JP4222689B2 - 反射材および反射材の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基材シートとその表面に固定された再帰反射シートとを含んでなる積層体からなり、トンネル内の壁、ガードレール、標識などの物体に貼り付けられて、物体の夜間の視認性を高めるために使用される反射材に関し、特に、略平坦な基部と、基部にて隔てられ、かつ再帰反射シート側に突出した複数の凸部とを有する反射面を有し、広入射角特性(広い範囲の入射角光に対して観察者が視認可能なこと)にすぐれた反射材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、再帰反射シートによって被覆されている略平坦な基部と、同じく再帰反射シートによって被覆された複数の凸部とを含む反射面を有する、反射シートやプレート等の反射材は知られている。例えば、実公昭62−41804号公報には、貼紙防止を目的として表面に突起を形成した反射シートが開示されている。この反射シートは、例えば、再帰反射シートを基材シートの表面に貼り付けた後、基材シート背面側からエンボス加工を施すことにより、表面に突起を形成して作製できる。しかしながら、貼紙防止を目的として形成された突起の寸法は、通常、比較的小さく(例えば、幅2mm、高さ1mm)する必要があり、また、低い入射角(反射面に対する法線に近い方向)から高い入射角(反射面に対して水平に近い方向)までの広い範囲にわたる角度の入射光線に対する反射特性、すなわち、広入射角反射特性にすぐれた反射シートとして用いるための凸部の寸法や配列は、この公報には示唆されていない。
【0003】
また、国際公開番号WO97/01677号および同WO97/01678号には、エンボス加工により製造されたものではないが、再帰反射シートで被覆された、反射性の壁状凸部と平坦面とを備えてなる再帰反射材が開示されている。この反射材では、広入射角反射特性が改良される様に、凸部の寸法や配列を決めることもできる。また、上記壁状凸部は上記平坦面の周囲を囲む様に連続して形成される。なお、平坦面の周囲を囲む様に連続して形成された壁状凸部は、上記平坦面に付着した水滴や固体状異物を、容易に除去するのを比較的困難にする。
【0004】
一方、特開平10―333616号には、基材シートと、その基材シートの表面に固定された再帰反射シートとを含んでなる積層体にエンボス加工を施し、再帰反射シートによって被覆されている略平坦な基部と、再帰反射シートによって被覆され、基部を介して離間配置された複数の凸部とを有する反射面を形成してなる、反射プレートが開示されている。上記複数の凸部は、規則的に繰り返された幾何学平面図形状のパターンを形成する様に配列されている。なお、この公報には、上記凸部が、基部を介して離間配置され、かつ上記平坦面の周囲を囲む様に連続して形成された壁状凸部ではない実施形態が開示されている。この様な形態では、上記平坦面に付着した水滴や固体状異物を除去することが非常に容易である。
【0005】
上記特開平10―333616号に開示されている様に、広入射角反射特性にすぐれたシート状またはプレート状の反射材を形成するには、反射性凸部が所定の寸法および配列パターンを有することが必須である。このことは、特に、比較的高い入射角(例えば、反射面の法線に対して70度以上)の光線に対する反射特性を向上させるためには重要である。一方、屋外で使用される標識の構成部材として利用される場合は、洗浄操作(または清浄操作)により、反射面に付着した粉塵などの固体状異物の除去が容易であり、使用中に(トンネル内壁やガードレールに固定された状態で)、十分な反射輝度の回復が可能なこと(すなわち、屋外使用特性)も要求される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の様な洗浄操作(または清浄操作)は、通常、人が洗浄装置を用いて行うのが効果的である。この様な洗浄装置は、反射材の反射面に高圧で水を噴きつけたり、ブラシ等の清浄部材で反射面を擦ったりして行う。例えば、反射材がトンネル内壁表面に固定された場合、この内壁を洗浄する高圧で水を噴きつける洗浄車によって、内壁と同時に反射材の反射面も洗浄される。
しかしながら、基材シートと再帰反射シートとを積層した反射材では、上記の様な洗浄操作によって、再帰反射シートの辺縁部(反射面の面内方向における端に位置する縁部分)が、基材シートからめくれ上がるおそれが大であった。特に、再帰反射シートが、長さ方向と幅方向とを有する場合、相対的に長い寸法を有する幅方向における端部でのめくれが顕著になる傾向が見られた。
したがって、本発明の目的は、洗浄操作によって再帰反射シートの端部がめくれ上がり、基材シート表面から剥離することを効果的に防止できる、反射材および同反射材の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために種々検討した結果、基材シートと、上記基材シートの一の面に被覆した再帰反射シートとを有する反射材であって、略平坦な基部と、上記基部にて隔てられ、かつ上記再帰反射シート側に突出した複数の凸部とを備え、少なくとも物体表面に固定された状態にて、該基材シートの縁が該再帰反射シートの縁を包み込むように、該基材シートの縁を折り返すことにより、上記基材シートと上記再帰反射シートとの剥離を防止した反射材により、上記課題を達成できることを見いだして本発明を完成させたのである。上記の反射材は、上記基材シート及び上記再帰反射シートの双方が長さ方向と幅方向とを有し、上記基材シートの幅方向における少なくとも一方の縁を、上記基材シートの再帰反射シート被覆面側に折り返したものであってもよい。
【0008】
さらに、(a)上記基材シートとして、延伸性の金属または樹脂からなる平らな基材シートを用意し、(b)上記基材シートの一の面に、幅方向長さが、上記基材シートの幅方向長さより短く、上記基材シートに固定したときに、上記基材シートの幅方向の縁に上記基材シートの幅方向に沿って延長された折り曲げ可能部分を有する様に、再帰反射シートを固定して積層体を形成し、(c)上記折り曲げ可能部分を上記基材シートの再帰反射シート被覆面側に向けて折り曲げ、上記再帰反射シートの縁を被覆する様に、折返し部を形成した後、(d)上記基材シートの他の面側から複数の突起を備えるエンボスツールをその積層体に押し当ててエンボス加工し、凸部を形成する反射材の製造方法により上記課題を達成できることを見いだして、本発明を完成させたのである。
【0009】
なお、本明細書において、前記再帰反射シートの縁(端部及びその近傍)が、前記基材シートの縁(端部及びその近傍)を折り曲げて形成された、すなわち基材シートの一部分からなる折返し部で被覆された状態であることが好適である。なぜならば、通常、本発明で使用される再帰反射シートは、ビーズ等の反射要素の表面を被覆する光透過性フィルムからなる被覆層を有するか、または、光透過性フィルムからなる反射要素(キューブコーナープリズム等)を有する。これらの再帰反射シートは、上記の様にして比較的鋭角に折り曲げると、光透過性フィルムが破損するおそれがある。したがって、再帰反射シート自体を折り曲げることのない、上記の形態が好適である。なお、上記の形態では、反射材が物体表面に固定された後に折り返し部を形成することもできるが、通常、反射材が物体表面に固定される前に、折り返し部を形成しておく。
【0010】
なお、基材シートは、通常、幅方向寸法よりも相対的に大きな寸法の長さ方向を有する。しかしながら、本発明の効果を損なわない限り、幅方向と長さ方向とがほぼ同じ寸法であっても良い。再帰反射シートも、通常、幅方向よりも相対的に大きな寸法の長さ方向を有するが、本発明の効果を損なわない限り、幅方向と長さ方向とがほぼ同じ寸法であっても良い。また、この様な寸法の基材シートまたは/および再帰反射シートから形成された反射材も同様に、通常、幅方向よりも相対的に大きな寸法の長さ方向を有するが、本発明の効果を損なわない限り、幅方向と長さ方向とがほぼ同じ寸法であっても良い。
【0011】
一方、反射性の凸部の形は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、好適には、再帰反射シートの幅方向の一端から他端に向けて連続する凸条が好適である。この様な凸条は、長さ方向に対して略垂直な反射側面(基部に対して隆起した反射シートの表面)を有し、長さ方向に大略沿って入射した光を広い反射側面で反射することができる。したがって、トンネル内壁やガードレール等の物体上に、道路の延在方向と、反射材の長さ方向とを略平行にして反射材を配置した場合の反射輝度を、特に効果的に高めることができる。
【0012】
上記の様な凸条を有する反射材は、例えば、次の様な方法で製造するのが好適である。すなわち、(a)延伸性の金属または樹脂からなる平らな基材シートを用意し、(b)上記基材シートの一の面に、幅方向長さが、上記基材シートの幅方向長さより短く、上記基材シートに固定したときに、上記基材シートの幅方向の端部近傍に上記基材シートの幅方向に沿って延長された折り曲げ可能部分を有する様に、再帰反射シートを固定して積層体を形成し、(c)上記折り曲げ可能部分を上記基材シートの再帰反射シート被覆面側に向けて折り曲げ、上記再帰反射シートの端部およびその近傍を被覆する様に、折返し部を形成した後、(d)上記基材シートの他の面側から複数の突起を備えるエンボスツールをその積層体に押し当ててエンボス加工し、凸部を形成する。
この方法では、エンボス加工(凸条等の凸部を設けるための加工)に先だって基材シートの折返し加工を行う。すなわち、再帰反射シートおよび基材シートの端部近傍を平坦な状態して、折返し加工を行うので、反射面の凸部が基材シートの折り曲げを邪魔することがなく、折返し操作が容易になる。なお、凸部が上記の様な凸条ではなく、反射面上に規則的に配置された複数の点の上に配置される等、凸部が再帰反射シートの端部に存在せず、基材シートの折り曲げの際に邪魔にならない場合は、エンボス加工後に折返し加工を行うこともできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施形態に基づき、具体的に説明する。
図1は、本発明に係る反射材の一実施態様を示す側断面図であり、反射材は、基材シート(2)と、基材シート(2)の一面を被覆した再帰反射シート(1)を有している。また、反射材は、略平坦な基部(4)と、基部(4)にて隔てられ、かつ再帰反射シート(1)側に突出した複数の凸部(6)とを備えている。そして、この反射材は、少なくとも物体表面に固定された状態にて、辺縁部の少なくとも一部において、一方のシート〔(1)又は(2)〕の縁が他方のシート〔(2)又は(1)〕の縁を包み込むように、上記一方のシートの縁を折り返すことにより、基材シート(2)と再帰反射シート(1)との剥離を防止するものである。
【0014】
以下、本発明の反射材を構成する各部材について、詳しく説明する。
(反射材)
本発明による反射材は、広入射角反射材に分類される。「広入射角反射材」とは、反射材を水平に置いた場合、その水平面の法線近傍の方向から入射された光の反射輝度が十分なレベルであり、かつ反射材の水平面近傍の斜め方向から入射された光の反射輝度も視認可能なレベル(例えば1.5CPL以上)である反射材を意味する。換言すれば、本発明による反射材は、反射材の水平面の法線近傍から水平面近傍まで入射角度を傾けていったときに、反射輝度が極端に低下せず(例えば1CPL以下にならない)、広い範囲の角度の入射光線に対して十分な反射性能を有する反射材である。本発明の反射材が十分な反射性能を発揮する入射角の範囲は、少なくとも0〜75度であり、好適な形態では0〜86度の範囲も可能である。なお、この角度は、反射材の基部平面の法線からの角度である。
【0015】
次式(I)は、凸部の寸法と配列を好適にに設計するための、各パラメータの関係を表す。なお、凸部の配置および寸法がこの式に従う場合、凸部は、1つのまたは複数の幾何学平面図形を規則的に繰り返して形成したパターンに従い、互いに離れて配置される。各凸部が互いに離れており、かつ、独立しているので、反射面に付着した固体状異物の除去が容易になる。
【0016】
【数1】
0.05<h/P<0.60 (I)
(式中のPは、互いに隣接する2つの凸部間距離(=ピッチ)であり、hは、基部の表面から測定した凸部の高さである。)
【0017】
なお、上記Pが複数規定される場合は、最も大きなPを採用するものとする。例えば、点状の凸部(6)が、ひし形の4つの頂点上に配置される場合、このPは、ひし形の対角線に沿った2つの凸部(6)の頂点間距離をP(ピッチ)として採用する。また、凸部(6)が、再帰反射シートの幅方向の一端から他端に向けて連続する凸条である場合、図1に示したように、凸条(6)の垂直方向横断面(再帰反射シート(1)の長さ方向に沿った断面)における、2つの凸部(6)の頂点間距離Pである。なお、式(I)にしたがって、上記の様な凸条の配置および寸法を決定する場合、凸条は、幾何学平面図形として、長方形を規則的に繰り返して形成したパターンに従い、長方形の2つの頂点をまたいで配置されていると見なすこともできる。すなわち、長方形の互いに平行な2辺上に凸条が配置され、それらは互いに離れて、独立している。
【0018】
式(I)のh/P値が0.05以下の場合、比較的高入射角の光線に対する反射輝度が低下するおそれがあり、反対に式(I)のh/P値が0.60以上の場合は、十分な反射輝度が得られる入射角を高く(例えば、70度以上に)設計できないおそれがある。この様な観点から、式(I)のh/P値は、好適には0.07〜0.47、特に好適には0.08〜0.30の範囲である。
式(I)のh/Pは、凸部において十分な輝度で反射可能な最大入射角をθとした場合、角度(90−θ)の正接、すなわちtan(90−θ)にほぼ等しい。したがって、式(I)の下限値「0.05」および上限値「0.60」は、θの下限が約60度、上限が約87度であることとほぼ同等の意味を持つ。
Pは通常4mm以上である。これより小さいと、高入射角の光線に対する反射特性を向上させることができないおそれがあり、反対に大きすぎても凸部の配置密度が小さくなり、高入射角の反射特性の向上効果が低下するおそれがある。この様な観点から、Pの好適な範囲は8〜30mm、特に好適な範囲は10〜25mmである。
【0019】
一方、hは通常0.5mm以上である。これより小さいと、高入射角の光線に対する反射特性を向上させることができないおそれがあり、反対に大きすぎると、凸部(6)の形成の際に、再帰反射シート(1)を破損するおそれがある。この様な観点から、hの好適な範囲は1〜10mm、特に好適な範囲は1.5〜5mmである。垂直方向横断面(図1参照)における、凸部と、それと隣接する基部(4)との境界点間寸法(すなわち、凸部の幅)は、通常5mm以上である。小さすぎると、高入射角の光線に対する反射特性を向上させることができないおそれがある。一方、凸部幅が大きすぎても凸部(6)の配置密度が小さくなり、やはり、高入射角の反射特性の向上効果が低下するおそれがある。この様な観点から、この幅の好適な範囲は10〜40mm、特に好適な範囲は15〜35mmである。
【0020】
凸部(6)の配列は、1つのまたは複数の幾何学平面図形を規則的に繰り返して形成したパターンに従い、その幾何学図形のすべての頂点に互いに分離して凸部を配置するのが好適である。各凸部(6)は、その底部図形(基部との境界面における水平断面)の重心(円の場合は中心)が、幾何学図形の頂点(凸部の配置中心)と略一致する様に配置される。図形の重心は、数学的手法によって求めることができる。幾何学図形の形状は、式(I)を満たす限りにおいて特に限定されない。例えば、基部(4)を含む水平面内において、長方形、五角形、六角形等の多角形や、2つの三角形を、それぞれの1辺が接する様に配置して形成したひし形である。また、配列パターン中に複数の幾何学平面図形が存在し、複数のPの値が決まる場合があるが、高入射角反射特性の向上のためには、すべてのP値が式(I)を満たすのが好ましい。
【0021】
凸部(6)の配置密度は、通常、互いに隣接する2つの凸部間に配置された基部(4)の最小水平方向寸法(例えば、図1における再帰反射シート(1)の長さ方向に沿った寸法)が、通常、2〜20mm、好適には3〜15mmの範囲になる様に決定される。配置密度が小さすぎても大きすぎても高入射角における反射特性が低下するおそれがある。凸部(6)の垂直方向横断面における形状として、例えば、半円、半楕円、半円または半楕円の頂部を水平方向に切り取った形、三角形、台形、四角形等の形状が採用できる。また、複数の凸部は、本発明の効果を損なわない限り、異なる2以上の立体形状のものを含んでいても良い。
【0022】
エンボス加工により形成された凸部(6)は、基材シートの裏面側に空洞を有する。この場合、基材シートの厚みにもよるが、外力による凸部の変形が懸念される場合は、上記空洞を樹脂等で充填して補強するのが好適である。この様な樹脂は、例えば、紫外線、電子線、熱、湿気等により硬化可能なものが使用できる。この様な硬化性樹脂は、空洞に充填した後、硬化させることにより補強効果が発揮される。
凸部(6)が凸条である場合、通常その凸条は、基材シート(2)の長さ方向に沿って、基部(4)を介して離間配置される。この様な場合、凸条の長さ方向は、通常、基材シートの幅方向と略平行になる様にする。または、光の入射方向に対して直交する様にするのが好適である。これにより、反射材の反射輝度を効果的に高めることができる。例えば、光が基材シート(すなわち反射材)の長さ方向と略平行に入射される場合、凸条の長さ方向は、通常、基材シートの幅方向と略平行であるのが好適である。一方、光が反射材の長さ方向から所定の角度だけずれた入射角で入射される場合、凸条の長さ方向は、基材シートの幅方向と平行でないのが良く、光の入射方向に対して直交する様にするのが好適である。また、異なる複数の入射角をもって光が入射する場合、凸条は直線状であるよりは、多数の角を持つ折れ線または曲線状であるのが良い。
【0023】
(基材シート)
基材シート(2)は、通常、金属またはプラスチックからなる。中でも、延伸性にすぐれる軟質金属または軟質プラスチックが好適である。エンボス加工(および折り返し加工)が容易であり、凸部(6)および折返し部(3)を容易に形成することができる。軟質金属としては、アルミニウム、銅、銀、金などが好適である。また、軟質プラスチックとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどが好適である。基材シートの厚みや引張強さなどの物性は、本発明の効果を損なわない限り、特に限定されない。しかしながら、反射材を後述する様なエンボス加工および折り返し加工により形成する場合は、基材シートの物性を次のように選択するのが好適である。厚みの好適な範囲は、金属の場合で0.05〜2mm、プラスチックの場合で0.1〜5mmである。厚みが薄すぎると、エンボス加工による凸部の形成の際に基材シートが破損するおそれがあり、反対に厚すぎると、エンボス加工による凸部の形成が困難になるおそれがある。引張強さは、好適には1〜15kg/mm2、特に好適には2〜12kg/mm2である。引張強さが1kg/mm2未満であると、エンボス加工または折り返し加工の際に基材シートが破損するおそれがあり、反対に15kg/mm2を超えると加工が困難になるおそれがある。
【0024】
(再帰反射シート)
本発明で使用される再帰反射シート(1)は、例えば、光透過性フィルムからなる被覆層を有し、ビーズ等の反射要素の表面が露出していないカプセルレンズまたは封入レンズタイプが使用できる。また、キューブコーナープリズム等のプリズム反射要素を裏面に有する光透過性フィルムを用い、裏面側にシール層を積層し、そのシール層によりプリズム反射要素をカプセル状に封入して形成した、プリズム型再帰反射シートも使用できる。プリズム型反射シートでは、光透過性フィルムの表面(プリズム反射要素を持たない面、通常平坦である)が反射面(5)である。上記光透過性フィルムは、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などが使用できる。光透過性フィルムの全光透過率は、通常80%以上である。
【0025】
被覆層を有する反射シートとしては、例えば、3M(株)製のスコッチライト(商標)「品番:#580」、「#3810J」、「#1570」などを挙げることができる。また、プリズム型反射シートとしては、3M社製のスコッチライト(商標)「品番:#981」などを挙げることができる。反射シートの破断伸び、破断強度、厚みなどの物性は、本発明の効果を損なわない限り、特に限定されない。しかしながら、反射材をエンボス加工により形成する場合は、次のように選択するのが好適である。破断伸びは、好適には5〜300%、特に好適には10〜280%である。破断伸びが300%を超えると、エンボス加工の際に反射面にしわが発生するおそれがあり、反対に5%未満であると、エンボス加工が困難になるおそれがある。破断強度は、好適には1.0〜10.0kg/25mm、特に好適には3.0〜7.0kg/25mmである。破断強度が1.0kg/25mm未満であると、エンボス加工の際に反射シートが破損するおそれがあり、反対に10kg/25mmを超えると、エンボス加工が困難になるおそれがある。厚みの好適な範囲は、10〜750μmである。10μm未満であると、エンボス加工の際に反射シートが破損するおそれがあり、反対に750μmを超えると、エンボス加工が困難になるおそれがある。
【0026】
基材シート(2)に再帰反射シート(1)を固定するには、例えば、接着剤(10)が使用できる。接着剤(10)は、例えば、アクリル系接着剤、ポリオレフィン系接着剤、ポリウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤、エポキシ系接着剤などを使用する。接着剤は、感圧性接着剤、感熱性接着剤(ホットメルトを含む)、硬化型接着剤などが使用できる。好適には感圧性接着剤である。感圧性接着剤は流動性が高いので、エンボス加工による凸部の形成が容易になるからである。通常、接着剤(10)は、層状に基材シートと反射シートとの間に配置され、その層の厚みは、通常5〜50μmである。
【0027】
(接着層)
基材シートの背面(反射シートが積層されていない面)には、所望により接着層を設けることができる。接着層は、反射材をガードレール等の物体に貼り付けるために用いる。この様な接着層の接着剤には、前述のものと同様の接着剤が使用できる。接着層は、通常ライナーにより保護される。ライナーは、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂シートと紙とを貼り合わせた剥離紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂からなるフィルムが好適である。
【0028】
(反射材の製造)
本発明の反射材は、エンボス加工による凸部(6)の形成操作を含む方法で製造するのが好適である。所定の形状、寸法および配列を有する凸部を正確に形成することができるからである。エンボス加工は、所定の形状、寸法および配列の突起を複数備えるエンボスツールを、基材シートの背面側から押し当てて行う。突起の形状、寸法および配列は、反射材の凸部のそれらに対応する様に設計する。エンボス加工時の圧力は、通常1〜100kg/cm2、好適には20〜80kg/cm2である。圧力は、機械的プレス、減圧プレスなどのプレス操作により加える。エンボスツールとしては、上記突起を表面に配置したプレートまたはロールなどから構成される第1のツールと、再帰反射シートの表面側に当接する第2のツールの組を使用することができる。第2のツールとしては、第1のツールの突起を受容できる凹部を備えたものや、あるいは第1のツールが基材シートの裏面側から押し当てられたときに変形可能な材料からなる表面が平坦なものなどが使用できる。後者のタイプの、第2のツール(表面が平坦なツール)の材料は、ゴム、エラストマーなどが使用できる。
【0029】
また、エンボス加工による製造方法において、前述の様に、基材シート(2)の表面および背面に、それぞれ、再帰反射シート(2)、およびライナーで保護された粘着剤層とを備えた積層体を形成した後、その積層体のライナーの上から複数の突起を備えるエンボスツールを押し当てて凸部を形成する場合も、同様の条件およびエンボスツールを使用する。また、再帰反射シート(1)の被覆層の表面に文字、図案等の表示を印刷した後、エンボス加工を行っても良い。この他、本発明の反射材は、予め凸部が形成された基材シートの上に再帰反射シート重ねた後、減圧下で基材シートと反射シートとを圧着する方法でも製造することができる。
【0030】
一方、再帰反射シートの端部を保護する折返し部(3)の形成操作を含む製造方法は、例えば、図2に示す様にして行う。まず、基材シート(2)として延伸性の金属または樹脂からなる平らな基材シートを用意する。次に、基材シート(2)の表面に、再帰反射シート(1)を固定して積層体を形成する。このとき、再帰反射シート(1)の幅方向長さは、基材シート(2)の幅方向長さより小さく、基材シートは、再帰反射シートの幅方向の端部が固定された部分から前記基材シートの幅方向に沿って延長された折り曲げ可能部分を有する様にする。図3に示される様に、折り返し部(3)は、再帰反射シート(1)の幅方向の両端部を被覆するのが好適である。したがって、図2に示したように、再帰反射シート(1)の長さ方向と、基材シート(2)の長さ方向とを略一致させ、基材シートの幅方向中央部に再帰反射シートを固定し、基材シートの幅方向両端に折り曲げ可能部分を形成するのが良い。この様にして形成した折り曲げ可能部分を、基材シートの表面側に向けて折り曲げ、再帰反射シートの端部およびその近傍を被覆した折返し部(3)を形成する。折り曲げ加工は、人の手で、またはベンダー等の機械で行うことができる。折り返し部(3)は、図2に示したように、反射シートの表面(反射面)に密着し、折り返し部との間に隙間ができない様にするのが好適である。反射材を屋外で使用した場合、水滴や固体状異物の侵入を防ぎ、折返し部の耐久性を高めるからである。
【0031】
折り返し部の幅方向寸法(図示の場合、基材シートの幅方向に沿った寸法)は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されない。通常2〜30mm、好適には5〜20mmである。折り返し部の幅方向寸法が小さすぎると、洗浄操作の際に折り返し部(3)がめくれあがるおそれがあり、反対に大きすぎると、露出した反射面(5)(折り返し部で被覆されていない部分)の面積が小さくなり、輝度が低下するおそれがある。基材シート(2)が金属から形成される場合、基材シートは展延性(または塑性変形性)を有するので、折り曲げ加工後の折返し部は、その状態を容易に保つことができる。しかしながら必要に応じ、折返し部(3)を反射面(5)に接着することもできる。また、基材シートが軟質プラスチックから形成される場合、基材シートはある程度の弾性を有し、折り曲げ加工後の折返し部(3)が弾性回復し、反射面(5)から浮いてくる場合がある。その場合、必要に応じ、折返し部を反射面に接着(融着を含む)することもできる。
【0032】
折返し部(3)は、通常、再帰反射シートの長さ方向に沿って連続して延在する。しかしながら、本発明の効果を損なわない限り、反射シートの長さ方向に沿って不連続に配置されても良い。不連続に配置する場合、例えば、基部(4)の部分のみに配置することもできる。また、図3に示したように、折り返し部の開放端は、直線状であるが、波線、鋸歯状、櫛状等、非直線形であっても良い。この開放端が非直線形の場合、反射面の露出面積を可及的に大きくすることができる点で好適である。この様な場合、凸部の部分の、折り返し部の寸法(図3の場合、基材シートの幅方向に沿った寸法)が、基部(4)の部分のそれよりも小さくなる様にするのが好適である。
また、折り返し部は、再帰反射シートの、長さ方向における1つまたは2つの端部も被覆することもできる。
【0033】
(反射材の用途)
本発明の反射材は、例えば、自動車等の車両のヘッドライトにより比較的高入射角度で光が照射される、道路脇やトンネル内の壁の表面に固定される、視線誘導部材(delineator)や交通標識として特に有用に使用できる。また、ガードレール、看板、表示板などの物体表面に固定して使用し、それらの夜間視認性を高めることができる。すなわち、この様な物体表面に反射材を備えつけることにより、比較的遠方からでも、その物体をドライバー等の観察者が視認することができる。上記物体へ反射材を固定するには、前述の接着等を用いる他、ビスやボルト等の固定手段も使用できる。
【0034】
また、反射材の反射面を清浄な状態に保つためには、定期的に洗浄を行うのが良いが、洗浄後、次の洗浄が行われるまでの間に、汚損された表面を自然の力でも清浄に保てればなお良い。そこで、酸化チタン等の光触媒を含む光透過性の保護膜で反射面を被覆したり、図4に示される様な自浄部材(7)を利用するのが好適である。図4に示される自浄部材(7)は、布帛、フィルム等の薄片からなり、その一端(固定端)を反射材の反射面上に固定し、自然の、または車両が通過したときに発生する風の圧力で、はためく様にしてある。この様な薄片がはためいたとき、反射面を擦り、自浄効果を発揮するものである。なお、図4の例では、道路の延在方向と、反射材(基材シートおよび再帰反射シート)の長さ方向とをが略平行になる様に、反射材を配置してある。したがって、上記薄片は、風圧が作用しないときは、鉛直方向(反射材の幅方向)に沿って垂れ下がる。この場合、薄片の固定端は、反射材の幅方向、重力方向における上端に固定され、風圧が作用しないときは、薄片の自由端は、反射材の重力方向における下端に通常位置する。薄片は、光不透過性であっても良いが、好適には光透過性である。光透過性の薄片は、例えば、透明フィルム、メッシュ、ネット等、光透過性材料からなるものや、光不透過性の薄片に、1以上の透視窓を設けたものである。また、薄片に代えて、ロープ、糸等の線材も使用できる。
【0035】
図4に示す様に、自浄部材(7)は、風圧が作用しないときは、反射面の基部(4)のみを覆う様に配置し、凸部表面(反射側面)は覆わない様にするのが好適である。通常、本発明の反射材を視線誘導部材等として用いる場合、比較的高い入射角光を反射し、観察者がそれを視認する。したがって、基部よりも凸部の反射側面からの反射光が、視認性を高めるのに有効に作用する。したがって、上述の様に、自浄部材を配置するのが好適である。なお、自浄部材の固定は、図4に示す様に、折返し部と再帰反射シートとの間で固定端を挟持する様にして行うのが好適である。反射材から自浄部材が脱落するのを効果的に防止できる。また、自浄部材の固定端をピンなどで点固定し、振り子の様に揺動可能にすることもできる。
【0036】
自浄部材(7)の長さ(固定端(8)から自由端(9)までの距離)は、特に限定されない。例えば図示の様に、凸部が幅方向に沿って離間配置された凸条である場合、好適には、固定端が位置する基部の幅方向端部から、その基部と隣接する凸条の頂点(稜線)の重力方向最下端までの距離と同じかそれ以上である。
【0037】
【実施例】
以下、実施例と比較例を挙げて、本発明をさらに説明するが、本発明は、これらの例により何ら限定的に解釈されるものではない。
(実施例)
基材シートとして軟質アルミニウム(東洋アルミニウム(株)製「品番:A1N30H−O」を用い、再帰反射シートとして3M(株)製のプリズム型反射シート(品番)#981を用いた。軟質アルミニウムの厚みは0.08mm、引張強さは約8kg/mm2であり、反射シートの厚みは170μm、破断伸びは200%、破断強度は4.8kg/25mmであった。再帰反射シート(1)と基材シート(2)とは、反射シートの背面に設けられたアクリル系粘着剤の層を介して接着し、再帰反射シートと基材シートとからなる積層体を作製した。なお、後述する折り曲げ加工により折返し部(3)となる、余りしろ(折り曲げ可能部分)が、基材シートの幅方向の両端部に形成される様に基材シートと反射シートとを積層した。
上記の様にして得られた積層体に、まず、図2に模式的に示した縁曲げ(折り曲げ)加工を施し、図3に示した折り曲げ可能部分を、基材シートの表面側に向けて折り曲げ、再帰反射シートの端部およびその近傍を被覆した折返し部を形成した。折り曲げ加工は、機械(ベンダー)を用いて行った。折り返し部(3)は、反射シートの表面(反射面)に密着させ、折り返し部との間に隙間ができない様にした。
【0038】
続いて、折り曲げ加工後の積層体にエンボス加工を施し、本例の反射材を完成させた。なお、エンボスツールの複数の突起を、基材シート背面側(反射シート面に対する反対面)に押し当てて行った。エンボス加工は、突起を有する第1のツールと、第1のツールの突起を受容可能な凹部を備えた第2のツールとを組み合わせたをツールを用い、エンボス圧力を約70kg/mm2にして行った。凸条と基部からなる幾何学的模様を図5(a)(b)に示す。この例では、凸部(6)は、基材シートの幅方向(すなわち、完成した反射材の幅方向)に沿って、互いに平行に延在する複数の凸条であった。また、凸部の幅は25mm、P(ピッチ)は15mm、h(高さ)は2.5mmであった。なお、反射材の長さ方向寸法(長さ)は50cm、幅方向寸法(幅)は20cmであった。
【0039】
(比較例)
折返し部を設けない以外は実施例1と同様にして、本例の反射材を作製した。(実施例の評価)
まず、実施例および比較例の反射材を、地面に対して垂直な壁の表面に固定した。それぞれの反射材の幅方向端部およびその近傍に、高圧洗車装置を用いて水をスプレー状に噴きつけ、端部に反射シートの剥離が生じるかどうか確認した。なお、水の噴きつけ条件は、水圧80kg/cm2で、噴射口と反射材端面との距離は30cm、噴きつけ時間1分間であった。その結果、端部における反射シート剥離について、目視で確認したところ、実施例では、水の噴きつけ前後で変化は見られず、反射シートの剥離は生じなかった。一方、比較例では、水の噴きつけ後に反射シートの剥離が認められた。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係る反射材は、少なくとも物体、例えば、トンネル内壁等の表面に固定された状態で、上記再帰反射シートの幅方向における少なくとも一方の端部は、上記基材シートによって被覆されるているので、定期的に行われる洗浄操作によっても、再帰反射シートの端部がめくれ上がり、基材シート表面から剥離することを効果的に防止できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る反射材の一実施態様を示す側断面図である。
【図2】 (a)、(b)および(c)は、本発明に係る反射材の製造工程における縁曲げ加工の工程を示す模式図である。
【図3】 本発明に係る反射材の製造に使用する再帰反射シートの展開図である。
【図4】 本発明に係る反射材の製造に使用する再帰反射シートに自浄部材を取り付けた状態を示す模式図である。
【図5】 (a)は、本発明に係る反射材の一実施態様の断面の模式図、(b)は、同反射材の幾何学模様を示す模式図である。
【符号の説明】
1…再帰反射シート、2…基材シート、3…折り返し部、4…再帰反射プレートの基部、5…再帰反射プレートの反射面、6…再帰反射プレートの凸部(凸条)、7…自浄部材、8…自浄部材の固定端、9…自浄部材の自由端、P…互いに隣接する2つの凸部間距離、h…基部の表面から測定した凸部の高さ。
Claims (3)
- 基材シートと、該基材シートの一の面を被覆した再帰反射シートとを有する反射材であって、
略平坦な基部と、該基部にて隔てられ、かつ該再帰反射シート側に突出した複数の凸部とを備え、
少なくとも物体表面に固定された状態にて、該基材シートの縁が該再帰反射シートの縁を包み込むように、該基材シートの縁を折り返すことにより、該基材シートと該再帰反射シートとの剥離を防止したことを特徴とする反射材。 - 該基材シート及び該再帰反射シートの双方が長さ方向と幅方向とを有し、該基材シートの幅方向における少なくとも一方の縁を、該基材シートの再帰反射シート被覆面側に折り返した請求項1に記載の反射材。
- (a)該基材シートとして、延伸性の金属または樹脂からなる平らな基材シートを用意し、
(b)該基材シートの一の面に、幅方向長さが、該基材シートの幅方向長さより短く、該基材シートに固定したときに、該基材シートの幅方向の縁に該基材シートの幅方向に沿って延長された折り曲げ可能部分を有する様に、再帰反射シートを固定して積層体を形成し、
(c)該折り曲げ可能部分を該基材シートの再帰反射シート被覆面側に向けて折り曲げ、該再帰反射シートの縁を被覆する様に、折返し部を形成した後、
(d)該基材シートの他の面側から複数の突起を備えるエンボスツールをその積層体に押し当ててエンボス加工し、該凸部を形成することを特徴とする請求項2に記載の反射材の製造方法。
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