JP2810838B2 - 2値画像伝送装置 - Google Patents
2値画像伝送装置Info
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- JP2810838B2 JP2810838B2 JP5092829A JP9282993A JP2810838B2 JP 2810838 B2 JP2810838 B2 JP 2810838B2 JP 5092829 A JP5092829 A JP 5092829A JP 9282993 A JP9282993 A JP 9282993A JP 2810838 B2 JP2810838 B2 JP 2810838B2
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- JP
- Japan
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- Image Processing (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばファクシミリ
のような、2値画像を伝送するための2値画像伝送装置
に関し、より詳細には、2値擬似中間調画像の伝送が可
能な2値画像伝送装置に関するものである。
のような、2値画像を伝送するための2値画像伝送装置
に関し、より詳細には、2値擬似中間調画像の伝送が可
能な2値画像伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真などの中間調画像を伝送する
必要性が高まっている。しかし、中間調画像をそのまま
伝送することは1画素あたりのビット数を8ビット以上
とる必要があり、伝送符号量が大幅に増加し、また、中
間調画像を紙面などに印刷する装置は、非常に高価なこ
とから、中間調画像をそのまま伝送する方式は、普及し
ていない。
必要性が高まっている。しかし、中間調画像をそのまま
伝送することは1画素あたりのビット数を8ビット以上
とる必要があり、伝送符号量が大幅に増加し、また、中
間調画像を紙面などに印刷する装置は、非常に高価なこ
とから、中間調画像をそのまま伝送する方式は、普及し
ていない。
【0003】そこで、中間調画像を白黒の2値だけを用
い、画像の階調を黒画素の密度の変化を用いて、擬似的
に中間調を表す擬似中間調画像を生成し、2値画像伝送
装置として、普及しているファクシミリ装置により写真
などの画像を伝送することが試みられてきた。
い、画像の階調を黒画素の密度の変化を用いて、擬似的
に中間調を表す擬似中間調画像を生成し、2値画像伝送
装置として、普及しているファクシミリ装置により写真
などの画像を伝送することが試みられてきた。
【0004】ところで、ファクシミリ装置に用いられる
符号化方式として、一般にMH方式、MR方式などが使
用されている。これらの方式は、ランレングスを基準と
したアドレス符号化であり、連続して出現する黒(白)
画素に一つの符号語を割り当てている。MH方式は、文
書画像に対して走査線方向のランレングスをハフマン符
号化することを基本としており、MR方式は、符号化す
る走査線および前の走査線を基準とする画素の状態の差
を符号化する2次元符号化方式である。
符号化方式として、一般にMH方式、MR方式などが使
用されている。これらの方式は、ランレングスを基準と
したアドレス符号化であり、連続して出現する黒(白)
画素に一つの符号語を割り当てている。MH方式は、文
書画像に対して走査線方向のランレングスをハフマン符
号化することを基本としており、MR方式は、符号化す
る走査線および前の走査線を基準とする画素の状態の差
を符号化する2次元符号化方式である。
【0005】また、最近の2値画像符号化方式として、
符号化する画素の情報を以前に符号化した画素の状態に
よるマルコフ情報源と考え、状態遷移確率に基づき、算
術符号化をするものがある。
符号化する画素の情報を以前に符号化した画素の状態に
よるマルコフ情報源と考え、状態遷移確率に基づき、算
術符号化をするものがある。
【0006】この方法は、黒(白)画素の分布状態に周
期性があれば、以前に符号化された画素から現在符号化
しようとする画素の情報を高い確率で推定でき、高い情
報圧縮を実現できる。
期性があれば、以前に符号化された画素から現在符号化
しようとする画素の情報を高い確率で推定でき、高い情
報圧縮を実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したMH方式やM
R方式は、その性格上、文字だけを含む2値画像に対し
ては効率良く機能し、高い符号圧縮率を得ることができ
る。しかし、2値擬似中間調画像に対しては、その黒
(白)画素のランレングスの分布状況が、上記文字だけ
の画像に対するランレングスと大きく異なることから高
い符号圧縮は、実現できない。
R方式は、その性格上、文字だけを含む2値画像に対し
ては効率良く機能し、高い符号圧縮率を得ることができ
る。しかし、2値擬似中間調画像に対しては、その黒
(白)画素のランレングスの分布状況が、上記文字だけ
の画像に対するランレングスと大きく異なることから高
い符号圧縮は、実現できない。
【0008】また、2値擬似中間調画像は、その生成法
によって、画素の周期性をほとんどなくしているものが
あり、上記の状態遷移確率に基づく方法でも、高い情報
圧縮が望めないことがある。
によって、画素の周期性をほとんどなくしているものが
あり、上記の状態遷移確率に基づく方法でも、高い情報
圧縮が望めないことがある。
【0009】結局、2値擬似中間調画像は、上記したよ
うに高い情報圧縮が実現できず、従って伝送に有する符
号量が、増大するため、伝送コストがかかり、また、伝
送時間も多くかかるという問題があり、このようなこと
から、2値擬似中間調画像を効率良く圧縮、伝送する符
号化方式が強く望まれている。
うに高い情報圧縮が実現できず、従って伝送に有する符
号量が、増大するため、伝送コストがかかり、また、伝
送時間も多くかかるという問題があり、このようなこと
から、2値擬似中間調画像を効率良く圧縮、伝送する符
号化方式が強く望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を解決するためになされたもので、画像データを
記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された画像デ
ータに対し圧縮符号化する符号化手段と、圧縮符号化さ
れた画像データを復号する復号手段を備えた2値画像伝
送装置であって、前記符号化手段が、伝送される画像デ
ータが、擬似中間調画像であった場合に、画像を適応的
に2×2から8×8のサイズの異なるブロックに分割す
る手段と、2×2のサイズのブロックに対して、原画像
におけるブロック内の画素パターンを符号化する手段
と、その他のサイズのブロックに対して、ブロック内の
黒画素数をカウントすることにより求めた、ブロックの
階調を符号化する手段と、各ブロックのサイズを符号化
する手段とを備えることを特徴とする。
問題点を解決するためになされたもので、画像データを
記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された画像デ
ータに対し圧縮符号化する符号化手段と、圧縮符号化さ
れた画像データを復号する復号手段を備えた2値画像伝
送装置であって、前記符号化手段が、伝送される画像デ
ータが、擬似中間調画像であった場合に、画像を適応的
に2×2から8×8のサイズの異なるブロックに分割す
る手段と、2×2のサイズのブロックに対して、原画像
におけるブロック内の画素パターンを符号化する手段
と、その他のサイズのブロックに対して、ブロック内の
黒画素数をカウントすることにより求めた、ブロックの
階調を符号化する手段と、各ブロックのサイズを符号化
する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、上記復号手段が、受信した画像デー
タのブロックサイズが2×2であった場合に、それに続
くパターン情報によりブロックの画像を復号する手段
と、ブロックサイズがそれ以外であった場合に、それに
続く、ブロック階調情報に基づき、ブロック内に黒画素
を乱数によりランダムに配置することで画像を復元する
手段とを備えることとを特徴とする。
タのブロックサイズが2×2であった場合に、それに続
くパターン情報によりブロックの画像を復号する手段
と、ブロックサイズがそれ以外であった場合に、それに
続く、ブロック階調情報に基づき、ブロック内に黒画素
を乱数によりランダムに配置することで画像を復元する
手段とを備えることとを特徴とする。
【0012】
【作用】上記した構成においては、擬似中間調画像を適
応的に2×2〜8×8のブロックに分割し、2×2ブロ
ックに対しては、画像のエッジ部分を保存するためにブ
ロックの画素パターン情報をそのまま符号化し、その他
の大きさのブロックに対しては、ブロック内の黒画素密
度をブロックの階調として求め、これを符号化すること
で高い圧縮率を実現する。
応的に2×2〜8×8のブロックに分割し、2×2ブロ
ックに対しては、画像のエッジ部分を保存するためにブ
ロックの画素パターン情報をそのまま符号化し、その他
の大きさのブロックに対しては、ブロック内の黒画素密
度をブロックの階調として求め、これを符号化すること
で高い圧縮率を実現する。
【0013】また、復号時に受信したデータから2×2
ブロック以外のブロックに対しては、伝送されたブロッ
クの階調に対応する数の黒画素をブロック内に乱数によ
ってランダムに分布させ復元し、また画像のエッジ部分
などは、原画像の画素パターンを保存することにより復
元を行ない受信画像を得る。
ブロック以外のブロックに対しては、伝送されたブロッ
クの階調に対応する数の黒画素をブロック内に乱数によ
ってランダムに分布させ復元し、また画像のエッジ部分
などは、原画像の画素パターンを保存することにより復
元を行ない受信画像を得る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。
する。
【0015】図1は、この発明の一実施例を示すブロッ
ク図であり、画像伝送装置は、画像を読み取る読取部
1、読み取った画像データを記憶することができる画像
蓄積メモリ2、上記画像蓄積メモリに保持された画像デ
ータに対し、適応的に大きさの異なるブロックに分割す
るブロック判定部3、上記ブロック判定で決定されたブ
ロックの大きさおよびブロック内における画像データの
画素パターンまたは、ブロック階調を求め符号化する符
号化器と受信されたデータからブロックの大きさおよび
画素パターンまたは、ブロック階調を得る復号器を備え
た符号化/復号部4、回線を通じ装置間の通信を制御す
る網制御部5、受信されたデータのブロック階調から画
素を復元する時に参照される乱数発生部6、画像データ
を出力する記録部7、上記された各装置を制御する制御
部8とを具備してなる。
ク図であり、画像伝送装置は、画像を読み取る読取部
1、読み取った画像データを記憶することができる画像
蓄積メモリ2、上記画像蓄積メモリに保持された画像デ
ータに対し、適応的に大きさの異なるブロックに分割す
るブロック判定部3、上記ブロック判定で決定されたブ
ロックの大きさおよびブロック内における画像データの
画素パターンまたは、ブロック階調を求め符号化する符
号化器と受信されたデータからブロックの大きさおよび
画素パターンまたは、ブロック階調を得る復号器を備え
た符号化/復号部4、回線を通じ装置間の通信を制御す
る網制御部5、受信されたデータのブロック階調から画
素を復元する時に参照される乱数発生部6、画像データ
を出力する記録部7、上記された各装置を制御する制御
部8とを具備してなる。
【0016】読取部1、画像蓄積メモリ2、ブロック判
定部3、符号化/復号部4、乱数発生部6、記録部7
は、夫々制御部8に接続されており、網制御部5は符号
化/復号部4に接続されている。
定部3、符号化/復号部4、乱数発生部6、記録部7
は、夫々制御部8に接続されており、網制御部5は符号
化/復号部4に接続されている。
【0017】以下、上記した構成にてなる画像伝送装置
の動作を説明する。
の動作を説明する。
【0018】読取部1により読み取られた画像データ
は、一旦、画像蓄積メモリ2に蓄積される。蓄積された
画像データは、ブロック判定部3により、図2に示して
あるa〜gまでの大きさのことなるブロックに分割され
る。ブロックaは縦横2×2画素からなるブロックであ
り、ブロックbは同じく2×4、ブロックcは4×2、
ブロックdは4×4、ブロックeは4×8、ブロックf
は8×4、ブロックgは8×8の画素ブロックである。
ブロックb、cはブロックaに対して、ブロックe、f
はブロックdに対して、ブロックgは、ブロックe、f
に対して、夫々2倍のブロック面積を有している。
は、一旦、画像蓄積メモリ2に蓄積される。蓄積された
画像データは、ブロック判定部3により、図2に示して
あるa〜gまでの大きさのことなるブロックに分割され
る。ブロックaは縦横2×2画素からなるブロックであ
り、ブロックbは同じく2×4、ブロックcは4×2、
ブロックdは4×4、ブロックeは4×8、ブロックf
は8×4、ブロックgは8×8の画素ブロックである。
ブロックb、cはブロックaに対して、ブロックe、f
はブロックdに対して、ブロックgは、ブロックe、f
に対して、夫々2倍のブロック面積を有している。
【0019】ブロック分割は、図3に示される条件に従
い実行される。即ち、ブロック分割は、ブロックaから
はじめ順次ブロックb、ブロックcとブロックを変化さ
せていき、各ブロックの黒画素数をそのブロック階調と
し、現在のブロックのブロック階調と1段階変化させた
ブロックのブロック階調を比較し、ブロック面積あたり
のブロック階調の差が1以下であれば、ブロックを1段
階変化させ、そうでなければ、現在のブロックによりブ
ロック分割する。この時、ブロックを変化した場合、一
度ブロックに分割された画素が再びブロック内に含まれ
るかどうかが判定され、もし再びブロックに含まれるの
であれば、ブロックを変化させるのは停止され、その時
のブロックが採用される。
い実行される。即ち、ブロック分割は、ブロックaから
はじめ順次ブロックb、ブロックcとブロックを変化さ
せていき、各ブロックの黒画素数をそのブロック階調と
し、現在のブロックのブロック階調と1段階変化させた
ブロックのブロック階調を比較し、ブロック面積あたり
のブロック階調の差が1以下であれば、ブロックを1段
階変化させ、そうでなければ、現在のブロックによりブ
ロック分割する。この時、ブロックを変化した場合、一
度ブロックに分割された画素が再びブロック内に含まれ
るかどうかが判定され、もし再びブロックに含まれるの
であれば、ブロックを変化させるのは停止され、その時
のブロックが採用される。
【0020】以下、図3のフローチャートを説明する。
A〜Gを、分割するブロックをブロックa〜gとしたと
きの、夫々のブロックに含まれる黒画素数とすると、ま
ずステップS31にて、2AとBとの差が1以下か否か
を判定する。これにより、分割するブロックをブロック
aとした場合とブロックbとした場合とで、ブロック面
積あたりのブロック階調の差が1以下か否かが判定され
る。ここで、もし、差が1以下ならばステップS32に
進み、1より大きいならばステップS39に進む。
A〜Gを、分割するブロックをブロックa〜gとしたと
きの、夫々のブロックに含まれる黒画素数とすると、ま
ずステップS31にて、2AとBとの差が1以下か否か
を判定する。これにより、分割するブロックをブロック
aとした場合とブロックbとした場合とで、ブロック面
積あたりのブロック階調の差が1以下か否かが判定され
る。ここで、もし、差が1以下ならばステップS32に
進み、1より大きいならばステップS39に進む。
【0021】ステップS39では、2AとCとの差が1
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックaとして、また差が1以下なら
ば、分割するブロックをブロックcとする。
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックaとして、また差が1以下なら
ば、分割するブロックをブロックcとする。
【0022】ステップS32では、ステップS38と同
様、2AとCとの差が1以下か否かを判定する。差が1
より大きければ、分割するブロックをブロックbとし
て、また差が1以下ならば、ステップS33に進む。
様、2AとCとの差が1以下か否かを判定する。差が1
より大きければ、分割するブロックをブロックbとし
て、また差が1以下ならば、ステップS33に進む。
【0023】ステップS33では、2BとDとの差が1
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックcとして、また差が1以下なら
ば、ステップS34に進む。
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックcとして、また差が1以下なら
ば、ステップS34に進む。
【0024】ステップS34では、2CとDとの差が1
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックbとして、また差が1以下なら
ば、ステップS35に進む。
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックbとして、また差が1以下なら
ば、ステップS35に進む。
【0025】ステップS35では、2DとEとの差が1
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、ステッ
プS40に進み、また差が1以下ならば、ステップS3
6に進む。
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、ステッ
プS40に進み、また差が1以下ならば、ステップS3
6に進む。
【0026】ステップS40では、2DとFとの差が1
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックdとして、また差が1以下なら
ば、分割するブロックをブロックfとする。
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックdとして、また差が1以下なら
ば、分割するブロックをブロックfとする。
【0027】ステップS36では、ステップS40と同
様、2DとFとの差が1以下か否かを判定する。差が1
より大きければ、分割するブロックをブロックeとし
て、また差が1以下ならば、ステップS37に進む。
様、2DとFとの差が1以下か否かを判定する。差が1
より大きければ、分割するブロックをブロックeとし
て、また差が1以下ならば、ステップS37に進む。
【0028】ステップS37では、2EとGとの差が1
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックfとして、また差が1以下なら
ば、ステップS38に進む。
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックfとして、また差が1以下なら
ば、ステップS38に進む。
【0029】ステップS38では、2FとGとの差が1
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックeとして、また差が1以下なら
ば、分割するブロックをブロックgとする。
以下か否かを判定する。差が1より大きければ、分割す
るブロックをブロックeとして、また差が1以下なら
ば、分割するブロックをブロックgとする。
【0030】以上の処理により、ブロックが判定される
と符号化/復号部4により、まずブロックの種類の情報
が符号化され、続いて、ブロック内の黒画素の状態に関
する情報が符号化される。ブロック内の黒画素の状態
は、ブロックaに対するときは図4で示されるブロック
の画素パターンに対応してパターンデータが符号化さ
れ、それ以外のブロックに対しては、ブロック内の黒画
素数であるブロック階調が符号化される。
と符号化/復号部4により、まずブロックの種類の情報
が符号化され、続いて、ブロック内の黒画素の状態に関
する情報が符号化される。ブロック内の黒画素の状態
は、ブロックaに対するときは図4で示されるブロック
の画素パターンに対応してパターンデータが符号化さ
れ、それ以外のブロックに対しては、ブロック内の黒画
素数であるブロック階調が符号化される。
【0031】図4はブロックaのときの16の画素パタ
ーンとパターンデータの対応を示す図であり、図から分
かるとおり、黒画素を含まないものを0、1つだけ含む
ものを、その位置に応じて1から4、2つ含むものを5
から10、3つ含むものを11から14、全てが黒画素
のものを15としている。
ーンとパターンデータの対応を示す図であり、図から分
かるとおり、黒画素を含まないものを0、1つだけ含む
ものを、その位置に応じて1から4、2つ含むものを5
から10、3つ含むものを11から14、全てが黒画素
のものを15としている。
【0032】符号化されたデータは網制御部5により回
線を通じて伝送される。上記された手順は、走査線方向
に従い順次繰り返され画像データを伝送する。
線を通じて伝送される。上記された手順は、走査線方向
に従い順次繰り返され画像データを伝送する。
【0033】受信の時は、網制御部5により受信された
データが符号化/復号部4に渡され、符号化/復号部4
は、上記データからブロックの種類を復号し、また受信
されたブロックの種類がブロックaのときは、それに続
くブロックパターンデータを復号し、それ以外のブロッ
クの時は、ブロック階調を復号する。ブロックaのとき
のブロックパターンは、そのまま画像蓄積メモリ2に画
素データとして記憶される。それ以外のブロックのと
き、符号化/復号部4は、ブロック内に黒画素を配置す
る位置を乱数発生器6を参照して決定し、ブロック内に
ランダムにブロック階調分だけの黒画素を配置する。
データが符号化/復号部4に渡され、符号化/復号部4
は、上記データからブロックの種類を復号し、また受信
されたブロックの種類がブロックaのときは、それに続
くブロックパターンデータを復号し、それ以外のブロッ
クの時は、ブロック階調を復号する。ブロックaのとき
のブロックパターンは、そのまま画像蓄積メモリ2に画
素データとして記憶される。それ以外のブロックのと
き、符号化/復号部4は、ブロック内に黒画素を配置す
る位置を乱数発生器6を参照して決定し、ブロック内に
ランダムにブロック階調分だけの黒画素を配置する。
【0034】このとき、擬似中間調画像の黒画素(ある
いは白画素)のランレングスは、1になることが多とい
う特徴を保存するために、すでに決定した黒画素の近傍
を避けるように、次の黒画素の位置を決定するようにす
る。
いは白画素)のランレングスは、1になることが多とい
う特徴を保存するために、すでに決定した黒画素の近傍
を避けるように、次の黒画素の位置を決定するようにす
る。
【0035】これを図5により詳しく説明すると、まず
ステップS51にて、復元しようとするブロックのブロ
ック階調をnbとする。また、ステップS52にて、あ
る黒画素の8隣接に存在しても良い他の黒画素の数nx
を、初期設定として、nx=0とする。
ステップS51にて、復元しようとするブロックのブロ
ック階調をnbとする。また、ステップS52にて、あ
る黒画素の8隣接に存在しても良い他の黒画素の数nx
を、初期設定として、nx=0とする。
【0036】ステップS53にて、nb>0であること
をチェックし、次いで、ステップS54にて、ブロック
内の各画素において、その8隣接に存在する黒画素数が
nx以下のところを黒画素を配置できる黒画素候補とす
る。
をチェックし、次いで、ステップS54にて、ブロック
内の各画素において、その8隣接に存在する黒画素数が
nx以下のところを黒画素を配置できる黒画素候補とす
る。
【0037】ステップS55にて黒画素候補が存在する
か否かを判定し、もし、黒画素候補が存在しなければ、
ステップS56に進み、nxを1増加し、その後、再
度、ステップS54にて、黒画素候補を決定する。
か否かを判定し、もし、黒画素候補が存在しなければ、
ステップS56に進み、nxを1増加し、その後、再
度、ステップS54にて、黒画素候補を決定する。
【0038】黒画素候補が存在すれば、ステップS57
に進み、その中から黒画素にする位置を乱数を利用し決
定し、ランダムに黒画素を配置する。
に進み、その中から黒画素にする位置を乱数を利用し決
定し、ランダムに黒画素を配置する。
【0039】黒画素を配置したら、ステップS58に
て、nbを1減少させ、ステップS54に戻り、上記の
処理をnb>0の間繰り返す。以上により、ブロックを
復元する。
て、nbを1減少させ、ステップS54に戻り、上記の
処理をnb>0の間繰り返す。以上により、ブロックを
復元する。
【0040】上記のようにしてブロック内の黒画素を復
元し、画像蓄積メモリ2に蓄積していく。
元し、画像蓄積メモリ2に蓄積していく。
【0041】画像蓄積用メモリに蓄積された画像データ
は、記録部7により出力される。
は、記録部7により出力される。
【0042】
【発明の効果】本発明により、従来の方法による符号化
より低い情報量で擬似中間調画像を伝送することが可能
となり、伝送にかかる通信コストを低減できる。また、
擬似中間調画像は、それを生成する方式により、テクス
チャを発生することがあるが、受信側で、乱数により画
素をランダムに配置することでテクスチャを排除するこ
ともできる。
より低い情報量で擬似中間調画像を伝送することが可能
となり、伝送にかかる通信コストを低減できる。また、
擬似中間調画像は、それを生成する方式により、テクス
チャを発生することがあるが、受信側で、乱数により画
素をランダムに配置することでテクスチャを排除するこ
ともできる。
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す。
【図2】本発明で使用されるブロックの形状である。
【図3】ブロック判定の手順を示す流れ図である。
【図4】ブロックaでのパターン種を示す図である。
【図5】ブロック階調からブロックを復元する手順を示
す流れ図である。
す流れ図である。
1 読取部 2 画像蓄積メモリ 3 ブロック判定部 4 符号化/符号部 5 網制御部 6 乱数発生部 7 記録部 8 制御部
Claims (2)
- 【請求項1】 画像データを記憶する記憶手段と、上記
記憶手段に記憶された画像データに対し圧縮符号化する
符号化手段と、圧縮符号化された画像データを復号する
復号手段を備えた2値画像伝送装置であって、 前記符号化手段が、 伝送される画像データが、擬似中間調画像であった場合
に、画像を適応的に2×2から8×8のサイズの異なる
ブロックに分割する手段と、2×2のサイズのブロック
に対して、原画像におけるブロック内の画素パターンを
符号化する手段と、その他のサイズのブロックに対し
て、ブロック内の黒画素数をカウントすることにより求
めた、ブロックの階調を符号化する手段と、各ブロック
のサイズを符号化する手段とを備えることを特徴とする
2値画像伝送装置。 - 【請求項2】 上記復号手段が、受信した画像データの
ブロックサイズが2×2であった場合に、それに続くパ
ターン情報によりブロックの画像を復号する手段と、ブ
ロックサイズがそれ以外であった場合に、それに続く、
ブロック階調情報に基づき、ブロック内に黒画素を乱数
によりランダムに配置することで画像を復元する手段と
を備えることとを特徴とする請求項1に記載の2値画像
伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092829A JP2810838B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 2値画像伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5092829A JP2810838B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 2値画像伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311368A JPH06311368A (ja) | 1994-11-04 |
JP2810838B2 true JP2810838B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=14065328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5092829A Expired - Lifetime JP2810838B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 2値画像伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2810838B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003209692A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-07-25 | Seiko Epson Corp | ハーフトーン処理装置、ハーフトーン処理方法及びプリンタ |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP5092829A patent/JP2810838B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06311368A (ja) | 1994-11-04 |
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