JP2002010084A - 符号化装置、復号装置、符号化方法、復号方法および符号化方法、復号方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

符号化装置、復号装置、符号化方法、復号方法および符号化方法、復号方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002010084A JP2000188244A JP2000188244A JP2002010084A JP 2002010084 A JP2002010084 A JP 2002010084A JP 2000188244 A JP2000188244 A JP 2000188244A JP 2000188244 A JP2000188244 A JP 2000188244A JP 2002010084 A JP2002010084 A JP 2002010084A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮率が高く、しかも画質劣化が少ない符号
化方法を提供する。 【解決手段】 画像を分割して作成された画素ブロック
に含まれる画素の値の最大値と最小値とに基づいてしき
い値を決定し、しきい値により画素ブロックに含まれる
画素を選別して画素グループを設定し、画素グループに
含まれる画素に対して画素グループに含まれる画素の値
の平均値を割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化装置、符号
化方法およびその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の高解像度化、多階調化は、ディジ
タル式の画像形成装置(以下、単に画像形成装置と記
す)において高画質な画像を形成するために有効な手段
である。ただし、画像の高解像度化、多階調化は、情報
量の増加を伴う。例えば、白黒256階調で表される画
像は、白黒2階調で表された画像の8倍の情報量を持つ
ことになる。
【0003】高画質化に伴って情報量が増大すると、処
理時間が長くなり、情報の蓄積用により大きな容量のメ
モリが必要になる。このため、画像形成装置は、画像を
表現する情報を符号化し、圧縮している。符号化には可
逆符号化と非可逆符号化があり、可逆符号化は、符号化
の前後で情報量が変化しない点で高画質化に有利であ
る。一方、非可逆符号化は、符号化の前後で情報量の損
失が起こるものの可逆符号化よりも高い圧縮率を得るこ
とができる。
【0004】現在一般的に利用されているJPEG(Jo
int Photographic Expert Group)方式による符号化、
圧縮は、離散コサイン変換とハフマン符号化とを組み合
わせた非可逆符号化の一種であって、比較的画質の劣化
が少なく高い圧縮率を得ることができる。離散コサイン
変換にあっては、画像を構成する各画素の値と画素の値
の平均値との差が一様であるほど高い圧縮率を得ること
ができることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置には近年ますます画像の高品質化が要求されてお
り、このためには情報をいっそう高圧縮化することが必
要になる。ただし、非可逆符号化にあっては、情報の圧
縮率を高めることが画質を劣下(原画像の情報が失われ
ることによる画質の変化)させることになり、JPEG
方式による圧縮によっても情報の圧縮率をある範囲以上
高めた場合には画質の劣化が顕著になる。
【0006】また、画像形成装置における情報の符号化
には、画像を所定の小領域(ブロック)に分割し、符号
化をブロックごとに行うものが知られている。画像をブ
ロックごとに符号化する場合、ブロックの大きさが大き
い方が符号化の処理効率が高まって短時間で符号化を完
了することができる。また、ブロックの大きさが小さい
方が原画像に近い高画質の画像を形成することができ
る。このため、符号化を行う場合に最適なブロックの大
きさを決定する技術が望まれている。
【0007】さらに、ブロックごとに符号化された画像
を復号する場合、再生された画像におけるブロックの境
界に画像の濃度差が発生する可能性がある。ブロック境
界に発生する画像の濃度差は、ブロック歪みとも呼ば
れ、画像の品質を低下させる要素の一つである。
【0008】本発明は上述の問題点を解決するために成
されたものであり、その第1の目的は、高い圧縮率で情
報を圧縮でき、しかも画質の劣化が少ない符号化装置、
符号化方法およびその方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することである。
【0009】また、第2の目的は、画像をブロックごと
に符号化する際、画像に応じた最適なブロックの大きさ
を設定でき、符号化の処理効率が高く、しかも画質劣化
をも防ぐことができる符号化装置、符号化方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること
である。
【0010】また、第3の目的は、ブロックごとに符号
化された画像を再生した際にブロック歪みのない高品質
の画像を得ることができる復号装置、復号方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる符
号化装置は、多値の画素で表される画像を符号化する符
号化装置であって、画像を所定の領域ごとに分割し、複
数の画素で構成される画素ブロックを作成する画素ブロ
ック作成手段と、前記画素ブロックに含まれる画素の値
に基づいて基準値を設定する基準値設定手段と、前記基
準値設定手段によって設定された基準値に応じて前記画
素ブロックにおける画素グループを設定する画素グルー
プ設定手段と、前記画素ブロックに含まれる画素に対
し、前記画素グループ設定手段によって設定された画素
グループごとに等しい値を割り当てる割当手段と、を備
えることを特徴とするものである。
【0012】この請求項1に記載の発明によれば、画素
ブロックに含まれる画素をグループ化し、各画素グルー
プごとに等しい値を割り当てることによって画素ブロッ
クに含まれる画素の値を一様にすることができる。ま
た、画素ブロックに含まれる画素の値に基づいて決定し
た基準値により画素をグループ化することから、画素ブ
ロックごとに適切な基準でグループ分けされた画素に対
して等しい値を割り当てることができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、前記基準
値設定手段が前記画素ブロックに含まれる画素の値の最
大値と最小値とに基づいてしきい値を決定し、前記画素
グループ設定手段が前記しきい値により画素を選別して
画素グループを設定し、前記割当手段が前記画素グルー
プに含まれる画素に対して該画素グループに含まれる画
素の値の平均値を割り当てることを特徴とするものであ
る。
【0014】この請求項2に記載の発明によれば、画素
ブロックに含まれる画素をしきい値によりグループ化
し、各画素グループごとの平均値を画素に割り当てるこ
とによって画素ブロック内の画素の値を一様にすること
ができる。また、画素ブロックに含まれる画素の値に基
づいて決定したしきい値により画素をグループ化したこ
とから、各画素グループごとに適切な平均値を割り当て
ることができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、前記画素
ブロックに含まれる画素の値の最大値と最小値との差分
である最大差分値が所定の値よりも小さいか否かを判定
する差分値小否判定手段をさらに備え、前記差分値小否
判定手段によって前記最大差分値が所定の値よりも小さ
いと判断された場合、前記画素グループ設定手段は前記
画素ブロック全体を1つの画素グループに設定し、前記
割当手段が前記画素ブロックに含まれる画素に対して該
画素ブロックに含まれる画素の値の平均値を割り当てる
ことを特徴とするものである。
【0016】この請求項3に記載の発明によれば、画素
ブロック全体の平均値を画素ブロックに含まれる画素の
全てに割り当てることにより、画素ブロックに含まれる
画素の値を一定にすることができる。また、以上の処理
を、画素ブロックが所定の値よりも小さい最大差分値を
持つ場合に限って行うことにより、濃度変化が比較的大
きい画素ブロックに含まれる画素に画素全体の平均値を
割り当てることを防ぐことができる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、前記画素
ブロックに含まれる画素の値の最大値と最小値との差分
である最大差分値が所定の値よりも小さいか否かを判定
する差分値小否判定手段をさらに備え、前記差分値小否
判定手段によって前記最大差分値が所定の値よりも小さ
いと判断された場合、前記画素グループ設定手段は前記
画素ブロックを再分割することにより画素グループを設
定し、前記割当手段は前記画素グループに含まれる画素
に対して該画素グループに含まれる画素の値の平均値を
割り当てることを特徴とするものである。
【0018】この請求項4に記載の発明によれば、画素
ブロックを再分割して作成された画素グループごとの平
均値を各画素グループに含まれる画素に割り当てること
により、より小さい画素ブロックにおける平均値を画素
に割り当てることができる。また、以上の処理を、画素
ブロックが所定の値よりも小さい最大差分値を持つ場合
に限って行うことにより、濃度変化が比較的大きい画素
ブロックに含まれる画素に画素ブロックを再分割して設
定された画素グループの平均値を割り当てることを防ぐ
ことができる。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、前記画素
ブロックに含まれる画素の値の最大値と最小値との差分
である最大差分値と所定の値との大小を判定する差分値
大小判定手段をさらに備え、前記差分値大小判定手段に
より前記最大差分値が所定の値よりも大きいと判断され
た画素ブロックが所定の数以上連続して発生した場合、
前記画素ブロック作成手段は画像を分割する領域を縮小
変更する一方、前記最大差分値が所定の値よりも小さい
と判断された画素ブロックが所定の数以上連続して発生
した場合、前記画素ブロック作成手段は画像を分割する
領域を拡大変更することを特徴とするものである。
【0020】この請求項5に記載の発明によれば、最大
差分値が所定の値よりも大きい画素ブロックが多い画像
部分を小さい画素ブロックで処理し、最大差分値が所定
の値よりも小さい画素ブロックが多い画像部分を大きい
画素ブロックで処理することができる。
【0021】また、請求項6に記載の発明は、多値の画
素で表される画像を所定の領域ごとに分割し、複数の画
素で構成される画素ブロックを作成する画素ブロック作
成手段と、前記画素ブロックに含まれる画素の値に基づ
いて基準値を設定する基準値設定手段と、前記基準値設
定手段によって設定された基準値に応じて前記画素ブロ
ックにおける画素グループを設定する画素グループ設定
手段と、前記画素ブロックに含まれる画素に対し、前記
画素グループ設定手段によって設定された画素グループ
ごとに等しい値を割り当てる割当手段と、を備えた符号
化装置によって符号化された画像を復号する復号装置で
あって、前記符号化された画像を前記画素ブロック単位
で復号する復号手段と、前記復号手段による復号の際、
前記画素ブロック単位の画像に乱数に基づいて発生する
雑音成分を選択的に加える雑音成分付加手段と、を備え
ることを特徴とするものである。
【0022】この請求項6に記載の発明によれば、画素
ブロック単位で符号化された画像の復号に際し、復号さ
れた画像に雑音成分を付加することができる。
【0023】また、請求項7に記載の発明は、多値の画
素で表される画像を符号化する符号化方法であって、画
像を所定の領域ごとに分割し、複数の画素で構成される
画素ブロックを作成する画素ブロック作成工程と、前記
画素ブロックに含まれる画素の値に基づいて基準値を設
定する基準値設定工程と、前記基準値設定工程において
設定された基準値に応じて前記画素ブロックにおける画
素グループを設定する画素グループ設定工程と、前記画
素ブロックに含まれる画素に対し、前記画素グループ設
定工程において設定された画素グループごとに等しい値
を割り当てる割当工程と、を含むことを特徴とするもの
である。
【0024】この請求項7に記載の発明によれば、画素
ブロックに含まれる画素をグループ化して画素グループ
を設定し、各画素グループごとに等しい値を割り当てる
ことによって画素ブロック内の画素の値を一様にするこ
とができる。また、画素ブロックに含まれる画素の値に
基づいて決定した基準値により画素をグループ化したこ
とから、画素ブロックごとに適切な基準で画素をグルー
プ分けすることができる。
【0025】また、請求項8に記載の発明は、前記基準
値設定工程は前記画素ブロックに含まれる画素の値の最
大値と最小値とに基づいてしきい値を決定し、前記画素
グループ設定工程は前記しきい値により画素を選別して
画素グループを設定し、前記割当工程は前記画素グルー
プに含まれる画素に対して該画素グループに含まれる画
素の値の平均値を割り当てることを特徴とするものであ
る。
【0026】この請求項8に記載の発明によれば、画素
ブロックに含まれる画素をしきい値によりグループ化し
て画素グループを作成し、各画素グループごとの平均値
を画素に割り当てることによって画素ブロック内の画素
の値を一様にすることができる。また、画素ブロックに
含まれる画素の値に基づいて決定したしきい値により画
素グループを作成したことから、各画素グループごとに
適切な平均値を画素に割り当てることができる。
【0027】また、請求項9に記載の発明は、前記画素
ブロックに含まれる画素の値の最大値と最小値との差分
である最大差分値が所定の値よりも小さいか否かを判定
する差分値小否判定工程をさらに含み、前記差分値小否
判定工程において前記最大差分値が所定の値よりも小さ
いと判断された場合、前記画素グループ設定工程は前記
画素ブロック全体を1つの画素グループに設定し、前記
割当工程は前記画素ブロックに含まれる画素に対して該
画素ブロックに含まれる画素の値の平均値を割り当てる
ことを特徴とするものである。
【0028】この請求項9に記載の発明によれば、画素
ブロック全体の平均値を画素ブロックに含まれる画素の
全てに割り当てることにより、画素ブロック内の画素の
値を一定にすることができる。また、以上の処理を、画
素ブロックが所定の値よりも小さい最大差分値を持つ場
合に限って行うことにより、濃度変化が比較的大きい画
素ブロックに含まれる画素に画素全体の平均値を割り当
てることを防ぐことができる。
【0029】また、請求項10に記載の発明は、前記画
素ブロックに含まれる画素の値の最大値と最小値との差
分である最大差分値が所定の値よりも小さいか否かを判
定する差分値小否判定工程をさらに含み、前記差分値小
否判定工程において前記最大差分値が所定の値よりも小
さいと判断された場合、前記画素グループ設定工程は前
記画素ブロックを再分割して画素グループを設定し、前
記割当工程は前記画素グループに含まれる画素に対して
該画素グループに含まれる画素の値の平均値を割り当て
ることを特徴とするものである。
【0030】この請求項10に記載の発明によれば、画
素ブロックを再分割して作成された画素グループごとの
平均値を各画素グループに含まれる画素に割り当てるこ
とにより、より小さい画素ブロックにおける平均値を画
素に割り当てることができる。また、以上の処理を、画
素ブロックが所定の値よりも小さい最大差分値を持つ場
合に限って行うことにより、濃度変化が比較的大きい画
素ブロックに含まれる画素に画素ブロックを再分割して
設定した画素グループの平均値を割り当てることを防ぐ
ことができる。
【0031】また、請求項11に記載の発明は、前記画
素ブロックに含まれる画素の値の最大値と最小値との差
分である最大差分値と所定の値との大小を判定する差分
値大小判定工程をさらに含み、前記差分値大小判定工程
において前記最大差分値が所定の値よりも大きいと判断
された画素ブロックが所定の数以上連続して発生した場
合、前記画素ブロック作成工程は画像を分割する領域を
縮小変更する一方、前記最大差分値が所定の値よりも小
さいと判断された画素ブロックが所定の数以上連続して
発生した場合、前記画素ブロック作成工程は画像を分割
する領域を拡大変更することを特徴とするものである。
【0032】この請求項11に記載の発明によれば、最
大差分値が所定の値よりも大きい画素ブロックが多い画
像部分を小さい画素ブロックで処理し、最大差分値が所
定の値よりも小さい画素ブロックが多い画像部分を大き
い画素ブロックで処理することができる。
【0033】また、請求項12に記載の発明は、多値の
画素で表される画像を所定の領域ごとに分割し、複数の
画素で構成される画素ブロックを作成する画素ブロック
作成工程と、前記画素ブロックに含まれる画素の値に基
づいて基準値を設定する基準値設定工程と、前記基準値
設定工程において設定された基準値に応じて前記画素ブ
ロックにおける画素グループを設定する画素グループ設
定工程と、前記画素ブロックに含まれる画素に対し、前
記画素グループ設定工程において設定された画素グルー
プごとに等しい値を割り当てる割当工程と、を含む符号
化方法によって符号化された画像を復号する復号方法で
あって、前記符号化された画像を前記画素ブロック単位
で復号する復号工程と、前記復号工程における復号の
際、前記画素ブロック単位の画像に乱数に基づいて発生
する雑音成分を選択的に加える雑音成分付加工程と、を
含むことを特徴とするものである。
【0034】この請求項12に記載の発明によれば、画
素ブロック単位で符号化された画像の復号に際し、画像
に雑音成分を付加することができる。
【0035】また、請求項13に記載の発明は、前記請
求項7ないし請求項11に記載の符号化方法の少なくと
も一つをコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たことにより、前記請求項7ないし請求項11に記載の
符号化方法の少なくとも一つをコンピュータに実行させ
ることができる。
【0036】また、請求項14に記載の発明は、前記請
求項12に記載の復号方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したことにより、前記請求項12に記
載の復号方法をコンピュータに実行させることができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる符号化装置、復号装置、符号化方法、復号
方法および符号化方法、復号方法をコンピュータに実行
させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体の好適な実施の形態1〜5を詳細に説明す
る。
【0038】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1〜4に共通の図であって、本発明の符号化装置を
ファクシミリ装置に設けた例を示すブロック図である。
図示したファクシミリ装置は、画像に基づいて作成され
たデータ(画像データ)を他のファクシミリ装置に送信
する送信側の機能(図中単に送信側と記す)と、他のフ
ァクシミリ装置が送信したデータを受信して画像として
出力する受信側の機能(図中単に受信側と記す)とを備
えている。
【0039】図1に示した構成において、例えばCCD
(Charged Coupled Device)イメージセンサを用いて画
像を読み取る画像読取部101、画像読取部101によ
って読み取られた画像に処理を施し、送信データにする
画像処理部102、送信データを符号化する符号化装置
103が送信側の機能を果たす構成である。また、他の
ファクシミリ装置が送信した画像データを復号する復号
装置104、復号装置104によって復号された画像デ
ータに処理を施し、印字可能なデータにする画像処理部
105、印字可能なデータを出力するプリンタなどの画
像出力部106が受信側の機能を果たす構成である。な
お、図1のファクシミリ装置と他のファクシミリ装置と
の通信は、伝送路107を介して行われる。
【0040】なお、画像処理部102、画像処理部10
5は、2値の画像データに対して解像度の変換、サイズ
変換といった画像処理を施し、多値の画像データに対し
て色変換、解像度変換、サイズ変換といった画像処理を
施す。また、復号装置104については、実施の形態5
で説明するものとする。
【0041】図2は、本発明の実施の形態1〜4に共通
の図であって、本発明の符号化装置を説明するためのブ
ロック図である。また、図3は、図2に示した符号化部
を説明するためのブロック図である。
【0042】本発明の符号化装置103は、多値の画素
で表される画像を符号化する符号化装置であって、画像
を所定の領域ごとに分割し、複数の画素で構成される画
素ブロックを作成するブロック分割部201と、画素ブ
ロックに含まれる画素を符号化する符号化部202と、
を備えている。
【0043】符号化部202は、図3に示したように、
CPU301と、ROM(Read Only Memory)302
と、RAM(Read Access Memory)303と、符号化・
圧縮処理部304とを備えている。CPU301は、画
素ブロックに含まれる画素の値(本実施の形態では、画
素の濃度を表す電気信号とする)に基づいて基準値を設
定し、また、設定された基準値に応じて画素ブロックに
おける画素グループを設定する。そして、画素ブロック
に含まれる画素に対し、設定された画素グループごとに
等しい値を割り当てる。符号化・圧縮処理部304は、
CPU301によって値が割り当てられた画素を周知の
JPEG方式で圧縮する。ROM302は、CPU30
1で行われる処理のプログラムや必要な数値などを記憶
する。RAM303は、CPU301で行われる処理の
ワーキングエリアとして使用される。
【0044】なお、符号化装置103に2値の画像デー
タを入力した場合、2値の画像データは、CPU301
の処理を受けずに符号化・圧縮処理部304に入力し、
符号化・圧縮処理部304において例えば周知のMMR
方式によって圧縮を受ける。
【0045】次に、符号化装置の実施の形態1における
動作について説明する。符号化装置103は、多値の画
像データ(多値データ)が入力すると、ブロック分割部
201で多値データを分割することによって例えば縦、
横にそれぞれ画素を4個ずつ配置した画素ブロック(4
×4ブロック)を作成する。
【0046】CPU301は、ブロック分割部201か
ら画素を画素ブロックごとに入力し、画素ブロックに含
まれる各画素の値を検出する。そして、各画素ブロック
に含まれる画素の値の最大値と最小値とを求め、最大
値、最小値に基づいてしきい値を決定する。また、CP
U301は、しきい値によって画素ブロックに含まれる
画素を選別し、しきい値以上の値を持つ画素グループ
(G−high)と、しきい値以下の値を持つ画素グル
ープ(G−low)との2つの画素グループを作成す
る。なお、本発明の実施の形態では、最大値と最小値と
を加算し、加算した値を2で割った値をしきい値とする
ものとする。
【0047】さらに、CPU301は、G−high、
G−lowごとにそれぞれの平均値を算出する。G−h
ighに含まれる画素の平均値をA−high、G−l
owに含まれる画素の平均値をA−lowとすると、C
PU301は、G−highに分類された画素の全てに
A−highを割り当てる。また、G−lowに分類さ
れた画素の全てにA−lowを割り当てる。A−hig
hが割り当てられた画素を例えば1を付して示し、A−
lowが割り当てられた画素を例えば0を付して示すこ
とにより、図4に示す符号列が作成される。
【0048】図4に示した符号列は、先頭にA−hig
h、A−lowの値を示し、以降に続く符号ビットに1
または0を示している。なお、A−high、A−lo
wと1、0の関係は図4に示した関係に限定されるもの
でなく、逆であっても良い。また、符号列におけるA−
high、A−lowの位置は、先頭に限定されるもの
でなく、符号列のどこにあっても良い。
【0049】以上の動作によれば、各画素ブロックに含
まれる画素がA−high、A−lowの2種類しか取
り得ない。このため、画素ブロック内の全ての画素の値
をA−high、A−lowの2つの平均値によって表
すことができ、JPEG方式などによる圧縮時に高い圧
縮率を得ることができる。
【0050】ところで、一般的に、比較的小さな領域に
分割された画像の画素の値は1、2の代表値で近似でき
ることが多い。例えば、画像が写真などの連続階調画像
である場合、画素ブロック内で画素の値の差が比較的小
さい。このため、画素ブロック内の画素の値は、画素全
体の平均値でほぼ近似することができる。また、画像が
文字を表す文字画像である場合、画素の値の値はエッジ
部の値と背景部分の値とのいずれかに近似することがで
きる。このことから、画素ブロック内の画素をA−hi
gh、A−lowの2つの平均値で近似する実施の形態
1は、画質に与える影響をも少ないものということがで
きる。
【0051】また、実施の形態1は、各画素ブロックに
含まれる画素の値についてそれぞれしきい値を設定し、
画素ブロックを2つの値に近似することにより、各画素
ブロックの画像に応じたしきい値を設定できる。そし
て、しきい値に応じて平均値(A−high、A−lo
w)を決定することにより、画像を表すのに適切な平均
値を各画素に割り当てることができる。
【0052】図5は、実施の形態1の符号化方法を説明
するためのフローチャートである。なお、図5のフロー
チャートは、符号化部202のCPU301で行われる
処理について示したものである。
【0053】CPU301は、画素ブロック(図中単に
ブロックと記す)を入力し、画素ブロックに含まれる画
素の最大値(max)と最小値(min)とを求める
(ステップS501)。そして、しきい値thを、 th=(max+min)/2 の式から算出する(ステップS502)。
【0054】次に、CPU301は、画素ブロックに含
まれる画素のうち、しきい値th以上の値を持つ画素の
値の平均値A−highを算出する(ステップS50
3)。また、同様に、しきい値th以下の値を持つ画素
の値の平均値A−lowを算出する(ステップS50
4)。
【0055】次に、CPU301は、画素ブロックに含
まれる各画素についてしきい値th以上の値を持つか否
か判断する(ステップS505)。そして、画素がしき
い値th以上の値を持つと判断した場合には(ステップ
S505:Yes)、code=1を付す(ステップS
506)。また、画素がしきい値th以下の値を持つと
判断した場合には(ステップS505:No)、cod
e=0を付す(ステップS507)。
【0056】ステップS503、ステップS504の処
理により、1つの画素ブロックについて図4に示した符
号列の符号ビットが記録できる。さらに、ステップS5
03で算出されたA−highの値、ステップS504
で算出されたA−lowの値を付し、図4に示した符号
列が作成される。
【0057】次に、CPU301は、処理すべきデータ
の入力が終了したか、つまりブロック分割部201で作
成された画素ブロックの入力が全て終了したか否か判断
する(ステップS508)。そして、データ入力が終了
したと判断すると(ステップS508:Yes)、処理
を終了する。また、ステップS508の判断でデータ入
力が終了していないと判断された場合には(ステップS
508:No)、次に入力した画素ブロックの最大値、
最小値を求める(ステップS501)。
【0058】以上説明した実施の形態1は、画素ブロッ
クに含まれる画素をグループ化して画素グループを設定
し、各画素グループに含まれる画素に等しい値を割り当
てたことによって画素ブロック内の画素の値を一様にす
ることができる。このため、符号化・圧縮処理部304
における符号化の際の圧縮率を高めることができる。
【0059】また、グループ分けの基準となるしきい値
を画素ブロックに含まれる画素の最大値、最小値に基づ
いて決定するため、画素ブロックごとに適切なしきい値
を設定することができる。さらに、しきい値によってグ
ループ分けされた画素に画素グループごとの平均値を割
り当てることにより、画素グループ、ひいては画素ブロ
ックごとに適切な値を画素に割り当てることができる。
このため、実施の形態1は、画質の劣化を少なくするこ
とができる。
【0060】(実施の形態2)実施の形態2の符号化装
置は、先に図2、図3で示した実施の形態1の符号化装
置と同様の構成を備えている。このため、実施の形態2
の符号化装置の構成の図示および説明の一部を略すもの
とする。
【0061】実施の形態2の符号化装置は、CPU30
1がさらに画素ブロックに含まれる画素の値の最大値と
最小値との差分(最大差分値)が所定の値よりも小さい
か否かを判定する。そして、最大差分値が所定の値より
も小さいと判断された場合、画素ブロック全体を1つの
画素グループに設定し、画素ブロックに含まれる画素に
対して画素ブロックに含まれる画素の値の平均値を割り
当てる。
【0062】次に、実施の形態2の符号化装置の動作に
ついて説明する。符号化装置103は、多値データが入
力すると、ブロック分割部201で実施の形態1と同様
に多値データを分割して4×4ブロックを作成する。
【0063】CPU301は、各ブロックに含まれる画
素の値の最大差分値を求め、最大差分値を予め例えばR
OM302に記憶されている所定の値(設定値)と比較
する。そして、最大差分値が設定値よりも小さい場合、
CPU301は、画素ブロックに含まれる画素の値全て
の平均値を算出し、算出した平均値を画素ブロックに含
まれる画素のすべてに割り当てる。
【0064】実施の形態2の符号化装置は、画素ブロッ
クに含まれる画素の全てに平均値という1つの値を割り
当てることによって画素ブロック内の画素の値を同じに
することができる。また、画素ブロックの最大差分値が
小さい、つまり画素ブロックに含まれる画素の濃度の差
異が小さい画素ブロックのみを処理することにより、符
号化による画質の劣化をも少なくすることができる。
【0065】図6は、実施の形態2の符号化方法を説明
するためのフローチャートである。CPU301は、画
素ブロックを入力し、画素ブロックに含まれる画素の最
大値(max)と最小値(min)とを求める(ステッ
プS601)。そして、maxとminとの差、つまり
最大差分値が設定値以上であるか否か判断する(ステッ
プS602)。この判断の結果、最大差分値が設定値以
上でない場合(ステップS602:No)、画素ブロッ
ク内の画素の全ての平均値を算出して画素ブロックに含
まれる画素の全てに割り当てる(ステップS610)。
【0066】一方、ステップS602の判断の結果、最
大差分値が設定値以上であった場合(ステップS60
2:Yes)、実施の形態2の符号化装置は実施の形態
1と同様に動作するものとする。すなわち、CPU30
1は、しきい値thを算出する(ステップS603)。
そして、画素ブロックに含まれる画素のうち、しきい値
th以上の値を持つ画素の値の平均値A−high(ス
テップS604)、しきい値th以下の値を持つ画素の
値の平均値A−lowを算出する(ステップS60
5)。
【0067】次に、CPU301は、画素ブロックに含
まれる各画素についてしきい値th以上の値を持つか否
か判断する(ステップS606)。そして、しきい値t
h以上の値を画素にはcode=1を付し(ステップS
607)、しきい値th以下の値を持つ画素にはcod
e=0を付す(ステップS608)。なお、ステップS
603〜608の処理をサブルーチンSとし、後に説明
する実施の形態に示すものとする。
【0068】そして、CPU301は、処理すべきデー
タの入力が終了したか否か判断する(ステップS60
9)。そして、データ入力が終了したと判断すると(ス
テップS609:Yes)、処理を終了する。また、ス
テップS609の判断でデータ入力が終了していないと
判断された場合には(ステップS609:No)、次に
入力した画素ブロックの最大値、最小値を求める(ステ
ップS601)。
【0069】以上説明した実施の形態2によれば、画素
ブロックに含まれる画素に1つの平均値を割り当てるこ
とによって画素ブロック内の画素を1つにすることがで
きる。このため、符号化の際の圧縮率をいっそう高める
ことができる。
【0070】また、実施の形態2は、最大差分値が所定
の値よりも小さい画素ブロックに限って画素ブロックに
含まれる画素に画素ブロック全体の平均値を割り当てて
いる。このため、濃度変化が比較的大きい画素ブロック
に含まれる画素に画素全体の平均値を割り当てることを
防ぎ、符号化による画質の劣化を少なくすることができ
る。
【0071】(実施の形態3)実施の形態3の符号化装
置は、先に図2、図3で示した実施の形態1の符号化装
置と同様の構成を備えている。このため、実施の形態3
の符号化装置の構成の図示および説明の一部を略すもの
とする。
【0072】実施の形態3の符号化装置は、CPU30
1が最大差分値が所定の値よりも小さいか否かを判定す
る。そして、最大差分値が所定の値よりも小さいと判断
された場合、画素ブロックを再分割することにより画素
グループ(実施の形態3の画素グループを小ブロックと
記す)を設定し、小ブロックに含まれる画素の値の平均
値を割り当てるものである。
【0073】次に、実施の形態3の符号化装置の動作に
ついて説明する。符号化装置103は、多値データが入
力すると、ブロック分割部201で実施の形態1と同様
に多値データを分割して4×4ブロックを作成する。C
PU301は、各ブロックに含まれる画素の値の最大差
分値を求め、最大差分値を予め例えばROM302に記
憶されている設定値と比較する。
【0074】比較の結果、最大差分値が所定の値よりも
小さい場合、CPU301は、図7のように、図7
(a)に示した4×4ブロックを再分割し、例えば図7
(b)に示す4つの2×2ブロックを設定する。そし
て、各2×2ブロックごとに画素の値全ての平均値を算
出し、算出した平均値を各2×2ブロックに含まれる画
素のすべてに割り当てる。
【0075】以上の動作により、実施の形態3の符号化
装置は、画素ブロック内の画素の濃度を一様にすること
ができ、圧縮効率を高めることができる。また、画素ブ
ロックをさらに小ブロックとしてグループ化し、各小ブ
ロックの平均値を小ブロックの画素に割り当てたことに
よって画質の劣化をいっそう防ぐことができる。
【0076】図8は、実施の形態3の符号化方法を説明
するためのフローチャートである。CPU301は、4
×4ブロックの画素ブロックを入力し、画素ブロックに
含まれる画素の最大値(max)と最小値(min)と
を求める(ステップS801)。そして、maxとmi
nとの差、つまり最大差分値が設定値以上であるか否か
判断する(ステップS802)。
【0077】ステップS802の判断の結果、最大差分
値が設定値以上でない場合(ステップS802:N
o)、4×4ブロックの画素ブロックを再分割して2×
2ブロックの小ブロックを設定する(ステップS80
4)。そして、設定された各小ブロック内にある画素全
部に各小ブロックに含まれる画素の平均値を割り当てる
(ステップS805)。
【0078】一方、ステップS802の判断の結果、最
大差分値が設定値以上であった場合(ステップS80
2:Yes)、実施の形態3の符号化装置は、実施の形
態1および2と同様にサブルーチンSを実行する(ステ
ップS803)。その後、CPU301は、処理すべき
データの入力が終了したか否か判断する(ステップS8
06)。そして、データ入力が終了したと判断すると
(ステップS806:Yes)、処理を終了する。ま
た、ステップS806の判断でデータ入力が終了してい
ないと判断された場合には(ステップS806:N
o)、次に入力した画素ブロックの最大値、最小値を求
める(ステップS801)。
【0079】以上説明した実施の形態3によれば、画素
ブロックを小ブロックに再分割し、各小ブロックの平均
値を小ブロックに含まれる画素に割り当てることができ
る。このため、より小さい画素ブロックにおける平均値
を画素に割り当てることができ、高品質な画像を形成す
ることができる。
【0080】また、実施の形態3は、最大差分値が所定
の値よりも小さい画素ブロックに限って小ブロックに含
まれる画素に小ブロック全体の平均値を割り当ててい
る。このため、濃度変化が比較的大きい画素ブロックに
含まれる画素に小ブロック全体の平均値を割り当てるこ
とを防ぎ、符号化による画質の劣化を少なくすることが
できる。
【0081】(実施の形態4)実施の形態4の符号化装
置は、先に図2、図3で示した実施の形態1の符号化装
置と同様の構成を備えている。このため、実施の形態4
の符号化装置の構成の図示および説明の一部を略すもの
とする。
【0082】実施の形態4の符号化装置は、CPU30
1が、さらに、各画素ブロックについて最大差分値と所
定の値との大小を判定する。そして、最大差分値が所定
の値よりも大きいと判断された画素ブロックが所定の数
以上連続して発生した場合、ブロック分割部201に指
示して画像を分割する領域を縮小変更する。一方、最大
差分値が所定の値よりも小さいと判断された画素ブロッ
クが所定の数以上連続して発生した場合、ブロック分割
部201に指示して画像を分割する領域を拡大変更する
ものである。
【0083】次に、実施の形態4の符号化装置の動作に
ついて説明する。符号化装置103は、多値データが入
力すると、ブロック分割部201で実施の形態1と同様
に多値データを分割して4×4ブロックを作成する。C
PU301は、各ブロックに含まれる画素の値の最大差
分値を求め、最大差分値を予め例えばROM302に記
憶されている設定値と比較する。
【0084】CPU301は、最大差分値が設定値より
も大きいと判断された回数、最大差分値が設定値よりも
小さいと判断された回数をそれぞれ例えばRAM303
に記憶しておく。そして、記憶された回数を、例えばR
OM302に予め記憶されている設定回数と比較する。
比較の結果、最大差分値が設定値よりも大きいと判断さ
れた回数が設定回数を超えた場合、CPU301は、ブ
ロック分割部201に指示して画像を分割する領域を小
さくして画素ブロックを縮小変更する。また、最大差分
値が設定値よりも小さいと判断された回数が設定回数を
超えた場合、CPU301は、ブロック分割部201に
指示して画像を分割する領域を大きくして画素ブロック
を拡大変更する。
【0085】最大差分値が小さい画素ブロックが連続す
ることは、符号化装置が画像の濃度変化の小さい領域
(例えば背景の領域)を処理していることを意味してい
る。濃度変化の小さい画素ブロックが連続する領域は、
一度により広い領域を画素ブロックとして符号化された
場合にも画質の劣化が少ない。このことから、実施の形
態4の符号化装置は、画像の濃度変化の小さい領域につ
いては画素ブロックを拡大変更して符号化時の圧縮率を
高めている。
【0086】一方、最大差分値が大きい画素ブロックが
連続することは、符号化装置が画像の濃度変化の大きい
領域(例えば文字や線画が存在する領域)を処理してい
ることを意味している。濃度変化が大きい画素ブロック
が連続する領域は、一度に広い領域を画素ブロックとし
て符号化すると情報の欠落が大きく画質の劣化が懸念さ
れる。このことから、実施の形態4の符号化装置は、画
像の濃度変化の小さい領域については画素ブロックを縮
小変更して符号化処理による画質の劣化を抑えている。
【0087】なお、拡大変更あるいは縮小変更される画
素ブロックの大きさには予め下限および上限が設定され
ている。画素ブロックの下限および上限は、画素ブロッ
クが大きすぎることによる画質の劣化や画素ブロックが
小さすぎることによる符号量の増加を考慮して設定され
ている。
【0088】図9は、実施の形態4の符号化方法を説明
するためのフローチャートである。CPU301は、4
×4ブロックの画素ブロックを入力し、画素ブロックに
含まれる画素の最大値(max)と最小値(min)と
を求める(ステップS901)。そして、maxとmi
nとの差、つまり最大差分値が設定値以上であるか否か
判断する(ステップS902)。
【0089】ステップS902の判断の結果、最大差分
値が設定値以上でない場合(ステップS902:N
o)、CPU301は、設定値以下の最大差分値を持つ
画素ブロックを計数するカウンタBを1つカウントアッ
プする(ステップS908)。そして、カウンタBが設
定回数以上であるか否か判断し(ステップS909)、
カウンタBが設定回数以上である場合には(ステップS
909:Yes)、ブロック分割部201に指示して画
素ブロックを拡大変更する(ステップS910)。そし
て、拡大変更された画素ブロックをブロック分割部20
1から入力してサブルーチンSにより処理する(ステッ
プS906)。
【0090】一方、ステップS902の判断の結果、最
大差分値が設定値以上であった場合(ステップS90
2:Yes)、CPU301は、設定値以上の最大差分
値を持つ画素ブロックを計数するカウンタAを1つカウ
ントアップする(ステップS903)。そして、カウン
タAが設定回数以上であるか否か判断し(ステップS9
04)、カウンタAが設定回数以上である場合には(ス
テップS904:Yes)、ブロック分割部201に指
示して画素ブロックを縮小変更する(ステップS90
5)。そして、縮小変更された画素ブロックをブロック
分割部201から入力してサブルーチンSにより処理す
る(ステップS906)。
【0091】次に、CPU301は、処理すべきデータ
の入力が終了したか否か判断する(ステップS90
7)。そして、データ入力が終了したと判断すると(ス
テップS907:Yes)、カウンタA、カウンタBを
リセットして処理を終了する(ステップS911)。ま
た、ステップS907の判断でデータ入力が終了してい
ないと判断された場合には(ステップS907:N
o)、次に入力した画素ブロックの最大値、最小値を求
める(ステップS901)。
【0092】以上説明した実施の形態4によれば、最大
差分値が所定の値よりも大きい画素ブロックが所定の数
以上連続して発生することによって濃度変化が大きい画
像部分であることを認識することができる。そして、こ
のとき、画素ブロックを縮小することによって画像部分
の情報が失われることを防ぐことができる。
【0093】また、実施の形態4によれば、最大差分値
が所定の値よりも小さい画素ブロックが所定の数以上連
続して発生することによって画像部分の濃度変化が小さ
いことを認識することができる。そして、このとき、画
素ブロックを拡大することによって画素の値が一様にな
る範囲を拡大し、符号化時の圧縮率を高めると共に符号
化の処理効率を高めることができる。
【0094】また、実施の形態1〜4で説明した符号化
方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コン
ピューターやワークステーション等のコンピュータで実
行することにより実現することができる。このプログラ
ムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−R
OM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な
記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体か
ら読み出されることによって実行される。またこのプロ
グラムは、伝送媒体としてまたは上記記録媒体を介し
て、インターネット等のネットワークを介して配布する
ことができる。
【0095】(実施の形態5)図10は、復号装置10
4を説明するためのブロック図である。実施の形態5の
復号装置104は、符号化装置103によって符号化さ
れた画像を復号する復号装置であって、符号化された画
像を前記画素ブロック単位で復号する復号部1001
と、復号部1001による復号の際、画素ブロック単位
の画像に乱数に基づいて発生する雑音成分を選択的に加
える雑音成分付加部1002と、を備えるものである。
【0096】符号化装置103によって符号化された画
像データは、復号装置1003の復号部1001に入力
する。復号部1001は、符号化されたデータを復号し
て雑音成分付加部1002に出力する。雑音成分付加部
1002は、復号された画像データに対して雑音成分を
必要に応じて付加し、画像処理部105に出力する。な
お、雑音成分付加部1002自身は周知のものであるか
ら、その具体的な構成や雑音成分の付加方法については
説明を略すものとする。
【0097】図11は、以上述べた実施の形態5の復号
装置104で行われる復号方法を説明するためのフロー
チャートである。図11のフローチャートによれば、復
号装置104は、符号化装置103で符号化された画像
データ(符号化データ)が入力したか否か判断する(ス
テップS1101)。そして、符号化データが入力した
と判断した場合(ステップS1101:Yes)、入力
した符号化データを符号化とは逆の工程を通して復号す
る(ステップS1102)。
【0098】さらに、復号装置104は、例えば画像デ
ータに付加されている制御信号に基づいて、あるいは画
像データの特徴量を抽出することによって復号された画
像データに雑音成分を付加するか否か判断する(ステッ
プS1103)。この判断の結果、雑音成分を付加する
場合には(ステップS1103:Yes)、雑音成分を
付加した後(ステップS1104)、復号された画像を
画像処理部105に出力する(ステップS1105)。
また、雑音成分を付加しないと判断した場合には(ステ
ップS1103:No)、雑音成分を付加することなく
復号された画像を画像処理部105に出力する(ステッ
プS1105)。
【0099】以上説明した実施の形態5は、ブロックご
とに符号化された画像を復号する際、必要に応じて復号
された画像に雑音成分を加えている。このため、再生さ
れた画像におけるブロック歪をなくし、高画質の画像を
形成することができる。
【0100】また、実施の形態5で説明した復号方法
は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュ
ーターやワークステーション等のコンピュータで実行す
ることにより実現することができる。このプログラム
は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読
み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによっ
て記録媒体から読み出されることによって実行される。
またこのプログラムは、伝送媒体としてまたは上記記録
媒体を介して、インターネット等のネットワークを介し
て配布することができる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、画素ブロック内の画素の値を一様にすることに
よって符号化の際の圧縮率を高めることができる符号化
装置を提供することができる。また、適切な基準でグル
ープ分けされた画素に対して等しい値を割り当てること
により、符号化による画質の劣化が少ない符号化装置を
提供することができる。
【0102】請求項2に記載の発明は、画素ブロック内
の画素の値を一様にすることによって符号化の際の圧縮
率を高めることができる符号化装置を提供することがで
きる。また、各画素グループごとに適切な値を画素に割
り当てることができ、符号化による画質の劣化が少ない
符号化装置を提供することができる。
【0103】請求項3に記載の発明は、画素ブロック内
の画素の値を一定にすることによって符号化の際の圧縮
率をいっそう高めることができる符号化装置を提供する
ことができる。また、濃度変化が比較的大きい画素ブロ
ックに含まれる画素に画素全体の平均値を割り当てるこ
とを防ぎ、符号化による画質の劣化が少ない符号化装置
を提供することができる。
【0104】請求項4に記載の発明は、より小さい画素
ブロックにおける平均値を画素に割り当てると共に、濃
度変化が比較的大きい画素ブロックに含まれる画素に再
分割された画素ブロック全体の平均値を割り当てること
を防ぎ、符号化による画質の劣化がいっそう少ない符号
化装置を提供することができる。
【0105】請求項5に記載の発明は、濃度変化が大き
い画像部分を小さい画素ブロックで処理することにより
画質の劣化が少ない符号化装置を提供することができ
る。また、濃度変化が小さい画像部分を大きい画素ブロ
ックで処理することにより、圧縮率が高く、しかも符号
化の処理効率が高い符号化装置を提供することができ
る。
【0106】請求項6に記載の発明は、復号された画像
に雑音成分を付加することによって再生画像にブロック
歪が発生することを防ぐことができる。
【0107】請求項7に記載の発明は、画素ブロック内
の画素の値を一様にすることによって符号化の際の圧縮
率を高めることができる符号化方法を提供することがで
きる。また、適切な基準でグループ分けされた画素に対
して等しい値を割り当てることにより、符号化による画
質の劣化が少ない符号化方法を提供することができる。
【0108】請求項8に記載の発明は、画素ブロック内
の画素の値を一様にすることによって符号化の際の圧縮
率を高めることができる符号化方法を提供することがで
きる。また、各画素グループごとに適切な値を画素に割
り当てることができ、符号化による画質の劣化が少ない
符号化方法を提供することができる。
【0109】請求項9に記載の発明は、画素ブロック内
の画素の値を一定にすることによって符号化の際の圧縮
率をいっそう高めることができる符号化方法を提供する
ことができる。また、濃度変化が比較的大きい画素ブロ
ックに含まれる画素に画素全体の平均値を割り当てるこ
とを防ぎ、符号化による画質の劣化が少ない符号化方法
を提供することができる。
【0110】請求項10に記載の発明は、より小さい画
素ブロックにおける平均値を画素に割り当てると共に、
濃度変化が比較的大きい画素ブロックに含まれる画素に
再分割された画素ブロック全体の平均値を割り当てるこ
とを防ぎ、符号化による画質の劣化がいっそう少ない符
号化方法を提供することができる。
【0111】請求項11に記載の発明は、濃度変化が大
きい画像部分を小さい画素ブロックで処理することによ
り画質の劣化が少ない符号化方法を提供することができ
る。また、濃度変化が小さい画像部分を大きい画素ブロ
ックで処理することにより、圧縮率が高く、しかも符号
化の処理効率が高い符号化方法を提供することができ
る。
【0112】請求項12に記載の発明は、復号された画
像に雑音成分を付加することによって再生画像にブロッ
ク歪が発生することを防ぐことができる。
【0113】請求項13に記載の発明は、前記請求項7
ないし請求項11に記載の符号化方法の少なくとも一つ
をコンピュータに実行させることができる記録媒体を提
供することができる。
【0114】請求項14に記載の発明は、前記請求項1
2に記載の復号方法をコンピュータに実行させることが
できる記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜4の符号化装置をファ
クシミリ装置に設けた例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1〜4の符号化装置を説明
するためのブロック図である。
【図3】図2に示した符号化部を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】本発明の実施の形態1で作成される符号列を説
明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態1の符号化方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2の符号化方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】画素ブロックを再分割する処理を説明するため
の図である。
【図8】本発明の実施の形態3の符号化方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態4の符号化方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態5の復号装置を説明する
ためのブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態5の復号方法を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 画像読取部 102 画像処理部 103 符号化装置 104 復号装置 105 画像処理部 106 画像出力部 107 伝送路 201 ブロック分割部 202 符号化部 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 符号化・圧縮処理部 1001 復号部 1002 雑音成分付加部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK03 LC09 MA00 MA23 MC11 ME01 PP01 PP02 SS06 SS11 SS20 SS26 TA12 TB08 TC02 TD02 TD03 TD05 TD12 TD13 UA02 UA05 UA39 5C078 AA04 BA21 BA42 BA57 CA31 CA41 DA01 DA16 DA17 DA18 5J064 AA01 AA02 BA15 BC01 BC02 BC14 BC21 BC22 BD03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値の画素で表される画像を符号化する
    符号化装置であって、 画像を所定の領域ごとに分割し、複数の画素で構成され
    る画素ブロックを作成する画素ブロック作成手段と、 前記画素ブロックに含まれる画素の値に基づいて基準値
    を設定する基準値設定手段と、 前記基準値設定手段によって設定された基準値に応じて
    前記画素ブロックにおける画素グループを設定する画素
    グループ設定手段と、 前記画素ブロックに含まれる画素に対し、前記画素グル
    ープ設定手段によって設定された画素グループごとに等
    しい値を割り当てる割当手段と、 を備えることを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値設定手段が前記画素ブロック
    に含まれる画素の値の最大値と最小値とに基づいてしき
    い値を決定し、前記画素グループ設定手段が前記しきい
    値により画素を選別して画素グループを設定し、前記割
    当手段が前記画素グループに含まれる画素に対して該画
    素グループに含まれる画素の値の平均値を割り当てるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記画素ブロックに含まれる画素の値の
    最大値と最小値との差分である最大差分値が所定の値よ
    りも小さいか否かを判定する差分値小否判定手段をさら
    に備え、 前記差分値小否判定手段によって前記最大差分値が所定
    の値よりも小さいと判断された場合、前記画素グループ
    設定手段は前記画素ブロック全体を1つの画素グループ
    に設定し、前記割当手段が前記画素ブロックに含まれる
    画素に対して該画素ブロックに含まれる画素の値の平均
    値を割り当てることを特徴とする請求項1または2に記
    載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記画素ブロックに含まれる画素の値の
    最大値と最小値との差分である最大差分値が所定の値よ
    りも小さいか否かを判定する差分値小否判定手段をさら
    に備え、 前記差分値小否判定手段によって前記最大差分値が所定
    の値よりも小さいと判断された場合、前記画素グループ
    設定手段は前記画素ブロックを再分割することにより画
    素グループを設定し、前記割当手段は前記画素グループ
    に含まれる画素に対して該画素グループに含まれる画素
    の値の平均値を割り当てることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一つに記載の符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記画素ブロックに含まれる画素の値の
    最大値と最小値との差分である最大差分値と所定の値と
    の大小を判定する差分値大小判定手段をさらに備え、 前記差分値大小判定手段により前記最大差分値が所定の
    値よりも大きいと判断された画素ブロックが所定の数以
    上連続して発生した場合、前記画素ブロック作成手段は
    画像を分割する領域を縮小変更する一方、前記最大差分
    値が所定の値よりも小さいと判断された画素ブロックが
    所定の数以上連続して発生した場合、前記画素ブロック
    作成手段は画像を分割する領域を拡大変更することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の符号化装
    置。
  6. 【請求項6】 多値の画素で表される画像を所定の領域
    ごとに分割し、複数の画素で構成される画素ブロックを
    作成する画素ブロック作成手段と、前記画素ブロックに
    含まれる画素の値に基づいて基準値を設定する基準値設
    定手段と、前記基準値設定手段によって設定された基準
    値に応じて前記画素ブロックにおける画素グループを設
    定する画素グループ設定手段と、前記画素ブロックに含
    まれる画素に対し、前記画素グループ設定手段によって
    設定された画素グループごとに等しい値を割り当てる割
    当手段と、を備えた符号化装置によって符号化された画
    像を復号する復号装置であって、 前記符号化された画像を前記画素ブロック単位で復号す
    る復号手段と、 前記復号手段による復号の際、前記画素ブロック単位の
    画像に乱数に基づいて発生する雑音成分を選択的に加え
    る雑音成分付加手段と、 を備えることを特徴とする復号装置。
  7. 【請求項7】 多値の画素で表される画像を符号化する
    符号化方法であって、 画像を所定の領域ごとに分割し、複数の画素で構成され
    る画素ブロックを作成する画素ブロック作成工程と、 前記画素ブロックに含まれる画素の値に基づいて基準値
    を設定する基準値設定工程と、 前記基準値設定工程において設定された基準値に応じて
    前記画素ブロックにおける画素グループを設定する画素
    グループ設定工程と、 前記画素ブロックに含まれる画素に対し、前記画素グル
    ープ設定工程において設定された画素グループごとに等
    しい値を割り当てる割当工程と、 を含むことを特徴とする符号化方法。
  8. 【請求項8】 前記基準値設定工程は前記画素ブロック
    に含まれる画素の値の最大値と最小値とに基づいてしき
    い値を決定し、前記画素グループ設定工程は前記しきい
    値により画素を選別して画素グループを設定し、前記割
    当工程は前記画素グループに含まれる画素に対して該画
    素グループに含まれる画素の値の平均値を割り当てるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記画素ブロックに含まれる画素の値の
    最大値と最小値との差分である最大差分値が所定の値よ
    りも小さいか否かを判定する差分値小否判定工程をさら
    に含み、 前記差分値小否判定工程において前記最大差分値が所定
    の値よりも小さいと判断された場合、前記画素グループ
    設定工程は前記画素ブロック全体を1つの画素グループ
    に設定し、前記割当工程は前記画素ブロックに含まれる
    画素に対して該画素ブロックに含まれる画素の値の平均
    値を割り当てることを特徴とする請求項7または8に記
    載の符号化方法。
  10. 【請求項10】 前記画素ブロックに含まれる画素の値
    の最大値と最小値との差分である最大差分値が所定の値
    よりも小さいか否かを判定する差分値小否判定工程をさ
    らに含み、 前記差分値小否判定工程において前記最大差分値が所定
    の値よりも小さいと判断された場合、前記画素グループ
    設定工程は前記画素ブロックを再分割することにより画
    素グループを設定し、前記割当工程は前記画素グループ
    に含まれる画素に対して該画素グループに含まれる画素
    の値の平均値を割り当てることを特徴とする請求項7〜
    9のいずれか一つに記載の符号化方法。
  11. 【請求項11】 前記画素ブロックに含まれる画素の値
    の最大値と最小値との差分である最大差分値と所定の値
    との大小を判定する差分値大小判定工程をさらに含み、 前記差分値大小判定工程において前記最大差分値が所定
    の値よりも大きいと判断された画素ブロックが所定の数
    以上連続して発生した場合、前記画素ブロック作成工程
    は画像を分割する領域を縮小変更する一方、前記最大差
    分値が所定の値よりも小さいと判断された画素ブロック
    が所定の数以上連続して発生した場合、前記画素ブロッ
    ク作成工程は画像を分割する領域を拡大変更することを
    特徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載の符号
    化方法。
  12. 【請求項12】 多値の画素で表される画像を所定の領
    域ごとに分割し、複数の画素で構成される画素ブロック
    を作成する画素ブロック作成工程と、前記画素ブロック
    に含まれる画素の値に基づいて基準値を設定する基準値
    設定工程と、前記基準値設定工程において設定された基
    準値に応じて前記画素ブロックにおける画素グループを
    設定する画素グループ設定工程と、前記画素ブロックに
    含まれる画素に対し、前記画素グループ設定工程におい
    て設定された画素グループごとに等しい値を割り当てる
    割当工程と、を含む符号化方法によって符号化された画
    像を復号する復号方法であって、 前記符号化された画像を前記画素ブロック単位で復号す
    る復号工程と、 前記復号工程における復号の際、前記画素ブロック単位
    の画像に乱数に基づいて発生する雑音成分を選択的に加
    える雑音成分付加工程と、 を含むことを特徴とする復号方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項7ないし請求項11に記載
    の符号化方法の少なくとも一つをコンピュータに実行さ
    せるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記請求項12に記載の復号方法をコ
    ンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特
    徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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