JP4214532B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に係り、特に、画像データを印刷に最適な印刷データに変換する際の前処理としての解凍処理、即ち、圧縮画像データとして保存されている画像データの解凍処理を効率的に行うための画像処理装置及び画像処理方法に関する。
画像データに基づいて印刷を行う際には、通常、元の画像データをそのまま使用するのではなく、印刷装置による処理が可能であって印刷を実行した際に最適な印刷結果が得られるように補正処理を行って画像データを印刷データに変換してから、その印刷データを用いて印刷を実行する。
しかし、画像データは、通常、圧縮画像データとして保存されているので、画像データの印刷データへの変換処理前に、圧縮画像データの解凍処理を行う必要がある。
圧縮画像データの解凍処理を、コンピュータに接続されていないスタンドアロン型印刷装置において行う場合の従来の一例として、印刷装置に備えられている演算処理装置により実行されるソフトウェアとしての解凍処理プログラムを用いて処理する手法が挙げられるが(例えば、特許文献1参照。)、解凍処理プログラムを実行することによる解凍処理は負荷が大きく、スタンドアロン型印刷装置に通常備えられている安価な演算処理装置のハードウェア環境では、パフォーマンス低下の一因となっていた。
この問題を解決するための従来の一手法として、圧縮画像データの解凍処理を行うために必要とされるファイルポインタ、ローテート情報マップ等のパラメータ類並びにハフマン解凍テーブル、量子化テーブル等のテーブル類をRAM、EEPROM、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置に保存しておき、ASIC(Application Specific Integrated Circuit(特定用途向け集積回路))、演算処理装置等の処理装置(ハードウェア)にそれらのパラメータ類及びテーブル類をロードして用いることによって解凍処理を行う、ハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理手法が挙げられる。
このハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理手法は、演算処理装置により実行されるソフトウェアによる解凍処理を介在させずに、記憶装置からASIC等の処理装置へパラメータ類及びテーブル類をロードして用いることによって解凍処理を実行する点に特徴があり、多くの場合、ソフトウェアを用いた解凍処理手法と比較して解凍処理速度の高速化を図ることができる。
特許第3661520号公報
しかしながら、印刷対象となる印刷ページデータファイルに含まれている画像データファイル、即ち、印刷を実行する前提としての解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在し、それらの圧縮画像データファイルをハードウェアによる解凍処理手法を用いて並列に解凍処理する場合には、解凍処理に必要とされるファイルポインタ、ローテート情報マップ等のパラメータ類並びにハフマン解凍テーブル、量子化テーブル等のテーブル類を画像データファイルごとにSRAM、レジスタ等にロードしたり、解凍途中情報を入れ換えたりするためのオーバーヘッドが大きくなり、ソフトウェアによる解凍処理よりも高速な解凍処理が困難になるという問題点がある。
一方、ソフトウェアによる解凍処理は、多くの場合、ハードウェアによる解凍処理と比較して処理速度が低速であるが、上述のように解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合、即ち、画像データファイルの切り換えが頻繁に起こる場合には、画像データファイルの切り換えを簡単かつ高速に行うことができるため、ハードウェアによる解凍処理よりも高速な解凍処理が可能となる。
そこで、本発明は、多くの場合に高速な解凍処理が可能であるハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理を基本手法として用いながら、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合においても、解凍処理速度の高速化を図ることが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置の一態様によれば、圧縮画像データファイルの解凍処理に用いる所定の解凍テーブルと量子化テーブルと解凍処理プログラムとが保存されている第1の記憶装置と、圧縮画像データファイルの解凍処理過程において作成され且つ更新されるローテート情報マップとファイルポインタとを含むパラメータが保存されている第2の記憶装置と、上記第1の記憶装置に保存されている上記解凍テーブル及び上記量子化テーブルと上記第2の記憶装置に保存されている上記パラメータとを読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第1の処理装置と、上記第1の記憶装置に保存されている上記解凍処理プログラムを読み込んで実行するとともに、上記第1の記憶装置に保存されている上記解凍テーブル及び上記量子化テーブルと上記第2の記憶装置に保存されている上記パラメータとを読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第2の処理装置と、上記第1の処理装置が起動しているか否かを識別し、上記第1の処理装置が起動していない場合、上記第1の処理装置を起動する識別手段と、を備え、上記第1の処理装置が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して使用されている場合、上記第2の処理装置が、上記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行し、上記第1の処理装置が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して使用されていない場合、上記第1の処理装置に既に読み込まれている上記解凍テーブル及び上記量子化テーブルと上記パラメータとを用いて、上記第1の処理装置が、上記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する、ことを特徴とする画像処理装置が提供される。
本発明は、上記構成により、多くの場合に高速な解凍処理が可能であるハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理を基本手法として用いながら、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合には、ソフトウェアによる解凍処理をも用いて並列処理を行い、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが単数又は複数のいずれの場合においても、解凍処理速度の高速化を図ることが可能な画像処理装置を提供することができる。
本発明に係る画像処理装置の上記一態様において、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが単数である場合、圧縮画像データファイルの解凍処理を上記第1の処理装置により実行するものとする。
解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、所定の記録媒体に保存されていて、上記第1の処理装置及び上記第2の処理装置の少なくとも一方に読み込まれて入力されるものとするとよい。
解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮方式により圧縮された圧縮画像データファイルであるものとするとよい。
解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、解凍処理後に画像補正処理対象となるものとするとよい。
上記第1の処理装置と上記第2の処理装置とは、別個の処理装置であるものとしてもよいし、同一の処理装置が兼用されているものとしてもよい。
上記第1の記憶装置と上記第2の記憶装置とは、別個の記憶装置であるものとしてもよいし、同一の記憶装置が兼用されているものとしてもよい。
本発明に係る画像処理方法の一態様によれば、圧縮画像データファイルの解凍処理に用いる所定の解凍テーブルと量子化テーブルと解凍処理プログラムとが保存されている第1の記憶装置から上記解凍テーブル及び上記量子化テーブルを第1の処理装置に読み込むとともに、圧縮画像データファイルの解凍処理過程において作成され且つ更新されるローテート情報マップとファイルポインタとを含むパラメータが保存されている第2の記憶装置から上記パラメータを上記第1の処理装置に読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第1の処理過程と、上記第1の記憶装置に保存されている上記解凍処理プログラムを第2の処理装置に読み込んで実行するとともに、上記第1の記憶装置に保存されている上記解凍テーブル及び上記量子化テーブルと上記第2の記憶装置に保存されている上記パラメータとを上記第2の処理装置に読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第2の処理過程と、を並列的に用い、さらに、上記第1の処理過程が実行中であるか否かを識別し、上記第1の処理過程が実行中でない場合、上記第1の処理過程を実行させる識別過程を備えることにより、上記第1の処理過程が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して実行中である場合、上記第2の処理過程が、上記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行し、上記第1の処理過程が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して実行中でない場合、上記第1の処理装置に既に読み込まれている上記解凍テーブル及び上記量子化テーブルと上記パラメータとを用いて、上記第1の処理過程が、上記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する、ことを特徴とする画像処理方法が提供される。
本発明は、上記構成により、多くの場合に高速な解凍処理が可能であるハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理を基本手法として用いながら、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合には、ソフトウェアによる解凍処理をも用いて並列処理を行い、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが単数又は複数のいずれの場合においても、解凍処理速度の高速化を図ることが可能な画像処理方法を提供することができる。
本発明に係る画像処理方法の上記一態様において、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが単数である場合、圧縮画像データファイルの解凍処理を上記第1の処理過程により実行するものとする。
解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、JPEG圧縮方式により圧縮されているものとするとよい。
解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、解凍処理後に画像補正処理対象とされるものとするとよい。
以下、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法の実施の一形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
最初に、印刷対象となる印刷ページデータファイルに含まれている画像データファイル、即ち、印刷を実行する前提としての解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在し、それらの圧縮画像データファイルを並列に解凍処理する場合において、解凍処理に必要とされるファイルポインタ、ローテート情報マップ等のパラメータ類並びにハフマン解凍テーブル、量子化テーブル等のテーブル類を各画像に対応して取得し、それらのパラメータ類及びテーブル類を保持するためのメモリ領域を確保及び解放するタイミングと、パラメータ類及びテーブル類を各画像に対応して保持するために確保及び解放されるメモリ領域の構成とについて説明する。
図1は、複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理する場合において、パラメータ類及びテーブル類を各画像に対応して取得し保持するためのメモリ領域を確保及び解放するタイミングを模式的に示す説明図である。また、図2は、複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理する場合において、パラメータ類及びテーブル類を各画像に対応して取得し保持するために確保及び解放されるメモリ領域の構成を模式的に示す説明図である。
ここでは、一つの印刷ページデータファイルに六つの画像1,2,3,4,5,6の圧縮画像データファイルが含まれている場合を想定している。また、圧縮画像データファイルの解凍処理は、図1の上から下に向かってラスタ単位で進行するものとする。
印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)1において、画像1が発見され、画像1の画像データファイルに対応してパラメータ類及びテーブル類が取得され、メモリには、画像1の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類を保持するための領域1が、初期ポインタの位置を始点として確保される。この時点から、画像1の圧縮画像データファイルの解凍処理が開始される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)2において、画像2が発見され、画像2の画像データファイルに対応してパラメータ類及びテーブル類が取得され、メモリには、画像2の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類を保持するための領域2が、画像1に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域1の終端位置を始点として確保される。この時点から、画像2の圧縮画像データファイルの解凍処理が開始される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)3において、画像3が発見され、画像3の画像データファイルに対応してパラメータ類及びテーブル類が取得され、メモリには、画像3の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類を保持するための領域3が、画像2に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域2の終端位置を始点として確保される。この時点から、画像3の圧縮画像データファイルの解凍処理が開始される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)4において、画像1の終端位置に到達して画像1の圧縮画像データファイルの解凍処理が終了し、画像1の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類が不要となるので、画像1に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域1も不要となって解放され、保持領域1が確保されていた領域が空白領域となる。
そこで、ステップ(step)4.5において、メモリ領域の再配置が行われ、画像2に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域2が、初期ポインタの位置を始点として確保され、画像3に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域3が、画像2に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域2の新たな終端位置を始点として確保される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)5において、画像2の終端位置に到達して画像2の圧縮画像データファイルの解凍処理が終了し、画像2の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類が不要となるので、画像2に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域2も不要となって解放され、保持領域2が確保されていた領域が空白領域となる。
そこで、ステップ(step)5.5において、メモリ領域の再配置が行われ、画像3に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域3が、初期ポインタの位置を始点として確保される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)6において、画像4が発見され、画像4の画像データファイルに対応してパラメータ類及びテーブル類が取得され、メモリには、画像4の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類を保持するための領域4が、画像3に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域3の終端位置を始点として確保される。この時点から、画像4の圧縮画像データファイルの解凍処理が開始される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)7において、画像3の終端位置に到達して画像3の圧縮画像データファイルの解凍処理が終了し、画像3の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類が不要となるので、画像3に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域3も不要となって解放され、保持領域3が確保されていた領域が空白領域となる。
そこで、ステップ(step)7.5において、メモリ領域の再配置が行われ、画像4に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域4が、初期ポインタの位置を始点として確保される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)8において、画像5が発見され、画像5の画像データファイルに対応してパラメータ類及びテーブル類が取得され、メモリには、画像5の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類を保持するための領域5が、画像4に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域4の終端位置を始点として確保される。この時点から、画像5の圧縮画像データファイルの解凍処理が開始される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)9において、画像6が発見され、画像6の画像データファイルに対応してパラメータ類及びテーブル類が取得され、メモリには、画像6の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類を保持するための領域6が、画像5に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域5の終端位置を始点として確保される。この時点から、画像6の圧縮画像データファイルの解凍処理が開始される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)10において、画像4の終端位置に到達して画像4の圧縮画像データファイルの解凍処理が終了し、画像4の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類が不要となるので、画像4に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域4も不要となって解放され、保持領域4が確保されていた領域が空白領域となる。
そこで、ステップ(step)10.5において、メモリ領域の再配置が行われ、画像5に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域5が、初期ポインタの位置を始点として確保され、画像6に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域6が、画像5に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域5の新たな終端位置を始点として確保される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)11において、画像5の終端位置に到達して画像5の圧縮画像データファイルの解凍処理が終了し、画像5の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類が不要となるので、画像5に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域5も不要となって解放され、保持領域5が確保されていた領域が空白領域となる。
そこで、ステップ(step)11.5において、メモリ領域の再配置が行われ、画像6に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域6が、初期ポインタの位置を始点として確保される。
その後、印刷ページデータファイルについて印刷ライン位置ごとに画像データファイルの検索を順次行っていくと、ステップ(step)12において、画像6の終端位置に到達して画像6の圧縮画像データファイルの解凍処理が終了し、画像6の画像データファイルに対応して取得されたパラメータ類及びテーブル類が不要となるので、画像6に対応するパラメータ類及びテーブル類の保持領域6も不要となって解放され、保持領域6が確保されていた領域が空白領域となる。
以上で、総ての画像の圧縮画像データファイルの解凍処理が終了し、総てのメモリ領域が解放されて、六つの画像1,2,3,4,5,6の圧縮画像データファイルが含まれている印刷ページデータファイルの圧縮画像データファイルの解凍処理が終了する。
上記の例においては、一つの印刷ページに六つの画像1,2,3,4,5,6が配置されており、メモリ上に同時に確保されるパラメータ類及びテーブル類の保持領域は、最大3個である。これは、並列に解凍処理を行わなければならない圧縮画像データファイルが最大3個あることを意味している。
上記の例のように、印刷対象となる印刷ページデータファイルに含まれている画像データファイル、即ち、印刷を実行する前提としての解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在し、それらの圧縮画像データファイルをハードウェアによる解凍処理手法を用いて並列に解凍処理する場合には、解凍処理に必要とされるファイルポインタ、ローテート情報マップ等のパラメータ類並びにハフマン解凍テーブル、量子化テーブル等のテーブル類を圧縮画像データファイルごとにSRAM、レジスタ等にロードしたり、解凍途中情報を入れ換えたりするためのオーバーヘッドが大きくなり、ソフトウェアによる解凍処理よりも高速な解凍処理が困難になるという問題点がある。
一方、ソフトウェアによる解凍処理は、多くの場合、ハードウェアによる解凍処理と比較して処理速度が低速であるが、上述のように解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合、即ち、画像データファイルの切り換えが頻繁に起こる場合には、画像データファイルの切り換えを簡単かつ高速に行うことができるため、ハードウェアによる解凍処理よりも高速な解凍処理が可能となる。
そこで、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法は、多くの場合に高速な解凍処理が可能であるハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理を基本手法として用いながら、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合には、ソフトウェアによる解凍処理をも用いて並列処理を行うことにより、圧縮画像データファイルの解凍処理速度の高速化を図ることとする。
先ず、圧縮画像データファイルの解凍処理を含む通常の画像補正処理手順の一例について説明する。
図3は、圧縮画像データファイルの解凍処理を含む通常の画像補正処理手順の一例を示すフローチャートである。
最初に、印刷ライン位置Nの初期化を行い、N=1に設定する(ステップS101)。
そして、印刷対象となる印刷ページデータファイルに含まれている圧縮画像データファイル、即ち、印刷を実行する前提としての画像補正処理対象となり、画像補正処理を実行する前提としての解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが、印刷ページデータファイルの印刷ライン位置N(N位置)に存在するか否かを検索する(ステップS102)。
印刷ライン位置N(N位置)の圧縮画像データファイルを検索した結果、発見され且つ未解凍処理の圧縮画像データファイルの個数Mが0個であったときは(ステップS103)、当該印刷ライン位置Nについてはさらに圧縮画像データファイルの解凍処理を行う必要がないので、後述するハーフトーン処理(ステップS109)以降の各ステップの処理手順に進む。
一方、印刷ライン位置N(N位置)の圧縮画像データファイルを検索した結果、発見され且つ未解凍処理の圧縮画像データファイルの個数Mが0個より多かったとき(M>0)、即ち、1個以上の圧縮画像データファイルが発見され且つ未解凍処理であったときは(ステップS103)、発見され且つ未解凍処理のM個の圧縮画像データファイルのうち第M番目の圧縮画像データファイルの印刷ライン位置N(N位置)の解凍を行う(ステップS104)。
圧縮画像データファイルの解凍処理手法としては、前述のように、ハードウェアによる解凍処理手法とソフトウェアによる解凍処理手法とがそれぞれ別個に単独で従来より用いられてきたが、それらの解凍処理手法並びに本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法による解凍処理手法については、詳細に後述する。
尚、ハードウェアによる解凍処理手法を用いる場合において、さらに画像補正処理もハードウェアによって行う場合には、画像データファイルの解凍処理に際しては、ASIC、演算処理装置(CPU)等の処理装置(ハードウェア)が解凍処理対象となる入力画像データのサンプリング及び統計値計算を解凍処理プログラム(ソフトウェア)の一部機能に基づいて行い、その結果に応じて画像データの補正処理のための補正パラメータが三次元ルックアップテーブルの各格子点に対応付けられて決定され、それらの補正パラメータにより構成される三次元ルックアップテーブルが予め作成される。作成された三次元ルックアップテーブルは、RAM、EEPROM、HDD等の記憶装置に保存される。一方、画像補正処理をソフトウェアによって行う場合には、画像データの補正処理プログラムを、ROM、RAM、EEPROM、HDD等の記憶装置に予め格納しておく。
ここで想定している画像データの補正処理の具体例には、入力画像データ(元の画像データ)と出力画像データ(補正後の画像データ)との間のトーンの関係を示すトーンカーブ(トーン曲線)に従って行われるトーンカーブ補正、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の強調の度合いを設定する彩度補正、人が見たときに綺麗だと感じる理想的な色、即ち、記憶色に近づける記憶色補正の三つの色補正処理が含まれ得る。
第M番目の圧縮画像データファイルの印刷ライン位置N(N位置)の解凍処理後、画像データの補正処理を行う(ステップS105)。画像データの補正処理は、ハードウェアによる三次元ルックアップテーブル及び補間演算を用いた補正処理、又は、ソフトウェアを用いた逐次補正処理によって行う。
ハードウェアによる画像データの補正処理は、ASIC、演算処理装置(CPU)等の処理装置(ハードウェア)が記憶装置にアクセスすることにより、記憶装置に保存されている三次元ルックアップテーブル(3D−LUT)を用いて入力画像データの各点について補間演算を含む演算処理を行うことにより、入力画像データに対する画像補正処理を行い、印刷画像データを構成することとなる出力画像データを順次出力していく。
尚、補間演算を含む演算処理を用いたハードウェアによる画像データの補正処理は、トーンカーブ補正、彩度補正、記憶色補正等の色補正処理を、補間演算を含む演算処理により一括して行うものである。
一方、ソフトウェアによる画像データの逐次補正処理は、記憶装置に保存されている補正処理プログラムを処理装置が読み込んで実行することにより、入力画像データに対する画像補正処理を行い、印刷画像データを構成することとなる出力画像データを順次出力していく。
上述のように、ハードウェア又はソフトウェアによる画像データの補正処理を実行した後、予め決定されている印刷設定に基づき、印刷画像データとしての出力画像データに対し、画像サイズを実際の印刷の際のサイズに変換するサイズ変換処理(ステップS106)、設定されたレイアウトに従って画像を配置するレイアウト処理(ステップS107)を順次実行する。
ここで、上記ステップS102において印刷ライン位置N(N位置)の圧縮画像データファイルを検索した結果として発見され且つ未解凍処理であった圧縮画像データファイルのうち、依然として未解凍処理の圧縮画像データファイルの個数M、及び、後続の解凍処理対象となる第M番目の圧縮画像データファイルのMの値をデクリメントしてM=M−1に設定し(ステップS108)、上記ステップS103へ戻る。
ステップS103においては、Mの値をデクリメントしてM=M−1に設定した後、依然として未解凍処理の圧縮画像データファイルの個数Mが0個より多かったとき(M>0)、即ち、1個以上の圧縮画像データファイルが依然として未解凍処理であったときは、それらの圧縮画像データファイルのうち第M番目の圧縮画像データファイルの印刷ライン位置N(N位置)の解凍を行うとともに(ステップS104)、画像データの補正処理(ステップS105)、サイズ変換処理(ステップS106)、レイアウト処理(ステップS107)、Mの値のデクリメントM=M−1(ステップS108)の各ステップも順次実行する。
一方、Mの値をデクリメントしてM=M−1に設定した後、依然として未解凍処理の圧縮画像データファイルの個数Mが0個であるか否かを再度識別し、個数Mが0個であったときは、当該印刷ライン位置Nについてはさらに圧縮画像データファイルの解凍処理を行う必要がないので、以下のハーフトーン処理(ステップS109)以降の各ステップの処理手順に進む。
即ち、画像の階調を印刷装置が対応可能な段階数の階調に変換するハーフトーン処理(ステップS109)を実行して、実際の印刷に用いることが可能な最終的な印刷画像データを出力し、印刷を実行する(ステップS110)。
その後、画像データファイルを検索する対象となる印刷ページデータファイルの印刷ライン位置Nの値をインクリメントしてN=N+1に設定し(ステップS111)、インクリメント後の印刷ライン位置Nの値が印刷予定のページ長を超えていなければ(ステップS112)、上記ステップS102に戻って、それ以後の動作手順を同様に繰り返す。
以上が、圧縮画像データファイルの解凍処理を含む通常の画像補正処理手順の一例である。
次に、印刷ライン位置N(N位置)の圧縮画像データファイルを検索した結果として発見された未解凍処理の圧縮画像データファイルの各種手法による解凍処理手順、即ち、上記ステップS104の具体的内容について説明する。
圧縮画像データファイルの解凍処理手法としては、前述のように、ソフトウェアによる解凍処理手法と、ハードウェアによる解凍処理手法とがそれぞれ別個に単独で従来より用いられてきている。
そこで、ソフトウェアによる解凍処理手法の処理手順の一例と、ハードウェアによる解凍処理手法の処理手順の一例とについて、それぞれ順に説明する。
図4は、ソフトウェアによる解凍処理手法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
圧縮画像データファイルを検索する対象となった印刷ページデータファイルの印刷ライン位置N(N位置)において圧縮画像データファイルが見つかった場合(図3のフローチャートのステップS102,S103参照)、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置であるか否かを識別する(ステップS201)。
検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置である場合は、その圧縮画像データファイルを開き(ファイルオープン)、解凍処理を行うためのハフマンテーブル及び量子化テーブルをその圧縮画像データファイルに対応して取得する(ステップS202)。
図4のフローチャートにおいては、一例として、画像データの圧縮方式がJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮方式である場合を想定している。
そこで、解凍処理のためのテーブル類を取得後、画像を90°回転する必要があるか否か、即ち、画像のローテートを行う必要があるか否かを識別する(ステップS203)。
そして、画像のローテートを行う必要がある場合には、ローテート情報マップを作成する(ステップS204)。
これらのステップS203及びステップS204は、後述のステップS213及びステップS214において画像の90°回転(ローテート)を行うための前処理であり、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合に特有の処理である。
従って、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式でない場合には、ステップS203及びステップS204、並びに、後述のステップS213及びステップS214は不要である。
圧縮画像データファイルの解凍処理は、通常、圧縮画像データファイルに含まれる圧縮画像データ全部について一度に行われるわけではなく、圧縮画像データをいくつかの部分、例えば印刷ライン位置ごとに分割して、その部分ごとに行う。
そのため、圧縮画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタが用いられて記録されており、ここで、この後の圧縮画像データファイルの解凍処理を開始する前に、ファイルポインタをリセットする(ステップS205)。
一方、上記ステップS201において、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置であるか否かを識別した結果、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置でない場合は、その圧縮画像データファイルが既に開かれており(ファイルオープン)、解凍処理を行うためのハフマンテーブル及び量子化テーブルがその圧縮画像データファイルに対応して既に取得されており(ステップS202)、画像のローテートの必要の有無が既に識別されており(ステップS203)、画像のローテートが必要な場合にはローテート情報マップが既に作成されており(ステップS204)、圧縮画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタが既にリセットされているので(ステップS205)、以下のステップS206に進む。
ここで、バッファに印刷ライン位置N(N位置)の解凍処理済みの画像データがあるか否かを確認する(ステップS206)。
このバッファは、演算処理装置(CPU)等の処理装置の内部に備えられているものとしてもよいし、別個の記憶装置を用いてもよい。
バッファに印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データが既にある場合は、さらに印刷ライン位置Nの画像データの解凍処理を行う必要はないので、ステップS216の動作手順へ進み、バッファから補正処理対象となる印刷ライン位置Nの画像データを取り出し(ステップS216)、図3のフローチャートのステップS105以降の動作手順に進む。
バッファに印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データがない場合は、ファイルポインタ、ローテート情報マップ、ハフマンテーブル、量子化テーブルを現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応したものに切り替える(ステップS207)。この切り換えは、複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理している場合もあることを前提とした動作手順である。
その後、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応したハフマンテーブル、量子化テーブルを用いて、印刷ライン位置Nの圧縮画像データについてハフマン解凍(ステップS208)、逆量子化(ステップS209)を行い、さらに、逆DCT(Discrete Cosine Transform(離散コサイン変換))(ステップS210)、YCC−RGB色変換(ステップS211)を行う。
印刷ライン位置Nの圧縮画像データについて上記解凍処理を行った後、解凍処理済みの画像データをバッファに格納する(ステップS212)。
さらに、画像を90°回転する必要があるか否か、即ち、画像のローテートを行う必要があるか否かを識別する(ステップS213)。
画像のローテートを行う必要がある場合には、画像のローテートを行った上で、上記ステップS204において前処理として作成済みのローテート情報マップを更新する(ステップS214)。
これらのステップS213及びステップS214も、前述のステップS203及びステップS204と同様に、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合に特有の処理であるので、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式でない場合には不要である。
その後、画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタをセーブする(ステップS215)。
そして、バッファから補正処理対象となる印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データを取り出し(ステップS216)、解凍処理済みの画像データについては、図3のフローチャートのステップS105以降の動作手順に進む。
一方、図4のフローチャートの動作手順では、圧縮画像データの解凍処理が終了した印刷ライン位置Nが圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置であるか否かを確認し(ステップS217)、圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置でない場合は、印刷ライン位置NをインクリメントしてN=N+1に設定し(ステップS218)、ステップS206に戻ってそれ以降の動作手順を繰り返す。
圧縮画像データの解凍処理が終了した印刷ライン位置Nが圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置である場合は、その圧縮画像データファイルを閉じ(ファイルクローズ)、解凍処理を行うためにその圧縮画像データファイルに対応して取得していたハフマンテーブル及び量子化テーブルを解放する(ステップS219)。
以上が、ソフトウェアによる解凍処理手法における処理手順の具体的内容の一例である。
図5は、ハードウェアによる解凍処理手法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
圧縮画像データファイルを検索する対象となった印刷ページデータファイルの印刷ライン位置N(N位置)において圧縮画像データファイルが見つかった場合(図3のフローチャートのステップS102,S103参照)、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置であるか否かを識別する(ステップS301)。
検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置である場合は、その圧縮画像データファイルを開き(ファイルオープン)、解凍処理を行うためのハフマンテーブル及び量子化テーブルをその圧縮画像データファイルに対応して取得する(ステップS302)。
図5のフローチャートにおいては、図4のフローチャートと同様に、一例として、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合を想定している。
そこで、解凍処理のためのテーブル類を取得後、画像を90°回転する必要があるか否か、即ち、画像のローテートを行う必要があるか否かを識別する(ステップS303)。
そして、画像のローテートを行う必要がある場合には、ローテート情報マップを作成する(ステップS304)。
これらのステップS303及びステップS304は、後述のステップS314及びステップS315において画像の90°回転(ローテート)を行うための前処理であり、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合に特有の処理である。
従って、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式でない場合には、ステップS303及びステップS304、並びに、後述のステップS314及びステップS315は不要である。
ここで、この後の圧縮画像データファイルの解凍処理を開始する前に、圧縮画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタをリセットする(ステップS305)。
一方、上記ステップS301において、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置であるか否かを識別した結果、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置でない場合は、その圧縮画像データファイルが既に開かれており(ファイルオープン)、解凍処理を行うためのハフマンテーブル及び量子化テーブルがその圧縮画像データファイルに対応して既に取得されており(ステップS302)、画像のローテートの必要の有無が既に識別されており(ステップS303)、画像のローテートが必要な場合にはローテート情報マップが既に作成されており(ステップS304)、圧縮画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタが既にリセットされているので(ステップS305)、以下のステップS206に進む。
ここで、バッファに印刷ライン位置N(N位置)の解凍処理済みの画像データがあるか否かを確認する(ステップS306)。
このバッファは、ASIC、演算処理装置(CPU)等の処理装置の内部に備えられているものとしてもよいし、別個の記憶装置を用いてもよい。
バッファに印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データが既にある場合は、さらに印刷ライン位置Nの画像データの解凍処理を行う必要はないので、ステップS317の動作手順へ進み、バッファから補正処理対象となる印刷ライン位置Nの画像データを取り出し(ステップS317)、図3のフローチャートのステップS105以降の動作手順に進む。
バッファに印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データがない場合は、ASIC、演算処理装置(CPU)等の処理装置(ハードウェア)が現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっているか否かを識別する(ステップS307)。
現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対して未だ使用中の状態となっていない場合は、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応して取得したハフマンテーブル及び量子化テーブル、リセットしたファイルポインタ、作成したローテート情報マップをASIC、演算処理装置(CPU)等の処理装置(ハードウェア)にロードする(ステップS308)。ここで行っているファイルポインタ、ローテート情報マップ、ハフマンテーブル、量子化テーブルの処理装置へのロードは、複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理していることを前提とした動作手順である。
一方、ASIC、演算処理装置(CPU)等の処理装置(ハードウェア)が現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっている場合は、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応して取得したハフマンテーブル及び量子化テーブル、リセットしたファイルポインタ、作成したローテート情報マップはASIC、演算処理装置(CPU)等の処理装置(ハードウェア)に既にロードされているので、以下のステップS309以降の動作手順に進む。
その後、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応したハフマンテーブル、量子化テーブルを用いて、印刷ライン位置Nの圧縮画像データについてハフマン解凍(ステップS309)、逆量子化(ステップS310)を行い、さらに、逆DCT(Discrete Cosine Transform(離散コサイン変換))(ステップS311)、YCC−RGB色変換(ステップS312)を行う。
印刷ライン位置Nの圧縮画像データについて上記解凍処理を行った後、解凍処理済みの画像データをバッファに格納する(ステップS313)。
さらに、画像を90°回転する必要があるか否か、即ち、画像のローテートを行う必要があるか否かを識別する(ステップS314)。
画像のローテートを行う必要がある場合には、画像のローテートを行った上で、上記ステップS304において前処理として作成済みのローテート情報マップを更新する(ステップS315)。
これらのステップS314及びステップS315も、前述のステップS303及びステップS304と同様に、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合に特有の処理であるので、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式でない場合には不要である。
その後、画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタをセーブする(ステップS316)。
そして、バッファから補正処理対象となる印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データを取り出し(ステップS317)、解凍処理済みの画像データについては、図3のフローチャートのステップS105以降の動作手順に進む。
一方、図5のフローチャートの動作手順では、圧縮画像データの解凍処理が終了した印刷ライン位置Nが圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置であるか否かを確認し(ステップS318)、圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置でない場合は、印刷ライン位置NをインクリメントしてN=N+1に設定し(ステップS319)、ステップS306に戻ってそれ以降の動作手順を繰り返す。
圧縮画像データの解凍処理が終了した印刷ライン位置Nが圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置である場合は、その圧縮画像データファイルを閉じ(ファイルクローズ)、解凍処理を行うためにその圧縮画像データファイルに対応して取得していたハフマンテーブル及び量子化テーブルを解放する(ステップS320)。
以上が、ハードウェアによる解凍処理手法における処理手順の具体的内容の一例である。
前述のように、ソフトウェアによる解凍処理手法、ハードウェアによる解凍処理手法には、それぞれ一長一短の側面があり、いずれか一方の解凍処理手法のみを選択的に用いている限り、あらゆる場合に高速な解凍処理を実現することは困難である。
そこで、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法は、多くの場合に高速な解凍処理が可能であるハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理を基本手法として用いながら、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合には、ソフトウェアによる解凍処理をも用いて並列処理を行うことにより、圧縮画像データファイルの解凍処理速度の高速化を図り、あらゆる場合に高速な解凍処理を実現するものである。
以下、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法の実施の一形態による圧縮画像データファイルの解凍処理手順について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の実施の一形態に係る画像処理装置及び画像処理方法による圧縮画像データファイルの解凍処理手順を示すフローチャートである。また、図7は、本発明の実施の一形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本発明の実施の一形態に係る画像処理装置は、圧縮画像データファイルの解凍処理に必要なハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類が保存されるとともに、圧縮画像データファイルの解凍処理のための解凍処理プログラムが格納されたROM、RAM、EEPROM、HDD等の第1の記憶装置21と、圧縮画像データファイルの解凍処理過程において作成され且つ更新されるローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類が保存されるRAM、EEPROM、HDD等の第2の記憶装置22と、第1の記憶装置21に保存されているハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類並びに第2の記憶装置22に保存されているローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類を取得し且つロードして圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第1の処理装置11と、第1の記憶装置21に格納されている解凍処理プログラムを読み込んで実行するとともに、第1の記憶装置21に保存されているハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類並びに第2の記憶装置22に保存されているローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類を取得し且つ読み込むことにより圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第2の処理装置12と、を備え、複数の圧縮画像データファイルの解凍処理を並列処理により実行する場合、一つの圧縮画像データファイルの解凍処理を第1の処理装置11により実行するとともに、残余の圧縮画像データファイルの解凍処理を第2の処理装置12により実行するように構成されているものである。
また、本発明の実施の一形態に係る画像処理方法は、圧縮画像データファイルの解凍処理に必要なハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類が保存されるとともに、圧縮画像データファイルの解凍処理のための解凍処理プログラムが格納された第1の記憶装置21からハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類を取得してロードし、且つ、圧縮画像データファイルの解凍処理過程において作成され且つ更新されるローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類が保存される第2の記憶装置22からローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類を取得してロードし、圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第1の処理過程と、第1の記憶装置21に格納されている解凍処理プログラムを読み込んで実行するとともに、第1の記憶装置21に保存されているハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類及び第2の記憶装置22に保存されているローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類を取得し且つ読み込むことにより圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第2の処理過程と、を並列的に用い、複数の圧縮画像データファイルの解凍処理を並列処理により実行する場合、一つの圧縮画像データファイルの解凍処理を上記第1の処理過程により実行するとともに、残余の圧縮画像データファイルの解凍処理を上記第2の処理過程により実行するものである。
解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、例えば、メモリカード、マイクロドライブ、CD−R、DVD−R等の記録媒体31に保存されていて、第1の処理装置11及び/又は第2の処理装置12に読み込まれて入力されるものとする。
本実施の形態においては、第1の処理装置11は、第1の記憶装置21に保存されているハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類並びに第2の記憶装置22に保存されているローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類を取得し且つロードして圧縮画像データファイルの解凍処理を実行するための処理装置、即ち、ハードウェアによる解凍処理を分担するための処理装置として想定されている。
また、第2の処理装置12は、第1の記憶装置21に格納されている解凍処理プログラムを読み込んで実行するとともに、第1の記憶装置21に保存されているハフマン解凍テーブル及び量子化テーブルを含むテーブル類並びに第2の記憶装置22に保存されているローテート情報マップ及びファイルポインタを含むパラメータ類を取得し且つ読み込むことにより圧縮画像データファイルの解凍処理を実行するための処理装置、即ち、ソフトウェアによる解凍処理を分担するための処理装置として想定されている。
但し、第1の処理装置11及び第2の処理装置12は、別個の処理装置であってもよいし、同一の処理装置が兼用されているものであってもよい。
また、第1の記憶装置21及び第2の記憶装置22も、別個の記憶装置であってもよいし、同一の記憶装置が兼用されているものであってもよい。
本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法の実施の一形態による圧縮画像データファイルの具体的な解凍処理手順は、以下の通りである。
圧縮画像データファイルを検索する対象となった印刷ページデータファイルの印刷ライン位置N(N位置)において圧縮画像データファイルが見つかった場合(図3のフローチャートのステップS102,S103参照)、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置であるか否かを識別する(ステップS401)。
検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置である場合は、その圧縮画像データファイルを開き(ファイルオープン)、解凍処理を行うためのハフマンテーブル及び量子化テーブルをその圧縮画像データファイルに対応して取得する(ステップS402)。
図6のフローチャートにおいては、図4及び図5のフローチャートと同様に、一例として、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合を想定している。
そこで、解凍処理のためのテーブル類を取得後、画像を90°回転する必要があるか否か、即ち、画像のローテートを行う必要があるか否かを識別する(ステップS403)。
そして、画像のローテートを行う必要がある場合には、ローテート情報マップを作成する(ステップS404)。
これらのステップS403及びステップS404は、後述のステップS422及びステップS423において画像の90°回転(ローテート)を行うための前処理であり、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合に特有の処理である。
従って、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式でない場合には、ステップS403及びステップS404、並びに、後述のステップS422及びステップS423は不要である。
ここで、この後の圧縮画像データファイルの解凍処理を開始する前に、圧縮画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタをリセットする(ステップS405)。
一方、上記ステップS401において、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置であるか否かを識別した結果、検索を行った印刷ライン位置Nがその圧縮画像データファイルの先頭ライン位置でない場合は、その圧縮画像データファイルが既に開かれており(ファイルオープン)、解凍処理を行うためのハフマンテーブル及び量子化テーブルがその圧縮画像データファイルに対応して既に取得されており(ステップS402)、画像のローテートの必要の有無が既に識別されており(ステップS403)、画像のローテートが必要な場合にはローテート情報マップが既に作成されており(ステップS404)、圧縮画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタが既にリセットされているので(ステップS405)、以下のステップS406に進む。
ここで、バッファに印刷ライン位置N(N位置)の解凍処理済みの画像データがあるか否かを確認する(ステップS406)。
このバッファは、第1の処理装置11又は第2の処理装置12の内部に備えられているものとしてもよいし、第1の記憶装置21又は第2の記憶装置22を用いてもよい。
バッファに印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データが既にある場合は、さらに印刷ライン位置Nの画像データの解凍処理を行う必要はないので、ステップS425の動作手順へ進み、バッファから補正処理対象となる印刷ライン位置Nの画像データを取り出し(ステップS425)、図3のフローチャートのステップS105以降の動作手順に進む。
バッファに印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データがない場合は、ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が現在起動中であるか否かを識別する(ステップS407)。ここで第1の処理装置11が現在起動中であるか否かを識別しているのは、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法においては、ハードウェアによる解凍処理とソフトウェアによる解凍処理とを用いて複数の圧縮画像データファイルの解凍処理を並列処理によって実行するため、解凍処理の動作手順開始後、ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が常時起動中とは限らないからである。
ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が現在起動中でない場合は、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応して取得したハフマンテーブル及び量子化テーブル、リセットしたファイルポインタ、作成したローテート情報マップを第1の処理装置11にロードし(ステップS408)、第1の処理装置11を起動させる(ステップS409)。ここで行っているハフマンテーブル及び量子化テーブル、ファイルポインタ、ローテート情報マップの第1の処理装置11へのロードは、複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理していることを前提とした動作手順である。
一方、ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が現在起動中である場合は、ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっているか否かを識別する(ステップS415)。
第1の処理装置11が現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっている場合は、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応して取得したハフマンテーブル及び量子化テーブル、リセットしたファイルポインタ、作成したローテート情報マップは第1の処理装置11に既にロードされているので、以下のステップS409以降の動作手順に進む。
即ち、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応したハフマンテーブル、量子化テーブルを用いて、印刷ライン位置Nの圧縮画像データについてハフマン解凍(ステップS410)、逆量子化(ステップS411)を行い、さらに、逆DCT(Discrete Cosine Transform(離散コサイン変換))(ステップS412)、YCC−RGB色変換(ステップS413)を行う。
印刷ライン位置Nの圧縮画像データについて上記解凍処理を行った後、解凍処理済みの画像データをバッファに格納する(ステップS414)。
さらに、画像を90°回転する必要があるか否か、即ち、画像のローテートを行う必要があるか否かを識別する(ステップS422)。
画像のローテートを行う必要がある場合には、画像のローテートを行った上で、上記ステップS404において前処理として作成済みのローテート情報マップを更新する(ステップS423)。
これらのステップS422及びステップS423も、前述のステップS403及びステップS404と同様に、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合に特有の処理であるので、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式でない場合には不要である。
その後、画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタをセーブする(ステップS424)。
そして、バッファから補正処理対象となる印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データを取り出し(ステップS425)、解凍処理済みの画像データについては、図3のフローチャートのステップS105以降の動作手順に進む。
他方、ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が、上記ステップS407において現在起動中であると識別され、かつ、上記ステップS415において現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっていないと識別された場合は、第1の処理装置11が、他の圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっていることを意味している。本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法は、複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理することを前提とするものだからである。
他の圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっている第1の処理装置11を用いて、さらに、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行しようとすると、前述のように、解凍処理に必要とされるハフマン解凍テーブル、量子化テーブルを含むテーブル類を圧縮画像データファイルごとにロードしたり、解凍途中情報を入れ換えたりするためのオーバーヘッドが大きくなり、ソフトウェアによる解凍処理よりも処理速度が低下するという問題点がある。
そこで、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法においては、他の圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっている第1の処理装置11を用いて、さらに、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行することはせず、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルは、ソフトウェアによる解凍処理をも用いて並列処理を行うことにより、圧縮画像データファイルの解凍処理速度の高速化を図ることとする。
よって、ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が、上記ステップS407において現在起動中であると識別され、かつ、上記ステップS415において現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっていないと識別された場合は、ソフトウェアによる圧縮画像データファイルの解凍処理を実行すべく、本実施の形態においては、第1の記憶装置21に格納されている解凍処理プログラムを予め読み込んで起動状態としておいた第2の処理装置12において、解凍処理プログラムの機能に基づき、ファイルポインタ、ローテート情報マップ、ハフマンテーブル、量子化テーブルを現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応したものに切り替える(ステップS416)。この切り換えは、複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理している場合もあることを前提とした動作手順である。
その後、現在処理対象となっている圧縮画像データファイルに対応したハフマンテーブル、量子化テーブルを用いて、印刷ライン位置Nの圧縮画像データについてハフマン解凍(ステップS417)、逆量子化(ステップS418)を行い、さらに、逆DCT(Discrete Cosine Transform(離散コサイン変換))(ステップS419)、YCC−RGB色変換(ステップS420)を行う。
印刷ライン位置Nの圧縮画像データについて上記解凍処理を行った後、解凍処理済みの画像データをバッファに格納する(ステップS421)。
さらに、画像を90°回転する必要があるか否か、即ち、画像のローテートを行う必要があるか否かを識別する(ステップS422)。
画像のローテートを行う必要がある場合には、画像のローテートを行った上で、上記ステップS404において前処理として作成済みのローテート情報マップを更新する(ステップS423)。
これらのステップS422及びステップS423も、前述のステップS403及びステップS404と同様に、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式である場合に特有の処理であるので、画像データの圧縮方式がJPEG圧縮方式でない場合には不要である。
その後、画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタをセーブする(ステップS424)。
そして、バッファから補正処理対象となる印刷ライン位置Nの解凍処理済みの画像データを取り出し(ステップS425)、解凍処理済みの画像データについては、図3のフローチャートのステップS105以降の動作手順に進む。
一方、図6のフローチャートの動作手順では、圧縮画像データの解凍処理が終了した印刷ライン位置Nが圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置であるか否かを確認し(ステップS426)、圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置でない場合は、印刷ライン位置NをインクリメントしてN=N+1に設定し(ステップS427)、ステップS406に戻ってそれ以降の動作手順を繰り返す。
圧縮画像データの解凍処理が終了した印刷ライン位置Nが圧縮画像データファイルの最後の印刷ライン位置である場合は、その圧縮画像データファイルを閉じ(ファイルクローズ)、第1の処理装置11又は第2の処理装置12において解凍処理を行うためにその圧縮画像データファイルに対応して取得していたハフマンテーブル及び量子化テーブルを解放する(ステップS428)。
ここで、ハードウェアによる解凍処理を分担する第1の処理装置11が処理対象となっていた圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっているか否かを識別し(ステップS429)、第1の処理装置11が処理対象となっていた圧縮画像データファイルに対して使用中の状態となっている場合は、第1の処理装置11の動作を停止させ(ステップS430)、一つの圧縮画像データファイルの解凍処理のための総ての動作手順を終了する。
以上が、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法の実施の一形態による圧縮画像データファイルの解凍処理手順の具体的内容の一例である。
多くの場合に高速な解凍処理が可能であるハードウェアによる圧縮画像データの解凍処理を基本手法として用いながら、解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが複数存在する場合には、ソフトウェアによる解凍処理をも用いて並列処理を行う、上述のような解凍処理手法により、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法は、圧縮画像データファイルの解凍処理速度の高速化を図り、あらゆる場合に高速な解凍処理を実現することができる。
結果として、複数の画像データファイルの割付を行う際にも画像データファイルの展開時間を短縮することができ、コンピュータに接続されていないスタンドアロン型印刷装置においては、印刷時間の短縮を図ることができると共に、性能の低い処理装置でも所定のスループットを達成できることによるコストダウンを図ることができる。
最後に、印刷を実行しようとしている印刷ページデータファイルの1ページ分の領域内に複数の画像データファイルA,B,C,...が含まれており、かつ、印刷をマイクロウィーブ方式により実行する場合における画像データ処理の動作手順の概要を、補足的な実施の形態として説明する。
印刷を実行しようとしている印刷ページデータファイルの1ページ分の領域内に複数の画像データファイルA,B,C,...が含まれている場合、印刷ライン位置Nごとの画像データファイルの検索(図3のフローチャートにおけるステップS102参照)によって画像データファイルが発見されるたびに、例えばSDRAM等の記憶装置に、各画像データファイルに対応するポインタテーブル及びバッファ領域を設けていく。
従って、印刷ページデータファイルの1ページ分の領域内に複数の画像データファイルA,B,C,...が含まれている場合、画像データファイルAのポインタテーブル及びバッファ領域、画像データファイルBのポインタテーブル及びバッファ領域、画像データファイルCのポインタテーブル及びバッファ領域,...が、例えばSDRAM等の所定の記憶装置に順次設けられていく。
各画像データファイルに対応するポインタテーブル及びバッファ領域が設けられる所定の記憶装置としては、第1の処理装置11若しくは第2の処理装置12の内部に備えられているバッファを用いてもよいし、第1の記憶装置11若しくは第2の記憶装置12を用いてもよい。又は、それら以外の他の記憶装置(図示せず)を用いてもよい。
ここで、ある一つの画像データファイル、例えば画像データファイルAに注目すると、画像データファイルAの画像データは、図3のフローチャートの動作手順に従って順次解凍処理及び補正処理が行われる(図3のフローチャートにおけるステップS104,ステップS105参照)。尚、解凍処理の詳細な動作手順は、図4,図5,図6のフローチャートを参照して前述した通りである。
補正処理済み画像データは、画像データファイルA用に設けられたバッファ領域に保持されると共に、画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタが、画像データファイルA用に設けられたポインタテーブルにセーブされる。
以下、同様にして、画像データファイルB,C,...の補正処理済み画像データも、画像データファイルB,C,...用に設けられたバッファ領域に保持されると共に、画像データファイルの解凍処理がどこまで済んだかを示すファイルポインタが、画像データファイルB,C,...用に設けられたポインタテーブルにセーブされる。
上記所定の記憶装置の画像データファイルA,B,C,...用バッファ領域からそれぞれ順次取り出された補正処理済み画像データは、印刷レイアウトにおける印刷用の大きさにサイズ変換され(図3のフローチャートにおけるステップS106参照)、印刷レイアウトに従って配置されて(図3のフローチャートにおけるステップS107参照)、1ライン分ずつバンドバッファに格納される。
バンドバッファとは、印刷ヘッドのヘッド長、即ち、印刷ヘッドの先頭ノズルから末尾ノズルまでによって一度に印刷可能な帯状印刷領域に対応する画像データを保持するためのバッファである。
バンドバッファとしても、第1の処理装置11若しくは第2の処理装置12の内部に備えられているバッファを用いてもよいし、第1の記憶装置11若しくは第2の記憶装置12を用いてもよい。又は、それら以外の他の記憶装置(図示せず)を用いてもよい。
このバンドバッファにサイズ変換及びレイアウト配置済み画像データを1ライン分ずつ格納していき、印刷ヘッドのヘッド長に対応するライン数の画像データが格納されたら、マイクロウィーブ方式印刷に対応する所定ライン数おきの各ラインの画像データを取り出して、画像の階調を印刷装置が対応可能な段階数の階調に変換するハーフトーン処理(図3のフローチャートにおけるステップS109参照)を順次実行して、実際の印刷に用いることが可能な最終的な印刷画像データに変換処理し、マイクロウィーブ印刷用バッファに格納する。
マイクロウィーブ印刷用バッファとしても、第1の処理装置11若しくは第2の処理装置12の内部に備えられているバッファを用いてもよいし、第1の記憶装置11若しくは第2の記憶装置12を用いてもよい。又は、それら以外の他の記憶装置(図示せず)を用いてもよい。
バンドバッファからマイクロウィーブ印刷用バッファへの上述のような画像データの変換処理及び移動を順次行いながら、マイクロウィーブ印刷用バッファに格納された所定ライン数おきの各ラインの画像データに基づきマイクロウィーブ方式印刷を実行する(図3のフローチャートにおけるステップS110参照)。
ここでは、印刷を実行しようとしている印刷ページデータファイルの1ページ分の領域内に複数の画像データファイルA,B,C,...が含まれている場合について説明したが、印刷ページデータファイルの1ページ分の領域内に一つの画像データファイルのみが含まれている場合でも、印刷をマイクロウィーブ方式により実行する際における画像データ処理の動作手順は、上記同様である。
複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理する場合におけるパラメータ類及びテーブル類を各画像に対応して確保及び解放するタイミングを模式的に示す説明図である。 複数の圧縮画像データファイルを並列に解凍処理する場合におけるパラメータ類及びテーブル類を各画像に対応して保持するメモリ上のパラメータ・テーブル領域の構成を模式的に示す説明図である。 圧縮画像データファイルの解凍処理を含む通常の画像補正処理手順の一例を示すフローチャートである。 ソフトウェアによる解凍処理手法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ハードウェアによる解凍処理手法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る画像処理装置及び画像処理方法による圧縮画像データファイルの解凍処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 第1の処理装置
12 第2の処理装置
21 第1の記憶装置
22 第2の記憶装置
31 記録媒体

Claims (13)

  1. 圧縮画像データファイルの解凍処理に用いる所定の解凍テーブルと量子化テーブルと解凍処理プログラムとが保存されている第1の記憶装置と、
    圧縮画像データファイルの解凍処理過程において作成され且つ更新されるローテート情報マップとファイルポインタとを含むパラメータが保存されている第2の記憶装置と、
    前記第1の記憶装置に保存されている前記解凍テーブル及び前記量子化テーブルと前記第2の記憶装置に保存されている前記パラメータとを読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第1の処理装置と、
    前記第1の記憶装置に保存されている前記解凍処理プログラムを読み込んで実行するとともに、前記第1の記憶装置に保存されている前記解凍テーブル及び前記量子化テーブルと前記第2の記憶装置に保存されている前記パラメータとを読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第2の処理装置と、
    前記第1の処理装置が起動しているか否かを識別し、前記第1の処理装置が起動していない場合、前記第1の処理装置を起動する識別手段と、
    を備え、
    前記第1の処理装置が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して使用されている場合、前記第2の処理装置が、前記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行し、
    前記第1の処理装置が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して使用されていない場合、前記第1の処理装置に既に読み込まれている前記解凍テーブル及び前記量子化テーブルと前記パラメータとを用いて、前記第1の処理装置が、前記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが単数である場合、圧縮画像データファイルの解凍処理を前記第1の処理装置により実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、所定の記録媒体に保存されていて、前記第1の処理装置及び前記第2の処理装置の少なくとも一方に読み込まれて入力されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮方式により圧縮された圧縮画像データファイルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、解凍処理後に画像補正処理対象となるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の処理装置と前記第2の処理装置とは、別個の処理装置であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の処理装置と前記第2の処理装置とは、同一の処理装置が兼用されているものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の記憶装置と前記第2の記憶装置とは、別個の記憶装置であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の記憶装置と前記第2の記憶装置とは、同一の記憶装置が兼用されているものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 圧縮画像データファイルの解凍処理に用いる所定の解凍テーブルと量子化テーブルと解凍処理プログラムとが保存されている第1の記憶装置から前記解凍テーブル及び前記量子化テーブルを第1の処理装置に読み込むとともに、圧縮画像データファイルの解凍処理過程において作成され且つ更新されるローテート情報マップとファイルポインタとを含むパラメータが保存されている第2の記憶装置から前記パラメータを前記第1の処理装置に読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第1の処理過程と、
    前記第1の記憶装置に保存されている前記解凍処理プログラムを第2の処理装置に読み込んで実行するとともに、前記第1の記憶装置に保存されている前記解凍テーブル及び前記量子化テーブルと前記第2の記憶装置に保存されている前記パラメータとを前記第2の処理装置に読み込んで圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する第2の処理過程と、
    を並列的に用い、さらに、
    前記第1の処理過程が実行中であるか否かを識別し、前記第1の処理過程が実行中でない場合、前記第1の処理過程を実行させる識別過程を備えることにより、
    前記第1の処理過程が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して実行中である場合、前記第2の処理過程が、前記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行し、
    前記第1の処理過程が、解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルとは異なる圧縮画像データファイルに対して実行中でない場合、前記第1の処理装置に既に読み込まれている前記解凍テーブル及び前記量子化テーブルと前記パラメータとを用いて、前記第1の処理過程が、前記解凍処理の対象となっている圧縮画像データファイルの解凍処理を実行する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 解凍処理対象となる圧縮画像データファイルが単数である場合、圧縮画像データファイルの解凍処理を前記第1の処理過程により実行することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、JPEG圧縮方式により圧縮されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理方法。
  13. 解凍処理対象となる圧縮画像データファイルは、解凍処理後に画像補正処理対象とされることを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の画像処理方法。
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