JP3119387B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP3119387B2
JP3119387B2 JP04074150A JP7415092A JP3119387B2 JP 3119387 B2 JP3119387 B2 JP 3119387B2 JP 04074150 A JP04074150 A JP 04074150A JP 7415092 A JP7415092 A JP 7415092A JP 3119387 B2 JP3119387 B2 JP 3119387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
band
images
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04074150A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05104786A (ja
Inventor
重忠 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP04074150A priority Critical patent/JP3119387B2/ja
Publication of JPH05104786A publication Critical patent/JPH05104786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3119387B2 publication Critical patent/JP3119387B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサや、デスクトップパブ
リシングシステムなどによって作成される1ページの情
報は、「文字」と、円や直線などの「図形」と、イメー
ジスキャナなどで生成される「画像」の3種類に大別さ
れる。この例について図3を用いて説明する。図3の3
01はワードプロセッサや、デスクトップパブリシング
システムなどで、作られる1ページのデータを表示した
例を示している。この「文字」「図形」「画像」は、3
02のようなコードとして次の処理に渡される。このと
き、「画像」のコードとして、カラーの多値画像であれ
ばADCTと呼ばれる画像圧縮方式が、用いられること
が多い。従来の手法では、コード化されたデータ302
は、出力する際に、1ページの全てのエリアを確保した
ページメモリ303にラスタイメージとして展開され
る。302のように、2つの「画像」コードを含む場合
でも、ページメモリを持っていることによって、1つの
ADCT処理ブロックが、第1の画像を展開した後に、
第2の画像を展開することができる。「文字」や「図
形」も、このページメモリに展開される。この1ページ
分のデータをプリンタエンジンに送り、出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらかかる上
述の例のように、ページメモリを持つと、大量のメモリ
が必要である。プリンタエンジンが低速度であれば、ペ
ージメモリとして、ハードディスク装置などを用いるこ
とも可能であるが高価なものとなる。例えば、400D
PIの解像度でC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イ
エロー)、K(ブラック)の4色で現像され、各色8ビ
ットの階調をもつプリンタでは、A4サイズでおよそ6
0MByteのRAMが必要である。そこで、図3の3
04に示すような、1ページを横方向のセグメントに分
割し、1セグメント分の大きさのバンドメモリによっ
て、コードを展開するシステムが考えられる。これによ
れば、ページをセグメントに分けることで、メモリを小
さくすることができる。しかし、図3で示しているよう
に、1ページに複数の「画像」が含まれている場合には
問題が生じ、従来は良好な処理が行えなかった。例えば
図4において、注目しているセグメント404におい
て、圧縮画像の伸長器が、図4の第1画像402を伸長
する場合、(尚402中のa、b、c、・・・はADC
T方式における8×8画素からなるブロックを意味して
いる)a、b、cのブロックが順次伸長され、fまで伸
長すると次は、gではなく第2画像404のjの部分を
伸長しなければならない。しかしながら、伸長の途中で
しかしながら、画像が第1画像から第2画像に変わるた
め、良好に伸長が行えないという問題が生じるという点
が発明者により見い出された。
【0004】
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、1画面内に含まれるべき第1、第2の画像にブ
ロック単位のDCTを含む圧縮処理を施して得られた、
各画像を表す圧縮データを、前記1画面を構成する各バ
ンド単位に伸長し、各バンド画像に展開する際に、前記
各画像の圧縮データの復号化、特に復号化の切り替え処
理を効率良く行うことを目的とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置によれば、1画面内に含まれる
べき第1、第2の画像(例えば本実施例における画像4
02、403に相当)にブロック単位のDCTを含む圧
縮処理(同じくDCT、量子化、ハフマンエンコードに
相当)を施して得られた、各画像を表す圧縮データを、
前記1画面を構成する各バンド単位(同じく1セグメン
トに相当)に伸長し、各バンド画像に展開するための画
像処理装置であって、前記各圧縮データに、前記圧縮処
理に対応する伸長処理を施す伸長手段(同じく、20
2、206、209等に相当)と、前記第1の画像を表
す圧縮データの前記伸長処理のための第1作業用記憶領
域(同じく、レジスタ、バッファ203或いは207等
における0番に相当)、及び前記第2の画像を表す圧縮
データの前記伸長処理のための第2作業用記憶領域(同
じく、レジスタ、バッファ203或いは207等におけ
る1番に相当)を含む記憶手段(同じく、レジスタ、バ
ッファ203或いは207等に相当)と、前記第1、第
2の画像の展開対象バンド(同じく、セグメント404
に相当)内に存在する部分(同じく、ブロックa〜f、
j〜l)を表す圧縮データに対し、前記第1、第2作業
用記憶領域を切り替え使用することにより、第1、第2
の画像の順で前記伸長処理を施すと共に、該展開対象バ
ンド内の第2の画像の伸長処理が終了し次バンド内の前
記第1の画像(同じく、ブロックg,h,i…)の伸長
が再開されるまで前記展開対象バンド内の第1の画像の
伸長処理が終了した際の状態を前記第1作業用記憶領域
に保持する様、制御する制御手段(同じく、ブロック検
出器212、切替え信号発生器213等に相当)とを有
することを特徴とする画像処理装置。
【0012】
【実施例】以下説明する本発明の好ましい実施例では、
ADCT画像圧縮伸長装置に、8×8画素ブロックの境
界を検出する手段と、複数個のハフマンテーブル、複数
個の量子化テーブル、複数個の同期合わせ用のFIF
O、複数個のDC成分保存レジスタなどの各種のレジス
タやバッファを持ち、これを伸長画像ごとに切替える手
段を持つことで、1つの伸長器によって、1セグメント
に含まれる複数の圧縮された画像データについての伸長
を可能とする様にした装置が開示される。即ちこの装置
においては1セグメントにかかる、複数の画像に関し
て、画像内の途中から途中までの圧縮データの伸長を可
能としている。これにより、バンドメモリによる複数の
圧縮された画像情報からラスタイメージの展開が可能と
なるがかかる実施例に本発明は限定されないものであ
る。
【0013】以下図面を用いて詳述する。
【0014】図3は、本発明の一実施例のシステムの動
作を説明するための図面であり、301はワードプロセ
ッサやDTPシステムなど、コンピュータ上で、編集し
ている1ページの情報を示している。コンピュータ内部
ではかかる1ページ分の画像情報は302に示すような
コードとして扱われている。コンピュータ内部で扱うコ
ードとさらにプリンタに出力するためのコードとが、違
っている場合も多いが、ここでは、同じものとして説明
をする。本発明は上述した違っている場合、同じもので
ある場合、いずれにも適用可能である。コード302で
は301にある各要素を示す記述がある。コード302
に示された例について説明する。まず描画すべき色がR
GB(0、0、0)によって黒を表わし、Circle
(600、300、100)で円を描画することを表わ
している。Image(…ADCT)data(ff、
ee、…)は、ADCT方式で圧縮された画像データで
あり、そのデータを示している。本実施例では例えば上
述した様なコード情報を、304のイメージ展開システ
ムによって、ラスタイメージとして展開し、プリンタエ
ンジンに転送し、305のようなプリントアウトを得
る。
【0015】図1は本発明の一実施例のラスタイメージ
展開システムのブロック図である。101のI/Fによ
り、コンピュータ側から、コードデータを受けとり、1
ページ分のコードデータは一旦、全て104のRAMに
格納される。102に示すROMにはコードデータをラ
スタイメージに展開するためのプログラムと文字のフォ
ントデータが格納されている。RAM104に格納され
ているデータの中で「文字」と「図形」を示すコマンド
については、103に示すCPUがROM102のプロ
グラムによって106のバンドメモリ上にラスターイメ
ージ展開を行う。一方RAM104に格納されているデ
ータの中で圧縮画像のコードは、105のADCT伸長
器によって、ラスタイメージに戻され、106のバンド
メモリに展開される。1セグメント分の展開が終了した
ら、ラスタイメージを108のプリンタエンジンにイン
ターフェース107を介して転送し、実際にプリントを
行い次にセグメントの展開を行う。105のADCT処
理ブロックの内部は図2のようになっている。
【0016】図2において201はCPU103とのデ
ータのやり取りを行うインターフェース、202はハフ
マンデコード/エンコードを行うブロック、203はか
かるハフマンデコード/エンコードのためのレジスタ、
バッファ、204はハフマンデコードのためのハフマン
テーブルを格納しておく部分、205はハフマンデコー
ドされたデータをストアするFIFO、206はハフマ
ンデコードされたデータを逆量子化する逆量子化器、2
07はかかる逆量子化のために用いられるレジスタ、バ
ッファ、208は逆量子化のために用いられる量子化テ
ーブルを格納しておく部分、209はIDCT(Inv
ert Discrate Cosine Trans
form)を行うブロック、210はかかるIDCTを
行うためのレジスタ、バッファ、211は伸長データを
バンドメモリに格納するためのインターフェース、21
2は本実施例におけるDCTブロック(8画素×8画素
からなる)を検出し、図4における画像1、画像2の切
り換点を判別するための8×8ブロック検出器、213
はかかるブロックの区切りから画像1、画像2の切換を
示す切換信号を発生する切換信号発生器である。
【0017】尚図2に示す各ブロックは上述の様な復号
化のための機能だけではなく、符号化のための機能も有
している。したがって図2においては211から201
のブロックへデータを転送すれば圧縮動作も行える。
尚、説明が前後するが本実施例におけるプリンタは例え
ばインクジェット記録を行うプリンタ、好ましくはVS
Pにおいて知られる様な膜沸騰により液滴を吐出するプ
リンタであってもよいし、又電子写真方式のプリンタで
あってもよい。
【0018】プリンタとして複走査方向に所定の幅に並
べられた複数記録エレメントを使用しかかる複数記録エ
レメントを主走査方向に移動させて一画面分の画像を記
録するプリンタを用いる場合には前述のバンドメモリの
幅を前記複数記録エレメントの幅よりも大きくすればよ
い。
【0019】次に本発明の実施例の動作について説明す
る。
【0020】図4に示すようにページ内に2つの「画
像」がある場合について、図2の動作を説明する。20
1のI/Fは図1の104のRAMから、図4の402
に示すimage1のaの部分に相当するような、ハフ
マンエンコードされているデータを取り出す。202の
ハフマン復号化器では、デコードをおこなう。このと
き、204のハフマンテーブルを参照するが、現在は4
02に示す画像1のデコードを行うためテーブル204
の0番を使う。このテーブルデータはデコードする画像
ごとに異なり、あらかじめCPUによって設定されてい
る。またデコード時に使われるレジスタやバッファは、
レジスタ、バッファ203の0番の部分を使用する。即
ち、例えばADCT方式で符号化される場合には各ブロ
ックの直交変換後のDC成分はDPCM圧縮してハフマ
ンエンコードされている。ハフマンデコーダ202によ
りもとの画像のDC成分とAC成分のデータが伸長さ
れ、FIFO205の0番に入る。逆量子化器206で
は、FIFO205に溜っているデータを読みだし、A
C成分のランレングスのデコードの後に、テーブル20
8に記憶されている量子化テーブルに従って、系数をか
ける。このときの量子化テーブルは0番を使うが、この
テーブルも画像1、画像2で同じとは限らず異なるテー
ブルを用い、あらかじめCPUによって設定されてい
る。また作業用のレジスタやバッファは、207の0番
を使用する。次に、209のIDCT(逆ディスクリー
トコサイン変換)器では逆量子化器の出力である8×8
の2次元の空間周波数データをもとの画像データに変換
する。ここでも作業のためのレジスタやバッファは21
0の0番を使用する。そしてI/F211によって、伸
長されたデータはバンドメモリ106へ出力される。ま
た212のブロック検出器は、8×8のブロックの境界
を検出している。現在伸長している画像が、セグメント
の終わりになったかどうかを判断している。すなわち、
図4のfのブロックを伸長したら、次は、g、h、i…
ではなく403の第2画像のjを伸長しなければならな
い。したがって212のブロック検出器からのブロック
境界信号を計数して切替え信号発生器213はセグメン
トの境界部分では、各部のレジスタやテーブルの番号を
0番から1番へ変更する信号を出す。このとき既に、ハ
フマン符号化器などでは、現在のセグメントの次のセグ
メントのデータのデコードを始めてしまっているが、切
替え時点までの状態は、0番に保持されるため、画像2
のデコードが、lのブロックが終了した時点で、0番に
もどって、画像1の伸長処理を再開することができる。
【0021】次に画像2の圧縮画像データのj、kから
lまでのブロックのデータが順次伸長され復号が行われ
る。
【0022】この場合、伸長に必要なパラメータは各レ
ジスタやテーブル番号の1番にストアされる。
【0023】画像2の注目セグメント404の伸長が行
われると次に注目セグメントが1バンド分変更され、再
び前述の画像1の伸長処理が行われる。
【0024】かかる動作をくり返せば複数圧縮画像のデ
ータをバンドメモリを用いて容易に伸長出来る。
【0025】又、ページ内の圧縮画像の配置される位置
が、任意に設定されている場合には、伸長画像の8×8
ブロックの境界が、セグメントの境界に一致していない
場合がおこりうる。次にかかる場合でも良好な処理を行
うことが出来る実施例について図5以降を用いて説明す
る。かかる実施例においては図2に示した実施例と構成
は共通している。図5の501は現在展開が行なわれて
いるセグメントを示し、502はこの次に展開がなされ
るセグメントを示している。画像1503は8×8のブ
ロックとセグメントの境界が一致しており、画像2 5
04は8×8ブロックとセグメントの境界が一致してい
ない場合を示している。画像2の中の505はセグメン
トにまたがるようなブロックを示しており、このような
ブロックを伸長した場合、現在のセグメントからはみ出
た部分のデータを保持するために、本実施例においては
バンドメモリ図1の大きさをセグメントの大きさより1
ブロックの幅だけ、大きく設定し、セグメント境界を越
えた部分のデータもそのまま、バンドメモリに書き込
む。そして、次のセグメントを展開する処理に入る直前
に、この1ブロック幅のデータを、バンドメモリの先頭
部分にデータ複写する。ただし、8×8ブロック境界と
セグメント境界が一致している圧縮画像データのみを伸
長する場合には、このデータ複写を行なわない。図7は
セグメントとバンドメモリの大きさを示す図である。図
7のようにバンドメモリは1ブロック幅すなわち8画素
分の幅だけ、セグメントの大きさよりも多くメモリを設
定しておく。図7の703は前述のフローの複写部分を
示す図である。ブロックの境界とセグメントの境界が一
致していない画像があると、コピーフラグがONにな
り、次のセグメントの展開に先だって、703の斜線部
へデータがコピーされる。
【0026】このようにすることで、主走査方向に複数
の画像が配置される場合の伸長動作を可能とするため
の、画像の途中から途中の伸長動作を可能とするため
に、同じ圧縮データを戻って2回伸長することなく、中
断した伸長動作の状態を保持し、再開するような伸長装
置を構成できる。
【0027】また本実施例ではADCT方式の圧縮方法
を採ったので図2に示した各レジスタ、ハフマンテーブ
ル、レジスタ、バッファ、量子化テーブルをストアする
テーブルとしたが圧縮方式が異なれば各レジスタ等の構
成は圧縮方式に応じて適宜変更する。例えば圧縮方式が
ベクトル量子化であり、復号用テーブルが画像によって
ことなるものである場合には、かかる画像に応じたパラ
メータをストアするレジスタを有するように構成すれば
よい。
【0028】また、以上の実施例では特にカラー画像の
処理について述べているが、カラー画像の処理に関して
はY,Cr,Cb等夫々の色成分に合わせて前述の各レ
ジスタ、各テーブルの段数が増加することになる。
【0029】尚、説明が前後するが図5以降を用いて説
明した実施例の動作について図6のフローチャートを用
いて更に説明を行う。
【0030】かかる実施例においてはバンドメモリは前
述した様に、図5の504のような画像でもセグメント
を越えた部分のデータをメモリに保持できる。そして、
1つのセグメントにかかる伸長を終えたら、バンドメモ
リのデータはプリンタエンジンへ送られ、次のセグメン
トの展開動作に入るが、このとき、プリンタ側へ送られ
るのは1ブロック幅の分は除いた大きさの部分すなわち
セグメントと同じ大きさである。続いて、1ブロック幅
の部分のデータは、703に示すように、バンドの先頭
部分の斜線で示した部分に複写される。
【0031】これらを、図6のフローチャートで説明す
る。これは、前述の説明のように、コードデータが、図
1の104のRAMに格納されているものとして、ここ
からコードを取り出して、バンドメモリ106に展開す
る動作についてのものである。まずステップ602は1
ブロック幅(8画素幅)のデータの複写をするかどうか
の判断部分である。最初のセグメントについては複写を
行なわないので、ステップ605へゆく、ステップ60
5はコードデータの取りだしを行なう。そして、取り出
されたコードに従って、バンドメモリへの展開処理を行
なう。コードが「文字」を表すものであれば、ステップ
606の文字の展開を行ない、コードが「図形」を表す
ものであれば、ステップ607の図形の展開を行ない、
「画像」を表すものであればステップ608の図形の展
開を行なう。それぞれのコードはバンドメモリへラスタ
イメージとして展開されたら、ステップ611の判断部
で、注目セグメントにかかるコードを全て展開したかを
判断し、残っている分があればステップ605へ戻って
動作を繰り返す。ここで、圧縮画像の展開に関しては、
ステップ609の部分でブロックの境界とセグメントの
境界が一致していない場合を判断し、もし一致していな
い場合はステップ610でコピーフラグを立てる。1つ
のセグメントにかかるデータを展開し終ったら、そのデ
ータをステップ612で、プリンタエンジンへ転送す
る。そして、ステップ613で全てのセグメントについ
ての動作が終えたかどうか、すなわち、1ページ分の展
開を終えたかどうかの判断をおこなう。ここではまだ、
第1セグメントの展開が終ったばかりであるから、ステ
ップ602へもどって、動作を繰り返す。第2のセグメ
ントに関してからは、前のセグメントの展開時にコピー
フラグが立っている場合があり、この場合はステップ6
02の判断部でステップ603へ進む。これは、ブロッ
クの境界とセグメントの境界が一致していない画像を展
開し、セグメントをはみ出た部分の処理をせよという、
コピーフラグ(図1の破線で示す)が立っている場合で
あり、はみ出た部分すなわち1ブロック幅のデータを、
バンドの先頭に複写する動作を行なう。そしてステップ
604でこのフラグをクリアして、ステップ605へ進
み、第2セグメントに関してのコードの取り出しと展開
を行なう。以上の動作をステップ613の判断部で1ペ
ージ分が終了するまで繰り返す。このように、フラグを
設けることで、展開画像中にブロック境界とセグメント
境界が不一致の画像が存在しない場合には、1ブロック
幅データの複写動作を行なわずにすむ。
【0032】このようにすることで、主走査方向に複数
の画像が配置される場合の伸長動作を可能とするため
の、画像の途中から途中の伸長動作を可能とするため
に、同じ圧縮データを、戻って2回伸長することなく、
中断した伸長動作の状態を保持し、再開するような伸長
装置を構成できる。
【0033】また、上記実施例では、常にバンドメモリ
106の先頭と各セグメントの先頭が一致するような構
成について述べたが、いわゆるリングバッファのように
してもよい。この場合は、複写動作が不必要になる。バ
ンドメモリとしてかかるリングバッファを用いた場合に
ついて図8を用いて説明する。図8のそれぞれは、バン
ドメモリ106でのデータの展開の様子である。点々の
分はセグメントの大きさのメモリ領域を示し、白い部分
はセグメントからはみ出た部分のメモリ容量、即ち1ブ
ロック幅の部分を示している。まず801に示す最初の
せぐめんとの展開時はバンドメモリの先頭が、セグメン
トの先頭と一致して、展開が行なわれる。次に、802
では、先ほどの801で、最後の部分の1ブロック幅の
部分の最上部(→)で示すをセグメントの先頭として、
2番目のセグメントの展開を行なう。この場合、バンド
メモリの終端は先頭と同じになっており、すなわちリン
グバッファの構成になっている。802に示されるよう
に、この場合では、セグメントの大きさの部分が2つに
分かれているように図示されるが、実際は連続してアク
セスできる。さらに3番目のセグメントの展開時には8
03のような位置((→)で示す)をセグメントの先頭
として展開がなされる。そして804の状態になったら
次は801の状態にもどって、以下これを繰り返す。
【0034】このようなリングバッファ構成では、ブロ
ック境界とセグメント境界が一致せず、セグメントをは
み出るブロックが存在しても、次のセグメントの展開を
バンドメモリの先頭をずらすことで、良好な伸長処理が
行える。
【0035】本発明はかかる実施例に限定されず、他の
方法であっても図5に示す様な8×8ブロックとセグメ
ントの境界の不一致を解決出来ればよい。
【0036】上述の例では図4に示す様に2つの画像が
主走査方向に並んだ場合を例にとって説明したが、本発
明はこれに限らず他の場合、主走査方向に3以上の複数
画像が並んだ場合にも同様にて適用することが出来る。
【0037】バンドメモリはラスタイメージ展開と、プ
リンタエンジン出力を同時に行なうために、いわゆるダ
ブルバッファ構成としてもよい。画像の圧縮方式は国際
標準のJPEG方式のADCT方式を想定しているが、
前述のようにこれに限るものではなく、他の符合化を用
いてもよい。
【0038】以上説明した本実施例に依れば複数個の参
照テーブルやレジスタやバッファなどにより、動作状態
を保持する手段と画素ブロックの境界を検出し、伸長画
像ごとに動作状態を切替える手段と、を持った圧縮画像
データの伸長装置によって、限定された大きさのバンド
メモリによって、複数の圧縮画像からなるページ情報を
展開できる。
【0039】上記の実施例においては圧縮された複数の
画像を伸長してバンド幅のメモリに展開する例について
説明したが、本発明はこれに限らずページメモリに展開
する場合でも同様に実施することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、1画
面内に含まれるべき第1、第2の画像にブロック単位の
DCTを含む圧縮処理を施して得られた、各画像を表す
圧縮データを、前記1画面を構成する各バンド単位に伸
長し、各バンド画像に展開する場合において、第1、第
2の画像を表す圧縮データの前記伸長処理のための第
1、第2作業用記憶領域を備え、前記第1、第2の画像
の展開対象バンド内に存在する部分を表す圧縮データに
対し、第1、第2作業用記憶領域を切り替え使用するこ
とにより、第1、第2の画像の順で伸長処理を施すと共
に、展開対象バンド内の第2の画像の伸長処理が終了し
次バンド内の第1の画像の伸長が再開されるまで上記展
開対象バンド内の第1の画像の伸長処理が終了した際の
状態を前記第1作業用記憶領域に保持する様にしたの
で、次バンドの伸長の再開がスムーズに行える様にな
り、各画像の圧縮データの復号化、特に復号化の切り替
え処理を効率良く行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、システムのブロック
図。
【図2】画像伸長ブロックの内部ブロック図。
【図3】本実施例の動作を従来方法との対比を示す図。
【図4】1ページ内に2つの画像がある場合の配置図。
【図5】ブロックの境界とセグメントの境界を示す図。
【図6】本実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図7】セグメントとバンドメモリの大きさを示す図。
【図8】本発明の別の実施例を説明するための図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/41 G06F 15/66 330A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B41J 21/00 B41J 29/38 G06T 9/00 H04N 1/41

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画面内に含まれるべき第1、第2の画
    像にブロック単位のDCTを含む圧縮処理を施して得ら
    れた、各画像を表す圧縮データを、前記1画面を構成す
    る各バンド単位に伸長し、各バンド画像に展開するため
    の画像処理装置であって、 前記各圧縮データに、前記圧縮処理に対応する伸長処理
    を施す伸長手段と、 前記第1の画像を表す圧縮データの前記伸長処理のため
    の第1作業用記憶領域、及び前記第2の画像を表す圧縮
    データの前記伸長処理のための第2作業用記憶領域を含
    む記憶手段と、 前記第1、第2の画像の展開対象バンド内に存在する部
    分を表す圧縮データに対し、前記第1、第2作業用記憶
    領域を切り替え使用することにより、第1、第2の画像
    の順で前記伸長処理を施すと共に、該展開対象バンド内
    の第2の画像の伸長処理が終了し次バンド内の前記第1
    の画像の伸長が再開されるまで前記展開対象バンド内の
    第1の画像の伸長処理が終了した際の状態を前記第1作
    業用記憶領域に保持する様、制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮処理には量子化処理が含まれ、
    前記伸長処理には逆量子化処理が含まれ、前記記憶手段
    における第1、第2の作業用記憶領域は、それぞれ前記
    第1、第2の画像を表す圧縮データを逆量子化処理する
    ための作業領域であることを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮処理にはハフマン符号化処理が
    含まれ、前記伸長処理にはハフマン復号化処理が含ま
    れ、前記記憶手段における第1、第2の作業用記憶領域
    は、それぞれ前記第1、第2の画像を表す圧縮データを
    ハフマン復号化するための作業領域であることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記圧縮データには、前記各ブロックのD
    CT後のDC成分をDPCM圧縮してからハフマン符号
    化されたデータが含まれることを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の画像を表す圧縮データ
    の伸長には、所定の格納手段における各々独立した格納
    領域に格納されたハフマンテーブルと量子化 テーブルが
    参照されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
JP04074150A 1991-03-29 1992-03-30 画像処理装置 Expired - Fee Related JP3119387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04074150A JP3119387B2 (ja) 1991-03-29 1992-03-30 画像処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6583291 1991-03-29
JP3-65832 1991-03-29
JP04074150A JP3119387B2 (ja) 1991-03-29 1992-03-30 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05104786A JPH05104786A (ja) 1993-04-27
JP3119387B2 true JP3119387B2 (ja) 2000-12-18

Family

ID=26406982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04074150A Expired - Fee Related JP3119387B2 (ja) 1991-03-29 1992-03-30 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3119387B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05104786A (ja) 1993-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2922680B2 (ja) 高解像コンピユータ・グラフイツクスの圧縮画像蓄積方法
CA2116143A1 (en) Method and apparatus for saving printer memory
EP0506482B1 (en) Image processing
JP2011071767A (ja) 画像処理装置及びその処理方法
JP2000278685A (ja) 可変長符号化バイナリ・ビットストリームの処理方法
JP2001136368A (ja) 画像併合方法
JP2830690B2 (ja) 画像処理装置
JPH04323060A (ja) 出力方法及び装置
JP3119387B2 (ja) 画像処理装置
JP3685234B2 (ja) 画像処理装置
JP4320497B2 (ja) 画像処理装置
JP3023215B2 (ja) 画像処理装置
JP3346051B2 (ja) 画像処理装置
US6069980A (en) Adaptive character image generation and synthesis
JP3211545B2 (ja) 画像処理装置
JP3120621B2 (ja) 画像処理装置
JP2020088694A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
KR102568052B1 (ko) 화상 신장장치, 그 제어방법 및 컴퓨터 프로그램
JP2001169120A (ja) 画像処理装置及びその方法、及び画像処理システム
JP2945553B2 (ja) 画像データの高速復元方法
US20060139693A1 (en) Printing system, computer readable medium recording a driver program, and printing device
JPH04215189A (ja) 画像記録装置
JP4423812B2 (ja) 描画処理装置および描画処理方法
JP4078747B2 (ja) 画像処理装置
JP4097585B2 (ja) 出力装置および印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000912

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees