状態
と判断したときは同期制御器におけるAPC擬似ロック
の解除動作を停止させるようにしたものであるから、位
相制御器におけるAPC擬似ロック解除動作をさらに的
確に行うことができるディジタル音声放送受信機が得ら
れる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1のディジタル音声放
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
【図2】 伝送フレームの構成を示した図である。
【図3】 この発明の実施の形態2のディジタル音声放
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3のディジタル音声放
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態4のディジタル音声放
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態5のディジタル音声放
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態6のディジタル音声放
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態7のディジタル音声放
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
送受信機の構成を示すブロック回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態1の同期制御器Aの構
成を示すブロック回路図である。
成を示すブロック回路図である。
【図10】 従来例のディジタル音声放送受信機の構成
を示すブロック回路図である。
を示すブロック回路図である。
【図11】 従来例の同期制御器の構成を示すブロック
回路図である。
回路図である。
【図12】 従来例の同期制御器による周波数制御動作
の説明図である。
の説明図である。
1 アンテナ、2 周波数ダウンコンバータ、3 A/
D変換器、4 IQ信号発生器、5 FFT処理器、6
デインターリーブ処理器、7 誤り訂正器、8 オー
ディオデコーダ、9 ディジタルオーディオ出力端子、
10 TCVCXO、12,16,17 同期制御器、
13 FICデータのCRC誤り率検出器、14 ビッ
ト誤り信号の誤り率検出器、15 ScFのCRC誤り
率検出器。
D変換器、4 IQ信号発生器、5 FFT処理器、6
デインターリーブ処理器、7 誤り訂正器、8 オー
ディオデコーダ、9 ディジタルオーディオ出力端子、
10 TCVCXO、12,16,17 同期制御器、
13 FICデータのCRC誤り率検出器、14 ビッ
ト誤り信号の誤り率検出器、15 ScFのCRC誤り
率検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大須賀 由治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 ディジタル音声放送信号を受信し、この
復調信号の位相に基づいて当該復調信号に対する自動位
相制御を行うとともに、入力データから現在の位相ロッ
ク状態が正しいか否かを判断し、正しくないと判断した
ときはその位相ロック状態を解除して新たな位相ロック
状態に移行する同期制御手段を有するディジタル音声放
送受信機において、現在の信号復調時における高速情報
チャンネルの誤り検出符号の誤り率を検出し、この検出
された誤り率が基準値を超えていないときは上記同期制
御手段の位相ロック解除動作を停止させる手段を備えた
ことを特徴とするディジタル音声放送受信機。 - 【請求項2】 ディジタル音声放送信号を受信し、この
復調信号の位相に基づいて当該復調信号に対する自動位
相制御を行うとともに、入力データから現在の位相ロッ
ク状態が正しいか否かを判断し、正しくないと判断した
ときはその位相ロック状態を解除して新たな位相ロック
状態に移行する同期制御手段を有するディジタル音声放
送受信機において、現在の信号復調時における受信した
音声データのビット誤り信号の誤り率を検出し、この検
出された誤り率が基準値を超えていないときは上記同期
制御手段の位相ロック解除動作を停止させる手段を備え
たことを特徴とするディジタル音声放送受信機。 - 【請求項3】 ディジタル音声放送信号を受信し、この
復調信号の位相に基づいて当該復調信号に対する自動位
相制御を行うとともに、入力データから現在の位相ロッ
ク状態が正しいか否かを判断し、正しくないと判断した
ときはその位相ロック状態を解除して新たな位相ロック
状態に移行する同期制御手段を有するディジタル音声放
送受信機において、現在の信号復調時におけるオーディ
オフレームのスケールファクタの誤り検出符号の誤り率
を検出し、この検出された誤り率が基準値を超えていな
いときは上記同期制御手段の位相ロック解除動作を停止
させる手段を備えたことを特徴とするディジタル音声放
送受信機。 - 【請求項4】 ディジタル音声放送信号を受信し、この
復調信号の位相に基づいて当該復調信号の自動位相制御
を行うとともに、入力データから現在の位相ロック状態
が正しいか否かを判断し、正しくないと判断したときは
その位相ロック状態を解除して新たな位相ロック状態に
移行する同期制御手段を有するディジタル音声放送受信
機において、現在の信号復調時における高速情報チャン
ネルの誤り検出符号の誤り率と、音声データのビット誤
り信号の誤り率とを検出し、この検出された2つの誤り
率がそれぞれの基準値未満のときは上記同期制御手段の
位相ロック解除動作を停止させる手段を備えたことを特
徴とするディジタル音声放送受信機。 - 【請求項5】 ディジタル音声放送信号を受信し、この
復調信号の位相に基づいて当該復調信号の自動位相制御
を行うとともに、入力データから現在の位相ロック状態
が正しいか否かを判断し、正しくないと判断したときは
その位相ロック状態を解除して新たな位相ロック状態に
移行する同期制御手段を有するディジタル音声放送受信
機において、現在の信号復調時における音声データのビ
ット誤り信号の誤り率と、オーディオフレームのスケー
ルファクタの誤り検出符号の誤り率とを検出し、この検
出された2つの誤り率がそれぞれの基準値未満のときは
上記同期制御手段の位相ロック解除動作を停止させる手
段を備えたことを特徴とするディジタル音声放送受信
機。 - 【請求項6】 ディジタル音声放送信号を受信し、この
復調信号の位相に基づいて当該復調信号の自動位相制御
を行うとともに、入力データから現在の位相ロック状態
が正しいか否かを判断し、正しくないと判断したときは
その位相ロック状態を解除して新たな位相ロック状態に
移行する同期制御手段を有するディジタル音声放送受信
機において、現在の信号復調時における高速情報チャン
ネルの誤り検出符号の誤り率と、オーディオフレームの
スケールファクタの誤り検出符号の誤り率とを検出し、
この検出された2つの誤り率がそれぞれの基準値未満の
ときは上記同期制御手段の位相ロック解除動作を停止さ
せる手段を備えたことを特徴とするディジタル音声放送
受信機。 - 【請求項7】 ディジタル音声放送信号を受信し、この
復調信号の位相に基づいて当該復調信号の自動位相制御
を行うとともに、入力データから現在の位相ロック状態
が正しいか否かを判断し、正しくないと判断したときは
その位相ロック状態を解除して新たな位相ロック状態に
移行する同期制御手段を有するディジタル音声放送受信
機において、現在の信号復調時における高速情報チャン
ネルの誤り検出符号の誤り率と、音声データのビット誤
り信号の誤り率と、オーディオフレームのスケールファ
クタの誤り検出符号の誤り率とを検出し、この検出され
た3つの誤り率がそれぞれの基準値未満のときは上記同
期制御手段の位相ロック解除動作を停止させる手段を備
えたことを特徴とするディジタル音声放送受信機。 - 【請求項8】 高速情報チャンネルの誤り検出符号の誤
り率の基準値が50%である請求項1,請求項4,請求
項6または請求項7に記載のディジタル音声放送受信
機。 - 【請求項9】 音声データのビット誤り信号の誤り率の
基準値が20%である請求項2,請求項4,請求項5ま
たは請求項7に記載のディジタル音声放送受信機。 - 【請求項10】 オーディオフレームのスケールファク
タの誤り検出符号の誤り率の基準値が50%である請求
項3,請求項5,請求項6または請求項7に記載のディ
ジタル音声放送受信機。 - 【請求項11】 ディジタル音声放送信号を受信し、こ
の復調信号の位相に基づいて当該復調信号の自動位相制
御を行うとともに、入力データから現在の位相ロック状
態が正しいか否かを判断し、正しくないと判断したとき
はその位相ロック状態を解除して新たな位相ロック状態
に移行する同期制御手段を有するディジタル音声放送受
信機において、受信したデータの誤り率を検出し、この
検出された誤り率が予め定めた基準値を超えていないと
きは上記位相制御手段による自動位相制御ロック状態の
解除動作を停止させるようにした自動位相制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9007766A JPH10190643A (ja) | 1996-01-30 | 1997-01-20 | ディジタル音声放送受信機およびその自動位相制御方法 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1422296 | 1996-01-30 | ||
JP8149296 | 1996-04-03 | ||
JP8-14222 | 1996-11-07 | ||
JP8-81492 | 1996-11-07 | ||
JP8-295010 | 1996-11-07 | ||
JP29501096 | 1996-11-07 | ||
JP9007766A JPH10190643A (ja) | 1996-01-30 | 1997-01-20 | ディジタル音声放送受信機およびその自動位相制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10190643A true JPH10190643A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=27454788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9007766A Pending JPH10190643A (ja) | 1996-01-30 | 1997-01-20 | ディジタル音声放送受信機およびその自動位相制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10190643A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001086103A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-30 | Kenwood Corp | ディジタル放送受信機 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP9007766A patent/JPH10190643A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001086103A (ja) * | 1999-09-10 | 2001-03-30 | Kenwood Corp | ディジタル放送受信機 |
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