JP4771095B2 - 画像圧縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を圧縮する画像圧縮装置に係り、特に、画像を複数のブロックに分割して圧縮する画像圧縮装置に関する。
ディジタル複合機などの装置では、ビットマップ形式の画像データをメモリやハードディスク装置に保存する場合に必要な記憶容量を削減するために画像データを圧縮して保存することが行われる。
その圧縮方式の1つにBTC(Block Truncation Coding)圧縮方式がある。BTC圧縮では、圧縮対象の画像を所定の画素数(たとえば、4画素×4画素)毎のブロックに分割し、各ブロックを、そのブロックに属する画素の階調値の分布範囲を示す情報(たとえば、最大値と最小値)と、該分布範囲内においてブロック内の各画素の階調値を元の画像データの階調数より少ない階調数で正規化した符号データとで表わした圧縮データを生成する。
伸張時には、圧縮データに含まれる最大値と最小値が示す階調値の分布範囲から符号データの各値に対する代表値を決定し、圧縮データに含まれる各符号データをその対応する代表値の画像データに変換して画像を復元するようになっている。
たとえば、図8は、各画素を8ビット256階調(図中では階調値を16進数で標記)で表した4画素×4画素の1ブロック分の元画像データ80を、1画素あたり2ビット(4階調)の符号データにBTC圧縮し、さらに伸張した場合を例示している。
圧縮時にはブロック内の階調値の最大値B6hと最小値32hを検出し、これらを両端とする分布範囲が4等分され、階調値Dが、最大値(B6h)≧D>閾値3(95h)の画素は2ビットの符号データ「11」に、閾値3(95h)≧D>閾値2(74h)の画素は符号データ「10」に、閾値2(74h)≧D>閾値1(53h)の画素は符号データ「01」に、閾値1(53h)≧D≧最小値(32h)の画素は符号データ「00」に符号化される。圧縮データ81はこれら16画素分の符号データと最大値B6hと最小値32hを示すデータとで構成され、そのデータ量は6バイトになる。
伸張時には、圧縮データ81内のデータが示す最大値B6hを符号データ「11」に対応する代表値4に、最小値32hを符号データ「00」に対応する代表値1に、この最大値と最小値が示す範囲(B6h〜32h)を3等分する2つの境界値のうち大きい方の8Ahを符号データ「10」に対応する代表値3に、小さい方の5Ehを符号データ「01」に対応する代表値2に設定する。そして、圧縮データ81に含まれる各符号データをその符号データの値に対応する代表値に変換することで1ブロック分の画像データ82に伸張される。
また、圧縮率を高めるために、ブロック単位にBTC圧縮した後、複数ブロックを1つに纏めた大ブロック単位に、BTC圧縮データをJBIG(Joint Bi-level Image experts Group)やMH方式で二次圧縮する画像処理装置がある(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2007−43577号公報
複合機などでは、スキャナ部から出力される画像データを、スキャナ部での原稿の読み取り動作と同時に並行して圧縮することが行われる。図9は、スキャナ部からライン毎に順次入力される画像データを圧縮するようにされた従来の圧縮回路の構成例を示している。
スキャナ部91は圧縮対象の画像データをライン単位に順次出力する。ラインメモリ1は1ライン目の画像データを保持するメモリ、ラインメモリ2は2ライン目の画像データを保持するメモリ、ラインメモリ3は3ライン目の画像データを保持するメモリ、ラインメモリ4は4ライン目の画像データを保持するメモリである。BTC圧縮部95は、4画素×4画素を1ブロックとしてBTC準拠の圧縮処理を行い、BTC伸張部96はBTC準拠の伸張処理を行う回路である。カウンタ97はライン数をカウントし、各部に対し処理開始のイネーブル信号を出力し、制御部98は全体を制御する。
制御部98によりカウンタ97を動作させ、カウンタ97から各イネーブル信号EN1〜EN3を出力させることにより、各回路部を動作させる。詳細には、初期状態ではカウンタ値、各イネーブル信号は0になっている。カウンタ値が1になるとイネーブル信号EN1が1になり、スキャナ部91から入力される1ライン分の画像データをラインメモリ1に保持する。同様に、カウンタ値が2になるとイネーブル信号EN1が2になり、スキャナ部91からの1ライン分の画像データをラインメモリ2に保持する。カウンタ値が3になるとイネーブル信号EN1が3になり、スキャナ部91からの1ライン分の画像データをラインメモリ3に保持し、カウンタ値が4になるとイネーブル信号EN1が4になり、スキャナ部91からの1ライン分の画像データをラインメモリ4に保持する。
カウンタ値が5になるとイネーブル信号EN2が1になり、これを受けてBTC圧縮部95はラインメモリ1〜4に保持されている画像データをBTC圧縮処理し、カウンタ値が6になるとイネーブル信号EN3が1になり、これを受けてBTC伸張部96はBTC圧縮データを伸張し、その伸張された画像データがプリンタ部99に出力されて印刷される。図10は、上記動作のタイミングチャートを示している。
このように、ライン毎に順次入力される画像データを、複数ラインに跨るブロックを単位に圧縮するためには、少なくともブロックに含まれる複数ライン分のラインメモリを必要とするので、圧縮前の画像データを保持するためのメモリ容量が嵩むという問題があった。
この問題は、特許文献1に開示された技術のようにブロック単位に一次圧縮した圧縮データを複数ブロック分1つにまとめて二次圧縮する場合でも、その一次圧縮の段階で発生する。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、複数ラインに跨るブロック単位の圧縮を、圧縮時に使用する一時保持用のメモリの容量を少なくして実現可能な画像圧縮装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]1ラインの画像データを所定画素数のエリア単位に圧縮した一次圧縮データを生成する第1圧縮部と、
前記第1圧縮部によって生成された一次圧縮データを、複数のラインに分散する複数のエリアで構成された大エリア単位に圧縮する第2圧縮部と、
を有し、
前記第1圧縮部は、前記エリアを1ブロックとしたBTC圧縮を行い、
前記第2圧縮部は、前記大エリアを1ブロックとしたBTC圧縮を行う
ことを特徴とする画像圧縮装置。
上記発明では、第1圧縮部は1ライン分の画像データを所定画素数(たとえば、4画素)のエリア単位に圧縮して一次圧縮データを出力し、第2圧縮部は一次圧縮データを、複数のラインに分散する複数のエリア(たとえば、隣接4ラインに分散して存在する4つのエリア)で構成された大エリア単位に圧縮する。これにより、元の画像データから直に大エリア単位の圧縮を行う場合に比べて、圧縮時に画像データなどを一時的に保持するためのメモリエリアを削減することができる。
[2]前記第2圧縮部は、前記大エリアを構成する複数のエリア分の一次圧縮データを伸張した場合に得られる画像データを、前記大エリア単位に圧縮する
ことを特徴とする[1]に記載の画像圧縮装置。
上記発明では、大エリアを構成する複数のエリア分の一次圧縮データをそのまま圧縮するのではなく、これらの一次圧縮データを伸張した場合に得られる画像データを大エリア単位に圧縮する。これにより、元の画像データを直にブロック単位に圧縮した場合に相当する二次圧縮データを得ることができる。したがって、伸張時は2段階に伸張する必要はなく、二次圧縮データを伸張することで画像データを直接得ることができる。
[3]前記第1圧縮部が生成した一次圧縮データを記憶する記憶部を備え
前記第2圧縮部は、前記記憶部に記憶された、前記大エリアを構成する複数のエリア分の一次圧縮データに基づいて前記大エリアの圧縮を行う
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像圧縮装置。
上記発明では、一次圧縮データは、一旦、記憶部に記憶され、この記憶部から読み出されて二次圧縮が行われる。元画像データを記憶部に保持させて元画像データから直にブロック単位で圧縮する場合に比べて、一次圧縮データを記憶部に保持させるので、記憶部に必要なメモリ容量が低減される。
[4]前記第1圧縮部は、1ライン分の画像データを圧縮した後に次のラインの圧縮を行い、
前記第2圧縮部は、大エリアを構成する複数のエリア分の一次圧縮データが前記記憶部に記憶された後に、前記大エリアの圧縮を行う
ことを特徴とする[3]に記載の画像圧縮装置。
上記発明では、1ライン分の画像データを一次圧縮した後、次のラインの一時圧縮が行われる。記憶部には大エリアに含まれる複数ライン分の一次圧縮データが記憶され、大エリアに含まれる複数ライン分の画像データが記憶部に揃った段階で二次圧縮が開始される。なお、大エリアに含まれるラインのうち、最後に一次圧縮データの生成されるラインについては、そのライン全体の一次圧縮データが記憶部に保持される前であっても、当該圧縮対象の大エリアに含まれるエリアの一次圧縮データが揃った段階で二次圧縮を開始してもよい。
本発明に係る画像圧縮装置によれば、複数のラインに跨るブロック単位の圧縮を、圧縮時に使用する一時保持用のメモリの容量を少なくして行うことができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像圧縮伸張装置10の構成を示している。画像圧縮伸張装置10は、入力される画像データを圧縮する機能と、圧縮された画像データを伸張する機能を備えている。画像圧縮伸張装置10には、圧縮対象の画像データの供給元となるスキャナ部5と、伸張後の画像データに基づいて記録紙に画像を印刷するプリンタ部7が接続されている。
スキャナ部5は、原稿画像を主走査方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、このラインイメージセンサによる読み取り位置を主走査方向に対して直交する副走査方向へ相対移動させる相対移動部とを備えている。ラインイメージセンサの原稿に対する読み取り位置を副操作方向へ相対移動させながらライン単位の読み取り動作を繰り返すことで、二次元平面をなす原稿の画像を読み取るように構成されている。ラインイメージセンサは、読み取った1ライン分の画像に対応するアナログ信号をラインの一端から他端に向けて順次出力し、該アナログ信号はその出力順にディジタルの画像データに変換されてスキャナ部5から画像圧縮伸張装置10へ出力される。ここでは、スキャナ部5は、各画素を8ビット256階調で表した画像データを出力する。
画像圧縮伸張装置10は、スキャナ部5から順次入力される画像データを、一次圧縮する第1圧縮部11と、第1圧縮部11の出力する一次圧縮データをそれぞれ1ライン分保持する第1〜第4ラインメモリ21〜24と、第1〜第4ラインメモリ21〜24に保持されている一次圧縮データを圧縮して二次圧縮データを出力する第2圧縮部12と、第2圧縮部12の出力する二次圧縮データを画像データに伸張するBTC伸張部13と、カウンタ14と、制御部15とを備えて構成される。
第1圧縮部11は、1ラインの画像データを所定画素数のエリア単位に圧縮する。ここでは、図2に示すように1ライン分の画像データLGをその先頭から4画素ずつのエリア単位にBTC圧縮し、各エリアに対応する一次圧縮データEを出力する。
第1圧縮部11は、4N−3(Nは1以上の整数)ライン目の画像データを圧縮した一次圧縮データを第1ラインメモリ21に出力して保持させる。また、4N−2ライン目の画像データを圧縮した一次圧縮データを第2ラインメモリ22に出力して保持させ、4N−1ライン目の画像データを圧縮した一次圧縮データを第3ラインメモリ23に出力して保持させ、4Nライン目の画像データを圧縮した一次圧縮データを第4ラインメモリ24に出力して保持させる。
第2圧縮部12は、第1圧縮部11によって生成された一次圧縮データを、複数のラインに分散する複数のエリアで構成された大エリア単位に圧縮する。ここでは、第2圧縮部12は、第1〜第4ラインメモリ21〜24に記憶されている連続する4ラインからそれぞれラインの先頭から同一のオフセット位置にある4つのエリアで構成されるブロック(大エリア)を単位にBTC圧縮する。すなわち、二次圧縮は、図3に示すように、原稿画像Gの左上を基点として4画素(主走査方向)×4画素(副走査方向)のブロックBL単位に行われる。
BTC伸張部13は、二次圧縮データをブロック単位の画像データに伸張する。カウンタ14は、処理するライン数をカウントし、各部に対して処理開始のイネーブル信号を出力する。制御部15は画像圧縮伸張装置10の動作を統括制御する。
画像圧縮伸張装置10は、マイクロプログラムを内蔵したシーケンサや論理回路などのハードウェア回路とメモリとで構成される。なお、画像圧縮伸張装置10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えたコンピュータ装置において所定のプログラムを実行することで実現されてもよい。
画像圧縮伸張装置10は、制御部15によりカウンタ14を動作させ、カウンタ14からそのカウンタ値に対応した各イネーブル信号EN1〜EN3を出力させることにより、各回路部(第1圧縮部11、第2圧縮部12、BTC伸張部13)を動作させる。
詳細には、初期状態ではカウンタ14のカウンタ値、各イネーブル信号EN1〜EN3は0になっている。制御部15がスキャナ部5に対して原稿の読み取り開始を指示すると、スキャナ部5は原稿の読み取り動作を開始する。
カウンタ14のカウンタ値が1になるとイネーブル信号EN1が1になり、これに応じて第1圧縮部11はスキャナ部5から1ライン分((4N−3)ライン目)の画像データを順次取り込み、その画像データを隣接4画素のエリア単位に一次圧縮し、生成された各エリアの一次圧縮データを、順次、第1ラインメモリ21に保持させる。
同様に、カウンタ14のカウンタ値が2になるとイネーブル信号EN1が2になり、これに応じて第1圧縮部11はスキャナ部から次の1ライン分((4N−2)ライン目)の画像データを順次取り込み、その画像データを隣接4画素のエリア単位に一次圧縮し、生成された各エリアの一次圧縮データを、順次、第2ラインメモリ22に保持させる。
カウンタ14のカウンタ値が3になるとイネーブル信号EN1が3になり、これに応じて第1圧縮部11はスキャナ部5から次の1ライン分((4N−1)ライン目)の画像データを順次取り込み、その画像データを隣接4画素のエリア単位に一次圧縮し、生成された各エリアの一次圧縮データを、順次、第3ラインメモリ23に保持させる。
カウンタ14のカウンタ値が4になるとイネーブル信号EN1が4になり、これに応じて第1圧縮部11はスキャナ部から次の1ライン分((4N)ライン目)の画像データを順次取り込み、その画像データを隣接4画素のエリア単位に一次圧縮し、生成された各エリアの一次圧縮データを、順次、第4ラインメモリ24に保持させる。
カウンタ値が5になるとイネーブル信号EN1は0に戻り、かつイネーブル信号EN2が1になる。これに応じて第1〜第4ラインメモリ21〜24に保持している一次圧縮データを第2圧縮部12がブロック(大エリア)単位に二次圧縮する。カウンタ値が6になるとイネーブル信号EN2は0に戻り、かつイネーブル信号EN3が1になり、BTC伸張部13が二次圧縮データをBTC伸張し、伸張された画像データはプリンタ部7に出力されて印刷される。図4は、上記動作のタイミングチャートを示している。
なお、第2圧縮部12の出力する二次圧縮データをHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に記憶しておき、後に出力要求を受けた時点でHDDから読み出してBTC伸張部13で伸張し、プリンタ部7で印刷出力するように構成されてもよい。
次に、第1圧縮部11による一次圧縮と第2圧縮部12による二次圧縮の詳細を説明する。
第1圧縮部11は、各ラインを隣接4画素のエリア単位に一次圧縮する。ここでは、1画素を4階調2ビットの符号データで表すようにBTC圧縮する。具体的には、主走査方向に隣接する4画素で構成された1つのエリアに属する画素の階調値の最大値Maxと最小値Minとを求め、最大値Maxと最小値Minとを両端とする階調範囲を4つの領域に分割(ここでは、4等分)する閾値1、閾値2、閾値3(閾値1<閾値2<閾値3とする)を算出する。そして、画素の階調値Dとしたとき、
最大値≧D>閾値3ならば、領域3、符号データ「11」
閾値3≧D>閾値2ならば、領域2、符号データ「10」
閾値2≧D>閾値1ならば、領域1、符号データ「01」
閾値1≧D≧最小値ならば、領域0、符号データ「00」
をその画素に対する2ビットの符号データとして与える。そして、最大値Maxを示すデータと最小値Minを示すデータと各画素に与えた符号データ(2ビット×4画素)とから構成される一次圧縮データを生成する。
図5は、1つのブロック(大エリア)に着目して、その圧縮から伸張までの過程を示している。このブロックは1ライン目のエリアA1と、2ライン目のエリアA2と、3ライン目のエリアA3と、4ライン目のエリアA4とから構成される。
第1圧縮部11で圧縮する際に、たとえば、1ライン目のエリアA1は、最大値50h、最小値32hであり、閾値1=39h、閾値2=41h、閾値3=48hと算出される。そして、階調値Dが、50h≧D>48hの画素は符号データ「11」に、48h≧D>41hの画素は符号データ「10」に、41h≧D>39hの画素は符号データ「01」に、39h≧D≧32hの画素は符号データ「00」に変換されて一次圧縮データE1が生成される。
4ライン分の一次圧縮が終了した後、第2圧縮部12は一次圧縮データをブロック単位に圧縮する。すなわち、圧縮対象のブロックを構成する4ラインに分散して存在する4つのエリアの一次圧縮データを第1〜第4ラインメモリ21〜24から読み出し、これらの一次圧縮データを圧縮して二次圧縮データを生成する。生成された二次圧縮データは、BTC伸張部13で伸張され、伸張後の画像データEXが生成される。
図5の例では、1ライン目のエリアA1に対応する一次圧縮データE1と、2ライン目のエリアA2に対応する一次圧縮データE2と、3ライン目のエリアA3に対応する一次圧縮データE3と、4ライン目のエリアA4に対応する一次圧縮データE4に基づいて、これら4つのエリアA1〜A4で構成されたブロック単位の二次圧縮が行われる。
この際、第2圧縮部12は、ブロックを構成する複数のエリア(4つのエリア)分の一次圧縮データE1〜E4を伸張した場合に得られる画像データを、ブロック単位に圧縮する。詳細には、図6に示すように、各一次圧縮データE1〜E4をそれぞれ伸張して、1ブロック分の伸張された画像データ(中間画像データ)MEを生成し、この1ブロック分の中間画像データMEを改めて各画素4階調2ビットとなるようにBTC圧縮して二次圧縮データEEを生成する。
各エリアの一次圧縮データの伸張は次のようにして行う。一次圧縮データ内のデータが示す最大値Maxを代表値4に、最小値Minを代表値1に、最大値Maxと最小値Minとを両端とする階調範囲を3等分する境界値のうち小さい方を代表値2に、大きい方を代表値3に設定する。そして、一次圧縮データに含まれる各符号データを、符号データ「00」は代表値1に、符号データ「01」は代表値2に、符号データ「10」は代表値3に、符号データ「11」は代表値4に変換して画像データに伸張する。
各一次圧縮データE1〜E4を伸張して得た中間画像データMEに対する圧縮は次のようにして行われる。中間画像データMEに含まれる16画素の中で階調値の最大値Maxと最小値Minとを求め、最大値Maxと最小値Minとを両端とする階調範囲を4つの領域に分割(ここでは、4等分)する閾値1、閾値2、閾値3(閾値1<閾値2<閾値3とする)を算出し、画素の階調値Dが、
最大値≧D>閾値3ならば、領域3、符号データ「11」
閾値3≧D>閾値2ならば、領域2、符号データ「10」
閾値2≧D>閾値1ならば、領域1、符号データ「01」
閾値1≧D≧最小値ならば、領域0、符号データ「00」
をその画素に対する符号データとして与える。そして、最大値Maxを示すデータと最小値Minを示すデータと各画素に与えた符号データ(2ビット×16画素)とから構成される二次圧縮データを生成する。図6の例では中間画像データ内の最大値MaxはB6h、最小値Minは32hであり、閾値1=53h、閾値2=74h、閾値3=95hと算出される。そして、階調値Dが、B6h≧D>95hの画素は符号データ「11」に、95h≧D>74hの画素は符号データ「10」に、74h≧D>53hの画素は符号データ「01」に、53h≧D≧32hの画素は符号データ「00」に変換されて二次圧縮データEEが生成される。
なお、1つのブロックを構成する複数エリア分の一次圧縮データから二次圧縮データを生成する過程で中間画像データMEを実際にメモリ上に生成する必要はなく、エリア毎の代表値1〜4と、ブロック単位での最大値Max、最小値Minと、閾値1〜閾値3とから、一次圧縮データの各符号データを二次圧縮データの符号データに変換する処理を行うように構成されてもよい。
このように、圧縮対象の画像データをライン毎に第1圧縮部11で一次圧縮し、生成された一次圧縮データを4ラインに跨るブロック単位に圧縮するので、元の画像データから直接ブロック単位にBTC圧縮する場合に比べて、画像データを保持する第1〜第4ラインメモリ21〜24のメモリ容量を削減することができる。すなわち、4画素×4画素で構成される1ブロック分の元画像データは、8ビット×16画素=136ビットになるが、一次圧縮データでは1エリア分が最大値8ビット+最小値8ビット+2ビット×4画素=24ビットなので、4エリア分で96ビットとなる。したがって、元画像データから直にブロック単位で圧縮する場合に比べてラインメモリとして必要なメモリ容量を3/4に削減することができる。
また、1ブロック分の一次圧縮データを伸張した場合に得られる画像データをブロック単位にBTC圧縮するので、元画像データを直にブロック単位に圧縮した場合に相当する二次圧縮データを得ることができる。したがって、伸張時は2段階に伸張する必要はなく、二次圧縮データを伸張することで画像データを直接得ることができる。また、元画像データから直にブロック単位でBTC圧縮する場合とほぼ同一の圧縮データを得ることができる。図6の例では、二次圧縮データは、元の画像データから直にブロック単位でBTC圧縮した場合の圧縮データ(図8の圧縮データ81)と同一であり、伸張された画像データも一致している。
図7は、画像圧縮伸張装置10が行う圧縮伸張の動作の流れを示している。カウンタ値を0に初期化(ステップS101)する。その後、カウンタ値が1になるとスキャナ部5から圧縮対象の画像データ(元画像データ)を1ライン分入力し(ステップS102)、これを順次一次圧縮し(ステップS103)、生成された一次圧縮データをイネーブル信号EN1の値に対応するラインメモリ21〜24に保持する(ステップS104)。
カウンタ14のカウンタ値が5でなければ(ステップS105;N)、ステップS102に戻って次のラインの一次圧縮を行う。カウンタ値が5ならば(ステップS105;Y)、第1〜第4ラインメモリ21〜24に保持されている一次圧縮データに基づいて、ブロック単位の二次圧縮を行う(ステップS106)。その後、二次圧縮データを順次BTC伸張部13で伸張し(ステップS107)、プリンタ部7へ出力する(ステップS108)。1ページ分のすべての画像データを処理終了か否かを判断し(ステップS109)、未終了なら(ステップS109;N)、ステップS101に戻って次の4ラインを処理する。終了なら(ステップS109;Y)、本処理を終了する(エンド)。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、第1圧縮部11は1ラインの画像データを4画素のエリア単位に分割して一次圧縮するようにしたが、必ずしも、一次圧縮はラインを対象に行われなくてもかまわない。たとえば、2画素×2画素の矩形領域を一次圧縮のエリアとし、複数エリア分の一次圧縮データに基づき、その複数エリアで構成される大エリア単位の二次圧縮を行うようにされてもよい。このとき、一次圧縮データをそのまま圧縮するのではなく、一次圧縮データを伸張した場合に得られる画像データを大エリア単位に圧縮する。すなわち、第1圧縮部は、圧縮対象の画像の画像データを所定のエリア単位に圧縮した一次圧縮データを生成し、第2圧縮部は、第1圧縮部によって生成された複数のエリア分の一次圧縮データに基づいて、前記複数エリア分の一次圧縮データを伸張した場合に得られる画像データを、前記複数のエリアで構成される大エリア単位に圧縮するように構成されてもよい。
このほか、元画像データにおける1画素あたりのビット数、圧縮時の1画素あたりの符号データのビット数、1つのエリアのサイズ、1つのブロックのサイズなどは実施の形態で例示したものに限定されない。ただし、(元画像データの1画素あたりのビット数×2+一次圧縮データにおける1画素あたりの符号データのビット数×1つのエリアの画素数)<(元の画像データの1画素あたりのビット数×1つのエリアの画素数)、の関係が成立するように、エリアのサイズや符号データのビット数を設定する。これにより、ラインメモリのメモリ容量が削減される。
画像圧縮伸張装置10に画像データを供給する装置はスキャナ部5に限定されず、供給源は問わない。たとえば、外部から通信を介して受信される画像データであってもかまわない。
本発明の実施の形態に係る画像圧縮伸張装置の概略構成を示すブロック図である。 1ラインの画像データとこれを一次圧縮して得られる一次圧縮データとを対比して例示した説明図である。 原稿と、各ラインとブロックとの関係を示す説明図である。 画像圧縮伸張装置10の動作を示すタイミングチャートである。 1つのブロック(大エリア)に着目して、その圧縮から伸張までの過程を例示した説明図である。 1ブロック分の一次圧縮データから二次圧縮する過程を示す説明図である。 画像圧縮伸張装置10の動作シーケンスを示す流れ図である。 4画素×4画素のブロック単位にBTC圧縮して伸張した場合の各データを示す説明図である。 従来から使用されている画像圧縮伸張装置の構成例を示すブロック図である。 図9に示す装置の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
5…スキャナ部
7…プリンタ部
10…画像圧縮伸張装置
11…第1圧縮部
12…第2圧縮部
13…BTC伸張部
14…カウンタ
15…制御部
21…第1ラインメモリ
22…第2ラインメモリ
23…第3ラインメモリ
24…第4ラインメモリ
A1〜A4…エリア
BL…1ブロック分の元画像データ
E、E1〜E4…一次圧縮データ
LG…1ライン分の画像データ
ME…中間画像データ
EE…二次圧縮データ
EX…伸張後の画像データ

Claims (4)

  1. 1ラインの画像データを所定画素数のエリア単位に圧縮した一次圧縮データを生成する第1圧縮部と、
    前記第1圧縮部によって生成された一次圧縮データを、複数のラインに分散する複数のエリアで構成された大エリア単位に圧縮する第2圧縮部と、
    を有し、
    前記第1圧縮部は、前記エリアを1ブロックとしたBTC圧縮を行い、
    前記第2圧縮部は、前記大エリアを1ブロックとしたBTC圧縮を行う
    ことを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 前記第2圧縮部は、前記大エリアを構成する複数のエリア分の一次圧縮データを伸張した場合に得られる画像データを、前記大エリア単位に圧縮する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  3. 前記第1圧縮部が生成した一次圧縮データを記憶する記憶部を備え
    前記第2圧縮部は、前記記憶部に記憶された、前記大エリアを構成する複数のエリア分の一次圧縮データに基づいて前記大エリアの圧縮を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像圧縮装置。
  4. 前記第1圧縮部は、1ライン分の画像データを圧縮した後に次のラインの圧縮を行い、
    前記第2圧縮部は、大エリアを構成する複数のエリア分の一次圧縮データが前記記憶部に記憶された後に、前記大エリアの圧縮を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像圧縮装置。
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