JP2002158878A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2002158878A
JP2002158878A JP2000353771A JP2000353771A JP2002158878A JP 2002158878 A JP2002158878 A JP 2002158878A JP 2000353771 A JP2000353771 A JP 2000353771A JP 2000353771 A JP2000353771 A JP 2000353771A JP 2002158878 A JP2002158878 A JP 2002158878A
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Application number
JP2000353771A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kuwano
秀之 桑野
Kazuyuki Murata
和行 村田
Naoki Takahashi
直樹 高橋
Takashi Nakanishi
隆 中西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字などのエッジを必要とする部分はエッジ
を保存し、写真のように階調を必要とする部分は階調を
保存することにより画質の低下を押さえ、さらに、画像
データの符号化効率を高めた画像処理装置及び画像処理
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】比較手段は、高濃度部の濃度平均値と低濃
度部の濃度平均値を比較し、比較した結果に基づいてス
イッチ手段が画素ブロックの画素濃度の平均値である全
体濃度平均値(基準濃度値)又は上記2つの濃度平均値
を選択する。ここで選択された値を符号化手段によって
符号化することにより、画像の特徴を保存し符号化効率
を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法に係り、詳しくは二値化データと、高濃度
部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて画像デー
タを符号化する画像処理装置及び画像処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル複写機等の画像処理装
置では、スキャナで取り込んだ画像を電子的に並べ替え
るために、一時的にメモリに格納することが行われる。
その際に、画像を符号化してデータを小さくすることが
必要になり、取り込んだ画像の画質を低下させずに、符
号データをなるべく小さくするような方法が提案されて
いる。
【0003】しかし、特に文字などのエッジ部分を保存
したい画像と、写真などの階調性を保存したい画像が混
在している場合、画一的に符号化すると画質の保存とデ
ータ量の縮小を両立することが困難であり、当該課題を
解決する方法が求められている。
【0004】そのような課題を解決する手段として、特
許第3005007号公報に提案されている方法があ
る。この方法によると、文字画像と写真画像が混在した
原稿を文字領域と自然画像領域を分類する分類手段と、
分類結果に応じて、文字領域のエッジを保存し写真画像
(自然画像)領域の画像を除去した二値画像を表す1画
面分の二値パターンデータと、その濃度を示す付加デー
タからなる第1の符号データを出力する第1の符号化手
段と、前記第1の符号化手段より出力された二値パター
ンデータと付加データから復号画像データを生成する復
号手段と、入力画像データと復号画像データの差分を取
ることにより写真画像(自然画像)領域を多値画像表現
で符号化した1画面分の多値データからなる第2の符号
化手段と、前記第1、第2の符号化手段により出力され
た各ータを送信する送信手段を有する。
【0005】上記特許第3005007号公報の動作例
を図16を用いて説明する。図16において、CCDセ
ンサーなどの画像入力部1601により入力された画像
データ1610は、分類部1602においてN×Nブロ
ック単位(所定の画素数単位)の画素ブロックで文字部
分かどうかが判別される。判別方法については、様々な
方式が別途提案されているのでここでは限定しない。
【0006】上記分類部1602で文字と判定された上
記画素ブロックについては、BTC(Block Truncation
Coding )を用いるBTC符号化部1603において、
画素ブロック内の画素濃度の平均値を基準に大きい(濃
い)画素を1、小さい(薄い)画素を0として二値化し
た二値化データ(図示せず)と、ブロック内の平均値よ
り大きい(濃い)画素の平均値と小さい(薄い)画素の
平均値(図示せず)が生成される。上記二値化データ
は、MMR(Modified Modified READ)などのハフマン
符号化もしくはJBIG(Joint Bi-level Image Codin
g Experts Group)などの算術符号化が施された二値パ
ターンデータ1611として出力される。上記大きい
(濃い)画素の平均値と小さい(薄い)画素の平均値も
ハフマン符号化され付加データ1612として出力され
る。文字と判定されなかったブロックについては、二値
パターンデータ1611はすべて”0”とする。
【0007】BTC復号部1604は、符号化された二
値パターンデータ1611と付加データ1612からN
×Nの多値画像1614を再現する。このとき、文字と
判定された部分以外は再現されない。続いて、再現され
た多値画像1614と入力データ1610の差分161
5が、DCT符号部1605において離散コサイン変換
(DCT)される。
【0008】対象となる画素ブロックが分類部1602
で文字と判定されなかった場合には、DCT符号部16
05には入力データ1610が入力され、そのままDC
Tされることになる。
【0009】対象の画素ブロックが分類部1602で文
字と判定された場合には、入力データ1610に対し
て、上記2つの平均値のいずれかとの差分が符号化され
るため、その値は入力データよりも小さいものとなる。
即ち、エッジを保存したい場合には、変化の大きい部分
についてはBTC符号化部1603の結果を優先し、そ
の結果に対する微妙な差分のみをDCTすることによっ
て、DCTの結果を小さく抑えることが可能になる。D
CT符号化されたデータは、さらにジグザグスキャンし
てハフマン符号化することによって、写真画像符号デー
タ1613として符号データ発生部1606に出力され
る。
【0010】符号データ発生部1606では、各画素ブ
ロックに対応する写真画像符号データ1613が画像1
面分転送され、続いて文字ブロックか否かを示す文字ブ
ロック判定フラグが画像1面分転送され、最後に二値パ
ターンデータ1611と付加データ212が転送され、
これらを用いて上記画像データを符号化する。
【0011】符号化された信号の復号化は図17に示す
ブロック図にしたがって行われる。即ち、符号データ受
信部1721では受信した画像データ(符号化済)を、
写真画像符号データ1613、文字ブロック判定フラグ
(図示せず)、二値パターンデータ1611と付加デー
タ1612に分離する。次に、BTC復号部1722で
は、二値パターンデータ1611と付加データ1612
から文字部のブロックが復号される。一方、写真画像符
号データ1613は逆DCT復号部1723で二次元の
逆DCT変換が施される。この2つの結果を加算するこ
とにより、画像出力部1724にて最終的な画像を出力
する。
【0012】従って、変化量の大きいエッジ部分につい
ては、BTCで階調変化の大きい部分を表現し、変化量
の小さい部分についてはDCTでその微妙な変化量を保
存している。変化量の小さい写真部分については、DC
Tの再現性も優れていることから、DCTだけで符号化
している。このような構成にすることによって、DCT
で問題となるブロック歪みを目立たなくするとともに、
BTCでは表現しきれない微妙な階調についても保存す
ることが可能となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
許第3005007号公報に記載の技術では、1画面分
のDCT変換の結果、1画面分のBTC変換の結果、及
び文字部分判定フラグといった3つの1画面分のデータ
を冗長的に使用しなければならない。したがって、当該
一連の作業に使用するメモリもそれだけ大きなものが必
要になる。このため、このような手段を用いた装置を実
現するためには、コスト的にもかなり高額なものになっ
てしまう。
【0014】また、符号化後の画像データは、複数種の
データを含むためにデータサイズが大きくなってしまう
という問題もある。
【0015】さらに、画像の編集処理において、例えば
回転等を行う場合、当該画像データを完全に復号化して
からでないと編集できないという問題がある。
【0016】従って本発明は、画像データの符号化効率
を高めることで、1画面あたりのメモリ使用量を押さ
え、さらに、文字などのエッジを必要とする部分はエッ
ジを保存し、写真のように階調を必要とする部分は階調
を保存することにより画質の低下を押さえた画像処理装
置及び画像処理方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を備える。
【0018】すなわち、画像データを構成する画素ブロ
ックを高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データ
と、上記高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを
用いて上記画像データを符号化する画像処理装置を前提
とし、比較手段は、高濃度部の濃度平均値と低濃度部の
濃度平均値を比較し、比較した結果に基づいて所定の基
準濃度値又は上記2つの濃度平均値を選択する。ここで
選択された値が符号化手段によって符号化されることに
より、画像データが符号化される。
【0019】従って、画素ブロック内の画素濃度(階
調)の変化が大きいエッジ等の部分においては、従来技
術であるBTCを採用することとなり、濃度差を保存す
ると共に、画素ブロック内の階調差が比較的小さいブロ
ックにおいては、二値化ビットマップを省く(即ち”N
ull”)ことにより、画像データに応じて適した符号
化が可能となり、また、符号化データのサイズを小さく
することが可能となる。
【0020】さらに、比較手段に代えて、上記画素ブロ
ックの画像の種類を判別する画像判別手段を備えた構成
がある。
【0021】また、上記画像処理装置にて符号化された
符号化データは、判定手段により上記2つの濃度平均値
の内容を判定され、この判定結果が異常の場合、上記符
号化データに本来格納されるべき濃度平均値に代えて格
納されている、所定の基準濃度値を該画素ブロックに割
り当てる復号化手段を備えた画像処理装置により復号化
が可能である。
【0022】さらに画素ブロックを複数のサブブロック
に分割し、AC手段は、該複数のサブブロックそれぞれ
の画素の濃度の平均値を算出すると共に該算出された上
記複数のサブブロックの濃度平均値の相対関係を数値化
したAC値を算出し、スイッチ手段は、上記比較手段の
結果に応じて当該AC値と上記所定の基準濃度値を選択
する構成がある。
【0023】この構成では、画素ブロック内の濃平均値
と薄平均値の差を所定の閾値と比較し、所定の場合には
AC値を用いた再現性の高い符号化方式を用いることに
より、写真画像でエッジ部のように比較的階調差がある
ような場合でも、符号化効率を高めたまま平滑化するブ
ロックを小さくして変化量を保持することができる。
【0024】また、上記AC値を用いて符号化された符
号化データは、判定手段により上記2つの濃度平均値の
内容を判定し、所定の規則に該当する場合には、本来格
納されるべき濃度平均値に代えて格納されている上記A
C値と、同じく本来格納されるべき濃度平均値に代えて
格納されている基準濃度値とを用いて上記符号化データ
を復号化することが可能である。
【0025】また、上記画素ブロックを更に複数のサブ
ブロックに分割して当該サブブロック単位の濃度平均値
であるサブ濃度平均値を算出するサブ分割手段と、該サ
ブ濃度平均値に基づいてサブブロックを高濃度部及び低
濃度部に区別する二値化手段と、サブブロックの高濃度
部に対応する濃度平均値である濃サブ平均値と、低濃度
部に対応する濃度平均値である薄サブ平均値とを算出す
る濃淡平均値算出手段とを備えたサブブロック化部を具
備する構成や、分割数の異なる複数のサブブロック化部
を備える構成がある。
【0026】この構成では、画素ブロック内の濃い画素
の平均値(濃平均値)と薄い画素の平均値(薄平均値)
の差を所定の閾値と比較することで、画像の階調特性を
保持するとともに、平滑化する画素ブロックのサイズを
ダイナミックに変化させることにより、画像データにお
ける微少ブロックでの階調の変化に対応した符号化が可
能になる。また、このような符号化方式を用いることに
より、画像によらず符号化効率を高めることができる。
【0027】上記サブブロックに分割して符号化された
符号化データは、2つの濃度平均値が含まれるべき符号
化データの所定の場所に格納されている、当該符号化デ
ータの符号化方式を示す符号化方式識別フラグに基づい
て符号化方式が判定され、当該判定結果に基づいて、本
来格納されるべき上記2つの濃度平均値に代えて格納さ
れている所定の値を用いて復号化される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
【0029】〔実施の形態1〕本発明の実施の形態1に
おける画像処理装置について図1、図2、図3を参照し
説明する。
【0030】図1は、本発明の実施の形態1における各
手段を示すブロック図であり、図3は、図1のデータ等
を表すイメージ図である。尚、図1に示す各手段等は画
像処理装置を構成し、具体的にはディジタル複写機やス
キャナ、パーソナルコンピュータ等にハードウェア、あ
るいはソフトウェアとして格納される。
【0031】図1において、画像データ100はスキャ
ナなどで取り込まれたデータにエッジ強調などの処理を
施した多値画像であり、1画素が複数のビットで表現さ
れている。本実施の形態1では、1画素8ビットとして
説明する。尚、画像データ100(多値画像)は1ライ
ン単位で入力されるが、ブロック分割手段120によっ
て、バッファなどを用いてM×N個の画素ブロックにブ
ロック化される。ここでは一つの画素ブロックを8×8
の画素ブロックとして扱う。以後の処理は画素ブロック
(ここでは8×8)の単位を基本に実行される。
【0032】まず、上記ブロック分割手段120に入力
された上記画像データ100は、該ブロック分割手段1
20にて8×8の画素ブロック101に分割され、平均
値算出手段121、二値化手段122及び、濃淡平均算
出手段123に送信される。
【0033】平均値算出手段121では、上記画素ブロ
ック101を受信すると、8×8の画素ブロック101
内の各画素の濃度の平均である全体濃度平均値102を
算出し、二値化手段122及びセレクタ124を構成す
るスイッチ手段126に送信する。
【0034】続いて、二値化手段122では、上記全体
濃度平均値102と、画素ブロック101を構成する各
画素の濃度を比較して二値化処理を行ない、二値化デー
タ103を算出して上記濃淡平均算出手段123及び上
記スイッチ手段に送信する。ここでは、対象画素の濃度
を示す値が全体濃度平均値102より大きい場合を1、
全体濃度平均値102以下の場合を0として二値化する
ものとする。
【0035】次に、二値化データ103と画素ブロック
101を受信した濃淡平均算出手段123では、二値化
データ103が”1”である画素(濃い画素)の濃度平
均値である濃平均値104と、二値化データ103が”
0”である画素(薄い画素)の濃度平均値である薄平均
値105を算出し、セレクタ124を構成する比較手段
125及び上記スイッチ手段126に送信する。
【0036】続いてセレクタ124において、まず比較
手段125が記憶手段128に予め記憶されている閾値
を読出し、濃平均値104と薄平均値105との差と比
較を行い、当該比較の結果をスイッチ手段126に送信
する。
【0037】ここで、濃平均値104と薄平均値105
の差が上記閾値より大きい場合、濃平均値104と薄平
均値105の濃度差が大きく、即ち、画素ブロック10
1は文字データ(画像)のようにエッジ部が明瞭なデー
タであることを意味する。この場合には、上記スイッチ
手段126は濃平均値104をdark106として、
薄平均値105をlight107としてバッファ12
7に出力し、さらに、二値化データ103も8×8の二
値化ビットマップ108として同じく上記バッファ12
7に出力する(図3(a))。
【0038】上述した上記濃平均値104、薄平均値1
05及び二値化ビットマップ108を用いた画像の符号
化方式は、BTC(Block Truncation Coding )と呼ば
れる一般的な符号化方式であり、文字データのようにエ
ッジ部が明瞭なデータの符号化に適した符号化方式であ
る。
【0039】続いて、濃平均値104と薄平均値105
の差が上記閾値以下の場合、濃平均値104と薄平均値
105の濃度差が小さく、即ち、画素ブロック101は
例えば写真データ(画像)のような濃度変化の少ないデ
ータであることを意味する。この場合には、上記BTC
は適しておらず、該BTCのフォーマットを利用した他
の符号化方式を用いる。即ち、上記スイッチ手段126
では画素ブロック101の全体平均濃度値102をli
ght107として、dark106には全て”0”も
しくはlight107と同じ値を代入して出力し、ま
た、上記二値化ビットマップ108に代えて”Nul
l”を出力する(図3(b))。
【0040】以上の処理は画素ブロック101の復号時
に当該画素ブロックのデータ形式を判断可能にするため
のものであり、dark106とlight107が同
じ値であれば、当該画素ブロックは一つの濃度データで
符号化されていることを意味する。また、light1
07には何らかの値を持ちdark106がすべて0で
あれば、dark106がlight107よりも濃い
データ(ここでは大きい値)を持つということに矛盾す
るため、当該画素ブロックはlight107の値だけ
で符号化されていると判断することが出来る。同様に、
ブロック内の全体濃度平均値102をdark106と
して、light107には全て”1”もしくはdar
k106と同じ値を代入することにより同様の効果が得
られる。この構成(データ構造)により、二値化ビット
マップ108の有無に関わらず、当該画素ブロック10
1はBTCで符号化されていないことが認識できる。
【0041】続いて、濃平均値104と薄平均値105
の差が上記閾値以上及び以下のいずれにおいても、上記
バッファ127に一端保存されたlight107、d
ark106及び二値化ビットマップ108(但し、閾
値以下の場合は”Null”となる)は、セレクタ12
4により一定の規則に基づいて符号化される。次に上述
したMMHなどのハフマン符号化やJBIGなどの算術
符号化に代表される圧縮方式を採用した圧縮手段129
によってデータ圧縮され符号化データ109として出力
される。
【0042】以上のように、本実施の形態1において、
画素ブロック内の画素濃度(階調)の変化が大きいエッ
ジ等の部分においては、BTCを採用することで濃度差
を保存すると共に、画素ブロック内の階調差が比較的小
さいブロックにおいては、二値化ビットマップ108を
省く(即ち”Null”)ことにより、画像データに応
じて適した符号化が可能となり、また、符号化データの
サイズを小さくすることが可能となる。
【0043】尚、上記平均値算出手段121において、
上記画素ブロック101の全体濃度平均値102を算出
し、当該全体濃度平均値102を基準に濃平均値104
及び薄平均値105を区別しているが、必ずしも全体濃
度平均値102を用いる必要はなく、予め決められた基
準濃度値に基づいて上記濃平均値104及び薄平均値1
05を区別してもよい。この場合、符号化データ109
には、上記図3の(b)に示す全体濃度平均値102に
代えて上記予め決められた基準濃度値が格納されること
になる。
【0044】次に、上記方式で符号化された符号化デー
タ109を復号化する手順について、図2を用いて説明
する。尚、図2にて示す各手段は画像処理装置を構成
し、具体的にはディジタル複写機やプリンタ、パーソナ
ルコンピュータ等にハードウェア、あるいはソフトウェ
アとして格納される。
【0045】まず、デコード手段220では、受信した
符号化データ109を、MMHやJBIGなどの圧縮手
段に応じた方法で伸長し、dark106、light
107、二値化ビットマップ108に分離する。分離さ
れた分離データ201は一旦バッファ221を介して復
号化手段222及び判定手段223に送信される。上記
判定手段223では、dark106およびlight
107に格納されている情報によって、当該符号化デー
タ109(画素ブロック101)がどの様に符号化され
ているかを判定する。即ち、dark106のビットが
全て”0”であり、light107に何らかの値が格
納されていれば、”dark106がlight107
より大きい”という情報(定義)と矛盾するため、上記
図3(b)の方式で符号化されていると判定する。尚、
dark106とlight107が同じ値である場合
は、上記図3(a)の方式、即ちBTCで符号化されて
いる場合でも上記図3(b)の方式で符号化されている
場合でも結果が同じとなるため、どちらと判断してもよ
い。但し、上記図3(b)の方式とする方が符号化デー
タ109が小さくなるために好ましい。又、上述したよ
うにdark106に何らかの値が代入されており、l
ight107のビットが全て”1”の場合でも上記同
様矛盾すると判断することができる。尚、この判定方法
は、符号化の方式に準拠する。
【0046】続いて復号化手段222では、上記判定手
段223による判定の結果に基づいて以下の処理を行
う。即ち上記判定手段223による判定の結果、BTC
で符号化されていると判断された場合(図3の(a))
には、上記二値化ビットマップ108を構成する”1”
の画素にdark106(濃平均値104)を、二値化
ビットマップ108を構成する”0”の画素にligh
t107(薄平均値105)を割り当てることにより符
号データ109を復号化する。また、判定の結果、全体
濃度平均値102で符号化されていると判断された場合
(図3の(b))には、上記復号化手段222において
対象となる画素ブロックのすべての画素にlight1
07(全体濃度平均値102)を割り当てることにより
符号データ109を復号化する。
【0047】上記復号化手段222により復号化された
復号化データ202は、バッファ224を介して再生信
号203として出力される。
【0048】以上のように、BTCの形式を有する符号
化データに、所定のルールに従ったフォーマットを用い
ることにより、容易に新たなフォーマットであることを
認識させることができる。このため、通常のBTCに対
応する復号化を僅かに改良するのみで本実施の形態1を
実施可能とすることができる。
【0049】尚、上記全体濃度平均値102に代えて、
上記予め決められた基準濃度値が使用されている場合に
は、全体濃度平均値102に代えて上記予め決められた
基準濃度値を用いて復号化するのは言うまでもない。
【0050】ここで、上述した実施の形態1における全
体濃度平均値102を用いたフォーマットで符号化する
際(図3の(b))には、二値化ビットマップ108を
省略するために、対象となる画素ブロック101の特徴
によって符号化データのサイズが変わる。このため、符
号化データを小さく出来る効果があるが、逆に画像デー
タの切り出し、回転、白データを付加等の編集作業は、
一度画像データを復号化してからでないと処理が煩雑に
なってしまう。
【0051】即ち、図4に示すように、まず、上記の手
順で符号化した画像データ100を90度時計回りに回
転することを考える。図4(a)は、8×8の画素ブロ
ック単位で符号化された符号化データのメモリ上に並ん
でいる順番を表した概念図である。また、それぞれの
行、即ち符号化データ401〜404、405〜40
8、409〜412、413〜416は、画像データの
同一ライン上に並んでいる画素ブロックを表している。
【0052】図4(a)では、長い符号化データ、即ち
符号化データ402、406、407、409〜41
2、415は、BTCで符号化された符号化データ、短
い符号化データ、即ち、データ401、403〜40
5、408、413、414、416は各画素ブロック
内の全体濃度平均値102で符号化された符号化データ
を表している。また、図4(a)は、各符号化データの
長さが異なっているが、メモリ上の連続した空間に記憶
されているものとする。
【0053】ここで、図4(a)のように符号化された
画像データ100を90度時計方向に回転させて読み出
すことを考える。すると、回転後の画像は図4(b)の
ようになり、符号化データ413、409、405、4
01、414、410、406、402、415、41
1、407、403、416、412、408、404
という順で出力しなければならない。尚、上記長い符号
化データにおいては、当該符号化データを構成する二値
化ビットマップ108も回転しなければならないが、こ
れについては説明を省略する。
【0054】この場合、符号化データのサイズはそれぞ
れの画素ブロックによって異なるため、図4(b)のよ
うに不連続にアクセスするためには、目的とするデータ
が記憶されているアドレスをあらかじめ認識しておく必
要がある。このような制御を行うには、大きなバッファ
を用意して各データの記録位置を記憶しておかなければ
ならないため、管理上効率が悪く事実上不可能である。
【0055】そこで、次に固定長符号化を実現する場合
について図1、図3、図4、図5を用いて説明する。
【0056】本実施の形態1において、上記スイッチ手
段126で上記二値化ビットマップ108に代えて”N
ull”を出力する(図3(b))のではなく、二値化
ビットマップ108を構成する内容をすべて”0もしく
は”1”としてダミーの二値化ビットマップを出力する
ことにより、図3の(c)に示したように固定長の符号
化データとして出力することが可能である。
【0057】この場合には、図5の(a)に示したよう
に、全体濃度平均値と二値化ビットマップ(ダミー)を
用いて符号化した符号化データ501、503、50
4、505、508、513、514、516も、濃平
均値、薄平均値及び二値化ビットマップで符号化した符
号化データ502、506、507、509、510、
511、512、515と同一のデータ長を有すること
となり、編集作業を容易にすることができる。
【0058】即ち、図5の(a)を同様に90度時計回
りに回転することを考えると、データの読み出し順序は
図5(b)に示すように、符号化データ513、50
9、505、514、510、506、502、51
5、511、507、503、516、512、50
8、504の順序になる。このとき、回転後の読み出す
符号化データの記録されている場所は、イメージの幅と
長さから容易に計算できるので、大量の作業メモリを必
要とせず、ハードウェアで実現することも容易である。
ただし、固定長で符号化した場合には、ブロックデータ
分が符号データとして増加してしまうが、ダミーである
二値化ビットマップをすべて”0”もしくは”1”とし
て構成し、さらにこの符号化データに対してMMHなど
のハフマン符号やJBIGなどの算術符号化等を施して
やることにより、ダミーの二値化ビットマップの部分は
大幅に圧縮することができる。このため実際には、符号
データ全体としては符号データ量の増加を抑えることが
できる。
【0059】以上により、本実施の形態1において、符
号データ量の増加を抑えると共に編集作業を容易にする
ことが可能となる。
【0060】尚、上述した符号化データの配列では、固
定長で当該符号化データをメモリに記憶する際に、ブロ
ック単位に連続するアドレスに記憶するように説明し
た。この方式では、固定長の符号化データをMMHなど
のハフマン系の符号化を行った場合にはあまり影響ない
が、JBIGなどの算術符号化をすると、当該算術符号
化時における注目画素と参照画素(注目画素周辺の画
素)との相関が小さくなってしまうため符号化効率が低
下してしまう。また、ハフマン系の符号化を行うと元の
データに対して必ずしも結果の方が小さくできるという
保証はない。
【0061】即ち、図6(a)は、図1におけるバッフ
ァ127に入力されたdark106、light10
7、二値化ビットマップ108を並べ替えずに符号化す
る場合の符号化データの配列を示している。ここで、d
ark106、light107については、完全な符
号であるために周囲のデータと相関は望めないが、二値
化ビットマップ108については、基本的にはビットマ
ップデータであるために、周囲の画素との相関が非常に
強い。しかしながら、上記バッファ127に入力された
上記dark106、light107、二値化ビット
マップ108をそのまま順次処理すると、メモリ上では
例えば図6(a)に示すような配列となり、二値化ビッ
トマップ108の例えば上下の相関がなくなるため符号
化効率(圧縮効率)が悪くなる。
【0062】そこで、セレクタ124にて、バッファ1
27内に記憶されたデータを図6(b)に示すように、
相関が高いであろう二値化ビットマップデータの相関を
保つように並び替えを行うことにより、JBIG符号化
をした場合にでも符号化効率が向上することが期待でき
る。
【0063】これをさらに進めたものが図7に示すもの
である。図7では、dark106、light10
7、二値化ビットマップ108をそれぞれ連続するよう
に配列するものである。このようにすることで、二値化
ビットマップ108についての、画像の相関がよりいっ
そう強くなり、さらなる符号化効率を向上することがで
き、即ち圧縮後の符号化データを小さくすることができ
る。とくに、全体濃度平均値で符号化されているような
場合にはこの効果はより顕著になる。
【0064】〔実施の形態2〕次に本発明による第2の
実施の形態について図8を用いて説明する。尚、実施の
形態1と重複する部分については説明を省略する。ま
た、本実施の形態2においても画素ブロックを8×8で
処理するものとして説明を行う。
【0065】本実施の形態2が上記実施の形態1と異な
るのは、閾値を2つ用いる点と、AC手段821を備
え、該AC手段821がAC係数801を算出してスイ
ッチ手段126に出力する点である。即ち、2つの閾値
を用いることにより、上記濃平均値104と上記薄平均
値105の差が、該2つの閾値のあいだに値する場合に
は、AC手段821にて算出されたAC値を用いて、よ
り元の画像データに近い画像を再現しようとするもので
ある。尚、上記AC手段821及びAC係数801につ
いては後述する。
【0066】図8において、セレクタ124を構成する
スイッチ手段126では、濃平均値104と薄平均値1
05の差が記憶手段128に予め記憶されている第1の
閾値より大きい場合は、上記濃平均値104をdark
106として、上記薄平均値105をlight107
として、さらに、二値化データ103を8×8の二値化
ビットマップ108としてバッファ127に出力する
(実施の形態1におけるBTC(図3の(a))に相
当)。
【0067】また、上記濃平均値104と上記薄平均値
105の差が上記第1の閾値より小さく第2の閾値より
大きい場合は、画素ブロックの全体濃度平均値102を
light107として、AC係数をdark106と
して、二値化ビットマップ108はすべて”0”として
バッファ127に出力する。
【0068】また、上記濃平均値104と薄い画素の平
均値105の差が第2の閾値より小さい場合には、画素
ブロックの全体濃度平均値102をlight107と
して、dark106および二値化ビットマップ108
はすべて”0”としてバッファ127に出力する(実施
の形態1における図3の(c)に相当)。
【0069】続いて、スイッチ手段126は、バッファ
に入力された上記dark106、light107及
び、二値化ビットマップ108(但し、”Null”の
場合もあり)は、上記圧縮手段129によって圧縮され
符号化データ109として出力される。
【0070】以上により、BTCを用いた符号化、全体
濃度平均値のみを用いた符号化及び、AC値を用いた符
号化を使い分けることが可能である。
【0071】続いて、図8、図9(a)(b)を用いて
上記AC手段821の詳細な動作について説明する。こ
こで、図9(a)はAC手段にて実行される処理のフロ
ーを示すものである。尚、AC手段821は、入力され
た画素ブロックをさらにサブブロックに細分化して処理
を行なうが、本実施の形態2では、8×8の画素ブロッ
クを4つのサブブロックに分割するものとする。
【0072】まず、上記AC手段821では、入力され
た8×8の多値の画素ブロック101を、さらに4つの
4×4のサブブロックに分割する(図9:S901)。
次にそれぞれのサブブロックについて平均濃度値である
ave0〜3を算出する(図9:S902)。続いて、
算出した上記ave0〜3について以下のように差分を
求める(図9:S903)。
【0073】 AC1 = ((ave0 + ave2) - (ave1 + ave3)) / 4 −−− AC2 = ((ave0 + ave1) - (ave2 + ave3)) / 4 −−− AC3 = ((ave0 + ave3) - (ave1 + ave2)) / 4 −−− ここで、上記AC1、AC2はそれぞれ縦、横方向の変
化量、AC3は斜め方向の変化量を示している。
【0074】さらに上記変化量を示すAC1、AC2、
AC3を量子化して全体で8ビットになるように配置す
る(図9:S904)。ここで、上記第1の閾値と第2
の閾値との差を小さくすることにより、上記縦、横及び
斜め方向の変化量は小さくなる。従って、上記〜に
て算出されたAC1、AC2、AC3は小さな値で示さ
れるため、量子化時の影響は無視することが可能であ
る。尚、配置の順序は特に定めないが、ここではAC
1、AC2、AC3の順にそれぞれ3ビット、3ビッ
ト、2ビットとして配置するものとする。上記AC手段
821では、該AC1、AC2、AC3を8ビットにな
るように配置したものをAC値としてスイッチ手段12
6に出力する。
【0075】スイッチ手段126では、AC値801を
用いて符号化する場合には、図9の(b)に示すよう
に、AC値801をdark106として、全体濃度平
均値102をlight107として、さらに二値化ビ
ットマップをすべて”0”もしくは”1”としてバッフ
ァ127に出力する。
【0076】このように、AC手段821では、4×4
のサブブロック単位で符号化されるため、8×8ブロッ
ク単位で符号化されるよりも単位ブロックが小さくな
り、画像データの再現性を高めることが可能となる。
【0077】次に、この方式で符号化された符号化デー
タを復号化する手順について説明する。復号化の手順
は、実施の形態1で説明した手順とほぼ同じであり、図
2に示した判定手段223及び、これに対応した復号化
手段222の動作が異なってくる。ここでは、実施の形
態1と異なる点についてのみ説明する。
【0078】判定手段223では、二値化ビットマップ
108がすべて”0”でない場合には、BTCで符号化
されていると判断し、復号化手段222では、二値化ビ
ットマップ108が”1”である画素にはdark10
6を、二値化ビットマップ108が”0”である画素に
はlight107を割り当てる。
【0079】また、二値化ビットマップ108がすべて
0でありdark106もすべて0であれば、図3
(c)の方式に該当すると判断し、復号化手段222で
は、すべての画素にlight107、即ち全体濃度平
均値102を割り当てるのは上記実施の形態1と同様で
ある。
【0080】また、二値化ビットマップ108がすべて
0であるがdark106が0でない場合には、図9
(b)に示す方式に該当すると判断し、上記数式〜
及び、light (全体濃度平均値) = (ave0 + ave1 + av
e2 + ave3) / 4 −−−から導き出される下記数式
〜を用いて、各4×4サブブロックの平均値を算出
する。
【0081】 ave0 =( light +AC1 + AC2 +AC3)/ 4 −−− ave1 = ((light +AC2) - ( AC1 +AC3)) / 4 −−− ave2 = ((light +AC1) - ( AC2 +AC3)) / 4 −−− ave3 = ((light +AC3) - ( AC1 +AC2)) / 4 −−− ここで、上記 light=全体濃度平均値はlight10
7に格納され、AC1、AC2、AC3=AC値はda
rk106に格納されているので、上記ave0、ave1、av
e2、ave3が算出可能である。
【0082】ただし、AC1、AC2、AC3はdar
k106として記憶されているAC値801を逆量子化
したものである。
【0083】次に、上記算出されたave0〜ave3の平均値
を用いて、それぞれのサブブロックに、対応する当該平
均値を割り当てることで復号化する。本実施の形態2で
は、4分割したサブブロックの左上にave0、右上にave
1、左下にave2、右下にave3を対応させ復号化してい
る。
【0084】以上のように、8×8の画素ブロック内の
濃平均値104と薄平均値105の差を所定の閾値と比
較し、所定の場合には以上のような符号化方式を用いる
ことにより、写真画像でエッジ部のように比較的階調差
があるような場合でも、平滑化するブロックを小さくし
て変化量を保持するとともに、符号化効率も高めること
ができる。
【0085】また、図6や図7に示すように、dark
106、light107、二値化ビットマップ108
を配列することによって符号化効率を高めることができ
るのは実施の形態1と同様である。さらに、AC係数を
用いる場合、dark106にブロック平均値を代入
し、light107にAC係数を代入しても同様の効
果が得られる。尚、上記実施の形態2でも8×8の画素
ブロックを用いて説明しているが、特に8×8の画素ブ
ロックでなくても構わず、16×16の画素ブロックを
8×8のサブブロックに分割する等でもよい。また、画
素ブロックを4つに分割するのではなく、4つ以上の複
数のサブブロックに分割してもよい。この場合には、上
記AC値を算出するための上記数式〜と同様に、当
該サブブロックの数と同数の数式を定義することで各サ
ブブロックの相関関係を数式化し、復号化時に上記定義
された数式に基づいて上記サブブロックの平均濃度値を
算出することで復号化可能である。
【0086】〔実施の形態3〕次に、本発明に係る実施
の形態3について図10、図11を用いて説明する。実
施の形態1と重複する部分については説明を省略する。
また、本実施の形態3においても8×8ブロックで処理
するものとして説明を行う。尚、後述するサブ分割手段
1020、平均値算出手段1021、二値化手段102
3及び濃淡平均値算出手段1025によりサブブロック
化部1030が構成されている。
【0087】図10において、ブロック分割手段120
に入力された画像データ100は、8×8の画素ブロッ
ク101に分割され、平均値算出手段121、二値化手
段122、濃淡平均算出手段123に加えて、サブ分割
手段1020及びサブ分割手段1021にも送信され
る。尚、上記平均値算出手段121、二値化手段12
2、濃淡平均算出手段123に送信された後、画素ブロ
ック101が各手段により処理されてスイッチ手段に入
力される点は上記実施の形態1と同一である。
【0088】次に、サブ分割手段1020は、上記受信
した画素ブロック101を2×2画素を1単位とする1
6個のサブブロックに分割し、さらに当該16個のサブ
ブロックそれぞれの平均濃度値であるサブ濃度平均値1
001を算出して、当該16個のサブ濃度平均値100
1を平均値算出手段1021、濃淡平均値算出手段10
25、及び二値化手段1023に送信する。
【0089】上記平均値算出手段1021では、上記1
6個のサブ濃度平均値1001を受信すると、該16個
のサブ濃度平均値1001から全体濃度平均値1002
を算出する。ここで、当該全体濃度平均値1002は、
上記16個のサブ濃度平均値1001に誤差がないと仮
定すれば上記平均値算出手段121にて算出される全体
濃度平均値102と一致するものである。従って、上記
全体濃度平均値1002は、必ずしも上記16個のサブ
濃度平均値1001より算出される必要はなく、上記平
均値算出手段121より出力される値を全体濃度平均値
1002としてもよい。
【0090】上記平均値算出手段1021により算出さ
れた全体濃度平均値1002は、二値化手段1023に
送信される。
【0091】上記二値化手段1023では、入力された
16個の上記サブ濃度平均値1001と全体濃度平均値
1002を比較し、上記サブ濃度平均値1001が全体
濃度平均値1002より大きい場合には”1”を、小さ
い場合には”0”を対応させて二値化処理を行ない、1
6個のビットデータより構成されるサブ二値化データ1
003を算出して上記濃淡平均算出手段1025及び上
記スイッチ手段1000に送信する。
【0092】続いて上記濃淡平均算出手段1025で
は、上記サブ濃度平均値1001及び上記サブ二値化デ
ータ1003を受信すると、該サブ二値化データ100
3が”1”であるサブブロックに対応するサブ濃度平均
値1001の平均値を濃サブ平均値1004として、該
サブ二値化データ1003が”0”であるサブブロック
に対応するサブ濃度平均値1001の平均値を薄サブ平
均値1005としてスイッチ手段1000に出力する。
【0093】以上の処理は、それぞれの大きさのサブブ
ロックでBTC符号化を行っていることと等価である。
【0094】また同様に、サブ分割手段1021は、上
記受信した画素ブロック101を4×4画素を1単位と
する4個のサブブロックに分割し、さらに当該4個のサ
ブブロックそれぞれの平均濃度値であるサブ濃度平均値
1011を算出して、当該4個のサブ濃度平均値104
1を平均値算出手段1022、濃淡平均値算出手段10
26、及び二値化手段1024に送信する。
【0095】上記平均値算出手段1022では、上記4
個のサブ濃度平均値1011を受信すると、該4個のサ
ブ濃度平均値1011から全体濃度平均値1012を算
出する。但し、上記全体濃度平均値1012は、上記平
均値算出手段121より出力される値を用いてもよい。
【0096】上記平均値算出手段1022により算出さ
れた全体濃度平均値1012は、二値化手段1024に
送信される。
【0097】上記二値化手段1024では、入力された
4個の上記サブ濃度平均値1011と全体濃度平均値1
012を比較し、上記サブ濃度平均値1011が全体濃
度平均値1012より大きい場合には”1”を、小さい
場合には”0”を対応させて二値化処理を行ない、4個
のビットデータより構成されるサブ二値化データ101
3を算出して上記濃淡平均算出手段1026及び上記ス
イッチ手段1000に送信する。
【0098】続いて上記濃淡平均算出手段1026で
は、上記サブ濃度平均値1011及び上記サブ二値化デ
ータ1013を受信すると、該サブ二値化データ101
3が”1”であるサブブロックに対応するサブ濃度平均
値1011の平均値を濃サブ平均値1014として、該
サブ二値化データ1013が”0”であるサブブロック
に対応するサブ濃度平均値1011の平均値を薄サブ平
均値1015としてスイッチ手段1000に出力する。
【0099】以上により、スイッチ手段1000には上
記実施の形態1にて入力された値に加えて、濃サブ平均
値1004、1014、薄サブ平均値1005、101
5、サブ二値化データ1003、1013が入力され
る。
【0100】続いてスイッチ手段1000では、実施の
形態1と同様、濃平均値104と薄平均値105の差か
ら処理の方式を切り替える。即ち、例えば、閾値A>閾
値B>閾値Cなる閾値を予め記憶手段128に記憶さ
せ、上記処理方式を切り換える際に上記3つの閾値A〜
Cを読出し、以下の判定を行う。
【0101】まず、上記濃平均値104と薄平均値10
5の差が上記閾値Aよりも大きい場合、図11の(a)
に該当し、スイッチ手段1000は、8×8の画素ブロ
ック101で処理された濃平均値104をdark10
6として、薄平均値105をlight107として出
力し、二値化データ103を8×8の二値化ビットマッ
プ108としてバッファ127に出力する。これは上記
実施の形態1におけるBTCを用いた符号化の処理と同
様である。
【0102】又、上記濃平均値104と薄平均値105
の差が上記閾値A以下であり、且つ上記閾値Bよりも大
きい場合、図11の(b)に該当し、スイッチ手段10
00は、2×2画素を1単位とするサブブロックで処理
された濃サブ平均値1004をdark106として、
薄サブ平均値1005をlight107として出力
し、サブ二値化データ1003を8×8の二値化ビット
マップ108として出力する。このとき、二値化ビット
マップ108は、図11(b)の二値化ビットマップ1
101に示すように配置する。即ち、16ビットで表さ
れるサブ二値化データ1003を左上から右方向に順次
配置することで先頭から16ビット目までのデータを作
成し、残り48ビット分の使用しない部分についてはす
べて”0”を割り当てる。
【0103】又、上記濃平均値104と薄平均値105
の差が上記閾値B以下であり、且つ上記閾値Cよりも大
きい場合、図11の(c)に該当し、スイッチ手段10
00は、4×4画素を1単位とするサブブロックで処理
された濃サブ平均値1014をdark106として、
薄サブ平均値1015をlight107として出力
し、サブ二値化データ1013を8×8の二値化ビット
マップ108として出力する。このとき、二値化ビット
マップ108は、図11(c)の二値化ビットマップ1
102に示すように配置する。即ち、4ビットで表され
るサブ二値化データ1013を左上から右方向に順次配
置することで先頭から4ビット目までのデータを作成
し、残り60ビット分の使用しない部分についてはすべ
て”0”を割り当てる。
【0104】又、上記濃平均値104と薄平均値105
の差分が閾値C以下の場合、図11の(d)に該当し、
全体濃度平均値102をlight107として、da
rk106および二値化ビットマップ108はすべて0
として出力する。
【0105】以上により、3つの閾値A〜C及び、濃平
均値104、薄平均値105を用いて処理の方式を切り
替えることが可能になる。
【0106】但し、上記4つの方式のうちどの符号化方
式を用いたかを復号化時に判断可能にするために、以下
の処理を行う。即ち、light107及びdark1
06は、入力データに対して量子化を行い符号化方式識
別フラグを付加して出力する。ここで図12は、入力デ
ータに対して量子化を行い符号化方式識別フラグを付加
する手順を示したものである。
【0107】図12において、確定したdark、li
ghtの8ビットの入力信号に対して、最下位ビットを
丸めて7ビットとする(図12:S1201)。ここで
丸めるとは、所定の方法を用いてデータを構成する構成
ビットを圧縮すことを言い、ここでは復号化時に一番影
響の少ない最下位の1ビットを削除するものとする。
【0108】次に4種類の符号化方式に対して2ビット
の符号化方式識別フラグ1200を割り当て、上記最下
位ビットを丸めて7ビットとしたdarkに、符号化方
式識別フラグ1200の上位ビットを付加して8ビット
とし、最終的なdark106として出力する(図1
2:S1202〜1203)。同様に、量子化したli
ghtに符号化方式識別フラグ1200の下位ビットを
付加して8ビットとして、最終的なlight107と
して出力する(図12:S1202〜1203)。
【0109】上記符号化方式識別フラグ1200は以下
のように分類するものとする。即ち、上記濃平均値10
4と薄平均値105の差(以後濃度差)が上記閾値Aよ
り大きければ”11”(図11の(a))、濃度差が閾
値Bより大きく閾値A以下であれば”10”(図11の
(b))、濃度差が閾値Cより大きく閾値B以下であれ
ば”01”(図11の(c))、濃度差が閾値C以下で
あれば”00”(図11の(d))とするものである。
【0110】なお、ここで8ビットデータを7ビットデ
ータに圧縮するのに最下位ビットを丸める方法を説明し
たが、圧縮する方法については、非線形な関数を使う方
法、マッピングテーブルを使う方法など様々な方式が提
案されており、どのような方式を用いても同様の効果が
得られることは明らかである。
【0111】以上の処理のなされたlight107、
dark106、二値化ビットマップ108は、バッフ
ァ127に入力され、上述したMMHなどのハフマン符
号化やJBIGなどの算術符号化に代表される圧縮手段
129によってデータ圧縮され符号化データ109とし
て出力される。
【0112】以上のような符号化方式を用いて、8×8
ブロック内の濃い画素の平均値(濃平均値)と薄い画素
の平均値(薄平均値)の差を所定の閾値と比較すること
で、画像の階調特性を保持するとともに、平滑化する画
素ブロックのサイズをダイナミックに変化させることに
より、画像データにおける微少ブロックでの階調の変化
に対応した符号化が可能になる。また、このような符号
化方式を用いることにより、画像によらず符号化効率を
高めることができる。
【0113】次に、本実施の形態3の符号化方式で符号
化されたデータを復号化する手順について説明する。
尚、復号化の手順は、実施の形態1、2で説明した手順
とほぼ同じであり、図2に示した判定手段223及び、
これに対応した復号化手段222の動作が異なってく
る。ここでは、図2を用いて実施の形態1、2と異なる
点についてのみ説明する。
【0114】図2において、上記符号化方式にて符号化
された符号化データ109は、デコード手段220によ
って、MMHやJBIGなどの伸長が行われ、dark
106、light107、二値化ビットマップ108
に分離される。該分離された分離データ201は一旦バ
ッファ221を介して復号化手段222及び判定手段2
23に送信される。
【0115】続いて上記判定手段223では、ligh
t107およびdark106の最上位ビットそれぞれ
1ビットを読出し、符号化方式識別フラグ1200とし
て復号化方式を切り替える。
【0116】まず、上記符号化方式識別フラグ1200
が”11”であった場合、通常のBTC方式で符号化さ
れている(図11の(a))と判断し、復号化手段22
2では、二値化ビットマップ108に応じた画素にそれ
ぞれlight107およびdark106を割り当て
る。
【0117】又、符号化方式識別フラグが”10”であ
った場合、2×2のサブブロック単位で符号化されてい
る(図11の(b))と判断し、復号化手段222で
は、二値化ビットマップ108のうちはじめの16ビッ
トのデータを読み出し、”0”が格納されている場合に
は当該ビットが示す位置の4画素にlight107を
対応させ、”1”が格納されている場合には当該ビット
が示す位置の4画素にdark106を対応させること
で復号化する。
【0118】又、符号化方式識別フラグが”01”であ
った場合、4×4のサブブロック単位で符号化されてい
る(図11の(c))と判断し、二値化ビットマップ1
08のうちはじめの4ビットのデータを読み出し、”
0”が格納されている場合には当該ビットが示す位置の
16画素にlight107を対応させ、”1”が格納
されている場合には当該ビットが示す位置の16画素に
dark106を対応させることで復号化する。
【0119】又、符号化方式識別フラグが”00”であ
った場合、そのブロックすべては全体濃度平均値102
で符号化されている(図11の(d))と判断し、その
画素ブロック全体にlight107を割り当てる。
【0120】以上のように、符号化方式フラグを用いる
ことによって、4種類の符号化方式を容易に区別して復
号化することが可能となる。また、このような符号化方
式を用いることにより、画像によらず符号化効率を高め
ることが可能である。
【0121】尚、上記全体濃度平均値102を算出し、
当該全体濃度平均値102を基準に濃平均値104及び
薄平均値105を区別しているが、実施の形態1と同
様、予め決められた基準濃度値に基づいて上記濃平均値
104及び薄平均値105を区別してもよい。また、上
記サブブロック化部において、全体濃度平均値にかえて
上記基準濃度値を用いてもよいことは言うまでもない。 (実施の形態4)上記実施の形態1〜3では、符号化方
式を切り替える手段として濃平均値104と薄平均値1
05との差を利用していた。本実施の形態4では、符号
化の対象となる画素ブロックが文字部分なのか、写真部
分なのかを判定する画像判別手段を用いて符号化方式を
切り替えるものである。実施の形態4の動作について、
図13を参照しつつ説明する。
【0122】なお、実施の形態4は実施の形態3を利用
するものであるために、実施の形態3と重複する部分に
ついては説明を省略する。又、図13では、図10にお
ける比較手段125及び記憶手段128が省かれ、新た
に画像判別手段1321が設けられている。
【0123】図13において、スキャナなどで取り込ま
れた画像データ100は、ブロック分割手段120によ
って8×8の画素ブロック101に分割される。該画素
ブロック101は、上記実施の形態3で説明したような
手段にて符号化されてスイッチ手段1000に入力され
ると同時に、画像判別手段1321によってその画素ブ
ロックがどういう種類の画像であるかが判別される。
【0124】上記画像判別手段1321については様々
の方式が提案されているが、本発明とは直接関連しない
ため当該方式の詳細は省略する。尚、ここでは、文字、
荒い網点、細かい網点、写真の4つの判別が可能である
ものとする。
【0125】まず、上記画像判別手段1321が文字と
判断した場合には、当該”文字”を示すコードが判別結
果1301としてスイッチ手段1000に送信される。
上記スイッチ手段1000では、上記”文字”を示す判
別結果を受信すると、8×8ブロックで処理された上記
濃平均値104をdark106として、薄平均値10
5をlight107としてバッファ127に出力し、
二値化データ103を8×8の二値化ビットマップ10
8として出力する。当該処理は、図11の(a)に該当
するものである。
【0126】又、上記画像判別手段1321が細かい網
点と判断した場合には、当該”細かい網点”を示すコー
ドが判別結果1301としてスイッチ手段1000に送
信される。上記スイッチ手段1000では、上記”細か
い網点”を示す判別結果を受信すると、2×2画素を1
単位とするサブブロックで処理された濃サブ平均値10
04をdark106として、薄サブ平均値1005を
light107として、さらにサブ二値化データ10
03を8×8の二値化ビットマップ108としてバッフ
ァ127に出力する。このとき、二値化ビットマップ1
08は、図11の(b)に示す二値化ビットマップ11
01のように配置し、使用しない部分についてはすべ
て”0”を入れる。当該処理は、図11の(b)に該当
するものである。
【0127】又、上記画像判別手段1321が荒い網点
と判断した場合には、当該”荒い網点”を示すコードが
判別結果1301としてスイッチ手段1000に送信さ
れる。上記スイッチ手段1000では、上記”荒い網
点”を示す判別結果を受信すると、4×4画素を1単位
とするサブブロックで処理された上記濃サブ平均値10
14をdark106として、上記薄サブ平均値101
5をlight107として、さらにサブ二値化データ
1013を8×8の二値化ビットマップ108としてバ
ッファ127に出力する。このとき、二値化ビットマッ
プは、図11の(c)に示す二値化ビットマップ110
2のように配置し、使用しない部分についてはすべて”
0”を入れる。当該処理は、図11の(c)に該当する
ものである。
【0128】又、上記画像判別手段1321が写真と判
断した場合には、当該”写真”を示すコードが判別結果
1301としてスイッチ手段1000に送信される。上
記スイッチ手段1000では、上記”写真”を示す判別
結果を受信すると、全体濃度平均値102をlight
107として、dark106及び二値化ビットマップ
108はすべて”0”としてバッファ127に出力す
る。当該処理は、図11の(d)に該当するものであ
る。
【0129】以後、上記圧縮手段129による処理及
び、復号化の際の処理は上記実施の形態3と同様であ
る。
【0130】ここで、上述した網点画像は、もともと点
を表現したいのではなく点により階調性を表現する場合
に使用するので、写真に比べてエッジ部は変化量が大き
い。したがって、網点部分は平滑化することによって階
調性を保存することができる。一方BTC方式は、エッ
ジの保存性には優れているが階調性の保存にはあまり適
していない。また、網点部分は実施の形態3までの平均
濃度の差で処理を切り分ると、網点部分は文字として処
理されてしまう場合がある。そうなると、符号化効率も
低下してしまう。そこで、上記画像判別手段1321を
設けて処理方法を判断することにより、網点画像を平滑
化する効果が得られるとともに、圧縮しにくい網点画像
であってもその符号量を抑えることができる。
【0131】以上の実施の形態1〜4では、二値化ビッ
トマップ108は単純に全体濃度平均値102との比較
によって生成しているが、該二値化ビットマップ108
は画像データ100から生成しているために周辺の画素
データのとの相関は非常に高い。したがって、JBIG
などの符号化が有効であることを先に述べたが、これ以
外にも画像の相関性を利用して二値化ビットマップ10
8を圧縮することができる。図14はこの圧縮方法の一
例を示すものである。図14において、8×8の二値化
ビットマップ108をそれぞれ4ビット単位に分割する
(図14:S1401)。
【0132】続いて、各4ビットのまとまりについて、
図15に示す量子化テーブルに基づいて圧縮する(図1
4:S1402)。このとき、圧縮結果が2つあるもの
については、圧縮対象画素とその画素に対応する平均値
との差がどちらの方が近いかによって、圧縮結果を変え
ている。たとえば、圧縮前の4ビットが”1010”で
あった場合、そのデータは、”1110”もしくは”1
000”として、圧縮を行う。このとき左から圧縮前の
2ビット目”0”に対応する入力画素とlight10
7の差および左から圧縮前の3ビット目”1”に対応す
る入力画素とdark106の差を比較して、前者が近
い場合には3ビット目を”0”として”1000”とみ
なして圧縮を行う。後者が近い場合には、2ビット目
を”1”として”1110”とみなして圧縮を行う。こ
のような圧縮は、発生頻度が比較的低いと思われるよう
なデータを、そうでないデータとみなして処理を行う。
このような圧縮を行うことにより、画素ブロック内のデ
ータ量をより削減することができる(図14:S140
2)。
【0133】以上の実施の形態1〜4については、すべ
て画像データの濃度を基準に説明しているが、濃度に代
えてスキャナなどからの入力データである反射率をもち
いても同様の結果が得られることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の符
号化部を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の復
号化部を示すブロック図
【図3】図1における各データを表すイメージ図
【図4】可変長符号化時の符号化データの配列及び回転
時の読み出し順序を示すイメージ図
【図5】固定長符号化時の符号化データの配列及び回転
時の読み出し順序を示すイメージ図
【図6】固定長符号化のデータの配列を示す一例
【図7】本発明における符号化後のデータの配列を示す
イメージ図
【図8】本発明に係る実施の形態2の符号化装置(画像
処理装置)の構成を示すブロック図
【図9】本発明に係る実施の形態2のAC手段の処理を
示すフローチャート
【図10】本発明に係る実施の形態3の符号化装置(画
像処理装置)の構成を示すブロック図
【図11】本発明に係る実施の形態3の符号化データの
配列を示すイメージ図
【図12】本発明に係る実施の形態3の濃度データ圧縮
の手順を示すブロック図
【図13】本発明に係る実施の形態4の符号化装置(画
像処理装置)の構成を示すブロック図
【図14】二値化ビットマップ圧縮データの処理を示す
フローチャート
【図15】量子化テーブルの一例
【図16】従来の符号化方式の構成を示すブロック図
【図17】従来の復号化方式の構成を示すブロック図
【符号の説明】 100−画像データ 101−画素ブロック 102−全体濃度平均値 103−二値化データ 104−濃平均値 105−薄平均値 106−dark 107−light 108−二値化ビットマップ 109−符号化データ 120−ブロック分割手段 121−平均値算出手段 122−二値化手段 123−濃淡平均値算出手段 124−セレクタ(符号化手段を構成) 125−比較手段 126−スイッチ手段 127−バッファ 128−記憶手段 129−圧縮手段
フロントページの続き (72)発明者 高橋 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中西 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C059 ME11 ME17 PP01 PP20 PP24 5C077 PP21 PP27 PP28 PP46 PP47 PP49 PP68 PQ08 PQ18 PQ20 RR02 RR21 5C078 BA44 CA03 DA01 DA16 DB00

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを構成する画素ブロックを高
    濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記高
    濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて上記
    画像データを符号化する画像処理装置において、 上記2つの濃度平均値に基づいて得られる値と所定の閾
    値を比較する比較手段と、 上記比較手段による比較結果に基づいて所定の基準濃度
    値又は上記2つの濃度平均値を選択するスイッチ手段
    と、 上記スイッチ手段により選択された値を用いて上記画像
    データを符号化する符号化手段を具備することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記基準濃度値は、上記画素ブロックの
    画素濃度の平均値である全体濃度平均値である請求項1
    に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記比較手段による比較は、上記2つの
    濃度平均値の差と所定の閾値との比較であると共に、 上記スイッチ手段は、上記濃度平均値の差が上記所定の
    閾値よりも大きい場合には上記2つの濃度平均値を選択
    し、上記所定の閾値よりも小さい場合には上記全体濃度
    平均値を選択する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記符号化手段は、 上記スイッチ手段により上記2つの濃度平均値が選択さ
    れた場合には、上記二値化データ及び該2つの濃度平均
    値を用いる符号化方式であるBTC(Block Truncation
    Coding )を用いて符号化し、 全体濃度平均値が選択された場合には、上記BTCにお
    ける2つの濃度平均値に代えて上記全体濃度平均値と、
    上記画素ブロック全体に当該全体濃度平均値が割り当て
    られることを意味する所定のデータとを用いて符号化す
    る請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記所定のデータは、上記2つの濃度平
    均値が通常あり得ない異常データとなる値である請求項
    4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記比較手段に代えて、上記画素ブロッ
    クの画像の種類を判別する画像判別手段を備えるととも
    に、 上記スイッチ手段は、上記画像判別手段による判別結果
    に基づいて上記全体濃度平均値又は上記2つの濃度平均
    値を選択する請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像データを構成する画素ブロックを高
    濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記高
    濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて符号
    化された符号化データを復号化する画像処理装置におい
    て、 上記2つの濃度平均値の内容を判定する判定手段と、 上記判定手段が上記画素ブロック全体に所定の基準濃度
    値を割り当てるべきと判定した場合、上記符号化データ
    に本来格納されるべき濃度平均値に代えて格納されてい
    る上記基準濃度値を当該画素ブロックに割り当てる復号
    化手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記基準濃度値は、上記画素ブロックの
    画素濃度の平均値である全体濃度平均値である請求項7
    に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記判定手段は、上記符号化データに格
    納される上記2つの濃度平均値が通常あり得ない異常デ
    ータである場合に、上記画素ブロック全体に上記全体濃
    度平均値を割り当てるべきと判定する請求項8に記載の
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記異常データは、上記符号化データ
    に格納される上記高濃度部の濃度平均値が上記低濃度部
    の濃度平均値より小さい請求項9に記載の画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 画像データを構成する画素ブロックを
    高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記
    高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて上
    記画像データを符号化する画像処理方法において、 上記画素ブロックの画素濃度の平均値である全体濃度平
    均値を得るステップと、 上記2つの濃度平均値に基づいて得られる値と所定の閾
    値との比較に基づいて、上記2つの濃度平均値を二値化
    データのそれぞれの値に対応する領域に割り当てるか、
    或いは画素ブロック全体に上記全体濃度平均値を割り当
    てるかを判断するステップと、 上記画素ブロックに全体平均濃度を割り当てる場合に、
    上記2つの濃度平均値に代えて上記全体濃度平均値と、
    上記画素ブロック全体に当該全体濃度平均値が割り当て
    られることを意味する所定のデータとを用いて符号化す
    るステップを具備することを特徴とす画像処理方法。
  12. 【請求項12】 さらに、上記二値化データに代えてN
    ullデータ又は単一のビットデータを出力するステッ
    プを備える請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 画像データを構成する画素ブロックを
    高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記
    高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて上
    記画像データを符号化する画像処理装置において、 上記画素ブロックを複数のサブブロックに分割し、当該
    各サブブロックの平均濃度値を計算するための値である
    AC値を算出するAC手段と、 上記2つの濃度平均値に基づいて得られる値と所定の閾
    値を比較する比較手段と、 上記比較手段による比較結果に基づいて所定の基準濃度
    値か、上記2つの濃度平均値か、又は上記AC値と上記
    所定の基準濃度値かを選択するスイッチ手段と、 上記スイッチ手段により選択された値を用いて上記画像
    データを符号化する符号化手段とを具備することを特徴
    とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記所定の基準濃度値は、上記画素ブ
    ロックの画素濃度の平均値である全体濃度平均値である
    請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 上記AC値は、上記複数のサブブロッ
    クの濃度平均値の相対関係を数値化した請求項14に記
    載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 上記比較手段による比較は、上記2つ
    の濃度平均値の差と第1の閾値及び第2の閾値との比較
    であると共に、 上記スイッチ手段は、上記濃度平均値の差が上記第1の
    閾値よりも大きい場合には上記2つの濃度平均値を選択
    し、上記濃度平均値の差が第1の閾値以下且つ第2の閾
    値以上の場合にはAC値と全体濃度平均値を選択し、上
    記濃度平均値の差が第2の閾値よりも小さければ上記全
    体濃度平均値を選択する請求項15に記載の画像処理装
    置。
  17. 【請求項17】 上記符号化手段は、 上記スイッチ手段により上記2つの濃度平均値が選択さ
    れた場合には、上記二値化データ及び該2つの濃度平均
    値を用いる符号化方式であるBTC(Block Truncation
    Coding )を用いて符号化し、 AC値と全体濃度平均値が選択された場合には、上記B
    TCにおけるいずれか一方の上記濃度平均値に代えてA
    C値と、他方の上記濃度平均値に代えて全体濃度平均値
    と、上記二値化データに代えて上記AC値を用いるべき
    旨を示す所定のデータとを用いて符号化し、 全体濃度平均値が選択された場合には、上記BTCにお
    ける2つの濃度平均値に代えて上記全体濃度平均値と、
    上記画素ブロック全体に当該全体濃度平均値が割り当て
    られることを意味する所定のデータとを用いて符号化す
    る請求項16に記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記比較手段に代えて、上記画素ブロ
    ックの画像の種類を判別する画像判別手段を備えるとと
    もに、 上記スイッチ手段は、上記画像判別手段による判別結果
    に基づいて上記全体濃度平均値か、上記2つの濃度平均
    値か、又はAC値と全体濃度平均値かを選択する請求項
    13に記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 画像データを構成する画素ブロックを
    高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記
    高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて符
    号化された符号化データを復号化する画像処理装置にお
    いて、 上記高濃度部の濃度平均値、低濃度部の濃度平均値及び
    上記二値化データが所定の規則に該当するかを判定する
    判定手段と、 上記所定の規則に該当する場合、本来格納されるべき濃
    度平均値に代えて格納されている、上記画素ブロックを
    複数のサブブロックに分割した際の当該各サブブロック
    の濃度平均値を計算するための値であるAC値と、同じ
    く本来格納されるべき濃度平均値に代えて格納されてい
    る所定の基準濃度値とを用いて上記符号化データを復号
    化する復号化手段を具備することを特徴とする画像処理
    装置。
  20. 【請求項20】 上記所定の基準濃度値は、上記画素ブ
    ロックの画素濃度の平均値である全体濃度平均値である
    請求項19に記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 上記所定の規則が、上記二値化データ
    を構成するビット列が”Null”又は全て”0”であ
    るが上記高濃度部の濃度平均値が”0”でない場合、あ
    るいは、上記二値化データを構成するビット列が”Nu
    ll”又は全て”1”であるが上記低濃度部の濃度平均
    値が”1”でない場合に該当するか否かである請求項2
    0に記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 画像データを構成する画素ブロックを
    高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記
    高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて上
    記画像データを符号化する画像処理方法において、 上記画素ブロックを複数のサブブロックに分割し当該各
    サブブロックの平均濃度値を計算するための値であるA
    C値を算出するステップと、 上記画素ブロックの画素濃度の平均値である全体濃度平
    均値を得るステップと、 上記2つの濃度平均値に基づいて得られる値と所定の閾
    値との比較に基づいて、上記2つの濃度平均値を二値化
    データのそれぞれの値に対応する領域に割り当てるか、
    或いは画素ブロック全体に上記全体濃度平均値を割り当
    てるか、或いは上記AC値により算出される各サブブロ
    ックの平均濃度値をそれぞれのサブブロックに対応する
    領域に割り当てるかを判断するステップと、 上記AC値により算出される各サブブロックの平均濃度
    値をそれぞれのサブブロックに対応する領域に割り当て
    る場合に、上記2つの濃度平均値に代えて上記全体濃度
    平均値及び上記AC値と、上記二値化データに代えて上
    記AC値を用いるべき旨を示す所定のデータとを用いて
    符号化するステップを具備することを特徴とする画像処
    理方法。
  23. 【請求項23】 さらに、上記画素ブロックに全体平均
    濃度を割り当てる場合に、上記2つの濃度平均値に代え
    て上記全体濃度平均値と、上記画素ブロック全体に当該
    全体濃度平均値が割り当てられることを意味する所定の
    データとを用いて符号化するステップを具備する請求項
    22に記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 画像データを構成する画素ブロックを
    高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記
    高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて上
    記画像データを符号化する画像処理装置において、 上記画素ブロックを更に複数のサブブロックに分割して
    当該サブブロック単位の濃度平均値であるサブ濃度平均
    値を算出するサブ分割手段と、 上記サブ濃度平均値に基づいて上記サブブロックを高濃
    度部及び低濃度部に区別したサブ二値化データを算出す
    る二値化手段と、 上記サブ二値化データ及び上記サブ濃度平均値を用いて
    上記高濃度部に対応するサブブロックの濃度平均値であ
    る濃サブ平均値と、低濃度部に対応するサブブロックの
    濃度平均値である薄サブ平均値とを算出する濃淡平均値
    算出手段とを備えるサブブロック化部と、 上記画素ブロックの高濃度部の濃度平均値と低濃度部の
    濃度平均値に基づいて得られる値と所定の閾値を比較す
    る比較手段と、 上記比較手段による比較結果に基づいて、所定の基準濃
    度値か、上記2つの濃度平均値と上記二値化データか、
    上記濃サブ平均値と薄サブ平均値とサブ二値化データか
    を選択するスイッチ手段と、 上記スイッチ手段により選択された値を用いて上記画像
    データを符号化する符号化手段を具備することを特徴と
    する画像処理装置。
  25. 【請求項25】 上記所定の基準濃度値は、上記画素ブ
    ロックの画素濃度の平均値である全体濃度平均値である
    請求項24に記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 上記サブブロック化部を複数N個備
    え、該複数N個のサブブロック化部が上記画素ブロック
    をそれぞれ異なる複数のサブブロックに分割すると共
    に、 上記比較手段が、複数の上記所定の閾値と比較する請求
    項25に記載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 上記複数の所定の閾値がN+1個であ
    る請求項26に記載の画像処理装置。
  28. 【請求項28】 上記比較手段による比較は、上記2つ
    の濃度平均値の差と複数の閾値との比較であると共に、 上記スイッチ手段は、 上記濃度平均値の差が上記複数の閾値のうち最大の閾値
    よりも大きい場合には上記2つの濃度平均値と上記二値
    化データを選択し、 上記濃度平均値の差が上記最大の閾値以下且つ上記複数
    の閾値のうち最小の閾値よりも大きい場合には上記2つ
    の濃度平均値の差に対応したサブブロック化部より算出
    される上記濃サブ平均値と薄サブ平均値とサブ二値化デ
    ータを選択し、 上記濃度平均値の差が上記最小の閾値以下であれば上記
    全体濃度平均値を選択する請求項27に記載の画像処理
    装置。
  29. 【請求項29】 上記符号化手段は、 上記スイッチ手段により上記2つの濃度平均値が選択さ
    れた場合には、上記二値化データ及び該2つの濃度平均
    値を用いる符号化方式であるBTC(Block Truncation
    Coding )を用いて符号化し、 上記サブブロック化部より算出される上記濃サブ平均値
    と薄サブ平均値とサブ二値化データが選択された場合に
    は、上記BTCにおけるいずれか一方の上記濃度平均値
    に代えて上記濃サブ平均値を、他方の上記濃度平均値に
    代えて薄サブ平均値を、上記二値化データに代えて当該
    サブブロック化部より算出されるサブ二値化データを用
    いて符号化し、 全体濃度平均値が選択された場合には、上記BTCにお
    ける2つの濃度平均値に代えて上記全体濃度平均値と、
    上記画素ブロック全体に当該全体濃度平均値が割り当て
    られることを意味する所定のデータとを用いて符号化す
    る請求項28に記載の画像処理装置。
  30. 【請求項30】 上記比較手段に代えて、上記画素ブロ
    ックの画像の種類を判別する画像判別手段を備えるとと
    もに、 上記スイッチ手段は、上記画像判別手段による判別結果
    に基づいて符号化に用いるデータを選択する請求項24
    に記載の画像処理装置。
  31. 【請求項31】 画像データを構成する画素ブロックを
    高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記
    高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて符
    号化された符号化データを復号化する画像処理装置にお
    いて、 上記2つの濃度平均値が含まれるべき符号化データの所
    定のフィールドに格納されている、当該符号化データの
    符号化方式を示す符号化方式識別フラグに基づいて、上
    記符号化データの符号化方式を判定する判定手段と、 上記判定結果に基づいて、本来格納されるべき上記2つ
    の濃度平均値に代えて格納されている所定の値を用いて
    上記符号化データを復号化する復号化手段を具備するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  32. 【請求項32】 上記判定手段が、上記2つの濃度平均
    値のうち、一方の濃度平均値を構成するデータの所定の
    1ビットと、他方の濃度平均値を構成するデータの所定
    の1ビットとから構成される上記符号化方式識別フラグ
    を当該判定に用いる請求項31に記載の画像処理装置。
  33. 【請求項33】 上記復号化手段が、上記判定手段によ
    る判定結果に基づいて、本来格納されるべき上記濃度平
    均値に代えて格納されている上記画素ブロックを更に複
    数のサブブロックに分割した際の当該サブブロックの高
    濃度部の濃度平均値である濃サブ平均値と、同じく低濃
    度部の濃度平均値である薄サブ平均値と、さらに上記二
    値化データに代えて上記サブブロックを高濃度部及び低
    濃度部に区別したサブ二値化データとを用いて上記符号
    化データを復号化する請求項32に記載の画像処理装
    置。
  34. 【請求項34】 画像データを構成する画素ブロックを
    高濃度部及び低濃度部に区別した二値化データと、上記
    高濃度部及び低濃度部の2つの濃度平均値とを用いて上
    記画像データを符号化する画像処理方法において、 上記画素ブロックを更に複数のサブブロックに分割した
    際の当該サブブロックにおける高濃度部の及び低濃度部
    の濃度の平均値である濃サブ平均値及び薄サブ平均値を
    得るステップと、 上記サブブロックを高濃度部及び低濃度部に区別したサ
    ブ二値化データを得るステップと、 上記画素ブロックの画素濃度の平均値である全体濃度平
    均値を得るステップと、 上記2つの濃度平均値に基づいて得られる値と所定の閾
    値との比較に基づいて、上記2つの濃度平均値を二値化
    データのそれぞれの値に対応する領域に割り当てるか、
    或いは画素ブロック全体に上記全体濃度平均値を割り当
    てるか、或いは上記濃サブ平均値及び薄サブ平均値を上
    記サブ二値化データのそれぞれの値に対応する領域に割
    り当てるかを判断するステップと、 上記濃サブ平均値及び薄サブ平均値を上記サブ二値化デ
    ータのそれぞれの値に対応する領域に割り当てる場合
    に、上記2つの濃度平均値に代えて上記濃サブ平均値及
    び薄サブ平均値と、上記二値化データに代えて上記サブ
    二値化データを用いて符号化するステップを具備するこ
    とを特徴とす画像処理方法。
  35. 【請求項35】 さらに、上記画素ブロックに全体平均
    濃度を割り当てる場合に、上記2つの濃度平均値に代え
    て上記全体濃度平均値と、上記画素ブロック全体に当該
    全体濃度平均値が割り当てられることを意味する所定の
    データとを用いて符号化するステップを具備する請求項
    34に記載の画像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008278042A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Canon Inc 画像符号化装置及び復号装置、並びにそれらの制御方法
JP2009272715A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像情報圧縮処理方法、画像情報圧縮処理プログラム、および画像情報圧縮処理装置

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