JP3263218B2 - 画情報データ圧縮再生装置 - Google Patents

画情報データ圧縮再生装置

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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画情報をデータ圧
縮したり、その圧縮データから元の画情報を再生したり
する画情報データ圧縮再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】白黒の画情報の場合でも、1画素ごとに
濃度表現しようとすると多値画情報になる。また、フル
カラーの画情報の場合、各色成分の大きさを表現する必
要があるので、必ず多値画情報になる。
【0003】このような多値画情報のデータ圧縮に好適
な符号化方式として、例えば、JPEG(Joint
Photographic Expert Grou
p)の2つの符号化方式がある。
【0004】その1つは、非可逆符号化方式に属するD
CT(Discrete Cosine Transf
orm)方式であり、もう1つは、可逆符号化方式に属
するスパチアル(Spatial)方式である。
【0005】DCT方式は、データ圧縮処理によりある
程度の画質劣化が生じるが、スパチアル方式よりも、デ
ータ圧縮効果が高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】DCT方式では、1ペ
ージの画情報を、例えば、縦横8×8ドットという一定
サイズのブロックに分割して、ブロック単位に符号化す
る。
【0007】この場合、分割した各ブロックは、常に一
定のアルゴリズムで必ず符号化する。例えば、1ページ
の画像の中に濃度や色の変化のない広い領域があると、
その領域の複数ブロックが同一画情報になるが、従来
は、そのような複数ブロックも、1ブロックずつ一定の
アルゴリズムで必ず符号化していた。
【0008】従って、1ブロックに対して必ず一定量以
上の符号情報が生成されるため、データ圧縮効果は、一
定限度以上向上しないという問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題を解決し、データ圧
縮効果をさらに向上させることができる画情報データ圧
縮再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、画
情報をデータ圧縮する際には、1ページの画情報を複数
ブロックに分割し、各ブロックに順次注目して、注目ブ
ロック内の画情報の各画素レベルを周囲ブロックの画情
報を参照して予測し、予測した画素レベルと実際の画素
レベルとの誤差の大きさを判定し、判定した誤差が大き
い場合には、注目ブロック内の画情報を所定の符号化方
式で符号化して、得られた符号情報を圧縮データとして
出力すると共に、上記誤差が小さい場合には、符号化し
ないで符号化を省略したことを示すフラグ情報のみ圧縮
データとして出力する一方、画情報を再生する際には、
圧縮データとして、符号情報を入力した場合には、その
符号情報を所定の符号化方式で該当するブロックの画情
報に復号すると共に、上記フラグ情報を入力した場合に
は、該当ブロックの画情報の各画素レベルを、先に復号
している周囲ブロックの画情報を参照して予測すること
により、該当ブロックの画情報を生成するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】注目ブロックの画情報を周囲ブロックの画情報
からある程度予測できる場合、そのブロックの圧縮デー
タとして符号情報を出力しなくてもよくなるので、出力
する圧縮データのデータ量が削減され、データ圧縮効果
がさらに向上するようになる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、まず、本発
明の画情報データ圧縮再生装置のの第1の実施例を説明
する。
【0013】本実施例の画情報データ圧縮再生装置は、
多値画情報を圧縮データに変換するデータ圧縮処理側
と、圧縮データを元の多値画情報に戻す画情報再生処理
側とで構成されている。
【0014】図1は、上記データ圧縮処理側のブロック
構成図を示したものである。図において、メモリ1は、
処理する多値画情報を一定量格納するものである。画情
報ブロック抽出部2は、1ページをそれぞれ一定画素数
の複数ブロックに分割して、各ブロック内の画情報を順
次抽出するものである。多値符号化部3は、抽出された
画情報を、例えばDCT方式などの既知の符号化方式で
符号化するものである。
【0015】フラグ出力部4は、例えば1ビットの固定
データであるフラグ情報を出力するものである。スイッ
チ5は、多値符号化部3から出力される符号情報または
フラグ出力部4から出力されるフラグ情報を選択出力す
るものである。
【0016】画素レベル予測部6は、個々のブロック内
の画情報の各画素レベルを周囲ブロックの画情報に基ず
いて予測するものである。誤差検出部7は、予測した画
素レベルと実際の画素レベルとの誤差を検出するもので
ある。誤差累計部8は、1ブロック内で検出した1画素
ごとの予測誤差の総和を算出するものである。出力デー
タ選択部9は、算出した予測誤差の大小に応じて、圧縮
データとして出力する情報を選択制御するものである。
【0017】図2は、上記画情報再生処理側のブロック
構成図を示している。図において、データ判別部10
は、圧縮データとして符号情報を入力したかフラグ情報
を入力したかを判別するものである。スイッチ11は、
入力した圧縮データを必要に応じて多値復号部12に入
力するものである。多値復号部12は、上記符号化方式
で生成された符号情報を元の画情報に復号するものであ
る。
【0018】画素レベル予測部13は、前記画素レベル
予測部6と同様に、個々のブロック内の画情報の各画素
レベルを周囲ブロックの画情報に基ずいて予測するもの
である。スイッチ回路14は、多値復号部12または画
素レベル予測部13の出力を選択して、ページメモリ1
5に入力するものである。ページメモリ15は、画情報
を一定量一時格納するものである。
【0019】以上の構成で、次に、本実施例の画情報デ
ータ圧縮再生装置のデータ圧縮処理を説明する。
【0020】データ圧縮処理を実行する場合、図1に示
したデータ圧縮処理側に多値の画情報が入力される。こ
の画情報は、例えば、一定階調数の白黒画情報である。
【0021】この場合、メモリ1は、図3に示すよう
に、入力された画情報を、例えば1ページ分一時格納す
る(処理101)。画情報ブロック抽出部2は、その1
ページ分の画情報を一定画素数ずつ複数のブロックに分
割する。図4は、1ページの画情報を縦横4×4画素と
いう各ブロックに分割した例を示している。画情報ブロ
ック抽出部2は、まず、先頭の1ブロックに注目し、そ
の注目ブロックの画情報を抽出する(処理102)。
【0022】画素レベル予測部6は、注目ブロックの各
画素レベルをその周囲ブロックの各画素を参照して予測
する。なお、画素レベルは、上記白黒画情報の場合、画
素濃度のことである。
【0023】例えば、いま、1ブロック内の上端第1ラ
インの4つの画素レベルを予測する場合、図5(a)に
示すように、1つの画素レベルは、その真上と左上の2
画素を参照して予測する。この場合、参照する画素は、
いずれも隣接ブロックの下端の画素になる。ここで、参
照する2つの画素の各画素レベルをa,bとすると、画
素レベルの予測値xを、 x=(a+b)/2 として算出する。
【0024】次に、1つのブロック内の第2ラインの4
つの画素レベルを予測する場合、同図(b)に示すよう
に、左端の第1画素は、左側の隣接ブロックの1画素
と、先に予測した第1ラインの第1画素とを参照して、
画素レベルを予測する。また、あとの3画素は、その第
1ラインの各画素を参照して、それぞれの画素レベルを
予測する。画素レベルの算出方法は、上記と同様であ
る。
【0025】第3〜4ラインの各画素濃度も隣接ブロッ
クの各画素や予測した各ラインの各画素を参照して同様
に予測する(処理103)。
【0026】誤差検出部7は、注目ブロック内全画素に
ついて、画素レベルの予測値xと実際の画素レベルとの
誤差を加算し、予測誤差の総和Yを算出する(処理10
4)。
【0027】出力データ選択部9は、算出された予測誤
差の総和Yと予め設定されているしきい値Rとを比較す
る(処理105)。
【0028】そして、総計Yが、しきい値Rより大きい
場合(処理105のY)、スイッチ5を多値符号化部3
側に切り換える。多値符号化部3は、画情報ブロック抽
出部2で抽出された注目ブロックの画情報を所定の符号
化方式で符号化して、符号情報を出力する。この場合、
その符号情報が、注目ブロックの圧縮データとして外部
に出力される(処理106)。
【0029】一方、誤差の総和Yが、しきい値R以下で
ある場合(処理105のN)、スイッチ5をフラグ出力
部4側に切り換えて、フラグ出力部4を起動する。これ
により、フラグ出力部4は、フラグ情報を1つ出力す
る。このフラグ情報は、符号化処理を省略したことを示
すもので、例えば“1”という1ビットのデータであ
る。この場合、このようなフラグ情報が、注目ブロック
の圧縮データとして外部に出力される(処理107)。
【0030】このようにして、1ブロックの処理を終了
すると、画情報ブロック抽出部2は、未処理のブロック
があるかどうか判定する(処理108)。未処理のブロ
ックがある場合(処理108のY)、次の1ブロックに
注目する。注目する順序は、画情報の主走査と副走査と
同様に、1ページ内の最上段左側から順次右側、次に2
段目の左側から右側という順序である。そして、その注
目ブロックの画情報を抽出して、その注目ブロックの画
情報を上記と同様に処理する(処理102へ)。これに
より、入力した画情報が1ブロックずつ順次処理され
る。
【0031】このようにして、全ブロック処理し終ると
(処理108のN)、以上のデータ圧縮処理を終了す
る。
【0032】次に、圧縮データから元の画情報を再生す
る画情報再生処理を説明する。
【0033】画情報再生処理を実行する場合、図2に示
した画情報再生処理側に圧縮データが順次入力される。
【0034】この場合、データ判別部10は、図6に示
すように、1ブロック分の圧縮データを入力すると(処
理201)、その圧縮データが符号情報であるかフラグ
情報であるかを判別する(処理202)。入力した圧縮
データが符号情報である場合には(処理202の「符
号」)、スイッチ11,14をそれぞれ多値復号部12
側に切り換える。そして、多値復号部12は、その符号
情報を復号して元の1ブロック分の画情報を再生する。
ページメモリ15は、その再生された画情報を入力して
格納する(処理203)。
【0035】一方、入力した1ブロック分の圧縮データ
がフラグ情報である場合には(処理202の「フラ
グ」)、スイッチ11,14をそれぞれ他方に切り換え
る。
【0036】前述したように、1ページ内の各ブロック
は、最上段左側から順に処理されているので、2段目以
降のブロックになると、フラグ情報が入力されたときに
は、該当ブロックの上段や左側の各ブロックの画情報
は、先に再生されていることになる。
【0037】この場合、画素レベル予測部13は、該当
ブロックの各画情レベルを、図5で説明したように、隣
接ブロックの画情報に基ずいて1画素ずつ予測する。ペ
ージメモリ15は、その予測された画素レベルの画情報
を該当ブロックの画情報として格納する(処理20
4)。
【0038】このようにして、1ブロックの画情報を再
生すると、データ判別部10は、未処理の圧縮データが
あるかとうか判別する(処理205)。未処理の圧縮デ
ータがある場合には(処理205のN)、次の1ブロッ
クのデータを同様に判別する。また、各部も同様に動作
する(処理201へ)。これにより、圧縮データから元
の画情報が1ブロックずつ再生される。
【0039】このようにして、入力した圧縮データを処
理し終ると(処理205のN)、以上の画情報再生処理
を終了する。
【0040】以上のように、本実施例では、画情報をデ
ータ圧縮する場合、1ページの画情報を複数ブロックに
分割し、各ブロックの画情報を周囲ブロックの画情報に
より予測して、その予測誤差を判定し、予測誤差が大き
い場合には、注目ブロック内の画情報を符号化して符号
情報を出力する一方、予測誤差が小さい場合には、符号
化しないでフラグ情報だけ出力するようにしている。
【0041】そして、画情報を再生する場合には、1ブ
ロックの圧縮データとして、符号情報を入力すると、そ
の符号情報を復号して画情報を再生すると共に、フラグ
情報を入力すると、周囲ブロックの画情報により該当ブ
ロックの各画素レベルを予測して画情報を生成するよう
にしている。
【0042】1ページの画情報の中に、例えば、画素レ
ベル変化の小さい広い領域がある場合、その領域内の各
ブロックの画情報を、周囲ブロックの画情報から予測し
ても、予測誤差は小さくなる。その場合、その予測値を
画情報としても、元の画情報とほとんど変わらい画情報
が得られる。
【0043】本実施例では、上記のような領域の各ブロ
ックは、圧縮データとしてフラグ情報だけ出力すればよ
くなるため、圧縮データのデータ量が減少し、データ圧
縮効果がさらに向上するようになる。
【0044】次に、本発明の画情報データ圧縮再生装置
の第2の実施例を説明する。
【0045】図7は、本実施例の画情報データ圧縮再生
装置のデータ圧縮処理側において、図1と異なる部分を
示している。本実施例では、多値符号化部3は、誤差検
出部7の出力情報を入力するようにしている。
【0046】また、図8は、画情報再生処理側におい
て、図2と異なる部分を示している。本実施例では、多
値復号部12と画素レベル予測部13の出力情報から元
の画情報を再生する画素再生部16を新たに配設してい
る。
【0047】この構成で、画情報をデータ圧縮する場
合、前述の実施例と同様に、各ブロックの画情報を予測
して、予測誤差が小さい場合には、フラグ情報のみ出力
する。一方、予測誤差が大きい場合には、誤差検出部7
で検出される1画素ごとの予測誤差の値を多値符号化部
3により符号化する。
【0048】また、画情報を再生する場合、圧縮データ
としてフラグ情報を入力したときには、前述の実施例と
同様に、隣接ブロックの画情報から該当ブロックの各画
素レベルを予測して画情報を生成する。
【0049】一方、符号情報を入力したときには、ま
ず、多値復号部12で、その符号情報を復号する。これ
により、上記予測誤差の値が得られる。次に、画素再生
部16では、その予測誤差の値と、画素レベル予測部1
3から得られる予測値とに基ずいて、元の画素レベルを
再生する。これにより、元の画情報が得られる。
【0050】このように、各ブロックの画情報を予測し
たときの予測誤差の値を符号化するようにしても、画情
報のデータ圧縮と再生とを前述の実施例と同様に実行す
ることができる。
【0051】この場合、符号化する予測誤差の値は、元
の画情報と比較すると、全体的に信号レベルが小さいも
のになる。従って、本実施例では、小さい信号レベルが
少ないビット数の符号に変換される特性の符号化方式を
採用すればよい。これにより、前述の実施例よりも、圧
縮データのデータ量がさらに減少し、データ圧縮効果が
一層向上するようになる。
【0052】次に、本発明の画情報データ圧縮再生装置
の第3の実施例を説明する。
【0053】図9は、本実施例の画情報データ圧縮再生
装置のデータ圧縮処理側において、図1と異なる部分を
示している。本実施例では、誤差累計部8の代りに最大
値検出部17を配設している。この最大値検出部17
は、誤差検出部7から出力される誤差情報の最大値を検
出するものである。なお、画情報再生処理側は、図2と
同様の構成である。
【0054】図10は、本実施例のデータ圧縮処理にお
いて、図3と異なる部分を示している。すなわち、本実
施例では、誤差検出部7により1ブロック内の1画素ご
との予測誤差を検出すると、最大値検出部17は、その
1ブロック内で検出された予測誤差の最大値Mを検出す
る(処理109)。
【0055】そして、出力データ選択部9は、その最大
値Mと予め設定されたしきい値Rとを比較する(処理1
10)。ここで、最大値Mが、しきい値Rより大きい場
合(処理110のY)、1ブロックの画情報を符号化し
(処理106へ)、小さい場合(処理110のN)、フ
ラグ情報を出力する(処理107)。
【0056】このように、予測誤差の最大値により、符
号化をするかしないかを決定するようにしても、画情報
のデータ圧縮と再生とを前述の実施例と同様に実行する
ことができる。
【0057】この場合、画情報の1ブロック内に画素レ
ベルが急激に変化する部分があると、そのブロックの画
情報が符号化されるようになる。従って、例えば、文字
画像の画情報の場合、文字の輪郭部分を必ず符号化する
ことができる。符号化すれば、元の画情報をより忠実に
再生することができるので、文字が鮮明な再生画像が得
られるようになる。
【0058】次に、本発明の画情報データ圧縮再生装置
の第4の実施例を説明する。
【0059】図11は、本実施例の画情報データ圧縮再
生装置のデータ圧縮処理側において、図1と異なる部分
を示している。本実施例では、出力データ選択部9内
に、しきい値Rを変化させるしきい値可変手段9aを備
えると共に、オペレータが、そのしきい値可変手段9a
を任意に操作する操作部18を配設している。
【0060】この構成で、画情報をデータ圧縮する場
合、オペレータは、操作部18で所望のしきい値Rを設
定する。出力データ選択部9は、設定されたしきい値R
で、前述した第1の実施例と同様に動作する。また、そ
の他の各部も同様に動作する。
【0061】しきい値Rが低く設定されると、より多く
のブロックが多値符号化部3で符号化されことになる。
これにより、画情報を再生する際に、元の画像がより忠
実に再生されるようになる。一方、しきい値Rが高く設
定されると、画情報を符号化するブロック数が減少する
ので、圧縮データのデータ量が減少する。これにより、
画情報を再生する際に、再生される画像の画質は低下す
るが、データ圧縮効果が向上することになる。
【0062】本実施例では、オペレータが、操作部18
でしきい値Rを設定することにより、良好な画質を得る
か、高いデータ圧縮効果を得るかを任意に選択できるよ
うになる。
【0063】なお、上記実施例では、オペレータが、直
接しきい値Rを設定するようにしたが、オペレータは、
画質の良否あるいはデータ圧縮効果の良否を指定し、装
置が、オペレータの指定に応じたしきい値Rを自動設定
するようにしてもよい。
【0064】また、以上の各実施例では、画素レベル予
測部6,13において、画素レベルは、隣接する2画素
だけ参照して予測するようにしたが、多数の画素を参照
して予測すれば、さらに再生画像の画質を向上させるこ
とができる。多数の画素を参照する予測処理は、多くの
既知技術により実行することができる。
【0065】また、メモリ1,15では、画情報を1ペ
ージ分格納するようにしたが、画素レベルの予測に必要
な一定量だけ格納するようにしてもよい。
【0066】さらに、多値符号化部3では、多値画情報
に好適なDCT方式で画情報を符号化するものとした
が、この符号化方式は何でもよいことはいうまでもな
い。例えば、2値画情報用のJBIG(Joint B
i−Level Image Coding Expe
rts Group)の符号化方式を採用することも可
能である。この場合、多値画情報を複数の2値画情報に
変換した後、符号化すればよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画情報
をデータ圧縮する場合、1ページの画情報を複数ブロッ
クに分割して、各ブロックの画情報を周囲ブロックの画
情報に基ずいて予測し、予測誤差が大きい場合には、そ
のブロックの画情報を所定の符号化方式で符号化する一
方、予測誤差が小さい場合には、フラグ情報を圧縮デー
タとして出力するようにしたので、圧縮データのデータ
量が削減され、データ圧縮効果が向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画情報データ圧縮
再生装置のデータ圧縮処理側のブロック構成図である。
【図2】上記画情報データ圧縮再生装置の画情報再生処
理側のブロック構成図である。
【図3】データ圧縮処理の動作フローチャートである。
【図4】画情報のブロック分割の一例を示す説明図であ
る。
【図5】画情報の画素レベル予測動作の説明図である。
【図6】画情報再生処理の動作フローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例に係る画情報データ圧縮
再生装置のデータ圧縮処理側の一部を示すブロック構成
図である。
【図8】その画情報データ圧縮再生装置の画情報再生処
理側の一部を示すブロック構成図である。
【図9】本発明の第3の実施例に係る画情報データ圧縮
再生装置のデータ圧縮処理側の一部を示すブロック構成
図である。
【図10】その実施例における画情報データ圧縮処理の
一部を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施例に係る画情報データ圧
縮再生装置のデータ圧縮処理側の一部を示すブロック構
成図である。
【符号の説明】
1 メモリ 2 画情報ブロック抽出部 3 多値符号化部 4 フラグ出力部 5,11 スイッチ 6,13 画素レベル予測部 7 誤差検出部 8 誤差累計部 9 出力データ選択部 9a しきい値可変手段 10 データ判別部 12 多値復号部 14 スイッチ回路 15 ページメモリ 16 画素再生部 17 最大値検出部 18 操作部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画情報を入力して一定の処理により
    データ量の小さい圧縮データに変換するデータ圧縮処理
    側と、上記圧縮データを入力して元の画情報に戻す画情
    報再生処理側とで構成されている画情報データ圧縮再生
    装置において、上記データ圧縮処理側には、1ページの
    上記画情報をそれぞれ一定画素数の複数ブロックに分割
    する分割手段と、分割した各ブロックに順次注目して注
    目ブロック内の画情報の各画素レベルを周囲ブロックの
    画情報を参照して予測する予測手段と、その予測におけ
    る予測誤差の大小を判定する誤差判定手段と、判定した
    誤差が大きい場合には注目ブロック内の画情報を一定の
    符号化方式で符号化して得られた符号情報を圧縮データ
    として出力する符号化手段と、判定した上記誤差が小さ
    い場合には符号化を省略したことを示すフラグ情報のみ
    圧縮データとして出力するフラグ出力手段とを備える一
    方、上記画情報再生部側には、圧縮データとして符号情
    報を入力した場合には、その符号情報を上記一定の符号
    化方式で該当するブロックの画情報に復号する復号手段
    と、圧縮データとして上記フラグ情報を入力した場合に
    は、該当ブロックの画情報の各画素レベルを、先に復号
    している周囲ブロックの画情報を参照して予測して該当
    ブロックの画情報を生成する画情報予測手段とを備えて
    いることを特徴とする画情報データ圧縮再生装置。
  2. 【請求項2】 上記誤差判定手段は、予測した画素レベ
    ルと実際の画素レベルとの誤差を1画素ずつ検出して上
    記注目ブロック内で検知した誤差の総和が一定値以上に
    なった場合に誤差が大きいと判定する手段であることを
    特徴とする請求項1記載の画情報データ圧縮再生装置。
  3. 【請求項3】 上記誤差判定手段は、予測した画素レベ
    ルと実際の画素レベルとの誤差を1画素ずつ検出して上
    記注目ブロック内で検知した誤差の最大値が一定値以上
    になった場合に誤差が大きいと判定する手段であること
    を特徴とする請求項1記載の画情報データ圧縮再生装
    置。
  4. 【請求項4】 上記符号化手段は、上記予測手段で予測
    した画素レベルと実際の画素レベルとの誤差を符号化す
    る手段であると共に、上記復号手段は、入力した符号情
    報を誤差情報に戻した後その誤差情報から元の画情報を
    再生する手段であることを特徴とする請求項1記載の画
    情報データ圧縮再生装置。
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