JP3642641B2 - 多値画像データの符号化方法および符号化装置および復号化装置 - Google Patents

多値画像データの符号化方法および符号化装置および復号化装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化方法、および、1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化装置、および、ビットプレーン毎に符号化圧縮されて形成された符号データを復号化して、元の多値画像データを形成する多値画像データの復号化装置、および、ビットプレーン毎に符号化圧縮されて形成されるとともに、おのおののビットプレーンについて原画像を縮小したか否かをあらわす縮小フラグビットが付加された符号データを復号化して、元の多値画像データを形成する多値画像データの復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、1画素あたり複数ビットからなる白黒多階調画像、あるいは、複数の色成分からなるとともに1つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階調画像を、通信、あるいは、蓄積等したいという要求が出てきている。
【0003】
ここで、周知のように、画像データのデータ量は非常に大きいため、これをそのままの状態でデータ処理すると、例えば、長大な通信時間が必要であったり、蓄積するために必要な記憶装置の容量が膨大になったり、データ処理に要する時間が過大になったりするので、通常、画像データを符号化圧縮してデータ量を削減した状態で、データ処理するようにしている。とくに、上述したような白黒多階調画像やカラー多階調画像は、1画素あたりのビット数が8ビットと多いので、より高能率に符号化圧縮できる符号化方式が要求されている。
【0004】
そこで、例えば、白黒多階調画像を符号化圧縮するとき、白黒多階調画像で同一ビット順位のビットデータを画素毎に取り出して複数のビットプレーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を符号化圧縮するいわゆるビットプレーン方式の符号化方式(以下、ビットプレーン符号化方式という。)が実用されている。この場合の二値符号化処理としては、例えば、MH方式、MR方式、MMR方式、JBIG方式などの適宜な二値画像符号化方式が採用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のビットプレーン符号化方式では、多値画像データをそのままの状態で符号化圧縮しているので、符号データのデータ量も大きく、そのために、さらなる符号化効率の向上が求められている。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、符号化効率を向上できる多値画像データの符号化方法および符号化装置および復号化装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化方法において、予め設定されている所定ビット数の複数下位ビットのビットプレーンの画像データは、縮小した後に所定の画像符号化方式により符号化圧縮して符号データを形成するとともに、精細画質が指定されている場合には、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データは縮小せずに上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データも縮小した後に上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮するようにしたものである。また、前記符号データには、各ビットプレーン毎に原画像を縮小したか否かを表示する縮小フラグビットを設けたものである。
【0008】
また、1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化装置において、多値画像データをおのおののビットプレーン毎に記憶するビットプレーンメモリ手段と、上記ビットプレーンメモリ手段の所定桁数の下位ビットについて、所定の縮小率で原画像を縮小する縮小処理手段と、上記縮小処理手段により縮小された画像データ、および、上記縮小処理手段により縮小されない画像データを、そのビットプレーン単位に所定の画像符号化方式により符号化圧縮する符号化処理手段を備え、精細画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段では上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データは縮小せずに符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段により上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データも縮小した後に符号化圧縮するようにしたものである。
【0009】
また、1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化装置において、多値画像データをおのおののビットプレーン毎に記憶するビットプレーンメモリ手段と、上記ビットプレーンメモリ手段の複数の桁数の下位ビットについて、所定の縮小率で原画像を縮小する縮小処理手段と、上記縮小処理手段により縮小された画像データ、および、上記縮小処理手段により縮小されない画像データを、そのビットプレーン単位に所定の画像符号化方式により符号化圧縮するとともに、それぞれのビットプレーン単位の画像データには、その画像が縮小画像であるか否かを示す縮小フラグビットを付加する符号化処理手段を備え、精細画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段では上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データは縮小せずに符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段により上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データも縮小した後に符号化圧縮するようにしたものである。
【0010】
また、ビットプレーン毎に符号化圧縮されて形成された符号データを復号化して、元の多値画像データを形成する多値画像データの復号化装置において、符号データのおのおののビットプレーンについて、所定の画像符号化方式による復号化処理を適用して原画像の画像データを形成する復号化処理手段と、上記復号化処理手段から出力される画像データのうち、所定桁数の下位ビットのビットプレーンの画像データを、所定の倍率で拡大処理する拡大処理手段と、上記拡大処理手段から出力される上記所定桁数の下位ビットのビットプレーンの画像データ、および、それ以外の上位ビットのビットプレーンの画像データをそれぞれ対応するビット位置のビットプレーンに記憶するビットプレーンメモリ手段と、上記ビットプレーンメモリ手段に記憶された多値画像データを出力する画像データ出力手段を備え、精細画質が指定されている場合には、上記拡大処理手段では、上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンについては拡大処理を行わない一方、標準画質が指定されている場合には、上記拡大処理手段では、上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンについても拡大処理を行うようにしたものである。
【0011】
また、ビットプレーン毎に符号化圧縮されて形成されるとともに、おのおののビットプレーンについて原画像を縮小したか否かをあらわす縮小フラグビットが付加された符号データを復号化して、元の多値画像データを形成する多値画像データの復号化装置において、符号データのおのおののビットプレーンについて、所定の画像符号化方式による復号化処理を適用して原画像の画像データを形成するとともに、上記符号データのおのおののビットプレーンについて縮小フラグビットの値を判定する復号化処理手段と、上記復号化処理手段から出力される画像データのうち、上記復号化処理手段が縮小画増であると判定した下位ビットの画像データを、所定の倍率で拡大処理する拡大処理手段と、上記拡大処理手段から出力される上記所定桁数の下位ビットの画像データ、および、それ以外の上位ビットの画像データをそれぞれ対応するビット位置のビットプレーンに記憶するビットプレーンメモリ手段と、上記ビットプレーンメモリ手段に記憶された多値画像データを出力する画像データ出力手段を備えたものである。
【0012】
また、1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化方法において、予め設定されている所定ビット数の複数下位ビットのビットプレーンの画像データは、縮小した後に所定の画像符号化方式により符号化圧縮して符号データを形成するとともに、原画像の中間調画像領域を判定し、その判定された中間調画像領域については、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データは縮小せずに上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データも縮小した後に上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮するようにしたものである。また、前記中間調画像領域の判定は、多値画像データのストライプ単位に行うようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施例にかかる多値画像データの符号化装置を示している。なお、この場合、多値画像データは、1画素あたり8ビットのビット数をもつものを用いる。
【0015】
同図において、多値画像データPDは、画像入力部1を介して入力され、画像入力部1によりビットプレーン展開され、各ビットプレーン毎にビットプレーンメモリ2に保存される。
【0016】
ビットプレーンメモリ2に保存されるビットプレーンデータのうち、第8ビットプレーンデータDP8、第7ビットプレーンデータDP7、第6ビットプレーンデータDP6、および、第5ビットプレーンデータDP5は、符号化処理部3に加えられ、第4ビットプレーンデータDP4、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1は、縮小処理部4に加えられている。
【0017】
縮小処理部4は、第4ビットプレーンデータDP4、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率(例えば、「0.5」)で縮小するものであり、その縮小後の第4ビットプレーンデータDP4a、第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aは、それぞれ符号化処理部3に加えられる。
【0018】
符号化処理部3は、それぞれ加えられる第8ビットプレーンデータDP8、第7ビットプレーンデータDP7、第6ビットプレーンデータDP6、第5ビットプレーンデータDP5、第4ビットプレーンデータDP4a、第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aを、それぞれのビットプレーン単位に所定の符号化処理(例えば、MH符号化処理、あるいは、MR符号化処理、あるいは、MMR符号化処理、あるいは、JBIG符号化処理など)を適用して、符号化圧縮するものであり、その処理結果得られた多値符号データCDは、次段装置に出力されている。
【0019】
ここで、多値符号データCDは、図2(a)に示すように、第8ビットプレーンの符号データが先頭に配置され、以下、順次より下位ビットプレーンの符号データが配置されてなる。また、おのおののビットプレーンの符号データには、同図(b)に示すように、そのビットプレーンが縮小されていることをあらわす縮小フラグが、その先頭に付加される。
【0020】
この場合には、第4ビットプレーンデータDP4a、第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aが縮小されているので、第4ビットプレーン、第3ビットプレーン、第2ビットプレーン、および、第1ビットプレーンの符号データの先頭に付されている縮小フラグは、その値がオン値(データ「1」)にセットされる。また、第8ビットプレーンデータDP8、第7ビットプレーンデータDP7、第6ビットプレーンデータDP6、および、第5ビットプレーンデータDP5は、縮小されていないので、第8ビットプレーン、第7ビットプレーン、第6ビットプレーン、および、第5ビットプレーンの符号データの先頭の付されている縮小フラグは、その値がオフ値(データ「0」)にセットされる。
【0021】
この場合の多値符号データCDを復号化する多値画像データの復号化装置の一例を図3に示す。
【0022】
同図において、多値符号データCDは、復号化処理部11に加えられており、復号化処理部11は、多値符号データCDの各ビットプレーンのデータを抽出して、そのビットプレーン単位に、所定の復号化処理を適用して、原画像データを形成するものであり、この復号化処理部11から出力される原画像データのうち、第8ビットプレーンデータEP8、第7ビットプレーンデータEP7、第6ビットプレーンデータEP6、および、第5ビットプレーンデータEP5は、ビットプレーンメモリ12に保存され、第4ビットプレーンデータEP4、第3ビットプレーンデータEP3、第2ビットプレーンデータEP2、および、第1ビットプレーンデータEP1は、拡大処理部13に加えられている。ここで、復号化処理部11が適用する復号化処理は、符号化処理部3が画像データの符号化の際に適用する符号化処理に対応した処理である。
【0023】
拡大処理部13は、第4ビットプレーンデータEP4、第3ビットプレーンデータEP3、第2ビットプレーンデータEP2、および、第1ビットプレーンデータEP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率(例えば、「2.0」)で拡大するものであり、その拡大後の第4ビットプレーンデータEP4a、第3ビットプレーンデータEP3a、第2ビットプレーンデータEP2a、および、第1ビットプレーンデータEP1aは、それぞれビットプレーンメモリ12に保存される。
【0024】
これにより、ビットプレーンメモリ12には、第8ビットプレーン〜第1ビットプレーンの画像データが、ビットプレーン毎に保存される。画像出力部14は、ビットプレーンメモリ12に保存されている第8ビットプレーンデータ〜第1ビットプレーンデータについて、順次各画素のデータを抽出し、同一画素位置の8ビットのデータをまとめて多値画像データPDaを形成するものであり、その多値画像データPDaは、次段装置に出力される。
【0025】
このようにして、本実施例では、8ビットの原画像データのうち、下位4ビットについては、原画像を縮小し、その縮小画像の画像データについてビットプレーン符号化しているので、下位4ビットのビットプレーンの画像データの画素数が減少し、その結果、この部分の符号データのデータ量が削減し、そのため、多値符号データCDのデータ量を大幅に削減することができる。
【0026】
また、原画像を写真画像のような中間調画像であるとすると、8ビットの原画像データのビットプレーンのうち、上位ビットのビットプレーンの画像データほど画像の特徴をよく保存しているが、下位ビットの画像データほど画像の特徴が徐々に失われ、ノイズ状の画像になる。
【0027】
本実施例では、画像の特徴をよく保存している上位ビットのビットプレーンについては、おのおののビットプレーン毎に符号化しているので、画像の特徴の大部分については失われずに多値符号データCDにあらわすことができている。
【0028】
また、下位ビットのビットプレーンについては、原画像を縮小しているが、原画像の画像データがノイズ状のランダムデータに近いため、縮小画像の画像データも、ほぼノイズ状のデータとなり、結果的に、この下位ビットのビットプレーンについても、ほぼ原画像の特徴を多値符号データCDにあらわすことができている。
【0029】
その結果、本実施例では、符号化圧縮率が大きく、多値符号データCDのデータ量が少ないにもかかわらず、画質の高い再生画像を得ることが可能となる。
【0030】
また、原画像データの階調数は、そのまま保持されるので、画像の階調性が損なわれることはない。
【0031】
なお、上述した実施例では、縮小率を「0.5」に規定しているが、この縮小率を可変にすることもできる。その場合、図2(c)に示すように、多値画像データCDの各ビットプレーンの符号データに、縮小倍率を示す倍率データをセットすると良い。この場合、復号化装置側で、この倍率データの値に基づいて、拡大処理の倍率を設定することで、下位ビットのビットプレーンの縮小画像を元のサイズの画像に拡大することができる。
【0032】
ところで、上述した実施例では、画像を縮小する下位ビットのビット数(この場合は、4ビット)が固定であったが、このビット数を画像の内容またはユーザの設定により変化させることができる。
【0033】
この場合の多値画像データの符号化装置の一例を図4に示す。なお、同図において図1と同一部分および相当する部分には、同一符号を付している。
【0034】
同図において、多値画像データPDは、画像入力部1を介して入力され、画像入力部1によりビットプレーン展開され、各ビットプレーン毎にビットプレーンメモリ2に保存される。
【0035】
ビットプレーンメモリ2に保存されるビットプレーンデータのうち、第8ビットプレーンデータDP8、第7ビットプレーンデータDP7、第6ビットプレーンデータDP6、および、第5ビットプレーンデータDP5は、符号化処理部20に加えられ、第4ビットプレーンデータDP4は、切換器21のコモン入力端21cに加えられ、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1は、縮小処理部22に加えられている。
【0036】
切換器21の常閉接点21bは、切換器23の常閉接点23bに接続され、また、切換器21の常開接点21aの出力信号は、縮小処理部22に第4ビットプレーンデータDP4として加えられている。
【0037】
縮小処理部22は、画質選択信号SSの値が精細画質をあらわすデータ「0」の場合には、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率(例えば、「0.5」)で縮小するものであり、その縮小後の第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aは、それぞれ符号化処理部20に加えられる。
【0038】
また、縮小処理部22は、画質選択信号SSの値が標準画質をあらわすデータ「1」の場合には、第4ビットプレーンデータDP4、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率で縮小するものであり、その縮小後の第4ビットプレーンデータDP4aは、切換器23の常開接点23aに加えられているとともに、縮小後の第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aは、それぞれ符号化処理部20に加えられる。
【0039】
また、切換器23のコモン出力端23cの出力信号は、符号化処理部20に、第4ビットプレーンデータDPaとして加えられている。
【0040】
符号化処理部20は、それぞれ加えられる第8ビットプレーンデータDP8、第7ビットプレーンデータDP7、第6ビットプレーンデータDP6、第5ビットプレーンデータDP5、第4ビットプレーンデータDP4a、第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aを、それぞれのビットプレーン単位に所定の符号化処理(例えば、MH符号化方式、あるいは、MR符号化方式、あるいは、MMR符号化方式、あるいは、JBIG符号化方式など)を適用して、符号化圧縮するものであり、その処理結果得られた多値符号データCDは、次段装置に出力されている。
【0041】
また、符号化処理部20は、画質選択信号SSの値が精細画質をあらわすデータ「0」の場合には、多値符号データCDの各ビットプレーンの符号データに付加する縮小フラグのうち、第8〜第4ビットプレーンに付加するものの値を非縮小をあらわすオフ値にセットするとともに、第3〜第1ビットプレーンに付加するものの値をオン値にセットする。
【0042】
また、符号化処理部20は、画質選択信号SSの値が標準画質をあらわすデータ「1」の場合には、多値符号データCDの各ビットプレーンの符号データに付加する縮小フラグのうち、第8〜第5ビットプレーンに付加するものの値を非縮小をあらわすオフ値にセットするとともに、第4〜第1ビットプレーンに付加するものの値をオン値にセットする。
【0043】
この場合の多値符号データCDを復号化する多値画像データの復号化装置の一例を図5に示す。なお、同図において、図3と同一部分には、同一符号を付している。
【0044】
同図において、多値符号データCDは、復号化処理部31に加えられており、復号化処理部31は、多値符号データCDの各ビットプレーンのデータを抽出して、そのビットプレーン単位に、所定の復号化処理を適用して、原画像データを形成するとともに、第4ビットプレーンの符号データに付加されている縮小フラグを参照し、その値がオン値である場合には、データ「1」の選択信号SLを出力し、その縮小フラグの値がオフ値である場合には、データ「0」の選択信号SLを出力する。ここで、復号化処理部31が適用する復号化処理は、符号化処理部20が適用する符号化処理に対応した処理である。
【0045】
また、この復号化処理部31から出力される原画像データのうち、第8ビットプレーンデータEP8、第7ビットプレーンデータEP7、第6ビットプレーンデータEP6、および、第5ビットプレーンデータEP5は、ビットプレーンメモリ12に保存され、第4ビットプレーンデータEP4は、切換器32のコモン入力端32cに加えられ、第3ビットプレーンデータEP3、第2ビットプレーンデータEP2、および、第1ビットプレーンデータEP1は、拡大処理部33に加えられている。
【0046】
切換器32の常閉接点32bの出力信号は、切換器34の常閉接点34bに入力信号として加えられており、切換器32の常開接点32aの出力信号は、第4ビットプレーンデータEP4として拡大処理部33に加えられている。
【0047】
拡大処理部13は、選択信号SLがデータ「1」の場合には、第4ビットプレーンデータEP4、第3ビットプレーンデータEP3、第2ビットプレーンデータEP2、および、第1ビットプレーンデータEP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率(例えば、「2.0」)で拡大し、その拡大後の第4ビットプレーンデータEP4aは、切換器34の常開接点34aの入力信号として加えられ、また、拡大後の第3ビットプレーンデータEP3a、第2ビットプレーンデータEP2a、および、第1ビットプレーンデータEP1aは、それぞれビットプレーンメモリ12に保存される。
【0048】
また、拡大処理部13は、選択信号SLがデータ「0」の場合には、第3ビットプレーンデータEP3、第2ビットプレーンデータEP2、および、第1ビットプレーンデータEP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率で拡大し、その拡大後の第3ビットプレーンデータEP3a、第2ビットプレーンデータEP2a、および、第1ビットプレーンデータEP1aは、それぞれビットプレーンメモリ12に保存される。
【0049】
また、切換器34のコモン出力端34cの出力信号は、ビットプレーンメモリ12に、第4ビットプレーンデータDPaとして保存される。
【0050】
これにより、ビットプレーンメモリ12には、第8ビットプレーン〜第1ビットプレーンの画像データが、ビットプレーン毎に保存される。画像出力部14は、ビットプレーンメモリ12に保存されている第8ビットプレーンデータ〜第1ビットプレーンデータについて、順次各画素のデータを抽出し、同一画素位置の8ビットのデータをまとめて多値画像データPDaを形成するものであり、その多値画像データPDaは、次段装置に出力される。
【0051】
以上の構成で、例えば、ユーザが符号化の際に「高画質」、「画質優先」、あるいは、「写真画像」を指定した場合には、上位制御部(図示略)により、画質選択信号SSの値は、精細画質をあらわすデータ「0」に設定される。なお、例えば、この符号化装置がファクシミリ装置に適用される場合には、上位制御部は、ファクシミリ装置のシステム制御部などが相当する。
【0052】
これにより、切換器21,23はそれぞれ常閉接点21b,23b側に接続され、したがって、ビットプレーンメモリ2から出力される第4ビットプレーンデータDP4は、切換器21および切換器23を介して、符号化処理部20に加えられる。
【0053】
それにより、この場合には、第4ビットプレーンの画像データは縮小されず、その結果、多値符号データCDにおいて、第4ビットプレーンの符号データに付加される縮小フラグはオフ値に設定される。
【0054】
また、この多値符号データCDが復号化装置に加えられると、この場合には、第4ビットプレーンの符号データに付加される縮小フラグがオフ値なので、復号化処理部31は、選択信号SLの値をデータ「0」に設定する。
【0055】
これにより、切換器32,34はそれぞれ常閉接点32b,34b側に接続され、したがって、復号化処理部31から出力される第4ビットプレーンデータEP4は、切換器32および切換器34を介して、ビットプレーンメモリ12に保存される。
【0056】
このようにして、この場合には、多値符号データCDの第4ビットプレーンの符号データが縮小されない画像データのものとなるので、この場合の再生画像の画質が良好なものとなる。
【0057】
一方、例えば、ユーザが符号化の際に「標準画質」、「圧縮率優先」、あるいは、「文字画像」を指定した場合には、上位制御部により、画質選択信号SSの値は、標準画質をあらわすデータ「1」に設定される。
【0058】
これにより、切換器21,23はそれぞれ常閉接点21a,23a側に接続され、したがって、ビットプレーンメモリ2から出力される第4ビットプレーンデータDP4は、縮小処理部22で縮小された後に、符号化処理部20に加えられる。
【0059】
このようにして、この場合には、第4ビットプレーンの画像データが縮小されるので、その結果、多値符号データCDにおいて、第4ビットプレーンの符号データに付加される縮小フラグはオン値に設定される。
【0060】
また、この多値符号データCDが復号化装置に加えられると、この場合には、第4ビットプレーンの符号データに付加される縮小フラグがオン値なので、復号化処理部31は、選択信号SLの値をデータ「1」に設定する。
【0061】
これにより、切換器32,34はそれぞれ常開接点32a,34a側に接続され、したがって、復号化処理部31から出力される第4ビットプレーンデータEP4は、拡大処理部33により拡大された後に、ビットプレーンメモリ12に保存される。
【0062】
このようにして、この場合には、多値符号データCDの第4ビットプレーンの符号データが縮小された画像データのものとなるので、この場合の多値符号データCDのデータ量を削減することができる。
【0063】
なお、この場合、精細画像と標準画像とで、原画像を縮小するビット数を3ビットと4ビットに変化させているが、このビット数は、適宜な値に設定することができる。
【0064】
ところで、図6に示すように、原画像データが記録された原稿DCの大部分が文字の画像で、その一部に写真画像CCが配置されている場合、この1ページ分の画像データを全て精細画像として処理すると、文字の画像部分の圧縮率が悪くなり、また、1ページ分の画像データを全て標準画像として処理すると、写真画像CCの再生画像の画質が劣化するという事態を生じる。
【0065】
この場合には、例えば、原稿DCの画像データのストライプ単位に、写真画像CCを含まない領域PR1,PR3と写真画像CCを含む領域PR2に分割し、領域PR1,PR3については、原画像データを縮小するビットプレーンを下位4ビット分に設定し、領域PR2については、原画像データを縮小するビットプレーンを下位3ビット分に設定すると良い。
【0066】
ここで、ストライプとは、原稿DCの画像データを、短手方向に平行に1画素ライン分切り出してなるデータ単位をあらわす。
【0067】
また、この場合には、図7(a)に示すように、各ビットプレーンの符号データを、分割した領域単位に区切り、おのおのの領域の符号データの先頭に、同図(b)に示すように、その領域が写真画像の領域であることを示す写真フラグを付加すると良い。なお、この場合の符号データの分割数は、領域の分割数に一致し、したがって、1以上の適宜な数となる。
【0068】
この場合の多値画像データの符号化装置の一例を図8に示す。なお、同図において、図1と同一部分には、同一符号を付している。
【0069】
同図において、多値画像データPDは、画像入力部1を介して入力され、画像入力部1によりビットプレーン展開され、各ビットプレーン毎にビットプレーンメモリ41に保存されるとともに、画像判定部42に加えられる。
【0070】
ビットプレーンメモリ41に保存されるビットプレーンデータのうち、第8ビットプレーンデータDP8、第7ビットプレーンデータDP7、第6ビットプレーンデータDP6、および、第5ビットプレーンデータDP5は、符号化処理部43に加えられ、第4ビットプレーンデータDP4は、切換器44コモン入力端44cに加えられ、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1は、縮小処理部45に加えられている。また、ビットプレーンメモリ41は、出力している画像データのストライプ単位のアドレス情報PLを画像判定部42に出力する。
【0071】
切換器44の常閉接点44bは、切換器46の常閉接点46bに接続され、また、切換器44の常開接点44aの出力信号は、縮小処理部45に第4ビットプレーンデータDP4として加えられている。
【0072】
画像判定部42は、画像入力部1から加えられる8ビットプレーン分の画像データに基づき、画像データのストライプ単位に、そのストライプが含まれる画像の領域が写真画像を含むか否かを判定するとともに、ビットプレーンメモリ41から加えられるアドレス情報PLを参照して、そのアドレス情報PLに対応したストライプが写真領域であるか否かをあらわす画像判定信号PPを出力するものであり、この画像判定信号PPは、切換器44,46、縮小処理部45、および、符号化処理部43に加えられている。ここで、画像判定信号PPは、対象となるストライプが写真領域であると判定されている場合にはデータ「0」に設定され、対象となるストライプが写真領域でないと判定されている場合にはデータ「1」に設定される。
【0073】
縮小処理部45は、画像判定信号PPの値が写真領域をあらわすデータ「0」の場合には、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率(例えば、「0.5」)で縮小するものであり、その縮小後の第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aは、それぞれ符号化処理部43に加えられる。
【0074】
また、縮小処理部45は、画像判定信号PPの値が非写真領域をあらわすデータ「1」の場合には、第4ビットプレーンデータDP4、第3ビットプレーンデータDP3、第2ビットプレーンデータDP2、および、第1ビットプレーンデータDP1の画像データを、それぞれのビットプレーン単位に所定の倍率で縮小するものであり、その縮小後の第4ビットプレーンデータDP4aは、切換器44の常開接点44aに加えられているとともに、縮小後の第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aは、それぞれ符号化処理部43に加えられる。
【0075】
また、切換器46のコモン出力端46cの出力信号は、符号化処理部43に、第4ビットプレーンデータDPaとして加えられている。
【0076】
符号化処理部43は、それぞれ加えられる第8ビットプレーンデータDP8、第7ビットプレーンデータDP7、第6ビットプレーンデータDP6、第5ビットプレーンデータDP5、第4ビットプレーンデータDP4a、第3ビットプレーンデータDP3a、第2ビットプレーンデータDP2a、および、第1ビットプレーンデータDP1aを、それぞれのビットプレーン単位に所定の符号化処理(例えば、MH符号化方式、あるいは、MR符号化方式、あるいは、MMR符号化方式、あるいは、JBIG符号化方式など)を適用して、符号化圧縮するものであり、その処理結果得られた多値符号データCDは、次段装置に出力されている。
【0077】
また、符号化処理部43は、画像判定信号PPの値に基づいて、画像データの写真領域をあらわすストライプ領域を判別して、1つの画像データを1つ以上の画像領域に分割する。次いで、多値符号データCDの各ビットプレーンに付加する符号データにのうち、第8〜第4ビットプレーンに付加するものの値を非縮小をあらわすオフ値にセットするとともに、第3〜第1ビットプレーンに付加するものの値をオン値にセットする。そして、写真領域と判定した画像領域については、写真フラグの値をオン値にセットし、非写真領域と判定した画像領域については、写真フラグの値をオフ値にセットする。
【0078】
このようにして、本実施例では、画像の写真領域と非写真領域を判別し、それぞれ縮小する下位ビットのビットプレーン数を切り換えているので、文字の画像部分の圧縮率を向上できるとともに、写真画像の再生画像の画質の劣化を抑制できるようになる。
【0079】
なお、この場合の復号化装置は、図5と同様の装置で実現できる。この場合、写真フラグの値により、選択信号SLの値を設定することで、原画像を再生できる。
【0080】
なお、上述した実施例では、写真画像の領域判定を画像のストライプ単位に行っているが、画素単位あるいは後続の符号化処理に適合するブロック単位に行うこともできる。例えば、符号化処理が画像ブロック領域単位に処理するものである場合には、その処理単位の画像ブロック単位に領域判定を行うことが好ましい。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、例えば、8ビットの原画像データのうち、下位4ビットについては、原画像を縮小し、その縮小画像の画像データについてビットプレーン符号化しているので、下位4ビットのビットプレーンの画像データの画素数が減少し、その結果、この部分の符号データのデータ量が削減し、そのため、多値符号データのデータ量を大幅に削減することができるという効果を得る。
【0082】
また、画像の特徴をよく保存している上位ビットのビットプレーンについては、おのおののビットプレーン毎に符号化しているので、画像の特徴の大部分については失われずに、再生画像の画質の劣化を抑制できるという効果も得る。
【0083】
また、原画像データの階調数は、そのまま保持されるので、画像の階調性が損なわれることはないという効果も得る。
【0084】
また、画像の写真領域と非写真領域を判別し、それぞれ縮小する下位ビットのビットプレーン数を切り換えているので、文字の画像部分の圧縮率を向上できるとともに、写真画像の再生画像の画質の劣化を抑制できるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる多値画像データの符号化装置の一例を示したブロック図。
【図2】多値符号データの信号形式の一例を示した概略図。
【図3】本発明の一実施例にかかる多値画像データの復号化装置の一例を示したブロック図。
【図4】本発明の他の実施例にかかる多値画像データの符号化装置の一例を示したブロック図。
【図5】本発明の他の実施例にかかる多値画像データの復号化装置の一例を示したブロック図。
【図6】写真画像と文字画像が混在している場合の原稿について説明するための概略図。
【図7】多値符号データの信号形式の他の例を示した概略図。
【図8】本発明のさらに他の実施例にかかる多値画像データの符号化装置の一例を示したブロック図。
【符号の説明】
1 画像入力部
2,12,41 ビットプレーンメモリ
3,20,43 符号化処理部
4,22,45 縮小処理部
11,31 復号化処理部
13,33 拡大処理部
14 画像出力部
21,23,32,34 切換器
42 画像判定部

Claims (8)

  1. 1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化方法において、
    予め設定されている所定ビット数の複数下位ビットのビットプレーンの画像データは、縮小した後に所定の画像符号化方式により符号化圧縮して符号データを形成するとともに、
    精細画質が指定されている場合には、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データは縮小せずに上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データも縮小した後に上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮することを特徴とする多値画像データの符号化方法。
  2. 前記符号データには、各ビットプレーン毎に原画像を縮小したか否かを表示する縮小フラグビットが設けられていることを特徴とする請求項1記載の多値画像データの符号化方法。
  3. 1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化装置において、
    多値画像データをおのおののビットプレーン毎に記憶するビットプレーンメモリ手段と、
    上記ビットプレーンメモリ手段の所定桁数の下位ビットについて、所定の縮小率で原画像を縮小する縮小処理手段と、
    上記縮小処理手段により縮小された画像データ、および、上記縮小処理手段により縮小されない画像データを、そのビットプレーン単位に所定の画像符号化方式により符号化圧縮する符号化処理手段を備え、
    精細画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段では上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データは縮小せずに符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段により上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データも縮小した後に符号化圧縮するようにしたことを特徴とする多値画像データの符号化装置。
  4. 1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化装置において、
    多値画像データをおのおののビットプレーン毎に記憶するビットプレーンメモリ手段と、
    上記ビットプレーンメモリ手段の複数の桁数の下位ビットについて、所定の縮小率で原画像を縮小する縮小処理手段と、
    上記縮小処理手段により縮小された画像データ、および、上記縮小処理手段により縮小されない画像データを、そのビットプレーン単位に所定の画像符号化方式により符号化圧縮するとともに、それぞれのビットプレーン単位の画像データには、その画像が縮小画像であるか否かを示す縮小フラグビットを付加する符号化処理手段を備え、
    精細画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段では上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データは縮小せずに符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記縮小処理手段により上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンの画像データも縮小した後に符号化圧縮するようにしたことを特徴とする多値画像データの符号化装置。
  5. ビットプレーン毎に符号化圧縮されて形成された符号データを復号化して、元の多値画像データを形成する多値画像データの復号化装置において、
    符号データのおのおののビットプレーンについて、所定の画像符号化方式による復号化処理を適用して原画像の画像データを形成する復号化処理手段と、
    上記復号化処理手段から出力される画像データのうち、所定桁数の下位ビットのビットプレーンの画像データを、所定の倍率で拡大処理する拡大処理手段と、
    上記拡大処理手段から出力される上記所定桁数の下位ビットのビットプレーンの画像データ、および、それ以外の上位ビットのビットプレーンの画像データをそれぞれ対応するビット位置のビットプレーンに記憶するビットプレーンメモリ手段と、
    上記ビットプレーンメモリ手段に記憶された多値画像データを出力する画像データ出力手段を備え、
    精細画質が指定されている場合には、上記拡大処理手段では、上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンについては拡大処理を行わない一方、標準画質が指定されている場合には、上記拡大処理手段では、上記所定桁数の最上位桁のビットプレーンについても拡大処理を行うことを特徴とする多値画像データの復号化装置。
  6. ビットプレーン毎に符号化圧縮されて形成されるとともに、おのおののビットプレーンについて原画像を縮小したか否かをあらわす縮小フラグビットが付加された符号データを復号化して、元の多値画像データを形成する多値画像データの復号化装置において、
    符号データのおのおののビットプレーンについて、所定の画像符号化方式による復号化処理を適用して原画像の画像データを形成するとともに、上記符号データのおのおののビットプレーンについて縮小フラグビットの値を判定する復号化処理手段と、
    上記復号化処理手段から出力される画像データのうち、上記復号化処理手段が縮小画像であると判定した下位ビットの画像データを、所定の倍率で拡大処理する拡大処理手段と、
    上記拡大処理手段から出力される上記所定桁数の下位ビットの画像データ、および、それ以外の上位ビットの画像データをそれぞれ対応するビット位置のビットプレーンに記憶するビットプレーンメモリ手段と、
    上記ビットプレーンメモリ手段に記憶された多値画像データを出力する画像データ出力手段を備えたことを特徴とする多値画像データの復号化装置。
  7. 1画素あたり複数ビットからなる多値画像データをおのおののビットプレーン毎に符号化する多値画像データの符号化方法において、
    予め設定されている所定ビット数の複数下位ビットのビットプレーンの画像データは、縮小した後に所定の画像符号化方式により符号化圧縮して符号データを形成するとともに、
    原画像の中間調画像領域を判定し、
    その判定された中間調画像領域については、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データは縮小せずに上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮する一方、標準画質が指定されている場合には、上記所定ビット数の最上位ビットのビットプレーンの画像データも縮小した後に上記所定の画像符号化方式により符号化圧縮することを特徴とする多値画像データの符号化方法。
  8. 前記中間調画像領域の判定は、多値画像データのストライプ単位に行うことを特徴とする請求項7記載の多値画像データの符号化方法。
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