JP2003092674A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2003092674A
JP2003092674A JP2001282846A JP2001282846A JP2003092674A JP 2003092674 A JP2003092674 A JP 2003092674A JP 2001282846 A JP2001282846 A JP 2001282846A JP 2001282846 A JP2001282846 A JP 2001282846A JP 2003092674 A JP2003092674 A JP 2003092674A
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JP2001282846A
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Yoshiharu Yoshida
慶春 吉田
Tatatomi Suzuki
忠臣 鈴木
Katsuyuki Asai
克之 浅井
Kazuo Hayashi
林  和夫
Nobukazu Miyoshi
伸和 三好
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リスタートマーカを検出した時点で、必要な
個数のリスタートマーカを読み飛ばすようにすると、リ
アルタイムでの伸長処理が困難である。 【解決手段】 圧縮処理に際して、回転処理部12で回
転角度に応じた読み出し順序で入力用ブロックバッファ
13から画像データを読み出すことによって回転処理を
行い、次いで圧縮処理部14でバンド単位に圧縮処理し
て圧縮コードを生成し、その圧縮コードをメモリ15に
記憶する。そして、伸長処理に際して、メモリ15から
圧縮コードをバンド単位でDMAインターフェース16
−1〜16−nに読み出して選択的に切り替えながら伸
長処理部17に供給し、この伸長処理部17で順次伸長
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理方法に関し、特に画像の回転処理を行う画像
処理装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の回転処理を行う画像処理装
置には、回転前の画像データを1ページ分格納するペー
ジメモリと、回転処理後の画像データを1ページ分格納
するページメモリとがそれぞれ別々に用意されていた。
しかし、画像の高解像度化、カラー化により、画像デー
タのデータ量が大幅に増えると膨大な記憶容量のページ
メモリが必要となり、しかもそのページメモリが2個分
必要となるため、コストの大幅な上昇を招くことにな
る。
【0003】その対策として、ページメモリを使用しな
いで回転処理を可能にする画像処理装置が提案されてい
る(特開平9−247423号公報参照)。この従来例
に係る画像処理装置においては、入力された画像を主走
査方向(FS)方向に順次圧縮する際に、図6(A)に
示すように、所定データ量を圧縮するごとにその圧縮コ
ードにリスタートマーカを挿入(付加)する。
【0004】そして、回転処理を行う場合は、図6
(B)に示すように、リスタートマーカを検出するまで
伸長処理を行い、リスタートマーカを検出した時点で、
必要な個数(本例では、2個)のリスタートマーカを読
み飛ばし、回転処理後の主走査方向に帯状に伸長処理を
行う。この一連の処理を、回転処理後の画像の主走査方
向分の伸長処理が終わるまで繰り返して実行し、1ブロ
ック分の伸長処理が終了した時点で、回転処理後の画像
を表す画像データとして出力する。
【0005】上記構成の画像処理装置によれば、リスタ
ートマーカを区切りとするブロック単位で伸長処理を行
うことから、1ページ分の記憶容量のメモリを必要とし
ないため、伸長処理の際に1ブロック分の圧縮コードを
格納するブロックバッファメモリのみで回転処理を実行
することが可能となる。これにより、回転処理を実行す
るに当たって、画像データを格納するメモリの記憶容量
を大幅に削減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例に係る画像処理装置では、リスタートマーカを
検出した時点で、必要な個数のリスタートマーカを読み
飛ばすようにしていることから、どのブロックについて
伸長処理を行うにしても、その都度1ページ分の圧縮コ
ードを読み込んだ上で、読み飛ばすリスタートマーカが
挿入された圧縮コードについて読み飛ばす処理がブロッ
ク数分だけ必要になるため、全ブロックの圧縮コードに
ついて伸長処理が完了するまでに非常に時間を要し、リ
アルタイムでの伸長処理が困難であるという課題があ
る。
【0007】また、伸長処理時には、リスタートマーカ
で区切った幅のライン数分(ブロック)の圧縮コードを
格納可能な記憶容量のブロックバッファメモリが必要に
なることから、このブロックバッファメモリの記憶容量
を小さく抑えるためには細かい間隔でリスタートマーカ
を挿入する必要がある。しかし、上述したように、ブロ
ック数分だけ圧縮コードの読み込み動作が行われること
から、リスタートマーカを増やした分だけ圧縮コードの
読み込み動作も増えてしまうため、リアルタイム処理が
さらに困難になる。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、リアルタイムでの伸
長処理が可能な画像処理装置および画像処理方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理装
置は、入力された画像データを一時的に記憶する入力用
バッファメモリと、この画像データの読み出し順序を指
定された回転角度に応じて制御するデータ読み出し制御
手段と、入力用バッファメモリから読み出された画像デ
ータをバンド単位に圧縮処理して圧縮コードを生成する
圧縮手段と、この圧縮手段が生成した圧縮コードを記憶
するコード記憶手段と、この格納されたバンド単位の圧
縮コードの格納先アドレスを記憶するアドレス記憶手段
と、この記憶された格納先アドレスに基づいて上記コー
ド記憶手段からバンド単位で圧縮コードを読み出して選
択的に出力するコード読み出し制御手段と、この出力さ
れる圧縮コードを順次伸長処理する伸長手段とを備える
構成となっている。
【0010】上記構成の画像処理装置において、先ず圧
縮処理に際して、データ読み出し制御手段は、指定され
た回転角度に応じた読み出し順序で入力用バッファメモ
リから画像データを読み出すことによって回転処理を行
う。この回転処理された画像データに対して、圧縮手段
はバンド単位に圧縮処理して圧縮コードを生成し、その
圧縮コードをコード記憶手段に格納するとともに、その
格納先アドレスをアドレス記憶手段に記憶する。そし
て、伸長処理に際して、アドレス格納手段の格納先アド
レスに基づくコード読み出し制御手段の制御のもとに、
上記コード記憶手段からバンド単位で圧縮コードが読み
出されて選択的に出力されることで、その圧縮コードを
伸長手段が順次伸長処理する。
【0011】また、本発明による画像処理方法では、入
力された画像データをバッファに一時記憶し、このバッ
ファから画像データを指定された回転角度に応じた読み
出し順序で読み出すとともに、その読み出した画像デー
タをバンド単位に圧縮処理してメモリに格納し、その格
納先アドレスに基づいてメモリからバンド単位で圧縮コ
ードを読み出し、この読み出した圧縮コードを選択的に
切り替えながら順次伸長処理するようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係る画像処理装置の構成の概略を示すブロッ
ク図である。
【0013】図1に示すように、本実施形態に係る画像
処理装置は、画像入力部11、回転処理部12、入力用
ブロックバッファメモリ(以下、単に「ブロックバッフ
ァ」と記す)13、圧縮処理部14、メモリ15、読み
出し制御部16、伸長処理部17、バッファ制御部1
8、出力用ブロックバッファ19および画像出力部20
を有し、画像の回転処理が可能な構成となっている。
【0014】かかる画像処理装置は、例えば、複写機や
プリンタなどの画像処理機器における画像処理系として
用いられる。一例として、複写機の画像処理系に用いる
場合には、例えば、複写機にA4横のコピー紙がセット
されている状態でA4縦原稿をコピーする際や、A4縦
原稿をA3縦のコピー紙に2枚並べてコピーする際など
に画像の回転処理が行われる。
【0015】画像入力部11は、画像データを入力する
ためのものであり、例えば複写機の場合には、原稿画像
を読み取ってその画像データを入力する画像読取部に相
当する。回転処理部12は、画像入力部11から入力さ
れた画像データを、当該画像データが表す画像をバンド
単位に分割し、そのバンド単位の画像データを入力用ブ
ロックバッファ13に一時的に記憶する。
【0016】入力用ブロックバッファ13として、例え
ば64MbitのSD(SynchronousDynamic)RAMを用
いた場合には、512ラインごとのバンドに分割可能で
ある。ここで、600dpiで512ライン(≒21m
m)ごとに分割するとした場合、A4原稿で15個のバ
ンドに、A3原稿で20個のバンドにそれぞれ分割され
ることになる。入力用ブロックバッファ13としては、
例えば、最大バンドサイズの画像データ量よりも若干大
きめの記憶容量を持つバッファが2個用意され、それら
が交互に使用される。
【0017】回転処理部12は、入力用ブロックバッフ
ァ13に一時的に記憶されたバンド単位の画像データ
を、例えばユーザによって予め指定入力される画像の回
転角度に応じて読み出し順序を変えて読み出す。すなわ
ち、回転処理部12は、入力用ブロックバッファ13か
らのデータ読み出し順序を、指定された回転角度に応じ
て制御するデータ読み出し制御手段としての機能を持っ
ている。この回転処理部12の読み出し制御により、分
割されたバンド単位で回転処理が行われる。この回転処
理が行われた画像データは、圧縮処理部14に供給され
る。
【0018】圧縮処理部14は、回転処理後の画像デー
タを、カラー静止画像の圧縮方式である例えばJPEG
(Joint Photographic Experts Group)方式を用いてバン
ド単位で圧縮処理する。ただし、圧縮方式としては、J
PEG方式に限られるものではなく、その方式は問わ
ず、種々の圧縮方式を用いることができる。なお、JP
EG方式では、DCT(Direct Cosine Transform;離散
コサイン変換)を用いて画像信号を直交変換し、その後
信号で視覚的に目立たない部分の信号成分を取り除くこ
とで情報量を減らし、さらに情報を圧縮するためにハフ
マン符号化などを行う。ハフマン符号化は、符号量を減
らすために、符号の発生頻度に応じた可変長のコードを
割り当てるものである。
【0019】この圧縮処理部14では、その圧縮処理の
際に、所定量のデータを圧縮するごとに、圧縮コードの
切れ目を示す識別コード(以下、「リスタートマーカ」
と称す)を当該圧縮コードに挿入する。以降、リスター
トマーカによって区切られる圧縮コードの単位を「ブロ
ック」と称す。この圧縮処理により、圧縮コードファイ
ルがバンド数分だけ生成される。圧縮処理部14は、バ
ンド数分の圧縮コードファイルをメモリ15に格納す
る。
【0020】ここで、メモリ15は、例えば、コード記
憶領域とアドレス記憶領域とを有している。そして、圧
縮処理部14は、圧縮コードファイルをコード記憶領域
に記憶するとともに、そのバンド単位の圧縮コードの格
納先(記憶先)アドレスをアドレス記憶領域に記憶す
る。なお、圧縮コードの格納先アドレスを記憶するアド
レス記憶手段としては、上述したように、メモリ15の
特定の領域を利用する以外に、システムのハードウェア
の一つとしてレジスタを用意しておき、このレジスタを
利用するようにすることも可能である。
【0021】以上により、圧縮処理系が構成されてい
る。次に、伸長処理系の構成について説明する。
【0022】メモリ15の後段に設けられた読み出し制
御部16は、バンド数分(n個)のDMA(Direct Memo
ry Access)インターフェース(I/F)16−1〜16
−nによって構成されている。DMAインターフェース
16−1〜16−nは、バッファを持っており、そのバ
ッファ内にメモリ15から読み出した圧縮コードをバン
ド単位で格納できる構成となっている。そして、DMA
インターフェース16−1〜16−nの各バッファに格
納された複数の圧縮コードは、例えば伸長処理部17か
らの指定によって適宜選択されて伸長処理部17に供給
される。
【0023】伸長処理部17は、先述したリスタートマ
ーカを検出する機能を持っており、DMAインターフェ
ース16−1〜16−nの各バッファにバンド単位で格
納された圧縮コードを、リスタートマーカを検出するご
とに所定の順に選択して取り込み、その取り込んだ圧縮
コードを伸長処理する。具体的には、DMAインターフ
ェース16−1〜16−nからは、例えばバンドの分割
順に圧縮コードをブロック単位で選択するようにし、リ
スタートマーカを検出した時点で、次のブロックの圧縮
コードを取り込んで伸長処理する。
【0024】伸長処理後の画像データは、バッファ制御
部18による書き込み制御の下に、出力用ブロックバッ
ファ19に一時的に格納される。出力用ブロックバッフ
ァ19としては、例えば、最大ブロックサイズの画像デ
ータ量よりも若干大きめの記憶容量を持つバッファが2
個用意され、それらが交互に使用される。上述した伸長
処理は、1つの出力用ブロックバッファ19に主走査方
向の画像データが揃うまで繰り返して実行される。
【0025】出力用ブロックバッファ19に主走査方向
の画像データが揃った時点で、バッファ制御部18によ
る読み出し制御の下に、その画像データが出力用ブロッ
クバッファ19から読み出されて回転処理後の画像デー
タとして画像出力部20へ供給される。この一連の処理
は、全バンド分(1ページ分)の処理が終了するまで繰
り返される。画像出力部20は、画像データを出力する
ためのものであり、例えば複写機の場合には、供給され
る画像データに基づいてコピー用紙に画像を形成する画
像形成部に相当する。
【0026】次に、上記構成の画像処理装置における処
理方法、即ち本発明の画像処理方法について、図2のフ
ローチャートに示す処理手順にしたがって説明する。な
お、本例では、画像を左90度回転する回転処理の場合
を例に採って説明するものとする。ただし、この回転処
理に限定されるものではない。
【0027】先ず、回転処理部12は、画像入力部11
から入力された画像データが表す画像をバンド単位に分
割し、その分割したバンド単位の画像データを入力用ブ
ロックバッファ13に一時的に記憶する(ステップS1
1)。ここでは、説明の簡略化のために、図3(A)に
示すように、1ページを4つのバンド#1〜バンド#4
に分割した場合を例に採って説明するものとする。
【0028】次いで、回転処理部12は、予め指定され
た回転角度(本例では、左90度)に応じた読み出し順
序で各バンドの画像データを入力用ブロックバッファ1
3から読み出して圧縮処理部14に供給する(ステップ
S12)。この回転処理部12での読み出し制御によ
り、図3(B)に示すように、画像の左90度回転がバ
ンド単位で実行される。
【0029】ここで、入力用ブロックバッファ13とし
て例えば2個のバッファを用いる場合は、上述した画像
データの記憶(書き込み)および読み出しの各処理がバ
ンドごとに交互に行われることになる。なお、入力用ブ
ロックバッファ13として、1ページ分の記憶容量を持
つメモリを用いて1ページ分の画像データをバンド単位
で記憶するようにすることも可能である。
【0030】次いで、圧縮処理部14は、入力用ブロッ
クバッファ13から読み出された画像データに対して、
バンド単位で圧縮処理を行うとともに、図3(C)に示
すように、所定量の画像データを圧縮するごとに、圧縮
コードの切れ目を示すリスタートマーカを圧縮コードに
挿入する(ステップS13)。このようにして、バンド
数だけ生成された圧縮コードファイルをメモリ15に記
憶するとともに、図3(D)に示すように、バンド単位
の圧縮コードの格納先アドレス(ポインタ)を記憶する
(ステップS14)。
【0031】ここで、リスタートマーカを挿入する際に
は、次のような処理を実行するようにする。
【0032】DMAインターフェース16−1〜16−
nは、通常、32ビットでインターフェースされる。こ
れに対して、圧縮コードは1バイト(8ビット)単位で
圧縮されることから、4バイトを語長とするワード単位
でDMAインターフェース16−1〜16−nを通して
伸長処理部17に渡されることになる。このとき、図4
(A)に示すように、例えば2バイト目にリスタートマ
ーカが挿入されると、1バイト目には現ブロックの圧縮
コードであるのに対して、3バイト目、4バイト目には
次ブロックの圧縮コードが挿入されることになる。
【0033】このように、ワードの途中にリスタートマ
ーカが挿入された状態で、そのワードがDMAインター
フェース16−1〜16−nを通して伸長処理部17に
渡されると、次ブロックの圧縮コードまでが現ブロック
の圧縮コードと共に伸長処理部17に渡されることにな
るので、次ブロックの圧縮コードについては、現ブロッ
クの圧縮コードについて伸長処理が終了するまで伸長処
理部17で一旦ホールドしておかなければならなく、そ
の処理が面倒になる。
【0034】そこで、リスタートマーカの挿入位置がワ
ードの途中になるような場合は、図4(B)に示すよう
に、リスタートマーカの挿入位置以降のバイト(本例で
は、3バイト目、4バイト目)にはダミーデータを挿入
し、ブロックごとに1ワードが完成するようにする。換
言すれば、1ワードバウンダリ(ワードの境目)が2つ
のブロックに跨らないようにする。
【0035】このように、リスタートマーカを挿入する
際に、リスタートマーカの挿入位置がワードの途中にな
るような場合には、リスタートマーカの挿入位置以降の
バイトにダミーデータを挿入することにより、圧縮コー
ドがブロック単位でDMAインターフェース16−1〜
16−nを通して伸長処理部17に渡されることになる
ため、次ブロックの圧縮コードを伸長処理部17内に一
旦ホールドするような面倒な処理を行わなくて済むとい
う利点がある。
【0036】続いて、伸長処理について説明する。先
ず、メモリ15に記憶された圧縮コードファイルを、バ
ンド単位で対応するDMAインターフェース16−1〜
16−nに読み出す(ステップS15)。読み出された
圧縮コードは、DMAインターフェース16−1〜16
−nの各バッファに格納される。
【0037】伸長処理部17は、DMAインターフェー
ス16−1〜16−nの各バッファにバンド単位で格納
された圧縮コードを、リスタートマーカを検出するごと
に所定の順に選択しかつ取り込んで伸長処理する。一例
として、図5(A)に示すように、例えばバンドの分割
順、即ちバンド#1,バンド#2,バンド#3,バンド
#4の順に圧縮コードをDMAインターフェース16−
1〜16−4からブロック単位で取り込むようにする。
【0038】具体的には、先ず、バンド#1の最初のブ
ロックの圧縮コードをDMAインターフェース16−1
から取り込んで伸長処理する(ステップS16)。そし
て、リスタートマーカを検出したか否かを判断し(ステ
ップS17)、リスタートマーカを検出したと判断する
までバンド#1の最初のブロックの圧縮コードについて
順番に伸長処理を行う。リスタートマーカを検出した
ら、1ページ分、即ち全バンドについて伸長処理が終了
したか否かを判断する(ステップS18)。
【0039】現段階では、バンド#1の最初のブロック
について伸長処理が終了したばかりであるので、次のバ
ンド、即ちバンド#2の最初のブロックを選択し(ステ
ップS19)、しかる後ステップS16に戻って上述し
た処理を繰り返す。以降、リスタートマーカを検出する
ごとに、バンド#3の最初のブロック、バンド#4の最
初のブロックの順に伸長処理を実行し、バンド#4の最
初のブロックの伸長処理が終了したら、バンド#1に戻
って2番目のブロックの伸長処理を行う。
【0040】以降、同様にして伸長処理を順次実行し、
全バンドの全ブロックについて、図5(B)に示すよう
に、主走査方向に1ラインずつブロックごとに圧縮コー
ドを切り替えながら伸長処理を行う。ステップS18で
1ページ分の伸長処理が終了したと判断したら、上述し
た一連の圧縮・伸長処理を終了する。
【0041】上記の伸長処理では、DMAインターフェ
ース16−1〜16−4の各バッファにバンド単位で格
納された圧縮コードを、バンド#1,バンド#2,バン
ド#3,バンド#4の順にブロック単位で取り込むとし
たが、その順番に限定されるものではなく、バンド#
4,バンド#3,バンド#2,バンド#1の順、あるい
はバンド#2,バンド#3,バンド#1,バンド#4な
ど、その順番は任意に設定可能である。
【0042】上述したように、画像の回転処理が可能な
画像処理装置において、入力画像をバンド分割し、分割
されたバンドについて回転角度に応じて読み出し順序を
変えてバンド単位で圧縮処理を行うようにしたことによ
り、伸長処理時に圧縮コードの読み飛ばし処理を行う必
要がなくなるため、リアルタイムでの伸長処理が可能と
なる。
【0043】また、伸長処理を行う際におけるリスター
トマーカのインターバルを小さく設定することにより、
伸長処理時に用いる出力用ブロックバッファ19の容量
を小さくすることが可能となる。このように、リスター
トマーカのインターバルを小さく設定した場合でも、圧
縮率が多少低下するものの、圧縮コードの読み飛ばし処
理が必要ないため、リアルタイムでの伸長処理が可能と
なる。
【0044】なお、上記実施形態では、圧縮処理部14
が圧縮処理を行うの際に、所定量の画像データを圧縮す
るごとに識別コード、即ちリスタートマーカを圧縮コー
ドに挿入するとしたが、必ずしも識別コードを挿入する
必要はなく、伸長処理部17が伸長処理を行う際に、伸
長処理したデータ量を監視し、そのデータ量が所定量に
達した時点でDMAインターフェース16−1〜16−
nから取り込む圧縮コードを切り替えるようにすること
も可能である。
【0045】この場合、上記所定量がリスタートマーカ
のインターバルに相当することになる。当該所定量とし
ては、例えばライン単位で設定可能であり、例えば1ラ
イン分のデータ量に設定した場合には、伸長処理時に用
いる出力用ブロックバッファ19の容量が1ライン分の
データ量相当で済むことになる。また、図2のフローチ
ャートにおいては、ステップS17の処理で伸長処理し
たデータ量が所定量に達したか否かの判定処理を行うよ
うにすれば良い。
【0046】また、上記実施形態では、伸長処理部17
がリスタートマーカ(識別コード)を検出する機能を有
し、リスタートマーカを検出した時点で次に伸長処理す
る圧縮コードをDMAインターフェース16−1〜16
−nから取り込む構成としたが、DMAインターフェー
ス16−1〜16−nがリスタートマーカを検出する機
能を持ち、リスタートマーカを検出した時点で次に伸長
処理する圧縮コードを伸長処理部17に供給する構成と
することも可能である。
【0047】さらに、上記実施形態においては、本発明
に係る画像処理装置を複写機に適用した場合を例に採っ
て説明したが、複写機への適用に限られるものではな
く、プリンタなど画像読取部および画像形成部を備えた
画像処理機器の他、画像データそのものを直接取り込ん
で回転処理を行い、その回転処理後の画像データをその
まま出力する画像処理システムにも同様に適用可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像の回転処理が可能な画像処理装置において、入力画
像をバンド分割し、分割されたバンドについて回転角度
に応じて読み出し順序を変えてバンド単位で圧縮処理を
行うようにしたことにより、伸長処理時に圧縮コードの
読み飛ばし処理を行う必要がなくなるため、リアルタイ
ムでの伸長処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構
成の概略を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る画像処理方法の処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】 圧縮処理の説明図である。
【図4】 リスタートマーカが挿入されるワードの構成
の一例を示す図である。
【図5】 伸長処理の説明図である。
【図6】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
11…画像入力部、12…回転処理部、13…入力用ブ
ロックバッファ、14…圧縮処理部、15…メモリ、1
6…読み出し制御部、16−1〜16−n…DMAイン
ターフェース、17…伸長処理部、19…出力用ブロッ
クバッファ、20…画像出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 克之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 林 和夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 三好 伸和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 5B047 CB25 EA07 EB11 EB17 5B057 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CC03 CD03 CH11 CH18 5C076 AA24 BA04 BA09 5C078 BA42 CA14 CA31 CA36 DA01 DA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを一時的に記憶す
    る入力用バッファメモリと、 前記入力用バッファメモリからのデータ読み出し順序を
    指定された回転角度に応じて制御するデータ読み出し制
    御手段と、 前記入力用バッファメモリから読み出された画像データ
    をバンド単位に圧縮処理して圧縮コードを生成する圧縮
    手段と、 前記圧縮手段が生成した圧縮コードを記憶するコード記
    憶手段と、 前記コード記憶手段に格納されたバンド単位の圧縮コー
    ドの格納先アドレスを記憶するアドレス記憶手段と、 前記アドレス記憶手段に記憶された格納先アドレスに基
    づいて前記コード記憶手段からバンド単位で圧縮コード
    を読み出して選択的に出力するコード読み出し制御手段
    と、 前記コード読み出し制御手段から出力される圧縮コード
    を順次伸長処理する伸長手段とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段は、所定量の画像データを
    圧縮するごとに圧縮コードの切れ目を示す識別コードを
    挿入し、 前記伸長手段は、前記識別コードを検出する機能を有
    し、当該識別コードを検出した時点で次に伸長処理する
    圧縮コードを前記コード読み出し制御手段から取り込む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮手段は、所定量の画像データを
    圧縮するごとに圧縮コードの切れ目を示す識別コードを
    挿入し、 前記コード読み出し制御手段は、前記識別コードを検出
    する機能を有し、当該識別コードを検出した時点で次に
    伸長処理する圧縮コードを前記伸長手段に供給すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮手段は、前記識別コードをワー
    ドの途中に挿入する際に、その挿入位置以降のバイトに
    ダミーデータを挿入することを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記伸長手段は、伸長処理したデータ量
    を監視し、そのデータ量が所定量に達した時点で前記コ
    ード読み出し制御手段から取り込む圧縮コードを切り替
    えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像処理装置においてさ
    らに、 前記伸長手段によって伸長処理された画像データを格納
    する出力用バッファメモリを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力された画像データをバッファメモリ
    に一時的に記憶し、 前記バッファメモリから画像データを指定された回転角
    度に応じた読み出し順序で読み出すとともに、その読み
    出した画像データをバンド単位に圧縮処理してメモリに
    格納し、 その格納先アドレスに基づいて前記メモリからバンド単
    位で圧縮コードを読み出し、この読み出した圧縮コード
    を選択的に切り替えながら順次伸長処理することを特徴
    とする画像処理方法。
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