JP4221141B2 - 引戸錠用のロック解除駆動機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引戸錠用のロック解除駆動機構に関し、特に引戸錠に付設される引手に一体的に設けられ、かつ、引戸錠の鎌片を仮施錠状態にする仮施錠用係止片の係合状態を解除するのに適する引戸錠用のロック解除駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
引手を利用して引戸を開く場合、望ましくは、少なくとも人差し指乃至薬指を引手の凹所内に十分に差込み、それと同時に引戸の凹所内に組み入れた可動操作レバー(本発明ではスライド駆動板)を引戸の開く方向にプッシュすると、引手に一体的に設けられたロック解除駆動機構を介し、引戸錠の鎌片を仮施錠状態にするロックする部材の係合を解消することができれば便利である。
【0003】
ところで、戸枠の受金具と掛合する鎌片を仮施錠状態にロックする係止片を解錠状態にするロック解除駆動機構に於いて、従来、技術的課題の一つとして可動操作レバーのどの部分を押圧しても、該可動操作レバーがバランス良く水平方向に移動することが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望点に鑑み、第1の目的は、引手レバーのどの部位(上部、中央部、下部など)をプッシュしても、ストローク不足が生ずることがなく、スライド駆動板と共に水平移動することである。第2の目的は、スライド駆動板が傾倒することなく、バランス良く左右動することである。第3の目的は、各部材を合理的に組合わせることができることである。第4の目的は、実施例によっては引戸に取付ける際に左右勝手に対応することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の引戸錠用のロック解除駆動機構は、引手30の裏面に沿うように設けられ、かつ、その嵌合突壁51が引手の正面底壁35に形成した切欠部36に遊嵌合するスライド駆動板47と、前記引手の凹所31内に復帰バネ44のバネ力に抗して前記スライド駆動板47と共に水平移動するように前記嵌合突壁51に一体的に設けられた引手レバー40と、引手用支持板60と前記引手30との間に中央部軸37に軸支された状態で介在し、かつ、スライド駆動板47に形成した嵌合部48に同期的に協動するように設けられていると共に、自由端部67,67が前記嵌合部48に均等状態に当接する上下の揺動カム板65,65Aと、この揺動カム板65,65Aからの動力を変換することができるように前記スライド駆動板47の水平方向のラック50並びに引張り手段75の縦方向の連続的係合歯78に噛合するギア部材70を備えた動力変換機構と、該動力変換機構を介して上下動する前記引張り手段75とから成ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1により本発明の実施形態に基づく一実施例を構成部材に区分けして説明する。
【0007】
(1)発明の実施の環境
まず発明の実施の環境について説明する。Xは引戸錠で、この引戸錠Xは引戸1に取り付けられている。一方、Yは戸枠2に取り付けられた受金具で、この受金具Yはストライクと称される受板3を有する。次に4は錠ケース、5は錠ケースのフロント、6は蓋板である。錠ケース4内にはトリガー、鎌片、仮施錠機構、安全機構、本施錠機構がそれぞれ設けられ、そして、例えば引戸錠Xの係止片12の係合状態を解除するロック解除駆動機構Zが錠ケースに付設されている。 (2)トリガー,鎌片など
7は錠ケース4内に摺動自在に装着された進退動部材(トリガー)で、このトリガー7は、トリガーバネ8により常時突出方向に付勢されている。9は鎌片で、この鎌片9は、基部にピニオン10を備えている。ピニオン10はトリガー7のラック11に噛合している。したがって、図1で示すようにトリガー7が錠ケース内に後退すると、鎌片9はストライク(受板)3と掛合状態となる。
【0008】
(3)仮施錠部材
仮施錠部材は、図1で示すように鎌片9がストライク3と掛合状態となった瞬間に該鎌片9と係合し、鎌片の後退を阻止するラッチング係止機能を有する。例えば符合12は鎌片9に形成したラチェット歯13に係脱する係合爪部14を有する仮施錠用係止片で、この係止片12は横軸15に案内されていると共に、ばね16により鎌片に係合する方向へ常時付勢されている。この係止片12は、本実施例ではL字型状に形成され、その下部側の水平杆に被係合部(突起、係合孔など)17が突設されている。そして、該被係合部17に後述する本発明の引張り手段(ラッチレバー)75が係合する。
【0009】
(4)その他の部材
図1には説明の便宜上その他の部材を示してある。例えば符合18は安全機構を構成するショック吸収ばね部材で、このショック吸収ばね部材18は、引戸1がストライク3に勢い良く衝突した場合に於いて、係止片12にかかった分力を吸収する。また符合19は本施錠機構を構成するスライド操作片である。このスライド操作片19の下端部には、鎌片9の後端部に形成した第2の係合歯に係合可能な施錠片(第2の係止片)20が係合している。
【0010】
(5)本発明の主要部
以上が本発明の主要部を理解するための補強材料(発明の実施の環境)である。そこで、図2乃至図15を参照に本発明の一実施例を説明する。図2は引戸1の一側表面から見た場合の、いわゆる基準となる正面図である。図3は分解斜視図である。図4乃至図7は引手30を示す各説明図である。
【0011】
「引手」…まず、図4乃至図7を参照に合成樹脂製の引手30について説明する。普通一般に引手には、四角型や丸型が存在するが、本実施例では少なくとも片手の指先を十分に余裕を持って差込めるように縦長状に形成されている。すなわち、31は指差込み用の縦長凹所である。換言すれば、31は正面視縦長矩形状の凹所である。32は縦長凹所を形成する周側壁で、この周側壁32の開口端縁には矩形状の鍔部33が周設されている。34は鍔部33の上下端部にそれぞれ形成された取付け孔である。
【0012】
35は周側壁32に連設する正面底壁で、図4を基準にすると、この正面底壁35の右端部には、上端部寄りの部位から下端部寄りの部位まで細長状切欠部36が形成されている。また周側壁32の裏面には、複数個の固定軸(中央部軸,端部軸)が突設されている。縦断面図の図5及び背面図の図6で示すように、37は周側壁32の中央部に設けられた揺動カム板用の上下一対の中央部軸、一方、38は周側壁32の端部(端部寄りの部位も含む)に設けられたギア用の上下一対の端部軸である。なお、39は周側壁32の一側に形成された固着具を通すための付随的な孔である。
【0013】
「引手レバー」…次に図3を参照に引手30の凹所31内に嵌め込まれる合成樹脂製の引手レバー40につて説明する。ここで引手レバーとスライド駆動板とを組合わせた状態の図8も参照願いたい。
【0014】
さて、引手レバー40は、引手の細長状切欠部36の長さ寸法を考慮し、縦長板状に形成されている。図3で示す上端面から引手レバー40を観察すると、指でプッシュされる垂直壁41の手前端部の右側に短突壁42が縦長に連設している。また垂直壁41の手前端部の左側に、指が引っ掛かるように縦長の膨らみ部43が形成されている。したがって、引手レバー40の端面はややT字型状に形成されている。
【0015】
しかして、44は前記垂直壁41の一側面上下端部寄りの部位に一端部がそれぞれ取り付けられた複数個の復帰バネで、これらの復帰バネ44の自由端部は、引手30の周側壁32の一側内壁面32aにそれぞれ当接する。また45は復帰バネ44の取付け近傍に形成された上下一対のメネジである。
【0016】
「スライド駆動板」…金属製のスライド駆動板47は、図8及び図9で示すように引手レバー40と一体的に組合わせられる。図3を基準にスライド駆動板47を説明すると、48は正面視縦長矩形状の嵌合部(例えば嵌合窓、嵌合溝)で、この嵌合部48は、引手30の正面底壁35の裏面側に位置する矩形状のスライド板部49に形成されている。50はスライド板部49の上下端部にそれぞれ形成されたラックである。このラック50は後述するギア部材と共に動力変換機構を構成する。
【0017】
51はスライド板部49の右端部に角度(直角)方向に連設する嵌合突壁で、この嵌合突壁51の上下端部寄りの部位には、横向きU字型状の復帰バネ44用小孔或いは小切欠部52がそれぞれ形成されている。また嵌合突壁51の小切欠部52寄りの部位には、引手レバー40のメネジ45と符合する一対の貫通孔53が形成されている。これらの貫通孔53は、スライド駆動板47のスライド板部49を引手の正面底壁35の裏面に合わせるようにして前記嵌合突壁51を引手30の細長状切欠部36に嵌め入れた際に、引手30の付随的孔39と一致する。
【0018】
ここでスライド駆動板47の組込み合わせ方法について簡単に説明する。まず、スライド駆動板47の嵌合突壁51を引手30の細長状切欠部36に嵌め入れる(A:嵌合工程)。次に引手レバー40を引手30の縦長凹所31から入れ、かつ、復帰バネ44を嵌合突壁51の小切欠部52に通すようにして該引手レバー40の垂直壁41をスライド駆動板47の嵌合突壁51の他側面に接合状態に合わせる(B:接合工程)。次いで、引手30の付随的孔39から固着具54を通し、かつ、嵌合突壁51の貫通孔53を介して引手レバー40のメネジ45に固着具54を嵌め合わせ、固着具54を締めることにより引手レバー40とスライド駆動板47とを一体的に結合する(C:結合工程)。
【0019】
上記の組合わせ状態に於いて、図8で示すように引手レバー40の復帰バネ44の端部は引手30の周側壁32の一側内壁面32aに当接しているので、引手の細長状切欠部36に遊嵌合状態に嵌め込まれたスライド駆動板47は、復帰バネ44により周側壁32の一側内壁面32aから離れ、その折曲部が細長状切欠部36の縁に当接している。したがって、スライド駆動板47は、常時所定位置に停止している。
【0020】
「支持板」…ここで、揺動カム板、ギア部材などの構成部品を説明する前に、図3を参照に引手30用支持板60について説明する。引手用支持板60は、端面L字型状に形成された金属板である。図3はネジ孔などの細部を省略してある。設計如何によっては、ベース板60に揺動カム板やギア部材用の固定軸を設けても良いが、本実施例では、主に揺動カム板,ギア部材等を支持する支持板としての機能を果す。
【0021】
しかして、61は引手30の正面底壁35の裏面側に前述したスライド駆動板47のスライド板部49を支持するように添設されるベース板部で、このベース板部61は前記正面底壁35と略同じ大きさである。62はベース板部61の左端部を角度方向に折り曲げて形成された長板状の案内側壁で、この案内側壁62は若干の間隙を有して引手30の周側壁32の他側外壁面32bと対向する。なお、引手30は、その鍔部33の裏面一部が案内側壁62の端面に当接した状態で、かつ、図示しない固定手段を介して適宜に支持板60に取付けられる。
【0022】
「揺動カム板」…上下一対の揺動カム板65,65Aは、それぞれ細長い薄板形状(例えば手に持つしゃく形状)に形成され、本実施例では、図11及び図12で示すようにスライド駆動板47の縦長矩形状嵌合部48内に対称的に噛合い係合し、かつ、前述した中央部軸37,37にそれぞれ軸支されている。
【0023】
しかして、66,66はそれぞれ対向側端部に形成された挟み状係合歯である。挟み状係合歯66,66を介して同期的に協動する上下の揺動カム板65,65Aは、挟み状係合歯66,66寄りの部位がそれぞれ中央部軸37,37に軸支されている。そして、係合歯66寄りの部位から自由端部67に至るに従って次第に幅広状態に形成され、幅広自由端部67の左右の外壁面は、嵌合部48を形成する枠状規制内壁48aの左右にそれぞれ当接状態である。嵌合部48の内径寸法と幅広自由端部67の外径寸法は適宜に設定されるが、望ましくは、スライド駆動板47が引手レバー40のプッシュ操作により水平方向に移動する時、上下の揺動カム板65,65Aの幅広自由端部67,67が枠状規制内壁48aに押され、かつ、中央部軸37,37を支点に同期的に同じ方向へ追動するように設定されている。
【0024】
「ギア部材」…動力変換機構を構成する上下一対のギア部材70,70は、そのピニオン部分71,71がスライド駆動板47の上下のラック50,50にそれぞれ噛合うように端部軸38,38に軸支されている。
【0025】
「引張り手段」…引張り手段75,75は、上下一対のギア部材70,70にそれぞれ噛合うように支持板60の案内側壁62と引手30の周側壁32の他側外壁面32bとの間に介在している。
【0026】
図3を参照に上方の引張り手段75の形態について説明する。引張り手段75を左手に例えて説明すると、76は前述した引戸錠Xの係止片12の被係合部17と係合する鉤状係合部で、この鉤状係合部76は左親指を折り曲げた状態に相当する。77は支持板60の案内側壁62に案内されるスライド部で、このスライド部77は手の平部分に相当する。78はスライド部77の側端部を折り曲げて形成した縦方向の連続的係合歯で、この連続的係合歯78はギア部材70のピニオン部分71に噛合っている。連続的係合歯78は人差し指乃至小指に相当する。なお、ギア部材70及び引張り手段75は、左右勝手に対応させるために上下に一対設けているが、本発明の特定要件としてはそれぞれ1つであっても良い。
【0027】
【実施例】
本発明の一実施例において、引手用の支持板60の形態は、端面L字型の形状の他、端面チャンネル形状に形成しても良い。また、固定軸(中央部軸37,端部軸38)用の取付け孔を、望ましくはスライド駆動板47のスライド板部49並びに支持板60のベース板部61に形成しても良い。さらに、引手30の縦長凹所31の巾寸法は2cm乃至3cmで、一方、高さ寸法は9cm乃至20cmである。
【0028】
【発明の作用・効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、図14で示すように引手30の縦長凹所31内に指を差込み、引手レバー40を押し込むと、引手レバー40と一体のスライド駆動板47は、矢印Bで示す右方向へ、復帰バネ44のバネ力に抗して水平移動する。この時スライド駆動板47が引手30の縦長状切欠部幅の範囲内に於いて水平移動すると、上下の揺動カム板65,65Aの幅広自由端部67,67が枠状規制内壁48aに均等的に押され、かつ、中央部軸37,37を支点に同期的に上記矢印Bと同じ方向へ移動(追動)する。
【0029】
そして、スライド駆動板47が移動すると、同時に動力変換機構を構成する部材(ラック50,ギア部材70)を介して引張り手段75が矢印で示すようにスライド駆動板47内へと後退するので、図1で示す係止片12は横軸15を支点に係合解除の方向(時計方向)へと回転する。
【0030】
したがって、本発明に於いては、引戸1を開ける際に、引戸1を開ける方向Bへ引手レバー40の押しても、スライド駆動板47の全体に押圧力が掛かり、この時スライド駆動板47が引手レバー40のプッシュ操作により水平移動すると、同期的に協動する上下の揺動カム板65,65Aの対称的な自由端部67,67がスライド駆動板47の枠状嵌合部48に均等状態に当接作用するので、スライド駆動板47は案内機能を発揮する上下の揺動カム板によりバランス良く水平移動する。
【0031】
それ故に、引戸を開ける際に、引手レバー40のどの部位(上部、中央部、下部など)をプッシュしても、引手レバーの押圧力は、スライド駆動板を介して上下の揺動カム板の自由端部に均等的に作用するので、結局、引手レバーはストローク不足を生じることなくスムースに動く。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態の一例を示す概略説明図。
【図2】正面図。
【図3】分解斜視図。
【図4】引手の正面図。
【図5】図4の5−5線概略断面図。
【図6】図4を基準とした背面図。
【図7】図6の7−7線概略断面図。
【図8】引手レバーとスライド駆動板と引手との関係を示す概略説明図。
【図9】引手レバーと引手との関係を示す概略説明図。
【図10】引手とスライド駆動板との関係を示す背面図。
【図11】スライド駆動板と揺動カム板とギア部材と引張り手段との関係を示す正面側からの説明図。
【図12】図11に於いて、背面側からの説明図。
【図13】図12の13−13線概略断面図。
【図14】作動状態を説明する正面側からの概略説明図。
【図15】作動状態を説明する側面側からの概略説明図。
【符号の説明】
X…引戸錠、Y…受金具、Z…ロック解除駆動機構、1…引戸、2…戸枠、3…ストライク、12…係止片、17…被係合部、30…引手、31…縦長凹所、32…周側壁、33…鍔部、35…正面底壁、36…細長錠切欠部、37…中央部軸、38…端部軸、40…引手レバー、41…垂直壁、44…復帰バネ、45…メネジ、47…スライド駆動板、48…嵌合部、49…スライド板部、50…ラック、51…嵌合突壁、52…小切欠部、53…貫通孔、54…固着具、60…支持板、61…ベース板部、62…案内側壁、65…揺動カム板、66…係合歯、67…自由端部、70…ギア部材、75…引張り手段、76…鉤状係合部、78…連続的係合歯。

Claims (7)

  1. 引戸錠Xに対して縦方向に付設される引手30と、スライド板部49が引手の凹所正面底壁35の裏面に沿うようにし、一方、スライド板部49の一端部に連設する嵌合突壁51が正面底壁35に形成した切欠部36に遊嵌合するスライド駆動板47と、引手の凹所31内にスライド駆動板47と共に復帰バネ44のバネ力に抗して水平移動するように該スライド駆動板に一体的に設けられた縦長状引手レバー40と、引手用支持板60と引手30との間に中央部軸37に軸支された状態で介在し、かつ、前記スライド板部49に形成した枠状嵌合部48に係合歯66,66を介して同期的に協動するように設けられると共に、対称的な自由端部67,67が前記枠状嵌合部48に均等状態に当接する上下の揺動カム板65,65Aと、この揺動カム板65からの動力を変換するギヤ部材70を備えた動力変換機構を介して上下動するようにスライド駆動板47に対して設けられた引張り手段75とから成る引戸錠用のロック解除駆動機構。
  2. 請求項1に於いて、復帰バネ44は縦長状引手レバー40の垂直壁41に複数個取付けられ、かつ、スライド駆動板47の嵌合突壁51を貫通した状態で引手の周側壁32の一側内壁面32aに圧接することを特徴とする引戸錠用のロック解除駆動機構。
  3. 請求項1に於いて、動力変換機構のギヤ部材70は、そのピニオン部分71がスライド駆動板47の端部に形成したラック50に噛合することを特徴とする引戸錠用のロック解除駆動機構。
  4. 請求項1に於いて、引張り手段75は、ギア部材70のピニオン部分71に噛合うように支持板60の案内側壁62と引手30の周側壁32の他側外壁面32bとの間に介在していることを特徴とする引戸錠用のロック解除駆動機構。
  5. 請求項1に於いて、引張り手段75は、引戸錠Xの係止片12の被係合部17と係合する係合部76と、この係合部76に連設するスライド部77と、このスライド部77の側端部を折り曲げて形成され、かつ、ギア部材70と噛合う縦方向の連続的係合歯78とを有することを特徴とする引戸錠用のロック解除駆動機構。
  6. 引手30の裏面に沿うように設けられ、かつ、その嵌合突壁51が引手の正面底壁35に形成した切欠部36に遊嵌合するスライド駆動板47と、前記引手の凹所31内に復帰バネ44のバネ力に抗して前記スライド駆動板47と共に水平移動するように前記嵌合突壁51に一体的に設けられた引手レバー40と、引手用支持板60と前記引手30との間に中央部軸37に軸支された状態で介在し、かつ、スライド駆動板47に形成した嵌合部48に同期的に協動するように設けられていると共に、自由端部67,67が前記嵌合部48に均等状態に当接する上下の揺動カム板65,65Aと、この揺動カム板65,65Aからの動力を変換することができるように前記スライド駆動板47の水平方向のラック50並びに引張り手段75の縦方向の連続的係合歯78に噛合するギア部材70を備えた動力変換機構と、該動力変換機構を介して上下動する前記引張り手段75とから成る引戸錠用のロック解除駆動機構。
  7. 請求項6に於いて、動力変換機構及び引張り手段75は、上下に一対設けられていることを特徴とする引戸錠用のロック解除駆動機構。
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