JP2000232587A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置および画像処理方法Info
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Abstract
リに記憶し画像の上書き処理等の画像処理を行なう高速
処理可能な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 入力画像を小領域に分割し小領域毎の画
像データを圧縮符号化する構成において、入力画像の輪
郭領域に関しては非圧縮データもメモリに記憶する構成
とし、上書き処理において高い確率でページメモリから
非圧縮データを読み出して上書き可能とした。また、メ
モリを格納位置、容量を固定した固定領域と固定しない
自由領域とに分割し、アドレス情報を固定領域に記憶す
る構成として画素量の大小に関わらず同一アドレスによ
るアクセスを可能とした。
Description
画像処理方法に関する。さらに詳細には、画像データを
可変長の圧縮符号の形態でメモリに記憶し画像の上書き
処理等の画像処理を行なってさらに符号化または復号処
理を行なう構成を安価にかつ高速処理可能な構成として
実現する画像処理装置および画像処理方法に関する。
ップメモリをもつ白/黒プリンタが主流であったが、近
年の半導体メモリの大容量化、高機能LSIの開発、コ
ンピュータ技術の進歩によりフルカラー画像のプリンタ
の使用が高まっている。
は1ページ分の画像を格納しておく画像ページメモリ容
量が従来の白/黒プリンタに対して、4倍から6倍増加
する。画像ページメモリの必要性をコスト的見地から見
た場合、メモリは少ない方が好ましい。近年画像出力機
器の高画質化につれて画像の解像度が高くなっているの
で、メモリ単価の低下にもかかわらず依然としてメモリ
削減は重要な課題である。そこで、フルカラーの画像を
いったん圧縮し、常の画像データの1/10〜1/20
にデータ量を減らし、画像ページメモリに格納する方法
をとることで、大幅に画像ページメモリコストを下げる
ことができる。
構成された従来の技術について説明する。従来例として
特開平5−37789について説明する。この公報に記
載された画像処理装置の基本的原理は画像をページメモ
リに格納する際に画像圧縮符号化を応用することによ
り、必要なメモリ量を削減する点にある。
置の構成図である。ただし該特許の主旨を損ねず、かつ
本発明の説明に沿うよう各用語を変更し、また説明に不
要な部分は省略した。図中、10は画像入力部、20は
上書き処理部、30は小領域バッファ、40は符号化
部、50は圧縮ページメモリ、60はアドレス制御部、
70は空メモリ領域管理部、80は復号部、90は出力
切換え部、100は画像出力部、110は入力画像デー
タ、120、130は処理画像データ、140は符号デ
ータ、150は格納符号データ、160はメモリアドレ
ス制御信号、170は空メモリ情報信号、180、19
1は復号画像データ、190は出力画像データである。
部10は外部から画像データ110を入力する。上書き
処理部20は予め定められた小領域を処理単位として、
復号画像データ191に画像データ110を上書き処理
し、処理画像データ120として小領域バッファ30へ
送出する。小領域バッファ30は符号化部40で圧縮で
きるブロック単位に処理画像データ130を送出する。
符号化部40で画像データを符号化し、符号データ14
0として圧縮ページメモリ50に格納する。格納符号デ
ータ150は復号部80で復号化し、復号画像データ1
80として出力切換え部90へ送出する。出力切換え部
90は上書き処理が終了していれば出力画像データ19
0として画像出力部100へ、そうでなければ復号画像
データ191として上書き処理部20へ送出する。
ようにブロック単位に固定格納領域と拡張格納領域をも
ち、符号データ140の符号データ量が大きく、固定格
納領域をオーバーした場合、空メモリ管理部70が空メ
モリ情報信号170をアドレス制御部60に送信する。
アドレス制御部60は圧縮ページメモリ部50上の拡張
格納領域のアドレスを設定し、固定格納領域をオーバー
した符号データを指定した拡張格納領域に格納する。
理部の構成を示した図である。以下、図20を用いて従
来技術の空メモリ領域管理部を説明する。ただし該特許
の主旨を損ねず、かつ本発明の説明に沿うよう各用語を
変更し、また説明に不要な部分は省略した。図20にお
いて、140は図18の符号化部50から出力した符号
データである。固定領域データオーバー検知部71は符
号データ140が圧縮ページメモリ上に設定されたブロ
ックごとに固定領域に収まるかオーバーするかを検知す
る部分であり、固定領域をオーバーした場合は領域オー
バーフローフラグ171が発生する。
空情報管理テーブル制御部73は空情報管理テーブル7
4の空領域情報が選出するように制御する。空情報領域
信号174を受けた拡張アドレス発生部75は拡張指定
アドレス175を図18のアドレス制御部60に送ると
同時にブロック拡張アドレス管理テーブル76にも送信
する。ブロック拡張アドレス管理テーブル76はメモリ
読み書きアドレスセレクト72から選択されたメモリ書
き込み時の固定領域メモリアドレス161をアドレス値
とし、拡張指定アドレス175をデータとして格納す
る。圧縮ページメモリ50から符号データ150を読み
出す時に、そのメモリ読み出し時の固定領域メモリアド
レス162をメモリ読み書きアドレスセレクト72は選
択して、ブロック拡張アドレス管理テーブル76のデー
タすなわち拡張指定アドレス176を読み出す。空情報
管理テーブル制御部73は空情報管理テーブル74の使
用領域情報から指定されたアドレス部を空情報として更
新する。上記の動作を行うことで、圧縮された符号デー
タを正確に圧縮ページメモリ50から読み出すことがで
きる。
上書き処理を行う場合、すべての上書き処理プロセスを
開始する前段階ステップとしていったん符号化した画像
データを復号化する処理が必要となるため、復号化処理
の負荷が重く処理時間のオーバヘッドが発生する。特に
圧縮するブロック単位量が大きい場合は、復号化処理の
処理時間が大きくなる。圧縮するブロック単位量を小さ
くした場合は空メモリ領域管理部70の回路規模、特に
図20の空情報管理テーブル74やブロック拡張アドレ
ス管理テーブル76が大きくなる。また符号化に非可逆
符号化を用いる場合、同一画像に符号化を繰り返すの
で、ジェネレーションノイズと呼ばれる誤差の蓄積が行
われ、画質の劣化を招く。
みて、安価かつ高速に上書き処理を実現する画像処理装
置および画像処理方法を提供することを目的とする。
し小領域毎の画素単位の画像データを圧縮符号化すると
ともに、特定の位置の画像については圧縮しない画素形
態で圧縮ページメモリに記憶するように構成し、特定領
域の画像データを変更する場合は、高い確率でページメ
モリに記憶してある圧縮しない画素形態の画像データを
読み出して上書き処理等の変更を実行することができる
画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的
とする。
憶してある圧縮ページメモリのアドレス位置情報を圧縮
ページメモリ内に記憶する構成とすることにより、小領
域の画素量が変更になった場合でも、周辺のアドレス制
御部は同一のものを使用することができる画像処理装置
および画像処理方法を提供することを目的とする。
成する画像処理装置であり、画像を入力する画像入力手
段と、画像入力手段に入力された入力画像を複数の小領
域に分割する小領域分割手段と、小領域分割手段におい
て分割して生成された小領域毎の画像データを可変長符
号化手法により符号形態の圧縮画像データに圧縮する圧
縮手段と、圧縮手段によって圧縮した小領域毎の圧縮画
像データを個々の小領域に対応させて記憶する記憶手段
と、画像の任意の画素位置に対応させて記憶手段上のア
ドレスを特定するアドレス設定手段とを具備した画像処
理装置であって、記憶手段は、入力画像を分割した小領
域毎の圧縮画像データを記憶するとともに、少なくとも
一部の小領域の非圧縮画像データを併せて記憶する構成
を有することを特徴とする。
記憶手段は、小領域の各々に対応して予め格納位置と容
量とを規定した固定領域ブロックの各々に小領域の符号
形態の圧縮画像データを格納する構成とした複数の固定
領域ブロックからなる固定領域と、固定領域内における
固定領域ブロック容量を越える残りの符号形態の圧縮画
像データである追加符号データ、および一部の小領域の
非圧縮画像データを格納する複数の自由領域ブロックか
らなる自由領域とを有する構成であることを特徴とす
る。
小領域分割手段は入力画像の輪郭領域に位置する小領域
を記憶手段の自由領域に非圧縮画像データを格納する対
象として選択する構成を有し、記憶手段は、自由領域に
小領域分割手段によって選択された入力画像の輪郭領域
に位置する小領域の非圧縮画像データを格納する構成を
有することを特徴とする。
記憶手段は、小領域に対応する追加符号データまたは非
圧縮画像データの少なくともいずれかが自由領域に格納
されている場合、当該小領域の圧縮画像データを格納し
た固定領域内の固定領域ブロック内に、当該小領域の追
加符号データまたは非圧縮画像データの自由領域におけ
る格納位置を示すアドレス情報を記憶する構成を有する
ことを特徴とする。
記憶手段は、小領域の圧縮画像データを格納する固定領
域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格
納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号デ
ータおよび非圧縮画像データが自由領域内に格納されて
いるか否かを示すコントロール情報を記憶する構成を有
することを特徴とする。
記憶手段は、小領域の圧縮画像データを格納する固定領
域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格
納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号デ
ータおよび非圧縮画像データが自由領域内のいくつの自
由領域ブロックを使用して格納されているかを示す自由
領域格納ブロック数情報を記憶する構成を有することを
特徴とする。
記憶手段は、自由領域内における非連続の自由領域ブロ
ックをポインタによって順次アクセス可能としたリスト
形式のデータ格納形態で追加符号データまたは非圧縮画
像データを格納する構成を有することを特徴とする。
アドレス制御部は、記憶手段の自由領域においてデータ
格納可能な連続するデータ格納領域の残り領域が予め定
められた境界を越えた場合にリスト形式のデータ格納形
態に切り換える構成を有し、アドレス制御部は境界をフ
リーリスト使用境界として設定するとともに、自由領域
においてリスト形式でデータを格納する際の先頭アドレ
スをフリーリスト始点アドレスとして指定する構成を有
することを特徴とする。
記憶手段は、小領域の圧縮画像データを格納する固定領
域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格
納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号デ
ータまたは非圧縮画像データが自由領域内においてリス
ト形式の格納形態で格納されているか否かを示すリスト
形式情報を記憶する構成を有することを特徴とする。
ス設定手段により指定したアドレスに基づいて記憶手段
から読み出された符号形態の圧縮画像データを画素形態
の画像データに復号する復号手段と、復号手段によって
復号された画像データ、またはアドレス設定手段により
指定したアドレスに基づいて記憶手段から読み出された
非圧縮画像データのいずれか一方を選択して出力する出
力切り換え手段と、出力切り換え手段において選択出力
した画像データに対して、入力画像手段に入力された画
像の上書きを行なう上書き処理手段とを有することを特
徴とする。
力手段に入力された入力画像を複数の小領域に分割する
小領域分割ステップと、小領域分割ステップにおいて生
成された小領域毎の画像データを可変長符号化手法によ
り符号形態の圧縮画像データに圧縮する圧縮ステップ
と、圧縮ステップによって圧縮した小領域毎の圧縮画像
データを個々の小領域に対応させて記憶手段に記憶する
記憶ステップとを有する画像処理方法において、記憶手
段は小領域の各々に対応して予め格納位置と容量とを規
定した固定領域と該固定領域とは異なる領域として設定
された自由領域とを有し、記憶ステップは、固定領域内
の記憶ブロックの各々に小領域の符号形態の圧縮画像デ
ータを格納し、固定領域内の記憶ブロック容量を越える
残りの符号形態の圧縮画像データである追加符号デー
タ、および一部の小領域の非圧縮画像データを自由領域
に格納するステップによって構成されることを特徴とす
る。
小領域分割ステップは、入力画像の輪郭領域に位置する
小領域を記憶手段の自由領域に非圧縮画像データを格納
する対象として選択する特定小領域選択ステップを含
み、記憶手段は、自由領域に特定小領域選択ステップに
よって選択された入力画像の輪郭領域に位置する小領域
の非圧縮画像データを格納することを特徴とする。
び画像処理方法について実施例に従って詳細に説明す
る。
る。図1において、10は画像入力部、20は上書き処
理部、30は小領域バッファ、40は符号化部、50は
圧縮ページメモリ、60はアドレス制御部、80は復号
部、90は出力切換え部、100は画像出力部、110
は入力画像データ、120、130、131は処理画像
データ、140は符号データ、150は格納符号デー
タ、151は格納画像データ、160はメモリアドレス
制御信号、180、191は復号画像データ、190は
出力画像データである。なお小領域バッファ30は処理
画像データ120を小領域に分割する小領域分割手段を
含んでいる。
10は外部から画像データ110を入力する。上書き処
理部20は予め定められた小領域を処理単位として、出
力切り換え部90から選択出力される復号画像データ、
すなわち圧縮ページメモリ50から得られる非圧縮画像
データまたは圧縮ページメモリ50から得られる符号デ
ータを復号部80において復号した復号データのいずれ
かの復号画像データ191に画像入力部10から入力さ
れる画像データ110を上書き処理し、処理画像データ
120として小領域バッファ30へ送出する。
可能な画像小領域であるブロック単位に処理画像データ
120を分割する小領域分割手段を有し、上書き処理部
20から入力される処理画像データ120を符号化部4
0で圧縮できるブロック単位に分割処理して処理画像デ
ータ130として送出する。また小領域バッファ30は
処理ら画像データ120の画像位置を検出し、特定の位
置の画像のときは圧縮しない画像データについてもブロ
ック単位で圧縮ページメモリ50に送出する。圧縮しな
い特定の位置の画像の選択については後段で詳細に説明
する。
して送られてきたブロック単位の処理画像データ130
は、符号化部40において画像データの符号化処理を実
行し、符号データ140として圧縮ページメモリ50に
格納する。アドレス制御部60は画像の任意の画素位置
に対応させて圧縮ページメモリ部50上のアドレスを設
定する機能を持つ。
ータを格納する前述した特定の位置の画像の例を図2に
示す。図2に示す例では、入力画像データの周辺のブロ
ックに対応する画像が圧縮ページメモリ50に圧縮しな
い画像データを格納する画像として選択される画像であ
る。小領域バッファ30の小領域分割手段は処理画像デ
ータ120の輪郭領域に位置する小領域を圧縮ページメ
モリ50に非圧縮画像データを格納する対象として選択
する構成を有し、圧縮ページメモリ50は、小領域分割
手段によって選択された入力画像の輪郭領域に位置する
小領域の非圧縮画像データを後段で説明する圧縮ページ
メモリ50の空領域(自由領域)に格納する。図2に示
す例では斜線で表現されている部分が特定の位置の画像
に対応する小領域として選択される部分である。この部
分は圧縮しない画像データと圧縮した符号データの両方
を圧縮ページメモリ50に記憶する。斜線のない部分は
圧縮した符号データのみを圧縮ページメモリ50に記憶
する。図2に示す例では画像データの輪郭を形成する1
ブロック幅の小領域を非圧縮画像データについてもメモ
リに格納する領域として設定しているが、この設定は画
像処理装置のメモリ容量等に応じて、例えば輪郭の2ブ
ロック幅分を選定する等、様々に設定することができ
る。
に圧縮ページメモリ50に記憶した非圧縮画像を使用す
ることが可能となるので、非可逆符号化を適用した場合
には高画質な処理を実現できるという利点がある。
符号データ150は復号部80で復号化し、復号画像デ
ータ180として出力切換え部90へ送出する。出力切
換え部90は上書き処理が終了した復号画像データにつ
いては出力画像データ190として画像出力部100
へ、そうでなければ復号画像データ191として上書き
処理部20へ送出する。出力切換え部90が上書き処理
部20へ送出する復号画像データ191は、圧縮ページ
メモリ50から得られる非圧縮画像データまたは圧縮ペ
ージメモリ50から得られる符号データを復号部80に
おいて復号した復号データのいずれかの復号画像データ
191である。
0の構成例を示した図である。図3に示すように圧縮ペ
ージメモリ50は固定領域と空領域(自由領域)に分割
される。固定領域は複数の固定領域ブロック、自由領域
は複数の自由領域ブロックを有する。固定領域の容量は
1ページあたりのブロック単位数によって変動してもよ
い。固定領域は入力画像の小領域に対応する各小領域ブ
ロックに対してその格納位置、即ち固定領域ブロックが
決められた構成となっている。この固定領域中にa.各
小領域ブロックの圧縮された符号データ、b.割り当て
られた領域に入りきれなかった残りの符号データが格納
されている圧縮ページメモリ50の自由領域のアドレス
位置情報、c.圧縮しない画像データが格納されている
圧縮ページメモリ50の自由領域のアドレス位置情報、
d.そのブロックの状態がわかるコントロール情報など
を格納する。
下方領域に示した空領域(または自由領域)には固定領
域の割り当てられた領域に入りきれなかった残りの符号
データすなわち追加符号データ、および圧縮しない画像
データである非圧縮画像データを格納する。すなわち、
固定領域には各ブロックのデータ情報量に関わらず一定
のメモリ領域のみが割り当てられるため、符号データ量
が多いブロックにおいては固定領域の割り当てブロック
には符号データが入りきらなくなる。さらに、図2を用
いて説明したように圧縮しない画像データを格納するブ
ロックについても固定領域に割り当てられたメモリスペ
ースでは容量不足となる。従って、これら固定領域の割
り当て領域に入りきれなかった符号データ、および圧縮
しない画像データをこの空領域(自由領域)に格納す
る。
0上の各ブロックに対応するデータ情報の格納位置を表
している。例として1ブロック単位を128×8画素と
し、1ページあたりを5120×7000画素とする
と、5120×7000(1ページあたり画素)/12
8×8(1ブロッ画素)=35000であるので、圧縮
ページメモリ50上の固定領域は35000個に分割さ
れることになり、各ブロックに1つの分割領域が割り当
てられる。図4の例にしたがって説明すると、図4左上
に示すように#1〜#mまでのmブロック単位に分割で
きる入力画像を圧縮ページメモリ50に格納する場合
は、圧縮ページメモリ50上の固定領域の#1から#m
までのメモリ領域が割り当てられるので、図4右下の圧
縮ページメモリ50に示すように、固定領域mの位置に
相当するところまでが記憶領域として使用可能となる。
に格納されるデータの種類を表している。例として圧縮
ページメモリ50の固定領域の1ブロックサイズを8w
ord×32bitとする。この中に対応するブロック
のa.圧縮された符号データ、b.割り当てられた領域
に入りきれなかった残りの符号データが格納されている
空領域(自由領域)のアドレス位置情報(追加符号デー
タ格納アドレス)、c.圧縮しない画像データが格納さ
れている空領域(自由領域)のアドレス位置情報(画像
データ格納アドレス)、d.そのブロックの状態がわか
るコントロール情報などを格納する。
おける左上端に示す#1の領域には、図5左上に示すよ
うに8word×32bit領域中に#1の領域に対応
するブロックに関する上述のデータa〜dが格納され
る。「画像データ格納アドレス」として示される領域に
は対応するブロックの圧縮していない画像データが格納
してある空領域(自由領域)のアドレス位置情報を格納
する。図5では圧縮ページメモリ50の空領域(自由領
域)に示す#1aのアドレス位置がそれに相当する。図
5に示すように#1aとしては2つのブロックサイズが
使われており、#1aからの矢印で示されるようにこれ
ら2つのブロックには圧縮していない画像データが格納
される。空領域(自由領域)におけるメモリスペースは
固定領域のように固定されたものではなく、データ量に
応じて変化する構成である。
される領域には、#1の領域に対応するブロックの圧縮
された符号データで、固定領域の#1に入りきれなかっ
た残りの符号データが格納してある空領域(自由領域)
のアドレス位置情報を格納する。図5では圧縮ページメ
モリ50の空領域(自由領域)に示す#bのアドレス位
置がそれに相当する。図5に示す例では「#1a」のと
なりの領域が割り当てられている。
には圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に格納
された符号データがあるかに関する情報、同様に圧縮ペ
ージメモリ50の空領域(自由領域)に格納された画像
データの有無、固定領域に入りきれなかった残りの符号
データに対して空領域(自由領域)の領域がいくつ必要
か(ブロック単位)の個数および画像データが格納して
ある空領域(自由領域)の個数を記録しておく。
50の固定領域#20の領域に対応するブロックではブ
ロックの圧縮していない画像データがないので、図5右
上に示すように画像データが格納してある空領域(自由
領域)のアドレス位置情報が記録されているエリアには
NULL(アドレス位置として認識しない信号)を書き
込む。同じく、図5中、#20の領域に対応するブロッ
クの圧縮された符号データで、#20の領域に入りきれ
なかった残りの符号データが格納してある空領域(自由
領域)のアドレス位置情報を格納する。図5中では圧縮
ページメモリ50の空領域(自由領域)に示す#20b
のアドレス位置がそれに相当する。図5に示すように固
定領域の#20の領域に入りきれなかった残りの符号デ
ータ量が多い場合は、空領域(自由領域)中の複数のブ
ロックを#20bとして使用することができる。
合は、自由領域に残りの符号データがないことを認識す
るために、残りの符号データが格納してある空領域(自
由領域)のアドレス位置情報が記録されているエリアに
NULL(アドレス位置として認識しない信号)を書き
込む。コントロール情報には符号データがあるか、画像
データがあるか、固定領域に入りきれなかった残りの符
号データに空領域(自由領域)の領域がいくつ必要か
(ブロック単位)の個数および画像データが格納してあ
る空領域(自由領域)の個数を記録しておく。
ある圧縮ページメモリ50の固定領域内にその固定領域
に対応する小領域画像データに関する固定領域に入りき
らなかった残余の符号データまたは非圧縮画像データの
自由領域における格納アドレス情報を記憶する構成とし
たので、小領域の画素量が変更になった場合でも、周辺
のアドレス制御部は同一のものを使用して必要なデータ
のアクセスを容易に実行することができる。
(自由領域)のデータ格納領域をリスト形式に構成した
ものである。図5に示した例では圧縮ページメモリ50
の空領域(自由領域)のデータ格納は連続領域とするこ
とを原則としていたが、この図6で示す空領域(自由領
域)のデータ格納は非連続領域に格納可能な構成となっ
ている。例えばブロック#1の非圧縮画像データを格納
する#1aは空領域(自由領域)の連続しない2つのブ
ロックに分割されている。また、ブロック#20の固定
領域に入りきらなかった符号データを格納する#20b
は、2つの連続領域とさらに1つの非連続領域とに分割
されている。これらのメモリ領域は、ポインタによって
次のメモリ領域がアクセス可能な構成となっている。
成は、空領域(自由領域)において不要なデータが削除
されて非連続の使用可能なメモリブロックが発生したと
きにメモリスペースを有効利用できる点で優れた構成で
ある。本発明の画像処理装置において、この図6に示す
リスト形式のメモリ利用形態が有効になる例については
後段でさらに説明する。
に格納されているコントロール情報の例を示したもので
ある。コントロール情報は圧縮ページメモリ50に格納
されているデータを読み出すときに必要とする情報が記
録してある。コントロール情報は固定領域上の各ブロッ
クごとにある。
ル情報の領域を32bitとする。「符号の有無」のエ
リアは、このブロックに符号データが格納されているか
を認識する情報である。具体的に説明すると、符号の有
無のエリアが0の場合、このブロックには何も記憶して
いない状態、すなわち初期状態であることを示す。「符
号の有無」のエリアの値が1の場合、このブロックに有
効な符号データが記憶されていることを示す。「画像の
有無」のエリアの値が0の場合、圧縮されていない画像
データがない場合を示し、「画像の有無」のエリアの値
が1の場合、圧縮されていない画像データが空領域(自
由領域)に格納されていることを示す。「リスト形式」
のエリアが0の場合、空領域(自由領域)のデータは通
常の形態、すなわち、図5で説明したように各データは
連続領域に格納された構成であることを示す。「リスト
形式」のエリアが1の場合、このブロックの空領域(自
由領域)のデータがリスト形式になっていることを示
す。すなわち、図6で説明したように、空領域(自由領
域)のデータが非連続の領域に格納され、ポインタによ
って関連付けられた構成であることを示す。
納ブロック数」のエリアは固定領域に入りきれなかった
残りの符号データに空領域(自由領域)の領域がいくつ
必要か(ブロック単位)の個数が記録されている。また
「自由領域の画像データ格納ブロック数」のエリアは画
像データが格納してある空領域(自由領域)の個数を記
録する領域である。
画像2が入力され、図8中、G1、G2、G3のブロッ
クが重なり合った場合を示している。図8中の斜線の部
分は入力画像1の圧縮しない画像データを圧縮ページメ
モリ50に格納している領域である。この場合の重なり
合った画像データの生成手順を説明する。図8の入力画
像2のG1のブロックに対応した圧縮ページメモリ上の
固定領域のコントロール情報を読む。コントロール情報
の画像の有無のエリアで画像データがある場合は画像ア
ドレス格納エリアに記憶している自由領域上のアドレス
をアクセスし、画像データを読む。コントロール情報に
格納している自由領域の画像データ格納ブロック数に基
づいて対応する数の格納ブロックを順番に読み出し、図
1の出力切換え部90に送信する。図1の出力切換え部
90から画像データ191を経由して、上書き処理部2
0でフィードバックした入力画像1の画像データと入力
画像データ2とを重ね合せる。図8のG2、G3のブロ
ックも同様な処理を行なう。
画像2が入力され、図9中、F1、F2、F3、G1、
G2、G3、G4、G5のブロックが重なり合った場合
を示している。図中の斜線の部分は入力画像1の圧縮し
ない画像データを圧縮ページメモリ50に格納している
領域である。この場合の重なり合った画像データの生成
手順を説明する。
応した圧縮ページメモリ上の固定領域のコントロール情
報を読む。コントロール情報の画像の有無のエリアで画
像データがないと確認された場合は同領域の符号データ
を読み出す。次に追加符号データアドレス格納エリアに
記憶している自由領域上のアドレスをアクセスし、符号
データを読む。
の符号データ格納ブロック数のデータに基づいて、対応
する数のブロックを順番に読み出し、図1の復号部80
で復号化し、出力切換え部90に送信する。図1の出力
切換え部90から画像データ191を経由して、上書き
処理部20でフードバックした入力画像1の画像データ
と入力画像データ2とを重ね合せる。図9のF2、F3
も同様の処理を行なう。図中のG1、G2、G3、G
4、G5については入力画像1の圧縮していない画像デ
ータが格納しているので、上記と同様に対応する画像デ
ータを読み出し、図1の上書き処理部20で重ね合せ
る。
図6のリスト形式のデータ格納方法を本発明の構成で適
用した具体例について説明する。図10は左上に示す重
なりを持つ2つの入力画像1および入力画像2のデータ
を右下に示す圧縮ページメモリ上に格納した例を示すも
のであり、入力画像1の画像データの次に入力画像2が
入力され、圧縮ページメモリ50に各画像のブロック毎
の画像データおよび符号データが格納された状態を示し
ている。図10では、入力画像1および入力画像2の一
部、すなわち入力画像1および入力画像2の#1b、#
2b、#3bのブロックが重なりを持っている。これら
入力画像1および入力画像2の各ブロックの符号デー
タ、画像データ等を圧縮ページメモリに格納する場合に
おいて、入力画像1におけるブロック#1b、#2b、
#3bが圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)を
使用した場合、入力画像2の処理においてもブロック#
1b、#2b、#3bについて全く同じデータが圧縮ペ
ージメモリ50の空領域(自由領域)に重複して格納さ
れることになる。従って、自由領域中の入力画像データ
1の#1b、#2b、#3bのデータは不要になる。こ
の不要になった圧縮ページメモリ50の空領域(自由領
域)アドレスを再利用できるようにしたのがリスト形式
によるデータ記憶構成である。
(自由領域)において不要になったメモリアドレスをフ
リーアドレスとしてリスト形式でつなぐ例を示してい
る。図11中段に示すように、フリーリストの始点レジ
スタに上書き処理によって不要になった1番最初のアド
レス位置情報#1Fを記憶する。#1Fのブロックの領
域の特定のエリアに次に上書き処理によって不要になっ
た#2Fのアドレス位置情報を記憶する。#2Fのブロ
ックの領域の特定のエリアにその次に上書き処理によっ
て不要になった#3Fのアドレス位置情報を記憶する。
#3Fのブロックは不要になった最後のブロックである
ので、フリーリストの終点レジスタに#3Fのアドレス
位置情報を記録する。このような構成のリストを形成す
ることによって圧縮ページメモリ50の空領域(自由領
域)において不要になった非連続のメモリ領域を連続領
域と同様に使用することができる。
の上書き処理によりさらに圧縮ページメモリ50の空領
域(自由領域)において不要になったアドレスをフリー
アドレスとしてリスト形式でつないだ例を示している。
図12中で、新たな入力画像の上書き処理で#4F、#
5F、#6Fが不要になったブロックとする。まず、図
11のフリーリストの終点レジスタに記憶してある#3
Fのブロックの領域の特定のエリアに次に上書き処理に
よって不要になった#4Fのアドレス位置情報を記憶す
る。#4Fのブロックの領域の特定のエリアにその次に
上書き処理によって不要になった#5Fのアドレス位置
情報を記憶する。#6Fのブロックは不要になった最後
のブロックであるので、フリーリストの終点レジスタに
#6Fのアドレス位置情報を記録する。
たブロックをデータ格納領域として再利用する場合を表
している。圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)
において、データ格納領域が充分ある場合は、図10〜
12で説明したような非連続のメモリアドレスを有する
使用可能なメモリ領域が発生しても、これらを使用しな
ければならない必然性がないので、空領域(自由領域)
の連続するメモリ領域を使用する。しかし、連続するメ
モリ領域が小さくなると、すべてのデータを連続領域に
格納することができなくなる。この限界点を図13の最
上段の図に示すようにフリーリスト使用境界として予め
メモリ中に設定し、このフリーリスト使用境界を超えた
場合はリスト形式のメモリ領域に符号データまたは画像
データを格納する。
由領域)においてデータ格納可能な連続するデータ格納
領域の残り領域が予め定められた境界を越えた場合にリ
スト形式のデータ格納形態に切り換えるように構成する
ことができる。アドレス制御部は境界をフリーリスト使
用境界として設定するとともに、自由領域においてリス
ト形式でデータを格納する際の先頭アドレスをフリーリ
スト始点アドレスとして指定する。
域)において、図13に示すようにメモリ使用範囲がフ
リーリスト使用境界に達した場合、リスト形式のブロッ
クを再利用してデータを格納する。フリーになった自由
領域のブロックは任意に使用することが可能であるが、
ここでは最初にリスト形式になったブロックから順次使
用する構成を例として示す。最初にリスト形式になった
ブロックのアドレスがフリーリスト始点レジスタに記憶
され、このフリーリスト始点レジスタに記憶されている
アドレスのブロックに圧縮しない画像データ、あるいは
固定領域に入りきらなかった残りの符号データを格納
し、次のフリーになった自由領域のブロックを示すポイ
ンタによって構成されるリストに基づく後続ブロックに
順次データを記憶する。この場合、各ブロック中のリス
トアドレス情報(ポインタ)が記録されているエリアは
そのままにして、その他の領域に追加符号データ、また
は非圧縮画像データを格納する。
(自由領域)のリスト形式の使用例として、6つのリス
ト形式の領域を使用した場合の状態を表している。図1
4中、固定領域の追加符号格納アドレス情報エリアにリ
スト形式のアドレス位置#1Fを記憶し、#1F、#2
F、#3Fのブロックの領域に残りの符号データを記録
する。また固定領域の画像データ格納アドレス情報エリ
アにリスト形式のアドレス位置#4Fを記憶し、#4
F、#5F、#6Fのブロックの領域に画像データを格
納する。フリーリスト始点レジスタには#7Fのブロッ
クのアドレス位置を記憶しなおす。なお、固定領域上の
対応するブロックのコントロール情報には図7のリスト
形式のエリアには1すなわちリスト形式使用と記憶す
る。
たは符号データを取り込む際に画像の上書き処理を実行
するフローチャートを示したものである。このフローに
沿って上書き処理を伴って、圧縮ページメモリに画像デ
ータまたは符号データを取り込むまでの処理について説
明する。
テップ20において入力画像のブロック切り出しが行な
われる。ブロックとは図2等に示されるブロックであ
る。次にステップ30で出力座標の算出が行われる。こ
れは入力画像の出力位置を求めるもので、以下のステッ
プでの重なり画像データの上書き処理に際して使用され
る。ステップ40では圧縮ページメモリアドレスが算出
される。次のステップ50では上書き処理すべき生画像
データがすでに圧縮ページメモリに生画像として格納さ
れているか否かについて判定される。生画像データがあ
る場合は、ステップ60で格納された生画像を読み出し
て、その後、上書き処理がなされる。また、生画像デー
タが圧縮ページメモリに格納されていない場合は、ステ
ップ70で格納された符号データを読み出して復号した
後、上書き処理が実行される。上書き処理がなされる
と、その上書きされた画像データを圧縮処理した後、ス
テップ110において符号が圧縮ページメモリに格納さ
れる。
ックが圧縮しない画像としても保持すべきブロックであ
るかについての判定がなされる。すなわち、図2の斜線
で示す領域のブロックであれば圧縮しない画像としても
保持すべきブロックであるので、ステップ130におい
て生画像についての圧縮ページメモリへの格納を実行す
る。この圧縮しない画像は先に説明したように圧縮ペー
ジメモリの空領域(自由領域)に格納される。ステップ
120の判定がNo、すなわち、ブロックが圧縮しない
画像を保持すべきブロックでない場合は、生画像の保持
は行なわない。これらの一連の処理を入力画像のブロッ
ク終了まで行なう。
に画像データまたは符号データを取り込むまでのフロー
チャートにおけるS60、S70のステップについて、
さらにその詳細を説明したフローチャートである。図1
6のフローについて説明する。まず、圧縮ページメモリ
の固定領域を読み出して、固定領域に格納された情報、
例えば図5左上に示す#1に関する8word×32b
it情報から自由領域にデータがあるか否かを判定し、
自由領域にデータがある場合のみ自由領域のデータを読
み出す。自由領域のデータは固定領域に入りきらなかっ
た符号データである場合と、生画像データである場合と
がある。
に画像データまたは符号データを取り込むまでのフロー
チャートにおけるS110〜S130に示す各ステップ
について、さらにその詳細を説明するための詳細フロー
チャートである。すなわち図17は符号データの格納ス
テップの詳細を示すフローである。符号データの格納に
際しては、まず、ステップ171でデータ格納に自由領
域を使用するか否かについて判定がなされる。この判定
は、生画像データをメモリ格納すべきブロックに対応し
ているか否かに基づいて判定される。自由領域の使用を
行なわない場合は、ステップ172で固定領域への符号
の書込みが行われ、自由領域を使用する場合は、ステッ
プ173でフリーリストの更新を行なった後、固定領域
へのデータ書込みが行なわれる。
固定領域への書き込みデータのデータ量が固定領域に予
め割り当てられたメモリ容量を越えるか否かについて判
定がなされる。その小領域の符号データがその固定領域
ブロックに割り当てられたデータ量内であれば、すべて
の符号データが固定領域に書き込まれてデータ格納が終
了する。
領域への書き込みデータのデータ量が固定領域に予め割
り当てられたメモリ領域の容量を越えると判定される
と、残りのデータは自由領域に格納することになり、ス
テップ175でフリーリストを使用した格納を行なうか
否かについて判定がなされる。これは図13を用いて説
明したフリーリスト使用境界を越えてデータが格納され
るか否かを判定するものであり、格納データがフリーリ
スト使用境界を越えることがない場合は、ステップ17
5の判定はnOとなり、ステップ176で自由領域にお
ける空アドレス、すなわちデータ格納開始可能アドレス
を求めて、ステップ177で自由領域へのデータ格納を
実行して、ステップ178で空アドレス位置情報のイン
クリメントを実行する。
格納を行なうとの判定がなされると、ステップ179に
おいてフリーリスト始点レジスタを参照して自由領域に
おけるデータ格納開始アドレスを求める。さらにステッ
プ180において自由領域へのデータ書込みが行われ
る。この場合、フリーリストによって示されるポインタ
に従って自由領域中の使用可能なメモリブロックにデー
タを順次格納することになる。データ格納が終了すると
ステップ181でフリーリスト始点レジスタの更新を実
行する。
によれば安価でかつ高速な上書き処理装置を実現するこ
とができる。また本発明の画像処理装置では上書き処理
の際に圧縮ページメモリに記憶した非圧縮画像を使用す
ることが可能となるので非可逆符号化を適用した場合に
は高画質な処理を実現できる。
によれば、入力画像を小領域に分割し、小領域毎の画素
単位の画像データを圧縮符号化するとともに、特定の位
置の画像については圧縮しない画素形態で圧縮ページメ
モリに記憶するようにしたので、特定領域の画像データ
を変更する場合は、高い確率でページメモリに記憶して
ある圧縮しない画素形態の画像データを読み出して上書
き処理等の変更を実行することができる。
理方法によれば、小画像単位で圧縮して記憶してある圧
縮ページメモリのアドレス位置情報を圧縮ページメモリ
内に予め個々の小画像単位で割り当てられた固定領域ブ
ロックに記憶する構成としたので、小領域の画素量が変
更になった場合でも、周辺のアドレス制御部は同一のア
ドレスでメモリアクセスを実行することができる。
を示す構成図である。
ロックをブロックを説明する図である。
モリ部の構成図である。
モリ上の各ブロックに対応するデータ情報の格納位置を
示した図である。
モリ上に格納されているデータの種類を説明する図であ
る。
の圧縮ページメモリ上に格納されているデータの種類を
説明する図である。
モリ上に格納されているコントロール情報の例を示した
図である。
画像データの次に入力画像2が入力され、その一部のブ
ロックG1、G2、G3が重なり合った例を示す図であ
る。
の画像データの次に入力画像2が入力され、その一部の
ブロックF1、F2、F3、G1、G2、G3、G4、
G5が重なり合った例を説明する図である。
1の画像データの次に入力画像2が入力され、圧縮ペー
ジメモリに画像データおよび符号データを格納した状態
を説明する図である。
ったアドレスをフリーアドレスとしてリスト形式でつな
ぐ例を説明する図である。
処理によりさらに不要になったアドレスをフリーアドレ
スとしてリスト形式でつなぐ例を説明する図である。
たアドレスをリスト形式で接続したブロックを再利用す
る例を説明する図である。
スト形式の領域を使用した例を説明する図である。
に画像データまたは符号データを取り込むまでのフロー
図である。
ジメモリに画像データまたは符号データを取り込むまで
のフローチャートのS60、S70の詳細動作のフロー
図である。
ジメモリに画像データまたは符号データを取り込むまで
のフローチャートのS110、S130の詳細動作のフ
ロー図である。
る。
部の構成図である。
部の構成図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 画像を入力する画像入力手段と、画像入
力手段に入力された入力画像を複数の小領域に分割する
小領域分割手段と、小領域分割手段における分割により
生成された小領域毎の画像データを可変長符号化手法に
より符号形態の圧縮画像データに圧縮する圧縮手段と、
圧縮手段によって圧縮した前記小領域毎の圧縮画像デー
タを個々の小領域に対応させて記憶する記憶手段と、画
像の任意の画素位置に対応させて前記記憶手段上のアド
レスを特定するアドレス設定手段とを具備した画像処理
装置であって、 前記記憶手段は、前記入力画像を分割した小領域毎の圧
縮画像データを記憶するとともに、少なくとも一部の小
領域の非圧縮画像データを併せて記憶する構成を有する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記記憶手段は、前記小領域の各々に対
応して予め格納位置と容量とを規定した固定領域ブロッ
クの各々に前記小領域の符号形態の圧縮画像データを格
納する構成とした複数の固定領域ブロックからなる固定
領域と、 前記固定領域内における固定領域ブロック容量を越える
残りの符号形態の圧縮画像データである追加符号デー
タ、および前記一部の小領域の非圧縮画像データを格納
する複数の自由領域ブロックからなる自由領域とを有す
る構成であることを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置。 - 【請求項3】 前記小領域分割手段は入力画像の輪郭領
域に位置する小領域を前記記憶手段の自由領域に非圧縮
画像データを格納する対象として選択する構成を有し、 前記記憶手段は、前記自由領域に前記小領域分割手段に
よって選択された入力画像の輪郭領域に位置する小領域
の非圧縮画像データを格納する構成を有することを特徴
とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記記憶手段は、前記小領域に対応する
追加符号データまたは非圧縮画像データの少なくともい
ずれかが前記自由領域に格納されている場合、当該小領
域の圧縮画像データを格納した前記固定領域内の前記固
定領域ブロック内に、当該小領域の追加符号データまた
は非圧縮画像データの前記自由領域における格納位置を
示すアドレス情報を記憶する構成を有することを特徴と
する請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記記憶手段は、前記小領域の圧縮画像
データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該
固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応
する小領域の追加符号データおよび非圧縮画像データが
前記自由領域内に格納されているか否かを示すコントロ
ール情報を記憶する構成を有することを特徴とする請求
項2乃至4いずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記記憶手段は、前記小領域の圧縮画像
データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該
固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応
する小領域の追加符号データおよび非圧縮画像データが
前記自由領域内のいくつの自由領域ブロックを使用して
格納されているかを示す自由領域格納ブロック数情報を
記憶する構成を有することを特徴とする請求項2乃至5
いずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記記憶手段は、前記自由領域内におけ
る非連続の自由領域ブロックをポインタによって順次ア
クセス可能としたリスト形式のデータ格納形態で前記追
加符号データまたは非圧縮画像データを格納する構成を
有することを特徴とする請求項2乃至6いずれかに記載
の画像処理装置。 - 【請求項8】 前記アドレス制御部は、前記記憶手段の
前記自由領域においてデータ格納可能な連続するデータ
格納領域の残り領域が予め定められた境界を越えた場合
に前記リスト形式のデータ格納形態に切り換える構成を
有し、前記アドレス制御部は前記境界をフリーリスト使
用境界として設定するとともに、前記自由領域において
リスト形式でデータを格納する際の先頭アドレスをフリ
ーリスト始点アドレスとして指定する構成を有すること
を特徴とする請求項7記載の画像処理装置。 - 【請求項9】 前記記憶手段は、前記小領域の圧縮画像
データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該
固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応
する小領域の追加符号データまたは非圧縮画像データが
前記自由領域内において前記リスト形式の格納形態で格
納されているか否かを示すリスト形式情報を記憶する構
成を有することを特徴とする請求項7または8に記載の
画像処理装置。 - 【請求項10】 前記アドレス設定手段により指定した
アドレスに基づいて前記記憶手段から読み出された符号
形態の圧縮画像データを画素形態の画像データに復号す
る復号手段と、 前記復号手段によって復号された画像データ、または前
記アドレス設定手段により指定したアドレスに基づいて
前記記憶手段から読み出された非圧縮画像データのいず
れか一方を選択して出力する出力切り換え手段と、 前記出力切り換え手段において選択出力した画像データ
に対して、前記入力画像手段に入力された画像の上書き
を行なう上書き処理手段とを有することを特徴とする請
求項1乃至9いずれかに記載の画像処理装置。 - 【請求項11】 画像入力手段に入力された入力画像を
複数の小領域に分割する小領域分割ステップと、 前記小領域分割ステップにおいて生成された小領域毎の
画像データを可変長符号化手法により符号形態の圧縮画
像データに圧縮する圧縮ステップと、 前記圧縮ステップによって圧縮した前記小領域毎の圧縮
画像データを個々の小領域に対応させて記憶手段に記憶
する記憶ステップとを有する画像処理方法において、 前記記憶手段は前記小領域の各々に対応して予め格納位
置と容量とを規定した固定領域と該固定領域とは異なる
領域として設定された自由領域とを有し、前記記憶ステ
ップは、前記固定領域内の記憶ブロックの各々に前記小
領域の符号形態の圧縮画像データを格納し、前記固定領
域内の記憶ブロック容量を越える残りの符号形態の圧縮
画像データである追加符号データ、および一部の小領域
の非圧縮画像データを前記自由領域に格納するステップ
によって構成されることを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項12】 前記小領域分割ステップは、入力画像
の輪郭領域に位置する小領域を前記記憶手段の自由領域
に非圧縮画像データを格納する対象として選択する特定
小領域選択ステップを含み、 前記記憶手段は、前記自由領域に前記特定小領域選択ス
テップによって選択された入力画像の輪郭領域に位置す
る小領域の非圧縮画像データを格納することを特徴とす
る請求項11記載の画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03361699A JP3772569B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 画像処理装置および画像処理方法 |
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