JP2925043B2 - データ伸長装置 - Google Patents

データ伸長装置

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JP2925043B2
JP2925043B2 JP27831191A JP27831191A JP2925043B2 JP 2925043 B2 JP2925043 B2 JP 2925043B2 JP 27831191 A JP27831191 A JP 27831191A JP 27831191 A JP27831191 A JP 27831191A JP 2925043 B2 JP2925043 B2 JP 2925043B2
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隆幸 菅原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばカラー動画像
に文字や記号などをスーパーインポーズするような場合
の画像圧縮伸張に好適なデータ伸張装置に係り、特に、
文字や記号などと背景との境界に生じる中間階調データ
も圧縮伸張して、高品位な伸張画像を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、文字や記号を含むスーパーインポ
ーズ画像信号と、背景画像とをミキシングして作成され
る画像の画像信号に対してデータ圧縮の処理を施す場
合、図9に示すように、圧縮処理をする前に文字や記号
を背景画像にあらかじめスーパーインポーズしてミキシ
ングを行った後、圧縮処理が行われている。同図におい
て、背景画像信号は、スーパーインポーズ画像信号とと
もに、ビデオミキシング装置90に入力され、ここで両
者のミキシングが行われる。これによって、背景画像に
文字,記号がスーパーインポーズされる。そして、スー
パーインポーズ後の画像信号が画像圧縮装置92に供給
され、ここでデータ圧縮の処理が施され、圧縮画像信号
が出力される。
【0003】しかしながら、このような従来技術では、
文字や記号を含むスーパーインポーズ画像信号は、背景
画像信号と同様に画像圧縮装置92によって圧縮されて
しまうため、劣化が生ずるという不都合がある。たとえ
ば、画像圧縮装置92におけるデータ圧縮率が高い場合
には、それに応じて画質が高周波成分を含むところから
劣化する。スーパーインポーズ画像信号は、文字などの
エッジ部分に高周波成分を含む場合が多く、このため劣
化は背景画像よりも顕著となる。
【0004】また、スーパーインポーズ画像データは、
背景画像と文字等の部分を区別するのみであれば2値の
データで表現可能である。しかし、このような2値化デ
ータでは、図7(A)に示す水平より少し傾いている線
(0゜<α<45゜)や、同図(B)に示す円のPA,
PB,PC,PDの各部では、図示するように階段状の
ノイズが発生する。文字や記号を含むスーパーインポー
ズ画像データには、このような条件の部分が多く含まれ
ている。このため、2値化によってエッジ部における階
段状ノイズがかなり目立ってしまうことになる。従っ
て、高品質な画像を得るためには、文字や記号を含むス
ーパーインポーズ画像データを多値データとして扱う必
要がある。
【0005】実際に、スーパーインポーズ画像データを
あらかじめ多値データとして扱うようにすると、上述し
た階段状ノイズは視覚上目立たなくなる。8〜10値デ
ータとすると、背景画像のビデオ信号の輝度信号の25
6値(8ビット)との見分けもつかなくなるほどであ
る。
【0006】そこで、スーパーインポーズ画像データの
ビットプレーン毎に独立して前記G3の方法を使用し、
これによって圧縮を行う方法が考えられる。しかしなが
らこの方法では、単なる2値化による圧縮に対して8倍
以上の情報量の増加となる。他方、画像データの記録に
ついては、メディア上の制限もあり、スーパーインポー
ズ画像データをかかる制約の範囲内で記録しなければな
らないという要請もある。
【0007】これらの要請に答えたものとして、本出願
人が特願平3−106720号としてすでに提案したも
のがある。これは、図8(A)及び(B)に示すような
データ圧縮装置及び伸張装置である。同図(A)におい
て、背景画像信号は、画像圧縮装置10に入力されるよ
うになっており、スーパーインポーズ画像信号は、スー
パーインポーズ画像圧縮装置12に入力されるようにな
っている。画像圧縮装置10,スーパーインポーズ画像
圧縮装置12の各出力側は、マルチプレクサ14の入力
側に各々接続されており、マルチプレクサ14から圧縮
処理後の画像データが多重ビットストリームとして出力
されるようになっている。同図(B)において、データ
圧縮装置によって得られた圧縮後の多重ビットストリー
ムは、デマルチプレクサ20に入力されるようになって
いる。このデマルチプレクサ20の背景画像信号の出力
側は、画像伸張装置22の入力側に接続されており、ス
ーパーインポーズ画像信号の出力側は、スーパーインポ
ーズ画像伸張装置24の入力側に接続されている。そし
て、画像伸張装置22,スーパーインポーズ画像伸張装
置24の各出力側は、ビデオミキシング装置26の入力
側に接続されており、このビデオミキシング装置26か
ら表示用の画像信号が出力されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文字や
記号の回りに陰影処理を施した画像データを処理する場
合に、背景,陰影,文字や記号の3種類のデータエリア
が存在する。このような画像はエッジが二重に存在して
いるため、より高周波成分を含む場合が多くこのため非
常に背景画像が非常に劣化が顕著となる問題がある。さ
らに、デコーダ側で、背景画像の色入れ替えると、中
間階調部分が不自然になる問題もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、画像を複数の階調で表すデータ化によって
得られた画像データに対して、前記画像の階調により決
定される最大値及び最小値のデータは、第1の輝度及び
色差信号の基準値及び第2の輝度及び色差信号の基準値
として圧縮符号化され、前記画像の階調の中間値のデー
タは、前記第1と第2の基準値との混合割合を示す値と
して圧縮符号化された画像データを伸張するデータ伸張
装置であって、前記圧縮された画像データを伸張復号化
する手段と、前記第1及び第2の輝度及び色差信号の基
準値を必要に応じて少なくともその一方の基準値の輝度
及び色差信号のいずれかを少なくとも任意に変更して、
これら第1及び第2の基準値との混合割合を示す値から
中間階調を有する画像を伸張再生する手段とを備えたこ
とを特徴とするデータ伸張装置を提供するものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、背景画像信号と、文字や記号
を含むスーパーインポーズ画像信号とは、別々に圧縮な
いしコーディングされる。文字、陰影などの画像データ
は、データ化手段によって複数階調で表現され、多値画
像として扱われる。そして、その階調の最大値,最小値
についてはランレングスによるハフマン符号化が行なわ
れ、中間値については、ハフマンコード体系に設けたコ
ードなどが割り当てられて符号化が行われる。このた
め、G3規格によるデータ圧縮と比較しても、1.5〜
2倍程度のコード量となり、高圧縮率であるにもかかわ
らず、多値表現によって良好な品質が維持されている。
さらに、中間値に対応するミキシング値を符号化するよ
うにしたので、伸張時に任意の輝度や色レベルを自由に
設定でき、ミキシング値を使うことで良好な文字や記
号、陰影を生成することができる。
【0011】さらに、文字、陰影など境界で生じる画像
データの中間値は、階調の最大値(すなわち、第1の基
準値である文字などの画像データ)と、階調の最小値
(すなわち、第2の基準値である背景画像データ)との
混合割合(ミキシング値)として表現される。このた
め、背景画像の色の入れ替えなどでは、第2の基準値
(最小値)を変更すれば良く、色の入れ替えなどが容易
である。
【0012】また、陰影,文字や記号の3種類のデータ
エリアが必要な場合でも、混合割合(ミキシング値)の
みを伝送すれば良い。このため、符号化アルゴリズムの
複雑化を伴うことなく、文字や記号、陰影を同時に符号
化することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるデータ圧縮装置及びその
伸張装置の実施例について、添付図面を参照しながら説
明する。 <実施例1>(データ圧縮装置) この実施例はスーパーインポーズされる文字などの画像
データに対する効果的な圧縮方法の一つをあたえるもの
である。
【0014】図2には、データ圧縮装置の構成が示され
ている。同図において、文字や記号のスーパーインポー
ズ画像データは、プリ処理部110に入力されるように
なっている。このプリ処理部110の出力側は、ランレ
ングスカウンタ112の入力側に接続されており、ラン
レングスカウンタ112の出力側は、ランレングス符号
化部114の入力側に接続されている。そして、このラ
ンレングス符号化部114の出力側は、ハフマン符号化
部116の入力側に接続されており、このハフマン符号
化部116から、圧縮処理された画像データのビットス
トリームが出力されるようになっている。
【0015】以上の各部のうち、プリ処理部110は、
入力されたスーパーインポーズ画像データをたとえば3
ビット,8階調に量子化するプリ処理を行うものであ
る。たとえば、イメージスキャナなどでは、画像を走査
して複数階調で読み取るようになっているが、それと同
様の操作がプリ処理部110において行われるようにな
っている。なお、入力スーパーインポーズ画像データが
完全に2値化されている場合には、適宜のフィルタリン
グを行って疑似的に階調を6〜8に増やして量子化を行
い、同様に3ビット,8階調とする。
【0016】図1(A)には、黒レベルから白レベルに
至る8階調に含まれる6つの中間階調が示されており、
それらのレベルは、ESC1,ESC2,ESC3,…
…,ESC6で各々表わされている。ESCレベルは階
調の中間値のデータであり、階調の最大値(第1の基準
値のスーパーインポーズ画像である白)と最小値(第2
の基準値の背景画像である黒)との混合割合を示す値
(ミキシング値)である。白と黒の中間階調、言い換え
れば、スーパーインポーズ画像である白と背景画像であ
る黒の混合割合に相当するミキシング値をESCに与え
ることで、このデータを使って文字や背景の輝度・色な
どを、伸張する時に自由に(任意に)変更し背景として
のビデオ信号上にスーパーインポーズ画像の文字を表示
する際などに高品位な画像が得られることとなる。
【0017】次に、図2に戻って、ランレングスカウン
タ112は、入力データにおけるランレングス(ラン
長),すなわち上述した8階調の最小値及び最大値であ
る白,黒の連続する程度をカウントするためのものであ
る。また、ランレングス符号化部114は、入力される
ランレングスのカウント値に対応する符号化を行うもの
である。なお、画像データを圧縮する方法としてはファ
クシミリなどで実用化されているものがある。これによ
れば、2値画像データは白のデータのランレングス(ラ
ン長)と、黒のデータのランレングスをハフマン符号す
ることによって圧縮される。このような技術は、周知の
ように「CCITT勧告T.4、文書伝送用グレープフ
ァクシミリ装置の標準化」として明かになっており一般
にG3規格と称される。次に、ハフマン符号化部116
は、入力データのうち、白,黒についてはハフマン符号
化を行い、それ以外のESCで表わされているミキシン
グ値のデータについては、あらかじめ定められたコード
を割り当てるためのものである。
【0018】次に、以上のように構成されたデータ圧縮
装置の動作について説明する。スーパーインポーズ画像
データは、プリ処理部110に入力され、ここで上述し
たプリ処理が行われる。これによって、スーパーインポ
ーズ画像データは、3ビット,8階調で表現されてプリ
処理部110から出力されることになる。
【0019】ここで、スーパーインポーズ画像データに
よって表わされている文字の形態が図4に示すようにア
ルファベットの「A」であるとし、これを図の矢印FA
の方向にスキャンしたデータがプリ処理部110に入力
されたとする。なお、背景は黒,文字は白であるとす
る。矢印FA方向にスキャンすると、背景部分→境界部
分→文字部分→境界部分→背景部分に至ることになる。
これを画素単位でみると、 黒→黒→黒→黒→ESC1→ESC3→ESC6→白→白→白→白 →ESC6→ESC4→ESC2→黒→黒→黒→黒→ のように画像データが並ぶことになる。なお、境界部分
におけるESCで表示された中間レベルの推移は、画像
によって異なる。この画像データは、「黒」部分,「E
SC」部分,「白」部分の3つの部分から構成されるこ
とになる。
【0020】(第1の圧縮符号化方法)このようなプリ
処理部110の出力に対して、黒部分,及び白部分につ
いては、ランレングスカウンタ112,ランレングス符
号化部114,ハフマン符号化部116によって、上述
したG3規格と同様のランレングス符号化,ハフマン符
号化が行なわれる。黒部分,白部分のランレングスはい
ずれも「4」であるから、前記画像データ列は、 黒4→ESC1→ESC3→ESC6→白4→ESC6→ESC4→ESC2→黒4 のように表示できる。黒4,白4に具体的に割り当てる
コードについては、たとえば表1,表2に示すコード表
が参照される。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】これらの表のコードは、あらかじめいろい
ろな画像で統計的に効率の良いものとして作成されたハ
フマンコードであり、発生確率の高いランレングスの順
に短いコードが割り当てられている。たとえば、前記黒
4は、表1から、背景部ランレングスの「4」のところ
を参照して、「1011」と符号化される。また、白4
は、表1から、文字部ランレングスの「4」のところを
参照して、「011」と符号化される。他のランレング
スの画像データについても同様である。
【0024】次に、中間調であるESC1〜ESC6に
ついては、表1,表2に示すハフマンコード体系の一部
として、表3に示すようにコードが定義されており、こ
れを用いて符号化が行われる。
【0025】
【表3】
【0026】たとえば、ESC1は、「0000000
1000」に符号化される。他についても同様である。
このような符号化がハフマン符号化部116で行われ、
コードデータのビットストリームが出力されることにな
る。
【0027】上述した例では、 1011→00000001000→00000001101 →000000010100→011→000000010100 →000000010010→00000001100→1011 の順にコードデータが出力されることとなる。なお、圧
縮データの伸張は、前記圧縮処理の逆を行えばよい。
【0028】以上のように、本実施例によれば、スーパ
ーインポーズされる文字等を2値以上の階調で表現し、
背景と文字等の境界部分を中間調を表わす特殊コードで
表現しているので、図7に示したような階段状のノイズ
は消滅して、良好な品質を得ることができる、特に、8
値以上の階調でスーパーインポーズされる文字等を表現
するようにすれば、256値の階調を持つ背景画像と視
覚的な差はほとんどなくなるようになり、データ圧縮を
行っても非常に良好な画質が得られる。
【0029】(第2の圧縮符号化方法)次にミキシング
値に対する圧縮の手法が異なる方法の一例を説明する。
プリ処理部110においてプリ処理が行われた3ビッ
ト,8階調のスーパーインポーズされる文字等の画像デ
ータの中間調を、図1の(B)に示すようにL1,L
2,……,L6で表わすこととする。
【0030】前述した実施例と同様に、図4の矢印FA
の方向に文字「A」をスキャンした場合を例として説明
する。画像データは、同様に、 黒→黒→黒→黒→L1→L3→L6→白→白→白→白 →L6→L4→L2→黒→黒→黒→黒→ のように並ぶことになる。この画像データは、「黒」部
分,中間調の「L」部分,「白」部分の3つの部分から
構成されることになる。
【0031】このようなプリ処理部110の出力に対し
て、黒部分,及び白部分については、ランレングスカウ
ンタ112,ランレングス符号化部114によって、上
述したG3規格と同様のランレングス符号化が行なわれ
る。黒部分,白部分のランレングスは、いずれも「4」
であるから、前記画像データ列は、 黒4→L1→L3→L6→白4→L6→L4→L2→黒4 のようになる。
【0032】この場合において、本実施例では、ハフマ
ンコード中に1個だけ中間調Lを示すLを識別するコー
ドが設けられている。具体的には、表4,表5に示すハ
フマンコード体系の一部として、表6に示すLに該当す
るコード「11」が設けられる。
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】また、このLコードがいくつ連続したかに
ついては、例えば表4,表5に示す文字部ランレングス
のハフマンコードが利用される。そして、その後に、中
間調の各レベルの具体的な3ビット固定長のコードが割
り当てられる。具体的には、図8に示すように、各中間
調レベルL1,L2,……,L6に対し、「001」,
「010」,「011」,「100」,「101」,
「110」のコードが各々割り当てられる。なお、黒レ
ベルは「000」,白レベルは「111」である。
【0037】従って、上述した例では、 黒4→L →白3→001 →011 →110 →白4 →L →白3→110 →100 →010 →黒4 となる。
【0038】このようにしてランレングス符号化された
データは、ハフマン符号化部116に供給され、表4,
表5,表6に示すコード表が参照されてハフマンコード
化される。これらの表のコードは、あらかじめいろいろ
な画像で統計的に効率の良いものとして作成されたハフ
マンコードであり、発生確率の高いランレングスの順に
短いコードが割り当てられている。たとえば、前記黒4
は、表4から、背景部ランレングスの「4」のところを
参照して、「1011」と符号化される。また、白4
は、表4から、文字部ランレングスの「4」のところを
参照して、「011」と符号化される。他のランレング
スの画像データについても同様である。
【0039】上述した例では、 1011→11→10→001→011→110→011→11 →10→110→100→010→1011 の順にコードデータが出力されることとなる。
【0040】この方法によっても、圧縮の手法が異なる
のみで、同様の効果が得られる。また、いずれにおいて
も、スーパーインポーズされる文字等を2値画像として
扱い、これをG3規格の手法で符号化した場合と比べる
と、圧縮後のコード量は1.5〜2倍程度であり、高品
質な文字や記号を含むスーパーインポーズ画像データを
提供することが可能となる。
【0041】(データ伸張装置)また前述した圧縮符号
化この方法と逆の手順により伸張装置も構成することが
できる。伸張する場合には文字部、背景部の輝度、色デ
ータは任意であり、例えば、図1の(A)及び(B)の
伸張装置Aのように、白部を100パーセント、ESC
6を90パーセント……ESC1を15パーセント、黒
部を0パーセントとして混合割合値(ミキシング値)を
設定して、中間値レベルを復合する。ただし、画像の忠
実性を考慮してESCレベルは多値化したときのレベル
比(例えば、170としたところは170/256)に
したほうがより好ましい。
【0042】また、伸張装置Bのように、白部を第1の
基準値(例えば、スーパーインポーズ信号である青)1
00パーセント、ESC6を90パーセント……ESC
1を15パーセント、黒部を第2の基準値(例えば、背
景である赤)0パーセントとして混合割合値(ミキシン
グ値)を設定して、中間値レベルを復号して、色替えを
必要に応じてしても良い。背景、文字の輝度及び色は伸
張時に任意に決定出来る。例として背景、文字の領域に
対応するデータをH、Mとすると、図1の領域レベルn
=1〜8のデータは以下のように算出される。これは後
述する第2の実施例に示すデータ伸張装置の場合の手法
と全く同じ手法でよく、領域レベルデータnは、 H×(100−ESC(n) )+M×ESC(n) として表すことが出来る。 領域レベル1 H 領域レベル2 H×(100−ESC1)+M×ESC1 領域レベル3 H×(100−ESC2)+M×ESC2 .….… .….….….… 領域レベル6 H×(100−ESC5)+M×ESC5 領域レベル7 H×(100−ESC6)+M×ESC6 領域レベル8 M このようにして、文字のまわりに背景が存在する画像デ
ータでも、高品質のまま高圧縮化が可能となる。
【0043】<第2の実施例> (データ圧縮装置)次に別の実施例について説明する。
前述した実施例において2系統使用し出力されるデータ
を例えば、1ラインおきに交互にマルチプレクスする。
図3はデータ圧縮装置の構成図である。図5(A)及び
(B)に示すように、予め文字の情報と、その周辺に目
的とする陰影を施した情報を用意し、それぞれの画像に
対して1部には黒、2部には白を当てはめる。もちろん
境界部分は高品質を目的とするため多値情報が含まれて
いる。この2種類の画像をスキャン方向に順次前述した
実施例の方式で符号化する。双方のデータは図3に示す
ように出力時に、MUX121により交互にマルチプレ
クスされる。ラインカウンタ120はマルチプレクスが
交互に行えるように制御信号をハフマン符号部116と
MUX121に送る。
【0044】(データ伸張装置) これは、画像データを伸張した後、伸張された双方の画
像を各画像の中間値に対応する前記階調の最大値及び最
小値の混合割合値(ミキシング値)に応じて、ミキシン
グして再生する方法である。図6を用いて説明する。同
図の2本のデータはラインメモリ上にデータが伸張され
た状態を示している。陰影も文字も最大値を白レベル、
最小値を黒レベルとしているが、実際は図6に示すよう
に2つのレベルのミキシング値を示すので、この値を利
用して2つのラインメモリに展開したデータをミックス
する。背景、陰影、文字の輝度及び色は伸張時に任意に
決定する。例として背景、陰影、文字の領域に対応する
データをH、I、Mとすると、図6の領域1〜7のデー
タは以下のように算出される。
【0045】 領域1 H 領域2 H×(100−ESC1)+I×ESC1 領域3 H×(100−ESC3)+I×ESC3 領域4 I 領域5 I×(100−ESC2)+M×ESC2 領域6 I×(100−ESC4)+M×ESC4 領域7 M このようにして文字のまわりに陰影の輪郭が存在する画
像データでも、高品質のまま高圧縮化が可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データを高い圧縮率でしかも高品質に伸張すること
ができるという効果がある。また、複数の階調でデータ
化された複数の画像を上記のような方法でデータ圧縮
し、出力されたデータを予め設定してある単位毎にマル
チプレックスすることで、文字や記号のまわりの陰影を
一緒に復号化できる。さらには、中間値に対応するミキ
シング値を符号化するようにしたので、伸張時に任意の
輝度や色レベルを設定でき、ミキシング値を使うことで
良好な文字や記号、陰影を生成することができる。ま
た、符号化アルゴリズムの複雑化を伴うことなく、文字
や記号、陰影を同時に復号化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ圧縮装置及びデータ伸張装
置の中間階調の処理方法を説明する図である。
【図2】本発明による実施例1のデータ伸張装置に供給
されるデータ圧縮信号を生成するデータ圧縮装置を示す
構成図である。
【図3】多重化された例である実施例2のデータ伸張装
置に供給されるデータ圧縮信号を生成するデータ圧縮装
置を示す構成図である。
【図4】文字のソースデータの説明図である。
【図5】文字と陰影のソースデータの説明図である。
【図6】実施例2における中間調レベルの処理方法を示
す説明図である。
【図7】画像データの2値化による不都合を示す説明図
である。
【図8】従来例の構成図である。
【図9】従来例の構成図である。
【符号の説明】
110…プリ処理部、112…ランレングスカウンタ、
114…ランレングス符号化部、116…ハフマン符号
化部、A,B,C…多重化ビットストリーム、ESC
1,ESC2,ESC3,ESC4,ESC5,ESC
6,L1,L2,L3,L4,L5,L6…中間調レベ
ル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を複数の階調で表すデータ化によって
    得られた画像データに対して、前記画像の階調により決
    定される最大値及び最小値のデータは、第1の輝度及び
    色差信号の基準値及び第2の輝度及び色差信号の基準値
    として圧縮符号化され、前記画像の階調の中間値のデー
    タは、前記第1と第2の基準値との混合割合を示す値と
    して圧縮符号化された画像データを伸張するデータ伸張
    装置であって、 前記圧縮された画像データを伸張復号化する手段と、前
    記第1及び第2の輝度及び色差信号の基準値を必要に応
    じて少なくともその一方の基準値の輝度及び色差信号の
    いずれかを少なくとも任意に変更して、これら第1及び
    第2の基準値との混合割合を示す値から中間階調を有す
    る画像を伸張再生する手段とを備えたことを特徴とする
    データ伸張装置。
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