JP3772569B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置および画像処理方法に関する。さらに詳細には、画像データを可変長の圧縮符号の形態でメモリに記憶し画像の上書き処理等の画像処理を行なってさらに符号化または復号処理を行なう構成を安価にかつ高速処理可能な構成として実現する画像処理装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像出力機器において、従来はビットマップメモリをもつ白/黒プリンタが主流であったが、近年の半導体メモリの大容量化、高機能LSIの開発、コンピュータ技術の進歩によりフルカラー画像のプリンタの使用が高まっている。
【0003】
しかし、高解像度のフルカラープリンタでは1ページ分の画像を格納しておく画像ページメモリ容量が従来の白/黒プリンタに対して、4倍から6倍増加する。画像ページメモリの必要性をコスト的見地から見た場合、メモリは少ない方が好ましい。近年画像出力機器の高画質化につれて画像の解像度が高くなっているので、メモリ単価の低下にもかかわらず依然としてメモリ削減は重要な課題である。そこで、フルカラーの画像をいったん圧縮し、常の画像データの1/10〜1/20にデータ量を減らし、画像ページメモリに格納する方法をとることで、大幅に画像ページメモリコストを下げることができる。
【0004】
以下、画像ページメモリを削減するために構成された従来の技術について説明する。従来例として特開平5−37789について説明する。この公報に記載された画像処理装置の基本的原理は画像をページメモリに格納する際に画像圧縮符号化を応用することにより、必要なメモリ量を削減する点にある。
【0005】
図18はこの公報に記載された画像処理装置の構成図である。ただし該特許の主旨を損ねず、かつ本発明の説明に沿うよう各用語を変更し、また説明に不要な部分は省略した。図中、10は画像入力部、20は上書き処理部、30は小領域バッファ、40は符号化部、50は圧縮ページメモリ、60はアドレス制御部、70は空メモリ領域管理部、80は復号部、90は出力切換え部、100は画像出力部、110は入力画像データ、120、130は処理画像データ、140は符号データ、150は格納符号データ、160はメモリアドレス制御信号、170は空メモリ情報信号、180、191は復号画像データ、190は出力画像データである。
【0006】
図18の各部について説明する。画像入力部10は外部から画像データ110を入力する。上書き処理部20は予め定められた小領域を処理単位として、復号画像データ191に画像データ110を上書き処理し、処理画像データ120として小領域バッファ30へ送出する。小領域バッファ30は符号化部40で圧縮できるブロック単位に処理画像データ130を送出する。符号化部40で画像データを符号化し、符号データ140として圧縮ページメモリ50に格納する。格納符号データ150は復号部80で復号化し、復号画像データ180として出力切換え部90へ送出する。出力切換え部90は上書き処理が終了していれば出力画像データ190として画像出力部100へ、そうでなければ復号画像データ191として上書き処理部20へ送出する。
【0007】
圧縮ページメモリ部50には図19に示すようにブロック単位に固定格納領域と拡張格納領域をもち、符号データ140の符号データ量が大きく、固定格納領域をオーバーした場合、空メモリ管理部70が空メモリ情報信号170をアドレス制御部60に送信する。アドレス制御部60は圧縮ページメモリ部50上の拡張格納領域のアドレスを設定し、固定格納領域をオーバーした符号データを指定した拡張格納領域に格納する。
【0008】
図20は従来技術における空メモリ領域管理部の構成を示した図である。以下、図20を用いて従来技術の空メモリ領域管理部を説明する。ただし該特許の主旨を損ねず、かつ本発明の説明に沿うよう各用語を変更し、また説明に不要な部分は省略した。図20において、140は図18の符号化部50から出力した符号データである。固定領域データオーバー検知部71は符号データ140が圧縮ページメモリ上に設定されたブロックごとに固定領域に収まるかオーバーするかを検知する部分であり、固定領域をオーバーした場合は領域オーバーフローフラグ171が発生する。
【0009】
領域オーバーフローフラグ171を受けて空情報管理テーブル制御部73は空情報管理テーブル74の空領域情報が選出するように制御する。空情報領域信号174を受けた拡張アドレス発生部75は拡張指定アドレス175を図18のアドレス制御部60に送ると同時にブロック拡張アドレス管理テーブル76にも送信する。ブロック拡張アドレス管理テーブル76はメモリ読み書きアドレスセレクト72から選択されたメモリ書き込み時の固定領域メモリアドレス161をアドレス値とし、拡張指定アドレス175をデータとして格納する。圧縮ページメモリ50から符号データ150を読み出す時に、そのメモリ読み出し時の固定領域メモリアドレス162をメモリ読み書きアドレスセレクト72は選択して、ブロック拡張アドレス管理テーブル76のデータすなわち拡張指定アドレス176を読み出す。空情報管理テーブル制御部73は空情報管理テーブル74の使用領域情報から指定されたアドレス部を空情報として更新する。上記の動作を行うことで、圧縮された符号データを正確に圧縮ページメモリ50から読み出すことができる。
【0010】
しかし、上述のような画像処理装置では、上書き処理を行う場合、すべての上書き処理プロセスを開始する前段階ステップとしていったん符号化した画像データを復号化する処理が必要となるため、復号化処理の負荷が重く処理時間のオーバヘッドが発生する。特に圧縮するブロック単位量が大きい場合は、復号化処理の処理時間が大きくなる。圧縮するブロック単位量を小さくした場合は空メモリ領域管理部70の回路規模、特に図20の空情報管理テーブル74やブロック拡張アドレス管理テーブル76が大きくなる。また符号化に非可逆符号化を用いる場合、同一画像に符号化を繰り返すので、ジェネレーションノイズと呼ばれる誤差の蓄積が行われ、画質の劣化を招く。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みて、安価かつ高速に上書き処理を実現する画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。すなわち、上述したように従来の画像処理装置では、上書き処理を行う場合、すべての上書き処理プロセスを開始する前段階ステップとして、いったん符号化した画像データを復号化する処理を必要としているため、復号化処理の負荷が重くなり、処理時間のオーバヘッドが発生し処理時間がかかるという問題があった。特に圧縮するブロック単位量が大きい場合は、復号化処理の処理時間が大きくなるという問題がある。本発明の構成では、入力画像の輪郭領域に位置する小領域を記憶手段の自由領域に非圧縮画像データとして格納する構成とすることで、復号化処理の負荷を軽減し処理時間を短縮して高速な処理を可能とする。
さらに、上述したように、従来の装置において圧縮ブロック単位量を小さくした場合は空メモリ領域管理部70の回路規模が大きくなる。特に図20の空情報管理テーブル74やブロック拡張アドレス管理テーブル76が大きくなる。これによって、ハードウェアとして必要とする回路を大きくすることが必要となりコスト高を招くという問題があった。これに対して、本発明の画像処理装置では、例えば、入力画像を小領域単位で圧縮して記憶してある圧縮ページメモリの固定領域内にその固定領域に対応する小領域画像データに関する固定領域に入りきらなかった残余の符号データまたは非圧縮画像データの自由領域における格納アドレス情報を記憶する構成としたので、小領域の画素量が変更になった場合でも、周辺のアドレス制御部は同一のものを使用して必要なデータのアクセスを容易に実行することができる構成とすることで、従来構成において必要としていた空メモリ領域管理部70を削減することを可能として、回路規模の削減を図り安価な画像処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、入力画像を小領域に分割し小領域毎の画素単位の画像データを圧縮符号化するとともに、特定の位置の画像については圧縮しない画素形態で圧縮ページメモリに記憶するように構成し、特定領域の画像データを変更する場合は、高い確率でページメモリに記憶してある圧縮しない画素形態の画像データを読み出して上書き処理等の変更を実行することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、小画像単位で圧縮して記憶してある圧縮ページメモリのアドレス位置情報を圧縮ページメモリ内に記憶する構成とすることにより、小領域の画素量が変更になった場合でも、周辺のアドレス制御部は同一のものを使用することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の目的を達成する画像処理装置であり、画像を入力する画像入力手段と、画像入力手段に入力された入力画像を複数の小領域に分割する小領域分割手段と、小領域分割手段において分割して生成された小領域毎の画像データを可変長符号化手法により符号形態の圧縮画像データに圧縮する圧縮手段と、圧縮手段によって圧縮した小領域毎の圧縮画像データを個々の小領域に対応させて記憶する記憶手段と、画像の任意の画素位置に対応させて記憶手段上のアドレスを特定するアドレス設定手段とを具備した画像処理装置であって、小領域分割手段は入力画像の輪郭領域に位置する小領域を記憶手段の自由領域に非圧縮画像データを格納する対象として選択する構成を有し、記憶手段は、入力画像を分割した小領域の各々に対応して予め格納位置と容量とを規定した固定領域ブロックの各々に前記小領域の符号形態の圧縮画像データを格納する構成とした複数の固定領域ブロックからなる固定領域と、固定領域内における固定領域ブロック容量を越える残りの符号形態の圧縮画像データである追加符号データ、および一部の小領域の非圧縮画像データを格納する複数の自由領域ブロックからなる自由領域とを有し、自由領域に前記小領域分割手段によって選択された入力画像の輪郭領域に位置する小領域の非圧縮画像データを格納する構成を有することを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の画像処理装置において、記憶手段は、小領域に対応する追加符号データまたは非圧縮画像データの少なくともいずれかが自由領域に格納されている場合、当該小領域の圧縮画像データを格納した固定領域内の固定領域ブロック内に、当該小領域の追加符号データまたは非圧縮画像データの自由領域における格納位置を示すアドレス情報を記憶する構成を有することを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明の画像処理装置において、記憶手段は、小領域の圧縮画像データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号データおよび非圧縮画像データが自由領域内に格納されているか否かを示すコントロール情報を記憶する構成を有することを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明の画像処理装置において、記憶手段は、小領域の圧縮画像データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号データおよび非圧縮画像データが自由領域内のいくつの自由領域ブロックを使用して格納されているかを示す自由領域格納ブロック数情報を記憶する構成を有することを特徴とする。
【0020】
さらに、本発明の画像処理装置において、記憶手段は、自由領域内における非連続の自由領域ブロックをポインタによって順次アクセス可能としたリスト形式のデータ格納形態で追加符号データまたは非圧縮画像データを格納する構成を有することを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明の画像処理装置において、アドレス制御部は、記憶手段の自由領域においてデータ格納可能な連続するデータ格納領域の残り領域が予め定められた境界を越えた場合にリスト形式のデータ格納形態に切り換える構成を有し、アドレス制御部は境界をフリーリスト使用境界として設定するとともに、自由領域においてリスト形式でデータを格納する際の先頭アドレスをフリーリスト始点アドレスとして指定する構成を有することを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明の画像処理装置において、記憶手段は、小領域の圧縮画像データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号データまたは非圧縮画像データが自由領域内においてリスト形式の格納形態で格納されているか否かを示すリスト形式情報を記憶する構成を有することを特徴とする。
【0023】
さらに、本発明の画像処理装置は、アドレス設定手段により指定したアドレスに基づいて記憶手段から読み出された符号形態の圧縮画像データを画素形態の画像データに復号する復号手段と、復号手段によって復号された画像データ、またはアドレス設定手段により指定したアドレスに基づいて記憶手段から読み出された非圧縮画像データのいずれか一方を選択して出力する出力切り換え手段と、出力切り換え手段において選択出力した画像データに対して、入力画像手段に入力された画像の上書きを行なう上書き処理手段とを有することを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明の画像処理方法は、画像入力手段に入力された入力画像を複数の小領域に分割する小領域分割ステップと、小領域分割ステップにおいて生成された小領域毎の画像データを可変長符号化手法により符号形態の圧縮画像データに圧縮する圧縮ステップと、圧縮ステップによって圧縮した小領域毎の圧縮画像データを個々の小領域に対応させて記憶手段に記憶する記憶ステップとを有する画像処理方法において、記憶手段は小領域の各々に対応して予め格納位置と容量とを規定した固定領域と該固定領域とは異なる領域として設定された自由領域とを有し、記憶ステップは、固定領域内の記憶ブロックの各々に小領域の符号形態の圧縮画像データを格納し、固定領域内の記憶ブロック容量を越える残りの符号形態の圧縮画像データである追加符号データ、および一部の小領域の非圧縮画像データを自由領域に格納するステップによって構成され
小領域分割ステップは、入力画像の輪郭領域に位置する小領域を記憶手段の自由領域に非圧縮画像データを格納する対象として選択する特定小領域選択ステップを含み、記憶手段は、自由領域に特定小領域選択ステップによって選択された入力画像の輪郭領域に位置する小領域の非圧縮画像データを格納することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像処理装置および画像処理方法について実施例に従って詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の実施例を示す構成図である。図1において、10は画像入力部、20は上書き処理部、30は小領域バッファ、40は符号化部、50は圧縮ページメモリ、60はアドレス制御部、80は復号部、90は出力切換え部、100は画像出力部、110は入力画像データ、120、130、131は処理画像データ、140は符号データ、150は格納符号データ、151は格納画像データ、160はメモリアドレス制御信号、180、191は復号画像データ、190は出力画像データである。なお小領域バッファ30は処理画像データ120を小領域に分割する小領域分割手段を含んでいる。
【0028】
図1の各部について説明する。画像入力部10は外部から画像データ110を入力する。上書き処理部20は予め定められた小領域を処理単位として、出力切り換え部90から選択出力される復号画像データ、すなわち圧縮ページメモリ50から得られる非圧縮画像データまたは圧縮ページメモリ50から得られる符号データを復号部80において復号した復号データのいずれかの復号画像データ191に画像入力部10から入力される画像データ110を上書き処理し、処理画像データ120として小領域バッファ30へ送出する。
【0029】
小領域バッファ30は符号化部40で圧縮可能な画像小領域であるブロック単位に処理画像データ120を分割する小領域分割手段を有し、上書き処理部20から入力される処理画像データ120を符号化部40で圧縮できるブロック単位に分割処理して処理画像データ130として送出する。また小領域バッファ30は処理ら画像データ120の画像位置を検出し、特定の位置の画像のときは圧縮しない画像データについてもブロック単位で圧縮ページメモリ50に送出する。圧縮しない特定の位置の画像の選択については後段で詳細に説明する。
【0030】
小領域バッファ30から符号化部40に対して送られてきたブロック単位の処理画像データ130は、符号化部40において画像データの符号化処理を実行し、符号データ140として圧縮ページメモリ50に格納する。アドレス制御部60は画像の任意の画素位置に対応させて圧縮ページメモリ部50上のアドレスを設定する機能を持つ。
【0031】
圧縮ページメモリ50に圧縮しない画像データを格納する前述した特定の位置の画像の例を図2に示す。図2に示す例では、入力画像データの周辺のブロックに対応する画像が圧縮ページメモリ50に圧縮しない画像データを格納する画像として選択される画像である。小領域バッファ30の小領域分割手段は処理画像データ120の輪郭領域に位置する小領域を圧縮ページメモリ50に非圧縮画像データを格納する対象として選択する構成を有し、圧縮ページメモリ50は、小領域分割手段によって選択された入力画像の輪郭領域に位置する小領域の非圧縮画像データを後段で説明する圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に格納する。図2に示す例では斜線で表現されている部分が特定の位置の画像に対応する小領域として選択される部分である。この部分は圧縮しない画像データと圧縮した符号データの両方を圧縮ページメモリ50に記憶する。斜線のない部分は圧縮した符号データのみを圧縮ページメモリ50に記憶する。図2に示す例では画像データの輪郭を形成する1ブロック幅の小領域を非圧縮画像データについてもメモリに格納する領域として設定しているが、この設定は画像処理装置のメモリ容量等に応じて、例えば輪郭の2ブロック幅分を選定する等、様々に設定することができる。
【0032】
本発明の画像処理装置では上書き処理の際に圧縮ページメモリ50に記憶した非圧縮画像を使用することが可能となるので、非可逆符号化を適用した場合には高画質な処理を実現できるという利点がある。
【0033】
圧縮ページメモリ50から出力される格納符号データ150は復号部80で復号化し、復号画像データ180として出力切換え部90へ送出する。出力切換え部90は上書き処理が終了した復号画像データについては出力画像データ190として画像出力部100へ、そうでなければ復号画像データ191として上書き処理部20へ送出する。出力切換え部90が上書き処理部20へ送出する復号画像データ191は、圧縮ページメモリ50から得られる非圧縮画像データまたは圧縮ページメモリ50から得られる符号データを復号部80において復号した復号データのいずれかの復号画像データ191である。
【0034】
図3は図1に示される圧縮ページメモリ50の構成例を示した図である。図3に示すように圧縮ページメモリ50は固定領域と空領域(自由領域)に分割される。固定領域は複数の固定領域ブロック、自由領域は複数の自由領域ブロックを有する。固定領域の容量は1ページあたりのブロック単位数によって変動してもよい。固定領域は入力画像の小領域に対応する各小領域ブロックに対してその格納位置、即ち固定領域ブロックが決められた構成となっている。この固定領域中にa.各小領域ブロックの圧縮された符号データ、b.割り当てられた領域に入りきれなかった残りの符号データが格納されている圧縮ページメモリ50の自由領域のアドレス位置情報、c.圧縮しない画像データが格納されている圧縮ページメモリ50の自由領域のアドレス位置情報、d.そのブロックの状態がわかるコントロール情報などを格納する。
【0035】
また、図3に示す圧縮ページメモリ50の下方領域に示した空領域(または自由領域)には固定領域の割り当てられた領域に入りきれなかった残りの符号データすなわち追加符号データ、および圧縮しない画像データである非圧縮画像データを格納する。すなわち、固定領域には各ブロックのデータ情報量に関わらず一定のメモリ領域のみが割り当てられるため、符号データ量が多いブロックにおいては固定領域の割り当てブロックには符号データが入りきらなくなる。さらに、図2を用いて説明したように圧縮しない画像データを格納するブロックについても固定領域に割り当てられたメモリスペースでは容量不足となる。従って、これら固定領域の割り当て領域に入りきれなかった符号データ、および圧縮しない画像データをこの空領域(自由領域)に格納する。
【0036】
図4は図3に示される圧縮ページメモリ50上の各ブロックに対応するデータ情報の格納位置を表している。例として1ブロック単位を128×8画素とし、1ページあたりを5120×7000画素とすると、5120×7000(1ページあたり画素)/128×8(1ブロッ画素)=35000であるので、圧縮ページメモリ50上の固定領域は35000個に分割されることになり、各ブロックに1つの分割領域が割り当てられる。図4の例にしたがって説明すると、図4左上に示すように#1〜#mまでのmブロック単位に分割できる入力画像を圧縮ページメモリ50に格納する場合は、圧縮ページメモリ50上の固定領域の#1から#mまでのメモリ領域が割り当てられるので、図4右下の圧縮ページメモリ50に示すように、固定領域mの位置に相当するところまでが記憶領域として使用可能となる。
【0037】
図5は図4で示す圧縮ページメモリ50上に格納されるデータの種類を表している。例として圧縮ページメモリ50の固定領域の1ブロックサイズを8word×32bitとする。この中に対応するブロックのa.圧縮された符号データ、b.割り当てられた領域に入りきれなかった残りの符号データが格納されている空領域(自由領域)のアドレス位置情報(追加符号データ格納アドレス)、c.圧縮しない画像データが格納されている空領域(自由領域)のアドレス位置情報(画像データ格納アドレス)、d.そのブロックの状態がわかるコントロール情報などを格納する。
【0038】
図5の圧縮ページメモリ50の固定領域における左上端に示す#1の領域には、図5左上に示すように8word×32bit領域中に#1の領域に対応するブロックに関する上述のデータa〜dが格納される。「画像データ格納アドレス」として示される領域には対応するブロックの圧縮していない画像データが格納してある空領域(自由領域)のアドレス位置情報を格納する。図5では圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に示す#1aのアドレス位置がそれに相当する。図5に示すように#1aとしては2つのブロックサイズが使われており、#1aからの矢印で示されるようにこれら2つのブロックには圧縮していない画像データが格納される。空領域(自由領域)におけるメモリスペースは固定領域のように固定されたものではなく、データ量に応じて変化する構成である。
【0039】
「追加符号データ格納アドレス」として示される領域には、#1の領域に対応するブロックの圧縮された符号データで、固定領域の#1に入りきれなかった残りの符号データが格納してある空領域(自由領域)のアドレス位置情報を格納する。図5では圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に示す#bのアドレス位置がそれに相当する。図5に示す例では「#1a」のとなりの領域が割り当てられている。
【0040】
「コントロール情報」として示される領域には圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に格納された符号データがあるかに関する情報、同様に圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に格納された画像データの有無、固定領域に入りきれなかった残りの符号データに対して空領域(自由領域)の領域がいくつ必要か(ブロック単位)の個数および画像データが格納してある空領域(自由領域)の個数を記録しておく。
【0041】
また、同じように図5の圧縮ページメモリ50の固定領域#20の領域に対応するブロックではブロックの圧縮していない画像データがないので、図5右上に示すように画像データが格納してある空領域(自由領域)のアドレス位置情報が記録されているエリアにはNULL(アドレス位置として認識しない信号)を書き込む。同じく、図5中、#20の領域に対応するブロックの圧縮された符号データで、#20の領域に入りきれなかった残りの符号データが格納してある空領域(自由領域)のアドレス位置情報を格納する。図5中では圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に示す#20bのアドレス位置がそれに相当する。図5に示すように固定領域の#20の領域に入りきれなかった残りの符号データ量が多い場合は、空領域(自由領域)中の複数のブロックを#20bとして使用することができる。
【0042】
なお、符号データが指定の領域に入った場合は、自由領域に残りの符号データがないことを認識するために、残りの符号データが格納してある空領域(自由領域)のアドレス位置情報が記録されているエリアにNULL(アドレス位置として認識しない信号)を書き込む。コントロール情報には符号データがあるか、画像データがあるか、固定領域に入りきれなかった残りの符号データに空領域(自由領域)の領域がいくつ必要か(ブロック単位)の個数および画像データが格納してある空領域(自由領域)の個数を記録しておく。
【0043】
このように小領域単位で圧縮して記憶してある圧縮ページメモリ50の固定領域内にその固定領域に対応する小領域画像データに関する固定領域に入りきらなかった残余の符号データまたは非圧縮画像データの自由領域における格納アドレス情報を記憶する構成としたので、小領域の画素量が変更になった場合でも、周辺のアドレス制御部は同一のものを使用して必要なデータのアクセスを容易に実行することができる。
【0044】
図6は、圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)のデータ格納領域をリスト形式に構成したものである。図5に示した例では圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)のデータ格納は連続領域とすることを原則としていたが、この図6で示す空領域(自由領域)のデータ格納は非連続領域に格納可能な構成となっている。例えばブロック#1の非圧縮画像データを格納する#1aは空領域(自由領域)の連続しない2つのブロックに分割されている。また、ブロック#20の固定領域に入りきらなかった符号データを格納する#20bは、2つの連続領域とさらに1つの非連続領域とに分割されている。これらのメモリ領域は、ポインタによって次のメモリ領域がアクセス可能な構成となっている。
【0045】
この図6で示すリスト形式のデータ記憶構成は、空領域(自由領域)において不要なデータが削除されて非連続の使用可能なメモリブロックが発生したときにメモリスペースを有効利用できる点で優れた構成である。本発明の画像処理装置において、この図6に示すリスト形式のメモリ利用形態が有効になる例については後段でさらに説明する。
【0046】
図7は図4で示す圧縮ページメモリ50上に格納されているコントロール情報の例を示したものである。コントロール情報は圧縮ページメモリ50に格納されているデータを読み出すときに必要とする情報が記録してある。コントロール情報は固定領域上の各ブロックごとにある。
【0047】
図7の例を説明する。例としてコントロール情報の領域を32bitとする。「符号の有無」のエリアは、このブロックに符号データが格納されているかを認識する情報である。具体的に説明すると、符号の有無のエリアが0の場合、このブロックには何も記憶していない状態、すなわち初期状態であることを示す。「符号の有無」のエリアの値が1の場合、このブロックに有効な符号データが記憶されていることを示す。「画像の有無」のエリアの値が0の場合、圧縮されていない画像データがない場合を示し、「画像の有無」のエリアの値が1の場合、圧縮されていない画像データが空領域(自由領域)に格納されていることを示す。「リスト形式」のエリアが0の場合、空領域(自由領域)のデータは通常の形態、すなわち、図5で説明したように各データは連続領域に格納された構成であることを示す。「リスト形式」のエリアが1の場合、このブロックの空領域(自由領域)のデータがリスト形式になっていることを示す。すなわち、図6で説明したように、空領域(自由領域)のデータが非連続の領域に格納され、ポインタによって関連付けられた構成であることを示す。
【0048】
図7において、「自由領域の符号データ格納ブロック数」のエリアは固定領域に入りきれなかった残りの符号データに空領域(自由領域)の領域がいくつ必要か(ブロック単位)の個数が記録されている。また「自由領域の画像データ格納ブロック数」のエリアは画像データが格納してある空領域(自由領域)の個数を記録する領域である。
【0049】
図8は入力画像1の画像データの次に入力画像2が入力され、図8中、G1、G2、G3のブロックが重なり合った場合を示している。図8中の斜線の部分は入力画像1の圧縮しない画像データを圧縮ページメモリ50に格納している領域である。この場合の重なり合った画像データの生成手順を説明する。図8の入力画像2のG1のブロックに対応した圧縮ページメモリ上の固定領域のコントロール情報を読む。コントロール情報の画像の有無のエリアで画像データがある場合は画像アドレス格納エリアに記憶している自由領域上のアドレスをアクセスし、画像データを読む。コントロール情報に格納している自由領域の画像データ格納ブロック数に基づいて対応する数の格納ブロックを順番に読み出し、図1の出力切換え部90に送信する。図1の出力切換え部90から画像データ191を経由して、上書き処理部20でフィードバックした入力画像1の画像データと入力画像データ2とを重ね合せる。図8のG2、G3のブロックも同様な処理を行なう。
【0050】
図9は入力画像1の画像データの次に入力画像2が入力され、図9中、F1、F2、F3、G1、G2、G3、G4、G5のブロックが重なり合った場合を示している。図中の斜線の部分は入力画像1の圧縮しない画像データを圧縮ページメモリ50に格納している領域である。この場合の重なり合った画像データの生成手順を説明する。
【0051】
図9中の入力画像2のF1のブロックに対応した圧縮ページメモリ上の固定領域のコントロール情報を読む。コントロール情報の画像の有無のエリアで画像データがないと確認された場合は同領域の符号データを読み出す。次に追加符号データアドレス格納エリアに記憶している自由領域上のアドレスをアクセスし、符号データを読む。
【0052】
コントロール情報に格納している自由領域の符号データ格納ブロック数のデータに基づいて、対応する数のブロックを順番に読み出し、図1の復号部80で復号化し、出力切換え部90に送信する。図1の出力切換え部90から画像データ191を経由して、上書き処理部20でフードバックした入力画像1の画像データと入力画像データ2とを重ね合せる。図9のF2、F3も同様の処理を行なう。図中のG1、G2、G3、G4、G5については入力画像1の圧縮していない画像データが格納しているので、上記と同様に対応する画像データを読み出し、図1の上書き処理部20で重ね合せる。
【0053】
図10乃至図14を用いて、先に説明した図6のリスト形式のデータ格納方法を本発明の構成で適用した具体例について説明する。図10は左上に示す重なりを持つ2つの入力画像1および入力画像2のデータを右下に示す圧縮ページメモリ上に格納した例を示すものであり、入力画像1の画像データの次に入力画像2が入力され、圧縮ページメモリ50に各画像のブロック毎の画像データおよび符号データが格納された状態を示している。図10では、入力画像1および入力画像2の一部、すなわち入力画像1および入力画像2の#1b、#2b、#3bのブロックが重なりを持っている。これら入力画像1および入力画像2の各ブロックの符号データ、画像データ等を圧縮ページメモリに格納する場合において、入力画像1におけるブロック#1b、#2b、#3bが圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)を使用した場合、入力画像2の処理においてもブロック#1b、#2b、#3bについて全く同じデータが圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)に重複して格納されることになる。従って、自由領域中の入力画像データ1の#1b、#2b、#3bのデータは不要になる。この不要になった圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)アドレスを再利用できるようにしたのがリスト形式によるデータ記憶構成である。
【0054】
図11は圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)において不要になったメモリアドレスをフリーアドレスとしてリスト形式でつなぐ例を示している。図11中段に示すように、フリーリストの始点レジスタに上書き処理によって不要になった1番最初のアドレス位置情報#1Fを記憶する。#1Fのブロックの領域の特定のエリアに次に上書き処理によって不要になった#2Fのアドレス位置情報を記憶する。#2Fのブロックの領域の特定のエリアにその次に上書き処理によって不要になった#3Fのアドレス位置情報を記憶する。#3Fのブロックは不要になった最後のブロックであるので、フリーリストの終点レジスタに#3Fのアドレス位置情報を記録する。このような構成のリストを形成することによって圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)において不要になった非連続のメモリ領域を連続領域と同様に使用することができる。
【0055】
図12は図11の状態から新たな入力画像の上書き処理によりさらに圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)において不要になったアドレスをフリーアドレスとしてリスト形式でつないだ例を示している。図12中で、新たな入力画像の上書き処理で#4F、#5F、#6Fが不要になったブロックとする。まず、図11のフリーリストの終点レジスタに記憶してある#3Fのブロックの領域の特定のエリアに次に上書き処理によって不要になった#4Fのアドレス位置情報を記憶する。#4Fのブロックの領域の特定のエリアにその次に上書き処理によって不要になった#5Fのアドレス位置情報を記憶する。#6Fのブロックは不要になった最後のブロックであるので、フリーリストの終点レジスタに#6Fのアドレス位置情報を記録する。
【0056】
図13は不要になってリスト形式で接続したブロックをデータ格納領域として再利用する場合を表している。圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)において、データ格納領域が充分ある場合は、図10〜12で説明したような非連続のメモリアドレスを有する使用可能なメモリ領域が発生しても、これらを使用しなければならない必然性がないので、空領域(自由領域)の連続するメモリ領域を使用する。しかし、連続するメモリ領域が小さくなると、すべてのデータを連続領域に格納することができなくなる。この限界点を図13の最上段の図に示すようにフリーリスト使用境界として予めメモリ中に設定し、このフリーリスト使用境界を超えた場合はリスト形式のメモリ領域に符号データまたは画像データを格納する。
【0057】
アドレス制御部は、記憶手段の空領域(自由領域)においてデータ格納可能な連続するデータ格納領域の残り領域が予め定められた境界を越えた場合にリスト形式のデータ格納形態に切り換えるように構成することができる。アドレス制御部は境界をフリーリスト使用境界として設定するとともに、自由領域においてリスト形式でデータを格納する際の先頭アドレスをフリーリスト始点アドレスとして指定する。
【0058】
圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)において、図13に示すようにメモリ使用範囲がフリーリスト使用境界に達した場合、リスト形式のブロックを再利用してデータを格納する。フリーになった自由領域のブロックは任意に使用することが可能であるが、ここでは最初にリスト形式になったブロックから順次使用する構成を例として示す。最初にリスト形式になったブロックのアドレスがフリーリスト始点レジスタに記憶され、このフリーリスト始点レジスタに記憶されているアドレスのブロックに圧縮しない画像データ、あるいは固定領域に入りきらなかった残りの符号データを格納し、次のフリーになった自由領域のブロックを示すポインタによって構成されるリストに基づく後続ブロックに順次データを記憶する。この場合、各ブロック中のリストアドレス情報(ポインタ)が記録されているエリアはそのままにして、その他の領域に追加符号データ、または非圧縮画像データを格納する。
【0059】
図14は圧縮ページメモリ50の空領域(自由領域)のリスト形式の使用例として、6つのリスト形式の領域を使用した場合の状態を表している。図14中、固定領域の追加符号格納アドレス情報エリアにリスト形式のアドレス位置#1Fを記憶し、#1F、#2F、#3Fのブロックの領域に残りの符号データを記録する。また固定領域の画像データ格納アドレス情報エリアにリスト形式のアドレス位置#4Fを記憶し、#4F、#5F、#6Fのブロックの領域に画像データを格納する。フリーリスト始点レジスタには#7Fのブロックのアドレス位置を記憶しなおす。なお、固定領域上の対応するブロックのコントロール情報には図7のリスト形式のエリアには1すなわちリスト形式使用と記憶する。
【0060】
図15は圧縮ページメモリに画像データまたは符号データを取り込む際に画像の上書き処理を実行するフローチャートを示したものである。このフローに沿って上書き処理を伴って、圧縮ページメモリに画像データまたは符号データを取り込むまでの処理について説明する。
【0061】
ステップ10で画像入力がなされると、ステップ20において入力画像のブロック切り出しが行なわれる。ブロックとは図2等に示されるブロックである。次にステップ30で出力座標の算出が行われる。これは入力画像の出力位置を求めるもので、以下のステップでの重なり画像データの上書き処理に際して使用される。ステップ40では圧縮ページメモリアドレスが算出される。次のステップ50では上書き処理すべき生画像データがすでに圧縮ページメモリに生画像として格納されているか否かについて判定される。生画像データがある場合は、ステップ60で格納された生画像を読み出して、その後、上書き処理がなされる。また、生画像データが圧縮ページメモリに格納されていない場合は、ステップ70で格納された符号データを読み出して復号した後、上書き処理が実行される。上書き処理がなされると、その上書きされた画像データを圧縮処理した後、ステップ110において符号が圧縮ページメモリに格納される。
【0062】
さらに、ステップ120では圧縮したブロックが圧縮しない画像としても保持すべきブロックであるかについての判定がなされる。すなわち、図2の斜線で示す領域のブロックであれば圧縮しない画像としても保持すべきブロックであるので、ステップ130において生画像についての圧縮ページメモリへの格納を実行する。この圧縮しない画像は先に説明したように圧縮ページメモリの空領域(自由領域)に格納される。ステップ120の判定がNo、すなわち、ブロックが圧縮しない画像を保持すべきブロックでない場合は、生画像の保持は行なわない。これらの一連の処理を入力画像のブロック終了まで行なう。
【0063】
図16は図15に示した圧縮ページメモリに画像データまたは符号データを取り込むまでのフローチャートにおけるS60、S70のステップについて、さらにその詳細を説明したフローチャートである。図16のフローについて説明する。まず、圧縮ページメモリの固定領域を読み出して、固定領域に格納された情報、例えば図5左上に示す#1に関する8word×32bit情報から自由領域にデータがあるか否かを判定し、自由領域にデータがある場合のみ自由領域のデータを読み出す。自由領域のデータは固定領域に入りきらなかった符号データである場合と、生画像データである場合とがある。
【0064】
図17は図15に示した圧縮ページメモリに画像データまたは符号データを取り込むまでのフローチャートにおけるS110〜S130に示す各ステップについて、さらにその詳細を説明するための詳細フローチャートである。すなわち図17は符号データの格納ステップの詳細を示すフローである。符号データの格納に際しては、まず、ステップ171でデータ格納に自由領域を使用するか否かについて判定がなされる。この判定は、生画像データをメモリ格納すべきブロックに対応しているか否かに基づいて判定される。自由領域の使用を行なわない場合は、ステップ172で固定領域への符号の書込みが行われ、自由領域を使用する場合は、ステップ173でフリーリストの更新を行なった後、固定領域へのデータ書込みが行なわれる。
【0065】
次にステップ174で圧縮ページメモリの固定領域への書き込みデータのデータ量が固定領域に予め割り当てられたメモリ容量を越えるか否かについて判定がなされる。その小領域の符号データがその固定領域ブロックに割り当てられたデータ量内であれば、すべての符号データが固定領域に書き込まれてデータ格納が終了する。
【0066】
ステップ174で圧縮ページメモリの固定領域への書き込みデータのデータ量が固定領域に予め割り当てられたメモリ領域の容量を越えると判定されると、残りのデータは自由領域に格納することになり、ステップ175でフリーリストを使用した格納を行なうか否かについて判定がなされる。これは図13を用いて説明したフリーリスト使用境界を越えてデータが格納されるか否かを判定するものであり、格納データがフリーリスト使用境界を越えることがない場合は、ステップ175の判定はnOとなり、ステップ176で自由領域における空アドレス、すなわちデータ格納開始可能アドレスを求めて、ステップ177で自由領域へのデータ格納を実行して、ステップ178で空アドレス位置情報のインクリメントを実行する。
【0067】
ステップ175でフリーリストを使用した格納を行なうとの判定がなされると、ステップ179においてフリーリスト始点レジスタを参照して自由領域におけるデータ格納開始アドレスを求める。さらにステップ180において自由領域へのデータ書込みが行われる。この場合、フリーリストによって示されるポインタに従って自由領域中の使用可能なメモリブロックにデータを順次格納することになる。データ格納が終了するとステップ181でフリーリスト始点レジスタの更新を実行する。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば安価でかつ高速な上書き処理装置を実現することができる。すなわち、本発明の構成では、入力画像の輪郭領域に位置する小領域を記憶手段の自由領域に非圧縮画像データとして格納する構成とすることで、復号化処理の負荷を軽減し処理時間を短縮して高速な処理を可能とし、さらに、本発明の画像処理装置では、入力画像を小領域単位で圧縮して記憶してある圧縮ページメモリの固定領域内にその固定領域に対応する小領域画像データに関する固定領域に入りきらなかった残余の符号データまたは非圧縮画像データの自由領域における格納アドレス情報を記憶する構成としたので、小領域の画素量が変更になった場合でも、周辺のアドレス制御部は同一のものを使用して必要なデータのアクセスを容易に実行することができ、空メモリ領域管理処理が簡略化され、空メモリ領域管理を実行するために必要とする回路規模の削減によって安価な画像処理装置が実現される。また本発明の画像処理装置では上書き処理の際に圧縮ページメモリに記憶した非圧縮画像を使用することが可能となるので非可逆符号化を適用した場合には高画質な処理を実現できる。
【0069】
本発明の画像処理装置および画像処理方法によれば、入力画像を小領域に分割し、小領域毎の画素単位の画像データを圧縮符号化するとともに、特定の位置の画像については圧縮しない画素形態で圧縮ページメモリに記憶するようにしたので、特定領域の画像データを変更する場合は、高い確率でページメモリに記憶してある圧縮しない画素形態の画像データを読み出して上書き処理等の変更を実行することができる。
【0070】
また、本発明の画像処理装置および画像処理方法によれば、小画像単位で圧縮して記憶してある圧縮ページメモリのアドレス位置情報を圧縮ページメモリ内に予め個々の小画像単位で割り当てられた固定領域ブロックに記憶する構成としたので、小領域の画素量が変更になった場合でも、周辺のアドレス制御部は同一のアドレスでメモリアクセスを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置における第1の実施例を示す構成図である。
【図2】 本発明の画像処理装置における入力画像のブロックをブロックを説明する図である。
【図3】 本発明の画像処理装置における圧縮ページメモリ部の構成図である。
【図4】 本発明の画像処理装置における圧縮ページメモリ上の各ブロックに対応するデータ情報の格納位置を示した図である。
【図5】 本発明の画像処理装置における圧縮ページメモリ上に格納されているデータの種類を説明する図である。
【図6】 本発明の画像処理装置におけるリスト形式時の圧縮ページメモリ上に格納されているデータの種類を説明する図である。
【図7】 本発明の画像処理装置における圧縮ページメモリ上に格納されているコントロール情報の例を示した図である。
【図8】 本発明の画像処理装置において入力画像1の画像データの次に入力画像2が入力され、その一部のブロックG1、G2、G3が重なり合った例を示す図である。
【図9】 本発明の画像処理装置において、入力画像1の画像データの次に入力画像2が入力され、その一部のブロックF1、F2、F3、G1、G2、G3、G4、G5が重なり合った例を説明する図である。
【図10】 本発明の画像処理装置において、入力画像1の画像データの次に入力画像2が入力され、圧縮ページメモリに画像データおよび符号データを格納した状態を説明する図である。
【図11】 本発明の画像処理装置において、不要になったアドレスをフリーアドレスとしてリスト形式でつなぐ例を説明する図である。
【図12】 図11の状態から新たな入力画像の上書き処理によりさらに不要になったアドレスをフリーアドレスとしてリスト形式でつなぐ例を説明する図である。
【図13】 本発明の画像処理装置において不要になったアドレスをリスト形式で接続したブロックを再利用する例を説明する図である。
【図14】 本発明の画像処理装置において、6つのリスト形式の領域を使用した例を説明する図である。
【図15】 本発明の画像処理装置の圧縮ページメモリに画像データまたは符号データを取り込むまでのフロー図である。
【図16】 図15の本発明の画像処理装置の圧縮ページメモリに画像データまたは符号データを取り込むまでのフローチャートのS60、S70の詳細動作のフロー図である。
【図17】 図15の本発明の画像処理装置の圧縮ページメモリに画像データまたは符号データを取り込むまでのフローチャートのS110、S130の詳細動作のフロー図である。
【図18】 従来例の画像処理装置を示す構成図である。
【図19】 従来例の画像処理装置の圧縮ページメモリ部の構成図である。
【図20】 従来例の画像処理装置の空メモリ領域管理部の構成図である。
【符号の説明】
10 画像入力部
20 上書き処理部
30 小領域バッファ
40 符号化部
50 圧縮ページメモリ
60 アドレス制御部
70 空メモリ領域管理部
71 固定領域データオーバー検知部
72 メモリ読み書きアドレスセレクト
73 空情報管理テーブル制御部
74 空情報管理テーブル
75 拡張アドレス発生部
76 ブロック拡張アドレス管理テーブル
80 復号部
90 出力切換え部
100 画像出力部
110 入力画像データ
120 処理画像データ
130 処理画像データ
131 処理画像データ
140 符号データ
150 格納符号データ
151 格納画像データ
160 メモリアドレス制御信号
170 空メモリ情報信号
171 領域オーバーフローフラグ
172 固定領域メモリアドレス
173 空情報管理テーブル制御信号
174 空情報領域信号
175 拡張指定アドレス
176 拡張指定アドレス
180 復号画像データ
190 出力画像データ
191 復号画像データ

Claims (9)

  1. 画像を入力する画像入力手段と、画像入力手段に入力された入力画像を複数の小領域に分割する小領域分割手段と、小領域分割手段における分割により生成された小領域毎の画像データを可変長符号化手法により符号形態の圧縮画像データに圧縮する圧縮手段と、圧縮手段によって圧縮した前記小領域毎の圧縮画像データを個々の小領域に対応させて記憶する記憶手段と、画像の任意の画素位置に対応させて前記記憶手段上のアドレスを特定するアドレス設定手段とを具備した画像処理装置であって、
    前記小領域分割手段は入力画像の輪郭領域に位置する小領域を前記記憶手段の自由領域に非圧縮画像データを格納する対象として選択する構成を有し、
    前記記憶手段は、前記入力画像を分割した小領域の各々に対応して予め格納位置と容量とを規定した固定領域ブロックの各々に前記小領域の符号形態の圧縮画像データを格納する構成とした複数の固定領域ブロックからなる固定領域と、前記固定領域内における固定領域ブロック容量を越える残りの符号形態の圧縮画像データである追加符号データ、および前記一部の小領域の非圧縮画像データを格納する複数の自由領域ブロックからなる自由領域とを有し、前記自由領域に前記小領域分割手段によって選択された入力画像の輪郭領域に位置する小領域の非圧縮画像データを格納する構成を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記憶手段は、前記小領域に対応する追加符号データまたは非圧縮画像データの少なくともいずれかが前記自由領域に格納されている場合、当該小領域の圧縮画像データを格納した前記固定領域内の前記固定領域ブロック内に、当該小領域の追加符号データまたは非圧縮画像データの前記自由領域における格納位置を示すアドレス情報を記憶する構成を有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記記憶手段は、前記小領域の圧縮画像データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号データおよび非圧縮画像データが前記自由領域内に格納されているか否かを示すコントロール情報を記憶する構成を有することを特徴とする請求項1乃至2いずれかに記載の画像処理装置。
  4. 前記記憶手段は、前記小領域の圧縮画像データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号データおよび非圧縮画像データが前記自由領域内のいくつの自由領域ブロックを使用して格納されているかを示す自由領域格納ブロック数情報を記憶する構成を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記記憶手段は、前記自由領域内における非連続の自由領域ブロックをポインタによって順次アクセス可能としたリスト形式のデータ格納形態で前記追加符号データまたは非圧縮画像データを格納する構成を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記アドレス制御部は、前記記憶手段の前記自由領域においてデータ格納可能な連続するデータ格納領域の残り領域が予め定められた境界を越えた場合に前記リスト形式のデータ格納形態に切り換える構成を有し、前記アドレス制御部は前記境界をフリーリスト使用境界として設定するとともに、前記自由領域においてリスト形式でデータを格納する際の先頭アドレスをフリーリスト始点アドレスとして指定する構成を有することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶手段は、前記小領域の圧縮画像データを格納する固定領域内の固定領域ブロックに、該固定領域ブロック内に格納された圧縮画像データに対応する小領域の追加符号データまたは非圧縮画像データが前記自由領域内において前記リスト形式の格納形態で格納されているか否かを示すリスト形式情報を記憶する構成を有することを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記アドレス設定手段により指定したアドレスに基づいて前記記憶手段から読み出された符号形態の圧縮画像データを画素形態の画像データに復号する復号手段と、
    前記復号手段によって復号された画像データ、または前記アドレス設定手段により指定したアドレスに基づいて前記記憶手段から読み出された非圧縮画像データのいずれか一方を選択して出力する出力切り換え手段と、
    前記出力切り換え手段において選択出力した画像データに対して、前記入力画像手段に入力された画像の上書きを行なう上書き処理手段とを有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の画像処理装置。
  9. 画像入力手段に入力された入力画像を複数の小領域に分割する小領域分割ステップと、
    前記小領域分割ステップにおいて生成された小領域毎の画像データを可変長符号化手法により符号形態の圧縮画像データに圧縮する圧縮ステップと、
    前記圧縮ステップによって圧縮した前記小領域毎の圧縮画像データを個々の小領域に対応させて記憶手段に記憶する記憶ステップとを有する画像処理方法において、
    前記記憶手段は前記小領域の各々に対応して予め格納位置と容量とを規定した固定領域と該固定領域とは異なる領域として設定された自由領域とを有し、前記記憶ステップは、前記固定領域内の記憶ブロックの各々に前記小領域の符号形態の圧縮画像データを格納し、前記固定領域内の記憶ブロック容量を越える残りの符号形態の圧縮画像データである追加符号データ、および一部の小領域の非圧縮画像データを前記自由領域に格納するステップによって構成され
    前記小領域分割ステップは、入力画像の輪郭領域に位置する小領域を前記記憶手段の自由領域に非圧縮画像データを格納する対象として選択する特定小領域選択ステップを含み、前記記憶手段は、前記自由領域に前記特定小領域選択ステップによって選択された入力画像の輪郭領域に位置する小領域の非圧縮画像データを格納することを特徴とする画像処理方法。
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