JP3249647B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3249647B2
JP3249647B2 JP17760593A JP17760593A JP3249647B2 JP 3249647 B2 JP3249647 B2 JP 3249647B2 JP 17760593 A JP17760593 A JP 17760593A JP 17760593 A JP17760593 A JP 17760593A JP 3249647 B2 JP3249647 B2 JP 3249647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を1ラインず
つ読み取り、読み取った画情報を予測符号化法により符
号化する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画情報のデータ圧縮に好適な符号化方式
として、算術符号などの予測符号化法が知られている。
【0003】一般に、予測符号化法は、画情報の各画素
に注目し、注目画素周囲の複数画素のシンボルパターン
から注目画素のシンボルを予測し、その予測結果に基ず
いて、符号を生成するものである。
【0004】従って、原稿画像を1ラインずつ読み取り
ながら、得られた画情報を予測符号化法で符号化する装
置には、注目画素に対する周囲画素を参照するために、
過去に読み取った画情報を一時格納しておくメモリや、
そのメモリに格納した画情報の内から、注目画素周囲の
複数画素を抽出する回路などを備えるようにしている。
【0005】ところで、原稿画像を1ラインずつ読み取
る場合、線密度を高く、すなわち副走査ピッチを小さく
すると、細かい画像を読み取ることができる反面、画情
報のデータ量が大きくなってしまう。データ量が大きい
と、その画情報を送信する場合、通信時間が長くかかっ
てしまう。
【0006】そこで、原稿画像を1ライン読み取ったと
き、得られた画情報から画像の精粗を判定し、細かい画
像の場合には、小さいピッチで副走査して次の1ライン
を読み取り、粗い画像の場合には、大きいピッチで副走
査して次の1ラインを読み取るという処理方法が知られ
ている。
【0007】また、例えば、特公昭62−13870号
公報に見られるように、画情報を送信する場合に、送信
しようとする1ラインの画情報と前ラインの画情報とを
比較し、変化が少ない場合、その1ラインの画情報の送
信を省略するというものが提案されている。この提案に
おける画情報の比較も、画像の精粗を判定していること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記2例のように、画
像の精粗を判定する場合、注目する1ラインの画情報
と、過去の画情報とを比較する必要がある。従って、こ
のような判定処理を実行する装置には、過去の1ライン
あるいは数ラインの画情報を一時格納しておくためのメ
モリを備えるようにしている。
【0009】一方、画情報を予測符号化法で符号化する
装置には、前述したように、周囲画素を参照するため
に、過去の画情報を一時格納しておくメモリを備えるよ
うにしている。
【0010】従って、従来は、画像の精粗を判定すると
共に、読み取った画情報を予測符号化法で符号化する場
合、上記判定処理用メモリと周囲画素参照用のメモリと
をそれぞれ備える必要があったので、装置の回路構成が
複雑になるという問題があった。
【0011】本発明は、上記の問題を解決し、装置の回
路構成を簡単にすることができる画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、原
稿画像を主走査して1ラインの画情報を取り出し、取り
出した画情報は、所定の予測符号化処理により符号化す
る一方、その予測符号化処理の際に抽出する各画素のシ
ンボルパターンに基ずいて、画像の精粗を判定して、そ
の判定結果に基ずいて設定した副走査ピッチで副走査す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】予測符号化処理で抽出された各画素により、画
像の精粗を判定するので、その判定処理専用の独立した
メモリが不要になるため、装置の回路構成が簡単にな
る。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施例に係る画像
伝送装置の送信側のブロック構成図を示したものであ
る。図において、スキャナ1は、原稿画像に対して主走
査と副走査とを実行し、画情報を1ラインずつ読み出す
ものである。このスキャナ1には、副走査ピッチを2段
階に切り換える副走査ピッチ可変手段1aを備えてい
る。
【0016】符号化部2は、画情報を算術符号の符号化
法により符号化するものである。この符号化部2内にお
いて、テンプレート画素抽出回路21は、入力される画
情報の注目画素に対し、その周囲一定範囲の複数画素を
抽出するものである。予測回路22は、抽出された各画
素のシンボルパターンに基ずいて、注目画素のシンボル
を予測するものである。符号化回路23は、そのシンボ
ル予測結果に基ずいて所定の算術符号を生成するもので
ある。
【0017】送信部3は、生成された符号情報を通信相
手先に送信するものである。
【0018】変化点数テーブル4は、抽出画素の1つ1
つのシンボルパターン別に隣接画素間の変化点数を示す
データを格納しているものである。カウンタ5は、変化
点数を画情報1ライン区間にわたって計数するものであ
る。制御部6は、上記各部を監視・制御するマイクロコ
ンピュータである。
【0019】図2は、上記画像伝送装置の受信側のブロ
ック構成図を示している。図において、受信部7は、送
信される符号情報を受信するものである。復号部8は、
その符号情報を元の画情報に復元するものである。復号
部8内において、復号回路81は、受信した符号情報と
注目画素のシンボル予測結果とに基ずいて、画情報を1
画素ずつ復元するものである。予測回路82は、その予
測動作を実行するものである。画素抽出回路83は、先
に復元している画情報の内から、注目画素周囲の一定範
囲の各画素を抽出するものである。なお、予測回路82
は、図1の予測回路22と同一回路であり、テンプレー
ト画素抽出回路83は、テンプレート画素抽出回路21
と同一回路である。
【0020】プロッタ9は、主走査と副走査とを実行し
て画像を1ラインずつ記録するものである。このプロッ
タ9には、副走査ピッチを2段階に切り換える副走査ピ
ッチ可変手段9aを備えている。
【0021】変化点数テーブル10は、図1の変化点数
テーブル4と同一回路で同一動作を実行し、カウンタ1
1は、カウンタ5と同一回路で同一動作を実行するもの
である。制御部12は、上記各部を監視・制御するもの
である。
【0022】以上の構成で、本実施例の画像伝送装置
は、送信側と受信側との間の所定の通信リンクが形成さ
れた後、各装置の動作が開始する。
【0023】送信側は動作を開始すると、図3に示すよ
うに、まず、スキャナ1は原稿画像を1ライン読み取っ
て画情報を出力する(処理101)。
【0024】テンプレート画素抽出回路21は、その画
情報の1画素に注目し、図4に示すように、注目画素*
に対し一定の画素位置a〜jに位置する10画素を抽出
する。なお、動作開始直後は、抽出すべき画情報がまだ
ないので、予め設定した一定の初期値を出力する。
【0025】この例では、抽出画素が10画素あるの
で、そのシンボルパターンは、2の10乗つまり102
4通りあることになる。予測回路22は、そのシンボル
パターンから注目画素を予測する。すなわち、出現した
シンボルパターンに基ずいて、注目画素が劣勢シンボル
になるか優勢シンボルになるかを予測し、その出現確率
値を出力する(処理102)。
【0026】符号化回路23は、その予測結果に基ずい
て所定の算術演算を実行し、算術符号を生成する。送信
部3は、このように符号化された画情報を受信側に送信
する(処理103)。
【0027】一方、変化点数テーブル4は、周囲画素が
抽出されると、その抽出画素における隣接画素間の変化
点数を示すデータを出力する。例えば、いま、抽出画素
が、図5(a)に示すように、5つの画素位置b,c,
f〜hにおいて黒であったとする。この場合、同図
“・”で示す隣接画素間において、シンボルが不一致で
あり、変化点数は2点になる。また、同図(b)に示す
ように、4つの画素b,e,g,iにおいて黒であった
とすると、変化点数は12点になる。変化点数テーブル
4は、このうな変化点数のデータを出力する。そして、
カウンタ5は、その変化点数を計数する(処理10
4)。
【0028】以上の動作を画情報1ライン区間にわたっ
て繰り返す(処理105、処理105のNより処理10
2)。
【0029】そして、1ライン分の動作が終了すると
(処理105のY)、原稿画像の全ラインを処理したか
どうか判別する(処理106)。まだ処理し終えていな
い場合(処理106のN)、カウンタ5の計数値と予め
設定されている一定値とを比較する(処理107)。こ
こで、その計数値が一定値より大きい場合(処理107
のY)、スキャナ1を小さいピッチで1ステップ副走査
し(処理108)、一定値以下の場合(処理107の
N)、スキャナ1を大きいで1ステップ副走査する(処
理109)。この場合の副走査ピッチは、例えば、小さ
いピッチが1/3.85mm、大きいピッチが1/7.
7mmという値である。
【0030】この後、次の画情報を1ライン読み取って
同様の処理を実行する(処理101へ)。これにより、
原稿画像から画情報が順次読み取られ、その画情報が符
号化によりデータ圧縮されて受信側に送信される。
【0031】そして、原稿画像を全ライン処理し終ると
(処理106のY)、動作を終了する。
【0032】一方、受信側では、図6に示すように、受
信部7が、送信側から送信される符号情報の受信を開始
する(処理201)。受信した符号情報は、復号部8に
入力される。
【0033】テンプレート画素抽出回路83は、復元す
る画情報の各画素に注目し、先に復元している画情報の
内から、注目画素周囲の一定範囲の各画素を抽出する。
なお、動作開始直後は、抽出すべき画情報がまだないの
で、予め設定した一定の初期値を出力する。次いで、予
測回路82は、前記予測回路22と同様に、抽出画素の
シンボルパターンに基ずいて注目画素を予測する(処理
202)。
【0034】復号回路81は、受信した符号情報とその
予測結果に基ずいて、所定の算術演算を実行して、所定
の単位で画情報を復元する(処理203)。
【0035】変化点数テーブル10は、前記変化点数テ
ーブル4と同様に、テンプレート画素抽出回路83の抽
出画素における隣接画素間の変化点数を出力し、カウン
タ11は、カウンタ5と同様に、その変化点数を計数す
る(処理204)。
【0036】以上の動作を画情報1ライン区間にわたっ
て繰り返す(処理205、処理205のNより処理20
2へ)。
【0037】このようにして、1ライン分の動作が終了
すると(処理205のY)、カウンタ5の計数値と予め
設定されている一定値とを比較する(処理206)。こ
こで、その計数値が一定値より大きい場合(処理206
のY)、プロッタ9を小さいピッチで1ステップ副走査
し(処理207)、一定値以下の場合(処理206の
N)、プロッタ9を大きいで1ステップ副走査する(処
理208)。この場合の副走査ピッチは、送信側と同一
値に設定する。そして、復元した1ラインの画情報によ
り画像を1ライン記録する(処理209)。
【0038】次いで、受信した画情報を全ライン分処理
したかどうか判別し(処理210)、まだ処理し終って
ない場合(処理210のN)、次の1ラインに対して同
様の処理を実行する(処理202へ)。これにより、受
信した符号情報が1ラインずつ元の画情報に復元され画
像記録される。
【0039】そして、全ライン処理し終ると(処理21
0のY)、以上の動作を終了する。
【0040】ところで、テンプレート画素抽出回路21
または83の抽出画素が、例えば、全画素白あるいは黒
であったすると、この付近の原稿画像は、白黒変化が少
なく粗い画像であると推定できる。この場合、抽出画素
の隣接画素間の変化点数は「0」になる。また、図5
(a)に示した抽出画素は、上記全画素白あるいは黒の
場合に比べて、やや細かい画像であると推定できる。こ
の場合、変化点数は「2」である。また、同図(b)に
示した抽出画素は、非常に精細な画像であると推定でき
る。この場合、変化点数は「12」である。
【0041】これらの結果から、抽出画素の変化点数
は、原稿画像の精細度を表わしていると考えることがで
きる。
【0042】本実施例では、抽出画素の変化点数を1ラ
イン分計数し、その計数値が大きい場合、小さいピッチ
で副走査するようにしている。これにより、スキャナ1
では、細かい画像でも正確に読み取ることができる。一
方、計数値が小さい場合、大きいピッチで副走査するよ
うにしている。従って、この場合、スキャナ1の画情報
の読み取りライン数が少なくなり、送信する画情報のデ
ータ量も少なくなる。これにより、画情報を効率よく送
信することができる。なお、受信側でも、同様に副走査
制御を実行するので、送信画像を正しく記録することが
できる。
【0043】また、本実施例では、上記のようにテンプ
レート画素抽出回路21,83の抽出画素から画像の精
粗を判定するようにしている。従って、従来のように、
画像の精粗を判定するために過去の画情報を一時格納し
ておく専用のメモリが不要になるので、装置の回路構成
が簡単になる。
【0044】ところで、原稿画像が、例えば、白ライン
と黒ラインとが交互に現れる横縞模様であったとする。
この場合、テンプレート画素抽出回路21では、例え
ば、図7(a)に示すように、横方向一列に黒画素が抽
出され、隣接画素間の変化点数は「5」になる。
【0045】一方、原稿画像が、黒画素と白画素とが交
互に現れる縦縞模様であったとする。この場合、例え
ば、同図(b)に示すように、縦方向の2列に黒画素が
抽出され、隣接画素間の変化点数は「7」になる。
【0046】上記2例を比較すると、副走査方向に対し
て、縦縞模様では画素変化がないのに対して、横縞模様
では画素変化が激しいので、横縞模様の場合に、小さい
ピッチで副走査することが望ましい。
【0047】ところが、隣接画素間の変化点数は、縦縞
模様の方が大きいので、この場合、望ましいピッチで副
走査できなくなる。このように、上記実施例では、特定
の画像パターンの場合に不都合が生じる。
【0048】次に、この不都合を改善した本発明の画像
伝送装置の第2の実施例を説明する。図8は、本実施例
の画像伝送装置において、図1または図2と異なる点を
示している。すなわち、本実施例の送信側には、変化点
数テーブル4の代りに精細度テーブル13を配設し、受
信側には、変化点数テーブル10の代りに精細度テーブ
ル14を配設している。
【0049】精細度テーブル13と14とは、同一回路
である。そして、精細度テーブル13,14には、図9
に示すように、予め設定した精細度「1」「2」「3」
という各ランク別に、抽出画素の各種シンボルパターン
を格納している。この場合、隣接画素間の変化点数に拘
わらず、推定される画像の精細度に応じてランク付けし
ている。
【0050】この構成で、本実施例では、精細度テーブ
ル13,14は、テンプレート画素抽出回路21,83
で各画素が抽出されると、そのシンボルパターンに該当
する精細度「1」〜「3」のデータを出力する。そし
て、カウンタ5,11は、その数値を計数する。この計
数動作を、前述の実施例と同様に、画情報1ライン区間
にわたって実行する。そして、その計数値が一定値より
大きい場合、小さいピッチで副走査し、一定値より大き
い場合、大きいピッチで副走査する。
【0051】このように、本実施例では、予め画像の精
細度別に抽出画素のシンボルパターンを記憶しておき、
記憶したシンボルパターンの実際に出現した度数に基ず
いて、画像の精細を判定する。これにより、図7で説明
した不都合が改善され、原稿画像に適した望ましいピッ
チでより確実に副走査することができるようになる。
【0052】なお、上記第2の実施例では、画像の精細
度は3ランクに設定したが、任意にランク付けできるこ
とは当然である。
【0053】ところで、例えば、図10(a)に示すよ
うに、原稿画像の読み取りライン上に、比較的大きな画
像ブロックが分散している場合と、同図(b)に示すよ
うに、帯状の画像が一部分に集中している場合とを考え
る。
【0054】この場合、同図(b)の画像の方が細かい
ので、小さいピッチで副走査することが望ましい。しか
し、上記実施例のように、1ライン区間全体にわたっ
て、抽出画素のシンボルパターンの精細度を計数する
と、同図(b)の場合の計数値が、同図(a)の場合よ
り確実に大きくなるとは限らない。同図(b)の場合の
計数値が小さくなると、画像に適した望ましいピッチで
副走査できなくなるという不都合がある。
【0055】次に、この不都合を改善した本発明の画像
伝送装置の第3の実施例を説明する。
【0056】本実施例の画像伝送装置の装置構成は、前
記第2の実施例と同一であるものとする。但し、本実施
例では、図11に示すように、原稿画像の読取幅を領域
A1〜Anというように等間隔の複数領域に分割する。
そして、カウンタ5,11は、図12に示すように、各
領域A1〜An別に、抽出画素のシンボルパターンの精
細度を計数する。そして、画情報1ライン分の計数が終
了すると、各領域A1〜An別の各計数値の内、1つで
も一定値を越えている場合、小さいピッチで副走査す
る。
【0057】これにより、図10で説明した不都合を解
消し、常に画像に適した望ましいピッチで副走査するこ
とができるようになる。
【0058】なお、上記第3の実施例では、原稿画像の
読取幅を等間隔の複数領域に分割するようにしたが、例
えば、通常、原稿の両端部には余白が設けられるので、
両端部の各領域は内側の各領域よりも幅を広くするな
ど、画像内容に応じてそれぞれの領域幅を変えるように
してもよい。
【0059】また、上記第3の実施例では、上記複数領
域毎に、第2の実施例と同様に抽出画素のシンボルパタ
ーンの精細度を計数するようにしたが、第1の実施例と
同様に、隣接画素間の変化点数を計数するようにして
も、同様の作用効果が得られる。
【0060】さらに、以上の各実施例では、副走査ピッ
チは大小の2段階に切り換えるようにしたが、3段階以
上に切り換えるようにしてもよい。
【0061】また、画情報1ライン単位に副走査ピッチ
を切り換えるようにしたが、複数ライン単位に切り換え
るようにしてもよい。
【0062】さらには、画情報を算術符号により符号化
する場合を例にとって説明したが、本発明は、周囲画素
に基ずいて注目画素を予測する各種予測符号化法におい
て、同様に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、予測符
号化処理の際に抽出する各画素のシンボルパターンに基
ずいて、画像の精粗を判定するようにしたので、専用の
独立したメモリが不要になるため、装置の回路構成が簡
単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像伝送装置の送
信側のブロック構成図である。
【図2】上記画像伝送装置の受信側のブロック構成図で
ある。
【図3】上記画像伝送装置の送信処理の動作フローチャ
ートである。
【図4】抽出する画素位置を示す説明図である。
【図5】抽出画素の隣接画素間の変化点数の例を示す説
明図である。
【図6】上記画像伝送装置の受信側の動作フローチャー
トである。
【図7】上記第1の実施例の不都合が生じる動作例を示
す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る画像伝送装置の一
部を示すブロック構成図である。
【図9】その実施例における精細度テーブルの格納情報
の説明図である。
【図10】上記実施例において不都合が生じる動作例を
示す説明図である。
【図11】本発明の第3の実施例に係る画像伝送装置に
おいて原稿画像の読取幅の分割方法を示す説明図であ
る。
【図12】上記実施例における精細度の計数動作の説明
図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 1a,9a 副走査ピッチ可変手段 2 符号化部 3 送信部 4 変化点数テーブル 5,11 カウンタ 6,12 制御部 7 受信部 8 復号部 9 プロッタ 10 変化点数テーブル 13,14 精細度テーブル 21,83 テンプレート画素抽出回路 22,82 予測回路 23 符号化回路 81 復号回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像に対して主走査と副走査とを実
    行して画情報を1ラインずつ読み取り、読み取った画情
    報を予測符号化法により符号化する画像処理装置におい
    て、原稿画像から画情報を1ライン読み取る主走査手段
    と、読み取った1ラインの画情報の各画素に注目し注目
    画素の周囲一定範囲の複数画素を抽出する画素抽出手段
    と、抽出した上記複数画素のシンボルパターンに基ずい
    て注目画素のシンボルを予測しその予測結果により画情
    報を符号化する画情報符号化手段と、上記複数画素のシ
    ンボルパターンに基ずいて画像の精粗を判定する画像精
    粗判定手段と、その判定結果に基ずいて設定した副走査
    ピッチで副走査する可変ピッチ副走査手段とを備えてい
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記画像精粗判定手段は、抽出した上記
    複数画素の隣接画素間の変化点数を画像の精細度と判定
    する手段であることを特徴する請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 上記画素精粗判定手段は、予め抽出され
    る上記複数画素の各種シンボルパターンを記憶しておく
    手段と、記憶しているシンボルパターンが実際に出現す
    る度数に基ずいて画像の精粗を判定する手段とにより構
    成していることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記画素精粗判定手段は、原稿画像の1
    ライン幅を複数領域に分割して各領域毎に画像の精粗を
    判定する手段であることを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の画像処理装置。
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