JP4226359B2 - 除電器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コロナ放電により空気をイオン化する除電器に関し、より詳しく、イオン化した空気を、チューブやノズルなどの小径管を通じてワーク(除電対象物)の近傍まで搬送する形式の除電器に関する。
【0002】
【従来の技術】
除電器を設置するスペースが無い狭い所での除電や、チューブの屈曲性を利用した可動部の除電にチューブ搬送式除電器が活用されている。
【0003】
コロナ放電により空気をイオン化する除電器は、AC(交流)方式とDC(直流)方式の2種類に大別することができるが、その基本原理は、放電電極に高電圧を印加してコロナ放電を発生させ、このコロナ放電により空気をイオン化する点で共通している。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−138090号公報
【0005】
特許文献1は、正負のイオンがチューブ内で打ち消し合うのを回避できるように、交流周波数を1kHz以上に設定した高周波ACによるチューブ搬送式除電器つまりイオン生成装置を提案している。図1、図2は特許文献1に添付の図の一部である。図1を参照して、従来のチューブ搬送式除電器1は、空気流路に設けられた拡大室つまりイオン生成室2を有する。イオン生成室2は、その上壁に空気流入ポート3を有し、この空気流入ポート3は、コンプレッサなどの空気供給手段4に連通している。イオン生成室2の下壁にはイオン化空気流出ポート5を有し、このイオン化空気流出ポート5には可撓性導気チューブ6が連結されている。
【0006】
イオン生成室2には放電電極7が設けられ、この放電電極7は、空気流入ポート3とイオン化空気流出ポート5とを結ぶ軸線に沿って配置されている。対向電極は、実質的に、イオン化空気流出ポート5の回りの下壁8で構成され、この下壁8は接地されている。
【0007】
放電電極7には交流高電圧電源9からAC電源が供給される。交流高電圧電源9は、図2に例示するように、商用電源10を電源とする直流回路11及び発振回路12を有し、発振回路12からの高周波電圧を昇圧するトランス13の出力を高電圧ケーブル14を経由して放電電極7に供給するようになっている。
【0008】
従来のチューブ搬送式除電器1は、放電電極7に所定の電圧を印加してコロナ放電を発生させ、これにより、イオン生成室2に圧送される空気をイオン化し、次いで、イオン化した空気を、流出ポート5、可撓性導気チューブ6を通じてワーク(図示せず)の近傍に吐出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、チューブなどを通じてイオン化した空気をワークの近傍まで搬送する形式の除電器は、コンプレッサなどで圧縮した空気を用いるため、除電器に供給される空気には、微少なゴミやオイルミストなどが含まれている可能性があり、このため、放電電極7にゴミやオイルミストが付着して正常な放電が起こらなくなる虞がある。また、イオン生成室2の表面にゴミやオイルミストが付着することにより表面抵抗が低下して、沿面放電が発生してしまう虞がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は、放電電極に付着したゴミなどを除去するのが容易な除電器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる技術的課題は、本発明の第1の観点によれば、
供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
該除電器に供給される空気が通過可能な導気路を形成する貫通孔と、該貫通孔の軸線に向けて突設され且つ該貫通孔の軸線に沿って離間して配置された一対の電極針とを含む放電ユニットを有し、
該放電ユニットを前記除電器の本体の挿入孔に挿入することにより、前記除電器に供給される空気の導気路が前記放電ユニットの前記貫通孔によって形成されることを特徴とする除電器を提供することにより達成される。
【0012】
また、本発明の第2の観点によれば、上記の技術的課題は、
供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
空気源から圧縮した空気を受け入れる流入ポートと、イオン化した空気を前記小径管に吐出する流出ポートとを有する、前記除電器の本体に形成された導気路と、
該導気路を横断する方向に延びる挿入孔と、
該挿入孔に脱着可能に装着される放電ユニットとを有し、
該放電ユニットには、前記導気路の軸線を挟んで互いに対向して位置する一対の電極針が設けられていることを特徴とする除電器を提供することにより達成される。
【0013】
また、本発明の第3の観点によれば、上記の技術的課題は、
供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
空気源から圧縮した空気を受け入れる流入ポートと、イオン化した空気を前記小径管に吐出する流出ポートとを有する、前記除電器の本体に形成された導気路と、
該導気路を横断する方向に延び、両端が開放した挿入孔と、
該挿入孔の一端開口及び他端開口に脱着可能に取り付けられる一対の電極針組立体とを有し、
該電極針組立体の電極針が前記導気路の軸線に向けて配置され、また、該電極針にはその先端部を除いて絶縁スリーブが設けられ、該絶縁スリーブが先細りの形状を有することを特徴とする除電器を提供することにより達成される。
【0014】
また、本発明の第4の観点によれば、上記の技術的課題は、
供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
前記除電器の本体に形成され、空気源から圧縮した空気を受け入れる流入ポートと、イオン化した空気を前記小径管に吐出する流出ポートとを有する導気路と、
前記除電器本体に形成され、該除電器本体の壁を切り欠いた形状の凹所と、
該凹所に脱着可能に取り付けられる放電ユニットとを有し、
該放電ユニットには、前記導気路の軸線を挟んで互いに対向して位置する一対の電極針が設けられていることを特徴とする除電器を提供することにより達成される。
【0015】
すなわち、本発明によれば、除電器本体から放電ユニットを取り外すことで、電極針を露出させることができ、また、電極針が配置されるイオン化室の内壁に簡単にアクセスするのが可能になるため、これらの掃除を簡単に行うことができる。
【0016】
また、電極針の周囲に先細り形状の絶縁スリーブを設けることで、この絶縁スリーブの傾斜した側面により沿面距離を実質的に拡大することができ、これにより沿面放電の防止や、互いに対向する電極針の基部間の離間距離を狭めて設計することができる。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の好ましい複数の実施例を添付の図面に基づいて説明する。
【0018】
第1実施例(図3〜図6)
第1実施例の除電器100は、除電器本体102と、この除電器本体102の一端面に、例えばOリングなどのシール材を介して配置される第1壁104と、他端面に隣接して密接して配置される第2壁106とを有する。
【0019】
第1壁104は空気流入ポート108を有し、この空気流入ポート108にはフィッティング110が取り付けられ、このフィッティング110に取り付け可能な可撓性チューブ(図示せず)を介して、空気流入ポート108はコンプレッサ(図示せず)などの空気源に連通される。
【0020】
第2壁106はイオン化空気流出ポート112を有し、このイオン化空気流出ポート112にはフィッティング114が取り付けられ、このフィッティング114に取り付け可能な可撓性チューブ(図示せず)を通じてイオン化空気が吐出される。イオン化空気流出ポート112には、可撓性チューブ(図示せず)に代えて、例えば複数の吐出口を備えたノズルを取り付けるようにしてもよい。
【0021】
除電器本体102には、空気流入ポート108及びイオン化空気流出ポート112に連通する真っ直ぐに延びる導気路116と、この導気路116の中間部分に配置された一対の放電電極つまり電極針118、120とが設けられ、一対の電極針118、120は、導気路116の軸線と直交する方向に突出して配置され且つ導気路116の軸線に沿って離間されて、この一対の電極針118、120が配置された空間でイオン化室が形成されている。
【0022】
除電器本体102は、空気流入ポート108及びイオン化空気流出ポート112に亘って延びる挿入孔122(図4)を有し、この挿入孔122の中に放電ユニット126が脱着可能に挿入されるようになっている。放電ユニット126は、挿入穴124と相補的な外形形状を有し(図6)、放電ユニット126には、その一端から他端まで真っ直ぐに延びる断面円形の貫通孔128が形成されており、この貫通孔128によって上述した導気路116が構成され、また、上述した電極針118、120は、この放電ユニット126に設けられている。
【0023】
上述した第1実施例の除電器100によれば、一方又は双方の壁104、106を本体102から取り外して、放電ユニット126を抜き出すことにより、放電ユニット126の貫通孔128の壁面や電極針118、120の掃除を行うことができ、また、必要であれば放電ユニット126の交換を行うことができる。
【0024】
なお、第1実施例の除電器100の説明では、除電器本体102の両側に、共に脱着可能な第1壁104と第2壁106と配設するようにしたが、第1壁104、第2壁106のいずれか一方を脱着可能にし、他方を除電器本体102と一体に形成するようにしてもよい。この場合には脱着可能な壁を取り外すことで、放電ユニット126を抜き出すことができる。
【0025】
第2実施例(図7〜図14)
第2実施例の除電器200は、コンプレッサなどから圧縮空気を受け入れる空気流入ポート202を含む本体204を有し、この本体204には、空気流入ポート202から真っ直ぐに延びる断面円形の導気路206が形成され、また、空気流入ポート202とは反対側の面に空気流出ポート208が形成されている。
【0026】
除電器本体204には、空気流出ポート208側にオフセットした位置に、導気路206と直交して延びる有底挿入孔210が形成され、この挿入孔210に、例えばOリングのようなシール材を介して、放電ユニット212が脱着可能に取り付けられる。
【0027】
放電ユニット212は、図10〜図12に示すように、電極針214を有し、電極針214の回りには、この電極針214の先端を露出することのできる先細りの絶縁スリーブ216が設けられ、絶縁スリーブ216を含む電極針214はユニット化され、この電極針組立体218は、例えばOリングのようなシール材を介して、絶縁性円筒体220の両端開口に脱着可能に装着される。
【0028】
絶縁性円筒体220には、その長手方向中間部分に、一対の開口222を有し、この開口222によって除電器本体204の導気路206に連通される。すなわち、導気路206と直交して配置される円筒体220の一対の開口222は、導気路206の軸線と一致するように互いに対向した位置に形成されている。
【0029】
円筒体220は、導気路206と直交して延びるイオン化室223を形成するものであり、互いに対向して配置される電極針214、214と導気路206の軸線との離間距離は略等しい。円筒体220の直径は、開口222の直径と等しいかそれよりも若干大きい。また、一対の電極針214、214の先端間の離間距離は、開口22の直径と等しいかそれよりも若干大きい。
【0030】
実施例の除電器200はAC方式の除電器であり、一方の電極針組立体218Aは高電圧印加用であり、他方の電極針組立体218Bは接地用である。
【0031】
高電圧印加用組立体218Aには、絶縁スリーブ216から側方に突出する突起又はリングからなる接触部224が設けられ、この接触部224を介して電極針214に高電圧が供給される。他方、接地用電極針組立体218Bには、ステンレスなどの導電性材料から作られた皿バネ状のアース端子226が設けられ、このアース端子226を介して電極針214が接地される。
【0032】
高電圧印加用電極針組立体218Aには、本体204に設けられた高圧電源回路228からステンレス製の板バネ230を介して電極針214に高電圧電源が供給されるようになっており、この板バネ230は、図8から理解できるように、放電ユニット212の側方から接触部224にアクセスして、この接触部224と当接するように配置されている。
【0033】
電極針214に対する高電圧電源の供給の方法として、図9に図示するように、放電ユニット212に雄コネクタ232を設け、この雄コネクタ232を受け入れる雌コネクタ234を除電器本体204に設けることでコネクタ接続により、高圧電源回路228から放電ユニット212に電源を供給するようにしてもよい。
【0034】
コネクタの配置に関し、放電ユニット212を除電器本体204に挿入する方向に雄コネクタ232のコネクタピンが延びるように配置するのが好ましいことは言うまでもない。
【0035】
図13、図14は、第2実施例の除電器200の具体的な構造を示す図である。除電器200は、その空気流出ポート208に、選択的に、チューブフィッティング238を介して可撓性導気チューブ240が取り付け可能であり、また、例えば複数の吐出口を含むフラットな形状のノズル242が取り付け可能である。
【0036】
また、放電ユニット212を空気流出ポート208側にオフセットして配置したことから、比較的空間的に余裕がある空気流入ポート202側には、導気路206を挟んで左右に基板244、244を設けることができる(図14)。基板244、244には、除電気200に内蔵される高圧電源回路、制御回路、制御状態を表示する表示用LEDの制御回路を組み込むことができる。
【0037】
また、放電ユニット212を空気流出ポート208側にオフセットして配置したことから、イオン化室223から空気流出ポート208までの距離を短縮して、この間の圧力損出を低減することができる。このことは、空気流出ポート208に連結するチューブ240の長さ寸法やノズル242の種類などがユーザのニーズによって自在に選択されるため、イオン化室223から空気流出ポート208までの間の圧力損出を低減することは望ましいことである。
【0038】
この第2実施例の除電器200にあっては、放電ユニット212を本体204の挿入孔210に脱着可能に挿入することにより、導気路206と直交して延びるイオン化室223を形成するようにしてあるため、メンテナンスを必要とするときには、放電ユニット212を本体204から抜き取って作業すればよい。また、放電ユニット212に含まれる電極針214がその回りの絶縁スリーブ216と共に組立体218として一体化してあるため、放電ユニット212から組立体218を取り外すことで電極針214の掃除を行うことができ、また、必要であれば新しい組立体218と交換することができる。
【0039】
また、電極針214の回りに先細りの絶縁スリーブ216を設けてあるため、この先細りの絶縁スリーブ216の傾斜した側面によって実質的に沿面距離を拡大することができるため、一対の電極針214の基部間の間隔L(図12)を接近させて設計することができ、或いは、一対の電極針214を配置したイオン化室の壁面に付着したゴミなどによる沿面放電を防止することができる。
【0040】
第3実施例(図15〜図18)
第3実施例の除電器300は、コンプレッサなどから圧縮空気を受け入れる空気流入ポート302を含む本体304を有し、この本体304には、空気流入ポート302から真っ直ぐに延びる断面円形の導気路306が形成され、また、空気流入ポート302とは反対側の面に空気流出ポート308が形成されている。この空気流出ポート308には、第2実施例と同様に、選択的に、可撓性導気チューブ240(図13)が取り付け可能であり、また、例えば複数の吐出口を含むフラットな形状のノズル242(図13)が取り付け可能である。
【0041】
第3実施例の除電器300にあっては、除電器本体304が、その一つの壁の一部を切り欠いた凹所を有し、この凹所に、例えばOリングなどのシール材(図示せず)を介して、放電ユニット310を脱着可能に取り付けるようになっている。
【0042】
すなわち、放電ユニット310は、除電器本体304の壁の一部を構成するフランジ312を有し、フランジ312には、互いに対向して配置された一対の電極針314、316が設けられ、これら電極針314、316には、好ましくは、上述した絶縁スリーブ216が設けられる。一対の電極針314と316とを結ぶ軸線は、導気路306の軸線と直交しており、各電極針314、316の先端は、導気路306の軸線から実質的に同じ距離だけ離間している。
【0043】
放電ユニット310によって形成される、導気路306の軸線と直交して延びるイオン化室223の断面の幅は、導気路306の断面の直径と等しいかそれよりも若干大きい。
【0044】
放電ユニット310は、例えば一対の絶縁スリーブ216に設けた位置決めピン318を有し、放電ユニット310を装着するときに、位置決めピン318を、除電器304の位置決め穴に挿入することで放電ユニット310の位置決めするのが好ましい。
【0045】
第3実施例の除電器300にあっては、除電器本体304の側面に装着する放電ユニット310によって導気路306の軸線に直交するイオン化室223を形成するようにしてあるため、メンテナンスを要するときには、放電ユニット310を除電器本体304の側面から取り外すことで、電極針314、316の掃除及びこれら電極針314、316を含むイオン化室223の壁面の掃除を行うことができる。
【0046】
第4実施例(図19、図20)
第4実施例の除電器400はDC方式の除電器であり、圧縮空気を受け入れる空気流入ポート402を含む本体404を有し、この本体404には、空気流入ポート402から真っ直ぐに延びる断面円形の導気路406が形成され、また、空気流入ポート402とは反対側の面に空気流出ポート408が形成されている。この空気流出ポート408には、第2実施例と同様に、選択的に、可撓性導気チューブ240(図13)が取り付け可能であり、また、例えば複数の吐出口を含むフラットな形状のノズル242(図13)が取り付け可能である。
【0047】
本体404の空気流出ポート408側には、導気路406と直交して延びる上下一対の断面円形の穴410が形成され、この穴410の各々に、図10などを参照して説明した電極針組立体218Aと実質的に同じ構成の電極針組立体412が脱着可能に挿入され、各電極組立体412を組み込んだときには、各電極針214の先端は、導気路406の軸線から実質的に同じ距離だけ離間して配置される。
【0048】
一対の電極針組立体218A、218Bを組み込むことにより形成されるイオン化室233の径は、導気路406の断面の直径と実質的に等しいかそれよりも若干大きい。
【0049】
本体404に設けられたプラス側及びマイナス側の高圧電源回路414A、414Bから前述した板バネ230を介して電極針214に高電圧電源が供給される。変形例として、第2実施例で図9を参照して説明したように、コネクタを用いて高圧電源回路414と電極針214とを接続するようにしてもよい。
【0050】
第4実施例の除電器400にあっても、電極針214が汚れたときには、電極針組立体412を本体404から抜き取ることで掃除することができ、メンテナンス性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のチューブ搬送式除電器の全体構成を示す概略図である。
【図2】図1に図示の除電器の回路ブロック図である。
【図3】第1実施例の除電器の全体構成を説明するための導気路の軸線に沿って断面した図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図6の放電ユニットのV−V線に沿った断面図である。
【図6】第1実施例の除電器に組み込まれる放電ユニットの端面図である。
【図7】第2実施例の除電器の全体構成を説明するために、一部を除いて導気路に沿って切断した図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿って切断した断面図である。
【図9】図8に対応する断面図であって、第2実施例の変形例を説明するための図である。
【図10】電極針とその先端部を除いて配置される先細り形状の絶縁スリーブとを含む電極針組立体の基本構造を説明するための断面図である。
【図11】第2実施例の除電器に含まれる放電ユニットの分解断面図である。
【図12】図11に図示した放電ユニットの組み立て後の構造を示す断面図である。
【図13】第2実施例の除電器の外観を示す斜視図である。
【図14】図13に対応した除電器の平面図である。
【図15】第3実施例の除電器の全体構造を説明するための断面図である。
【図16】図15のX16−X16線に沿って切断した断面図である。
【図17】第3実施例の除電器に組み付けられる放電ユニットの正面図である。
【図18】図17に図示の放電ユニットの側面図である。
【図19】第4実施例の除電器の全体構造を説明するための断面図である。
【図20】第4実施例の除電器の導気路を横断する方向に切断した断面図である。
【符号の説明】
100 除電器
102 除電器本体
116 導気路
118、120 電極針
126 放電ユニット
216 絶縁スリーブ
218 電極針組立体
224 接触部
228 高圧電源回路
230 導電性板バネ

Claims (7)

  1. 供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
    該除電器に供給される空気が通過可能な導気路を形成する貫通孔と、該貫通孔の軸線に向けて突設され且つ該貫通孔の軸線に沿って離間して配置された一対の電極針とを含む放電ユニットを有し、
    該放電ユニットを前記除電器の本体の挿入孔に挿入することにより、前記除電器に供給される空気の導気路が前記放電ユニットの前記貫通孔によって形成されることを特徴とする除電器。
  2. 供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
    空気源から圧縮した空気を受け入れる流入ポートと、イオン化した空気を前記小径管に吐出する流出ポートとを有する、前記除電器の本体に形成された導気路と、
    該導気路を横断する方向に延びる挿入孔と、
    該挿入孔に脱着可能に装着される放電ユニットとを有し、
    該放電ユニットには、前記導気路の軸線を挟んで互いに対向して位置する一対の電極針が設けられていることを特徴とする除電器。
  3. 前記電極針にはその先端部を除いて絶縁スリーブが設けられ、該絶縁スリーブが先細りの形状を有する、請求項2に記載の除電器。
  4. 前記電極針と前記絶縁スリーブとが一体化されて電極針組立体を構成している、請求項3に記載の除電器。
  5. 供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
    空気源から圧縮した空気を受け入れる流入ポートと、イオン化した空気を前記小径管に吐出する流出ポートとを有する、前記除電器の本体に形成された導気路と、
    該導気路を横断する方向に延び、両端が開放した挿入孔と、
    該挿入孔の一端開口及び他端開口に脱着可能に取り付けられる一対の電極針組立体とを有し、
    該電極針組立体の電極針が前記導気路の軸線に向けて配置され、また、該電極針にはその先端部を除いて絶縁スリーブが設けられ、該絶縁スリーブが先細りの形状を有することを特徴とする除電器。
  6. 前記電極針組立体は、その側面に接触部を有し
    前記電極針には、前記接触部に当接する導電性バネ部材を介して高圧電源回路から高電圧が印加される、請求項4又は5に記載の除電器。
  7. 供給される空気をコロナ放電によりイオン化し、イオン化した空気を小径管を通じてワークの近傍に吐出することによりワークの除電を行う除電器であって、
    前記除電器の本体に形成され、空気源から圧縮した空気を受け入れる流入ポートと、イオン化した空気を前記小径管に吐出する流出ポートとを有する導気路と、
    前記除電器本体に形成され、該除電器本体の壁を切り欠いた形状の凹所と、
    該凹所に脱着可能に取り付けられる放電ユニットとを有し、
    該放電ユニットには、前記導気路の軸線を挟んで互いに対向して位置する一対の電極針が設けられていることを特徴とする除電器。
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