JP5364472B2 - 除電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電子部品等の静電気を除去するための除電装置に関するものである。
従来、電子部品等への塵埃の付着を防止すべく、電子部品等の製造ラインや作業台等には静電気を除去するための除電装置が固定される。このような除電装置としては、ハウジング内に、一方の空気を吸引しつつ吸引した方向と直交する方向に空気を吹き出すためのシロッコファンと、高電圧を発生するための高電圧発生回路(圧電トランス及び制御回路部)とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。又、この除電装置は、更にハウジングの吹出口に設けられ圧電トランスに接続される放電針と、放電針と離間して設けられる接地電極とを備え、放電針はその長手方向が空気を吹き出す方向(吹き出し方向)に沿って設けられ、接地電極は放電針の長手方向軸線周りを取り囲むようにハウジングに固定されている。このように除電装置では、圧電トランスにて発生させた高電圧を放電針に印加してコロナ放電を発生させることで放電針の先端の周囲の空気をイオン化し、該イオン化された空気をシロッコファンにて吹き出すようになっている。
特開2002−151293号公報
しかしながら、上記のような除電装置では、放電針の長手方向が空気を吹き出す方向に沿って設けられるため、放電針の長手方向軸線周りを取り囲む接地電極とともに、空気を吹き出す方向に沿った大きなスペースを必要とし、大型化してしまうという問題がある。
又、上記のような除電装置では、放電針の清掃や交換等、放電針のメンテナンスが必要となるが、メンテナンスのために放電針をハウジング(接地電極)に対して抜き出す場合、放電針の長手方向軸線周りが接地電極に取り囲まれているため、その作業が困難となる。特に、シロッコファンを備えた除電装置は、その送風能力に基づいて一般的にワーク(作業台)との距離が近く設定されて固定されるため、放電針を吹き出し方向に抜き出す作業がスペース上、困難となる。又、勿論、放電針を抜き出さずにブラシ等の治具にて清掃する場合においても、スペース上、清掃が困難となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、小型化を図ることができるとともに容易にメンテナンスを行うことができる除電装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、吸引口、及び該吸引口と直交する方向に開口した吹出口を有するハウジングと、前記ハウジング内に収容保持され前記吸引口を介して一方の空気を吸引しつつ、前記吹出口を介して吸引した方向と直交する方向に空気を吹き出すためのシロッコファンと、前記ハウジング内に収容保持され高電圧を発生するための高電圧発生回路と、前記吹出口に設けられるとともに前記高電圧発生回路に電気的に接続される放電針と、前記放電針と離間するように前記吹出口に設けられグランド接続される接地電極とを備え、前記高電圧発生回路にて発生させた高電圧を前記放電針に印加してコロナ放電を発生させることで前記放電針の先端の周囲の空気をイオン化し、該イオン化された空気を前記シロッコファンにて吹き出す除電装置であって、前記放電針及び前記接地電極は、前記ハウジングの前記吹出口と連通する貫通孔を有する絶縁性のユニットケースに保持されて該ユニットケースと共に放電ユニットを構成し、前記放電針は、その長手方向が前記貫通孔内において前記空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って設けられ、前記接地電極は、前記放電針の先端と該放電針の長手方向に対向して設けられ、前記放電ユニットは、前記ハウジングに対して前記空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成され、前記放電ユニットは、前記ユニットケースが前記ハウジングと機械的に係合することで前記ハウジングに装着され、前記ハウジングには、前記ユニットケースを、前記空気を吹き出す方向と直交する方向に移動可能に、且つ前記空気を吹き出す方向に移動不能に係合するガイドが設けられ、該ガイドの範囲は、前記放電ユニットの装着方向の直交方向から見て前記放電ユニットが前記ハウジングとの機械的な係合が解除される係合解除位置まで取り外し方向に移動された際に、該放電ユニットが前記ハウジングの端部から突出しないように設定されたことを要旨とする。
同構成によれば、放電針はその長手方向が空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って設けられ、接地電極は放電針の先端と該放電針の長手方向、即ち空気を吹き出す方向と直交する方向に対向して設けられるため、放電針の長手方向が空気を吹き出す方向に沿って設けられるものに比べて、空気を吹き出す方向に小型化することができる。
又、放電針及び接地電極は、ハウジングの吹出口と連通する貫通孔を有する絶縁性のユニットケースに保持されて該ユニットケースと共に放電ユニットを構成し、該放電ユニットは、ハウジングに対して前記空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成されるため、放電針のメンテナンスが容易となる。詳しくは、例えば、放電針の長手方向が空気を吹き出す方向(吹き出し方向)に沿って設けられ、その放電針の長手方向軸線周りを取り囲むように接地電極がハウジングに固定された(従来の)ものでは、メンテナンス(交換等)のために放電針を接地電極に対して抜き出す必要があり、その作業が困難となるがそれを回避することができる。特にシロッコファンを備えた除電装置は、その送風能力に基づいて一般的にワーク(作業台)との距離が近く設定されて固定されるため、放電針を吹き出し方向に抜き出す作業がスペース上、困難となるがそれを回避することができる。即ち、放電ユニットは、ハウジングに対して空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成されるため、ワーク(作業台)との距離が近く設定されて固定されていても、吹き出し方向に大きなスペースを必要とせず、容易に取り外してメンテナンスを行うことができる。又、例えば、放電ユニットを、ハウジングに対して空気を吹き出す方向に沿って着脱可能とすると、振動及び送風力等によって放電ユニットがワーク(作業台)側に脱落し易い構造となってしまうが、吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成することで、放電ユニットがワーク(作業台)側に脱落し難い構造とすることができる。又、放電針は絶縁性のユニットケースに保持されるため、作業者は感電を回避するための何らかの手段や治具を用いることなく、ユニットケースを把持して放電ユニットを容易に着脱すことができる。
しかも、放電針と接地電極とがユニットケースに保持されるため、それらの相対位置の精度を高く安定させることができる。例えば、放電針をユニットケースに保持させ、接地電極をハウジングに固定すると、それらの相対位置がばらつく虞あるが、それを回避することができる。
また、同構成によれば、放電ユニットは、ユニットケースがハウジングと機械的に係合することでハウジングに装着されるものであるため、例えば、放電針を係合させることで装着するものに比べて、強固に装着保持させることができる。又、ユニットケースは絶縁性で例えば樹脂材より構成されることになるため、機械的に係合させるための複雑な形状(例えば、着脱を可能とする所謂スナップフィット構造)を容易に成形することができる。
また、同構成によれば、ハウジングには、ユニットケースを、空気を吹き出す方向と直交する方向に移動可能に、且つ空気を吹き出す方向に移動不能に係合するガイドが設けられ、該ガイドの範囲は、放電ユニットの装着方向の直交方向から見て放電ユニットがハウジングとの機械的な係合が解除される係合解除位置まで取り外し方向に移動された際に、該放電ユニットがハウジングの(前記取り外し方向の)端部から突出しないように設定されるため、例えば、ハウジングの端部に隣接して他の部材(他の除電装置や壁等)が配設された場合でも、放電ユニットをハウジングに対して容易に着脱することができる。又、前記係合解除位置まで取り外し方向に移動された際には、ユニットケースは、空気を吹き出す方向に移動可能になるため、該方向に放電ユニットを取り出すことができる。尚、その方向に関しては空気を吹き出すための空間があるので、その空間を利用して取り出すことができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の除電装置において、前記放電ユニットは、前記ハウジングに装着されることで前記放電針が前記高電圧発生回路に電気的に接続されることを要旨とする。
同構成によれば、放電ユニットは、ハウジングに装着されることで放電針が高電圧発生回路に電気的に接続されるため、放電ユニットをハウジングに装着した後、別途、放電針を高電圧発生回路に電気的に接続するといった接続工程を不要とすることができる。
請求項に記載の発明では、請求項1又は2に記載の除電装置において、前記ハウジングの前記放電針と対応した位置には、内外を連通した接続用スリットが形成され、前記放電針は、前記放電ユニットが前記ハウジングに装着されることで、その基端部が前記接続用スリットを介して前記ハウジング内に配置されて該ハウジング内で前記高電圧発生回路に電気的に接続されることを要旨とする。
同構成によれば、放電針は、放電ユニットがハウジングに装着されることで、その基端部がハウジングに形成された接続用スリットを介してハウジング内に配置されて該ハウジング内で高電圧発生回路に電気的に接続されるため、放電ユニットを取り外した状態で高電圧発生回路(その接続端子)が外部に露出しない。よって、高電圧発生回路(その接続端子)が外部に露出したものに比べて、安全性が高くなる。
請求項に記載の発明では、請求項1乃至のいずれか一項に記載の除電装置において、前記放電針と電気的に接続される前記高電圧発生回路の接続端子は、前記放電ユニットの装着方向に可撓性を有するばね端子とされたことを要旨とする。
同構成によれば、高電圧発生回路の接続端子は、放電ユニットの装着方向に可撓性を有するばね端子とされるため、放電ユニットをハウジングに装着することで、放電針と確実に(浮き等を防止しながら)押圧接触させて、確実に電気的に接続することができる。
請求項に記載の発明では、請求項1乃至のいずれか一項に記載の除電装置において、前記放電ユニットは、前記ハウジングに装着されることで前記接地電極が前記ハウジングに設けられたグランド用端子に電気的に接続されることを要旨とする。
同構成によれば、放電ユニットは、ハウジングに装着されることで接地電極がハウジングに設けられたグランド用端子に電気的に接続されるため、放電ユニットをハウジングに装着した後、別途、接地電極をグランド用端子等に電気的に接続するといった接続工程を不要とすることができる。
請求項に記載の発明では、請求項1乃至のいずれか1項に記載の除電装置において、前記放電ユニット又は前記ハウジングには、前記放電ユニットと前記ハウジングとの機械的な係合を解除して前記放電ユニットを取り外すための係合解除操作部が設けられ、該係合解除操作部は、前記吸引口側に露出して設けられたことを要旨とする。
同構成によれば、放電ユニットとハウジングとの機械的な係合を解除して放電ユニットを取り外すための係合解除操作部は、元々空気を吸引すべくスペースが必要となる吸引口側に露出して設けられるため、更なるスペースを必要とすることなく、係合解除操作部を設けて操作することができる。
本発明によれば、小型化を図ることができるとともに容易にメンテナンスを行うことができる除電装置を提供することができる。
本実施形態における除電装置の斜視図。 本実施の形態における上側ケースを除く除電装置の平面図。 本実施形態における除電装置の正面図。 本実施形態における除電装置の分解正面図。 本実施形態における除電装置の分解斜視図。 本実施形態における除電装置の分解斜視図。 別例における除電装置の分解斜視図。 別例における除電装置の正面図。 別例における除電装置の分解正面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の除電装置は、下側ケース11と上側ケース12(図1参照)とからなるハウジング13と、該ハウジング13内に収容保持されるシロッコファン14(図2参照)とを備える。
下側ケース11と上側ケース12とからなるハウジング13は、上面と下面が略正方形で側面が略長方形の扁平箱状に形成され、その上面(上側ケース12)の中央に円形の吸引口13aが形成され、図5に示すように、その一側面(除電装置の正面)に前記吸引口13aと直交する方向に開口した吹出口13bが形成されている。尚、吹出口13bは、下側ケース11の一側面と上側ケース12の一側面とにそれぞれ形成された切り欠き部が合わせられて1つの開口として形成されている。又、吹出口13bは、ハウジング13の一側面(図2中、下側の側面)において、隣り合う他の側面(図2中、左側の側面)寄りに形成されている。又、前記吸引口13aには、ハウジング13内部への塵埃の吸引を阻止するための防塵フィルター15が固定されている。
シロッコファン14は、ファンケース14aと、ファンケース14a内に収容されたファン14bと、ファン14bを回転駆動するための図示しないモータとがユニット化されたものである。ファンケース14aは、ファン14bの軸中心上にある上面に円形開口部14cが形成された略円盤中空状に形成されるとともに、その外周の一部から(内部と連通して)接線方向の一方に延びる吹出筒部14dを有する。
そして、シロッコファン14は、円形開口部14cが前記吸引口13aと対応するように、且つ吹出筒部14dが前記吹出口13bと対応するようにボルト16(図2参照)等によってハウジング13内に収容保持されている。シロッコファン14は、駆動されると、前記吸引口13aを介して一方(上方)の空気を吸引しつつ、前記吹出口13bを介して吸引した方向と直交する方向(側方)に空気を吹き出すように動作する。
又、除電装置は、図2に示すように、ハウジング13内に収容保持され高電圧を発生するための圧電トランス21と、ハウジング13内に収容保持され圧電トランス21を駆動制御するための制御回路部としての制御回路基板22とを備える。尚、本実施の形態では、圧電トランス21と制御回路基板22とが高電圧発生回路を構成している。
詳しくは、ハウジング13の前記一側面(図2中、下側の側面)において前記吹出口13bより隣り合う前記他の側面(図2中、左側の側面)側には、前記吹出口13bの開口方向(図2中、下方向)に前記他の側面(図2中、左側の側面)を延長するとともに前記ハウジング13の内部を延長するように膨出した膨出収容部13cが形成されている。又、膨出収容部13cにおいて、前記一側面(図2中、下側の側面)から直角に延びる面には、図5に示すように、ハウジング13の内外を連通した接続用スリット13dが形成されている。
一方、圧電トランス21は、長尺の略直方体形状に形成され、トランス用基板23上に実装されている。
そして、圧電トランス21は、前記トランス用基板23と共に、その一部であって高電圧側の端部21aが前記膨出収容部13cに収容されるように、前記ハウジング13の1つの辺(シロッコファン14の軸線方向(上方)から見た1つの辺であって、前記他の側面(図2中、左側の側面))に沿って、シロッコファン14の周囲に配置されている。又、本実施の形態の圧電トランス21は、図3及び図4に示すように、ハウジング13の上下方向(前記シロッコファン14の軸線方向)における中央に配置されている。又、圧電トランス21の低電圧側の端部21bは、ハウジング13の内部において前記一側面(図2中、下側の側面)と対向する対向側面(図2中、上側の側面)の近傍位置まで延びて配置されている。
又、本実施の形態のトランス用基板23において、前記接続用スリット13dから覗く位置には、圧電トランス21の高電圧側に接続される配線及び接続端子としてのばね端子23aが固定されている。ばね端子23aは、前記接続用スリット13dの貫通方向(図2中、左右方向)に可撓性を有し、図4に示すように、ハウジング13の上下方向(シロッコファン14の軸線方向)に沿って圧電トランス21を挟むように一対設けられている。尚、図2では、ばね端子23aが接続用スリット13d側からの(図中、左方向に向かう)外力により撓められた状態を図示している。又、前記接続用スリット13dの幅は、外部から作業者の指等がばね端子23aに達するまで侵入し難くなるように考慮されて設定されている。
又、制御回路基板22は、圧電トランス21を駆動制御するための素子の他にも、例えば、外部電源からの外部コネクタ24と嵌合可能なコネクタ25や、電源表示用の発光ダイオード26や、エラー表示用の発光ダイオード27や、エラー検出用の素子等、種々の素子が実装されてなる。
そして、制御回路基板22は、前記ハウジング13の1つの辺(シロッコファン14の軸線方向(上方)から見た1つの辺であって、前記対向側面(図2中、上側の側面))に沿って、シロッコファン14の周囲に配置されている。そして、制御回路基板22は、圧電トランス21に屈曲されたピンヘッダー28及び前記トランス用基板23を介して電気的に接続されている。尚、前記電源表示用の発光ダイオード26や、エラー表示用の発光ダイオード27は、ハウジング13に収容された状態で、図1及び図5に示すように、ハウジング13(上側ケース12)の外部に露出するようになっている。
又、除電装置は、図2に示すように、前記ハウジング13において前記吹出口13bが形成された前記一側面(図2中、下側の側面)に固定されるグランド用基板29と、該グランド用基板29と前記制御回路基板22に設けられた接地端子部とを電気的に接続するグランド用配線としてのグランド用導線30とを備える。このグランド用導線30は、前記ハウジング13の1つの辺(シロッコファン14の軸線方向(上方)から見た1つの辺であって、圧電トランス21が配置される側と反対側の側面(図2中、右側の側面))に沿って、前記シロッコファン14の周囲に配置されている。又、本実施の形態のグランド用導線30は一対設けられ、グランド用基板29には各グランド用導線30と接続された一対のグランド用端子31が設けられている。このグランド用端子31は、図6に示すように、ハウジング13の前記一側面(図2中、下側の側面)に形成されたグランド用窓13eから外部に突出するとともに、その突出方向に沿った可撓性を有して設けられている。
又、除電装置は、図1〜図3に示すように、放電針41と、該放電針41と離間するように設けられる接地電極42と、放電針41及び接地電極42とを保持し前記吹出口13bと連通する貫通孔43aを有する絶縁性の樹脂材よりなるユニットケース43とから構成されて前記ハウジング13に装着される放電ユニット44を備える。
放電ユニット44は、ハウジング13に対して空気を吹き出す方向(即ち、吹出口13bの貫通方向)と直交する方向であって、前記接続用スリット13dの貫通方向(図2〜図4中、左右方向)に沿って着脱(装着及び取り外し)可能に構成されている。
本実施の形態の放電ユニット44は、ユニットケース43がハウジング13と機械的に係合することで該ハウジング13に着脱可能とされ、同ハウジング13に装着される。
詳しくは、前記ハウジング13の前記一側面(前記吹出口13bが形成された側面)において、吹出口13bの上側及び下側には、図5に示すように、前記膨出収容部13cと連続するとともにその膨出方向に突出したハウジング上壁13fとハウジング下壁13gとが形成されている。ハウジング上壁13f及びハウジング下壁13gの突出方向の各先端部には、互いに対向する方向に僅かに突出したガイドとしての把持爪13h,13iが形成されている。
又、ハウジング上壁13f及びハウジング下壁13gの前記膨出収容部13cと離間した側において互いに対向する面には、図3〜図6に示すように、相反する方向に凹設された上壁係合凹部13j及び下壁係合凹部13kが形成されている。上壁係合凹部13jは、図4に示すように、吹出口13bの貫通方向から見て、方形状に凹設され、下壁係合凹部13kは、吹出口13bの貫通方向から見て、底部ほど幅が狭くなる三角形状に凹設されている。
一方、ユニットケース43は、前記吹出口13bと連通する前記貫通孔43aを構成すべく、上下で平行に延びる板状の上壁部43b及び下壁部43cと、該上壁部43bの第1端部(図3及び図4中、左側端部)と下壁部43cの第1端部とを連結し放電針41を保持する針側連結部43dと、上壁部43bの第2端部(図3及び図4中、右側端部)と下壁部43cの第2端部とを連結し接地電極42を保持する接地側連結部43eとを有する。
そして、図5に示すように、上壁部43b及び下壁部43cにおいて、前記把持爪13h,13iと対応した角の位置には、該把持爪13h,13iにて把持可能に凹設された把持凹部43f,43gが形成されている。即ち、ユニットケース43は、その把持凹部43f,43gが把持爪13h,13iと係合することで、前記空気を吹き出す方向と直交する方向に移動可能とされるとともに、前記空気を吹き出す方向に移動不能とされる。
又、上壁部43b及び下壁部43cには、針側連結部43d側が開放したコ字状にスリットが形成されることで、該コ字状の内側に可撓性を有する上壁片43h及び下壁片43iが形成されている。そして、上壁片43hにおいて前記上壁係合凹部13jと対応した位置には、該上壁係合凹部13jに嵌る上壁係合凸部43jが形成され、下壁片43iにおいて前記下壁係合凹部13kと対応した位置には、該下壁係合凹部13kに嵌る下壁係合凸部43kが形成されている。上壁係合凸部43jは、図4に示すように、貫通孔43aの貫通方向から見て、抜け止めのエッジを有する直角三角形形状に凸設され、下壁係合凸部43kは、貫通孔43aの貫通方向から見て、頂部ほど幅が狭くなる三角形状に凸設されている。又、本実施の形態の接地側連結部43eの上側(上壁部43b側)には、針側連結部43dと離間する方向に膨出した膨出把持部43lが形成され、該膨出把持部43l側まで延びる上壁片43hの先端部には、下方に押圧することで上壁片43h(及び上壁係合凸部43j)を下方に撓ませるための係合解除操作部としての係合解除用凸部43mが形成されている。即ち、ユニットケース43には、上壁係合凸部43j、下壁係合凸部43k、及び係合解除用凸部43mが形成された上壁片43h及び下壁片43i等によってハウジング13への着脱を可能とする所謂スナップフィット構造が構成されている。そして、これらの構成により、放電ユニット44(ユニットケース43)は、ハウジング13に対して空気を吹き出す方向(即ち、吹出口13bの貫通方向)と直交する方向であって、前記接続用スリット13dの貫通方向(図2〜図4中、左右方向)に沿って着脱(装着及び取り外し)可能とされている。
又、本実施の形態では、ユニットケース43がハウジング13に装着された状態で該ハウジング13と機械的に係合する範囲H(図3参照)であって、把持凹部43f,43gが把持爪13h,13iにて把持される範囲H(即ち把持爪13h,13iの範囲H)が、放電ユニット44の装着方向の直交方向から見て放電ユニット44がハウジング13との機械的な係合が解除される係合解除位置(図4参照)まで取り外し方向に(スライド)移動された際に、該放電ユニット44がハウジング13の端部(前記取り外し方向の端部であって、図4中、右側端部)から突出しないように設定されている。
又、前記放電針41は、その長手方向が前記空気を吹き出す方向(即ち、吹出口13b及び貫通孔43aの貫通方向)と直交する方向(図2〜図4中、左右方向)に沿って設けられるように、且つ、その尖った先端側が貫通孔43a内に配置され、その基端側が外部に突出するように、前記針側連結部43dに固定ブッシュ45を介して固定されている。又、放電針41は、貫通孔43aにおける貫通方向(空気を吹き出す方向)の中間部であって、略中心位置に配置されている。
又、本実施の形態の放電針41は、図3に示すように、前記接続用スリット13d(図5参照)及び一対の前記ばね端子23aと対応して、ハウジング13の上下方向(シロッコファン14の軸線方向)に沿って圧電トランス21を挟むように一対設けられている。即ち、本実施の形態の放電針41は、放電ユニット44がハウジング13に装着されることでばね端子23aを撓ませつつ該ばね端子23aと押圧接触し電気的に接続されるように設けられている。
又、前記接地電極42は、放電針41の先端と該放電針41の長手方向に対向して設けられるように、前記接地側連結部43eに固定されている。又、本実施の形態の接地電極42は、接地側連結部43eの膨出把持部43lにおいてハウジング13の前記一側面(図2中、下側の側面)と対向する側であって一対の前記グランド用端子31と対応した位置に屈曲して延びる接触片42aを有している。即ち、本実施の形態の接地電極42の接触片42aは、放電ユニット44がハウジング13に装着されることで一対の前記グランド用端子31と押圧接触し電気的に接続されるように設けられている。尚、この接触片42aは、放電ユニット44がハウジング13に装着された状態で一対のグランド用端子31同士をも電気的に接続する役目を果たし、制御回路基板22における放電ユニット44が装着されたか否かの検出を可能としている。又、本実施の形態の接地電極42は、接触片42aの先端から更に屈曲して延びる固定片42b(図1参照)がねじ止めされることで接地側連結部43e(膨出把持部43l)に固定されている。
又、ユニットケース43には、(貫通方向から見て)前記貫通孔43aを区画して空気の流れを制御するための、詳しくは、空気の流れの乱れを整えたり、空気の流れの量や方向を設定するための板状の流体制御板43nが形成(一体成形)されている。この流体制御板43nは、前記貫通孔43aにおける貫通方向の全域に渡って(端から端まで)形成されている。
又、流体制御板43nは、放電針41の長手方向と平行に形成されている。又、流体制御板43nは、放電針41毎に貫通孔43aを区画すべく、本実施の形態では2つ形成されている。詳しくは、本実施の形態の2つの流体制御板43nは、貫通孔43aを上下方向に略均等に3つに区画し、3つに区画された内の上側と下側とにそれぞれ放電針41が配置されている。尚、流体制御板43nが配設される間隔は、作業者の指等が貫通孔43aの貫通方向の両方から放電針41(その先端)に達するまで侵入し難くなるように考慮されて設定されている。
このように構成された除電装置では、圧電トランス21にて発生された高電圧が放電針41に印加されてコロナ放電が発生されることで放電針41の先端の周囲の空気がイオン化され、該イオン化された空気がシロッコファン14の送風動作にて吹き出され、例えば、電子部品等への塵埃の付着が防止される。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)放電針41はその長手方向が空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って設けられ、接地電極42は放電針41の先端と該放電針41の長手方向、即ち空気を吹き出す方向と直交する方向に対向して設けられるため、放電針41の長手方向が空気を吹き出す方向に沿って設けられるものに比べて、空気を吹き出す方向に小型化することができる。
又、放電針41及び接地電極42は、ハウジング13の吹出口13bと連通する貫通孔43aを有する絶縁性の樹脂材よりなるユニットケース43に保持されて該ユニットケース43と共に放電ユニット44を構成している。そして、放電ユニット44は、ハウジング13に対して前記空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成されるため、放電針41のメンテナンスが容易となる。詳しくは、例えば、放電針の長手方向が空気を吹き出す方向(吹き出し方向)に沿って設けられ、その放電針の長手方向軸線周りを取り囲むように接地電極がハウジングに固定された(従来の)ものでは、メンテナンス(交換等)のために放電針を接地電極に対して抜き出す必要があり、その作業が困難となるがそれを回避することができる。特にシロッコファン14を備えた除電装置は、その送風能力に基づいて一般的にワーク(作業台)との距離が近く設定されて固定されるため、放電針を吹き出し方向に抜き出す作業がスペース上、困難となるがそれを回避することができる。即ち、放電ユニット44は、ハウジング13に対して空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成されるため、ワーク(作業台)との距離が近く設定されて固定されていても、吹き出し方向に大きなスペースを必要とせず、容易に取り外してメンテナンスを行うことができる。又、例えば、放電ユニットを、ハウジング13に対して空気を吹き出す方向に沿って着脱可能とすると、振動及び送風力等によって放電ユニットがワーク(作業台)側に脱落し易い構造となってしまうが、吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成したため、放電ユニット44がワーク(作業台)側に脱落し難い構造とすることができる。又、放電針41は絶縁性のユニットケース43に保持されるため、作業者は感電を回避するための何らかの手段や治具を用いることなく、ユニットケース43を把持して放電ユニット44を容易に着脱すことができる。
しかも、放電針41と接地電極42とがユニットケース43に保持されるため、それらの相対位置の精度を高く安定させることができる。例えば、放電針41をユニットケースに保持させ、接地電極42をハウジングに固定すると、それらの相対位置がばらつく虞あるが、それを回避することができる。
(2)放電ユニット44は、ハウジング13に装着されることで放電針41が圧電トランス21に電気的に接続されるため、放電ユニット44をハウジング13に装着した後、別途、放電針41を圧電トランス21に電気的に接続するといった接続工程を不要とすることができる。
(3)放電ユニット44は、ユニットケース43がハウジング13と機械的に係合することでハウジング13に装着されるものであるため、例えば、放電針41を係合させることで装着するものに比べて、強固に装着保持させることができる。又、ユニットケース43は絶縁性の樹脂材よりなるため、機械的に係合させるための複雑な形状(着脱を可能とする所謂スナップフィット構造等)を容易に成形することができる。
(4)ユニットケース43がハウジング13に装着された状態で該ハウジング13と機械的に係合する範囲H(即ち、ユニットケース43を、空気を吹き出す方向と直交する方向に移動可能に、且つ空気を吹き出す方向に移動不能に係合する把持爪13h,13iの範囲Hであって、図3参照)が、放電ユニット44の装着方向の直交方向から見て放電ユニット44がハウジング13との機械的な係合が解除される係合解除位置(図4参照)まで取り外し方向に(スライド)移動された際に、該放電ユニット44がハウジング13の端部(前記取り外し方向の端部であって、図4中、右側端部)から突出しないように設定されるため、例えば、ハウジング13の端部に隣接して他の部材(他の除電装置や壁等)が配設された場合でも、放電ユニット44をハウジング13に対して容易に着脱することができる。又、前記係合解除位置(図4参照)まで取り外し方向に移動された際には、ユニットケース43は、空気を吹き出す方向に移動可能になるため、該方向に放電ユニット44を取り出すことができる。尚、その方向に関しては空気を吹き出すための空間があるので、その空間を利用して取り出すことができる。
(5)放電針41は、放電ユニット44がハウジング13に装着されることで、その基端部がハウジング13に形成された接続用スリット13dを介してハウジング13内に配置されて該ハウジング13内で圧電トランス21(そのばね端子23a)に電気的に接続されるため、放電ユニット44を取り外した状態で圧電トランス21(そのばね端子23a)が外部に露出しない。よって、圧電トランス21(そのばね端子23a)が外部に露出したものに比べて、安全性が高くなる。
(6)放電針41と電気的に接続される圧電トランス21の接続端子は、放電ユニット44の装着方向に可撓性を有するばね端子23aとされるため、放電ユニット44をハウジング13に装着することで、放電針41と確実に(浮き等を防止しながら)押圧接触させて、確実に電気的に接続することができる。
(7)放電ユニット44は、ハウジング13に装着されることで接地電極42がハウジング13に設けられたグランド用端子31に電気的に接続されるため、放電ユニット44をハウジング13に装着した後、別途、接地電極42をグランド用端子31等に電気的に接続するといった接続工程を不要とすることができる。
(8)放電針41は、シロッコファン14の軸線方向に沿って圧電トランス21を挟むように一対設けられることで、シロッコファン14の軸線方向から見て放電針41と圧電トランス21とが重なるため、シロッコファン14の軸線方向から見た圧電トランス21の配置スペースを確保しながら大型化を抑制することができる。即ち、シロッコファン14の軸線方向から見て放電針41と圧電トランス21とが重ならないように配置すると、シロッコファン14の軸線方向から見た圧電トランス21の配置スペースが確保できず同方向から見て大型化してしまう(若しくは圧電トランス21の小型化を余儀なくされる)が、これを回避することができる。
しかも、放電針41がシロッコファン14の軸線方向に沿って圧電トランス21を挟むように一対設けられることで、放電針41がシロッコファン14の軸線方向に沿った(ハウジング13の)両側寄りに配置されるため、同方向にバランス良くイオン化された空気を吹き出すことが可能となる。
(9)放電ユニット44とハウジング13との機械的な係合を解除して放電ユニット44を取り外すための係合解除用凸部43mは、元々空気を吸引すべくスペースが必要となる吸引口13a側(上方側)に露出して設けられるため、更なるスペースを必要とすることなく、係合解除用凸部43mを設けて操作することができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、上壁係合凸部43jは、抜け止めのエッジを有する直角三角形形状に凸設され、係合解除用凸部43mを下方に押圧することで上壁片43h(上壁係合凸部43j)を下方に撓ませて機械的な係合を解除し放電ユニット44をハウジング13に対して取り外す構成としたが、これに限定されず、他の構成で着脱可能としてもよい。
例えば、図7〜図9に示すように、上記実施の形態の上壁係合凸部43jを下壁係合凸部43kと同様に、貫通孔43aの貫通方向から見て、頂部ほど幅が狭くなる三角形状に凸設した上壁系合凸部43pとしてもよい。尚、図7〜図9においては、上記実施の形態とほぼ同様の部分については同様の符号を付している。
詳しくは、この例(図7〜図9参照)では、ハウジング上壁13f及びハウジング下壁13gがハウジング13の前記一側面の(図8及び図9中、左右方向の)ほぼ全範囲に形成されている。そして、ハウジング上壁13f及びハウジング下壁13gの(図8及び図9中、左右方向の)略中央において互いに対向する面には、相反する方向に凹設された上壁係合凹部13j及び下壁係合凹部13kが形成されている。又、ハウジング上壁13f及びハウジング下壁13gの突出方向の各先端部(図8及び図9中、紙面手前側端部)には、互いに対向する方向に僅かに突出したガイドとしての把持爪13l,13mが形成されている。この例の把持爪13l,13mは、図8及び図9に示すように、それぞれ左右一対に(途切れた部分を有して)形成されている。
一方、この例(図7〜図9参照)におけるユニットケース43では、上記実施の形態の把持凹部43f,43gに換えて、前記把持爪13l,13mと対応した位置に、該把持爪13l,13mにて把持可能に凸設された把持凸部43q,43rがそれぞれ一対形成されている。即ち、この例では、把持爪13l,13mにて把持される箇所が図8及び図9に示すように、それぞれ左右一対に分割され、ユニットケース43におけるその中間部は、把持(係合)が解除された(即ち、取り外した)際に前記空気を吹き出す方向に沿って放電ユニット44(ユニットケース43)を取り出すことが可能となるように、把持凸部43q,43rが途切れて形成されている。そして、上壁片43h(図7参照)において前記上壁係合凹部13jと対応した先端位置には、上記した上壁系合凸部43pが形成されている。
又、この例では、前記貫通孔43aの貫通方向から見て(図8及び図9参照)、前記接地側連結部43eに滑り止め用溝43sが形成されている。尚、この例では上下方向に延びる滑り止め用溝43sが左右方向に3本並設されているが、勿論、他の形状としてもよい。
このように構成された除電装置では、例えば、図8に示す状態から、作業者が前記滑り止め用溝43sの部分を(図8中、紙面奥方向に)軽く押さえながら放電ユニット44(ユニットケース43)を、前記空気を吹き出す方向と直交する方向に沿ってスライド移動させることで各係合を解除して放電ユニット44を取り外すことができる(図9参照)。尚、この際、上壁系合凸部43p及び下壁係合凸部43kは、自身の斜面によって凹む方向に反作用を受け、前記上壁片43h及び下壁片43iが撓むことで(図9参照)前記上壁係合凹部13j及び下壁係合凹部13kとの係合が解除されることになる。
このようにしても、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
・上記実施の形態では、放電ユニット44は、ユニットケース43がハウジング13と機械的に係合することでハウジング13に装着されるものとしたが、これに限定されず、例えば、放電針41や接地電極42を係合(嵌着して接続等)させることで装着されるものとしてもよい。
・上記実施の形態におけるユニットケース43がハウジング13に装着された状態で該ハウジング13と機械的に係合する範囲H(把持爪13h,13iの範囲Hであって、図3参照)は、他の範囲に変更してもよい。例えば、ハウジング13の前記一側面(図2中、下側の側面)のほぼ全範囲に機械的に係合するようにしてもよい。このようにすると、ユニットケース43をより強固に保持させることができる。
・上記実施の形態では、放電針41は、接続用スリット13dを介してハウジング13内に配置されて該ハウジング13内で圧電トランス21(そのばね端子23a)に電気的に接続されるとしたが、これに限定されず、ハウジング13の外部(露出した位置)で圧電トランス21(その接続端子)に接続されるようにしてもよい。
・上記実施の形態では、放電針41と電気的に接続される圧電トランス21の接続端子を、放電ユニット44の装着方向に可撓性を有するばね端子23aとしたが、放電ユニット44がハウジング13に装着されることで放電針41と電気的に接続されれば、他の構成の接続端子に変更してもよい。
・上記実施の形態では、放電ユニット44は、ハウジング13に装着されることで接地電極42がグランド用端子31に電気的に接続されるものとしたが、接地電極42がグランド(グランド用端子31)に他の構成で接続されるものとしてもよい。
・上記実施の形態では、放電針41は、シロッコファン14の軸線方向に沿って圧電トランス21を挟むように一対設けられるとしたが、これに限定されず、例えば、1つのみ設けたものとしてもよい。又、例えば、シロッコファン14の軸線方向から見て放電針41と圧電トランス21とが重ならないように配置してもよい。又、勿論、放電針41の数は3つ以上に変更してもよい。
13…ハウジング、13a…吸引口、13b…吹出口、13d…接続用スリット、13h,13i…把持爪(ガイド)、14…シロッコファン、21…高電圧発生回路の一部を構成する圧電トランス、22…高電圧発生回路の一部を構成する制御回路基板、23a…ばね端子、31…グランド用端子、41…放電針、42…接地電極、43…ユニットケース、43a…貫通孔、43m…係合解除用凸部(係合解除操作部)、44…放電ユニット、H…範囲。

Claims (6)

  1. 吸引口、及び該吸引口と直交する方向に開口した吹出口を有するハウジングと、
    前記ハウジング内に収容保持され前記吸引口を介して一方の空気を吸引しつつ、前記吹出口を介して吸引した方向と直交する方向に空気を吹き出すためのシロッコファンと、
    前記ハウジング内に収容保持され高電圧を発生するための高電圧発生回路と、
    前記吹出口に設けられるとともに前記高電圧発生回路に電気的に接続される放電針と、
    前記放電針と離間するように前記吹出口に設けられグランド接続される接地電極と
    を備え、前記高電圧発生回路にて発生させた高電圧を前記放電針に印加してコロナ放電を発生させることで前記放電針の先端の周囲の空気をイオン化し、該イオン化された空気を前記シロッコファンにて吹き出す除電装置であって、
    前記放電針及び前記接地電極は、前記ハウジングの前記吹出口と連通する貫通孔を有する絶縁性のユニットケースに保持されて該ユニットケースと共に放電ユニットを構成し、
    前記放電針は、その長手方向が前記貫通孔内において前記空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って設けられ、
    前記接地電極は、前記放電針の先端と該放電針の長手方向に対向して設けられ、
    前記放電ユニットは、前記ハウジングに対して前記空気を吹き出す方向と直交する方向に沿って着脱可能に構成され
    前記放電ユニットは、前記ユニットケースが前記ハウジングと機械的に係合することで前記ハウジングに装着され、
    前記ハウジングには、前記ユニットケースを、前記空気を吹き出す方向と直交する方向に移動可能に、且つ前記空気を吹き出す方向に移動不能に係合するガイドが設けられ、該ガイドの範囲は、前記放電ユニットの装着方向の直交方向から見て前記放電ユニットが前記ハウジングとの機械的な係合が解除される係合解除位置まで取り外し方向に移動された際に、該放電ユニットが前記ハウジングの端部から突出しないように設定されたことを特徴とする除電装置。
  2. 請求項1に記載の除電装置において、
    前記放電ユニットは、前記ハウジングに装着されることで前記放電針が前記高電圧発生回路に電気的に接続されることを特徴とする除電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の除電装置において、
    前記ハウジングの前記放電針と対応した位置には、内外を連通した接続用スリットが形成され、
    前記放電針は、前記放電ユニットが前記ハウジングに装着されることで、その基端部が前記接続用スリットを介して前記ハウジング内に配置されて該ハウジング内で前記高電圧発生回路に電気的に接続されることを特徴とする除電装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の除電装置において、
    前記放電針と電気的に接続される前記高電圧発生回路の接続端子は、前記放電ユニットの装着方向に可撓性を有するばね端子とされたことを特徴とする除電装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の除電装置において、
    前記放電ユニットは、前記ハウジングに装着されることで前記接地電極が前記ハウジングに設けられたグランド用端子に電気的に接続されることを特徴とする除電装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の除電装置において、
    前記放電ユニット又は前記ハウジングには、前記放電ユニットと前記ハウジングとの機械的な係合を解除して前記放電ユニットを取り外すための係合解除操作部が設けられ、該係合解除操作部は、前記吸引口側に露出して設けられたことを特徴とする除電装置。
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