JPH09168092A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH09168092A
JPH09168092A JP7346966A JP34696695A JPH09168092A JP H09168092 A JPH09168092 A JP H09168092A JP 7346966 A JP7346966 A JP 7346966A JP 34696695 A JP34696695 A JP 34696695A JP H09168092 A JPH09168092 A JP H09168092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
image
compressed
compression
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7346966A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Haniyu
嘉昭 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7346966A priority Critical patent/JPH09168092A/ja
Publication of JPH09168092A publication Critical patent/JPH09168092A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】固定長非可逆圧縮処理と復元処理を行うと、画
像の種類によってはエッジ部が極端に変化して文字,線
画像の画質が劣化してしまう。 【解決手段】固定長非可逆圧縮部14はブロック画像の
各ライン毎の変化点数を計数し、計数した変化点数があ
らかじめ定めた基準値より大きいときにそのブロックを
イメ−ジ画像ブロックと認識し、計数した変化点数が基
準値より小さいときにそのブロックを文字,線画像ブロ
ックと認識する。この認識した画像の種類を含めて圧縮
コ−ドを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばファクシ
ミリ装置やプリンタ装置等の画像処理装置、特に固定長
非可逆圧縮処理における画質劣化の抑制に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】レ−ザプリンタには印刷すべきペ−ジを
バンド毎に展開し、そのバンド毎に可変長可逆圧縮処理
を施すメモリ圧縮技術が搭載されているものがある。こ
のような可変長可逆圧縮処理は、特にファクシミリ装置
で使用されている圧縮処理であり、文字や線画原稿に対
しては、安価なハ−ドウエア構成で高圧縮率が達成でき
る。しかしながらイメ−ジ画像などの絵柄原稿では、逆
に圧縮率が極端に悪くなり、圧縮したときに原画像より
も容量が増えてしまうことがある。このように目的の容
量に圧縮できなかった場合に対処するため、固定長非可
逆圧縮処理機能もも搭載されている。例えばヒュ−レッ
ド・パッカ−ド社のレ−ザプリンタに搭載された固定長
非可逆圧縮処理は、印刷画像をブロック単位に1/4の
容量に変換し、印刷時に元の大きさに戻して印刷するも
のであり、プリンタとしては、最低、1/4のペ−ジメ
モリ容量が必要であり、プリンタの実解像度である600
DPI画像を300DPI、すなわち1/4に圧縮するよ
うにしている。
【0003】この固定長非可逆圧縮処理は、図17
(a)に示すような4×4画素のブロック画像41に対
して、そのブロック内に存在する黒画素数を計数し、そ
の黒画素数を保存することで行う。4×4ブロックの黒
画素数は最大で16であるので、最大で16の場合を15とす
ると、黒画素数の個数は最大4ビットで表現できるの
で、もともとの画素数16個、すなわち16ビットの情報量
に対して1/4の固定長圧縮になる。但し、黒画素の位
置情報は保存されないので非可逆になる。そして、圧縮
された画像デ−タを伸長,復元するときは、例えば、図
17(b)の優先テ−ブル42に示すように、あらかじ
め4×4マトリクスで、中心ブロックから周辺ブロック
に移行する優先順位を定めておき、図17(c)に示す
ように、この優先順位にしたがって黒画素数よりも小さ
い番号の画素を黒画素として復元し、この復元画像43
を印刷している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような固定長非
可逆圧縮処理と復元処理を行うと、ある領域内であれ
ば、絵柄画像の濃度が変化しないので復元結果は良好で
あるが、図18(a)に示すような8個の黒画素がブロ
ックの3列と4列にある文字,線画像のブロック画像4
4の圧縮デ−タを優先テ−ブル42により復元すると、
図18(b)の復元画像45のように変換され、エッジ
部が極端に変化して画質劣化の原因となってしまう。
【0005】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、文字,線画像の画質劣化を極力抑え
た固定長非可逆圧縮処理機能を有する画像処理装置を得
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像処理
装置は、入力された画像デ−タを可変長可逆圧縮処理で
圧縮したときに目的の容量に圧縮できなかった場合に固
定長非可逆圧縮処理で圧縮し、圧縮した画像デ−タを伸
長,復元して出力する画像処理装置において、入力され
た画像デ−タを固定長非可逆圧縮処理で圧縮するとき
に、画像デ−タの任意の画素群で構成されるブロックの
各ライン毎の黒画素から白画素又は白画素から黒画素に
変化する変化点数を計数し、計数した変化点数が大きい
ときにそのブロックをイメ−ジ画像ブロックと認識し、
計数した変化点数が小さいときにそのブロックを文字,
線画像ブロックであると認識して圧縮コ−ドを生成する
ことを特徴とする。
【0007】上記ブロックの認識結果と、ブロックの黒
画素数/2の値で圧縮コ−ドを生成し、圧縮した画像デ
−タを伸長,復元するときに圧縮コ−ドに格納されたブ
ロックの認識結果により圧縮されたブロックがイメ−ジ
画像ブロックか文字,線画像ブロックであるかを識別す
ることが望ましい。
【0008】また、固定長非可逆圧縮処理で圧縮された
画像デ−タを伸長,復元するときに、圧縮コ−ドに格納
された着目ブロックとその周辺ブロックの黒画素数を計
数し、着目ブロックを挟んだ上下,左右,斜めの位置に
ある周辺ブロックの黒画素数の差の絶対値を演算し、演
算した黒画素数の差が小さいときに、着目ブロックを写
真画像ブロックと認識し、演算した黒画素数の差が大き
いときに着目ブロックを文字,線画像ブロックであると
認識しても良い。
【0009】上記圧縮されたブロックを伸長,復元する
ときに、圧縮されたブロックがイメ−ジ画像ブロックか
文字,線画像ブロックであるかにより、伸長処理で必要
とされる優先順位テ−ブルを切り替えることが望まし
い。
【0010】さらに、文字,線画像ブロック用の優先順
位テ−ブルを、対象とするブロックとその周辺ブロック
の黒画素数に応じて作成しなおすと良い。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明においては、画像処理装
置、例えばプリンタ装置に入力した画像デ−タを圧縮す
る圧縮部と、圧縮された画像デ−タを伸長,復元する復
元部を有する。圧縮部には可変長可逆圧縮部と固定長非
可逆圧縮部及び圧縮容量判定部を有し、復元部にはバン
ド情報判定部と可逆復元部及び非可逆復元部を有する。
可変長可逆圧縮部は入力された画像デ−タを通常の可変
長可逆圧縮処理で圧縮する。圧縮容量判定部は可変長可
逆圧縮部で画像デ−タを可変長可逆圧縮したときに、目
的の容量に圧縮できたかどうかを判断し、目的の容量に
圧縮できなかったときに固定長非可逆圧縮部による圧縮
処理を行わせる。固定長非可逆圧縮部は画像デ−タの任
意の画素群で構成されるブロックの各ライン毎の黒画素
から白画素又は白画素から黒画素に変化する変化点数を
計数し、計数した変化点数があらかじめ定めた基準値よ
り大きいときにそのブロックをイメ−ジ画像ブロックと
認識し、計数した変化点数が基準値より小さいときにそ
のブロックを文字,線画像ブロックであると認識する。
そして認識した結果と、そのブロックの黒画素数の1/
2から圧縮コ−ドを生成する。
【0012】復元部にはバンド情報判定部と可逆復元部
及び非可逆復元部を有する。バンド情報判定部は圧縮さ
れた画像デ−タの圧縮方法を判定する。可逆復元部は可
変長可逆圧縮された画像デ−タを伸長,復元する。非可
逆復元部は固定長非可逆圧縮された画像デ−タを伸長,
復元する。非可逆復元部で画像デ−タを復元するとき
に、圧縮された画像デ−タの情報からイメ−ジ画像ブロ
ックか文字,線画像ブロックかを判断する。そして圧縮
された画像デ−タがイメ−ジ画像ブロックか文字,線画
像ブロックかにより異なる優先テ−ブルにより圧縮され
た画像デ−タを復元する。また、圧縮された画像デ−タ
が文字,線画像ブロックのときは、対象とするブロック
の周辺ブロックの黒画素数の分布状況により優先テ−ブ
ルを作成しなおして、対象とするブロックの周辺ブロッ
クの黒画素数の分布に対応した画像に復元する。
【0013】また、入力した画像デ−タを固定長非可逆
圧縮するときに各ブロックの黒画素数の1/2で圧縮コ
−ドを生成し、この圧縮された画像デ−タを伸長,復元
するときに、圧縮コ−ドに格納された着目ブロックを挟
んだ上下,左右,斜めの位置にある周辺ブロックの黒画
素数の差の絶対値の大小によって写真画像ブロックか文
字,線画像ブロックであるかを識別することもできる。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すように、ホスト装置2にホスト
インタフェ−ス3を介して接続されたプリンタ装置1は
操作表示部4からのモ−ド指示やホスト装置2からのコ
マンドによってプリンタ装置1全体を制御するCPU5
と、制御プログラムが格納されているROM6と、CP
U5のワ−クメモリや入力デ−タのインプットバッファ
−,プリントデ−タのペ−ジバッファ−,ダウンロ−ド
フォント用のメモリ等に使用するRAM7と、フォント
のパタ−ンデ−タなどを記憶するフォントROM8と、
入力した画像デ−タを圧縮する圧縮部9と、圧縮された
画像デ−タを伸長して復元する復元部10及び画像情報
を印字出力する画像出力部11を有する。
【0015】RAM7には少なくとも2個のバンド・バ
ッファ71,72を有する。圧縮部9には可変長可逆圧
縮部12と固定長非可逆圧縮部13及び圧縮容量判定部
14を有し、復元部10にはバンド情報判定部15と可
逆復元部16及び非可逆復元部17を有する。
【0016】固定長非可逆圧縮部13は、図2のブロッ
ク図に示すように、変化点計数部131とブロック判定
部132及び圧縮コ−ド生成部133を有する。変化点
計数部131は画像デ−タの任意の画素群で構成される
ブロックの各ライン毎の黒画素から白画素又は白画素か
ら黒画素に変化する変化点数を計数する。ブロック判定
部132は変化点計数部131で計数した変化点数があ
らかじめ定めた基準値より大きいときにそのブロックを
イメ−ジ画像ブロックと認識し、計数した変化点数が基
準値より小さいときにそのブロックを文字,線画像ブロ
ックであると認識する。圧縮コ−ド生成部132はブロ
ック判定部131で認識した結果と、そのブロックの黒
画素数の1/2から圧縮コ−ドを生成する。圧縮容量判
定部14は可変長可逆圧縮部12で画像デ−タを可変長
可逆圧縮したときに、目的の容量に圧縮できたかどうか
を判断する。
【0017】非可逆復元部17は、図3のブロック図に
示すように、ブロック判定部171と優先テ−ブル生成
部172及びブロック生成部173を有する。ブロック
判定部171は圧縮された画像デ−タのバンド情報から
イメ−ジ画像ブロックか文字,線画像ブロックかを判断
する。優先テ−ブル生成部172は圧縮された画像デ−
タが文字,線画像ブロックであるときに、圧縮された画
像デ−タを復元するための優先テ−ブルを生成する。ブ
ロック生成部173はあらかじめ格納された優先テ−ブ
ルあるいは生成された優先テ−ブルを参照して圧縮され
た画像デ−タを復元する。
【0018】このように可変長可逆圧縮処理と固定長非
可逆圧縮処理を有するプリンタ装置1は圧縮動作をバン
ド毎に1ペ−ジ分行い、その後、バンド毎に伸長,復元
しながら印刷動作を行う。ここでバンドとは1ペ−ジを
副走査方向に分割したものであり、例えば、副走査方向
を8分割すると1つのバンドは主走査幅×(副走査幅/
8)の大きさを持つ。すなわち、複数のバンドで構成さ
れるペ−ジをバンド・バッファ71,72を使って、上
から順番に描画,圧縮,伸長動作を繰りかえす。圧縮さ
れた画像デ−タを印刷するときは一方のバンド・バッフ
ァ71に格納された画像デ−タを伸長,描画していると
きに、他のバンド・バッファ72に格納された画像デ−
タを印刷する。
【0019】上記のように構成されたプリンタ装置1で
ホスト装置2から送られた画像デ−タを圧縮するとき
は、図4のフロ−チャ−トに示すように、プリンタ装置
1がホスト装置2から1ペ−ジ分の描画命令を入力する
と(ステップS1)、CPU5は入力した1ペ−ジ分の
画像デ−タをバンド毎に描画できるように副走査方向に
ソ−ティングしてバンドに分割する(ステップS2)。
そして、上のバンドから順番に画像デ−タをバンド・バ
ッファ71,72に描画する(ステップS3)。この画
像デ−タが圧縮部9で読み取られ、まず可変長可逆圧縮
部12で可変長可逆圧縮処理を施す(ステップS4)。
この可変長可逆圧縮処理した画像デ−タを圧縮容量判定
部14で予定していた目的の容量に圧縮できているかど
うかを確認する(ステップS5)。そして予定の容量に
圧縮できている場合には、圧縮した画像デ−タをRAM
7の圧縮メモリに格納して(ステップS7)、そのバン
ドをどの圧縮処理で圧縮したかを示すバンド情報を保存
して(ステップS8)、次のバンドに対する処理を行う
(ステップS9,S3)。圧縮容量判定部14で予定の
容量に圧縮できていないと判断した場合には、固定長非
可逆圧縮部13による固定長非可逆圧縮処理に移行し
(ステップS5,S6)、圧縮した画像デ−タをRAM
7の圧縮メモリに格納し、バンド情報を保存して次のバ
ンドに対する処理を行う(ステップS7〜S9)。
【0020】この固定長非可逆圧縮部13による固定長
非可逆圧縮処理は、図5のフロ−チャ−トに示すよう
に、バンドに分割された画像デ−タの任意の画素群で構
成されるブロック画像、例えば図6に示すように、4×
4画素のブロック画像20を入力し(ステップS1
1)、変化点計数部131で1ライン目から4ライン目
の各ライン毎の黒画素から白画素又は白画素から黒画素
に変化する変化点数E1C〜E4Cを計数する(ステッ
プS12)。例えば図7(a)に示すように文字画像
「あ」の一部Aのブロックを拡大した文字画像のブロッ
ク画像21は白地の領域と黒文字の領域とその境界のエ
ッジ部で構成されているのに対して、図7(b)に示し
た写真画像のブロック画像22はランダムな黒画素が並
び、濃度によって黒画素数が変化している。この図7に
示した文字画像のブロック画像21と写真画像のブロッ
ク画像22の各ラインにおける変化点数E1C〜E4C
を数えると下記表に示すようになる。
【0021】
【表1】
【0022】このように文字画像のブロック画像21の
エッジ部ではライン毎の変化点数は少なく、「0」又は
「1」であるのに対して、写真画像のブロック画像22
の各ライン毎の変化点数は多く、4×4画素のブロック
画像20において変化点数が「3」のラインもある。
【0023】そこで変化点計数部131で計数したブロ
ック画像の各ラインの変化点数E1C〜E4Cとあらか
じめ設定した基準数、例えば「3」とをブロック判定部
132で比較し(ステップS13)、変化点数E1C〜
E4Cのなかに基準数「3」以上のものがあったとき
は、そのブロック画像をイメ−ジ画像ブロックと判定し
(ステップS14)、変化点数E1C〜E4Cが基準数
「3」未満のときは、そのブロック画像を文字,線画像
ブロックと判定し、判定結果を圧縮コ−ド生成部133
に送る(ステップS15)。圧縮コ−ド生成部133は
送られたブロック画像の判定結果が送られると、そのブ
ロック画像の黒画素数を1/2にして保存し(ステップ
S16)、ブロック画像の判定結果と黒画素数の1/2
で、図8に示すような固定長圧縮コ−ド23を生成する
(ステップS17)。この固定長圧縮コ−ド23の最上
位ビットにはブロック画像の判定結果を、例えばイメ−
ジ画像ブロックのときは「0」とし、文字,線画像ブロ
ックのときは「1」として格納し、下位の3ビットに4
×4画素のブロック画像20の黒画素数の1/2を格納
する。このようにしてブロック画像がイメ−ジ画像ブロ
ックであるか文字,線画像ブロックあるかを明確にする
とともに4×4画素のブロック画像20の情報を4ビッ
トの情報で表すことができる。
【0024】次に、上記のようにして圧縮した画像デ−
タを伸長,復元するときは、図9のフロ−チャ−トに示
すように、復元部10で圧縮時に圧縮メモリに保存され
たバンド情報を入力すると(ステップS21)、入力し
たバンド情報によりバンド情報判定部15でそのバンド
の圧縮処理方法を確認する(ステップS22)。この確
認の結果、そのバンドの圧縮処理方法が可変長可逆圧縮
のときは可逆復元部16で可逆復元処理を実行し(ステ
ップS23)、そのバンドの圧縮処理方法が固定長非可
逆圧縮のときは非可逆復元部17でブロック毎に非可逆
復元処理を実行する(ステップS24)。そして復元し
た画像デ−タをバンド・バッファ71に描画し(ステッ
プS25)。描画した画像デ−タを画像出力部11で印
刷する(ステップS26)。このバンド・バッファ72
に描画した画像デ−タを印刷している間に、引き続き次
のバンドの画像デ−タを復元して他のバンド・バッファ
72に復元した画像デ−タを描画する。この処理を1ペ
−ジ分繰り返して行う(ステップS27)。
【0025】この圧縮された画像デ−タを復元処理する
とき、非可逆復元部17による非可逆復元処理は、図1
0のフロ−チャ−トに示すように、ブロック毎の固定長
圧縮コ−ドを入力すると(ステップS31)、ブロック
判定部171は入力した固定長圧縮コ−ドの最上位ビッ
トにより、圧縮されたブロック画像がイメ−ジ画像ブロ
ックであるか文字,線画像ブロックであるかを判断し、
ブロック画像がイメ−ジ画像ブロックであるときは、そ
の旨をブロック生成部173に伝え、ブロック画像が文
字,線画像ブロックであるときは、その旨を優先テ−ブ
ル生成部172に送る(ステップS32)。
【0026】圧縮されたブロック画像がイメ−ジ画像ブ
ロックであるとき、ブロック生成部173はあらかじめ
格納されたイメ−ジ画像ブロック用の優先テ−ブル、例
えば図11(b)に示す優先テ−ブル25を用い、固定
長圧縮コ−ドに格納された黒画素数によりブロック画像
を復元する(ステップS33)。例えば図11(a)に
示す写真画像のブロック画像22の圧縮した画像デ−タ
を図11(b)に示す優先テ−ブル25を用いて復元す
ると、図11(c)に示す復元画像26を得る。この復
元画像26の黒画素の位置は圧縮前の写真画像のブロッ
ク画像22の場合と異なるが、ブロック全体の濃度は変
化していなく、圧縮前と同様な写真画像を得ることがで
きる。
【0027】圧縮されたブロック画像が文字,線画像ブ
ロックであるとき、優先テ−ブル生成部172は、図1
2に示すように、復元する着目ブロックB11の周辺の
ブロックB00〜B02,B10,B12,B20〜B
22の固定長圧縮コ−ドを入力し(ステップS34)、
各周辺ブロックの黒画素数に応じて文字、線画像ブロッ
ク用の優先テ−ブルを作成する。例えば、周辺のブロッ
クの黒画素数が、図13(a)に示すように分布してい
る場合には、周辺ブロックの右下に画像エッジ部が存在
していると推定されるので、図13(b)に示すよう
に、右下から左上に向けて優先順位を高くした優先テ−
ブル27を作成する(ステップS35)。ブロック生成
部173は優先テ−ブル生成部172で作成した優先テ
−ブル27と固定長圧縮コ−ドに格納された黒画素数に
よりブロック画像を復元する(ステップS36)。例え
ば図14(a)に示すような文字画像ブロック21の圧
縮した画像デ−タを優先テ−ブル27を用いて復元する
と、図14(c)に示す復元画像ブロック28を得るこ
とができ、エッジ部が劣化することを防ぐことができ
る。
【0028】このようにして復元した画像デ−タをバン
ド・バッファ71に描画し(ステップS37)、1つの
バンドが終了するまで上記復元処理を繰り返す(ステッ
プS38)。
【0029】なお、上記実施例は固定長圧縮コ−ド23
にブロック画像がイメ−ジ画像ブロックか文字,線画像
ブロックかの判定結果と4×4画素のブロック画像の黒
画素数の1/2を格納し、圧縮された画像デ−タを復元
するときにブロック画像の判定結果により、ブロック画
像がイメ−ジ画像ブロックか文字,線画像ブロックかを
識別する場合についた説明したが、固定長圧縮コ−ド2
3に4×4画素のブロック画像の黒画素数の1/2だけ
を格納し、圧縮された画像デ−タを復元するときに、図
12に示すように、復元する着目ブロックB11の周辺
のブロックB00〜B02,B10,B12,B20〜
B22の着目ブロックB11を挟んだ上下左右斜めの画
像濃度の差の絶対値を調べて、イメ−ジ画像ブロックか
文字,線画像ブロックかを識別するようにしても良い。
【0030】例えば図15(a)は文字画像29の着目
ブロックB11とその周辺ブロックの3×3ブロックを
拡大して示し、図16(a)は写真画像30の着目ブロ
ックB11とその周辺ブロックの3×3ブロックを拡大
して示したものである。図15(a)に示すように、文
字画像29の3×3ブロックは白地の領域と黒文字の領
域とその境界のエッジ部で構成されているのに対して、
図16(b)に示すように写真画像30の3×3ブロッ
クはランダムな黒画素が並んでいるだけで、濃度によっ
て黒画素数が変化している。ここで着目ブロックB11
を挟んだ周辺ブロックの黒画素数分布31は図15
(b)と図16(b)に示すようになる。この着目ブロ
ックB11を挟んだ周辺ブロックの上下左右斜めの画像
濃度の差の絶対値を調べると、次の表に示すようにな
る。
【0031】
【表2】
【0032】上記表に示すように、文字画像29のエッ
ジ部では画像濃度の差の絶対値が例えば「15」と大き
いなブロックが存在するのに対して、写真画像30の場
合には濃度が各ブロック毎にほぼ均一に分布して、画像
濃度の差の絶対値が例えば「3」以下と小さくなってい
る。そこで、着目ブロックB11の周辺のブロックB0
0〜B02,B10,B12,B20〜B22の着目ブ
ロックB11を挟んだ上下左右斜めの画像濃度の差の絶
対値を調べて、その値の大小によりイメ−ジ画像ブロッ
クか文字,線画像ブロックかを簡単に識別することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、入力し
た画像デ−タを可変長可逆圧縮したときに、目的の容量
に圧縮できたかどうかを判断し、目的の容量に圧縮でき
なかったときに固定長非可逆圧縮するようにし、固定長
非可逆圧縮するときに画像デ−タの任意の画素群で構成
されるブロックの各ライン毎の黒画素から白画素又は白
画素から黒画素に変化する変化点数の大小によりイメ−
ジ画像ブロックと文字,線画像ブロックとを識別するよ
うにしたから、対象とするブロックの画像の種類を簡単
に判別することができる。
【0034】また、このブロック画像の認識した結果
と、そのブロックの黒画素数の1/2から圧縮コ−ドを
生成するようにしたから、圧縮コ−ドにより画像の種類
を簡単に識別することができるとともに圧縮率を1/4
にすることができる。
【0035】さらに、固定長非可逆圧縮処理で圧縮され
た画像デ−タを復元するときに、圧縮された画像デ−タ
の情報からイメ−ジ画像ブロックか文字,線画像ブロッ
クかを識別し、圧縮された画像デ−タがイメ−ジ画像ブ
ロックか文字,線画像ブロックかにより異なる優先テ−
ブルを選択して圧縮された画像デ−タを復元するように
したから、復元した画像に劣化が生じることを防止する
ことができる。
【0036】また、圧縮された画像デ−タが文字,線画
像ブロックのときは、対象とするブロックの周辺ブロッ
クの黒画素数の分布状況により優先テ−ブルを作成しな
おして、対象とするブロックの周辺ブロックの黒画素数
の分布に対応した画像に復元することにより、文字,線
画のエッジ部を正確に復元することができる。
【0037】また、固定長非可逆圧縮された画像デ−タ
をを伸長,復元するときに、圧縮コ−ドに格納された着
目ブロックを挟んだ上下,左右,斜めの位置にある周辺
ブロックの黒画素数の差の絶対値の大小によって写真画
像ブロックか文字,線画像ブロックであるかを識別する
ことにより、画像の種類を簡単に判別することができ、
画質に劣化のない画像に復元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記実施例の固定長非可逆圧縮部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】上記実施例の非可逆復元部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】上記実施例の圧縮処理を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図5】上記実施例の固定長非可逆圧縮処理を示すフロ
−チャ−トである。
【図6】固定長非可逆圧縮処理を示す動作説明図であ
る。
【図7】文字画像と写真画像のブロック画像図である。
【図8】固定長圧縮コ−ドの構成図である。
【図9】上記実施例の復元処理を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図10】非可逆復元処理を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図11】イメ−ジ画像ブロックの復元処理を示す説明
図である。
【図12】着目ブロックと周辺ブロックの配置説明図で
ある。
【図13】文字,線画像ブロックの優先テ−ブルの生成
を示す説明図である。
【図14】文字,線画像ブロックの復元処理を示す説明
図である。
【図15】文字画像ブロックと黒画素の濃度分布を示す
説明図である。
【図16】写真画像ブロックと黒画素の濃度分布を示す
説明図である。
【図17】従来の固定長非可逆圧縮,復元処理を示す説
明図である。
【図18】従来の他のブロック画像の固定長非可逆圧
縮,復元処理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 ホスト装置 5 CPU 7 RAM 9 圧縮部 10 復元部 11 画像出力部 12 可変長可逆圧縮部 13 固定長非可逆圧縮部 14 圧縮容量判定部 15 バンド情報判定部 16 可逆復元部 17 非可逆復元部 131 変化点計数部 132 ブロック判定部 133 圧縮コ−ド生成部 171 ブロック判定部 172 優先テ−ブル生成部 173 ブロック生成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像デ−タを可変長可逆圧縮
    処理で圧縮したときに目的の容量に圧縮できなかった場
    合に固定長非可逆圧縮処理で圧縮し、圧縮した画像デ−
    タを伸長,復元して出力する画像処理装置において、 入力された画像デ−タを固定長非可逆圧縮処理で圧縮す
    るときに、画像デ−タの任意の画素群で構成されるブロ
    ックの各ライン毎の黒画素から白画素又は白画素から黒
    画素に変化する変化点数を計数し、計数した変化点数が
    大きいときにそのブロックをイメ−ジ画像ブロックと認
    識し、計数した変化点数が小さいときにそのブロックを
    文字,線画像ブロックであると認識して圧縮コ−ドを生
    成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記ブロックの認識結果と、ブロックの
    黒画素数/2の値で圧縮コ−ドを生成し、圧縮した画像
    デ−タを伸長,復元するときに圧縮コ−ドに格納された
    ブロックの認識結果により圧縮されたブロックがイメ−
    ジ画像ブロックか文字,線画像ブロックであるかを識別
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】入力された画像デ−タを可変長可逆圧縮処
    理で圧縮したときに目的の容量に圧縮できなかった場合
    に固定長非可逆圧縮処理で圧縮し、圧縮した画像デ−タ
    を伸長,復元して出力する画像処理装置において、 固定長非可逆圧縮処理で圧縮された画像デ−タを伸長,
    復元するときに、圧縮コ−ドに格納された着目ブロック
    とその周辺ブロックの黒画素数を計数し、着目ブロック
    を挟んだ上下,左右,斜めの位置にある周辺ブロックの
    黒画素数の差の絶対値を演算し、演算した黒画素数の差
    が小さいときに、着目ブロックを写真画像ブロックと認
    識し、演算した黒画素数の差が大きいときに着目ブロッ
    クを文字,線画像ブロックであると認識することを特徴
    とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記圧縮されたブロックがイメ−ジ画像
    ブロックか文字,線画像ブロックであるかにより、伸長
    処理で必要とされる優先順位テ−ブルを切り替える請求
    項2又は3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 文字,線画像ブロック用の優先順位テ−
    ブルを、対象とするブロックとその周辺ブロックの黒画
    素数に応じて作成しなおす請求項4記載の画像処理装
    置。
JP7346966A 1995-12-14 1995-12-14 画像処理装置 Pending JPH09168092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346966A JPH09168092A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7346966A JPH09168092A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09168092A true JPH09168092A (ja) 1997-06-24

Family

ID=18387024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7346966A Pending JPH09168092A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09168092A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181051A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像符号化装置及び画像符号化方法
US7477788B2 (en) 2002-08-20 2009-01-13 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image reading apparatus and image forming apparatus
JP2010162816A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2011109618A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法
JP2013175848A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Samsung Techwin Co Ltd 符号化装置および符号化方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7477788B2 (en) 2002-08-20 2009-01-13 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image reading apparatus and image forming apparatus
JP2007181051A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Seiko Epson Corp 画像符号化装置及び画像符号化方法
JP2010162816A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2011109618A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法
JP2013175848A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Samsung Techwin Co Ltd 符号化装置および符号化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0597571B1 (en) Method and apparatus for processing data for a visual-output device with reduced buffer memory requirements
US7236636B2 (en) Image compression method, image restoration method, program and apparatus
US7412108B2 (en) Image enhancement employing partial template matching
JPH0863606A (ja) グラフィック画像の圧縮システムおよび方法
JPH0981763A (ja) 文字・イメージ混在データの圧縮方法及び装置
JP3582675B2 (ja) 画像データをメモリに蓄積する装置及び方法
US6195473B1 (en) Non-integer scaling of raster images with image quality enhancement
JPH07322074A (ja) ディザリングされた2レベル・イメージ・ファイルを処理するためのデータ処理装置および方法
JPH09168092A (ja) 画像処理装置
JP5020998B2 (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
KR100477777B1 (ko) 래스터 오브젝트를 생성하기 위한 방법, 시스템, 정보저장 매체, 및 컴퓨터 판독가능 매체
JP3901514B2 (ja) 画像圧縮方法、その復元方法及びそのプログラム
KR960038593A (ko) 문자처리장치, 문자처리방법 및 메로리
US6181835B1 (en) Non-integer scaling of raster images with image quality enhancement using an anamorphically scaled intermediate bitmap
JPH0818790A (ja) ハーフトーン画像の圧縮方式
JPH11272798A (ja) ボ―ルド体文字を区別する方法及び装置
US5374957A (en) Decompression method and apparatus for split level image buffer
JP2000165634A (ja) 画像デ―タをメモリに蓄積する装置及び方法
JP4771095B2 (ja) 画像圧縮装置
JP2972466B2 (ja) ドットパターンの圧縮方法及び装置と出力方法及び装置
JP3249647B2 (ja) 画像処理装置
JPH09138677A (ja) キャラクタのデータ記憶装置及びキャラクタ出力装置
JP2945553B2 (ja) 画像データの高速復元方法
KR960016738B1 (ko) 정보 처리 방법 및 장치
JPH05205015A (ja) 画像処理装置